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技術 記録装置

出願人 セイコーエプソン株式会社
発明者 森和紀
出願日 2016年3月18日 (5年1ヶ月経過) 出願番号 2016-054961
公開日 2017年9月21日 (3年7ヶ月経過) 公開番号 2017-165056
状態 特許登録済
技術分野 インクジェット(インク供給、その他)
主要キーワード 収容部側 中継ローラー 物理ゲル 流体噴射装置 フッ素コーティング 画素材料 液状金属 金属融液
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (20)

課題

液体吐出する記録ヘッドフラッシング可能な支持部に支持された媒体平面度を確保できる記録装置を提供する。

解決手段

記録装置は、搬送される用紙を支持する支持部60と、支持部と対向する位置に固定配置され、用紙にインクを用いて記録を行う記録ヘッドと、を備え、記録ヘッドは、インクを吐出するノズル列を複数有し、複数のノズル列は、記録ヘッドにおいて用紙の幅方向Xに並ぶよう配列され、支持部は、記録ヘッドのノズル列と対向する位置に、記録ヘッドがフラッシングを行うときにノズル列から吐出されたインクを受け入れ可能な打ち捨て部62を有する一方、記録ヘッドのノズル列と対向しない位置に、用紙を支持可能な支持面61を有し、打ち捨て部の少なくとも一部分には、支持面に対して傾斜する斜面64が設けられ、斜面は、支持面と連続して設けられ、支持面に向かって上昇するように傾斜している。

概要

背景

従来から、記録装置一種として、媒体の一例である用紙を支持する支持部と対向する位置にヘッド固定配置し、そのヘッドに設けられる複数のノズルから液体の一例であるインク吐出することで、支持部上を搬送される用紙に記録を行うインクジェット式プリンターが知られている。こうしたプリンターにおいては、ヘッドにおけるノズルのインク吐出特性を維持乃至回復すべくノズル内のインクを適宜排出する、所謂フラッシングを行う必要がある。特許文献1には、複数のノズルからなるノズル群を複数備えたヘッドと対向する支持部において、ヘッドに設けられた複数のノズル群同士の間隙と対向する位置に設けられた複数の突部により用紙を支持するプリンターが記載されている。このプリンターは、支持部においてヘッドのノズル群と対向する領域、すなわち支持部において突部同士の間となる領域に向けてインクを吐出することでフラッシングを行う。

概要

液体を吐出する記録ヘッドがフラッシング可能な支持部に支持された媒体の平面度を確保できる記録装置を提供する。記録装置は、搬送される用紙を支持する支持部60と、支持部と対向する位置に固定配置され、用紙にインクを用いて記録を行う記録ヘッドと、を備え、記録ヘッドは、インクを吐出するノズル列を複数有し、複数のノズル列は、記録ヘッドにおいて用紙の幅方向Xに並ぶよう配列され、支持部は、記録ヘッドのノズル列と対向する位置に、記録ヘッドがフラッシングを行うときにノズル列から吐出されたインクを受け入れ可能な打ち捨て部62を有する一方、記録ヘッドのノズル列と対向しない位置に、用紙を支持可能な支持面61を有し、打ち捨て部の少なくとも一部分には、支持面に対して傾斜する斜面64が設けられ、斜面は、支持面と連続して設けられ、支持面に向かって上昇するように傾斜している。

目的

本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、液体を吐出する記録ヘッドがフラッシング可能な支持部に支持された媒体の平面度を確保できる記録装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

搬送される媒体を支持する支持部と、前記支持部と対向する位置に固定配置され、前記支持部に支持される前記媒体に液体を用いて記録を行う記録ヘッドと、を備え、前記記録ヘッドは、前記液体を吐出する複数のノズルからなるノズル列を複数有し、複数の前記ノズル列は、前記記録ヘッドにおいて前記媒体の搬送方向と交差する幅方向に並ぶよう配列され、前記支持部は、前記記録ヘッドの前記ノズル列と対向する位置に、前記記録ヘッドがフラッシングを行うときに前記ノズル列から吐出された前記液体を受け入れ可能な打ち捨て部を有する一方、前記記録ヘッドの前記ノズル列と対向しない位置に、前記媒体を支持可能な支持面を有し、前記打ち捨て部の少なくとも一部分には、前記支持面に対して傾斜する斜面が設けられ、前記斜面は、前記支持面と連続して設けられ、前記支持面に向かって上昇するように傾斜していることを特徴とする記録装置

請求項2

前記支持面は、前記打ち捨て部から上方に向けて延びる突部の上面で構成され、前記斜面は、前記搬送方向において前記突部の上流側となる位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。

請求項3

前記斜面は、前記搬送方向において前記突部の下流側となる位置にも設けられていることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。

請求項4

前記記録ヘッドがフラッシングを行うことにより前記ノズル列から吐出された前記液体を収容する収容部をさらに備え、前記打ち捨て部には、前記収容部に向けて前記液体を通過させる貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。

請求項5

前記打ち捨て部には、前記斜面に吐出された前記液体を前記収容部へ導くための溝が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。

請求項6

前記溝は、前記斜面側から前記収容部側に向けて、前記溝の幅が小さくなるよう設けられていることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。

請求項7

前記斜面において前記搬送方向の上流側となる端部には、前記貫通孔よりも小さく開口する細隙が設けられ、前記細隙は前記収容部と連通していることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。

請求項8

前記記録ヘッドには、複数の前記ノズル列からなるノズル群が複数設けられ、前記打ち捨て部は、一の前記ノズル群が対向する位置にそれぞれ独立して設けられていることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。

請求項9

前記貫通孔は、前記打ち捨て部において前記搬送方向における中央位置であって且つ前記幅方向における中央位置に設けられることを特徴とする請求項8に記載の記録装置。

請求項10

前記貫通孔は、前記打ち捨て部において前記搬送方向で上流側寄りの位置であって且つ前記幅方向における中央位置に設けられることを特徴とする請求項8に記載の記録装置。

請求項11

前記支持部において少なくとも前記斜面は撥水性を有することを特徴とする請求項1乃至請求項10のうち何れか一項に記載の記録装置。

技術分野

0001

本発明は、例えばインクジェット式プリンターなどの記録装置に関する。

背景技術

0002

従来から、記録装置の一種として、媒体の一例である用紙を支持する支持部と対向する位置にヘッド固定配置し、そのヘッドに設けられる複数のノズルから液体の一例であるインク吐出することで、支持部上を搬送される用紙に記録を行うインクジェット式プリンターが知られている。こうしたプリンターにおいては、ヘッドにおけるノズルのインク吐出特性を維持乃至回復すべくノズル内のインクを適宜排出する、所謂フラッシングを行う必要がある。特許文献1には、複数のノズルからなるノズル群を複数備えたヘッドと対向する支持部において、ヘッドに設けられた複数のノズル群同士の間隙と対向する位置に設けられた複数の突部により用紙を支持するプリンターが記載されている。このプリンターは、支持部においてヘッドのノズル群と対向する領域、すなわち支持部において突部同士の間となる領域に向けてインクを吐出することでフラッシングを行う。

先行技術

0003

特開2004−9667号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、特許文献1のプリンターの場合、支持部は、ヘッドに設けられたノズル群同士の間隙と対向する部分(突部)のみで用紙を支持することになるため、支持部上を搬送される用紙の姿勢を一定に維持できない虞がある。支持部上において用紙が傾いたり撓んだりすると、ヘッドのノズルから吐出されるインクの用紙に対する着弾位置がずれてしまい、記録品質に影響する虞がある。

0005

本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、液体を吐出する記録ヘッドがフラッシング可能な支持部に支持された媒体の平面度を確保できる記録装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する記録装置は、搬送される媒体を支持する支持部と、前記支持部と対向する位置に固定配置され、前記支持部に支持される前記媒体に液体を用いて記録を行う記録ヘッドと、を備え、前記記録ヘッドは、前記液体を吐出する複数のノズルからなるノズル列を複数有し、複数の前記ノズル列は、前記記録ヘッドにおいて前記媒体の搬送方向と交差する幅方向に並ぶよう配列され、前記支持部は、前記記録ヘッドの前記ノズル列と対向する位置に、前記記録ヘッドがフラッシングを行うときに前記ノズル列から吐出された前記液体を受け入れ可能な打ち捨て部を有する一方、前記記録ヘッドの前記ノズル列と対向しない位置に、前記媒体を支持可能な支持面を有し、前記打ち捨て部の少なくとも一部分には、前記支持面に対して傾斜する斜面が設けられ、前記斜面は、前記支持面と連続して設けられ、前記支持面に向かって上昇するように傾斜している。

0007

この構成によれば、支持部の支持面を搬送される媒体の一部が、たとえ打ち捨て部に落ち込んだとしても、打ち捨て部に設けられる斜面により媒体を支持できる。すなわち、支持部において記録ヘッドのノズル列と対向する位置であっても、媒体の支持に寄与することができる。したがって、液体を吐出する記録ヘッドがフラッシング可能な支持部に支持された媒体の平面度を確保できる。

0008

上記記録装置において、前記支持面は、前記打ち捨て部から上方に向けて延びる突部の上面で構成され、前記斜面は、前記搬送方向において前記突部の上流側となる位置に設けられていることが好ましい。

0009

この構成によれば、搬送される媒体の先端が突部に引っ掛かってしまう虞を低減できる。
上記記録装置において、前記斜面は、前記搬送方向において前記突部の下流側となる位置にも設けられていることが好ましい。

0010

この構成によれば、搬送される媒体の後端が打ち捨て部に落ち込んだとしても、突部の下流側となる位置に設けられている斜面により支持することができる。
上記記録装置においては、前記記録ヘッドがフラッシングを行うことにより前記ノズル列から吐出された前記液体を収容する収容部をさらに備え、前記打ち捨て部には、前記収容部に向けて前記液体を通過させる貫通孔が設けられていることが好ましい。

0011

この構成によれば、支持部の打ち捨て部に吐出された液体を収容部が収容することにより、記録装置を長期間に亘って使用し続けることができる。
上記記録装置において、前記打ち捨て部には、前記斜面に吐出された前記液体を前記収容部へ導くための溝が設けられていることが好ましい。

0012

この構成によれば、斜面に吐出された液体を回収し易くできる。
上記記録装置において、前記溝は、前記斜面側から前記収容部側に向けて、その溝の幅が小さくなるよう設けられていることが好ましい。

0013

この構成によれば、溝の毛細管現象によって、斜面に吐出された液体をさらに回収し易くできる。
上記記録装置において、前記斜面において前記搬送方向の上流側となる端部には、前記貫通孔よりも小さく開口する細隙が設けられ、前記細隙は前記保持部と連通していることが好ましい。

0014

この構成によれば、斜面に吐出された液体を回収し易くできる。
上記記録装置において、前記記録ヘッドには、複数の前記ノズル列からなるノズル群が複数設けられ、前記打ち捨て部は、一の前記ノズル群が対向する位置にそれぞれ独立して設けられていることが好ましい。

0015

この構成によれば、打ち捨て部に吐出された液体を、それぞれの貫通孔を介して回収することができる。
上記記録装置において、前記貫通孔は、前記打ち捨て部において前記搬送方向における中央位置であって且つ前記幅方向における中央位置に設けられることが好ましい。

0016

この構成によれば、たとえば、ポンプなどによって貫通孔を介して吸引を行う構成において、空気中に漂う液体の飛沫等を効率よく回収できる。
上記記録装置において、前記貫通孔は、前記打ち捨て部において前記搬送方向で上流側寄りの位置であって且つ前記幅方向における中央位置に設けられることが好ましい。

0017

この構成によれば、打ち捨て部に媒体が引っ掛かる虞を低減できる。
上記記録装置において、前記支持部において少なくとも前記斜面は撥水性を有することが好ましい。

0018

この構成によれば、フラッシングによって斜面に吐出された液体がすばやく流れるため、搬送される媒体が斜面に接触した際に、媒体が汚損される虞を低減できる。

図面の簡単な説明

0019

第一実施形態における記録装置を概略的に示す側面図。
ノズルの配列を示す記録ヘッドの下面図。
支持部の斜視図。
打ち捨て部とノズル列との位置関係を示す支持部の平面図。
支持部の平面図。
図5におけるA−A線矢視断面図。
第二実施形態における記録装置が有する支持部の斜視図。
第二実施形態における支持部の平面図。
図8におけるB−B線矢視断面図。
第三実施形態における記録装置が有する支持部の斜視図。
第三実施形態における支持部の平面図。
図11におけるC−C線矢視断面図。
第四実施形態における記録装置が有する記録ヘッドの下面図。
第四実施形態における支持部の斜視図。
第四実施形態における支持部の平面図。
第五実施形態における記録装置が有する記録ヘッドの下面図。
第五実施形態における支持部の斜視図。
第五実施形態における支持部の平面図。
第六実施形態における記録装置が有する支持部の斜視図。
第六実施形態における支持部の平面図。
図20におけるD−D線矢視断面図。
第七実施形態における記録装置が有する支持部の斜視図。
第七実施形態における支持部の平面図。
第八実施形態における記録装置が有する支持部の斜視図。
第八実施形態における支持部の平面図。
第九実施形態における記録装置が有する支持部の斜視図。
第九実施形態における支持部の平面図。
図27におけるE−E線矢視断面図。
第十実施形態における記録装置が有する支持部の斜視図。
第十実施形態における支持部の平面図。
第十一実施形態における記録装置が有する支持部の斜視図。
第十一実施形態における支持部の平面図。
第四実施形態の変更例を示す支持部の斜視図。
第四実施形態の変更例を示す支持部の平面図。
第五実施形態の変更例を示す支持部の斜視図。
第五実施形態の変更例を示す支持部の平面図。

実施例

0020

以下、記録装置の一種として、液体の一例であるインクを用いて媒体に記録を行うインクジェット式プリンターについて図面を参照して説明する。
(第一実施形態)
図1に示すように、第一実施形態における記録装置11は、媒体の一例である用紙Pを積層した状態で収容可能な用紙カセット20と、用紙カセット20に収容される用紙Pを搬送する搬送部30と、搬送部30に搬送される用紙Pを下方から支持する支持部60と、支持部60に支持された用紙Pに記録を行う記録ヘッド40とを備えている。なお、以下の説明において、用紙Pが支持部60上を搬送される方向(すなわち図1において右側から左側へ向かう方向)を用紙Pの搬送方向Yと規定し、この搬送方向Yと交差する方向を用紙Pの幅方向Xと規定する。

0021

搬送部30は、用紙カセット20内の最上位に位置する用紙Pを一枚ずつ送り出すピックアップローラー31と、ピックアップローラー31により送り出された用紙Pを支持部60に向けて搬送する搬送ローラー対32と、支持部60上を通過した用紙Pを排出する排出ローラー対33とを備える。すなわち、搬送ローラー対32は、搬送方向Yにおいて支持部60よりも上流側に設けられ、排出ローラー対33は、支持部60よりも下流側に設けられている。また、搬送部30は、用紙Pが搬送される搬送経路図1において一点鎖線で示す経路)において、ピックアップローラー31と搬送ローラー対32との間となる位置に設けられるガイド部34と中継ローラー対35とを備える。すなわち、ガイド部34が、ピックアップローラー31によって送り出された用紙Pを中継ローラー対35に向けてガイドし、中継ローラー対35が、ガイド部34によりガイドされた用紙Pを搬送ローラー対32へ向けて搬送する。

0022

用紙Pを搬送する搬送ローラー対32は、幅方向Xを軸線方向として、モーター36の駆動により回転される駆動ローラー37と、同じく幅方向Xを軸線方向として、駆動ローラー37の回転に従動回転する従動ローラー38とを備える。用紙Pを搬送する際、駆動ローラー37は、用紙Pに対して下方から接触し、従動ローラー38は、用紙Pに対して上方から接触する。すなわち、搬送ローラー対32は、駆動ローラー37と従動ローラー38とで用紙Pを上下に挟み込んだ状態で回転することで、用紙Pを搬送する。なお、排出ローラー対33及び中継ローラー対35も、同様の構成とされている。

0023

支持部60は、板状に構成され、記録ヘッド40と対向するその上面が、用紙Pに接触することで用紙Pを支持する支持面61とされている。また、支持部60には、記録ヘッド40から吐出されるインクを受け入れ可能とする打ち捨て部62が設けられている。なお、本実施形態における打ち捨て部62は、支持部60を上下に貫通する貫通孔63を備えている。そして、この支持部60の下方には、打ち捨て部62に吐出されたインクを収容する収容部50が設けられている。この収容部50は、支持部60の打ち捨て部62を構成する貫通孔63と連通する開口51をその上方に有し、開口51を通過したインクを収容可能な収容室52を有している。この収容室52には、たとえばスポンジなどのインク吸収材(不図示)が設けられている。また、収容部50は、空気中に浮遊するインクの飛沫等を、開口51を通じて収容室52に引き込むためのファン53を備えている。なお、このファン53は、支持部60上を用紙Pが搬送される際、打ち捨て部62を通じて用紙Pを吸引することで、用紙Pの安定的な搬送を可能としている。

0024

記録ヘッド40は、支持部60の上方であって且つ支持部60と対向する位置に固定配置されている。また、記録ヘッド40は、その下面である吐出面41に複数のノズル42が設けられ、ノズル42からインクを吐出することにより用紙Pに記録を行う。なお、この記録ヘッド40は、用紙Pの幅方向Xに亘って略同時にインクを吐出することが可能とされた長尺のヘッド、所謂ラインヘッドで構成されている。本実施形態における記録ヘッド40は、乾燥によるノズル42内のインクの粘度上昇や固着を避けるべく、ノズル42からインクを勢いよく吐出する動作、所謂フラッシングを適宜行う。このフラッシングにより、記録ヘッド40におけるインクの吐出特性が維持乃至回復される。すなわち、支持部60に設けられる打ち捨て部62は、フラッシングによって記録ヘッド40のノズル42から吐出されるインクを、記録ヘッド40から収容部50へと向かうように支持部60を通過させる。

0025

図2に示すように、記録ヘッド40の吐出面41には、複数のノズル42からなるノズル列43が複数設けられている。各ノズル列43は、幅方向Xに並んだ複数のノズル42により構成され、吐出面41において互いに平行となるよう配置されている。また、各ノズル列43は、搬送方向Yにおいて四列に分かれて配置され、幅方向Xにおいて所定の間隔をあけて配置されている。すなわち、記録ヘッド40の吐出面41に設けられるノズル列43は、幅方向Xに沿ってジグザグに並んだ配置とされている。また、吐出面41を搬送方向Yから見たときに、幅方向Xにおいて隣り合うノズル列43は、互いに一部が重なるように配置されている。すなわち、ノズル42は、吐出面41を搬送方向Yから見たときに、幅方向Xにおいて隙間なく連続して並んでいるように見える。

0026

図3及び図4に示すように、支持部60は、用紙Pの幅方向Xに亘って長尺に構成されている。そして、支持部60に設けられる打ち捨て部62は、記録ヘッド40のノズル列43と対向する位置に設けられている。本実施形態における打ち捨て部62は、支持部60において各ノズル列43と対向するそれぞれの位置を連なる態様とされている。すなわち、打ち捨て部62は、支持部60の搬送方向Yにおける中央寄りとなる位置において、記録ヘッド40の吐出面41に設けられるノズル列43の配列と同様に、幅方向Xに亘ってジグザグに延びるように設けられている。そして、フラッシングによりノズル42から吐出されたインクは、打ち捨て部62が有する貫通孔63を通過して収容部50に収容される。また、支持部60の上部において、打ち捨て部62が設けられていない部分、すなわち記録ヘッド40のノズル列43が対向しない位置には、用紙Pを支持する支持面61が設けられている。なお、この支持面61は、フラット平坦面である。

0027

図5及び図6に示すように、本実施形態における打ち捨て部62は、貫通孔63と、支持面61に対して傾斜する斜面64とを含んで構成されている。この斜面64は支持面61と連続して設けられ、搬送方向Yの上流側から下流側に向けて上昇するよう傾斜している。すなわち、斜面64は、支持面61に向けて上昇するよう傾斜している。また、斜面64の一部分であって、貫通孔63と隣り合う位置には、貫通孔63と同じく上下に延びる溝65が複数形成されている。この溝65は、斜面64から支持部60の下方に向かうにつれて、溝65の幅が小さくなるよう設けられている。そして、フラッシングによって記録ヘッド40から打ち捨て部62に吐出されたインクのうち、斜面64に吐出されたインクは、斜面64を伝って貫通孔63又は溝65に流れ込み、貫通孔63又は溝65を通過して収容部50に収容される。なお、支持部60において、少なくとも斜面64は、撥水性を有している。斜面64に撥水性を付与する手段として、たとえばフッ素系樹脂など撥水性に優れる材料で構成する他に、フッ素コーティングなどがある。

0028

次に、上記のように構成された第一実施形態における記録装置11の作用について説明する。
図4及び図5に示すように、第一実施形態における支持部60には、記録ヘッド40のノズル列43が対向する位置に打ち捨て部62が設けられ、それ以外の位置に用紙Pを支持するための支持面61が設けられている。ここで、支持部60上を用紙Pが搬送される際、その搬送途中で用紙Pの端部が打ち捨て部62上に位置することがある。通常、このような場合には、用紙Pの端部が打ち捨て部62に落ち込んでしまい、支持部60に支持される用紙Pが傾いたり撓んだりして姿勢が崩れてしまう虞がある。

0029

この点、本実施形態における支持部60は、打ち捨て部62に設けられる斜面64により、打ち捨て部62上に位置する用紙Pの端部を支持可能とされている。すなわち、支持部60は、支持面61だけでなく、打ち捨て部62の一部である斜面64が用紙Pの支持に寄与するため、用紙Pの姿勢を一定に維持し易い構成とされている。換言すると、斜面64を備えない支持部60と比較して、本実施形態における支持部60は、用紙Pの支持に寄与する領域を増やすことができるため、用紙Pの平面度を確保し易い構成とされている。なお、斜面64は撥水性を有しているため、フラッシングの際にインクが斜面64に吐出されていたとしても、インクが斜面64に滞留し難い。すなわち、斜面64が用紙Pを支持する際、用紙Pを汚損する虞が小さい。

0030

上記第一実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)支持部60の支持面61を搬送される用紙Pの一部が、たとえ打ち捨て部62に落ち込んだとしても、打ち捨て部62に設けられる斜面64により用紙Pを支持できる。すなわち、支持部60において記録ヘッド40のノズル列43と対向する位置であっても、用紙Pの支持に寄与することができる。したがって、インクを吐出する記録ヘッド40がフラッシング可能な支持部60に支持された用紙Pの平面度を確保できる。

0031

(2)支持部60の打ち捨て部62に吐出されたインクを収容部50が収容することにより、記録装置11を長期間に亘って使用し続けることができる。
(3)溝65により、斜面64に吐出されたインクを回収し易くできる。

0032

(4)溝65の毛細管現象により、斜面64に吐出されたインクをさらに回収し易くできる。
(5)斜面64が撥水性を有することにより、フラッシングによって斜面64に吐出されたインクがすばやく流れるため、搬送される用紙Pが斜面64に接触した際に、用紙Pが汚損される虞を低減できる。

0033

(第二実施形態)
次に、記録装置11の第二実施形態について説明する。第二実施形態における記録装置11は、用紙Pを支持する支持部60の構成が第一実施形態と異なり、その他の構成については第一実施形態と同様である。そのため、同じ構成を備える箇所については、その説明を省略する。

0034

図7図8及び図9に示すように、第二実施形態における支持部60には、打ち捨て部62の一部として、貫通孔63よりも搬送方向Yの開口幅が小さく開口する細隙66が設けられている。因みに、図8においては、斜面64の下端における幅方向Xの2箇所に貫通孔63は貫通形成されている。この細隙66は、貫通孔63と隣り合う位置であって、搬送方向Yにおいて斜面64の上流側となる位置に設けられ、貫通孔63と同様に支持部60を上下に貫通している。すなわち、斜面64に吐出されたインクは、斜面64を伝って貫通孔63又は細隙66に流れ込み、貫通孔63又は細隙66を通過して収容部50に収容される。貫通孔63だけでなく細隙66でもインクを収容部50に導出することが可能となることで、さらにインクを回収し易い構成とされている。

0035

上記第二実施形態によれば、上記(1)、(2)、(5)に加えて、以下の効果を得られる。
(6)貫通孔63に加えて細隙66を設けることにより、斜面64に吐出されたインクを回収し易くできる。

0036

(第三実施形態)
次に、記録装置11の第三実施形態について説明する。第一実施形態における記録装置11は、用紙Pを支持する支持部60の構成が第一実施形態と異なり、その他の構成については第一実施形態と同様である。そのため、同じ構成を備える箇所については、その説明を省略する。

0037

図10図11及び図12に示すように、第三実施形態における支持部60には、記録ヘッド40のノズル列43と対向する位置に、それぞれ独立した打ち捨て部62が設けられている。すなわち、打ち捨て部62が、記録ヘッド40の有するノズル列43と同じ数だけ支持部60に設けられている。それぞれの打ち捨て部62には、搬送方向Yの上流側から下流側に向けて上昇するよう傾斜する斜面64と、支持部60を上下に貫通する貫通孔63とが設けられている。なお、この場合の貫通孔63は開口形状が細隙状である。そして、この貫通孔63は、斜面64の上流側に設けられている。すなわち、斜面64に吐出されたインクは、斜面64を伝って貫通孔63に流れ込み、貫通孔63を通過して収容部50に収容される。なお、打ち捨て部62をそれぞれ独立して設けることで、支持面61の面積をより確保することが可能となる。

0038

上記第三実施形態によれば、上記(1)、(2)、(5)の効果に加え、以下の効果を得られる。
(7)打ち捨て部62に吐出されたインクを、それぞれの貫通孔63を介して回収することができる。

0039

(第四実施形態)
次に、記録装置11の第四実施形態について説明する。第四実施形態における記録装置11は、用紙Pを支持する支持部60及び用紙Pに記録を行う記録ヘッド40の構成が第一実施形態と異なり、その他の構成については第一実施形態と同様である。そのため、同じ構成を備える箇所については、その説明を省略する。

0040

図13に示すように、第四実施形態における記録ヘッド40には、幅方向Xに延びる複数のノズル列43からなるノズル群44が吐出面41に複数設けられている。このノズル群44は、搬送方向Yに四つ並んだノズル列43により構成されている。また、一のノズル群44を構成する各ノズル列43は、幅方向Xにおける長さがそれぞれ異なっていて、一のノズル群44の形状としては台形状になるよう設けられている。そして、台形状に設けられるノズル群44は、幅方向Xに沿って、その向きが順番に互い違いになるよう吐出面41に並んで配置されている。

0041

図14及び図15に示すように、この記録ヘッド40と対向する支持部60は、ノズル列43からなるノズル群44と対向する位置に、それぞれ独立した打ち捨て部62が設けられている。すなわち、打ち捨て部62が、記録ヘッド40の有するノズル群44と同じ数だけ支持部60に設けられている。打ち捨て部62は、支持部60の上部に開口する開口部67と、開口部67から支持部60を上下に貫通する貫通孔63とを備えている。なお、この開口部67は、ノズル群44の形状に合わせて、台形状に開口されている。

0042

また、貫通孔63は、この開口部67の中央、すなわち搬送方向Yにおける中央位置であって且つ幅方向Xにおける中央位置を貫通するよう設けられている。そして、この打ち捨て部62は、開口部67と貫通孔63によって漏斗状をなすように設けられている。すなわち、記録ヘッド40からこの打ち捨て部62に吐出されたインクは、開口部67の内周面を伝って貫通孔63に流れ込み、貫通孔63を通過して収容部50に収容される。

0043

なお、この開口部67の内周面は、貫通孔に向かって傾斜する四つの面で構成されている。すなわち、開口部67には、搬送方向Yにおいて上流側から下流側に向けて上昇するよう傾斜する斜面64が設けられている。そして、ノズル群44と対向しない位置、たとえばノズル群44同士の間隙と対向する位置には、用紙Pを支持する支持面61が設けられている。

0044

上記第四実施形態によれば、上記(1)、(2)、(5)、(7)に加え、以下の効果を得られる。
(8)たとえば、ポンプなどによって貫通孔63を介してインクの吸引を行う構成において、空気中に漂うインクの飛沫等を効率よく回収できる。

0045

(第五実施形態)
次に、記録装置11の第五実施形態について説明する。第五実施形態における記録装置11は、用紙Pを支持する支持部60及び用紙Pに記録を行う記録ヘッド40の構成が第四実施形態と異なり、その他の構成については第四実施形態と同様である。そのため、同じ構成を備える箇所については、その説明を省略する。

0046

図16に示すように、第五実施形態における記録ヘッド40の吐出面41には、幅方向X及び搬送方向Yと交差する方向(すなわち斜め方向)に向けて延びる複数のノズル列43が設けられている。これらのノズル列43は、互いに平行に設けられ、幅方向Xにおいて所定の間隔をあけて配置されている。そして、吐出面41には、この複数のノズル列43からなるノズル群44が、吐出面41に複数設けられている。ノズル群44は、幅方向Xに並ぶ四つのノズル列43により構成されている。すなわち、ノズル群44は、幅方向Xに沿って吐出面41に並んで配置されている。

0047

図17及び図18に示すように、この記録ヘッド40と対向する支持部60は、ノズル列43からなるノズル群44と対向する位置に、それぞれ独立した打ち捨て部62が設けられている。すなわち、打ち捨て部62が、記録ヘッド40の有するノズル群44と同じ数だけ支持部60に設けられている。打ち捨て部62は、支持部60の上部に開口する開口部67と、開口部67から支持部60を上下に貫通する貫通孔63とを備えている。なお、開口部67は、ノズル群44の形状に合わせて開口されている。そして、記録ヘッド40からこの打ち捨て部62に吐出されたインクは、開口部67の内周面を伝って貫通孔63に流れ込み、貫通孔63を通過して収容部50に収容される。なお、この開口部67の内周面は、貫通孔63から支持面61に向かって上昇するように傾斜する四つの面で構成されている。すなわち、開口部67には、搬送方向Yにおいて上流側から下流側に向けて上昇するよう傾斜する斜面64が設けられている。

0048

上記第五実施形態によれば、上記(1)、(2)、(5)、(7)、(8)の効果を得られる。
(第六実施形態)
次に、記録装置11の第六実施形態について説明する。第一実施形態における記録装置11は、用紙Pを支持する支持部60の構成が第一実施形態と異なり、その他の構成については第四実施形態と同様である。そのため、同じ構成を備える箇所については、その説明を省略する。

0049

図19図20及び図21に示すように、第六実施形態における支持部60は、薄板状のベース68を有している。このベース68には、ベース68の上面69から上方に向けて突出するように延びる複数のリブ(突部)70が設けられ、リブ70の上面により用紙Pが支持される。支持部60において、これらのリブ70は、幅方向Xにおいて所定の間隔をあけて並び、搬送方向Yに沿って並ぶよう配置されている。また、リブ70において、搬送方向Yの上流側となる部分には、リブ70の上面と連続し、リブ70の上面からベース68の上面69に向かうよう傾斜する斜面64が設けられている。この斜面64は、搬送方向Yの上流側から下流側に向けて上昇するよう傾斜している。

0050

この支持部60は、用紙Pを支持する支持面61と、フラッシングの際に記録ヘッド40のノズル42から吐出されたインクを受け入れ可能な打ち捨て部62とを備えている。すなわち、第六実施形態における支持部60においては、リブ70の上面が支持面61とされ、リブ70の斜面64及びベース68の上面69が打ち捨て部62とされている。なお、この支持面61は、それぞれ同一の高さ位置となるよう設けられている。記録ヘッド40がフラッシングを行う際には、ベース68の上面69及び斜面64に向けてインクが吐出される。そして、斜面64に吐出されたインクは、斜面64を伝ってベース68の上面69に流れ込み、ベース68の上面69から収容部50に流れ出ることで、収容部50に収容される。なお、支持部60の上部において、搬送方向Yの上流側となる縁には、リブ70の縁が面取りされることで形成された面取り部71が設けられている。この面取り部71により、搬送経路から搬送される用紙Pの先端が支持部60に引っ掛かってしまう虞が低減される。

0051

上記第六実施形態によれば、上記(1)、(2)、(5)の効果に加えて、以下の効果が得られる。
(9)搬送方向Yにおいてリブ70の上流側に斜面64を設けることで、搬送される用紙Pの先端がリブ70に引っ掛かってしまう虞を低減できる。

0052

(第七実施形態)
次に、記録装置11の第七実施形態について説明する。第七実施形態における記録装置11は、用紙Pを支持する支持部60の構成が第六実施形態と異なり、その他の構成については第六実施形態と同様である。そのため、同じ構成を備える箇所については、その説明を省略する。

0053

図22及び図23に示すように、第七実施形態における支持部60は、用紙Pの幅方向X及び搬送方向Yの両方向と交差する方向(すなわち斜め方向)に延びるリブ70が、ベース68の上面69に複数設けられている。複数設けられるリブ70は、幅方向Xに並んで設けられ、延びる方向が順番に互い違いになるようベース68の上面69に配置されている。そして、このリブ70には、用紙Pを支持する支持面61と、リブ70の上面である支持面61からベース68の上面69に向けて傾斜する斜面64が設けられている。

0054

斜面64は、斜めに延びるリブ70においてその斜め方向をリブ70の中心線としたとき、この中心線を挟んで搬送方向Yの上流側を向く側に設けられ、搬送方向Yの上流側から下流側に向けてベース68の上面69から支持面61へ上昇するよう傾斜している。すなわち、斜面64は、搬送方向Yにおいてリブ(突部)70の上流側に設けられているといえる。また、支持部60の上部であって、搬送方向Yの上流側となる縁には、リブ70の縁が面取りされた面取り部71が設けられている。

0055

上記第七実施形態によれば、上記(1)、(2)、(5)、(9)の効果を得られる。
(第八実施形態)
次に、記録装置11の第八実施形態について説明する。第八実施形態における記録装置11は、用紙Pを支持する支持部60の構成が第七実施形態と異なり、その他の構成については第七実施形態と同様である。そのため、同じ構成を備える箇所については、その説明を省略する。

0056

図24及び図25に示すように、第八実施形態における支持部60は、用紙Pの幅方向X及び搬送方向Yの両方向と交差する方向(すなわち斜め方向)に延びるリブ70が、ベース68の上面69に複数設けられている。複数設けられるリブ70は、幅方向Xに並んで設けられ、延びる方向が互いに平行となるようベース68の上面69に配置されている。そして、このリブ70には、用紙Pを支持する支持面61と、リブ70の上面である支持面61からベース68の上面69に向けて傾斜する斜面64が設けられている。斜面64は、斜めに延びるリブ70においてその斜め方向をリブ70の中心線としたとき、この中心線を挟んで搬送方向Yの上流側を向く側に設けられて、搬送方向Yに沿ってベース68の上面69からリブ70の支持面61に向かって上昇するよう傾斜している。すなわち、斜面64は、搬送方向Yにおいてリブ(突部)70の上流側に設けられているといえる。

0057

上記第八実施形態によれば、上記(1)、(2)、(5)、(9)の効果を得られる。
(第九実施形態)
次に、記録装置11の第九実施形態について説明する。第九実施形態における記録装置11は、用紙Pを支持する支持部60の構成が第六実施形態と異なり、その他の構成については第六実施形態と同様である。そのため、同じ構成を備える箇所については、その説明を省略する。

0058

図26図27及び図28に示すように、第九実施形態における支持部60は、薄板状のベース68を有している。このベース68には、ベース68の上面69から上方に向けて突出するように延びるリブ(突部)70が複数設けられ、リブ70の上面である支持面61により用紙Pが支持される。リブ70において、搬送方向Yの上流側及び下流側となる部分には、支持面61からベース68の上面69に向かうよう傾斜する斜面64が設けられている。換言すると、搬送方向Yにおいてリブ70の上流側に設けられる斜面64は、上流側から下流側に向けて上昇するよう傾斜していて、リブ70の下流側に設けられる斜面64は、上流側から下流側に向けて下降するよう傾斜している。なお、この斜面64は、何れも打ち捨て部62の一部を構成している。

0059

上記第九実施形態によれば、上記(1)、(2)、(5)、(9)の効果に加えて、以下の効果を得られる。
(10)搬送される用紙Pの後端が打ち捨て部62に落ち込んだとしても、リブ70の下流側となる位置に設けられている斜面64により支持することができる。

0060

(第十実施形態)
次に、記録装置11の第十実施形態について説明する。第十実施形態における記録装置11は、用紙Pを支持する支持部60の構成が第七実施形態と異なり、その他の構成については第七実施形態と同様である。そのため、同じ構成を備える箇所については、その説明を省略する。

0061

図29及び図30に示すように、第十実施形態における支持部60は、用紙Pの幅方向X及び搬送方向Yの両方向と交差する方向(すなわち斜め方向)に延びるリブ70が、ベース68の上面69に複数設けられている。複数設けられるリブ70は、幅方向Xに並んで設けられ、延びる方向が順番に互い違いになるようベース68の上面69に配置されている。そして、このリブ70には、用紙Pを支持する支持面61と、リブ70の上面である支持面61からベース68の上面69に向けて傾斜する斜面64が設けられている。

0062

斜面64は、斜めに延びるリブ70においてその斜め方向をリブ70の中心線としたとき、この中心線を挟んで搬送方向Yの上流側を向く側及び下流側を向く側にそれぞれ設けられている。すなわち、斜面64は、搬送方向Yにおいてリブ70の上流側及び下流側に設けられているといえる。そして、搬送方向Yにおいてリブ70の上流側に設けられる斜面64は、上流側から下流側に向けて上昇するよう傾斜していて、リブ70の下流側に設けられる斜面64は、上流側から下流側に向けて下降するよう傾斜している。また、支持部60の上部であって、搬送方向Yの上流側となる縁には、リブ70の縁が面取りされた面取り部71が設けられている。

0063

上記第十実施形態によれば、上記(1)、(2)、(5)、(9)、(10)の効果を得られる。
(第十一実施形態)
次に、記録装置11の第十一実施形態について説明する。第十一実施形態における記録装置11は、用紙Pを支持する支持部60の構成が第八実施形態と異なり、その他の構成については第八実施形態と同様である。そのため、同じ構成を備える箇所については、その説明を省略する。

0064

図31及び図32に示すように、第十一実施形態における支持部60は、用紙Pの幅方向X及び搬送方向Yの両方向と交差する方向(すなわち斜め方向)に延びるリブ70が、ベース68の上面69に複数設けられている。複数設けられるリブ70は、幅方向Xに並んで設けられ、延びる方向が互いに平行となるようベース68の上面69に配置されている。そして、このリブ70には、用紙Pを支持する支持面61と、支持面61からベース68の上面69に向けて傾斜する斜面64が設けられている。

0065

斜面64は、斜めに延びるリブ70においてその斜め方向をリブ70の中心線としたとき、この中心線を挟んで搬送方向Yの上流側を向く側及び下流側を向く側に設けられている。すなわち、斜面64は、搬送方向Yにおいてリブ70の上流側及び下流側に設けられているといえる。そして、搬送方向Yにおいてリブ70の上流側に設けられる斜面64は、上流側から下流側に向けて上昇するよう傾斜していて、リブ70の下流側に設けられる斜面64は、上流側から下流側に向けて下降するよう傾斜している。

0066

上記第十一実施形態によれば、上記(1)、(2)、(5)、(9)、(10)の効果を得られる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。また、以下の変更例は適宜組み合わせてもよい。

0067

図33及び図34に示すように、上記第四実施形態において、貫通孔63の位置を搬送方向Yにおいて中央位置から上流側寄りとなる位置に変更してもよい。
また、図35及び図36に示すように、上記第五実施形態においても、同様に貫通孔63の位置をやや上流側寄りとなる位置に変更してもよい。これらの変更例によれば、上記(1)、(2)、(5)、(7)の効果に加え、以下の効果を得られる。

0068

(11)打ち捨て部62の中央に貫通孔63を設ける構成と比べて、搬送方向Yの上流側から下流側に向けて上昇するように傾斜する斜面64が、緩やかな角度で設けられるため、打ち捨て部62に用紙Pが引っ掛かる虞を低減できる。

0069

・上記各実施形態において、支持面61の下流側にだけ斜面64を設ける構成としてもよい。
・上記第二及び第三実施形態において、打ち捨て部62に溝65を設けてもよい。

0070

・上記第六乃至第十一実施形態において、打ち捨て部62を構成するベース68の上面69及び斜面64の一部に、貫通孔63や細隙66を設けてもよい。
・上記各実施形態において、収容部50に替えて、打ち捨て部62にインク吸収材を設ける構成としてもよい。

0071

・上記各実施形態において、記録装置11が記録を行う媒体は、用紙Pに限らない。たとえば、布帛プラスチックフィルムなどでもよい。
・上記各実施形態において、記録装置11は、インク以外の他の流体(液体や、機能材料粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体ゲルのような流状体を含む)を噴射したり吐出したりして記録を行う流体噴射装置であってもよい。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンスディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材色材画素材料)などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を噴射して記録を行う液状体噴射装置であってもよい。また、ゲル(例えば物理ゲル)などの流状体を噴射する流状体噴射装置であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の流体噴射装置に本発明を適用することができる。なお、本明細書において「流体」とは、気体のみからなる流体を含まない概念であり、流体には、例えば液体(無機溶剤有機溶剤溶液液状樹脂液状金属金属融液)等を含む)、液状体、流状体などが含まれる。

0072

11…記録装置、40…記録ヘッド、42…ノズル、43…ノズル列、44…ノズル群、50…収容部、60…支持部、61…支持面、62…打ち捨て部、63…貫通孔、64…斜面、65…溝、66…細隙、70…リブ(突部)、P…用紙、X…幅方向、Y…搬送方向。

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