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技術 純金メッキ義歯とその製造法

出願人 河合康男河合恒夫
発明者 河合康男河合恒夫
出願日 2016年3月17日 (5年2ヶ月経過) 出願番号 2016-076150
公開日 2017年9月21日 (3年7ヶ月経過) 公開番号 2017-164445
状態 特許登録済
技術分野 歯科補綴
主要キーワード 接合面相互 メッキ処理用 接触個所 合成樹脂表面 合成樹脂被覆 補綴学 上顎義歯 製作法
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年9月21日)のものです。
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図面 (12)

課題

純金の持つ特性を生かし、装着感が良く、しっかり噛めて、長期間使用しても悪臭源にならない純金メッキ義歯とそれを製作する製造法を提供する。

解決手段

義歯床歯肉硬口蓋下の粘膜など舌が当たる個所裏装処理として純金メッキ5を施すもので、純金メッキ5の厚さを15〜50μmにすることによって貴金属の使用量を低減し、従来の純金を使用する義歯よりも価格を安くする。純金メッキ法、義歯床の製作法人工歯取付法を組み合せて、好ましい純金義歯を効率よく製造できる。

概要

背景

人体口腔内で使用される義歯の多くは、アクリル樹脂ポリカーボネート樹脂などの合成樹脂により製作されている。それらは安価で咬合圧に耐え、耐摩耗性に優れ、軟化変形しない、成形修理が簡単である、唾液食物不溶口腔粘膜刺激しないなどから歯科医療の定番材料として使用されている。

合成樹脂材料は、材料によって口腔内で長期間使用されると重合時の残留物質溶出して健康被害を与えることが知られている。また、長期間の使用により口腔内の水分が材料中に浸透し、義歯表面に付着した食物カスプラークと相まって義歯の表面に菌叢が形成され、粘膜に炎症を起こしたり、アレルギー発症させる原因になったり、悪臭発生源になることが知られている。

これを防止するため、夜間は義歯を外して就寝する、入れ歯洗浄剤などにより定期的に洗浄して清潔な状態に保つなどの対策が求められているが、大多数の人は十分な処置を行わず、常時、悪臭を発して嫌悪されたり、歯科医療が必要になったり、時には歯を失うことになっている。

社会高齢化が進む中、高齢者を中心に義歯を使用する人が年々増加している上、口腔ケア不足による口腔内疾病が増加し、歯科医療費が増加し続けている。このような状況下で、しっかりとした咀嚼ができ、プラークが付着し難く、洗浄が容易で、悪臭源にならず、歯科医療費を減少させることができる義歯の必要性が高まっている。

概要

純金の持つ特性を生かし、装着感が良く、しっかり噛めて、長期間使用しても悪臭源にならない純金メッキ義歯とそれを製作する製造法を提供する。義歯床歯肉硬口蓋下の粘膜など舌が当たる個所裏装処理として純金メッキ5を施すもので、純金メッキ5の厚さを15〜50μmにすることによって貴金属の使用量を低減し、従来の純金を使用する義歯よりも価格を安くする。純金メッキ法、義歯床の製作法人工歯取付法を組み合せて、好ましい純金義歯を効率よく製造できる。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

口腔内で使用する義歯において、義歯床歯肉硬口蓋下の粘膜など舌が当たる個所純金メッキを施すため、予め歯肉や硬口蓋や舌下の粘膜の接触個所雄型製作し、純金メッキ施工部に厚さ15〜50μmの純金メッキを施し、その上をパテ状合成樹脂被覆押圧してメッキ面密着させて硬化させた後、該合成樹脂表面人工歯部を接合して、パテ状合成樹脂接着材接着し、硬化させた後、雄型を脱型し、残留物を除去し、清掃し、表面仕上げして完成させる純金メッキ義歯とその製造法

請求項2

口腔内で使用する義歯において、義歯床の歯肉や硬口蓋や舌下の粘膜など舌が当たる個所に純金メッキを施すため、予め歯肉や硬口蓋や舌下の粘膜の接触個所の雄型を製作し、純金メッキ施工部に厚さ15〜50μmの純金メッキを施し、その上をパテ状合成樹脂で被覆し押圧してメッキ面に密着させて硬化させると共に、予め人工歯を埋め込んだ舌側の雄型を製作し、純金メッキ施工部に厚さ15〜50μmの純金メッキを施し、その上をパテ状合成樹脂で被覆し押圧して密着させて硬化させた後、二つの雄型の合成樹脂露出面の表面を荒らして間隙を調整したうえ接合し、パテ状合成樹脂で接着して一体として硬化させた後、雄型を脱型し、残留物を除去、清掃し、表面仕上げして完成させる純金メッキ義歯とその製造法。

技術分野

0001

本発明は、口腔内で使用する義歯について、義歯床歯肉硬口蓋下の粘膜など舌が当たる個所裏装処理として純金メッキを施した純金メッキ義歯とその製造法に関するものである。

背景技術

0002

人体の口腔内で使用される義歯の多くは、アクリル樹脂ポリカーボネート樹脂などの合成樹脂により製作されている。それらは安価で咬合圧に耐え、耐摩耗性に優れ、軟化変形しない、成形修理が簡単である、唾液食物不溶口腔粘膜刺激しないなどから歯科医療の定番材料として使用されている。

0003

合成樹脂材料は、材料によって口腔内で長期間使用されると重合時の残留物質溶出して健康被害を与えることが知られている。また、長期間の使用により口腔内の水分が材料中に浸透し、義歯表面に付着した食物カスプラークと相まって義歯の表面に菌叢が形成され、粘膜に炎症を起こしたり、アレルギー発症させる原因になったり、悪臭発生源になることが知られている。

0004

これを防止するため、夜間は義歯を外して就寝する、入れ歯洗浄剤などにより定期的に洗浄して清潔な状態に保つなどの対策が求められているが、大多数の人は十分な処置を行わず、常時、悪臭を発して嫌悪されたり、歯科医療が必要になったり、時には歯を失うことになっている。

0005

社会高齢化が進む中、高齢者を中心に義歯を使用する人が年々増加している上、口腔ケア不足による口腔内疾病が増加し、歯科医療費が増加し続けている。このような状況下で、しっかりとした咀嚼ができ、プラークが付着し難く、洗浄が容易で、悪臭源にならず、歯科医療費を減少させることができる義歯の必要性が高まっている。

0006

特開2002−282278広報特開2004−209221 広報特開2005−007037 広報特開2005−006864 広報特開2005−168936 広報

先行技術

0007

全部床義歯増補版中沢 勇著 永末書店刊 1983年3月全部床義歯補綴学林 都志夫著 医歯薬出版株式会社 1988年11月ヨコタ デンチャーステム横田 亨著クインテッセン出版株式会社 1998年2月

発明が解決しようとする課題

0008

本発明は、口腔内で使用する義歯について、義歯床の歯肉や硬口蓋や舌下の粘膜が当たる個所の裏装処理として純金メッキを施した純金メッキ義歯とその製造法に関するものである。

0009

口腔内で使用される義歯の多くは合成樹脂に製作されているが、その多くは長期間の使用により、重合時の残留物が溶出して健康に被害を与えたり、合成樹脂内に浸透した水分と義歯床表面に付着した食物カスやプラークにより口腔内細菌が菌叢を作り、粘膜に炎症を起こしたり、アレルギーを発生させる原因になったり、悪臭の発生源になるなどの問題がある。

0010

これらの問題を解決するため義歯床を金、白金チタンコバルトクロームなどの金属プレートで製作したり、チタンなどの金属で鋳造成形するなどして、菌叢が形成されない環境を作る対策をとっているが、金や白金のプレートは高価であり、チタンは硬くて装着感に問題があり、コバルトクロームは金属アレルギーを生ずる問題がある。また、チタン鋳造成形法は製造設備が必要になるうえ高価であり、注文毎に成形型を製作せねばならず、素材が硬いため微調整加工が難しいなどの問題がある。

問題を解決するための手段

0011

口腔内で使用する好ましい材料には、人体に対する親和性が高く、化学的に最も安定していることから古くから金、とりわけ純金が使用されている。但し純金は高価な材料であり、純金を使用した歯科医療は高額な自己負担が生ずることになる。よって、人体に最も優しい純金を使用して、その使用量を抑えた純金メッキを用いた純金メッキ義歯を製作することが好ましい対策となる。

0012

本発明は、義歯床の歯肉や硬口蓋や舌下の粘膜など舌が当たる個所に15〜50μm厚の純金メッキを施すことを基本として、純金メッキ法、義歯床の製作法人工歯取付法を組み合わせて製作した純金メッキ義歯とその製造法である。

発明の効果

0013

本発明により製造した純金メッキ義歯は、義歯床の歯肉や硬口蓋や舌下の粘膜など舌が当たる個所が純金面となるため、装着感・接触感が良く、人体への親和性は良好である。義歯床を構成する合成樹脂が粘膜や舌に直接接触することが少ない構造のため、合成樹脂内からの残留物の溶出や水分の浸透する機会が抑制されると共に、食物カスやプラークの付着による菌叢の生成が抑止され、悪臭の発生を防止することができる。さらには従来の義歯の咬合力歯牙の50%以下に低下するのに対して80%ほどまで確保することができ、しっかりと噛むことができる。

図面の簡単な説明

0014

本発明の総義歯の斜視図一般的な義歯の上顎舌側平面図一般的な義歯の上顎部硬口蓋側平面図本発明の義歯の上顎部舌側平面図本発明の義歯の上顎部硬口蓋側平面図上顎部硬口蓋側純金メッキ処理用雄型平面図上顎部硬口蓋側純金メッキ面パテ状合成樹脂被覆状態平面図上顎部舌側純金メッキ処理用雄型平面図上顎部舌側純金メッキ面のパテ状合成樹脂被覆状態平面図二つの上顎部義歯メッキ処理用雄型接合断面図(図7A−A´断面と図9B−B´断面の接合断面図)本発明の上顎義歯製品断面図

実施例

0015

以下、本発明の実施の形態を図1図11に基づいて説明する。

0016

本発明の実施例について、総義歯の上顎義歯1を製作する際の製造法について述べる。図1は本発明の製造法により製作した総義歯の斜視図である。上顎1の歯肉と硬口蓋との接触面には純金メッキを施している。下顎2の下端部にも純金メッキを施している。

0017

図2は従来の上顎義歯の舌側の平面図であり、図3は従来の上顎義歯の硬口蓋側の平面図である。

0018

図4は本発明の上顎義歯の舌側の平面図であるが、舌の接触する個所には純金メッキ4を施している。図5は上顎義歯の硬口蓋側の平面図であるが、歯肉と硬口蓋の粘膜との接触面には純金メッキ5を施している。

0019

先ず、上顎義歯1の硬口蓋に接触させて使用する義歯床を製造する方法について述べる。純金メッキを行うための準備として、図6に示すごとく上顎部硬口蓋側純金メッキ処理用雄型6を石膏で製作する。該雄型上面の歯肉と硬口蓋の接触個所に純金メッキ7を施す。次に図7に示すごとく純金メッキ面7を光硬化型のパテ状合成樹脂8により約1mmの厚さで被覆し、押圧してメッキ面7に密着させて硬化させる。これと共に図8に示すごとく舌側純金メッキ処理用雄型9を石膏で製作する。該雄型には人工歯10を予め埋め込んでおく。次に、該雄型9の舌との接触個所に純金メッキ11を施す。次に図9に示すごとく人工歯10と純金メッキ面11を光硬化型合成樹脂12で約1mmの厚さで被覆し、押圧してメッキ面に密着させて硬化させる。次に、図10に示すごとく上顎部硬口蓋側純金メッキ処理用雄型6(図7A−A´断面を図示)と舌側純金メッキ処理用雄型9(図9B−B´断面を図示)を接合し、局所が当たらないよう接合面相互を荒しながら、間隙が0.5〜1mmになるよう調整した後、表面を清掃脱脂してパテ状合成樹脂接着材13を介して接着、硬化させる。硬化が完了した後、図11に示すごとく2つの型を脱型し、残留物を除去し、清掃した後、パテ状合成樹脂接着材のバリ13a、13bを除去して仕上げを行い完成させる。

0020

1 本発明の上顎義歯
2 本発明の下顎義歯
3a従来品の上顎義歯の舌側義歯
3b従来品の上顎義歯の硬口蓋側義歯床
4 本発明の舌接触面の純金処理メッキ面
5 本発明の上顎義歯の歯肉や硬口蓋接触面の純金メッキ処理
6 本発明の石膏製の上顎義歯の歯肉や硬口蓋接触面純金メッキ処理用雄型
7 本発明の上顎義歯の歯肉や硬口蓋接触面の純金メッキ
8 本発明の上顎義歯の歯肉や硬口蓋接触面の純金メッキ上のパテ状合成樹脂
9 本発明の石膏製の上顎義歯の舌接触面純金メッキ処理用雄型
10舌接触面の純金メッキ処理用雄型内埋め込み人工歯
11本発明の舌接触面の純金メッキ
12本発明の上顎義歯の舌接触面の純金メッキ上のパテ状合成樹脂
13純金メッキ処理用雄型接合用パテ状合成樹脂接着材
13a純金メッキ処理用雄型接合用パテ状合成樹脂接着材仕上面
13b純金メッキ処理用雄型接合用パテ状合成樹脂接着材仕上面

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