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技術 電子装置

出願人 株式会社デンソー
発明者 増田和剛
出願日 2016年3月8日 (5年2ヶ月経過) 出願番号 2016-044553
公開日 2017年9月14日 (3年8ヶ月経過) 公開番号 2017-159736
状態 特許登録済
技術分野 車両用電気・流体回路 乗員・歩行者の保護
主要キーワード 負極電源 正極電源 降圧制御回路 CANドライバ エアバッグ制御回路 昇圧制御回路 入力平滑コンデンサ 出力平滑コンデンサ
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (4)

課題

体格の増大を抑え、バッテリからの直流の供給の有無に関係なく通信回路電源に直流を供給できる電子装置を提供する。

解決手段

エアバッグ制御装置1は、バックアップ電源11と、通信回路用電源13とを備えている。バッテリB1から直流が供給されている場合、従来、バッテリから昇圧回路及び降圧回路を介して通信回路用電源に供給されていた直流が、バッテリB1から直接、通信回路用電源13に供給されている。バッテリB1からの直流の供給が遮断した場合、従来、バックアップ電源から降圧回路を介して通信回路用電源に供給されていた直流が、バックアップ電源11から直接、通信回路用電源13に供給されている。そのため、昇圧回路100や降圧回路101の出力容量を大きくしなければならないような事態がそもそも発生しない。従って、体格の増大を抑え、バッテリB1からの直流の供給の有無に関係なく通信回路用電源に直流を供給できる。

概要

背景

従来、通信回路直流を供給する通信回路用電源を備えた電子装置として、例えば以下に示す特許文献1に開示されているエアバッグ装置がある。

このエアバッグ装置は、昇圧回路と、降圧回路と、CAN用電源回路と、CANドライバとを備えている。ここで、CAN用電源回路及びCANドライバが、通信回路用電源及び通信回路に相当する。

昇圧回路は、車載バッテリから直流が供給されている場合、車載バッテリから供給される直流を昇圧してバックアップ電源及び降圧回路に供給する回路である。また、車載バッテリからの直流の供給が遮断された場合、バックアップ電源及び降圧回路への直流の供給を停止する回路である。昇圧回路の入力端イグニッションスイッチを介して車載バッテリに、出力端はバックアップ電源及び降圧回路にそれぞれ接続されている。

降圧回路は、車載バッテリから直流が供給されている場合、昇圧回路から供給される直流を降圧して、CAN用電源回路及びエアバッグ装置内の他の回路に直流を供給する回路である。車載バッテリからの直流の供給が遮断された場合、バックアップ電源から供給される直流を降圧してCAN用電源回路及びエアバッグ装置内の他の回路に直流を供給する回路である。降圧回路の入力端は昇圧回路の出力端及びバックアップ電源に、出力端はCAN用電源回路及びエアバッグ装置内の他の回路にそれぞれ接続されている。

CAN用電源回路は、降圧回路から供給される直流をCANドライバの動作に必要とされる所定電圧に変換してCANドライバに供給する回路である。CAN用電源回路の入力端は降圧回路の出力端に、出力端はCANドライバにそれぞれ接続されている。

CANドライバは、CAN用電源回路から直流が供給されることで動作し、車載されている他の装置との間で情報とやり取りする回路である。CANドライバはCAN用電源回路に接続されるとともに、バスを介して車載されている他の装置に接続されている。

これにより、車載バッテリからの直流の供給の有無に関係なく、CANドライバを動作させることができる。従って、車載バッテリからの直流の供給の有無に関係なく、エアバッグ装置と車載されている他の装置との間で情報のやり取りを行うことができる。

概要

体格の増大を抑え、バッテリからの直流の供給の有無に関係なく通信回路用電源に直流を供給できる電子装置を提供する。エアバッグ制御装置1は、バックアップ電源11と、通信回路用電源13とを備えている。バッテリB1から直流が供給されている場合、従来、バッテリから昇圧回路及び降圧回路を介して通信回路用電源に供給されていた直流が、バッテリB1から直接、通信回路用電源13に供給されている。バッテリB1からの直流の供給が遮断した場合、従来、バックアップ電源から降圧回路を介して通信回路用電源に供給されていた直流が、バックアップ電源11から直接、通信回路用電源13に供給されている。そのため、昇圧回路100や降圧回路101の出力容量を大きくしなければならないような事態がそもそも発生しない。従って、体格の増大を抑え、バッテリB1からの直流の供給の有無に関係なく通信回路用電源に直流を供給できる。

目的

本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、体格の増大を抑え、バッテリからの直流の供給の有無に関係なく通信回路用電源に直流を供給することができる電子装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

バッテリからの直流の供給が遮断された場合に、前記バッテリに代わって直流を供給するバックアップ電源(11)と、前記バッテリから直流が供給されている場合は、前記バッテリから供給される直流を変換して通信回路(14)に供給し、前記バッテリからの直流の供給が遮断された場合は、前記バックアップ電源から供給される直流を変換して前記通信回路に供給する通信回路用電源(13)と、を有する電子装置

請求項2

前記通信回路用電源は、前記バッテリに接続され、前記バッテリからの直流の供給が遮断された場合に、前記バックアップ電源に接続される請求項1に記載の電子装置。

請求項3

前記バッテリからの直流の供給が遮断された場合に前記通信回路用電源を前記バックアップ電源に接続する接続切換回路(12)を有する請求項2に記載の電子装置。

請求項4

前記バックアップ電源は、車両に搭載されたエアバッグ展開させるための点火回路に直流を供給する請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子装置。

請求項5

前記通信回路は、車両に搭載されている他の装置と情報をやり取りする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子装置。

技術分野

0001

本発明は、通信回路直流を供給する通信回路用電源を備えた電子装置に関する。

背景技術

0002

従来、通信回路に直流を供給する通信回路用電源を備えた電子装置として、例えば以下に示す特許文献1に開示されているエアバッグ装置がある。

0003

このエアバッグ装置は、昇圧回路と、降圧回路と、CAN用電源回路と、CANドライバとを備えている。ここで、CAN用電源回路及びCANドライバが、通信回路用電源及び通信回路に相当する。

0004

昇圧回路は、車載バッテリから直流が供給されている場合、車載バッテリから供給される直流を昇圧してバックアップ電源及び降圧回路に供給する回路である。また、車載バッテリからの直流の供給が遮断された場合、バックアップ電源及び降圧回路への直流の供給を停止する回路である。昇圧回路の入力端イグニッションスイッチを介して車載バッテリに、出力端はバックアップ電源及び降圧回路にそれぞれ接続されている。

0005

降圧回路は、車載バッテリから直流が供給されている場合、昇圧回路から供給される直流を降圧して、CAN用電源回路及びエアバッグ装置内の他の回路に直流を供給する回路である。車載バッテリからの直流の供給が遮断された場合、バックアップ電源から供給される直流を降圧してCAN用電源回路及びエアバッグ装置内の他の回路に直流を供給する回路である。降圧回路の入力端は昇圧回路の出力端及びバックアップ電源に、出力端はCAN用電源回路及びエアバッグ装置内の他の回路にそれぞれ接続されている。

0006

CAN用電源回路は、降圧回路から供給される直流をCANドライバの動作に必要とされる所定電圧に変換してCANドライバに供給する回路である。CAN用電源回路の入力端は降圧回路の出力端に、出力端はCANドライバにそれぞれ接続されている。

0007

CANドライバは、CAN用電源回路から直流が供給されることで動作し、車載されている他の装置との間で情報とやり取りする回路である。CANドライバはCAN用電源回路に接続されるとともに、バスを介して車載されている他の装置に接続されている。

0008

これにより、車載バッテリからの直流の供給の有無に関係なく、CANドライバを動作させることができる。従って、車載バッテリからの直流の供給の有無に関係なく、エアバッグ装置と車載されている他の装置との間で情報のやり取りを行うことができる。

先行技術

0009

特開2007−084057号公報

発明が解決しようとする課題

0010

前述したエアバッグ装置では、車載バッテリから直流が供給されている場合、車載バッテリから昇圧回路及び降圧回路を介してCAN用電源回路に直流が供給される。一方、車載バッテリからの直流の供給が遮断された場合、バックアップ電源から降圧回路を介してCAN用電源回路に直流が供給される。そのため、CAN用電源回路に直流を供給できるよう、昇圧回路及び降圧回路の出力容量を大きくしなければならない。その結果、昇圧回路及び降圧回路が大きくなってしまう。それに伴って、エアバッグ制御装置体格も大きくなってしまう。

0011

本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、体格の増大を抑え、バッテリからの直流の供給の有無に関係なく通信回路用電源に直流を供給することができる電子装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0012

上記課題を解決するためになされた本発明は、バッテリからの直流の供給が遮断された場合に、バッテリに代わって直流を供給するバックアップ電源と、バッテリから直流が供給されている場合は、バッテリから供給される直流を変換して通信回路に供給し、バッテリからの直流の供給が遮断された場合は、バックアップ電源から供給される直流を変換して通信回路に供給する通信回路用電源と、を有する。

0013

この構成によれば、バッテリから直流が供給されている場合、従来、バッテリから昇圧回路及び降圧回路を介して通信回路用電源に供給されていた直流が、バッテリから直接、通信回路用電源に供給されている。一方、バッテリからの直流の供給が遮断した場合、従来、バックアップ電源から降圧回路を介して通信回路用電源に供給されていた直流が、バックアップ電源から直接、通信回路用電源に供給されている。そのため、通信回路用電源のために昇圧回路や降圧回路の出力容量を大きくしなければならないような事態がそもそも発生しない。従って、体格の増大を抑え、バッテリからの直流の供給の有無に関係なく通信回路用電源に直流を供給することができる。

図面の簡単な説明

0014

実施形態におけるエアバッグ制御装置の回路図である。
バッテリから直流が供給されている場合におけるエアバッグ制御装置の動作を説明するための回路図である。
バッテリからの直流の供給が遮断した場合におけるエアバッグ制御装置の動作を説明するための回路図である。

実施例

0015

次に、実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。本実施形態では、本発明に係る電子装置を、車両に搭載されたエアバッグ制御装置に適用した例を示す。

0016

まず、図1を参照して実施形態におけるエアバッグ制御装置の構成について説明する。

0017

図1に示すエアバッグ制御装置1は、車両に搭載されたエアバッグ展開を制御する装置である。エアバッグ制御装置1は、電力変換回路10と、バックアップ電源11と、接続切換回路12と、通信回路用電源13と、通信回路14と、エアバッグ制御回路15とを備えている。

0018

電力変換回路10は、バッテリB1から直流が供給されている場合、バッテリB1から供給される直流を所定電圧に変換してバックアップ電源11及びエアバッグ制御装置1内の他の回路に供給し、バッテリからの直流の供給が遮断された場合、バックアップ電源11から供給される直流を所定電圧に変換してエアバッグ制御装置1内の他の回路に供給する回路である。電力変換回路10は、昇圧回路100と、降圧回路101とを備えている。

0019

昇圧回路100は、バッテリB1から直流が供給されている場合、バッテリB1から供給される直流を昇圧して点火回路、バックアップ電源11及び降圧回路101に供給する回路である。また、バッテリB1からの直流の供給が遮断された場合、点火回路、バックアップ電源11及び降圧回路101への直流の供給を停止する回路である。昇圧回路100は、入力平滑コンデンサ100aと、リアクトル100bと、FET100cと、ダイオード100dと、出力平滑コンデンサ100eと、昇圧制御回路100fとを備えている。

0020

入力平滑コンデンサ100aは、バッテリB1から供給される直流を平滑化する素子である。バッテリB1の正極端はイグニッションスイッチIGの一端に接続され、負極端は接地されている。入力平滑コンデンサ100aの一端はイグニッションスイッチIGの他端に、他端はバッテリB1の負極端にそれぞれ接続されている。

0021

リアクトル100bは、電流が流れることでエネルギー蓄積、放出するとともに電圧誘起する素子である。リアクトル100bの一端は入力平滑コンデンサ100aの一端に、他端はFET100c及びダイオード100dにそれぞれ接続されている。

0022

FET100cは、スイッチングすることで、リアクトル100bにエネルギーを蓄積、又は、リアクトル100bからエネルギーを放出させる素子である。FET100cのドレインはリアクトル100bの他端に、ソースは入力平滑コンデンサ100aの他端に、ゲートは昇圧制御回路100fにそれぞれ接続されている。

0023

ダイオード100dは、FET100cがオフ状態になり、リアクトル100bに蓄積されたエネルギーが放出されるときに発生する電流を流す素子である。ダイオード100dのアノードはリアクトル100bとFET100cの接続点に、カソードは出力平滑コンデンサ100eにそれぞれ接続されている。

0024

出力平滑コンデンサ100eは、昇圧された直流を平滑化する素子である。出力平滑コンデンサ100eの一端はダイオード100dのカソードに、他端はFET100cのソースにそれぞれ接続されている。また、出力平滑コンデンサ100eの一端及び他端は、点火回路、バックアップ電源11及び降圧回路101にそれぞれ接続されている。

0025

昇圧制御回路100fは、直流が供給されることで動作し、バッテリB1から直流が供給されている場合、バッテリB1から供給される直流が所定電圧に昇圧されるようにFET100cを所定タイミングでスイッチングさせる回路である。また、バッテリB1からの直流の供給が遮断された場合、FET100cのスイッチングを停止させる回路である。昇圧制御回路100fは、バッテリB1から直流が供給されている場合、バッテリB1から供給される直流によって動作する。一方、バッテリB1からの直流の供給が遮断された場合、接続切換回路12を介してバックアップ電源11から供給される直流によって動作する。昇圧制御回路100fの正極電源端はイグニッションスイッチIGの他端、及び、接続切換回路12にそれぞれ接続され、負極電源端は接地されている。

0026

降圧回路101は、バッテリB1から直流が供給されている場合、昇圧回路100から供給される直流を降圧してエアバッグ制御装置1内の他の回路に供給する回路である。また、バッテリからの直流の供給が遮断された場合、バックアップ電源11から供給される直流を降圧してエアバッグ制御装置1内の他の回路に供給する回路である。降圧回路101は、FET101aと、ダイオード101bと、リアクトル101cと、出力平滑コンデンサ101dと、降圧制御回路101eとを備えている。

0027

FET101aは、スイッチングすることで、リアクトル101cにエネルギーを蓄積、又は、リアクトル101cからエネルギーを放出させる素子である。FET101aのドレインは出力平滑コンデンサ100eの一端に、ソースはダイオード101b及びリアクトル101cにそれぞれ接続されている。

0028

ダイオード101bは、FET101aがオフし、リアクトル101cに蓄積されたエネルギーが放出されるときに発生する電流を流す素子である。ダイオード101bのアノードは出力平滑コンデンサ100eの他端に、カソードはFET101aのソースにそれぞれ接続されている。

0029

リアクトル101cは、電流が流れることでエネルギーを蓄積、放出するとともに電圧を誘起する素子である。リアクトル101cの一端はFET101aとダイオード101bの接続点に、他端は出力平滑コンデンサ101dにそれぞれ接続されている。

0030

出力平滑コンデンサ101dは、降圧した直流を平滑化するための素子である。出力平滑コンデンサ101dの一端はリアクトル101cの他端に、他端はダイオード101bのアノードにそれぞれ接続されている。

0031

降圧制御回路101eは、直流が供給されることで動作し、バッテリB1から直流が供給されている場合、昇圧回路100から供給される直流が所定電圧に降圧されるようにFET101aを所定タイミングでスイッチングさせる回路である。また、バッテリB1からの直流の供給が遮断された場合、バックアップ電源11から供給される直流が所定電圧に降圧されるようにFET101aを所定タイミングでスイッチングさせる回路である。降圧制御回路101eは、バッテリB1から直流が供給されている場合、バッテリB1から供給される直流によって動作する。一方、バッテリB1からの直流の供給が遮断された場合、接続切換回路12を介してバックアップ電源11から供給される直流によって動作する。降圧制御回路101eの正極電源端はイグニッションスイッチIGの他端、及び、接続切換回路12にそれぞれ接続され、負極電源端は接地されている。

0032

バックアップ電源11は、昇圧回路100から供給される直流によって充電され、バッテリB1からの直流の供給が遮断された場合に、バッテリB1に代わって、エアバッグを展開させるための点火回路、及び、降圧回路101に直流を供給する電源である。また、接続切換回路12を介して昇圧制御回路100f、降圧制御回路101e、通信回路用電源13及びエアバッグ制御回路15に直流を供給する電源である。バックアップ電源11は、バックアップコンデンサ110を備えている。バックアップコンデンサ110の一端及び他端は、出力平滑コンデンサ100eの一端及び他端に接続されるとともに、点火回路にそれぞれ接続されている。また、バックアップコンデンサ110の一端は、接続切換回路12に接続されている。

0033

接続切換回路12は、エアバッグ制御回路15によって制御され、バッテリB1から直流が供給されている場合、バックアップコンデンサ110を昇圧制御回路100f、降圧制御回路101e、通信回路用電源13及びエアバッグ制御回路15から切断する回路である。また、バッテリB1からの直流の供給が遮断された場合、バックアップコンデンサ110を昇圧制御回路100f、降圧制御回路101e、通信回路用電源13及びエアバッグ制御回路15に接続する回路である。接続切換回路12は、ダイオード120と、接続切換スイッチ121とを備えている。

0034

ダイオード120は、バックアップコンデンサ110から昇圧制御回路100f、降圧制御回路101e、通信回路用電源13及びエアバッグ制御回路15に向かって電流を供給する素子である。ダイオード120のアノードはバックアップコンデンサ110の一端に、カソードは接続切換スイッチ121にそれぞれ接続されている。

0035

接続切換スイッチ121は、エアバッグ制御回路15によって制御され、バッテリB1から直流が供給されている場合、バックアップコンデンサ110を昇圧制御回路100f、降圧制御回路101e、通信回路用電源13及びエアバッグ制御回路15から切断する素子である。また、バッテリB1からの直流の供給が遮断された場合、バックアップコンデンサ110を昇圧制御回路100f、降圧制御回路101e、通信回路用電源13及びエアバッグ制御回路15に接続する素子である。接続切換スイッチ121の一端は、ダイオード120のカソードに接続されている。接続切換スイッチ121の他端は、昇圧制御回路100fの正極電源端及び降圧制御回路101eの正極電源端にそれぞれ接続されている。また、通信回路用電源13及びエアバッグ制御回路15にそれぞれ接続されている。接続切換スイッチ121の制御端は、エアバッグ制御回路15に接続されている。

0036

通信回路用電源13は、バッテリB1から直流が供給されている場合、バッテリB1から供給される直流を通信回路14の動作に必要とされる所定電圧に変換して通信回路14に供給する電源である。また、バッテリB1からの直流の供給が遮断された場合、接続切換回路12を介してバックアップ電源11から供給される直流を通信回路14の動作に必要とされる所定電圧に変換して通信回路14に供給する電源である。通信回路用電源13の入力端は、イグニッションスイッチIGの他端、及び、接続切換スイッチ121の他端にそれぞれ接続されている。また、通信回路用電源13の出力端は、通信回路14に接続されている。

0037

通信回路14は、通信回路用電源13から直流が供給されることで動作し、エアバッグ制御回路15と車載されていている他の装置との間で情報をやり取りするための回路である。具体的には、車載ネットワークとして一般的に利用されているCAN(Controller Area Network)プロトコルに従って情報をやり取りするための回路である。通信回路14の正極電源端は通信回路用電源13の出力端に接続され、負極電源端は接地されている。また、通信回路14は、エアバッグ制御回路15に接続されるとともに、通信バス140を介して車載されている他の装置に接続されている。

0038

エアバッグ制御回路15は、直流が供給されることで動作し、接続切換スイッチ121及び点火回路を制御する回路である。エアバッグ制御回路15は、バッテリB1からの直流の供給状態に応じて接続切換スイッチ121を制御する。具体的には、入力平滑コンデンサ100aの端子間電圧に基づいて接続切換スイッチ121を制御する。エアバッグ制御回路15は、バッテリB1から直流が供給されていると判断した場合、接続切換スイッチ121をオフ状態にする。この場合、バッテリB1から昇圧制御回路100f、降圧制御回路101e、通信回路用電源13及びエアバッグ制御回路15に直流が供給される。一方、エアバッグ制御回路15は、バッテリB1からの直流の供給が遮断されたと判断した場合、接続切換スイッチ121をオン状態にする。その結果、接続切換回路12を介してバックアップ電源11から昇圧制御回路100f、降圧制御回路101e、通信回路用電源13及びエアバッグ制御回路15に直流が供給される。また、エアバッグ制御回路15は、通信回路14を介して入手した情報等に基づいてエアバッグの展開の要否を判断する。そして、エアバッグの展開が必要であると判断した場合、点火回路を制御してエアバッグを展開させる。

0039

エアバッグ制御回路15の正極電源端はイグニッションスイッチIGの他端、及び、接続切換スイッチ121の他端にそれぞれ接続され、負極電源端は接地されている。また、エアバッグ制御回路15の制御端は接続切換スイッチ121の制御端、及び、点火回路にそれぞれ接続されている。さらに、エアバッグ制御回路15は、通信回路14に接続されている。

0040

次に、図2及び図3を参照してエアバッグ制御装置の動作について説明する。

0041

図2に示すように、イグニッションスイッチIGがオン状態になると、イグニッションスイッチIGを介してバッテリB1から昇圧制御回路100f、降圧制御回路101e、通信回路用電源13及びエアバッグ制御回路15に直流が供給される。また、バッテリB1から昇圧回路100に直流が供給される。

0042

バッテリB1から直流が供給されることで、昇圧制御回路100f、降圧制御回路101e及びエアバッグ制御回路15は動作を開始する。通信回路用電源13は、バッテリB1から供給される直流を通信回路14の動作に必要とされる所定電圧に変換して通信回路14に供給する。通信回路14は、通信回路用電源13から直流が供給されることで動作を開始する。

0043

バッテリB1から昇圧回路100に供給された直流は、入力平滑コンデンサ100aによって平滑化される。昇圧制御回路100fは、バッテリB1から供給される直流が所定電圧に昇圧されるようにFET100cを所定タイミングでスイッチングさせる。FET100cは、所定タイミングでスイッチングし、リアクトル100bにエネルギーを蓄積、又は、リアクトル100bからエネルギーを放出させる。リアクトル100bから放出されるエネルギーは、ダイオード100dを介して出力され、出力平滑コンデンサ100eによって平滑化される。このようにして、昇圧回路100は、バッテリB1から供給された直流を所定電圧に昇圧して点火回路、バックアップコンデンサ110及び降圧回路101に供給する。

0044

降圧制御回路101eは、昇圧回路100から供給される直流が所定電圧に降圧されるようにFET101aを所定タイミングでスイッチングさせる。FET101aは、所定タイミングでスイッチングし、リアクトル101cにエネルギーを蓄積、又は、リアクトル101cからエネルギーを放出させる。リアクトル101cから放出されるエネルギーは、ダイオード101bを介して出力され、出力平滑コンデンサ101dによって平滑化される。このようにして、降圧回路101は、昇圧回路100から供給された直流を所定電圧に降圧して他の回路に供給する。

0045

バックアップコンデンサ110は、昇圧回路100から供給される直流によって充電される。

0046

エアバッグ制御回路15は、入力平滑コンデンサ100aの端子間電圧に基づいて、バッテリB1から直流が供給されていると判断し、接続切換スイッチ121をオフ状態にする。そのため、バックアップ電源11から昇圧制御回路100f、降圧制御回路101e、通信回路用電源13及びエアバッグ制御回路15に直流が供給されることはない。エアバッグ制御回路15は、通信回路14を介して入手した情報等に基づいてエアバッグの展開の要否を判断する。そして、エアバッグの展開が必要であると判断した場合、昇圧回路100から直流が供給されている点火回路を制御してエアバッグを展開させる。

0047

図3に示すように、イグニッションスイッチIGがオフ状態になると、バッテリB1から昇圧制御回路100f、降圧制御回路101e、通信回路用電源13及びエアバッグ制御回路15への直流の供給が遮断される。また、バッテリB1から昇圧回路100への直流の供給も遮断される。

0048

エアバッグ制御回路15は、入力平滑コンデンサ100aの端子間電圧に基づいて、バッテリB1からの直流の供給が遮断されていると判断し、動作停止前に接続切換スイッチ121をオン状態にする。その結果、バックアップ電源11から昇圧制御回路100f、降圧制御回路101e、通信回路用電源13及びエアバッグ制御回路15に直流が供給される。また、バックアップ電源11から降圧回路101及び点火回路に直流が供給される。

0049

バックアップ電源11から直流が供給されることで、昇圧制御回路100f、降圧制御回路101e及びエアバッグ制御回路15は動作を継続する。通信回路用電源13は、バックアップ電源11から供給される直流を通信回路14の動作に必要とされる所定電圧に変換して通信回路14に供給する。通信回路14は、通信回路用電源13から直流が供給されることで動作を継続する。

0050

昇圧制御回路100fは、FET100cのスイッチングを停止させる。その結果、昇圧回路100から点火回路、バックアップコンデンサ110及び降圧回路101への直流の供給が停止される。

0051

降圧制御回路101eは、バックアップ電源11から供給される直流が所定電圧に降圧されるようにFET101aを所定タイミングでスイッチングさせる。FET101aは、所定タイミングでスイッチングし、リアクトル101cにエネルギーを蓄積、又は、リアクトル101cからエネルギーを放出させる。リアクトル101cから放出されるエネルギーは、ダイオード101bを介して出力され、出力平滑コンデンサ101dによって平滑化される。このようにして、降圧回路101は、バックアップ電源11から供給された直流を所定電圧に降圧して他の回路に供給する。

0052

エアバッグ制御回路15は、通信回路14を介して入手した情報等に基づいてエアバッグの展開の要否を判断する。そして、エアバッグの展開が必要であると判断した場合、バックアップ電源11から直流が供給されている点火回路を制御してエアバッグを展開させる。

0053

次に、実施形態の電力変換装置の効果について説明する。

0054

実施形態によれば、エアバッグ制御装置1は、バックアップ電源11と、通信回路用電源13とを備えている。バックアップ電源11は、バッテリB1からの直流の供給が遮断された場合に、バッテリB1に代わって直流を供給する電源である。通信回路用電源13は、バッテリB1から直流が供給されている場合は、バッテリB1から供給される直流を変換して通信回路14に供給し、バッテリB1からの直流の供給が遮断された場合は、バックアップ電源11から供給される直流を変換して通信回路14に供給する回路である。バッテリB1から直流が供給されている場合、従来、バッテリから昇圧回路及び降圧回路を介して通信回路用電源に供給されていた直流が、バッテリB1から直接、通信回路用電源13に供給されている。一方、バッテリB1からの直流の供給が遮断した場合、従来、バックアップ電源から降圧回路を介して通信回路用電源に供給されていた直流が、バックアップ電源11から直接、通信回路用電源13に供給されている。そのため、通信回路用電源13のために昇圧回路100や降圧回路101の出力容量を大きくしなければならないような事態がそもそも発生しない。従って、体格の増大を抑え、バッテリB1からの直流の供給の有無に関係なく通信回路用電源13に直流を供給することができる。

0055

実施形態によれば、通信回路用電源13は、バッテリB1に接続され、バッテリB1からの直流の供給が遮断された場合に、バックアップ電源11に接続される。そのため、バッテリB1からの直流の供給が遮断された場合に、バックアップ電源11から供給される直流を変換して通信回路14に確実に供給することができる。

0056

実施形態によれば、エアバッグ制御装置1は、接続切換回路12を備えている。接続切換回路12は、バッテリB1からの直流の供給が遮断された場合に、通信回路用電源13をバックアップ電源11に接続する回路である。そのため、バッテリB1からの直流の供給が遮断された場合に、通信回路用電源13をバックアップ電源11に確実に接続することができる。

0057

実施形態によれば、バックアップ電源11は、車両に搭載されたエアバッグを展開させるための点火回路に直流を供給する電源である。そのため、充分な容量を有している。従って、バッテリB1からの直流の供給が遮断された場合でも、通信回路用電源13に充分な直流を供給することができる。

0058

実施形態によれば、通信回路14は、車両に搭載されている他の装置と情報をやり取りする。そのため、バッテリB1からの直流の供給が遮断された場合でも、他の装置と確実に情報をやり取りすることができる。

0059

1・・・エアバッグ制御装置、100・・・昇圧回路、101・・・降圧回路、11・・・バックアップ電源、12・・・接続切換回路、13・・・通信回路用電源、14・・・通信回路、15・・・エアバッグ制御回路、B1・・・バッテリ、IG・・・イグニッションスイッチ

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