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技術 割出し可能切削インサートおよびそのための切削工具

出願人 イスカルリミテッド
発明者 ヘクト,ギル
出願日 2017年6月20日 (3年6ヶ月経過) 出願番号 2017-120173
公開日 2017年9月14日 (3年3ヶ月経過) 公開番号 2017-159450
状態 特許登録済
技術分野 バイト、中ぐり工具、ホルダ及びタレット
主要キーワード 仮想外接円 直線パス 切削軸 補強側壁 直接近傍 仮想内接円 インサート壁 クランプ面積
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年9月14日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

切削インサート14を中心として周囲に延在するインサート周面24によって接続され、離間された複数の切刃18を含む対向する第1および第2のインサート側面22A、22Bを含む構造を有する新規および改良した切削インサート。

解決手段

少なくとも一つのクランプ孔26が、第1および第2のインサート側面22A、22Bのうちの一つまたは両方に開口しており、クランプ孔24の少なくとも一部分が、切削インサート14のクランプ領域CLにある。第1および第2のインサート側面22A、22Bと垂直な幅方向DWに沿って、各切刃18は、少なくとも切削インサート14の切削領域CUにおいて、切削インサート14よりも幅広である。

概要

背景

発明の背景
[002]上で説明した種類の割出し可能切削インサートは、例えば、金属製の加工物から、その形状が例えば、溝切りおよび分割作業において望まれるであろう形状の、長方形切削するために用いることができる。

[003]上で説明した種類の割出し可能インサートは、同時に対向して連続的に用いられるよう成される複数の刃と共に構成される。詳細に説明すると、動作刃が、例えば、摩耗したり、破損したりした後、連続する刃を選択して動作刃とすることができる。これは、例えば、インサートを工具本体から外し、割出し可能インサートをインサート割出し軸に関して割出しし、新しい動作刃として存在する連続した、前とは異なる、未使用の刃と共にインサートを工具本体に固定することによって、達成できる。

[004]かかる構造を有する切削インサートの例は、米国特許第6,942,434号に開示されている。

概要

切削インサート14を中心として周囲に延在するインサート周面24によって接続され、離間された複数の切刃18を含む対向する第1および第2のインサート側面22A、22Bを含む構造を有する新規および改良した切削インサート。少なくとも一つのクランプ孔26が、第1および第2のインサート側面22A、22Bのうちの一つまたは両方に開口しており、クランプ孔24の少なくとも一部分が、切削インサート14のクランプ領域CLにある。第1および第2のインサート側面22A、22Bと垂直な幅方向DWに沿って、各切刃18は、少なくとも切削インサート14の切削領域CUにおいて、切削インサート14よりも幅広である。B

目的

本発明の目的は、かかる構造を有する新規および改良した切削インサート、および/または、そのための切削工具、および/または、クランプ方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

インサート割出し軸(CI)を有し、前記切削インサート(14)を中心として周囲に延在するインサート周面(24)によって接続される平行な第1および第2のインサート側面(22A、22B)と、前記第1および第2のインサート側面(22A、22B)のうちの一つまたは両方に開口する少なくとも一つのクランプ孔(26)とを含む、割出し可能切削インサート(14)において、前記インサート周面(24)が、複数の切刃(18)を有し、前記切り刃は、互いに離間され、かつ、前記第1のインサート側面(22A)から前記第2のインサート側面(22B)に延在しており、3つの連続して位置決めされる切刃(18A、18B、18C)のそれぞれが、2つの周辺切刃(18B、18C)の間に配設される中央切刃(18A)を含む関連切削編成を構成し、中央切刃(18A)は、前記第1および第2のインサート側面(22A、22B)と垂直な幅方向DW)に沿って、前記中央切刃(18A)から、前記2つの周辺切刃(18B、18C)を接続する少なくとも一つの仮想直線IL1)まで画成される関連インサート切削領域(CU)のどの部分よりも幅広であり、前記少なくとも一つのクランプ孔(26)の少なくとも一つのクランプ孔部(48)は、前記関連インサート切削領域(CU)の外側に画成される関連インサートクランプ領域(CL)に位置することを特徴とする割出し可能切削インサート。

請求項2

請求項1に記載の切削インサート(14)において、前記第1および第2のインサート側面(22A、22B)のうちの少なくとも一つの平面図において、前記関連インサート切削領域(CU)は、前記2つの周辺切刃(18B、18C)に内接し、前記インサート割出し軸(CI)から前記中央切刃(18A)に向かう外側方向(DO)に開口する仮想円弧(IA)まで延在し、前記インサート割出し軸(CI)は、前記円弧(IA)と前記中央切刃(18A)との間に介在され、それにより、前記切削インサートが少なくとも前記仮想円弧(IA)へ延在する切り口の深さを提供できることを特徴とする切削インサート。

請求項3

請求項1および2に記載の切削インサート(14)において、前記円弧(IA)は、前記切刃(18)がそれに沿って位置する仮想円(IC)の曲率と対応する曲率を有することを特徴とする切削インサート。

請求項4

請求項1〜3のいずれか一項に記載の切削インサート(14)において、前記少なくとも一つのクランプ孔(26)は、前記第1および第2のインサート側面(22A、22B)の両方に開口する貫通孔であることを特徴とする切削インサート。

請求項5

請求項1〜4のいずれか一項に記載の切削インサート(14)において、前記少なくとも一つのクランプ孔(326)は、複数のクランプ孔(326A、326B、326C、326D、326E)であることを特徴とする切削インサート。

請求項6

請求項1〜5のいずれか一項に記載の切削インサート(14)において、複数のクランプ孔(326A、326D、326E)のうちの少なくとも一つの全体は、前記クランプ領域(CL)に位置していることを特徴とする切削インサート。

請求項7

請求項1〜6のいずれか一項に記載の切削インサート(14)において、前記切刃(18)のそれぞれは、前記切削インサート(14)のいずれか他の部分よりも幅方向(DW)に沿って幅広であることを特徴とする切削インサート。

請求項8

請求項1〜7のいずれか一項に記載の切削インサート(14)において、前記切削インサート(14)は、正確に5つの切刃(18A、18B、18C、18D、18E)を含んでいることを特徴とする切削インサート。

請求項9

請求項1〜8のいずれか一項に記載の切削インサート(14)において、前記切削インサート(14)は、前記幅方向(DW)に沿って、前記切刃(18)のそれぞれから、前記切刃(18)よりも前記インサート割出し軸(CI)近傍の前記切削インサートの一部(28、34)へと、幅が徐々に減少することを特徴とする切削インサート。

請求項10

請求項1〜9のいずれか一項に記載の切削インサート(14)において、前記切削インサートは、ディスク状の本体部(28)と複数の切削部(18)とを含み、前記切削部(18)のそれぞれは、前記本体部(28)の周囲から延在し、前記切刃(18)のうちの一つを含んでいることを特徴とする切削インサート。

請求項11

請求項1〜10のいずれか一項に記載の切削インサート(14)において、前記切削部(18)のそれぞれは、補強部(33)と、前記補強部(33)から前記本体部(34)へ延在する中間部(34)とを含み、前記補強部(33)は、前記中間部(34)よりも前記幅方向(DW)に沿って幅広であることを特徴とする切削インサート。

請求項12

請求項1〜11のいずれか一項に記載の切削インサート(14)において、前記インサート周面(24)は更に、複数の周辺着座面(46)を含み、前記周辺着座面(46)のそれぞれは、第1のインサート切削部(30)から第2のインサート切削部(30)へと直線経路に沿って延在し、前記インサート割出し軸(CI)までの前記周辺着座面(46)のそれぞれの距離は、その経路の異なる点に沿って変化することを特徴とする切削インサート。

請求項13

請求項1〜12のいずれか一項に記載の切削インサート(14)において、前記周辺着座面(46)のそれぞれは、平坦であることを特徴とする切削インサート。

請求項14

請求項1〜13のいずれか一項に記載の切削インサート(14)において、更に、それぞれが前記第1および第2のインサート側面(22A、22B)のうちの少なくとも一つから外側に離間される少なくとも一つの側方着座面(32)を含むことを特徴とする切削インサート。

請求項15

請求項1〜14のいずれか一項に記載の切削インサート(14)において、前記少なくとも一つの側方着座面(32)は、前記第1および第2のインサート側面(22A、22B)のうちの少なくとも一つに複数の側方着座面(32A、32B、32C、32D、32E)を含むことを特徴とする切削インサート。

請求項16

請求項1〜15のいずれか一項に記載の切削インサート(14)において、複数の側方着座面(32)は更に、一対の側方着座面(32A1、32A2)を含み、各対のうちの一つの側方着座面は、前記第1および第2のインサート側面(22A、22B)のうちの少なくとも一つの反対側に位置していることを特徴とする切削インサート。

請求項17

請求項15または16に記載の切削インサート(14)において、前記第1および第2のインサート側面(22A、22B)のうちの一つの少なくとも3つの前記側方着座面(32)はそれぞれ、前記切削インサート(14)の前記クランプ領域(CL)に位置することを特徴とする切削インサート。

請求項18

請求項1〜17のいずれか一項に記載の切削インサート(14)において、前記第1および第2のインサート側面(22A、22B)のうちの一つの平面図において、前記切削インサート(14)は、360°/[切刃の総数]という条件を満たす回転度に対する回転対称性を有することを特徴とする切削インサート。

請求項19

請求項1〜18のいずれか一項に記載の切削インサート(14)において、前記切削インサートは、前記周面(24)を二分し、かつ、前記第1および第2のインサート側面(22A、22B)と平行な仮想インサート平面(PI)を中心として対称であることを特徴とする切削インサート。

請求項20

工具ヘッド(58)と、切削インサート(14)を前記工具ヘッド(58)のインサートポケット(62)に固定するよう構成されるクランプ機構(16)とを含む切削工具(12)において、前記インサートポケット(62)は、ポケット着座面(72)と、前記ポケット着座面(72)から横方向に延在し、ポケット後境界(BR)を画成する少なくとも一つのポケット壁部(74)と、前記ポケット後境界(BR)から前記ポケット着座面(72)の反対側に位置し、前記切削工具(12)の前境界(BF)に沿って延在するポケット前縁部(76)とを含み、前記ポケット着座面(72)と垂直な図において、前記工具ヘッド(58)および前記クランプ機構(16)は、前記前境界(BF)に沿って延在する仮想内接円弧(IA)を超えて延在しないことを特徴とする切削工具。

請求項21

請求項20に記載の切削工具(12)において、前記クランプ機構(16)は、前記前境界(BF)において前記工具ヘッド(58)に固定されるよう構成されるクランプ本体部(84B)と、前記ポケット着座面(72)に向かう方向に力を印加するよう構成されるクランプヘッド部(84D)とを含むクランプ(84)を含んでいることを特徴とする切削工具。

請求項22

請求項20または21に記載の切削工具(12)において、前記クランプヘッド部(84D)は更に、前記少なくとも一つのポケット壁部(74)に向かう方向に力を印加するよう構成されることを特徴とする切削工具。

請求項23

請求項20〜22のいずれか一項に記載の切削工具(12)において、前記クランプ(84)の端面図において、前記クランプ(84)の前面(84E)は、凸形状を有することを特徴とする切削工具。

請求項24

請求項20〜23のいずれか一項に記載の切削工具(12)において、前記クランプ(84)の端面図において、前記クランプ(84)の後面(84F)は、凹形状を有することを特徴とする切削工具。

請求項25

請求項20〜24のいずれか一項に記載の切削工具(12)において、前記クランプの端面図において、前記クランプは、三日月形を有することを特徴とする切削工具。

請求項26

請求項20〜25のいずれか一項に記載の切削工具(12)において、前記クランプ(582)は更に、前記クランプのヘッド部(584D)から離間する方向に延在するガード部(585)を含むことを特徴とする切削工具。

請求項27

請求項26に記載の切削工具(12)において、前記ガード部(585)は、半円形または円の一部の形状であることを特徴とする切削工具。

請求項28

請求項26または27に記載の切削工具(12)において、前記ガード部(585)は、前記クランプ(582)が接続される切削インサート(14)の切刃(18)よりも薄い形状をしていることを特徴とする切削工具。

請求項29

請求項1〜19のいずれか一項に記載の前記切削インサート(14)と、請求項20〜28のいずれか一項に記載の前記切削工具(12)とを組み合わせて含む切削工具アセンブリ(10)において、前記切削インサート(14)の少なくとも一つの側方着座面(32)とポケット着座面(72)とは、相互に係合するよう構成されており、少なくとも一つのインサート周辺着座面(46)と少なくとも一つのポケット壁部(74)とは、前記切削工具(12)への前記切削インサート(14)の安定した取付を提供するために、相互に係合するよう構成されることを特徴とする切削工具アセンブリ。

請求項30

切削インサート(14)を切削工具にクランプする方法において、前記切削インサート(14)は、前記切削インサート(14)を中心として周囲に延在するインサート端部(24)によって接続される平行な第1および第2のインサート側面(22A、22B)と、前記第1および第2の側面(22A、22B)の両方に開口する少なくとも一つのクランプ孔(26)とを含み、前記切削工具(12)は、工具ヘッド(58)と、切削インサート(14)を前記工具ヘッド(58)のインサートポケット(62)に固定するよう構成されるクランプ機構(16)とを含み、前記インサートポケット(62)は、ポケット着座面(72)と、前記ポケット着座面(72)から横方向に延在し、ポケット後境界(BR)を画成する少なくとも一つのポケット壁部(74)と、前記ポケット後境界(BR)から前記ポケット着座面(72)の反対側に位置し、前記切削工具(12)の前境界(BF)に沿って延在するポケット前縁部(76)とを含み、前記ポケット着座面(72)と垂直な図において、前記工具ヘッド(58)および前記クランプ機構(16)は、前記前境界(BF)に沿って延在する仮想内接円弧(IA)を超えて延在せず、a.前記少なくとも一つのクランプ孔(26)のクランプ孔部(48)を完全に通り、前記少なくとも一つのクランプ孔(26)の残りを空けたままにしながら、前記クランプ(84)のクランプ本体部(84B)を延在させることによって、前記切削インサート(14)を前記クランプ(84)に取り付けるステップと、b.少なくとも一つのクランプ(84)を前記切削工具ヘッド(58)に締結して、それによって、前記少なくとも一つのクランプ(84)の前記クランプヘッド部(84B)を前記切削インサート(14)に対して付勢し、前記切削インサート(14)を前記インサートポケット(62)に固定するステップと、を含むことを特徴とする方法。

請求項31

請求項30に記載の方法において、前記少なくとも一つのクランプ孔(326)は複数の離間されたクランプ孔(326)であり、前記少なくとも一つのクランプは複数のクランプ(384)であって、前記締結ステップは、前記複数のクランプ(384)を締結するステップを含むことを特徴とする方法。

請求項32

請求項30または31に記載の方法において、前記締結ステップは、正確には3つのクランプ(384)を締結するステップを含むことを特徴とする方法。

請求項33

実質的に、明細書および図面において説明し、図示するような切削工具アセンブリ。

請求項34

実質的に、明細書および図面において説明し、図示するような切削工具。

請求項35

実質的に、明細書および図面において説明し、図示するような切削インサート。

請求項36

実質的に、明細書および図面において説明し、図示するようなクランプ方法

技術分野

0001

発明の分野
[001]本出願の主題は、割出し可能切削インサート、および、かかる切削インサートを保持するために構成される切削工具に関し、両方は、切り屑除去を伴う金属加工作業用に設計されている。特に、本出願の主題は、切削インサートを中心として周囲に延在するインサート周面によって接続され、離間された複数の切刃を含む対向する第1および第2のインサート側面を含む割出し可能切削インサートに関する。

背景技術

0002

発明の背景
[002]上で説明した種類の割出し可能切削インサートは、例えば、金属製の加工物から、その形状が例えば、溝切りおよび分割作業において望まれるであろう形状の、長方形切削するために用いることができる。

0003

[003]上で説明した種類の割出し可能インサートは、同時に対向して連続的に用いられるよう成される複数の刃と共に構成される。詳細に説明すると、動作刃が、例えば、摩耗したり、破損したりした後、連続する刃を選択して動作刃とすることができる。これは、例えば、インサートを工具本体から外し、割出し可能インサートをインサート割出し軸に関して割出しし、新しい動作刃として存在する連続した、前とは異なる、未使用の刃と共にインサートを工具本体に固定することによって、達成できる。

0004

[004]かかる構造を有する切削インサートの例は、米国特許第6,942,434号に開示されている。

発明が解決しようとする課題

0005

[005]本発明の目的は、かかる構造を有する新規および改良した切削インサート、および/または、そのための切削工具、および/または、クランプ方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

発明の概要
[006]本出願の主題の第1の局面によれば、少なくとも一つのクランプ孔を含む割出し可能切削インサートが提供され、クランプ孔は、切削インサートの関連切削領域の外側に画成される関連インサートクランプ領域に位置する少なくとも一つのクランプ孔部を含んでいる。

0007

[007]かかる構造の可能性のある利点は、関連切削領域に延在する切削深さであり得る。

0008

[008]本出願の主題の別の局面によれば、インサート割出し軸を有し、切削インサートを中心として周囲に延在するインサート周面によって接続される平行な第1および第2のインサート側面と、第1および第2のインサート側面のうちの一つまたは両方に開口する少なくとも一つのクランプ孔とを含む、割出し可能切削インサートにおいて、インサート周面が、第1のインサート側面から第2のインサート側面へ離間され、延在する切刃を含み、3つの連続して位置決めされる切刃のそれぞれが、2つの周辺切刃の間に配設される中央切刃を含む関連切削編成を構成し、中央切刃は、第1および第2のインサート側面と垂直な幅方向に沿って、中央切刃から、2つの周辺切刃を接続する少なくとも一つの仮想直線まで画成される関連インサート切削領域のどの部分よりも幅広であり、少なくとも一つのクランプ孔の少なくとも一つのクランプ孔部は、関連切削領域の外側に画成される関連インサートクランプ領域に位置する割出し可能切削インサートが提供される。

0009

[009]本出願の主題の更に別の局面によれば、工具ヘッドと、切削インサートを工具ヘッドのインサートポケットに固定するよう構成されるクランプ機構とを含む切削工具において、インサートポケットは、ポケット着座面と、ポケット着座面から横方向に延在し、ポケット後境界を画成する少なくとも一つのポケット壁部と、ポケット後境界からポケット着座面の反対側に位置し、切削工具の前境界に沿って延在するポケット前縁部とを含み、ポケット着座面と垂直な図において、工具ヘッドおよびクランプ機構は、前境界に沿って延在する仮想内接円弧を超えて延在しない切削工具が提供される。

0010

[0010]本出願の主題の更に別の局面によれば、上記先の2つの局面の特長、および/または、以下で説明する特長のいずれかを有する切削インサートと、上記切削工具局面の特長、および/または、以下で説明する特長のいずれかを有する切削工具とを組み合わせて含む切削工具アセンブリが提供される。

0011

[0011]本出願の主題の更なる局面によれば、切削インサートを、切削工具局面の特長のいずれかを有する切削工具にクランプする方法において、切削インサートは、切削インサートを中心として周囲に延在するインサート周面によって接続される平行な第1および第2のインサート側面と、第1および第2の側面の両方に開口する少なくとも一つのクランプ孔とを含み、
a.少なくとも一つのクランプ孔のクランプ孔部を完全に通り、少なくとも一つのクランプ孔の残りを空けたままにしながら、クランプのクランプ本体部を延在させることによって、切削インサートをクランプに取り付けるステップと、
b.少なくとも一つのクランプを切削工具ヘッド締結して、それによって、少なくとも一つのクランプのクランプヘッド部を切削インサートに対して付勢し、切削インサートをインサートポケットに固定するステップと、
を含む方法が提供される。

0012

[0012]本出願の主題の別の局面によれば、その切刃から距離を維持しながら、その側方着座面を研削するステップを含む、インサートを製造する方法が提供される。

0013

[0013]本出願の主題の更に別の局面によれば、先の局面において説明したプロセスによって作成されるインサートが提供される。

0014

[0014]前述は概要であり、上記局面のいずれも、他の局面のいずれかに関連して説明される特長または以下で説明する特長のいずれかを、更に含んでいてもよいことは言うまでもない。特に、以下の特長は、単独または組み合わせのいずれかで、上記局面のいずれにも適用可能である。
A.少なくとも一つの第1および第2のインサート側面の平面図において、関連インサート切削領域は、2つの周辺切刃に内接し、インサート割出し軸から中央切刃に向かう外側方向に開口する仮想円弧まで延在し、インサート割出し軸は、円弧と中央切刃との間に介在される。これにより、切削インサートは、少なくともインサート割出し軸に延在する切り口深さを提供できる。
B.円弧は、切刃がそれに沿って位置する仮想円曲率と対応する曲率を有する。
C.第1および第2の側面は、主要面であってもよく、すなわち、インサート周面よりもはるかに大きい主要面であってもよい。
D.少なくとも一つのクランプ孔は、第1および第2のインサート側面の両方に開口する貫通孔であってもよい。代替として、少なくとも一つのクランプ孔は、ブラインドホールであってもよい。少なくとも一つのクランプ孔は、複数のクランプ孔であってもよい。複数のクランプ孔のうちの少なくとも一つの全体は、クランプ領域に位置してもよい。
E.切刃のそれぞれは、切削インサートのいずれか他の部分よりも幅方向に沿って幅広であってもよい。切削インサートは、正確に5つの切刃を含んでいてもよい。
F.切削インサートは、ディスク状の本体部と複数の切削部とを含んでいてもよく、各切削部は、本体部の周囲から延在し、複数の切刃のうちの一つを含んでいる。切削部のそれぞれは、補強部と、補強部から本体部へ延在する中間部とを含んでいてもよい。補強部は、中間部よりも幅方向に沿って幅広であってもよい。
G.切削インサートは、幅方向に沿って、切刃のそれぞれから、切刃よりもインサート割出し軸近傍の切削インサートの一部(中間部または本体部等)へと、幅が徐々に減少してもよい。
H.インサート周面は更に、複数の周辺着座面を含んでいてもよい。周辺着座面のそれぞれは、第1のインサート切削部から第2のインサート切削部へと直線経路に沿って延在してもよく、インサート割出し軸までの周辺着座面のそれぞれの距離は、その経路の異なる点に沿って変化する。各周辺着座面は、平坦であってもよい。
I.切削インサートは更に、少なくとも一つの側方着座面を含んでいてもよい。各側方着座面は、第1および第2のインサート側面のうちの少なくとも一つから外側に離間されてもよい。少なくとも一つの側方着座面は、第1および第2のインサート側面のうちの少なくとも一つに複数の側方着座面を含んでいてもよい。複数の側方着座面は更に、一対の側方着座面を含んでいてもよく、各対のうちの一つの側方着座面は、第1および第2のインサート側面のうちの少なくとも一つの反対側に位置している。第1および第2のインサート側面のうちの一つの少なくとも3つの側方着座面はそれぞれ、切削インサートのクランプ領域に位置してもよい。
J.第1および第2のインサート側面のうちの一つの平面図において、切削インサートは、(360°/[切刃の総数])の条件を満たす回転度に対する回転対称性を有していてもよい。
K.切削インサートは、周面を二分し、第1および第2のインサート側面と平行な仮想インサート平面を中心として対称であってもよい。
L.クランプ機構は、前境界において工具ヘッドに固定されるよう構成されるクランプ本体部と、ポケット着座面に向かう方向に力を印加するよう構成されるクランプヘッド部とを含むクランプを含んでいてもよい。
M.クランプヘッド部は、少なくとも一つのポケット壁部に向かう方向に力を印加するよう構成されてもよい。
N.クランプの端面図において、クランプの前面は凸形状を有し、クランプの後面は凹形状を有し、クランプは三日月形を有していてもよい。
O.クランプは更に、クランプのヘッド部から離間する方向に延在するガード部を含んでいてもよい。ガード部は、半円形または円の一部であってもよい。ガード部は、クランプが接続される切削インサートの切刃よりも薄い形状をしていてもよい。
P.切削インサートの少なくとも一つの側方着座面とポケット着座面とは、相互に係合するよう構成されてもよく、少なくとも一つのインサート周辺着座面と少なくとも一つのポケット壁部とは、切削工具への切削インサートの安定した取付を提供するために、相互に係合するよう構成されてもよい。
Q.少なくとも一つのクランプ孔は複数の離間されたクランプ孔であってもよく、少なくとも一つのクランプは複数のクランプであってもよく、締結ステップは、複数のクランプを締結するステップを含む。締結ステップは、正確には3つのクランプを締結するステップを含んでいてもよい。
R.少なくとも一つのクランプ孔は、関連インサートクランプ領域および関連切削領域の両方に位置する部分を有してもよい。

0015

図面の簡単な説明
[0015]本出願の主題をより良く理解し、どのように実施されるかを示すため、ここで、以下の添付図面を参照する。

図面の簡単な説明

0016

切削工具アセンブリの斜視図である。
図1Aにおける切削工具アセンブリの斜視展開図である。
図1Aおよび図1Bにおける切削工具アセンブリの側面図であり、機械加工プロセスの開始位置および終了位置における金属加工物も含んでいる。
機械加工プロセスの中間位置にある図1Cにおける加工物の平面図である。
図1A乃至1Cにおける切削工具アセンブリの切削インサートの側面図である。
図2Aにおける切削インサートの端面図である。
図2Aにおける2C−2C線に沿って取られた断面図である。
図1A乃至1Cにおける切削工具アセンブリの切削工具の一部の側面図である。
図3Aにおける切削工具の一部の平面図である。
図1A乃至1Cにおける切削工具アセンブリのクランプの平面図である。
図4Aにおける切削インサートの側面図である。
図4Bにおける4C−4C線に沿って取られた断面図である。
別の切削インサートおよび切削工具の略側面図である。
更に別の切削インサートの一部の略側面図である。
更なる切削工具アセンブリの斜視展開図である。
図7Aにおける切削工具アセンブリの一部の側面図である。
別のクランプの斜視図である。
図8Aにおけるクランプを含む切削工具アセンブリの斜視展開図である。
図8Bにおける切削工具アセンブリの斜視図である。
更に別のクランプの斜視正面図である。
図9Aにおけるクランプの斜視背面図である。
図9Aおよび9Bにおけるクランプを含む切削工具アセンブリの斜視展開図である。

実施例

0017

図において繰り返され、および/または、異なる実施形態に対し100の値で変換された参照番号は、対応するか、または類似の構成要素を示している。

0018

詳細な説明
[0016]切削工具12と、クランプ機構16を介して切削工具12に固定されるよう構成される切削インサート14とを含む金属切削作業用の切削工具アセンブリ10を示す図1Aおよび1Bを参照する。

0019

[0017]また、図1Cおよび1Dを参照すると、切削インサート14は、本非限定例において、切削インサート14の他のどの部分よりも幅広で、切り口TIのインサート深さを画成する複数の切刃18を含んでいる。複数の切刃は、切削インサートの他のいずれの部分よりも幅広であるだけではなく、それらはまた、理論上では切削インサートの切削領域のどの部分よりも幅広であってもよいことは、以下の説明から理解されるであろう。更に、明細書および特許請求の範囲において、幅広および幅という用語は、切削インサートを参照する場合、以下に定義する幅軸AW(図2B)に沿って測定されるべきものとする。

0020

[0018]詳細に説明すると、作業中、加工物20および切削インサート14は、切削軸Acに沿って互いに向かって移動できる。切削インサート14が不動のままである一方で加工物20は移動でき、逆もまた同様であるか、または、両方が同時に、または順に、移動できることは言うまでもない。いずれの場合においても、動作または中央の切刃18Aは、P1として指定される初期切削位置において係合すると同時に、加工物20の切削を開始する。更に移動し、その間に加工物20および切削インサート14が互いに向かって集束した後、加工物20は、本実施例において考えることのできる中間位置にあると(作製される切り口が図1Dに示す図において長方形断面を有する環状溝20Aと類似した時点で)考えることができる。加工物20を2つの部品(図示せず)に分割したいと望む場合、本実施例において、加工物20が最終位置P2(図1Cにおいて斜線にて図示)に到達する場合に起こるであろう、中央切刃18Aが加工物中心点CWに到達するまで、かかる集束移動を続けることができる。

0021

[0019]切削インサート14は、中央切刃18Aと、2つの隣接する周辺切刃18B、18Cを接続する仮想直線IL1との間に画成される、中央切刃18Aよりも幅広の、第1のインサート切削領域CU1において、例えば、着座部等の部分が無いため、切削インサート14は、加工物20を切り口の第1のインサート切削深さTI1まで切削できる。

0022

[0020]また、図2Aも参照すると、切削インサート14は、2つの非動作または周辺切刃18B、18Cに内接する仮想円弧IA(図2A)まで延在し、インサート割出し軸CIから中央切刃18Aに向かう外側方向D0に開口する切り口の第2のインサート切削深さTI2にまでも切削できる(図1C)。従って、切削インサート切り口の深さは、少なくとも割出し軸CIまで延在できる。切削インサート14の領域は、仮想円弧IAと、第2のインサート切削領域CU2を画成するその中央切刃18Aとの間に延在している。図1Cにおいて、仮想円弧IAは、最終位置P2における加工物20の破線外形と一致するため、個別に示していない。仮想円弧IAは通常、できる限り大きい方が好ましく、従って、周辺切刃18B、18Cの補強部分33(図2A、以下で説明する)、より好ましくは、製造限界を念頭に置き、周辺切刃18B、18Cと直接近傍する点まで延在するよう設計できる。

0023

[0021]切り口の最適な深さは、かかる仮想円弧IAとの直径に相当するか、またはそれに近い直径を有する適切な加工物を選択することによって達成できることは言うまでもない。

0024

[0022]かかる構造の可能性のある利点は、例えば、その中央切刃よりも幅広で、その切削領域に配設される着座部を有する比較切削インサートの切り口深さよりも大きい切り口深さを含むことができる。

0025

[0023]有利な切り口深さを助長できる別の要因は、切削工具12の前境界BF(図1A)の形状である。特に、凹面形状または湾曲形状は、例えば、切削インサート、特に、上で説明した種類の仮想円弧まで切削するよう構成された切削インサートの切り口深さを完全に利用できるため有利である。前境界BFは、(切削軸ACに沿った切削動作中に)切削される加工物の一部に向かって運ばれるよう構成される切削工具12の一部として画成される。

0026

[0024]容易に理解するため、その切削領域の外側、またはそれを補完する切削インサートの切削領域は、以下クランプ領域と称する。例えば、図1Cを参照すると、仮想直線IL1の左側に延在する第1の切削領域CU1は、その右側に延在する第1のクランプ領域CL1によって補完されている。仮想円弧IAは図1Cにおいて図示されていないので、容易に理解するため、図2Aを参照すると、仮想円弧IAの左側に延在する第2の切削領域CU2は、その右側に延在する第2のクランプ領域CL2によって補完されている。

0027

[0025]図2Aから2Cを参照して、切削インサート14の特徴をここで更に詳述する。

0028

[0026]切削インサート14は、切削インサート14の周囲に延在するインサート周面24によって接続される平行な第1および第2のインサート側面22A、22Bと、本非限定例において、第1および第2のインサート側面22A、22Bの両方に開口する貫通孔であるクランプ孔26とを含んでいる。切削インサート14の形状は、ディスク状の本体部28と複数の切削部30とを含んでいてもよく、各切削部30は、本体部28の周囲から延在し、複数の切刃18のうちの一つを含んでいる。

0029

[0027]第1および第2のインサート側面22A、22Bにおいて形成されるのは、本非限定例において、複数の側方着座面32であってもよい。側方着座面32は、関連する第1および/または第2のインサート側面22A、22Bから外側に離間されていてもよい。詳細に説明すると、側方着座面32は、第1または第2のインサート側面22A、22Bのうちの一つから延在する突出部の最も外側の面であってもよいが、それらは、それにもかかわらず、インサートの割出し軸CIに沿った軸方向において、切刃を超えて延在しない。複数の側方着座面32は更に、動作対、すなわち、同時に動作するよう意図された、例えば、インサート14の対向する側に位置する一対を含んでいてもよい。本実施例において、一対の側方着座面は、共通の文字を用いて示されている。例えば、32D1、32D2で示される一対の側方着座面は、第1のインサート側面22Aの対向する側に位置している。かかる間隔の可能性のある利点は、すなわち、インサートの遠位側において、切削インサートの向上した取付安定性であり得る。

0030

[0028]かかる対の位置も、仮想円弧の軌跡または切削インサート14の切削領域の境界を構成できる直線と一致するか、その近傍であってもよい。

0031

[0029]更に、各側方着座面32は、細長および/または湾曲していてもよい。

0032

[0030]更に、側方着座面のうちの少なくとも3つ(例えば、32D1、32D2、および32A2)はそれぞれ、切削インサート14のクランプ領域CL2に位置していてもよいことに留意されたい。かかる三角形の配置は、取付安定性を助長できる。単一の中央切刃に関連する切削領域およびクランプ領域の両方に位置する側面着座32があってもよく、すなわち、インサートの切削深さを減少させるかかる着座面32が存在しないことに留意されたい。

0033

[0031]インサートの単一側の複数の側方着座面の別の可能性のある利点は、切削インサートの低減された製造時間であり得る。例えば、研削作業は、少なくとも、比較切削インサートのより大きな面積を超えて延在する単一の側方着座面と比較した場合、より短くてもよい。

0034

[0032]また、切削工具(不図示)が、第1または第2のインサート側面22A、22Bのうちの一つの上の指定した点において切削インサート14に当接するよう構成される突出部を含むことも実施可能である。かかる場合において、切削インサート14は、側方着座面、または少なくとも一つの外側に位置する側方着座面が無くてもよい。

0035

[0033]インサート周面24は、切削インサート14の周面に沿って離間される複数の切刃18を含んでいる。本非限定例において、正確に5つの切刃18が存在する。切刃18の数にかかわらず、それらは均等に離間され、切削インサート14の仮想外接円ICに沿って位置できる。本実施例において、切削インサート14は、以下の条件:360°/5=72°を満たし、従って、切削インサート14は、インサート割出し軸CIを中心として72°の5方向の回転対称を有している。この文脈において、インサート割出し軸は、切削インサートがそれを中心として有限回数回転されて異なる動作切刃を呈示する軸であることは言うまでもない。例えば、動作切刃がそれ以上効果的ではなくなった後、かかる切削インサートを、そのインサート割出し軸を中心として回転させて、未使用の切刃を新しい動作切刃として呈示してもよい。また、インサート割出し軸は、切削インサートの形状中央を通って延在できることは言うまでもない。

0036

[0034]仮想円弧IAは、それをインサート割出し軸CIが円弧IAと関連する中央切刃18Aとの間に介在するような位置に位置させる曲率を有するのが好ましい。円弧IAは、仮想円ICの曲率に相当する曲率を有するのが更により好ましい。かかる好ましい曲率の可能性のある利点は、増加した切り口深さであり得る。従って、切削インサートは、少なくともインサート割出し軸CIに延在する切り口深さを提供できる。

0037

[0035]図2Bに示すように、切刃18は、第1のインサート側面22Aから第2のインサート側面22Bへと延在するか、接続する。切刃18の延長により、各切刃18が個々に、完全に有効であると呼ぶべきものとなることができる。

0038

[0036]第1および第2のインサート側面と垂直であるように画成される幅軸Awと平行な幅方向DWに沿って、切刃18は、側方着座面32における切削インサートよりも幅広である。

0039

[0037]図1A乃至2Aに関連して説明された上記の実施例に加えて、3つの連続して位置決めされる切刃は、2つの周辺切刃の間に配設される中央の切刃を含む切削編成を構成することは理解されよう。切削インサートが、複数のかかる切削編成を有してもよいことは言うまでもない。例えば、18A、18B、および18Dとして示される切刃18は、かかる編成のうちの3つの隣接する、または連続する切刃を構成していてもよい一方で、別の切削編成は、18B、18D、およびl8E等として示される切刃を含んでいてもよい。

0040

[0038]明細書および特許請求の範囲において、用語「関連する」の意味の理解は、以下のように例示できる:図1Cに関連して説明された切削領域CU1は、切刃18A、18B、18Cと関連しているのに対して、切削インサート14が切削工具12において、別の切刃、例えば、18Bとして示される切刃が動作または中央切刃であるように割出される場合、関連切削領域(不図示)は、例示の中央切刃18Bから、2つの隣接する周辺切刃18Aおよび18Dを接続する仮想直線(不図示)まで延在する。

0041

[0039]各切刃18は、切削部30(図2A)において形成できる。より正確には、切削部30は、切刃18を含む補強部33、および、補強部33を本体部28へ接続する中間部34を含んでいてもよい。

0042

[0040]補強部33は更に、インサート周面24に形成され、切削加工物(不図示)からの切り屑(不図示)がそれを越えて流れるすくい面36を含んでいてもよく、また、すくい面36から延在し、中間部34において終端する複数の補強側壁38を含んでいてもよい。

0043

[0041]各すくい面36は、第1および第2のインサート側面22A、22Bと垂直な平面に位置してもよい。すくい面36は、切り屑処理編成40と共に形成されてもよい。切り屑処理編成は、加工物の切り屑(不図示)を形成し、および/または、向け、および/または、破壊するために構成される編成を意味している。本実施例において、切り屑処理編成40は、凹部42を含んでいる。

0044

[0042]補強側壁38は、十分な補強と共に切削インサート14を提供でき、横方向の切削運動、すなわち、周面24を二分し、第1および第2のインサート側面22A、22Bと平行な仮想インサート平面PI(図2B)に対する横断を可能にする。

0045

[0043]補強側壁38は、関連する切刃18から内方へテーパが付けられている。かかるテーパは、各切刃から、切刃18よりもインサート軸CI近傍の切削インサート14の一部へ、切削インサートの幅方向DWに沿って徐々に減少する幅を構成している(すなわち、段差構成が無い)。この場合、テーパの付いた、すなわち幅が減少する部分が、補強部33である。切削領域CUは更に、補強側壁または切刃18よりも薄い少なくともその一部を含んでいてもよいことは留意されたい。

0046

[0044]中間部34の幅は、切削インサート14の効果的な製造のため、本体部28の幅と一致していてもよい。かかる構造の可能性のある利点は、(中間部34によって構成される)研削安全領域を備えることであってもよい。

0047

[0045]補強部33は更に、インサート周面24に形成され、関連する切刃18から延在する逃げ面44を含むことができる。各逃げ面44は、周辺着座面46と鋭角逃げ角αを形成できる。かかる鋭角の逃げ角αは、比較の共線面および周辺着座面よりも効果的な切り屑排出性を可能にする。

0048

[0046]周辺着座面46は、インサート周面24に形成できる。より正確には、インサート周面24は、複数の周辺着座面46を含むことができ、それぞれが、直線経路に沿って第1のインサート切削部30から隣接する第2のインサート切削部30まで延在している。インサート割出し軸CIまでの各周辺着座面46の距離は、経路の異なる点に沿って変化できる。最も狭いインサート壁長または最も狭い距離の例は、LI1,として示され、最も狭いインサート壁長LI1よりも大きさが大きい最も厚いインサート壁長または最も厚い距離の例は、LI2として示されている。最も狭いインサート壁長LI1は、切刃18のすくい面36に隣接する周辺着座面46の一点まで測定されるのに対して、最も厚いインサート壁長LI2は、切刃18の逃げ面44に隣接する周辺着座面46の一点まで測定される。

0049

[0047]各周辺着座面46は、インサートの安定した取付、および/または、切削工具12へのその滑らかな挿入/取り外しを容易にできる、平坦であってもよい。

0050

[0048]クランプ孔26は、クランプ領域CLにおけるクランプ孔部48と共に構成されている。クランプ孔部48は、切削インサート14をクランプする間、屈曲抵抗するよう十分な大きさを有するクランプの断面を収容するよう構成される大きさで構成されている(本実施例において、断面は、図4Bおよび4Cに示し、以下で更に詳細に説明するクランプ平面Pcに沿って取られている)。かかる断面は、切削インサート14の切削深さの減少を防ぐよう、すべてクランプ領域CL内部に位置するのが好ましい。

0051

[0049]クランプ孔部48の十分な大きさの決定は、クランプの形状、クランプの材料、切削インサートの大きさ、およびその動作条件等の多くの変数によって異なっていてもよい一方で、かかる充足は、かかるクランプまたはその断面が、作業中に切削インサートをクランプ位置に維持するのに十分な強度であるか否かを確認する試験によって試験されてもよい。図1A乃至2Cに示す本非限定例に従って構築され、クランプ孔縁部50と円弧IAとの間に画成され、(図2Cに示す図において示されるような)三日月形のクランプ面積52を有するクランプ孔部48と共に、三日月形のクランプ孔部48と係合するよう構成されるクランプ平面PCに沿って取られた三日月形断面を有するクランプ84(図4Bおよび4C)を含む切削工具アセンブリ10は、首尾よく試験された。従って、切削インサート14の仮想外接円IC内部に画成される面積の約3%のクランプ面積を有するクランプ孔部48が、実現可能である。仮想外接円ICの面積の少なくとも2%の面積を有するクランプ孔部の構成も実現可能であると考えられる。より大きい面積も明らかに実現可能であり、例えば、面積は、図1A乃至4Cと関連して説明されるレバー装置に比べて異なるクランプ編成を開示している図7Bの例におけるような4%よりも大きくてもよい。

0052

[0050]クランプ孔縁部50を、図2Cにより詳細に示す。一般にテーパの付いた断面および内方に突出する中央環状凸部54は、そこにクランプ84をクランプすることを可能にするために形成できる。代替として、クランプ孔縁部50は、それと共に用いるクランプ機構により、環状凸部54が無くてもよい。

0053

[0051]切削インサート14は通常、超硬合金等の非常に硬質で、耐摩耗性の材料から、結合剤内の炭化物粉末成形プレスした後に焼結するか、または粉末射出成型法のいずれかによって作成されてもよい。

0054

[0052]切削インサート14、またはより正確には、各インサート側方着座面32は、研削されてもよく、すなわち、その形状形成のために研削作業にかけられてもよい。切刃18は、インサート側方着座面32において切削インサート14よりも幅広であるため、研削作業は、切刃18との研削要素(不図示)の接触を防ぐよう成されてもよい。例えば、研削要素は、切刃18内部に内接する円(不図示)内部で円形または輪状運動で移動してもよく、かかる内接円は、切削インサート14の補強部33内部に画成されるのが好ましい。後者の場合では、中間部34が、不正確動きに対する研削安全領域を構成してもよい。代替として、研削要素は、一対の切刃18の間から、または、好ましくは一対の切削部30の間から、離間された一対の切刃18または切削部30の間までの直線パスを作成してもよい。いずれの場合においても、切削インサート14はその研削中に回転でき、また、研削要素も振動できる。かかる研削は、切削インサート14の一方の側で実行でき、その後他方で、または両側同時に実行できる。

0055

[0053]本非限定例において、切削インサート14は、インサート平面PIを中心として対称である。かかる対称により、図1Dに例示するような長方形の切削が可能となる。

0056

[0054]上記の対称に対する参照は、縁部を特定する符号等の非動作または切削特長について言及していないことは言うまでもない。加えて、側方着座面は、第1および第2のインサート側面の両方に、各切刃に関して対称的に位置し、数が偶数である本実施例とは対照的に、対称的に位置決めされず、または数が偶数ではなくてもよいことは言うまでもない。

0057

[0055]ここで、図3Aおよび3Bを参照して、切削工具12を更に詳細に説明する。

0058

[0056]切削工具12は、工具本体56と、それに接続される工具ヘッド58とを含んでいてもよい。

0059

[0057]工具ヘッド58は、本非限定例において、横方向に延在し、より正確には、切削軸ACに垂直に延在できる第1の面60を含んでいてもよい。工具ヘッド58はまた、第1の面60に横方向に延在できるインサートポケット62も含んでいる。

0060

[0058]第1の面60は、凹形状を有していてもよい。第1の面60は、クランプ機構凹部64と共に形成されてもよい。

0061

[0059]クランプ機構凹部64は、第1の面60に開口していてもよく、インサートポケット62に開口していてもよい。より正確には、クランプ機構凹部64は、クランプ本体部84B(図4B)を受けるよう構成される第1のサブ凹部66と、クランプ要素位置決め部84Cを受けるための第2のサブ凹部68とを含んでいてもよい。

0062

[0060]第1のサブ凹部66は、凹形状で形成されてもよい。

0063

[0061]第2のサブ凹部68は、クランプ本体部84Bから離間した第1の付勢方向DB1において増大するテーパ形状を有していてもよい。第1の付勢方向DB1は、切削軸ACに対して、横断、より正確には、本実施例において、垂直であってもよい。

0064

[0062]第1の面60、より正確には、本実施例において、そのクランプ機構凹部64は、雌ねじが切られた工具ねじ孔70(図1B)と共に形成されてもよい。

0065

[0063]インサートポケット62は、切削インサート14を受けるよう構成される。インサートポケット62は、ポケット着座面72と、ポケット着座面72から横方向に延在し、ポケット後境界BRを画成する少なくとも一つのポケット壁部74と、ポケット後境界BRからポケット着座面72の反対側に位置し、切削工具12の前境界BFに位置するポケット前縁部76とを含んでいる。

0066

[0064]ポケット着座面72は、切削インサート14と係合するよう構成される第1のサブ着座面72Aと、第1のサブ着座面72Aとポケット前縁部76との間に位置し、第1の付勢方向DB1に窪んで切削インサート14がその安定した取付のために第1のサブ着座面72Aと接触することを確実にする第2のサブ着座面72Bとを含んでいてもよい。

0067

[0065]少なくとも一つのポケット壁部74は、第1、第2、および第3の、連続して位置決めされるポケットサブ壁部74A、74B、74Cを含んでいてもよい。ポケットサブ壁部74A、74B、74Cは、第1および第2のポケット逃げ凹部78A、78Bにより、分離される。特に、第1および第3のポケットサブ壁部74A、74Cは、切削インサート14がインサートポケット62に取り付けられる場合に、切削インサートの周辺着座面46と当接するよう位置決めされるのに対して、第2のポケットサブ壁部74Bは、安定した取付を容易にするため、図1Cに示すポケット間隙80によってわかるような、関連切削インサートの周辺着座面46から離間するよう位置決めされる。

0068

[0066]ここで、図1Bを参照すると、クランプ機構16は、本非限定例において、両端に雄ねじが切られたねじによって構成される付勢部材82とクランプ84とを含んでいる。

0069

[0067]ねじ82は、クランプねじ孔84Aと螺合するよう構成される第1の雄ねじ端82Aと、工具ねじ孔70と螺合するよう構成される第2の雄ねじ端82Bと、第1および第2のねじ端82A、82B間で延在し、ねじ山が無くてもよいねじ中間部82Cとを含んでいてもよい。第1のねじ端82Aは、回転を容易にするための工具受け凹部82Dと共に形成されている。

0070

[0068]代替として、付勢部材82が、単一端のねじ、弾性部、または他の適切な付勢構成部品(不図示)であってもよいことは、言うまでもない。

0071

[0069]図4A乃至4Cを参照すると、クランプ84は更に、クランプねじ孔84Aがそれを通って延在するクランプ本体部84Bと、位置決め部およびヘッド部84C、84Dとを含んでいてもよい。図4Aに示すように、クランプ84は、凸状クランプ前面84Eおよび凹状クランプ後面84Fを持つ三日月形を有している。

0072

[0070]クランプ本体部84Bは、部分的または、本実施例において、完全に切削工具の第1のサブ凹部66内部に受けられるよう構成されてもよい。

0073

[0071]位置決め部84Cは、クランプ本体部84Bから距離が増加するように外側にテーパが付いた形状を有していてもよい。

0074

[0072]クランプヘッド部84Dは、そのクランプ前面84Eにおいて、後面84Fから離れる方向に突出する(安定したクランプのために互いから離間されてもよい)2つのクランププロング84Gと、プロング84Gとクランプ本体部84Bとの間に形成されるインサート受け凹部84Hと共に形成されてもよい。

0075

[0073]インサート受け凹部84Hを通るクランプ平面PCは、切削インサートのクランプ孔部48と、断面形状および面積において一致している。本構成において、切削中、切削インサート14からの最大力が、インサート受け凹部84Hに作用していることは言うまでもない。従って、インサート受け凹部84Hの構造上の強さが、クランプ孔部48の最小クランプ面積の大きさを決定する。

0076

[0074]図1A乃至1Cを参照すると、切削インサート14は、以下のように、クランプ機構16を介して切削工具の工具ヘッド58にクランプされてもよい:
−付勢部材の第2のねじ端82Bを工具ねじ孔に挿入し;
− クランプ84を付勢部材の第1のねじ端82Aに取り付け;
− 付勢部材82を、その工具受け凹部82Dを介して回転して、付勢部材82およびクランプ84を工具ヘッド58に向けて、クランプ84が第1のサブ凹部66から離間される取付位置まで移動し;
− 切削インサート14をインサートポケット62内に載置し、クランプのヘッド部84Dを切削インサートのクランプ孔26に位置させ;そして、
− 付勢部材82を回転して、クランプ84を固定位置(図1C)に移動させる。

0077

[0075]付勢部材82が第1のサブ凹部66に位置する場合のかかる「回転」は、クランププロング84Gをクランプ孔縁部50と係合させ、切削インサート14をポケット壁部74(より正確には、第1および第3のポケットサブ壁部74A、74C)に対して付勢させることができる。より正確には、付勢部材82は、クランプ84を切削軸Acと平行な第2の付勢方向DB2に移動し、位置決め部84Cは、クランプ84を移動させ、その結果、切削インサート14を第1の付勢方向DB1に移動させる一致するテーパ形状の第2のサブ着座面72Bと接触する。

0078

[0076]切削インサート14の割り出しは、以下によって実行されてもよい:
−クランプ84が取付位置に到達するまで、付勢部材82を、その工具受け凹部82Cを介してクランプのために回転される方向と反対方向に回転し;
− 別の切刃18がその中央切刃18Aとなるように、インサート14を回転し、必要であればそれをクランプ84から完全に取り外し;そして、
− クランプ84を、上で説明したような固定位置まで移動させる。

0079

[0077]固定位置では、ポケット着座面72と垂直な図(例えば、図1Cに示す取り付けられたインサートの側面図、図3Aに示すポケット着座面72)において、工具ヘッド58およびクランプ機構16は、前境界BFに沿って延在する仮想内接円弧IAを超えて延在しない。別の言い方をすれば、付勢部材82およびクランプ84は、前境界BFと面一であり、および/または、前面60に沈下し、つまり窪んでいる。かかる編成により、切削インサート14が切削深さ全体TI2を利用することが可能となる。従って、クランプ機構16または、切削工具12の前面60に位置決めされるその構成要素にもかかわらず、かかる編成を、インサートの切削深さを減少せずに利用できる。

0080

[0078]『垂直』図は、図の配向のみを伝えることを意図しており、従って、ポケット着座面72は、部分的または完全に、切削インサート14または切削工具12の一部による視野から隠されているが、それにもかかわらず、かかる図内部で画成されることは言うまでもない。

0081

[0079]前境界BFにおいて、または前面60に沿って工具ヘッド58に固定されるよう構成されるクランプ84または少なくともクランプ本体部84Bの可能性のある利点は、例えば、その切削工具の側壁に沿って延在するクランプを有する切削工具アセンブリ(不図示)と比較して、コンパクトな切削工具アセンブリ10が達成できるということであり得る。

0082

[0080]切削インサートの切削深さを増加させる一つの方法は、切削インサートの中央切刃からできる限り距離を置いてクランプ面積を形成することによってであってもよい。上で説明した種類の切削インサートが、その周面に沿って離間される切刃を有するように、かかるクランプ面積は、有利に中央切刃からできる限り距離を置く一方で、結果として、中央切刃からかかる切削インサートの反対側の切刃に近付く。別の言い方をすれば、各切刃は、割出される場合に、動作または中央切刃を構成し、少なくとも一つのクランプ面積が、かかる中央切刃に隣接して位置する。更に別の言い方をすれば、かかる切削インサートは通常、その各切刃に隣接するクランプ面積および遠位のクランプ面積を有する。中央切刃に隣接するクランプ面積、すなわち関連しないクランプ面積が、切削インサートの動作中にクランプされた場合、切削深さの減少が結果として生じる可能性があることは、言うまでもない。切削深さの減少を防ぐため、かかる切削インサートの切削孔の少なくとも一部が、切削工具に取り付けられる場合に空けられる。別の言い方をすれば、例えば、上で説明した方法の一部として、切削インサートをクランプに取り付ける場合、クランプのクランプ本体は、切削インサートの少なくとも一つの少なくとも第1の部分を完全に通って、少なくとも一つのクランプ孔の、第1の部分とは異なる、第2の部分を空けたまま、延在されてもよい。

0083

[0081]図5を参照して、切削工具112に取り付けられる例示の切削インサート114を示す。

0084

[0082]切削インサート114は、特に、例えば、その幅に関して上記インサート14と類似するが、5つではなく、4つの切刃118A、118B、118C、および118Dを有する点で異なっている。

0085

[0083]また、そのクランプ孔126は、円形ではなく、むしろ、クランプ(不図示)をその中央切刃118Aから距離を置くことができる4つの凹状部127を有していることに留意されたい。

0086

[0084]その結果、有利な切削深さを可能とするいずれのクランプ孔形状も実施可能であることは、言うまでもない。有利な切削深さは、同じ種類の公知の切削インサート(すなわち、その周面に沿って、および、その第1および第2の側面の間に延在する切刃を持つ割出し可能切削インサート)よりも深いものを考えることができる。従って、上で説明した種類の5枚刃の切削インサート14は、図示する4枚刃の切削インサート114よりも大きい切削深さを達成することが可能であり、後者の切削インサート114は、それでもなお、同じ種類の公知の切削インサートよりも大きい深さに切削でき、従って、有利な構造を有すると考えることができる。

0087

[0085]図6を参照して、前記の利点の少なくともいくつかを有する切削インサートのクランプ孔226はまた、上で例示した貫通孔26、126とは対照的に、ブラインドホールであってもよい。2つの側面222A、222Bのうちのただ一つに形成されるかかるブラインドクランプ孔226は、そのクランプを補助するよう傾斜した刃227を有していてもよい。実施可能と考えられるが、上で説明した貫通孔編成程有利ではないかかる設計は、とりわけ、より強いクランプの利点、および、上記のよりかさ張る切削工具の欠点を考慮している。

0088

[0086]図7Aおよび7Bを参照して、切削工具アセンブリ310における代替のクランプ孔編成を示す。特に,複数のクランプ孔326A、326B、326C、326D、および326Eが、切削インサート314において形成されている。クランプ孔326は、本実施例において、ねじの形をとる3つのクランプ384A、384B、384Cを含むクランプ機構316を介して、切削工具312の孔327に固定されてもよい。本実施例においてわかるように、クランプ孔326A、326B、326C、326D、および326Eのいずれも、インサート割出し軸CIを含んでいない。

0089

[0087]かかる編成は、単一のクランプ孔と比較した場合、複数の切削孔が切削インサートの周面近傍に位置決めされ、それによって、切削インサート314のクランプが中央切刃318Aから離れて行われるため、より大きい切削領域、および従って、切削深さが達成されるという点で有利であり得る。しかし、図1乃至4に関連して説明された編成は、例えば、効果的なクランプが可能である(すなわち、3つのクランプではなく、単一のクランプが、部品を脱落することなく、固定される等)という点で、本実施例に勝って有利であるかもしれない。

0090

[0088]図8A乃至8Cを参照すると、上で説明した種類の切削インサート14はまた、異なるクランプ機構416を介してクランプアセンブリ410の異なる切削工具412に取り付けられてもよい。

0091

[0089]クランプ機構416は、そのクランプ484が、雌ねじ485と共に形成される円筒形本体部484Bを含むという点で異なっている。

0092

[0090]特に、クランプ484のクランプヘッド部484Dは、本質的に上記クランプヘッド84Dと同じである(例えば、一つ以上のプロング(不図示)を含み、三日月形を有している)。

0093

[0091]更に異なる点は、クランプ484が、位置決め部を欠いている点である。特に、本体部484Bの細長の円筒形は、切削工具412のクランプ機構凹部464へのクランプ484の滑らかな動きを助長できる。かかる編成は、クランプ484が少ない接触点を有し(または、少なくとも、位置決め部の接触点が無く)、クランプ機構凹部464内部での滑らかな移動を可能にし、クランプ484を移動する場合に、力の分割が減る等の点で、上で説明した種類のテーパ付位置決め部を持つ編成に勝って有利であるかもしれない。

0094

[0092]クランプ484の改良された形状により、クランプ機構凹部464の形状は、対応して改良でき、すなわち、クランプ機構凹部464は、第2のサブ凹部が無くてもよく、第1のサブ凹部466は、インサートポケット462に開口するU字形を有していてもよい。

0095

[0093]図9A乃至9Cを参照すると、上で説明した種類の切削インサート14はまた、異なるクランプ584を用いて異なる切削工具512に取り付けられてもよい。

0096

[0094]図9A乃至9Cに示す例示の切削工具アセンブリ510は、図8A乃至8Cに示す例示の切削工具アセンブリ410とは、クランプ584が更に、切削インサート14のクランプ孔26を通る切り屑(不図示)の通過を制限するよう構成されるクランプされないガード部585を含むという点でのみ異なっている。

0097

[0095]ガード部585は、半円形または円の一部であってもよい。ガード部585は、クランプのヘッド部584Dから離間する方向に延在してもよい。しかし、かかる形状は、クランプされる切削インサートのクランプ孔の形状と一致する何れの形状であってもよい。ガード部585はまた、インサート間隙587を残して、関連するクランプ孔よりも僅かに小さいよう構成されてもよい。かかる間隙は、関連切削インサートの取り付け、取り外し、割り出しを容易にするであろう。

0098

[0096]特に、ガード部585は、切刃518よりも薄い形状にされ、その切削深さの減少を防ぐ。別の言い方をすれば、ガード部585は、板状を有し、そこから外側に突出しないように、切削インサートクランプ孔26内部に配設されるよう構成されてもよい。

0099

[0097]異なる大きさや、形状の切り屑が、異なる切削条件下で作成されるであろうことは言うまでもない。従って、ある用途において、切削を妨げる可能性のある切り屑がクランプ孔を通ることを防ぐために、ガード部585を有することは有利であるかもしれず、他の条件下では、クランプがガード部を欠いて、ガード部を通る切り屑の流れを容易にすることが有利であるかもしれない。

0100

[0098]上記の説明は、例示の実施例と、必要に応じて、主張する主題の実施可能性に対する詳細とを含んでおり、本願の請求範囲から非例示的な実施例および詳細を除外しない。

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