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技術 平均台用補助マット

出願人 株式会社エヌジーシー
発明者 張西厚志石澤伸一張西雄介
出願日 2016年3月10日 (3年9ヶ月経過) 出願番号 2016-046548
公開日 2017年9月14日 (2年3ヶ月経過) 公開番号 2017-158824
状態 未査定
技術分野 体操訓練用具
主要キーワード 両側カバ 平坦面間 取付個数 防滑性シート 立体形 質量減量 上方外側 取付操作
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年9月14日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

平均台に対しスムーズに着脱できる平均台用補助マットを提供する。

解決手段

本発明の平均台用補助マットM1は、緩衝材4が介挿された上面カバー部1と、上面カバー部1の両側縁に設けられる両側面カバー部2と、両側カバー部2の下端縁に設けられる両側貼り合わせ部3とを備える。両側貼り合わせ部3のうち一方側に一方側吸着手段が設けられるとともに、他方側に前記一方側吸着手段に磁力によって吸着可能な他方側吸着手段が設けられる。上面カバー部1が平均台9におけるビーム本体91の上面に対応し、両側面カバー部2がビーム本体91の両側面に対応して配置される一方、両側貼り合わせ部3が互いの裏面側を対向させた状態で一方側および他方側の両吸着手段が互いに磁力によって吸着されることによって、ビーム本体91に対し着脱自在に取り付けられる。

概要

背景

体操競技の平均台種目において、ジムナストが十分に習得していないような高度な演技練習する場合、失敗を伴うことが多くなるため、ジムナストへの負担が多くなってしまう。例えば演技した際にジムナストが平均台から落下し、その際に手や足等の体の一部を平均台にぶつけてしまうおそれがある。

そこで従来においては下記特許文献1,2に示すように、ジムナストが平均台に不慮にぶつかった際にその衝撃を緩和できるように平均台用補助マットが提案されている。

特許文献1に示す補助マットは、平均台のビーム本体に巻回した状態でマット両端部に設けられた面ファスナー同士を連結することによって保持するようにしている。また特許文献2に示す補助マットは、ビーム本体に2つ折りに掛け置くように配置した状態でマット両端部に設けられた面ファスナー同士を重ね合わせて連結することによって保持するようにしている。

概要

平均台に対しスムーズに着脱できる平均台用補助マットを提供する。本発明の平均台用補助マットM1は、緩衝材4が介挿された上面カバー部1と、上面カバー部1の両側縁に設けられる両側面カバー部2と、両側カバー部2の下端縁に設けられる両側貼り合わせ部3とを備える。両側貼り合わせ部3のうち一方側に一方側吸着手段が設けられるとともに、他方側に前記一方側吸着手段に磁力によって吸着可能な他方側吸着手段が設けられる。上面カバー部1が平均台9におけるビーム本体91の上面に対応し、両側面カバー部2がビーム本体91の両側面に対応して配置される一方、両側貼り合わせ部3が互いの裏面側を対向させた状態で一方側および他方側の両吸着手段が互いに磁力によって吸着されることによって、ビーム本体91に対し着脱自在に取り付けられる。

目的

本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、平均台に対しスムーズに着脱することができ、例えば通し練習中に必要時のみに必要な箇所に取り付けることができる平均台用補助マットおよびその製造方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

緩衝材が介挿された上面カバー部と、前記上面カバー部の両側縁に設けられる両側面カバー部と、前記両側カバー部の下端縁に設けられる両側貼り合わせ部とを備え、前記両側貼り合わせ部のうち一方側に一方側吸着手段が設けられるとともに、他方側に前記一方側吸着手段に磁力によって吸着可能な他方側吸着手段が設けられ、前記上面カバー部が平均台におけるビーム本体の上面に対応して配置されるとともに、前記両側面カバー部がビーム本体の両側面に対応して配置される一方、前記両側貼り合わせ部が互いの裏面側を対向させた状態で前記一方側および前記他方側の両吸着手段が互いに磁力によって吸着されることによって、ビーム本体に対し着脱自在に取り付けられるよう構成されていることを特徴とする平均台用補助マット

請求項2

前記両側貼り合わせ部のうち少なくとも一方側の貼り合わせ部の表面側に、前記両吸着手段を介して連結された前記両側貼り合わせ部を互いに引き剥がすための把手が設けられている請求項1に記載の平均台用補助マット。

請求項3

前記把手が前記吸着手段よりも下方に配置されている請求項2に記載の平均台用補助マット。

請求項4

前記一方側および前記他方側吸着手段は、ビーム本体の長さ方向に相当する長さ方向に間隔をおいて複数設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の平均台用補助マット。

請求項5

前記上面カバー部における長さ方向の端部の表面が、長さ方向の外側に向かって下り傾斜する傾斜面に形成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の平均台用補助マット。

請求項6

裏面シートと、その裏面シートの表面側に表面シート縫合することによって請求項1〜5のいずれか1項に記載の平均台用補助マットを作製するようにした平均台用補助マットの製造方法であって、前記裏面シートおよび前記表面シートを立体裁断によって作製するようにしたことを特徴とする平均台用補助マットの製造方法。

技術分野

0001

この発明は、体操競技の一つの種目である平均台の練習時等におけるジムナスト(体操選手)への負担を軽減するために用いられる平均台用補助マットおよびその製造方法に関する。

背景技術

0002

体操競技の平均台種目において、ジムナストが十分に習得していないような高度な演技を練習する場合、失敗を伴うことが多くなるため、ジムナストへの負担が多くなってしまう。例えば演技した際にジムナストが平均台から落下し、その際に手や足等の体の一部を平均台にぶつけてしまうおそれがある。

0003

そこで従来においては下記特許文献1,2に示すように、ジムナストが平均台に不慮にぶつかった際にその衝撃を緩和できるように平均台用補助マットが提案されている。

0004

特許文献1に示す補助マットは、平均台のビーム本体に巻回した状態でマット両端部に設けられた面ファスナー同士を連結することによって保持するようにしている。また特許文献2に示す補助マットは、ビーム本体に2つ折りに掛け置くように配置した状態でマット両端部に設けられた面ファスナー同士を重ね合わせて連結することによって保持するようにしている。

先行技術

0005

実公平2−47966号
特許第3664960号

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、上記特許文献1,2に示す技術の平均台用補助マットは、面ファスナーによって平均台に固定するようにしているため、平均台に対する取付操作や取外操作をスムーズに行うことができないという課題があった。例えば補助マットを平均台に取り付ける場合には、補助マットでビーム本体を覆った状態で、対応し合う面ファスナーを対向させるように位置合わせを行ってから、面ファスナー同士を接合するという面倒な位置合わせ作業が必要である。また補助マットを平均台から取り外す場合には、連結し合う面ファスナーを端から順に連続的に引き剥がしていく必要があり、ワンタッチでスムーズに取り外すことが困難であった。このように取付/取外操作をスムーズに行うことができないと、平均台種目を始めから終わりまで通しで練習する通し練習を行うような場合、通し練習中に指導者補助者等が補助マットを取り付けたり、取り外したりすることができないため、通し練習時に必要時のみに必要な箇所に補助マットを取り付けることができないという課題が発生する。

0007

本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、平均台に対しスムーズに着脱することができ、例えば通し練習中に必要時のみに必要な箇所に取り付けることができる平均台用補助マットおよびその製造方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

上記目的を達成するため、本発明は以下の構成を要旨とするものである。

0009

[1]緩衝材が介挿された上面カバー部と、
前記上面カバー部の両側縁に設けられる両側面カバー部と、
前記両側カバー部の下端縁に設けられる両側貼り合わせ部とを備え、
前記両側貼り合わせ部のうち一方側に一方側吸着手段が設けられるとともに、他方側に前記一方側吸着手段に磁力によって吸着可能な他方側吸着手段が設けられ、
前記上面カバー部が平均台におけるビーム本体の上面に対応して配置されるとともに、前記両側面カバー部がビーム本体の両側面に対応して配置される一方、前記両側貼り合わせ部が互いの裏面側を対向させた状態で前記一方側および前記他方側の両吸着手段が互いに磁力によって吸着されることによって、ビーム本体に対し着脱自在に取り付けられるよう構成されていることを特徴とする平均台用補助マット。

0010

[2]前記両側貼り合わせ部のうち少なくとも一方側の貼り合わせ部の表面側に、前記両吸着手段を介して連結された前記両側貼り合わせ部を互いに引き剥がすための把手が設けられている前項1に記載の平均台用補助マット。

0011

[3]前記把手が前記吸着手段よりも下方に配置されている前項2に記載の平均台用補助マット。

0012

[4]前記一方側および前記他方側吸着手段は、ビーム本体の長さ方向に相当する長さ方向に間隔をおいて複数設けられている前項1〜3のいずれか1項に記載の平均台用補助マット。

0013

[5]前記上面カバー部における長さ方向の端部の表面が、長さ方向の外側に向かって下り傾斜する傾斜面に形成されている前項1〜4のいずれか1項に記載の平均台用補助マット。

0014

[6]裏面シートと、その裏面シートの表面側に表面シート縫合することによって前項1〜5のいずれか1項に記載の平均台用補助マットを作製するようにした平均台用補助マットの製造方法であって、
前記裏面シートおよび前記表面シートを立体裁断によって作製するようにしたことを特徴とする平均台用補助マットの製造方法。

発明の効果

0015

発明[1]の平均台用補助マットによれば、上面カバー部および両側面カバー部を平均台のビーム本体における上面および両側面に被せるように投げ置いて両側貼り合わせ部を接合するだけで、対応し合う両吸着手段同士が吸引吸着して両側貼り合わせ部が連結保持されるため、平均台に簡単かつスムーズに組み付けられる。また平均台から取り外す場合には、一方側の貼り合わせ部を他方側の貼り合わせ部に対し引き込むだけで、吸着している磁石体が離間して両側貼り合わせ部が引き剥がされるため、簡単かつスムーズに取り外すことができる。このように本発明の補助マットは、平均台に対し簡単かつスムーズに着脱できるため、例えば通し練習中に必要時のみに必要な箇所に取り付けることができる。

0016

発明[2]の平均台用補助マットによれば、少なくとも一方側の貼り合わせ部の表面に把手を設けているため、把手を利用して両側貼り合わせ部を引き剥がすことができ、平均台からの取外作業を一層簡単に行うことができる。

0017

発明[3]の平均台用補助マットによれば、把手を吸着手段よりも下方に配置しているため、把手を利用して一方側の貼り合わせ部を他方側の貼り合わせ部から引き剥がした際に、一方側の吸着手段がその上端支点に上方に回転するようにして他方側の吸着手段から離間する。このため両側貼り合わせ部の引き剥がし作業、ひいては平均台からの取外作業を一層スムーズに行うことができる。

0018

発明[4]の平均台用補助マットによれば、吸着手段を長さ方向に間隔をおいて複数設けているため、両貼り合わせ部を引き剥がす際に、複数の吸着手段を長さ方向に沿って順番に一つずつ断続的に離間させることができ、両側貼り合わせ部の引き剥がし作業、ひいては平均台からの取外作業をより一層スムーズに行うことができる。

0019

発明[5]の平均台用補助マットによれば、上面カバー部の端部を傾斜面に形成しているため、上面カバー部の端部とビーム本体表面との間の境界段差が形成されるのを防止することができる。このためその境界にジムナストの足がかかったとしても、段差がないため、ジムナストは違和感を感じることなく、演技練習を普段通りに行うことができ、ジムナストにとってより快適な練習環境を提供することができる。

0020

発明[6]の製造方法によれば、平均台用補助マットを立体裁断を用いて作製するようにしているため、補助マットを平均台に組み付けた状態に近似した立体形状に形成することができる。このため補助マットを実際に平均台に組み付けた状態においては、補助マットのほぼ全域がビーム本体に確実にフィットさせることができ、補助マットを平均台に馴染ませて安定した状態に取り付けることができる。

図面の簡単な説明

0021

図1はこの発明の実施形態である補助マットが取り付けられた平均台を切り欠いた状態で示す斜視図である。
図2は実施形態の補助マットを示す斜視図である。
図3は実施形態の補助マットを示す裏面図である。
図4図1のX−X線断面図である。
図5図1のY−Y線断面図である。
図6図1の一点鎖線で囲まれた部分を拡大して示す斜視図である。
図7はこの発明の変形例である補助マットを示す表面図である。
図8は変形例の補助マットが取り付けられた平均台を切り欠いた状態で示す斜視図である。

実施例

0022

図1はこの発明の実施形態である補助マットM1が取り付けられた平均台9を切り欠いた状態で示す斜視図、図2は実施形態の補助マットM1を示す斜視図、図3は実施形態の補助マットM1を示す裏面図、図4図1のX−X線断面図である。

0023

これらの図に示すように本実施形態の補助マットM1は、所定の形状の裏面シート52の表面(上面)に、所定の形状の表面シート51が重ね合わされるように配置されて、両シート51,52間の所要部が縫合されて形成されている。なお本実施形態においては、発明の理解を容易にするため、各図面において表面シート51および裏面シート52等の厚み寸法を実際よりも厚くなるように誇張して示している。

0024

本実施形態の補助マットM1は、平均台9のビーム本体91の長さ方向に相当する方向(長さ方向)が1m程度に設定されており、図2および図3に示す展開状態では平面視矩形状を有している。

0025

この補助マットM1は、平均台9のビーム本体91の上面に対応する上面カバー部1と、上面カバー部1の両側縁にそれぞれ連続して設けられる両側面カバー部2,2と、両側面カバー部2,2の両側外縁(下端縁)にそれぞれ連続して設けられる両側貼り合わせ部3,3とを備えている。

0026

上面カバー部1は幅がビーム本体91における上面の幅に対応して10cm程度に形成されており、ビーム本体91の上面に適合した状態で配置可能に構成されている。この上面カバー部1は、表面シート51および裏面シート52が両シート51,52間に緩衝材4が介在されている。

0027

緩衝材4は、厚さが1cm程度に形成されており、後述するように適度な弾性力を有している。

0028

図5に示すように緩衝材4における長さ方向の両端部表面41は、長さ方向の外側(長さ方向の延長方向)に向かって下り傾斜する傾斜面に形成されている。さらに緩衝材4の両端部表面41には表面シート51が沿うように配置されているため、上面カバー部1の長さ方向の両端部表面(表面シート51の表面に相当)が、緩衝材4の両端部表面41と同様に長さ方向の外側に向かって下り傾斜する傾斜面に形成されている。このように上面カバー部1の両端部表面11を傾斜面に形成することによって、上面カバー部1の両端部とビーム本体91の表面との間に段差が形成されるのを防止するようにしている。

0029

両側面カバー部2,2は、上面カバー部1の両側端縁連設されて形成されている。こ両側面カバー部2,2は既述した通り、ビーム本体91の両側面に対応して形成されており、ビーム本体91の両側面に適合した状態で配置可能に構成されている。

0030

また両側貼り合わせ部3,3は、図1および図4組付状態では両側面カバー部2,2の下端縁に連設されて形成されている。

0031

両側貼り合わせ部3,3の上下方向の中間部には永久磁石によって構成される磁石体31が長さ方向に所定の間隔おきに複数設けられている。各磁石体31は表面シート51および裏面シート52間に介在された状態で各磁石体31の周囲において両シート51,52間が縫合されることによって取り付けられている。

0032

さらに磁石体31は両側貼り合わせ部3,3間において対応する位置に配置されており、対応し合う磁石体31,31同士が磁力によって吸着された際には、両側貼り合わせ部3,3が互いに適合して重なり合った状態で保持されるようになっている。

0033

ここで本実施形態においては、両側貼り合わせ部3,3のうち一方側の貼り合わせ部3に設けられた永久磁石によって一方側吸着手段が構成されるとともに、他方側の貼り合わせ部3に設けられた永久磁石31によって他方側吸着手段が構成されている。

0034

本実施形態においては、一方側吸着手段および他方側吸着手段共に永久磁石によって構成されているが、それだけに限られず、本発明においては一方側吸着手段および他方側吸着手段のいずれか一方を永久磁石によって構成するとともに、残り一方を、その永久磁石に磁力により吸着可能な鉄等の磁性体によって構成するようにしても良い。要は一方側吸着手段および他方側吸着手段が互いに磁力によって吸着可能な構成であれば、どのような構成であっても良い。

0035

図1および図2に示すように一方側の貼り合わせ部3の表面における下端縁には長さ方向に沿って帯紐状の把手32が取着されている。この把手32は貼り合わせ部3の下端縁における長さ方向に連続して配置されて、その把手32の長さ方向の両端部と、中間部の1または数ヶ所において貼り合わせ部3に縫合されることによって取り付けられている。

0036

この把手32は、磁石体31を介して互いに連結した両側貼り合わせ部3,3を引き剥がす際に用いるものであって、両側貼り合わせ部3,3が連結した状態で把手32を手で持って一方側の貼り合わせ部3を他方側の貼り合わせ部3に対し引っ張ることによって、一方側の貼り合わせ部3を他方側の貼り合わせ部3から引き剥がすことができるようになっている。

0037

本実施形態においては、把手32は磁石体31よりも下方に配置されており、後に詳述するように、把手32を利用することによって一方側の貼り合わせ部3を他方側の貼り合わせ部3からスムーズに引き剥がすことができるようになっている。

0038

なお本実施形態においては、把手32を両側貼り合わせ部3,3のうち、一方側の貼り合わせ部3に取り付けるようにしているが、それだけに限られず、本発明においては両側貼り合わせ部3,3の双方に把手32を取り付けるようにしても良い。さらに本発明においては把手32の取付位置、取付形態および取付個数は特に限定されるものではない。

0039

以上の構成の本実施形態の補助マットM1は投げ込みマット、投げ置きマット等とも称されるものであり、補助マットM1を平均台9に組み付ける際には、補助マットM1をその上面カバー部1を平均台9のビーム本体91の上面に被せるように投げ込み、両側面カバー部2,2をビーム本体91の両側面に沿わせつつ、両側貼り合わせ部3,3の裏面同士を重ね合わせる。これにより両側貼り合わせ部3,3間において対応し合う磁石体31,31同士が磁力によって吸着されて、両側貼り合わせ部3,3が連結状態に保持される。こうして補助マットM1が平均台9に組み付けられる。

0040

この組付時には補助マットM1を平均台9の上側から投げ込んで両側貼り合わせ部3,3を近付けるだけで、磁石体31,31の磁力によって吸引されて両側貼り合わせ部3,3が連結されるため、両側貼り合わせ部3,3間の位置合わせ作業や両側貼り合わせ部3,3同士を押え付ける作業等の面倒な作業がほとんど必要なく、補助マットM1を簡単かつスムーズに平均台1に取り付けることができる。

0041

ここで本実施形態においては、補助マットM1は既述した通り、表面シート51および裏面シート52が縫合されて上面カバー部1、両側面カバー部2,2および両側貼り合わせ部3,3が作製されるものであるが、両シート51,52は、平均台モデルに仮組した状態で裁断する、いわゆる立体裁断によって裁断して縫合するようにしている。このため補助マットM1は平均台9に組み付けた状態に近似した立体形状に形成されるため、補助マットM1を実際に平均台9に組み付けた状態においては、補助マットM1の各部位に不用意変形力応力)が発生しない自然な状態となっている。このため補助マットM1の上面カバー部1および両側面カバー部2,2の全域がビーム本体91の上面および両側面に確実にフィットし、補助マットM1のビーム本体91に対する位置ずれを防止でき、例えばビーム本体91の上面および両側面間コーナー周辺にビーム本体91および補助マットM1間に隙間が形成されるような不具合を確実に防止することができる。従って補助マットM1を平均台9に馴染ませて安定した状態に取り付けることができ、マットM1を平均台9に取り付けたままの状態であっても、ジムナストは違和感なく演技練習を行うことができる。

0042

中でも特に本実施形態の補助マットM1においては図6に示すように、表面シート51における上面カバー部1の端部表面(傾斜面)11および平坦面間の両側に切り込み部15を形成しているため、表面シート51の切り込み部15周辺を収まり良く緩衝材4の外周面に正確に沿わせた状態に配置することができる。このため補助マットM1の良好な美観を得ることができ、補助マットM1としての品質を向上させることができる。

0043

一方、平均台9に組み付けた補助マットM1を取り外す場合にはまず、一方側の貼り合わせ部3に取り付けられた把手32を手で持って引っ張る。これにより磁石体31,31が離間して両側貼り合わせ部3,3が引き剥がされる。こうして両側貼り合わせ部3,3間の連結を解除した後、補助マットM1を上側に抜き取ってビーム本体91から取り外せば良い。

0044

ここで本実施形態においては既述した通り、貼り合わせ部3における把手32を磁石体31よりも下方に取り付けているため、把手32を引っ張った際に、両側貼り合わせ部3,3間において吸着し合う磁石体31,31はその下側が先に離間した後、上側が離間するようになる。換言すると把手32を引っ張った際には、磁石体31,31はその上端を支点として下端側が上方外側に回転するようなてこの原理が作用することによって両磁石体31,31が簡単に離間するため、両側貼り合わせ部3,3を難なくスムーズに引き剥がすことができる。

0045

以上のように本実施形態の補助マットM1においては、ビーム本体91に対し簡単かつスムーズに着脱できるため、必要時のみに必要な箇所に取り付けることができる。例えばジムナストが平均台種目を通しで練習している途中に、指導者や補助者等が補助マットM1を取り付けたり、補助マットM1を取り外したりすることができる。このためジムナストは通し練習中において基本的には、補助マットM1がない競技会と同じ条件で演技練習しつつ、負担が大きい演技時のみに補助マットM1上で練習することができる。このようにジムナストの負担を軽減しながら本格的な通し練習を行うことができ、ジムナストにとって理想的な練習環境を提供することができる。

0046

また本実施形態においては、両側貼り合わせ部3,3に取り付けられる複数の磁石体31,31を長さ方向に所定の間隔おきに配置するようにしているため、連結した両側貼り合わせ部3,3を引き剥がす際に、吸着し合う磁石体31,31同士を端から順に一つずつ順番に断続的に引き離すことができ、連結した両側貼り合わせ部3,3の引き剥がし操作をより一層スムーズに行うことができる。

0047

また本実施形態の補助マットM1においては、上面カバー部1の両端部表面11,11を傾斜面に形成しているため、上面カバー部1の両端部とビーム本体91の表面との間に段差が形成されるのを防止することができる。このため平均台9に補助マットM1を取り付けた状態でジムナストが練習する場合、ビーム本体91の上面と補助マットM1の端部表面11との境界にジムナストの足がかかったとしても、その境界に段差がないため、ジムナストは違和感を感じることなく、演技練習を普段通りに行うことができる。このためジムナストにとってより一層快適な練習環境を提供することができる。

0048

本実施形態において補助マットM1を構成する表面シート51および裏面シート52や緩衝材4の各物性は以下の通りである。

0049

まず表面シート51は、平均台9のビーム本体91の上面を構成するシートと実質的に同じシートによって構成されており、JIS L 1096による厚さが0.5〜3mmであり、かつJIS L 1096による単位面積当たりの質量が200g/m2〜800g/m2、JIS L 1096のカットストリップ法による引張強さ(試験片幅:2.5cm)が300N〜700N、および、JIS L 1096のシングルタング法による引裂強さが50N〜150Nの特性を有していることが望ましい。この理由は次の通りである。

0050

すなわち、表面シート51の厚さ、単位面積当たりの質量、引張強さおよび引裂強さが下限値未満である場合には、適度な強度を持たせることできず、着手着地時の衝撃を受けて表面シート51が破れるおそれがあるし、さらに投げ置いたときに表面シート51が破れるおそれがあり、投げ置き使用できなくなるからである。

0051

さらに表面シート51は、JIS L 1096のC法(テーバー形法)による摩耗強さ摩耗輪:H−22、荷重:9.81N、回数:1000回)が質量減量値で100mg〜250mgの特性を有していることが望ましい。その理由は次の通りである。

0052

すなわち、摩耗強さが下限値未満である場合には、手触り感足触り感が悪くなったり手の滑りや足の滑りが生じたりするからである。

0053

緩衝材4は、厚さが5mm〜25mmであり、かつJIS K 6767による見掛け密度が0.05g/cm3〜0.20g/cm3、およびJIS K 6767による圧縮硬さ(25%圧縮時)が2.0N/cm2〜6.0N/cm2の弾性シートから構成されていることが望ましい。この理由は次の通りである。

0054

すなわち、緩衝材4の厚さ、見掛け密度および圧縮硬さが下限値未満である場合には、柔軟になり過ぎて着手時や着地時に底付き感が生じるようになるからである。

0055

裏面シート52は防滑性シートによって構成されており、JIS L 1096による単位面積当たりの質量が600g/m2〜1100g/m2、JIS L 1096のストリップ法による引張強さ(試験片幅:5cm)が2000N〜4000N、およびJIS L 1096のシングルタング法による引裂強さが150N〜350Nの特性を有していることが望ましい。この理由は次の通りである。

0056

すなわち、単位面積当たりの質量、引張強さおよび引裂強さが下限値未満である場合には、適度な厚みや強さを持たせることができず、着手や着地時の衝撃を受けて裏面シート52が破れる恐れがあるし、さらには投げ置いたときに裏面シート52が破れるおそれがあり、このため投げ置き使用できなくなるからである。一方、これら物性値が上限値を超えた場合には、裏面シート52が硬くなって折り曲げ難くなるし、さらには重量が重くなって持ち運びが困難になる。

0057

図7はこの発明の変形例である補助マットM2を示す表面図、図8はその補助マットM2を平均台9に組み付けた状態を示す斜視図である。両図に示すようにこの変形例の補助マットM2では、両側貼り合わせ部3,3において長さ方向に並んで配置される複数の磁石31の各間に、両側貼り合わせ部3,3の端縁から長さ方向に対し直交する方向に伸びる切り込み部(スリット)35が形成されている。

0058

この変形例の補助マットM2において、他の構成は上記実施形態の補助マットM1と同様であるため、同一または相当部分に同一符号を付して重複説明は省略する。

0059

この変形例の補助マットM2においても、上記実施形態の補助マットM1と同様にして同様の効果を奏するものである。

0060

その上さらにこの変形例の補助マットM2においては、貼り合わせ部3が切り込み部35によって長さ方向に複数に分割されているため、図8に示すように平均台9においてビーム本体91を支持する脚フレーム92が配置されている部分においても、ビーム本体91に補助マットM2を難なく取り付けることができる。すなわち脚フレーム92に対応する部分においては、両側貼り合わせ部3,3間において対応し合う磁石体31,31同士が吸着されなくとも、その吸着されない磁石体31の長さ方向両側の磁石体31は、両側貼り合わせ部3,3間において吸着させることができる。このため脚フレーム92を避けた部分で両側貼り合わせ部3,3間において対応し合う磁石体31,31同士を確実に吸着でき、補助マットM2を確実にビーム本体91に組み付けることができる。

0061

この発明の平均台用補助マットは、体操競技の一種目である平均台を練習する際に用いることができる。

0062

1:上面カバー部
11:端部表面(傾斜面)
2:両側面カバー部
3:貼り合わせ部
31:磁石体(吸着手段)
32:把手
4:緩衝材
51:表面シート
52:裏面シート
9:平均台
91:ビーム本体
M1,M2:補助マット

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    【課題】足または手の屈曲と伸展運動と脚の上げ下げ運動に連動して、ボールが鉛直方向に順番に移動する機能を有する関節の拘縮防止と筋力アップを目的としたゲーム性を有するリハビリ器具を提供する。【解決手段】ボ... 詳細

  • 中村悠樹の「 トレーニング器具」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】子供と一緒に楽しくトレーニングできる器具を提供する。【解決手段】トレーニング器具1は、利用者が把持する取っ手3と、人間を載置する座板22を有し、側板21を介して座板22の両側部に取り付けられ、... 詳細

  • 松原広信の「 トレーニング指導器具およびそれを用いた運動方法」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】人間の身体能力を向上可能なトレーニング指導器具を提供する。【解決手段】トレーニング指導器具200は、押さえ部2091と、踵載部2092Aと、回動部材210,214、支持部材211,215、回動... 詳細

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