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技術 太陽光発電パネルの洗浄装置

出願人 フジクス株式会社
発明者 竹之内豊大津芳永八木下徹哉鈴木淳一
出願日 2016年2月29日 (4年10ヶ月経過) 出願番号 2016-037107
公開日 2017年9月7日 (3年3ヶ月経過) 公開番号 2017-154039
状態 特許登録済
技術分野 液体または蒸気による洗浄 光起電力装置 床、カーペットの清掃
主要キーワード 太陽発電パネル 取り付けフレーム 取付けフレーム 略一直線状 門型形状 ガイド輪 移動フレーム 枠状部材
関連する未来課題
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図面 (9)

課題

洗浄体部を移動フレーム部に対して移動させることができ、しかも軽量であり、更には移動フレーム部の長さが変更された場合にも、容易に対応することができる洗浄体移動部を設けた、太陽光発電パネル洗浄装置を提供する。

解決手段

太陽光発電パネルの洗浄装置1の洗浄体移動部5は、前記洗浄体部4が搭載される基台4aと、前記基台の上端部に一端部が連結され、前記基台の下端部に他端部が連結されたワイヤ5aと、前記ワイヤが掛けられる、移動フレーム部の上部に設けられた第1のプーリー5cと、前記ワイヤが掛けられる、モータ5bによって駆動される第2のプーリー5dと、を備えている。そして、前記第2のプーリー5dを前記モータ5bで回転させることにより、前記洗浄体移動部5を移動フレーム部2に対して縦方向上下動させる。

概要

背景

太陽光発電パネルは自然の環境下に設置されるため、太陽光発電パネル面に、砂泥降灰等が付着する。この砂泥、降灰等の付着によって、太陽光発電パネル面への太陽光遮光されるため、太陽光発電パネルの発電効率が低下する。
そのため、洗浄装置を用いて、太陽光発電パネルのパネル面の洗浄が、定期的に行われている。

この太陽光発電パネルの洗浄装置について、例えば、特許文献1には、太陽光発電パネルに対して横方向に移動する洗浄装置が示されている。
具体的に述べると、特許文献1に示された太陽光発電パネルの洗浄装置は、枠形状の保持部材の内部に、ワイパー及び水を噴射するノズルを有する洗浄体部が設けられている。
前記洗浄体部は保持部材に対して固定され、太陽光発電パネルに対して、前記保持部材を横方向に移動することによって、前記太陽光発電パネル面を洗浄している。

ところで、前記太陽光発電パネルは複数枚のパネルが横方向、縦方向に並べられ、設置場所(太陽光発電パネルの発電設備)毎に、前記太陽光発電パネルの横方向長さ及び縦方向長さが異なる。
一方、前記特許文献1に示された洗浄装置にあっては、保持部材が横方向に移動できるため、横方向の長さが異なる太陽光発電パネル設備には対応することができる。

しかしながら、前記洗浄体部が保持部材に対して固定されているため、縦方向長さが異なる太陽光発電パネル設備には対応することができなかった。
そのため、縦方向長さが異なる太陽光発電パネル設備に対応するには、保持部材及び洗浄体部の縦方向長さを、前記太陽光発電パネル設備の縦方向の長さに対応した長さに形成する必要がある。
即ち、縦方向長さが異なる太陽光発電パネル設備ごとに、洗浄装置を製作する必要があり、経済的に好ましいものではなかった。

これを解決するものとして、特許文献2に、太陽光発電パネルに対して横方向、縦方向に移動する清掃体(洗浄体部)を備えた洗浄装置が示されている。
具体的に図8に基づいて説明すると、特許文献2には、太陽光発電パネルPの上端および下端の間に渡設されるガイドレールからなる移動フレーム11と、該移動フレーム11のガイドレールに沿って移動自在に設置される太陽光発電パネルを洗浄する清掃体(洗浄体部)12とからなる太陽光発電パネルの洗浄装置10が示されている。

この特許文献2に示された太陽光発電パネルの洗浄装置10によれば、太陽光発電パネルPに対して、移動フレーム11が太陽光発電パネルPに対して横方向に移動し、清掃体(洗浄体部)12が、移動フレーム11に沿って縦方向に移動することによって、パネル面全面を洗浄することができる。
しかも、太陽光発電パネルPの上端および下端の間に渡設される移動フレーム11の長さを変更することで、縦方向長さが異なる太陽光発電パネル設備に対応することができ、経済的に好ましい。

概要

洗浄体部を移動フレーム部に対して移動させることができ、しかも軽量であり、更には移動フレーム部の長さが変更された場合にも、容易に対応することができる洗浄体移動部を設けた、太陽光発電パネルの洗浄装置を提供する。太陽光発電パネルの洗浄装置1の洗浄体移動部5は、前記洗浄体部4が搭載される基台4aと、前記基台の上端部に一端部が連結され、前記基台の下端部に他端部が連結されたワイヤ5aと、前記ワイヤが掛けられる、移動フレーム部の上部に設けられた第1のプーリー5cと、前記ワイヤが掛けられる、モータ5bによって駆動される第2のプーリー5dと、を備えている。そして、前記第2のプーリー5dを前記モータ5bで回転させることにより、前記洗浄体移動部5を移動フレーム部2に対して縦方向に上下動させる。

目的

本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、洗浄体部を移動フレーム部に対して移動させることができ、しかも軽量であり、更には移動フレーム部の長さが変更された場合にも、容易に対応できる洗浄体移動部を設けた、太陽光発電パネルの洗浄装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

太陽光発電パネルの横方向に移動する移動フレーム部と、前記移動フレーム部を横方向に移動させるフレーム移動部と、前記移動フレーム部に沿って縦方向に移動する洗浄体部と、前記洗浄体部を縦方向に移動させる洗浄体移動部とを備える太陽光発電パネルの洗浄装置において、前記洗浄体移動部が、前記洗浄体部が搭載される基台と、前記基台の上端部に一端部が連結され、前記基台の下端部に他端部が連結されたワイヤと、前記ワイヤが掛けられる、移動フレーム部の上部に設けられた第1のプーリーと、前記ワイヤが掛けられる、モータによって駆動される第2のプーリーと、を備え、前記第2のプーリーを前記モータで回転させることにより、前記洗浄体移動部を移動フレーム部に対して縦方向に上下動させることを特徴とする太陽光発電パネルの洗浄装置。

請求項2

前記モータが、移動フレーム部の下部に設置されていることを特徴とする請求項1記載の太陽光発電パネルの洗浄装置。

請求項3

前記フレーム移動部が、前記移動フレーム部の上部に設けられた、太陽光発電パネル面上を自走する第1の駆動輪と、前記移動フレーム部の上部に設けられた、太陽光発電パネル上部縁部の側面上を自走する第2の駆動輪と、前記移動フレーム部の下部に設けられた、太陽光発電パネル面上を自走する第3の駆動輪と、前記移動フレーム部の下部に設けられた、太陽光発電パネル下部縁部の側面と対向して配置されたガイド輪と、を備えていることを特徴とする請求項1記載の太陽光発電パネルの洗浄装置。

請求項4

前記洗浄体部が、横方向に一列に配置され、洗浄液噴射するノズルと、前記ノズルに対して洗浄液を供給する供給管と、前記供給管にポンプからの洗浄液を供給するホースと、を備えていることを特徴とする請求項1記載の太陽光発電パネルの洗浄装置。

請求項5

前記洗浄体部には、太陽光発電パネル面を払拭するワイパーが設けられていることを特徴とする請求項4記載の太陽光発電パネルの洗浄装置。

請求項6

移動フレーム部が、太陽光発電パネルの縦方向に延設される縦フレームと、太陽光発電パネルの横方向に延設される横フレームと、前記縦フレームから垂直上方に立設すると共に、上端から横方向に延設される門型フレームと、を備えていることを特徴とする請求項1記載の太陽光発電パネルの洗浄装置。

請求項7

前記縦フレームが着脱可能な複数のフレーム部材から構成されていることを特徴とする請求項6記載の太陽光発電パネルの洗浄装置。

技術分野

0001

本発明は太陽光発電パネル洗浄装置に関し、具体的には、太陽光発電パネルに対して、横方向に移動する移動フレーム部と、前記移動フレーム部に対して(太陽光発電パネルに対して)縦方向に移動する洗浄体部を備える太陽光発電パネルの洗浄装置に関する。

背景技術

0002

太陽光発電パネルは自然の環境下に設置されるため、太陽光発電パネル面に、砂泥降灰等が付着する。この砂泥、降灰等の付着によって、太陽光発電パネル面への太陽光遮光されるため、太陽光発電パネルの発電効率が低下する。
そのため、洗浄装置を用いて、太陽光発電パネルのパネル面の洗浄が、定期的に行われている。

0003

この太陽光発電パネルの洗浄装置について、例えば、特許文献1には、太陽光発電パネルに対して横方向に移動する洗浄装置が示されている。
具体的に述べると、特許文献1に示された太陽光発電パネルの洗浄装置は、枠形状の保持部材の内部に、ワイパー及び水を噴射するノズルを有する洗浄体部が設けられている。
前記洗浄体部は保持部材に対して固定され、太陽光発電パネルに対して、前記保持部材を横方向に移動することによって、前記太陽光発電パネル面を洗浄している。

0004

ところで、前記太陽光発電パネルは複数枚のパネルが横方向、縦方向に並べられ、設置場所(太陽光発電パネルの発電設備)毎に、前記太陽光発電パネルの横方向長さ及び縦方向長さが異なる。
一方、前記特許文献1に示された洗浄装置にあっては、保持部材が横方向に移動できるため、横方向の長さが異なる太陽光発電パネル設備には対応することができる。

0005

しかしながら、前記洗浄体部が保持部材に対して固定されているため、縦方向長さが異なる太陽光発電パネル設備には対応することができなかった。
そのため、縦方向長さが異なる太陽光発電パネル設備に対応するには、保持部材及び洗浄体部の縦方向長さを、前記太陽光発電パネル設備の縦方向の長さに対応した長さに形成する必要がある。
即ち、縦方向長さが異なる太陽光発電パネル設備ごとに、洗浄装置を製作する必要があり、経済的に好ましいものではなかった。

0006

これを解決するものとして、特許文献2に、太陽光発電パネルに対して横方向、縦方向に移動する清掃体(洗浄体部)を備えた洗浄装置が示されている。
具体的に図8に基づいて説明すると、特許文献2には、太陽光発電パネルPの上端および下端の間に渡設されるガイドレールからなる移動フレーム11と、該移動フレーム11のガイドレールに沿って移動自在に設置される太陽光発電パネルを洗浄する清掃体(洗浄体部)12とからなる太陽光発電パネルの洗浄装置10が示されている。

0007

この特許文献2に示された太陽光発電パネルの洗浄装置10によれば、太陽光発電パネルPに対して、移動フレーム11が太陽光発電パネルPに対して横方向に移動し、清掃体(洗浄体部)12が、移動フレーム11に沿って縦方向に移動することによって、パネル面全面を洗浄することができる。
しかも、太陽光発電パネルPの上端および下端の間に渡設される移動フレーム11の長さを変更することで、縦方向長さが異なる太陽光発電パネル設備に対応することができ、経済的に好ましい。

先行技術

0008

特開2015−3310号公報
国際公開WO2015/132815号公報

発明が解決しようとする課題

0009

しかしながら、特許文献2には、洗浄体部の上下移動に関して、手動により行うことが示されているに過ぎず、具体的な構成が示されていない。
当然のことながら、洗浄体部を手動で移動させることは作業効率に劣るばかりでなく、縦方向に複数のパネルが配置された、縦方向に長い太陽光発電パネル設備では、上部に配置された太陽光発電パネルまで洗浄体部を、手動で移動させることは困難であり、洗浄作業が不十分となる虞がある。

0010

この技術的課題を解決するには、洗浄体部を移動フレームに対して、洗浄体が自ら移動できる移動手段を設けることによって達成することができる。
しかしながら、洗浄体部が太陽光発電パネル面上を移動するため、前記移動手段は軽量であること、また太陽光発電パネルの上端および下端の間に渡設される移動フレームの長さが変更された場合にも、容易に対応できる移動手段でなければならない。

0011

本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、洗浄体部を移動フレーム部に対して移動させることができ、しかも軽量であり、更には移動フレーム部の長さが変更された場合にも、容易に対応できる洗浄体移動部を設けた、太陽光発電パネルの洗浄装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0012

前記した課題を解決するためになされた、本発明にかかる太陽光発電パネルの洗浄装置にあっては、太陽光発電パネルの横方向に移動する移動フレーム部と、前記移動フレーム部を横方向に移動させるフレーム移動部と、前記移動フレーム部に沿って縦方向に移動する洗浄体部と、前記洗浄体部を縦方向に移動させる洗浄体移動部とを備える太陽光発電パネルの洗浄装置において、前記洗浄体移動部が、前記洗浄体部が搭載される基台と、前記基台の上端部に一端部が連結され、前記基台の下端部に他端部が連結されたワイヤと、前記ワイヤが掛けられる、移動フレーム部の上部に設けられた第1のプーリーと、前記ワイヤが掛けられる、モータによって駆動される第2のプーリーと、を備え、前記第2のプーリーを前記モータで回転させることにより、前記洗浄体移動部を移動フレーム部に対して縦方向に上下動させることを特徴としている。

0013

このように、ワイヤによって、前記洗浄体を移動フレーム部に対して移動可能に構成されているため、前記洗浄体移動部を軽量に構成できる。しかも、太陽光発電パネルの長さが変更された場合にも、移動フレーム部の長さ及びワイヤの長さを変更することで、容易に対応することができる。

0014

ここで、前記モータが、移動フレーム部の下部に設置されているが望ましい。
モータは重量物であるため、移動フレーム部の上部に設置されている場合には、移動フレーム部が太陽光発電パネルから脱落した際、前記モータによって太陽光発電パネルに損傷を与える虞がある。このように前記モータが移動フレーム部の下部に設置されている場合には、太陽光発電パネルに損傷を極力抑制することができる。

0015

また、前記フレーム移動部が、前記移動フレーム部の上部に設けられた、太陽光発電パネル面上を自走する第1の駆動輪と、前記移動フレーム部の上部に設けられた、太陽光発電パネル上部縁部の側面上を自走する第2の駆動輪と、前記移動フレーム部の下部に設けられた、太陽光発電パネル面上を自走する第3の駆動輪と、前記移動フレーム部の下部に設けられた、太陽光発電パネル下部縁部の側面と対向して配置されたガイド輪と、を備えていることが望ましい。

0016

このように、前記移動フレーム部の上部及び下部に、太陽光発電パネル面上を自走する第1、第3の駆動輪が設けられているため、前記移動フレーム部は傾くことなく、横移動することができる。
また、太陽光発電パネル上部縁部の側面上を自走する第2の駆動輪が設けられているため、太陽光発電パネル上部縁部の側面の凹凸部を乗り越えることができ、前記移動フレーム部の傾きを抑制し、横移動させることができる。
更に、前記移動フレーム部の下部に、太陽光発電パネル下部縁部の側面と対向して、ガイド輪が配置されているため、太陽光発電パネルの横移動の際、仮に傾いても、その傾きを修正することができる。

0017

また、前記洗浄体部が、横方向に一列に配置され、洗浄液を噴射するノズルと、前記ノズルに対して洗浄液を供給する供給管と、前記供給管にポンプからの洗浄液を供給するホースと、を備えていることが望ましい。
また、前記洗浄体部には、太陽光発電パネル面を払拭するワイパーが設けられていることが、より好ましい。

0018

更に、移動フレーム部が、太陽光発電パネルの縦方向に延設される縦フレームと、太陽光発電パネルの横方向に延設される横フレームと、前記縦フレームから垂直上方に立設すると共に、上端から横方向に延設される門型フレームと、を備えていることが望ましい。
このように門型フレームが設けられている場合には、移動フレームの捩れ等の変形を抑制でき、洗浄体部を前記移動フレーム部に沿って縦方向に円滑に移動させることができる。

0019

また、前記縦フレームが着脱可能な複数のフレーム部材から構成されていることが望ましい。
このように、前記縦フレームを着脱可能な複数のフレームによって形成することにより、太陽光発電パネルの長さが変更された場合にも、移動フレーム部の長さ及びワイヤの長さを変更することで、容易に対応することができる。

発明の効果

0020

本発明によれば、洗浄体部を移動フレーム部に対して移動させることができ、しかも軽量であり、更には移動フレーム部の長さが変更された場合にも、容易に対応することができる洗浄体移動部を設けた、太陽光発電パネルの洗浄装置を得ることができる。

図面の簡単な説明

0021

図1は、本発明にかかる太陽光発電パネルの洗浄装置の一実施形態を示す斜視図である。
図2は、図1に示した実施形態の移動フレーム部の上部を拡大した斜視図である。
図3は、図1に示した第1、第2の駆動輪を拡大した図である。
図4は、図1に示した実施形態の移動フレーム部の下部を拡大した斜視図である。
図5は、図1に示した実施形態の洗浄体部を拡大した斜視図である。
図6は、図5に示した洗浄体部の一部を拡大した斜視図である。
図7は、実施形態の変形例を示す斜視図である。
図8は、従来の太陽光発電パネルの洗浄装置を示す図である。

実施例

0022

以下、本発明に係る太陽光発電パネルの洗浄装置の一実施形態を、図1乃至図7に基づいて説明する。
図1に示すように、本発明にかかる太陽光発電パネルの洗浄装置1は、太陽光発電パネルPの横方向(X方向)に移動する移動フレーム部2と、前記移動フレーム部を横方向(X方向)に移動されるフレーム移動部3と、前記移動フレーム部2に沿って縦方向(Y方向)に移動する洗浄体部4と、前記洗浄体部4を上下方向(Y方向:Y1方向及びY2方向)に移動させる洗浄体移動部5とを備えている。

0023

この太陽光発電パネルの洗浄装置1は、太陽光発電パネルPに対して、洗浄体部4が搭載された移動フレーム部2がフレーム移動部3によって横方向(X方向)に移動し、また洗浄体部4自体が、洗浄移動部5によって移動フレーム部3に沿って(移動フレーム部3をガイドとして)縦方向(Y方向:Y1方向及びY2方向)に移動することを特徴としている。
このように、移動フレーム部3が太陽光発電パネルPに対して横方向に、また洗浄体部4が太陽光発電パネルPに対して縦方向に移動可能に構成されているため、横方向長さ、縦方向長さが異なる太陽光発電パネル設備の太陽発電パネルの洗浄を行うことができる。

0024

更に、本発明に係る太陽光発電パネルの洗浄装置を構成する各部材について詳細に説明する。

0025

(移動フレーム部2)
図1に示すように、移動フレーム部2は枠状部材であり、横方向に所定の間隔をおいて配置される縦フレーム2a,2bと、前記縦フレーム2a,2bの上下部に配置され、前記縦フレーム2a,2bと連結された上部横フレーム2c、下部横フレーム2dとを備えている。
また上部横フレーム2cと、下部横フレーム2dとの間には、所定の間隔をもって配置された第1の門型フレーム2e、第2の門型フレーム2f、第3の門型フレーム2g、第4の門型フレーム2hが設けられている。

0026

この第1の門型フレーム2e、第2の門型フレーム2f、第3の門型フレーム2g、第4の門型フレーム2hは、前記縦フレーム2a,2bの外側に取り付けられ、固定されている。
即ち、移動フレーム部2は、太陽光発電パネルPの縦方向(Y方向)に延設される縦フレーム2a,2bと、太陽光発電パネルPの横方向(X方向)に延設される上部横フレーム2c、下部横2dと、前記縦フレーム2a,2bの外側から垂直上方に立設すると共に、上端から横方向に延設された門型形状の第1乃至第4の門型フレーム2e,2f,2g,2hを備えている.

0027

この第1乃至第4の門型フレーム2e,2f,2g,2hは門型形状であるため、縦フレーム2a及び2bと上部横フレーム2c及び下部横フレーム2dで形成される平面の上方に架け渡された状態に配置される。
また、前記第1の門型フレーム2e、第2の門型フレーム2f、第3の門型フレーム2g、第4の門型フレーム2hの横方向(幅方向)の中間には、前記縦フレーム2a,2bと平行に第2の縦フレーム2iが設けられている。

0028

このように、前記第1の門型フレーム2e、第2の門型フレーム2f、第3の門型フレーム2g、第4の門型フレーム2hを設けることにより、更には第2の縦フレーム2iを設けることにより、移動フレーム部2の機械的強度は向上する。
その結果、縦フレーム2a,2bと上部横フレーム2c、下部横フレーム2で形成される枠体(移動フレーム部2)の変形が抑制される。

0029

(フレーム移動手段3)
図1乃至図3に示しように、前記第1の門型フレーム2eの右側(装置を正面から見て右側)の下端部(縦フレーム2aの上部、下面側)に、第1のモータ取付けフレーム3Aが取り付けられている。この第1のモータ取付けフレーム3Aを介して、縦フレーム2aの上部、下面側に、モータ3aが取り付けられ、更にモータ3aで駆動される第1の駆動輪3bが設けられている。
また同様に、前記第1の門型フレーム2eの左側の下端部も、第2のモータ取付けフレーム3Bが取り付けられている。このモータ取付けフレーム3Bを介して、縦フレーム2bの上部、下面側に、モータ3cが取り付けられ、更にモータ3cで駆動される第1の駆動輪3dが設けられている。
この駆動輪3b、3dは、最も上に位置する太陽光発電パネルの上部パネル面上を移動するように配置される。

0030

更に、モータ取付けフレーム3Aと、モータ取付けフレーム3Bに、第3のモータ取付けフレーム3Cが取り付けられている。
この第3のモータ取り付けフレーム3Cには、太陽光発電パネルPの上端縁部の側面に対向して配置された、二つの駆動輪(第2の駆動輪)3e,3fを駆動するモータ3g、3hが取り付けられている。
また、前記駆動するモータ3g、3hと駆動輪(第2の駆動輪)3e,3fとの間の駆動力の伝達は、かさ歯歯車3iによってなされる。

0031

前記駆動輪3e,3fは、太陽光発電パネルPの上端縁部の側面と接し、太陽光発電パネルPの上端縁部の側面に存在する凹凸部Sを乗り越えるために設けられている。
即ち、前記駆動輪3e,3fと、第1の駆動輪3b、3dによって、移動フレーム部2が太陽光発電パネルPの上端部に掛けられるため、パネルからの落下を防止できる。一方、前記駆動輪3e,3fは自ら駆動力を有するため、太陽光発電パネルPの上端縁部側面に存在する、太陽光発電パネルPを取付け台(図示せず)に固定するための金具による凸部、また太陽光発電パネルP間の隙間による凹部等を、前記駆動輪3e,3fは乗り越えることができ、移動フレーム部2を横方向に円滑に移動させることができる。

0032

図1図4に示すように、前記縦フレーム2aの下部、下面側に、第4のモータ取付けフレーム3D取り付けられている。この第4のモータ取付けフレーム3Dを介して、縦フレーム2aの下部、下面側に、モータ3jが取り付けられ、更にモータ3jで駆動される第3の駆動輪3kが設けられている。
また同様に、前記縦フレーム2bの下部、下面側に、第5のモータ取付けフレーム3Eが取り付けられている。この第5のモータ取付けフレームEを介して、縦フレーム2bの下部、下面側に、モータ3lが取り付けられ、更にモータ3lで駆動される第3の駆動輪3mが設けられている。この駆動輪3k、3mは、最も下に位置する太陽光発電パネルの下部パネル上を移動するように配置される。

0033

更に、第4のモータ取付けフレーム3Dと、第5のモータ取付けフレーム3Eに、ガイド輪取り付けフレーム3Fが取り付けられている。このガイド輪取り付けフレーム3Fには、太陽光発電パネルPの下端縁部の側面に対向して配置された、二つのガイド輪3n,3oが取り付けられている。
このガイド輪3n,3oと、太陽光発電パネルPの下端縁部の側面との間には僅かな隙間が形成され、前記移動フレーム3が太陽光発電パネルPに対して傾いた際、二つのガイド輪3n,3oが太陽光発電パネルPの下端縁部の側面に接し、その傾きを修正するようにしている。

0034

尚、前記した、モータ3a,3c,3g,3h,3j,3lは同期し、同一の回転速度になるように、図示しない制御装置によって制御される。また、第2の門型フレーム2f、第3の門型フレーム2gの下端には、駆動力を有しない転動輪3P(図1参照)が設けられている。

0035

前記したように、フレーム移動手段3は、太陽光発電パネルPの上部パネル面上を移動する駆動輪3b,3dと、太陽光発電パネルPの下部パネル面上を移動する駆動輪3k,3mと、太陽光発電パネルの上部パネルの上端縁部の側面上を移動する駆動輪3e,3fと、太陽光発電パネルの下端縁部の側面に対向して配置されたガイド輪3n,3oとを備えている。
そのため、移動フレーム2を、太陽光発電パネルPに対して、傾くことなく、横方向へ円滑の移動させることができる。

0036

(洗浄体部4)
図1図5に示すように、洗浄体部4は、前記縦フレーム2a,2b上を移動フレーム部2に対して上下方向(Y1,Y2方向)に移動する基台4aと、前記基台4a上に搭載された水等の洗浄液を噴射するノズル4bとを備えている。このノズル4bは、横方向に一列に複数個(図では6個)配置されている。また、各ノズル4bは洗浄液を供給する供給管4cによって連結されている。また、前記供給管4cには、ポンプ(図示せず)からの洗浄液を供給するホース4dが連結されている。

0037

また、図6に示すように(図6では左側のみ示す)、前記基台4aの両側には、前記縦フレーム2a,2b上を転動する転動輪4eと、前記縦フレーム2a,2b内側面上を転動する転動輪4fとを備えている。この転動輪4eと転動輪4fとによって、前記基台4aは前記縦フレーム2a,2b上を円滑に移動することができる。
即ち、洗浄体部4は、縦フレーム2a,2bにガイドされながら、前記縦フレーム2a,2b上を上下動するように構成されている。

0038

また、このノズル4bは、図5に示すように、太陽光発電パネルP面と水平な方向から視ると、扇形状拡散し、太陽光発電パネル面Pと垂直な方向から視ると、直線状になるように噴射する。
そのため、横方向に複数個(図では6個)配置されたノズル4bによって噴射された洗浄水は、太陽光発電パネルPの幅方向に、略一直線状に噴射され、満遍なく洗浄することができる。

0039

また、図示しないが、前記基台4aにワイパーを搭載しても良い。即ち、前記基台4aに対して上下動するワイパーを搭載し、前記ノズル4bによる洗浄水の噴射後、前記ワイパーを太陽光発電パネルP面に当接させ、洗浄水を払拭するようにしても良い。

0040

(洗浄移動部5)
図1図2図4に示すように、洗浄移動部5は、前記基台4aを、前記縦フレーム2a,2bに沿って上下(Y1,Y2方向)に移動させるためのワイヤ5aと、前記ワイヤ5aを駆動するためのモータ5bとを備えている。
前記ワイヤ5aは、一端部が前記基台4aの上端部に取り付けられ、上部横フレーム2cに設けられた第1のプーリー5c(図2参照)、及びモータ5bの回転軸に設けられた第2のプーリー5dに掛けられ、他端部が前記基台4aの下端部に取り付けられている。
したがって、モータ5bの回転によってワイヤ5aが移動すると、そしてこのワイヤ5aの移動により、前記基台4aは前記縦フレーム2a,2bに沿って上下動する。

0041

前記モータ5aは下部横フレーム2dに固定されている。そのため、洗浄体部4の自重を増大させるものではない。言い換えれば、洗浄体部4自体を軽量になすことができ、小型のモータで洗浄体部4を移動させることができる。

0042

次に、上記実施形態の変形例について、図7に基づいて説明する。
この変形例は、縦フレーム2a,2bが着脱可能な複数のフレーム部材から構成され,分離、結合可能に形成されている。尚、第2の縦フレーム2iが設けられている場合には、第2の縦フレーム2について、着脱可能な複数のフレーム部材から構成され,分離、結合可能に形成されている。
このように縦フレーム2a,2bが着脱可能な複数のフレーム部材から構成されている場合には、図7に示すように、門型フレーム2fを含むユニットUを着脱可能に構成することができる。
即ち、門型フレーム2fを含むユニットUを取り外し、門型フレーム2eを含むユニットU1を、門型フレーム2gを含むユニットU2に結合することによって、洗浄装置1の縦方向長さの調整を短くすることができる。
更に言えば、図示しない門型フレームを含むユニットを、例えば、ユニットUとユニットU1との間に追加、結合させることにより、洗浄装置1の縦方向長さを長くすることができる。

0043

(洗浄装置1の動作、作用)
このように構成された太陽光発電パネルの洗浄装置1の動作について説明する。
まず、太陽光発電パネルPの縦方向長さに対応した洗浄装置1を用意する。
前記したように、洗浄装置1の縦方向長さの調整は、図7に示すように、門型フレームを含むユニットUを着脱することにより行う。
即ち、前記縦フレーム2a,2b,第2の縦フレーム2は、連結あるいは分離できるように構成されているため、縦方向長さを長くする場合には、他のユニットUを連結し、一方、縦方向長さを短くする場合には、ユニットUを分離する。そして、上部に位置する、門型フレーム2e,第1の駆動輪3b、3d等を含むユニットU1を、図7に示す矢印方向に移動させ、連結し、また縦方向長さに応じてワイヤ5aも調整する。

0044

長さが調整された洗浄装置1を、太陽光発電パネル設備(パネル)の一端部に設置する。
このとき、第1の駆動輪3b、3dと第3の駆動輪3k,3mが太陽光発電パネルPの上部上面及び下部上面に配置され,また第2の駆動輪3e,3fが太陽光発電パネルPの上縁部側面に配置されるため、移動フレーム部2は、パネルから脱落することなく、設置される。

0045

洗浄開始する際には、洗浄体部4を、移動フレーム部2の下部(最も下に位置するパネルPの下部)に位置させる。
そして、移動フレーム部2を移動させることなく、前記モータ3lを動作させ、ワイヤ5aで洗浄体部4の基台4aを上方(Y1方向)に移動させる。
この洗浄体部4の移動の際、ノズル4bから洗浄水を噴射させながら、基台4aを移動させ、太陽光発電パネルP上の塵、埃、火山灰などの汚れを除去する。

0046

そして、前記洗浄体部4が太陽光発電パネルPの上端部まで移動すると、前記モータ3lを逆回転させ、ワイヤ5aにより洗浄体部4を下方に移動させる。
尚、前記洗浄体部4の上下動の際、基台4aに設けられた転動輪4e,4fによって、縦フレーム2a、2b上を円滑に移動する。

0047

そして、洗浄体部4の一往復の移動が終了し、洗浄体部4が移動フレーム部2の下部に位置すると、待機状態とする。
続いて、移動フレーム部2を、駆動輪3b、3d、3e、3k、3mを回転せることにより、移動フレーム部2の幅長さ分、横方向(X方向)に移動させる。
前記各駆動輪3b、3d、3e、3k、3mは、夫々のモータ3a,3c,3g,3h,3j,3lが同期されているため、同一速度で回転する。したがって、移動フレーム部2は、太陽光発電パネルPに対して傾くことなく、移動する。
尚、移動フレーム部2が太陽光発電パネルPに対して傾いた場合にも、ガイド輪3n、3oが太陽光発電パネルPの下部縁部の側面に接するため、前記傾きが修正される。

0048

また、太陽光発電パネルPの上部縁部に凹凸部Sが有る場合にも、パネルの上部縁部側面に配置された駆動輪3e,3fによって前記凹凸部Sを乗り越えることができ、移動フレーム部2を横方向(X方向)へ移動させることができる。
そして、移動フレーム部2の横方向への移動を停止した後、再び、洗浄体部4を上下移動させながら洗浄を行う。
このような洗浄作業を繰り返し行うことにより、太陽光発電パネル設備の他端部まで洗浄を行う。

0049

尚、上記実施形態にあっては、移動フレーム部2と洗浄体部4とを別々に動作させた場合について説明したが、両者を同時に動作させても良い。

0050

1太陽光発電パネル
2移動フレーム部
2a縦フレーム
2b 縦フレーム
2c 上部横フレーム
3フレーム移動部
3b 第1の駆動輪
3d 第1の駆動輪
3e 第2の駆動輪
3f 第2の駆動輪
3k 第3の駆動輪
3m 第3の駆動輪
3nガイド輪
3o ガイド輪
4洗浄体部
4a基台
4bノズル
5 洗浄体移動部
5aワイヤ
5bモータ
5c 第1のプーリー
5d 第2のプーリー
P 太陽光発電パネル
S凹凸部
U ユニット

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