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技術 パチンコ遊技機の傾斜度調節システム

出願人 K・M・S株式会社
発明者 中谷吉博
出願日 2017年2月21日 (1年10ヶ月経過) 出願番号 2017-030079
公開日 2017年9月7日 (1年4ヶ月経過) 公開番号 2017-153951
状態 特許登録済
技術分野 弾球遊技機(パチンコ等)
主要キーワード 傾斜寸法 角度検知装置 自動調節装置 上辺左右 係止ヘッド 複合ギア 固定節 締付ネジ
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (13)

課題

シンプルな構成でパチンコ台枠傾斜角度微調整が可能であり、また、パチンコ台枠を確固と保持し得るパチンコ遊技機傾斜度調節システムを提供することを課題とする。

解決手段

先端部が、島枠51内に収まったパチンコ台枠41の上辺係止され、その係止状態のまま進退してパチンコ台枠41の上辺を島枠51内において前後動させるクランプ部5を備えていて島枠51に固定される自動調節ユニットを、パチンコ台枠41の上辺左右に一対配置し、各自動調節ユニットを遠隔操作してパチンコ台枠41の傾斜角度を予め設定した角度に調節可能にした。

概要

背景

パチンコ遊技機は、島枠の内側に直接取り付けられるパチンコ台枠と、台枠内に設置されるパチンコ本体とで構成される。このパチンコ遊技機を島枠に設置するに当たっては、パチンコ本体と台枠とを切り離しておき、先に台枠を島枠内嵌め入れて固定し、その後、パチンコ本体を台枠にヒンジを用いて取り付ける。台枠の島枠への固定は、台枠を島枠内に概ね垂直となるように嵌め入れて、その上辺及び下辺止め、ネジ止め等により島枠に固定することにより行われる。そして、パチンコ本体を台枠に設置した後、パチンコ本体の傾斜角度の調節が行われる。

このパチンコ本体の傾斜角度の調節を自動的に行うための傾斜度調節システムが、種々提案されている。例えば、特開2006−192159号公報には、台枠の上辺又は下辺に噛み込んで、台枠の上辺又は下辺を水平方向に変位駆動するユニットが、島枠の上辺及び下辺のそれぞれに一対ずつ配置して成るパチンコ遊技機の取り付け装置が開示されている。

しかし、そこに開示されている装置の場合、各ユニットは、構成が複雑で組み立てに時間とコストがかかるだけでなく、パチンコ遊技機の傾斜度の微調節を簡単且つ迅速に行うという要請応えることができないという問題がある。また、各ユニットを制御するためのコントロールボックスを、スペース余裕がない島の上部の開閉自在な開口部位に配置しなければならない、という制約が伴うものであり、容易には設置し得ないという問題がある。

また、特開2008−284280号公報には、島枠の下辺の中央部に駆動装置を配設し、パチンコ台枠に取り付けた角度検知装置からの検出角度信号に基づいて駆動装置が、パチンコ台枠の下辺を押し引き駆動してパチンコ台枠の傾斜を調節するパチンコ遊技機の設置角度自動調節装置が開示されている。しかし、この装置の場合は、パチンコ台枠の重量が集中する下辺部を押し引き駆動する構成であるために、大きな押し引き力が必要となるため、効率がよくないという問題がある。また、駆動装置とパチンコ台枠の下辺とが、単に駆動装置のネジ杆を介して連結されているだけであるので、パチンコ台枠の確固たる固定状態を確保することができないという問題もある。

概要

シンプルな構成でパチンコ台枠の傾斜角度の微調整が可能であり、また、パチンコ台枠を確固と保持し得るパチンコ遊技機の傾斜度調節システムを提供することを課題とする。先端部が、島枠51内に収まったパチンコ台枠41の上辺に係止され、その係止状態のまま進退してパチンコ台枠41の上辺を島枠51内において前後動させるクランプ部5を備えていて島枠51に固定される自動調節ユニットを、パチンコ台枠41の上辺左右に一対配置し、各自動調節ユニットを遠隔操作してパチンコ台枠41の傾斜角度を予め設定した角度に調節可能にした。

目的

本発明は、これらの問題のない、即ち、シンプルな構成で設置にスペースを要せず、遠隔操作によってパチンコ台枠の傾斜角度の微調整が可能であり、また、パチンコ台枠を確固と保持し得るパチンコ遊技機の傾斜度調節システムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

島枠に設置されるユニット本体と、先端部が島枠内に収まったパチンコ台枠上辺に固定され、その固定状態のまま進退して前記パチンコ台枠の上辺を前記島枠内において前後動させる作動部と、前記ユニット本体に配備されていて前記作動部を進退させる駆動部とから成る自動調節ユニットが、前記パチンコ台枠の上辺左右に一対配置され、前記各自動調節ユニットが遠隔操作されて前記パチンコ台枠の傾斜角度を予め設定した角度に調節可能であり、前記遠隔操作が、前記パチンコ遊技機ごとに設置される呼び出しランプ内に配備された制御基板を介し、リモコン操作により、あるいは、前記呼び出しランプを制御するホールコンピュータにおける操作により行われることを特徴とするパチンコ遊技機の傾斜度調節システム

請求項2

前記一対の自動調節ユニットを個別に動作可能にした、請求項1に記載のパチンコ遊技機の傾斜度調節システム。

請求項3

前記自動調節ユニットは、複数のギアで構成されるギア組が組み込まれていて前記島枠に設置されるギアボックスと、前記ギアボックスに付設されて前記ギア組を回転駆動するステッピングモータと、中間部にネジ部を有していて前記ギア組に噛合することにより軸方向に進退駆動されるネジ杆と、前記ギアボックスから突き出る前記ネジ杆の先端部に取り付けられていて、前記島枠の内天面において摺動可能に支持されるクランプ固定板と、前記クランプ固定板に固定設置されるクランプ装置と、前記クランプ装置の先端に取り付けられていて、前記パチンコ台枠の上辺に係止される係止ヘッドとから成る、請求項1又は2に記載のパチンコ遊技機の傾斜度調節システム。

請求項4

前記自動調節ユニットは、複数のギアで構成されるギア組が組み込まれていて、ギアボックス用ベースを介して前記島枠に設置されるギアボックスと、前記ギアボックスに付設されて前記ギア組を回転駆動するステッピングモータと、中間部にネジ部を有していて前記ギア組に噛合することにより軸方向に進退駆動されるネジ杆と、前記ギアボックスから突き出る前記ネジ杆の先端部に取り付けられていて、前記ギアボックス用ベースに設置されたスライドガイドに支持されてスライドするスライド板と、前記スライド板に取り付けられて、先端部が前記パチンコ台枠の上辺に固定される作用部とから成る、請求項1又は2に記載のパチンコ遊技機の傾斜度調節システム。

請求項5

前記作用部は、前記スライド板の底部に設置されるブラケットを介して取り付けられ、前記ブラケットの先端部に横向きに配設される係止ピンが摺動自在に係合する縦長孔を設けた係止板を有し、前記係止板から前方に伸び固定板が前記パチンコ台枠の内天面に固定される、請求項4に記載のパチンコ遊技機の傾斜度調節システム。

請求項6

前記固定板は、裏面側からねじ込まれるネジの先端面が前記パチンコ台枠の内天面を強圧して負荷を与えることにより、前記パチンコ台枠の内天面に固定状態となる、請求項5に記載のパチンコ遊技機の傾斜度調節システム。

請求項7

前記作用部は、前記スライド板の底部に設置されるブラケットを介して取り付けられ、前記ブラケットの先端部に横向きに配設される係止ピンが摺動自在に係合する縦長孔を設けた係止板を有し、前記係止板から前方に伸びるクランプ部材が前記パチンコ台枠の端部を挟持することにより、前記パチンコ台枠に固定される、請求項4に記載のパチンコ遊技機の傾斜度調節システム。

請求項8

前記ギアボックス内に、前記ネジ杆の回転角を検出するフォトインタラプタが組み込まれ、前記フォトインタラプタによって検出された前記ネジ杆の回転角データに基づいて前記パチンコ台枠の傾斜度調節が行われる、請求項3乃至7のいずれかに記載のパチンコ遊技機の傾斜度調節システム。

請求項9

前記ネジ杆は、前記ギア組のうちの末端駆動ギア軸穴に嵌め込まれた六角ナットにねじ込まれることにより、前記駆動ギアの回転に伴って軸方向に進退駆動される、請求項3乃至8のいずれかに記載のパチンコ遊技機の傾斜度調節システム。

請求項10

前記自動調節ユニットは、前記パチンコ台枠の上辺を、予め数段階に設定された距離移動させるように制御される、請求項1乃至9のいずれかに記載のパチンコ遊技機の傾斜度調節システム。

請求項11

前記自動調節ユニットは、前記パチンコ台枠の上辺を、予め5段階に設定された距離移動させるように制御される、請求項10に記載のパチンコ遊技機の傾斜度調節システム。

技術分野

0001

本発明は、パチンコ遊技機傾斜度調節システムに関するものであり、より詳細には、パチンコ遊技機を島枠に設置するに当たり、簡単な操作でその傾斜度を微調節し得ると共に、島枠に対してパチンコ遊技機を強固にロックしてその転倒を防止でき、設置にスペースを取らないパチンコ遊技機の傾斜度調節システムに関するものである。

背景技術

0002

パチンコ遊技機は、島枠の内側に直接取り付けられるパチンコ台枠と、台枠内に設置されるパチンコ本体とで構成される。このパチンコ遊技機を島枠に設置するに当たっては、パチンコ本体と台枠とを切り離しておき、先に台枠を島枠内嵌め入れて固定し、その後、パチンコ本体を台枠にヒンジを用いて取り付ける。台枠の島枠への固定は、台枠を島枠内に概ね垂直となるように嵌め入れて、その上辺及び下辺止め、ネジ止め等により島枠に固定することにより行われる。そして、パチンコ本体を台枠に設置した後、パチンコ本体の傾斜角度の調節が行われる。

0003

このパチンコ本体の傾斜角度の調節を自動的に行うための傾斜度調節システムが、種々提案されている。例えば、特開2006−192159号公報には、台枠の上辺又は下辺に噛み込んで、台枠の上辺又は下辺を水平方向に変位駆動するユニットが、島枠の上辺及び下辺のそれぞれに一対ずつ配置して成るパチンコ遊技機の取り付け装置が開示されている。

0004

しかし、そこに開示されている装置の場合、各ユニットは、構成が複雑で組み立てに時間とコストがかかるだけでなく、パチンコ遊技機の傾斜度の微調節を簡単且つ迅速に行うという要請応えることができないという問題がある。また、各ユニットを制御するためのコントロールボックスを、スペースに余裕がない島の上部の開閉自在な開口部位に配置しなければならない、という制約が伴うものであり、容易には設置し得ないという問題がある。

0005

また、特開2008−284280号公報には、島枠の下辺の中央部に駆動装置を配設し、パチンコ台枠に取り付けた角度検知装置からの検出角度信号に基づいて駆動装置が、パチンコ台枠の下辺を押し引き駆動してパチンコ台枠の傾斜を調節するパチンコ遊技機の設置角度自動調節装置が開示されている。しかし、この装置の場合は、パチンコ台枠の重量が集中する下辺部を押し引き駆動する構成であるために、大きな押し引き力が必要となるため、効率がよくないという問題がある。また、駆動装置とパチンコ台枠の下辺とが、単に駆動装置のネジ杆を介して連結されているだけであるので、パチンコ台枠の確固たる固定状態を確保することができないという問題もある。

先行技術

0006

特開2006−192159号公報
特開2008−284280号公報

発明が解決しようとする課題

0007

上述したように、従来提案されているパチンコ遊技機の傾斜角度の自動調節装置の場合は、機構が複雑であるとか、微妙な調節が難しいとか、パチンコ台枠の確固たる保持が難しいとか、設置にスペースが必要とかいった問題があった。そこで本発明は、これらの問題のない、即ち、シンプルな構成で設置にスペースを要せず、遠隔操作によってパチンコ台枠の傾斜角度の微調整が可能であり、また、パチンコ台枠を確固と保持し得るパチンコ遊技機の傾斜度調節システムを提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0008

上記課題を解決するための請求項1に係る発明は、島枠に設置されるユニット本体と、先端部が島枠内に収まったパチンコ台枠の上辺に固定され、その固定状態のまま進退して前記パチンコ台枠の上辺を前記島枠内において前後動させる作動部と、前記ユニット本体に配備されていて前記作動部を進退させる駆動部とから成る自動調節ユニットが、前記パチンコ台枠の上辺左右に一対配置され、前記各自動調節ユニットが遠隔操作されて前記パチンコ台枠の傾斜角度を予め設定した角度に調節可能であり、前記遠隔操作が、前記パチンコ遊技機ごとに設置される呼び出しランプ内に配備された制御基板を介し、リモコン操作により、あるいは、前記呼び出しランプを制御するホールコンピュータにおける操作により行われることを特徴とするパチンコ遊技機の傾斜度調節システムである。

0009

一実施形態においては、前記一対の自動調節ユニットが個別に動作可能にされる。

0010

一実施形態においては、前記自動調節ユニットは、複数のギアで構成されるギア組が組み込まれていて前記島枠に設置されるギアボックスと、前記ギアボックスに付設されて前記ギア組を回転駆動するステッピングモータと、中間部にネジ部を有していて前記ギア組に噛合することにより軸方向に進退駆動されるネジ杆と、前記ギアボックスから突き出る前記ネジ杆の先端部に取り付けられていて、前記島枠の内天面において摺動可能に支持されるクランプ固定板と、前記クランプ固定板に固定設置されるクランプ装置と、前記クランプ装置の先端に取り付けられていて、前記パチンコ台枠の上辺に係止される係止ヘッドとから成る。

0011

また、他の実施形態においては、前記自動調節ユニットは、複数のギアで構成されるギア組が組み込まれていて、ギアボックス用ベースを介して前記島枠に設置されるギアボックスと、前記ギアボックスに付設されて前記ギア組を回転駆動するステッピングモータと、中間部にネジ部を有していて前記ギア組に噛合することにより軸方向に進退駆動されるネジ杆と、前記ギアボックスから突き出る前記ネジ杆の先端部に取り付けられていて、前記ギアボックス用ベースに設置されたスライドガイドに支持されてスライドするスライド板と、前記スライド板に取り付けられて、先端部が前記パチンコ台枠の上辺に固定される作用部とから成る。

0012

一実施形態においては、前記作用部は、前記スライド板の底部に設置されるブラケットを介して取り付けられ、前記ブラケットの先端部に横向きに配設される係止ピンが摺動自在に係合する縦長孔を設けた係止板を有し、前記係止板から前方に伸び固定板が前記パチンコ台枠の内天面に固定される。その場合前記固定板は、裏面側からねじ込まれるネジの先端面が前記パチンコ台枠の内天面を強圧して負荷を与えることにより、前記パチンコ台枠の内天面に固定状態となるようにされることがある。

0013

一実施形態においては、前記作用部は、前記スライド板の底部に設置されるブラケットを介して取り付けられ、前記ブラケットの先端部に横向きに配設される係止ピンが摺動自在に係合する縦長孔を設けた係止板を有し、前記係止板から前方に伸びるクランプ部材が前記パチンコ台枠の端部を挟持することにより、前記パチンコ台枠に固定される。

0014

一実施形態においては、前記ギアボックス内に、前記ネジ杆の回転角を検出するフォトインタラプタが組み込まれ、前記フォトインタラプタによって検出された前記ネジ杆の回転角データに基づいて前記パチンコ台枠の傾斜度調節が行われる。また、一実施形態においては、前記ネジ杆は、前記ギア組のうちの末端駆動ギア軸穴に嵌め込まれた六角ナットにねじ込まれることにより、前記駆動ギアの回転に伴って軸方向に進退駆動される。

0015

一実施形態においては、前記自動調節ユニットは、前記パチンコ台枠の上辺を、予め数段階に設定された距離移動させるように制御され、また、前記自動調節ユニットは、前記パチンコ台枠の上辺を、予め5段階に設定された距離移動させるように制御される。

発明の効果

0016

本発明は上記のとおりであって、本発明によれば、自動調節ユニットの遠隔操作が、パチンコ遊技機ごとに設置される既存の呼び出しランプ内に配備された制御基板を介し、リモコン操作により、あるいは、呼び出しランプを制御するホールコンピュータにおいて行うことを可能にしたので、遠隔操作用制御基板を設置するためのスペースを別途設ける必要がなく、設置が容易で、リモコン操作でパチンコ遊技機ごとに個別管理できるだけでなく、ホールコンピュータにおいて一括傾斜管理及び傾斜調整を行うことが可能となる効果がある。

0017

また、自動調節ユニットの駆動にステッピングモータが用いられるために、パチンコ台枠の傾斜度の微調節を遠隔操作によって簡単に行うことが可能となり、殊に、パチンコ台枠の上辺を、予め数段階に設定された距離移動させるように制御することで、リモコン操作等により、微妙な傾斜度調節を効率よく画一的に行うことが可能となる効果がある。

図面の簡単な説明

0018

本発明に係るパチンコ遊技機の傾斜度調節システムの使用状態を示す正面図である。
本発明に係るパチンコ遊技機の傾斜度調節システムのギアボックス付近の構成を示す部分断面図である。
本発明に係るパチンコ遊技機の傾斜度調節システムのギアボックス内のギア組の構成を示す斜視図である。
本発明に係るパチンコ遊技機の傾斜度調節システムの駆動ギアとギアの構成を示す図である。
本発明に係るパチンコ遊技機の傾斜度調節システムのスライドガイドの構成を示す図である。
本発明に係るパチンコ遊技機の傾斜度調節システムのトグルクランプ装置の構成を示す図である。
本発明に係るパチンコ遊技機の傾斜度調節システムの制御系統の構成を示す概略構成図である。
高さ810mmのパチンコ台枠における、1度の傾斜寸法値と○分○厘の比較表示を示す説明図である。
本発明に係るパチンコ遊技機の傾斜度調節システムの第2の実施形態の構成を示す部分断面図である。
本発明に係るパチンコ遊技機の傾斜度調節システムの第3の実施形態の構成を示す部分断面図である。
本発明に係るパチンコ遊技機の傾斜度調節システムの第3の実施形態の変形例を示す部分断面図である。
本発明に係るパチンコ遊技機の傾斜度調節システムの第4の実施形態の構成を示す部分断面図である。

実施例

0019

本発明を実施するための形態について、添付図面に依拠して説明する。本発明に係るパチンコ遊技機の傾斜度調節システムは、先端部が、島枠51内に収まったパチンコ台枠41の上辺に係止され、その係止状態のまま進退してパチンコ台枠41の上辺を島枠51内において前後動させるクランプ部5を備えていて島枠51に固定される自動調節ユニットを、パチンコ台枠41の上辺左右に一対配置し、各自動調節ユニットを遠隔操作してパチンコ台枠41の傾斜角度を予め設定した角度に調節可能にしたものであって、自動調節ユニットの遠隔操作を、パチンコ遊技機ごとに設置される既存の呼び出しランプ内に配備した制御基板を介し、リモコン操作により、あるいは、呼び出しランプを制御するホールコンピュータにおける操作により行われるようにしたことを特徴とするものである(図1、7参照)。

0020

先ず、本システムにおける自動調節ユニットの構成について説明する(図1図6参照)。図示した例における自動調節ユニットは、島枠51に設置されるギアボックス1と、ギアボックス1に付設されるステッピングモータ2と、ギアボックス1から進退可能に突出するネジ杆3と、ネジ杆3の先端部に取り付けられていて、島枠51の天面において摺動可能に支持されるクランプ固定板4と、パチンコ台枠41の上辺の内天面に食い込むことによってそこに係止される係止ヘッド6を有していて、クランプ固定板4に設置されるトグルクランプ装置5とから成る。ギアボックス1は突片1aを備えていて、この突片1aが島枠51の内天面端部に固定されることにより、島枠51に設置される。

0021

ギアボックス1内には、複数のギアで構成されるギア組が配備される。図示した例におけるギア組は、ステッピングモータ2の出力軸直結される入力ギア13と、ネジ杆3をその軸方向に進退駆動する駆動ギア17と、入力ギア13と駆動ギア17間に配設される3つの中間ギア14〜16とで構成されている(図2、3参照)。中間ギア14〜16はそれぞれ、大径と小径のギアを一体化した複合ギアである。

0022

第1中間ギア14と第3中間ギア16は、ギアボックス1の内壁突設される共通のギア軸19において軸支され、第2中間ギア15は、ギア軸19と平行にギアボックス1の内壁に突設されるギア軸20において軸支される。そして、入力ギア13は第1中間ギア14に噛合し、第1中間ギア14は第2中間ギア15に噛合し、第2中間ギア15は第3中間ギア16に噛合し、第3中間ギア16は駆動ギア17に噛合していて、入力ギア13の回転が次第に減速されつつ、駆動ギア17に伝達されるように、各ギアの歯数が設定される。

0023

ネジ杆3は、中間にネジ部3aを有する棒材で、その一半部がギアボックス1内に臨み、他半部がギアボックス1から突出するようにしてギアボックス1に配設される。ギアボックス1内に臨むネジ杆3の後端部は、ギアボックス1の側壁に設置された軸受22によって、回転自在、且つ、軸方向に摺動自在に軸支される。また、ギアボックス1から突き出るネジ杆3の先端部には、トグルクランプ装置5を取り付けるためのクランプ固定板4が取り付けられる。

0024

駆動ギア17は、その中心にメネジ部を有する。通例、そのメネジ部は、駆動ギア17の中心部に六角ナット18を嵌め込み固定することにより形成される(図4参照)。ネジ杆3は、そのネジ部3aを六角ナット18にねじ込むことで、駆動ギア17に噛合される。その結果、ギア組を介して駆動ギア17が回転駆動されると、ネジ部3aが六角ナット18のメネジ部に螺合しているネジ杆3が、その軸方向に前進又は後退駆動されることになる。

0025

クランプ固定板4は、島枠51の天面に固定されるスライドガイド21に差し込まれ、摺動可能に支持される。スライドガイド21は、例えば、断面が展C字形状金具であって(図5参照)、クランプ固定板4の両側辺を係止して、スライドガイド21の水平方向移動を支持する。

0026

クランプ固定板4に設置されるトグルクランプ装置5はトグル機構を利用した固定治具で、本発明においては、4節リンクで構成される一般的な構成のものを用いることができる。図示した例のトグルクランプ装置5は、クランプ固定板4に固定されるベース部材22と、ベース部材22に取り付けられるクランプレバー23と、クランプレバー23の回動操作連係して回動する作用アーム24とから成り、作用アーム24はその先端に、パチンコ台枠41の上枠内天面に食い込んで係止される係止ヘッド6を備える(図1、6参照)。

0027

この構成の場合、作用アーム24は固定節Aでベース部材22に連結され、節Dでクランプレバー23に連結される。クランプレバー23は節Dで作用アーム24と連結されると共に、ベース部材22の固定節Bに取り付けられている連結部材26に節Cで連結される。即ち、節A、Bが固定節である4節リンクであって、節B、Cと節C、Dがトグル機構となり、節Cからの入力に対して節Dが動作することになる。

0028

図1及び図6では、このトグルクランプ装置5のロック時の状態が実線で示され、アンロック時の状態が仮想線で示されている。実線で示されるロック状態においては、節Cは節B、Dを結ぶ線より僅かに内側に入ることで、節Dを介して係止ヘッド6にパチンコ台枠41の上枠内天面に対する食い込み力が生じ、その状態が維持される。

0029

そして、クランプレバー23を引き下ろすと、節Cが節B、Dを結ぶ線の外側に出ることで、節Dに対する節Cからの入力がなくなり、作用アーム24が反時計回りに回動し、係止ヘッド6がパチンコ台枠41の上枠内天面から離れる(仮想線参照)。このアンロック状態からクランプレバー23を押し上げると、上記とは逆に動作して、係止ヘッド6がパチンコ台枠41の上枠内天面に食い込んでロック状態となり、その状態が維持される。

0030

好ましい実施形態においては、ギアボックス1内に駆動ギア17の回転角を検出するフォトインタラプタ31が組み込まれ、フォトインタラプタ31によって検出された駆動ギア17の回転角データに基づいてステッピングモータ2が制御されることで、パチンコ台枠41の傾斜度調節が行われる。フォトインタラプタ31は、駆動ギア17にその周縁に沿って形成される小穴17aの数を検出することによって、駆動ギア17の回転角を検出し、その回転角に基づいてネジ杆3の移動量が換算される。

0031

なお、ステッピングモータ2の回転数とパチンコ台枠41の傾斜度との関係を予めデータ化して保存しておき、そのデータに基づいてステッピングモータ2の回転を制御することにより、パチンコ台枠41の傾斜度を調節する。このデータは、後述する段階制御において利用される。

0032

図7は、本発明に係る傾斜度調節システムの全体構成を示す概略図である。この構成においては、各パチンコ遊技機の自動調節ユニットが具備するフォトインタラプタ31からの信号を基に、各ステッピングモータ2の動作を制御するためのCPU33を備えた制御基板32が呼出しランプ34内に配備されている。そして、後述するように、各ステッピングモータ2が所定量回転し、トグルクランプ装置5を進退駆動してパチンコ台枠41を前後動させることで、その傾斜度の自動調節が可能となる。

0033

本傾斜度調節システムは、基本的にはパチンコ遊技機ごとに管理可能に構成され、管理者の所持するリモコン35の操作により動作するが、遊技施設全体を管理するホールコンピュータ36において集中管理可能に構成することもでき、その場合は管理室内においてホールコンピュータ36を操作することで、各パチンコ遊技機の呼び出しランプ34内に装備されている制御基板32を介し、本傾斜度調節システムを動作させることができ、各パチンコ遊技機の一括傾斜管理及び傾斜調整を行うことが可能となる。

0034

なお、各パチンコ遊技機の一対の自動調節ユニットは、同期させて同一の調節動作を行うように構成することもできるが、個別に調節動作可能に構成することが好ましい。そのようにした場合は、各自動調節ユニットにおけるトグルクランプ装置5の進退量を変えることで、パチンコ台枠41のねじれを調整することが可能となる。

0035

上記構成の本発明に係る傾斜度調節システムの自動調節ユニットは、パチンコ台枠41を島枠51内に嵌め付ける前に島枠51に設置される。その場合、先ず、スライドガイド21を島枠51の内天面に定置し、次いで、クランプレバー23を引き下げてアンロック状態(図1、6の仮想線参照)にした自動調節ユニットのクランプ固定板4を、横方向からスライドガイド21内の奥まで差し込むと共に、ギアボックス1を島枠51の内天面に固定する(図1図6(A)の仮想線参照)。そして、その後、パチンコ台枠41を島枠51内にほぼ垂直に嵌め入れてその上辺をスライドガイド21に近接させ、その下辺を島枠51の内底面に釘止めやネジ止め等の手段によって固定する。

0036

その状態でクランプレバー23を押し上げると、係止ヘッド6が上方に旋回し、係止ヘッド6がパチンコ台枠41の上枠内天面に食い込んでロック状態となる。その状態でリモコン35を操作する等してステッピングモータ2を始動させると、ギア組が回転駆動され、末端の駆動ギア17に噛合するネジ杆3が図1において右方向に後退動作し、クランプ固定板4に固定されたトグルクランプ装置5は、スライドガイド21にガイドされて水平方向に後退動作する。その動きに伴い、係止ヘッド6にロックされているパチンコ台枠41の上枠が引っ張られることで、パチンコ台枠41の傾斜度が変化する。

0037

図8は、高さ810mmのパチンコ台枠41における、1度の傾斜寸法値と○分○厘の比較表示を示すものであり、そこに示されているように、1度傾斜させた場合の寸法(上端の移動量)は4分7厘(14.1mm)となる。かかるデータに基づき、一実施形態においては、3分、3分5厘、4分、4分5厘、4分7厘の5段階制御とされる。

0038

このような5段階制御を可能にするためには、パチンコ台枠41の上端部がこのような5段階の距離移動するように制御する必要があるが、その制御のために、パチンコ台枠41の上端部と一体に移動するトグルクランプ装置5の移動量を決定するステッピングモータ2の回転量を、予め5段階に設定し、リモコン操作等により選択可能にする。このようにすることにより、効率よく画一的に傾斜度調節を行うことが可能となる。そして、更に微調整する場合は、この5段階のいずれかの傾斜からの微量移動により行うことができる。

0039

次いで、図9に示される第2の実施形態について説明する。この第2の実施形態における自動調節ユニットは、複数のギアで構成されるギア組が組み込まれていて島枠51に設置されるギアボックス1と、ギアボックス1に付設されてギア組を回転駆動するステッピングモータ2と、中間部にネジ部を有していてギア組に噛合することにより軸方向に進退駆動されるネジ杆3を備える点では第1の実施形態の場合と同じであるが、この場合のギアボックス1は、島枠51にギアボックス用ベース61を介して設置される点で第1の実施形態と構成を異にしている。

0040

ギアボックス用ベース61はクランク形状で、その前半部が島枠51の内天面に取り付けられ、その後半部にギアボックス1から水平に伸びる連結板62が固定されることで、ギアボックス1が島枠51に固定状態となる。そして、連結板62の裏面にスライドガイド63が設置され、このスライドガイド63により、ネジ杆3の先端に取り付けられたスライド板64が摺動可能に支持される。例えば、スライドガイド63は水平方向に伸びる一対の溝を有するものとし、スライド板64の上辺にその溝に係合する翼部を設けることとする。

0041

スライド板64は、その底部に設置されるブラケット65を介して、先端部がパチンコ台枠41の内天面に固定される作用部に連結される。作用部は、ブラケット65に連結される係止板67と、係止板67から水平方向に伸びる固定板69とから成り、係止板67には縦長孔68が突設され、そこに、ブラケット65の先端部に横向きに配設された係止ピン66が摺動自在に係合する。作用部は、その固定板69がパチンコ台枠41の内天面の切除部42に留め付けられることで、パチンコ台枠41に固定状態となる。

0042

なお、ギアボックス1内のギア組みの構成は、基本的には第1実施形態の場合と変わらないが、図9に示す例では、フォトインタラプタ31は、駆動ギア17自体ではなく、駆動ギア17に一体の軸筒に設けた連結フランジ70の回転角を検出するように構成されている。

0043

この第2の実施形態の場合は、ステッピングモータ2が作動することでネジ杆3が進退動作し、それに伴いスライド板64並びにブラケット65がスライドガイド63に支持されて水平方向に進退動作する。このブラケット65の動きは、その先端部の係止ピン66を介して係止板67に伝達され、係止板67が水平方向に押し引きされるが、係止ピン66が縦長孔68に係合している関係で、パチンコ台枠41は、底辺を軸に円弧状に押し引き可能となり、その傾斜度の調節が可能となる。以上の他の点は、第1実施形態の場合に準じる。

0044

この第2の実施形態の場合は、作用部の固定板69をビス止め等によりパチンコ台枠41の内天面に留め付ける構成であるため、パチンコ台枠41に対する固定状態がより強固となる。また、島枠51に対してスライドガイド63を、直接ではなく、ギアボックス用ベース61を介して設置することとしているので、パチンコ台枠41上部の厚みにばらつきがあっても(メーカーによって均一ではない)、問題なく対応可能となる。

0045

図10に示す第3の実施形態は、図9に示す例の変形例で、その場合の固定板69は、裏面側からねじ込まれる負荷ネジ71の先端面がパチンコ台枠41の内天面を強圧して負荷を与えることにより、パチンコ台枠41の内天面に固定状態となる。また、図11に示す例は、図10に示す第3の実施形態の変形例で、パチンコ台枠41の内天面をより安定的に且つ確実に強圧できるように、係止板67の上面に補助板72を定着し、補助板72をパチンコ台枠41の天面に当接させて、パチンコ台枠41の端部を挟持する状態にしたものである。

0046

図12に示す第4の実施形態は、係止板67から前方に伸びるクランプ部材73,74がパチンコ台枠41の端部を挟持することにより、パチンコ台枠に固定されるようにしたものである。クランプ部材73,74は、両者間に跨る締付ネジ75を締め上げていくことにより、パチンコ台枠41の天面に当接するクランプ部材73がパチンコ台枠41の内天面に当接するクランプ部材74に引き寄せられることで、パチンコ台枠41の端部がクランプ部材73,74により強く挟持される。

0047

この場合、必要に応じ、締付ネジ75の他に、パチンコ台枠41の端部を貫いて、クランプ部材73,74を連結する咥え込みピン76を配することとする。

0048

本発明に係る傾斜度調節システムは、上記いずれの実施形態においてもシンプルな構成で、既存の呼び出しランプを利用することで、場所を取らずに簡単に設置でき、リモコン操作等により、微妙な傾斜度調節を効率よく画一的に行うことが可能となる。また、リモコン操作でパチンコ遊技機ごとに個別管理できるだけでなく、ホールコンピュータ36において一括傾斜管理及び傾斜調整を行うことが可能となるもので、産業上の利用性は大である。

0049

1ギアボックス
1a突片
2ステッピングモータ
3ネジ杆
4クランプ固定板
5トグルクランプ装置
6係止ヘッド
13入力ギア
14—16中間ギア
17駆動ギア
17a小孔
18六角ナット
21スライドガイド
22ベース板
23クランクレバー
24作用アーム
26連結部材
31フォトインタラプタ
32制御基板
33 CPU
34呼出しランプ
35リモコン
41パチンコ台枠
51島枠
61 ギアボックス用ベース
62連結板
63 スライドガイド
64スライド板
65ブラケット
66係止ピン
67係止板
68縦長孔
69固定板
70連結フランジ
71負荷ネジ
72補助板
73,74クランプ部材
75締付ネジ
76 咥え込みピン

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