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技術 薬剤保管装置

出願人 株式会社湯山製作所
発明者 天野弘和伊藤昴祐
出願日 2016年3月1日 (5年9ヶ月経過) 出願番号 2016-038563
公開日 2017年9月7日 (4年3ヶ月経過) 公開番号 2017-153646
状態 特許登録済
技術分野 医療品保存・内服装置
主要キーワード 振れ止 ピッチ部分 底辺側 医療機関関係者 介護要員 組み立て式 近接センサー 情報記録部材
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年9月7日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (16)

課題

簡単な作業で、服用すべき薬剤を取り出すことができ、且つ服用時期誤りを起こしにくい薬剤保管装置を提供する。

解決手段

体装置2と、情報読み取り装置3と、複数の薬剤カセット5を有する。本体装置2は、複数のカセット配置部6と、当該カセット配置部6に対応する報知手段7と、薬剤カセット5の排出機構を駆動する駆動手段を有する。情報記録部材77に薬剤を服用すべき時期が記録されており、情報読み取り装置3で情報記録部材77の記録を読み取ると特定のカセット配置部6に対応する報知手段7が作動し、薬剤を服用すべき時期が到来すると報知手段及び/又は他の報知手段が作動する。

概要

背景

高齢患者や、症状が急性期を脱した患者は、在宅療養する場合が多い。また高血圧症高脂血症の様な緊急性を要しない患者についても、在宅で療養する場合が多い。在宅で療養する患者は、自己管理に基づいて服薬を行う必要がある。
例えば処方が、朝食後にA薬とB薬を服用し、昼食後にB薬を服用し、夕食後にの倍量のA薬とC薬を服用するものであるならば、患者みずからが決められた時間に決められた種類の薬剤を決められた量だけ薬箱等から取り出し、服用する必要がある。
しかしながら、現実問題として、飲むべき薬の種類や量を間違ったり、飲み忘れることがある。また逆に重複して服用してしまうこともある。
特に、高齢者や気力が低下した患者にとっては、薬の仕分けや、決められた種類の薬剤を決められた量だけ薬箱等から取り出すことが困難であり、正確に薬剤を服用できていない場合もある。

また高齢者の介護施設等では、介護要員が服薬の管理を補助することとなるが、現状の介護施設では、一人の介護要員が複数の高齢者を介護する場合が多く、介護要員の負担が大きい。即ち介護施設では、介護要員が、決められた時間に決められた種類の薬剤を決められた量だけ薬箱等から取り出し、患者に薬剤を手渡すこととなるが、この作業は面倒であり、改善が望まれていた。

この問題を解決する手段が特許文献1に開示されている。特許文献1に開示された発明は、薬箱に関する発明であり、処方薬を一包化した袋を服用時間順に配列させて帯状としたものを使用する。そしてこの袋帯ロール状に巻いて箱に収納し、袋帯の一端を取り出し口から垂下させる。
服用時には、袋帯の一端を引っ張って取り出し口から袋帯を順次引き出し、一袋づつ切り離し、開封して服用する。

概要

簡単な作業で、服用すべき薬剤を取り出すことができ、且つ服用時期誤りを起こしにくい薬剤保管装置を提供する。本体装置2と、情報読み取り装置3と、複数の薬剤カセット5を有する。本体装置2は、複数のカセット配置部6と、当該カセット配置部6に対応する報知手段7と、薬剤カセット5の排出機構を駆動する駆動手段を有する。情報記録部材77に薬剤を服用すべき時期が記録されており、情報読み取り装置3で情報記録部材77の記録を読み取ると特定のカセット配置部6に対応する報知手段7が作動し、薬剤を服用すべき時期が到来すると報知手段及び/又は他の報知手段が作動する。

目的

即ち介護施設では、介護要員が、決められた時間に決められた種類の薬剤を決められた量だけ薬箱等から取り出し、患者に薬剤を手渡すこととなるが、この作業は面倒であり、改善が望まれていた

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

体装置と、情報読み取り装置と、複数の薬剤カセットを有し、前記薬剤カセットは、複数の薬剤包装を収容する薬剤包装収容部と、収容された薬剤包装を排出する排出機構と、情報記録部材を配置する記録部材配置部を有し、前記本体装置は、複数のカセット配置部と、当該カセット配置部に対応する報知手段と、薬剤カセットの排出機構を駆動する駆動手段を有し、前記情報記録部材には薬剤服用すべき時期が記録されており、情報読み取り装置で前記情報記録部材の記録を読み取ると特定のカセット配置部に対応する報知手段が作動することを特徴とする薬剤保管装置

請求項2

他の報知手段を有し、薬剤を服用すべき時期が到来すると他の報知手段が作動し、人為的操作を経て、あるいは自動的に駆動手段が駆動して薬剤カセットから薬剤が排出されると共に、薬剤が排出された薬剤カセットが装着されたカセット配置部に対応する報知手段が作動することを特徴とする請求項1に記載の薬剤保管装置。

請求項3

記録部材配置部は、薬剤カセットをカセット配置部に収容した状態において外部から情報記録部材を目視可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の薬剤保管装置。

請求項4

カセット配置部は薬剤カセットを挿入する穴であり、カセット配置部は立体的に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれに記載の記載の薬剤保管装置。

請求項5

薬剤カセットは薬剤包装を縦姿勢で収容し、薬剤カセットは薬剤排出口を有し、前記排出機構は、薬剤包装を薬剤排出口側に移動させるものであって薬剤包装の下辺を挟んで薬剤排出口側に移動させる底辺側保持部と、薬剤包装の縦辺を挟んで薬剤排出口側に移動させる縦辺側保持部を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の記載の薬剤保管装置。

技術分野

0001

本発明は、薬剤保管し、その薬剤を一服用分づつ取り出す薬剤保管装置に関するものである。

背景技術

0002

高齢患者や、症状が急性期を脱した患者は、在宅療養する場合が多い。また高血圧症高脂血症の様な緊急性を要しない患者についても、在宅で療養する場合が多い。在宅で療養する患者は、自己管理に基づいて服薬を行う必要がある。
例えば処方が、朝食後にA薬とB薬を服用し、昼食後にB薬を服用し、夕食後にの倍量のA薬とC薬を服用するものであるならば、患者みずからが決められた時間に決められた種類の薬剤を決められた量だけ薬箱等から取り出し、服用する必要がある。
しかしながら、現実問題として、飲むべき薬の種類や量を間違ったり、飲み忘れることがある。また逆に重複して服用してしまうこともある。
特に、高齢者や気力が低下した患者にとっては、薬の仕分けや、決められた種類の薬剤を決められた量だけ薬箱等から取り出すことが困難であり、正確に薬剤を服用できていない場合もある。

0003

また高齢者の介護施設等では、介護要員が服薬の管理を補助することとなるが、現状の介護施設では、一人の介護要員が複数の高齢者を介護する場合が多く、介護要員の負担が大きい。即ち介護施設では、介護要員が、決められた時間に決められた種類の薬剤を決められた量だけ薬箱等から取り出し、患者に薬剤を手渡すこととなるが、この作業は面倒であり、改善が望まれていた。

0004

この問題を解決する手段が特許文献1に開示されている。特許文献1に開示された発明は、薬箱に関する発明であり、処方薬を一包化した袋を服用時間順に配列させて帯状としたものを使用する。そしてこの袋帯ロール状に巻いて箱に収納し、袋帯の一端を取り出し口から垂下させる。
服用時には、袋帯の一端を引っ張って取り出し口から袋帯を順次引き出し、一袋づつ切り離し、開封して服用する。

先行技術

0005

実用新案登録第3154211号公報

発明が解決しようとする課題

0006

特許文献1に開示された発明によると、薬の整理や管理等に要する患者や介護要員の負担が軽減される。
しかしながら、特許文献1に開示された発明によると、服薬間違いが発生する懸念がある。即ち特許文献1に開示された発明では、処方薬が入った袋が服用時間順に配列させて帯状となっている。そのため袋を引っ張り過ぎると、その時に飲むべき薬剤の袋に連れて次の時期に飲むべき薬剤の袋も引き出されてしまう。そのため誤って次回に飲むべき薬剤が入った袋を開封してしまうことがある。

0007

また何らかの事情で薬剤を飲まなかった場合、袋は服用時期順に繋がっているから、順番がずれてしまうこととなる。例えば昼食後、夕食後、寝る前という順で服用すべきところ、昼食後に薬を飲み忘れた場合、次に飲むべき夕食後に、昼食後に飲むべき薬剤を服用してしまう懸念がある。
また何らかの事情で薬剤を飲まなかった場合、その回を飛ばして次回から飲むべきである場合も多い。例えば昼食後、夕食後、寝る前という順で服用すべきところ、昼食後に薬を飲まなかった場合、夕食後に夕食後用と昼食後用を合わせて飲むのではなく、飲むこと自体をキャンセルし、夕食後には夕食後に飲むべき薬剤だけを服用するべきである場合がある。
しかしながら特許文献1に開示された発明では、服用をキャンセルすべき薬剤が、飲むべき薬剤よりも先に出てきてしまうので、混乱を招く。

0008

本発明は従来技術の上記した問題点に注目し、簡単な作業で、服用すべき薬剤を取り出すことができ、且つ服用時期の誤りを起こしにくい薬剤保管装置を提供することを課題とするものである。

課題を解決するための手段

0009

上記した課題を解決するための態様は、本体装置と、情報読み取り装置と、複数の薬剤カセットを有し、前記薬剤カセットは、複数の薬剤包装を収容する薬剤包装収容部と、収容された薬剤包装を排出する排出機構と、情報記録部材を配置する記録部材配置部を有し、前記本体装置は、複数のカセット配置部と、当該カセット配置部に対応する報知手段と、薬剤カセットの排出機構を駆動する駆動手段を有し、前記情報記録部材には薬剤を服用すべき時期が記録されており、情報読み取り装置で前記情報記録部材の記録を読み取ると特定のカセット配置部に対応する報知手段が作動することを特徴とする薬剤保管装置である。

0010

報知手段には、視覚訴えるものや、聴覚に訴えるものがある。
本態様の薬剤保管装置は、薬剤カセットを有し、当該薬剤カセットに複数の薬剤包装を収容する。本態様では、一つの薬剤カセットには服用時期が同じ薬剤包装を入れておく。例えば服用時期が、朝食後、昼食後、夕食後、就寝前という様に一日4回であるならば、一つの薬剤カセットには例えば朝食後に服用する薬剤だけを収容し、他の一つの薬剤カセットには例えば昼食後に服用する薬剤だけを収容する。
また本態様の薬剤保管装置では、情報記録部材を配置する記録部材配置部を有し、情報記録部材には薬剤を服用すべき時期が記録されている。
本態様の薬剤保管装置では、情報読み取り装置で前記情報記録部材の記録を読み取ると特定のカセット配置部に対応する報知手段が作動し、薬剤カセットを収容すべきカセット配置部が指示される。作業者はその指示に従って薬剤カセットをカセット配置部に配置することとなる。

0011

前記態様において、他の報知手段を有し、薬剤を服用すべき時期が到来すると他の報知手段が作動し、人為的操作を経て、あるいは自動的に駆動手段が駆動して薬剤カセットから薬剤が排出されると共に、薬剤が排出された薬剤カセットが装着されたカセット配置部に対応する報知手段が作動することが望ましい。

0012

本態様の薬剤保管装置では、薬剤を服用すべき時期が到来すると報知手段が作動し、服用時期の到来を知らせる。
また人為的操作を経て、あるいは自動的に駆動手段が駆動して薬剤カセットから薬剤が排出される。即ち薬剤カセットからその時刻に飲むべき薬剤が排出される。
本態様の薬剤保管装置では、薬剤の排出に伴って、対応する報知手段が作動する。そのため使用者は薬剤がどこに排出されたかを容易に知ることができる。

0013

記録部材配置部は、薬剤カセットをカセット配置部に収容した状態において外部から情報記録部材を目視可能であることが望ましい。

0014

カセット配置部は薬剤カセットを挿入する穴であり、カセット配置部は立体的に配置されていることが望ましい。

0015

薬剤カセットの望ましい態様は、薬剤包装を縦姿勢で収容し、薬剤カセットは薬剤排出口を有し、前記排出機構は、薬剤包装を薬剤排出口側に移動させるものであって薬剤包装の下辺を挟んで薬剤排出口側に移動させる底辺側保持部と、薬剤包装の縦辺を挟んで薬剤排出口側に移動させる縦辺側保持部を有することを特徴とする。

発明の効果

0016

薬剤保管装置は、簡単な作業で、服用すべき薬剤を取り出すことができる。そのため本発明の薬剤保管装置は、患者や介護要員の負担を軽減することができる効果がある。
また本発明の薬剤保管装置によると薬剤を服用する時期を間違えにくく、適切な時期に適切な薬剤を服用することができる。

図面の簡単な説明

0017

本発明の実施形態の薬剤保管装置の斜視図である。
図1の薬剤保管装置の本体装置及び薬剤カセットの斜視図である。
本体装置の分解斜視図である。
本発明の実施形態の薬剤カセット及び情報記録部材の斜視図である。
図4の薬剤カセット分解斜視図及び振れ止め部材の斜視図である。
(a)は図4の薬剤カセットの背面図であり、(b)は(a)の部分拡大図であり、ストッパの一部を歯車列係合した状態を示す。
図4の薬剤カセットの内部を示す斜視図である。
図4の薬剤カセットに薬剤包装を収容した状態における内部の斜視図である。
図4の薬剤カセットに薬剤包装を収容しさらに触れ止め部材を装着した状態における内部の斜視図である。
薬剤保管装置の本体装置と薬剤カセットとの関係を説明する断面図である。
(a)乃至(c)は図1の薬剤保管装置の動作を示す説明図である。
情報記録部材が先頭に繋がった薬剤包装の袋帯の斜視図である。
薬剤カセット載置台の斜視図である。
図13の薬剤カセット載置台に薬剤カセットを設置した状態を示す断面図である。
スキャナーと薬剤包装の斜視図であり、(a)は、スキャナーに薬剤包装が近接した状態を示し、(b)は、スキャナーによる薬剤包装の情報が読み取り可能な状態を示す。

実施例

0018

以下さらに本発明の実施形態について説明する。
本実施形態の薬剤保管装置1は、本体装置2と、4個の薬剤カセット5によって構成されている。また薬剤保管装置1には、情報読み取り装置3を備えた通信端末73が含まれる。
本体装置2は、全体形状が概ね立方体である。本体装置2は、後記する様に組み立て式となっている。本体装置2は、高さ方向に、カセット収容領域10とスイッチ群領域13に分かれている。
本体装置2のカセット収容領域10にはカセット棚62が2段、設けられている。またカセット棚62には薬剤カセット5を2個ずつ設置することができる。そのため2段のカセット棚62は、それぞれ2か所のカセット配置部6がある。
従って本体装置2のカセット収容領域10にはカセット配置部6が4箇所設けられている。
各カセット配置部6の下部に報知手段7が設けられている。また各カセット配置部6の下部には薬剤取り出し口8がある。
本実施形態では、報知手段7は、カセット5を装着すべき場所を知らせる報知手段として機能する。また本実施形態では、報知手段7は、薬剤が排出された位置を知らせる報知手段としても機能する。

0019

本体装置2では、図2図10の様にカセット配置部6と、報知手段7及び薬剤取り出し口8がセットとなっており、一つのカセット配置部6に対応して一つの報知手段7と一つの薬剤取り出し口8がある。
なお本実施形態では、カセット配置部6が4個あり、これに対応して報知手段7及び薬剤取り出し口8も4個あるから、必要に応じてこれらをカセット配置部6a,6b,6c,6d等と表示する場合がある。

0020

カセット配置部6は、本体装置2の表面側に開口する横穴15である。カセット配置部6を構成する横穴15は、本体装置2の表面側から奥に向かって広がっている。
横穴15の再奥部には、図10の様に駆動歯車12が設けられている。駆動歯車12は、モータ(駆動手段)14によって回転される。
即ち各カセット棚62の奥に、駆動歯車12とモータ(駆動手段)14が2組ずつ設けられており、各カセット配置部6に対応する駆動歯車12とモータ(駆動手段)14がある。

0021

図10の様に、報知手段7は内部にLED等のライト16が内蔵されており、所定の信号に応じて発光する。
薬剤取り出し口8は図10の様に傾斜面であり、薬剤包装を滑らせるシュータである。薬剤取り出し口8は本体装置2の表面側にあり、前記したカセット配置部6の横穴15と連通している。即ち薬剤取り出し口8は報知手段7の下にあり、報知手段7の裏面側でカセット配置部6の横穴15と連通している。
具体的に説明すると、薬剤取り出し口8は、上部にカセット配置部6の横穴15と連通する連通部17があり、連通部17に続いて急斜面部18がある。急斜面部18の下部はしだいに傾斜が緩くなり、最下部は折り返されてストッパ部20が形成されている。
本実施形態では、薬剤取り出し口8にセンサー26a,26bが設けられている。センサー26a,26bは具体的には近接センサーであり、薬剤取り出し口8に薬剤包装75があるか否かを検知するものである。

0022

次にスイッチ群部11について説明する。スイッチ群部11は厚さが薄く、正面側に傾斜面21がある。そして正面の傾斜面21に、時計部22と、スピーカ(報知手段)28、発光部(報知手段)23及び取り出しスイッチ25が設けられている。
時計部22には公知のデジタル時計がはめ込まれている。
スピーカ28は音声による報知を行う報知手段である。
本実施形態では、スピーカ28は薬剤を服用する時刻が到来したことを知らせる報知手段として機能する。
また状況を知らせるための報知手段としても機能する。

0023

発光部23は図1図2の様に横に細長く、内部に図示しないLED等のライトが内蔵されており、所定の信号に応じて発光する。発光部23は、光によって報知する報知手段である。本実施形態では、発光部23は、薬剤を服用する時刻が到来したことを知らせる報知手段として機能する。また発光部23は、薬剤を排出することができる状況であることを示す報知手段としても機能する。

0024

取り出しスイッチ25は押しボタンスイッチである。
スイッチ群部11の内部には、図3の様に制御装置60が内蔵されている。またスイッチ群部11の内部には、通信手段61が内蔵されている。
またスイッチ群部11の側面には、把手部63がある。

0025

本体装置2は、組み立て式となっており、図3の様にスイッチ群部11が一つのスイッチユニット29となっている。
また水平に隣接するカセット配置部6a,6b及びこれに付随する報知手段7a,7bと薬剤取り出し口8a,8bが、一つの配置部ユニット27aとなっている。同様に水平に隣接するカセット配置部6c,6d及びこれに付随する報知手段7c,7dと薬剤取り出し口8c,8dが、一つの配置部ユニット27bとなっている。

0026

本体装置2は、スイッチユニット29の上に配置部ユニット27bが重ねられ、さらにその上に配置部ユニット27aが重ねられ、さらにその上に天板36が重ねられ、これらが図示しないネジで一体に締結されて構成されている。

0027

次に薬剤カセット5について説明する。
薬剤カセット5は、図4の様に全体形状が直方体である。薬剤カセット5は、図5の様にベース部材30と蓋部材31によって構成されている。
ベース部材30は、全体の断面形状が概ね「L」状であり、底部32と片壁部33を有している。片壁部33の一部は折り返されて小さな正面壁34となっている。片壁部33は鋼材で作られている。
ベース部材30の長手方向の一方(正面に向く側)は片壁部33の正面壁34の部分を除いて大きく開放されている。またベース部材30の他方(奥側)には奥壁35がある。

0028

ベース部材30は、前記した様に全体の断面形状が概ね「L」状である。従って底部32と片壁部33は接合側と自由端側がある。図5を基準として説明すると、底部32の左側が自由端側であり、右側が接合側である。また図5を基準として説明すると、片壁部33の上側が自由端側であり、下側が接合側である。

0029

本実施形態では、底部32の自由端側に、長手方向に目盛37が設けられている。目盛37は、短い線65が平行に付されたものであり、各線65は、ベース部材30の長手方向に並んでいる。各線65のピッチは、後記する主螺旋体40及び補助螺旋体41のピッチと等しい。
また目盛37の線65は、7本ごとに長い線が描かれている。7本ごとに長い線を描いた理由は、の一週間に合わせるためである。
底部32には、通気性を有する蓋が設けられた凹部67があり、その凹部67内には図示しない乾燥剤が配されている。

0030

片壁部33の自由端側には、多数の切り欠き38が形成されている。切り欠き38のピッチは後記する主螺旋体40及び補助螺旋体41のピッチの整数倍である。即ち切り欠き38の間隔は、主螺旋体40及び補助螺旋体41の線の間隔よりも広い。

0031

奥壁35はベース部材30の長手方向の奥にあって前記した底部32及び片壁部33と接している。奥壁35の自由端側は円弧形状に成形されている。
本実施形態では、奥壁35から主螺旋体40及び補助螺旋体41が突出している。主螺旋体40及び補助螺旋体41はコイル又はバネ状の部材であり、金属又は樹脂の線を一定の間隔を開けて螺旋状に巻いたものである。
主螺旋体40の径は補助螺旋体41の径よりも相当に大きい。主螺旋体40の径は補助螺旋体41の径の1.5倍から3倍程度の大きさである。
主螺旋体40は、底辺側保持部として機能し、後記する様に薬剤包装75の底辺87を保持する。補助螺旋体41は、縦辺側保持部として機能し、薬剤包装75の垂直辺88が保持される。

0032

主螺旋体40は、高さ方向には底部32の近傍にあり、横方向(図5基準)には底部32の中心近傍にある。主螺旋体40は奥壁35を基端とし、底部32の長手方向に片持ち状にのびている。
主螺旋体40の内部には押さえ板66が内蔵されており、主螺旋体40が曲がったり浮き上がることを防いでいる。

0033

補助螺旋体41は高さ方向には底部32から離れ、片壁部33の自由端側に近い位置にある。また横方向(図5基準)には片壁部33の近傍にある。
従って、主螺旋体40と補助螺旋体41は垂直方向にも水平方向にもずれた位置にある。
補助螺旋体41の一端は、前記した様に奥壁35で支持されており、他端側は、正面壁34に回転可能に支持されている。

0034

奥壁35の内部には図6の様に歯車列43があり、主螺旋体40と補助螺旋体41は歯車列43に連結されていて、同じ回転速度で同方向に回転する様に規制されている。
また歯車列43を構成する歯車72が図6図10の様に奥壁35の下部に露出している。
さらに奥壁35の下部にはストッパ45が上下方向に揺動可能に設けられている。ストッパ45を上に押し上げて奥壁35内に押し込むと、図6(b)の様にストッパ45の一部が歯車列43と係合し、歯車列43の回転を阻止する。

0035

次に薬剤カセット5の蓋部材31について説明する。
蓋部材31は金属又は樹脂で作られたものである。
蓋部材31は、全体の断面形状が概ね「L」状であり、天面部46と片壁部47を有している。蓋部材31長手方向の一方(正面に向く側)には正面壁50があり、他方(奥側)は開放されている。
本実施形態では、正面壁50自体は全面が覆われたものであり、開口はない。本実施形態では、正面壁50の外側面に記録部材配置部51が設けられている。記録部材配置部51は正面が開口した枠である。即ち記録部材配置部51は、上辺52、下辺53、左右辺55,56を有している。上辺52にはスリット57が形成されている。また下辺53、左右辺55,56はいずれも外側が折り返されていてフランジ状を呈している(図示せず)。

0036

薬剤カセット5は、ベース部材30の上に蓋部材31が被せられたものであり、ベース部材30と蓋部材31によって囲まれた空間が薬剤包装収容部58として機能する。
また薬剤カセット5の下部に注目すると、図7,8,9,10の様に蓋部材31の内面と、ベース部材30の底部32との間には隙間があり当該隙間が薬剤排出口78として機能する。

0037

次に通信端末73について説明する。
通信端末73は、公知のノートパソコン通信タブレットであり、キーボードタッチパネル等の入力手段と、表示画面を有している。また通信端末73は、インターネットに接続する通信機能を有している。通信端末73は他の機器と共に無線LAN構築することができるものであり、コードレス持ち運びできるものである。
さらに通信端末73は、本体装置2の通信手段61と通信する機能も備えている。本体装置2との通信方法は、有線通信であっても無線通信であってもよい。さらに通信端末73は、カメラ(情報読み取り装置3)が内蔵されており、バーコード二次元バーコード解析することができる。即ち通信端末73は、バーコードや二次元バーコード等の情報記録手段から情報を読み取る情報読み取り装置3を有し、情報読取手段として機能する。

0038

通信端末73は、携帯端末としても使用されるものであり、インターネット等を通じて医師看護師薬剤師等の医療機関関係者連絡を取ることができるものである。また患者が施設に入っていたり、年配である様な場合には、子や孫等の親類縁者と連絡を取り合う用途にも使用される。

0039

次に、薬剤包装75について説明する。
薬剤包装75は、図12の様な薬剤包装75が多数帯状に繋がった状態の袋帯76を切り離したものである。
袋帯76は、本発明者らが開発した薬剤供給装置散薬分包装置から排出されるものである。本発明者らが開発した薬剤供給装置は、錠剤散薬を一服用分づつ包装する装置である。
薬剤包装75には、一回に服用する薬剤が封入されている。薬剤包装75に封入されている薬剤は、一種類とは限らず、複数の薬剤が入っている場合もある。また散薬と錠剤、カプセル等が一つの薬剤包装75に封入されている場合もある。
即ち医師の処方箋を図示しない薬剤供給装置等に入力すると、図12の様に薬剤が一服用分づつ包装され、それらが帯状に繋がって排出される。また各薬剤包装には、患者名や薬品名等が印字されている。
また薬剤包装75同士の間にはミシン目85があり、薬剤包装75を切り離し易い。

0040

本実施形態では、一つの袋帯76に属する薬剤包装75には、同一の薬剤が封入されおり、同一の時刻に服用すべき薬剤が封入されている。例えば、図12の袋帯76aには、患者たる田隆が、朝食後に服用すべき薬剤が封入された薬剤包装75だけが繋がっている。同様に袋帯76bには、患者たる藤田隆が、昼食後に服用すべき薬剤が封入された薬剤包装75だけが繋がり、袋帯76cには、夕食後に服用すべき薬剤が封入された薬剤包装75だけが繋がり、袋帯76dには、就寝前に服用すべき薬剤が封入された薬剤包装75だけが繋がっている。

0041

また特記すべき点として、本実施形態では、袋帯76の先頭又は一部に、情報記録部材77が付属している。情報記録部材77は、空の袋の表面に印字されたものであり、薬剤情報が記録された二次元バーコード86を含んでいる。また薬剤情報には、前記した患者に関する情報と、薬品名に関する情報の他、服用時期に関する情報が含まれている。
具体的には、二次元バーコード86の情報には、患者名(藤田隆)と、服用時期(朝食後等)が含まれている。

0042

次に薬剤保管装置1の使用方法について説明する。
薬剤保管装置1は、例えば在宅療養をしている患者の自宅に設置される。薬剤供給装置(図示せず)は薬局に設置されている。ただし予備の薬剤カセット5が薬局にある。
準備作業として、薬局が保有する予備の薬剤カセット5に、薬剤包装75を充填し、さらに薬剤カセット5の正面壁50に設けられた記録部材配置部51に情報記録部材77を装着する。

0043

具体的に説明すると、薬局で図示しない薬剤供給装置を操作し、図12の様な袋帯76を作る。そして薬剤師の手により、袋帯76が切り離されて多数の薬剤包装75が作られる。また袋帯76の先頭に付属する情報記録部材77も切り離される。
そして情報記録部材77を薬剤カセット5の記録部材配置部51に装着する。具体的には、記録部材配置部51の上辺52にあるスリット57から情報記録部材77を差し入れ、情報記録部材77を薬剤カセット5の記録部材配置部51に装着する。
薬剤カセット5の記録部材配置部51は正面が開口した枠であるから、情報記録部材77の縁の部分が記録部材配置部51の上辺52、下辺53、左右辺55,56で支持される。その一方で、情報記録部材77の中央部分は露出した状態となり、情報記録部材77に描かれた文字や、二次元バーコード86は外部から目視可能である。

0044

また薬剤カセット5の蓋部材31を取り外してベース部材30の内部を露出させる。そして図8の様に、ベース部材30の主螺旋体40及び補助螺旋体41に、薬剤包装75を挟み込んでゆく。
即ち主螺旋体40の線と線との隙間(ピッチ部分)に薬剤包装75の一辺(底辺87)を挿入する。そして補助螺旋体41の線と線との隙間(ピッチ部分)に薬剤包装75の隣接する辺(垂直辺88)を挿入する。主螺旋体40に挿入される薬剤包装75の底辺87と、補助螺旋体41に挿入される薬剤包装75の垂直辺88は直交する。
主螺旋体40には、薬剤包装75が装着された姿勢を基準として底辺87の中央部分が保持される。かたや補助螺旋体41には、垂直辺88の上端部が保持される。即ち薬剤包装75の底辺87が主螺旋体40によって広い範囲に渡って保持され、さらに薬剤包装75の肩の部分が補助螺旋体41で保持されてる。
そのため薬剤包装75は、薬剤包装収容部58内で直立姿勢を維持する。

0045

なお本実施形態では、ベース部材30の底部32に、目盛37が設けられている。この目盛37は、装着した薬剤包装75の数を数える際の目安となる。また処方は、一週間分、二週間分という様に7日単位の量が出されることが多いが、本実施形態では、目盛37の線65が7本ごとに長い線となっているので、装着した薬剤包装75の数を確認し易い。

0046

この状態で、ベース部材30に蓋部材31を装着する。その結果、薬剤カセット5の薬剤包装収容部58内に複数の薬剤包装75が縦姿勢且つ平行に多数収容された状態となる。また薬剤カセット5の表面に情報記録部材77があって、その文字や二次元バーコード86が外から目視できる状態となる。

0047

この状態で、薬剤カセット5を患者の元に届けるが、薬剤カセット5を持ち運ぶ際、薬剤カセット5に図5の様なずれ防止部材80が装着される。ずれ防止部材80は、状の部材であり、直線状の本線部81を有し、その一方に、多数の支線部材82が一定間隔を開けて平行に突出するものである。
本線部81は、棒状又は帯状であり、直線形状である。本実施形態では、本線部81は角芯状であり、一面に磁石83が装着されている。

0048

支線部材82は、線状又は帯状であり、本線部81に対して片持ち状に取り付けられている。本実施形態では、支線部材82は帯状であり、縦姿勢で取り付けられている。
支線部材82の間隔は、ベース部材30の片壁部33の自由端側に設けられた多数の切り欠き38の間隔と等しく、支線部材82の間隔は、主螺旋体40及び補助螺旋体41のピッチの整数倍である。

0049

ずれ防止部材80は、支線部材82の自由端側がベース部材30の切り欠き38に挿入される。その結果、図9の様に、支線部材82が薬剤包装75同士の間に割り込み、薬剤包装75を保持する。
そのため薬剤カセット5を揺らしても、薬剤包装75が主螺旋体40及び補助螺旋体41から離脱することはない。
またずれ防止部材80の本線部81に設けられた磁石83がベース部材30の鋼材で作られた片壁部33に磁着されるので、薬剤カセット5を揺らしても、ずれ防止部材80は外れない。

0050

また薬剤カセット5の奥壁35に設けられたストッパ45を上に押し上げて奥壁35内に押し込み、ストッパ45の一部を歯車列43と係合させて歯車列43の回転を阻止する。

0051

この状態で薬剤カセット5を患者の自宅に運ぶ。そして薬剤カセット5からずれ防止部材80を外す。また薬剤カセット5の奥壁35に設けられたストッパ45を下げてストッパ45と歯車列43との係合を解き、歯車列43が回転可能な状態に戻す。
そして患者の自宅にある薬剤保管装置1から薬剤カセット5を抜き出し、新たに運び込んだ薬剤カセット5と差し替える。以下、その手順を説明する。
薬剤師は、患者の自宅を訪問し、患者の自宅にある薬剤保管装置1から薬剤カセット5を抜き出し、服用状態を確認する。
未服用の薬剤があれば、新たに運び込んだ薬剤カセット5に入れる。

0052

そして運び込んだ薬剤カセット5の記録部材配置部51に装着されている情報記録部材77を通信端末73のカメラ(情報読み取り装置3)で撮影し、情報記録部材77に印刷された二次元バーコード86を読み込む。そしてこれを解析し、その結果を本体装置2に送信する。本体装置2は通信手段61で二次元バーコード86に記載された内容を受信する。
そして本体装置2の制御装置60に格納されたプログラムにより、薬剤カセット5を装着すべきカセット配置部6を決める。ここで薬剤カセット5を装着すべきカセット配置部6は、空いてさえおればどこでもよい。
本実施形態では、一例として薬剤カセット5を装着すべきカセット配置部6として選定される。

0053

そして制御装置60の信号に基づいて薬剤カセット5を装着すべきカセット配置部6に対応する報知手段7に通電され、報知手段7が発光する。即ち報知手段7は、カセット5を装着すべき場所を知らせる報知手段として機能する。
薬剤師は、報知手段7の発光を確認し、対応するカセット配置部6に薬剤カセット5を装着する。より具体的には、カセット配置部6の横穴15に薬剤カセット5を挿入する。
その結果、図10の様に、薬剤カセット5の歯車列43に、本体装置2側の駆動歯車12が係合する。具体的には、薬剤カセット5から露出した歯車72に、本体装置2側の駆動歯車12が係合する。
また薬剤カセット5の薬剤排出口78が薬剤取り出し口8の連通部17と合致する。
さらに制御装置60の記憶部(図示せず)に、薬剤カセット5の装着位置が記憶される。例えば、朝食後に服用する薬剤が充填された薬剤カセット5が、カセット配置部6aに装着されたことが記憶される。また一例として、昼食後に服用する薬剤が充填された薬剤カセット5が、カセット配置部6bに装着され、夕食後に服用する薬剤が充填された薬剤カセット5が、カセット配置部6cに装着され、就寝前に服用する薬剤が充填された薬剤カセット5が、カセット配置部6dに装着されたことが制御装置60の記憶部(図示せず)に記憶される。

0054

こうして新たに搬入した薬剤カセット5を本体装置2のカセット配置部6に装着する。そして薬剤カセット5とカセット配置部6a,b,c,dの位置関係が制御装置60の記憶部に記憶される。
作業が終了すると、薬剤師は患者宅を離れる。

0055

そしていずれかの薬剤を服用すべき時刻が到来すると、その事実が患者に報知される。例えば朝食後の服用すべき薬剤があるならば、午前9時にスピーカ28から服用を促す音が発せられる。スピーカ28から発される音は、ブサーやチャイムの様な単純な音であってもよく、「お薬の時間です」という様な言葉であってもよく、メロディであってもよい。
また通信端末73からも同様の音を発生させてもよい。
また本実施形態では、スイッチ群部11の発光部(報知手段)23が発光し、視覚によっても服薬する時刻が到来したことを患者に知らせる。
即ち本実施形態では、発光部23とスピーカ28が、薬剤を服用する時刻が到来したことを知らせる報知手段として機能する。

0056

そして患者が取り出しスイッチ25を操作すると、薬剤カセット5に収容された薬剤包装75を排出する排出機構が動作し、薬剤取り出し口8aに薬剤包装75が落下する。薬剤包装75が薬剤取り出し口8aに落下したことをセンサー26a,26bが検知すると、対応する位置の報知手段7aが発光する。そのため、患者は薬剤包装75の落下位置を容易に知ることができる。即ち本実施形態では、報知手段7は、薬剤が排出された位置を知らせる報知手段としても機能する。
そして患者が薬剤取り出し口8aから朝食後に服用する薬剤が封入された薬剤包装75を取り除かれて、上記センサー26a,26bによる検知が無くなると報知手段7aが発光を停止する。

0057

本実施形態では、薬剤カセット5から薬剤包装75が排出されたことが制御装置60に記録され、当該記録が一定の期間、保存される。なお、薬剤カセット5から薬剤が排出された後、上記センサー26a,26bの検知が無くなる事により薬剤包装75が取り除かれた事実をもって、患者が薬剤を服用したとみなし、その事実も記録される。
前記した記録は、本体装置2の通信手段61によって通信端末73に送信され、同じ情報が通信端末73にも保存される。
さらにインターネット等を通じて、患者が薬剤を服用したとみなされる時刻と薬剤の情報が医師や家族等の外部の者に送信される。

0058

同様に昼食時になると、スピーカ28から服用を促す音が発され、スイッチ群部11の発光部(報知手段)23が発光し、視覚によっても服薬する時刻が到来したことを患者に知らせる。そして患者が取り出しスイッチ25を操作すると、薬剤取り出し口8bに薬剤包装75が落下し、対応する位置の報知手段7bが発光する。
そして患者が薬剤取り出し口8bから朝食後に服用する薬剤が封入された薬剤包装75を取り除くと、報知手段7bが発光を停止する。
夕食時や就寝時についても同様の動作が行われる。

0059

次に、薬剤カセット5に収容された薬剤包装75を排出する排出機構の動作について説明する。本実施形態では、モータ(駆動手段)14、駆動歯車12、歯車列43、主螺旋体40、補助螺旋体41によって排出機構が構成されている。

0060

本実施形態の薬剤保管装置1では、服用時期が到来し、スイッチ群部11の発光部(報知手段)23が発光している際に取り出しスイッチ25を操作すると、カセット配置部6aのモータ(駆動手段)14が起動し、駆動歯車12が回転する。
その結果、駆動歯車12と係合する歯車列43が回転し、主螺旋体40及び補助螺旋体41が同期的に回転する。

0061

そして主螺旋体40及び補助螺旋体41の線と線との隙間(ピッチ部分)に挿入された薬剤包装75が、正面側の薬剤排出口78に向かって進む。
ここで本実施形態では、主螺旋体40によって薬剤包装75の底辺87が広い範囲で支持され、且つ薬剤包装75の肩の部分が補助螺旋体41で保持されている。そのため移動中においても薬剤包装75は直立姿勢を維持し、各薬剤包装75は互いに平行姿勢を保って前進する。

0062

そして先頭の薬剤包装75が薬剤排出口78に至り、薬剤排出口78から服用すべき薬剤が封入された薬剤包装75が下に落下する。ここで薬剤カセット5の薬剤排出口78は薬剤取り出し口8の連通部17と合致しているから、先頭の薬剤包装75は、連通部17を通過して薬剤取り出し口8に落ちる。薬剤取り出し口8には、センサー26a,26bがあり、落下した薬剤包装75を検知するとカセット配置部6のモータ14が停止し、薬剤カセット5内の薬剤包装75の移動が停止する。

0063

また薬剤包装75が薬剤取り出し口8に落下したことをセンサー26a,26bが検知すると、対応する位置の報知手段7が発光する。
より具体的には、薬剤包装75は、特定のカセット配置部6に対応する薬剤取り出し口8に落下し、特定の薬剤取り出し口8に落下したことをセンサー26a,26bが検知すると、対応する位置の報知手段7が発光する。
患者は、報知手段7が発光するのを見て薬剤取り出し口8に薬剤包装75が有ることを認識し、手で薬剤包装75を取り出す。その結果、センサー26a,26bは検知対象を失う。本実施形態では、薬剤取り出し口8の薬剤包装75が取り出されたことがセンサー26a,26bで確認されると、報知手段7が発光を停止する。

0064

本実施形態の薬剤保管装置1では、服用すべき時期が到来していない場合は、取り出しスイッチ25を操作してもカセット配置部6のモータ14は起動せず、薬剤包装75は出ない。また服用すべき時期を過ぎてしまった場合に取り出しスイッチ25を操作してもカセット配置部6のモータ14は起動せず、薬剤包装75は出ない。
ただし外出のために予め薬剤を出しておきたい様な場合には、通常と異なる操作を行うことによって、薬剤包装75を排出させることができる。
本実施形態の薬剤保管装置1では、取り出しスイッチ25を長く押し続けることにより薬剤を排出させることができる。
例えば、朝食後に飲むべき薬剤を排出した後、取り出しスイッチ25を長押しすると、次に飲むべき昼食後用の薬剤が排出され、対応する報知手段7が発光する。薬剤包装75を取り出すと、報知手段7が発光を停止する。さらに続いて取り出しスイッチ25を長押しすると、次に飲むべき夕食後用の薬剤が排出され、対応する報知手段7が発光する。薬剤包装75を取り出すと、報知手段7が発光を停止する。

0065

本実施形態の薬剤保管装置1では、スイッチ群部11の発光部(報知手段)23と、各カセット配置部6a,b,c,dに対応する報知手段7a,b,c,dの他、スピーカ28も報知手段として機能している。即ち発光部(報知手段)23と報知手段7は光による報知であり、視覚に訴える報知である。一方、スピーカ28は音声による報知であり、聴覚に訴える報知である。

0066

スピーカ28による報知によると、状況や条件等の情報を使用者に伝えることもできる。
例えば、「お薬をお取り下さい。」と言うような排出された薬剤を取ることを促すことができる。所定の時間に薬剤を排出しているにも係わらず、再度、取り出しスイッチ25を操作した様な場合には、「お薬は排出済です。」という様にアナウンスし、間違いを知らせることができる。また薬剤を飲むべきでない時刻に取り出しスイッチ25を操作した様な場合には、「この時間に該当するお薬はありません。」という様にアナウンスし、患者を安心させることができる。さらに所定の時刻に薬剤を飲み忘れ、その後に時間が経過して既にその薬を飲むべきではない状況の場合に取り出しスイッチ25を操作すると、「時間が過ぎているのでお薬を払出しできません。」という様な理由を説明する音声を流すことも好ましい。

0067

以上説明した実施形態では、情報記録手段として二次元バーコード86を採用し、薬剤保管装置1の正面に二次元バーコード86を印刷した情報記録部材77を取り付けた。情報記録手段は、二次元バーコード86に限定されるものではなく、他の情報コードであってもよい。情報記録手段はバーコード等の図形に限定されるものではなく、RFID(Radio Frequency IDentification)等の記録媒体であってもよい。

0068

また情報読取手段を本体装置2に内蔵してもよい。
また独立した情報読取手段を設けてもよい。例えば図15(a)に示す様なスリット95を有するスキャナー93を情報読取手段として採用してもよい。本実施形態では、図15(b)の様にスリット95に薬剤包装75を挿入することにより、情報を読み取る。

0069

以上説明した実施形態では、一個の薬剤包装75を主螺旋体40等の線と線との隙間(ピッチ部分)に挿入したが、一回に飲む薬剤の数が多い場合には、複数の薬剤包装75をステープラー等で結合し、それを主螺旋体40に装着してもよい。
また市販の一般用医薬品が医師によって処方される場合もあるから、その場合にはこの包装をステープラー等で他の薬剤包装75と結合し、主螺旋体40に装着すればよい。

0070

薬剤カセット5の排出機構は、ベルト等によって薬剤包装75を移動させるものであってもよい。

0071

薬剤カセット5に薬剤包装75を充填する作業は、薬剤カセット5のベース部材30を単に作業テーブル等に置いて行っても良いが、図13に示すように薬剤カセット載置台90を使用することが推奨される。薬剤カセット載置台90は、交差する2平面91,92を有し、2平面91,92は、いずれも水平でもなく垂直でもない。2平面91,92をは直交することが望ましい。
薬剤カセット載置台90に薬剤カセット5のベース部材30を設置すると、図14の様に、ベース部材30の開放面が上向きとなり、薬剤包装75を装着し易い。

0072

本実施形態で採用する薬剤包装75は、袋帯76から切り離されたものである。
袋帯76は、同一の患者が服用する薬剤が封入された薬剤包装75が、複数個、切り離し可能に繋がって帯状を呈する袋帯76であり、その一部に服用すべき時期に関する情報を含むコードが印刷された情報記録部材77が繋がっていることを特徴とする袋帯76である。

0073

1薬剤保管装置
2 本体装置
3情報読み取り装置
5薬剤カセット
6カセット配置部
7報知手段
8薬剤取り出し口
23発光部(報知手段)
28スピ−カ(報知手段)
30ベース部材
31蓋部材
40 主螺旋体(底辺側保持部)
41補助螺旋体(縦辺側保持部)
51記録部材配置部
58薬剤包装収容部
73通信端末(情報読取手段)
75 薬剤包装
77情報記録部材
78 薬剤排出口

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