図面 (/)

技術 コネクタ端子位置保障機構、及びコネクタの端子位置保障方法

出願人 ジェイエスティーコーポレーション
発明者 アップソン,グウェンドリンチェン,ピンブランキンシップ,エリック
出願日 2017年2月22日 (4年2ヶ月経過) 出願番号 2017-030721
公開日 2017年8月31日 (3年8ヶ月経過) 公開番号 2017-152382
状態 特許登録済
技術分野 コネクタハウジング及び接触部材の保持 電気接続器の製造又は製造方法(2)
主要キーワード 空洞状態 長突起 係合ガイド 背面角 保障システム ブロック機構 過大応力 キー機構
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年8月31日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

改良されたコネクタ位置保障のためのシステム及び方法の提供。

解決手段

第1コネクタにおけるラッチストップ機構10は、第1コネクタ及び第2コネクタを互いに固定するためにラッチロック係合された後、ラッチ50と取り付けられたラッチロックの動きを選択的に規制するために用いることができる。ラッチストップ機構は、コネクタハウジング80に取り付けられていてラッチストップが所定位置回動するのを許容する一連ヒンジを有していて、ラッチ及びラッチロックの動きを規制する。端子位置保障機構であるTPA機構30は、コネクタ本体の底部に配置され、係合したときに、係合したワイヤー端子3を適切な位置に位置づける。

概要

背景

多くのコネクタシステム、特に電気コネクタに関連する多くのコネクタシステムが開発されてきた。オスコネクタ部及びメスコネクタ部を有しているものが一般的である。コネクタにおいて接続位置を保障するための様々なロック機構が発明されてきた。これらには一般的に、ラッチ部材が用いられる。スライディングラッチ保障システムを含めたラッチ保障方法が、今までに研究されてきた。

概要

改良されたコネクタ位置保障のためのシステム及び方法の提供。第1コネクタにおけるラッチストップ機構10は、第1コネクタ及び第2コネクタを互いに固定するためにラッチロック係合された後、ラッチ50と取り付けられたラッチロックの動きを選択的に規制するために用いることができる。ラッチストップ機構は、コネクタハウジング80に取り付けられていてラッチストップが所定位置回動するのを許容する一連ヒンジを有していて、ラッチ及びラッチロックの動きを規制する。端子位置保障機構であるTPA機構30は、コネクタ本体の底部に配置され、係合したときに、係合したワイヤー端子3を適切な位置に位置づける。

目的

本発明の目的は、第1及び第2のコネクタの間の係合、及びワイヤー端子のコネクタ本体への係合、のそれぞれを保障するために用いることができる、改良されたコネクタ及び端子位置保障機構を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

(a)TPロック挿入接触面及びTPAロックオフセット面を有する端子位置保障ロックであるTPAロックと、(b)TPA凹部ガイド不適当端子検出面、及びTPA抜け防止機構を有する端子ブロック機構と、を備えている、コネクタ端子位置保障機構。

請求項2

請求項1に記載のコネクタ端子位置保障機構であって、TPAロック保持接触面と、前記端子ブロック機構に配置された付加端子ブロックオフセット面と、を更に備えている、コネクタ端子位置保障機構。

請求項3

請求項1に記載のコネクタ端子位置保障機構であって、TPAロック保持接触面は、前記TPAロックオフセット面に対して直交している、コネクタ端子位置保障機構。

請求項4

請求項1に記載のコネクタ端子位置保障機構であって、TPAロック保持接触面は、前記TPAロックオフセット面に対して鋭角である、コネクタ端子位置保障機構。

請求項5

請求項1に記載のコネクタ端子位置保障機構であって、前記不適当端子検出面に隣接して配置された少なくとも1つの前記TPA凹部ガイドを備えている、コネクタ端子位置保障機構。

請求項6

請求項1に記載のコネクタ端子位置保障機構であって、前記端子ブロック機構は、端子ブロックベースから延びて、前記TPAロックは、前記端子ブロック機構から直交する方向に突出し、付加端子ブロックオフセット面は、前記TPAロックの反対側の前記端子ブロック機構に配置されている、コネクタ端子位置保障機構。

請求項7

請求項1に記載のコネクタ端子位置保障機構であって、TPAロック保持接触面は、端子ブロックベースの表面に配置され、前記TPAロックオフセット面は、前記TPAロックに配置されて前記端子ブロックベースの前記表面と平行であり、前記TPAロック挿入接触面は、前記TPAロックオフセット面と前記端子ブロック機構に配置された付加端子ブロックオフセット面との間に配置され、前記不適当端子検出面は、前記付加端子ブロックオフセット面と前記TPA抜け防止機構との間に配置されている、コネクタ端子位置保障機構。

請求項8

請求項7に記載のコネクタ端子位置保障機構であって、前記不適当端子検出面は、端子が完全に係合しておらず前記不適当端子検出面が前記端子の表面に接触しているときに、前記端子の前記表面と同一面となるような角度となっている、コネクタ端子位置保障機構。

請求項9

請求項7に記載のコネクタ端子位置保障機構であって、ヒンジによってコネクタの本体と接続されたTPA本体を更に備え、前記端子ブロックベースは前記TPA本体に配置され、前記TPAロックは前記端子ブロックベースに配置されている、コネクタ端子位置保障機構。

請求項10

請求項2に記載のコネクタ端子位置保障機構であって、前記コネクタ端子位置保障機構は、コネクタの本体に取り付けられ、前記コネクタは、コネクタハウジングと、前記コネクタハウジングに繋がっているラッチストップ機構と、前記コネクタハウジングに繋がっているラッチと、を備え、前記ラッチストップ機構は、近位ヒンジと、遠位ヒンジと、前記近位ヒンジと前記遠位ヒンジとの間の近位部と、前記近位部の向こう側の前記遠位ヒンジ側に位置する遠位部と、前記遠位部に配置されたラッチストップとを有し、前記ラッチは、前記ラッチストップと接触したときに前記ラッチの動き規制されるラッチストップ接触面を有している、コネクタ端子位置保障機構。

請求項11

コネクタ端子位置保障機構であるTPA機構の端子ブロック機構を備え、前記端子ブロック機構は、(a)前記TPA機構の一部に配置され、後面及び上面を有している端子ブロックベースと、(b)前記端子ブロックベースの前記後面と直交する不適当端子検出面と、(c)前記不適当端子検出面側に配置されたTPA凹部ガイドと、を備えている、コネクタ端子位置保障機構。

請求項12

請求項11に記載のコネクタ端子位置保障機構であって、TPA抜け防止機構を更に備え、前記不適当端子検出面は、前部と、後部と、2つの側部とを有し、前記不適当端子検出面の前記後部は前記端子ブロックベースの前記後面と繋がっていて、前記不適当端子検出面の各前記側部は、前記端子ブロックベースの前記上面に対して30度から60度の間の角度となっている前記TPA凹部ガイドと繋がっている、コネクタ端子位置保障機構。

請求項13

請求項11に記載のコネクタ端子位置保障機構であって、前記TPA機構の幅と交差する方向に一列に並び、それぞれが前記端子ブロックベースから突出する複数の前記端子ブロック機構を更に備え、前記TPA凹部ガイドは、前記不適当端子検出面における1以上の側面に配置されている、コネクタ端子位置保障機構。

請求項14

請求項11に記載のコネクタ端子位置保障機構であって、ヒンジによってコネクタの本体と接続されるTPA本体を更に備え、前記端子ブロックベースが前記TPA本体に配置されていて、TPAロックが前記端子ブロックベースに配置されている、コネクタ端子位置保障機構。

請求項15

(1)端子を端子凹部の開口に挿入し、(2)端子つまみ部を第1ロックに接触させ、(3)前記端子つまみ部と前記第1ロックとを係合し、(4)コネクタ端子位置保障機構であるTPA機構に力を加えてTPAロックを有する前記TPA機構をヒンジ回りに回転させ、(5)TPAロック挿入接触面をTPA係合ガイドに接触させ、(6)前記TPAロックに配置されたTPAロック保持接触面が端子凹部底部に配置されたTPAロック接触面と接触するまで前記TPA機構に外力を加え続ける、コネクタの端子位置保障方法。

技術分野

0001

改良された端子位置保障を提供するシステム及び方法が記載される。この発明は、特に電気コネクタ及び端子位置保障機構に関連し、また、端子メスコネクタ、及びオスコネクタを有しうるコネクタシステムにも関連する。本発明は、更に、改良された本発明のコネクタ位置保障機構を用いた接続方法にも関連する。

背景技術

0002

多くのコネクタシステム、特に電気コネクタに関連する多くのコネクタシステムが開発されてきた。オスコネクタ部及びメスコネクタ部を有しているものが一般的である。コネクタにおいて接続位置を保障するための様々なロック機構が発明されてきた。これらには一般的に、ラッチ部材が用いられる。スライディングラッチ保障システムを含めたラッチ保障方法が、今までに研究されてきた。

発明が解決しようとする課題

0003

しかしながら、ヒンジを有するオプションは、実用的且つ高い信頼性でラッチを固定するためには今まで利用可能となっておらず、特に、ラッチストップが、ラッチを固定するためにコネクタに回動するようなコネクタハウジングに取り付けられているオプションは、利用可能となっていない。また、ワイヤー端子のコネクタ本体への係合を保障するために用いることができる、改良された端子位置保障機構については、利用可能となっていない。

0004

本発明の目的は、第1及び第2のコネクタの間の係合、及びワイヤー端子のコネクタ本体への係合、のそれぞれを保障するために用いることができる、改良されたコネクタ及び端子位置保障機構を提供することである。

課題を解決するための手段

0005

第1コネクタに設けられたラッチストップ機構は、前記第1コネクタ及び前記第2コネクタを固定するためにラッチロックが係合された後、ラッチ及び取り付けられたラッチロックの動きを選択的に規制するために用いることができる。ラッチストップ機構は、コネクタハウジングに取り付けられてもよく、ラッチストップが所定位置へ回動するのを許容する一連のヒンジを有していてもよい。ラッチストップ機構は、好ましくはラッチと係合して、ラッチ及びラッチロックの動きを規制する。

0006

よって、ラッチ及びラッチロックは、ラッチロックが第2コネクタと係合した状態においてラッチストップによって固定される。これは、改良されたコネクタ位置保障機構を提供するために役立つ。

0007

また、上記課題を解決するためのコネクタ端子位置保障機構は、(a)TPロック挿入接触面及びTPAロックオフセット面を有する端子位置保障ロックであるTPAロックと、(b)TPA凹部ガイド不適当端子検出面、及びTPA抜け防止機構を有する端子ブロック機構と、を備えている

0008

この構成によれば、ワイヤー端子のコネクタ本体への係合を保障するために用いることができる、改良された端子位置保障機構を提供できる。

0009

本発明は、図面及び以下の詳細な記述によって、更に詳しく説明される。

図面の簡単な説明

0010

図1は、本発明に係るラッチストップ機構を有するメスコネクタ、及びメスコネクタハウジングの上部及び下部のそれぞれに取り付けられたコネクタ位置保障機構及び端子位置保障機構の斜視図である。
図2は、本発明に係る端子、メスコネクタ、及びオスコネクタの分解図であって、図2(A)は端子の図、図2(B)はメスコネクタの図、図2(C)はオスコネクタの図である。
図3は、本発明に係るメスコネクタに接続されたオスコネクタの斜視図であって、ラッチストップ機構がラッチに係合した状態を示す図である。
図4は、ラッチストップ機構を有する本発明に係るメスコネクタ、及びコネクタハウジングの上部及び下部のそれぞれに取り付けられたコネクタ位置保障機構及び端子位置保障機構の側面図である。
図5は、メスコネクタハウジングに接続されたラッチストップ機構を有する、本発明に係るメスコネクタの上部の背面図である。
図6は、ラッチストップ機構を有する本発明に係るメスコネクタ、及びメスコネクタハウジング上部及び下部のそれぞれに取り付けられたコネクタ位置保障機構及び端子位置保障機構の背面図である。
図7は、露出したラッチと、本発明に係る端子位置保障機構を有する、メスコネクタの斜視図である。
図8は、本発明に係るコネクタに挿入された端子の縦断面の一部を示す図である。
図9(A)は、ラッチストップ機構を有する、本発明に係るコネクタの上部の側面図であって、ラッチストップ機構がラッチに係合する前の図である。図9(B)は、ラッチストップ機構を有する、本発明に係るコネクタの上部の側面図であって、ラッチストップ機構がラッチに係合している途中の図である。図9(C)は、ラッチストップ機構を有する、本発明に係るコネクタの上部の側面図であって、ラッチストップ機構がラッチに係合した後の図である。
図10は、本発明に係るオスコネクタの正面図である。
図11は、分解図であって、図11(A)はワイヤー端子の図、図11(B)はメスコネクタの図、図11(C)は補強タブの図、図11(D)はオスコネクタ、図11(E)はオスピンの図、である。
図12は、本体の底部に取り付けられた端子位置保障機構を有するメスコネクタを後側から視た斜視図である。
図13は、本体の底部に取り付けられた端子位置保障機構を有するメスコネクタを前側から視た斜視図である。
図14は、本発明の一実施形態に係る端子位置保障機構の斜視図である。
図15は、本発明の好ましい実施形態に係る端子位置保障機構のTPAロック36及び端子ブロック機構124を有する「アヒルの頭部」のような形状の部分の側面図である。
図16は、本体に繋がっている端子位置保障機構を前側から視た図である。
図17は、TPA機構が係合していない位置にあるときの、本体に繋がっている端子位置保障機構を後側から視た図である。
図18は、コネクタ、及び本発明の一実施形態に係る端子位置保障機構の側面図であって、図18(A)は端子位置保障機構が本体の表面に係合する前の図、図18(B)は係合した後の図、である。
図19は、コネクタ、及び係合した端子位置保障機構を示す斜視図であって、係合を解除するためのサービスツールとともに示す図である。
図20は、端子位置保障機構が係合した状態の2つの端子凹部を軸方向に沿って後方から視た図である。
図21は、コネクタ、ワイヤー端子、及び端子位置保障機構の縦断面図であって、図21(A)は、ワイヤー端子なしで係合した図、図21(B)は、係合する直前の図、図21(C)は係合中の図、図21(D)は完全に係合した図、である。
図22は、端子位置保障機構が完全に係合した状態のコネクタの縦断面図である。
図23は、端子位置保障機構が完全に係合した状態のメスコネクタの斜視図であって、オスコネクタと嵌合した状態を示す図である。

実施例

0011

本発明は、改良されたコネクタ位置保障機構を提供する。本発明に係るコネクタシステムは、図1に開示される。フロント部44及びリア部42を有しているメスコネクタが図示されている。この変形例は、4つのワイヤー7を有している。本発明に係る改良されたコネクタ位置保障機構は、コネクタの上部に取り付けられうるラッチストップ機構10によって提供される。端子位置保障機構30(TPA機構30)は、コネクタの下部に設けられうる。

0012

図2(B)で示される本発明の一実施形態は、コネクタハウジング80と、コネクタハウジングに繋がっているラッチ50と、コネクタハウジングに繋がっているラッチストップ機構10とを備えている。図8では、ワイヤー端子3を有する2本のワイヤー、2つのピンの例が図示されている。ワイヤー7は、ワイヤー圧着部4に挿通されている。導電部は、コア圧着部6に挿通されている。端子ロック8(端子つまみ部)は、図8に示すように、コネクタハウジング内において端子ロック保持部86(第1ロック)を通過するときに撓む傾斜面を有している。接続されたとき、端子ロック8は、端子ロック保持部86によって保持される。なお、図8では、断面を示すハッチングの図示を省略している。

0013

本発明で用いることができるコネクタは、様々なタイプのコネクタが含まれるが、特にハウジングを有するオスコネクタ及びメスコネクタが含まれる。コネクタハウジングに関しては、ハウジングのフロント部は、他方のコネクタと嵌合している表面に最も近いハウジングの部分が考えられる。

0014

本発明は、2つのコネクタを係合させるラッチロック54を有するラッチ50を用いることができる。本発明の典型的なラッチは、図7に図示されていて、コネクタハウジングと繋がっているヒンジ52のような接続部、を有している。1又はそれ以上の梁56は、ヒンジ又はヒンジ52から延びて、ラッチロック54を支持している。ラッチは、特に梁が十分に長くラッチロック54に係合又は係合解除させるように十分に撓むようにハウジングに取り付けられていれば、必ずしもラッチヒンジを有している必要はない。ラッチロック54は、ラッチ梁56にしっかり取り付けられていてもよく、或いは直接梁56に配置されていなくてもよく、梁が上方へ動いたときにラッチロック54も上方へ動くように梁56によって支持されていてもよい。

0015

本発明に係るラッチは、ラッチストップ面68と相互作用するラッチストップ接触面66を有していてもよい。ラッチ50は、図7に示すように、ラッチストップアーム22がラッチストップ接触面66側へ動きやすくするための凹部62を有していてもよい。ラッチストップ機構10が係合していないときには、ラッチ凹部62は、コネクタの係合又は係合解除を許容するためにラッチ50が押圧されうる空間を提供する。凹部62のいずれか側における突起は、ラッチを過大応力から保護するために提供されうる。図5に示すように、ラッチに形成されたラッチ過大応力保護面58、及びメスコネクタハウジングに形成されたラッチ過大応力保護面88は、ラッチ50が上方へ動くのを規制する。追加の過大応力保護面は、ラッチが下方へ動くのを規制する。ラッチ50には、ラッチストップロック26のロック面を保持するための保持面64が含まれていてもよい。

0016

本発明では、1つのコネクタが、第2コネクタに設けられた対応するラッチ保障面に係合しうるラッチロック54を備えているのが好ましい。例えば、ラッチロック54が押圧されると、ラッチ梁56が撓む。第2コネクタのハウジングは、第2コネクタハウジングのラッチ保障面が所定位置になるまでラッチロック上をスライドする。それから、ラッチロック54が上昇して、ラッチ保障面と接触する。本発明の好ましい実施形態では、ラッチロック54は、第2コネクタハウジングのラッチロック窓53内に位置しうる。ラッチ窓の1又はそれ以上の側面は、ラッチ保障面として機能する。

0017

改良された本発明に係るコネクタ位置保障機構は、ラッチロック54がラッチ保障面と係合した状態で維持されるのを確実にするように作用する。これは、ラッチ50及び取り付けられたラッチロック54の動きを規制するラッチストップ機構10を設けることによって達成される。ラッチストップ機構は、ラッチの動きを規制するために操作しうるように、便利なようにコネクタハウジングに取り付けられている。

0018

本発明に係るラッチストップ機構10は、遠位部に取り付けられたラッチストップを有する一連のヒンジ及び部分を有しうる。好ましくは、ラッチストップ機構は、近位ヒンジ12と、遠位ヒンジ16と、近位ヒンジ12と遠位ヒンジ16との間の近位部14と、近位部の向こう側の遠位ヒンジ側に位置する遠位部18と、前記遠位部に配置されたラッチストップと、を備えている。

0019

本発明に係る部分14,18は、ラッチストップアーム22を支持し且つヒンジ12,16とともに動作するのに十分に固い構造部分であるのが好ましい。この部分は、平面状、或いは他の適切な形状又は構造であってもよい。

0020

「ヒンジ」という用語は、動作可能なジョイントという意味を意図している。本発明のヒンジは、ラッチストップ機構の所定部位がコネクタハウジングの所定部分回りに回動するのを許容する。好ましくは、ラッチストップ面68がラッチ凹部62の方へ動作してラッチのラッチストップ接触面66に到達したときに直線状に維持されるように、一平面において動作する。本発明のヒンジは、ヒンジを挟んで設けられた2つの部分を回動可能に結合する機能を果たす。従って、各ヒンジは2つの側部を有し、各側部には、そのヒンジによって結合された部分が対応して設けられている。

0021

好ましい実施形態では、ラッチストップ機構10の1つ又はそれ以上のヒンジは、ライブヒンジ(live hinge)であってもよい。ラッチストップ機構10は、少なくとも2つのライブヒンジを有していることが好ましい。

0022

ラッチストップ機構10のヒンジを曲げることによって、ラッチストップアーム22をラッチ凹部62の方へ配置させることが可能であり、最終的には、ラッチストップ面68を、ラッチストップ接触面66に対向させて配置させることが可能であり、これにより、ラッチ50が下方へ撓むことができなくなる。

0023

ラッチストップ機構10は、ラッチストップ機構10の遠位部18から外側へ延びるラッチストップアーム22を含んでいてもよい。ラッチストップアーム22は、ラッチストップ面68を有していてもよく、ラッチストップ面を所定位置でロックするためのロック面28を有していてもよい。「ラッチストップ」という用語には、ラッチストップ面68と、この面が配置された構造とが含まれる。例えば、ラッチストップには、アーム、くさび、又はその両方が含まれてもよい。ラッチストップは、特にラッチストップアーム又はその付近に形成された、1又はそれ以上の傾斜面、を有していてもよい。好ましくは、ラッチストップ機構10の遠位部18から突出するくさび24がある。くさび24は、ラッチ凹部62内へ挿入することができる。くさび24は、ラッチ50の下側の面を上方へ押圧するのを助け、最終的にはラッチストップ面68とラッチのラッチストップ接触面66との間の接触を促進する。

0024

ラッチストップ接触面66がラッチストップ面68に接触したとき、ラッチ50の動きが規制される。従って、ラッチストップ面68がラッチ凹部62から外れない限り、ラッチロック54がラッチロック窓53から外れない。更に、好ましい実施形態では、ラッチストップ面68は、ラッチストップロック面28がラッチストップ保持面64に接触している限り、ラッチ凹部62から外れない。ラッチストップのラッチストップロック26、及びラッチ50のラッチストップ保持面64の双方は、傾斜面を有していてもよい。保持面又はロック面の一方の傾斜面は、そのロックを所定位置に案内するのに役立つ。好ましくは、ラッチストップロック26は、ラッチストップアーム22に配置されている。そのロックは、ロック面28を保持面64へ案内する傾斜面を有していてもよい。その保持部は、対応する傾斜面と対応する保持面とを有していてもよい。

0025

ラッチストップアーム22におけるラッチ凹部62に入る部分は、ラッチ凹部に入り易い形状を有していてもよい。ラッチストップアーム22の遠位部は、丸くてもよい。端部は、面取りされていてもよい。

0026

好ましい実施形態では、ラッチストップは、ラッチストップアーム22及びラッチストップくさび24を有している。ラッチストップは、2つの近位ヒンジ、2つの近位部、及び2つの遠位ヒンジを有するヒンジ状の枠の遠位部の中心部分に設けられている。このヒンジ状の枠には、開口が形成されている。ラッチストップ機構が曲がってラッチストップがラッチストップ接触面66に対して配置されたときに、ラッチ50がその開口を介して突出する。

0027

図2(A)、図2(B)、及び図2(C)は、1つの好ましい実施形態を図示している。図2(A)のワイヤー端子3は、図2(B)におけるメスコネクタ2のワイヤーキャビティーに挿入される。図8には、端子ロック保持部86に接触している端子ロック8を有し、コネクタハウジングに挿入されてロックされた端子3が図示されている。端子3がある位置にあるとき、端子3に形成された端子位置保障保持部96は露出していて、その状態では、それがTPAロック36と係合するように露出している。

0028

図2(C)に示すオスコネクタ1は、オスコネクタハウジング81がメスコネクタハウジング80の所定部分の上をスライドするように配置されている。ラッチ梁に配置されたラッチロックは押圧されることができ、これによりラッチロックは、オスコネクタハウジングの上壁51をメスコネクタのラッチ梁及びラッチロックを超えて通過させることができる。所定位置のときに、ラッチロックは、ラッチロック窓53を通過することができる。ラッチストップ機構10は、ラッチと接触することができ、これによりラッチロックの動きが規制されてそれが所定位置で固定される。端子位置保障機構30は、それが端子3の保持部に係合するまで回動しうる。

0029

図4は、端子位置保障機構30の構造を示している。端子位置保障ヒンジ32は、メスコネクタハウジングの下部に取り付けられている。端子位置保障梁34は、この梁34がコネクタハウジングに対して回動するように、ヒンジ32に接続されている。TPAロック36は、対応するワイヤー端子3の端子位置保障保持部96に接触可能なように配置されている。

0030

図3は、対となるメスコネクタ及びオスコネクタのシステムに用いられる、本発明に係るコネクタ位置保障機構を示している。オスコネクタハウジング81は、メスコネクタハウジング80の外側に配置されている。ラッチロック54は、ラッチロック窓53に係合している。ラッチストップ機構10は、2セットのヒンジを用いて曲げられていて、これにより、ラッチストップアーム22がラッチ凹部62の中に配置される。

0031

図4は、本発明の好ましい実施形態に係るラッチストップ機構を更に詳細に示した図である。この図は、ライブヒンジと、それらを接続する部分とが連続的に設けられていることを示している。ライブヒンジは、硬い部分を接続していて、それらは全て同じ射出成形材料によって形成されている。ある状態のライブヒンジでは、硬い材料がヒンジラインに沿って折れ曲がるのを許容する、薄い又は切除された部分がある。近位ライブヒンジ12は、メスコネクタハウジングの上部に配置されている。それは、近位部14と接続されていて、近位部14は、遠位ヒンジ16の回動位置延ばすのに役立つ。コネクタハウジングにおけるラッチ50の上部に近接している近位ヒンジ12の位置と、近位部及び遠位部の長さとは、ラッチストップ機構がコネクタハウジング又はワイヤーターミナルの他の構造と干渉することなく、ラッチストップ面がラッチに接触するのを許容するように最適化される。遠位部は、ラッチストップを支持するのに役立ち、この実施形態では、ラッチストップは、ラッチストップアーム22及びラッチストップくさび24を含む。

0032

図5及び図6における正面図は、好ましい実施形態に係るラッチストップ機構10を更に図示していて、その実施形態では、ラッチストップ機構10は、ラッチ50を収容する開口を有するヒンジ状の枠を有している。図6では、端子位置保障機構のアンチスクーピング機構(anti−scoopingfeature)38が図示されている。

0033

図7は、コネクタ位置保障機構を有さない本発明の実施形態を図示している。図7は、ラッチ構造をより明確に示しているのに加えて、キー機構82及び極性化機構84を有している。コネクタハウジングにおけるこれらの機構は、メスコネクタとオスコネクタとを直線状に揃えるのに役立つ。オスコネクタハウジングにおける対応する機構が図10に示されている。図10には、極性化機構溝57、及びキー溝83が示されている。また、補強タブ55、位置決めピン59、及びオスコネクタアンチスクーピング機構63も図示されている。図10には、更に、端子に挿入されるピン85が図示されている。図10に図示されるオスコネクタハウジングでは、4つのピンを有する例を挙げている。本発明は、適切な数のピンを有する、様々なタイプ及びサイズのコネクタに適用することができる。

0034

図9(A)、図9(B)、図9(C)は、本発明に係るコネクタ位置保障方法の工程を説明している。ラッチストップ機構10は、最初に、コネクタハウジングから離れるように延びた状態となっている。ラッチストップ機構10は、ラッチストップ機構10の近位ヒンジが曲がり且つ遠位ヒンジが曲がることによって動く。本発明では、ヒンジを曲げる順序は、特定の順序に限定されない。ヒンジが曲がると、ラッチストップはラッチ及びラッチ凹部の方へ動く。更にヒンジが曲がると、ラッチストップがラッチに接触し、特にラッチストップ面68がラッチストップ接触面66に接触する。

0035

好ましい実施形態では、ラッチストップは、ラッチストップ接触面66に対してくさびのように割り込ませられる。これは、必ずしも、くさび24がラッチストップ接触面66に接触していることを意味しているわけではない。ラッチストップロック26におけるラッチストップロック面28は、ラッチストップ保持面64と係合する。

0036

好ましい実施形態では、メスコネクタ、端子、ラッチ、及びランチストップが設けられている。メスコネクタは、オスコネクタに直線状に揃えられる。メスコネクタのラッチが撓み、メスコネクタのラッチロックがオスコネクタのラッチ窓に係合させられる。ラッチロックの連結面は、ラッチ窓のラッチ保障面に接触させられ、これにより、オスコネクタ及びメスコネクタが連結される。

0037

ここで用いられている「連結」との用語は、電気分野における技術的な定義に限定されない。むしろこの用語は、鉄道車両のような2つの物が機械的に連結されるような、一般的な意味に従って用いられる。従って、オスコネクタ及びメスコネクタは、ラッチ窓を通過したラッチロックによって連結される。

0038

図9(C)に示すようなラッチストップ機構の操作により、ラッチロックが連結状態で維持されるため、ラッチ及びラッチロックの下方への動きが規制される。

0039

本発明の多くの特徴及び利点は、上述した記載によって明らかであり、従って、添付されたクレームによって、本発明の上述のような全ての特徴及び利点がカバーされたつもりである。更に、多数の修正例及び変形例は、容易に当業者が思い浮かぶので、本発明が、図示及び記載された構造及び操作そのものに限定されることを望まない。よって、全ての適切な変形例及び均等物は、本発明の範囲内に含まれる。

0040

本発明は、改良された端子位置保障(Terminal Position Assurance,TPA)機構を提供する。本発明の一実施形態に係るコネクタシステムは、図11(B)において構成要素の1つとして図示されている本体80及び端子位置保障機構(コネクタ端子位置保障機構)30を備えている。メスコネクタ(コネクタ)のリア部42は、図11(A)に示すような端子本体9を含む1又は複数のワイヤー端子3を受け入れる1又はそれ以上の凹部(端子凹部)を有している。図11(E)に図示されるオスピン161は、メスコネクタ2の挿入側と反対側から接続されている。

0041

本発明の一実施形態は、6本のワイヤー(6つのピン)7を有する変形例である。本発明に係るコネクタシステムの本体は、ラッチロック54と、ラッチ梁56と、端子凹部100と、端子凹部底部104とを有している。本発明のTPA機構30は、上述したラッチ及びラッチロック54システムを有していない本体80にも利用することができる。TPA機構30は、少なくとも1つの、できれば2つ以上のTPAヒンジ32(ヒンジ)を介して本体80に接続されている。ここで図示した変形例には、2つの取り付け点を有するライブヒンジが図示されている。しかしながら、本発明の他の実施形態は、様々なタイプ又は様々な配置のヒンジを含んでいてもよい。本発明は、端子凹部100の入口の下に直接設けられた、図示された取り付け点に制限されない。

0042

本発明の実施形態に係るTPA機構30は、図14に図示されている。TPA機構30は、6つの部分を含んでいる。具体的には、TPA機構30は、(1)TPAヒンジ32、(2)TPA本体146、(3)端子ブロックベース136、(4)端子ブロック機構124、(5)TPAロック36、及び、(6)端子支持面148、を備えている。この実施形態に示す通り、端子支持面148は、TPA機構が完全に係合したときに、端子凹部底部104と同一面、又は実質的に同一面になりうる。

0043

TPA本体146は、ヒンジをTPA機構の他の機構に接続している。TPA本体146には、サービスフォーミング穴40が形成された場所が含まれていてもよい。サービスフォーミング穴40は、TPAロック36を製造するための穴であって、図19に示すように、サービスツール160をTPAロック保持接触面130に接触させるための穴として機能する。上方への回転力により、TPAロック保持接触面130がTPAロック接触面102から外れ、TPA機構30が完全に外れる。

0044

TPAロック36と、端子ブロック機構124は、共に、「アヒルの頭部」の形状に近い構成を有している。TPAロック36は、「くちばし」の部分に相当し、3つの面を有している。具体的には、TPAロック36は、(1)TPAロック挿入接触面132と、(2)図15に示すTPAロックオフセット面142と、(3)TPAロック保持接触面130とを有している。この特定の実施形態では、TPAロック保持接触面130は、該TPAロック保持接触面130とTPAロックオフセット面142との間の角度が鋭角となるように設定されている。他の変形例は、90度よりも大きくなければ、異なる角度であってもよい。TPAロックオフセット面142は、実質的に、端子ブロックベース後面140と平行であってもよい。TPAロック挿入接触面132は、TPAロックオフセット面142と鈍角を形成する。TPAロック挿入接触面132の角度は、TPA機構30を係合する際のガイドとして機能する。

0045

端子ブロック機構124は、「アヒルの頭部」形状の頭の部分に相当し、付加端子ブロックオフセット面144と、少なくとも1つのTPA凹部ガイド122と、不適当端子検出面120と、TPA抜け防止機構126とを有している。TPA凹部ガイド122は、端子ブロックベース上面138に対して30度〜60度の角度である。不適当端子検出面120は、付加端子ブロックオフセット面144との間で鈍角を形成する。より一般的には、この機構は、端子ブロックオフセット面144と呼ばれることもある。その角度は、図21(B)に示すように、TPA機構30が端子本体9と接触したときに面接触するような角度である。TPA抜け防止機構126は、付加端子ブロック面134と鈍角を形成する。その鈍角は、図21(C)に示すように、端子本体9の背面を捉えられるように設定されている。本発明のいくつかの実施形態では、材料の強度を損ねない程度の最も大きな角度が、ワイヤー7の設置誤差の余地を広げるのを許容するのに好ましい。この実施形態では、TPAロックがいずれかの端部に設けられるように、6つの端子ブロック機構124と2つのTPAロック36とが、TPA機構30の幅と交差する方向に一列に配列されている。更に、6つの端子ブロック機構124と2つのTPAロック36とは、TPA機構30の厚みと交差する方向にも一列に配列されている。ここで、TPA機構30の幅及び厚みと交差する方向は、メスコネクタに収容された端子3の配列方向又はその配列方向に平行な方向である。よって、複数の端子ブロック機構124は、メスコネクタに収容された端子3の配列方向又はその配列方向に平行な方向に沿って一列に配列されている。ブロック機構の数は、ワイヤーの数に対応している。本発明は、上述したブロック機構124又はTPAロック36の配置又は数に限定される必要はない。特に、TPAロック36は、端子ブロック機構124の外側に配置されている必要はない。

0046

端子ブロックベース136は、この実施形態において、TPA本体の表面から上方へ突出する横長突起部を有していて、端子ブロック機構124は、端子ブロックベース上面138から突出し、TPAロック36は端子ブロックベース後面140から突出している。図14に示すように、端子ブロックベース136は、端子ブロックベース上面138(これには、各端子ブロック機構124の間の表面も含まれる)と、端子ブロックベース後面140と、少なくとも1つの付加端子ブロック面134とを有している。端子ブロックベース136は、TPA機構30の構造的完全性を改善するために機能する。

0047

図16は、TPA機構を本体80に接続しているTPAヒンジ32を有するTPA機構30の正面図である。ここでは、TPA凹部ガイド122、不適当端子検出面120、TPA抜け防止機構126、及び付加端子ブロックオフセット面144を有する端子ブロック機構124が図示されている。TPAロック36のTPAロック挿入接触面132は、図16において前側から図示されている。TPAロック保持接触面130は、図17において、サービスフォーミング穴40を介して後側から図示されている。不適当端子検出面120は、2つの辺をTPA凹部ガイド122と共有し、1つの辺をTPA抜け防止機構126と共有し、1つの辺を付加端子ブロックオフセット面144と共有している。端子ブロックベース上面138は、端子支持面148と平行又は実質的に平行である。この実施形態では、端子ブロックベース後面140は、TPA本体146に対して垂直又は実質的に垂直であり、TPAロック36から突出する面である。

0048

図17に示すように、TPA機構30を後ろから視ると、2つの追加の機構が図示されている。具体的には、ボイドコア128と、アンチスクーピング機構38とが図示されている。ボイドコアは、材料を削減するための構成、又は、例えば均一な肉厚を維持するのを助けることによって射出成形を容易にするために製造に用いられる構成、である。

0049

図18(A)は、TPAロック36が係合していない状態のTPA機構30及び本体80の側面図であり、図18(B)は、TPAロック36が係合した状態のTPA機構30及び本体80の側面図である。図示されているのは、メスコネクタのリア部42とフロント部44である。この実施形態では、TPAヒンジ32は、本体の底部の左側に設けられている。TPA本体146は、そのヒンジを、TPAロック36、端子ブロック機構124、及び端子支持面148に接続している。端子ブロックベース後面140及び付加端子ブロック面134は、端子ブロックベース136の一部を構成している。

0050

TPA係合ガイド116は、係合工程において、TPAロック挿入接触面132と接触するっていないコーナー面である。TPA係合ガイド116は、面取り又はチャンファーエッジであってもよく、せん断の可能性を小さくするのに役立つ。TPAロック挿入接触面132は、TPAロック挿入接触面132とTPA係合ガイド116との間の相互作用を越えるのに十分な力がオペレータによって加えられるまで、TPAロック36の係合中に反力を生成する。

0051

コネクタブロック面106は、TPA機構が完全に係合したときに、端子ブロックベース後面140と実質的に平行である。ワイヤー端子3が完全に挿入されたときに、オペレータがワイヤー端子3を引っ張ろうとしたときにコネクタブロック面106は端子ブロックベース後面140と面接触し、これにより、ワイヤー端子の保持を確実にすることができる。図18(B)に図示されている端子支持面148は、端子凹部底部104と同一面、又は実質的に同一面になる。

0052

図19は、ワイヤー7が完全に取り付けられたTPA機構30の斜視図である。本体80は、TPAヒンジ32でTPA本体146に接続されている。サービスフォーミング穴40は、サービスツール160がTPAロック保持接触面130に接触するのを許容する。上方へ作用する回転力により、TPAロックの係合が解除される。この実施形態では、ボイドコア128がTPA機構の底部側の外縁に形成されている。端子ブロックベース後面140は、オペレータがワイヤー7を引っ張ったときに、本体80と接触する。

0053

図20は、メスコネクタ2を後方から視た拡大図である。この図は、ワイヤー端子3が取り付けられていない端子凹部100を長手方向に沿って視た図であって、TPA機構30が完全に係合した状態を示す図である。この実施形態では、TPAロック36を有する1つの端子ブロック機構124が左に図示され、端子ブロック機構124が右に図示されている。端子ブロックベース後面140(この実施形態では、端子ブロックベース136の一部である)は、端子凹部100の両方に亘って延びていて、端子ブロック機構124の下に設けられている。この実施形態では、TPAロック36は、左側の端子凹部100の端子ブロックベース後面140から突出している。端子ブロック機構124は、図14及び図15のそれぞれの一部である。不適当端子検出面120と、TPA凹部ガイド122と、付加端子ブロックオフセット面144と、TPAロック挿入接触面132と、TPAロック保持接触面130とが図示されている。この実施形態における上述した各面の間の角度は、図14及び図15でより明確に確認することができる。最後の2つの面(TPAロック保持接触面130及びTPAロック挿入接触面132)は、TPAロック36の一部を形成する。この図は、TPA機構が完全に係合したときに、TPAロック保持接触面130とTPAロック接触面102とが完全に接触している状態も示している。TPAロック接触面102は、端子凹部底部104の一部である。

0054

図21(A)、図21(B)、図21(C)、図21(D)は、ワイヤー7の位置に対するTPA係合過程を示す縦断面図である。図21(A)では、ワイヤー端子がない状態でTPA機構30が完全に係合していて、TPAロックオフセット面142が端子本体前接触面166と接触することにより不適切取付けを防止している。これは、端子本体9がそれ以上端子凹部100内へ移動することを防止している。TPA機構は、TPAロック接触面102に接触しているTPAロック保持接触面130によって完全に係合が維持される。この実施形態では、ロック保持性能を向上するために、TPAロック保持接触面130に背面角が形成されている。本発明は、図示されている角度に限定されず、水平な角度を含む様々な角度に設定されていてもよい。なお、図21では、断面を示すハッチングの図示を省略している。

0055

コネクタブロック面106は、ワイヤー7がTPAロック36を端子凹部100へ押圧しているときには、端子ブロックベース後面140に接触しない。

0056

図21(B)は、オペレータが早まってTPA機構30をセットしようとしているときに、端子本体底面164に接触している不適当端子検出面120を図示している。不適当端子検出面120が傾斜面となっていることにより、例えば端子ブロック機構124の上面において、変形を防止するための端子本体9との面接触が許容される。本発明のこの実施形態による面と面との接触により、面と点との接触或いは面と線との接触の場合と比べて、より確実に止めることができる。ここで図示された実施形態は、不適当端子検出面120が端子本体底面164と面接触するような、不適当端子検出面120の角度を描写している。その角度は、TPAヒンジ32までの距離、及び端子ブロック機構124の高さのような要因によって、様々な角度をとり得る。

0057

TPAロック挿入接触面132と接触しうるTPA係合ガイド116も図示されている。TPAロック接触面102、サービスフォーミング穴40、ボイドコア128、メスコネクタ2が図示されている。

0058

図21(C)は、ワイヤー端子がほぼ完全に取り付けられたときのTPA機構の係合を図示している。付加端子ブロック面134に対するTPA抜け防止機構126の鈍角は、ワイヤー7の設置誤差の余地を許容する。抜け防止機構126が端子本体後面162と接触しているとき、反力がワイヤー7を完全に端子凹部へ移動させるのに役立つ。その鈍角は、端子本体9の後側を捉えられることが可能なように設定されている。本発明のいくつかの実施形態では、材料の強度を損ねない程度の最も大きな角度が、ワイヤー7の設置誤差の余地を広げるのを許容するのに好ましい。取り付け過程において、TPAロック挿入接触面132は、TPA係合ガイド116と接触しうる。

0059

図21(D)は、TPA機構が、完全に取り付けられたワイヤー7に対して完全に適切に係合した状態を図示している。TPAロック保持接触面130は、本体80のTPAロック接触面102に接触している。もしオペレータがメスコネクタ2からワイヤー7を引き抜こうとしても、端子本体後面162が付加端子ブロック面134に接触する。端子ブロックベース136も、コネクタブロック面106に接触しうる。これら両方の面接触は、ワイヤー端子の抜けを防止するための十分な反力を提供する。更に、ワイヤー7にトルクが作用しても、端子本体9が抜け防止機構126に接触するため、これによってもワイヤー端子の離脱を防止できる。端子支持面148は、端子凹部底部104上に位置し、TPAロック接触面102と一直線になりうる。適切な状態のときに、端子本体9は端子支持面148と接触せず、それら2つはワイヤー端子の取り付けが不完全なときに接触しうる。本発明のこの実施形態では、TPA機構30が完全に取り付けられているときには、不適当端子検出面120はワイヤー端子3に接触しない。

0060

図22は、TPA機構30が本体80に接続されている状態における、TPAヒンジ32及びTPA本体146が示されている断面図である。なお、図22では、断面を示すハッチングの図示を省略している。図21(D)に示すように、TPAロック36がTPAロック接触面102接触した状態で、TPA機構は完全に取り付けられている。この実施形態では、端子ブロック機構124が端子ブロックベース136から突出している。端子支持面148は、実質的にTPAロック接触面102と同一面上にある。この図では、ワイヤー端子が図示されていないため、端子凹部100が空洞状態となっている。

0061

図23は、ワイヤー7と、本体80と、TPA機構30と、オスコネクタ1が完全に互いに取り付けられた状態を示す斜視図である。TPA機構30は、少なくともワイヤー7が部分的に取り付けられた後で、取り付けられる。メスコネクタ2はオスコネクタ1と対をなしており、ラッチロック54を介して係合している。メスコネクタ及びオスコネクタが係合しているこの実施形態は、このTPA機構30に固有のものではなく、本発明に係る新しいTPA機構に従って、他の実施形態を使用することもできる。

0062

本発明の多くの特徴及び利点は上述した記載から明らかであり、従って、添付の特許請求の範囲によって、本発明の全てのそのような特徴及び利点を網羅することが意図されている。更に、多くの当業者にとって多くの修正及び変更が容易であり、本発明は、図示及び説明した構成及び動作に限定されない。従って、全ての適切な修正及び均等物は本発明の範囲内に含まれる。

0063

本発明の一例は、コネクタ端子位置保障機構であって、このコネクタ端子位置保障機構は、
(a)TPAロック挿入接触面及びTPAロックオフセット面を有する端子位置保障(TPA)ロックと、
(b)TPA凹部ガイド、不適当端子検出面、及びTPA抜け防止機構を有する端子ブロック機構と、
を備えている。

0064

上述したコネクタ端子位置保障機構は、TPAロック保持接触面と、前記端子ブロック機構に配置された付加端子ブロックオフセット面と、を更に備えている場合がある。

0065

更に、上述したコネクタ端子位置保障機構は、TPAロック保持接触面が、前記TPAロックオフセット面に対して略直交していることを特徴としている場合がある。

0066

更に、上述したコネクタ端子位置保障機構は、TPAロック保持接触面が、前記TPAロックオフセット面に対して僅かに鋭角であることを特徴としている場合がある。

0067

上述したコネクタ端子位置保障機構は、前記不適当端子検出面に隣接して配置された少なくとも1つの前記TPA凹部ガイドを更に備えている場合がある。

0068

上述したコネクタ端子位置保障機構は、端子ブロックベースから延びる前記端子ブロック機構を更に備え、前記TPAロックは前記端子ブロック機構から実質的に直交して突出し、付加端子ブロックオフセット面が、前記TPAロックの反対側の前記端子ブロック機構に配置されている場合がある。

0069

上述したコネクタ端子位置保障機構は、端子ブロックベースの表面に配置された前記TPAロック保持接触面を更に備え、前記TPAロックオフセット面は、前記TPAロックに配置されて前記端子ブロックベースの前記表面と略平行であり、前記TPAロック挿入接触面が、前記TPAロックオフセット面と前記端子ブロック機構に配置された付加端子ブロックオフセット面との間に配置され、前記不適当端子検出面が、前記付加端子ブロックオフセット面と前記TPA抜け防止機構との間に配置されている場合がある。

0070

上述したコネクタ端子位置保障機構は、端子が完全に係合しておらず前記不適当端子検出面が前記端子の表面に接触しているときに、前記端子の前記表面と同一面となるような角度となっている前記不適当端子検出面を備えている場合がある。

0071

上述したコネクタ端子位置保障機構は、ヒンジによってコネクタの本体と接続されたTPA本体を更に備え、前記端子ブロックベースは前記TPA本体に配置され、前記TPAロックは前記端子ブロックベースに配置されている場合もある。

0072

上述したコネクタ端子位置保障機構は、コネクタの本体に取り付けられ、前記コネクタは、コネクタハウジングと、前記コネクタハウジングに繋がっているラッチストップ機構と、前記コネクタハウジングに繋がっているラッチとを備え、前記ラッチストップ機構は、近位ヒンジと、遠位ヒンジと、前記近位ヒンジと前記遠位ヒンジとの間の近位部と、前記近位部の向こう側の前記遠位ヒンジ側に位置する遠位部と、前記遠位部に配置されたラッチストップとを有し、前記ラッチは、前記ラッチストップと接触したときに前記ラッチの動きが規制されるラッチストップ接触面を有している場合もある。

0073

或いは、本発明に係るコネクタ端子位置保障機構は、端子位置保障(TPA)機構の端子ブロック機構を備えていてもよく、その端子位置保障端子ブロック機構は、
(a)前記TPA機構の一部に配置され、後面及び上面を有している端子ブロックベースと、
(b)前記端子ブロックベースの前記後面と略直交する不適当端子検出面と、
(c)前記不適当端子検出面側に配置されたTPA凹部ガイドと、
を備えている場合がある。

0074

上述したコネクタ端子位置保障機構は、TPA抜け防止機構を更に備えていてもよく、前記不適当端子検出面は、前部と、後部と、2つの側部とを有し、前記不適当端子検出面の前記後部は前記端子ブロックベースの前記後面と繋がっていて、前記不適当端子検出面の各前記側部は、前記端子ブロックベースの前記上面に対して30度から60度の間の角度となっている前記TPA凹部ガイドと繋がっていてもよい。

0075

上述したコネクタ端子位置保障機構は、前記TPA機構の幅と交差する方向に一列に並び、それぞれが前記端子ブロックベースから突出する複数の前記端子ブロック機構を備えていてもよく、前記TPA凹部ガイドは、前記不適当端子検出面における1以上の側面に配置されていてもよい。

0076

上述したコネクタ端子位置保障機構は、ヒンジによってコネクタの本体と接続されるTPA本体を備えていてもよく、前記端子ブロックベースが前記TPA本体に配置されていて、TPAロックが前記端子ブロックベースに配置されていてもよい。

0077

更に、本発明は、(1)端子を端子凹部の開口に挿入し、(2)端子のつまみ部分を第1ロックに接触させ、(3)前記第1ロックを係合し、(4)端子位置保障(TPA)機構に力を加えてTPAロックを有する前記TPA機構をヒンジ回りに回転させ、(5)TPAロック挿入接触面をTPA係合ガイドに接触させ、(6)前記TPAロックに配置されたTPAロック保持接触面が端子凹部底部に配置されたTPAロック接触面と接触するまでTPA機構に外力を加え続ける、コネクタの端子位置保障方法、を考慮に入れている。

0078

これらは、順番に行われる個々のステップであるが、特定の順番或いは個々のステップではなく、行われたときに本発明の目的が達成される順番やステップであってもよい。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

該当するデータがありません

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • モレックスエルエルシーの「 コネクタ及びコネクタ組立体」が 公開されました。( 2021/03/18)

    【課題】小型低背でありながら、高い防水性を維持することができ、信頼性が高くなるようにする。【解決手段】電線通過孔が形成された固定電線ガイド板と、端子収容孔とを含むコネクタ本体と、端子収容孔内に収容され... 詳細

  • 東光特殊電線株式会社の「 車両用電源ソケット」が 公開されました。( 2021/03/18)

    【課題】ポータブルナビゲーション等の電気機器に利用される車両用電源ソケットにおいて、プラグの挿入及び解除を容易にしつつ車両の振動、衝撃によるプラグの抜けを確実に防止し、十分な耐久性と防塵性及び防滴性を... 詳細

  • 古河電気工業株式会社の「 電線配置具、電線配置装置、及び電線配置方法」が 公開されました。( 2021/03/18)

    【課題】発明は、コネクタハウジングに収容された端子に対する電線の組付け性を向上できる電線配置具、電線配置装置、及び電線配置方法を提供すること【解決手段】コネクタハウジング140に設けられた複数のキャビ... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

該当するデータがありません

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ