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技術 放射線検出用プローブ

出願人 株式会社日立製作所
発明者 原雅樹
出願日 2016年2月25日 (5年3ヶ月経過) 出願番号 2016-034508
公開日 2017年8月31日 (3年9ヶ月経過) 公開番号 2017-150988
状態 特許登録済
技術分野
  • -
主要キーワード 湾曲形態 ブラインド状 可搬型装置 親指位置 信号処理条件 プローブケース内 環境放射線 通常姿勢
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年8月31日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

手からのプローブ脱落を抑制する。またプローブを保持した際に保持位置が適正化されるようにする。

解決手段

サーベイメータ10のプローブ14は棒状の形態を有し、その中間部24の下側には窪み30が形成されている。窪み30は円弧状の形態を有する。そこにはプローブ14を保持した手の人差し指が差し込まれる。そのような人差し指フック状態では、親指が操作部28上に自然に位置することになる。

概要

背景

サーベイメータ等の放射線測定機は、一般に、測定機本体(以下「本体」という。)と放射線検出用プローブ(以下「プローブ」という。)からなる。プローブは本体に対してケーブル又は無線によって接続される。測定者片手で本体が保持され、あるいは、ストラップ等を利用して測定者によって本体が保持されつつ、もう一方の片手でプローブが保持される。例えば、プローブは水平姿勢とされ、あるいは、測定対象物に向けられる。その状態で環境放射線測定物からの放射線が測定される。放射線としてはγ線ベータ線α線中性子線がある。

特許文献1には従来のプローブの一例が示されている。プローブのグリップ部から中間部にかけて棒状の形態となっており、グリップ部には複数の凹凸が設けられている。グリップ部と検出部の間の中間部の上面には2つのボタンからなる操作部が設けられている。操作部の直下あるいはその近傍は単純な円筒面を構成しており、そこに特別な形態は認められない。

概要

手からのプローブの脱落を抑制する。またプローブを保持した際に保持位置が適正化されるようにする。サーベイメータ10のプローブ14は棒状の形態を有し、その中間部24の下側には窪み30が形成されている。窪み30は円弧状の形態を有する。そこにはプローブ14を保持した手の人差し指が差し込まれる。そのような人差し指フック状態では、親指が操作部28上に自然に位置することになる。

目的

特に、プローブの保持性を高め、特に滑りやすい状況下にあってもプローブの滑落を防止できるようにすることにある

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
0件

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請求項1

放射線検出器と、グリップ部分として機能するケース後部と、前記放射線検出器を内蔵したケース前部と、を備え、前後方向に伸長したプローブケースと、を含み、前記プローブケースは、前記ケース後部と前記ケース前部との間のケース中間部に設けられ左右方向に伸長した窪みを有し、前記ケース後部に手の平を当てつつ当該ケース後部を握った状態において人差し指を前記窪みに差し込み得る、ことを特徴とする放射線検出用プローブ

請求項2

請求項1記載のプローブにおいて、前記ケース中間部には操作部が設けられ、前記ケース中間部における前記操作部とは反対側に前記窪みが設けられた、ことを特徴とする放射線検出用プローブ。

請求項3

請求項1記載のプローブにおいて、前記前後方向において前記窪みの中心位置が前記操作部の中心位置よりも前側にある、ことを特徴とする放射線検出用プローブ。

請求項4

請求項1記載のプローブにおいて、少なくとも前記ケース後部及び前記ケース中間部が棒状の形態を有し、前記窪みは、前記プローブケースの横断面上において円周方向に弓形湾曲した形態を有する、ことを特徴とする放射線検出用プローブ。

請求項5

請求項1記載のプローブにおいて、前記放射線検出器は、前記ケース前部の中に設けられ、γ線を検出するシンチレータと、前記ケース前部の中であって前記シンチレータの後側に設けられ、前記シンチレータで生じた光を検出する光検出器と、を含み、前記ケース後部及び前記ケース中間部の中に基板が設けられ、前記基板には前記光検出器に接続された回路と前記操作部に接続された回路とが設けられた、ことを特徴とする放射線検出用プローブ。

技術分野

0001

本発明は放射線検出用プローブに関し、特に、手で保持された状態で放射線を検出する放射線検出用プローブに関する。

背景技術

0002

サーベイメータ等の放射線測定機は、一般に、測定機本体(以下「本体」という。)と放射線検出用プローブ(以下「プローブ」という。)からなる。プローブは本体に対してケーブル又は無線によって接続される。測定者片手で本体が保持され、あるいは、ストラップ等を利用して測定者によって本体が保持されつつ、もう一方の片手でプローブが保持される。例えば、プローブは水平姿勢とされ、あるいは、測定対象物に向けられる。その状態で環境放射線測定物からの放射線が測定される。放射線としてはγ線ベータ線α線中性子線がある。

0003

特許文献1には従来のプローブの一例が示されている。プローブのグリップ部から中間部にかけて棒状の形態となっており、グリップ部には複数の凹凸が設けられている。グリップ部と検出部の間の中間部の上面には2つのボタンからなる操作部が設けられている。操作部の直下あるいはその近傍は単純な円筒面を構成しており、そこに特別な形態は認められない。

先行技術

0004

意匠登録第1539686号公報

発明が解決しようとする課題

0005

放射線測定機におけるプローブにおいて、手で持つ部分が単純な棒状の形態を有する場合、手から滑り落ち易い。グリップ部に凹凸を形成すれば滑落を防止でき、あるいは保持性を良好にできるが、それだけでは不十分な場合がある。特に、手袋をした手でプローブを保持する場合やプローブを袋で包んだ状態で保持する場合には保持性が低下しがちである。また、プローブの表面にメッキ処理が施されて、滑らかな面を構成している場合にも保持性が低下しがちである。

0006

プローブにおいて比較的長い範囲にわたって棒状の形態が生じている場合、測定者においてどこを保持すべきか戸惑うこともある。保持する部分に凹凸が形成されていたとしてもそれだけで保持位置について十分な認識を得られないこともある。放射線を検出する部分まで手で包み込んでしまうと、放射線検出に影響が生じる可能性も否めない。よって、保持位置を自然に認識できることが望まれる。

0007

測定中においては、通常、プローブを注視しておらず、ブラインド状態で操作部が操作されることも多い。測定部が上向きとなる姿勢が自然にとられるように配慮することが望まれる。また、保持状態で特定の指(例えば親指)が自然に操作部に位置するように、自然に保持位置を誘導することが望まれる。

0008

本発明の目的は、操作性の良好なプローブを提供することにある。特に、プローブの保持性を高め、特に滑りやすい状況下にあってもプローブの滑落を防止できるようにすることにある。あるいは、プローブを保持する位置が自然に適正になるようにすることにある。あるいは、プローブ保持状態において、自然に操作部が上向きになるようにすることにある。あるいは、プローブ保持状態において、操作する指が自然に操作部上に位置するようにすることにある。

課題を解決するための手段

0009

本発明に係る放射線検出用プローブは、放射線検出器と、グリップ部分として機能するケース後部と、前記放射線検出器を内蔵したケース前部と、を備え、前後方向に伸長したプローブケースと、を含み、前記プローブケースは、前記ケース後部と前記ケース前部との間のケース中間部に設けられ左右方向に伸長した窪みを有し、前記ケース後部に手の平を当てつつ当該ケース後部を握った状態において人差し指を前記窪みに差し込み得る、ことを特徴とする。

0010

上記構成によれば、ケース中間部に左右方向に伸びた窪みが形成されており、ケース後部に手の平を当てつつケース後部を中指から小指で握った状態において、人差し指の親指側の部分が窪みの中へ自然に入り込む。その状態では、人差し指が窪みに引っ掛かるので、手から前方へプローブが滑り出ることを効果的に抑制できる。特に、手袋をしている場合やプローブが袋に包み込まれている場合に、プローブの脱落を効果的に防止できる。

0011

窪みに人差し指が入り込んだ状態では、人差し指がプローブの荷重支えることになるから、重心がプローブ前寄りにあっても、プローブ保持の負担が軽減される。手の中でプローブが回転運動しようとしても、人差し指が窪みに入っていれば、その回転が抑制される。プローブの保持の際に、窪みが前後方向及び回転方向の位置的基準となるので、保持位置が自然に適正化される。

0012

望ましくは、前記ケース中間部には操作部が設けられ、前記ケース中間部における前記操作部とは反対側に前記窪みが設けられる。この構成によれば、窪みに対して、人差し指を入れると、自然に操作部が上向きになる。その上で、望ましくは、親指を使って操作部が操作される。親指が離れた状態では一般に保持性が低下してしまうが、人差し指がケース下側を支え続けるので、姿勢の不安定性を防止又は軽減できる。

0013

望ましくは、前記前後方向において前記窪みの中心位置が前記操作部の中心位置よりも前側にある。この構成によれば、人差し指を窪みに入れた保持状態において、親指の腹が操作部上に自然に位置することになる。よって、ブラインド状態での操作が容易となる。

0014

望ましくは、少なくとも前記ケース後部及び前記ケース中間部が棒状の形態を有し、前記窪みは、前記プローブケースの横断面上において円周方向に弓形湾曲した形態を有する。

0015

望ましくは、前記放射線検出器は、前記ケース前部の中に設けられ、γ線を検出するシンチレータと、前記ケース前部の中であって前記シンチレータの後側に設けられ、前記シンチレータで生じた光を検出する光検出器と、を含み、前記ケース後部及び前記ケース中間部の中に基板が設けられ、前記基板には前記光検出器に接続された回路と前記操作部に接続された回路とが設けられる。

0016

ケース中間部に肉厚部分が存在している場合、肉厚部分に窪みを形成するのが望ましい。一定の強度を確保できる限りにおいて、使用する材料の量を幾分でも少なくしてコストダウンを図れる。

発明の効果

0017

本発明によれば、プローブの保持性を高め、特に滑りやすい状況下にあってもプローブの滑落を抑制できる。あるいは、プローブを保持する位置を自然に適正化できる。あるいは、プローブ保持状態において、自然に操作部が上向きになる。あるいは、プローブ保持状態において、操作する指が自然に操作部上に位置する。

図面の簡単な説明

0018

本発明に係る放射線検出用プローブを含む放射線測定機の構成例を示す図である。
放射線検出用プローブの上面、側面及び下面を示す図である。
放射線検出用プローブの縦断面図である。
放射線検出用プローブの下側を示す斜視図である。
放射線検出用プローブの使用状態を示す図である。

実施例

0019

以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。

0020

図1には、本発明に係る放射線測定機としてのサーベイメータ10が示されている。サーベイメータ10は、内蔵したバッテリによって動作し、測定対象物からの放射線、環境中の放射線、等を測定する可搬型装置である。

0021

図1において、サーベイメータ10は本体12とプローブ(検出器)14とで構成されている。本体12は、取っ手15を有し、それには着脱金具16が設けられている。本体12は操作部18及び表示器20を有している。その内部にはマイコン等からなる演算部が収容されている。

0022

プローブ14は前後方向つまり軸方向に伸長した棒状の形態を有する。プローブ14は、中空容器としてのプローブケース21を有し、プローブケース21は大別して後部22、中間部24及び前部26からなる。後部22はグリップ部分として機能し、その表面(円筒面)上には複数の凹凸が形成されている。プローブ14を保持する際、典型的には、後部22に対して手の平が当てられ、手の平と、中指から小指までの3本の指とで、後部22が握持される。

0023

中間部24の上面には操作部28が設けられている。操作部28は図示の例において軸方向に並んだ2つのボタンからなる。2つのボタンの操作によって信号処理条件切り換え(例えば時定数の切り換え)、アラームオンオフ等の操作を行える。通常、その操作はプローブ14を保持した手の親指によって行われる。

0024

中間部24の下面には左右方向つまり軸方向に直交した方向に沿って伸びた窪み30が形成されている。後に詳しく説明するが、窪み30は、プローブ14の横断面図上において、円周方向に沿って曲がった状の湾曲形態を有し、プローブ14の縦断面上において半円又は上弦の月のような溝形態を有する。そこには、通常の保持状態において、人差し指の親指側部分が差し込まれる。換言すれば、人差し指の上側部分に窪み内面が当たってプローブ14が支持される。プローブ14の重心は窪み30よりも前側にある。

0025

前部26内には放射線検出器としてのシンチレータ及び光検出器が収容されている。シンチレータは円筒形を有する。光検出器は光電子増倍管である。リング状のマーク38は軸方向における検出中心を表している。

0026

なお、後部22の下側には金具32が設けられており、それは金具16に対して着脱可能なものである。金具32を除外するようにしてもよい。プローブケース21はアルミ等の金属によって構成されているが、他の部材によって構成されてもよい。樹脂被覆が設けられてもよい。

0027

図2には、プローブの上面(A)、側面(B)及び下面(C)が示されている。上記のようにプローブケースは後部22、中間部24及び前部26からなる。符号40は、軸方向における操作部の存在範囲を示している。符号42は軸方向における操作部の中心位置を示しており、符号44は軸方向における窪み30の中心位置を示している。後者は前者よりも若干前寄りにある。すなわち、窪み30は、操作部の反対側又はその近傍に設けられるが、望ましくは、操作部の直下よりもやや前方に設けられる。このような構成によれば、人差し指を窪みに入れた状態において、親指の腹が自然に操作部上に位置することになる。上記の直下位置からの偏移量として、1mmから20mmの中の数値をあげることができる。もっとも、プローブケースの太さや操作部レイアウトに応じて偏移量を定めるのが望ましい。窪み30の軸方向の幅は、標準的な太さの人差し指を、ぐらつきなく部分的に収容する程度とするのが望ましい。

0028

図3にはプローブ14の断面図(縦断面図)が示されている。プローブケース内には幾つかの部品が収容されている。具体的には前部26の中には軸方向に並んだシンチレータ46及び光電子増倍管50が設けられている。シンチレータ46は放射線としてのガンマ線入射によって光を放出する部材である。その光が光電子増倍管50に入ると、そこから電気信号が出力される。後部22から中間部24にかけて2枚の基板54,56が収容されている。基板54はケーブル52を介して光電子増倍管50に対して電気的に接続されている。基板54と基板56とは相互に接続されている。それらの基板54、56上には、高電圧原、信号処理回路通信回路、操作部からの信号の処理回路、等が設けられている。中間部24には肉厚部分58が存在している。その前後は薄肉部分となっている。肉厚部分58を利用して切削溝として窪み30が形成されている。この構成によれば窪み30分だけ材料を削減できる。

0029

図4には、プローブ14の下面側が斜視図として示されている。つまり、図4において、プローブ14は、使用時の通常姿勢にはなく、裏返し姿勢にある。窪み30は円周方向に湾曲した形態を有している。

0030

図5にはプローブ使用状態(保持状態)が示されている。手(右手)100の平が後部22の右側面に当てられており、手100の平と、中指102、薬指104及び小指106と、によって後部22が握られている。中間部24に形成された窪み30には人差し指108が入り込んでいる。具体的には、人差し指108の上側部分(親指110側の部分)が窪み30に収容されている。その状態を人差し指フック状態と称する。人差し指フック状態では親指110が自然に操作部28上に位置することになる。また、手100による把持位置凹凸形成部分となり、つまり保持位置を自然な位置に適正化できる。左手で保持する場合にも上記同様となる。

0031

整理すると、本実施形態によれば、窪みよって以下のような利点を得られる。第1に、把持位置を自然に適正化できる。第2に、保持性が高められるので不用意な脱落、特に、手袋やプローブ袋を使用している場合に、前方へのプローブの滑落を抑制できる。第3に、操作時その他において親指を離しても安定保持状態を維持できる。第4に、プローブを把持すると自然に操作部が上向きになり、また操作部上に自然に親指が位置することになる。よって、ブラインド操作が容易となる。親指での操作を行わない場合には親指位置を左右方向等にシフトさせばよい。更に、手の中での不必要なプローブ回転や材料費の低減という利点も得られる。

0032

なお、円筒状プローブの表面から引っ込んだ窪みに代えて、プローブ表面から突出した1又は複数の隆起部を形成し、それによって上記人差し指フック状態が形成されるようにしてもよい。1つの隆起部を形成しその前側に人差し指を添わせる態様では、隆起部から見てその前側は事実上窪みとして機能する。2つの隆起部を形成し、その間の隙間に人差し指を添わせる態様ではその隙間が事実上窪みとして機能する。隆起部や突出部はプローブの操作時、保管時等において無用引っ掛かり等を生じさせるので、表面から引っ込んだ窪みを採用するのが望ましい。

0033

10サーベイメータ、12 本体、14プローブ(放射線検出用プローブ)、22 後部、24 中間部、26 前部、28 操作部、30 窪み。

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