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技術 レーザー墨出し器

出願人 株式会社マキタトーヨーテクノ株式会社
発明者 小口和紀石川剛史川谷信昭
出願日 2016年2月22日 (5年6ヶ月経過) 出願番号 2016-030991
公開日 2017年8月31日 (4年0ヶ月経過) 公開番号 2017-150836
状態 特許登録済
技術分野 測量一般
主要キーワード 水平方向断面形状 モード切替指令 各接続基板 ロータリーコネクタ 低モード レーザー照射器 中空板状 用伝達機構
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年8月31日)のものです。
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図面 (8)

課題

レーザー墨出し器を構成する回転体側に対する操作についても、簡素な構成にて遠隔操作できるようにすることで、レーザー墨出し器の大型化を抑えつつ使用者使い勝手を向上させる。

解決手段

レーザー墨出し器10は、支持本体11と、回転本体12とを備える。支持本体11と回転本体12とは、支持本体11に設けられた支持側信号用導体部91cと、回転本体12に設けられた回転側信号導体部96cとによって電気的に接続されており、支持本体11から回転本体12へ信号を伝送可能である。回転本体12が回転すると、その回転に伴って回転側信号用導体部96cと支持側信号用導体部91cとの相対的位置関係が変化するが、両者の接触状態は維持される。

概要

背景

土木建築工事等に用いられるレーザー墨出し器として、例えば特許文献1には、離れた位置からリモートコントローラを用いて回転を制御することが可能に構成されたものが記載されている。

特許文献1に記載のレーザー墨出し器は、地面や床面などに載置される本体部と、この本体部の上部において本体部に対して回転可能に設けられたレーザー照射器とを備える。レーザー照射器には、レーザー光発光させる発光手段が設けられている。本体部には、レーザー照射器を回転させるための、モータ駆動源とする駆動機構が搭載されている。また、本体部には、リモートコントローラからの発信信号を受信する受信手段が設けられている。リモートコントローラは、レーザー照射器を回転させるための信号(以下、遠隔回転制御信号)を発信可能に構成されている。リモートコントローラから遠隔回転制御信号が発信され、それが本体部の受信手段で受信されると、その遠隔回転制御信号の内容に従ってモータが駆動され、これによりレーザー照射器が回転する。

概要

レーザー墨出し器を構成する回転体側に対する操作についても、簡素な構成にて遠隔操作できるようにすることで、レーザー墨出し器の大型化を抑えつつ使用者使い勝手を向上させる。レーザー墨出し器10は、支持本体11と、回転本体12とを備える。支持本体11と回転本体12とは、支持本体11に設けられた支持側信号用導体部91cと、回転本体12に設けられた回転側信号導体部96cとによって電気的に接続されており、支持本体11から回転本体12へ信号を伝送可能である。回転本体12が回転すると、その回転に伴って回転側信号用導体部96cと支持側信号用導体部91cとの相対的位置関係が変化するが、両者の接触状態は維持される。

目的

本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、レーザー墨出し器を構成する回転体側に対する操作についても、簡素な構成にて遠隔操作できるようにすることで、レーザー墨出し器の大型化を抑えつつ使用者の使い勝手を向上させることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

対象物に対してレーザー光射出するレーザー墨出し器であって、支持本体と、前記支持本体の上側において前記支持本体に対して回転可能な状態で載置される回転本体と、を備え、前記支持本体は、当該レーザー墨出し器の外部の送信装置から無線送信される、当該レーザー墨出し器の動作を制御するための制御情報を含む無線制御信号を受信するように構成された受信部と、前記受信部により受信された前記無線制御信号に含まれている前記制御情報の少なくとも一部を含む内部制御信号を前記回転本体へ伝送するために前記内部制御信号が入力されるように構成された支持側信号用導体部と、前記受信部により前記無線制御信号が受信された場合に前記内部制御信号を前記支持側信号用導体部へ伝送する支持本体内伝送部と、を有し、前記回転本体は、レーザー光を射出する射出部と、前記支持本体から前記内部制御信号を入力するための回転側信号導体部であって、前記支持側信号用導体部と接触した状態で前記回転本体に固定され、前記回転本体が回転されると、その回転に伴って前記支持側信号用導体部との相対的位置関係が変化しつつも、前記支持側信号用導体部に接触した状態が維持されるように構成された、回転側信号用導体部と、前記支持本体から前記回転側信号用導体部を介して入力された前記内部制御信号に従った制御処理を実行する回転側制御部と、を有する、レーザー墨出し器。

請求項2

請求項1に記載のレーザー墨出し器であって、前記支持本体内伝送部は、前記受信部により受信された前記無線制御信号に対する特定の信号処理を行うことにより前記内部制御信号を生成する信号生成部を備える、レーザー墨出し器。

請求項3

請求項2に記載のレーザー墨出し器であって、前記信号生成部は、前記信号処理として、前記受信部により受信された前記無線制御信号とは異なる信号形式の前記内部制御信号を生成する信号形式変換処理を行う、レーザー墨出し器。

請求項4

請求項2又は請求項3に記載のレーザー墨出し器であって、前記信号生成部は、前記信号処理として、前記受信部により受信された前記無線制御信号に含まれている前記制御情報から、前記回転本体が有する構成要素の動作を制御するための制御情報である回転側制御情報を抽出して、その抽出した回転側制御情報を含む前記内部制御信号を生成する情報抽出処理を行う、レーザー墨出し器。

請求項5

請求項4に記載のレーザー墨出し器であって、前記信号生成部は、前記情報抽出処理として、前記受信部により受信された前記無線制御信号から、前記回転側制御情報を含む信号を前記内部制御信号として抽出する処理を行う、レーザー墨出し器。

請求項6

請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のレーザー墨出し器であって、前記支持本体は、当該レーザー墨出し器の動作用の電力を取得してその電力を前記支持本体の内部に供給する電力取得部と、前記電力取得部により取得された電力を前記回転本体へ供給するためにその電力が入力されるように構成された支持側電力用導体部と、を有し、前記回転本体は、前記支持本体から前記電力を入力するための回転側電力用導体部であって、前記支持側電力用導体部と接触した状態で前記回転本体に固定され、前記回転本体が回転されると、その回転に伴って前記支持側電力用導体部との相対的位置関係が変化しつつも、前記支持側電力用導体部に接触した状態が維持されるように構成された、回転側電力用導体部を有する、レーザー墨出し器。

請求項7

請求項6に記載のレーザー墨出し器であって、前記電力取得部は、当該レーザー墨出し器とは別の、前記電力を生成する電源装置電気的に接続可能であって、前記電源装置と電気的に接続されている場合に、その電源装置で生成された前記電力をその電源装置から取得するように構成されている、レーザー墨出し器。

請求項8

請求項1〜請求項7の何れか1項に記載のレーザー墨出し器であって、前記支持本体は、前記回転本体を回転させるための回転駆動部を有する、レーザー墨出し器。

技術分野

0001

本発明は、レーザー墨出し器に関する。

背景技術

0002

土木建築工事等に用いられるレーザー墨出し器として、例えば特許文献1には、離れた位置からリモートコントローラを用いて回転を制御することが可能に構成されたものが記載されている。

0003

特許文献1に記載のレーザー墨出し器は、地面や床面などに載置される本体部と、この本体部の上部において本体部に対して回転可能に設けられたレーザー照射器とを備える。レーザー照射器には、レーザー光発光させる発光手段が設けられている。本体部には、レーザー照射器を回転させるための、モータ駆動源とする駆動機構が搭載されている。また、本体部には、リモートコントローラからの発信信号を受信する受信手段が設けられている。リモートコントローラは、レーザー照射器を回転させるための信号(以下、遠隔回転制御信号)を発信可能に構成されている。リモートコントローラから遠隔回転制御信号が発信され、それが本体部の受信手段で受信されると、その遠隔回転制御信号の内容に従ってモータが駆動され、これによりレーザー照射器が回転する。

先行技術

0004

特開2014−41016号公報

発明が解決しようとする課題

0005

レーザー墨出し器が使用される際には、通常、例えば発光手段によるレーザー光の発光自体をオンオフさせるオン・オフ操作や、レーザー光の明るさを調節する明るさ調節操作など、回転される側のレーザー照射器に対する種々の操作も行われる。

0006

このような、回転される側のレーザー照射器に対する操作についても、リモートコントローラを用いて遠隔操作できると便利である。しかし、特許文献1に記載のレーザー墨出し器には、レーザー照射器に対する操作をリモートコントローラを用いて行う機能は備えていない。

0007

特許文献1に記載のレーザー墨出し器は、レーザー照射器の回転はリモートコントローラで遠隔操作できるものの、レーザー照射器に対する操作については直接操作する必要があるため、使用者にとって必ずしも使い勝手が良いとは言い難い。

0008

本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、レーザー墨出し器を構成する回転体側に対する操作についても、簡素な構成にて遠隔操作できるようにすることで、レーザー墨出し器の大型化を抑えつつ使用者の使い勝手を向上させることを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

本発明の一側面におけるレーザー墨出し器は、対象物に対してレーザー光を射出するレーザー墨出し器であって、支持本体と、この支持本体の上側において支持本体に対して回転可能な状態で載置される回転本体と、を備える。

0010

支持本体は、受信部と、支持側信号用導体部と、支持本体内伝送部とを有する。受信部は、当該レーザー墨出し器の外部の送信装置から無線送信される、当該レーザー墨出し器の動作を制御するための制御情報を含む無線制御信号を受信するように構成されている。支持側信号用導体部は、受信部により受信された無線制御信号に含まれている制御情報の少なくとも一部を含む内部制御信号を回転本体へ伝送するためにその内部制御信号が入力されるように構成されている。支持本体内伝送部は、受信部により無線制御信号が受信された場合に内部制御信号を支持側信号用導体部へ伝送する。

0011

回転本体は、レーザー光を射出する射出部と、支持本体から内部制御信号を入力するための回転側信号導体部と、回転側制御部とを有する。回転側信号用導体部は、支持側信号用導体部と接触した状態で回転本体に固定され、回転本体が回転されると、その回転に伴って支持側信号用導体部との相対的位置関係が変化しつつも、支持側信号用導体部に接触した状態が維持されるように構成されている。回転側制御部は、支持本体から回転側信号用導体部を介して入力された内部制御信号に従った制御処理を実行する。

0012

なお、制御情報とは、レーザー墨出し器に対して動作をさせるための情報であり、具体的な動作内容や動作させる対象などは限定されない。
このように構成されたレーザー墨出し器では、支持本体の受信部で無線制御信号が受信されると、その無線制御信号に含まれている制御情報の少なくとも一部が、内部制御信号として回転本体へ伝送される。支持本体から回転本体への内部制御信号の伝送は、支持側信号用導体部と回転側信号用導体部とを介して行われる。これら各信号用導体部の接触状態は、回転本体の回転位置にかかわらず維持される。

0013

そのため、上記構成のレーザー墨出し器によれば、レーザー墨出し器を構成する回転本体側に対する操作についても、各信号用導体部の接触によって支持本体と回転本体との電気的接続状態を維持させるという簡素な構成にて、外部の送信装置からの無線制御信号により遠隔操作することができる。これにより、レーザー墨出し器の大型化を抑えつつ、使用者の使い勝手を向上させることができる。

0014

支持本体内伝送部は、受信部により受信された無線制御信号に対する特定の信号処理を行うことにより内部制御信号を生成する信号生成部を備えていてもよい。
無線制御信号に含まれている制御情報の回転本体への伝送は、例えば、無線制御信号をそのまま内部制御信号として回転本体へ伝送することによっても可能であるが、無線制御信号の状態によっては、回転本体に伝送される信号の信頼性が十分に維持されない可能性がある。

0015

これに対し、無線制御信号を信号生成部により信号処理して内部制御信号を生成することで、信頼性の高い内部制御信号を回転本体へ伝送することができる。
信号生成部は、信号処理として、受信部により受信された無線制御信号とは異なる信号形式の内部制御信号を生成する信号形式変換処理を行うようにしてもよい。このような構成によれば、信頼性が高く、且つ回転側制御部が処理しやすい信号形式の内部制御信号を生成することができる。

0016

信号生成部は、信号処理として、受信部により受信された無線制御信号に含まれている制御情報から、回転本体が有する構成要素の動作を制御するための制御情報である回転側制御情報を抽出して、その抽出した回転側制御情報を含む内部制御信号を生成する、情報抽出処理を行うようにしてもよい。

0017

このような構成によれば、回転本体側で不要な制御情報まで回転本体へ伝送されるのを抑制でき、回転本体に対して必要な回転側制御情報を効率的に伝送することができる。
信号生成部は、回転本体へ回転側制御情報を伝送する情報抽出処理として、例えば、受信部により受信された無線制御信号から、回転側制御情報を含む信号を内部制御信号として抽出する処理を行うようにしてもよい。このような構成によれば、例えば信号のフィルタリングなどの簡素な方法によって、回転側制御情報を含む内部制御信号を生成することができる。

0018

支持本体は、電力取得部と、支持側電力用導体部を有し、回転本体は、支持本体から電力を入力するための回転側電力用導体部を有していてもよい。支持本体の電力取得部は、当該レーザー墨出し器の動作用の電力を取得してその電力を支持本体の内部に供給する。支持本体の支持側電力用導体部は、電力取得部により取得された電力を回転本体へ供給するためにその電力が入力されるように構成されている。回転本体の回転側電力用導体部は、支持側電力用導体部と接触した状態で回転本体に固定され、回転本体が回転されると、その回転に伴って支持側電力用導体部との相対的位置関係が変化しつつも、支持側電力用導体部に接触した状態が維持されるように構成されている。

0019

このように構成されたレーザー墨出し器によれば、回転本体の回転位置にかかわらず支持本体から回転本体へ内部制御信号を伝送可能であることに加えて、さらに、支持本体に入力された動作用の電力についても、支持本体内にのみ供給されるのではなく、支持本体から回転本体にも供給させることができる。

0020

支持本体が有する電力取得部は、当該レーザー墨出し器とは別の、電力を生成する電源装置電気的に接続可能であってもよい。そして、電源装置と電気的に接続されている場合に、その電源装置で生成された電力をその電源装置から取得するように構成されていてもよい。

0021

このような構成によれば、支持本体及び回転本体の双方とも、外部の電源装置から安定的に動作用の電力を受電して、その電力によって動作することができる。
支持本体は、回転本体を回転させるための回転駆動部を有していてもよい。回転駆動部を有することで、回転本体を容易に回転させることができる。また、支持本体と回転本体との電気的接続は、前述のように各信号用導体部の直接的な接触という簡素な構成にて実現されているため、回転駆動部を有する構成であっても支持本体の大型化を抑制することができる。

図面の簡単な説明

0022

実施形態のレーザー墨出し器及びリモートコントローラを示す図であって、リモートコントローラを用いたレーザー墨出し器の自動追尾が完了した状態の一例を示す斜視図である。
実施形態のレーザー墨出し器の構成のうち特に上下間給電構造を説明するための概略構成図である。
実施形態の上下間給電構造の、より具体的な構成を説明するための説明図である。
実施形態のレーザー墨出し器の電気的構成を示すブロック図である。
実施形態のリモートコントローラの電気的構成を示すブロック図である。
実施形態のリモートコントローラの外観の概略構成を示す説明図である。
実施形態のレーザー墨出し器で実行されるリモコン対応処理を示すフローチャートである。

実施例

0023

以下、本発明の例示的な実施形態について図面を参照しながら説明する。
(1)レーザー墨出し器及びリモートコントローラの概要
図1に示すように、本実施形態のレーザー墨出し器10は、支持本体11と、回転本体12とを備える。支持本体11は、複数の脚部14を介して床101に載置される。本実施形態では、例えば3つの脚部14を備えている。支持本体11は、3つの脚部14によって、床101やその他のレーザー墨出し器10の設置場所で支持される。なお、床101を含む、レーザー墨出し器10が設置される面を、以下、設置面ともいう。

0024

回転本体12は、支持本体11に対して中心軸L1を中心として回転可能に構成されている。図1は、レーザー墨出し器10が、設置面に対して中心軸L1が垂直な状態で設置されている状態を示している。

0025

回転本体12は、中心軸L1を中心として軸線方向に延びる略円柱形状に形成されている。回転本体12は、外部へレーザー光を射出する4つの射出部、即ち、第1射出部5、第2射出部6、第3射出部7、及び第4射出部8を備える。

0026

各射出部5,6,7,8は、中心軸L1を中心とする周方向に沿って所定の間隔(例えば90度間隔)で設けられている。各射出部5,6,7,8は、それぞれ、レーザー光を生成する発光部を有し、その発光部により生成されたレーザー光を垂直方向偏光させることにより、垂直方向基準線を示す垂直レーザー光120を外部へ射出するように構成されている。

0027

レーザー光を生成する発光部の種類は種々考えられる。例えば、半導体レーザーであってもよいし、ガスレーザー固体レーザーであってもよい。その他の方式でレーザー光を生成する構成であってもよい。

0028

図1は、床101に設置されたレーザー墨出し器10の第1射出部5から垂直レーザー光120が射出され、その垂直レーザー光120が床101から壁面102に渡って照射されている状態を示している。また、図1は、床101に地墨線130が描かれ、床101においてこの地墨線130に沿うように垂直レーザー光120が照射されている状態を示している。

0029

支持本体11には、受信部21が設けられている。この受信部21は、リモートコントローラ(以下、リモコン)60から送信される信号を受信するために設けられている。
また、レーザー墨出し器10は、中心軸L1と同軸且つ下方(設置面方向)に向けて下方レーザー光140を射出する機能を有している。図1は、下方レーザー光140が地墨線130の上に合致するようにレーザー墨出し器10が設置されている状態を示している。

0030

リモコン60は、レーザー墨出し器10を無線により遠隔操作する機能を有する。より具体的に、リモコン60は、レーザー墨出し器10を回転(詳しくは回転本体12を回転)させる遠隔回転機能と、レーザー墨出し器10の4つの射出部5,6,7,8を制御する遠隔レーザー制御機能とを有する。これら各機能の詳細内容は後述する。

0031

リモコン60は、送信部67と、レーザー受光窓80とを有する。送信部67からは、レーザー墨出し器10を遠隔操作するための信号(以下、リモコン信号)が送信される。送信部67は、本実施形態では、例えば赤外線によりリモコン信号を送信するように構成されている。レーザー受光窓80は、レーザー墨出し器10からのレーザー光を入射させるように構成されている。レーザー受光窓80にレーザー光が入射されると、リモコン60内部のレーザー受光部72(図1では不図示。図6参照。)で受光される。

0032

レーザー墨出し器10の受信部21は、リモコン60から送信されたリモコン信号を受信するように構成されている。前述の通り、本実施形態ではリモコン60から赤外線にてリモコン信号が送信される。そのため、レーザー墨出し器10の受信部21は、赤外線を受信して光電変換することにより赤外線からリモコン信号を抽出してそのリモコン信号を支持本体11の内部へ伝送するように構成されている。

0033

(2)レーザー墨出し器の上下間給電構造の説明
次に、レーザー墨出し器10の構成について具体的に説明する。ここではまず、支持本体11と回転本体12との間とを電気的に接続するための上下間給電構造、及びそれにかかわるいくつかの構成要素について、図2及び図3を用いて説明する。

0034

図2に示すように、支持本体11は、保持プレート18を備える。なお、図2において、保持プレート18及び後述する各接続基板91,96については、中心軸L1を含む垂直断面形状を模式的に図示している。

0035

保持プレート18は、回転本体12を回転可能に支持するために支持本体11に設けられている部材である。保持プレート18は、全体として円板形状の部材であり、支持本体11において、中心軸L1を中心に回転可能な状態で固定されている。

0036

保持プレート18は、粗送用モータ23及び微送用モータ24の何れかにより、回転駆動機構20を介して回転駆動される。粗送用モータ23及び微送用モータ24は、支持制御部22により制御される。支持制御部22は、粗送用モータ23及び微送用モータ24の何れか一方を選択的に回転させるように構成されている。

0037

回転本体12は、保持プレート18の上に載置されている。ただし、回転本体12は、保持プレート18に対して一体的に固定されてはおらず、保持プレート18に対して相対的に回転可能である。

0038

そのため、保持プレート18が回転すると、回転本体12も、保持プレート18と回転本体12との接触部分の摩擦によって、保持プレート18と一体的に回転する。一方、回転本体12に対し、外部から、保持プレート18と回転本体12との間の最大静止摩擦力より大きい回転力を加えれば、回転本体12は保持プレート18に対して相対的に回転する。そのため、レーザー墨出し器10の使用者は、回転本体12の回転位置を変えたい場合は、自ら手操作等によって回転本体12を回転させることができる。

0039

回転駆動機構20は、粗送用モータ23の回転を減速させて保持プレート18に伝達させるための粗送用伝達機構と、微送用モータ24の回転を減速させて保持プレート18に伝達させるための微送用伝達機構とを有する。

0040

粗送用モータ23、及び回転駆動機構20が有する粗送用伝達機構は、保持プレート18を高速回転させるために設けられている。一方、微送用モータ24、及び回転駆動機構20が有する微送用伝達機構は、保持プレート18を低速回転させるために設けられている。なお、ここでいう高速、低速とは、これら両者の相対的な大小関係を示すために用いているだけであり、回転速度の具体的な数値を意味するものではない。

0041

なお、各モータ23,24により回転駆動機構20を介して保持プレート18を回転させるためのより具体的な構成の一例が,特許文献1に記載されている。本実施形態も、特許文献1に記載されている構成と実質的に同様の構成にて保持プレート18を回転させるように構成されている。

0042

支持本体11の受信部21でリモコン信号が受信されると、そのリモコン信号は、支持制御部22に入力される。リモコン信号には、回転本体12を回転させるための遠隔回転制御信号、及び回転本体12内のレーザーユニット42の動作を制御するための遠隔レーザー制御信号の何れか一方又は双方が含まれる。遠隔回転制御信号によって前述の遠隔回転機能が実現され、遠隔レーザー制御信号によって前述の遠隔レーザー制御機能が実現される。

0043

支持本体11は、DCジャック26を備える。DCジャック26は、不図示の外部電源プラグ挿入可能に構成されている。DCジャック26に外部電源のプラグを挿入することで外部電源から直流電力(以下、外部電力)を入力可能に構成されている。

0044

DCジャック26から入力される外部電力は、支持本体11内における各部の動作用の電力として用いられる。前述の各モータ23,24も外部電力によって駆動される。なお、本実施形態の支持本体11は、後述するように、乾電池25(図4参照)を着脱可能に構成されており、支持本体11内の各部は乾電池25の電力(以下、電池電力)によっても動作可能に構成されている。

0045

また、DCジャック26から入力される外部電力は、回転本体12にも供給される。支持本体11から回転本体12への外部電力の供給は、支持本体11に設けられた支持側接続基板91及び回転本体12に設けられた回転側接続基板96を介して行われる。

0046

支持制御部22は、受信部21から入力されたリモコン信号に遠隔回転制御信号が含まれている場合は、その遠隔回転制御信号の内容に基づき、粗送用モータ23及び微送用モータ24の何れかを駆動させて保持プレート18を回転(即ち回転本体12を回転)させる。

0047

また、支持制御部22は、受信部21から入力されたリモコン信号を、そのまま又は適宜処理して回転本体12へ伝送する。この回転本体12への信号伝送も、前述の外部電力の供給と同様、支持本体11に設けられた支持側接続基板91及び回転本体12に設けられた回転側接続基板96を介して行われる。

0048

つまり、本実施形態のレーザー墨出し器10は、支持本体11と回転本体12との間とを電気的に接続するための上下間給電構造として、支持側接続基板91及び回転側接続基板96を有する。

0049

受信部21でリモコン信号が受信された場合、そのリモコン信号を具体的にどのように処理して回転本体12へ伝送するかについては種々の方法を採用できる。例えば、受信部21から入力されたリモコン信号の内容にかかわらず、そのリモコン信号をそのまま、又は支持制御部22で適宜処理して、回転本体12へ伝送してもよい。

0050

ただし、本実施形態では、支持制御部22は、受信部21から入力されたリモコン信号に遠隔レーザー制御信号が含まれている場合に、その遠隔レーザー制御信号が示す情報、即ちレーザーユニット42を制御するための遠隔レーザー制御情報を、所定の形式の信号(以下、制御用中継信号)によって、回転本体12へ伝送する。

0051

支持制御部22は、受信部21から入力されたリモコン信号から遠隔レーザー制御信号を抽出するための信号抽出処理(例えばフィルタ処理)を実行可能に構成されている。そのため、受信部21から入力されたリモコン信号に、遠隔レーザー制御信号に加えて他の信号も含まれている場合は、信号抽出処理によってリモコン信号から遠隔レーザー制御信号が抽出される。

0052

リモコン信号から遠隔レーザー制御信号を抽出するということは、即ち、リモコン信号に含まれている情報から、回転本体12が有する構成要素の1つであるレーザーユニット42の動作を制御するための遠隔レーザー制御情報を抽出するということである。そのため、信号抽出処理による遠隔レーザー制御信号の抽出は、情報抽出処理に相当する。

0053

支持制御部22は、受信部21において遠隔レーザー制御信号を含むリモコン信号が受信された場合、その遠隔レーザー制御信号が示す遠隔レーザー制御情報を、制御用中継信号によって回転本体12へ伝送する。つまり、回転本体12へ伝送される制御用中継信号は、回転本体12内の構成要素を制御するための情報のうち特に遠隔レーザー制御情報を含む信号であり、支持本体11内の構成要素を制御するための情報は含まれてない。

0054

制御用中継信号として具体的にどのような信号を伝送するかについては、適宜決めることができる。例えば、受信部21から入力された遠隔レーザー制御信号、即ち信号抽出処理によってリモコン信号から抽出された遠隔レーザー制御信号を、そのまま、制御用中継信号として回転本体12へ伝送してもよい。

0055

また例えば、支持制御部22は、受信部21から入力された遠隔レーザー制御信号から、ノイズ成分除去用のフィルタ回路によってノイズ成分を除去し、そのノイズ成分除去後の信号を制御用中継信号として回転本体12へ伝送するようにしてもよい。除去対象周波数帯域は適宜決めてもよい。

0056

また例えば、支持制御部22は、受信部21から入力された遠隔レーザー制御信号を、例えばバッファなどのインピーダンス変換回路によってインピーダンス変換し、そのインピーダンス変換後の信号を制御用中継信号として回転本体12へ伝送するようにしてもよい。

0057

また例えば、支持制御部22は、受信部21から入力された遠隔レーザー制御信号を適宜波形整形し、その波形整形後の信号を制御用中継信号として回転本体12へ伝送するようにしてもよい。

0058

上述したノイズ成分除去、インピーダンス変換、及び波形整形を含む各種の信号処理は、何れか1つを単独で採用してもよいし、複数を組み合わせて採用してもよい。
また、上述したノイズ成分除去、インピーダンス変換、及び波形整形とは異なる他の信号処理として、遠隔レーザー制御信号の信号形式とは異なる別の形式の信号に変換する信号形式変換処理を採用してもよい。具体的に、例えば、遠隔レーザー制御信号に含まれている遠隔レーザー制御情報を示すデジタルデータを生成し、そのデジタルデータを所定のフォーマットにて伝送するようにしてもよい。

0059

ここで、支持本体11から回転本体12へ外部電力の供給及び信号伝送を行うための、支持側接続基板91及び回転側接続基板96の構成について、より詳しく説明する。
図2に示すように、支持側接続基板91は、支持本体11に固定して設けられている。回転側接続基板96は、回転本体12に対して固定して設けられている。これら各基板91,96は、いずれも、おおよそ中空円板状の形状に形成されており、図2に示すように、板面が互いに垂直方向に対向するように配置されている。

0060

なお、各基板91,96が中空円板状の形状であることはあくまでも一例である。例えば、円板状ではなく他の形(例えば多角形)の中空板状の形状であってもよく、レーザー墨出し器10の形状(特に水平方向断面形状)に応じた形状を適宜採用してもよい。

0061

また、回転側接続基板96については、必ずしも中空形状である必要はない。支持側接続基板91についても、本実施形態では回転本体12との位置関係から必然的に中空形状となっているが、支持本体11と回転本体12の各々の形状や位置関係によっては、必ずしも中空形状にする必要はない場合も考えられ、その場合は中空形状でなくてもよい。

0062

図3に示す支持側接続基板91は、当該支持側接続基板91の平面図を示しており、より詳しくは、当該支持側接続基板91を垂直方向下側から、即ち対向する回転側接続基板96側から見た状態を示している。図3に示す回転側接続基板96は、当該回転側接続基板96の平面図を示しており、より詳しくは、当該回転側接続基板96を垂直方向上側から、即ち対向する支持側接続基板91側から見た状態を示している。

0063

図2及び図3に示すように、支持側接続基板91における、回転側接続基板96と対向する面側には、正極用リング導体91a、負極用リング導体91b、及び信号用リング導体91cの、円環状の3つの導体が、同心状に設けられている。

0064

一方、回転側接続基板96における、支持側接続基板91の正極用リング導体91aと対向する領域には、図3に示すように、2つの正極用ブラシ96aが設けられている。また、回転側接続基板96における、支持側接続基板91の負極用リング導体91bと対向する領域には、図3に示すように、2つの負極用ブラシ96bが設けられている。また、回転側接続基板96における、支持側接続基板91の信号用リング導体91cと対向する領域には、図3に示すように、2つの信号用ブラシ96cが設けられている。各ブラシ96a,96b,96cはいずれも導体である。

0065

なお、正極用ブラシ96a、負極用ブラシ96b、及び信号用ブラシ96cがそれぞれ2つ設けられていることはあくまでも一例である。各ブラシ96a,96b,96cをそれぞれいくつ設けるかについては適宜決めてもよい。例えば、それぞれ3つ以上設けてもよいし、コストを考慮してそれぞれ1つだけ設けるようにしてもよい。また、3種類の各ブラシ96a,96b,96cの数は同数でなくてもよい。

0066

そして、図2に示すように、回転側接続基板96の各正極用ブラシ96aは、支持側接続基板91の正極用リング導体91aと常時接触した状態となっている。この接触状態は、回転本体12が回転しても常時維持される。つまり、回転本体12が回転すると、その回転に伴い、回転側接続基板96の各正極用ブラシ96aが、支持側接続基板91の正極用リング導体91a上を摺動する。そのため、回転本体12が回転しても、各正極用ブラシ96aと正極用リング導体91aとの電気的接続状態は維持される。

0067

同様に、回転側接続基板96の各負極用ブラシ96bについても、支持側接続基板91の負極用リング導体91bと常時接触した状態となっており、この接触状態は回転本体12が回転しても常時維持される。つまり、回転本体12が回転すると、その回転に伴い、各負極用ブラシ96bが負極用リング導体91b上を摺動する。そのため、回転本体12が回転しても、各負極用ブラシ96bと負極用リング導体91bとの電気的接続状態は維持される。

0068

同様に、回転側接続基板96の各信号用ブラシ96cについても、支持側接続基板91の信号用リング導体91cと常時接触した状態となっており、この接触状態は回転本体12が回転しても常時維持される。つまり、回転本体12が回転すると、その回転に伴い、各信号用ブラシ96cが信号用リング導体91c上を摺動する。そのため、回転本体12が回転しても、各信号用ブラシ96cと信号用リング導体91cとの電気的接続状態は維持される。

0069

また、支持本体11において、正極用リング導体91aはDCジャック26の正極端子に接続されており、負極用リング導体91bはDCジャック26の負極端子に接続されている。このような構成により、DCジャック26から外部電力が入力された場合、その外部電力は、支持側接続基板91の正極用・負極用の各リング導体91a,91b、及び回転側接続基板96の正極用・負極用の各ブラシ96a,96bを介して、回転本体12へ供給される。

0070

また、回転本体12において、2つの正極用ブラシ96a及び2つの負極用ブラシ96bは、第1電源スイッチ52に接続されている。そのため、支持本体11から回転本体12へ供給された外部電力は、第1電源スイッチ52へ入力される。

0071

第1電源スイッチ52は、レーザーユニット42を動作又は停止させるために使用者により操作されるスイッチであり、使用者によりオン操作されるとオンされてそのオン状態が維持され、使用者によりオフ操作されるとオフされてそのオフ状態が維持される。

0072

支持本体11から外部電力が供給されているときに第1電源スイッチ52がオンされると、その外部電力が、レーザー制御部41、レーザーユニット42、及び操作制御部45へ供給される。また、回転本体12は、支持本体11と同様、乾電池51を着脱可能に構成されており、乾電池51の電池電力は、第1電源スイッチ52へ入力される。そのため、第1電源スイッチ52がオンされた場合、支持本体11から外部電力が供給されていなくても、乾電池51から電池電力が入力されている場合は、その電池電力が、レーザー制御部41、レーザーユニット42、及び操作制御部45へ供給される。

0073

なお、乾電池51の電池電力及び外部電力の双方が第1電源スイッチ52に入力されている場合は、後述するように、外部電力が優先され、外部電力がレーザー制御部41、レーザーユニット42、及び操作制御部45へ供給される。外部電力がなく電池電力のみ第1電源スイッチ52に入力されている場合は、電池電力がレーザー制御部41、レーザーユニット42、及び操作制御部45へ供給される。レーザー制御部41、レーザーユニット42、及び操作制御部45は、電池電力及び外部電力の何れかが供給されると、その供給された電力によって動作する。

0074

レーザーユニット42は、図1にも示した、第1射出部5、第2射出部6、第3射出部7、及び第4射出部8を備える。また、レーザーユニット42は、これら各射出部5,6,7,8でレーザー光を生成させるための駆動回路を備える。なお、レーザー光を生成して外部へ射出させることを、以下、単に「点灯」とも称する。

0075

支持本体11において、信号用リング導体91cは、支持制御部22に接続されている。また、回転本体12において、各信号用ブラシ96cは、操作制御部45に接続されている。このような構成により、支持制御部22から回転本体12側へ出力される制御用中継信号は、支持側接続基板91の信号用リング導体91c及び回転側接続基板96の信号用ブラシ96cを介して、回転本体12内の操作制御部45へ伝送される。

0076

また、回転本体12における上端面には、操作パネル13が設けられている。この操作パネル13には、後述するライン切替スイッチ43、明るさ切替スイッチ44、明るさ表示LED46、及び電池残量LED47(何れも図4参照)が設けられている。これらライン切替スイッチ43、明るさ切替スイッチ44、明るさ表示LED46、及び電池残量LED47は、本実施形態では、例えば同じ1つの基板上に搭載されている。

0077

操作制御部45は、操作パネル13内のライン切替スイッチ43及び明るさ切替スイッチ44の操作内容に基づく各種処理や、明るさ表示LED46及び電池残量LED47の点灯制御処理などを行う。ライン切替スイッチ43及び明るさ切替スイッチ44の操作内容に基づく各種処理には、その操作内容を示す情報又はその操作内容に基づく所定の情報をレーザー制御部41へ出力する処理が含まれる。また、操作制御部45は、支持本体11から送信された制御用中継信号を受信すると、その制御用中継信号に含まれている遠隔レーザー制御情報に基づき、レーザーユニット42を制御するための制御情報をレーザー制御部41へ出力する。操作制御部45は、操作パネル13と同一基板上に実装されていてもよいし、操作パネル13の基板とは別の基板に実装されていてもよい。

0078

(3)レーザー墨出し器の電気的構成
次に、レーザー墨出し器10の電気的構成について、図4を用いてより詳しく説明する。

0079

(3−1)上下間の給電用の構成
図4に示すように、レーザー墨出し器10は、支持本体11と回転本体12とを電気的に接続するための、電源用給電部56及び信号用給電部57を備える。これら各給電部56,57は、それぞれ、図2及び図3に示した支持側接続基板91の一部及び回転側接続基板96の一部を少なくとも含む。

0080

具体的に、電源用給電部56は、支持側接続基板91の正極用リング導体91a及び負極用リング導体91bと、回転側接続基板96の各正極用ブラシ96a及び各負極用ブラシ96bを含む。よって、支持本体11が備えるDCジャック26に外部電源から外部電力が入力された場合、その外部電力は、回転本体12の回転位置にかかわらず、電源用給電部56を介して回転本体12へ供給される。

0081

信号用給電部57は、支持側接続基板91の信号用リング導体91cと、回転側接続基板96の信号用ブラシ96cとを含む。よって、支持本体11が備える支持制御部22から回転本体12が備えるレーザー制御部41への制御用中継信号は、回転本体12の回転位置にかかわらず、信号用給電部57を介して伝送される。

0082

(3−2)支持本体の構成
支持本体11は、図4に示すように、前述のDCジャック26を備える他、乾電池25が着脱可能に構成されている。また、DCジャック26の近傍には、DCジャック26に外部電源のプラグが挿入された場合にこれを検出する挿入検出部27が設けられている。DCジャック26から入力される外部電力及び乾電池25の電池電力は、いずれも、電源切替部28に入力される。

0083

電源切替部28は、DCジャック26に外部電源のプラグが挿入されてそのことが挿入検出部27により検出されると、DCジャック26から入力される外部電力を第2電源スイッチ29へ出力する。電源切替部28は、DCジャック26に外部電源のプラグが挿入されておらず且つ乾電池25が装着されている場合は、乾電池25の電池電力を第2電源スイッチ29へ出力する。なお、外部電力及び電池電力のうち電源切替部28を介して実際に第2電源スイッチ29に入力される電力を、以下、入力電力とも言う。

0084

第2電源スイッチ29は、本実施形態ではタクタイルスイッチ、即ち、使用者により押し操作されている間だけオンされる自動復帰型のスイッチである。なお、第2電源スイッチ29がタクタイルスイッチであることはあくまでも一例であり、他の種類のスイッチであってもよい。

0085

第2電源スイッチ29の入力側と出力側との間には、バイパス回路30が接続されている。バイパス回路30は、第2電源スイッチ29の入力側と出力側とを短絡させるための回路であり、支持制御部22によって制御される。支持制御部22が動作していない間は、バイパス回路30による上記短絡は行われず、バイパス回路30の内部においては第2電源スイッチ29の入力側と出力側とが遮断されている。

0086

第2電源スイッチ29が押し操作されると、第2電源スイッチ29に入力されている入力電力が電圧変換部31及び電圧検出部32へ出力される。電圧変換部31は、入力電力の電圧所定電圧値変圧して、受信部21、支持制御部22、粗送用モータ23、及び微送用モータ24へ供給する。受信部21、支持制御部22、粗送用モータ23、及び微送用モータ24は、電圧変換部31から供給される電力により動作する。

0087

支持制御部22は、電圧変換部31からの電力供給により動作を開始すると、バイパス回路30を作動させて、第2電源スイッチ29の入力側と出力側を短絡させる。これにより、第2電源スイッチ29の押し操作が解除されても、電源切替部28から電圧変換部31への入力電力の供給経路は、バイパス回路30によって維持される。

0088

そして、支持制御部22は、基本的に、自身の動作中はバイパス回路30による上記短絡状態を維持させる。支持制御部22は、動作中、第2電源スイッチ29の状態を検出可能に構成されている。そのため、第2電源スイッチ29が再び押し操作されてそれが支持制御部22で検出されると、支持制御部22は、所定のシャットダウン処理を行って、バイパス回路30による上記短絡状態を解除させる。これにより、支持制御部22への電力供給が停止され、支持制御部22は動作を停止する。

0089

また、支持制御部22は、動作中、電圧検出部32により検出される入力電力の電圧を監視する。そして、その電圧の値に応じた所定の処理を行う。例えば、電圧値が所定の第1閾値以下となった場合には不図示のLEDを点灯させる。また例えば、電圧値が第1閾値よりも低い所定の第2閾値以下となった場合は、前述のシャットダウン処理を行う。

0090

受信部21の機能、及び受信部21で受信されたリモコン信号に基づく支持制御部22の機能については、図2を用いて既に説明した通りである。
(3−3)回転本体の構成
回転本体12は、図4に示すように、前述の乾電池51及び第1電源スイッチ52を備える他、電源切替部53を備える。第1電源スイッチ52には、前述の通り、外部電力及び電池電力の双方が入力される。そして、第1電源スイッチ52がオンされると、入力されている何れか一方又は双方の電力が、電源切替部53へ入力される。外部電力及び電池電力の双方が第1電源スイッチ52に入力されているときに第1電源スイッチ52がオンされた場合は、双方ともに電源切替部53に入力される。

0091

電源切替部53は、外部電力及び電池電力の何れか一方のみ入力されている場合は、その入力されている電力を電圧変換部54及び電圧検出部55へ出力する。一方、外部電力及び電池電力の双方が入力されている場合は、外部電力を優先し、外部電力を電圧変換部54及び電圧検出部55へ出力する。なお、電源切替部53から電圧変換部54及び電圧検出部55へ出力される電力を、以下、動作用電力ともいう。

0092

電圧変換部54は、入力された動作用電力の電圧を、所定の第1電圧値(例えば3.3V)、及び第1電圧値よりも高い所定の第2電圧値(例えば8V)に変圧する。そして、第1電圧値の電圧を、レーザー制御部41、ライン切替スイッチ43、明るさ切替スイッチ44、操作制御部45、明るさ表示LED46、及び電池残量LED47へ供給することにより、これら供給対象の各部を動作可能な状態にさせる。また、第2電圧値の電圧を、レーザーユニット42の駆動用の電圧として、レーザーユニット42へ供給する。

0093

ライン切替スイッチ43は、レーザーユニット42の4つの射出部5,6,7,8のうち実際に点灯させるものを選択するために使用者により押し操作されるスイッチであり、本実施形態では例えばタクタイルスイッチである。

0094

本実施形態では、レーザーユニット42の点灯モードとして、点灯させる射出部の数が異なる複数種類の点灯モードが用意されている。例えば、ある点灯モードにおいては第1射出部5のみが点灯し、別のある点灯モードにおいては第2射出部6及び第4射出部8の2つが点灯する。また例えば、4つの射出部5,6,7,8が全て点灯する点灯モードがあってもよく、点灯モードの数やその内容については適宜決めてもよい。

0095

操作制御部45は、ライン切替スイッチ43が押し操作される度に、複数種類の点灯モードを予め決められた順に切り替え、その切替後の点灯モードを示す点灯モード情報をレーザー制御部41へ出力する。なお、この切り替えは、いわゆるループバックスイッチ方式により行われる。

0096

レーザー制御部41は、操作制御部45から点灯モード情報が入力されると、4つの射出部5,6,7,8のうち、その点灯モード情報が示す点灯モードに対応した射出部を点灯させる。なお、操作制御部45からは単にライン切替スイッチ43が押し操作されたことを示す情報が入力されて、レーザー制御部41がその情報に基づいて点灯モードの切り替えを行う構成であってもよい。

0097

レーザー制御部41による、点灯モードに対応した射出部の点灯は、具体的には、点灯モードに対応した点灯対象の射出部それぞれに対して個別にレーザー駆動信号を出力することにより行われる。

0098

明るさ切替スイッチ44は、射出部から射出されるレーザー光の明るさを切り替えるために使用者により押し操作されるスイッチであり、本実施形態では例えばタクタイルスイッチである。

0099

本実施形態では、各射出部5,6,7,8における、発光部によるレーザー光の発光が、パルス駆動により行われるよう構成されている。パルス駆動とは、レーザー光を連続的に発光させるのではなく間欠的に発光させる駆動方法である。より具体的に、本実施形態では、一定周期で所定のデューティー比にて発光させるように構成されている。パルス駆動の周期は適宜決めることができるが、本実施形態では、残像効果によって間欠的に発光していることが使用者に視覚的に認識されない範囲(例えば0.2ミリ秒以下)の周期に設定されている。

0100

各射出部5,6,7,8の発光部のパルス駆動は、具体的には、レーザー制御部41が、各射出部5,6,7,8に対する各レーザー駆動信号を、上記パルス駆動周期で上記デューティー比にて出力することにより行われる。

0101

さらに、本実施形態では、レーザー光の明るさを、例えば、低モード、通常モード、及び高モード、の3種類のモードの何れかに設定できるように構成されている。なお、この3種類の相対比較においては、高モードが最も明るく、低モードが最も暗く、通常モードは他の両者の間の明るさである。本実施形態では、異なる3種類の明るさを、パルス駆動におけるデューティー比を異ならせることにより実現している。

0102

本実施形態では、明るさが低モードに設定されているときは最も低いデューティー比(例えば30%)でパルス駆動される。つまり、1周期のうち30%の期間だけ発光して70%の期間は発光しない。また、明るさが高モードに設定されているときは最も高いデューティー比(例えば80%)でパルス駆動される。また、明るさが通常モードに設定されているときは、他の2種類の明るさの各デューティー比の間の所定のデューティーでパルス駆動される。通常モードの際のデューティー比は、本実施形態では50%である。

0103

なお、明るさの切り替えを上記のようにパルス駆動におけるデューティー比を切り替えることによって実現することはあくまでも一例であり、他の方法で明るさを切り替える構成であってもよい。また、レーザー光の発光をパルス駆動により行うことは必須ではなく、他の駆動方法によって発光させるようにしてもよい。

0104

また、明るさを具体的にどの物理量によって規定するか、即ち明るさに関するどの物理量を変化させることによって複数種類の明るさを規定するかについては、適宜決めることができる。例えば、全光束(単位:lm)を変化させることによって明るさを切り替えるようにしてもよい。また例えば、照度(単位:lx)を変化させることによって明るさを切り替えるようにしてもよい。また例えば、光度(単位:cd)を変化させることによって明るさを切り替えるようにしてもよい。

0105

また、明るさの種類が3種類であることはあくまでも一例であり、2種類であってもよいし4種類以上であってもよい。明るさの切り替えを、段階的切り替えではなく連続的に切り替え可能な構成であってもよい。

0106

操作制御部45は、明るさ切替スイッチ44が押し操作される度に、点灯対象のレーザー光の明るさを、規定の明るさ切替順に従って切り替える。本実施形態の明るさ切替順は、例えば、低モード→通常モード→高モード→低モード→・・・の順である。なお、この明るさ切替順はあくまでも一例であり、3種類の明るさの設定をどのような順序で切り替えるようにするかについては適宜決めてもよい。そして、明るさ表示LED46を、その切り替え後の明るさに応じた態様で点灯させることで、その切り替え後の明るさを外部に報知すると共に、その切り替え後の明るさを示す明るさ設定情報をレーザー制御部41へ出力する。

0107

レーザー制御部41は、操作制御部45から明るさ設定情報が入力されると、点灯対象のレーザー光の明るさを、その明るさ設定情報が示す明るさとなるように制御する。つまり、点灯対象の射出部を、明るさ設定情報が示す明るさに対応したデューティー比にてパルス駆動することにより点灯させる。なお、操作制御部45からは単に明るさ切替スイッチ44が押し操作されたことを示す情報が入力されて、レーザー制御部41がその情報に基づいて明るさの切り替えを行う構成であってもよい。

0108

また、操作制御部45は、電圧検出部55により検出される動作用電力の電圧(例えば乾電池51の電圧)に基づいて、乾電池51の電池電力の残量を検出する。そして、電池残量LED47を、その検出した残量に応じた態様にて点灯させることで、乾電池51の電池電力の残量を外部に報知する。

0109

(4)リモコンの構成及び自動追尾機能の説明
次に、リモコン60の電気的構成及び外観について、図5及び図6を用いてより詳しく説明する。

0110

図5及び図6に示すように、リモコン60は、ライン切替スイッチ61と、リモコン/追尾切替スイッチ62と、ブザースイッチ63と、回転スイッチ64と、電源スイッチ65とを備える。回転スイッチ64は、より詳しくは、図6に示すように、左回転スイッチ64a及び右回転スイッチ64bを有する。なお、各スイッチ61,62,63,64,65は、本実施形態では、いずれもタクタイルスイッチである。ただし、各スイッチ61〜65がタクタイルスイッチであることはあくまでも一例であり、各スイッチそれぞれ、他の種類のスイッチであってもよい。

0111

リモコン60は、図5に示すように、乾電池73を着脱可能に構成されており、乾電池73が装着されているときに乾電池73の電力(電池電力)によって動作する。乾電池73の電池電力は、電源スイッチ65に入力される。

0112

電源スイッチ65が押し操作されると、乾電池73の電池電力がレギュレータ74及び電圧検出部76へ入力される。レギュレータ74は、電池電力の電圧を所定電圧値に変圧して、少なくとも、ライン切替スイッチ61、リモコン/追尾切替スイッチ62、ブザースイッチ63、回転スイッチ64、レーザー受光部72、及び制御部66へ供給する。制御部66は、レギュレータ74から電池電力が供給されている間に動作する。

0113

レーザー受光部72は、より具体的には、図6に示すように、第1受光部72a及び第2受光部72bを有する。各受光部72a、72bは、レーザー光が入射されていることを検知するための受光素子を含む。

0114

電源スイッチ65の入力側と出力側との間には、バイパス回路75が接続されている。このバイパス回路75は、図4に示したレーザー墨出し器10のバイパス回路30と同様の構成及び機能を有する。即ち、リモコン60のバイパス回路75は、電源スイッチ65の入力側と出力側とを短絡させるための回路であり、制御部66によって制御される。

0115

制御部66が動作していない間は、バイパス回路75による上記短絡は行われず、バイパス回路75の内部においては電源スイッチ65の入力側と出力側とが遮断されている。一方、制御部66が動作を開始すると、制御部66は、バイパス回路75を作動させて、電源スイッチ65の入力側と出力側を短絡させる。これにより、電源スイッチ65の押し操作が解除されても、レギュレータ74への電池電力の供給経路は、バイパス回路75によって維持される。

0116

制御部66は、基本的に、自身の動作中はバイパス回路75による上記短絡状態を維持させる。そして、自身の動作中、電源スイッチ65が長押しされてそのことが電源スイッチ検出部77により検出されると、制御部66は、所定のシャットダウン処理を行って、バイパス回路75による上記短絡状態を解除させる。これにより、制御部66への電力供給が停止され、制御部66は動作を停止して、リモコン60全体が動作を停止する。なお、リモコン60を停止させるための電源スイッチ65の長押しの時間が適宜決めることができ、本実施形態では例えば1秒以上である。

0117

制御部66は、動作中、電圧検出部76により検出される乾電池73の電圧を監視する。そして、その電圧の値に応じた所定の処理を行う。具体的に、例えば、乾電池51の電圧に基づいて電池電力の残量を検出する。そして電池残量LED70を、その検出した残量に応じた態様にて点灯させることで、乾電池73の電池電力の残量を外部に報知する。

0118

制御部66の動作中、電源スイッチ65が短押し(例えば1秒以内の押し操作)される度に、制御部66は、点灯制御指令を含む遠隔レーザー制御信号を送信部67から送信させる。点灯制御指令は、レーザー光の点灯状態の切り替えを指示するための情報である。点灯制御指令は、前述の遠隔レーザー制御情報の1つである。

0119

レーザー墨出し器10において、点灯制御指令を含む遠隔レーザー制御信号が受信部21で受信されると、支持制御部22が、その点灯制御指令を含む制御用中継信号を、信号用給電部57を介して、回転本体12の操作制御部45へ伝送する。操作制御部45は、点灯制御指令を受信した場合、レーザー光を点灯させている場合には、その点灯させているレーザー光を全て消灯(即ちレーザー光の生成を停止)させる。逆に、レーザー光が全て消灯されているときに点灯制御指令を受信した場合は、そのとき設定されている点灯モードに対応した射出部を点灯させる。

0120

ライン切替スイッチ61は、レーザー墨出し器10の点灯モード及びレーザー光の明るさを切り替えるためのスイッチである。ライン切替スイッチ61が短押し(例えば1秒以内の押し操作)される度に、制御部66は、点灯モード切替指令を含む遠隔レーザー制御信号を送信部67から送信させる。点灯モード切替指令は、レーザー光の点灯モードの切り替えを指示するための情報である。点灯モード切替指令は、前述の遠隔レーザー制御情報の1つである。

0121

レーザー墨出し器10において、点灯モード切替指令を含む遠隔レーザー制御信号が受信部21で受信されると、支持制御部22が、その点灯モード切替指令を含む制御用中継信号を、信号用給電部57を介して、回転本体12の操作制御部45へ伝送する。操作制御部45は、点灯モード切替指令を受信した場合、回転本体12のライン切替スイッチ43が押し操作された場合と同じ処理を行う。即ち、本実施形態では、操作制御部45にリモコン60からの点灯モード切替指令が入力されることと、回転本体12のライン切替スイッチ43が押し操作されることとは、操作制御部45からみて等価である。

0122

そのため、操作制御部45は、リモコン60からの点灯モード切替指令を受信した場合、回転本体12のライン切替スイッチ43が押し操作された場合と同様、点灯モードを切り替え、その切り替え後の点灯モードを示す点灯モード情報をレーザー制御部41へ出力する。これにより、レーザー制御部41によって、点灯対象の射出部が、切り替え後の点灯モードに対応した射出部に切り替えられる。

0123

また、リモコン60においてライン切替スイッチ61が長押し(例えば1秒以上の押し操作)されると、制御部66は、明るさ切替指令を含む遠隔レーザー制御信号を送信部67から送信させる。明るさ切替指令は、レーザー光の明るさの切り替えを指示するための情報である。明るさ切替指令は、前述の遠隔レーザー制御情報の1つである。

0124

レーザー墨出し器10において、明るさ切替指令を含む遠隔レーザー制御信号が受信部21で受信されると、支持制御部22が、その明るさ切替指令を含む制御用中継信号を、信号用給電部57を介して、回転本体12の操作制御部45へ伝送する。操作制御部45は、明るさ切替指令を受信した場合、明るさ切替スイッチ44が押し操作された場合と同じ処理を行う。即ち、本実施形態では、操作制御部45にリモコン60からの明るさ切替指令が入力されることと明るさ切替スイッチ44が押し操作されることは、操作制御部45からみて等価である。

0125

そのため、操作制御部45は、明るさ切替指令を受信した場合、明るさ切替スイッチ44が押し操作された場合と同様、明るさの設定の切り替え、その切り替え後の明るさに応じた明るさ表示LED46の点灯、及びその切り替え後の明るさを示す明るさ設定情報のレーザー制御部41への出力、などを行う。これにより、レーザー制御部41によって、点灯対象のレーザー光の明るさが切り替えられる。

0126

リモコン60において、回転スイッチ64、より詳しくは図6に示す左回転スイッチ64a及び右回転スイッチ64bは、レーザー墨出し器10の回転本体12を回転させるためのスイッチである。

0127

リモコン/追尾切替スイッチ62は、リモコン60による、レーザー墨出し器10の回転本体12を回転させる際の動作モードを、リモコンモード及び自動追尾モードの何れかに切り替えるためのスイッチである。

0128

制御部66は、リモコン/追尾切替スイッチ62が押し操作される度に、リモコンモードと自動追尾モードとを交互に切り替える。また、制御部66は、動作モードを自動追尾モードに設定した場合には追尾表示LED71を点灯させ、動作モードをリモコンモードに設定した場合は追尾表示LED71を消灯させる。

0129

リモコンモードは、回転スイッチ64が操作された場合にその操作に従って回転本体12を回転させるための動作モードである。動作モードがリモコンモードに設定されているときに、例えば左回転スイッチ64aが押し操作されると、制御部66は、そのことを示すリモコン左回転指令を含む遠隔回転制御信号を送信部67から送信させる。左回転スイッチ64aが再び押し操作されると、制御部66は、回転停止指令を含む遠隔回転制御信号を送信させることによって回転本体12の回転を停止させる。

0130

また例えば、動作モードがリモコンモードに設定されているときに、右回転スイッチ64bが押し操作されると、制御部66は、そのことを示すリモコン右回転指令を含む遠隔回転制御信号を送信部67から送信させる。右回転スイッチ64bが再び押し操作されると、制御部66は、回転停止指令を含む遠隔回転制御信号を送信させることによって回転本体12の回転を停止させる。

0131

レーザー墨出し器10において、リモコン右回転指令を含む遠隔回転制御信号が受信部21で受信された場合は、支持制御部22は、各モータ23,24の何れかを動作させることにより、回転本体12を右回転させる。なお、右回転とは,例えば、回転本体12をその上部から下方向に見た場合における時計回り方向の回転である。リモコン左回転指令を含む遠隔回転制御信号が受信部21で受信された場合は、支持制御部22は、各モータ23,24の何れかを動作させることにより、回転本体12を左回転させる。また、支持制御部22は、回転本体12を回転させているときに回転停止指令を含む遠隔回転制御信号が受信部21で受信された場合は、回転を停止させる。

0132

自動追尾モードは、垂直レーザー光120がリモコン60のレーザー受光窓80の中心位置を照射した状態となるように回転本体12の回転を自動制御するための自動追尾機能を実現する動作モードである。動作モードが自動追尾モードに設定されているときに、左回転スイッチ64a及び右回転スイッチ64bの何れかが押し操作されると、制御部66は、自動追尾機能を実行する。

0133

即ち、制御部66は、まず、レーザー受光窓80にレーザー光が入射されているか否か、つまり各受光部72a、72bの何れかでレーザー光が受光されているか否か判断する。そして、レーザー光が受光されていない場合は、押し操作されたスイッチに対応した回転方向に回転本体12を高速回転させるための高速追尾指令を含む遠隔回転制御信号を送信部67から送信させる。

0134

例えば右回転スイッチ64bが押し操作された場合にレーザー光が受光されていない場合は、回転本体12を右回転且つ高速回転させるための高速追尾指令である右方向高速追尾指令が送信される。このとき、右方向高速追尾指令に加えて、レーザー光の明るさを通常モードに切り替えさせるための明るさ通常モード指令も送信される。

0135

また例えば、左回転スイッチ64aが押し操作された場合にレーザー光が受光されていない場合は、回転本体12を左回転且つ高速回転させるための高速追尾指令である左方向高速追尾指令が送信される。このときも、左方向高速追尾指令に加えて、レーザー光の明るさを通常モードに切り替えさせるための明るさ通常モード指令も送信される。

0136

また、右回転スイッチ64b又は左回転スイッチ64aが押し操作された場合に各受光部72a,72bの何れかですでにレーザー光が受光されている場合は、制御部66は、各受光部72a,72b境界部分でレーザー光が受光された状態になるようにするために、回転本体12を低速回転させるための低速追尾指令(後述する右方向低速追尾指令及び左方向低速追尾指令のいずれか)を送信させる。このときも、低速追尾指令に加えて、レーザー光の明るさを通常モードに切り替えさせるための明るさ通常モード指令も送信される。

0137

レーザー墨出し器10において、高速追尾指令を含む遠隔回転制御信号が受信部21で受信されると、支持制御部22は、粗送用モータ23を動作させることにより回転本体12を高速回転させる。その際、受信された高速追尾指令が右方向高速追尾指令であった場合は右回転させ、受信された高速追尾指令が左方向高速追尾指令であった場合は左回転させる。また、高速追尾指令に加えて明るさ通常モード指令も受信した場合は、支持制御部22は、レーザー光の明るさを通常モードに切り替えるための明るさ切替指令を操作制御部45へ伝送する。これを受けて、操作制御部45は、レーザー光の明るさを通常モードに切り替える。

0138

高速追尾指令によって回転本体12が高速回転されている間に、リモコン60の各受光部72a,72bの何れかでレーザー光が受光された場合は、制御部66は、低速追尾指令を含む遠隔回転制御信号を、送信部67から送信させる。より具体的には、レーザー光の入射位置に応じて、回転本体12を右方向に低速回転させるための低速追尾指令である右方向低速追尾指令、又は、回転本体12を左方向に低速回転させるための低速追尾指令である左方向低速追尾指令を送信させる。なお、このように高速回転から低速回転に切り替える際には、明るさ通常モード指令は送信しない。

0139

なお、リモコン60は、図5及び図6に示すように、各受光部72a,72bによるレーザー光の受光状態を報知するための、第1LED86、第2LED87及び第3LED88の3つのLEDを備えている。レーザー光が第1受光部72aのみで受光された場合、及びレーザー光が各受光部72a,72bの双方で受光されているもののその受光量が第1受光部72aの方が大きい場合は、制御部66は、3つのLED86,87,88のうち第1LED86を点灯させて他の2つは消灯させる。レーザー光が第2受光部72bのみで受光された場合、及びレーザー光が各受光部72a,72bの双方で受光されているもののその受光量が第2受光部72bの方が大きい場合は、制御部66は、3つのLED86,87,88のうち第2LED87を点灯させて他の2つは消灯させる。

0140

レーザー墨出し器10において、低速追尾指令を含む遠隔回転制御信号が受信部21で受信されると、支持制御部22は、微送用モータ24を動作させることにより回転本体12を低速回転させる。その際、受信された低速追尾指令が右方向低速追尾指令であった場合は右回転させ、受信された低速追尾指令が左方向低速追尾指令であった場合は左回転させる。

0141

また、低速追尾指令に加えて明るさ通常モード指令も受信した場合は、支持制御部22は、レーザー光の明るさを通常モードに切り替えるための明るさ切替指令を操作制御部45へ伝送する。これを受けて、操作制御部45は、レーザー光の明るさを通常モードに切り替える。

0142

このように、リモコン60からの指令によって、回転本体12を同方向に回転させつつ回転速度を高速から低速に切り替えることで、レーザー光をリモコン60のレーザー受光窓80の中心部へ徐々に近づけていくのである。

0143

そして、各受光部72a,72b境界部分でレーザー光が受光される状態になったことにより、各受光部72a,72bの双方で同等の光量のレーザー光が受光される状態になると、制御部66は、回転停止指令を送信し、これによりレーザー墨出し器10の回転本体12の回転を停止させる。またこのとき、制御部66は、3つのLED86,87,88のうち第3LED88を点灯させて他の2つは消灯させ、且つブザー68を一定時間鳴動させる。

0144

図6及び図1は、垂直レーザー光120が各受光部72a,72bの双方に入射され、各入射量が同等になっている状態を示している。このような状態になると、制御部66は、回転本体12の回転を停止させる。これにより、自動追尾機能が完了する。

0145

したがって、例えば図1に示すように、リモコン60を、各受光部72a,72bの境界部が床101に引かれた地墨線130上に合致するように床101に置いて、自動追尾機能を実行させると、結果として、図1に示すように、垂直レーザー光120が地墨線130上を照射した状態で回転本体12が停止される。

0146

ブザー68が鳴動される際の音量は、ブザースイッチ63により切り替えることができる。本実施形態では、ブザースイッチ63が押し操作される度に、例えば小音量、大音量、消音、の3種類の何れかに順次切り替わっていく。そして、音量が消音に設定されているとき、即ちブザー68を鳴動させないように設定されているときは、ブザー表示LED69が消灯する。また、音量が小音量に設定されているときは、ブザー表示LEDが規定の色(例えば緑色)で点灯する。また、音量が大音量に設定されているときは、ブザー表示LEDが規定の色(例えば赤色)で点灯する。

0147

(5)リモコン信号に基づくレーザー墨出し器の動作の補足説明
リモコン60が自動追尾モードに設定されているときにそのリモコン60から送信されるリモコン信号に基づいてレーザー墨出し器10で実行されるリモコン対応処理について、図7を用いて補足説明する。

0148

図7のリモコン対応処理は、レーザー墨出し器10で実行される各処理のうち、自動追尾モードに設定されているリモコン60からのリモコン信号に対して行われる処理を抜粋したものであり、説明の便宜上、レーザー墨出し器10の各制御部22,41,45の処理が混在している。

0149

S110の処理は、支持本体11の支持制御部22により行われる処理である。即ち、S110では、リモコン60から、高速追尾指令又は低速追尾指令を含むリモコン信号を受信したか否か判断する。高速追尾指令及び低速追尾指令のいずれも受信していない場合は、S150に進む。高速追尾指令及び低速追尾指令の何れかを受信した場合は、S120に進む。

0150

S120では、高速追尾指令及び低速追尾指令の何れかに加えて明るさ通常モード指令も受信したか否か判断する。明るさ通常モード指令を受信しなかった場合は、S140に進む。明るさ通常モード指令も受信した場合は、S130に進む。

0151

S130では、レーザー光の明るさを通常モードに設定する。具体的に、支持制御部22が、信号用給電部57を介して操作制御部45へ、通常モード切替指令を含む制御用中継信号を伝送する。操作制御部45は、通常モード切替指令を受信すると、明るさを通常モードに設定し、且つ、通常モードであることを示す明るさ設定情報をレーザー制御部41へ出力する。これにより、レーザー制御部41が、点灯対象の射出部を通常モードで点灯させる。即ち、デューティー比50%でパルス駆動させる。

0152

なお、リモコン60は、レーザー受光部72によるレーザー光の光電変換後の信号に基づいてレーザ−光の受光を検知するが、その検知の可否は、レーザー墨出し器10とリモコン60との距離に依存するほか、パルス駆動のデューティー比にも依存する。

0153

即ち、レーザー光の減衰外乱光の影響により、デューティー比が50%或いはその近傍のときが最も検知しやすくなり、その分、検知可能な距離も長くなる。逆に、デューティー比が50%より大きくなるほど或いは小さくなるほど、レーザー光を検知しにくくなり、検知可能な距離も短くなる。レーザー光の射出方向を自動で調整する自動追尾モード時は、レーザー受光部72で受光されるレーザー光に基づく安定した動作が要求される。

0154

そこで、本実施形態では、回転本体12が回転停止中に自動追尾機能を開始する際は、リモコン60は、高速追尾指令又は低速追尾指令を送信するとき、前述のように明るさ通常モード指令も送信することで、レーザー光の明るさを通常モードに切り替えるようにしている。

0155

S140では、S110で受信した指令に従って、回転本体12の回転を開始する。このS140の処理は、支持本体11の支持制御部22により行われる。例えば、回転本体12が回転停止中にS110で高速追尾指令又は低速追尾指令を受信した場合は、S140では、受信した指令に応じた回転速度による回転本体12の回転を開始させる。また例えば、回転本体12を高速回転させているときにS110で低速追尾指令を受信した場合は、S140では、回転本体12の回転速度を高速回転から低速回転に切り替える。

0156

S150では、リモコン60から回転停止指令を含むリモコン信号を受信したか、又は、回転本体12の回転を停止させる必要がある状態になっているか否かを判断する。この判断は、基本的には、支持本体11の支持制御部22により行われる。

0157

回転本体12の回転を停止させる必要がある状態になっているか否かの判断は種々の方法で行うことができるが、本実施形態では、回転強制停止条件成立しているか否かを判断することにより行う。

0158

回転強制停止条件は、例えば、S140による回転開始後、停止することなく継続して一定時間以上経過していること、であってもよい。また例えば、回転強制停止条件として、レーザー墨出し器10において異常が発生したこと、という条件があってもよい。レーザー墨出し器10の異常としては、例えば、モータは正常に動作しているにもかかわらず何らかの要因で回転本体12が回転できないロック状態になっていること、支持本体11の電圧検出部32で検出される電圧値が一定値以下の低電圧状態になっていること、モータに流れる電流が異常な状態(例えば一定値以上の過電流状態)になっていること、などが挙げられる。

0159

また例えば、回転強制停止条件として、リモコン60側で回転スイッチ64が押し操作されたことによりそのことを示すリモコン信号が受信されたこと、という条件があってもよい。

0160

複数の条件がある場合には、何れか1つの条件でも充足した場合には回転強制停止条件が成立したものと判断してもよいし、何れか複数又は全ての条件を同時に充足した場合に回転強制停止条件が成立したものと判断してもよい。

0161

S150で、リモコン60から回転停止指令を含むリモコン信号を受信したか、又は、回転強制停止条件が成立している場合は、S180に進む。S180では、支持制御部22が、回転本体12の回転を停止させる。

0162

S150で、リモコン60から回転停止指令を含むリモコン信号を受信しておらず、且つ回転強制停止条件も成立していない場合は、S160に進む。S160では、リモコン60から、レーザーユニット42の動作切替用の指令を受信したか否か判断する。この判断は、支持制御部22が行う。レーザーユニット42の動作切替用の指令としては、前述の点灯制御指令、点灯モード切替指令、及び明るさ切替指令がある。

0163

レーザーユニット42の動作切替用の指令を受信していない場合は、S110に戻る。レーザーユニット42の動作切替用の指令を受信した場合は、S170に進む。
S170では、レーザーユニット42の動作の切替処理を行う。具体的に、支持制御部22が、信号用給電部57を介して操作制御部45へ、受信した指令を含む制御用中継信号を伝送する。これにより、回転本体12内において、操作制御部45及びレーザー制御部41により、受信した指令に基づく前述の制御処理が行われる。具体的に、レーザー光の点灯・消灯の切り替え処理、点灯モードの切り替え処理、及び明るさの切り替え処理を含む各種処理のうち、受信した指令に応じた制御処理が行われる。S170の処理後はS110に戻る。

0164

(6)実施形態の効果
以上説明した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(a)支持本体11の受信部21で遠隔レーザー制御信号が受信されると、その遠隔レーザー制御信号に含まれている遠隔レーザー制御情報が、制御用中継信号として回転本体12へ伝送される。このとき、支持本体11から回転本体12への制御用中継信号の伝送は、支持側接続基板91の信号用リング導体91cと回転側接続基板96の信号用ブラシ96cとの直接的接触を介して行われる。これら両者の接触状態は、回転本体12の回転位置にかかわらず維持される。

0165

そのため、本実施形態のレーザー墨出し器10によれば、回転本体12側に対する操作についても、信号用リング導体91c及び信号用ブラシ96cの接触によって支持本体11と回転本体12との電気的接続状態を維持させるという簡素な構成にて、外部のリモコン60からのリモコン信号により遠隔操作することができる。これにより、レーザー墨出し器10の大型化を抑えつつ、使用者の使い勝手を向上させることができる。

0166

(b)本実施形態では、支持本体11の支持制御部22が、受信部21で受信されたリモコン信号に対する信号処理を行うことで、回転本体12へ伝送する制御用中継信号を生成する。リモコン信号に含まれている遠隔レーザー制御情報の回転本体12への伝送は、例えば、受信したリモコン信号をそのまま制御用中継信号として回転本体12へ伝送することによっても可能であるが、リモコン信号の状態によっては、その信頼性が十分に維持されない可能性がある。

0167

これに対し、本実施形態では、支持制御部22がリモコン信号を信号処理して制御用中継信号を生成し、その信号処理後の制御用中継信号が回転本体12へ伝送されるため、信頼性の高い制御用中継信号を回転本体12へ伝送することができる。

0168

(c)本実施形態では、支持制御部22は、受信部21から入力されたリモコン信号から遠隔レーザー制御信号を抽出する信号抽出処理を行い、その信号抽出処理で抽出された遠隔レーザー制御信号に基づいて制御用中継信号を生成、伝送する。つまり、回転本体12では不要で支持本体11のみで利用されるような情報は、回転本体12には伝送されない。そのため、回転本体12に対して必要な情報を効率的に伝送することができる。

0169

(d)本実施形態では、支持制御部22による遠隔レーザー制御信号の信号処理の具体的方法として、前述の通り各種の方法を採用できる。
例えば、支持制御部22は、受信部21から入力された遠隔レーザー制御信号から、ノイズ成分除去用のフィルタ回路によってノイズ成分を除去し、そのノイズ成分除去後の信号を制御用中継信号として回転本体12へ伝送するようにしてもよい。この方法によれば、ノイズ成分が抑制された信頼性の高い制御用中継信号を回転本体12へ伝送することができる。

0170

また例えば、支持制御部22は、受信部21から入力された遠隔レーザー制御信号を、例えばバッファなどのインピーダンス変換回路によってインピーダンス変換し、そのインピーダンス変換後の信号を制御用中継信号として回転本体12へ伝送するようにしてもよい。この方法によれば、受信部21で受信された遠隔レーザー制御信号を、電気的により安定した制御用中継信号として回転本体12へ伝送することができる。

0171

また例えば、支持制御部22は、受信部21から入力された遠隔レーザー制御信号を適宜波形整形し、その波形整形後の信号を制御用中継信号として回転本体12へ伝送するようにしてもよい。受信部21で受信されることが想定される遠隔レーザー制御信号の状態に応じて適宜波形整形の方法を選択することで、安定的且つ信頼性の高い制御用中継信号を回転本体12へ伝送することができる。

0172

また例えば、受信部21で受信された遠隔レーザー制御信号の信号形式とは異なる別の形式の信号に変換する処理を採用してもよい。このような方法によっても、安定的且つ信頼性の高い制御用中継信号を回転本体12へ伝送することができる。

0173

(e)本実施形態では、支持本体11から回転本体12へ、制御用中継信号のみではなく、回転本体12を動作させるための動作用の電力も供給可能に構成されている。そのため、仮に回転本体12に乾電池51が装着されていなかったり乾電池51の残量が不足したりしていても、DCジャック26から外部電力を入力させることでその外部電力によって回転本体12内の各部を動作させることができ、動作用の電源確保についての使用者の利便性が高まる。

0174

(7)特許請求の範囲との対応関係
ここで、本実施形態の文言と特許請求の範囲の文言との対応関係について説明する。床101及び壁面102は対象物に相当する。リモコン60は外部の送信装置に相当する。リモコン60から送信されるリモコン信号に含まれる遠隔回転制御信号及び遠隔レーザー制御信号は無線制御信号に相当する。遠隔回転制御信号に含まれるリモコン右回転指令、リモコン左回転指令、高速追尾指令、低速追尾指令、回転停止指令は、制御情報に相当する。また、遠隔レーザー制御信号に含まれる遠隔レーザー制御情報は、制御情報のうち特に回転側制御情報に相当する。制御用中継信号は内部制御信号に相当する。支持側接続基板91の信号用リング導体91cは支持側信号用導体部に相当する。支持制御部22は支持本体内伝送部及び信号生成部に相当する。回転側接続基板96の信号用ブラシ96cは回転側信号用導体部に相当する。レーザー制御部41及び操作制御部45は回転側制御部に相当する。DCジャック26は電力取得部に相当する。支持側接続基板91の正極用リング導体91a及び負極用リング導体91bは支持側電力用導体部に相当する。回転側接続基板96の正極用ブラシ96a及び負極用ブラシ96bは回転側電力用導体部に相当する。各モータ23,24及び回転駆動機構20は回転駆動部に相当する。

0175

[他の実施形態]
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。

0176

(1)支持側接続基板91の構成は、上記実施形態の構成に限定されない。例えば、各リング導体91a,91b,91cの位置関係が上記実施形態とは異なっていてもよい。信号用リング導体91cを2つ以上設け、それぞれ異なる信号を伝送可能に構成してもよい。外部電力供給用の正極用リング導体91a及び負極用リング導体91bを設けることは必須ではなく、これらがなくてもよい。

0177

(2)上記実施形態では、支持本体11と回転本体12を電気的に接続するための具体的構成として、支持側接続基板91及び回転側接続基板96を示したが、これはあくまでも一例である。支持本体11側と回転本体12側で信号伝送用の導体が直接接触するような構成であって、且つ回転本体12が回転して両者の接触位置が相対的に変位しても両者の接触状態が維持されるような、他の構成を採用してもよい。

0178

具体的に、例えば、液体金属(例えば水銀)を介して給電を行う構造のいわゆるロータリーコネクタを採用してもよい。
(3)上記実施形態では、リモコン60からレーザー墨出し器10へのリモコン信号の送信を、赤外線を用いて行う構成であったが、赤外線以外の他の無線伝送媒体を用いてリモコン信号を送信するようにしてもよい。例えば、電波を用いた無線通信によってリモコン信号を送信するようにしてもよい。電波を用いた無線通信の具体的通信方式としては、例えば、無線LAN、NFC、Bluetoothなどが考えられる。もちろん、これら以外の他の通信方式であってもよい。なお、NFCは、NearFieldCommunicationの略称である。また、Bluetoothは登録商標である。

0179

(4)リモコン60から遠隔制御可能な機能は、レーザー光の点灯・消灯、点灯モードの切り替え、明るさの切り替え、に限定されない。レーザーユニット42の動作とは直接関係ない他の制御をリモコン60から行えるようにしてもよい。

0180

また、リモコン60とレーザー墨出し器10とが双方向通信可能な構成であってもよい。 例えば、回転本体12内の各種情報を支持本体11へ伝送し、その情報を支持本体11から無線にてリモコン60へ送信可能であってもよい。もちろん、支持本体11内の各種情報についても無線にて支持本体11からリモコン60へ送信可能であってもよい。

0181

(5)回転本体12が保持プレート18に対して回転自在に載置されていることは必須ではない。回転本体12が保持プレート18に固定され、回転本体12の回転は常に保持プレート18と一体的に行われるように構成してもよい。

0182

(6)レーザー光を射出する射出部の数は、上記実施形態に示した4つに限定されない。射出部の数や設置位置などについては、適宜決めることができる。
(7)上記実施形態では、支持本体11から回転本体12へ外部電力を供給可能な構成を説明したが、外部電力に加え、支持本体11の乾電池25の電池電力を回転本体12へ供給可能に構成してもよい。

0183

(8)上記実施形態では、支持本体11から回転本体12へ伝送された信号が、回転本体12において操作制御部45に入力される構成であったが、レーザー制御部41へ入力される構成であってもよい。その場合、レーザー制御部41は、支持本体11から受信した信号に基づく情報(例えば明るさの切り替え情報や点灯モードの切り替え情報など)を操作制御部45へ出力することにより、操作制御部45に対して必要な処理(例えば明るさの設定の切り替えや点灯モードの設定の切り替え)を実行させるようにしてもよい。

0184

また、回転本体12において、レーザー制御部41と操作制御部45は、一体化されていてもよい。つまり、これら両者の機能を兼ね備えた1つの制御部を有する構成であってもよい。

0185

(9)その他、上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。

0186

5…第1射出部、6…第2射出部、7…第3射出部、8…第4射出部、10…レーザー墨出し器、11…支持本体、12…回転本体、18…保持プレート、20…回転駆動機構、21…受信部、22…支持制御部、23…粗送用モータ、24…微送用モータ、25,51…乾電池、26…DCジャック、41…レーザー制御部、42…レーザーユニット、45…操作制御部、56…電源用給電部、57…信号用給電部、60…リモコン、61…ライン切替スイッチ、62…リモコン/追尾切替スイッチ、64…回転スイッチ、65…電源スイッチ、66…制御部、67…送信部、72…レーザー受光部、72a…第1受光部、72b…第2受光部、73…乾電池、80…レーザー受光窓、91…支持側接続基板、91a…正極用リング導体、91b…負極用リング導体、91c…信号用リング導体、96…回転側接続基板、96a…正極用ブラシ、96b…負極用ブラシ、96c…信号用ブラシ、120…垂直レーザー光、130…地墨線、L1…中心軸。

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