図面 (/)

技術 充填情報提供装置、充填情報提供方法及びコンピュータプログラム

出願人 大陽日酸株式会社
発明者 赤井康昭岩本建次長坂徹山口則和
出願日 2016年2月26日 (4年0ヶ月経過) 出願番号 2016-036127
公開日 2017年8月31日 (2年6ヶ月経過) 公開番号 2017-150646
状態 特許登録済
技術分野 ガス貯蔵容器;ガスの充填・放出 燃料電池(本体) 車両用電気・流体回路
主要キーワード 充填情報 車載タンク内 磁気ハードディスク装置 タンク容積 水素スタンド 蓄圧器内 車載タンク 動的パラメータ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年8月31日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

ユーザの都合に合った施設を選択させるための情報を提供すること。

解決手段

燃料電池自動車燃料ガス充填する施設において燃料電池自動車が有する車載タンクに充填可能な燃料ガスの量を示す充填情報を取得する取得部と、取得された充填情報を燃料電池自動車に提供する提供部と、を備える充填情報提供装置

概要

背景

近年、車両の走行に要するエネルギー源として、ガソリン以外に水素ガスなどの燃料が用いられている。燃料を用いるFCV(Fuel Cell Vehicle:燃料電池自動車)では、ガソリンを補給するための施設であるガソリンスタンドと同様に、燃料を補給するための専用の施設が必要になる。しかしながら、このような専用の施設は、ガソリンスタンドと比べて数が少ない。特に、水素充填するための水素スタンド(以下、「水素ステーション」という。)は、ガソリンスタンドに比べて普及していないため数が少ない(例えば、特許文献1参照)。従来、ガソリン又は燃料を補給するための施設の情報をユーザに提示するシステムや、施設へのナビゲーションを行うシステムが提案されている(例えば、特許文献2〜4参照)。

概要

ユーザの都合に合った施設を選択させるための情報を提供すること。燃料電池自動車に燃料ガスを充填する施設において燃料電池自動車が有する車載タンクに充填可能な燃料ガスの量を示す充填情報を取得する取得部と、取得された充填情報を燃料電池自動車に提供する提供部と、を備える充填情報提供装置

目的

特開2013−167288号公報
特開2011−180000号公報
特開2009−47499号公報
特開2003−21522号公報






しかしながら、上記のシステムでは、FCVの現在位置からの走行可能距離や、施設の位置情報などしか提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

燃料電池自動車燃料ガス充填する施設において前記燃料電池自動車が有する車載タンクに充填可能な前記燃料ガスの量を示す充填情報を取得する取得部と、取得された前記充填情報を前記燃料電池自動車に提供する提供部と、を備える充填情報提供装置

請求項2

前記取得部は、前記車載タンクに充填される燃料ガスの昇圧率目標値である目標昇圧率と、前記車載タンクの容積と、前記車載タンク内に残っている圧力であるタンク残圧と、前記施設内に備えられる蓄圧器内に残っている圧力であるバンク残圧とから得られる、前記燃料ガスの充填時に前記施設で生じる第一圧力損失及び前記燃料ガスの充填時に前記燃料電池自動車で生じる第二圧力損失とを用いて前記充填情報を取得する、請求項1に記載の充填情報提供装置。

請求項3

燃料電池自動車に燃料ガスを充填する施設において前記燃料電池自動車が有する車載タンクに充填可能な前記燃料ガスの量を示す充填情報を取得する取得ステップと、取得された前記充填情報を前記燃料電池自動車に提供する提供ステップと、を有する充填情報提供方法

請求項4

燃料電池自動車に燃料ガスを充填する施設において前記燃料電池自動車が有する車載タンクに充填可能な前記燃料ガスの量を示す充填情報を取得する取得ステップと、取得された前記充填情報を前記燃料電池自動車に提供する提供ステップと、をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム

技術分野

0001

本発明は、燃料ガス充填情報の提供技術に関する。

背景技術

0002

近年、車両の走行に要するエネルギー源として、ガソリン以外に水素ガスなどの燃料が用いられている。燃料を用いるFCV(Fuel Cell Vehicle:燃料電池自動車)では、ガソリンを補給するための施設であるガソリンスタンドと同様に、燃料を補給するための専用の施設が必要になる。しかしながら、このような専用の施設は、ガソリンスタンドと比べて数が少ない。特に、水素充填するための水素スタンド(以下、「水素ステーション」という。)は、ガソリンスタンドに比べて普及していないため数が少ない(例えば、特許文献1参照)。従来、ガソリン又は燃料を補給するための施設の情報をユーザに提示するシステムや、施設へのナビゲーションを行うシステムが提案されている(例えば、特許文献2〜4参照)。

先行技術

0003

特開2013−167288号公報
特開2011−180000号公報
特開2009−47499号公報
特開2003−21522号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、上記のシステムでは、FCVの現在位置からの走行可能距離や、施設の位置情報などしか提供することができない。そのため、ユーザが、実際にその施設に向かったとしても満タンに充填できない場合や全く充填できない場合があった。

0005

記事情に鑑み、本発明は、ユーザの都合に合った施設を選択させるための情報を提供する技術の提供を目的としている。

課題を解決するための手段

0006

本発明の一態様は、燃料電池自動車に燃料ガスを充填する施設において前記燃料電池自動車が有する車載タンクに充填可能な前記燃料ガスの量を示す充填情報を取得する取得部と、取得された前記充填情報を前記燃料電池自動車に提供する提供部と、を備える充填情報提供装置である。

0007

本発明の一態様は、上記の充填情報提供装置であって、前記取得部は、前記車載タンクに充填される燃料ガスの昇圧率目標値である目標昇圧率と、前記車載タンクの容積と、前記車載タンク内に残っている圧力であるタンク残圧と、前記施設内に備えられる蓄圧器内に残っている圧力であるバンク残圧とから得られる、前記燃料ガスの充填時に前記施設で生じる第一圧力損失及び前記燃料ガスの充填時に前記燃料電池自動車で生じる第二圧力損失とを用いて前記充填情報を取得する。

0008

本発明の一態様は、燃料電池自動車に燃料ガスを充填する施設において前記燃料電池自動車が有する車載タンクに充填可能な前記燃料ガスの量を示す充填情報を取得する取得ステップと、取得された前記充填情報を前記燃料電池自動車に提供する提供ステップと、を有する充填情報提供方法である。

0009

本発明の一態様は、燃料電池自動車に燃料ガスを充填する施設において前記燃料電池自動車が有する車載タンクに充填可能な前記燃料ガスの量を示す充填情報を取得する取得ステップと、取得された前記充填情報を前記燃料電池自動車に提供する提供ステップと、をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムである。

発明の効果

0010

本発明により、ユーザの都合に合った施設を選択させるための情報を提供することが可能となる。

図面の簡単な説明

0011

充填情報提供システム100の構成を示すブロック図である。
ステーション情報テーブルの具体例を示す図である。
本実施形態における第一圧力損失及び第二圧力損失を説明するための図である。
充填情報提供システム100の動作を示すシーケンス図である。

実施例

0012

以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、充填情報提供システム100の構成を示すブロック図である。充填情報提供システム100は、管理装置10及び複数の水素ステーションS−1〜S−N(Nは2以上の整数)を備える。水素ステーションS−1には、充填情報提供装置20が設置される。水素ステーションS−Nにも水素ステーションS−1と同様に充填情報提供装置20が設置される。なお、以下の説明では、水素ステーションS−1〜S−Nについて特に区別しない場合には水素ステーションSと記載する。

0013

管理装置10は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置を用いて構成される。管理装置10は、充填情報提供システム100に備えられる水素ステーションSを管理する。管理装置10は、FCV30に備えられる端末装置からの要求に応じて、要求元の端末装置の周辺に位置する水素ステーションSに関する情報であるステーション情報を端末装置に送信する。ここで、ステーション情報の具体例として、ステーション番号ステーション名、設置位置情報及びアクセス情報などが挙げられる。

0014

水素ステーションSは、FCV30が水素ガスを充填するための水素スタンドである。なお、水素ステーションSは、移動式であってもよいし、定置式であってもよい。水素ステーションSは、水素ガスの充填のために来場したFCV30が有する水素貯蔵容器(以下、「車載タンク」という。)に対し、圧縮機(不図示)により圧縮された高圧の水素ガスを貯留する蓄圧器(不図示)から差圧を利用して水素ガスを充填する。
充填情報提供装置20は、FCV30のユーザからの要求に応じて、要求元のユーザが乗車しているFCV30が、自装置が設置されている水素ステーションSに来場した場合に水素ステーションSにおいて充填可能な水素ガスの量(以下、「充填可能量」という。)を示す充填情報を提供する。充填情報提供装置20は、要求元のユーザのFCV30毎に充填情報を提供する。

0015

FCV30は、水素ガスと酸素との化学反応によって発生した電力動力源として走行する燃料電池自動車である。FCV30内には、端末装置及び車載タンクが備えられる。端末装置は、例えばタブレット装置スマートフォン車載器(例えば、カーナビゲーション装置)等の情報処理装置を用いて構成される。端末装置は、ユーザからの指示に応じて、ネットワーク40を介して管理装置10との間で通信を行う。例えば、端末装置は、自装置の位置情報を含む要求を管理装置10に送信する。また、例えば、端末装置は、ステーション情報を管理装置10から受信する。端末装置は、ネットワーク40を介して充填情報提供装置20との間で通信を行う。例えば、端末装置は、受信したステーション情報に含まれるアクセス情報で特定される充填情報提供装置20に車両情報を送信する。車両情報には、車載タンクの容積(以下、「タンク容積」という。)と、車載タンク内に残っている圧力(以下、「タンク残圧」という。)が含まれる。また、例えば、端末装置は、充填情報提供装置20から充填情報を受信し、受信した充填情報を表示する。なお、端末装置には、タンク容積と、タンク残圧とを少なくとも含む車両情報が記憶されている。さらには車両情報を型式などの定型記号手入力し送信することもできる。
ネットワーク40は、どのように構成されたネットワークでもあってもよい。例えば、ネットワーク40は、インターネットを用いて構成されてもよい。

0016

次に、管理装置10及び充填情報提供装置20の具体的な構成について説明する。
まず、管理装置10の構成について説明する。管理装置10は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリ補助記憶装置などを備え、管理プログラムを実行する。管理プログラムの実行によって、管理装置10は、通信部101、記憶部102、管理部103を備える装置として機能する。なお、管理装置10の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific IntegratedCircuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、管理プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、管理プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。

0017

通信部101は、ネットワーク40を介して、FCV30に備えられる端末装置との間で通信を行う。例えば、通信部101は、端末装置から要求を受信する。通信部101は、受信した要求を管理部103に出力する。
記憶部102は、磁気ハードディスク装置半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。記憶部102は、ステーション情報テーブルを記憶する。ステーション情報テーブルは、ステーション情報を表すレコード(以下、「ステーション情報レコード」という。)で構成される。

0018

図2は、ステーション情報テーブルの具体例を示す図である。
ステーション情報テーブルは、ステーション情報レコードを複数有する。ステーション情報レコードは、ステーション番号、ステーション名、設置位置情報及びアクセス情報の各値を有する。ステーション番号の値は、水素ステーションSを識別するための識別情報を表す。ステーション名の値は、あるステーション番号で特定される水素ステーションSの名称を表す。設置位置情報の値は、あるステーション番号で特定される水素ステーションSが設置されている位置を表す。設置位置情報は、例えば緯度経度である。アクセス情報の値は、あるステーション番号で特定される水素ステーションSに設置されている充填情報提供装置20との間で通信を行うための情報を表す。アクセス情報は、例えば充填情報提供装置20のMACアドレスであってもよいし、充填情報提供装置20との間で通信が可能となる情報であればどのような情報であってもよい。

0019

図1に戻って、管理装置10の説明を続ける。
管理部103は、通信部101から出力された要求と、記憶部102に記憶されているステーション情報テーブルとを入力する。管理部103は、入力された要求と、ステーション情報テーブルとに基づいて、要求元の端末装置の周辺に位置する水素ステーションSに関するステーション情報を取得する。ここで、要求元の端末装置の周辺に位置する水素ステーションSは、複数の水素ステーションSのうち、要求元の端末装置に近い順に選択された所定の数の水素ステーションSである。管理部103は、取得したステーション情報を通信部101に出力する。

0020

次に、充填情報提供装置20の構成について説明する。充填情報提供装置20は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、充填情報提供プログラムを実行する。充填情報提供プログラムの実行によって、充填情報提供装置20は、通信部201、記憶部202、制御部203を備える装置として機能する。なお、充填情報提供装置20の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、充填情報提供プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、充填情報提供プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。

0021

通信部201は、ネットワーク40を介して、FCV30に備えられる端末装置との間で通信を行う。例えば、通信部201は、端末装置から車両情報を受信する。通信部101は、受信した車両情報を管理部103に出力する。また、例えば、通信部201は、充填情報を端末装置に送信する。
記憶部202は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。記憶部202は、種々のテーブルを記憶する。例えば、記憶部202は、昇圧率テーブルを記憶している。昇圧率テーブルには、外気温と、タンク残圧との組み合わせ毎の目標昇圧率の値が登録されている。つまり、昇圧率テーブルには、外気温の情報と、タンク残圧の情報とが取得された場合に決定される目標昇圧率の値が登録されている。目標昇圧率とは、充填プロトコルに従って水素ステーションSからFCV30に水素ガスを充填する際の目標となる昇圧率を表す。充填プロトコルとは、車載タンクに水素ガスを、安全に効率よく充填する条件を提示するプロトコルである。目標昇圧率が得られることで目標上限圧力と、目標充填速度とが取得可能である。

0022

また、記憶部202は、第一圧力損失テーブルを記憶している。第一圧力損失テーブルには、目標上限圧力と、目標充填速度と、蓄圧器内に残っている圧力(以下、「バンク残圧」という。)と、タンク残圧と、車載タンクの容積との組み合わせ毎の第一圧力損失の値が登録されている。ここで、第一圧力損失とは、水素ガスの充填時に水素ステーションS内で生じる圧力損失を表す。例えば、第一圧力損失は、水素ガスの充填時における蓄圧器の切り替えなどによって生じる。また、記憶部202は、第二圧力損失テーブルを記憶している。第二圧力損失テーブルには、目標上限圧力と、目標充填速度と、タンク残圧と、車載タンクの容積との組み合わせ毎の第二圧力損失の値が登録されている。ここで、第二圧力損失とは、水素ガスの充填時に車載タンク内で生じる圧力損失を表す。また、記憶部202は、充填情報テーブルを記憶している。充填情報テーブルには、タンク残圧と、車載タンクの容積と、第一圧力損失と、第二圧力損失との組み合わせ毎の充填可能量の値が登録されている。上記各テーブルは、予め実験などによって求められる。なお、本実施形態における圧力損失とは、水素ガスが流れている状態において、水素ガスの流路となる配管バルブおよび各部品抵抗によって生じる、任意の上流側と任意の下流側の圧力差である。

0023

制御部203は、通信部201から出力された車両情報と、記憶部202に記憶されている種々のテーブルとを入力する。制御部203は、入力された車両情報と、種々のテーブルとに基づいて充填情報を取得する。制御部203は、取得した充填情報を通信部201に出力する。
次に、制御部203の具体的な処理について説明する。
まず制御部203は、入力された昇圧率テーブルを参照し、車両情報に含まれるタンク残圧と、水素ステーションSにおける外気温とに対応する目標昇圧率の値を取得する。ここで、水素ステーションSにおける外気温は、水素ステーションSに備えられる不図示の温度計から取得される。目標昇圧率の値が取得されることによって目標上限圧力と、目標充填速度とが決まる。次に、制御部203は、第一圧力損失テーブルを参照し、目標上限圧力と、目標充填速度と、バンク残圧と、タンク残圧と、車載タンクの容積とに対応する第一圧力損失の値を取得する。次に、制御部203は、第二圧力損失テーブルを参照し、目標上限圧力と、目標充填速度と、タンク残圧と、車載タンクの容積とに対応する第二圧力損失の値を取得する。そして、制御部203は、充填情報テーブルを参照し、タンク残圧と、車載タンクの容積と、第一圧力損失と、第二圧力損失とに対応する充填可能量の値を取得する。そして、制御部203は、取得した充填可能量の値を示す充填情報を通信部201に出力する。

0024

次に、図3を用いて、本実施形態における第一圧力損失及び第二圧力損失の詳細について説明する。図3は、本実施形態における第一圧力損失及び第二圧力損失を説明するための図である。
図3では、水素ステーションSの内部構成の一例を示している。具体的には、図3に示す例では、水素ステーションSには、充填情報提供装置20と、複数の蓄圧器50(50−1〜50−M)(Mは2以上の整数)と、複数の圧力計51(51−1〜51−M)と、複数の遮断弁52(52−1〜52−M)と、複数の逆止弁53(53−1〜53−N)と、複数の調節弁54(54−1〜54−2)と、流量計55と、圧力計56と、予冷機57と、遮断弁58と、圧力計59と、カプラ60と、温度計61とが備えられている。

0025

水素ステーションSで生じる第一圧力損失を決定する要因は、蓄圧器50からカプラ60までの水素ガスの流路11における設けられている上記の各部品(例えば、遮断弁52、逆止弁53、調節弁54)などの水素ガスの流れの抵抗となる固定要因と、最上流となる蓄圧器50の圧力(圧力計51によって計測されるPT−M)、末端であるカプラ60の圧力(圧力計59によって計測されるPT59)、さらには水素ガスの流路11を流れる流量(流量計55によって計測される流量)などの動的なパラメータとから構成される。これらのパラメータに基づいた第一圧力損失は動的に変化するため、第一圧力損失は、あらかじめ複数の動的パラメータの値に応じたテーブルを記録しておき利用する方法(第一圧力損失テーブルを用いる方法)、又は、刻々と変化する値から計算により求めて利用する方法などによって取得することができる。

0026

同様に、FCV30の車載タンク内で生じる第二圧力損失を決定する要因は、車載タンク内のガス導入口からタンクまでの水素ガスの流路における部品などの水素ガスの流れの抵抗となる固定要因と、最上流となるガス導入口圧力(圧力計59によって計測される圧力と同じ圧力(PT59))、末端であるタンクの圧力、さらには水素ガスの流路を流れる流量(流量計55によって計測される流量と同じ)などの動的なパラメータとから構成される。水素ステーションS側からみると、FCV30の固定要因は各FCV30(30−1、30−2、・・・)において、個々の値となるので、第二圧力損失は、それら個々の情報と動的パラメータとなるタンクの圧力値に応じたテーブルを記録しておき利用する方法(第二圧力損失テーブルを用いる方法)、又は、通信によって得られた動的パラメータとあらかじめ記録しておいた個々の情報から計算により求めて利用する方法などによって取得することができる。

0027

以上のように取得可能な逐次変化している第一圧力損失と第二圧力損失とに基づいて、充填情報提供装置20は充填が必要なFCV30に対する充填情報を取得し、充填情報をFCV30に提供することが可能となる。

0028

図4は、充填情報提供システム100の動作を示すシーケンス図である。
FCV30のユーザは、FCV30内に備えられている端末装置を操作してステーション情報を管理装置10に要求する。端末装置は、ユーザからの指示に応じて、ステーション情報を管理装置10に要求する(ステップS101)。管理装置10の通信部101は、端末装置から送信された要求を受信する。通信部101は、受信した要求を管理部103に出力する。管理部103は、通信部101から出力された要求と、記憶部102に記憶されているステーション情報テーブルとに基づいて、水素ステーションSを検索する(ステップS102)。具体的には、まず管理部103は、記憶部102に記憶されているステーション情報テーブルを読み出す。次に、管理部103は、読み出したステーション情報テーブルのステーション情報レコードのうち、要求元の端末装置の周辺に位置する水素ステーションSに対応するステーション情報レコードを選択する。そして、管理部103は、ステーション情報レコードに登録されているステーション情報を取得する。管理部103は、ステーション情報を通信部101に出力する。通信部101は、管理部103から出力されたステーション情報を、ネットワーク40を介して、要求元の端末装置に送信する(ステップS103)。

0029

端末装置は、管理装置10から送信されたステーション情報を受信する。端末装置は、受信したステーション情報を表示する。例えば、端末装置は、受信したステーション情報に含まれる水素ステーションSの位置情報及びステーション名を地図上に表示する。なお、端末装置は、複数のステーション情報を受信した場合には、各水素ステーションSの位置情報及びステーション名をそれぞれ地図上に表示する。また、端末装置は、車載タンクからタンク残圧の情報を取得する。その後、ユーザから水素ステーションSを選択する指示を受けると、端末装置はユーザが選択した水素ステーションSに対応するステーション情報に含まれるアクセス情報を用いて、ユーザが選択した水素ステーションSに設置されている充填情報提供装置20に車両情報を送信する(ステップS104)。

0030

充填情報提供装置20の通信部201は、端末装置から送信された車両情報を受信する。通信部201は、受信した車両情報を制御部203に出力する。制御部203は、通信部201から出力された車両情報と、記憶部202に記憶されている種々のテーブルとに基づいて充填情報を取得する(ステップS105)。制御部203は、取得した充填情報を通信部201に出力する。通信部201は、制御部203から出力された充填情報を、ネットワーク40を介して端末装置に送信する(ステップS106)。端末装置は、充填情報提供装置20から送信された充填情報を受信する。端末装置は、受信した充填情報を表示する(ステップS107)。端末装置は、充填情報をどのような態様で表示してもよい。例えば、端末装置は、充填情報で示される充填可能量を数値(例えば、タンク容積の何%充填可能か、何MPa充填可能か)で表示してもよいし、車載タンクの絵と組み合わせて車載タンクのどの位置まで充填されるのかを図で表示してもよいし、その他の表示であってもよい。

0031

以上のように構成された充填情報提供システム100によれば、ユーザの都合に合った施設を容易に選択させるための情報を提供することが可能になる。以下、この効果について詳細に説明する。
充填情報提供装置20は、FCV30のユーザからの要求に応じて、要求元のユーザのFCV30にどのくらい充填可能であるのかを示す充填情報を取得する。そして、充填情報提供装置20は、取得した充填情報をFCV30に備えられる端末装置に送信する。そのため、ユーザの都合に合った施設を選択させるための情報を提供することが可能になる。このように、端末装置には充填情報が提供される。これにより、ユーザは、提供された充填情報を見ることによって、各水素ステーションSでどのくらい充填できるのかを把握することができ、自身の都合に合った水素ステーションSで充填を行うことができる。

0032

また、充填情報提供装置20は、目標昇圧率と、タンク容積と、タンク残圧と、バンク残圧とから得られる、水素ガスの充填時に水素ステーションS内で生じる第一圧力損失及び水素ガスの充填時にFCV30の車載タンク内で生じる第二圧力損失を用いて、水素ステーションSにおいて充填可能な水素ガスの量を示す充填情報を取得する。このように、充填情報提供装置20は、充填時に生じる圧力損失も用いて充填情報を取得する。そのため、実際に充填できる充填量により近い情報を提供することができる。
また、充填情報提供装置20は、充填可能量をテーブルから取得する。そのため、充填情報提供装置20は、短時間で充填情報をFCV30のユーザに対して提供することができる。

0033

<変形例>
管理装置10と充填情報提供装置20とは、一つの装置として各水素ステーションSに備えられてもよい。
本実施形態では、充填情報提供装置20が、種々のテーブルを用いて、充填可能量を取得する構成を示したが、これに限定される必要はない。充填情報提供装置20は、演算を行うことによって充填可能量を算出してもよい。
車両情報には、車種の情報が含まれてもよい。このように構成される場合、記憶部202は、車種毎の第二圧力損失テーブルを記憶する。そして、制御部203は、車両情報に含まれる車種の情報で示される車種の第二圧力損失テーブルを参照し、第二圧力損失の値を取得する。
このように構成されることによって、充填情報提供装置20は、より正確な第二圧力損失の値を取得することができる。そのため、充填情報提供装置20は、実際に充填するFCV30のユーザに対して、より正確な充填可能量を提供することができる。

0034

以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。

0035

10…管理装置, 20…充填情報提供装置, 30…FCV, 40…ネットワーク, 101…通信部, 102…記憶部, 103…管理部, 201…通信部(提供部), 202…記憶部, 203…制御部(取得部)

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ