図面 (/)

技術 プーリー

出願人 ダイハツ工業株式会社
発明者 山崎壮介
出願日 2016年2月26日 (4年8ヶ月経過) 出願番号 2016-035457
公開日 2017年8月31日 (3年2ヶ月経過) 公開番号 2017-150620
状態 特許登録済
技術分野 プーリ
主要キーワード 環状溝側 水かかり アイドルプーリー 矢羽根 クランクプーリー テンションプーリー 未舗装路 連通穴
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年8月31日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (3)

課題

プーリー本体の軸支部に水などの異物がかかり難いプーリーを提供する。

解決手段

プーリー1は、ベルト無端ベルト18)が巻き掛けられると共に、エンジン10の外側に軸支部3で回転自在に装着されるプーリー本体2と、エンジン10の外側から軸支部3を覆うカバー4とを備える。プーリー本体2は、カバー4の外周の少なくとも一部を囲むように形成される壁部22を有する。壁部22は、カバー4よりも外側に突出している。

概要

背景

自動車などの内燃機関の周囲には、内燃機関の動力を利用して駆動される補機、例えばウォーターポンプなどが配置される。補機の駆動は、例えば、内燃機関のクランクシャフトの先端に設けられたクランクプーリーテンションプーリーとに掛け渡される無端ベルトと、補機に設けられるプーリーとを接触させて、無端ベルトを介して内燃機関の動力(クランクシャフトの回転力)を補機のプーリーに伝達することで行う。テンションプーリーは、無端ベルトに適正な張力を付与して、補機のプーリーに内燃機関の動力を伝達し易くする。このテンションプーリーは、アイドルプーリーが利用されることが多い。

アイドルプーリーは、エンジンの外側に取り付けられる軸部にベアリングを介して装着される。アイドルプーリーには、通常、路面から跳ね上がった水などがベアリングにかかることを防止するために、そのベアリングをエンジンの外側から覆うカバーが設けられる。しかし、アイドルプーリーにおけるカバーの外周に水滴が付着すれば、水滴がその表面を伝ってベアリングに流れる虞がある。

例えば、特許文献1の内燃機関用プーリーは、ベアリングを介して中心軸が嵌まる内輪と、ベルトが巻き掛けられる外輪と、内輪と外輪とを繋ぐリング状の円板部とを有し、ベアリング及び内輪の外側(エンジンと反対側)の面が中心軸に設けたカバーで覆われている。カバーは、プーリーの外側面よりも外側に位置している。プーリーの外側には、内輪と外輪と円板部とで外向環状溝が形成されており、プーリーの内側(エンジン側)には、内輪と外輪と円板部とで内向き環状溝が形成されている。円板部の内周部(内輪側)には、外向き環状溝と内向き環状溝とに連通する連通穴が形成されている。内向き環状溝には、プーリーの回転時に内向き環状溝側から連通穴を通って外向き環状溝側に向かって空気を噴出させる内リブが設けられている。円板部に付着した水滴は、プーリーの回転中に連通穴から噴出される空気流に乗って外向き環状溝の外側に排出される。そうして、プーリーにおけるカバーの外周に付着した水滴がベアリングに進入することを防止している。

概要

プーリー本体の軸支部に水などの異物がかかり難いプーリーを提供する。プーリー1は、ベルト(無端ベルト18)が巻き掛けられると共に、エンジン10の外側に軸支部3で回転自在に装着されるプーリー本体2と、エンジン10の外側から軸支部3を覆うカバー4とを備える。プーリー本体2は、カバー4の外周の少なくとも一部を囲むように形成される壁部22を有する。壁部22は、カバー4よりも外側に突出している。

目的

本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的の一つは、プーリー本体の軸支部に水などの異物がかかり難いプーリーを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ベルトが巻き掛けられると共に、エンジンの外側に軸支部で回転自在に装着されるプーリー本体と、前記エンジンの外側から前記軸支部を覆うカバーとを備えるプーリーであって、前記プーリー本体は、前記カバーの外周の少なくとも一部を囲むように形成される壁部を有し、前記壁部は、前記カバーよりも外側に突出しているプーリー。

技術分野

0001

本発明は、エンジンの外側に配置されるプーリーに関する。特に、プーリー本体の軸支部に水などの異物がかかり難いプーリーに関する。

背景技術

0002

自動車などの内燃機関の周囲には、内燃機関の動力を利用して駆動される補機、例えばウォーターポンプなどが配置される。補機の駆動は、例えば、内燃機関のクランクシャフトの先端に設けられたクランクプーリーテンションプーリーとに掛け渡される無端ベルトと、補機に設けられるプーリーとを接触させて、無端ベルトを介して内燃機関の動力(クランクシャフトの回転力)を補機のプーリーに伝達することで行う。テンションプーリーは、無端ベルトに適正な張力を付与して、補機のプーリーに内燃機関の動力を伝達し易くする。このテンションプーリーは、アイドルプーリーが利用されることが多い。

0003

アイドルプーリーは、エンジンの外側に取り付けられる軸部にベアリングを介して装着される。アイドルプーリーには、通常、路面から跳ね上がった水などがベアリングにかかることを防止するために、そのベアリングをエンジンの外側から覆うカバーが設けられる。しかし、アイドルプーリーにおけるカバーの外周に水滴が付着すれば、水滴がその表面を伝ってベアリングに流れる虞がある。

0004

例えば、特許文献1の内燃機関用プーリーは、ベアリングを介して中心軸が嵌まる内輪と、ベルトが巻き掛けられる外輪と、内輪と外輪とを繋ぐリング状の円板部とを有し、ベアリング及び内輪の外側(エンジンと反対側)の面が中心軸に設けたカバーで覆われている。カバーは、プーリーの外側面よりも外側に位置している。プーリーの外側には、内輪と外輪と円板部とで外向環状溝が形成されており、プーリーの内側(エンジン側)には、内輪と外輪と円板部とで内向き環状溝が形成されている。円板部の内周部(内輪側)には、外向き環状溝と内向き環状溝とに連通する連通穴が形成されている。内向き環状溝には、プーリーの回転時に内向き環状溝側から連通穴を通って外向き環状溝側に向かって空気を噴出させる内リブが設けられている。円板部に付着した水滴は、プーリーの回転中に連通穴から噴出される空気流に乗って外向き環状溝の外側に排出される。そうして、プーリーにおけるカバーの外周に付着した水滴がベアリングに進入することを防止している。

先行技術

0005

特開2015−161394号公報

発明が解決しようとする課題

0006

悪路や未舗装路雨量の多い地域など車両の走行する環境によっては、プーリーには、多くの水、、塵などの異物がかかったりする場合があり、連通穴が塞がる虞がある。そうすると、連通穴から空気を噴射できずに水がベアリングに流れることを防止できなくなる。

0007

本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的の一つは、プーリー本体の軸支部に水などの異物がかかり難いプーリーを提供することにある。

課題を解決するための手段

0008

本発明の一態様に係るプーリーは、ベルトが巻き掛けられると共に、エンジンの外側に軸支部で回転自在に装着されるプーリー本体と、エンジンの外側から軸支部を覆うカバーとを備える。プーリー本体は、カバーの外周の少なくとも一部を囲むように形成される壁部を有する。壁部は、カバーよりも外側に突出している。

発明の効果

0009

上記プーリーは、プーリー本体の軸支部に水などの異物がかかり難い。カバーの外周の少なくとも一部を囲むプーリー本体の壁部が、カバーよりも外側に突出していることで、路面から跳ね上がった異物がプーリーの外周側からかかることを防ぐことができるからである。

図面の簡単な説明

0010

実施形態に係るプーリーの概略を示す正面図である。
実施形態に係るプーリーの概略を示す部分断面図である。

実施例

0011

本発明のプーリーの実施形態を、図1図2を参照しつつ以下に説明する。

0012

《プーリー》
実施形態に係るプーリー1は、図1に示すように、無端ベルト18が巻き掛けられると共に、エンジン10の外側に軸支部3で回転自在に装着されるプーリー本体2と、エンジン10の外側から軸支部3を覆うカバー4とを備える。このプーリー1の主たる特徴とするところは、プーリー本体2がカバー4の外周の少なくとも一部を囲む壁部22を有し、その壁部22が特定の高さを有する点にある。以下、プーリー1の詳細を説明する。ここでは、プーリー1は、エンジン10のクランクシャフト12の先端に取り付けられるクランクプーリー14に掛け渡される無端ベルト18に所定の張力を付与するテンションプーリー(アイドルプーリー)を構成する場合を例に説明する。クランクプーリー14とテンションプーリー(プーリー1)とは、共通の無端ベルト18が掛け渡されている。無端ベルト18は、1本の連続するゴムベルトなどからなる。図2では説明の便宜上、プーリー1のみを示し、エンジン、クランクプーリー、無端ベルトなどを省略している。

0013

〔プーリー本体〕
プーリー本体2は、リング状に形成され、クランクプーリー14の回転に伴って回転する無端ベルト18によりクランクプーリー14の回転に同期して回転する。このプーリー本体2(プーリー1)は、上述したように無端ベルト18に所定の張力を付与するテンションプーリーとして機能する。無端ベルト18の外周面は、クランクプーリー14とプーリー1との間で、補機(ウォーターポンプ:図示略)のプーリー(ここではウォーターポンププーリー16)と接触している。それにより、無端ベルト18を介してエンジン10の動力(クランクシャフト12の回転力)がウォーターポンププーリー16に伝達され、ウォーターポンプが駆動される。プーリー本体2により無端ベルト18に張力を付与していることで、無端ベルト18を介してウォーターポンププーリー16に動力を伝達させ易い。無端ベルト18の内周面は、複数の山型突条部(図示略)が形成されている。各突条部の長手方向は、無端ベルト18の周方向に沿っており、複数の突条部の並列方向は、無端ベルト18の軸方向(幅方向)に沿っている。

0014

プーリー本体2の内周面には、エンジン10の外側(図1紙面手前側図2紙面下側)に設けられる軸支部3が装着される。軸支部3は、エンジン10に固定されて回転しない中心軸部31と、中心軸部31とプーリー本体2との間に介在されてプーリー本体2を回転自在に装着させるベアリング32とを備える(図2)。プーリー本体2の外周面は、無端ベルト18が掛け渡される(図1)。プーリー本体2の外周面には、無端ベルト18(図1)における複数の山型の突条部が嵌め込まれる複数のV字状の溝部21が形成されている(図2)。無端ベルト18の突条部とプーリー本体2の溝部21との嵌合により、無端ベルト18とプーリー本体2とを位置決めして、無端ベルト18のずれを抑制している。各溝部21の長手方向は、プーリー本体2の周方向に沿っており、複数の溝部21の並列方向は、プーリー本体2の軸方向に沿っている。プーリー本体2の外側面(エンジン10と反対側面)には、後述するカバー4の外周の少なくとも一部を囲むように壁部22が形成されている。

0015

[壁部]
壁部22は、カバー4の外側面よりも外側に突出している。即ち、壁部22の端面は、カバー4の外側面のうちエンジン10から最も離れた位置よりも外側に位置している。それにより、走行中などで路面から跳ね上がった水、泥、塵などの異物がプーリー本体2の外周側から軸支部3(特にベアリング32)にかかることを抑制する。

0016

壁部22のプーリー本体2の径方向に沿った形成箇所は、カバー4の外周縁よりも外側であれば特に限定されず適宜選択できる。壁部22の上記形成箇所は、プーリー本体2の外周縁としてもよいし、プーリー本体2の外周縁とカバー4の外周縁との間としてもよい。ここでは、壁部22の上記形成箇所は、プーリー本体2の外周縁としている。壁部22の外周面は、プーリー本体2の溝部21よりも外周側に位置している。そのため、エンジン組立時に無端ベルト18をプーリー本体2に掛け渡す際に、掛け渡す位置がプーリー本体2の溝部21ではなく壁部22の外周面となるような無端ベルト18の掛けずれが生じても、プーリー本体2の回転に伴ってそのずれを是正できる。壁部22から壁部22に隣接する溝部21に向かって段差が形成されるため、プーリー本体2の回転に伴って無端ベルト18が壁部22の外周面からプーリー本体2の溝部21にスライド移動して無端ベルト18の突条部を嵌め込むことができるからである。

0017

壁部22のプーリー本体2の周方向に沿った形成領域(長さ)は、周方向の少なくとも一部とすることができる。壁部22の上記長さにもよるが、プーリー本体2は走行中に回転しているため、壁部22の上記形成領域が全周に亘っておらず、部分的に壁部22の形成されない隙間が形成されていても、その隙間を通って内周側に水が浸入し難いからである。壁部22の上記形成領域は、周長の1/3以上に亘る領域が好ましく、更に、周長の1/2以上に亘る領域が好ましく、特に、周長の2/3以上に亘る領域が好ましい。壁部22の数は複数でもよく、壁部22の数を複数とする場合には、壁部22の上記形成領域は壁部22の合計した領域とする。壁部22の数を複数とする場合、壁部22は、互いのプーリー本体2の周方向に沿った距離が等間隔となるように形成することが挙げられる。壁部22の上記形成領域は、全周に亘ることが好ましい。ここでは、壁部22の上記形成領域は、全周に亘っている。

0018

壁部22におけるカバー4の外側面のエンジン10から最も離れた位置からの突出長さL(図2)は、壁部22の端面a(図2中の矢羽根で示す)とカバー4のエンジン側端面b(矢羽根で示す)とを結ぶ仮想線延長線二点鎖線で示す)がベアリング32と交差せずプーリー本体2と交差する程度、即ち、ベアリング32とプーリー本体2との境界に達しない程度とすることが好ましい。そうすれば、水などの異物がプーリー本体2の外周側からベアリング32にかかることを抑制し易い。壁部22の上記突出量Lは、長いほどベアリング32への水かかりを抑制し易いが、他の部材との位置関係から他の部材に干渉することなく過度に長すぎない程度とすることが挙げられる。

0019

〔カバー〕
カバー4は、エンジン10の外側から軸支部3を覆う。それにより、水などの異物がプーリー1の外側から軸支部3にかかることを抑制する。カバー4の形状は、円板状であり、その直径は、ベアリング32よりも大きく、プーリー本体2よりも小さい。即ち、プーリー本体2における壁部22とカバー4の外周縁との間には、環状の凹部が形成される。この凹部には、プーリー本体2に無端ベルト18を掛け渡すときに、プーリー1を保持する筒状の治具を嵌め込むことができる。そのため、プーリー本体2に無端ベルト18を掛け渡すときに、プーリー本体2の溝部21を治具で把持しなくてもよいため、把持に伴う溝部21の損傷を防止できる。カバー4の外周縁は、プーリー本体2側に折り曲げられている。それにより、水などの異物がプーリー本体2の外周側から軸支部3(ベアリング32)にかかることをより一層抑制し易い。カバー4の軸支部3への固定は、ナット41で締め付けることで行える。

0020

作用効果
以上説明した実施形態に係るプーリー1は、以下の効果を奏することができる。

0021

(1)プーリー本体2の外周縁の全周に形成されてカバー4の外周全周を囲む壁部22が、カバー4よりも外側に突出していることで、路面から跳ね上がった水などの異物がプーリー1の外周側から軸支部3(ベアリング32)にかかることを防ぐことができる。

0022

(2)壁部22の外周面に無端ベルト18が掛け渡されるような無端ベルト18の掛けずれが生じても、その掛けずれを是正できる。壁部22の外周面がプーリー本体2の溝部21よりも外周側に位置していることで、壁部22から壁部22に隣接する溝部21に向かって段差が形成されるため、プーリー本体2の回転に伴って無端ベルト18が壁部22の外周面からプーリー本体2の溝部21にスライド移動して無端ベルト18の突条部を嵌め込むことができるからである。

0023

本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

0024

本発明のプーリーは、内燃機関のテンションプーリー(アイドルプーリー)に好適に利用できる。本発明のプーリーは、悪路や未舗装路、雨量の多い地域などを走行する自動車に好適に利用できる。

0025

1プーリー
2 プーリー本体
21 溝部 22 壁部
3軸支部
31中心軸部 32ベアリング
4カバー41ナット
10エンジン
12クランクシャフト14クランクプーリー
16ウォーターポンププーリー
18 無端ベルト

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