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技術 遮水シート送り出し装置、及び、遮水シート送り出し方法

出願人 三ツ星ベルト株式会社
発明者 楚良洋井塲道夫松本健史
出願日 2016年2月22日 (4年8ヶ月経過) 出願番号 2016-030823
公開日 2017年8月31日 (3年2ヶ月経過) 公開番号 2017-149498
状態 特許登録済
技術分野 ウェブの巻戻し 屋根ふき・それに関連する装置または器具 ウェブの巻取り
主要キーワード 巻取シート 引出し作業 取り付けアーム 中型トラック スライドローラ 可動距離 巻取り長 引き出し長
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (9)

課題

幅広シートロールであってもシートロールの撓みを抑制できると共に、施工現場での作業員の数と負担を軽減できる、遮水シート送り出し装置および遮水シート送り出し方法を提供する。

解決手段

遮水シート送り出し装置1は、シートロールSrの軸方向に直交する方向に並んで配置され、シートロールSrが載置される2つの送り出しローラ部3、4と、2つの送り出しローラ部3、4を回転自在に支持する架台20と、2つの送り出しローラ部3、4を回転駆動させることで、2つの送り出しローラ部3、4に載置されたシートロールSrを回転させてシートロールSrから遮水シートSを送り出す駆動部9とを備える。

概要

背景

従来、建築物の屋上や貯水池廃棄物処分場下地に、ゴム合成樹脂等の素材からなる遮水シートを敷設して、漏水を防止する遮水工法が行われている。施工現場で用いられる遮水シートとしては、工場で製造した幅1〜8mの遮水シートや、工場内で幅方向複数枚接合した幅5〜10mの遮水シートが用いられる。遮水シートの長さは、例えば100〜300mと長尺である。このような幅広で長尺な遮水シートは、通常、鉄等からなる芯材巻き付けられてシートロールとして工場を出荷され、施工現場に持ち込まれる。そして、施工現場にてシートロールから遮水シートを引き出して、下地に敷設する。その際、芯材をスタンドに載せてシートロールを下地から離した状態で、作業員が遮水シートをつかんで引っ張り、シートロールをスタンド上で回転させて遮水シートを送り出していた。シートロールから送り出された遮水シートは、すぐに下地と接触する。作業員による遮水シートの引き出しは、遮水シートと下地との摩擦抵抗に逆らって行われる。そのため、遮水シートの幅が広いほど、また、遮水シートの引出し長さが長くなるほど、摩擦抵抗は大きくなって、作業員の人数も多く必要となる。

シートロールから遮水シートを作業員が引き出す作業を行い易くする技術が特許文献2で提案されている。特許文献2では、シートロールの遮水シートが引き出される側の反対側から、遮水シートと下地との間に、送風機を用いて風を送り込んでいる。風圧で遮水シートを浮き上がらせることで下地との摩擦抵抗が低減されるため、遮水シートの引出し作業が容易になり、少人数の作業員で引出し作業を行うことができる。

概要

幅広のシートロールであってもシートロールの撓みを抑制できると共に、施工現場での作業員の数と負担を軽減できる、遮水シート送り出し装置および遮水シート送り出し方法を提供する。遮水シート送り出し装置1は、シートロールSrの軸方向に直交する方向に並んで配置され、シートロールSrが載置される2つの送り出しローラ部3、4と、2つの送り出しローラ部3、4を回転自在に支持する架台20と、2つの送り出しローラ部3、4を回転駆動させることで、2つの送り出しローラ部3、4に載置されたシートロールSrを回転させてシートロールSrから遮水シートSを送り出す駆動部9とを備える。

目的

本発明は、幅広のシートロールであってもシートロールの撓みを抑制できると共に、施工現場での作業員の数と負担を軽減できる、遮水シート送り出し装置および遮水シート送り出し方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

施工現場において、遮水シートロール状に巻かれたシートロールから前記遮水シートを送り出す遮水シート送り出し装置であって、前記シートロールの軸方向に直交する方向に並んで配置され、前記シートロールが載置される2つの送り出しローラ部と、前記2つの送り出しローラ部を回転自在に支持する架台と、前記2つの送り出しローラ部を回転駆動させることで、前記2つの送り出しローラ部に載置された前記シートロールを回転させて前記シートロールから前記遮水シートを送り出す駆動部と、を備えることを特徴とする遮水シート送り出し装置。

請求項2

前記2つの送り出しローラ部に載置された前記シートロールの軸方向の両側に配置されて、前記シートロールの軸方向の移動を防止する2つのシートロール位置ずれ防止部を備えることを特徴とする請求項1に記載の遮水シート送り出し装置。

請求項3

前記架台は、前記2つの送り出しローラ部が回転可能に支持されるベース部と、前記シートロール位置ずれ防止部が取り付けられており、前記ベース部の前記軸方向の少なくとも一方側に設けられて、前記ベース部に対して前記軸方向に進退可能な1つまたは2つの可動部と、を備えることを特徴とする請求項2に記載の遮水シート送り出し装置。

請求項4

前記架台に回転自在に支持されており、前記シートロールから送り出された前記遮水シートが載せられる補助ローラ部を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の遮水シート送り出し装置。

請求項5

前記架台は、前記2つの送り出しローラ部および前記補助ローラ部を回転自在に支持するベース部と、前記ベース部の前記軸方向の少なくとも一方側に設けられて、前記ベース部に対して前記軸方向に進退可能な1つまたは2つの可動部と、を備え、前記ベース部から引き出された状態の前記可動部に回転自在に取り付けられ、前記シートロールから送り出された前記遮水シートの前記軸方向の端部が載せられる幅広用補助ローラ部を備えることを特徴とする請求項4に記載の遮水シート送り出し装置。

請求項6

前記補助ローラ部の上方に近接して配置されて、前記補助ローラ部上の前記遮水シートの浮き上がりを防止する浮き上がり防止部を備えることを特徴とする請求項4または5に記載の遮水シート送り出し装置。

請求項7

前記ベース部から引き出された状態の前記可動部に回転自在に取り付けられ、前記2つの送り出しローラ部に載置された前記シートロールの軸方向端部を支持する少なくとも1つの支持ローラ部を備えることを特徴とする請求項3または5に記載の遮水シート送り出し装置。

請求項8

前記シートロールから送り出された前記遮水シートの送り出し長さを検出する送り出し長さ検出器を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の遮水シート送り出し装置。

請求項9

前記架台に回転自在に支持されており、前記2つの送り出しローラ部の前記遮水シートの送り出し方向の下流側に前記送り出し方向に並んで配置されて、前記シートロールから送り出された前記遮水シートを巻き取った再巻取シートロールが載置される2つの再巻取ローラ部を備えることを特徴とする請求項8に記載の遮水シート送り出し装置。

請求項10

請求項1〜9のいずれかに記載の遮水シート送り出し装置を用いて、前記シートロールから前記遮水シートを送り出す遮水シートを送り出し方法であって、前記シートロールを前記2つの送り出しローラ部に載置した後、前記駆動部により前記2つの送り出しローラ部を回転駆動させて、それにより、前記シートロールを回転させて前記シートロールから前記遮水シートを送り出すことを特徴とする遮水シート送り出し方法。

技術分野

0001

本発明は、遮水シートロール状に巻かれたシートロールから遮水シートを送り出す遮水シート送り出し装置、及び、その装置を用いた遮水シート送り出し方法に関する。

背景技術

0002

従来、建築物の屋上や貯水池廃棄物処分場下地に、ゴム合成樹脂等の素材からなる遮水シートを敷設して、漏水を防止する遮水工法が行われている。施工現場で用いられる遮水シートとしては、工場で製造した幅1〜8mの遮水シートや、工場内で幅方向複数枚接合した幅5〜10mの遮水シートが用いられる。遮水シートの長さは、例えば100〜300mと長尺である。このような幅広で長尺な遮水シートは、通常、鉄等からなる芯材巻き付けられてシートロールとして工場を出荷され、施工現場に持ち込まれる。そして、施工現場にてシートロールから遮水シートを引き出して、下地に敷設する。その際、芯材をスタンドに載せてシートロールを下地から離した状態で、作業員が遮水シートをつかんで引っ張り、シートロールをスタンド上で回転させて遮水シートを送り出していた。シートロールから送り出された遮水シートは、すぐに下地と接触する。作業員による遮水シートの引き出しは、遮水シートと下地との摩擦抵抗に逆らって行われる。そのため、遮水シートの幅が広いほど、また、遮水シートの引出し長さが長くなるほど、摩擦抵抗は大きくなって、作業員の人数も多く必要となる。

0003

シートロールから遮水シートを作業員が引き出す作業を行い易くする技術が特許文献2で提案されている。特許文献2では、シートロールの遮水シートが引き出される側の反対側から、遮水シートと下地との間に、送風機を用いて風を送り込んでいる。風圧で遮水シートを浮き上がらせることで下地との摩擦抵抗が低減されるため、遮水シートの引出し作業が容易になり、少人数の作業員で引出し作業を行うことができる。

先行技術

0004

特開2007−120092号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかし、特許文献2では、人力でシートロールから遮水シートを引き出すため、特にシートロールの幅が広い場合、依然として多くの作業員が必要となる。また、芯材の両端がスタンドに保持されてシートロールは宙に浮かせた状態であるため、シートロールの幅が広いほど、シートロールの中央部が撓みやすい。シートロールが撓むと、遮水シートロールからシートを引き出しにくくなる。

0006

そこで、本発明は、幅広のシートロールであってもシートロールの撓みを抑制できると共に、施工現場での作業員の数と負担を軽減できる、遮水シート送り出し装置および遮水シート送り出し方法を提供する。

課題を解決するための手段

0007

本発明の第1の態様の遮水シート送り出し装置は、施工現場において、遮水シートがロール状に巻かれたシートロールから前記遮水シートを送り出す遮水シート送り出し装置であって、前記シートロールの軸方向に直交する方向に並んで配置され、前記シートロールが載置される2つの送り出しローラ部と、前記2つの送り出しローラ部を回転自在に支持する架台と、前記2つの送り出しローラ部を回転駆動させることで、前記2つの送り出しローラ部に載置された前記シートロールを回転させて前記シートロールから前記遮水シートを送り出す駆動部と、を備える。

0008

この構成によると、シートロールは、シートロールの前記軸方向に直交する方向に並んで配置された2つの送り出しローラ部に載置される。そして、駆動部によって2つの送り出しローラ部が回転駆動されることで、シートロールが回転して、それにより、シートロールから遮水シートが送り出される。シートロールは送り出しローラ部に載置されるため、幅広のシートロールであってもシートロールの撓みを抑制できる。そのため、シートロールから遮水シートをスムーズに送り出すことができる。また、駆動部によって2つの送り出しローラ部を回転させて遮水シートを送り出すため、人力によりシートロールから遮水シートを引き出さなくて済む。作業員は、シートロールから送り出された遮水シートを掴んで敷設場所まで搬送すればよい。そのため、施工現場での作業員の数と負担を軽減できる。

0009

本発明の第2の態様の遮水シート送り出し装置は、前記第1の態様において、前記2つの送り出しローラ部に載置された前記シートロールの軸方向の両側に配置されて、前記シートロールの軸方向の移動を防止する2つのシートロール位置ずれ防止部を備える。

0010

この構成によると、シートロールの軸方向両側に、シートロール位置ずれ防止部がそれぞれ配置される。そのため、回転するシートロールが軸方向に位置ずれするのを防止できる。よって、シートロールから送り出された遮水シートがねじれるのを抑制できる。それにより、シートロールから送り出された遮水シートを作業員が搬送および敷設する作業が行いやすくなるため、作業員の数と負担をより軽減できる。また、たとえ、シートロールの軸方向端部が送り出しローラ部に載せられていなくても、シートロールの軸方向両側にシートロール位置ずれ防止部が配置されることで、シートロールの軸方向端部付近の撓みを抑制できる。それにより、シートロールから遮水シートをよりスムーズに送り出すことができる。

0011

本発明の第3の態様の遮水シート送り出し装置は、前記第2の態様において、前記架台は、前記2つの送り出しローラ部が回転可能に支持されるベース部と、前記シートロール位置ずれ防止部が取り付けられており、前記ベース部の前記軸方向の少なくとも一方側に設けられて、前記ベース部に対して前記軸方向に進退可能な1つまたは2つの可動部と、を備える。

0012

この構成によると、架台は、ベース部と、ベース部の前記軸方向の少なくとも一方側に設けられた1つまたは2つの可動部を有する。可動部には、シートロール位置ずれ防止部が取り付けられる。可動部は、前記軸方向に進退可能にベース部に設けられる。可動部をベース部に対して進退させることで、2つのシートロール位置ずれ防止部の離間距離は変更される。したがって、遮水シート送り出し装置は様々な幅のシートロールを使用できる。可動部がベース部から引き出された状態では、シートロールの軸方向端部は、ベース部に支持された送り出しローラ部に載せられない。しかし、シートロールの軸方向両側にシートロール位置ずれ防止部が配置されることで、シートロールの軸方向端部付近の撓みを抑制できる。それにより、シートロールから遮水シートをよりスムーズに送り出すことができる。
また、可動部をベース部に対して進退させることで、架台の幅を変更できる。そのため、遮水シート送り出し装置を施工現場に搬送する際、架台を最小幅にすることで搬送が容易となる。例えば、架台の最大幅中型トラック荷台より大きい場合であっても、架台を最小幅にすることで中型トラックの荷台に載せることが可能となる場合がある。

0013

本発明の第4の態様の遮水シート送り出し装置は、前記第1〜第3のいずれかの態様において、前記架台に回転自在に支持されており、前記シートロールから送り出された前記遮水シートが載せられる補助ローラ部を備える。

0014

この構成によると、シートロールから送り出された遮水シートは、補助ローラ部に載せられる。補助ローラ部は、回転自在に架台に支持される。補助ローラ部上の遮水シートの移動に伴って補助ローラ部は回転する。よって、遮水シートは、補助ローラ部上をスムーズに搬送される。シートロールから送り出された遮水シートが補助ローラ部に載せられることで、シートロールから送り出された遮水シートが、2つの送り出しローラ部のうち送り出し方向の下流側の送り出しローラ部に接するのを防止できる。それにより、シートロールから遮水シートをスムーズに送り出すことができる。また、シートロールから送り出された遮水シートが下流側の送り出しローラ部に接しないように、作業員が持ち上げる必要がないので、作業員の数と負担を軽減できる。
また、地面等の下地に遮水シートが接触した状態で遮水シートを引っ張ると、遮水シートが損傷しやすい。しかし、本発明によると、シートロールから引き出された遮水シートが補助ローラ部上に載せられるため、シートロールから引き出された遮水シートを宙に浮かせた状態で搬送しやすい。その結果、遮水シートが下地と接触した状態で搬送されることを抑制できるため、遮水シートの破損を防止できる。

0015

本発明の第5の態様の遮水シート送り出し装置は、前記第4の態様において、前記架台は、前記2つの送り出しローラ部および前記補助ローラ部を回転自在に支持するベース部と、前記ベース部の前記軸方向の少なくとも一方側に設けられて、前記ベース部に対して前記軸方向に進退可能な1つまたは2つの可動部と、を備え、前記ベース部から引き出された状態の前記可動部に回転自在に取り付けられ、前記シートロールから送り出された前記遮水シートの前記軸方向の端部が載せられる幅広用補助ローラ部を備える。

0016

この構成によると、架台は、ベース部と、ベース部の前記軸方向の少なくとも一方側に設けられた1つまたは2つの可動部を有する。可動部は、前記軸方向に進退可能にベース部に設けられる。可動部がベース部から引き出された状態において、可動部には幅広用補助ローラ部が取り付けられる。また、補助ローラ部はベース部に支持されるため、可動部がベース部から引き出された状態では、シートロールから送り出された遮水シートの前記軸方向の端部は、補助ローラ部に載せられない。しかし、シートロールから送り出された遮水シートの前記軸方向端部は、幅広用補助ローラ部に載せられる。幅広用補助ローラ部は、回転自在に可動部に支持される。幅広用補助ローラ部上の遮水シートの移動に伴って幅広用補助ローラ部は回転する。よって、遮水シートは、幅広用補助ローラ部上をスムーズに搬送される。シートロールから送り出された遮水シートの前記軸方向端部が、幅広用補助ローラ部に載せられることで、シートロールから送り出された遮水シートの前記軸方向端部の弛みを防止できる。よって、シートロールから送り出された遮水シートの前記軸方向端部が弛まないように、作業員が持ち上げなくて済むため、作業員の数と負担を軽減できる。
また、可動部をベース部に対して進退させることで、架台の幅を変更できる。そのため、遮水シート送り出し装置を施工現場に搬送する際、架台を最小幅にすることで搬送が容易となる。例えば、架台の最大幅が中型トラックの荷台より大きい場合であっても、架台を最小幅にすることで中型トラックの荷台に載せることが可能となる場合がある。

0017

本発明の第6の態様の遮水シート送り出し装置は、前記第4または第5の態様において、前記補助ローラ部の上方に近接して配置されて、前記補助ローラ部上の前記遮水シートの浮き上がりを防止する浮き上がり防止部を備える。

0018

この構成によると、補助ローラ部の上方には、浮き上がり防止部が補助ローラ部に近接して配置される。シートロールから送り出された遮水シートは、補助ローラ部と浮き上がり防止部との間を通過する。浮き上がり防止部は、補助ローラ部上の遮水シートの浮き上がりを防止する。そのため、シートロールから送り出された遮水シートの搬送経路を均一化できるため、遮水シートのねじれを抑制できる。その結果、作業員の数と負担をより軽減できる。

0019

本発明の第7の態様の遮水シート送り出し装置は、前記第3または第5の態様において、前記ベース部から引き出された状態の前記可動部に回転自在に取り付けられ、前記2つの送り出しローラ部に載置された前記シートロールの軸方向端部を支持する少なくとも1つの支持ローラ部を備える。

0020

この構成によると、可動部がベース部から引き出された状態において、シートロールの軸方向端部は支持ローラ部に支持される。支持ローラ部は、回転自在に可動部に支持される。支持ローラ部上の遮水シートの移動に伴って支持ローラ部は回転する。よって、遮水シートは、支持ローラ部上をスムーズに搬送される。シートロールの軸方向端部が支持ローラ部に載せられることで、シートロールの軸方向端部付近の撓みを抑制できる。それにより、シートロールから遮水シートをよりスムーズに送り出すことができる。その結果、作業員の数と負担をより軽減できる。

0021

本発明の第8の態様の遮水シート送り出し装置は、前記第1〜第7のいずれかの態様において、前記シートロールから送り出された前記遮水シートの送り出し長さを検出する送り出し長さ検出器を備える。

0022

この構成によると、送り出し長さ検出器によって、シートロールから送り出された遮水シートの送り出し長さを検出できるため、施工現場においてシートロールから遮水シートを所望の長さだけを送り出すことができる。

0023

本発明の第9の態様の遮水シート送り出し装置は、前記第8の態様において、前記架台に回転自在に支持されており、前記2つの送り出しローラ部の前記遮水シートの送り出し方向の下流側に前記送り出し方向に並んで配置されて、前記シートロールから送り出された前記遮水シートを巻き取った再巻取シートロールが載置される2つの再巻取ローラ部を備える。

0024

この構成によると、2つの送り出しローラ部の遮水シートの送り出し方向の下流側に、2つの再巻取ローラ部が配置される。2つの再巻取ローラ部は、送り出し方向に並んで配置される。2つの再巻取ローラ部には、シートロールから送り出された遮水シートを巻き取った再巻取シートロールが載置される。2つの再巻取ローラ部は回転自在に架台に支持される。作業員が再巻取シートロールを回転させることで、2つの再巻取ローラ部は回転する。よって、作業員は小さい力で再巻取シートロールを回転させることができる。作業員が再巻取シートロールを回転させることで、シートロールから送り出された遮水シートが再巻取シートロールSrに巻き取られる。このように、シートロールから送り出された遮水シートを広げることなく、遮水シートを再び巻き取ることができる。よって、遮水シートを再び巻き取るために必要な作業スペースと作業員の数及び負担を軽減できる。
また、遮水シート送り出し装置は、送り出し長さ検出器を有するため、必要な長さの遮水シートを再巻取シートロールに巻き取ることができる。

0025

本発明の遮水シート送り出し方法は、本発明の遮水シート送り出し装置を用いて、前記シートロールから前記遮水シートを送り出す遮水シートを送り出し方法であって、前記シートロールを前記2つの送り出しローラ部に載置した後、前記駆動部により前記2つの送り出しローラ部を回転駆動させて、それにより、前記シートロールを回転させて前記シートロールから前記遮水シートを送り出す。

発明の効果

0026

本発明の遮水シート送り出し装置および遮水シート送り出し方法によると、シートロールは2つの送り出しローラ部に載置されるため、幅広のシートロールであってもシートロールの撓みを抑制できる。また、駆動部によって2つの送り出しローラ部を回転させて遮水シートを送り出すため、施工現場での作業員の数と負担を軽減できる。

図面の簡単な説明

0027

実施形態に係る遮水シート送り出し装置の平面図である。
図1のII矢視図である。
図1のIII−III線断面図である。
図1のIV−IV線矢視図である。
可動部を引き出した状態の遮水シート送り出し装置の装置本体の平面図である。
図5のVI矢視図である。
図5のVII矢視図である。
他の実施形態に係る遮水シート送り出し装置の可動部を引き出した状態の平面図である。

実施例

0028

以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1および図2に示すように、本実施形態の遮水シート送り出し装置1(以下、単に送り出し装置1という)は、装置本体2と、再巻取機構30とを有する。送り出し装置1の装置本体2は、施工現場において、遮水シートS(図2参照)がロール状に巻かれたシートロールSrから遮水シートSを送り出すために用いられる。再巻取機構30は、装置本体2の遮水シートSの送り出し方向の下流に配置される。再巻取機構30は、例えば所定長さの遮水シートSを別の場所に移動させたい場合などに、シートロールSrから送り出した遮水シートSを再び巻き取るために用いられる。送り出し装置1は、再巻取機構30を備えていなくてもよい。

0029

遮水シートSは、例えば、建築物の屋上や貯水池、廃棄物処分場などに敷設される遮水シートである。遮水シートSは、ゴムまたは合成樹脂等で形成されている。シートロールSrは、鉄等からなる芯材に遮水シートSを巻き付けて形成される。本実施形態の送り出し装置1で用いられるシートロールSrの幅は1種類に限らず、本実施形態の送り出し装置1は、複数種類の幅のシートロールを使用できる。本実施形態の送り出し装置1で使用されるシートロールSrの幅は、例えば、約5〜8mである。

0030

図1に示すように、装置本体2は、架台20と、架台20に取り付けられた2つの送り出しローラ部3、4、モーター9、補助ローラ部15、浮き上がり防止部16(図2参照)、2つのシートロール位置ずれ防止部17等を有する。なお、図2以外の図では、浮き上がり防止部16および後述するアーム22の表示を省略している。図2に示すように、シートロールSrは、2つの送り出しローラ部3、4に載置される。送り出しローラ部3と送り出しローラ部4とは、シートロールSrの軸方向に直交する方向に並んで配置される。以下の説明において、装置本体2に設置されるシートロールSrの軸方向を、A方向といい、A方向に直交する水平方向を、B方向という。図1および図3に示すように、送り出しローラ部3は、A方向に並んだ複数の送り出しローラ3aで構成される。送り出しローラ部4は、A方向に並んだ複数の送り出しローラ4aで構成される。各送り出しローラ3a、4aは、例えば、自動車用のタイヤホイールで構成される。送り出しローラ3aは、A方向に延びる回転軸5に固定されている。送り出しローラ4aは、A方向に延びる回転軸6に固定されている。回転軸5、6は、軸受7、8を介して架台20に回転自在に支持されている。送り出しローラ部3、4は、A方向の軸回りに回転可能に架台20に支持されている。

0031

送り出しローラ部3、4は、モーター9(駆動部)によって回転駆動される。図1に示すように、モーター9は、B方向に関して送り出しローラ部3と送り出しローラ部4との間に配置される。モーター9の回転軸には、駆動ギア10が装着されている。図2に示すように、駆動ギア10は、2つの中間ギア11、12と噛み合っている。中間ギア11、12は、回転自在に架台20に支持されている。中間ギア11は、送り出しローラ3aの回転軸5に装着された従動ギア13と噛み合っている。中間ギア12は、送り出しローラ4aの回転軸6に装着された従動ギア14と噛み合っている。したがって、モーター9の回転力は、駆動ギア10と中間ギア11と従動ギア13を介して、送り出しローラ部3に伝達されると共に、駆動ギア10と中間ギア12と従動ギア14を介して、送り出しローラ部4に伝達される。送り出しローラ部3、4が回転することにより、送り出しローラ部3、4に載置されたシートロールSrが回転する。それにより、シートロールSrから遮水シートSが送り出される。再巻取機構30を使用しない場合、作業員は、シートロールSrから送り出された遮水シートSを掴んで敷設場所に搬送する。

0032

図1に示すように、架台20は、B方向に延びる軸に対してほぼ対称に形成されている。架台20は、ベース部21と、複数のアーム22(図2参照)と、2つの可動部23とを有する。上述した2つの送り出しローラ部3、4およびモーター9は、ベース部21に設けられている。ベース部21は、略直方体状に組まれたフレームを有する。ベース部21は、図示されているフレーム以外のフレームを備えていてもよい。ベース部21のB方向の一端部(送り出し方向の下流側の端部)には、補助ローラ部15が設けられている。補助ローラ部15は、A方向に並んだ複数(本実施形態では6つ)の補助ローラ15aで構成される。図4に示すように、各補助ローラ15aは、ベース部21に設けられた2つの支持部21aの間に配置されて、当該2つの支持部21aに回転自在に支持されている。補助ローラ部15は、A方向の軸回りに回転自在に架台20に支持されている。シートロールSrから送り出された遮水シートSは、補助ローラ部15に載せられる。補助ローラ部15上の遮水シートSの移動に伴って補助ローラ部15は回転する。よって、遮水シートSは、補助ローラ部15上をスムーズに搬送される。

0033

図2に示すように、アーム22は、ベース部21のB方向の他端部(送り出し方向の上流側の端部)に取り付けられている。アーム22は、ベース部21に着脱可能に取り付けられていてもよく、ベース部21に固定されていてもよい。複数のアーム22は、A方向に並んで配置される。複数のアーム22の先端部には、浮き上がり防止部16が取り付けられている。浮き上がり防止部16は、A方向に並んだ少なくとも1つの浮き上がり防止ローラ16aで構成される。各浮き上がり防止ローラ16aは、2つのアーム22の間に配置されて、当該2つのアーム22に回転自在に支持されている。浮き上がり防止部16は、A方向の軸回りに回転自在に架台20に支持されている。浮き上がり防止部16は、補助ローラ部15の上方に近接して配置される。浮き上がり防止部16は、全ての補助ローラ15aの上方に配置されていてもよいが、一部の補助ローラ15aのみの上方に配置されていてもよい。例えば、6つの補助ローラ15aのうち中央の2つの補助ローラ15aのみの上方に、浮き上がり防止部16が配置されていてもよい。補助ローラ部15と浮き上がり防止部16との隙間は、遮水シートSの厚みとほぼ同じか、それより若干大きい。シートロールSrから送り出された遮水シートSは、補助ローラ部15と浮き上がり防止部16との間を通過する。浮き上がり防止部16が遮水シートSと接している場合、遮水シートSの移動に伴って浮き上がり防止部16は回転する。したがって、浮き上がり防止部16は、遮水シートSのスムーズな送り出しを妨げない。浮き上がり防止部16は、補助ローラ部15上の遮水シートSの浮き上がりを防止する。

0034

2つの可動部23は、ベース部21のA方向の両側に設けられる。各可動部23は、A方向に進退可能にベース部21に設けられている。2つの可動部23をベース部21に対して進退させることで、架台20のA方向長さを変更できる。図1図4は、架台20のA方向長さが最短の状態を示しており、図5図7は、架台20のA方向長さが最長の状態を示している。なお、図7は、ベース部21およびベース部21に設けられる部材を二点鎖線で表示している。図5等に示すように、可動部23は、A方向に延びる2本のスライドレール23aを有する。図2および図7に示すように、2本のスライドレール23aのベース部21と反対側の端部は、B方向に延びる連結フレーム23bの両端部に連結されている。なお、可動部23は、図示されているフレーム以外のフレームを備えていてもよい。図3等に示すように、各スライドローラ21bは、ベース部21に回転自在に設けられた複数のスライドローラ21bと係合する。可動部23をA方向に移動させる際、スライドレール23aの移動に伴って、スライドレール23aと係合するスライドローラ21bが回転する。そのため、可動部23をA方向に容易に移動させることができる。

0035

図2および図7に示すように、連結フレーム23bの上部には、2本の支柱23cが固定されている。2本の支柱23cは、上下方向に対して傾斜しており、上端部同士が連結されている。2本の支柱23cの上端部には、シートロール位置ずれ防止部17が取り付けられている。シートロール位置ずれ防止部17は、円形板状の部材である。シートロール位置ずれ防止部17が配置される高さは、2つの送り出しローラ部3、4に載置されたシートロールSrの高さとほぼ同じである。2つの可動部23は、2つのシートロール位置ずれ防止部17の離間距離が、シートロールSrの幅と同じかそれより若干大きくなるように配置される。2つのシートロール位置ずれ防止部17は、送り出しローラ部3、4に載置されたシートロールSrのA方向両側に配置される。2つのシートロール位置ずれ防止部17は、シートロールSrが回転したときシートロールSrがA方向に位置ずれするのを防止する。

0036

図5図7に示すように、可動部23をベース部21から引き出した状態において、可動部23には少なくとも1つの幅広用補助ローラ部18が取り付けられる。幅広用補助ローラ部18の数は、可動部23のA方向の引き出し長さに応じて変更されてもよい。幅広用補助ローラ部18は、可動部23に着脱可能に取り付けられる。詳細には、幅広用補助ローラ部18が装着された支持部材24が、ボルト等を用いてスライドレール23aに着脱可能に取り付けられる。幅広用補助ローラ部18は、A方向の軸回りに回転自在に支持部材24に支持される。幅広用補助ローラ部18は、補助ローラ部15とほぼ同軸上に配置される。シートロールSrから送り出された遮水シートSの軸方向端部は、幅広用補助ローラ部18に載せられる。幅広用補助ローラ部18上の遮水シートSの移動に伴って幅広用補助ローラ部18は回転する。よって、遮水シートSは、幅広用補助ローラ部18上をスムーズに搬送される。

0037

図1および図2に示すように、再巻取機構30は、架台31と、3つの再巻取ローラ部32、33、34とを有する。再巻取ローラ部32、33、34は、架台31の上部に配置される。3つの再巻取ローラ部32、33、34は、B方向に並んで配置される。再巻取ローラ部32は、A方向に並んだ複数の再巻取ローラ32aで構成される。再巻取ローラ部33は、A方向に並んだ複数の再巻取ローラ33aで構成される。再巻取ローラ部34は、A方向に並んだ複数の再巻取ローラ34aで構成される。各再巻取ローラ32a、33a、34aは、A方向の軸回りに回転自在に架台31に支持される。架台20と架台31とを合わせたものが、本発明における架台に相当する。

0038

作業員は、シートロールSrから送り出された遮水シートSの端部を、鉄等からなる芯材38に巻き付けて再巻取シートロールSrrを形成し、この再巻取シートロールSrrを、3つの再巻取ローラ部32、33、34のうち隣り合う2つの再巻取ローラ部上に載置する。なお、作業員は、再巻取機構30の装置本体2と反対側に立って作業する。その後、モーター9の駆動によりシートロールSrから遮水シートSを送り出しつつ、作業員は再巻取シートロールSrrを回転させる。それにより、再巻取シートロールSrrに遮水シートSがさらに巻き取られる。再巻取ローラ部32、33、34は回転自在に架台31に支持されているため、作業員が再巻取シートロールSrrを回転させることで、再巻取シートロールSrrが載置される2つの再巻取ローラ部は回転する。よって、作業員は小さい力で再巻取シートロールSrrを回転させることができる。

0039

再巻取シートロールSrrの径によって、再巻取シートロールSrrを載置する再巻取ローラ部を変更してもよい。例えば、巻き取り開始時には、送り出し方向の下流側の2つの再巻取ローラ部33、34で巻き取り作業を開始する。作業員と再巻取シートロールSrrの外周面との距離が近くなり、作業がしやすい。そして、再巻取シートロールSrrの径が大きくなって、作業員と再巻取シートロールSrrの外周面との距離が近くなり過ぎて作業しにくくなると、再巻取シートロールSrrを上流側の2つの再巻取ローラ部32、33上に移動させて、巻き取り作業を続ける。

0040

図2に示すように、送り出し装置1は、シートロールSrから送り出された遮水シートSの送り出し長さを検出する送り出し長さ検出器40を備える。送り出し長さ検出器40は、再巻取機構30の架台31に取り付けられている。送り出し長さ検出器40は、補助ローラ部15と、再巻取ローラ部32、33、34との間に配置される。送り出し長さ検出器40は、A方向の軸回りに回転可能なホイール41と、ホイール41の回転数から距離を検出するセンサ42とを有する。送り出し長さ検出器40は、取り付けアーム35を介して架台31に取り付けられている。ホイール41の下方には、B方向に並んだ複数の搬送ローラ36が配置されている。各搬送ローラ36は、架台31に設けられた支持部材37に回転自在に支持されている。シートロールSrから送り出された遮水シートSは、複数の搬送ローラ36とホイール41との間を通過する。ホイール41は、複数の搬送ローラ36上の遮水シートSに接触するように配置されている。遮水シートSの移動に伴って、複数の搬送ローラ36とホイール41は回転する。ホイール41が回転することで、センサ42は、遮水シートSの送り出し長さを検出する。送り出し長さ検出器40により、再巻取シートロールSrrの巻取り長さを測定できる。再巻取シートロールSrrの巻取り長さが、所望の長さに達すると、遮水シートSにマーキングして、カッター等で遮水シートSを切断する。

0041

本実施形態の遮水シート送り出し装置1は以下の特徴を有する。
シートロールSrは送り出しローラ部3、4に載置されるため、幅広のシートロールSrであってもシートロールSrの撓みを抑制できる。そのため、シートロールSrから遮水シートSをスムーズに送り出すことができる。また、モーター9によって2つの送り出しローラ部3、4を回転させて遮水シートSを送り出すため、人力によりシートロールから遮水シートを引き出さなくて済む。作業員は、シートロールSrから送り出された遮水シートSを掴んで敷設場所まで搬送すればよい。そのため、施工現場での作業員の数と負担を軽減できる。

0042

シートロールSrのA方向両側には、シートロール位置ずれ防止部17がそれぞれ配置される。そのため、回転するシートロールSrがA方向に位置ずれするのを防止できる。よって、シートロールSrから送り出された遮水シートSがねじれるのを抑制できる。それにより、シートロールSrから送り出された遮水シートSを作業員が搬送および敷設する作業が行いやすくなるため、作業員の数と負担をより軽減できる。また、たとえ、シートロールSrのA方向端部が送り出しローラ部3、4に載せられていなくても、シートロールSrのA方向両側にシートロール位置ずれ防止部17が配置されることで、シートロールSrのA方向端部付近の撓みを抑制できる。それにより、シートロールSrから遮水シートSをよりスムーズに送り出すことができる。

0043

シートロールSrから送り出された遮水シートSは、補助ローラ部15に載せられる。シートロールSrから送り出された遮水シートSが補助ローラ部15に載せられることで、シートロールSrから送り出された遮水シートSが、2つの送り出しローラ部3、4のうち送り出し方向の下流側の送り出しローラ部4に接するのを防止できる。それにより、シートロールSrから遮水シートSをスムーズに送り出すことができる。また、シートロールSrから送り出された遮水シートSが下流側の送り出しローラ部4に接しないように、作業員が持ち上げる必要がないので、作業員の数と負担を軽減できる。

0044

可動部23をベース部21に対して進退させることで、2つのシートロール位置ずれ防止部17の離間距離は変更される。したがって、送り出し装置1は様々な幅のシートロールSrを使用できる。2つの可動部23がベース部21から引き出された状態では、シートロールSrのA方向両端部は、ベース部21に支持された送り出しローラ部3、4に載せられない。しかし、シートロールSrのA方向両側にシートロール位置ずれ防止部17が配置されることで、シートロールSrのA方向端部付近の撓みを抑制できる。それにより、シートロールSrから遮水シートSをよりスムーズに送り出すことができる。

0045

可動部23がベース部21から引き出された状態において、可動部23には幅広用補助ローラ部18が取り付けられる。補助ローラ部15はベース部21に支持されるため、可動部23がベース部21から引き出された状態では、シートロールSrから送り出された遮水シートSのA方向の端部は、補助ローラ部15に載せられない。しかし、シートロールSrから送り出された遮水シートSのA方向端部は、幅広用補助ローラ部18に載せられる。シートロールSrから送り出された遮水シートSのA方向端部が、幅広用補助ローラ部18に載せられることで、シートロールSrから送り出された遮水シートSのA方向端部の弛みを防止できる。よって、シートロールSrから送り出された遮水シートSのA方向端部が弛まないように、作業員が持ち上げなくて済むため、作業員の数と負担を軽減できる。

0046

また、可動部23をベース部21に対して進退させることで、架台20の幅を変更できる。そのため、送り出し装置1を施工現場に搬送する際、架台20を最小幅にすることで搬送が容易となる。例えば、架台20の最大幅が中型トラックの荷台より大きい場合であっても、架台20を最小幅にすることで中型トラックの荷台に載せることが可能となる場合がある。

0047

補助ローラ部15の上方には、浮き上がり防止部16が補助ローラ部15に近接して配置される。浮き上がり防止部16は、補助ローラ部15上の遮水シートSの浮き上がりを防止する。そのため、シートロールSrから送り出された遮水シートSの搬送経路を均一化できるため、遮水シートSのねじれを抑制できる。その結果、作業員の数と負担をより軽減できる。

0048

また、地面等の下地に遮水シートが接触した状態で遮水シートを引っ張ると、遮水シートが損傷しやすい。しかし、本実施形態では、シートロールSrから引き出された遮水シートSが補助ローラ部15および幅広時補助ローラ部18上に載せられるため、シートロールSrから引き出された遮水シートSを宙に浮かせた状態で搬送しやすい。その結果、遮水シートSが下地と接触した状態で搬送されることを抑制できるため、遮水シートSの破損を防止できる。

0049

また、送り出し装置1は、送り出し長さ検出器40を有する。送り出し長さ検出器40によって、シートロールSrから送り出された遮水シートSの送り出し長さを検出できるため、施工現場においてシートロールSrから遮水シートSを所望の長さだけを送り出すことができる。

0050

2つの送り出しローラ部3、4の遮水シートSの送り出し方向の下流側には、再巻取ローラ部32、33、34が配置される。再巻取ローラ部32、33、34は、送り出し方向に並んで配置される。再巻取ローラ部32、33、34のうちの隣り合う2つの再巻取ローラ部には、シートロールSrから送り出された遮水シートSを巻き取った再巻取シートロールSrrが載置される。作業員が再巻取シートロールSrrを回転させることで、シートロールSrから送り出された遮水シートSが再巻取シートロールSrrに巻き取られる。このように、シートロールSrから送り出された遮水シートSを広げることなく、遮水シートSを再び巻き取ることができる。よって、遮水シートSを再び巻き取るために必要な作業スペースと作業員の数及び負担を軽減できる。
また、送り出し装置1は、送り出し長さ検出器40を有するため、必要な長さの遮水シートSを再巻取シートロールSrrに巻き取ることができる。

0051

以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能である。後述する変更例は適宜組み合わせて実施することができる。

0052

上記実施形態において、送り出しローラ部3は、複数の送り出しローラ3aで構成されているが、送り出しローラ部3は、A方向に長い1つの送り出しローラで構成されていてもよい。送り出しローラ部4および補助ローラ部15についても同様である。

0053

上記実施形態の再巻取機構30の架台31は、装置本体2の架台20と別体であるが、架台31は架台20に着脱可能に連結されてもよい。

0054

上記実施形態において、送り出し長さ検出器40は、再巻取機構30に取り付けられているが、装置本体2に取り付けられていてもよい。それにより、再巻取機構30を使わない場合であっても、遮水シートSの送り出し長さを測定できる。

0055

例えば図8に示すように、装置本体2は、ベース部21から引き出された状態の可動部23に回転自在に取り付けられて、シートロールSrのA方向端部を支持する支持ローラ部25を備えていてもよい。支持ローラ部25は、支持部材26に回転自在に支持される。支持部材26は、ボルト等で可動部23に着脱可能に取り付けられる。図8の支持ローラ部25は、シートロールSrの中心軸の下方に1つだけ配置されているが、支持ローラ部25は、送り出しローラ部3、4のようにB方向に並んで2つ配置されていてもよい。図8の支持ローラ部25は、1つのローラで構成されているが、支持ローラ部25は、A方向に並んだ複数のローラで構成されていてもよい。支持ローラ部25上の遮水シートSの移動に伴って支持ローラ部25は回転する。よって、遮水シートSは、支持ローラ部25上をスムーズに搬送される。シートロールSrの軸方向端部が支持ローラ部25に載せられることで、シートロールSrの軸方向端部付近の撓みを抑制できる。それにより、シートロールSrから遮水シートSをよりスムーズに送り出すことができる。その結果、作業員の数と負担をより軽減できる。

0056

可動部23は、ベース部21のA方向一方側にのみ設けられていてもよい。つまり、送り出し装置1が備える可動部23の数は1つであってもよい。この場合でも、架台20の幅を変更可能であり、上記実施形態で述べた効果を得ることができる。但し、以下の理由から、上記実施形態のように、可動部23は2つ設けることが好ましい。可動部23が1つの場合、可動部23をベース部21から引き出して使用した際、遮水シートSのA方向両端部が装置本体2から受ける力が同じでないため、遮水シートSがねじれやすくなる恐れがある。一方、可動部を2つ設けると、遮水シートSのA方向両端部が受ける力を均一化できるため、遮水シートSのねじれを抑制できる。また、可動部23には送り出しローラ部3、4が設けられないため、可動部23のA方向の可動距離には限度がある。そのため、可動部23を2つ設けることで、可動部23が1つの場合に比べて、架台20の最大幅をより大きくできる。つまり、より幅広のシートロールSrを使用できる。

0057

遮水シート送り出し装置1は、2つの可動部23を備えていなくてもよい。この場合、2つのシートロール位置ずれ防止部17はベース部21に設けられる。

0058

遮水シート送り出し装置1は、2つのシートロール位置ずれ防止部17を備えていなくてもよい。また、遮水シート送り出し装置1は、幅広用補助ローラ部18を備えていなくてもよい。

0059

1送り出し装置
3、4 送り出しローラ部
9モーター(駆動部)
15補助ローラ部
16浮き上がり防止部
17シートロール位置ずれ防止部
18幅広用補助ローラ部
20、31架台
21ベース部
23可動部
25支持ローラ部
32、33、34 再巻取ローラ部
40 送り出し長さ検出器
S遮水シート
Sr シートロール
Srr 再巻取シートロール

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