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技術 車両用ドアのインパクトビーム取付け構造

出願人 ダイハツ工業株式会社
発明者 久我亘
出願日 2016年2月25日 (5年4ヶ月経過) 出願番号 2016-034338
公開日 2017年8月31日 (3年10ヶ月経過) 公開番号 2017-149311
状態 特許登録済
技術分野 車両のドア
主要キーワード 側面外形 補助フランジ 連携機構 解除レバ 溶接フランジ 周縁フランジ 段落ち リンクロッド
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年8月31日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

車両用ドアの繰り返し閉動によるスポット溶接部の強度低下を防止ないし抑制できる車両用ドアのインパクトビーム取付け構造を提供する。

解決手段

ドアアウタパネル110と、ドアインナパネル120と、インパクトビーム200と、ドアロック130と、を含む車両用ドア10における、インパクトビーム200の後端部がドアインナパネル120に対し、ドアロック130と対応した上下位置に接合されている構造において、インパクトビーム200は、長手方向に延びるとともに後端部に上下幅縮小部221が形成されたビード220と、当該インパクトビーム220の後端においてドアインナパネル120にスポット溶接される溶接フランジ230と、ビード220の上下幅縮小部221と溶接フランジ230につながる補助フランジ240と、を含み、補助フランジ240には、その厚み方向に貫通する穴241が形成されている。

概要

背景

特許文献1に示されているように、車両のサイドドアには、側面衝突時におけるドア強度を保持するために、インパクトビームが設けられる。このインパクトビームは、ドアアウタパネルドアインナパネルとの間の空間内において車両の前後方向に延びる強度部材であり、ドアアウタパネルに近接させて、前後両端部をドアインナパネルにおける前後方向両端部付近スポット溶接をすることにより取付けられる。インパクトビームはまた、特許文献1にも示されているように、その後端部の上下位置が、ドアロックの上下位置と対応するようになされることがある。

上記のようにインパクトビームの後端部の上下位置をドアロックの上下位置と対応させることにより、側面衝突時にインパクトビームに作用する衝撃荷重がドアロックを介して車体に効果的に受け止められるため、側面衝突時の荷重に対する強度面で有利となる。

しかしながら一方で、サイドドアの閉動時の衝撃についてもドアロックを介して効果的に車体に受け止めさせることになるため、比較的重量のある強度部材としてのインパクトビームとドアインナパネルとのスポット溶接部に衝撃荷重が繰り返し作用することにもなり、インパクトビームとドアインナパネルとのスポット溶接部の接合強度が早期に低下する恐れがある。

概要

車両用ドアの繰り返し閉動によるスポット溶接部の強度低下を防止ないし抑制できる車両用ドアのインパクトビーム取付け構造を提供する。ドアアウタパネル110と、ドアインナパネル120と、インパクトビーム200と、ドアロック130と、を含む車両用ドア10における、インパクトビーム200の後端部がドアインナパネル120に対し、ドアロック130と対応した上下位置に接合されている構造において、インパクトビーム200は、長手方向に延びるとともに後端部に上下幅縮小部221が形成されたビード220と、当該インパクトビーム220の後端においてドアインナパネル120にスポット溶接される溶接フランジ230と、ビード220の上下幅縮小部221と溶接フランジ230につながる補助フランジ240と、を含み、補助フランジ240には、その厚み方向に貫通する穴241が形成されている。

目的

本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、車両用ドアの繰り返し閉動によるスポット溶接部の強度低下を防止ないし抑制できる車両用ドアのインパクトビーム取付け構造を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ドアアウタパネルと、ドアインナパネルと、インパクトビームと、ドアロックと、を含む車両用ドアにおける、上記インパクトビームの後端部が上記ドアインナパネルに対し、上記ドアロックと対応した上下位置に接合されている構造において、上記インパクトビームは、長手方向に延びるとともに後端部に上下幅縮小部が形成されたビードと、当該インパクトビームの後端において上記ドアインナパネルにスポット溶接される溶接フランジと、上記ビードの上記上下幅縮小部と上記溶接フランジにつながる補助フランジと、を含み、上記補助フランジには、その厚み方向に貫通する穴が形成されていることを特徴とする、車両用ドアのインパクトビーム取付け構造

技術分野

0001

本発明は、車両用ドアインパクトビーム取付け構造に関する。

背景技術

0002

特許文献1に示されているように、車両のサイドドアには、側面衝突時におけるドア強度を保持するために、インパクトビームが設けられる。このインパクトビームは、ドアアウタパネルドアインナパネルとの間の空間内において車両の前後方向に延びる強度部材であり、ドアアウタパネルに近接させて、前後両端部をドアインナパネルにおける前後方向両端部付近スポット溶接をすることにより取付けられる。インパクトビームはまた、特許文献1にも示されているように、その後端部の上下位置が、ドアロックの上下位置と対応するようになされることがある。

0003

上記のようにインパクトビームの後端部の上下位置をドアロックの上下位置と対応させることにより、側面衝突時にインパクトビームに作用する衝撃荷重がドアロックを介して車体に効果的に受け止められるため、側面衝突時の荷重に対する強度面で有利となる。

0004

しかしながら一方で、サイドドアの閉動時の衝撃についてもドアロックを介して効果的に車体に受け止めさせることになるため、比較的重量のある強度部材としてのインパクトビームとドアインナパネルとのスポット溶接部に衝撃荷重が繰り返し作用することにもなり、インパクトビームとドアインナパネルとのスポット溶接部の接合強度が早期に低下する恐れがある。

先行技術

0005

特開平08−192629号公報

発明が解決しようとする課題

0006

本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、車両用ドアの繰り返し閉動によるスポット溶接部の強度低下を防止ないし抑制できる車両用ドアのインパクトビーム取付け構造を提供することをその課題とする。

課題を解決するための手段

0007

上記課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を採用した。

0008

すなわち、本発明により提供される車両用ドアのインパクトビーム取付け構造は、ドアアウタパネルと、ドアインナパネルと、インパクトビームと、ドアロックと、を含む車両用ドアにおける、上記インパクトビームの後端部が上記ドアインナパネルに対し、上記ドアロックと対応した上下位置に接合されている構造において、上記インパクトビームは、長手方向に延びるとともに後端部に上下幅縮小部が形成されたビードと、当該インパクトビームの後端において上記ドアインナパネルにスポット溶接される溶接フランジと、上記ビードの上記上下幅縮小部と上記溶接フランジにつながる補助フランジと、を含み、上記補助フランジには、その厚み方向に貫通する穴が形成されていることを特徴とする。

発明の効果

0009

上記構成の車両用ドアのインパクトビーム取付け構造によれば、インパクトビームは長手方向に延びるビードを有し、当該インパクトビームの後端がドアロックと対応した上下位置においけドアインナパネルに接合されているので、側面衝突時にインパクトビームに作用する衝撃荷重がドアロックを介して車体に効果的に受け止められるため、側面衝突時の荷重に対する強度面で有利さが維持される。

0010

また、インパクトビームの後端において、上記溶接フランジと、上記ビードの上下幅縮小部とにつながる補助フランジには、その厚み方向に貫通する穴が形成されているので、インパクトビームの後端、すなわち、ドアインナパネルに対するスポット溶接部に近い限定された領域の曲げ剛性が適度に低下させられる。これにより、車両用ドアの閉動時にインパクトビームを介してドアインナパネルに対するスポット溶接部に作用する衝撃を緩和することができ、その結果、車両用ドアの開閉を繰り返すことによるインパクトビームとドアインナパネルとのスポット溶接部の接合強度の早期低下を抑制することができる。

0011

本発明のその他の特徴および利点は、図面を参照して以下に行う詳細な説明から、より明らかとなろう。

図面の簡単な説明

0012

本発明が適用される車両の側面図である。
図1のII-II線に沿う拡大断面図である。
図2のIII-III線矢視図である。
図3のIV-IV線に沿う断面図である。
図3のV-V線に沿う断面図である。

実施例

0013

以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。

0014

図1図5は、本発明の一実施形態に係る車両用ドアのインパクトビーム取付け構造Aを示す。このドアインパクトビーム取付け構造は、車両の後方側のサイドドア10に本発明を適用したものである。

0015

サイドドア10は、車体のドア開口を塞ぐように位置し、上部ウインド部11と、下部裾部12とを有し、車体のセンターピラー14に設けたヒンジ15を介して開閉回動可能である。

0016

サイドドア10は、ドアアウタパネル110と、ドアインナパネル120と、ドアロック130と、インパクトビーム200と、を有する。

0017

ドアアウタパネル110は、板金製であり、車両のサイドドア10の外観意匠面を形成し、車体13のドア開口と対応した側面外形を有する。ドアインナパネル120は、板金製であり、ドアアウタパネル110の内側において、ドアアウタパネル110と協働してサイドドアの外郭を形成する。

0018

サイドドア10の裾部12の水平断面図2)において、ドアインナパネル120は、ドアアウタパネル110の周縁部に対してヘミング部124により接合される周縁フランジ部121と、この周縁フランジ部121から段落ち部121aを介して車室側に折れ曲がって延びる起立部122と、当該起立部122を介してドアアウタパネル110から所定間隔を開けて車室側に位置する車室側膨出部123と、を有する。

0019

ドアロック130は、サイドドア10の後方部において、ドアインナパネル120の起立部122の内面に固定され、車体側に取付けたストライカ16と協働して、ロック機構130aを構成する。ドアロック130のラッチ(図示略)がストライカ16に係合してサイドドア10の閉状態が維持され、ロック機構130aの解除は、サイドドア10の外面に設けられる車外側ドアハンドルまたはサイドドア10の内面に設けられる車室側ドアハンドル(図示略)を操作して、この操作力リンクロッド(図示略)などの機械連携機構を介してドアロック130の解除レバー131を回動させるなどして行われる。

0020

インパクトビーム200は、ドアアウタパネル110の内側に車両の前後方向に延びるように配置され、側面衝突時にサイドドア10に作用する衝撃荷重を受け止め、室内の乗員を保護する役割をする強度部材であり、厚さ1mm程度の比較的厚さを有する板金製の部材である。

0021

このインパクトビーム200は、車両前後方向に長手状をしており、上下の縁部のフランジ210と、上下中間部において車幅方向外方に膨出して前後方向に延びるビード220と、を有する。本実施形態では、ビード220は、上下2列に形成されている。これにより、インパクトビーム200の曲げ剛性が高められている。ビード220は、インパクトビーム200の後端部において、後方に向かうほど上下幅が縮小する上下幅縮小部221を有しており、インパクトビーム200の後端には、ビード20の上下幅縮小部221の先端から上下方向に広がり、ドアインナパネル120に接合される溶接フランジ230が形成されている。さらに、インパクトビーム200には、溶接フランジ230から前方に連続し、上記ビード220の上下幅縮小部221と上記フランジ210につながる補助フランジ240を有する。そして、この補助フランジ240には、その厚み方向に貫通する穴241が形成されている。

0022

インパクトビーム200の上下位置は、ドアロック130の上下位置と対応して設定されている。実施形態ではまた、補助フランジ240に開けた穴241が、ドアロック130の解除レバー131の位置と対応させて、その車幅方向外方に位置するように、インパクトビーム200の上下位置が設定されている。インパクトビーム200は、このように上下位置が設定されて、上記溶接フランジ230がドアインナパネル120にスポット溶接(スポット溶接部250)されている。溶接フランジ230がスポット溶接されるドアインナパネル120における部位は、段落ち部121aにおける起立部122につながる付近であるため、剛性強化された部位である。

0023

次に、上記構成の車両用ドアのインパクトビーム取付け構造Aの作用について、説明する。

0024

インパクトビーム200は長手方向に延びるビード220を有し、当該インパクトビー200ムの後端がドアロック130と対応した上下位置においてドアインナパネル120に接合されているので、側面衝突時にインパクトビーム200に作用する衝撃荷重がドアロック130を介して車体10に効果的に受け止められるため、側面衝突時の荷重に対するサイドドア10の強度面で有利さが維持される

0025

また、インパクトビーム200の後端において、補助フランジ240には、その厚み方向に貫通する穴241が形成されているので、インパクトビーム200の後端、すなわち、ドアインナパネル120に対するスポット溶接部250に近い限定された領域の曲げ剛性が適度に低下させられる。これにより、サイドドア10の閉動時にインパクトビーム200を介してドアインナパネル120に対するスポット溶接部250に作用する衝撃を緩和することができ、その結果、サイドドア10の開閉を繰り返すことによるインパクトビーム200とドアインナパネル120とのスポット溶接部250の接合強度の早期低下を抑制することができる。

0026

また、インパクトビーム200の補助フランジ240に開けた穴241が、ドアロック130の解除レバー131と対応させて位置させられているので、側面衝突時の衝撃によってロック機構130aが意図せず解除され、サイドドア10が開いてしまうことを防止することができる場合がある。

0027

すなわち、側面衝突時、バリアがドアアウタパネル110とともにインパクトビーム200を車幅方向内方(車室側)に押し込み、これによるインパクトビーム200の車幅方向内方への移動によってドアロック130の解除レバー131を解除側に回動させ、ロック機構130aが解除されてしまうことが考えうるが、このような非常事態においても、上記補助フランジ240に開けた穴241により、ドアインナパネル120とドアロック130の解除レバー131との干渉を回避し、当該解除レバー131が不用意に解除側に回動することを回避できることが期待できる。

0028

もちろん、この発明の範囲は上記した実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内でのあらゆる設計変更は、すべて本発明の範囲に含まれる。

0029

実施形態では、リア側のサイドドアにおいて本発明が適用されているが、フロント側のサイドドアにも本発明を適用しうるのは、もちろんである。

0030

実施形態ではまた、インパクトビーム200の補助フランジ240に開ける穴241は、ビード220の上下幅縮小部221の上側に設けているが、下側、もしくは、上下両側に設けてもよい。

0031

また、インパクトビーム200の補助フランジ240に開ける穴241の形状、大きさは、適宜選択可能である。

0032

Aインパクトビーム取付け構造
10サイドドア
11ウインド部
12 裾部
13 車体
14センターピラー
15ヒンジ
16ストライカ
110ドアアウタパネル
120ドアインナパネル
121周縁フランジ部
121a段落ち部
122起立部
123 車室側膨出部
124ヘミング部
130ドアロック
130aロック機構
131解除レバー
200 インパクトビーム
210フランジ
220ビード
221上下幅縮小部
230溶接フランジ
240補助フランジ
241 穴
250 スポット溶接

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