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技術 循環式索道における索条の状態管理装置

出願人 日本ケーブル株式会社
発明者 中村元幸
出願日 2016年2月25日 (4年4ヶ月経過) 出願番号 2016-033811
公開日 2017年8月31日 (2年10ヶ月経過) 公開番号 2017-149279
状態 特許登録済
技術分野 高架鉄道・ロープ鉄道
主要キーワード 断線数 原動装置 非接触検出 総移動量 ゴンドラリフト チェアリフト 輸送設備 状態管理装置
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年8月31日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (4)

課題

索道設備係員による索条伸びチェックや、伸びの記録といった手間を簡略化でき、索条の状態を把握し易くする循環式索道における索条の状態管理装置を提供することを目的とする。

解決手段

索条14が停留場間を循環移動することによりパルス信号を発生する索条移動量検出器20と、索条14の長さ方向に設けられた所定の位置を検出して検出信号を発生する索条位置検出器26と、前記のパルス信号と検出信号とから索条14の全長を算出する距離計22と、を備え、この距離計22には算出された索条14の全長と、運行開始から運行終了までの索条14の移動量とを記憶する記憶装置を備えた。

概要

背景

循環式索道は、少なくとも二箇所の停留場滑車を設け、この滑車間に索条を無端状に張架し、ゴンドラチェアで構成された搬器一定間隔で索条に懸垂して運行を行う輸送設備である。搬器には、索条を握索可能な握索装置を備え、握索機が索条を握索することにより、この索条の移動にともなって一方の停留場から他方の停留場とを搬器が循環移動する。いずれか一方の停留場には、電動機や減速機等からなる原動装置を備えており、これによって当該停留場の滑車が回転駆動され索条が停留場間を循環移動する。

また、前記停留場の少なくとも一方の停留場には、索条の張力を一定に保持するための緊張装置が設けられている。すなわち、索条は、索道線路中に懸架される荷重の変化、気温の変動による伸縮、及び経年使用による伸延等が発生するため、これらに起因する張力変動を吸収し、索条が常に一定張力で張架されるように緊張装置が設けられている。緊張装置の一般的な構成は、滑車を支持するフレーム線路と平行な方向へ移動可能に設け、このフレームに油圧シリンダーを接続し、油圧シリンダーに一定圧力の油圧を作用させることにより、滑車に巻き掛けられた索条の張力を一定に保つようにしている(例えば、特許文献1参照)。

概要

索道設備係員による索条の伸びチェックや、伸びの記録といった手間を簡略化でき、索条の状態を把握し易くする循環式索道における索条の状態管理装置を提供することを目的とする。索条14が停留場間を循環移動することによりパルス信号を発生する索条移動量検出器20と、索条14の長さ方向に設けられた所定の位置を検出して検出信号を発生する索条位置検出器26と、前記のパルス信号と検出信号とから索条14の全長を算出する距離計22と、を備え、この距離計22には算出された索条14の全長と、運行開始から運行終了までの索条14の移動量とを記憶する記憶装置を備えた。

目的

本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、索条の状態を容易に管理することのできる循環式索道における索条の状態管理装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

索条停留場間を循環移動することによりパルス信号を発生する索条移動量検出器と、前記索条の長さ方向に設けられた所定の位置を検出して検出信号を発生する索条位置検出器と、前記パルス信号と前記検出信号とから前記索条の全長を算出する距離計と、を備え、前記距離計には、算出された前記索条の全長と、運行開始から運行終了までの前記索条の移動量と、を記憶する記憶装置を備えたことを特徴とする循環式索道における索条の状態管理装置

技術分野

0001

本発明は、ゴンドラリフトチェアリフトのように、停留場間に循環させた索条搬器懸垂して人員物品輸送を行う、循環式索道における索条の状態管理装置に関する。

背景技術

0002

循環式索道は、少なくとも二箇所の停留場に滑車を設け、この滑車間に索条を無端状に張架し、ゴンドラチェアで構成された搬器を一定間隔で索条に懸垂して運行を行う輸送設備である。搬器には、索条を握索可能な握索装置を備え、握索機が索条を握索することにより、この索条の移動にともなって一方の停留場から他方の停留場とを搬器が循環移動する。いずれか一方の停留場には、電動機や減速機等からなる原動装置を備えており、これによって当該停留場の滑車が回転駆動され索条が停留場間を循環移動する。

0003

また、前記停留場の少なくとも一方の停留場には、索条の張力を一定に保持するための緊張装置が設けられている。すなわち、索条は、索道線路中に懸架される荷重の変化、気温の変動による伸縮、及び経年使用による伸延等が発生するため、これらに起因する張力変動を吸収し、索条が常に一定張力で張架されるように緊張装置が設けられている。緊張装置の一般的な構成は、滑車を支持するフレーム線路と平行な方向へ移動可能に設け、このフレームに油圧シリンダーを接続し、油圧シリンダーに一定圧力の油圧を作用させることにより、滑車に巻き掛けられた索条の張力を一定に保つようにしている(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0004

特開2004−224140号公報

発明が解決しようとする課題

0005

このように、自動循環式索道の索条は、一定の張力が与えられた状態で両停留場の滑車間を循環移動するために、停留場に備えた滑車で繰り返し曲げられることによって曲げ疲労を生じ、これにより経時的に索条の強度が低下してしまう。このため、自動循環式索道における索条は、日常点検保守等によりその状態に異常がないかどうかを常に管理する必要がある。

0006

本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、索条の状態を容易に管理することのできる循環式索道における索条の状態管理装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明は、索条が停留場間を循環移動することによりパルス信号を発生する索条移動量検出器と、前記索条の長さ方向に設けられた所定の位置を検出して検出信号を発生する索条位置検出器と、前記パルス信号と前記検出信号とから前記索条の全長を算出する距離計と、を備え、前記距離計には、算出された前記索条の全長と、運行開始から運行終了までの前記索条の移動量と、を記憶する記憶装置を備えたことを特徴としている。

発明の効果

0008

本発明によれば、自動循環式索道が稼働しているときには、自動的に距離計で索条の全長と、運行開始から運行終了までの索条の移動量が算出されて記憶されるので、係員による計測、記録する手間を簡略化することができるとともに、索条の状態を把握し易くなる。

図面の簡単な説明

0009

チェアリフトの全体を表す模式図
低所側停留場を簡略化して示した平面図
索条移動量検出器を備えた受索輪の側面図

実施例

0010

以下、本発明の具体的な実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、代表的な循環式索道であるチェアリフトの全体を表す模式図である。低所側停留場10と高所側停留場11には、それぞれ緊張滑車12と原動滑車13とを回転自在に備え、これらの滑車12、13間に索条14を無端状に張架している。線路中には地形に応じて支柱15を立設し、索条14を移動可能に支持している。

0011

低所側停留場10の緊張滑車12は、線路と平行な方向へ移動可能に設置されており、油圧シリンダー19により一定の力が付加されて索条14に一定張力を与えている。高所側停留場11の原動滑車13は、減速機16及び電動機17等からなる駆動装置に連結されており、これを駆動することにより原動滑車13が回転し、索条14が線路に沿って循環移動する。索条14には、椅子式の搬器18が所定の間隔で取り付けられており、低所側停留場10と高所側停留場11間で人員の輸送を行う。

0012

図2は、低所側停留場10を簡略化して示した平面図である。低所側停留場10において緊張滑車12の外周部付近には、索条移動量検出器20を備えている。索条移動量検出器20は、緊張滑車12の外周部に検出片21を等間隔に固着し、これを近接スイッチや光電センサ非接触検出するものであって、緊張滑車12の回転にともなって電気的にON、OFFのパルス信号を発生し、このパルス信号は距離計22に入力される。距離計22には、1パルス当たりに索条が移動する既知の移動量が設定されており、入力されたパルス数により索条14の移動量が算出される。距離計22には、メモリハードディスク等の記憶装置を備え、一日の運行開始時から運行終了時までの全行程での移動量を算出するとともに、この一日分の移動量が日付とともに記憶装置に日々保存される。

0013

上記の構成に替えて索条移動量検出器20は、緊張滑車12の前方に備えられた受索輪23に設けることもできる。図3は、索条移動量検出器20を備えた受索輪23の側面図である。受索輪23の輪芯24には、同一円周上に一定間隔で孔25が形成されており、この孔25に対応する位置に索条移動量検出器20を固設している。この構成により索条14が移動すると受索輪23が回転し、索条移動量検出器20が孔25を検出してパルス信号を発生する。パルス信号は、前記と同様にして距離計22に入力されて索条14の移動量が算出される。この構成によれば、索条14の移動量に対して、より多くのパルス信号が発生するので、索条14の移動量をより細分化して算出することができる。

0014

次ぎに、低所側停留場10内には、索条14に近接して索条位置検出器26を備えている(図2参照)。索条位置検出器26は、例えば特定の色を検出して検出信号を発生するものであって、索条14の長さ方向の一部分を特定の色のペンキ等により着色しておき、この着色した部分が通過すると、これを検出して検出信号を距離計22へ出力する。

0015

この構成により、次のようにして索条14の全長が計測される。まず、運転が開始されると索条14が駆動されて、低所側停留場10と高所側停留場11との間を循環移動する。索条14の着色部分が索条位置検出器26の位置を通過すると、索条位置検出器26がこれを検出して検出信号を距離計22へ出力する。距離計22は、索条位置検出器26からの検出信号が入力されると、索条移動量検出器20からのパルス信号の計数を開始する。索条14の着色部分が移動して高所側停留場11を折返し、再び低所側停留場10の索条位置検出器26によって着色部分が検出されると、この検出信号により距離計22は、索条移動量検出器20からのパルス信号のここまでの計数を保持する。距離計22内では、この保持されたパルス数と設定された1パルス当たりの索条移動量とから、着色部分間が線路を一循環した距離、すなわち索条14の全長が算出される。算出された索条14の全長は、計測した日付とともに距離計22の記憶装置に日々保存される。

0016

なお、上記説明では、索条位置検出器26としてカラーセンサを採用した形態により説明をおこなったが、索条位置検出器26は、以下のように構成することもできる。この場合において索条位置検出器26は、通過する搬器18を検出して検出信号を発生するものであって、近接スイッチや光電センサ等により非接触で搬器18を検出し、この検出信号を距離計22へ出力する。そしてこの構成においては、次ぎのようにして索条14の全長を計測する。

0017

まず、任意の搬器18の通過を索条位置検出器26が検出して、この検出信号が距離計22に入力されると、距離計22は、索条移動量検出器20からのパルス信号の計数を開始するとともに、索条位置検出器26を通過する搬器18の台数も計数する。距離計22内には、運行される搬器18の総台数が設定されており、この総台数と索条位置検出器26を通過した搬器18の台数とを逐次比較する。そして距離計22は、索条位置検出器26を通過した搬器18の台数が総台数と一致した後に、次に通過する搬器18の検出信号が入力されると距離計22はパルス信号の計数を停止する。このパルス信号の計数を停止するときの搬器18と、パルス信号の計数を開始するときの搬器18とは同一の搬器18であるので、距離計22において計数を停止した時点で索条14が線路を一循環したパルス数が計数されたことになり、これにより前記と同様にして索条14の全長を算出することができる。

0018

このようにして距離計22に蓄積された索条14の一日分の移動量や全長のデータは、以下のようにして利用することができる。まず、蓄積された索条14の日々の移動量を全て加算することにより、索条14の使用を開始した時からの総移動量が算出される。また、日々の索条14の全長データから索条14の使用を開始した時点での全長データを減算することにより、使用開始時以降の索条14の伸び量が算出される。さらに、一日毎の索条14の移動量をその日の全長データで除算することにより、索条14が停留場間を循環した回数が算出され、これにより索条14が滑車を通過することにより発生する曲げ回数が算出される。そしてこれらの演算を距離計22内で行うように構成し、算出結果をプリントアウトしたりディスプレイに表示するようにする。

0019

以上のように算出された索条14の状態量は、例えば索条14の伸びの変化量により、索条14の異常な伸びの発見や、切り詰め時期を推定するのに利用できる。また、経時的な索条14の伸び量と総移動量又は曲げ回数とを解析し、伸び量と総移動量又は曲げ回数との相関関係を導き出せれば、これによって索条14の切り詰め時期や交換時期を推定することもできる。さらに、これらのデータに加えて、係員が計測した索条14の外径寸法や素線断線数等を距離計22へ経時的に記録するようにすれば、なおいっそう索条14の劣化状態を把握し易くなる。

0020

10 低所側停留場
11高所側停留場
12緊張滑車
13原動滑車
14索条
15支柱
16減速機
17電動機
18搬器
19油圧シリンダー
20索条移動量検出器
21検出片
22距離計
23受索輪
24輪芯
25 孔
26 索条位置検出器

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