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技術 ロール媒体搬送装置及び画像形成装置

出願人 株式会社沖データ
発明者 石倉裕貴
出願日 2016年2月24日 (4年10ヶ月経過) 出願番号 2016-033633
公開日 2017年8月31日 (3年3ヶ月経過) 公開番号 2017-149032
状態 特許登録済
技術分野 付属装置、全体制御 連続用紙の取扱い
主要キーワード 収納カバー 上引き 巻回部分 半円柱 剥離箇所 ロール媒体 後方近傍 分岐箇所
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年8月31日)のものです。
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図面 (11)

課題

従来と比してロール媒体をより確実に搬送することができるロール媒体搬送装置を提供する。

解決手段

収納カバー部7の内側の天井部に、カバー6が閉じることにともなって、サイドガイド4Lの間にセットされているロール紙Rpの剥離部分R2の根元部をサイドガイド4Lの間に押し入れる方向に付勢する付勢部材14を設け、剥離部分R2の根元部を付勢部材14によりサイドガイド4Lに押し入れることで、剥離部分R2全体の幅方向の位置を巻回部分R1とともにサイドガイド4Lに沿った位置に規制することができる。これにより、巻回部分R1の幅方向の位置に剥離部分R2の幅方向の位置を合わせた状態でロール紙Rpを搬送することができるので、ロール紙Rpのスキュージャムなどの発生を防ぐことができる。

概要

背景

従来、ロール媒体に画像を形成する画像形成装置として、ロール媒体を収納する媒体収納部と、開閉することで媒体収納部を露出する又は覆うカバーと、媒体収納部に収納されたロール媒体の先端の余分な部分をカット(切断)するカッタと、カバーの開閉を検出するカバー検出部とを有するものが提案されている(例えば特許文献1参照)。この画像形成装置では、ユーザが、ロール媒体の先端部を画像形成装置の外側に引き出した状態でロール媒体を媒体収納部にセットしてからカバーを閉じるようになっていて、カバーが閉じたことをカバー検出部で検出すると、外側に飛び出しているロール媒体の先端の余分な部分を自動的にカットしたうえで、ロール媒体を搬送しながら、画像形成部によりロール媒体に画像を形成していくようになっている。

概要

従来と比してロール媒体をより確実に搬送することができるロール媒体搬送装置を提供する。収納カバー部7の内側の天井部に、カバー6が閉じることにともなって、サイドガイド4Lの間にセットされているロール紙Rpの剥離部分R2の根元部をサイドガイド4Lの間に押し入れる方向に付勢する付勢部材14を設け、剥離部分R2の根元部を付勢部材14によりサイドガイド4Lに押し入れることで、剥離部分R2全体の幅方向の位置を巻回部分R1とともにサイドガイド4Lに沿った位置に規制することができる。これにより、巻回部分R1の幅方向の位置に剥離部分R2の幅方向の位置を合わせた状態でロール紙Rpを搬送することができるので、ロール紙Rpのスキュージャムなどの発生を防ぐことができる。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

筐体と、前記筐体に設けられ、巻回部分から先端側の一部分が剥離部分として剥離しているロール媒体収納する媒体収納部と、前記筐体に対して開閉可能に取り付けられ、開閉することで前記媒体収納部を露出する又は覆うカバーと、前記カバーに設けられ、前記媒体収納部に収納されている前記ロール媒体の剥離部分を付勢する付勢部材と、前記媒体収納部に収納されたロール媒体を搬送する搬送部とを備え、前記媒体収納部は、前記ロール媒体の巻回部分の幅方向の両側面と対向して、当該巻回部分の幅方向の位置を規制する2枚のサイドガイドを有し、前記付勢部材は、前記カバーが閉じることにともなって、前記ロール媒体の剥離部分を前記2枚のサイドガイドの間に押し入れる方向に付勢することを特徴とするロール媒体搬送装置

請求項2

前記ロール媒体は、前記巻回部分が前記2枚のサイドガイドの間に配置されるとともに、前記剥離部分の先端部が前記2枚のサイドガイドの間から外側に引き出された状態で、前記媒体収納部に収納されることを特徴とする請求項1に記載のロール媒体搬送装置。

請求項3

前記サイドガイドは、前記ロール媒体の巻回部分の両側面より大きく、前記付勢部材は、前記ロール媒体の剥離部分を、前記サイドガイドの間における、前記巻回部分の外側の空間に押し入れる方向に付勢することを特徴とする請求項2に記載のロール媒体搬送装置。

請求項4

前記付勢部材は、前記2枚のサイドガイドの間に入る大きさでなり、前記カバーにおける、前記2枚のサイドガイドの間の収納空間と対向する位置に設けられ、前記カバーが閉じていく途中で、前記ロール媒体の剥離部分と接触し、前記カバーが閉じることにともなって、前記剥離部分を前記2枚のサイドガイドの間に押し入れる方向に付勢しながら前記2枚のサイドガイドの間に入り込んでいくことにより、前記剥離部分を前記2枚のサイドガイドの間に押し入れることを特徴とする請求項2又は3に記載のロール媒体搬送装置。

請求項5

前記媒体収納部から延びる搬送路を備え、前記搬送部は、前記媒体収納部に設けられた収納部側搬送部材と、前記カバーに設けられたカバー側搬送部材とでなり、前記収納部側搬送部材は、前記搬送路の上流に設けられ、前記カバー側搬送部材は、前記カバーが閉じたときに前記搬送路を挟んで前記収納部側搬送部材と対向する位置に設けられ、前記搬送部は、前記収納部側搬送部材と前記カバー側搬送部材との間に前記剥離部分を挟んで搬送することを特徴とする請求項4に記載のロール媒体搬送装置。

請求項6

前記搬送部は、前記カバーが閉じたとき、前記ロール媒体の剥離部分を前記収納部側搬送部材と前記カバー側搬送部材との間に挟んで保持することを特徴とする請求項5に記載のロール媒体搬送装置。

請求項7

前記付勢部材は前記剥離部分における、前記カバーが閉じたときに前記収納部側搬送部材に接触する部分よりも前記剥離部分の根本側に位置する根本部と接触して、当該根元部を前記2枚のサイドガイドの間に押し入れることを特徴とする請求項6に記載のロール媒体搬送装置。

請求項8

前記付勢部材は、前記剥離部分における、前記カバーが閉じたときに前記収納部側搬送部材に接触する部分と、当該部分よりも前記剥離部分の根本側に位置する根本部との間の部分に接触することを特徴とする請求項6に記載のロール媒体搬送装置。

請求項9

前記付勢部材は、前記カバーが閉じたとき、前記ロール媒体の剥離部分の根元部を前記ロール媒体の巻回部分に押し付けることを特徴とする請求項7に記載のロール媒体搬送装置。

請求項10

前記付勢部材は、前記ロール媒体の剥離部分を前記2枚のサイドガイドの間に押し入れる為に必要な力以上で、且つ前記剥離部分を前記巻回部分から引き出して搬送する力未満の付勢力を有することを特徴とする請求項9に記載のロール媒体搬送装置。

請求項11

前記付勢部材は、薄板状の弾性部材であり、前記カバーが閉じることにともなって、厚さ方向の一面が前記剥離部分に接触して、前記剥離部分を前記2枚のサイドガイドの間に押し入れる方向に付勢することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のロール媒体搬送装置。

請求項12

前記付勢部材は、円柱状のローラであり、前記カバーが閉じることにともなって、表面が前記剥離部分に接触して、前記剥離部分を前記2枚のサイドガイドの間に押し入れる方向に付勢することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のロール媒体搬送装置。

請求項13

請求項1〜12のいずれかに記載のロール媒体搬送装置を備えることを特徴とする画像形成装置

技術分野

0001

本発明は、ロール媒体搬送装置及び画像形成装置に関するものであり、例えば、ロール媒体を収納する媒体収納部と、媒体収納部を露出する又は覆うカバーとを有するロール媒体搬送装置、及びこのようなロール媒体搬送装置を備えロール媒体に画像を形成する画像形成装置に適用して好適なものである。

背景技術

0002

従来、ロール媒体に画像を形成する画像形成装置として、ロール媒体を収納する媒体収納部と、開閉することで媒体収納部を露出する又は覆うカバーと、媒体収納部に収納されたロール媒体の先端の余分な部分をカット(切断)するカッタと、カバーの開閉を検出するカバー検出部とを有するものが提案されている(例えば特許文献1参照)。この画像形成装置では、ユーザが、ロール媒体の先端部を画像形成装置の外側に引き出した状態でロール媒体を媒体収納部にセットしてからカバーを閉じるようになっていて、カバーが閉じたことをカバー検出部で検出すると、外側に飛び出しているロール媒体の先端の余分な部分を自動的にカットしたうえで、ロール媒体を搬送しながら、画像形成部によりロール媒体に画像を形成していくようになっている。

先行技術

0003

特開2011−46128号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、従来の画像形成装置では、ユーザが、ロール媒体の巻回部分円柱状に巻回されている部分)から先端側の一部分を剥がして、この剥がした部分(これを剥離部分と呼ぶ)の先端部を画像形成装置の外側まで引き出した状態で、巻回部分を媒体収納部にセットするようになっている。この為、ロール媒体の巻回部分については、媒体収納部の内壁によって幅方向(巻回部分の中心軸方向)の位置が規制される一方で、ロール媒体の剥離部分については、媒体収納部の外側に位置する為、幅方向の位置を規制するものがなく、幅方向の位置はユーザに委ねられていた。

0005

この為、従来の画像形成装置では、ロール媒体の剥離部分の幅方向の位置が巻回部分の幅方向の位置に対してズレた状態でカバーが閉じられてしまうことがあり、この場合、剥離部分の幅方向の位置がズレた状態のままロール媒体を搬送して、ロール媒体のスキュー斜行)、ジャム紙詰まり)などが発生してしまうことがあった。

0006

本発明は以上の点を考慮したものであり、従来と比してロール媒体をより確実に搬送し得るロール媒体搬送装置及び画像形成装置を提案しようとするものである。

課題を解決するための手段

0007

本発明は、筐体と、前記筐体に設けられ、巻回部分から先端側の一部分が剥離部分として剥離しているロール媒体を収納する媒体収納部と、前記筐体に対して開閉可能に取り付けられ、開閉することで前記媒体収納部を露出する又は覆うカバーと、前記カバーに設けられ、前記媒体収納部に収納されている前記ロール媒体の剥離部分を付勢する付勢部材と、前記媒体収納部に収納されたロール媒体を搬送する搬送部とを備え、前記媒体収納部は、前記ロール媒体の巻回部分の幅方向の両側面と対向して、当該巻回部分の幅方向の位置を規制する2枚のサイドガイドを有し、前記付勢部材は、前記カバーが閉じることにともなって、前記ロール媒体の剥離部分を前記2枚のサイドガイドの間に押し入れる方向に付勢するようにした。

0008

このように、ロール媒体の剥離部分の少なくとも一部を2枚のサイドガイドの間に押し入れることで、剥離部分全体の幅方向の位置をサイドガイドに沿った位置に規制することができる。これにより、ロール媒体の巻回部分の幅方向の位置に、剥離部分の幅方向の位置を合わせた状態でロール媒体を搬送することができるので、ロール媒体のスキュー(斜行)、ジャム(紙詰まり)などの発生を防ぐことができる。

発明の効果

0009

かくして、本発明は、従来と比してロール媒体をより確実に搬送することができる。

図面の簡単な説明

0010

ロール紙プリンタ外観構成を示す斜視図である。
ロール紙プリンタのカバーが開いた状態とロール紙を示す斜視図である。
ロール紙プリンタの内部構成を示す断面図である。
カバーが開いてロール紙がセットされた状態を示す断面図である。
ロール紙がセットされてカバーが閉じた状態を示す断面図である。
カバーが閉じてロール紙の先端部がカットされた状態を示す断面図である。
カバーが開いているときに、付勢部材、サイドガイド及びロール紙を前方及び上方から見た場合の拡大図である。
カバーが閉じたときに、付勢部材、サイドガイド及びロール紙を前方及び上方から見た場合の拡大図である。
他の実施の形態による付勢部材の構成を示す断面図である。
他の実施の形態による付勢部材の構成を示す断面図である。

実施例

0011

以下、発明を実施するための形態(以下、これを実施の形態と呼ぶ)について、図面を用いて詳細に説明する。
[1.ロール紙プリンタの全体構成]
図1及び図2に、画像形成装置としてのロール紙プリンタ1の外観構成を示す。また、図3に、このロール紙プリンタ1の内部構成を示す。尚、図1及び図2は、ロール紙プリンタ1の外観斜視図であり、図3は、ロール紙プリンタ1の断面図である。図1乃至図3に示すように、ロール紙プリンタ1は、電子写真方式プリンタであり、略箱型の筐体2を有している。尚、筐体2の図3中左側の面を前面、図3中右側の面を後面として、筐体2の前面から後面への方向を後方向、後面から前面への方向を前方向、筐体2の下側から上側への方向を上方向、筐体2の上側から下側への方向を下方向、筐体2の図3中手前側から奥側への方向を左方向、筐体2の図3中奥側から手前側への方向を右方向とする。

0012

筐体2の上部には、その前側に、円柱状に巻回されたロール紙Rp(図2を参照)を収納するロール紙収納部3が設けられている。このロール紙収納部3は、中空の円柱を中心軸方向に半分に切断したような形状(中空半円柱状と呼ぶ)でなり、開口部3A(図3)を上側に向けて中心軸方向が筐体2の左右方向と平行になるように設けられている。このロール紙収納部3は、図2(A)に示すように、内側に形成された半円柱状の収納空間3Bに、ロール紙Rpを収納するようになっている。また、このロール紙収納部3は、前部が、筐体2の前面より前方に突出している。

0013

このロール紙収納部3の収納空間3Bの左右両端には、円板状のサイドガイド4L、4R(図2)が設けられている。サイドガイド4L、4Rは、ロール紙収納部3の左右両側面と平行であり、下半分がロール紙収納部3の内部に位置するとともに、上半分程度がロール紙収納部3から上方に突出するようになっている。

0014

ロール紙Rpは、ユーザにより、中心軸方向(すなわち幅方向)をロール紙収納部3の左右方向と平行にする向きで、ロール紙収納部3の左右のサイドガイド4L、4Rの間の収納空間3Bにセットされるようになっている。尚、左右のサイドガイド4L、4Rの間隔は、ロール紙Rpの中心軸方向の長さ(すなわち幅)と同程度もしくは若干広く、左右のサイドガイド4L、4Rのそれぞれの外径は、未使用のロール紙Rpの中心軸方向の側面の外径より若干大きく形成されている。よって、図2(B)に示すように、未使用のロール紙Rpを左右のサイドガイド4L、4Rの間にセットすると、ロール紙Rpの幅方向の位置が左右のサイドガイド4L、4Rによって規制されるとともに、左右のサイドガイド4L、4Rの上半分と、ロール紙Rpの約上半分が、ロール紙収納部3から上方に突出する。

0015

さらに、筐体2の上部には、ロール紙収納部3の右側に切欠部5(図2)が設けられていて、この切欠部5からロール紙収納部3の右側面部などが露出するようにもなっている。さらに、筐体2の上部には、その前側に、ロール紙収納部3と切欠部5とを覆うカバー6が取り付けられている。このカバー6は、ロール紙収納部3を覆う部分(収納カバー部と呼ぶ)7と、切欠部5を覆う部分(切欠カバー部と呼ぶ)8とが一体に形成されていて、収納カバー部7は、ロール紙収納部3と同程度の大きさでなる中空半円柱状となっている。

0016

カバー6は、中空半円柱状でなる収納カバー部7の中心軸方向が筐体2の左右方向と平行になるようにして、収納カバー部7の後端部の左右両端に設けられた軸受部7A(図2)にロール紙収納部3の後端部の左右両端に設けられた左右方向に平行な回転軸3Cが挿通されることで、筐体2に対して開閉自在に取り付けられている。尚、図1図3は、このカバー6が閉じた状態、図2は、このカバー6が開いた状態である。

0017

このカバー6は、閉じたときに、収納カバー部7によってロール紙収納部3の収納空間3Bを覆うとともに切欠カバー部8によって切欠部5を覆い、開いたときに、ロール紙収納部3の収納空間3Bと切欠部5とを露出させるようになっている。

0018

また、カバー6は、収納カバー部7の開口部7Bをロール紙収納部3の開口部3A(図3)に対向させて閉じるようになっていて、閉じたときに、上側に位置する収納カバー部7の内側の空間7Cと、下側に位置するロール紙収納部3の収納空間3Bとで、円柱状の空間を形成するようになっている。つまり、カバー6は、閉じたときに、ロール紙収納部3から上方に突出しているサイドガイド4L、4Rの上半分を、収納カバー部7の内側の空間7Cに収容するようになっている。

0019

よって、サイドガイド4L、4Rの間に、例えば未使用のロール紙Rpがセットされている場合、ロール紙収納部3から上方に突出しているロール紙Rpの約上半分も、収納カバー部7の内側の空間7Cに収容される。つまり、ロール紙プリンタ1では、閉じたカバー6の内側の空間7Cと、ロール紙収納部3の収納空間3Bとで形成される円柱状の空間に、円柱状のロール紙Rpを収納するようになっている。

0020

さらに、ロール紙収納部3には、収納空間3Bの前端上部の縁に収納部側搬送ローラ9が設けられている。さらに、ロール紙収納部3には、収納部側搬送ローラ9より前側に位置する前端部3Dの上面が、収納部側搬送ローラ9より下方に位置していて、さらにこの前端部3Dの内部にセンサ10が設けられている。センサ10の機能については後述する。

0021

一方、収納カバー部7の前端部7Dの内側には、カバー側搬送ローラ11が設けられている。このカバー側搬送ローラ11は、カバー6が閉じたときに、収納部側搬送ローラ9の前側に当接するようになっている。収納部側搬送ローラ9とカバー側搬送ローラ11は、カバー6が閉じたときに、互いに近づく方向に付勢されている。また、カバー6が閉じたとき、収納カバー部7は、前端部7Dの下面が、ロール紙収納部3の前端部3Dの上面に対して、ロール紙Rp1枚分の厚さ程度でなる隙間12を空けて対向するようになっている。

0022

さらに、収納カバー部7の前端部7Dの内側には、カバー側搬送ローラ11の下方となる前端部7Dの下端に、カバー側カッタ13が設けられている。さらに、収納カバー部7の内側の天井部には、カバー6が閉じたときに、ロール紙収納部3の収納空間3Bの上方で且つ前後方向の位置が収納部側搬送ローラ9と収納空間3Bの前後方向の中心との間となる箇所から、サイドガイド4L、4Rの間へと延びる長方形フィルムでなる付勢部材14が取り付けられている。この付勢部材14の機能については後述する。

0023

さらに、図3に示すように、ロール紙プリンタ1の筐体2内部には、ロール紙収納部3の前端部3Dからロール紙収納部3に沿うようにロール紙収納部3の下側を通ってロール紙収納部3の後端まで延び、さらに筐体2内部の後側まで延び、筐体2内部の後側で下方にカーブして筐体2内部の上下方向の中央まで延び、筐体2内部の中央で前方にカーブして筐体2内部の前側まで延び、筐体2前面に設けられたロール紙排出口20と繋がる搬送路21が設けられている。ロール紙排出口20は、ロール紙収納部3の前端部3Dの下方に位置する。

0024

尚、カバー6が閉じたとき、収納カバー部7の前端部7Dの下面とロール紙収納部3の前端部3Dの上面との間に形成される隙間12は、収納部側搬送ローラ9の下流側近傍で搬送路21と繋がるようになっている。また、カバー6が閉じたとき、カバー側カッタ13は、隙間12の奥、すなわち隙間12と搬送路21との分岐箇所に位置するようになっている。

0025

搬送路21は、ロール紙収納部3に収納されたロール紙Rpをロール紙排出口20まで搬送する経路であり、ロール紙収納部3側が上流側、ロール紙排出口20側が下流側となる。尚、ロール紙収納部3の前端部3Dに設けられた収納部側搬送ローラ9は、この搬送路21の最上流に位置する。また、収納カバー部7の前端部7Dの内側に設けられたカバー側搬送ローラ11は、カバー6が閉じたときに、搬送路21の最上流に位置するようになっていて、また、カバー側搬送ローラ11の下方に設けられたカバー側カッタ13は、カバー6が閉じたときに、搬送路21の最上流の近傍に位置するようになっている。

0026

さらに、筐体2内部には、搬送路21における、ロール紙収納部3の後端から筐体2内部の後側まで延びている部分に、搬送路21を挟んで対向配置された2個の搬送ローラでなる搬送ローラ対22と、搬送ローラ対23とが配置されている。搬送ローラ対22は、搬送ローラ対23より上流側に設けられている。さらに、筐体2内部には、搬送路21における、筐体2内部の後側で上下方向に延びている部分に、搬送路21を挟んで対向配置された2個の搬送ローラでなる搬送ローラ対24、及び搬送ローラ対25と、筐体側カッタ26とが設けられている。搬送ローラ対24は、搬送ローラ対25より上流側に配置されていて、筐体側カッタ26は、これらの間に配置されている。

0027

さらに、筐体2内部には、搬送路21における、筐体2内部の後側からロール紙排出口20まで延びている部分の上側に、ロール紙プリンタ1で扱う複数色のトナー(例えば3色のトナー)の各々に対応する3個の画像形成ユニット27A、27B、27Cが、搬送路21に沿って前後方向に並べて設けられている。また、3個の画像形成ユニット27A、27B、27Cには、それぞれの上部に、トナーを収容したトナーカートリッジ28A、28B、28Cが取り付けられている。

0028

さらに、3個の画像形成ユニット27A、27B、27Cの下側には、搬送路21に沿って前後方向に延びる環状の転写ベルト29と、転写ベルト29を間に挟んで画像形成ユニット27A、27B、27Cの感光体ドラム30A、30B、30Cのそれぞれと対向する位置に転写ローラ31A、31B、31Cが設けられている。

0029

さらに、筐体2内部には、搬送路21における、転写ベルト29の下流側に、定着器32が設けられ、さらにこの定着器32の下流側でロール紙排出口20の近傍に、搬送路21を挟んで対向配置された2個の搬送ローラでなる搬送ローラ対33が設けられている。

0030

ロール紙プリンタ1の構成の概要は、以上のようになっている。尚、図中省略しているが、ロール紙プリンタ1の内部には、全体を制御する制御部、各種情報を記憶するメモリ、外部と通信する通信部なども設けられている。ここで、ロール紙プリンタ1の動作について簡単に説明する。

0031

まず、動作を説明するにあたり、ロール紙Rpについて簡単に説明する。ロール紙Rpについては、図2(A)に示すように、円柱状に巻回されている部分を巻回部分R1と呼び、巻回部分R1から剥離している部分を剥離部分R2と呼ぶ。未使用のロール紙Rpは、例えば、先端部が又はテープなどにより巻回部分R1に貼り付けられている。ゆえに、ロール紙Rpは、ユーザによって先端部がロール紙Rpの巻回部分R1から剥がされた状態で、ロール紙プリンタ1にセットされるようになっている。

0032

また、ロール紙プリンタ1では、先端部に糊、テープなどの異物が付着した状態のロール紙Rpをそのまま搬送してしまうと、ロール紙Rpが搬送路21の途中でつまったりして正常な印刷を行うことができなくなる可能性がある為、ロール紙Rpの先端部をカバー側カッタ13でカットして取り除いてから搬送するようにもなっている。

0033

具体的に、図2及び図4に示すように、ロール紙プリンタ1では、まず、ユーザによって、ロール紙Rpの先端部がロール紙収納部3の前方に引き出された状態でロール紙Rpがロール紙収納部3にセットされる。その後、図5に示すように、ユーザによってカバー6が閉じられると、ロール紙Rpは、剥離部分R2の一部が、カバー6側に設けられている付勢部材14によって下方に付勢されることで、この剥離部分R2の一部がサイドガイド4L、4Rの間に押し入れられる。またこのとき、ロール紙Rpは、先端部が、収納カバー部7の前端部7Dの下面と、ロール紙収納部3の前端部3Dの上面との隙間12からロール紙プリンタ1の前側に引き出された状態で、先端部より巻回部分R1に近い部分が、収納部側搬送ローラ9とカバー側搬送ローラ11との間に挟持される。このとき、カバー側搬送ローラ11は、このカバー側搬送ローラ11を駆動するモータ保持トルクにより回転位置を保持するよう停止している。ゆえに、停止している収納部側搬送ローラ9とカバー側搬送ローラ11との間に挟持されているロール紙Rpは、これらとの摩擦力により、それ以上引き出されないようになっている。

0034

ここで、ユーザが、ロール紙プリンタ1の隙間12から引き出されているロール紙Rpの先端部を引っ張ると、図6に示すように、搬送路21と隙間12との分岐箇所に位置しているカバー側カッタ13によってロール紙Rpの先端部が切断され、切断された先端部が、ロール紙プリンタ1の外側に引き抜かれる。

0035

このとき、剥離部分R2の新たな先端部は、搬送路21上に位置することになり、これにより、ロール紙プリンタ1では、ロール紙Rpを搬送可能な状態となる。ロール紙プリンタ1は、この状態(すなわちカバー6が閉じてロール紙Rpの先端部が切断された状態)を、隙間12の下側に設けられたセンサ10によって検知する。すると、ロール紙プリンタ1は、収納部側搬送ローラ9を回転させるとともに、図3に示す、各搬送ローラ対22、23、24、25、33の一方の搬送ローラを回転させることで、ロール紙Rpを搬送路21に沿って転写ベルト29へと搬送する。

0036

転写ベルト29へと搬送されたロール紙Rpは、転写ベルト29によって搬送されることにより、画像形成ユニット27A、27B、27Cの感光体ドラム30A、30B、30Cと、転写ローラ31A、31B、31Cとの間を順に通過する。このとき、ロール紙Rpは、印刷面に、感光体ドラム30A、30B、30Cの表面に形成された各色のトナー像転写される。

0037

トナー像が転写されたロール紙Rpは、定着器32へと搬送され、定着器32によってトナー像が定着させられた後、ロール紙排出口20から排出される。尚、ロール紙プリンタ1では、画像形成ユニット27A、27B、27Cより上流側に設けられた筐体側カッタ26により、ロール紙Rpを、指定された長さでカットするようになっている。よって、ロール紙排出口20からは、カットされた状態の印刷済みロール紙Rpが排出されるようになっている。このようにして、ロール紙プリンタ1では、ロール紙Rpに画像を印刷して排出するようになっている。

0038

[2.付勢部材の構成及び機能]
次に、付勢部材14の構成及び機能について、図3乃至図8を用いて、さらに詳しく説明する。尚、図7(A)、(B)は、カバー6が開いているときの、付勢部材14と、サイドガイド4L、4Rと、サイドガイド4L、4Rの間にセットされているロール紙Rpとを前方及び上方から見た場合の拡大図であり、図8(A)、(B)は、カバー6が閉じたときの、付勢部材14と、サイドガイド4L、4Rと、サイドガイド4L、4Rの間にセットされているロール紙Rpとを前方及び上方から見た場合の拡大図である。図7図8については、付勢部材14、サイドガイド4L、4R、ロール紙Rp以外の部分については省略している。

0039

まず付勢部材14の構成から説明する。図3乃至図5に示すように、付勢部材14は、所定の厚さを有する長方形状弾性部材でなるフィルムであり、収納カバー部7の内側の天井部に取り付けられている。具体的に、付勢部材14は、収納カバー部7の天井部における、カバー6が閉じたときに収納空間3Bの上方で且つ前後方向の位置が収納部側搬送ローラ9と収納空間3Bの前後方向の中心との間となる箇所から、厚さ方向の一面が前方斜め上を向くように、前方斜め下に向かって延びている。

0040

また、この付勢部材14は、図7に示すように、左右方向の長さ(すなわち幅)が、サイドガイド4L、4Rの間隔(すなわち収納空間3Bの幅)より若干短く、図3に示すように、カバー6が閉じたときに、根元部を除くほぼ全体が、サイドガイド4L、4Rの間に入り込んで、先端が収納部側搬送ローラ9の後方近傍に位置するようになっている。尚、付勢部材14の先端は、左右方向に平行となっている。付勢部材14の構成は、このようになっている。

0041

ここで、付勢部材14の機能について説明する。まず、図4に示すように、未使用のロール紙Rpをロール紙収納部3にセットした状態で、カバー6を閉じていくとする。尚、このとき、ロール紙Rpの先端部は、上述したように、ロール紙収納部3の前方に引き出されているものとする。

0042

カバー6を閉じていくと、まず、付勢部材14の先端部が、ロール紙Rpの巻回部分R1の上端付近の箇所(これを剥離箇所と呼ぶ)P1(図4)から剥離して前方へと引き出されている剥離部分R2の上面に当接する。具体的には、剥離部分R2の上面全体のうち、剥離箇所P1近傍の上面(つまり剥離部分R2の先端部とは反対側の根元部の上面)に当接する。さらに、カバー6を閉じていくと、付勢部材14は、剥離部分R2の根元部を上から押さえ付けるように付勢しながらサイドガイド4L、4Rの間に入り込んでいくことにより、剥離部分R2の根元部をサイドガイド4L、4Rの間に押し入れていく。

0043

尚、サイドガイド4L、4Rの間の収納空間3Bには既にロール紙Rpの巻回部分R1がセットされているが、サイドガイド4L、4Rは巻回部分R1より大きな外径の円板状である為、サイドガイド4L、4Rの間では、巻回部分R1の前側、後側及び上側が空間となっている。よって、付勢部材14は、サイドガイド4L、4Rの間のこの空間に、剥離部分R2の根元部を押し入れていくようになっている。

0044

このとき、図8(A)、(B)に示すように、剥離部分R2は、付勢部材14によって、根元部がサイドガイド4L、4Rの間に押し入れられることにより、根元部の幅方向の位置が、サイドガイド4L、4Rに沿うように規制される。また、このように剥離部分R2の根元部がサイドガイド4L、4Rの間に押し入れられていくと、図5及び図8に示すように、剥離部分R2の根本部より先端側の部分は、根元部と幅方向の位置が揃うように、サイドガイド4L、4R側に引き寄せられる。この結果、剥離部分R2は、全体の幅方向の位置が、サイドガイド4L、4Rの間にセットされている巻回部分R1の幅方向の位置と一致することになる。このようにして、付勢部材14は、剥離部分R2の幅方向の位置を、巻回部分R1の幅方向の位置と一致させ、剥離部分R2の幅方向の位置ズレ修正するようになっている。

0045

さらに、このとき剥離部分R2は、図7(A)及び図8(A)に示すように、根元部が付勢部材14の先端部によって上から押さえ付けられることで、上下方向の傾きが解消され、全体的に左右方向に平行な状態となる。このように、付勢部材14は、剥離部分R2の上下方向の傾きを解消するようにもなっている。

0046

その後、図5に示すように、カバー6が完全に閉じると、このとき、剥離部分R2の根元部より先端側の部分が、収納部側搬送ローラ9とカバー側搬送ローラ11との間に挟持されるとともに、付勢部材14によって剥離部分R2の根元部が巻回部分R1の前側上部に押し付けられる。これにより、ロール紙Rpは、巻回部分R1の幅方向の位置と剥離部分R2の幅方向の位置とが揃った状態(すなわち幅方向の位置ズレが修正された状態)で、付勢部材14、収納部側搬送ローラ9及びカバー側搬送ローラ11により保持される。

0047

そして、図6に示すように、ロール紙Rpは、剥離部分R2の先端部がカバー側カッタ13によりカットされた後、付勢部材14によって剥離部分R2の根元部が巻回部分R1の表面に押し付けられたまま、収納部側搬送ローラ9とカバー側搬送ローラ11により、巻回部分R1から剥離部分R2が引き出されて、剥離部分R2が搬送路21に沿って搬送されていく。

0048

このとき、付勢部材14は、状にしなって、剥離部分R2の根元部を巻回部分R1の表面に押し付ける方向に付勢しているが、付勢する力が強すぎると、剥離部分R2を巻回部分R1から引き出して搬送することができなくなり、一方で、付勢する力が弱すぎると、剥離部分R2を、サイドガイド4L、4Rの間に押し入れて幅方向の位置ズレを修正することができなくなってしまう。

0049

そこで、付勢部材14は、その付勢力が、剥離部分R2をサイドガイド4L、4Rの間に押し入れる為に必要な力以上で、且つ剥離部分R2を巻回部分R1から引き出して搬送する力未満となるように、厚さ、素材などが選定されている。こうすることで、付勢部材14は、剥離部分R2の搬送を妨げることなく、剥離部分R2をサイドガイド4L、4Rの間に押し入れて幅方向の位置ズレを修正することができるようになっている。

0050

尚、ロール紙プリンタ1にセットされた未使用のロール紙Rpは、搬送時に剥離部分R2が引き出されていくにつれて巻回部分R1の径が小さくなっていき、或る時点で、剥離部分R2が付勢部材14から離れることになる。

0051

このように、ロール紙Rpの剥離部分R2は、搬送開始後の或る時点で、付勢部材14から離れることになるが、搬送開始前の時点(すなわちカバー6が閉じた時点)で幅方向の位置ズレが修正された状態で収納部側搬送ローラ9とカバー側搬送ローラ11によって保持され、以降、収納部側搬送ローラ9とカバー側搬送ローラ11によってこの状態が保持されたまま搬送される為、搬送開始後に付勢部材14から離れても幅方向の位置がズレることはない。

0052

[3.まとめと効果]
ここまで説明したように、本実施の形態のロール紙プリンタ1では、収納カバー部7の内側の天井部に、カバー6が閉じることにともなって、ロール紙収納部3のサイドガイド4L、4Rの間にセットされているロール紙Rpの巻回部分R1から前方に引き出された剥離部分R2の根元部をサイドガイド4L、4Rの間に押し入れる方向に付勢する付勢部材14を設けた。

0053

このように、ロール紙プリンタ1では、付勢部材14によって、剥離部分R2の根元部をサイドガイド4L、4Rに押し入れることで、剥離部分R2全体の幅方向の位置を巻回部分R1とともにサイドガイド4L、4Rに沿った位置に規制することができる。これにより、サイドガイド4L、4Rの間にセットされている巻回部分R1の幅方向の位置に、剥離部分R2の幅方向の位置を合わせた状態で、ロール紙Rpを搬送することができるので、ロール紙Rpのスキュー、ジャムなどの発生を防ぐことができる。かくして、ロール紙プリンタ1では、従来と比してロール紙をより確実に搬送することができる。

0054

また、ロール紙プリンタ1では、収納カバー部7の内側の天井部における、ロール紙Rpの剥離部分R2の根元部の上面と対向する位置に、付勢部材14が取り付けられていて、カバー6が閉じることにともなって、付勢部材14が剥離部分R2の根元部を上から押さえ付けるように付勢しながらサイドガイド4L、4Rの間に押し入れていくようにした。

0055

これにより、ロール紙プリンタ1では、例えばユーザが巻回部分R1の幅方向の位置に対して剥離部分R2の幅方向の位置がズレた状態でロール紙Rpをセットしたとしても、カバー6を閉じる過程で剥離部分R2の幅方向の位置ズレを修正できるので、簡単な操作、且つ簡易な構成で、確実に剥離部分R2の幅方向の位置ズレを修正することができる。また、ロール紙プリンタ1では、付勢部材14が、剥離部分R2の根元部を上から押さえ付けらるように付勢することで、剥離部分R2の上下方向の傾きを解消することもできる。

0056

さらに、ロール紙プリンタ1では、剥離部分R2をサイドガイド4L、4Rの間に押し入れるのに必要な力以上で、且つ剥離部分R2を巻回部分R1から引き出して搬送するのに必要な力未満の付勢力を有する付勢部材14を用いるようにした。こうすることで、ロール紙プリンタ1では、付勢部材14によって剥離部分R2の搬送が妨げられることなく、付勢部材14によって剥離部分R2をサイドガイド4L、4Rの間に押し入れて幅方向の位置ズレを修正することができる。

0057

さらに、ロール紙プリンタ1では、カバー6を閉じる途中で、付勢部材14がロール紙Rpの剥離部分R2に当接して剥離部分R2の幅方向の位置ズレを修正していき、カバー6が閉じた時点で、位置ズレが修正された状態の剥離部分R2を、収納部側搬送ローラ9とカバー側搬送ローラ11とで挟持してこの状態を保持するようにした。こうすることで、ロール紙プリンタ1では、ロール紙Rpの搬送開始後に、ロール紙Rpの剥離部分R2が付勢部材14から離れても、剥離部分R2の幅方向の位置ズレが起きないようになっている。

0058

[4.他の実施の形態]
[4−1.他の実施の形態1]
尚、上述した実施の形態では、所定の厚さを有する長方形状のフィルムでなる付勢部材14を用いたが、これに限らず、ロール紙Rpの剥離部分R2を、サイドガイド4L、4Rの間に押し入れる方向に付勢できるものであれば、所定の厚さを有する長方形状のフィルムとは、素材、形状、大きさなどが異なる付勢部材を用いてもよい。具体的には、サイドガイド4L、4Rの間に入ることができる大きさであり、且つ剥離部分R2をサイドガイド4L、4Rの間に押し入れる為に必要な力以上で、且つ剥離部分R2を巻回部分R1から引き出して搬送する力未満の付勢力を有する部材であればよい。

0059

例えば、図9に示すように、付勢部材14の代わりに、付勢部材14よりも根元から先端までの長さが長い付勢部材100を、収納カバー部7に設けるようにしてもよい。この付勢部材100の場合、カバー6が閉じたときに、先端の位置が付勢部材14よりも収納部側搬送ローラ9に近くなる。このような付勢部材100では、剥離部分R2の上面との接触面積が、付勢部材14より増加することになり、結果として、例えば、剥離部分R2の上下方向の傾きをより確実に解消することができる。

0060

尚、付勢部材100の根元から先端までの長さが長すぎると、カバー6が閉じたときに、付勢部材100の先端が、収納部側搬送ローラ9とカバー側搬送ローラ11との間に挟まってしまう為、付勢部材100の根元から先端までの長さは、カバー6が閉じたときに収納部側搬送ローラ9とカバー側搬送ローラ11との間には挟まれない長さとする。

0061

また、これに限らず、例えば図10に示すように、付勢部材14の代わりに、上下方向にスライド可能で、左右方向に平行な回転軸を有する円柱状のローラ101を、収納カバー部7に設けるようにしてもよい。このローラ101は、カバー6が閉じることにともなって、例えば、自分の重さにより下方にスライドする。そして、ローラ101は、付勢部材14と同様に、剥離部分R2の根元部の上面に当接して、剥離部分R2の根元部をサイドガイド4L、4Rに押し入れる方向に付勢することで、剥離部分R2の幅方向の位置ズレを修正する。

0062

また、このローラ101の場合、剥離部分R2を巻回部分R1から引き出して搬送する際には、剥離部分R2が引き出されることにともなって回転する為、剥離部分R2の搬送を妨げることなく、剥離部分R2の幅方向の位置ズレを修正することができる。

0063

また、これに限らず、単に、弾性部材で形成された円柱状のローラ(図示せず)を、収納カバー部7に設けるようにしてもよい。このローラは、上下方向にスライドすることはできないが、剥離部分R2の根元部と接触する表面が弾性変形することにより、付勢部材14と同様に、剥離部分R2の根元部をサイドガイド4L、4Rに押し入れる方向に付勢することで、剥離部分R2の幅方向の位置ズレを修正する。

0064

[4−2.他の実施の形態2]
さらに、上述した実施の形態では、付勢部材14が剥離部分R2の根元部(剥離箇所P1近傍の上面)に当接して、根元部を上から押さえ付けるように付勢しながらサイドガイド4L、4Rの間に押し入れるようにした。これに限らず、付勢部材14が、剥離部分R2における、カバー6が閉じたときに収納部側搬送ローラ9と接触する部分と根本部との間に位置する部分に当接して、当接した部分を上から押さえ付けるようにしてサイドガイド4L、4Rの間に押し入れる方向に付勢するようにしてもよい。つまり、剥離部分R2における、付勢部材14が当接する箇所は、カバー6が閉じたときに収納部側搬送ローラ9と接触する部分と剥離箇所P1との間であればよい。

0065

[4−3.他の実施の形態3]
さらに、上述した実施の形態では、ロール媒体搬送装置及び画像形成装置としてのロール紙プリンタ1に本発明を適用したが、これに限らず、例えば、画像形成装置としてのプリンタに対して着脱可能に取り付けられ、ロール紙Rpを収納するとともにプリンタにロール紙を供給するロール媒体搬送装置としてのロール紙給紙ユニットなどにも適用できる。この場合、ロール紙給紙ユニットには、例えば、ロール紙プリンタ1の構成のうち、ロール紙収納部3、サイドガイド4L、4R、収納カバー部7、収納部側搬送ローラ9、カバー側搬送ローラ11、付勢部材14が含まれているものとする。

0066

また、上述した実施の形態では、転写ベルト29により搬送されてくるロール紙Rpに対して、3つの画像形成ユニット27A〜27Cにより形成された複数色のトナー像を転写するタイプのロール紙プリンタ1に本発明を適用したが、これに限らず、画像形成ユニットにより形成されたトナー像をまず中間転写ベルトに1次転写し、その後、この中間転写ベルトからロール紙Rpに2次転写するタイプの画像形成装置にも適用できる。また、4つ以上の画像形成ユニットにより複数色のトナー像を形成するタイプの画像形成装置や、1つの画像形成ユニットにより単色のトナー像を形成するタイプの画像形成装置にも適用できる。さらに、プリンタに限らず、ロール紙Rpを扱う画像形成装置であれば、ファクシミリMFP(Multi Function Product:複合機)などの画像形成装置にも適用できる。

0067

[4−4.他の実施の形態4]
また、上述した実施の形態では、ロール媒体の具体例として、ロール紙Rpを用いたが、これに限らず、ロール状に巻回された媒体であれば、ロール紙Rpとは異なるロール媒体を用いてもよい。さらに、上述した実施の形態では、ロール紙プリンタ1に、ロール媒体を収納する媒体収納部の具体例として、ロール紙収納部3を設けたが、これに限らず、ロール媒体を収納できるものであれば、ロール紙収納部3とは異なる媒体収納部をロール紙プリンタ1に設けてもよい。

0068

さらに、上述した実施の形態では、ロール紙プリンタ1に、収納カバー部7と切欠カバー部8とでなるカバー6を設けるようにしたが、これに限らず、例えば、収納カバー部7のみをロール紙プリンタ1に設けるようにしてもよい。さらに、上述した実施の形態では、ロール紙収納部3に、収納部側搬送部材の具体例として、収納部側搬送ローラ9を設け、収納カバー部7に、カバー側搬送部材の具体例として、カバー側搬送ローラ11を設けたが、これに限らず、ロール媒体を搬送できるものであれば、収納部側搬送ローラ9とは異なる収納部側搬送部材や、カバー側搬送ローラ11とは異なるカバー側搬送部材を、ロール紙収納部3や収納カバー部7に設けるようにしてもよい。

0069

さらに、上述した実施の形態では、サイドガイド4L、4Rを、未使用のロール紙Rpの巻回部分R1の側面より大きな外径でなる円板状としたが、未使用のロール紙Rpの巻回部分R1の側面より大きなものであれば、円板状に限らず、種々の形状とすることができる。

0070

[4−5.他の実施の形態5]
さらに、本発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した実施の形態と他の実施の形態の一部または全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。

0071

本発明は、ロール紙を扱うプリンタなどで広く利用することができる。

0072

1……ロール紙プリンタ、2……筐体、3……ロール紙収納部、6……カバー、7……収納カバー部、9……収納部側搬送ローラ、10……センサ、10A……発光部、10B……受光部、11……カバー側搬送ローラ、12……隙間、13……カバー側カッタ、14……付勢部材、21……搬送路、27A、27B、27C……画像形成ユニット、41……センサレバー、Rp……ロール紙。

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