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技術 車両用周囲画像表示装置

出願人 トヨタ自動車株式会社
発明者 前島康平印藤佑一山田幸久高橋将寛村角美紀清幸栄吉江裕治戸田友希子
出願日 2016年2月15日 (4年9ヶ月経過) 出願番号 2016-026123
公開日 2017年8月24日 (3年2ヶ月経過) 公開番号 2017-147505
状態 拒絶査定
技術分野 閉回路テレビジョンシステム 光学的視認装置
主要キーワード サブスイッチ 区分帯 カメラスイッチ 車体部位 後方表示 リモートスイッチ ガイド線 俯瞰表示
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (13)

課題

運転者ディスプレイ装置に表示された画像を見ることによって死角の状況を確認する際に混乱しないように、左右の後輪側方の領域を含む車両の左右の斜め後方の画像を表示することができる周囲画像表示装置を提供する。

解決手段

それぞれ少なくとも左右の後輪の側方の領域を含む車両12の左右の斜め後方を撮影する左右のサイドカメラ18L及び18Rと、車室内に設けられたディスプレイ装置20と、ディスプレイ装置に表示される画像を制御する電子制御装置22と、を有する車両用周囲画像表示装置である。電子制御装置22は、予め設定された条件が成立すると、サイドカメラ18L及び18Rにより撮影された左右の斜め後方の画像の少なくとも一方をディスプレイ装置20に表示する際に、後方側を上にして当該画像を表示する。

概要

背景

自動車などの車両においては、運転者が直接的にも反射鏡によっても視認できない死角が存在する。そのため、カメラによって死角を撮影し、撮影された画像を車室内に設置されたディスプレイ装置に表示する周囲画像表示装置が開発され、既に実用化されている。周囲画像表示装置によれば、運転者はディスプレイ装置に表示された画像を見ることにより、カメラによって撮影された死角の状況を確認することができる。

例えば、下記の特許文献1には、車両に設けられた複数のビデオカメラにより車両の後進時の死角を撮影し、撮影された画像を死角表示用のディスプレイ装置に表示するよう構成された周囲画像表示装置が記載されている。実施形態においては、周囲画像表示装置は、車両の真後ろの死角を撮影する後方用ビデオカメラと、車両の左右の斜め後方の死角を撮影する左右のビデオカメラと、を有している。

概要

運転者がディスプレイ装置に表示された画像を見ることによって死角の状況を確認する際に混乱しないように、左右の後輪側方の領域を含む車両の左右の斜め後方の画像を表示することができる周囲画像表示装置を提供する。それぞれ少なくとも左右の後輪の側方の領域を含む車両12の左右の斜め後方を撮影する左右のサイドカメラ18L及び18Rと、車室内に設けられたディスプレイ装置20と、ディスプレイ装置に表示される画像を制御する電子制御装置22と、を有する車両用周囲画像表示装置である。電子制御装置22は、予め設定された条件が成立すると、サイドカメラ18L及び18Rにより撮影された左右の斜め後方の画像の少なくとも一方をディスプレイ装置20に表示する際に、後方側を上にして当該画像を表示する。

目的

本発明の主要な課題は、運転者がディスプレイ装置に表示された画像を見ることによって死角の状況を確認する際に混乱しないように、左右の後輪の側方の領域を含む車両の左右の斜め後方の画像を表示することができる周囲画像表示装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

それぞれ少なくとも左右の後輪側方の領域を含む車両の左右の斜め後方撮影する左右の撮影装置と、車室内に設けられたディスプレイ装置と、前記ディスプレイ装置に表示される画像を制御する制御装置と、を有する車両用周囲画像表示装置において、前記制御装置は、予め設定された条件が成立すると、前記左右の撮影装置により撮影された左右の斜め後方の画像の少なくとも一方を前記ディスプレイ装置に表示する際に、後方側を上にして当該画像を表示する、車両用周囲画像表示装置。

請求項2

請求項1に記載の車両用周囲画像表示装置において、前記車両の進行方向を撮影する進行方向撮影装置を有し、前記制御装置は、前記予め設定された条件が成立すると、前記ディスプレイ装置に前記進行方向撮影装置により撮影された前記車両の進行方向の画像を表示すると共に、前記車両の進行方向の画像の左右に前記左右の斜め後方の画像を表示する、車両用周囲画像表示装置。

請求項3

請求項2に記載の車両用周囲画像表示装置において、前記進行方向撮影装置は車両の後方を撮影する後方撮影装置であり、前記制御装置は、前記予め設定された条件が成立すると、前記ディスプレイ装置に前記後方撮影装置により撮影された前記車両の後方の画像を表示すると共に、前記車両の後方の画像の左右に前記左右の斜め後方の画像を表示する、車両用周囲画像表示装置。

請求項4

請求項3に記載の車両用周囲画像表示装置において、前記予め設定された条件には、車両の進行方向が後進方向であることが含まれる、車両用周囲画像表示装置。

請求項5

請求項4に記載の車両用周囲画像表示装置において、前記制御装置は、前記車両の後方の画像に前記車両の後進を案内するガイド線を表示すると共に、前記車両の後方の画像に表示された前記ガイド線の前端部及びその周囲の領域を前記左右の斜め後方の画像にも表示する、車両用周囲画像表示装置。

請求項6

請求項2に記載の車両用周囲画像表示装置において、前記進行方向撮影装置は車両の前方を撮影する前方撮影装置であり、前記制御装置は、前記予め設定された条件が成立すると、前記ディスプレイ装置に前記前方撮影装置により撮影された前記車両の前方の画像を表示すると共に、前記車両の前方の画像の左右に前記左右の斜め後方の画像を表示する、車両用周囲画像表示装置。

請求項7

請求項6に記載の車両用周囲画像表示装置において、前記周囲画像表示装置は、車両の乗員により操作され画像表示モードを設定するスイッチを有し、前記予め設定された条件には、前記スイッチにより設定された画像表示モードが車両の前方の画像を表示するモードであることが含まれる、車両用周囲画像表示装置。

請求項8

請求項2に記載の車両用周囲画像表示装置において、前記制御装置は、前記車両の進行方向の画像と前記左右の斜め後方の画像との間にそれらの画像を区分する区分帯を表示する、車両用周囲画像表示装置。

技術分野

0001

本発明は、自動車などの車両において使用される周囲画像表示装置に係る。

背景技術

0002

自動車などの車両においては、運転者が直接的にも反射鏡によっても視認できない死角が存在する。そのため、カメラによって死角を撮影し、撮影された画像を車室内に設置されたディスプレイ装置に表示する周囲画像表示装置が開発され、既に実用化されている。周囲画像表示装置によれば、運転者はディスプレイ装置に表示された画像を見ることにより、カメラによって撮影された死角の状況を確認することができる。

0003

例えば、下記の特許文献1には、車両に設けられた複数のビデオカメラにより車両の後進時の死角を撮影し、撮影された画像を死角表示用のディスプレイ装置に表示するよう構成された周囲画像表示装置が記載されている。実施形態においては、周囲画像表示装置は、車両の真後ろの死角を撮影する後方用ビデオカメラと、車両の左右の斜め後方の死角を撮影する左右のビデオカメラと、を有している。

先行技術

0004

特開平10−236228号公報

0005

〔発明が解決しようとする課題〕
上記特許文献1に記載された周囲画像表示装置は、車両の進行方向を検出し、進行方向の死角を特定する進路検出器を有し、複数のビデオカメラにより撮影された画像のうち、進路検出器により特定された進行方向の死角の画像をディスプレイ装置に表示する。よって、車両が直進後退する場合だけでなく、車両が左旋回後退又は右旋回後退する場合にも、例えばドアミラーにも映らない後輪側方の領域を含む車両の斜め後方の死角の画像を表示させることができる。

0006

しかし、上記公開公報には、左右のビデオカメラにより撮影された画像を如何にディスプレイ装置に表示するかについては記載されていない。周囲画像表示装置が設けられていない車両が後退する際には、運転者はルームミラー及びドアミラーを使用して車両の後方の状況を確認しようとする。ルームミラー及びドアミラーは、車両の後方側が上側になるように車両の後方の画像を映す。そのため、左右のビデオカメラにより撮影された画像が車両の後方側を上側にして表示されると、運転者はディスプレイ装置に表示された画像を見ることによって死角の状況を確認する際に混乱する。

0007

特に、左右のビデオカメラが車両の側方(車両の上方から見て前後方向に垂直な方向)を撮影するよう構成され、車両の左右の斜め後方の死角の画像が左右の側方の画像を電子的に処理することによって生成される場合には、左右の死角の画像の下側が車両の後方側になる。即ち、左右の斜め後方の画像の上下と車両に対する前後の関係が、ルームミラー及びドアミラーに映る画像の上下と車両に対する前後の関係とは逆になる。

0008

本発明の主要な課題は、運転者がディスプレイ装置に表示された画像を見ることによって死角の状況を確認する際に混乱しないように、左右の後輪の側方の領域を含む車両の左右の斜め後方の画像を表示することができる周囲画像表示装置を提供することである。

0009

〔課題を解決するための手段及び発明の効果〕
本発明によれば、それぞれ少なくとも左右の後輪の側方の領域を含む車両の左右の斜め後方を撮影する左右の撮影装置と、車室内に設けられたディスプレイ装置と、ディスプレイ装置に表示される画像を制御する制御装置と、を有する車両用周囲画像表示装置が提供される。

0010

制御装置は、予め設定された条件が成立すると、左右の撮影装置により撮影された左右の斜め後方の画像の少なくとも一方をディスプレイ装置に表示する際に、後方側を上にして当該画像を表示する。

0011

上記の構成によれば、左右の撮影装置によりそれぞれ少なくとも左右の後輪の側方の領域を含む車両の左右の斜め後方が撮影される。更に、予め設定された条件が成立すると、左右の撮影装置により撮影された左右の斜め後方の画像の少なくとも一方がディスプレイ装置に表示される際に、後方側を上にして当該画像が表示される。

0012

左右の斜め後方の画像は、ルームミラー及びドアミラーに映る画像と同様に、上側が車両の後方側であるように表示される。よって、左右の斜め後方の画像の上下と車両に対する前後の関係は、ルームミラー及びドアミラーに映る画像の上下と車両に対する前後の関係と同一である。従って、運転者がルームミラー又はドアミラーも使用して車両の後方の状況を確認する場合にも、運転者は混乱することなく左右の後輪の側方の領域を含む車両の左右の斜め後方の状況を確認することができる。

0013

〔発明の態様〕
本発明の一つの態様においては、周囲画像表示装置は、車両の進行方向を撮影する進行方向撮影装置を有し、制御装置は、予め設定された条件が成立すると、ディスプレイ装置に進行方向撮影装置により撮影された車両の進行方向の画像を表示すると共に、車両の進行方向の画像の左右に左右の斜め後方の画像を表示する。

0014

上記態様によれば、予め設定された条件が成立すると、ディスプレイ装置に車両の進行方向の画像が表示されると共に、その画像の左右に車両の左右の斜め後方の画像が表示される。よって、運転者は、ディスプレイ装置に表示される画像を見ることにより、車両の進行方向及び車両の左右の斜め後方を間接的に見ることができる。従って、運転者は、ルームミラー及びドアミラーに映る画像を見なくても、車両の進行方向及び車両の左右の斜め後方の状況を確認することができる。

0015

本発明の他の一つの態様においては、進行方向撮影装置は車両の後方を撮影する後方撮影装置であり、制御装置は、予め設定された条件が成立すると、ディスプレイ装置に後方撮影装置により撮影された車両の後方の画像を表示すると共に、車両の後方の画像の左右に左右の斜め後方の画像を表示する。

0016

上記態様によれば、予め設定された条件が成立すると、ディスプレイ装置に車両の後方の画像が表示されると共に、その画像の左右に左右の斜め後方の画像が表示される。よって、運転者は、ディスプレイ装置に表示された画像を見ることにより、車両の後方及び車両の左右の斜め後方を間接的に見ることができる。従って、運転者は、例えば車両の後進時にディスプレイ装置に表示された画像を見ることにより、ルームミラー及びドアミラーに映る画像を見なくても、車両の後方及び車両の左右の斜め後方の状況を確認することができる。

0017

更に、本発明の他の一つの態様においては、予め設定された条件には、車両の進行方向が後進方向であることが含まれる。

0018

上記態様によれば、車両の進行方向が後進方向でなければ、ディスプレイ装置に車両の後方の画像及び左右の斜め後方の画像は表示されないので、車両の後方の画像及び左右の斜め後方の画像が不必要に表示されることを防止することができる。

0019

更に、本発明の他の一つの態様においては、制御装置は、車両の後方の画像に車両の後進を案内するガイド線を表示すると共に、車両の後方の画像に表示されたガイド線の前端部及びその周囲の領域を左右の斜め後方の画像にも表示する。

0020

上記態様によれば、車両の後方の画像に車両の後進を案内するガイド線が表示されると共に、車両の後方の画像に表示されたガイド線の前端部及びその周囲の領域が左右の斜め後方の画像にも表示される。よって、ガイド線の前端部及びその周囲の領域は、車両の後方の画像及び左右の斜め後方の画像の両方に表示される。従って、ガイド線の前端部及びその周囲の領域が、車両の後方の画像及び左右の斜め後方の画像の一方しか表示されない場合に比して、運転者は車両の後方の画像内の対象物と左右の斜め後方の画像内の対象物との関係を容易に且つ適正に認識することができる。

0021

更に、本発明の他の一つの態様においては、進行方向撮影装置は車両の前方を撮影する前方撮影装置であり、制御装置は、予め設定された条件が成立すると、ディスプレイ装置に前方撮影装置により撮影された車両の前方の画像を表示すると共に、車両の前方の画像の左右に左右の斜め後方の画像を表示する。

0022

上記態様によれば、ディスプレイ装置に車両の前方の画像が表示されると共に、その画像の左右に左右の斜め後方の画像が表示される。よって、運転者は、ディスプレイ装置に表示された画像を見て車両の前方及び車両の左右の斜め後方の状況を確認しつつ、車両を前進させることができる。従って、運転者は、例えば車両の前進時にディスプレイ装置に表示された画像を見ることにより、ルームミラー及びドアミラーに映る画像を見なくても、車両の左右の斜め後方の状況を確認し、前進時における後輪の障害物巻き込みなどを防止することができる。

0023

更に、本発明の他の一つの態様においては、周囲画像表示装置は、車両の乗員により操作され画像表示モードを設定するスイッチを有し、予め設定された条件には、スイッチにより設定された画像表示モードが車両の前方の画像を表示するモードであることが含まれる。

0024

上記態様によれば、スイッチにより画像表示モードが車両の前方の画像を表示するモードに設定されなければ、車両の前方の画像は表示されないので、車両の前方の画像及び車両の左右の斜め後方の画像が不必要に表示されることを防止することができる。また、車両の乗員は、必要に応じてスイッチを操作することにより、画像表示モードを、車両の前方の画像を表示するモードに設定することができる。

0025

更に、本発明の他の一つの態様においては、制御装置は、車両の進行方向の画像と左右の斜め後方の画像との間にそれらの画像を区分する区分帯を表示する。

0026

上記態様によれば、車両の進行方向の画像と左右の斜め後方の画像との間に区分帯が表示され、区分帯によってそれらの画像が区分される。よって、区分帯が表示されない場合に比して、車両の進行方向の画像と左右の斜め後方の画像との間の境界を容易に認識することができ、各画像内の対象物の認識性を向上させることができる。

図面の簡単な説明

0027

本発明による車両用周囲画像表示装置の第一の実施形態を示す概略構成図である。
図1に示された周囲画像表示装置のブロック図である。
第一の実施形態における種々の画像表示モードを示す画像の切り替え制御図である。
第一の実施形態において画像表示モードが複合後方表示モードであるときの画像であって、左側及び右側の画像にもガイド線が表示された画像の一例を示す図である。
第一の実施形態において画像表示モードが複合後方表示モードであるときの画像であって、左側及び右側の画像にガイド線、後輪位置補助線及び側方補助線が表示された画像の一例を示す図である。
第一の実施形態において画像表示モードが複合後方表示モードであるときの画像であって、左側及び右側の画像にガイド線、後輪位置補助線及び側方補助線が表示されていない画像を示す図である。
第一の実施形態において画像表示モードが複合前方表示モードであるときの画像であって、左側及び右側の画像にガイド線が表示されていない画像の一例を示す図である。
第一の実施形態において画像表示モードが複合前方表示モードであるときの画像であって、左側及び右側の画像にもガイド線、後輪位置補助線及び側方補助線が表示された画像の一例を示す図である。
本発明による車両用周囲画像表示装置の第二の実施形態を示す概略構成図である。
第二の実施形態における種々の画像表示モードを示す画像の切り替え制御図である。
第二の実施形態において画像表示モードが後方及び俯瞰表示モードであるときの画像の一例を示す図である。
第二の実施形態において画像表示モードが前方及び側方表示モードであるときの画像の一例を示す図である。

実施例

0028

以下に添付の図を参照しつつ、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。

0029

[第一の実施形態]
図1は、第一の実施形態にかかる車両用周囲画像表示装置10を示す概略構成図、図2は、図1に示された周囲画像表示装置10のブロック図である。

0030

図1において、周囲画像表示装置10は、車両12に搭載されており、フロントカメラ14、バックカメラ16、左右のサイドカメラ18L及び18R、ディスプレイ装置20及び電子制御装置22を有している。図1には示されていないが、各カメラ14,16、18L及び18Rは、それぞれレンズ及び撮像素子を備えたビデオカメラであり、所定の周期(例えば1/30秒)にて周期的に撮影を行う。

0031

特に、フロントカメラ14及びバックカメラ16は、車両12の進行方向を撮影する進行方向撮影装置として機能する。即ち、フロントカメラ14は、車両12の前進時及び駐停車中に車両12の前方を撮影し、バックカメラ16は、車両12の後進時に車両12の後方を撮影する。左右のサイドカメラ18L及び18Rは、左右の撮影装置として機能し、それぞれ少なくとも左右の後輪24L及び24Rの側方の領域を含む車両12の左右の斜め後方を撮影する。

0032

フロントカメラ14は、車両12の前端(好ましくは車幅方向の中央)に設置されており、フロントカメラ14の光軸14Aは、車両12の前方(前進方向)に設定されている。バックカメラ16は、車両12の後端(好ましくは車幅方向の中央)に設置されており、バックカメラ16の光軸16Aは、車両12の後方(後進方向)に設定されている。左右のサイドカメラ18L及び18Rは、それぞれ車両12の左右のドアミラー26L及び26Rに設置されており、サイドカメラ18L及び18Rの光軸18LA及び18RAは、それぞれ車両12の左右の斜め後方(側方且つ後方)に設定されている。

0033

フロントカメラ14及びバックカメラ16のレンズは、魚眼レンズのような広角レンズである。フロントカメラ14は、180度前後の画角θfを有し、バックカメラ16は、画角θfよりも小さい画角θbを有している。これに対し、サイドカメラ18L及び18Rのレンズは、カメラ14及び16の画角θf及びθbよりも小さい画角θlb及びθrbを有する標準レンズのようなレンズである。なお、フロントカメラ14は、車両12のフロントガラスFGの内面上縁部に設置されていてもよい。

0034

ディスプレイ装置20は、少なくとも運転者が画面を視認し得るよう、車両12の車室12C内に設けられており、車両12の周囲の画像を表示する。図2に模式的に示されているように、ディスプレイ装置20には、車両12の乗員により操作可能なタッチパネルスイッチTPSW)28が組み込まれている。なお、ディスプレイ装置20は、図には示されていないナビゲーション装置のディスプレイ装置とは別の液晶式のディスプレイ装置であってもよく、ナビゲーション装置のディスプレイ装置であってもよい。更に、ディスプレイ装置20は、ルームミラーに設置されたディスプレイ装置又はフロントガラスに組み込まれたディスプレイ装置であってもよい。

0035

電子制御装置22には、タッチパネルスイッチ28から該スイッチにより設定された画像表示モードを示す信号が入力され、カメラスイッチ(CSW)30から該スイッチのオンオフを示す信号が入力される。図には示されていないが、車両12の変速装置にはシフトポジションセンサ32が設けられており、電子制御装置22には、シフトポジションセンサ32から変速制御装置を介して変速装置のシフトポジション(SP)を示す信号が入力される。

0036

更に、電子制御装置22には、例えばタッチパッド式のリモートスイッチ(RSW)34から該リモートスイッチにより設定された画像表示モードを示す信号が入力される。リモートスイッチ34は、図には示されていないステアリングホイール又はインストルメントパネルに設置されていてよい。なお、周囲画像表示装置10は、図には示されていないイグニッションスイッチがオンであるときに動作し、カメラ14,16、18L及び18Rは、カメラスイッチ30がオンであるときに動作する。

0037

図3に示されているように、画像表示モードには、非表示モード(U)、後方表示モード(B)及び前方表示モード(F)がある。後方表示モードには、単独後方表示モード(SB)及び複合後方表示モード(CB)があり、前方表示モードには、単独前方表示モード(SF)及び複合前方表示モード(CF)がある。後に詳細に説明するように、タッチパネルスイッチ28及びリモートスイッチ34の何れによっても、画像表示モードを設定し変更することができる。

0038

図には示されていないが、タッチパネルスイッチ28及びリモートスイッチ34は、メインスイッチ、サブスイッチ及び補助線スイッチを含んでいる。メインスイッチは、画像表示モードを非表示モード(U)、後方表示モード(B)及び前方表示モード(F)の間にて切り替える。サブスイッチは、単独表示モード複合表示モードとの間の切り替え、即ち単独後方表示モード(SB)と複合後方表示モード(CB)との間の切り替え、及び単独前方表示モード(SF)と複合前方表示モード(CF)との間の切り替えを行う。補助線スイッチは、表示される画像に補助線(後に詳細に説明する)を表示するモードと補助線を表示しないモードとの間の切り替えを行う。

0039

なお、メインスイッチ及びサブスイッチは、一つのモードスイッチに統合されてもよい。その場合には、モードスイッチが押される度に、画像表示モードが例えば非表示モード(U)、単独後方表示モード(SB)、複合後方表示モード(CB)、単独前方表示モード(SF)及び複合前方表示モード(CF)に切り替わるようになっていてよい。

0040

電子制御装置22は、入力される画像情報、設定された画像表示モード及びシフトポジションに基づいて、図3に示された画像の切り替え制御図に対応する制御プログラムに従って、ディスプレイ装置20に表示される画像を制御する制御装置として機能する。なお、電子制御装置22は、例えばCPU、ROM、RAM及び入出力ポート装置を有し、これらが双方向性コモンバスにより互いに接続されたマイクロコンピュータであってよい。制御プログラムは、ROMに格納されており、表示画像は同制御プログラムに従ってCPUにより制御される。

0041

次に、図3に示された画像の切り替え制御図を参照して、第一の実施形態においてディスプレイ装置20に表示される画像及び画像の切り替え制御について詳細に説明する。なお、以下の説明においては、カメラスイッチ30はオンである。カメラスイッチ30がオフであるときには、画像表示モードは非表示モード(U)に設定される。

0042

<非表示モード(U)>
メインスイッチが非表示モード(U)の位置にあるときには、画像表示モードは非表示モード(U)に設定される。非表示モード(U)においては、フロントカメラ14などにより撮影された画像は表示されない。ディスプレイ装置20がナビゲーション装置のディスプレイ装置である場合には、ナビゲーション装置の画像が表示され、ディスプレイ装置20がナビゲーション装置のディスプレイ装置以外のディスプレイ装置である場合には、画像は表示されない。

0043

画像表示モードが非表示モード(U)に設定されている状況において、シフトポジション(SP)がR(後進位置)になると、画像表示モードは後方表示モード(B)に切り替えられる。なお、画像表示モードが非表示モード(U)に設定されている状況において、シフトポジション(SP)がR(後進位置)以外の位置、例えばP(パーキング位置)、D(ドライブ位置)又はN(ニュートラル位置)になっても、画像表示モードは非表示モード(U)に維持される。

0044

更に、画像表示モードが非表示モード(U)に設定されている状況において、タッチパネルスイッチ28又はリモートスイッチ34のメインスイッチが前方表示モード(F)に切り替えられると、画像表示モードは前方表示モード(F)に切り替えられる。

0045

<後方表示モード(B)>
後方表示モード(B)においては、少なくともバックカメラ16により撮影された車両12の後方の画像が表示される。特に、画像表示モードが単独後方表示モード(SB)であるときには、車両12の後方の画像のみが表示される。これに対し、画像表示モードが複合後方表示モード(CB)であるときには、車両12の後方の画像が表示されると共に、その画像の左右にサイドカメラ18L及び18Rにより撮影された車両12の左右の斜め後方の画像が表示される。

0046

図4乃至図6は、画像表示モードが複合後方表示モード(CB)であるときの画像の例を示している。なお、図4乃至図6及び後述の図7及び図8に示された画像は、矩形の領域が互い違いに灰色及び白色に色分けされた床を有する撮影現場において、車両12が薄い灰色の領域40に配置された場合の画像である。

0047

図4乃至図6において、中央の画像42はバックカメラ16により撮影された車両12の後方の画像であり、画像42の左側及び右側の画像44L及び44Rは、それぞれサイドカメラ18L及び18Rにより撮影された車両12の斜め後方の画像である。斜め後方の画像44L及び44Rは、画像42と同様に、後方側を上にして表示されている。後方の画像である中央の画像42に表示された黒色の線は、車両12の後進を案内するガイド線46である。中央の画像42と左右の斜め後方の画像44L及び44Rとの間には、それらの画像を区分する区分帯48が表示されている。

0048

特に、図4及び図5に示された画像においては、左右の斜め後方の画像44L及び44Rにもガイド線46が表示されている。図5に示された画像においては、左右の斜め後方の画像44L及び44Rに、ガイド線46が表示されると共に、左右の後輪24L及び24R(図1参照)の接地位置を示す後輪位置補助線50が表示されている。更に、図5に示された画像においては、車両12とその側方の障害物などとの距離の把握を補助する側方補助線52も表示されている。なお、後輪位置補助線50及び側方補助線52の一方の表示が省略されてもよい。

0049

これに対し、図6に示された画像においては、左右の斜め後方の画像44L及び44Rにはガイド線46が表示されておらず、後輪位置補助線50及び側方補助線52も表示されていない。なお、左右の斜め後方の画像44L及び44Rにガイド線46が表示されない場合にも、左右の斜め後方の画像44L及び44Rに後輪位置補助線50及び/又は側方補助線52が表示されてもよい。

0050

図4乃至図6の何れにおいても、左右の斜め後方の画像44L及び44Rに表示された後方側の領域は、中央の画像42においても表示されている。よって、図5及び図6の上方の部分に示されたガイド線46の前端部及びその周囲の領域は、中央の画像42においても表示されている。

0051

図3に示されているように、画像表示モードが後方表示モード(B)、即ち単独後方表示モード(SB)又は複合後方表示モード(CB)に設定されている状況において、シフトポジション(SP)がP(パーキング位置)、D(ドライブ位置)又はN(ニュートラル位置)になったときには、画像表示モードは非表示モード(U)に切り替えられる。

0052

更に、画像表示モードが後方表示モード(B)に設定されている状況において、メインスイッチが前方表示モード(F)に切り替えられ、シフトポジション(SP)がD(ドライブ位置)又はN(ニュートラル位置)になったときには、画像表示モードは前方表示モード(F)に切り替えられる。

0053

<前方表示モード(F)>
前方表示モード(F)においては、少なくともフロントカメラ14により撮影された車両12の前方の画像が表示される。特に、画像表示モードが単独前方表示モード(SF)であるときには、車両12の前方の画像のみが表示される。これに対し、画像表示モードが複合前方表示モード(CF)であるときには、車両12の前方の画像が表示されると共に、その画像の左右にサイドカメラ18L及び18Rにより撮影された車両12の斜め後方の画像が表示される。

0054

図7及び図8は、画像表示モードが複合前方表示モード(CB)であるときの画像の例を示している。図7及び図8において、中央の画像54はフロントカメラ14により撮影された車両12の前方の画像であり、画像54の左側及び右側の画像44L及び44Rは、それぞれサイドカメラ18L及び18Rにより撮影された車両12の斜め後方の画像である。中央の画像54は前方側を上にして表示されているが、左右の斜め後方の画像44L及び44Rは、図4乃至図6の場合と同様に、後方側を上にして表示されている。車両12の進行方向の画像である中央の画像54に表示された黒色の線は、車両12の前進を案内するガイド線56である。中央の画像54と左右の斜め後方の画像44L及び44Rとの間には、それらの画像を区分する区分帯48が表示されている。

0055

特に、図7に示された画像においては、左右の斜め後方の画像44L及び44Rにはガイド線46が表示されていないが、図8に示された画像においては、左右の斜め後方の画像44L及び44Rにはガイド線46、後輪位置補助線50及び側方補助線52が表示されている。中央の画像54は車両12の前方の画像であるのに対し、左右の斜め後方の画像44L及び44Rは、車両12に対し斜め後方の画像である。よって、中央の画像54に表示された領域は、左右の斜め後方の画像44L及び44Rには表示されていない。なお、図7に示された画像に、後輪位置補助線50及び/又は側方補助線52が表示されてもよく、図8に示された画像において、ガイド線46、後輪位置補助線50及び側方補助線52の何れかの表示が省略されてもよい。

0056

図3に示されているように、画像表示モードが前方表示モード(F)、即ち単独前方表示モード(SF)又は複合前方表示モード(CF)に設定されている状況において、シフトポジション(SP)がR(後進位置)になったときには、画像表示モードは後方表示モード(B)に切り替えられる。この場合、サブスイッチが単独表示モードに設定されているときには、画像表示モードは単独後方表示モード(SB)に切り替えられ、サブスイッチが複合表示モードに設定されているときには、画像表示モードは複合後方表示モード(CB)に切り替えられる。

0057

更に、画像表示モードが前方表示モード(F)に設定されている状況において、タッチパネルスイッチ28及びリモートスイッチ34のメインスイッチが非表示モード(U)に切り替えられたときには、画像表示モードは非表示モード(U)に切り替えられる。

0058

[第二の実施形態]
図9は、第二の実施形態にかかる車両用周囲画像表示装置10を示す概略構成図である。なお、図9において、図1に示された部材と同一の部材には図1において付された符号と同一の符号が付されている。

0059

第二の実施形態にかかる周囲画像表示装置10は、第一の実施形態にかかる周囲画像表示装置10と基本的に同一の構成を有している。よって、第二の実施形態にかかる周囲画像表示装置10のブロック図の図示を省略する。図9図1との比較から解るように、フロントカメラ14及びバックカメラ16は、それぞれ第一の実施形態におけるフロントカメラ14及びバックカメラ16と実質的に同様に進行方向撮影装置として機能する。これに対し、左右のサイドカメラ18L及び18Rは、それぞれ車両12の左右の斜め後方を
を含む左右の側方を撮影する左右の撮影装置として機能する。サイドカメラ18L及び18Rの光軸18LA及び18RAは、それぞれ車両12の左右の側方に設定されている。

0060

第二の実施形態においては、バックカメラ16、サイドカメラ18L及び18Rのレンズは、フロントカメラ14のレンズと同様に、魚眼レンズのような広角レンズである。カメラ14、16、18L及び18Rは、それぞれ180度以上の画角θf、θb、θl及びθrを有している。よって、カメラ14、16、18L及び18Rは、互いに共働して車両12の上方から見て車両12の全周囲を撮影することができる。

0061

図10に示されているように、第二の実施形態においても、画像表示モードには、非表示モード(U)、後方表示モード(B)及び前方表示モード(F)がある。後方表示モードには、単独後方表示モード(SB)及び複合後方表示モード(CB)に加えて、後方及び俯瞰表示モード(B+SV)及び後方及び側方表示モード(B+S)がある。同様に、前方表示モードには、単独前方表示モード(SF)及び複合前方表示モード(CF)に加えて、前方及び俯瞰表示モード(F+SV)及び前方及び側方表示モード(F+S)がある。後に詳細に説明するように、タッチパネルスイッチ28及びリモートスイッチ34の何れによっても、画像表示モードを設定し変更することができる。

0062

図には示されていないが、第二の実施形態においても、タッチパネルスイッチ28及びリモートスイッチ34は、メインスイッチ、サブスイッチ及び補助線スイッチを含んでいる。メインスイッチは、画像表示モードを非表示モード(U)、後方表示モード(B)及び前方表示モード(F)との間にて切り替える。

0063

サブスイッチは、画像表示モードが後方表示モード(B)であるときには、単独後方表示モード(SB)、後方及び俯瞰表示モード(B+SV)、後方及び側方表示モード(B+S)、及び複合後方表示モード(CB)の間の切り替えを行う。サブスイッチは、画像表示モードが前方表示モード(F)であるときには、単独前方表示モード(SF)、前方及び俯瞰表示モード(F+SV)、前方及び側方表示モード(F+S)、及び複合前方表示モード(CF)の間の切り替えを行う。補助線スイッチは、第一の実施形態の場合と同様に、表示される画像に補助線(後に詳細に説明する)を表示するモードと補助線を表示しないモードとの間の切り替えを行う。

0064

電子制御装置22は、入力される画像情報、設定された画像表示モード及びシフトポジションに基づいて、図10に示された画像の切り替え制御図に対応する制御プログラムに従って、ディスプレイ装置20に表示される画像を制御する制御装置として機能する。なお、第二の実施形態の電子制御装置22も、例えばCPU、ROM、RAM及び入出力ポート装置を有し、これらが双方向性のコモンバスにより互いに接続されたマイクロコンピュータであってよい。

0065

次に、図10に示された画像の切り替え制御図を参照して、第二の実施形態においてディスプレイ装置20に表示される画像及び画像の切り替え制御について詳細に説明する。なお、以下の説明においては、カメラスイッチ30はオンである。カメラスイッチ30がオフであるときには、画像表示モードは非表示モード(U)に設定される。

0066

<非表示モード(U)>
メインスイッチが非表示モード(U)の位置にあるときには、画像表示モードは非表示モード(U)に設定される。非表示モード(U)においては、フロントカメラ14などにより撮影された画像は表示されない。第一の実施形態の場合と同様に、ディスプレイ装置20がナビゲーション装置のディスプレイ装置である場合には、ナビゲーション装置の画像が表示され、ディスプレイ装置20がナビゲーション装置のディスプレイ装置以外のディスプレイ装置である場合には、画像は表示されない。

0067

画像表示モードが非表示モード(U)に設定されている状況において、シフトポジション(SP)がRになると、画像表示モードは後方表示モード(B)に切り替えられる。この場合、画像表示モードは、サブスイッチの設定に応じて、単独後方表示モード(SB)、後方及び俯瞰表示モード(B+SV)、後方及び側方表示モード(B+S)、及び複合後方表示モード(CB)の何れかに設定される。なお、画像表示モードが非表示モード(U)に設定されている状況において、シフトポジション(SP)がR以外の位置、例えばP、D又はNになっても、画像表示モードは非表示モード(U)に維持される。

0068

更に、画像表示モードが非表示モード(U)に設定されている状況において、メインスイッチが前方表示モード(F)に切り替えられると、画像表示モードは前方表示モード(F)に切り替えられる。この場合、画像表示モードは、サブスイッチの設定に応じて、単独前方表示モード(SF)、フロント及び俯瞰表示モード(F+SV)、フロント及びサイド表示モード(F+S)、及び複合前方表示モード(CF)の何れかに設定される。

0069

<後方表示モード(B)>
後方表示モード(B)においては、少なくともバックカメラ16により撮影された画像が表示される。サブスイッチの操作により、画像表示モードは単独後方表示モード(SB)、後方及び俯瞰表示モード(B+SV)、後方及び側方表示モード(B+S)、及び複合後方表示モード(CB)の順に切り替えられる。

0070

特に、画像表示モードが単独後方表示モード(SB)であるときには、バックカメラ16により撮影された車両12の後方の画像のみが表示される。画像表示モードが後方及び俯瞰表示モード(B+SV)であるときには、例えば図11に示されているように、車両12の後方の画像及び車両12及びその周囲を上方から見た俯瞰画像が左右に並べて表示される。なお、俯瞰画像はカメラ14、16、18L及び18Rにより撮影された画像に基づいて生成されるが、その要領は例えば特開2013−21468号公報に記載された要領のような公知の要領であってよい。

0071

図11は、後方及び俯瞰表示モード(B+SV)の画像の一例を示している。図11の右側の画像58は、車両12の後方の画像であり、図の上方が車両12の後方である。図11の左側の画像60は、俯瞰画像であり、図の上方が車両12の前方である。車両12の後方の画像と俯瞰画像との間には、それらの画像を区分する区分帯48と同様の区分帯が表示される。後方の画像にはガイド線46が表示されている。

0072

画像表示モードが後方及び側方表示モード(B+S)であるときには、図には示されていないが、バックカメラ16により撮影された車両12の後方の画像が表示されると共に、その画像の左右に左右のサイドカメラ18L及び18Rにより撮影された車両12の左右の側方の画像(後述の画像64L及び64Rと同様の画像)が表示される。車両12の後方の画像と左右の側方の画像との間には、それらの画像を区分する区分帯48が表示される。

0073

更に、画像表示モードが複合後方表示モード(CB)であるときには、図には示されていないが、車両12の後方の画像が表示されると共に、その画像の左右に第一の実施形態における左右の斜め後方の画像と同様の車両12の左右の斜め後方の画像が表示される。この場合、左右の斜め後方の画像は、サイドカメラ18L及び18Rにより撮影された画像のうち車両12の後方側の部分を画像処理トリミング及び画像のひずみの修正など)することにより生成される。

0074

図10に示されているように、第一の実施形態の場合と同様に、画像表示モードが後方表示モード(B)に設定されている状況において、シフトポジション(SP)がP、D又はNになったときには、画像表示モードは非表示モード(U)に切り替えられる。

0075

更に、画像表示モードが後方表示モード(B)に設定されている状況において、メインスイッチが前方表示モード(F)に切り替えられ、シフトポジション(SP)がD(ドライブ位置)又はN(ニュートラル位置)になったときには、画像表示モードは前方表示モード(F)に切り替えられる。この場合、サブスイッチの設定に応じて、画像表示モードは単独前方表示モード(SF)、フロント及び俯瞰表示モード(F+SV)、フロント及びサイド表示モード(F+S)、及び複合前方表示モード(CF)の何れかに切り替えられる。

0076

<前方表示モード(F)>
前方表示モード(F)においては、少なくともフロントカメラ14により撮影された車両12の前方の画像が表示される。サブスイッチの操作により、画像表示モードは単独前方表示モード(SF)、前方及び俯瞰表示モード(F+SV)、前方及び側方表示モード(F+S)、及び複合前方表示モード(CF)の順に切り替えられる。

0077

特に、画像表示モードが単独前方表示モード(SF)であるときには、車両12の前方の画像のみが表示される。画像表示モードが前方及び俯瞰表示モード(F+SV)であるときには、図には示されていないが、車両12の前方の画像及び車両12及びその周囲を上方から見た俯瞰画像が左右に並べて表示され、車両12の前方の画像と俯瞰画像との間には、それらの画像を区分する区分帯48と同様の区分帯が表示される。

0078

画像表示モードが前方及び側方表示モード(F+S)であるときには、車両12の前方の画像が表示されると共に、その画像の左右に左右のサイドカメラ18L及び18Rにより撮影された車両12の左右の側方の画像が表示される。車両12の前方の画像と左右の側方の画像との間には、それらの画像を区分する区分帯が表示される。

0079

図12は、前方及び側方表示モード(F+S)の画像の一例を示しており、図の上方が車両12の前方である。図12の中央の画像62は、フロントカメラ14により撮影された車両12の前方の画像であり、ガイド線56が表示されている。図12の左側及び右側の画像64L及び64Rは、それぞれ左右のサイドカメラ18L及び18Rにより撮影された車両12の左右の側方の画像である。

0080

車両12の前方の画像62と左右の側方の画像64L、64Rとの間には、それらの画像を区分する区分帯48が表示されている。左右の側方の画像64L、64Rには、側方補助線52、前輪補助線50F、後輪補助線50R、前端補助線66F及び後端補助線66Rが表示されている。前輪補助線50F及び後輪補助線50Rは、それぞれ車両12の前輪及び後輪の接地位置を示し、前端補助線66F及び後端補助線66Rは、それぞれ車両12の前端及び後端の位置を示している。

0081

更に、画像表示モードが複合前方表示モード(CF)であるときには、図には示されていないが、フロントカメラ14により撮影された画像が表示されると共に、その画像の左右に第一の実施形態におけるサイドカメラ18L及び18Rにより撮影された画像と同様の車両12の左右の斜め後方の画像が表示される。例えば、このモードにおいて表示される画像は、図12の左側及び右側の画像64L及び64Rがそれぞれ図5の左側及び右側の画像44L及び44Rに置き換えられた画像である。

0082

図10に示されているように、画像表示モードが前方表示モード(F)に設定されている状況において、シフトポジション(SP)がR(後進位置)になったときには、画像表示モードは後方表示モード(B)に切り替えられる。この場合、サブスイッチの設定に応じて、画像表示モードは単独後方表示モード(SB)、後方及び俯瞰表示モード(B+SV)、後方及び側方表示モード(B+S)、及び複合後方表示モード(CB)の何れかに切り替えられる。

0083

更に、画像表示モードが前方表示モード(F)に設定されている状況において、タッチパネルスイッチ28又はリモートスイッチ34のメインスイッチが非表示モード(U)に切り替えられたときには、画像表示モードは非表示モード(U)に切り替えられる。

0084

以上の説明から解るように、上述の第一及び第二の実施形態によれば、画像表示モードが複合後方表示モード(CB)であるときには、ディスプレイ装置20に車両12の後方の画像が表示されると共に、その画像の左右に車両12の左右の斜め後方の画像が表示される。同様に、画像表示モードが複合前方表示モード(CF)であるときには、ディスプレイ装置20に車両12の前方の画像が表示されると共に、その画像の左右に車両12の左右の斜め後方の画像が表示される。

0085

複合後方表示モード(CB)及び複合前方表示モード(CF)の何れの場合にも、左右の斜め後方の画像は、ルームミラー及びドアミラーに映る画像と同様に、上側が車両12の後方側であるように表示される。よって、左右の斜め後方の画像の上下と車両12に対する前後の関係は、ルームミラー及びドアミラーに映る画像の上下と車両12に対する前後の関係と同一である。従って、運転者がディスプレイ装置20に表示される画像を見ながら車両12を後進させる際に、運転者は混乱することなく左右の後輪の側方の領域を含む車両12の左右の斜め後方の状況を確認することができる。特に、この運転者がルームミラー又はドアミラーをも使用して車両12の後方の状況を確認する場合にも、運転者が混乱する虞を低減することができる。

0086

複合後方表示モード(CB)及び複合前方表示モード(CF)の何れの場合にも、車両12の左右の斜め後方の画像は、車両12の進行方向の画像と共にその左右に表示される。車両12の進行方向の画像は、車両の進行方向が前進方向であるときには、車両12の前方の画像であり、車両の進行方向が後進進方向であるときには、車両12の後方の画像である。よって、運転者は、ディスプレイ装置20に表示された画像を見ることにより、車両12の進行方向及び車両12の左右の斜め後方を間接的に見ることができる。従って、運転者は、ルームミラー及びドアミラーに映る画像を見なくても、車両12の進行方向及び車両12の左右の斜め後方の状況を確認することができる。

0087

車両12の後進時には、運転者は、車両12の後方の画像により、ルームミラーに映らない車両12の後方の死角の状況を確認すると共に、車両12の左右の斜め後方の画像により、ドアミラーに映らない車両12の左右の斜め後方の死角の状況を確認することができる。よって、後進が直進及び旋回の何れの場合にも、運転者は、車両12の後方の死角及び左右の斜め後方の死角に障害物などが存在するか否かを確認しつつ、車両12を安全に後進させることができる。特に、車両12が旋回しながら後進する際に、後輪が障害物に乗り上げたり、車両12が障害物に衝突したりする虞を低減することができる。

0088

また、車両12の前進時には、運転者は、車両12の前方の画像を見ることにより、車両12の前方の死角の状況を確認すると共に、車両12の左右の斜め後方の画像を見ることにより、ドアミラーに映らない車両12の左右の斜め後方の死角の状況を確認することができる。よって、前進が直進及び旋回の何れの場合にも、運転者は、車両12の前方及び左右の斜め後方の死角に障害物などが存在するか否かを確認しつつ、車両12を安全に前進させることができる。特に、車両12が旋回しながら前進する際に、後輪が障害物に乗り上げたり、後輪が障害物を巻き込んだりする虞を低減することができる。

0089

また、上述の第一及び第二の実施形態によれば、画像表示モードが非表示モード(U)又は前方表示モード(F)に設定されている状況において、シフトポジション(SP)がR(後進位置)になると、画像表示モードは後方表示モード(B)に切り替えられる。画像表示モードが後方表示モード(B)であり、サブスイッチが複合表示モード(CB)に設定されているときに、車両12の後方の画像及び車両12の左右の斜め後方の画像が表示される。よって、車両の進行方向が後進方向でなければ、ディスプレイ装置20に車両12の後方の画像及び左右の斜め後方の画像は表示されないので、車両12の後方の画像及び左右の斜め後方の画像が不必要に表示されることを防止することができる。

0090

また、上述の第一及び第二の実施形態によれば、タッチパネルスイッチ28及びリモートスイッチ34は、メインスイッチを含み、メインスイッチは、画像表示モードを非表示モード(U)、後方表示モード(B)及び前方表示モード(F)との間にて切り替えるようになっている。更に、画像表示モードが非表示モード(U)又は後方表示モード(B)に設定されている状況において、メインスイッチが前方表示モード(F)に切り替えられると、画像表示モードは前方表示モード(F)に切り替えられる。

0091

よって、車両の乗員によってメインスイッチが前方表示モード(F)に切り替えられない限り、車両12の前方の画像は表示されないので、車両12の前方の画像又は車両12の前方の画像及び車両12の左右の斜め後方の画像が不必要に表示されることを防止することができる。また、車両の乗員は、必要に応じてメインスイッチを操作することにより、画像表示モードを、車両12の前方の画像を表示するモードに設定することができる。

0092

また、上述の第一及び第二の実施形態によれば、車両12の後方の画像に車両12の後進を案内するガイド線46が表示されると共に、車両の後方の画像に表示されたガイド線46の前端部及びその周囲の領域が左右の斜め後方の画像にも表示される。

0093

よって、ガイド線46の前端部及びその周囲の領域は、車両12の後方の画像及び左右の斜め後方の画像の両方に表示される。従って、ガイド線46の前端部及びその周囲の領域が、車両12の後方の画像及び左右の斜め後方の画像の一方しか表示されない場合に比して、運転者は、車両12の後方の画像内の対象物と左右の斜め後方の画像内の対象物との関係、及び車両12に対する対象物の位置関係を容易に且つ適正に認識し把握することができる。

0094

また、上述の第一及び第二の実施形態によれば、車両12の後方の画像及び左右の斜め後方の画像に、後輪位置補助線50及び側方補助線52を表示させることができる。第二の実施形態においては、左右の側方の画像には、側方補助線52、前輪補助線50F、後輪補助線50R、前端補助線66F及び後端補助線66Rが表示される。よって、これらの補助線が表示されない場合に比して、車両12に対する周囲の障害物などの位置関係を容易に且つ適正に認識し把握することができる。

0095

また、上述の第一及び第二の実施形態によれば、車両12の後方の画像(画像42)と左右の斜め後方の画像44L及び44Rとの間及び車両12の前方の画像(画像54)と左右の斜め後方の画像44L及び44Rとの間には、それらの画像を区分する区分帯48が表示される。第二の実施形態においては、車両12の後方の画像58と俯瞰画像60との間、及び車両12の前方の画像62と左右の側方の画像64L、64Rとの間にも、それらの画像を区分する区分帯48が表示される。

0096

よって、ディスプレイ装置20に並べて表示される二つ又は三つの画像の間に区分帯が表示されない場合に比して、それらの画像との間の境界を容易に且つ確実に認識することができ、各画像内の対象物の認識性を向上させることができる。

0097

特に、第一の実施形態によれば、左右のサイドカメラ18L及び18Rは、それぞれ少なくとも左右の後輪24L及び24Rの側方の領域を含む車両12の左右の斜め後方を撮影する。更に、車両12の左右の斜め後方の画像44L及び44Rは、それぞれ左右のサイドカメラ18L及び18Rにより撮影された画像である。

0098

よって、それぞれ車両12の左右の側方を撮影する左右のサイドカメラ18L及び18Rにより撮影された画像を処理することにより、左右の斜め後方の画像44L及び44Rを生成する必要がない。従って、第二の実施形態の場合に比して、電子制御装置22に課せられる画像処理の負担を軽減することができる。

0099

また、第二の実施形態によれば、左右のサイドカメラ18L及び18Rはそれぞれ車両12の左右の側方を撮影し、左右のサイドカメラ18L及び18Rにより撮影された画像を処理することにより、左右の斜め後方の画像44L及び44Rが生成される。更に、バック及び俯瞰表示モード(B+SV)においては、車両12の後方の画像及び車両12及びその周囲を上方から見た俯瞰画像が左右に並べて表示される。前方及び側方表示モード(F+S)においては、車両12の前方の画像及び車両12の左右の側方の画像64L及び64Rが表示される。

0100

よって、第二の実施形態において表示される画像の種類は第一の実施形態の場合よりも多いので、第二の実施形態によれば、運転者は車両の周囲の状況の確認をより的確に行うことができる。

0101

以上においては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかであろう。

0102

例えば、上述の第一及び第二の実施形態においては、画像表示モードが複合表示モードであるときには、車両12の後方又は前方の画像が表示されると共に、その画像の左右に左右の斜め後方の画像が表示される。しかし、車両12の後方又は前方の画像と共に表示される斜め後方の画像は、左右の一方のみであってもよい。

0103

また、上述の第一及び第二の実施形態においては、画像表示モードが後方表示モード(B)に設定されている状況において、メインスイッチが前方表示モード(F)に切り替えられ、シフトポジション(SP)がD又はNになったときには、画像表示モードは前方表示モード(F)に切り替えられる。しかし、メインスイッチが前方表示モード(F)に切り替えられると、シフトポジション(SP)の如何に関係なく、画像表示モードが前方表示モード(F)に切り替えられるよう修正されてもよい。

0104

また、上述の第一の実施形態においては、左右のサイドカメラ18L及び18Rは、それぞれ車両の左右の斜め後方を撮影し、画像表示モードが複合表示モードであるときには、車両12の後方又は前方の画像と共に、左右の斜め後方の画像が表示される。しかし、左右のサイドカメラ18L及び18Rは、第二の実施形態の場合と同様に、車両12の左右の側方を撮影し、左右の斜め後方の画像はサイドカメラ18L及び18Rにより撮影された画像のうち車両12の後方側の部分を画像処理することにより生成されてもよい。

0105

また、上述の第二の実施形態においては、画像表示モードが後方及び側方表示モード(B+S)であるときには、車両12の後方の画像が表示されると共に、その画像の左右に車両12の左右の側方の画像が表示される。同様に、画像表示モードが前方及び側方表示モード(F+S)であるときには、車両12の前方の画像が表示されると共に、その画像の左右に車両12の左右の側方の画像が表示される。しかし、車両12の後方又は前方の画像の一方の側に車両12の側方の画像が表示され、他方の側に車両12の斜め後方の画像が表示されてもよい。特に、車両12が旋回後進する際には、旋回外側に車両12の側方の画像が表示され、旋回内側に車両12の斜め後方の画像が表示されることが好ましい。

0106

また、上述の各実施形態においては、サイドカメラ18L及び18Rは、それぞれ車両12の左右のドアミラー26L及び26Rに設置されている。しかし、サイドカメラは、例えばセンターピラーのようにドアミラー以外の車体部位に設けられてもよい。

0107

また、上述の各実施形態においては、カメラスイッチ30がオフであるときには、画像表示モードは非表示モード(N)に設定されるようになっている。しかし、カメラスイッチ30がオフであっても、シフトポジション(SP)がR(後進位置)であるときには、車両12の後方の画像が表示されるよう修正されてもよい。

0108

更に、上述の各実施形態において説明したガイド線42及び56、側方補助線52、前輪補助線50F、後輪補助線50R、前端補助線66F及び後端補助線66Rは、例示であり、ガイド線及び補助線は、図示の形態及び種類に限定されない。即ち、ガイド線及び補助線の形態及び種類は、本発明の周囲画像表示装置10が適用される車両に応じて適宜に設定されてよい。

0109

10…車両用周囲画像表示装置、12…車両、14…フロントカメラ、16…バックカメラ、18L,18R…サイドカメラ、20…ディスプレイ装置、22…電子制御装置、28…タッチパネルスイッチ、30…カメラスイッチ、32…シフトポジションセンサ、34…リモートスイッチ、46…ガイド線、48…区分帯、50…後輪位置補助線、52…側方補助線

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