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技術 シート搬送装置、画像形成装置、及びその制御方法

出願人 キヤノンファインテックニスカ株式会社
発明者 飯泉賢一
出願日 2016年2月18日 (4年10ヶ月経過) 出願番号 2016-029109
公開日 2017年8月24日 (3年3ヶ月経過) 公開番号 2017-146501
状態 特許登録済
技術分野 ベルト,ローラによる搬送 シート,ウェブの制御 電子写真における制御・管理・保安
主要キーワード 受入れポート 排出状況 オフセットローラ 複合システム ジャムタイマ タイマ制御 シート紙 穿孔装置
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (5)

課題

画像形成装置後処理装置の間で離間機構を持たない構成において後処理装置の入口付近センサジャムの発生を監視しているだけでは、ジャムの発生の認識が不十分であり、記録媒体を取り除くことが困難になる。

解決手段

シート搬送装置の制御において、シートを搬送し、その搬送されるシートを第1の検知手段により検知する。その際、前記搬送されるシートを前記第1の検知手段より搬送方向の下流側で検知する第2の検知手段が検知する前に前記第1の検知手段が検知しなくなった場合は、前記シートの搬送動作を停止させるよう制御する。

概要

背景

従来より、画像形成装置とその画像形成装置で画像が形成された記録媒体の処理を行う後処理装置シート処理装置)との間の搬送路でその記録媒体にジャムが発生した場合には、画像形成装置と後処理装置とを離間させてその記録媒体を取り除いていた。

一方、近年の画像形成装置の小型化に応じて装置の設置面積を削減するため画像形成装置の後処理装置の離間機構を持たない構成や、画像形成装置の側面を大きく開口させて、ジャムの発生した記録媒体を取り除くような機構が考えられている。このような構成では画像形成装置から搬送されてきた記録媒体のジャム発生を後処理装置の入り口付近で検出する際は、次のような制御を行なう。

即ち、画像形成装置の記録媒体の排出口付近に設けられたセンサから検知信号を後処理装置に転送する。後処理装置では、その信号をトリガにしてその装置の記録媒体の入り口付近に設けられたセンサで記録媒体の検知を監視する。画像形成装置側のセンサと後処理装置側のセンサとの間の距離dは決まっているので、画像形成装置から記録媒体を距離d+αに相当する距離を搬送したと認識した場合でも、後処理装置側のセンサでその記録媒体を検知できないならジャム発生と認識する。その場合、後処理装置はジャム発生として記録媒体の搬送動作を停止し、その状態を画像形成装置側に通知する。これに応じて、画像形成装置側も搬送機構の動作を停止する。

また、特許文献1は記録媒体のジャムを1つの用紙センサで検知し、複数の用紙センサを用いてそのジャム解除を行う構成を開示している。

概要

画像形成装置と後処理装置の間で離間機構を持たない構成において後処理装置の入口付近のセンサでジャムの発生を監視しているだけでは、ジャムの発生の認識が不十分であり、記録媒体を取り除くことが困難になる。シート搬送装置の制御において、シートを搬送し、その搬送されるシートを第1の検知手段により検知する。その際、前記搬送されるシートを前記第1の検知手段より搬送方向の下流側で検知する第2の検知手段が検知する前に前記第1の検知手段が検知しなくなった場合は、前記シートの搬送動作を停止させるよう制御する。

目的

本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、記録媒体にジャムが発生した場合でも迅速にそのジャムを検出できるシート搬送装置、画像形成装置、及びその制御方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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請求項1

シートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送されるシートを検知する第1の検知手段と、前記搬送手段により搬送されるシートを前記第1の検知手段より搬送方向の下流側で検知する第2の検知手段が検知する前に前記第1の検知手段が検知しなくなった場合は、前記搬送手段によるシートの搬送動作を停止させる制御手段とを有することを特徴とするシート搬送装置

請求項2

前記制御手段は、前記搬送手段により搬送されるシートを前記第1の検知手段が検知しなくなる前に前記第2の検知手段が検知した場合は、前記搬送手段によるシートの搬送動作を停止させないことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。

請求項3

前記第1の検知手段で前記シートを検知してから、所定の時間を計時するタイマをさらに有し、前記制御手段はさらに、前記搬送手段により搬送されるシートを前記タイマが前記所定の時間の計時をするまでに前記第2の検知手段が検知しない場合は、前記第1の検知手段の検知の結果によらず前記搬送手段によるシートの搬送動作を停止させることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート搬送装置。

請求項4

前記所定の時間は、前記シートが前記第1の検知手段に到達してから通過するまでの時間よりも長いことを特徴とする請求項3に記載のシート搬送装置。

請求項5

請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のシート搬送装置を備えた画像形成装置において、前記第1の検知手段と前記第2の検知手段の間は離間不能に構成されていることを特徴とする画像形成装置。

請求項6

前記第1の検知手段は、画像形成されたシートの排出を検知するセンサであり、前記第2の検知手段は、前記画像形成したシートに処理を施すシート処理部への受け入れを検知するセンサであることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。

請求項7

前記搬送手段は、前記画像形成されたシートを排出する排出ローラと、前記排出されたシートを前記シート処理部に搬送する搬送ローラとで構成されることを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。

請求項8

前記画像形成装置が画像形成に使用可能なシートの最小のサイズは、前記排出ローラと前記搬送ローラとの間の距離よりも長いことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。

請求項9

前記制御手段によるシート搬送の停止をユーザに通知する通知手段をさらに有することを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。

請求項10

シート搬送装置の制御方法であって、シートを搬送する搬送工程と、前記搬送工程において搬送されるシートを第1の検知手段により検知する検知工程と、前記搬送工程において搬送されるシートを前記第1の検知手段より搬送方向の下流側で検知する第2の検知手段が検知する前に前記第1の検知手段が検知しなくなった場合は、前記搬送手段によるシートの搬送動作を停止させる制御工程とを有することを特徴とする制御方法。

技術分野

0001

本発明はシート搬送装置画像形成装置、及びその制御方法に関し、特に、例えば、電子写真方式に従って画像が形成されたシート状の記録媒体の処理を行うシート搬送装置を内蔵した画像形成装置、及びその制御方法に関する。

背景技術

0002

従来より、画像形成装置とその画像形成装置で画像が形成された記録媒体の処理を行う後処理装置シート処理装置)との間の搬送路でその記録媒体にジャムが発生した場合には、画像形成装置と後処理装置とを離間させてその記録媒体を取り除いていた。

0003

一方、近年の画像形成装置の小型化に応じて装置の設置面積を削減するため画像形成装置の後処理装置の離間機構を持たない構成や、画像形成装置の側面を大きく開口させて、ジャムの発生した記録媒体を取り除くような機構が考えられている。このような構成では画像形成装置から搬送されてきた記録媒体のジャム発生を後処理装置の入り口付近で検出する際は、次のような制御を行なう。

0004

即ち、画像形成装置の記録媒体の排出口付近に設けられたセンサから検知信号を後処理装置に転送する。後処理装置では、その信号をトリガにしてその装置の記録媒体の入り口付近に設けられたセンサで記録媒体の検知を監視する。画像形成装置側のセンサと後処理装置側のセンサとの間の距離dは決まっているので、画像形成装置から記録媒体を距離d+αに相当する距離を搬送したと認識した場合でも、後処理装置側のセンサでその記録媒体を検知できないならジャム発生と認識する。その場合、後処理装置はジャム発生として記録媒体の搬送動作を停止し、その状態を画像形成装置側に通知する。これに応じて、画像形成装置側も搬送機構の動作を停止する。

0005

また、特許文献1は記録媒体のジャムを1つの用紙センサで検知し、複数の用紙センサを用いてそのジャム解除を行う構成を開示している。

先行技術

0006

特許第4921086号公報

発明が解決しようとする課題

0007

しかしながら、後処理装置の記録媒体の受入付近のセンサでジャムの発生を監視しているだけでは、記録媒体を距離d+αに相当する距離を搬送した後でないと、ジャムの発生を認識することができない。ジャムが発生すると記録媒体の座屈等でその記録媒体が後処理装置の受入口で蛇腹状になったりすることがある。このようになると、その記録媒体を取り除くことが困難になり、ユーザにとってはジャム対応のための操作性が悪くなることがある。

0008

本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、記録媒体にジャムが発生した場合でも迅速にそのジャムを検出できるシート搬送装置、画像形成装置、及びその制御方法を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0009

上記目的を達成するために本発明のシート搬送装置は次のような構成からなる。

0010

即ち、シートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送されるシートを検知する第1の検知手段と、前記搬送手段により搬送されるシートを前記第1の検知手段より搬送方向の下流側で検知する第2の検知手段が検知する前に前記第1の検知手段が検知しなくなった場合は、前記搬送手段によるシートの搬送動作を停止させる制御手段とを有することを特徴とする。

発明の効果

0011

従って本発明によれば、迅速に記録媒体のジャムの発生を検出することができるという効果がある。これにより、ジャム発生検出の遅延により記録媒体が装置内でひどく座屈して蛇腹状になる前にジャムが発生した記録媒体の搬送を停止し、記録媒体を取り除きやすくすることが可能になる。

図面の簡単な説明

0012

本発明の代表的な実施例である電子写真方式に従って画像を形成する画像形成装置の構成を示す側断面図である。
図1に示す画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。
図1に示した画像形成装置が実行するジャム処理を示すフローチャートである。
画像が形成された記録媒体の搬送・排出・ジャム発生の様子を示す図である。

実施例

0013

以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について、さらに具体的かつ詳細に説明する。

0014

なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。さらに人間が視覚知覚し得るように顕在化したものであるか否かも問わず、広く記録媒体上に画像、模様パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。

0015

また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチックフィルム金属板ガラスセラミックス、木材、皮革等も含む。

0016

<画像形成装置の概要図1図2)>
図1は本発明の代表的な実施例である電子写真方式に従って画像を形成する画像形成装置の構成を示す側断面図である。

0017

図1に示すように、画像形成装置200は、画像形成装置200の上部に設けられた画像読取装置(スキャナ)100と、画像読取装置100の上部に設けられた開閉自在の自動原稿供給装置(ADF)500とともに、複写機システム10を構成している。画像形成装置200には、画像が形成された、例えば、シート状のカット紙のような記録媒体にステイプル処理仕分け処理のようなシート処理を施すシート処理部を備えた後処理装置(シート処理装置又はシート搬送装置)400が接続されている。

0018

複写機システム10は、後処理装置400と画像形成装置200との間には互いを離間して分離する分離機構を備えておらず、離間不能な構成である。なお、図1に示す構成では、後処理装置400は画像形成装置200と別体構成となっているが、後処理装置400は画像形成装置200の内部に組み込まれていてもよい。

0019

画像を複写する場合、自動原稿供給装置500はその載置台に置かれた、例えば、シート原稿のような記録媒体を1枚ずつ分離して画像読取装置100に供給する。画像読取装置100は、自動原稿供給装置500によって原稿台ガラス102の所定の位置に給送されるシート原稿を光学的に読取る。具体的には、シート原稿が原稿台ガラス102の所定位置へ給送されると、光学ユニット104のランプ103が点灯し、原稿照射する。そして、このシート原稿からの反射光が、ミラー105、106、107及びレンズ108を通してCCDイメージセンサ109に入力され、CCDイメージセンサ109により光電変換されてアナログ画像信号が取得される。そして、このアナログ画像信号がA/D変換されて、デジタル画像信号が取得される。

0020

以上のようにして取得されたデジタル画像信号(以下、画像信号)は画像形成装置200の制御部201に入力される。制御部201には半導体レーザとその駆動回路が備えらており、入力された画像信号に基づいて駆動回路は半導体レーザを駆動し、レーザ光により感光ドラム202を照射する。これにより、感光ドラム202には静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像器203によって現像されて可視化され、感光ドラム202上でトナー像となる。

0021

次に、このトナー像の先端とタイミングを合わせて、シートカセット204、205から、例えば、シート状のカット紙のような記録媒体Sが搬送され、転写部206にてトナー像が記録媒体Sに転写される。そして、記録媒体Sに転写されたトナー像は、定着器207で定着される。この後、記録媒体Sは排出ローラ208から画像形成装置200の外部に排出される。

0022

以上のように、画像形成装置200は、電子写真方式に従って画像を形成するプリンタエンジンを備えている。

0023

このように画像が形成され、排出ローラ208から排出された記録媒体Sは、後処理装置(シート処理装置)400へと搬送される。そして、後処理装置400で予め指定された動作モードに応じて仕分け綴じ等の処理が行われて、排出口400Aよりスタックトレイ421に積載される。なお、仕分け処理に当っては、オフセットローラ407が駆動され、例えば、所定枚数記録媒体ごとに、スタックトレイ421で所定距離ずらして排出することもできる。

0024

なお、複写機システム10は画像信号をシート原稿の画像を読取って取得するのみならず、パソコンのような外部装置から転送されてきた画像信号を画像形成装置200が受信して、その画像信号に基づいて記録媒体に画像を形成するようにしても良い。さらに、ネットワークを介して受信した画像信号や通信回線を介して受信したファクシミリ画像信号に基づいて記録媒体に画像を形成するようにしても良い。

0025

さて、図1の下側には複写機システム10の上面図を示している。上述のように、複写機システム10は、画像形成装置200後処理装置400を離間分離する構成を備えていないので、ジャムが発生した記録媒体を取り除くには扉500Aを開ける必要がある。扉500Aは図1の下側の上面図が示すように開放され、後処理装置400に続く記録媒体の搬送路から記録媒体を取り出すことが可能になっている。

0026

図2図1に示す画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。特に、図2は画像形成装置200において画像形成された記録媒体が後処理装置に搬送され後処理(シート処理)を実行する構成に係る制御構成を示している。

0027

画像形成装置200の制御部201はCPU201A、ROM201B、RAM201C、シリアルI/O201Dを備え、排出検知センサ300と搬送モータ320の動作を制御する。排出検知センサ300は画像形成装置200の搬送路の最下流にある排出ローラ208の直前に備えられ、記録媒体が画像形成装置200より排出されることを検知する。搬送モータ320は排出ローラ208などの搬送路に沿って設けられた搬送ローラ(不図示)を駆動する。

0028

また、制御部201は後処理装置400の駆動制御部900と接続され、シリアル通信により制御部201と駆動制御部900との間で種々の情報(センサの検知信号やモータ制御信号や各種指示信号など)を授受する。その情報の授受は制御部201のシリアルI/O(入出力ポート)201Dと駆動制御部900のシリアルI/O901とを介してなされる。

0029

後処理装置400は、駆動制御部900により制御されるステイプラユニット420により排出される記録媒体を複数枚ずつ束にして綴じることができるようになっている。ステイプラユニット420により綴られた束は、オフセットモータ407Aにより駆動されるオフセットローラ407により所定間隔ずつオフセットされてスタックトレイ421に排出される。スタックトレイ421は、排出された記録媒体の重量や厚さに従って昇降する。その昇降は、駆動制御部900により制御されるスタックトレイ昇降モータ421Aの駆動により実行される。また、綴られた記録媒体の束はシート束排出モータ407Bによる駆動される排出ローラ(不図示)により排出口400Aへと搬送され、後処理装置400から排出される。排出口400Aには排出検知センサ410が備えられ、制御部201のCPU201Bはシリアル通信によりその排出状況を知ることができる。

0030

一方、画像形成装置200より後処理装置400へと搬送されてきた記録媒体は、搬送モータ310により駆動される搬送ローラ209により挟持され、記録媒体の搬送路をその搬送方向の下流方向へと搬送される。その搬送路において搬送ローラ209の下流側に入口センサ301が設けられており、後処理装置400へと搬送されてきた記録媒体の存在を検知する。

0031

なお、後処理装置400は、ステイプラユニット420を備える代わりに穿孔装置を備えてシート束に孔をあける構成になっていてもよい。従って、後処理装置(シート処理装置)は、複数枚の記録媒体を束に綴じることのみに限定されるものではなく、シート綴じ処理穿孔処理の少なくともいずれか、又は両方の機能を備えた構成でも良い。さらに、ステイプラユニットや穿孔装置を備えず、少なくとも記録媒体の後端整合する機能のみを備えた後処理装置を用いてもよい。さらに、後処理装置の構成としては、上述のような1つのスタックトレイを備える構成に限らす、2つ以上の固定または可動積載部を備えた構成でも良い。

0032

次に、以上のような構成の画像形成装置と後処理装置とを用いた記録媒体のジャム検知制御について説明する。

0033

図3は画像形成装置と後処理装置とが実行する記録媒体のジャム検知制御を示すフローチャートである。

0034

図4は画像が形成された記録媒体の搬送・排出の様子を示す図である。図4は、図1破線で示した排出ローラ208、搬送ローラ209、排出検知センサ300、入口センサ301を含む記録媒体の搬送路の近傍の拡大図である。

0035

図4(a)は、シート状のカット紙のような記録媒体Pが画像形成装置200の排出検知センサ300へと搬送されてくる様子を示す図である。この段階では、記録媒体Pの先端が排出検知センサ300により検知されているが、記録媒体Pは排出ローラ208と搬送ローラ209のいずれによっても挟持されていない。

0036

図4(b)は、記録媒体Pのジャムが排出ローラ208と搬送ローラ209との間で発生した様子を示す図である。この段階では、記録媒体Pの後端が排出検知センサ300により検知されているが、記録媒体Pは入口センサ301によっては検知されていない。

0037

図4(c)は、正常に記録媒体Pが画像形成装置200から後処理装置400へと搬送される様子を示す図である。この段階では、記録媒体Pは排出ローラ208と搬送ローラ209の両方によって挟持されており、排出検知センサ300は記録媒体Pをもはや検知しないが、入口センサ301が記録媒体Pの先端を検知している。

0038

なお、排出ローラ208と搬送ローラ209との間の距離は、画像形成装置200が画像形成に使用可能な最小記録媒体のサイズに基づいて定められており、例えば、B5横の記録媒体が搬送されたときに、両方のローラでその記録媒体を挟持可能になっている。

0039

さて、画像形成装置200は排出検知センサ300により記録媒体Pを検出すると、記録媒体Pが画像形成装置200から排出されることを制御部201のCPU201Aはその旨を後処理装置400の駆動制御部900にシリアル通信で通知する。後処理装置400はその通知に応じて、排出検知センサ300と入口センサ301との間の距離L1から入口センサ301に記録媒体Pが到達するまでの時間をもとに、ジャムタイマにより時間監視(計時)を行う。その際、記録媒体Pのサイズによっては記録媒体Pが画像形成装置200と後処理装置400との間に滞留してしまうことがある。

0040

なお、ジャムタイマによる監視時間Tは、
T=L1/記録媒体Pの排出速度(V)+α
とする。

0041

以下、図3に戻って、フローチャートを参照してジャム検知制御を説明する。

0042

まず、ステップS110では、画像形成装置200は複写機システム10に備えられた操作パネル(不図示)からの複写指示やパソコンなどの外部装置からの印刷指示などの画像形成指示待ち合わせる。ここで、画像形成指示が受信されると処理はステップS120に進み、複写指示や印刷指示に伴って設定される記録媒体のサイズ(L)を確認する。サイズLによって記録媒体の先端が排出検知センサ300によって検知され、その記録媒体の後端が入口センサ301によって検知されるまでに要する時間が定まる。

0043

ステップS130では画像形成指示に従って記録媒体Pに画像を形成する。その画像形成が完了すると、記録媒体Pは定着器207から排出ローラ208へと搬送される。このため、ステップS140では排出検知センサ300は、その搬送されてくる記録媒体Pの先端を検知するのを待ち合わせる。図4(a)に示すように、記録媒体Pの先端を排出検知センサ300が検知すると、排出検知センサ300からの検知信号はONになり、処理はステップS150に進む。このタイミングでCPU201aは後処理装置400に対してジャム検知制御を開始するよう指示する。そして、ステップS150では、後処理装置400の駆動制御部900はジャムタイマをONにして記録媒体Pの搬送を監視する。

0044

次に、ステップS160ではジャムタイマによる監視の監視時間Tがタイムアウトになったかどうかを調べる。ここで、ジャムタイマによる監視がタイムアウトになった場合、図4(b)に示すように記録媒体Pにはジャムが発生していると判断し、処理はステップS200に進む。ステップS200では、後処理装置400の搬送モータ310の駆動を停止し、記録媒体Pの搬送を緊急停止する。これと同時にCPU201は複写機システム10に備えられた操作パネルや外部装置のパソコンのディスプレイなどにジャム発生のメッセージを表示して、ユーザにジャムが発生した記録媒体を取り除くように促す。そして、ステップS210でジャムの解消を待ち合わせ、ユーザが記録媒体を取り除くなどしてジャムの解消が確認されたなら、処理はステップS130に戻り、ジャムが発生した記録媒体に対する画像形成を再び実行する。

0045

なお、ジャムが発生した記録媒体は、画像形成装置200の扉500Aを図1に示したように開くことで、その開口部から容易に取り出すことができる。

0046

ステップS160において、ジャムタイマによる監視がタイムアウトしていない場合、即ち、監視中である場合、処理はステップS170に進み、入口センサ301が記録媒体Pの先端を検知したかどうかを調べる。ここで、図4(c)に示すように、記録媒体Pの先端を入口センサ301が検知すると、入口センサ301からの検知信号はONになる。この時点でCPU201aは後処理装置400の搬送ローラ209と画像形成装置200の排出ローラ208の両方で記録媒体Pは挟持されており、正常に記録媒体Pの搬送はなされると判断し、処理はステップS110に戻り、次の画像形成指示を待ち合わせる。

0047

ステップS170において、入口センサ301からの検知信号がOFFである場合、記録媒体Pの先端がまだ入口センサ301の位置まで到達していないと判断し、処理はステップS180に進む。

0048

ステップS180では排出検知センサ300からの検知信号がONであるかどうかを調べる。ここで、排出検知センサ300からの検知信号がOFFである場合、記録媒体Pの後端が既に排出ローラ208の位置を通過しており、図4(b)に示すように記録媒体Pにはジャムが発生していると判断し、処理はステップS190に進む。ステップS190では画像形成装置200の搬送モータ320の駆動を停止し、さらに処理はステップS200に進む。ステップS200以降の処理は上述した通りである。これに対して、排出検知センサ300からの検知信号がONである場合、画像形成装置200からの記録媒体Pの排出が継続中であると判断し、処理はステップS160に戻り、ジャムタイマによる監視を続行する。

0049

従って以上説明した実施例に従えば、後処理装置側の入口センサと画像形成装置側の排出検知センサとの2つセンサからの情報によりジャムの発生を判断するので、後処理装置と画像形成装置との間で発生するジャムをより迅速に検出することができる。このようにして迅速にジャムの発生を検知し記録媒体の搬送を停止することで、その記録媒体が蛇腹状になって画像形成装置から取り除くことが困難になる前にユーザはその記録媒体を容易に取り除くことが可能になる。

0050

なお、上述した実施例では、画像読取装置(スキャナ装置)と画像形成装置(LBP)とADF装置一体化した複写機システムを例として説明したが本発明はこれによって限定されるものではない。本発明は、例えば、ADF装置やスキャナ装置を備えない単機能の画像形成装置にも適用できるし、さらに複写機システムにファクシミリ機能を加えた複合システムとしても良い。

0051

また、上述した実施例では画像形成装置は電子写真方式に従って1つの感光ドラムを用いてモノクロ画像を形成する構成としたが、本発明はこれによって限定されるものではない。例えば、複数の感光ドラムに複数色のトナーにより画像を形成するフルカラー画像形成装置としてもよい。電子写真方式の画像形成装置のみならず、インクジェット方式トナージェット方式、熱転写方式など各種の画像形成方式を採用したプリンタエンジン用いた画像形成装置にも本発明は適用可能である。

0052

さらに、上述した実施例では、後処理装置の制御を画像形成装置の制御部によって実行する構成としたが、その制御を外部の制御装置で行わせても良いし、後処理装置が一部の制御、例えば、タイマ制御を行っても良い。

0053

P記録媒体(シート紙)、200画像形成装置、201 制御部、
201A CPU、201B ROM、201C RAM、201DシリアルI/O、
207定着器、208排出ローラ、209搬送ローラ、300 排出検知センサ、
301入口センサ、310搬送モータ、320 搬送モータ、
400後処理装置(シート処理装置)、400A 排出口、401受入れポート
407オフセットローラ、410 排出検知センサ、421スタックトレイ、
500A 扉、900駆動制御部

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