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技術 空気調和機

出願人 三菱電機株式会社
発明者 大石智子
出願日 2016年2月18日 (5年0ヶ月経過) 出願番号 2016-028678
公開日 2017年8月24日 (3年5ヶ月経過) 公開番号 2017-146035
状態 特許登録済
技術分野 空調制御装置
主要キーワード 熱中症 特定精度 検出範囲内 壁掛け型 報知器 間取り図 放射角度 発信機
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年8月24日)のものです。
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図面 (15)

課題

飼い主ペットだけを部屋に残して外出する場合に、運転中の消費エネルギーを抑制できる空気調和機を提供する。

解決手段

空気調和機は、制御部15、温度センサ9、位置設定部20、位置特定部13及び温度特定部14を備える。温度センサ9は、検出範囲の温度を検出する。位置設定部20は、検出範囲内の位置P1を設定する。位置特定部13は、ペットの位置P2を特定する。温度特定部14は、ペットのための温度T2を特定する。制御部15は、位置設定部20によって設定された位置P1が温度特定部14によって特定された温度T2になるように第2制御を行う。

概要

背景

特許文献1に、空気調和機が記載されている。特許文献1に記載された空気調和機は、部屋にペットだけを残して飼い主外出する場合に備え、ペットに合わせた運転を行うための釦を備える。この釦が押されると、例えば、冷房運転時の設定温度がペットが熱中症にならない温度に設定される。

概要

飼い主がペットだけを部屋に残して外出する場合に、運転中の消費エネルギーを抑制できる空気調和機を提供する。空気調和機は、制御部15、温度センサ9、位置設定部20、位置特定部13及び温度特定部14を備える。温度センサ9は、検出範囲の温度を検出する。位置設定部20は、検出範囲内の位置P1を設定する。位置特定部13は、ペットの位置P2を特定する。温度特定部14は、ペットのための温度T2を特定する。制御部15は、位置設定部20によって設定された位置P1が温度特定部14によって特定された温度T2になるように第2制御を行う。

目的

この発明の目的は、飼い主がペットだけを部屋に残して外出する場合に、運転中の消費エネルギーを抑制できる空気調和機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

風を送るための第1制御と前記第1制御が行われている時より狭い範囲に向けて風を送るための第2制御とを行う制御手段と、検出範囲の温度を検出する温度検出手段と、前記検出範囲内の位置を設定する位置設定手段と、ペットの位置を特定する位置特定手段と、前記温度検出手段によって検出された温度と前記位置特定手段によって特定された位置とに基づいて、ペットのための温度を特定する温度特定手段と、を備え、前記制御手段は、前記位置設定手段によって設定された位置が前記温度特定手段によって特定された温度になるように前記第2制御を行う空気調和機

請求項2

前記温度検出手段は、下方にある物体の上向きの面の温度を検出する請求項1に記載の空気調和機。

請求項3

情報を入力するための入力装置を更に備え、前記位置設定手段は、前記入力装置から入力された情報に基づいて位置を設定する請求項1又は請求項2に記載の空気調和機。

請求項4

前記入力装置は、前記検出範囲を含む部屋の間取り図表示器に表示させ、前記表示器の画面上で押された位置を検出する請求項3に記載の空気調和機。

請求項5

温度を設定する温度設定手段を更に備え、前記位置特定手段は、前記位置設定手段によって設定された位置が前記温度設定手段によって設定された温度になるように前記制御手段によって前記第2制御が行われている時に前記温度検出手段によって検出された温度に基づいて、ペットの位置を特定する請求項1から請求項4の何れか一項に記載の空気調和機。

請求項6

前記位置特定手段は、前記検出範囲を複数の範囲に分割し、分割した各範囲について前記温度検出手段によって検出された温度を加算していき、加算した値が最大になる範囲に含まれる位置をペットの位置として特定する請求項5に記載の空気調和機。

請求項7

前記位置特定手段は、前記検出範囲を複数の範囲に分割し、分割した各範囲について前記温度検出手段によって検出された温度と基準温度との差分を加算していき、加算した値が最大になる範囲に含まれる位置をペットの位置として特定する請求項5に記載の空気調和機。

請求項8

前記温度特定手段は、前記温度検出手段によって検出された温度のうち、前記位置設定手段によって設定された位置を中心とし、前記位置設定手段によって設定された位置と前記位置特定手段によって特定された位置との距離を半径とする円上の温度に基づいて、ペットのための温度を特定する請求項1から請求項7の何れか一項に記載の空気調和機。

請求項9

前記温度特定手段は、前記温度検出手段によって検出された温度のうち、前記位置特定手段によって特定された位置を中心とする円上の温度に基づいて、ペットのための温度を特定する請求項1から請求項7の何れか一項に記載の空気調和機。

請求項10

前記位置設定手段によって設定された位置に向けて光を放射する発光装置を更に備えた請求項1から請求項9の何れか一項に記載の空気調和機。

技術分野

0001

この発明は、空気調和機に関する。

背景技術

0002

特許文献1に、空気調和機が記載されている。特許文献1に記載された空気調和機は、部屋にペットだけを残して飼い主外出する場合に備え、ペットに合わせた運転を行うための釦を備える。この釦が押されると、例えば、冷房運転時の設定温度がペットが熱中症にならない温度に設定される。

先行技術

0003

特開2010−145067号公報

発明が解決しようとする課題

0004

飼い主がペットだけを部屋に残して外出する場合、ペットは、リビング等の比較的広い部屋に残されることが多い。特許文献1に記載された空気調和機は、ペット用の釦が押されると、部屋全体を暖めたり冷やしたりする。このため、必要以上にエネルギー消費するといった問題があった。

0005

この発明は、上述のような課題を解決するためになされた。この発明の目的は、飼い主がペットだけを部屋に残して外出する場合に、運転中の消費エネルギーを抑制できる空気調和機を提供することである。

課題を解決するための手段

0006

この発明に係る空気調和機は、風を送るための第1制御と第1制御が行われている時より狭い範囲に向けて風を送るための第2制御とを行う制御手段と、検出範囲の温度を検出する温度検出手段と、検出範囲内の位置を設定する位置設定手段と、ペットの位置を特定する位置特定手段と、温度検出手段によって検出された温度と位置特定手段によって特定された位置とに基づいて、ペットのための温度を特定する温度特定手段と、を備える。制御手段は、位置設定手段によって設定された位置が温度特定手段によって特定された温度になるように第2制御を行う。

発明の効果

0007

この発明に係る空気調和機では、温度検出手段によって検出された温度と位置特定手段によって特定された位置とに基づいて、ペットのための温度が特定される。また、位置設定手段によって設定された位置が温度特定手段によって特定された温度になるように第2制御が行われる。この発明に係る空気調和機であれば、飼い主がペットだけを部屋に残して外出する場合に、運転中の消費エネルギーを抑制できる。

図面の簡単な説明

0008

この発明の実施の形態1における空気調和機の例を示す図である。
室内機の例を示す図である。
リモートコントローラの動作例を示すフローチャートである。
位置P1を設定する方法の一例を説明するための図である。
本体の動作例を示すフローチャートである。
位置P2を特定する方法の一例を説明するための図である。
位置P2を特定する他の方法を説明するための図である。
温度T2を特定する方法の一例を説明するための図である。
温度T2を特定する他の方法を説明するための図である。
目標温度推移を示す図である。
発光装置から光を放射する例を示す図である。
表示器の表示例を示す図である。
ペットの情報を登録可能なリモートコントローラの例を示す図である。
制御装置ハードウェア構成を示す図である。

実施例

0009

添付の図面を参照し、本発明を説明する。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。各図において、同一の符号は同一の部分又は相当する部分を示す。

0010

実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における空気調和機の例を示す図である。図1に示す空気調和機は、リモートコントローラ1と本体2とを備える。以下においては、リモートコントローラ1をリモコン1とも表記する。本体2は、例えば室内機3及び室外機(図示せず)を備える。図2は、室内機3の例を示す図である。図2は、壁掛け型の室内機3を示す。室内機3と室外機とはパイプによって繋がれる。

0011

本体2は、例えば冷媒回路4、送風機5、フラップ6、制御装置7、受信器8、温度センサ9、発光装置10及び表示器11を備える。

0012

冷媒回路4は、例えば室内機3に備えられた熱交換器と室外機に備えられた圧縮機、四方弁、熱交換器及び膨張弁とを備える。また、冷媒回路4は、これらの機器繋ぐ配管を備える。冷媒回路4、即ち圧縮機等の機器は、制御装置7によって制御される。

0013

送風機5は、室内機3に備えられる。送風機5は、熱交換器によって暖められた空気或いは冷やされた空気を吹き出し口12から室内機3の外に送り出す。吹き出し口12からの風向きは、フラップ6によって決められる。送風機5及びフラップ6は、制御装置7によって制御される。

0014

制御装置7は、冷媒回路4、送風機5及びフラップ6等を制御することにより、第1制御及び第2制御を行う。第1制御は、室内機3が設置された部屋を暖める或いは冷やすための通常の制御である。第1制御では、例えば、吹き出し口12の全体から温風或いは冷風が送られる。図2に示すAは、第1制御で風が送られる範囲を示す。

0015

第2制御では、第1制御が行われている時に風が送られる範囲より狭い範囲に向けて風が送られる。図2に示すBは、第2制御で風が送られる範囲の一例を示す。範囲Bは、吹き出し口12の一部から風が送られる例を示す。図2に示すCは、第2制御で風が送られる範囲の他の例を示す。範囲Cは、風が広がる角度をフラップ6によって狭めた例を示す。かかる場合、吹き出し口12の全体から風が送られても良いし、吹き出し口12の一部から風が送られても良い。

0016

受信器8は、室内機3に備えられる。受信器8は、リモコン1から送信された情報を受信する。受信器8は、リモコン1から受信した情報を制御装置7に送信する。なお、制御装置7に受信器8の機能を含めても良い。

0017

温度センサ9は、室内機3に備えられる。温度センサ9は、予め設定された検出範囲の温度を検出する。温度センサ9は、室内機3が設置された部屋の全体の温度を検出できることが望ましい。例えば、温度センサ9は、赤外線センサと赤外線センサを回転させる機構とを備える。温度センサ9は、検出した温度の情報を制御装置7に送信する。なお、本実施の形態に示す温度センサ9は、温度を検出する手段の一例である。

0018

発光装置10は、室内機3に備えられる。発光装置10は、特定の位置に向けて光を放射する。発光装置10は、温度センサ9の検出範囲内の位置であればどの位置に向けても光を放射できることが望ましい。例えば、発光装置10は、光源と光源から放射される光の向きを変えるための機構とを備える。発光装置10は、光の放射角度を変えるための機構を備えても良い。光の放射角度を変えることができれば、光源からの光が当たる面積を変更できる。発光装置10は、制御装置7によって制御される。

0019

表示器11は、室内機3に備えられる。表示器11は、室内機3が設置された部屋にいる人に情報を報知する報知器の一例である。表示器11は、制御装置7によって制御される。

0020

制御装置7は、例えば室内機3に備えられる。制御装置7は、例えば位置特定部13、温度特定部14、制御部15及び記憶部16を備える。

0021

位置特定部13は、ペットがいる位置P2を特定する。温度特定部14は、ペットのための温度T2を特定する。温度特定部14が特定する温度T2は、ペットそのものの温度ではない。温度特定部14は、ペットが快適に感じる温度を温度T2として特定する。例えば、温度特定部14は、温度センサ9によって検出された温度と位置特定部13によって特定された位置P2とに基づいて、温度T2を特定する。

0022

制御部15は、本体2に備えられた機器の動作を制御する。例えば、第1制御及び第2制御は、制御部15によって行われる。記憶部16に、制御部15が行う制御に必要な情報が記憶される。制御装置7が有する具体的な機能については後述する。

0023

リモコン1は、例えば、本体2と無線通信を行う。リモコン1は、本体2と通信を行うことができる装置であれば、どのような形態であっても構わない。リモコン1は、本体2と通信を行う専用の装置でも良い。リモコン1は、スマートフォン等の情報通信端末でも良い。リモコン1は、例えば入力装置17、制御装置18及び送信器19を備える。

0024

入力装置17は、空気調和機の使用者が情報を入力するための装置である。本実施の形態では、空気調和機の使用者は例えばペットの飼い主である。入力装置17から入力された情報は、制御装置18に送信される。飼い主が入力装置17から情報を入力する方法は、どのような方法であっても良い。例えば、飼い主は、釦を押すことによって情報を入力しても良い。飼い主は、タッチパネルに触れることによって情報を入力しても良い。かかる場合、入力装置17は、飼い主が理解できる情報をリモコン1の表示器に表示させ、表示器の画面上で押された位置を検出する。

0025

送信器19は、本体2に情報を送信する。送信器19から送信された情報は、受信器8によって受信される。なお、制御装置18に送信器19の機能を含めても良い。

0026

制御装置18は、例えば位置設定部20、温度設定部21及び記憶部22を備える。

0027

位置設定部20は、位置P1を設定する。位置P1は、ペットが快適と感じる温度にしたい位置である。換言すると、位置P1は、留守中にペットにいて欲しいと飼い主が思う位置である。位置設定部20は、温度センサ9の検出範囲内の位置を位置P1として設定する。例えば、記憶部22に位置P1の情報が予め記憶される。かかる場合、位置設定部20は、記憶部22に記憶されている情報に基づいて位置P1を設定する。また、飼い主が入力装置17から位置P1の情報を入力しても良い。かかる場合、位置設定部20は、入力装置17から入力された情報に基づいて、位置P1を設定する。位置設定部20によって設定された位置P1の情報は、送信器19から本体2に送信される。

0028

温度設定部21は、温度T1を設定する。温度T1の設定は、例えば、位置特定部13がペットの位置P2を特定する際に必要になる。例えば、記憶部22に温度T1の情報が予め記憶される。かかる場合、温度設定部21は、記憶部22に記憶されている情報に基づいて温度T1を設定する。また、飼い主が入力装置17から温度T1の情報を入力しても良い。かかる場合、温度設定部21は、入力装置17から入力された情報に基づいて、温度T1を設定する。温度設定部21によって設定された温度T1の情報は、送信器19から本体2に送信される。

0029

次に、図3から図10も参照し、空気調和機の動作例について説明する。以下の説明は、ペットの飼い主が室内機3が設置されている部屋にペットを残して外出する時の動作例である。

0030

図3は、リモートコントローラ1の動作例を示すフローチャートである。リモコン1では、先ず、位置P1の設定が行われる(S101)。図4は、位置P1を設定する方法の一例を説明するための図である。図4は、リモコン1がスマートフォンである例を示す。例えば、リモコン1は、タッチパネル式の入力装置17を備える。

0031

入力装置17は、例えば、室内機3が設置された部屋の間取り図をリモコン1の表示器に表示させる。表示器に間取り図が表示される部屋は、温度センサ9の検出範囲を含む部屋である。入力装置17は、表示器の画面上で押された位置を検出する。図4は、リモコン1の表示器に、室内機3の位置と室内機3の正面が向く方向3aとを表示する例を示す。また、図4は、押された位置を「×」で表示する例を示す。このように、部屋の間取り図を表示器に表示させることにより、飼い主は位置P1を容易に指定することができる。位置設定部20は、入力装置17から入力された情報に基づいて、位置P1を設定する。

0032

次に、温度T1の設定が行われる(S102)。例えば、飼い主は入力装置17から温度T1の情報を入力する。温度設定部21は、入力装置17から入力された情報に基づいて、温度T1を設定する。

0033

温度T1の設定は、位置P1の設定の後に行われても良い。本実施の形態に示す例のように飼い主が入力装置17から位置P1の情報を入力できれば、留守中にペットに近づいて欲しくない位置を避けて位置P1を設定できる。送信器19は、S101で設定された位置P1の情報とS102で設定された温度T1の情報とを本体2に送信する(S103)。

0034

図5は、本体2の動作例を示すフローチャートである。リモコン1の送信器19から送信された情報は、受信器8によって受信される(S201)。受信器8がリモコン1から位置P1の情報と温度T1の情報とを受信すると、本体2では、ペットの位置P2を特定するための処理を開始する。

0035

先ず、制御部15は、位置設定部20によって設定された位置P1が温度設定部21によって設定された温度T1になるように第2制御を行う(S202)。例えば、であれば、位置P1が外気の温度より冷えるように位置P1に向けて冷風が送られる。であれば、位置P1が外気の温度より暖かくなるように位置P1に向けて温風が送られる。第2制御では、第1制御が行われている時に風が送られる範囲より狭い範囲に向けて風が送られる。このため、第2制御が行われている間は、部屋の温度が一様にならない。例えば、夏であれば、位置P1の温度が最も低く、位置P1から離れるに従って温度が高くなる。冬であれば、位置P1の温度が最も高く、位置P1から離れるに従って温度が低くなる。

0036

次に、上記第2制御が行われている状態で温度センサ9による温度検出が行われる(S203)。温度センサ9は、S203において検出範囲全体の温度を検出する。位置特定部13は、S203で温度センサ9によって検出された温度に基づいて、ペットの位置P2を特定する(S204)。

0037

図6は、位置P2を特定する方法の一例を説明するための図である。温度センサ9による温度検出は、上記第2制御が行われている間に、例えば一定の周期で行われる。図6(a)は、温度センサ9による温度検出が時刻t1から時刻t10まで10回行われた例を示す。なお、温度検出を行う回数はこれに限定されない。

0038

位置特定部13は、温度センサ9の検出範囲を複数の範囲に分割する。図6(a)は、温度センサ9の検出範囲が24分割された例を示す。位置特定部13は、分割した各範囲について温度センサ9によって検出された温度を、例えば一定時間が経過する度に加算していく。図6(a)に示す例であれば、10回分の温度が加算される。図6(b)は、温度の加算結果を示す。ペットの体温は、部屋の温度より高い。このため、位置特定部13は、加算した温度の値が最大になる範囲に含まれる位置をペットの位置P2として特定する。

0039

図7は、位置P2を特定する他の方法を説明するための図である。図7に示す例でも、上記第2制御が行われている間に、温度センサ9による温度検出が一定の周期で行われる。また、位置特定部13は、温度センサ9の検出範囲を複数の範囲に分割する。図7(b)は、温度センサ9がある時刻に検出した温度を示す。位置特定部13は、分割した各範囲について温度センサ9によって検出された温度と基準温度との差分を、例えば一定時間が経過する度に加算していく。図7(b)は、温度センサ9が検出した最も低い温度を基準温度に設定する例を示す。図7(c)は、温度の差分の加算結果を示す。位置特定部13は、加算した差分の値が最大になる範囲に含まれる位置をペットの位置P2として特定する。上記差分の積算値に基づいて位置P2を特定することにより、位置P2の特定精度を向上させることができる。

0040

ペットは、人よりも低い位置にいる。例えば、ペットは、床の近くにいる。このため、位置P2の特定精度を更に向上させるためには、S203において、温度センサ9によって部屋の床の温度を検出することが望ましい。温度センサ9が床と他の物体とを判別することができない場合は、例えば、ペットがいる位置より高い位置に温度センサ9を配置する。そして、温度センサ9によって、下方にある物体の上向きの面の温度を検出すれば良い。

0041

次に、本体2では、ペットのための温度T2を特定するための処理を開始する。上述したように、温度特定部14は、温度センサ9によって検出された温度と位置特定部13によって特定された位置P2とに基づいて、温度T2を特定する(S205)。

0042

図8は、温度T2を特定する方法の一例を説明するための図である。図8に示す距離L1は、位置設定部20によって設定された位置P1と位置特定部13によって特定された位置P2との距離である。図8に示す円弧C1は、位置P1を中心とし、距離L1を半径とする円の一部である。温度特定部14は、例えば、温度センサ9によって検出された温度のうち円弧C1上の温度に基づいて、温度T2を特定する。

0043

S205では、位置P1を温度T1にするための第2制御が行われている。かかる場合、例えば夏であれば、位置P1の温度が最も低く、位置P1から離れるに従って温度が高くなる。このため、位置P1を中心とする同心円上の温度は同じようになる。ペットは、円弧C1上の温度を好んでその位置にいると推測できる。円弧C1上の温度に基づいて温度T2を特定すれば、ペットが快適に感じる温度を温度T2として特定できる。なお、位置P2の温度は、ペットそのものの温度である。このため、温度特定部14は、円弧C1上の温度のうち位置P2の温度を除外した温度に基づいて、温度T2を特定しても良い。例えば、温度特定部14は、温度センサ9によって検出された円弧C1上の温度のうち位置P2の温度を除外した温度の平均値を温度T2とする。

0044

図9は、温度T2を特定する他の方法を説明するための図である。図9に示す距離L2は、予め設定された距離である。距離L2の情報は、予め記憶部16に記憶される。図9に示す円C2は、位置P2を中心とし、距離L2を半径とする円である。温度特定部14は、例えば、温度センサ9によって検出された温度のうち円C2上の温度に基づいて、温度T2を特定する。例えば、距離L2をペットが収まる円の半径より大きな値にしておけば、ペットの周囲の温度を温度T2として特定できる。例えば、温度特定部14は、温度センサ9によって検出された円C2上の温度の平均値を温度T2とする。

0045

温度特定部14によって温度T2が特定されると、制御部15は、位置設定部20によって設定された位置P1が温度特定部14によって特定された温度T2になるように第2制御を行う(S206)。図10は、目標温度の推移を示す図である。これにより、予め設定された位置P1をペットが快適に感じる温度T2にすることができる。

0046

なお、S206で位置P1を温度T2にするための第2制御を開始した後、位置P1と位置P2とが同じ位置になるまでS203からS206の処理を繰り返し実施しても良い。

0047

本実施の形態に示す例では、位置設定部20によって設定された位置P1が温度特定部14によって特定された温度T2になるように第2制御が行われる。第2制御では、第1制御が行われている時に風が送られる範囲より狭い範囲に向けて風が送られる。このため、第2制御を行うための消費エネルギーは、第1制御を行うための消費エネルギーより小さくて良い。本実施の形態に示す空気調和機であれば、飼い主がペットだけを部屋に残して外出する場合に、運転中の消費エネルギーを抑制することができる。一方、位置P1は、ペットが快適と感じる温度T2に保たれる。このため、例えば夏にペットが熱中症になることを防止できる。

0048

空気調和機は、必要に応じて以下の動作を行っても良い。
例えば、S206において第2制御を開始する際に、位置設定部20によって設定された位置P1に向けて発光装置10から光を放射する。図11は、発光装置10から光を放射する例を示す図である。例えば、等のペットは、囲まれた場所に収まろうとする習性がある。発光装置10からの光を位置P1に当てることにより、猫等のペットを位置P1に誘導することができる。

0049

発光装置10から放射される光の向きを変えたり、床に当たる光の面積を変えたりしても良い。猫等のペットは、動くものに興味を示す。発光装置10からの光の向きを変えたり光の径を変えたりすることにより、猫等のペットを位置P1に効率的に誘導することができる。また、ペットの運動不足の予防にも繋がる。

0050

図12は、表示器11の表示例を示す図である。上述したように、ペットは床の近くにいるため、ペットがいる場所の温度は飼い主が感じる温度とは異なる。温度センサ9によってペットの高さの温度及び人の高さの温度を検出し、それぞれの検出結果を表示器11に表示させても良い。図12は、表示器11が人用の温度を表示する領域11aとペット用の温度を表示する領域11bとを備える例を示す。領域11a及び11bを備えることにより、飼い主は、例えばペットがいる場所の温度が低くなりすぎていないかを容易に確認できる。

0051

図13は、ペットの情報を登録可能なリモートコントローラ1の例を示す図である。最近のペットは高齢化が進んでおり、ペットの健康が問題になっている。図13に示すように、リモコン1にペットの情報を予め登録しておく。例えば、ペットの年齢及び健康状態をリモコン1に登録できるようにしておけば、年老いたペットに風が直接当たらないような制御を行うことができる。

0052

本実施の形態では、温度センサ9によって検出された温度を利用してペットの位置P2を特定する例について説明した。ペットの首輪等に発信機を設け、この発信機からの情報に基づいて位置P2を特定しても良い。但し、本実施の形態に示す例であれば、ペットに発信機を設ける必要がない。ペットにストレスを与えずに位置P2を特定できる。

0053

本実施の形態では、空気調和機がリモコン1と本体2とを備える例について説明した。空気調和機は、リモコン1を備えなくても良い。空気調和機がリモコン1を備えていない場合、本実施の形態で説明したリモコン1が有する機能は、本体2に備えられる。

0054

符号13−16に示す各部は、制御装置7が有する機能を示す。図14は、制御装置7のハードウェア構成を示す図である。制御装置7は、ハードウェア資源として、例えばプロセッサ23とメモリ24とを含む処理回路を備える。制御装置7は、メモリ24に記憶されたプログラムをプロセッサ23によって実行することにより、各機能を実現する。制御装置7が有する各機能の一部又は全部をハードウェアによって実現しても良い。

0055

また、符号20−22に示す各部は、制御装置18が有する機能を示す。制御装置18のハードウェア構成は、図14に示す構成と同様である。制御装置18は、ハードウェア資源として、例えばプロセッサとメモリとを含む処理回路を備える。制御装置18は、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサによって実行することにより、各機能を実現する。制御装置18が有する各機能の一部又は全部をハードウェアによって実現しても良い。

0056

1リモートコントローラ、 2 本体、 3室内機、 4冷媒回路、 5送風機、 6フラップ、 7制御装置、 8受信器、 9温度センサ、 10発光装置、 11表示器、 12 吹き出し口、 13位置特定部、 14 温度特定部、 15 制御部、 16 記憶部、 17入力装置、 18 制御装置、 19送信器、 20位置設定部、 21温度設定部、 22 記憶部、 23プロセッサ、 24 メモリ

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