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技術 粒体選別装置

出願人 株式会社クボタ
発明者 坂上智昭
出願日 2016年2月16日 (4年10ヶ月経過) 出願番号 2016-027261
公開日 2017年8月24日 (3年3ヶ月経過) 公開番号 2017-144381
状態 特許登録済
技術分野 穀粒の調整加工処理
主要キーワード 摺動案内面 操作制御盤 切り換え構造 摺動案内部材 バックル機構 各支持プレート 帯板状部材 保守点検員
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年8月24日)のものです。
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図面 (13)

課題

選別処理を良好に行うことができるとともに選別性能の向上を図ることが望まれていた。

解決手段

第1横軸芯X1周りで回転する駆動輪体25と、第1横軸芯X1と平行な第2横軸芯X2周りで回転する従動輪体26と、駆動輪体25と従動輪体26とにわたって巻回されるとともに、粒体選別漏下する複数の通過孔27aを有する無端回動帯27と、無端回動帯27の上側回動面27Aを下方側から摺動案内する固定ガイド33とが備えられている。

概要

背景

従来では、玄米が通過できる大きさの網目を有する網状体からなる無端回動帯駆動プーリ従動プーリとにわたって巻回して、モータにて駆動プーリを回動させることにより、無端回動帯を回動させるように構成したものがあった。そして、上方から投入される処理対象粒のうち玄米は無端回動帯の網目から漏下させて玄米受入口に供給し、ワラ屑等の長尺異物は無端回動帯の搬送終端部から異物回収容器回収するように構成されていた(例えば、特許文献1参照)。

概要

選別処理を良好に行うことができるとともに選別性能の向上をることが望まれていた。第1横軸芯X1周りで回転する駆動輪体25と、第1横軸芯X1と平行な第2横軸芯X2周りで回転する従動輪体26と、駆動輪体25と従動輪体26とにわたって巻回されるとともに、粒体選別漏下する複数の通過孔27aを有する無端回動帯27と、無端回動帯27の上側回動面27Aを下方側から摺動案内する固定ガイド33とが備えられている。

目的

そこで、選別処理を良好に行うことができるとともに選別性能の向上を図ることが望まれていた

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

第1横軸芯周りで回転する駆動輪体と、前記第1横軸芯と平行な第2横軸芯周りで回転する従動輪体と、前記駆動輪体と前記従動輪体とにわたって巻回されるとともに、粒体選別漏下する複数の通過孔を有する無端回動帯と、前記無端回動帯の上側回動面を下方側から摺動案内する固定ガイドとが備えられている粒体選別装置

請求項2

前記無端回動帯が網状体にて構成され、前記無端回動帯の横幅方向において、前記通過孔の幅が粒体に含まれる異物が通過可能な広幅に形成され、前記固定ガイドは、前記通過孔の横幅よりも小さい間隔をあけて前記回動方向に沿って延びる複数のガイド部を備えている請求項1に記載の粒体選別装置。

請求項3

前記無端回動帯の下方側に、前記粒体を回収する粒体回収部と、前記粒体に含まれる異物を回収する異物回収部とが備えられている請求項1又は2に記載の粒体選別装置。

請求項4

前記無端回動帯の上側回動面と下側回動面との間に、前記粒体回収部と前記異物回収部とを仕切仕切り部材が備えられ、弾性体によって構成されて前記仕切り部材の下端部と前記無端回動帯の下側回動面との間の隙間を埋める隙間埋め部材が備えられている請求項3に記載の粒体選別装置。

請求項5

前記駆動輪体及び前記従動輪体を支持する支持枠体が備えられ、前記固定ガイドの前記支持枠体に対する上下位置を変更可能な位置調整機構が備えられている請求項1〜4のいずれか1項に記載の粒体選別装置。

技術分野

0001

本発明は、籾や玄米等の粒体に含まれるワラ屑等の異物を除去する粒体選別装置に関する。

背景技術

0002

従来では、玄米が通過できる大きさの網目を有する網状体からなる無端回動帯駆動プーリ従動プーリとにわたって巻回して、モータにて駆動プーリを回動させることにより、無端回動帯を回動させるように構成したものがあった。そして、上方から投入される処理対象粒のうち玄米は無端回動帯の網目から漏下させて玄米受入口に供給し、ワラ屑等の長尺異物は無端回動帯の搬送終端部から異物回収容器回収するように構成されていた(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0003

特開平6−296885号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上記従来構成では、無端回動帯の上部側の搬送面に投入される処理対象粒は無端回動帯だけで搬送されることになる。無端回動帯は、駆動プーリと従動プーリとにわたって巻回されているだけなので、搬送途中は上下方向に移動自在な自由状態となっている。緊張状態が適正に設定されているときは問題ないが、使用に伴って緊張状態が緩んでくると、無端回動帯の搬送状態が不安定になることがあり、選別処理が適正に行えなくなるおそれがあった。

0005

さらに、上記従来構成では、処理対象粒は無端回動帯のみにより搬送されるので、例えば、処理対象粒が一度に多量に供給されて無端回動帯上にて多層状に積み重なった状態で搬送されるような場合には、無端回動帯によって処理対象粒が、積み重なった状態のまま搬送されて、玄米が異物回収容器に回収される割合が大きくなる等のおそれもあり、改善の余地があった。

0006

そこで、選別処理を良好に行うことができるとともに選別性能の向上を図ることが望まれていた。

課題を解決するための手段

0007

本発明に係る粒体選別装置の特徴構成は、第1横軸芯周りで回転する駆動輪体と、前記第1横軸芯と平行な第2横軸芯周りで回転する従動輪体と、前記駆動輪体と前記従動輪体とにわたって巻回されるとともに、粒体を選別漏下する複数の通過孔を有する無端回動帯と、前記無端回動帯の上側回動面を下方側から摺動案内する固定ガイドとが備えられている点にある。

0008

本発明によれば、粒体を含む処理対象粒が無端回動帯の上方に投入されて、無端回動帯によって搬送されると、粒体は無端回動帯における通過孔を通して下方に漏下する。一方、粒体に含まれる異物は通過孔を通過せずに無端回動帯の搬送終端部まで搬送されて回収される。このことにより粒体に含まれる異物を除去することができる。

0009

そして、処理対象粒を載置して搬送する無端回動帯の上側回動面は固定ガイドにより下方側から摺動案内される。その結果、無端回動帯の緊張状態が緩くなった場合であっても、無端回動帯の上側回動面は固定ガイドに摺動案内されるので、安定した状態で移送されて良好な選別処理を行うことができる。

0010

無端回動帯の上側回動面が移動するのに対して固定ガイドは位置固定状態であるから、例えば、処理対象粒が無端回動帯上にて多層状に積み重なった状態で搬送されるような場合であっても、固定状態の固定ガイドが処理対象粒に対して摺接して、積み重なり状態を崩して均し作用を発揮することができ、異物に粒体が混入する割合を減らして選別性能を向上させることが可能となる。

0011

本発明においては、
前記無端回動帯が網状体にて構成され、
前記無端回動帯の横幅方向において、前記通過孔の幅が粒体に含まれる異物が通過可能な広幅に形成され、
前記固定ガイドは、前記通過孔の横幅よりも小さい間隔をあけて前記回動方向に沿って延びる複数のガイド部を備えていると好適である。

0012

本構成によれば、網状体からなる無端回動帯は、粒体を漏下させ易く且つ自由な変形が可能で無端回動帯として作成し易い形態でありながら、低コストで作成することが可能である。このような無端回動帯は複数の棒材を絡み合わせて網状に形成されるが、この構成では、棒材の絡み合う箇所には、例えば、ワラ屑等の異物が噛み込み滞留してしまうおそれがある。しかし、本構成によれば、通過孔の幅は異物が通過可能な広幅に形成されるので、棒材の絡み合う箇所に異物が噛み込んで選別処理を阻害する等のおそれは少ない。

0013

通過孔の幅を異物が通過可能な広幅に形成しているので、無端回動帯だけで搬送すると、異物も粒体と同じように漏下して粒体に異物が混入するが、複数のガイド部が通過孔の横幅よりも小さい間隔をあけて回動方向に沿って延びる状態で備えられるので、このガイド部によって異物を受止めて搬送終端部まで移送することができる。

0014

従って、無端回動帯に対する異物の噛み込みを防止しながら、搬送終端部まで異物を移送することができ、選別性能の向上を図ることができる。

0015

本発明においては、前記無端回動帯の下方側に、前記粒体を回収する粒体回収部と、前記粒体に含まれる異物を回収する異物回収部とが備えられていると好適である。

0016

本構成によれば、処理対象粒のうち粒体は、無端回動帯の通過孔を通して漏下して、無端回動帯の下方に備えられた粒体回収部に回収される。処理対象粒に含まれる異物は、無端回動帯の終端部まで移送されて無端回動帯の下方に備えられた異物回収部に回収される。このように粒体と異物とを各別に異なる回収部にて回収することで、粒体に含まれる異物の除去を確実に行える。

0017

本発明においては、
前記無端回動帯の上側回動面と下側回動面との間に、前記粒体回収部と前記異物回収部とを仕切仕切り部材が備えられ、
弾性体によって構成されて前記仕切り部材の下端部と前記無端回動帯の下側回動面との間の隙間を埋める隙間埋め部材が備えられていると好適である。

0018

本構成によれば、仕切り部材を設けることによって、無端回動帯の上側回動面から漏下した粒体が異物回収部に混入すること、及び、無端回動帯の終端部から落下した異物が粒体回収部に混入することを防止できる。

0019

仕切り部材の下端部と無端回動帯の下側回動面との間の隙間を弾性体からなる隙間埋め部材によって埋めるようにしたから、上述したような混入を確実に防止できるとともに、無端回動帯が隙間埋め部材に接触しても弾性変形して退避するので破損することはなく、長期にわたり混入を防止できる。

0020

本発明においては、
前記駆動輪体及び前記従動輪体を支持する支持枠体が備えられ、
前記固定ガイドの前記支持枠体に対する上下位置を変更可能な位置調整機構が備えられていると好適である。

0021

本構成によれば、支持枠体は、駆動輪体及び従動輪体を支持するので無端回動帯も支持することになる。そして、位置調整機構によって、固定ガイドの支持枠体に対する上下位置を変更することにより、固定ガイドと無端回動帯との相対上下位置を変更することができる。固定ガイドの上下位置を適切な位置に調整することで、無端回動帯を安定した状態で案内することができ、選別処理を良好に行うことができる。

図面の簡単な説明

0022

精米処理設備の正面図である。
精米処理設備の横断平面図である。
精米処理設備の縦断背面図である。
精米処理設備の縦断側面図である。
籾摺部及び風選部の配設部の背面図である。
異物除去装置の縦断背面図である。
異物除去装置の平面図である。
籾摺部の縦断側面図である。
籾摺処理部の縦断側面図である。
籾摺処理部の縦断背面図である。
案内体配設部縦断背面図である。
粒体案内部と風選部との縦断背面図である。

実施例

0023

以下、本発明の実施形態に係る粒体選別装置をコイン式籾摺機付き精米処理設備に適用した場合について図面に基づいて説明する。

0024

〔全体構成〕
図1図4に精米処理設備を示している。この設備は、建屋1の内部に、利用客が自由に行き来できる客室2と、管理者や保守点検員などの限定した人しか入ることができない機械室3とが、仕切壁4にて仕切られる状態で備えられている。

0025

客室2には、利用者が籾あるいは玄米などの処理対象粒を投入するための投入用ホッパー5、籾摺りされた玄米や精米された白米が排出されて溜められる白米ホッパー6などが配設されている。投入用ホッパー5は客室2の右側に位置している。白米ホッパー6は客室2の左側に位置している。投入用ホッパー5と白米ホッパー6との間には、操作制御盤7の前面が客室2の内部に臨むように配置されている。この操作制御盤7の前面には、コイン投入部8の他に、処理対象粒が玄米であるか籾であるかを指定する切換スイッチ9、精白度を選択する複数(例えば4つ)の精白度選択スイッチ10等が設けられている。図示はしないが、操作制御盤7の内部には、各スイッチの指令に基づいて各部の運転状態を制御する制御装置が備えられている。

0026

機械室3には、処理対象粒に含まれる粒体以外の異物であるワラ屑や他の夾雑物を除去する本発明にかかる粒体選別装置としての異物除去装置11、処理対象粒である籾から籾殻を除去する脱ぷ処理(籾摺処理)を実行する籾摺部12、玄米と籾殻とが混在している脱ぷ処理後の処理物に作用して、玄米と籾殻とに選別して分離する風選部13、風選部13にて分離された玄米に含まれる石などの夾雑物を取り除く石抜機14、籾摺り処理が終了した後の玄米又は投入された玄米からを取り除く精米処理を実行する精米部15、投入用ホッパー5に投入された処理対象粒を異物除去装置11を介して籾摺部12に送る第1揚送コンベア16、石抜機14で石などの異物が除去された玄米を精米部15に送る第2揚送コンベア18などが設けられている。

0027

第1揚送コンベア16は、投入用ホッパー5の左横側に位置する状態で設けられている。詳細な構成については説明はしないが、第1揚送コンベア16は、図4に示すように、上下方向に沿って張設された無端回動ベルト16aに複数のバケット16bが備えられたバケットコンベアにて構成され、投入用ホッパー5に投入された処理対象粒をバケット16bにより上揚搬送して、上端部からシュータ19を介して、粒体選別装置の一例としての異物除去装置11に向けて排出する。

0028

図2及び図3に示すように、異物除去装置11は、第1揚送コンベア16の後側であって且つ籾摺部12の上方に位置している。この異物除去装置11は、投入用ホッパー5に投入された処理対象粒(籾)が籾摺部12に投入される前に、処理対象粒からワラ屑や他の夾雑物を除去するようにい式に構成されている。

0029

図5に示すように、異物除去装置11は、平面視で矩形枠状の支持ケース20の内部の上部側箇所に支持されている。支持ケース20の内部の下部側箇所であって異物除去装置11の下方側箇所には、異物除去装置11を漏下した処理対象粒(籾)を、籾摺部12の入口部21に案内する下窄まり状の籾案内部22と、異物除去装置11にて除去されて異物除去装置11の搬送終点部から下方に落下する夾雑物を、下方に備えられた第1排出部としての第1回収容器23に案内する下窄まり状の異物案内部24とが備えられている。

0030

〔異物除去装置〕
異物除去装置11について説明する。
図6及び図7に示すように、異物除去装置11は、前後方向に沿う第1横軸芯X1周りで回転する駆動輪体としての駆動ローラ25、第1横軸芯X1と平行な第2横軸芯X2周りで回転する従動輪体としての従動ローラ26、駆動ローラ25と従動ローラ26とにわたって巻回されるとともに、粒体としての処理対象粒を選別漏下する複数の通過孔27aを有する無端回動帯27、駆動ローラ25を回動駆動する電動モータ28、各部材を支持する支持枠体29等を備えている。

0031

異物除去装置11の搬送方向上手側箇所の上部には、第1揚送コンベア16から排出される処理対象粒を受け入れて無端回動帯27に供給する受入部30が備えられている。受入部30には、搬入される処理対象粒を受止めて流下案内しながら横幅方向に均すための複数の流下板31が備えられている。第1揚送コンベア16からシュータ19を介して同じ箇所に集中的に搬入されることがあっても、受入部30により、処理対象粒を横幅方向に均した状態で無端回動帯27に供給することができる。さらに、受入部30の下端部の搬送方向下手側箇所には、処理対象粒を均平化させるための弾性材としての軟質合成樹脂材からなる均し板32が設けられている。

0032

無端回動帯27は網状体にて構成されている。すなわち、図7に示すように、細い棒状体が、横幅方向全幅に亘って延びる状態で、且つ、回動方向に間隔をあけて複数備えられている。隣り合う棒状体同士を、横幅方向両側端部及び横幅方向の中間部の2箇所において絡み合わせて網状体を形成し、網状体が無端状に接続されて無端回動帯27が構成されている。

0033

無端回動帯27に形成される多数の通過孔27aは、回動方向に沿う幅が1粒の籾だけが通過可能な程度の狭幅に設定され、横幅方向に沿う幅がコンベア搬送幅の略3分の1の幅に相当する広幅に形成されている。このように通過孔27aは横幅方向に長い横長状に形成されている。通過孔27aの横幅は、籾だけでなく、処理対象粒に含まれるワラ屑K等の長尺の夾雑物も通過可能な幅に形成されている。

0034

無端回動帯27の上側回動面27Aと下側回動面27Bとの間に、上側回動面27Aを下方側から摺動案内する固定ガイド33が備えられている。固定ガイド33は、無端回動帯27の通過孔27aの横幅よりも小さい間隔をあけて回動方向に沿って延びる複数のガイド部34を備えている。複数のガイド部34は、横方向に沿って所定の間隔をあけて並び、1個の通過孔27aの横幅内に3個のガイド部34が位置する状態で備えられている。複数のガイド部34は、夫々、縦向き姿勢で回動方向に延びる帯状板体からなり、平面視矩形枠状の連結部35に一体的に連結されている。

0035

図6に示すように、固定ガイド33における連結部35の横幅方向両側の側板35aが、回動方向に間隔をあけて2個ずつ備えられるボルト36により、支持枠体29の横幅方向両側の側枠部29aに連結されている。このように固定ガイド33は支持枠体29に支持されている。

0036

固定ガイド33の支持枠体29に対する上下位置を変更可能な位置調整機構37が備えられている。側板35aのボルト挿通孔はボルト36が挿通した状態で上下位置が固定される円形孔に形成され、側枠部29aのボルト挿通孔は、ボルト36が挿通した状態で上下方向に移動可能な長孔に形成されている。従って、固定ガイド33の上下位置を長孔の範囲内で変更調整することが可能であり、この長孔を介してボルト36にて連結される機構が位置調整機構37に対応する。

0037

駆動ローラ25及び従動ローラ26は、ベアリング38を介して回動自在に支持枠体29に支持されている。電動モータ28は、モータ本体28Aがブラケット40を介して支持枠体29の側枠部29aに支持され、出力軸28Bが駆動ローラ25に連動連結されている。電動モータ28により駆動ローラ25が駆動されると、駆動ローラ25に設けられた2つのスプロケット41が無端回動帯27に噛み合い連動して、無端回動帯27が回動駆動される。

0038

固定ガイド33における連結部35の搬送方向下手側の側板35bは、籾案内部22と異物案内部24との境界部分に対応する位置に備えられている。従って、この搬送方向下手側の側板35bが仕切り部材に対応する。搬送方向下手側の側板35bの下端部と無端回動帯27の下側回動面27Bとの間の隙間を埋める隙間埋め部材42が備えられている。隙間埋め部材42は、搬送方向下手側の側板35bにボルト連結にて取り付けられている。隙間埋め部材42は弾性体としての軟質な合成樹脂材からなり、無端回動帯27と接触しても損傷することなく自由に退避することができるので、無端回動帯27に近付けて隙間を塞ぐことができ、ワラ屑等が籾案内部22に混入したり、籾が異物案内部24に混入することを回避できる。

0039

無端回動帯27の下側回動面27Bよりも下側に位置する籾案内部22と異物案内部24との境界部分には、無端回動帯27の下側において、ワラ屑等が籾案内部22に混入したり、籾が異物案内部24に混入することを回避するための下側仕切り部材39が設けられている。このようにして無端回動帯27との間の隙間をできるだけ小さくするようにしている。

0040

異物除去装置11は、支持ケース20の上部側から入れ込む状態で設置され、支持枠体29の回動方向両側の連結枠部29bが、支持ケース20の回動方向両側の側壁に間隔をあけて設けられた一対の受止め具43に載置支持されている。メンテナンス作業の際には、異物除去装置11を支持ケース20から上方に持ち上げて容易に取り出すことができる。

0041

この異物除去装置11においては、第1揚送コンベア16により処理対象粒が受入部30に供給されると、処理対象粒は受入部30の下端出口から無端回動帯27に供給され、無端回動帯27が回動するのに伴って、籾Mは通過孔27aから漏下して籾案内部22を通して籾摺部12の入口部21に案内され、通過孔27aを漏下せずに搬送終点部から下方に落下するワラ屑K等は異物案内部24を通して、第1回収容器23に回収される。

0042

受入部30の下端出口において、処理対象粒が一部の領域に偏った状態で供給されることがあっても、均し板32によって均平にさせることができる。又、図7に示すように、長尺のワラ屑Kは、横向き姿勢になると、無端回動帯27の通過孔27aを通過することが可能であるが、無端回動帯27の下方側に備えられた固定ガイド33によって受止められて搬送終点部まで搬送することができる。この構成では、棒状体同士を絡み合わせて形成される網状体からなる無端回動帯27において、棒状体の絡み合い箇所にワラ屑Kが挟み込まれて堆積する等のおそれが少なく、長期にわたり良好に処理を行える。

0043

〔籾摺部〕
次に、籾摺部12について説明する。図8に示すように、籾摺部12は、籾を脱ぷするインペラ式の籾摺処理部44と、異物除去装置11から供給された処理対象粒(籾)を籾摺処理部に案内する粒体案内部45とを備えている。

0044

図5に示すように、支持台46の上部に筐体としての箱形の本体ケーシング47が備えられている。この本体ケーシング47は、後述する複数の装置を支持するフレーム体として機能している。粒体案内部45がこの本体ケーシング47の内部に収納される状態で備えられ、籾摺処理部44が本体ケーシング47の横一側外面としての後側壁47Aの外面に支持される状態で備えられている。

0045

図8に示すように、粒体案内部45は、上方の異物除去装置11の籾案内部22から排出されて入口部21から供給される籾を一時貯留するとともに、流下案内部49によって籾を斜め下方に流下案内するホッパー48を備えている。

0046

籾摺処理部44について説明する。
図8,9,10に示すように、籾摺処理部44は、横軸芯X3まわりで回転するインペラ部50と、インペラ部50の径方向内方側箇所に籾を供給する籾供給部51と、それらを覆う脱ぷケース52とを備えている。

0047

脱ぷケース52は、インペラ部50の外周部を覆うように、回転軸芯方向に所定幅を有する略円筒状に形成されている。脱ぷケース52におけるインペラ部50の外周部に位置する略円筒状の外周部には、その内面側にインペラ部50の外周部を覆う外側脱ぷ部としてのライナー53が備えられている。ライナー53は、例えば、ウレタン等の軟質材を用いて帯板状に形成されている。脱ぷケース52には、インペラ部50の回転に伴って発生する送風力により、脱ぷ(籾摺)が行われた後の処理物(玄米、籾殻、未処理の籾等を含む)を外部に搬送する搬送案内部52aが一連に連なる状態で形成されている。脱ぷケース52の横外側部52bは着脱可能な蓋体として形成され、複数のバックル機構54により閉じ状態で保持されている。

0048

籾供給部51は、流下案内部49の案内方向下手側に連なる状態で円筒状の籾案内体55を備えている。籾案内体55は、インペラ部50の回転軸芯X3を中心として同一軸芯上に位置し、軸芯方向の幅がインペラ部50の軸芯方向の幅と略同じである。

0049

籾案内体55には、軸芯方向一端側に籾入口56が形成され、ホッパー48から流下案内部49を介して流下案内される籾が籾入口56を通り、籾案内体55の内部に案内されるように、流下案内部49と連通接続されている。籾案内体55の軸芯方向他端側は側壁部57にて閉塞されている。側壁部57は、後述する駆動軸58を回動自在に支持する軸支持部を兼用している。

0050

図9,10,11に示すように、籾案内体55の外周部の一部の領域において、周方向に沿って複数の籾排出用開口59が形成されている。具体的には、籾案内体55の外周部のうち、最下端位置からインペラ部50の回転方向下手側に向かって所定範囲にわたって複数(4個)の籾排出用開口59が形成されている。各籾排出用開口59は、軸芯方向に沿って長く周方向に幅狭の長孔状であり、周方向の開口幅よりも狭い間隔をあけて周方向に並ぶ状態で形成されている。

0051

図11に示すように、籾排出用開口59の内周縁のうち、インペラ部50の回転方向下手側の径方向外方側箇所60が面取り加工されている。このように構成することで、籾案内体55の内部に供給された籾が、複数の籾排出用開口59の夫々からインペラ部50に向けて排出され易くなる。

0052

図8に示すように、本体ケーシング47の籾摺処理部44とは反対側の前側壁47Bから流下案内部49及び籾供給部51の中心部を通過して籾摺処理部44の外側まで延びる駆動軸58が備えられている。この駆動軸58は、本体ケーシング47の前側壁47B及び籾案内体55の側壁部57において、ベアリング61を介して回転自在に支持されている。

0053

駆動軸58の籾摺処理部44とは反対側箇所が、本体ケーシング47の内側下部に備えられた電動モータ62に連動連結されている。駆動軸58の籾摺処理部44側の端部は、インペラ部50に一体回転自在に連結されている。従って、電動モータ62を駆動することで、インペラ部50を回転駆動することができる。

0054

籾案内体55の内部には、駆動軸58に取り付けられて、インペラ部50の回転軸芯と同一軸芯周りで回転する送り出し羽根63が備えられている。送り出し羽根63は、駆動軸58に外嵌されたボス部64の外周部に一体的に形成されている。送り出し羽根63は、径方向外方放射状に張り出す状態で6枚形成されている。各送り出し羽根63は、夫々、径方向外方側への張り出し量が軸芯方向において籾入口56側箇所は、籾入口56に近づくほど順次小さくなるように形成されている。このようにして、ホッパー48から流下案内部49を介して供給される籾が籾入口56を通って籾案内体55の内部に入り込み易くなっている。

0055

図8,9,10に示すように、インペラ部50は、径方向外方側に向けて放射状に延びる複数のインペラ羽根65(羽根体の一例)と、籾供給部51から排出された籾を回転軸芯方向に沿って分散させて、隣り合うインペラ羽根65同士の間の空間に案内する分散案内部材66とを備えている。

0056

複数のインペラ羽根65は、籾供給部51により供給された籾を径方向に沿って延びる摺動案内面67にて摺動案内しながら、回転に伴う遠心力にて径方向外方に案内する。各インペラ羽根65は、板状の金属材にて形成され、幅広の摺動案内面67を形成している。

0057

複数のインペラ羽根65夫々の径方向外方側箇所に、一体的に回転する状態で、摺動案内面67に対して交差する衝突面68を有する内側脱ぷ部として機能する籾案内ブロック体69(受止め体の一例)が備えられている。籾案内ブロック体69は、軟質の合成樹脂であるウレタンからなる軟質材を用いて一体成形にて構成されている。

0058

インペラ羽根65の軸芯方向両側部には夫々、合成樹脂材からなる円板状の支持プレート70,71が備えられ、各インペラ羽根65の左右両側の側面が各支持プレート70,71に連結されている。そして、外側の支持プレート70がボス部72を介して駆動軸58にトルク伝達可能に連動連結されている。

0059

分散案内部材66は、回転軸芯方向に沿って設定間隔をあけて回転軸芯と直交する姿勢で並ぶ複数の区画形成部材73と、周方向に間隔をあけて放射状に並ぶ複数の摺動案内部材74とが一体的に組み付けられている。分散案内部材66は、外側の支持プレート70に一体的に固定されており、インペラ部50と同様に、駆動軸58にトルク伝達可能に連動連結されている。

0060

隣り合う2つの区画形成部材73により囲まれた領域において一つの籾通過部75が形成されている。籾通過部75は、回転軸芯方向に沿って一粒の籾の径方向外方への通過を許容する横幅を有し、回転軸芯方向に並ぶ状態で複数分割形成されている。具体的には、一つの籾通過部75の横幅は、籾の長い方向の幅よりも狭く、籾の短い方向の幅よりも広く設定されている。籾通過部75は、周方向全域にわたる状態で設けられ、複数の摺動案内部材74によって周方向に複数の領域に区画されている。

0061

流下案内部49により籾案内体55に流入案内された籾が複数の籾排出用開口59から外方に排出される。そのとき、1つの籾通過部75には回転軸芯方向において1粒ずつ籾が順次入り込むことが許容される。このように籾通過部75に対する回転軸芯方向に沿う幅が、一粒ずつ入り込みが規制される幅に設けられるので、籾は軸芯方向に均されて分散された状態になる。

0062

インペラ部50が回転すると、回転に伴う遠心力にて、籾が、径方向外方に案内されて籾案内ブロック体69の衝突面68に衝突すると、その衝撃によって脱ぷ(籾摺処理)が行われ、籾が籾殻と玄米とに分離される。一部の籾は、脱ぷせずそのまま残る場合もあるが、インペラ部50の回転に伴って外側のライナー53に向けて投擲され、外側のライナー53にて再度、脱ぷ処理が行われる。

0063

脱ぷが行われて玄米と籾殻に分離された処理物は、インペラ部50の回転に伴う送風力により、脱ぷケース52の搬送案内部52aを通して風選部13に搬送される。

0064

〔風選部〕 次に、風選部13について説明する。
図5、12に示すように、風選部13は、玄米と籾殻とが混在している籾摺処理部44からの処理物を流下案内する風選用案内部76と、風選用案内部76を流下する処理物に選別風を作用させて、処理物を玄米と籾殻とに分離させる風選作用部77とが備えられている。

0065

図2,8に示すように、風選用案内部76は、本体ケーシング47の内部に収納される状態で備えられ、風選作用部77が本体ケーシング47の横一側外面としての後側壁47Aの外面に支持される状態で備えられている。そして、粒体案内部45と風選用案内部76とが横方向に並ぶ状態で備えられるとともに、籾摺処理部44と風選作用部77とが本体ケーシング47の後側壁47Aの外面に横並び状態で備えられている。

0066

本体ケーシング47の上部壁47Cに風選用案内部76の入口部78が形成され、籾摺処理部44の出口部すなわち脱ぷケース52の搬送案内部52aと風選用案内部76の上部に設けられた入口部78とが、連通部としての接続管79により連通接続されている。図3,5に示すように、この接続管79は、籾摺処理部44と風選作用部77との間を通っている。インペラ部50の回転に伴う送風力により、処理物が搬送案内部52a及び接続管79を通して風選用案内部76の入口部78に搬送される。

0067

図12に示すように、風選用案内部76は、籾摺処理部44からの処理物を流下案内する粒体流下用通路76Aと、その粒体流下用通路76Aに対して粒体案内部45とは反対側に位置する緩衝用通風路76Bとを備えている。粒体流下用通路76Aには、搬入される処理物を受止めて交互に反対方向に流下案内させる複数の流下板80が備えられている。粒体流下用通路76Aの下部に位置する本体ケーシング47の底部47Dには、風選用案内部76の排出部81が形成されている。

0068

緩衝用通風路76Bは、略U字状の仕切り部材82によって形成されている。本体ケーシング47の籾摺処理部44側の横側壁47Eに外気取入れ口83が形成され、粒体流下用通路76Aを横断する状態で、外気取入れ口83と緩衝用通風路76Bとを連通する選別用通風路76Cが形成されている。

0069

外気取入れ口83が形成される本体ケーシング47の籾摺処理部44側の横側壁47Eの内方側には、流下案内部49の外方側の空き領域を利用して選別用通風路76Cが形成されている。選別用通風路76Cのうち、緩衝用通風路76Bと粒体流下用通路76Aとの間には、玄米が緩衝用通風路76Bに向けて流入するのを防止するための縦向き通風路76C1が形成されている。緩衝用通風路76Bにおける縦向き通風路76C1と反対側には、本体ケーシング47の上部壁47Cに形成された風量調整用開口部84に連通する調整用通風路85が形成されている。外気取入れ口83及び風量調整用開口部84には、夫々、スライド式遮蔽板86が備えられ、遮蔽板86をスライドさせて開口面積を変更することで選別風の風量を変更調整することができる。

0070

尚、本体ケーシング47の籾摺処理部44側の横側壁47Eの内方側においては、空き空間を利用して、異物除去装置11の異物案内部24を通して排出されるワラ屑等の夾雑物が通過する排出通路87が形成されている。ワラ屑等の夾雑物は排出通路87を通過して排出口87aから第1回収容器23に排出されて回収される。

0071

本体ケーシング47の後側壁47Aの外面のうち緩衝用通風路76Bに対応する箇所には、風選作用部77が備えられている。そして、図5,12に示すように、本体ケーシング47の後側壁47Aには、風選作用部77と緩衝用通風路76Bとを連通する開口88が形成されている。

0072

粒体流下用通路76Aは、複数の流下板80を交互に流下させることで、処理物を横幅方向に均等化させて、できるだけ薄い層状にさせることができる。そして、風選作用部77に備えられたファン89が開口88を通して吸気することにより選別風が生起され、選別風が選別用通風路76Cを通して通風する。上記したように層状になった処理物に対して選別風が作用して、軽い籾殻が風選作用部77に向かって吸引され、重い玄米は下方の排出部81から下方に排出される。ファン89による吸引作用を緩衝用通風路76Bを通して行うことで、粒体流下用通路76Aに対して、ファン89の軸芯方向に沿って均等に通風させることができ、流下する処理対象粒に対して偏りが少なく略均等に選別風を作用させることができる。

0073

図5に示すように、風選作用部77は、脱ぷケース52と同様な略円筒形状のファンケーシング90の内部に、インペラ部50の回転軸芯X3と平行な軸芯X4周りで回転するファン89を備えている。ファンケーシング90には、開口88を通して吸引されて、ファン89によって跳ね飛ばされた籾殻等の排出物を外方に案内する外方案内部90aが形成されている。この外方案内部90aには、排出物を設備の外側に案内する排出ダクト91が接続されている。図示はしていないが、設備外方側において、排出ダクト91に、例えばサイクロン式集塵機等が接続されて、籾殻等の排出物が回収される。

0074

伝動構造
籾摺処理部44の籾摺用の回転体としてのインペラ部50と、風選作用部77の送風用回転体としてのファン89とを伝動連結する動力伝達部としてのベルト伝動機構92が備えられている。ベルト伝動機構92は、平面視で、粒体案内部45及び風選用案内部76に対して、籾摺処理部44及び風選作用部77とは反対側の装置横外側部、すなわち、本体ケーシング47の前側壁47Bの外面に備えられている。ベルト伝動機構92に動力を付与する駆動部としての電動モータ62が風選用案内部76の下方に備えられている。

0075

具体的には、図3,8に示すように、ベルト伝動機構92は、籾摺処理部44及び風選作用部77とは反対側の装置横外側部としての本体ケーシング47の前側壁47Bの外面に備えられている。電動モータ62は、風選用案内部76における粒体流下用通路76Aの下方側に位置して、本体ケーシング47の底部47Dに支持される状態で備えられている。ベルト伝動機構92は、電動モータ62の出力軸62aに取り付けられたプーリ93と、ファン89の駆動軸89aに取り付けられたプーリ94と、籾摺処理部44の駆動軸58に取り付けられたプーリ95と、それらに亘って巻回される伝動ベルト96とを備えている。尚、図示はしないが、緊張力を付与するテンション機構も備えられる。ベルト伝動機構92の外方側は、伝動ケース98により覆われている。

0076

〔籾・玄米の切り換え構造
図12に示すように、籾摺部12の粒体案内部45と風選部13の風選用案内部76との間には、それらを仕切る仕切り部99が備えられている。そして、その仕切り部99の上部に、粒体案内部45の入口部21に供給された処理対象粒を粒体案内部45に供給する第1供給状態と、入口部21に供給された処理対象粒を風選用案内部76に供給する第2供給状態とに切り換え自在な切換機構100が備えられている。

0077

切換機構100は、入口部21と粒体案内部45とを連通させるとともに、入口部21と風選用案内部76とを遮断する第1姿勢と、入口部21と風選用案内部76とを連通させるとともに、入口部21と粒体案内部45とを遮断する第2姿勢とに切り換え揺動自在な切換板101と、切換板101を揺動操作する切換用モータ102とを備えている。切換用モータ102は、籾摺処理部44及び風選作用部77が存在する側の装置横外側部、すなわち、本体ケーシング47の後側壁47Aの外面に備えられている。

0078

図8に示すように、切換板101は、籾摺処理部44の駆動軸58と平行な支軸103により、揺動自在に本体ケーシング47に支持されている。この切換板101が、第1姿勢に切り換えられると、本体ケーシング47の上面に形成された入口部21と籾摺処理部44の粒体案内部45とを連通させるとともに、入口部21と風選用案内部76の流下開始位置とを遮断する状態となる。切換板101が、第2姿勢に切り換えられると、入口部21と風選用案内部76の流下開始位置とを連通させるとともに、入口部21と籾摺処理部44の粒体案内部45とを遮断する状態となる。

0079

投入用ホッパー5に投入された処理対象粒は、第1揚送コンベア16にて上揚搬送され、異物除去装置11を通過したのちに、入口部21に供給される。そこで、処理対象粒が籾であるときは、切換板101を第1姿勢に切り換える。一方、処理対象粒が玄米であるときは、切換板101を第2姿勢に切り換える。この切換板101の切り換えは、切換スイッチ9の指令に基づいて、切換用モータ102を作動させて行う。

0080

〔石抜機〕
前記本体ケーシング47の下方であって、支持台46の下方側内部にて囲まれた領域に、籾が投入された場合には籾摺処理及び風選処理が行われた後に、玄米が投入された場合には風選処理が行われた後に、処理対象粒に対して作用する揺動選別式の石抜機14が備えられている。この石抜機14については、詳述はしないが、供給された処理対象粒を揺動移送板104にて揺動移送しながら比重差により軽い玄米をそのまま流下させて一方側出口105から排出し、第2揚送コンベア18により上揚搬送する。揺動移送板104の下層側に重い小石等の夾雑物を、貯留しながら反対側出口106から排出させるようになっている。反対側出口106から排出される小石等の夾雑物は第2排出部としての第2回収容器107に回収される。

0081

図3に示すように、第2回収容器107は、支持台46の横側に位置して、支持台46と同様に、設備の床面に支持される状態で備えられている。そして、第1回収容器23が第2回収容器107の上部側に重なる状態で載置支持される状態で設けられている。従って、第1回収容器23と第2回収容器107とが、設備の横一側箇所に上下に並ぶ状態で備えられている。

0082

〔精米部〕
石抜機14による選別処理が終了した後の玄米は、第2揚送コンベア18によって上揚搬送され、精米部15に供給される。精米部15は、詳述はしないが、上部に、第2揚送コンベア18から供給される玄米を一時貯留する玄米ホッパー108と、玄米ホッパー108から供給される玄米の精米処理を精米処理部109とを備える。精米処理部109は、内部に精米室が形成され、その精米室の内部に駆動モータ110により縦軸芯周りで回転される精米ロール(図示せず)が備えられ、精米室に玄米が供給されて玄米から糠を取り除く精米処理が行われる。尚、詳述はしないが、精米室内の玄米が適正な圧力で精米されて、利用客が選択した精米白度に合った白度の米が得られるように、図示しない圧力調整機構にて圧力の調整が行われる。精米処理が終了して得られた白米は、白米ホッパー6に貯留され、その後、利用客が白米ホッパー6を開放することで別途用意した回収袋にて回収される。

0083

〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、無端回動帯27が網状体にて構成されるものを示したが、無端回動帯としては、無端回動帯が帯板状部材に多数の通過孔を形成するものでもよい。

0084

(2)上記実施形態では、無端回動帯27の下側に隙間埋め部材42を設けるようにしたが、隙間埋め部材42を設けない構成としてもよい。

0085

(3)上記実施形態では、固定ガイド33の上下位置を変更可能な位置調整機構37が備えられる構成としたが、固定ガイド33の上下位置を固定するようにしてもよい。

0086

(4)上記実施形態では、異物除去装置11が籾摺部12の上側に設けられる構成としたが、精米部15の上側に設けられる構成としてもよい。

0087

(5)上記実施形態では、コイン式の精米処理設備に適用したものを示したが、籾摺処理だけを行う専用の籾摺装置や精米処理だけを行う専用の精米装置に適用してもよい。

0088

本発明は、籾や玄米等の粒体に含まれるワラ屑等の異物を除去する粒体選別装置に適用できる。

0089

22粒体回収部
24異物回収部
25駆動輪体
26従動輪体
27無端回動帯
27a通過孔
27A 上側回動面
27B 下側回動面
29支持枠体
33固定ガイド
34ガイド部
35b仕切り部材
37位置調整機構
42 隙間埋め部材

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