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図面 (8)

課題

適切に入を促すことが出来るおしゃぶりを提供すること。

解決手段

乳児に咥えられる乳首部と、この乳首部の基部に配置された台座部と、を備えたおしゃぶりであって、乳首部には、外力による変形の程度を検出するセンサが設けられており、センサの検出結果を利用して、一定以上の強さで乳首部に加えられる吸啜を連続して行う時間帯であるバースト時75と、吸啜を休止している時間帯であるポーズ時68とが交互に規則的に繰り返される睡眠前の状態を把握する睡眠前状態判断部を有する。

概要

背景

従来より、乳幼児におしゃぶりを咥えさせると精神的に落ち着くことから、おしゃぶりを寝かしつけ道具として利用する者が多い。
この様なおしゃぶりについては、乳幼児の睡眠状態を検出するためにも利用されており、例えば特許文献1では、その図3に示されるように、加速度計が設けられた乳首を有するセンサとしてのおしゃぶりが開示されている。
この特許文献1のおしゃぶりでは、幼児期における挙動に対応した特有睡眠段階を検出でき、図3のおしゃぶりで検出した結果である図1に示されるように、おしゃぶりを全体的に活発に動かしている睡眠段階と、あまり動かしていない睡眠段階とが検出可能とされている。そして、この睡眠状態を知ることは有意義であり、例えば、乳児の浅い睡眠段階を把握して、機嫌よく幼児を起こすことができるとしている。

概要

適切に入を促すことが出来るおしゃぶりを提供すること。乳児に咥えられる乳首部と、この乳首部の基部に配置された台座部と、を備えたおしゃぶりであって、乳首部には、外力による変形の程度を検出するセンサが設けられており、センサの検出結果を利用して、一定以上の強さで乳首部に加えられる吸啜を連続して行う時間帯であるバースト時75と、吸啜を休止している時間帯であるポーズ時68とが交互に規則的に繰り返される睡眠前の状態を把握する睡眠前状態判断部を有する。

目的

本発明は、適切に入眠を促すことが出来るおしゃぶりを提供することを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

乳児に咥えられる乳首部と、この乳首部の基部に配置された台座部と、を備えたおしゃぶりであって、前記乳首部には、外力による変形の程度を検出するセンサが設けられており、前記センサの検出結果を利用して、一定以上の強さで前記乳首部に加えられる吸啜を連続して行う時間帯であるバースト時と、前記吸啜を休止している時間帯であるポーズ時とが交互に規則的に繰り返される睡眠前の状態を把握する睡眠前状態判断部を有することを特徴とするおしゃぶり。

請求項2

前記睡眠前状態判断部は、複数繰り返される前記バースト時の夫々の関係について、1回の前記バースト時の時間及び/又は吸啜回数バラツキが略ない場合、前記規則的である判断することを特徴とする請求項1に記載のおしゃぶり。

請求項3

前記バースト時と前記ポーズ時を交互に繰り返すに従って、所定の時間内における全ての吸啜力の平均が、それ以前の所定時間内における全ての吸啜力の平均に比べて、相対的に弱まっていることを把握する吸啜低下判断部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のおしゃぶり。

請求項4

1回の前記バースト時と、その直前又は直後の1回の前記ポーズ時を1つのサイクルとした場合、複数回の前記サイクルを繰り返すに従って、1回の前記サイクルにおける前記ポーズ時の時間が長くなっていることを把握するポーズ時間比較部を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のおしゃぶり。

請求項5

前記台座部は、前記睡眠前状態判断部により把握した前記睡眠前の状態を、視覚により報知可能な報知部を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のおしゃぶり。

技術分野

0001

本発明は、吸啜状態を検出可能なおしゃぶりに関する。

背景技術

0002

従来より、乳幼児におしゃぶりを咥えさせると精神的に落ち着くことから、おしゃぶりを寝かしつけ道具として利用する者が多い。
この様なおしゃぶりについては、乳幼児の睡眠状態を検出するためにも利用されており、例えば特許文献1では、その図3に示されるように、加速度計が設けられた乳首を有するセンサとしてのおしゃぶりが開示されている。
この特許文献1のおしゃぶりでは、幼児期における挙動に対応した特有睡眠段階を検出でき、図3のおしゃぶりで検出した結果である図1に示されるように、おしゃぶりを全体的に活発に動かしている睡眠段階と、あまり動かしていない睡眠段階とが検出可能とされている。そして、この睡眠状態を知ることは有意義であり、例えば、乳児の浅い睡眠段階を把握して、機嫌よく幼児を起こすことができるとしている。

先行技術

0003

特表2014−530735号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、本来、乳児が睡眠状態に入ると、おしゃぶりを口から外すのが適切である。このため、親は乳児の睡眠直前や寝入りばなに、おしゃぶりを口から引き抜くが、この際、乳児が未だ完全に起きているのに口から引き抜いてしまうことがあり、おしゃぶりが入の手助けにならないことがある。好ましくは、乳児が睡眠状態に入る前のウトウトした状態で、おしゃぶりを引き抜ければよいが、ウトウト状態に入って直ぐにおしゃぶりを口から引き抜くと乳児の覚醒につながることが多く、引き抜くタイミングを見計らうのは容易ではない。

0005

なお、特許文献1のおしゃぶりは、睡眠段階(即ち入眠後の状態)を検出又はモニタリングすることを目的としており、寝かしつけの道具として入眠を促すようなものではない。そもそも、睡眠段階を検出するために、おしゃぶりを睡眠状態にある乳幼児に咥えさせること自体、睡眠の邪魔になる恐れがあるし、安全上も好ましくない。

0006

本発明は、適切に入眠を促すことが出来るおしゃぶりを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記課題は、本発明によれば、乳児に咥えられる乳首部と、この乳首部の基部に配置された台座部と、を備えたおしゃぶりであって、前記乳首部には、外力による変形の程度を検出するセンサが設けられており、前記センサの検出結果を利用して、一定以上の強さで前記乳首部に加えられる吸啜を連続して行う時間帯であるバースト時と、前記吸啜を休止している時間帯であるポーズ時とが交互に規則的に繰り返される睡眠前の状態を把握する睡眠前状態判断部を有する、おしゃぶりにより解決される。

0008

この構成のおしゃぶりによれば、乳児に咥えられる乳首部と、この乳首部の基部に配置された台座部とを備えているため、乳児に乳首部を咥えさせて落ち着かせることができ、従来と同様、寝かしつけの道具として利用できる。
そして、乳首部には外力による変形の程度を検出するセンサが設けられているため、乳児が乳首部を吸ったり、蠕動様運動でしごいたりした際の圧力(即ち、吸啜力)を検出することができる。
ここで、乳児が眠りかけているウトウト状態がしばらく持続した後に、おしゃぶりを引き抜けば、そのまま眠りに誘導し易いが、出願人の研究により、このウトウト状態では、乳首部を一定以上の強さで吸ったりしごいたりする吸啜を連続して行う時間帯であるバースト時と、該吸啜を休止している時間帯であるポーズ時とが交互に規則的に繰り返えされる所定のリズムがあり、このリズムは睡眠前の殆どの乳幼児に見られることが判明した。そこで、乳首部に設けられたセンサの検出結果を利用して、バースト時とポーズ時とが交互に規則的に繰り返される睡眠前(入眠前)の状態を把握する睡眠前状態判断部を設けた。これにより、この睡眠前状態判断部で把握したバースト時とポーズ時とが交互に規則的に繰り返されるウトウト状態を親等被使用者報知すれば、被使用者は、少なくとも完全に起きている乳児からおしゃぶりを取り上げることを防止できるし、おしゃぶりを引き抜く適切なタイミングを計り易くなる。或いは、乳児を落ち着かせるために再生していた音楽等を、ウトウト状態を検出した際に停止したり音量下げたりするように、ブルートゥース等で音響装置命令信号を出せば、入眠に誘導し易くなる。
なお、バースト時の吸啜の強さに関する上記「一定以上の強さ」とは、乳首部を明確に吸ったり蠕動様運動をしたりせずに、例えば単に口に含んでモゴモゴしているような乳首部にかかる外力を排除する趣旨である。

0009

この点、前記「規則的に」とは、例えば所定の時間内に検出されたバースト時の回数とポーズ時の回数が略同じ場合などがあるが、好ましくは、前記睡眠前状態判断部は、複数繰り返される前記バースト時の夫々の関係について、1回の前記バースト時の時間及び/又は吸啜回数にバラツキが略ない場合、前記規則的であると判断するとよい。このバラツキが略ない状態はウトウト状態に見られる特徴であって、これにより、睡眠前状態判断部はウトウト状態であることを、より確実に判断できる。なお、この「バラツキが略ない」とは、ウトウト状態ではない起きた状態のバラツキに比べて略ないと言える程度の値であり、例えば、各バースト時における吸啜の回数について言えば、研究の結果、3〜7回、より好ましくは4〜7回の範囲内の吸綴回数である。

0010

また、好ましくは、前記バースト時と前記ポーズ時を交互に繰り返すに従って、所定の時間内における全ての吸啜力の平均が、それ以前の所定時間内における全ての吸啜力の平均に比べて、相対的に弱まっていることを把握する吸啜低下判断部を有することを特徴とする。
この構成によれば、乳児のウトウト状態がかなり進行して、睡眠に入る直前状態であることを把握できるので、おしゃぶりを引き抜く適切なタイミングをより計り易くなる。即ち、出願人の研究により、ウトウト状態がかなり進行すると、吸啜力は次第に弱くなっていくことが分かった。そこで、上述したウトウト状態に加え、吸綴力低下の現象をとらえた際に、睡眠直前状態であることを判断できる。
この点、この乳児の睡眠直前状態においても、1回当りの吸啜力が弱まらないことはあるが、所定の時間内(例えば1分間)の全ての吸啜力の平均を相対的に比較して、全体的に吸啜力が低下していく状態を判断するため、正確な判断が可能なる。

0011

また、好ましくは、1回の前記バースト時と、その直前又は直後の1回の前記ポーズ時を1つのサイクルとした場合、複数回の前記サイクルを繰り返すに従って、1回の前記サイクルにおける前記ポーズ時の時間が長くなっていることを把握するポーズ時間比較部を有することを特徴とする。
この構成によれば、ポーズ時の時間が次第に長くなっていることを把握できるので、他の何らかの理由でおしゃぶりの吸綴を止めたのではなく、確実にウトウト状態が進行していることを判断できる。

0012

また、好ましくは、前記台座部は、前記睡眠前状態判断部により把握した前記睡眠前の状態を、視覚により報知可能な報知部を有することを特徴とする。
従って、被使用者は、乳児を見続けていなくても、台座部の報知部を見て乳児がウトウト状態であることを瞬時に知り、おしゃぶりをタイミングよく引き抜いて、入眠を促すことができる。そして、この報知手段は音などにより報知するわけではないので、乳児を起こす恐れも少ない。なお、報知部は、ウトウト状態の入りはじめは例えば橙色の光、ウトウト状態が進行した場合は例えば緑色の光、もはやウトウト状態とは言えない睡眠直前状態は青色の光などとし、光(光による文字も含む)の変化により乳児の状態を報知するのが好ましい。

発明の効果

0013

以上、本発明によれば、適切に入眠を促すことが出来るおしゃぶりを提供することができる。

図面の簡単な説明

0014

本発明の実施形態に係るおしゃぶりの斜視図。
図1のおしゃぶりの側面図。
図2のA−A断面を模式的に表した図であり、図3(A)は乳首部に外力を作用させない状態図、図3(B)は乳首部に外力を作用させたときの乳首部の変形の様子を示す状態図である。
図1のおしゃぶりの特徴的な構成を示す概略ブロック構成図。
図1のおしゃぶりと同様のおしゃぶりセンサを用いて得た信号波形であり、図5(A)はウトウト状態の信号波形図、図5(B)は入眠直前の信号波形図。
図5のおしゃぶりセンサを用いて吸綴状態を実験した結果を示すデータ。
図1のおしゃぶりの動作例を示すフロー図。

発明を実施するための最良の形態

0015

以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
また、以下の図で同一の符号を付した箇所は同様の構成である。

0016

[おしゃぶりの概要
図1図3は本発明の一実施例としてのおしゃぶり10であり、図1はその斜視図、図2は側面図、図3図2のA−A断面を模式的に表した図である。なお、図1及び図2の乳首部11は透明にして、中の部材が透け見えるようにしている。
このおしゃぶり10は、生後直ぐの乳幼児が使用することができ、特に、授乳期にある乳児を精神的に落ち着かせて寝かしつける道具として、好適に使用できる。そして、後述するように、乳児がおしゃぶりを咥えてから睡眠にいたるまでの状態を把握できるおしゃぶりである。

0017

図において、おしゃぶり10は、乳児に咥えられる「乳首部11」と、この乳首部11の基部13に配置された「台座部17」と、乳首部11と台座部17とを区切るように配置され、所定の広がりを有する「座板部12」を有している。

0018

乳首部11は、例えば、熱湯等による加熱殺菌によっても容易に劣化せず、母親の乳首の感触近似した感触を与えるように形成されるのが好ましい。本実施形態の乳首部11は、乳児に吸われたり、蠕動様運動でしごかれたりすることで、口腔内で十分変形される必要があり、このような点を考慮して、十分柔らかい材料(例えばシリコーンゴム)により形成されている。
このような乳首部11は、幅方向Xに比べて上下方向Yの寸法が大きく、断面が扁平な略棒状とされることで、上下方向Yに曲がったり潰れたりし易くなっている。
そして、乳首部11は、先端が少し丸まった乳頭先端部15から基部13にかけて中空状とされ、所定の体積を有する内部空間Sを有している。この内部空間S内には、後述するように、外力による変形の程度を検出するセンサ14が設けられている。

0019

具体的には、図1図3に示すように、内部空間S内には変形自在のわた状部材20が充填されており、このわた状部材20にセンサ14が包まれて配置されている。わた状部材20は、ポリエステル等により形成されたもの、例えば、ぬいぐるみやパッチワークなどの詰め物に用いる手芸用のわた(株式会社アライ製の「つぶつぶ手芸わた」など)を用いることができる。なお、わた状部材20は、反射型フォトセンサから発する光を反射可能で伸縮変形自在なものであればよい。

0020

センサ14は、乳頭先端部15の近傍のわた状部材20の中央付近に配置された第1センサ14aと、中央部近傍のわた状部材46の中央付近に配置された第2センサ14bとからなっている。好ましくは、吸啜時において、第1センサ14aは哺乳に収まる位置、第2センサ14bは蠕動様運動にともなって押し付ける部分に対応して配置されるとよい。

0021

第1センサ14aと第2センサ14bとは同じ構成であり、小型の反射型フォトセンサが用いられており、例えばコーデンシ株式会社製のフォトインタラプタSG−105などを利用できる。この反射型フォトセンサは、電源部56から電力を供給されて赤外線発光する発光ダイオードと、電源部56に接続されてベースに入光する赤外線の受光量に応じた電流コレクタエミッタ間に流すフォトトランジスタと、を有し、フォトトランジスタのエミッタと抵抗との接続点に接続されたアウトプット端子(Output)から検出信号電圧)を出力可能である。また、フォトトランジスタは受光量に応じた電流をコレクタ・エミッタ間に流すから、アウトプット端子(Output)からの検出信号は、受光量が値0のときには0Vとなり、受光量が多くなるほど高い電圧となる。なお、本実施形態のセンサ14は2つ(第1センサ14aと第2センサ14b)であり、2つの信号は合成されて1つの信号にされるが、本発明はこれに限られず、センサ14は1つ、或いは3つ以上であっても構わない。

0022

ここで、図の第1センサ14aおよび第2センサ14bは、わた状部材20に包まれており、発光ダイオードから発した赤外線はわた状部材20で反射してフォトトランジスタに入光され、その入光量に応じた検出信号を出力する。従って、図3(A)に示す乳首部11に外力を作用させない状態から、図3(B)に示す外力を作用させた状態にすると(例えば、乳首部11を口に咥えて蠕動様運動や吸う運動を行うと)、わた状部材20の密度は変化し、これにより、わた状部材20で反射してフォトトランジスタに入光する光量も変化するから、検出信号も変化する。このため、第1センサ14aおよび第2センサ14bは、周りのわた状部材20の密度の変化を検出信号として出力することになるから、この信号を吸啜により変化する圧力(吸啜力)として把握することができる。本実施形態では、図3(A)の乳首部11が何ら変形していない状態のときにセンサ14からの検出信号(電圧)が最大となるようにわた状部材20の充填量(密度)が調節されている。

0023

このような乳頭部11の基部13側には、図1及び図2に示すように、座板部12が配置されている。座板部12は、基部13の周囲に大きくフランジ状に広がって、例えば、略楕円円盤形状ないしハート形状を呈している。この座板部12は、乳児が乳首部11を咥えた時に、基部13付近口唇先端で止まるように位置決めする役割を果している。

0024

図2に示すように台座部17は、乳首部11の基部13を支持するボックス状であり、座板部12を間に挟んで乳首部11側と反対側の面17aに「報知部54」が設けられている。報知部54は、後述するように乳児の睡眠前の状態を親等に報知するための電子部品であり、センサ14を利用して得た検出結果に基づいて駆動するドライバ54aと、このドライバ54aの指示で点灯する発光部(本実施形態ではLED)54bとからなっている。なお、発光部54bは台座部17の面17aの下側に配置され、光が乳児の目に直接入らないようにするのが好ましい。そして、台座部17の中には、おしゃぶり10の全体的な制御及び処理を行う「制御部50」、センサ14を利用して得た検出結果を信号として別体の移動可能な通信端末モバイル端末)に無線通信で送信する「通信モジュール52」、これらの電子部品14,50,52,54に電源供給するボタン型電池などの「電源部56」が収容されている。

0025

[特徴的なブロック構成]
図4図1のおしゃぶり10の特徴的な構成を示す概略ブロック構成図である。
この図のおしゃぶり10は、センサ14の検出結果を利用して、乳児が眠りかけてウトウトしている睡眠前の状態(以下、「ウトウト状態」という)等の乳児の状態をリアルタイムに判断するための制御部50を有する。この制御部50は、センサ14と電気的に接続された制御本体60を有し、制御本体60は後述する各プログラム61〜65を読み込むなどして所定の処理実行を行うようになっている。

0026

制御本体60は、図示しないCPUやマイクロプロセッサ等のプロセッサ処理装置)、ROM(読み出し専用メモリ),RAM(ランダムアクセスメモリ)、不揮発性メモリ、そしてクロックを有する。クロックは、現在時刻の取得や所定の処理実行のタイミングを計り、また、乳児が吸啜等の行動をとった時間の計測等に用いられる。
この制御本体60は、電源部56、スイッチ73、報知部54、及び通信モジュール52とも電気的に接続されている。

0027

スイッチ73は、上述の電子部品14,50,52,54への電源の供給・不供給を決めるON・OFFのスイッチであり、図2の台座部17に設けられている(不図示)。
報知部54は、センサ14の信号を利用して制御部50で把握した乳児のウトウト状態を、使用者である乳児の親等(以下、「被使用者」という)に対して、視覚により知らせる表示装置であり、本実施形態ではLED(発光ダイオード)が用いられている。従って、被使用者は、乳児を見続けていなくても、報知部54の光を見て乳児がウトウト状態であることを瞬時に判断でき、おしゃぶりを引き抜くタイミングを計り易くなり、睡眠に入る入眠を促すことができる。本実施形態では、乳児が開眼して手脚を大きく動かしている活発状態では無点灯、ウトウト状態では橙色の光を点灯し、ウトウト状態がさらに進んだ状態では色を変化させて緑色の光を点灯し、そして、睡眠直前状態では更に色を変化させて、青色の光を点灯し、ウトウト状態から睡眠直前状態までの進行段階を光の変化を利用して報知可能としている。

0028

通信モジュール52は、例えばブルートゥースによる無線通信を行なうモジュールとして構成されており、外部の携帯電話スマートフォンモバイルノートパソコン等の移動可能な通信端末(モバイル端末)70に対して、情報を信号として送信する。情報の内容は報知部52と同様であり、被使用者は乳児から離れていても、ウトウト状態や寝る直前の状態を知ることができ、従って、該知った後に乳児に近づいて子守を歌って入眠を促したり、乳児からおしゃぶり10をタイミングよく引き抜いたりすることができる。

0029

ここで、制御部50はウトウト状態等の乳児の状態をリアルタイムに把握可能にするため、制御本体60では、「個人別吸啜力計算部61」「睡眠前状態判断部62」「吸啜低下判断部65」「ポーズ時間比較部66」に格納されたプログラムを読み込んで所定の処理実行がなされる。

0030

図4の「個人別吸啜力計算部61」は、吸啜力(ここでは、一定以上の強さで乳首部に加えられる吸啜の圧力)が咥えられる位置等により個人差があるため、使用者に則した吸啜力を判断するためのプログラムである。具体的には、センサ14から受信した複数回の吸綴力の平均値を計算し、これに安全値(例えば70%)をかけた値を演算している。この演算結果の数値を、単に口をもごもごしているだけではなく、乳首部を吸啜したのか否かを判断するための基準値である吸啜の圧力(以下、「基準吸啜力」という)としている。そして、この基準吸啜力は「基準吸啜力記憶部51」に記憶され、この基準吸啜力を上回らない場合は、吸啜していないと判断される。なお、基準吸啜力記憶部51はRAMであって、書き換え可能とされ、使用する毎に基準吸啜力は書き換えられる。
また、この個人別吸啜力計算部61は、おしゃぶりを安定して吸啜し始めた後のセンサ14の検出値圧力値)を用いて基準吸啜力を演算するのが好ましく、本実施形態では、センサ14が予め決められた所要の圧力値を検出した後の吸綴力を用いて演算している。或いは、図2の舌でしごかれる中間部にある第2センサ14bと、哺乳禍に収まる第1センサ14aの双方が圧力値を検出した場合、蠕動様運動を確実にし始めたと判断し、その後の圧力値を用いて基準吸啜力を演算してもよい。

0031

図4の「睡眠前状態判断部62」は、乳児の眠りかけているウトウト状態を把握するためのプログラムであり、具体的には、吸啜(基準吸啜力記憶部51に記録された基準吸啜力を超える圧力を有する行為)を連続して行う時間帯であるバースト時と、該吸啜を休止している時間帯であるポーズ時とが交互に規則的に繰り返される睡眠前の状態を判断するためのものである。
図5は、このウトウト状態を説明するためのデータであり、図5(A)は図1のおしゃぶり10と同様のおしゃぶり型センサ(特開2015−160079で開示された公知のセンサ)を用いて計測した信号波形であり、図5(A)はウトウト状態の信号波形図、図5(B)は入眠直前状態の信号波形図である。

0032

図5(A)に示すように、ウトウト状態では、吸啜を連続して行うバースト時75と、吸啜を行わないポーズ時68が規則的に交互に繰り返されていることが分かる。
即ち、乳児が乳首部を単に咥えると、ある程度の圧力が加わって変形するため、センサの上述したフォトトランジスタで受光する光量がある程度小さくなる。この状態は、単に咥えているだけのポーズ時68の状態に該当する。そして、このポーズ時68の状態から吸啜をした場合には、乳首部は図3(B)のように圧力が大きく加わって変形することになるから、フォトトランジスタで受光する光量がより小さくなり、図5(A)のデータでは圧力が大きいポイントP1として現れる。そして、吸啜から乳首部を解放すると、乳首部は一瞬、圧力がほとんど加わらなくなって(図3(A)のような状態に略なって)、フォトトランジスタで受光する光量が大きくなり、図5(A)のデータでは圧力がかなり小さいポイントP2として現れる。このポイントP1からポイントP2を経て次のポイントP1に続く波形信号が1回の吸啜を表す。そして、図5(A)に示すように、ウトウト状態では、バースト時75に4〜7回程度の吸綴を連続して行い、その後、所定の時間、ポーズ時68になり、この動きを規則的に(リズミカルに)繰り返すことが分かった。このような状態は、睡眠前の乳児の殆どに見られるものであり、従って、このバースト時75とポーズ時68が規則的に交互に繰り返されている場合に、ウトウト状態であると把握することが可能である。

0033

そこで、図4の睡眠前状態判断部62は、基準吸啜力記憶部51で記憶された基準吸啜力を超える吸啜を連続して行う時間帯であるバースト時75(図5参照)と、該吸啜を休止している時間帯であるポーズ時68(図5参照)とが交互に規則的に繰り返される睡眠前の状態を特定して、ウトウト状態であると判断し、この判断に基づいて、制御本体60は報知部54のドライバに点灯命令を送信するようになっている。

0034

この点、図5(A)に示すように、ポーズ時68の時間は区々であり、バースト時75とポーズ時68が交互に「規則的に」現れるとは言っても、各バースト時75と各ポーズ時68が全く同じに繰り返されるわけではない。この点、さらに分析した結果、ウトウト状態では、1回のバースト時の吸綴回数、及び1回のバースト時の時間について、いずれのバースト時においてもバラツキが略ないことが更なる特徴だと分かった(例えば、図5(A)のバースト時75bの吸綴回数とバースト時75cの吸綴回数は略同じである)。そこで、本実施形態では、複数繰り返されるバースト時の夫々の関係について、1回のバースト時の時間及び/又は吸啜回数にバラツキが略ない場合、「規則的」であると判断している。

0035

図6は、この更なる特徴(バースト時の吸綴回数・時間のバラツキのなさ)を説明するための実験データである。
この実験データは、抱っこ、又はベビーラック上に仰向けに寝かされた乳児に対して、図1のおしゃぶり10と同様のおしゃぶり型センサ(特開2015−160079で開示された公知のセンサ)を咥えさせて計測した信号波形を分析したもので、かつ、乳児が安定した吸啜を示してからの実験結果を分析したものである。
図6パターン1とパターン2は、乳児が大きく開眼し、体動(頭部や手足の動き)も大きい状態の分析結果であり、この内、パターン2は所定の吸綴をかなり長く続けている状態の分析結果である。パターン3は、ウトウト状態(開眼又は閉眼で、体動が少しまどろんだような状態)の際の分析結果である。なお、これら各パターンにおいて、約1分間の吸綴波形を分析した。
また、図6括弧以外の数値は個人別の平均値の範囲であり、括弧内は個人内でのバラツキの範囲を示している。なお、図6のnは被験者の数であり、各パターンの数は多くはなく、特にパターン3では被験者が1名しかいないが、さらに多数の乳児を目視して、図6と同様の結果であることは確認している。

0036

この図6に示すように、乳児が完全に起きているパターン1では、各バースト時の時間のバラツキは最大で9.6秒、吸啜回数のバラツキでは最大で17回と区々であることが分かる。これに対して、乳児がまどろんだウトウト状態のパターン3では、各バースト時の時間のバラツキは僅か1.5秒、吸啜回数のバラツキも僅か2回しかないことが分かった。なお、このパターン3における各バースト時の時間と吸啜回数のバラツキは、パターン1の該バラツキから比べれば極めて少なく、従って、相対的な観点からバラツキは略ないと見ることができる。
また、いずれのパターンでも、バースト時における1秒間の吸綴力に起因する振動数(即ち、吸啜速度)は概ね2Hzであって左程変化せず、いかなる状態及びいかなる乳幼児でも同様であることが分かり、概ね0.5秒間に1回の吸綴を行っている。従って、本実施形態において、バースト時における連続した吸啜は、安全率を見て少なくとも0.8秒間に1回の吸綴を続けて行うことであると特定している。

0037

このような図6及び目視による研究結果から、図4の睡眠前状態判断部62では、吸綴(基準吸啜力を超える吸啜)を所定時間(本実施形態では1.5秒)以上行わない時間帯を1回のポーズ時、その後、連続して吸綴を行う時間帯(0.8秒以内に行う吸綴を連続して4〜7回行う時間帯)を1回のバースト時とし、この1回のポーズ時とこれに続く1回のバースト時を1サイクルとして、これを複数回繰り返した場合に、バースト時とポーズ時が交互に規則的に繰り返されたウトウト状態であると判断している。
具体的には、睡眠前状態判断部62には、吸啜が所定時間(図の場合は1.5秒)以上行われないポーズ時を判断するプログラムである「ポーズ発生判断部63」と、吸啜(少なくとも0.8秒以内に1回行われる吸綴)が連続して予め定められた所定の範囲内の回数(これが上記「バラツキが略ない」とする範囲であり、好ましくは4〜7回)である場合にバースト時であると判断するプログラムである「バースト発生判断部64」と、を有している。そして、睡眠前状態判断部62では、ポーズ発生判断部63とバースト発生判断部64が、該発生したことを交互に複数回(例えば5回以上)判断した場合、ウトウト状態であると把握するようになっている。

0038

なお、バースト発生判断部64において、1回のバースト時当りの連続した吸啜回数に関して、基準とする上記「予め定められた範囲内の回数(バラツキが略ないとする範囲)」とは、好ましくは4〜7回であるが、個人差による吸啜回数の相違を考慮して、3〜7回の吸啜回数であっても構わない。即ち、吸啜回数が8回以上であれば、ウトウト状態ではなく、しっかり起きていると判断できるのに対して、吸啜回数が3回の場合は、よりウトウト状態であると考えることもできるからである。但し、吸啜回数が1〜2回の場合は、ウトウト状態というよりも、もはや睡眠状態に近いと把握することもできる。或いは、例えば他の事に気を取られるなど、何等かの起きている最中の理由で吸啜を中止したものと把握することもできる。このため、「予め定められた範囲内」は3〜7回、好ましくは4〜7回の吸啜回数である。

0039

また、このバースト発生判断部64では、吸啜力が基準吸啜力以上であるか否かを判断可能なプログラムであり、吸綴力も判断される。そして、このバースト発生判断部64で判断した吸啜力は、その時刻と共に、RAMである吸啜力記憶部54に記録として保存される。なお、この記録は上書きではなく、その吸啜が発生した時刻で峻別できるように、吸綴力をデータとして逐次残している。
また、本実施形態の場合、ポーズ発生判断部63で判断した1回のポーズ時、及びこれに続くバースト発生判断部64で判断した1回のバースト時を1つのサイクル(図5参照)とし、この1サイクル当りのポーズ時の時間(図5の1回のポーズ時68の秒数)は、RAMである1サイクル当りのポーズ時間記憶部53に記録して保存される。なお、この記録も上書きではなく、各サイクルにおけるポーズ時間をデータとして残している。
また、制御本体60はサイクル数カウントし、このサイクル数はRAMであるサイクル数カウント部55に記録として保存される。
なお、本実施形態では、1回のポーズ時とこれに続く1回のバースト時を1サイクルとしているが、1回のバースト時とこれに続く1回のポーズ時を1サイクルとしても構わない。

0040

図4の「吸綴低下判断部65」は、ウトウト状態がかなり進んで、もはや睡眠直前状態であるか否かを判断するためのプログラムであり、複数回のサイクルを繰り返すに従って吸啜力が次第に低下していることを判断するためのものである。即ち、所定の時間内における全ての吸啜力の平均が、それ以前の所定時間内(同じ時間内)における全ての吸啜力の平均に比べて、相対的に弱まっているか否かを判断するものである。そして、弱まっているとの判断に基づいて、制御本体60により、報知部54のドライバ(不図示)に対して、睡眠前状態判断部62における判断時とは別の色の光を点灯するように指令される。

0041

図5(B)は、この乳児が睡眠に入る直前の状態を説明するためのデータであり、図5(A)と比べて分かるように、ウトウト状態がかなり進行すれば、吸啜力は弱まっていくことが分かる。但し、乳児は、図5(B)の状態でも、バースト時75aのように、思い出したように力強く吸啜する場合がある。そこで、所定の時間内の全ての吸綴力の平均値(例えば、図5(B)における1分間の全ての吸綴力の平均値)と、それ以前の所定の時間内の全ての吸綴力の平均値(例えば、図5(A)における同1分間の全ての吸綴力の平均値)とを比較して、吸啜力の低下状況を判断している。

0042

具体的には、図4の吸綴力記憶部54では、上述したように、吸啜した時間で峻別できるように吸啜力が記録されているため、制御本体60がこの記録データを読み込んで、所定の時間内(例えば1分間)の全ての吸綴力の平均値Aと、直近の所定の時間内(同じ1分間)の全ての吸綴力の平均値Bとを比較して、平均値Aが平均値Bを下回り、かつ、平均値Aが平均値Bの所定の割合以下(例えば80%以下)か否かを判断するプログラムが吸啜低下判断部65に格納されている。

0043

図4の「ポーズ時間比較部66」は、ウトウト状態が進んで睡眠直前状態に近づいているか否かを判断するためのプログラムであり、1回のバースト時と、その直前又は直後の1回のポーズ時を1つのサイクルとした場合、複数回のサイクルを繰り返すに従って、1回のサイクルにおけるポーズ時の時間が長くなっていることを把握するようになっている。具体的には、図4の1サイクル当りのポーズ時間記憶部53には、上述したように1サイクル当りのポーズ時の時間が記録されているため、これを制御本体60が読み込み、連続して(例えば2回続けて)ポーズ時間が長くなっているか否かを、ポーズ時間比較部66のプログラムに基づいて、制御本体60が判断するようになっている。

0044

[おしゃぶりの動作例]
次に、本実施形態のおしゃぶりの動作例について、図4を参照しながら、図7を用いて説明する。
図7は、図1のおしゃぶりの動作例を示すフロー図である。
この図に示すように、おしゃぶりのスイッチを押して、乳児が乳首部を咥えると、図4の個人別吸啜力計算部61に格納されたプログラムが作動して、乳首部を吸啜したか否かを判断するための基準値である基準吸啜力を演算し、その値を図4の基準吸啜力記憶部51に記録する(図7のステップ1)。この際、個人別吸啜力計算部61は、センサが予め決められた所定の圧力を検出した後の吸綴力を用いて演算することで、正確な基準吸啜力を算定可能となっている。

0045

次いで、図7に示すように、吸啜(上記の基準吸啜力を超える吸啜であり、以下同様)を所定時間(本実施形態では1.5秒)以上行わなくなった場合をポーズ時であると判断し、このポーズ時が発生したか否かを判断する(図7のステップ2)。この判断を行うのは、図4の睡眠前状態判断部62のポーズ発生判断部63である。
ポーズ時であると判断できない場合は、この図7のステップ2を繰り返して、ポーズ時が発生することを監視する。
これに対して、ポーズ時であると判断した場合、図4の1サイクル当りのポーズ時間記憶部にその時間(長さ)をとりあえず記録しておく。そして、図7のステップ3に進み、バースト時であるか否かの判断を行う。即ち、図4のバースト発生判断部64に格納されたプログラムに基づいて、連続して行われる吸啜回数が予め定められた範囲内(バースト時の吸啜回数について、バラツキが略ないと判断できる範囲)の回数であるか否かの判断を行う。この「予め定められた範囲内」は、上述したように3〜7回、好ましくは4〜7回である。

0046

そして、図7のステップ3において、連続した吸啜回数が予め定められた範囲内でない場合は、未だウトウト状態ではないと判断でき、ステップ2に戻って、ポーズ時の発生を監視する。なお、乳児は、長さに違いはあっても、必ずウトウト状態を通って睡眠に至るため(入眠するため)、ステップ3において、連続した吸啜回数が予め定められた範囲内でないと判断された乳児が、いきなり睡眠に至ることは、特段事由がない限りない。

0047

これに対して、図7のステップ3において、連続した吸啜回数が予め定められた範囲内である場合は、次のステップ4に進み、ポーズ時(ステップ2の肯定的判断)とこれに続くバースト時(ステップ3の肯定的判断)が、複数回、連続して続いているか否かの判断を行う。即ち、ステップ2でポーズ時であると判断し、続いて、ステップ3でバースト時であると判断し(このステップ2と3の連続する肯定的な判断により1サイクルとなる)、これらの肯定的な判断が連続して複数回行われた場合(即ち、5回などの複数回のサイクルを行った場合)、図4の睡眠前状態判断部62が、はじめてウトウト状態であると判断する。

0048

次いで、ステップ5に進み、LEDからなる報知部を点灯する。本実施形態では橙色に点灯する。従って、この点灯色を見た被使用者は、乳児がウトウト状態であるとこと確認でき、この際、このLEDの点灯色が所定の時間続いた場合、乳児の様子を見て、おしゃぶりを口から引き抜いてもよいし、或いは、未だ引き抜かずに、子守唄を歌って、より深いウトウト状態に導いてもよい。また、図7のステップ1の前にブルートゥース等でモバイル端末と同期しておけば、乳児がウトウト状態に入ったことを知らせる通信をモバイル端末に対して行う。

0049

次いで、ステップ6に進み、ポーズ時の時間が次第に長くなっているか否かの判断を行う。本実施形態の場合、1回のポーズ時とこれに続く1回のバースト時を1サイクルとした場合、2サイクル連続してポーズ時間が長くなっているか否かを、図4のポーズ時間比較部66のプログラムに基づいて判断し、この条件を満たさない場合は、ステップ2に戻り、ポーズ時が発生したか否かの判断に戻る。
これに対して、ステップ6で2サイクル連続してポーズ時間が長くなったと判断した場合、ウトウト状態が進んで睡眠直前状態に近づいていると判断し、ステップ7に進んで、報知部の点灯色を変化させる。本実施形態では緑色に点灯する。従って、この点灯色を見た被使用者は、乳児のウトウト状態がさらに進んだことを確認できる。また、図7のステップ1の前にブルートゥース等でモバイル端末と同期しておけば、乳児のウトウト状態が進んだことを知らせる通信をモバイル端末に対して行う。

0050

次いで、図7のステップ8に進んで、全体的に吸啜力が低下しているか否かの判断を行う。即ち、図4の吸綴低下判断部65のプログラムに基づいて、所定の時間内(図では1分間)における全ての吸啜力の平均値Aが、直近の所定時間内(同じ1分間)における全ての吸啜力の平均値Bに比べて相対的に下回り、かつ、平均値Aが平均値Bの所定の割合以下(図では80%以下)か否かを判断する。そして、弱まっていると判断しない場合は、ステップ7に戻って同色の点灯を続ける。
これに対して、吸啜力が弱まっていると判断した場合は、ステップ9に進んで、報知部の点灯色を変化させる。本実施形態では青色に点灯する。従って、この点灯色を見た被使用者は、乳児が睡眠直前であることを把握できる。また、図7のステップ1の前にブルートゥース等でモバイル端末と同期しておけば、乳児が睡眠直前状態であることを知らせる通信をモバイル端末に対して行う。
なお、被使用者は、いずれのステップにおいても、おしゃぶりを口から引き抜いてスイッチを切り、本おしゃぶりの使用を終了することができる。

0051

本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、図4の睡眠前状態判断部62では、バースト時とポーズ時とが交互に“規則的”に繰り返されているか否かを判断する際、各バースト時の吸綴回数のバラツキが略なく、予め定められた範囲内にある場合に該「規則的」であると判断している。しかし、本発明はこれに限られず、各バースト時の時間の長さにバラツキが略なく、予め定められた所定の範囲内(例えば1.5〜3.5秒)である場合に「規則的」であると判断するようにしてもよい。或いは、各バースト時の吸綴回数と時間の双方が上記所定の範囲内である場合に「規則的」であると判断することで、より確実にウトウト状態であることを判断可能となる。

0052

また、図4の睡眠前状態判断部62を格納した制御部50は、図2に示すように台座部17に収容されているが、本発明はこれに限らず、制御部50は、台座部17以外の場所にある別体のコンピュータであっても構わない。この場合、制御部50は台座部17内の通信モジュール52を介して、無線で信号の送受信が可能な構成にするとよい。

0053

或いは、特開2015−160079の図1及び図2に示されるように、センサを包むわた状部材が収容された変形自在な棒状のセンサ収容部、及びこのセンサ収容部の基端に接続され、コントローラが収容された台座部を有するセンサ部と、前記センサ収容部に被せられる変形自在な乳首部と、を備えるおしゃぶりであって、前記センサ部と前記乳首部とが着脱可能な構成であってもよい。
また、センサについて言えば、図1及び図2の場合、反射型フォトセンサからなるセンサ14をわた状部材20で包み、受光量の違いに基づいて、外力による乳首部11の変形の程度を検出可能としているが、本発明はこれに限らず、例えば、公知の圧力センサを用いて、外力による乳首部11の変形の程度を検出するようにしてもよい。

0054

また、乳首部11の形状は棒状に限られるものではない。例えば、乳頭先端部15を哺乳窩に適切にフィットする略球状にし、基部13を乳頭先端部15よりも大きく膨出させて、表面が湾曲した膨出部とし、そして、乳頭先端部15と基部13との中間に、乳頭先端部15及び基部13の外径よりも小さな外径とされ、屈曲箇所となり易い屈曲部としてもよい。そして、この屈曲部は、使用の際、蠕動様運動にともなって舌が押し付けられると共に吸引されて、容易に伸びたり曲がったりする位置に形成されるのが好ましく、ここにセンサ14を配置するとよい。

0055

10・・・おしゃぶり、11・・・乳首部、14・・・センサ、17・・・台座部、54・・・報知部、62・・・睡眠前状態判断部、65・・・吸啜低下判断部、66・・・ポーズ時間比較部、68・・・ポーズ時、75・・・バースト時

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