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技術 二次電池ユニットおよびソーラーパネル式電子時計

出願人 セイコーエプソン株式会社
発明者 小島博之窪田勝
出願日 2017年4月13日 (3年2ヶ月経過) 出願番号 2017-079966
公開日 2017年8月17日 (2年10ヶ月経過) 公開番号 2017-142262
状態 特許登録済
技術分野 電子時計 電気機械時計
主要キーワード プラス電源端子 ソーラー充電 ベース部品 太陽電池式 導通ばね マイナス電源 光発電素子 ダイヤルリング
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (11)

課題

地板などのムーブメントベース部品を、一般的なアナログ時計太陽電池式アナログ時計の間で共通化することができる電子時計および二次電池ユニットを提供する。

解決手段

外装ケースと、時刻を表示する時刻表示部と、外装ケース内収納されるソーラーパネル87と、時刻表示部を動作させる表示制御部と、地板31に設けられた電池収納部86と、表示制御部のプラス電源端子に接続され、電池収納部86に収納される電池プラス端子と接触自在に設けられたプラス接触端子38aと、表示制御部のマイナス電源端子に接続され、電池収納部86に収納される電池のマイナス端子と接触自在に設けられたマイナス側接触端子41と、電池収納部86に収納される電池本体とは非接触な位置に設けられた接触部88と備える。

概要

背景

太陽電池を搭載した時計は、ベースとなる一般的なアナログ時計に太陽電池を搭載し、電源回路充電機能に対応したものに変更し、電池一次電池から二次電池に変更することで、太陽電池式アナログ時計を実現している(例えば特許文献1)。

概要

地板などのムーブメントベース部品を、一般的なアナログ時計と太陽電池式アナログ時計の間で共通化することができる電子時計および二次電池ユニットを提供する。外装ケースと、時刻を表示する時刻表示部と、外装ケース内収納されるソーラーパネル87と、時刻表示部を動作させる表示制御部と、地板31に設けられた電池収納部86と、表示制御部のプラス電源端子に接続され、電池収納部86に収納される電池のプラス端子と接触自在に設けられたプラス接触端子38aと、表示制御部のマイナス電源端子に接続され、電池収納部86に収納される電池のマイナス端子と接触自在に設けられたマイナス側接触端子41と、電池収納部86に収納される電池本体とは非接触な位置に設けられた接触部88と備える。

目的

本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、地板などのムーブメントのベース部品を、一般的なアナログ時計と太陽電池式アナログ時計の間で共通化することができる電子時計および二次電池ユニットを提供する

効果

実績

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請求項1

一次電池または二次電池と、ソーラーパネルから前記二次電池への充電を制御する充電制御部と前記二次電池とを有する二次電池ユニットとが、交換可能に収納される電池収納部と、前記一次電池の電極端子、または前記二次電池の電極端子、もしくは前記二次電池ユニットにおける前記二次電池の電極端子に接触する接触部であって、前記一次電池または前記二次電池による電源供給先電源端子に接続される接触部と、一端が前記電極端子に接続された前記充電制御部の他端に接触する接触部であって、前記ソーラーパネルの電源経路に接続された接触部と、を備え、前記電極端子に接触する前記接触部と、前記充電制御部の他端に接触する前記接触部とは、異なる位置に設けられている、ことを特徴とする時計ムーブメント

請求項2

前記充電制御部は、前記ソーラーパネルへの電流の逆流を防止する逆流防止ダイオードと、前記ソーラーパネルと前記二次電池とを電気的に接続する導通ばねによりなる、ことを特徴とする請求項1に記載の時計ムーブメント。

請求項3

前記ソーラーパネルを備え、前記ソーラーパネルの最大出力電圧は、前記二次電池ユニットにおける前記二次電池の耐圧を超えないように設定されている、ことを特徴とする請求項1又は2記載の時計ムーブメント。

請求項4

前記二次電池の耐圧と前記逆流防止ダイオードの降下電圧との和が、前記ソーラーパネルの最大出力電圧以上である、ことを特徴とする請求項3に記載の時計ムーブメント。

請求項5

請求項3または請求項4に記載の時計ムーブメントと、前記ソーラーパネルを収納する外装ケースと、前記二次電池ユニットと、を備える、ことを特徴とする時計

請求項6

請求項3または請求項4に記載の時計ムーブメントと、前記ソーラーパネルを収納する外装ケースと、前記一次電池と、を備える、ことを特徴とする時計。

請求項7

請求項1または請求項2に記載の時計ムーブメントと、外装ケースと、前記一次電池と、を備える、ことを特徴とする時計。

請求項8

請求項1または請求項2に記載の時計ムーブメントと、外装ケースと、前記二次電池または前記二次電池ユニットと、を備える、ことを特徴とする時計。

技術分野

0001

本発明は、電子時計および二次電池ユニットに関する。

背景技術

0002

太陽電池を搭載した時計は、ベースとなる一般的なアナログ時計に太陽電池を搭載し、電源回路充電機能に対応したものに変更し、電池一次電池から二次電池に変更することで、太陽電池式アナログ時計を実現している(例えば特許文献1)。

先行技術

0003

特開平5−150055号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、上述のような構造を採る場合、太陽電池の電極回路ブロック導通させるため、地板などのムーブメントベース部品を、一般的なアナログ時計と太陽電池式アナログ時計の間で完全に共通化することができなかった。
つまり、太陽電池の電極と回路ブロックとの導通を図る構成にした場合、電池として一次電池を装着すると、一次電池に太陽電池からの充電電流が流れてしまい、一次電池を破壊してしまうことがある。そのため、従来の太陽電池式アナログ時計においては、誤って一次電池が装着された場合には、太陽電池および回路ブロックと一次電池とを導通させないように構成するのが一般的であった。

0005

本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、地板などのムーブメントのベース部品を、一般的なアナログ時計と太陽電池式アナログ時計の間で共通化することができる電子時計および二次電池ユニットを提供することを解決課題としている。

課題を解決するための手段

0006

以上の課題を解決するため、本発明に係る電子時計は、外装ケースと、前記外装ケースの内側で時刻を表示する時刻表示部と、前記外装ケースに収納され、一方の電源端子と他方の電源端子とを有するソーラーパネルと、前記一方の電源端子と電気的に接続された接触部と、前記時刻表示部を動作させる表示制御部と、地板に設けられ、二次電池を備えた二次電池ユニットと一次電池とを電池として交換自在に収納可能な電池収納部とを備え、前記電池収納部は、前記表示制御部のプラス電源端子に電気的に接続され、前記電池収納部に収納される前記電池のプラス端子と接触自在に設けられたプラス接触端子と、前記表示制御部のマイナス電源端子に電気的に接続され、前記電池収納部に収納される前記電池のマイナス端子と接触自在に設けられたマイナス側接触端子とを備え、 前記ソーラーパネルの前記他方の電源端子は前記プラス側接触端子と電気的に接続され、 前記接触部は、前記一次電池を前記電池収納部に収納した状態では、前記一次電池と非接触となり、前記二次電池ユニットを前記電池収納部に収納した状態では、前記二次電池ユニットの充電制御部と接触する位置に設けられた、ことを特徴とする。

0007

この電子時計では、電池収納部に二次電池ユニットを収納すると、二次電池ユニットのプラス端子と表示制御部のプラス電源端子とが導通する。また、二次電池ユニットのマイナス端子と表示制御部のマイナス電源端子とが導通する。さらに、前記二次電池ユニットの充電制御部と接触部とが接触する。
一方、電池収納部に一次電池を収納すると、一次電池のプラス端子と表示制御部のプラス電源端子とが導通する。また、一次電池のマイナス端子と表示制御部のマイナス電源端子とが導通する。しかし、接触部は、一次電池を収納しても非接触となる位置に配置されるので、ソーラーパネルと一次電池とが電気的に分離される。
上より、本発明によれば、地板などのムーブメントのベース部品を、一般的な一次電池式電子時計とソーラーパネル式電子時計の間で共通化することができ大幅なコストダウンが実現される。また、汎用性の高い地板などのムーブメントのベース部品となり、生産効率が向上する。

0008

なお、「時刻表示部」としては時計の文字板が含まれ、この文字板上における時刻表示として、指針による表示や、液晶等のデジタル表示が含まれる。この指針としては、時針分針秒針が挙げられる。

0009

前記二次電池ユニットにおいて、前記電池のプラス端子は前記二次電池のプラス電極であり、前記充電制御部は、前記接触部と接触可能であって導電性弾性部材と、前記弾性部材と前記二次電池のマイナス電極との間に設けられ、前記二次電池の充電を所定の条件の下に制限する制限回路とを有する場合、前記地板に設けられ、前記弾性部材を前記接触部に案内する案内部を備えることが好ましい。この場合には、案内部によって弾性体が接触部に案内されるので、二次電池ユニットの誤装着が防止される。

0010

また、上述した電子時計において、前記電池を前記地板に付勢し、前記表示制御部のマイナス電源端子に電気的に接続される導電性の板ばねを備え、前記マイナス側接触端子は、前記板ばねに設けられた接触端子であることが好ましい。板ばねを用いることにより、厚さの異なる二次電池ユニットや一次電池のどちらを収納した場合でも、良好な接触が図られる。

0011

また、上述した電子時計において、前記ソーラーパネルの最大出力電圧は、前記二次電池の耐圧を超えないように設定されていることが好ましい。これにより、二次電池の故障を防止できる。

0012

次に、本発明に係る二次電池ユニットは、外装ケースと、前記外装ケースの内側で時刻を表示する時刻表示部と、前記外装ケースに収納され、一方の電源端子と他方の電源端子とを有するソーラーパネルと、前記一方の電源端子と電気的に接続された接触部と、前記時刻表示部を動作させる表示制御部と、地板に設けられた電池収納部と、前記電池収納部に設けられ、前記表示制御部のプラス電源端子に電気的に接続されるプラス側接触端子と、前記電池収納部に設けられ、前記表示制御部のマイナス電源端子に電気的に接続されるマイナス側接触端子とを備える電子時計の前記電池収納部に収納可能なものであって、前記マイナス側接触端子と接触するマイナス端子と、プラス電極が前記プラス側接触端子と接触し、マイナス電極が前記マイナス端子と電気的に接続された二次電池と、前記接触部と接触可能であって導電性の弾性部材と、前記弾性部材と前記二次電池のマイナス電極との間に設けられ、前記二次電池の充電を所定の条件の下に制限する制限回路と、を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、二次電池ユニットに制限回路と弾性部材とを取り込んであるので、ソーラーパネルと電気的に接続される接触部と弾性部材とを接触させて、ソーラーパネルで発電された電力を二次電池に蓄電することができる。

0013

また、上述した二次電池ユニットにおいて、前記制限回路は、アノードが前記二次電池のマイナス電極と電気的に接続され、カソードが前記弾性部材と電気的に接続されたダイオードであることが好ましい。この場合には、電流が逆流して二次電池が破壊されることを防止できる。

0014

また、上述した二次電池ユニットにおいて、前記二次電池の耐圧と前記ダイオードの降下電圧との和が、前記ソーラーパネルの最大出力電圧よりも大きいことが好ましい。この場合には、ソーラーパネルの発電電圧によって二次電池が故障することを防止できる。
さらに、上述した二次電池ユニットにおいて、前記弾性部材はコイルばねであることが好ましい。この場合には、コイルばねの弾性力によって良好に接触させることができる。

図面の簡単な説明

0015

本発明の一実施形態に係る電子時計100の平面図である。
電子時計100の一部断面図である。
電子時計100の回路構成を示すブロック図である。
電子時計100の電池収納部86の周辺の一部断面図である。
電池収納部86に二次電池ユニット27が収納された状態を示す一部断面図である。
電子時計100の二次電池ユニット27の収納状態を示す斜視図である。
電池収納部86に二次電池ユニット27が収納された状態の回路図である。
電池収納部86に一次電池50が収納された状態を示す一部断面図である。
電池収納部86に二次電池ユニット27が収納された状態の回路図である。
一次電池式電子時計200の平面図である。

実施例

0016

以下、この発明の好適な実施の形態を、添付図面等を参照しながら詳細に説明する。ただし、各図において、各部の寸法及び縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。

0017

図1は、本発明の一実施形態に係るソーラー電子時計100(以下「電子時計100」という)の平面図である。図1に示すように、電子時計100は、外装ケース80を備えている。この外装ケース80の内周側に、環状のダイヤルリング83を介して、円盤状の文字板11が時刻表示部として配置され、この文字板11上には、時刻や日付等を表示する指針13(13a〜c)が配置されている。そして、外装ケース80の表面側の開口は、カバーガラス84で塞がれており、カバーガラス84通じて、内部の文字板11、指針13(13a〜c)及び液晶表示パネル14が視認可能となっている。なお、文字板11は非導電性材料で構成できる。

0018

ダイヤルリング83は、外周側が、外装ケース80の内周面に接触する水平な環状部分となっているととともに、さらにその内周側が内方へ傾斜したすり状部分となっている。
また、電子時計100は、図1に示す竜頭16や操作ボタン17及び18を手動操作することにより、内部時刻情報修正などができるようになっている。

0019

図2は電子時計100の内部構造を示す一部断面図である。図2に示すように、電子時計100は、外装ケース80の内周に沿って、環状のダイヤルリング83が取り付けられている。外装ケース80の二つの開口のうち、表面側の開口は、カバーガラス84で塞がれており、裏面側の開口は金属で形成された裏蓋85で塞がれている。金属製の裏蓋85と金属製の外装ケース80とは、スクリュー溝で固定されている。

0020

また電子時計100は、地板31に、リチウムイオン電池などの二次電池を含む二次電池ユニット27や一次電池を収納することが可能である。なお、図2は、二次電池ユニット27を収納した例を示している。
二次電池ユニット27は、後述のソーラーパネル87が発電した電力で充電される。すなわち、ソーラー充電が行われる。二次電池ユニット27は、後述するように逆流防止ダイオード28と導通ばね25(コイルばね)を備える(図4参照)。導通ばね25によりソーラーパネル87と二次電池ユニット27とが電気的に接続される。逆流防止ダイオード28と導通ばね25とは、二次電池への充電を制御する充電制御部として機能する。なお、導通ばね25は導電性の弾性部材の一例である。

0021

電子時計100は、外装ケース80の内側に、光透過性の文字板11と、文字板11を貫通した指針軸12と、指針軸12を中心に周回して現在時刻指し示す複数の指針13(秒針13a、分針13b及び時針13c)と、指針軸12を回転させて複数の指針13を駆動する駆動機構30とを備える。指針軸12は、外装ケース80の中心軸に沿って表裏方向に延在している。

0022

文字板11は、外装ケース80の内側で時刻を表示する時刻表示部を構成する円形板材であり、プラスチックなどの光透過性の材料で形成され、カバーガラス84との間に指針13(13a〜c)を挟み、ダイヤルリング83の内側に配置されている。文字板11の中央部には、指針軸12が貫通する穴が形成されている。

0023

駆動機構30は、地板31に取り付けられ、ステップモーター歯車などの輪列とを有し、当該ステップモーターが当該輪列を介して指針13を回転させることにより、複数の指針13を駆動する。具体的には、時針13cは12時間、分針13bは60分、秒針13aは60秒で一周する。また、駆動機構30が取り付けられた地板31は、指針13との間に文字板11を挟むように配置されている。

0024

駆動機構30の駆動は、回路基板35上に設けられた表示制御部36によって制御されている。表示制御部36のプラス電位は、回路基板35の下部に形成されたプラス側接触端子38aを介して、二次電池ユニット27のプラス端子と接続される。また、表示制御部36のマイナス電位は、後述する板ばね40のマイナス側接触端子41を介して二次電池ユニット27のマイナス端子と接続される。

0025

また電子時計100は、外装ケース80の内側に、光発電を行うソーラーパネル87を備える。ソーラーパネル87は、光エネルギー電気エネルギー(電力)に変換する複数のソーラーセル光発電素子)を直列接続した円形の平板であり、文字板11と駆動機構30との間に配置され、指針軸12の横断面に沿って延在している。またソーラーパネル87は、その延在方向において、ダイヤルリング83の内側に配置されている。

0026

図3は、電子時計100の回路構成を示すブロック図である。表示制御部36は、プラス電源端子36p、マイナス電源端子36n、制御部70、駆動回路74及び水晶振動子73を備える。プラス電源端子36pには高電位電源が供給され、マイナス電源端子36nには低電位電源が供給される。プラス電源端子36p及びマイナス電源端子36nに供給される電力によって、表示制御部36は動作する。なお、表示制御部36にレギュレータを設け、プラス電源端子36p及びマイナス電源端子36nに供給される電圧を安定化して、制御部70や駆動回路74に供給してもよい。

0027

制御部70は、例えばICと水晶振動子73で構成される。制御部70は水晶振動子73によって生成される基準クロック信号をもとに、駆動回路74を介してすべての指針13の駆動を制御する。

0028

ソーラーパネル87は、低電位を出力するマイナス電源端子87n(一方の電源端子)と高電位を出力するプラス電源端子87p(他方の電源端子)とを備え、発電した電力を二次電池ユニット27に供給する。

0029

二次電池ユニット27は、ソーラーパネル87のプラス電源端子87pと電気的に接続されるプラス端子27pと、ソーラーパネル87のマイナス電源端子87nと電気的に接続される充電制御端子27cと、表示制御部36のマイナス電源端子36nと電気的に接続されるマイナス端子27nとを備える。プラス端子27pとマイナス端子27nとの間には二次電池が設けられている。ソーラーパネル87で発電された電力は、二次電池に充電される。屋内での使用や天候の影響によってソーラーパネル87で発電できない場合、二次電池ユニット27は表示制御部36に対して電力を供給する。

0030

表示制御部36は、プラス電源端子36p、マイナス電源端子36n、制御部70、駆動回路74及び水晶振動子73を備える。プラス電源端子36pには高電位電源が供給され、マイナス電源端子36nには低電位電源が供給される。プラス電源端子36p及びマイナス電源端子36nに供給される電力によって、表示制御部36は動作する。

0031

図4は、二次電池ユニット27又は一次電池を収納する電池収納部86の詳細を示す断面図である。なお、同図は、図2に示す電子時計100に対して上下を逆にして示してある。
外装ケース80の内部に設けられた地板31には、二次電池ユニット27の電池収納部86が形成されている。電池収納部86には、地板31に案内孔82aが形成されており、この案内孔82aに二次電池ユニット27の導通ばね25が挿入される。これにより、二次電池ユニット27の位置決めがなされ、誤装着が防止される。また、案内孔82aに対応する位置にソーラーパネル87の接触部88が形成されている。接触部88は、ソーラーパネル87のマイナス電源端子87n(図示略)と電気的に接続されており、導電材料によって構成される。

0032

また、地板31には、マイナス側接触端子41を備えた板ばね40が設けられている。この板ばね40は、表示制御部36のマイナス電源端子36nと電気的に接続されている。マイナス側接触端子41及び板ばね40は、導電材料で構成されている。なお、この例では、表示制御部36のマイナス電源端子36nは板ばね40と電気的に接続されていて、図4に示す矢印の方向に付勢されている。したがって、厚さが相違する二次電池ユニット27と一次電池とのいずれを電池収納部86に収納しても、表示制御部36のマイナス電源端子36nと電気的に接続することが可能となる。電池収納部86において、二次電池ユニット27や一次電池は、地板31、輪列受32、プラス端子38、及び板ばね40によって保持される。
なお、接触部88は、一次電池を電池収納部86に収納した状態では、一次電池と非接触となり、二次電池ユニット27を電池収納部86に収納した状態では、二次電池ユニット27の導通ばね25と接触する位置に設けられている。

0033

図5に、二次電池ユニット27を収納した電池収納部86の断面図を示す。二次電池ユニット27は、基板26と、この基板26に接続された導通ばね25、逆流防止ダイオード28、およびマイナス端子27nとを備えている。導通ばね25とマイナス端子27nとは導電性の材料で構成されている。

0034

二次電池ユニット27を電池収納部86に収納すると、板ばね40のマイナス側接触端子41と、二次電池ユニット27のマイナス端子27nとが接触する。これにより、二次電池ユニット27のマイナス端子27nと表示制御部36のマイナス電源端子36nとが導通する。また、導通ばね25が接触部88と接触する。これにより、ソーラーパネル87のマイナス電源端子87nと二次電池ユニット27の充電制御端子27cとが導通する。

0035

また、プラス端子38には、表示制御部36のプラス電位の電源配線電気接続されている(図示略)。二次電池ユニット27を電池収納部86に収納すると、プラス端子38のプラス側接触端子38aと、二次電池ユニット27のプラス端子(二次電池27aのプラス電極)とが接触するように構成されている。

0036

図6は、電池収納部86に二次電池ユニット27を収納した場合の、板ばね40と、逆流防止ダイオード28と、導通ばね25の接触状態をしめす模式的な斜視図である。図6に示すように、逆流防止ダイオード28は、その一方の端子(カソード)が導通ばね25を介してソーラーパネル87に接続されるとともに、その他方の端子(アノード)が板ばね40を介して表示制御部36のマイナス電源端子36nと接続されるようになっている。

0037

図7は、電池収納部86に二次電池ユニット27を収納した場合の回路図である。接触点Xは、地板31のプラス側接触端子38aと二次電池ユニット27との接触点である。また、接触点Yは、板ばね40のマイナス側接触端子41と二次電池ユニット27のマイナス端子27nとの接触点である。さらに、接触点Zは、導通ばね25とソーラーパネル87の接触部88との接触点である。

0038

図7に示すように、二次電池ユニット27の二次電池27aのプラス電極は、接触点Xを介して、表示制御部36のプラス電源端子36pと、ソーラーパネル87のプラス電源端子87pに接続される。また、二次電池27aのマイナス電極は、接触点Yを介して、表示制御部36のマイナス電源端子36nに電気的に接続される。さらには、二次電池27aのマイナス電極は、逆流防止ダイオード28および導通ばね25ならびに接触点Zを介して、ソーラーパネル87のマイナス電源端子87nに接続される。

0039

従って、二次電池ユニット27からソーラーパネル87への電流の逆流を防止しつつ、ソーラーパネル87による二次電池ユニット27の充電が行われる。また、二次電池ユニット27から表示制御部36へ電力の供給が行われる。
なお、本実施形態では、ソーラーパネル87の最大出力電圧は、二次電池ユニット27の耐圧を超えないように設定されている。ここで、最大出力電圧をVmax、二次電池27aの耐圧をVx、逆流防止ダイオード28の降下電圧をVdとすれば、Vmax<Vx+Vdとなる。また、Vmax<Vxとしてもよい。例えば、ソーラーパネル87として、3セルアモルファスシリコン太陽電池を用いて最大出力電圧を2.4Vとし、二次電池27aとして、充電限界が2.6V以上のものを用いればよい。

0040

図8は、電池収納部86に一次電池50を収納した状態を示す断面図である。図8に示すように、一次電池50は、二次電池ユニット27と同径である。また、一次電池50には、導通ばねおよび逆流防止ダイオードが設けられていない。さらに、一次電池50の厚さは二次電池ユニット27の厚さよりも大きい。

0041

電池収納部86に一次電池50を収納すると、地板31のテーパー部と、一次電池50とが接触することにより、一次電池50を保持するようになっている。このように一次電池50が保持された状態では、板ばね40のマイナス側接触端子41と、一次電池50のマイナス電極が接触する。またプラス端子38のプラス側接触端子38aと、一次電池50のプラス電極とが接触する。

0042

図9は、電池収納部86に一次電池50を収納した場合の回路図である。図9においては、接触点Xが、プラス端子38のプラス側接触端子38aと一次電池50のプラス端子との接触点である。また、接触点Yが、板ばね40のマイナス側接触端子41と一次電池50のマイナス端子との接触点である。
一次電池50のプラス端子は、接触点Xを介して、表示制御部36のプラス電源端子36pに電気的に接続される。また、一次電池50のマイナス電極は、接触点Yを介して、表示制御部36のマイナス電源端子36nに電気的に接続される。
しかしながら、一次電池50には、導通ばね25が設けられていないので、一次電池50とソーラーパネル87とは非接続となる。従って、ソーラーパネル87から一次電池50へ充電電流が流れることがなく、一次電池50が破壊するといった不具合を防止することができる。
このように、電池収納部86に一次電池50が収納された場合には、一次電池50から表示制御部36へ電力が供給されることになる。

0043

以上のように、本実施形態によれば、二次電池27aと、逆流防止ダイオード28を実装した基板26とを一体化した二次電池ユニット27を採用したことにより、また、二次電池ユニット27に導通ばね25を備えてソーラーパネル87と電気的に接続することにより、電池を除くムーブメントのすべての部品を、一次電池式電子時計と、ソーラーパネル式電子時計との間で共通化することができる。その結果、大幅なコストの削減を実現することができる。

0044

図10に一次電池式電子時計の断面図を示す。同図に示す一次電池式電子時計200は、そこに用いられる全ての部品が、図2に示すソーラーパネル式電子時計100の部品と共通化されている。また、一次電池式電子時計200において、一次電池50の替わりに二次電池ユニット27を収納しても、導通ばね25は、非導電性の文字板11に接触するだけであるので、二次電池27aが充電されていれば、一次電池式電子時計200を動作させることができる。

0045

また、本実施形態の時計のムーブメントは、一次電池50を組み込んだ場合にはアナログ時計として機能し、二次電池ユニット27を組み込んだ場合にはソーラーパネル式電子時計として機能するので、汎用性の非常に高いムーブメントとなり、生産効率を大幅に向上させることができる。特に、二次電池が故障し、交換が必要だがすぐに手に入れることができないような場合に、二次電池ユニット27の替わりに一次電池50を収納すれば、ソーラーパネル式電子時計100を確実に動作させることが可能となる。

0046

100…電子時計、25…導通ばね、26…基板、27…二次電池ユニット、27a…二次電池、28…逆流防止ダイオード、31…地板、38…プラス端子、38a…プラス側接触端子、40…板ばね、50…一次電池、12…指針軸、13(13a,13b,13c)…指針、30…駆動機構、80…外装ケース、84…カバーガラス、85…裏蓋、86…電池収納部、87…ソーラーパネル。

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  • リズム時計工業株式会社の「 報知時計」が 公開されました。( 2020/04/09)

    【課題】 季節や時間の移ろいを感じさせる数多くの自然音を発生することで、直感的に季節、時刻、日付等を想起させ、ユーザーが飽きにくい報知時計を提供することにある。【解決手段】 本発明の報知時計で... 詳細

  • カシオ計算機株式会社の「 アンテナ装置及び腕時計型電子機器」が 公開されました。( 2020/04/09)

    【課題】アンテナ装置が金属製部材を備える構成において、高い通信性能を提供する。【解決手段】アンテナ装置10は、腕時計型電子機器の風防ガラス固定枠として用いる金属製部材としての無給電アンテナ素子部12と... 詳細

  • カシオ計算機株式会社の「 電子時計及び表示方法」が 公開されました。( 2020/04/09)

    【課題】限られた画面内でのグラフ表示の視認性を向上させることのできる電子時計及び表示方法を提供する。【解決手段】電子時計は、デジタル表示画面を有する表示部と、所定の物理量を計測する計測部と、制御部と、... 詳細

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