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技術 エキスパンションジョイントカバー装置

出願人 理研軽金属工業株式会社
発明者 高柳岳
出願日 2016年2月12日 (4年4ヶ月経過) 出願番号 2016-024921
公開日 2017年8月17日 (2年10ヶ月経過) 公開番号 2017-141637
状態 特許登録済
技術分野 建築環境
主要キーワード 滑動支 受レール 滑動部材 ジョイントカバー 滑動面 下地金具 複数固定 縞鋼板
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年8月17日)のものです。
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図面 (10)

課題

ジョイントカバー摺動可能に支持する受材を取り付けるときの作業性を向上させたエキスパンションジョイントカバー装置を提供する。

解決手段

2つの躯体の少なくともいずれかに、ジョイントカバー11の裏面を摺動可能に支持する摺動支持部20を設け、前記摺動支持部20は、前記ジョイントカバー11の裏面に当接する受材として、前記間隙50に臨むように配置された目地側受材22と、前記間隙50から見て前記目地側受材22よりも奥に配置される奥側受材23と、を備える。前記目地側受材22と前記奥側受材23とは、前記間隙50の長手方向に互いに平行に延設され、かつ、それぞれ別個に前記躯体に固定されている。

概要

背景

この種の装置として、例えば特許文献1には、下面にテーパ面を有する矩形板状体と、この板状体のテーパ面に対応するテーパ面を有する凹所を有する第1の建物と、上記板状体の第2の建物側の1辺の略中央部を第2の建物に接続する自在継ぎ手とを有する構造が開示されている。これにより、板状体は、一端側で第1の建物の凹所に水平方向の全方向にスライド可能に嵌合し、他端側で自在継ぎ手を介して第2の建物に全方向に回動可能に接続している。なお、凹所の表面は、第1の建物のコンクリート金属板埋設して補強されている。

概要

ジョイントカバー摺動可能に支持する受材を取り付けるときの作業性を向上させたエキスパンションジョイントカバー装置を提供する。2つの躯体の少なくともいずれかに、ジョイントカバー11の裏面を摺動可能に支持する摺動支持部20を設け、前記摺動支持部20は、前記ジョイントカバー11の裏面に当接する受材として、前記間隙50に臨むように配置された目地側受材22と、前記間隙50から見て前記目地側受材22よりも奥に配置される奥側受材23と、を備える。前記目地側受材22と前記奥側受材23とは、前記間隙50の長手方向に互いに平行に延設され、かつ、それぞれ別個に前記躯体に固定されている。

目的

本発明は、ジョイントカバーを摺動可能に支持する受材を取り付けるときの作業性を向上させたエキスパンションジョイントカバー装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ジョイントカバーによって2つの躯体間の間隙を覆うエキスパンションジョイントカバー装置であって、前記2つの躯体の少なくともいずれかに、前記ジョイントカバーの裏面を摺動可能に支持する摺動支持部を設け、前記摺動支持部は、前記ジョイントカバーの裏面に当接する受材として、前記間隙に臨むように配置された目地側受材と、前記間隙から見て前記目地側受材よりも奥に配置される奥側受材と、を備え、前記目地側受材と前記奥側受材とは、前記間隙の長手方向に互いに平行に延設され、かつ、それぞれ別個に前記躯体に固定されていることを特徴とする、エキスパンションジョイントカバー装置。

請求項2

前記2つの躯体の両方に、前記摺動支持部を設けたことを特徴とする、請求項1記載のエキスパンションジョイントカバー装置。

請求項3

前記奥側受材には、前記ジョイントカバーの端部に臨む傾斜面が形成されていることを特徴とする、請求項1又は2記載のエキスパンションジョイントカバー装置。

請求項4

前記躯体に複数の下地材を同じ高さとなるように固定し、前記下地材の表面に前記目地側受材及び前記奥側受材を取り付けたことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のエキスパンションジョイントカバー装置。

請求項5

前記摺動支持部は、前記ジョイントカバーの裏面に当接する受材として、前記目地側受材と前記奥側受材との間に中間受材を更に備え、前記中間受材と前記目地側受材及び前記奥側受材とは、前記間隙の長手方向に互いに平行に延設され、かつ、それぞれ別個に前記躯体に固定されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のエキスパンションジョイントカバー装置。

技術分野

0001

この発明は、ジョイントカバーによって2つの躯体間の間隙を覆うエキスパンションジョイントカバー装置に関する。

背景技術

0002

この種の装置として、例えば特許文献1には、下面にテーパ面を有する矩形板状体と、この板状体のテーパ面に対応するテーパ面を有する凹所を有する第1の建物と、上記板状体の第2の建物側の1辺の略中央部を第2の建物に接続する自在継ぎ手とを有する構造が開示されている。これにより、板状体は、一端側で第1の建物の凹所に水平方向の全方向にスライド可能に嵌合し、他端側で自在継ぎ手を介して第2の建物に全方向に回動可能に接続している。なお、凹所の表面は、第1の建物のコンクリート金属板埋設して補強されている。

先行技術

0003

特開平10−317515号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上記した特許文献1記載の構造では、凹所に金属板を取り付けするときに、金属板を平らになるように埋設するには、金属板と第1の建物の凹所との間にコンクリートを隙間なく充填する必要がある。しかしながら、隙間なく充填することは難しく、また、充填しすぎによって隅からコンクリートが漏れ出すおそれがあるため、作業性が悪いという問題があった。

0005

そこで、本発明は、ジョイントカバーを摺動可能に支持する受材を取り付けるときの作業性を向上させたエキスパンションジョイントカバー装置を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、以下を特徴とする。

0007

請求項1記載の発明は、ジョイントカバーによって2つの躯体間の間隙を覆うエキスパンションジョイントカバー装置であって、前記2つの躯体の少なくともいずれかに、前記ジョイントカバーの裏面を摺動可能に支持する摺動支持部を設け、前記摺動支持部は、前記ジョイントカバーの裏面に当接する受材として、前記間隙に臨むように配置された目地側受材と、前記間隙から見て前記目地側受材よりも奥に配置される奥側受材と、を備え、前記目地側受材と前記奥側受材とは、前記間隙の長手方向に互いに平行に延設され、かつ、それぞれ別個に前記躯体に固定されていることを特徴とする。

0008

請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、前記2つの躯体の両方に、前記摺動支持部を設けたことを特徴とする。

0009

請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は2に記載の発明の特徴点に加え、前記奥側受材には、前記ジョイントカバーの端部に臨む傾斜面が形成されていることを特徴とする。

0010

請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、前記躯体に複数の下地材を同じ高さとなるように固定し、前記下地材の表面に前記目地側受材及び前記奥側受材を取り付けたことを特徴とする。

0011

請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、前記摺動支持部は、前記ジョイントカバーの裏面に当接する受材として、前記目地側受材と前記奥側受材との間に中間受材を更に備え、前記中間受材と前記目地側受材及び前記奥側受材とは、前記間隙の長手方向に互いに平行に延設され、かつ、それぞれ別個に前記躯体に固定されていることを特徴とする。

発明の効果

0012

請求項1に記載の発明は上記の通りであり、間隙の長手方向に互いに平行に延設された目地側受材と奥側受材とを備えるので、地震が発生したときに2つの躯体が互いに間隙の幅方向変位しても、ジョイントカバーが受材の上をスムーズに摺動し、変位に追従させることができる。

0013

また、目地側受材と奥側受材とは、それぞれ別個に躯体に固定されているため、受材の間に隙間が形成される。このため、受材の裏側にコンクリートを充填する場合には、この受材の間の隙間からコンクリートを充填することができ、作業性が良い。

0014

また、請求項2に記載の発明は上記の通りであり、2つの躯体の両方に摺動支持部を設けた。このような構成によれば、ジョイントカバーの両端を摺動支持部で支持するような構成においても、上記したような効果を得ることができる。

0015

また、請求項3に記載の発明は上記の通りであり、前記奥側受材には、前記ジョイントカバーの端部に臨む傾斜面が形成されている。このような構成によれば、地震が発生したときに2つの躯体が互いに接近する方向に変位したとしても、ジョイントカバーが傾斜面を乗り上げることで、ジョイントカバーと躯体との衝突を回避することができる。

0016

また、請求項4に記載の発明は上記の通りであり、躯体に複数の下地材を同じ高さとなるように固定し、前記下地材の表面に前記目地側受材及び前記奥側受材を取り付けた。このような構成によれば、下地材の高さを揃えることで容易に受材の高さを揃えることができる。よって、それぞれ別個に設けられた複数の受材を使用した場合でも、これら複数の受材の表面の高さを揃えて、容易に平らな面を形成することができる。

0017

また、板状の受材を取り付ける前に下地材を固定するので、例えば下地材を溶接により固定する場合でも、受材が邪魔にならず溶接作業がしやすい。また、溶接後に受材を取り付ければよいので、受材の取り付けも容易である。

0018

また、請求項5に記載の発明は上記の通りであり、摺動支持部は、ジョイントカバーの裏面に当接する受材として、目地側受材と奥側受材との間に中間受材を更に備える。このような構成によれば、中間受材を設けることで、摺動支持部の平らさと強度が向上する。

0019

また、中間受材と目地側受材及び奥側受材とは、それぞれ別個に躯体に固定されているため、受材の間に隙間が形成される。このため、受材の裏側にコンクリートを充填する場合には、この受材の間の隙間からコンクリートを充填することができ、作業性が良い。

図面の簡単な説明

0020

エキスパンションジョイントカバー装置の側面図である。
エキスパンションジョイントカバー装置の平面図である。
(a)Y方向摺動支持手段付近の一部拡大図、(b)Y方向摺動支持手段付近の組み付け方法を示す一部拡大図である。
ジョイントカバーを取り外した状態の側面図である。
ジョイントカバーを取り外した状態の側面図であって、(a)目地側受材付近の一部拡大図、(b)中間受材付近の一部拡大図、(c)奥側受材付近の一部拡大図である。
ジョイントカバーを取り外した状態の平面図である。
ジョイントカバーを取り外した状態の斜視図である。
変形例1に係るエキスパンションジョイントカバー装置の側面図である。
変形例2に係るエキスパンションジョイントカバー装置の側面図である。

実施例

0021

本発明の実施形態について、図を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、図2に示すように、間隙50の幅方向をX方向と呼び、間隙50の長手方向をY方向と呼ぶ。

0022

本実施形態に係るエキスパンションジョイントカバー装置10は、図1に示すような2つの躯体(一方の躯体41及び他方の躯体42)間に設けられる。一方の躯体41と他方の躯体42とは、互いに相対する壁面41a,42aを備えており、この壁面41a,42aの間に間隙50が形成されている。エキスパンションジョイントカバー装置10は、この間隙50を覆うように設置される。本実施形態においては、図1に示すように、一方の躯体41の床面41bと他方の躯体42の床面42bとが互いに同じ高さに設定されており、この2つの床面41b,42bの間にエキスパンションジョイントカバー装置10が設けられている。

0023

なお、一方の躯体41の床面41bの両側には、側壁部41eが立ち上がっている。また、一方の躯体41の床面41bの間隙50側には、床面41bよりもやや低く形成された床凹部41cが設けられている。

0024

本実施形態に係るエキスパンションジョイントカバー装置10は、図1及び図2に示すように、間隙50を覆うジョイントカバー11と、一方の躯体41側に設けられてジョイントカバー11の裏面を摺動可能に支持する摺動支持部20と、他方の躯体42に取り付けられてジョイントカバー11をY方向に移動可能に支持するY方向摺動支持手段30と、ジョイントカバー11の下方に配置される止水シート35と、を備える。

0025

ジョイントカバー11は、図1及び図2に示すような板状部材であり、2つの躯体間に架設される。このジョイントカバー11をX方向に見たときに、先端が一方の躯体41側に臨み、後端が他方の躯体42側に臨むようになっている。

0026

このジョイントカバー11のY方向の横幅は、一方の躯体41の床面41bの幅とほぼ等しく形成されている。言い換えると、このジョイントカバー11のY方向の横幅は、一方の躯体41に設けられた一対の側壁部41eの間の距離とほぼ等しく形成されている。このため、ジョイントカバー11が一方の躯体41の床面41bの上に配置されると、ジョイントカバー11の両側に側壁部41eが立ち上がった状態となる。なお、複数のジョイントカバー11をY方向に並設し、これらのジョイントカバー11を合わせたY方向の横幅が一方の躯体41の床面41bの幅とほぼ等しくなるようにしてもよい。

0027

このジョイントカバー11は、カバー材12と、仕上材13と、先端部材14と、補強材15と、レール材16と、後端見切材17と、を備える。

0028

カバー材12は、図3に示すように、ジョイントカバー11の表面を覆う金属製の板材である。ジョイントカバー11の大きさによっては、カバー材12をY方向に複数連設して使用してもよい。

0029

仕上材13は、図3に示すように、カバー材12の表面を覆うものである。本実施形態においてはシート状の仕上材13をカバー材12の表面に貼り付けて使用している。

0030

先端部材14は、図1に示すように、ジョイントカバー11の先端側に、Y方向に通しで設けられる部材である。この先端部材14は、カバー材12の裏面にネジなどの固定具によって固定される。この先端部材14の下面は、摺動支持部20の平坦な上面に接触しており、摺動可能に下方から支持されている。2つの躯体が互いにX方向に変位すると、この先端部材14が摺動支持部20の上を摺動するように形成されている。

0031

補強材15は、カバー材12のX方向の長さとほぼ等しい長さの金属製の長尺材である。この補強材15は、図3に示すように、カバー材12の裏面に取り付けられ、下方に向けてリブ状に突出するようになっている。この補強材15は、Y方向に間隔を設けて複数固定される。この補強材15は、一端部が摺動支持部20の平坦な上面に載置され、他端部が下地金具31(後述)の上面に載置される。

0032

レール材16は、ジョイントカバー11の後端側において、カバー材12の裏面に取り付けられる長尺金属製部材である。このレール材16は、長手方向がY方向となるように取り付けられ、ジョイントカバー11の全長に渡って設けられる。このレール材16の断面は、図3に示すように内側(一方の躯体41側)に向けてコ字形に開口した形状となっており、後述する受レール部32に係合可能となっている。

0033

後端見切材17は、ジョイントカバー11の後端側において、カバー材12の端部に取り付けられる長尺の金属製部材である。本実施形態においては、図3に示すような断面逆L字形の部材を使用している。この後端見切材17は、後述する滑動面33aに臨む垂直面を備える。この垂直面には、図3に示すように、ネジなどの固定具を使用して、硬質樹脂製の滑動部材34が取り付けられている。この滑動部材34は、摩擦係数の高い金属同士の接触を防止して滑りを良くするとともに、変位時の緩衝材として働くものである。

0034

摺動支持部20は、一方の躯体41の床凹部41cに設けられて、ジョイントカバー11の先端側を支持している。この摺動支持部20は、図4〜7に示すように、ジョイントカバー11の裏面に当接する受材として、目地側受材22と、奥側受材23と、中間受材24と、を備える。これらの受材は、間隙50の長手方向(Y方向)に互いに平行に延設され、かつ、それぞれ別個に躯体に固定されている。

0035

目地側受材22は、図4に示すように、間隙50に臨むように配置され、言い換えると、摺動支持部20の間隙50側の端部に配置されている。この目地側受材22は、図5(a)、図6及び図7に示すような断面逆L字型の金属製の長尺部材であり、垂直壁部22aと摺動支持部22bとを備える。垂直壁部22aは、摺動支持部20の前端を形成するように垂直に形成された部位である。摺動支持部22bは、垂直壁部22aの上端から水平方向に延びる部位である。

0036

奥側受材23は、図4に示すように、間隙50から見て目地側受材22よりも奥に配置されている。この奥側受材23は、図5(c)、図6及び図7に示すような金属製の長尺部材である。この奥側受材23は、間隙50に近い方から順に、摺動支持部23aと、傾斜部23bと、床面形成部23cと、後壁部23dと、後端部23eと、を備える。

0037

摺動支持部23aは、水平方向に延びる部位であり、前述した目地側受材22の摺動支持部22bと同じ高さとなるように配置される。

0038

傾斜部23bは、摺動支持部23aの後端から上斜め後方に延びる部位である。この傾斜部23bは、図1に示すように、躯体静止時においてジョイントカバー11の前端部に臨む傾斜面を形成している。

0039

床面形成部23cは、傾斜部23bの後端から水平方向に延びる部位である。この床面形成部23cは、床面41bとほぼ同じ高さとなるように配置される。

0040

後壁部23dは、床面形成部23cの後端から垂直下方に延びる部位である。この後壁部23dは、図5(c)に示すように、床凹部41cの立ち上がり壁との間に間隙を設けて配置される。この間隙は、シール材25によって塞がれている。
後端部23eは、後壁部23dの後端から水平方向に延びる部位である。

0041

中間受材24は、図5(b)、図6及び図7に示すように、目地側受材22と奥側受材23との間に配置された金属製の板状の長尺部材である。この中間受材24は、前述した目地側受材22の摺動支持部22bと同じ高さに、水平方向に配置されている。

0042

これらの受材は、躯体に複数の下地材21を同じ高さとなるように固定し、この下地材21の表面に取り付けられている。すなわち、図5に示すように、一方の躯体41の床凹部41cには、差し筋41dが予め埋設されており(または差し筋41dが打ち込まれており)、この差し筋41dに下地材21が溶接固定されている。下地材21は、X方向に間隙を設けて4列設けられている。この4列の下地材21のうち、1列は目地側受材22を取り付けるためのものであり、2列は奥側受材23を取り付けるためのものであり、1列は中間受材24を取り付けるためのものである。

0043

これらの下地材21は、すべて同じ形状のものが使用される。すべての下地材21は、図5に示すように、差し筋41dに固定するために垂直に設けられた垂直部21aと、受材を下方から支持するために水平に設けられた水平部21bと、を備える。

0044

なお、下地材21に受材を取り付ける際には、ネジ26が使用される。すなわち、目地側受材22を取り付ける際には、目地側受材22の摺動支持部22bを下地材21の水平部21bの上面に当接させた状態で、摺動支持部22bと水平部21bとを貫通するようにネジ26を取り付ける。

0045

また、中間受材24を取り付ける際には、中間受材24を下地材21の水平部21bの上面に当接させた状態で、中間受材24と水平部21bとを貫通するようにネジ26を取り付ける。

0046

また、奥側受材23を取り付ける際には、奥側受材23の摺動支持部23aを下地材21の水平部21bの上面に当接させた状態で、摺動支持部23aと水平部21bとを貫通するようにネジ26を取り付け、また、奥側受材23の後端部23eを下地材21の水平部21bの上面に当接させた状態で、後端部23eと水平部21bとを貫通するようにネジ26を取り付ける。

0047

このように下地材21に受材を取り付けることで、複数の受材によって平坦かつ水平な面を形成し、ジョイントカバー11の先端側がスムーズに摺動できるように支持している。

0048

なお、これらの受材の内側にコンクリート28を充填すれば、受材の間の隙間も埋められるため、更にスムーズにジョイントカバー11を摺動させることができる。コンクリート28を充填するときには、受材の間の隙間からコンクリート28を流し込めばよい。このように分離した複数の受材の間からコンクリート28を流し込むようにすれば、容易にコンクリート28を隙間なく充填することができ、作業性が良い。

0049

Y方向摺動支持手段30は、図1〜3に示すように、下地金具31と、受レール部32と、滑動支持部33と、を備える。

0050

下地金具31は、逆L字形に他方の躯体42の壁面42aに取り付けられる金具である。この下地金具31は、受レール部32及びジョイントカバー11を下方から支持するための長尺材である。この下地金具31は、受レール部32の全長を下方から支持できる長さで設けられており、他方の躯体42の壁面42aにボルトなどの固定具を使用して取り付けられる。

0051

受レール部32は、上方に向けて開口した断面略C字形の金属製の長尺材である。この受レール部32は、下地金具31の上部にボルトなどの固定具を使用して取り付けられる。この受レール部32は、図3に示すように、第1立ち上がり部32aと第2立ち上がり部32cとが互いに平行に垂直上方に立ち上がり形成されている。なお、一方の躯体41に近い方が第1立ち上がり部32aであり、一方の躯体41に遠い方が第2立ち上がり部32cである。第1立ち上がり部32aの先端は内方屈折されて抜け止め部32bを形成しており、第2立ち上がり部32cの先端は内方に屈折されて支持固定部32dを形成している。

0052

第1立ち上がり部32a及び抜け止め部32bは、ジョイントカバー11のレール材16を引っ掛け係合させるためのものである。図3(a)に示すように抜け止め部32bにレール材16を引っ掛けると、抜け止め部32bの上面でレール材16がY方向に摺動可能に支持されるとともに、ジョイントカバー11が上方に移動しても、レール材16が抜け止め部32bから脱落しないように形成されている。

0053

第2立ち上がり部32c及び支持固定部32dは、滑動支持部33を取り付けるための部位である。

0054

滑動支持部33は、断面略コ字形の金属製の長尺材である。この滑動支持部33は、支持固定部32dの上面にネジなどの固定具を使用して取り付けられる。

0055

上記した受レール部32と滑動支持部33とは、ほぼ同じ長さとなっており、Y方向に見てジョイントカバー11よりも長く設定されている。これにより、ジョイントカバー11をY方向へ摺動可能に支持している。

0056

また、滑動支持部33は、X方向に対して垂直な滑動面33aを備えている。この滑動面33aはY方向に延在しているため、受レール部32に沿ってジョイントカバー11がY方向に移動したときに、滑動部材34に滑動面33aが対向し、滑動面33aに沿ってジョイントカバー11がスムーズに摺動するようになっている。

0057

なお、この滑動支持部33を受レール部32に取り付けると、受レール部32の上部開口が狭められる。これにより、受レール部32に係合したジョイントカバー11のレール材16が脱落しないようになっている。このため、組み付け時には下記の手順でY方向摺動支持手段30にジョイントカバー11を取り付ける。

0058

すなわち、図3(b)に示すように、まず下地金具31の上面に受レール部32を取り付ける。次に、受レール部32にジョイントカバー11のレール材16を係合させる。最後に、滑動支持部33を受レール部32に取り付ける。このように、滑動支持部33を取り付けることによって受レール部32の開口を狭めて、ジョイントカバー11の脱落を防止している。また、滑動支持部33によってジョイントカバー11のガタつきが抑制されるので、スムーズにジョイントカバー11を摺動させることができる。

0059

上記したようなエキスパンションジョイントカバー装置10によれば、ジョイントカバー11がX方向にもY方向にも移動できるので、地震等による大きな変位が発生しても対応することができる。

0060

すなわち、X方向への変位が発生した場合には、ジョイントカバー11が摺動支持部20の上面に沿って移動する。このとき、2つの躯体の接近するような変位の場合には、ジョイントカバー11の先端部材14が傾斜部23bに乗り上げるように誘導される。このとき、Y方向に通しの先端部材14を備えているので、補強材15の先端が傾斜部23bに当たることがなく、スムーズに摺動できる。また、2つの躯体が離れるような変位の場合には、ジョイントカバー11の先端部材14が、摺動支持部20の平坦な上面に沿って移動する。
また、Y方向への変位が発生した場合には、ジョイントカバー11がY方向摺動支持手段30に沿って摺動する。

0061

以上説明したように、本実施形態によれば、間隙50の長手方向に互いに平行に延設された目地側受材22と奥側受材23とを備えるので、地震が発生したときに2つの躯体が互いに間隙50の幅方向に変位しても、ジョイントカバー11が受材の上をスムーズに摺動し、変位に追従させることができる。

0062

また、目地側受材22と奥側受材23とは、それぞれ別個に躯体に固定されているため、受材の間に隙間が形成される。このため、受材の裏側にコンクリート28を充填する場合には、この受材の間の隙間からコンクリート28を充填することができ、作業性が良い。

0063

また、奥側受材23には、ジョイントカバー11の端部に臨む傾斜面が形成されている。このような構成によれば、地震が発生したときに2つの躯体が互いに接近する方向に変位したとしても、ジョイントカバー11が傾斜面に乗り上げることで、ジョイントカバー11と躯体との衝突を回避することができる。

0064

また、躯体に複数の下地材21を同じ高さとなるように固定し、この下地材21の表面に受材を取り付けた。このような構成によれば、下地材21の高さを揃えることで容易に受材の高さを揃えることができる。よって、それぞれ別個に設けられた複数の受材を使用した場合でも、これら複数の受材の表面の高さを揃えて、容易に平らな面を形成することができる。

0065

また、受材を取り付ける前に下地材21を固定するので、例えば下地材21を溶接により固定する場合でも、受材が邪魔にならず溶接作業がしやすい。また、溶接後に受材を取り付ければよいので、受材の取り付けも容易である。

0066

また、摺動支持部20は、ジョイントカバー11の裏面に当接する受材として、目地側受材22と奥側受材23との間に中間受材24を更に備える。このような構成によれば、中間受材24を設けることで、摺動支持部20の平らさと強度が向上する。

0067

また、中間受材24と目地側受材22及び奥側受材23とは、それぞれ別個に躯体に固定されているため、受材の間に隙間が形成される。このため、受材の裏側にコンクリート28を充填する場合には、この受材の間の隙間からコンクリート28を充填することができ、作業性が良い。

0068

なお、上記した実施形態においては、2つの床面41b,42bの間にエキスパンションジョイントカバー装置10を配置したが、これに限らず、例えば図8に示すように、一方の躯体41の床面41bに他方の躯体42の壁面42aが臨むような構造において、この一方の躯体41の床面41bと他方の躯体42の壁面42aとの間にエキスパンションジョイントカバー装置10を配置してもよい。

0069

また、上記した実施形態においては、シート状の仕上材13を使用する例について説明したが、これに限らず、例えば石やタイルを使用した仕上材13でカバー材12の表面を覆ってもよい。また、仕上材13を使用しなくてもよい。例えば、カバー材12に縞鋼板を使用し、カバー材12が仕上材13を兼ねるようにしてもよい。

0070

また、上記した実施形態においては、2つの躯体の一方に摺動支持部20を設けているが、これに限らず、例えば図9に示すように、2つの躯体の両方に摺動支持部20を設けてもよい。図9に示す例では、他方の躯体42にも床凹部42cを設け、この床凹部42cに差し筋42dを突出させて、一方の躯体41と同様の摺動支持部20を設けている。また、ジョイントカバー11にパンタグラフ38を連結し、このパンタグラフ38が、一方の躯体41及び他方の躯体42に対して、摺動可能かつ回動可能に取り付けられている。このような構成とした場合でも、本発明の効果を得ることができる。

0071

なお、この図9に示す例では、2つの躯体の両方に摺動支持部20を設けているため、2つの躯体が互いにX方向へ変位したときに、この変位差を2つの摺動支持部20で吸収することができる。すなわち、1つ1つの摺動支持部20のX方向の幅を小さくしても、2つの摺動支持部20を合算することで十分な摺動幅を確保することができる。このように、摺動支持部20のX方向の幅を小さくできる場合には、受材として目地側受材22及び奥側受材23のみを設け、中間受材24を設けないようにしてもよい。

0072

10エキスパンションジョイントカバー装置
11ジョイントカバー
12カバー材
13仕上材
14先端部材
15補強材
16レール材
17後端見切材
20摺動支持部
21下地材
21a 垂直部
21b水平部
22目地側受材
22a垂直壁部
22b 摺動支持部
23 奥側受材
23a 摺動支持部
23b 傾斜部
23c 床面形成部
23d後壁部
23e 後端部
24 中間受材
25シール材
26ネジ
28コンクリート
30 Y方向摺動支持手段
31下地金具
32受レール部
32a 第1立ち上がり部
32b 抜け止め部
32c 第2立ち上がり部
32d支持固定部
33滑動支持部
33a滑動面
34滑動部材
35止水シート
38パンタグラフ
41 一方の躯体
41a 壁面
41b 床面
41c 床凹部
41d差し筋
41e側壁部
42 他方の躯体
42a 壁面
42b 床面
42c 床凹部
42d 差し筋
50 間隙

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