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技術 乗客コンベア

出願人 フジテック株式会社
発明者 渡邉雅也
出願日 2016年2月10日 (4年10ヶ月経過) 出願番号 2016-023286
公開日 2017年8月17日 (3年4ヶ月経過) 公開番号 2017-141087
状態 特許登録済
技術分野 エスカレータ,移動歩道
主要キーワード 列設状態 長手方向中程 字アングル 昇り用 横断面形 金属板体 字アングル材 無端搬送体
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年8月17日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (12)

課題

ブラケット内デッキ締結解除しなくても、内デッキに装着された端部カバー交換ができる乗客コンベアを提供すること。

解決手段

端部カバー48は、第1帯状部481と、第1帯状部481よりも幅の狭い第2帯状部482と、第1帯状部481と第2帯状部482とを幅方向における一端部側で連結する連結部483とを含み、端部カバー48は、内デッキ44における締結部材である皿ねじ46よりも欄干パネル18側の端縁部44Eに、第1帯状部481が上側、第2帯状部482が下側となる姿勢で、その対向領域Frが、端縁部44Eの長手方向の一端から挿通されて装着されており、対向領域Frにおける前記両帯状部の対向間隔が端縁部44Eの厚みTdよりも大きく、第1帯状部481における第2帯状部482との非対向部481Bで皿ねじ46の上端部部分である頭部46Aが覆われる構成とした。

概要

背景

エスカレータにおいて、乗客を搬送する踏段走行路の両脇には、当該走行路に沿って欄干パネルが列設されており、当該欄干パネルの下部と踏段との間には内デッキが設けられている。

内デッキの踏段側端部は、当該踏段と僅かな隙間を空けて立設されたスカートガードと連結されている。一方、内デッキの欄干パネル側端部は、トラスに固定されたブラケット締結されている。締結部材には一般的にねじが用いられ、ブラケット端部上面側に内デッキの端部が重ねられた状態で、前記ねじが上方から締め込まれて締結されている。

このねじの頭部が視認されると意匠上好ましくないため、当該ねじの頭部およびその近傍をシールで覆うといったことが行われている。さらに、意匠性を向上させるため、特許文献1では、内デッキの欄干パネル側端縁部をその全長に亘って覆う、合成樹脂製の細長端部カバーを設けている。

当該端部カバーは、横に長い「コ」字状をした横断面のベース部を有し、当該ベース部の溝に内デッキの欄干パネル側端縁部が挿入されている。すなわち、前記欄干パネル側端縁部はベース部における2本の帯状部分で挟持された形になっている。ベース部(前記2本の帯状部分)には、内デッキの厚み方向に貫通する貫通孔が開設されており、内デッキには、前記貫通孔に対応して切り欠きが設けられている。

ベース部に欄干パネル側端縁部が挿入された内デッキは、当該端縁部が、ねじ孔(雌ねじ)が形成されている前記ブラケットに重ねられていて、前記貫通孔および前記切り欠きに挿入されたねじが前記雌ねじに螺合されている。これにより、内デッキがブラケットにねじによって締結されている。

ベース部を覆うように、当該ベース部の幅方向における一端部から、可撓性を有する帯状をしたカバー部が延出されている。このカバー部によって、ねじ頭部が隠されている。乗客からは、この帯状をしたカバー部だけが視認され、ねじ頭部はその下に隠されてしまうため、意匠性が向上することとなる。

概要

ブラケットと内デッキの締結を解除しなくても、内デッキに装着された端部カバーの交換ができる乗客コンベアを提供すること。端部カバー48は、第1帯状部481と、第1帯状部481よりも幅の狭い第2帯状部482と、第1帯状部481と第2帯状部482とを幅方向における一端部側で連結する連結部483とを含み、端部カバー48は、内デッキ44における締結部材である皿ねじ46よりも欄干パネル18側の端縁部44Eに、第1帯状部481が上側、第2帯状部482が下側となる姿勢で、その対向領域Frが、端縁部44Eの長手方向の一端から挿通されて装着されており、対向領域Frにおける前記両帯状部の対向間隔が端縁部44Eの厚みTdよりも大きく、第1帯状部481における第2帯状部482との非対向部481Bで皿ねじ46の上端部部分である頭部46Aが覆われる構成とした。

目的

本発明は、上記した課題に鑑み、必ずしも、ブラケットと内デッキの締結を解除しなくても、端部カバーの交換ができる乗客コンベアを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

循環走行して乗客を搬送する無端搬送体と、前記無端搬送体の走行路を含む乗客の通路に沿って立設された欄干パネルと、前記欄干パネルをその下端縁部でトラスに固定する固定器具と、前記固定器具に固定され、前記欄干パネルの主面と交差する方向に張り出した部を有するブラケットと、前記通路に沿う方向に長い板体からなり、平面視で前記庇部の上側にその一部が重ねられた重なり部を有する内デッキと、前記重なり部と前記庇部とを、それらの厚み方向に貫通して締結した締結部材と、前記内デッキに装着された端部カバーと、を有し、前記端部カバーは、第1帯状部と、前記第1帯状部と対向し、当該第1帯状部よりも幅の狭い第2帯状部と、前記第1帯状部と前記第2帯状部とを幅方向における一端部側で連結する連結部と、を含み、当該端部カバーは、前記内デッキにおける前記締結部材よりも前記欄干パネル側の端縁部に、前記第1帯状部が上側、前記第2帯状部が下側となる姿勢で、両帯状部の対向領域が、当該端縁部の長手方向の一端から挿通されて装着されており、前記対向領域における前記両帯状部の対向間隔が前記端縁部の厚みよりも大きく、前記第1帯状部における前記第2帯状部との非対向部分で前記締結部材の上端部部分が覆われていることを特徴とする乗客コンベア

請求項2

前記端縁部と前記庇部との間には隙間が形成されており、前記端部カバーは、前記第2帯状部が前記隙間に遊挿された状態で装着されていることを特徴とする請求項1記載に乗客コンベア。

請求項3

前記端部カバーに外力が加わって、前記第1および第2帯状部の幅方向、前記欄干パネルに向かってスライドされた際、前記連結部が当該欄干パネルの通路側主面に当接してそれ以上のスライドが制限されることにより、当該端部カバーの前記内デッキからの前記幅方向への抜け防止が図られていることを特徴とする請求項1または2に記載の乗客コンベア。

請求項4

前記端部カバーが、潤滑剤が添加された合成樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の乗客コンベア。

技術分野

0001

本発明は、エスカレータその他の乗客コンベアに関し、特に、内デッキ端部カバーに関する。

背景技術

0002

エスカレータにおいて、乗客を搬送する踏段走行路の両脇には、当該走行路に沿って欄干パネルが列設されており、当該欄干パネルの下部と踏段との間には内デッキが設けられている。

0003

内デッキの踏段側端部は、当該踏段と僅かな隙間を空けて立設されたスカートガードと連結されている。一方、内デッキの欄干パネル側端部は、トラスに固定されたブラケット締結されている。締結部材には一般的にねじが用いられ、ブラケット端部上面側に内デッキの端部が重ねられた状態で、前記ねじが上方から締め込まれて締結されている。

0004

このねじの頭部が視認されると意匠上好ましくないため、当該ねじの頭部およびその近傍をシールで覆うといったことが行われている。さらに、意匠性を向上させるため、特許文献1では、内デッキの欄干パネル側端縁部をその全長に亘って覆う、合成樹脂製の細長い端部カバーを設けている。

0005

当該端部カバーは、横に長い「コ」字状をした横断面のベース部を有し、当該ベース部の溝に内デッキの欄干パネル側端縁部が挿入されている。すなわち、前記欄干パネル側端縁部はベース部における2本の帯状部分で挟持された形になっている。ベース部(前記2本の帯状部分)には、内デッキの厚み方向に貫通する貫通孔が開設されており、内デッキには、前記貫通孔に対応して切り欠きが設けられている。

0006

ベース部に欄干パネル側端縁部が挿入された内デッキは、当該端縁部が、ねじ孔(雌ねじ)が形成されている前記ブラケットに重ねられていて、前記貫通孔および前記切り欠きに挿入されたねじが前記雌ねじに螺合されている。これにより、内デッキがブラケットにねじによって締結されている。

0007

ベース部を覆うように、当該ベース部の幅方向における一端部から、可撓性を有する帯状をしたカバー部が延出されている。このカバー部によって、ねじ頭部が隠されている。乗客からは、この帯状をしたカバー部だけが視認され、ねじ頭部はその下に隠されてしまうため、意匠性が向上することとなる。

先行技術

0008

2011−88705号公報

発明が解決しようとする課題

0009

ところで、内デッキの欄干パネル側端縁部に設けられる端部カバーは、経年劣化や損傷などにより交換する必要が生じる。この場合、特許文献1では、内デッキから端部カバーを取り外すには、先ず、カバー部をめくって、ねじ頭部を露出させる。次に、ねじ回しを用いて、当該ねじを弛め、前記切り欠きおよび前記貫通孔から抜き取る。すなわち、内デッキと前記ブラケットの締結を解除する。そして、ベース部を内デッキから抜き取ることによって、端部カバーを内デッキから取外すこととなる。

0010

しかしながら、端部カバーを取り外すためだけに、内デッキと前記ブラケットの締結までも解除する必要があって、非常に手間がかかってしまう。

0011

なお、上記した課題は、エスカレータに限らず、他の乗客コンベア、例えば、移動歩道にも共通する。

0012

本発明は、上記した課題に鑑み、必ずしも、ブラケットと内デッキの締結を解除しなくても、端部カバーの交換ができる乗客コンベアを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0013

上記の目的を達成するため、本発明に係る乗客コンベアは、循環走行して乗客を搬送する無端搬送体と、前記無端搬送体の走行路を含む乗客の通路に沿って立設された欄干パネルと、前記欄干パネルをその下端縁部でトラスに固定する固定器具と、前記固定器具に固定され、前記欄干パネルの主面と交差する方向に張り出した部を有するブラケットと、前記通路に沿う方向に長い板体からなり、平面視で前記庇部の上側にその一部が重ねられた重なり部を有する内デッキと、前記重なり部と前記庇部とを、それらの厚み方向に貫通して締結した締結部材と、前記内デッキに装着された端部カバーと、を有し、前記端部カバーは、第1帯状部と、前記第1帯状部と対向し、当該第1帯状部よりも幅の狭い第2帯状部と、前記第1帯状部と前記第2帯状部とを幅方向における一端部側で連結する連結部と、を含み、当該端部カバーは、前記内デッキにおける前記締結部材よりも前記欄干パネル側の端縁部に、前記第1帯状部が上側、前記第2帯状部が下側となる姿勢で、両帯状部の対向領域が、当該端縁部の長手方向の一端から挿通されて装着されており、前記対向領域における前記両帯状部の対向間隔が前記端縁部の厚みよりも大きく、前記第1帯状部における前記第2帯状部との非対向部分で前記締結部材の上端部部分が覆われていることを特徴とする。

0014

また、前記端縁部と前記庇部との間には隙間が形成されており、前記端部カバーは、前記第2帯状部が前記隙間に遊挿された状態で装着されていることを特徴とする。

0015

さらに、前記端部カバーに外力が加わって、前記第1および第2帯状部の幅方向、前記欄干パネルに向かってスライドされた際、前記連結部が当該欄干パネルの通路側主面に当接してそれ以上のスライドが制限されることにより、当該端部カバーの前記内デッキからの前記幅方向への抜け防止が図られていることを特徴とする。

0016

また、前記端部カバーが、潤滑剤が添加された合成樹脂で形成されていることを特徴とする。

発明の効果

0017

上記の構成からなる本発明に係る乗客コンベアでは、前記内デッキの前記重なり部と前記ブラケットの前記庇部とを、それらの厚み方向に貫通して締結した締結部材の上端部部分が、前記端部カバーの前記第1帯状部における第2帯状部との非対向部分で覆われており、当該端部カバーは、前記両帯状部の対向領域が、前記内デッキにおける前記締結部材よりも前記欄干パネル側の端縁部に、当該端縁部の長手方向の一端から挿通されて装着されている。

0018

換言すると、前記第1帯状部は前記締結部材の前記上端部部分を覆っているだけであり、前記第2帯状部は、前記内デッキにおける前記締結部材よりも前記欄干パネル側の端縁部に存する。加えて、前記対向領域における前記両帯状部の対向間隔が前記端縁部の厚みよりも大きい。

0019

これにより、前記端部カバーは、当該端縁部の前記一端から、前記第1および第2帯状部の長さ方向に引き抜いて取り外す(脱着する)ことができる。また、前記端部カバーは、前記第1および第2帯状部の対向領域を前記端縁部に、当該端縁部の長手方向の一端から挿通することにより装着することができる。すなわち、前記ブラケット(の前記庇部)と前記内デッキ(の前記重なり部)とを締結する締結部材の締結を解除しなくても、端部カバーを交換することができる。

図面の簡単な説明

0020

実施形態に係るエスカレータの概略構成を示す斜視図である。
欄干の概略構成を示す断面図である。
(a)は内デッキの斜視図であり、(b)は同横断面図である。
内デッキとブラケットとの締結部分およびその近傍の拡大断面図である。
下端部内デッキの斜視図である。
(a)は端部カバーの斜視図であり、(b)は同横断面図である。
端部カバーが装着され、抜止キャップが取り付けられた状態の下端部内デッキの斜視図である。
内デッキへの端部カバーの装着途中の状態を示す斜視図である。
(a)、(b)は、それぞれ、実施形態1の変形例1、2における内デッキとブラケットとの締結部分およびその近傍の拡大断面図である。
実施形態2おける内デッキとブラケットとの締結部分およびその近傍の拡大断面図である。
(a)、(b)は、それぞれ、実施形態2の変形例1、2における内デッキとブラケットとの締結部分およびその近傍の拡大断面図である。

実施例

0021

以下、本発明に係る乗客コンベアを、エスカレータを例にして図面を参照しながら説明する。
<実施形態1>
図1に示すように、実施形態1に係るエスカレータ10は、環状に連結されて循環走行し、乗客を搬送する無端搬送体である複数の踏段12を有する。踏段12の走行路および上下の昇降口を含む乗客の通路PWの両側には、欄干14,16が設置されている。

0022

欄干14,16の各々は、通路PWに沿って立設された複数の欄干パネル18を有する(図1において、欄干パネルは、片側の欄干14を構成する欄干パネルのみに符号を付している。)。欄干パネル18の各々は、例えば、ガラス製であり、強化板ガラスの片面に飛散防止フィルムが貼着されてなるものである。

0023

複数の欄干パネル18の外周には、ガイドレール図1では不図示)に案内され、踏段12と同じ向きに同じ速度で循環走行する無端ベルト状をした移動手摺20,22がそれぞれ設けられている。前記ガイドレールに案内される移動手摺20,22は、複数の欄干パネル18の上端縁に沿って走行する区間(乗客が掴む区間)では、水平方向に走行した後、カーブして直線的に斜行し、またカーブして再び水平方向に走行する。

0024

エスカレータ10は、例えば、建築物内の階下のフロアDSと階上のフロアUSとの間に架け渡されて設置されている。エスカレータ10は、踏段12の走行の向きが切り替えられて、昇り用あるいは下り用として用いられ、踏段12に乗った乗客が、階下のフロアDSから階上のフロアUS、あるいは階上のフロアUSから階下のフロアDSへと搬送される。

0025

次に、欄干14,16について説明する。欄干14と欄干16とは、通路PWを挟んで対称的に設置されていて、基本的には同じ構成を有している。よって、欄干14を代表に図2を参照しながら説明し、欄干16についての説明は省略することとする。なお、図2は、移動手摺20が斜行する区間において、移動手摺20の走行方向と直交する平面で切断した図である。また、図2において、後述する固定器具24は切断せずに表しており、その他の部材についての切断面には、便宜上、ハッチングを省略している。

0026

図2に示すように、欄干パネル18は、その下端縁部が固定器具24を介して、不図示のトラスに固定されており、上端縁部には、移動手摺20を案内するガイドレール26が固定されている。固定器具24は、トラス(不図示)に取り付けられたL字アングル部材28とL字アングル部材28の一面に対向して設けられた押圧板30とを含む。L字アングル部材28と押圧板30とは鉄鋼材料からなる。固定器具24は、欄干パネル18の1枚当りパネルサイズに応じた台数(2台〜4台)分が用いられる。

0027

欄干パネル18の下端部には、横断面形状が図2に示すように屈曲したブラケット32がクッションシート34,36を介して挟み込まれている。ブラケット32は、例えば、鋼板(例えば、ステンレス鋼板)の板金加工材であり、クッションシート34,36は、ゴムあるいは軟質の合成樹脂で形成されている。また、ブラケット32と押圧板30との間には、図2に示すように、スペーサ38が設けられている。スペーサ38は、鉄鋼材料で形成されている。ブラケット32は、固定器具24毎に設けられている。

0028

L字アングル部材28と押圧板30の対応する位置には、それぞれ貫通孔(不図示)が開設されており、両貫通孔には、ボルト40が挿入されている。ボルト40にはナット42が螺合しており、ボルト40とナット42が締め込まれて、欄干パネル18の下端縁部が、L字アングル部材28と押圧板30とで、ブラケット32、クッションシート34,36、スペーサ38を介して挟持されて、不図示のトラスに固定されている。

0029

欄干パネル18をその下端縁部でトラス(不図示)に固定する固定器具24に、上記のように固定されたブラケット32の上端部は、欄干パネル18の主面18Aと交差する方向に張り出した(本例では、欄干パネル18側から通路PW側へ張り出した)庇部32Aに形成されている。

0030

ブラケット32の庇部32Aには、平面視でその上側に内デッキ44の一部が重ねられている。内デッキ44は、基本的には、長尺のステンレス鋼板を、図3に示すように、その横断面が「へ」字状になるように曲げ加工(板金加工)されたものである。ここで、内デッキ44において、水平方向に対し傾いている部分を傾斜部44Aと称し、鉛直方向に平行な部分を側板部44Bと称することとする。内デッキ44の全長は、例えば、3600mmである。内デッキ44の傾斜部44Aにおいて庇部32Aと重なる重なり部44C(図2)には、長手方向に所定の間隔(例えば、600mm)をあけて、バーリング加工が施されていて、これにより下方へ突出した円筒部44Dが前記所定の間隔で複数個形成されている。

0031

図4に示すように、ブラケット32の庇部32Aには、内デッキ44の円筒部44Dに対応させて、その厚み方向に雌ねじ32Bが形成されている。

0032

円筒部44Dに上側から挿入された締結部材である皿ねじ46が、雌ねじ32Bに螺合しており、皿ねじ46によって、重なり部44Cと庇部32Aとが締結されている。

0033

皿ねじ46によって締結された状態で、重なり部44Cと庇部32Aとの間には、円筒部44Dが介在することによって、隙間CLが形成されている。

0034

内デッキ44には端部カバー48が装着されている。端部カバー48の詳細については後述する。

0035

上記のようにしてブラケット32と締結された内デッキ44は、移動手摺20が斜行する区間では、複数枚が長手方向における端面同士を突き合わせた形で列設されている。

0036

移動手摺20がカーブする区間では、内デッキ44の長手方向中程を当該カーブに合わせて湾曲させたもの(以下、「湾曲内デッキ」と言う。)が使用される。湾曲内デッキは、前記斜行する区間の一端に設置された内デッキ44の端面に、片方の端面が突き合わせた形で設置(列設)されている。ここで、列設された複数の内デッキ44の内、下端の内デッキ44に隣接する湾曲内デッキを「下部湾曲内デッキ」と称し、上端の内デッキ44に隣接する湾曲内デッキを「上部湾曲内デッキ」と称することとする。

0037

また、列設された全ての内デッキの内、両端部に設置された内デッキ(前記下部湾曲内デッキまたは前記上部湾曲内デッキに隣接する内デッキ)を「端部内デッキ」と称し、この内、階下のフロアDS側の昇降口に設けられている方を「下端部内デッキ」と称し、階上のフロアUS側の昇降口に設けられている方を「上端部内デッキ」と称することとする。

0038

図5に示すように、下端部内デッキ50における、前記下部湾曲内デッキとは反対側の端部は、板金加工が施されている。

0039

下端部内デッキ50は、長手方向における一端部部分の形状が異なる以外は、基本的に内デッキ44と同じ形状をしている。よって、下端部内デッキ50において、内デッキ44と実質的に同じ部分については、内デッキ44と同じ名称を用いることとする。

0040

下端部内デッキ50の前記一端部部分は、長尺のステンレス鋼板の一端部部分が所定の形状に打ち抜き加工された後、図5に示すように、曲げ加工されて形成されている。なお、前記上端部内デッキ(不図示)は、下端部内デッキ50と基本的に同様の構成なので、その説明については省略する。

0041

下端部内デッキ50の長手方向における一端部部分は、端縁部50Eを除いて、下方へ折り曲げられている。長手方向における一端部において下方へ折り曲げられた屈曲部50Fには、U字状の切欠き50Gが形成されている。また、屈曲部50Fと側板部50Bの間には、端縁部50Eに対して斜めになった折り目をもって下方へ折り曲げられた屈曲部50Hが形成されている。

0042

下端部内デッキ50における屈曲部50Fの内側には、切欠き50Gから覗くように形成された雌ねじ52Aを有するブロック部材52が隅肉溶接等によって接合されている。

0043

上記のように構成された、下端部内デッキ50、前記下部湾曲内デッキ、複数の内デッキ44、前記上部湾曲内デッキ、および前記上端部内デッキは、通路PWに沿って、この順で列設されている。列設状態で、隣接する内デッキの端縁部を含む傾斜部同士および側板部同士は、それぞれ、少なくとも突き合わせ部分において、面一になっている。

0044

図2戻り、内デッキ44の側板部44B内側に、上端縁部を重ねてスカートガード54が立設されている。スカートガード54において、通路PWとは反対側主面の上端部に、補強板56が接合されている。補強板56には、上部クリップ58が接合されている。また、スカートガード54の同主面の下端部には、下部クリップ60が接合されている。

0045

スカートガード54の内側(通路PWに面していない側)には、L字アングル材からなる上部支持部62と等辺山形鋼からなる下部支持部64とが上下に設けられている。上部支持部62と下部支持部64は、トラス(不図示)に固定されている。

0046

図2に示すように、上部クリップ58とスカートガード54の一部とで上部支持部62の一部が挟持され、下部クリップ60とスカートガード54の一部とで下部支持部64の一部が挟持され、補強板56の下端面56Aが上部支持部62の上端面62Aに当接して、スカートガード54が、上部支持部62と下部支持部64とで支持されている。

0047

内デッキ44の側板部44Bには、スカートガード54の一部が重ねられているだけであり、ねじ等で締結されている訳ではないので、側板部44B側の端部には、必ずしもカバーを設ける必要が無い。

0048

これに対し、内デッキ44におけるもう一方側の端部である重なり部44Cからは、皿ねじ46の頭部が露出しているため(図4)、これを覆うための端部カバー48が設けられている。

0049

図6に示すように、端部カバー48は、全体的に細長い帯状をしており、合成樹脂の押出材からなる。前記合成樹脂には、例えば、二硫化モリブデン入りナイロンが用いられる。端部カバー48は、全長が2〜3mであり、可撓性を有している。

0050

端部カバー48は、第1帯状部481と、第1帯状部481と対向し第1帯状部481よりも幅の狭い第2帯状部482と、第1帯状部481と第2帯状部482とを幅方向における一端部側において連結する連結部483とを含んでいる。

0051

ここで、第1帯状部481の幅方向において、第2帯状部482と対向する部分を対向部481Aと言い、第2帯状部482と対向しない部分を非対向部481Bと言うこととする。また、対向部481Aと第2帯状部482との間の間隔Dcを「対向間隔Dc」と言い、対向部481Aと第2帯状部482との間の空間を「対向領域Fr」と言うこととする。

0052

第1帯状部481における非対向部481Bは、第2帯状部482の第1帯状部481に対する対向面482Aを含む仮想平面に対し、その幅方向端部に行くほど近くなるように曲がっている。

0053

対向間隔Dcは、図4に示す、内デッキ44,(50)の端縁部44E,(50E)における厚みTd(以下、「端縁部厚みTd」と言う。)よりも大きく設定されている(Dc>Td)。

0054

また、第2帯状部482の厚みTc(以下、「第2帯状部厚みTc」と言う。)は、図4に示す、内デッキ44,(50)の端縁部44E,(50E)とブラケット32の庇部32Aとの間の隙間の間隔Dd(以下、「隙間間隔Dd」と言う。)よりも小さく設定されている(Tc<Dd)。

0055

上記の構成からなる端部カバー48は、図4に示すように、第1帯状部481が上側、第2帯状部482が下側となる姿勢で、対向領域Frに、内デッキ44における皿ねじ46よりも欄干パネル18側の端縁部44Eが嵌った状態で装着されている。

0056

装着状態で、第1帯状部481における非対向部481Bが、皿ねじ46の上端部部分である頭部46Aを覆っている。これにより、乗客からは、皿ねじ46の頭部46Aが視認されないため、エスカレータの意匠性が損なわれない。また、皿ねじ46の頭部46Aを隠すための部材が、内デッキ44,50の端縁部44E,50Eに装着された帯状の端部カバー48なので、エスカレータの意匠性が向上することとなる。

0057

内デッキは、階下のフロアDSの昇降口側から階上のフロアUSの昇降口側まで、下端部内デッキ50、下部湾曲内デッキ、複数枚の内デッキ44、上部湾曲内デッキ、および上端部内デッキがこの順に列設されており、列設された内デッキの端縁部の全長に亘って、複数本の端部カバー48が装着されている。複数の端部カバー48は、その各々が、隣接する端部カバー48の長さ方向における端面同士を突き合わせた形で列設されている。

0058

図4図6(b)に示す、Dc,Td,Tc,およびDdの各寸法間が、上記したように、Dc>Td、Tc<Ddの関係になっているため、何らの手当てをしないと、端部カバー48は、その長さ方向に、下端部内デッキ50から外れてしまうおそれがある。また、外れないにしても、端部カバー48の一端部が下端部内デッキ50から垂れ下がってしまうおそれがある。

0059

そこで、図7に示すような、端部カバー48の抜止キャップ66が下端部内デッキ50に設けられている。抜止キャップ66は、ねじ挿通孔(図には現れていない)を有しており、当該ねじ挿通孔に挿入され、ブロック部材52の雌ねじ52A(図5)に螺合されたねじ68が締め付けられて、抜止キャップ66が、下端部内デッキ50に取り付けられている。これにより、端部カバー48の長さ方向における抜け止めが図られている。なお、前記上端部内デッキ(不図示)にも、抜止キャップ66と同様の抜止キャップが取り付けられている。

0060

また、内デッキ(下端部内デッキ50、下部湾曲内デッキ、複数枚の内デッキ44、上部湾曲内デッキ、および上端部内デッキ)からの端部カバー48の幅方向への抜け止めは、以下のようにして図られている。

0061

端部カバー48の幅方向への抜け止めについて、図4を参照しながら説明する。端部カバー48に何らかの外力が加わって、端部カバー48がその幅方向(第1帯状部481および第2帯状部482の幅方向)、欄干パネル18に向かってスライドされると、端部カバー48の連結部483が欄干パネル18の通路PW(図1)側の主面18Aに当接してそれ以上のスライドが制限される。これによって、端部カバー48の内デッキ44からの幅方向への抜け防止が図られている。すなわち、欄干パネル18(の主面18A)が、端部カバー48の抜け止めのためのストッパーとして機能する。

0062

欄干パネル18がストッパーとして機能するように、すなわち、連結部483が欄干パネル18の主面18Aに当接したときに、第1帯状部481と第2帯状部482の対向領域Frに内デッキ44の端縁部44Eの一部が嵌っていて、対向領域Frから端縁部44Eが完全には抜け出ない状態となるように、第2帯状部482の幅、連結部483に内デッキ44の端縁部44Eの先端が当接しているとき(対向領域Frいっぱいに端縁部44Eが嵌っているとき)の連結部483と主面18Aとの間の距離等が設定されている。

0063

次に、上記のように構成されたエスカレータ10における、端部カバー48の交換方法について説明する。

0064

ねじ68を弛めて下端部内デッキ50から抜止キャップ66(図7)を取り外す。
下端部内デッキ50に装着されている端部カバー48の屈曲部50F側の端部を長さ方向に引っ張る。すると、(対向間隔Dc)>(端縁部厚みTd)、(第2帯状部厚みTc)<(隙間間隔Dd)の関係にあるため、端部カバー48は長さ方向に引き抜くことができる。また、端部カバー48は、潤滑剤(本例では、二硫化モリブデン)が添加された合成樹脂(本例では、6ナイロン)で形成されているため、内デッキの端縁部に対する摺動性が向上し、これによっても、長さ方向に容易に引き抜ける。

0065

また、第1帯状部481(の非対向部481B)は、皿ねじ46の頭部46Aを覆っているだけであり、第2帯状部482は、内デッキ44における皿ねじ46よりも欄干パネル18側の端縁部44Eに存するため、抜き取りの際、端部カバー48は、複数の皿ねじ46を単に通過するだけで、皿ねじ46が抜取りの邪魔にはならない。これにより、各内デッキ(下端部内デッキ50、下部湾曲内デッキ、複数枚の内デッキ44、上部湾曲内デッキ、および上端部内デッキ)と対応するブラケット32との皿ねじ46による締結を解除することなく、端部カバー48を内デッキから脱着する(取り外す)ことができる。

0066

上記のようにして、複数の端部カバー48の内、下側の半分は、下端部内デッキ50から抜き取る。上側の半分は、上記と同様にして、前記上端部内デッキ(不図示)から抜き取る。

0067

内デッキ(下端部内デッキ50、下部湾曲内デッキ、複数枚の内デッキ44、上部湾曲内デッキ、および上端部内デッキ)への端部カバー48の装着(取り付け)は、上記した取り外しとは逆の手順で行われる。すなわち、端部カバー48の一端部を下端部内デッキ50の端縁部50Eの一端から挿通し、図8に示す第1帯状部481の当該一端部48A(先端)を摘み、端縁部50Eに沿って(すなわち、矢印Aの向きに)引っ張ることにより、全長に亘って内デッキの端縁部に挿通して、端部カバー48を装着する。

0068

複数の端部カバー48の内、半分は、下端部内デッキ50から挿通して装着し、装着が完了すると、抜止キャップ66を下端部内デッキ50にねじ68で取り付ける(図7)。残りの半分は、前記上端部内デッキ(不図示)から挿通して装着し、装着が完了すると、抜止キャップを上端部内デッキにねじで取り付ける(いずれも不図示)。挿通の際も、端部カバー48は、複数の皿ねじ46を単に通過するだけで、皿ねじ46が挿通の邪魔にはならないので、各内デッキ(下端部内デッキ50、下部湾曲内デッキ、複数枚の内デッキ44、上部湾曲内デッキ、および上端部内デッキ)と対応するブラケット32との皿ねじ46による締結を解除することなく、端部カバー48を内デッキに装着する(取り付ける)ことができる。

0069

以上により、端部カバー48の交換が完了する。なお、交換の際のみならず、エスカレータ10の新設にあたって、初めて、端部カバー48を内デッキに装着する際も、設置現場において、上記と同様にして端部カバー48が装着される。

0070

なお、上記実施形態1では、図4を用いて説明した通り、内デッキ44における重なり部44Cにバーリング加工によって形成した円筒部44Dにより、内デッキ44の端縁部44Eとブラケット32の庇部32Aとの間に、端部カバー48の第2帯状部482が遊挿される隙間CLを創出したが、隙間CLは、これに限らず、図9に示す変形例1,2のようにして創出しても構わない。なお、図9において、実施形態1と実質的に同じ構成部材については、実施形態1と同じ符号を付している。

0071

(変形例1)
変形例1では、図9(a)に示すように、内デッキ70の欄干パネル18側端部を屈曲加工することにより隙間CLを創出している。

0072

また、内デッキ70におけるブラケット32の庇部32Aとの重なり部70Cと庇部32Aとは、締結部材であるナベ小ねじ72で締結されている。

0073

端部カバー74は、端部カバー48(図4等)とは、若干、形状は異なるが基本的な構成は同じである。すなわち、端部カバー74は、第1帯状部741と、第1帯状部741と対向し第1帯状部741よりも幅の狭い第2帯状部742と、第1帯状部741と第2帯状部742とを幅方向における一端部側において連結する連結部743とを含んでいる。

0074

また、端部カバー74は、第1帯状部741において第2帯状部742と対向する対向部741Aと第2帯状部742との間の対向領域Frに、内デッキ70の端縁部70Eが嵌った状態で装着されている。端縁部70Eは、図9(a)に示すように、内デッキ70におけるナベ小ねじ72よりも欄干パネル18側の端縁部である。

0075

そして、装着状態で、第1帯状部741において第2帯状部742と対向しない非対向部741Bがナベ小ねじ72の上端部部分である頭部72Aを覆っている。

0076

変形例1における対向領域Frの対向間隔と内デッキ70の端縁部70Eの厚みの大小関係、および変形例1における隙間CLの隙間間隔と第2帯状部742の厚みの大小関係の各々は、端部カバー48(図4等)と同じである。

0077

(変形例2)
変形例1では、内デッキ70の欄干パネル18側端部を屈曲加工することにより隙間CLを創出したが(図9(a))、変形例2では、図9(b)に示すように、ブラケット76の庇部76Aを屈曲加工することにより隙間CLを創出している。

0078

変形例2においても、内デッキ78におけるブラケット76の庇部76Aとの重なり部78Cと庇部76Aとはナベ小ねじ72で締結されている。

0079

端部カバー80は、端部カバー48(図4等)、端部カバー74(図9(a))とは、形状は異なるが基本的な構成は同じである。すなわち、端部カバー80は、第1帯状部801と、第1帯状部801と対向し第1帯状部801よりも幅の狭い第2帯状部802と、第1帯状部801と第2帯状部802とを幅方向一端部において連結する連結部803とを含んでいる。

0080

また、端部カバー80は、第1帯状部801において第2帯状部802と対向する対向部801Aと第2帯状部802との間の対向領域Frに、内デッキ78の端縁部78Eが嵌った状態で装着されている。端縁部78Eは、図9(b)に示すように、内デッキ78におけるナベ小ねじ72よりも欄干パネル18側の端縁部である。

0081

そして、装着状態で、第1帯状部801において第2帯状部802と対向しない非対向部801Bがナベ小ねじ72の上端部部分である頭部72Aを覆っている。

0082

端部カバー80を内デッキ78の端縁部78Eに挿通する際に、頭部72Aが邪魔にならないように、第1帯状部801の非対向部801Bには、第1帯状部801の長さ方向(図9(b)における紙面に垂直な方向)に延びる溝部801Cが形成されている。

0083

変形例2における対向領域Frの対向間隔と内デッキ78の端縁部78Eの厚みの大小関係、および変形例2における隙間CLの隙間間隔と第2帯状部802の厚みの大小関係の各々は、端部カバー48(図4等)と同じである。

0084

<実施形態2>
実施形態1では、内デッキ44と締結されるブラケット32を、欄干パネル18と押圧板30とで挟持して、固定器具24に固定した(図2)。これに対し、実施形態2では、図10に示すように、ブラケット90は、押圧板30にボルト92,94で固定している。実施形態2は、実施形態1とはブラケットが異なる以外は、基本的に同じ構成である。よって、図10において、実施形態1と実質的に同じ構成部材には同じ符号を付して、その説明は省略するか、簡単に言及するに止め、以下、異なる部分を中心に説明する。なお、図10において、クッションシート36、スペーサ38、および押圧板30は、切断していない。

0085

ブラケット90は、方形をした金属板体(例えば、ステンレス鋼板)の上端部部分が、図10に示すように、側面視で「ヘ」字状に屈曲されてなるものであり、欄干パネル18の主面18Aに平行な縦板部90Cと縦板部90Cの上端から主面18Aと交差する方向に張り出した(本例では、通路PW(図1)から欄干パネル18側へ張り出した)庇部90Aとを有する。

0086

縦板部90Cには、ボルト92,94が挿通される貫通孔(不図示)が開設されており、押圧板30には、ボルト92,94のねじ部(不図示)が螺入される雌ねじ(不図示)が形成されている。

0087

庇部90Aには、皿ねじ46が螺入される雌ねじ90Bが形成されている。

0088

実施形態2では、端部カバー48の第2帯状部482が、ブラケット90の庇部90Aと、その厚み方向において重なる部分が、実施形態1と比較して極端に少ない(ほとんど無い)。このため、端部カバー48を内デッキ44に装着する際に、端部カバー48の先端が庇部90Aに不測に接触することが抑制されるため、端部カバー48の内デッキ44へのスムーズな装着が確保される。

0089

なお、実施形態2において、端部カバー48、ブラケット90、およびブラケット90と内デッキ44の締結構造を上記のようにしたことにより奏されるその他の効果は上記した実施形態1と同様なので、その説明については省略する。

0090

実施形態2においても、内デッキの構成を実施形態1の変形例1(図9(a))のようにしても構わない。そのように構成した、実施形態2の変形例1を図11(a)に示す。

0091

また、実施形態1の変形例2(図9(b))のように内デッキを構成しても構わない。そのように構成した、実施形態2の変形例2を図11(b)に示す。

0092

なお、図11(a)、図11(b)において、図9(a)、図9(b)に示したのと実質的に同じ構成要素には、同じ符号を付している。

0093

実施形態2の変形例1(図11(a))、変形例2(図11(b))では、端部カバー74,80の第2帯状部742,802の各々は、ブラケット90の庇部90Aと全く重ならない関係上、端部カバー74,80を内デッキ70,78にそれぞれ装着する際に、端部カバー74,80の先端が庇部90Aに接触することが無いため、端部カバー74,80の内デッキ70,78への一層スムーズな装着が確保される。

0094

以上、本発明に係る乗客コンベアを実施形態およびその変形例に基づいて説明してきたが、本発明は、上記した形態に限らないことは勿論であり、例えば、以下の形態としても構わない。

0095

(1)実施形態1とその変形例1,2では、内デッキの端縁部とブラケットの庇部との間に、端部カバーの第2帯状部が遊挿される隙間CLを創出するために、内デッキ44にバーリング加工を施して円筒部44Dを作製したり(図4)、内デッキ70の欄干パネル18側端部を屈曲加工したり(図9(a))、ブラケット76の庇部76Aを屈曲加工したりしたが(図9(b))、これに限らず、例えば、以下のようにしても構わない。

0096

(i)円筒部44D(図4)に代えて、円筒部材を用いても良い。すなわち、内デッキにねじが挿通される貫通孔を開設し、当該貫通孔と連通するように円筒部材を内デッキとブラケットの庇部との間に設けるのである。円筒部材は、内デッキに接合してもブラケットに接合しても構わない。

0097

(ii)端部カバーの長さ方向に平行に2本のバー材を、内デッキとブラケットの庇部との間であって、内デッキとブラケットを締結するねじを挟んだ両側に設けても構わない。バー材がスペーサとなって、隙間CLが創出される。

0098

(2)上記実施形態では、内デッキの重なり部とブラケットの庇部とを締結する締結部材として、ねじ(皿ねじ46、ナベ小ねじ72)を用いたが、締結部材はこれに限らない。
例えば、バイテック株式会社のクイックアクセスファスナを用いても構わない。クイックアクセスファスナは、リセプタクルスタッドを含む。例えば、実施形態1の変形例1(図9(a))、変形例2(図9(b))、実施形態2の変形例1(図11(a))、変形例2(図11(b))において、ナベ小ねじ72とこれが螺合する庇部に形成された雌ねじ(不図示)の代わりとして用いることができる。
内デッキの重なり部とブラケットの庇部の対応する位置にそれぞれ貫通孔を開設し、庇部の端部から前記リセプタクルを挟み込む。そして、内デッキに開設した貫通孔から、締結部材である前記スタッドを挿入し、前記リセプタクルに契合させて、前記重なり部と前記庇部を締結するのである。
この場合、ねじに外形が類似した前記スタッドの上端部部分である頭部が端部カバーで覆われることとなる。

0099

(3)上記実施形態では、本発明に係る乗客コンベアを、エスカレータに適用した例に基いて説明したが、これに限らず、本発明は、環状に連結された複数のパレットからなる無端搬送体やゴムベルトからなる無端搬送体を循環走行させて乗客を搬送する移動歩道にも適用可能である。

0100

本発明に係る乗客コンベアは、例えば、エスカレータや移動歩道に好適に利用可能である。

0101

10エスカレータ
12踏段
18欄干パネル
18A 主面
24固定器具
32,76ブラケット
32A,76A庇部
44,70,78内デッキ
44C,70C,78C 重なり部
44E,70E,78E端縁部
46皿ねじ
46A 頭部
48,74,80端部カバー
50下端部内デッキ
72ナベ小ねじ
72A 頭部
481,741,801 第1帯状部
481B,741B,801B 非対向部
482,742,802 第2帯状部
483,743,803 連結部

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