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技術 ショーケース

出願人 富士電機株式会社
発明者 中島正登木下卓堀口剛史高野幸裕小林信一丹羽良之
出願日 2016年6月6日 (4年8ヶ月経過) 出願番号 2016-112432
公開日 2017年8月17日 (3年6ヶ月経過) 公開番号 2017-140353
状態 特許登録済
技術分野 ショーケース・自動販売機における冷気循環 ショーケース・商品小出し用棚
主要キーワード 左右均 仕切棚 開移動 回転駆動量 開放割合 上方域 前側吸込口 緩衝領域
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年8月17日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (12)

課題

商品陳列スペースを十分に確保しつつ、収納室の商品を異なる温度状態に保持すること。

解決手段

ケース本体10の内部に画成された収納室11と、ケース本体10内で収納室11と空気風路20aとの間で空気を循環させる空気循環手段20と、空気風路20aにおける収納室11の上方側で空気を冷却する蒸発器60を備え、空気風路20aは、収納室11の背面側に設けられた第1背面側風路22と、第1背面側風路22の前方側に設けられた第2背面側風路24と、収納室11と第2背面側風路24との間に設けられた第3背面側風路25とを備え、収納室11の背面パネル14における任意の孔部15を貫通する態様で設けられて収納室11及び第3背面側風路25を上下に区画する仕切部材50を備えている。

概要

背景

従来、収納対象となる商品を所望の温度状態に保持するショーケースが特許文献1に提案されている。この特許文献1に提案されているショーケースでは、前面に開口が形成されたケース本体の収納室に、複数の商品陳列棚が上下方向に沿って複数段設けられており、それぞれの商品陳列棚に商品が載置されることで陳列されている。

また、ケース本体内であって収納室外となる個所には、収納室の前方下部に設けられた吸込口を通じて吸い込んだ収納室内の空気の風路が形成されており、上記収納室の上方側における空気の風路には蒸発器が設けられている。

このような空気の風路を通過する空気は、蒸発器で冷却され、その後に収納室の前方上部に設けられた吹出口より吹き出される。吹出口から吹き出された空気が吸込口に吸い込まれた空気の風路を循環することにより、収納室の内部空気が冷却されて商品陳列棚に陳列された商品が所望の温度に調整されて保持される。

このようなショーケースでは、蒸発器が収納室の上方側に設けられているので、蒸発器が収納室の背面側や下方側に設けられている場合に比して収納室の容積を十分に大きくすることができ、商品の陳列スペースを十分に確保することができる。

概要

商品の陳列スペースを十分に確保しつつ、収納室の商品を異なる温度状態に保持すること。ケース本体10の内部に画成された収納室11と、ケース本体10内で収納室11と空気風路20aとの間で空気を循環させる空気循環手段20と、空気風路20aにおける収納室11の上方側で空気を冷却する蒸発器60を備え、空気風路20aは、収納室11の背面側に設けられた第1背面側風路22と、第1背面側風路22の前方側に設けられた第2背面側風路24と、収納室11と第2背面側風路24との間に設けられた第3背面側風路25とを備え、収納室11の背面パネル14における任意の孔部15を貫通する態様で設けられて収納室11及び第3背面側風路25を上下に区画する仕切部材50を備えている。

目的

本発明は、上記実情に鑑みて、商品の陳列スペースを十分に確保しつつ、収納室の商品を異なる温度状態に保持することができるショーケースを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

ケース本体の内部に画成され、かつ収納対象となる商品収納する収納室と、前記ケース本体の内部に前記収納室と少なくとも吸込口及び吹出口を通じて連通する態様で設けられた空気風路を有し、該空気風路と前記収納室との間で該収納室の内部の空気を循環させる空気循環手段と、前記空気風路における前記収納室の上側風路に設けられ、かつ前記空気循環手段により循環させられる少なくとも一部の空気を所定の温度に調整する温度調整手段とを備えたショーケースであって、前記空気風路は、前記収納室の背面側に設けられ、かつ前記吸込口を通じて吸い込まれた空気を前記上側風路に向けて通過させる第1背面側風路と、前記第1背面側風路の前方側に該第1背面側風路と区画されて設けられ、かつ前記温度調整手段により調整された空気を通過させる第2背面側風路と、前記収納室と前記第2背面側風路との間に設けられ、かつ前記第2背面側風路とは互いの下端部同士が連通した状態で区画されるとともに、前記収納室とは該収納室の背面パネルに形成された孔部を通じて連通する第3背面側風路とを備え、前記収納室の背面パネルにおける任意の前記孔部を貫通する態様で設けられることにより、該収納室及び前記第3背面側風路を仕切ることで上下に区画する仕切部材を備えたことを特徴とするショーケース。

請求項2

前記上側風路は、前記第1背面側風路に連通するとともに前記吹出口に連通する第1上側風路と、前記第1上側風路と区画された態様で前記第1背面側風路に連通するとともに前記第2背面側風路に連通し、かつ前記温度調整手段が設けられた第2上側風路とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のショーケース。

請求項3

前記第1上側風路に設けられ、かつ駆動することにより該第1上側風路を通過して前記収納室に吹き出される空気の量を調整する吹出量調整手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載のショーケース。

請求項4

前記第1上側風路に開閉可能に設けられ、かつ開成する場合には該第1上側風路を空気が通過することを許容する一方、閉成する場合には該第1上側風路を空気が通過することを規制する開閉手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載のショーケース。

請求項5

前記孔部のそれぞれに開閉自在に設けられた吹出量調整部材を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のショーケース。

請求項6

前記吸込口は、第1吸込口と第2吸込口とに区画され、前記上側風路は、前記吹出口に連通する第1上側風路と、該第1上側風路と区画されるとともに前記温度調整手段が設けられた第2上側風路とを備えてなり、前記第1背面側風路は、前記第1吸込口を通じて吸い込まれた空気を前記第2上側風路に向けて通過させ、前記第2背面側風路は、前記第2上側風路を通過した空気を前記第3背面側風路に向けて通過させるものであり、前記第1背面側風路、前記第2背面側風路及び前記第3背面側風路と区画されて設けられ、かつ前記第2吸込口を通じて吸い込まれた空気を前記第1上側風路に向けて通過させる外方背面側風路を備えたことを特徴とする請求項1に記載のショーケース。

請求項7

前記吸込口は、第1吸込口と第2吸込口とを有し、前記上側風路は、前記吹出口に連通する第1上側風路と、該第1上側風路と区画されるとともに前記温度調整手段が設けられた第2上側風路とを有し、前記第1背面側風路は、前記第1吸込口を通じて吸い込まれた空気を前記第2上側風路に向けて通過させる第1通過用風路と、前記第1通過用風路と区画された態様で設けられ、かつ前記第2吸込口を通じて吸い込まれた空気を前記第1上側風路に向けて通過させる第2通過用風路とを有し、前記第2背面側風路は、前記第2上側風路を通過した空気を前記第3背面側風路に向けて通過させるものであることを特徴とする請求項1に記載のショーケース。

請求項8

前記第1吸込口と前記第2吸込口とは、一方が他方よりも上方側に位置する態様で高低差を設けたことを特徴とする請求項7に記載のショーケース。

請求項9

前記第1上側風路は、前記第2上側風路の両側域に配置され、かつ途中で互いに合流して前記吹出口に連通しており、前記第1上側風路同士の合流部分に設けられ、かつ通過する空気を左右均一となるよう整流させる整流板を備えたことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のショーケース。

技術分野

0001

本発明は、ショーケースに関し、より詳細には、収納対象となる商品を所望の温度状態に保持するショーケースに関するものである。

背景技術

0002

従来、収納対象となる商品を所望の温度状態に保持するショーケースが特許文献1に提案されている。この特許文献1に提案されているショーケースでは、前面に開口が形成されたケース本体の収納室に、複数の商品陳列棚が上下方向に沿って複数段設けられており、それぞれの商品陳列棚に商品が載置されることで陳列されている。

0003

また、ケース本体内であって収納室外となる個所には、収納室の前方下部に設けられた吸込口を通じて吸い込んだ収納室内の空気の風路が形成されており、上記収納室の上方側における空気の風路には蒸発器が設けられている。

0004

このような空気の風路を通過する空気は、蒸発器で冷却され、その後に収納室の前方上部に設けられた吹出口より吹き出される。吹出口から吹き出された空気が吸込口に吸い込まれた空気の風路を循環することにより、収納室の内部空気が冷却されて商品陳列棚に陳列された商品が所望の温度に調整されて保持される。

0005

このようなショーケースでは、蒸発器が収納室の上方側に設けられているので、蒸発器が収納室の背面側や下方側に設けられている場合に比して収納室の容積を十分に大きくすることができ、商品の陳列スペースを十分に確保することができる。

先行技術

0006

特許第3695885号公報

発明が解決しようとする課題

0007

ところで、上述した特許文献1に提案されているショーケースでは、吸込口が収納室の前方下部に設けられ、かつ吹出口が収納室の前方上部に設けられており、更に蒸発器収納室の上方側に設けられているので、収納室の背面側における空気の風路には、吸込口から吸い込まれて蒸発器に向け空気が通過することとなる。つまり、収納室の背面側における空気の風路には、蒸発器に冷却される前の空気のみが通過している。

0008

そのため、収納室を仕切棚等によって上下に区画するとともに、収納室の背面側における空気の風路も該仕切棚等によって上下に区画しても、一方側にのみ蒸発器を通過した空気を導入させることは困難であり、結果的に、収納室の商品を異なる温度状態に保持することが困難であった。

0009

本発明は、上記実情に鑑みて、商品の陳列スペースを十分に確保しつつ、収納室の商品を異なる温度状態に保持することができるショーケースを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0010

上記目的を達成するために、本発明に係るショーケースは、ケース本体の内部に画成され、かつ収納対象となる商品を収納する収納室と、前記ケース本体の内部に前記収納室と少なくとも吸込口及び吹出口を通じて連通する態様で設けられた空気風路を有し、該空気風路と前記収納室との間で該収納室の内部の空気を循環させる空気循環手段と、前記空気風路における前記収納室の上側風路に設けられ、かつ前記空気循環手段により循環させられる少なくとも一部の空気を所定の温度に調整する温度調整手段とを備えたショーケースであって、前記空気風路は、前記収納室の背面側に設けられ、かつ前記吸込口を通じて吸い込まれた空気を前記上側風路に向けて通過させる第1背面側風路と、前記第1背面側風路の前方側に該第1背面側風路と区画されて設けられ、かつ前記温度調整手段により調整された空気を通過させる第2背面側風路と、前記収納室と前記第2背面側風路との間に設けられ、かつ前記第2背面側風路とは互いの下端部同士が連通した状態で区画されるとともに、前記収納室とは該収納室の背面パネルに形成された孔部を通じて連通する第3背面側風路とを備え、前記収納室の背面パネルにおける任意の前記孔部を貫通する態様で設けられることにより、該収納室及び前記第3背面側風路を仕切ることで上下に区画する仕切部材を備えたことを特徴とする。

0011

また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記上側風路は、前記第1背面側風路に連通するとともに前記吹出口に連通する第1上側風路と、前記第1上側風路と区画された態様で前記第1背面側風路に連通するとともに前記第2背面側風路に連通し、かつ前記温度調整手段が設けられた第2上側風路とを備えたことを特徴とする。

0012

また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記第1上側風路に設けられ、かつ駆動することにより該第1上側風路を通過して前記収納室に吹き出される空気の量を調整する吹出量調整手段を備えたことを特徴とする。

0013

また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記第1上側風路に開閉可能に設けられ、かつ開成する場合には該第1上側風路を空気が通過することを許容する一方、閉成する場合には該第1上側風路を空気が通過することを規制する開閉手段を備えたことを特徴とする。

0014

また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記孔部のそれぞれに開閉自在に設けられた吹出量調整部材を備えたことを特徴とする。

0015

また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記吸込口は、第1吸込口と第2吸込口とに区画され、前記上側風路は、前記吹出口に連通する第1上側風路と、該第1上側風路と区画されるとともに前記温度調整手段が設けられた第2上側風路とを備えてなり、前記第1背面側風路は、前記第1吸込口を通じて吸い込まれた空気を前記第2上側風路に向けて通過させ、前記第2背面側風路は、前記第2上側風路を通過した空気を前記第3背面側風路に向けて通過させるものであり、前記第1背面側風路、前記第2背面側風路及び前記第3背面側風路と区画されて設けられ、かつ前記第2吸込口を通じて吸い込まれた空気を前記第1上側風路に向けて通過させる外方背面側風路を備えたことを特徴とする。

0016

また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記吸込口は、第1吸込口と第2吸込口とを有し、前記上側風路は、前記吹出口に連通する第1上側風路と、該第1上側風路と区画されるとともに前記温度調整手段が設けられた第2上側風路とを有し、前記第1背面側風路は、前記第1吸込口を通じて吸い込まれた空気を前記第2上側風路に向けて通過させる第1通過用風路と、前記第1通過用風路と区画された態様で設けられ、かつ前記第2吸込口を通じて吸い込まれた空気を前記第1上側風路に向けて通過させる第2通過用風路とを有し、前記第2背面側風路は、前記第2上側風路を通過した空気を前記第3背面側風路に向けて通過させるものであることを特徴とする。

0017

また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記第1吸込口と前記第2吸込口とは、一方が他方よりも上方側に位置する態様で高低差を設けたことを特徴とする。

0018

また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記第1上側風路は、前記第2上側風路の両側域に配置され、かつ途中で互いに合流して前記吹出口に連通しており、前記第1上側風路同士の合流部分に設けられ、かつ通過する空気を左右均一となるよう整流させる整流板を備えたことを特徴とする。

発明の効果

0019

本発明によれば、空気風路は、収納室の背面側に設けられ、かつ吸込口を通じて吸い込まれた空気を上側風路に向けて通過させる第1背面側風路と、第1背面側風路の前方側に該第1背面側風路と区画されて設けられ、かつ温度調整手段により調整された空気を通過させる第2背面側風路と、収納室と第2背面側風路との間に設けられ、かつ第2背面側風路とは互いの下端部同士が連通した状態で区画されるとともに、収納室とは背面パネルに形成された孔部を通じて連通する第3背面側風路とを備えてなり、上記背面パネルにおける任意の孔部を貫通する態様で設けられた仕切部材が、収納室及び第3背面側風路を仕切って上下に区画するので、第2背面側風路を通過する空気、すなわち温度調整手段により調整された空気を仕切部材よりも下方の孔部から吹き出させることができる。これにより、収納室における仕切部材の上方領域の内部空気と仕切部材の下方領域の内部空気とを異なる温度帯に調整することができる。つまり、仕切部材の下方領域の内部空気を仕切部材の上方領域の内部空気よりも低い温度にすることができる。従って、商品の陳列スペースを十分に確保しつつ、収納室の商品を異なる温度状態に保持することができるという効果を奏する。

0020

また本発明によれば、収納室と第2背面側風路との間には、第3背面側風路が設けられており、仕切部材よりも上方側の第3背面側風路には温度調整手段により調整された空気が通過しないから、第3背面側風路における仕切部材よりも上方部分は、収納室における仕切部材の上方領域と、第2背面側風路との緩衝領域として作用し、熱伝導による損失や、背面パネルの結露等を防止することができるという効果を奏する。

図面の簡単な説明

0021

図1は、本発明の実施の形態1であるショーケースの内部構造を模式的に示す断面側面図である。
図2は、図1において吹出量調整手段を閉駆動させた場合を模式的に示す断面側面図である。
図3は、本発明の実施の形態2であるショーケースの内部構造を模式的に示す断面側面図である。
図4は、図3において全ての吹出量調整部材を開駆動させた場合を模式的に示す断面側面図である。
図5は、図1において仕切部材を取り外した状態で運転した場合を模式的に示す断面側面図である。
図6は、本発明の実施の形態1であるショーケースの変形例において、仕切部材を取り外した状態で運転した場合を模式的に示す断面側面図である。
図7は、本発明の実施の形態3であるショーケースの内部構造を模式的に示す断面側面図である。
図8は、本発明の実施の形態4であるショーケースを模式的に示す正面図である。
図9は、図8のA−A線断面図である。
図10は、図8のB−B線断面図である。
図11は、第1背面側風路の構成を示す斜視図である。

実施例

0022

以下に添付図面を参照して、本発明に係るショーケースの好適な実施の形態について詳細に説明する。

0023

<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1であるショーケースの内部構造を模式的に示す断面側面図である。ここで例示するショーケースは、ケース本体10を備えている。

0024

ケース本体10は、前面に開口(以下、前面開口ともいう)10aが形成された断熱筐体である。このケース本体10は、その内部に収納室11が画成されているとともに、空気循環手段20、吹出量調整手段30、吹出量調整部材40及び仕切部材50が設けられている。

0025

収納室11は、上記前面開口10aを臨む態様で画成された室であり、複数(図示の例では5つ)の商品陳列棚12が上下方向に沿って並べて配設されている。商品陳列棚12は、それぞれ商品を載置して陳列するためのものである。かかる収納室11の底部にはデッキパン13が配設されている。このデッキパン13は、上記商品陳列棚12と同様に商品を載置して陳列するためのものである。

0026

また収納室11を画成する背面パネル14には、複数の孔部15が形成されている。これら孔部15は、複数の高さレベルに設けられており、左右方向が長手方向となる長孔である。より詳細に説明すると、孔部15は、各商品陳列棚12の下部に形成されている。

0027

更に収納室11の前方下部には吸込口16が形成されているとともに、収納室11の前方上部には吹出口17が形成されている。

0028

吸込口16は、収納室11の内部の空気を吸い込むための開口であり、収納室11の左右方向に沿って延設されている。吹出口17は、収納室11の内部に空気を吹き出すための開口であり、収納室11の左右方向に延設されている。この吹出口17には、例えばハニカム構造整流部材17aが取り付けられている。

0029

空気循環手段20は、空気風路20aと循環ファン20bとを備えて構成されている。空気風路20aは、吸込口16から吹出口17及び各孔部15に至る空気の風路である。

0030

このような空気風路20aは、下側風路21と、第1背面側風路22と、上側風路23と、第2背面側風路24と、第3背面側風路25とを備えて構成されている。

0031

下側風路21は、収納室11外であってその下方に前後方向に沿って設けられている。この下側風路21は、吸込口16に連通している。第1背面側風路22は、収納室11外であってその背面側に上下方向に沿って設けられている。この第1背面側風路22は、下側風路21に連通している。

0032

上側風路23は、収納室11外であってその上方に設けられており、第1背面側風路22に連通している。この上側風路23は、2つに分かれており、上方側となる第1上側風路23aと、下方側となる第2上側風路23bとを有している。第1上側風路23aは、吹出口17に連通している。

0033

第2背面側風路24は、収納室11の背面側において上下方向に沿って延在しており、第2上側風路23bと連通している。この第2背面側風路24は、第1背面側風路22の前方側で延設されていて、該第1背面側風路22と区画されている。

0034

第3背面側風路25は、収納室11の背面側において上下方向に沿って延在している。この第3背面側風路25は、第2背面側風路24と収納室11との間に延設され、第2背面側風路24とは互いの下端部同士が連通した状態で区画されており、収納室11とは背面パネル14に配設された各孔部15を通じて連通している。また、この第3背面側風路25は、連絡風路26を通じて第1上側風路23aに連通している。

0035

循環ファン20bは、図示せぬ制御手段から与えられる指令により駆動して空気を循環させるものであり、下側風路21の所定部位に配設されている。本実施の形態においては、循環ファン20bは下側風路21の所定部位に配設されているが、本発明では、循環ファン20bの配設位置は特に限定されるものではなく、後述する循環ファン20bの機能を発揮することができる個所であればどこに配設しても構わない。

0036

このような空気循環手段20においては、循環ファン20bが駆動することにより吸込口16を通じて収納室11の内部にある空気(内部空気)を吸い込み、吸い込んだ空気が空気風路20aを通過する態様で吹出口17及び各孔部15まで送出し、吹出口17及び各孔部15を通じて送出した空気を収納室11の内部に吹き出すことにより、収納室11の内部と外部との間で空気を循環させるものである。

0037

上記空気風路20aの第2上側風路23bには、蒸発器(温度調整手段)60が設けられている。すなわち、蒸発器60は、ケース本体10において収納室11よりも上方域に配設されている。蒸発器60は、圧縮機61、凝縮器62及び膨張機構63とともに冷媒を循環させる冷媒循環手段を構成している。ここで圧縮機61は、制御手段から与えられる指令により駆動するもので、冷媒を圧縮するものである。凝縮器62は、圧縮機61で圧縮された冷媒を凝縮させるものである。膨張機構63は、凝縮器62で凝縮された冷媒を断熱膨張させて低温低圧の状態にさせるものである。

0038

蒸発器60は、循環ファン20bが駆動することにより第2上側風路23bを後方から前方に向けて通過する空気と、膨張機構63で断熱膨張させた冷媒とを熱交換させるもの、より詳細には、冷媒を蒸発させることにより第2上側風路23bを通過する空気を冷却するものである。この蒸発器60で蒸発した冷媒は、再び圧縮機61に戻り圧縮されることになる。

0039

吹出量調整手段30は、第1上側風路23aにおける該第1上側風路23aと連絡風路26との合流個所よりも上流側に設けられている。この吹出量調整手段30は、制御手段から与えられる指令により開閉駆動する弁体のようなものであり、閉駆動する場合には、第1上側風路23aの一部を閉塞することにより、該第1上側風路23aを空気が通過することを規制するものである。このように吹出量調整手段30は、第1上側風路23aを通過する空気の量を制御することで、吹出口17から吹き出される空気量を調整するものである。

0040

尚、本実施の形態では、吹出量調整手段30として制御手段から与えられる指令に応じて開閉駆動する弁体を例示したが、本発明においては、吹出量調整手段30としてダンパを適用してよい。すなわち、吹出量調整手段30は、制御手段から与えられる指令により自身の通過口の開放割合を調整するものであってもよい。これによっても第1上側風路23aを通過して吹出口17に向けて流れる空気の量を制御し、結果的に吹出口17から吹き出される空気量を調整することができる。

0041

吹出量調整部材40は、複数設けられており、それぞれ上記孔部15の高さレベル毎に設けられている。この吹出量調整部材40は、制御手段から与えられる指令により開閉駆動するものであり、閉駆動する場合には、対応する孔部15を閉塞するものである。このような吹出量調整部材40は、背面パネル14に設けられた孔部15より吹き出される空気量を調整するものである。

0042

尚、本実施の形態では、吹出量調整部材40として制御手段から与えられる指令に応じて開閉駆動する弁体を例示したが、本発明においては、吹出量調整部材40としてダンパを適用してよい。すなわち、吹出量調整部材40は、制御手段から与えられる指令により自身の通過口の開放割合を調整するものであってもよい。これによっても孔部15から吹き出される空気量を調整することができる。

0043

仕切部材50は、左右方向が長手方向となる断熱性長尺棚部材である。この仕切部材50は、収納室11の背面パネル14における任意の孔部15を貫通する態様で設けられている。より具体的には、仕切部材50は、最上位から3番目の商品陳列棚12と、最上位から4番目の商品陳列棚12との間に設けられた孔部15を貫通して、基端部51が第3背面側風路25と第2背面側風路24とを区画する壁27に当接している。尚、仕切部材50が取り付けられる孔部15では、吹出量調整部材40が開駆動して開成されている。このような仕切部材50は、収納室11及び第3背面側風路25を仕切ることで上下に区画している。

0044

以上のような構成によるショーケースにおいては、制御手段から与えられる指令により、吹出量調整手段30を開駆動させるとともに、仕切部材50が貫通する孔部15より下方の吹出量調整部材40を開駆動させ、かつ仕切部材50が貫通する孔部15より上方の吹出量調整部材40を閉駆動させてこれらに対応する孔部15を閉成させた状態で循環ファン20b及び圧縮機61を駆動させると、商品陳列棚12に載置された商品は次のようにして冷却される。

0045

収納室11の内部の空気は、吸込口16を通じて吸い込まれ、下側風路21及び第1背面側風路22を通過し、上側風路23において第1上側風路23a及び第2上側風路23bに進入する。

0046

第1上側風路23aに進入した空気は、吹出口17に至り、該吹出口17から吹き出される。一方、第2上側風路23bに進入した空気は、蒸発器60を通過して冷却される。この蒸発器60にて冷却された空気は、第2背面側風路24に至り、この第2背面側風路24を通過した後に第3背面側風路25に至り、仕切部材50よりも下方の開成する孔部15から吹き出される。

0047

吹出口17から吹き出された空気は、その大部分が吸込口16に向けて流れることでエアカーテンを形成する。このようにエアカーテンを形成することにより、外部からの熱の侵入を抑制する。また、孔部15から吹き出された空気は、商品陳列棚12及びデッキパン13の上方域を後方から前方に向けて流れ、その後にエアカーテンに合流する。

0048

このようにして収納室11の内部空気を循環させることで、収納室11における仕切部材50の上方領域の内部空気と仕切部材50の下方領域の内部空気とを異なる温度帯に調整することができる。つまり、仕切部材50の下方領域の内部空気を仕切部材50の上方領域の内部空気よりも低い温度にすることができる。

0049

この結果、収納室11では、仕切部材50の上方領域における商品と、仕切部材50の下方領域における商品とを異なる温度帯に保持することができる。

0050

また、上記ショーケースにおいては、次のようにして商品陳列棚12に載置された商品を異なる温度帯に保持することもできる。

0051

制御手段から与えられる指令により図1に示した状態から吹出量調整手段30を閉駆動させて第1上側風路23aの一部を閉塞すると、図2に示すように、収納室11の内部の空気は、吸込口16を通じて吸い込まれ、下側風路21及び第1背面側風路22を通過し、上側風路23において第2上側風路23bに進入する。

0052

第2上側風路23bに進入した空気は、蒸発器60を通過して冷却される。この蒸発器60にて冷却された空気は、第2背面側風路24に至り、この第2背面側風路24を通過した後に第3背面側風路25に至り、仕切部材50よりも下方の開成する孔部15から吹き出される。

0053

孔部15から吹き出された空気は、商品陳列棚12及びデッキパン13の上方域を後方から前方に向けて流れ、その後に吸込口16に吸い込まれて循環する。

0054

このようにして収納室11の内部空気を循環させることで、収納室11における仕切部材50の上方領域の内部空気と仕切部材50の下方領域の内部空気とを異なる温度帯に調整することができる。つまり、仕切部材50の下方領域の内部空気を仕切部材50の上方領域の内部空気よりも低い温度にすることができる。仕切部材50の上方領域では、エアカーテン等が形成されないので、商品陳列棚12に内蔵されるヒータ等を駆動させることにより、仕切部材50の上方領域の商品を容易に加熱等することができる。

0055

この結果、収納室11では、仕切部材50の上方領域における商品と、仕切部材50の下方領域における商品とを異なる温度帯に保持することができる。

0056

以上説明したように、本発明の実施の形態1であるショーケースによれば、蒸発器60が収納室11の上方側に設けられているので、蒸発器60が収納室11の背面側や下方側に設けられている場合に比して収納室11の容積を十分に大きくすることができ、商品の陳列スペースを十分に確保することができる。しかも、仕切部材50の上方領域における商品と、仕切部材50の下方領域における商品とを異なる温度帯に保持することができるので、収納室11の商品を異なる温度状態に保持することができる。つまり、上記ショーケースによれば、商品の陳列スペースを十分に確保しつつ、収納室11の商品を異なる温度状態に保持することができる。

0057

特に、収納室11と第2背面側風路24との間には、第3背面側風路25が設けられており、仕切部材50よりも上方側の第3背面側風路25には蒸発器60で冷却された空気が通過しないから、第3背面側風路25における仕切部材50よりも上方部分は、収納室11における仕切部材50の上方領域と、第2背面側風路24との緩衝領域として作用し、熱伝導による損失や、背面パネル14の結露等を防止することができる。

0058

<実施の形態2>
図3は、本発明の実施の形態2であるショーケースの内部構造を模式的に示す断面側面図である。尚、上述した実施の形態1と同様の構成を有するものには同一の符号を付して説明する。ここで例示するショーケースは、ケース本体10′を備えている。

0059

ケース本体10′は、前面に開口(以下、前面開口ともいう)10aが形成された断熱筐体である。このケース本体10′は、その内部に収納室11が画成されているとともに、空気循環手段20、アシストファン31、吹出量調整部材40及び仕切部材50が設けられている。

0060

収納室11は、上記前面開口10aを臨む態様で画成された室であり、複数(図示の例では5つ)の商品陳列棚12が上下方向に沿って並べて配設されている。商品陳列棚12は、それぞれ商品を載置して陳列するためのものである。かかる収納室11の底部にはデッキパン13が配設されている。このデッキパン13は、上記商品陳列棚12と同様に商品を載置して陳列するためのものである。

0061

また収納室11を画成する背面パネル14には、複数の孔部15が形成されている。これら孔部15は、複数の高さレベルにおいて左右方向が長手方向となる長孔である。より詳細に説明すると、孔部15は、各商品陳列棚12の下部に形成されている。

0062

更に収納室11の前方下部には吸込口16が形成されているとともに、収納室11の前方上部には吹出口17が形成されている。

0063

吸込口16は、収納室11の内部の空気を吸い込むための開口であり、収納室11の左右方向に沿って延設されている。吹出口17は、収納室11の内部に空気を吹き出すための開口であり、収納室11の左右方向に延設されている。この吹出口17には、例えばハニカム構造の整流部材17aが取り付けられている。

0064

空気循環手段20は、空気風路20aと循環ファン20bとを備えて構成されている。空気風路20aは、吸込口16から吹出口17及び各孔部15に至る空気の風路である。

0065

このような空気風路20aは、下側風路21と、第1背面側風路22と、上側風路23と、第2背面側風路24と、第3背面側風路25とを備えて構成されている。

0066

下側風路21は、収納室11外であってその下方に前後方向に沿って設けられている。この下側風路21は、吸込口16に連通している。第1背面側風路22は、収納室11外であってその背面側に上下方向に沿って設けられている。この第1背面側風路22は、下側風路21に連通している。

0067

上側風路23は、収納室11外であってその上方に設けられており、第1背面側風路22に連通している。この上側風路23は、2つに分かれており、上方側となる第1上側風路23aと、下方側となる第2上側風路23bとを有している。第1上側風路23aは、吹出口17に連通している。

0068

第2背面側風路24は、収納室11の背面側において上下方向に沿って延在しており、第2上側風路23bと連通している。この第2背面側風路24は、第1背面側風路22の前方側で延設されていて、該第1背面側風路22と区画されている。

0069

第3背面側風路25は、収納室11の背面側において上下方向に沿って延在している。この第3背面側風路25は、第2背面側風路24と収納室11との間に延設され、第2背面側風路24とは互いの下端部同士が連通した状態で区画されており、収納室11とは背面パネル14に配設された各孔部15を通じて連通している。また、この第3背面側風路25は、連絡風路26を通じて第1上側風路23aに連通している。

0070

循環ファン20bは、図示せぬ制御手段から与えられる指令により駆動して空気を循環させるものであり、下側風路21の所定部位に配設されている。本実施の形態においては、循環ファン20bは下側風路21の所定部位に配設されているが、本発明では、循環ファン20bの配設位置は特に限定されるものではなく、後述する循環ファン20bの機能を発揮することができる個所であればどこに配設しても構わない。

0071

このような空気循環手段20においては、循環ファン20bが駆動することにより吸込口16を通じて収納室11の内部にある空気(内部空気)を吸い込み、吸い込んだ空気が空気風路20aを通過する態様で吹出口17及び各孔部15まで送出し、吹出口17及び各孔部15を通じて送出した空気を収納室11の内部に吹き出すことにより、収納室11の内部と外部との間で空気を循環させるものである。

0072

上記空気風路20aの第2上側風路23bには、蒸発器(温度調整手段)60が設けられている。すなわち、蒸発器60は、ケース本体10′において収納室11よりも上方域に配設されている。蒸発器60は、圧縮機61、凝縮器62及び膨張機構63とともに冷媒を循環させる冷媒循環手段を構成している。ここで圧縮機61は、制御手段から与えられる指令により駆動するもので、冷媒を圧縮するものである。凝縮器62は、圧縮機61で圧縮された冷媒を凝縮させるものである。膨張機構63は、凝縮器62で凝縮された冷媒を断熱膨張させて低温低圧の状態にさせるものである。

0073

蒸発器60は、循環ファン20bが駆動することにより第2上側風路23bを後方から前方に向けて通過する空気と、膨張機構63で断熱膨張させた冷媒とを熱交換させるもの、より詳細には、冷媒を蒸発させることにより第2上側風路23bを通過する空気を冷却するものである。この蒸発器60で蒸発した冷媒は、再び圧縮機61に戻り圧縮されることになる。

0074

アシストファン31は、第1上側風路23aにおける該第1上側風路23aと連絡風路26との合流個所よりも上流側に設けられている。このアシストファン31は、制御手段から与えられる指令により回転駆動するものである。尚、本実施の形態2では、アシストファン31を用いているが、本発明においては、アシストファン31の代わりに、例えば遮蔽板等の風路抵抗部材を用いてもよい。

0075

吹出量調整部材40は、複数設けられており、それぞれ上記孔部15の高さレベル毎に設けられている。この吹出量調整部材40は、制御手段から与えられる指令により開閉駆動するものであり、閉駆動する場合には、対応する孔部15を閉塞するものである。このような吹出量調整部材40は、背面パネル14に設けられた孔部15より吹き出される空気量を調整するものである。

0076

尚、本実施の形態では、吹出量調整部材40として制御手段から与えられる指令に応じて開閉駆動する弁体を例示したが、本発明においては、吹出量調整部材40としてダンパを適用してよい。すなわち、吹出量調整部材40は、制御手段から与えられる指令により自身の通過口の開放割合を調整するものであってもよい。これによっても孔部15から吹き出される空気量を調整することができる。

0077

仕切部材50は、左右方向が長手方向となる断熱性の長尺状棚部材である。この仕切部材50は、収納室11の背面パネル14における任意の孔部15を貫通する態様で設けられている。より具体的には、仕切部材50は、最上位から3番目の商品陳列棚12と、最上位から4番目の商品陳列棚12との間に設けられた孔部15を貫通して、基端部51が第3背面側風路25と第2背面側風路24とを区画する壁27に当接している。尚、該孔部15を開閉する吹出量調整部材40は、開駆動して該孔部15を開成している。このような仕切部材50は、収納室11及び第3背面側風路25を仕切ることで上下に区画している。

0078

以上のような構成によるショーケースにおいては、制御手段から与えられる指令により、アシストファン31を回転駆動させるとともに、仕切部材50が貫通する孔部15より下方の吹出量調整部材40を開駆動させ、かつ仕切部材50が貫通する孔部15より上方の吹出量調整部材40を閉駆動させてこれらに対応する孔部15を閉成させた状態で循環ファン20b及び圧縮機61を駆動させると、商品陳列棚12に載置された商品は次のようにして冷却される。

0079

収納室11の内部の空気は、吸込口16を通じて吸い込まれ、下側風路21及び第1背面側風路22を通過し、上側風路23において第1上側風路23a及び第2上側風路23bに進入する。

0080

第1上側風路23aに進入した空気は、吹出口17に至り、該吹出口17から吹き出される。一方、第2上側風路23bに進入した空気は、蒸発器60を通過して冷却される。この蒸発器60にて冷却された空気は、第2背面側風路24に至り、この第2背面側風路24を通過した後に第3背面側風路25に至り、仕切部材50よりも下方の開成する孔部15から吹き出される。

0081

吹出口17から吹き出された空気は、その大部分が吸込口16に向けて流れることでエアカーテンを形成する。このようにエアカーテンを形成することにより、外部からの熱の侵入を抑制する。また、孔部15から吹き出された空気は、商品陳列棚12及びデッキパン13の上方域を後方から前方に向けて流れ、その後にエアカーテンに合流する。

0082

このようにして収納室11の内部空気を循環させることで、収納室11における仕切部材50の上方領域の内部空気と仕切部材50の下方領域の内部空気とを異なる温度帯に調整することができる。つまり、仕切部材50の下方領域の内部空気を仕切部材50の上方領域の内部空気よりも低い温度にすることができる。

0083

この結果、収納室11では、仕切部材50の上方領域における商品と、仕切部材50の下方領域における商品とを異なる温度帯に保持することができる。

0084

また、上記ショーケースにおいては、次のようにして商品陳列棚12に載置された商品を異なる温度帯に保持することもできる。

0085

制御手段から与えられる指令により図3に示した状態から仕切部材50が貫通する孔部15より上方の吹出量調整部材40を開駆動させてすべての孔部15を開成させると、図4に示すように、収納室11の内部の空気は、吸込口16を通じて吸い込まれ、下側風路21及び第1背面側風路22を通過し、上側風路23において第1上側風路23a及び第2上側風路23bに進入する。

0086

第1上側風路23aに進入した空気は、途中で2つに分岐して、一方の空気は、吹出口17に至り、該吹出口17から吹き出される。また、他方の空気は、連絡風路26を介して第3背面側風路25に至り、仕切部材50よりも上方の開成する孔部15から吹き出される。

0087

一方、第2上側風路23bに進入した空気は、蒸発器60を通過して冷却される。この蒸発器60にて冷却された空気は、第2背面側風路24に至り、この第2背面側風路24を通過した後に第3背面側風路25に至り、仕切部材50よりも下方の開成する孔部15から吹き出される。

0088

吹出口17から吹き出された空気は、その大部分が吸込口16に向けて流れることでエアカーテンを形成する。このようにエアカーテンを形成することにより、外部からの熱の侵入を抑制する。また、仕切部材50よりも上方の孔部15から吹き出された空気は、商品陳列棚12の上方域を後方から前方に向けて流れ、その後エアカーテンに合流する。更に、仕切部材50よりも下方の孔部15から吹き出された空気は、商品陳列棚12及びデッキパン13の上方域を後方から前方に向けて流れ、その後にエアカーテンに合流する。

0089

このようにして収納室11の内部空気を循環させることで、収納室11における仕切部材50の上方領域の内部空気と仕切部材50の下方領域の内部空気とを異なる温度帯に調整することができる。つまり、仕切部材50の下方領域の内部空気を仕切部材50の上方領域の内部空気よりも低い温度にすることができる。

0090

この結果、収納室11では、仕切部材50の上方領域における商品と、仕切部材50の下方領域における商品とを異なる温度帯に保持することができる。

0091

以上説明したように、本発明の実施の形態2であるショーケースによれば、蒸発器60が収納室11の上方側に設けられているので、蒸発器60が収納室11の背面側や下方側に設けられている場合に比して収納室11の容積を十分に大きくすることができ、商品の陳列スペースを十分に確保することができる。しかも、仕切部材50の上方領域における商品と、仕切部材50の下方領域における商品とを異なる温度帯に保持することができるので、収納室11の商品を異なる温度状態に保持することができる。つまり、上記ショーケースによれば、商品の陳列スペースを十分に確保しつつ、収納室11の商品を異なる温度状態に保持することができる。

0092

特に、収納室11と第2背面側風路24との間には、第3背面側風路25が設けられており、仕切部材50よりも上方側の第3背面側風路25には蒸発器60で冷却された空気が通過しないから、第3背面側風路25における仕切部材50よりも上方部分は、収納室11における仕切部材50の上方領域と、第2背面側風路24との緩衝領域として作用し、熱伝導による損失や、背面パネル14の結露等を防止することができる。

0093

更に、第1上側風路23aに設けられたアシストファン31の回転駆動量増減させることにより、吹出口17より吹き出される空気量を増減させることができることから、仕切部材50の設置高さレベルに応じて、アシストファン31の回転駆動量を調整することにより、収納室11における仕切部材50の上方領域の容積に応じて適切な吹出量を確保することができる。

0094

以上、本発明の好適な実施の形態1及び2について説明したが、本発明においては、次のようにして収納室11に収納された商品を所望の温度状態に保持することができる。

0095

上記実施の形態1であるショーケースにおいては、図2に示した状態から仕切部材50を取り外した場合、図5に示すように、第3背面側風路25を通過する空気、すなわち蒸発器60で冷却された空気の一部は、連絡風路26を介して第1上側風路23aに至り、吹出口17から吹き出される。これによれば、収納室11の内部温度を均一の温度にすることができ、これにより収納室11に収納された商品を略同じ温度帯に保持することができる。

0096

また、本発明においては、図6に示すように、ケース本体10”において、第1上側風路23aと第2上側風路23bとを連通する連通口70が形成されるともに、該連通口70を開閉する開閉体71が設けられていてもよい。連通口70は、第1上側風路23aにおける吹出量調整手段30により閉塞される部位よりも下流側部位と、第2上側風路23bにおける蒸発器60の下流側部位とを連通させる開口である。開閉体71は、開閉自在に設けられており、制御手段から与えられる指令に応じて開閉移動するものである。つまり、開閉体71は、制御手段から開指令が与えられた場合には、開移動して連通口70を開放する一方、閉指令が与えられた場合には、閉移動して連通口70を閉塞するものである。

0097

そして、仕切部材50を取り外した状態で、吹出量調整手段30が第1上側風路23aの一部を閉塞した状態で開閉体71を開移動させて連通口70を開放させると、次のようになる。すなわち、蒸発器60にて冷却された空気は、途中で2つに分岐して、一方の空気は、連通口70を通過して吹出口17に至り、該吹出口17から吹き出される。また、他方の空気は、第2背面側風路24に至り、この第2背面側風路24を通過した後に第3背面側風路25に至る。この第3背面側風路25を通過する空気は、開成する孔部15から吹き出されるとともに、連絡風路26を介して第1上側風路23aに至り、吹出口17から吹き出される。これによれば、収納室11の内部温度を均一の温度にすることができ、これにより収納室11に収納された商品を略同じ温度帯に保持することができる。

0098

<実施の形態3>
図7は、本発明の実施の形態3であるショーケースの内部構造を模式的に示す断面側面図である。尚、上述した実施の形態1であるショーケースと同様の構成を有するものには同一の符号を付して説明する。ここで例示するショーケースは、ケース本体100を備えている。

0099

ケース本体100は、前面に開口(以下、前面開口ともいう)10aが形成された断熱筐体である。このケース本体100は、その内部に収納室11が画成されているとともに、空気循環手段80、吹出量調整手段30、吹出量調整部材40及び仕切部材50が設けられている。

0100

収納室11は、上記前面開口10aを臨む態様で画成された室であり、複数(図示の例では5つ)の商品陳列棚12が上下方向に沿って並べて配設されている。商品陳列棚12は、それぞれ商品を載置して陳列するためのものである。かかる収納室11の底部にはデッキパン13が配設されている。このデッキパン13は、上記商品陳列棚12と同様に商品を載置して陳列するためのものである。

0101

また収納室11を画成する背面パネル14には、複数の孔部15が形成されている。これら孔部15は、複数の高さレベルに設けられており、左右方向が長手方向となる長孔である。より詳細に説明すると、孔部15は、各商品陳列棚12の下部に形成されている。

0102

更に収納室11の前方下部には吸込口16a,16bが形成されているとともに、収納室11の前方上部には吹出口17が形成されている。

0103

吸込口16a,16bは、それぞれ収納室11の内部の空気を吸い込むための開口であり、収納室11の左右方向に沿って延在するよう前後に並設されている。吹出口17は、収納室11の内部に空気を吹き出すための開口であり、収納室11の左右方向に延設されている。この吹出口17には、例えばハニカム構造の整流部材17aが取り付けられている。

0104

空気循環手段80は、内方空気風路80aと、外方空気風路80bと、内方循環ファン80a1、外方循環ファン80b1とを備えて構成されている。

0105

内方空気風路80aは、内方下側風路81aと、第1内方背面側風路(第1背面側風路)82aと、内方上側風路(第2上側風路)83aと、第2内方背面側風路(第2背面側風路)84と、第3内方背面側風路(第3背面側風路)85とを備えて構成されている。

0106

内方下側風路81aは、収納室11外であってその下方に前後方向に沿って設けられている。この内方下側風路81aは、後側吸込口(第1吸込口)16aに連通している。第1内方背面側風路82aは、収納室11外であってその背面側に上下方向に沿って設けられている。この第1内方背面側風路82aは、内方下側風路81aに連通している。

0107

内方上側風路83aは、収納室11外であってその上方に設けられており、第1内方背面側風路82aに連通している。第2内方背面側風路84は、収納室11の背面側において上下方向に沿って延在しており、内方上側風路83aと連通している。この第2内方背面側風路84は、第1内方背面側風路82aの前方側で延設されていて、該第1内方背面側風路82aと区画されている。

0108

第3内方背面側風路85は、収納室11の背面側において上下方向に沿って延在している。この第3内方背面側風路85は、第2内方背面側風路84と収納室11との間に延設され、第2内方背面側風路84とは互いの下端部同士が連通した状態で区画されており、収納室11とは背面パネル14に配設された各孔部15を通じて連通している。

0109

内方循環ファン80a1は、図示せぬ制御手段から与えられる指令により駆動して空気を循環させるものであり、内方下側風路81aの所定部位に配設されている。本実施の形態においては、内方循環ファン80a1は内方下側風路81aの所定部位に配設されているが、本発明では、内方循環ファン80a1の配設位置は特に限定されるものではなく、後述する内方循環ファン80a1の機能を発揮することができる個所であればどこに配設しても構わない。

0110

外方空気風路80bは、外方下側風路81bと、外方背面側風路82bと、外方上側風路(第1上側風路)83bとを備えて構成されている。

0111

外方下側風路81bは、収納室11外であってその下方に前後方向に沿って設けられている。この外方下側風路81bは、前側吸込口(第2吸込口)16bに連通しており、内方下側風路81aの下方側に区画されて設けられている。外方背面側風路82bは、収納室11外であってその背面側に上下方向に沿って設けられている。この外方背面側風路82bは、外方下側風路81bに連通しており、第1内方背面側風路82aの後方側に区画されて設けられている。

0112

外方上側風路83bは、収納室11外であってその上方に設けられている。この外方上側風路83bは、外方背面側風路82bに連通しており、内方上側風路83aと区画されて設けられている。また、外方上側風路83bは、吹出口17に連通しているとともに、連絡風路86を通じて第3内方背面側風路85に連通している。

0113

外方循環ファン80b1は、図示せぬ制御手段から与えられる指令により駆動して空気を循環させるものであり、外方下側風路81bの所定部位に配設されている。本実施の形態においては、外方循環ファン80b1は外方下側風路81bの所定部位に配設されているが、本発明では、外方循環ファン80b1の配設位置は特に限定されるものではなく、後述する外方循環ファン80b1の機能を発揮することができる個所であればどこに配設しても構わない。

0114

このような空気循環手段80は、内方循環ファン80a1が駆動することにより後側吸込口16aを通じて収納室11の内部にある空気(内部空気)を吸い込み、吸い込んだ空気が内方空気風路80aを通過する態様で各吹出口17又は各孔部15まで送出し、吹出口17又は各孔部15を通じて送出した空気を収納室11の内部に吹き出すことにより、収納室11の内部と外部との間で空気を循環させるものである。

0115

また、空気循環手段80は、外方循環ファン80b1が駆動することにより前側吸込口16bを通じて収納室11の内部にある空気(内部空気)を吸い込み、吸い込んだ空気が外方空気風路80bを通過する態様で吹出口17又は各孔部15まで送出し、吹出口17又は各孔部15を通じて送出した空気を収納室11の内部に吹き出すことにより、収納室11の内部と外部との間で空気を循環させるものである。

0116

上記内方空気風路80aの内方上側風路83aには、蒸発器(温度調整手段)60が設けられている。すなわち、蒸発器60は、ケース本体100において収納室11よりも上方域に配設されている。蒸発器60は、圧縮機61、凝縮器62及び膨張機構63とともに冷媒を循環させる冷媒循環手段を構成している。ここで圧縮機61は、制御手段から与えられる指令により駆動するもので、冷媒を圧縮するものである。凝縮器62は、圧縮機61で圧縮された冷媒を凝縮させるものである。膨張機構63は、凝縮器62で凝縮された冷媒を断熱膨張させて低温低圧の状態にさせるものである。

0117

蒸発器60は、内方循環ファン80a1が駆動することにより内方上側風路83aを後方から前方に向けて通過する空気と、膨張機構63で断熱膨張させた冷媒とを熱交換させるもの、より詳細には、冷媒を蒸発させることにより内方上側風路83aを通過する空気を冷却するものである。この蒸発器60で蒸発した冷媒は、再び圧縮機61に戻り圧縮されることになる。

0118

吹出量調整手段30は、外方上側風路83bにおける該外方上側風路83bと連絡風路86との合流個所よりも上流側に設けられている。この吹出量調整手段30は、制御手段から与えられる指令により開閉駆動する弁体のようなものであり、閉駆動する場合には、外方上側風路83bの一部を閉塞することにより、該外方上側風路83bを空気が通過することを規制するものである。このように吹出量調整手段30は、外方上側風路83bを通過する空気の量を制御することで、吹出口17から吹き出される空気量を調整するものである。

0119

尚、本実施の形態では、吹出量調整手段30として制御手段から与えられる指令に応じて開閉駆動する弁体を例示したが、本発明においては、吹出量調整手段30としてダンパを適用してよい。すなわち、吹出量調整手段30は、制御手段から与えられる指令により自身の通過口の開放割合を調整するものであってもよい。これによっても外方上側風路83bを通過して吹出口17に向けて流れる空気の量を制御し、結果的に吹出口17から吹き出される空気量を調整することができる。

0120

吹出量調整部材40は、複数設けられており、それぞれ上記孔部15の高さレベル毎に設けられている。この吹出量調整部材40は、制御手段から与えられる指令により開閉駆動するものであり、閉駆動する場合には、対応する孔部15を閉塞するものである。このような吹出量調整部材40は、背面パネル14に設けられた孔部15より吹き出される空気量を調整するものである。

0121

尚、本実施の形態では、吹出量調整部材40として制御手段から与えられる指令に応じて開閉駆動する弁体を例示したが、本発明においては、吹出量調整部材40としてダンパを適用してよい。すなわち、吹出量調整部材40は、制御手段から与えられる指令により自身の通過口の開放割合を調整するものであってもよい。これによっても孔部15から吹き出される空気量を調整することができる。

0122

仕切部材50は、左右方向が長手方向となる断熱性の長尺状棚部材である。この仕切部材50は、収納室11の背面パネル14における任意の孔部15を貫通する態様で設けられている。より具体的には、仕切部材50は、最上位から3番目の商品陳列棚12と、最上位から4番目の商品陳列棚12との間に設けられた孔部15を貫通して、基端部51が第3内方背面側風路85と第2内方背面側風路84とを区画する壁87に当接している。尚、仕切部材50が取り付けられる孔部15では、吹出量調整部材40が開駆動して開成されている。このような仕切部材50は、収納室11及び第3内方背面側風路85を仕切ることで上下に区画している。

0123

以上のような構成によるショーケースにおいては、制御手段から与えられる指令により、吹出量調整手段30を開駆動させるとともに、仕切部材50が貫通する孔部15より下方の吹出量調整部材40を開駆動させ、かつ仕切部材50が貫通する孔部15より上方の吹出量調整部材40を閉駆動させてこれらに対応する孔部15を閉成させた状態で内方循環ファン80a1、外方循環ファン80b1及び圧縮機61を駆動させると、商品陳列棚12に載置された商品は次のようにして冷却される。

0124

収納室11の内部の空気は、吸込口16a,16bを通じて吸い込まれる。前側吸込口16bを通じて吸い込まれた空気は、外方下側風路81b及び外方背面側風路82bを通過して外方上側風路83bに進入する。外方上側風路83bに進入した空気は、吹出口17に至り、該吹出口17から吹き出される。

0125

後側吸込口16aを通じて吸い込まれた空気は、内方下側風路81a及び第1内方背面側風路82aを通過し、内方上側風路83aに進入する。

0126

内方上側風路83aに進入した空気は、蒸発器60を通過して冷却される。この蒸発器60にて冷却された空気は、第2内方背面側風路84に至り、この第2内方背面側風路84を通過した後に第3内方背面側風路85に至り、仕切部材50よりも下方の開成する孔部15から吹き出される。

0127

吹出口17から吹き出された空気は、その大部分が吸込口16a,16bに向けて流れることでエアカーテンを形成する。このようにエアカーテンを形成することにより、外部からの熱の侵入を抑制する。また、孔部15から吹き出された空気は、商品陳列棚12及びデッキパン13の上方域を後方から前方に向けて流れ、その後にエアカーテンに合流する。

0128

このようにして収納室11の内部空気を循環させることで、収納室11における仕切部材50の上方領域の内部空気と仕切部材50の下方領域の内部空気とを異なる温度帯に調整することができる。つまり、仕切部材50の下方領域の内部空気を仕切部材50の上方領域の内部空気よりも低い温度にすることができる。

0129

この結果、収納室11では、仕切部材50の上方領域における商品と、仕切部材50の下方領域における商品とを異なる温度帯に保持することができる。

0130

以上説明したように、本発明の実施の形態3であるショーケースによれば、蒸発器60が収納室11の上方側に設けられているので、蒸発器60が収納室11の背面側や下方側に設けられている場合に比して収納室11の容積を十分に大きくすることができ、商品の陳列スペースを十分に確保することができる。しかも、仕切部材50の上方領域における商品と、仕切部材50の下方領域における商品とを異なる温度帯に保持することができるので、収納室11の商品を異なる温度状態に保持することができる。つまり、上記ショーケースによれば、商品の陳列スペースを十分に確保しつつ、収納室11の商品を異なる温度状態に保持することができる。

0131

特に、収納室11と第2内方背面側風路84との間には、第3内方背面側風路85が設けられており、仕切部材50よりも上方側の第3内方背面側風路85には蒸発器60で冷却された空気が通過しないから、第3内方背面側風路85における仕切部材50よりも上方部分は、収納室11における仕切部材50の上方領域と、第2内方背面側風路84との緩衝領域として作用し、熱伝導による損失や、背面パネル14の結露等を防止することができる。

0132

更に、内方空気風路80aを通過する空気と、外方空気風路80bを通過する空気とが、風路の途中で混ざらないので、冷却負荷の低減化を図ることができ、省エネルギー化を図ることができる。

0133

<実施の形態4>
図8は、本発明の実施の形態4であるショーケースを模式的に示す正面図であり、図9は、図8のA−A線断面図、図10は、図8のB−B線断面図である。ここで例示するショーケースは、ケース本体110を備えている。

0134

ケース本体110は、前面に開口(以下、前面開口ともいう)110aが形成された断熱筐体である。このケース本体110は、その内部に収納室111が画成されているとともに、空気循環手段120、吹出量調整部材140及び仕切部材150が設けられている。

0135

収納室111は、上記前面開口110aを臨む態様で画成された室であり、複数(図示の例では5つ)の商品陳列棚112が上下方向に沿って並べて配設されている。商品陳列棚112は、それぞれ商品を載置して陳列するためのものである。かかる収納室111の底部にはデッキパン113が配設されている。このデッキパン113は、上記商品陳列棚112と同様に商品を載置して陳列するためのものである。

0136

また収納室111を画成する背面パネル114には、複数の孔部115が形成されている。これら孔部115は、複数の高さレベルに設けられており、左右方向が長手方向となる長孔である。より詳細に説明すると、孔部115は、各商品陳列棚112の下部に形成されている。

0137

更に収納室111の前方下部には、複数の吸込口116が形成されているとともに、収納室111の前方上部には吹出口117が形成されている。

0138

吸込口116は、それぞれ収納室111の内部の空気を吸い込むための開口であり、収納室111の左右方向に沿って延設されている。ここで前側の吸込口116(以下、前側吸込口116aともいう)は、後側の吸込口116(以下、後側吸込口116bともいう)よりも上方側に位置している。つまり、前側吸込口116a(第2吸込口)と後側吸込口116b(第1吸込口)との間で高低差が設けられている。

0139

吹出口117は、収納室111の内部に空気を吹き出すための開口であり、収納室111の左右方向に延設されている。この吹出口117には、例えばハニカム構造の整流部材(図示せず)が取り付けられている。

0140

空気循環手段120は、空気風路120aと循環ファン120bとを備えて構成されている。空気風路120aは、吸込口116から吹出口117及び各孔部115に至る空気の風路である。

0141

このような空気風路120aは、下側風路121と、第1背面側風路122と、上側風路123と、第2背面側風路124と、第3背面側風路125とを備えて構成されている。

0142

下側風路121は、収納室111外であってその下方に前後方向に沿って設けられている。この下側風路121は、2つに分かれており、下方側となる第1下側風路121aと、上方側となる第2下側風路121bとを有している。第1下側風路121aは、前側吸込口116aに連通しており、第2下側風路121bは、後側吸込口116bに連通している。

0143

第1背面側風路122は、収納室111外であってその背面側に上下方向に沿って設けられている。この第1背面側風路122は、図11に示すように、1つの第1通過用風路122aと、2つの第2通過用風路122bとを有している。

0144

第1通過用風路122aは、第2下側風路121bに連通している。第2通過用風路122bは、第1通過用風路122aと区画された態様で該第1通過用風路122aの左右両側域に設けられており、それぞれ第1下側風路121aに連通している。

0145

上側風路123は、収納室111外であってその上方に設けられている。この上側風路123は、2つの第1上側風路123aと、1つの第2上側風路123bとを有している。

0146

第1上側風路123aは、ケース本体110の収納室111外上方において左右両端部に設けられており、左側の第1上側風路123aは、左側の第2通過用風路122bに連通しており、右側の第1上側風路123aは、右側の第2通過用風路122bに連通している。

0147

また、これら第1上側風路123aは、その途中の合流部分123cで互いに合流して吹出口117に連通している。更に第1上側風路123aには、合流部分123cにおいて整流板123dが設けられている。整流板123dは、左右方向が長手方向となる長尺状板状体であり、通過する空気を左右均一となるよう整流させるものである。

0148

第2上側風路123bは、第1上側風路123aの合流部分123cよりも後方側において、2つの第1上側風路123aの間に設けられている。この第2上側風路123bは、第1通過用風路122aに連通している。

0149

第2背面側風路124は、収納室111の背面側において上下方向に沿って延在しており、第2上側風路123bと連通している。この第2背面側風路124は、第1背面側風路122(第1通過用風路122a及び第2通過用風路122b)の前方側で延設されていて、該第1背面側風路122と区画されている。

0150

第3背面側風路125は、収納室111の背面側において上下方向に沿って延在している。この第3背面側風路125は、第2背面側風路124と収納室111との間に延設され、第2背面側風路124とは互いの下端部同士が連通した状態で区画されており、収納室111とは背面パネル114に配設された各孔部115を通じて連通している。

0151

循環ファン120bは、複数(図示の例では3つ)設けられており、図示せぬ制御手段から与えられる指令により駆動して空気を循環させるものである。これら循環ファン120bは、それぞれ第1背面側風路122における第1通過用風路122a及び第2通過用風路122bの下部に設けられている。

0152

このような空気循環手段120においては、第2通過用風路122bの下部に設けられた循環ファン120bが駆動することにより、前側吸込口116aを通じて収納室111の内部にある空気(内部空気)が吸い込まれ、吸い込まれた空気が第1下側風路121a、第2通過用風路122b及び第1上側風路123aを通過する態様で吹出口117まで送出され、吹出口117を通じて送出された空気が収納室111の内部に吹き出されることにより、前側吸込口116a及び吹出口117を通じて収納室111の内部と外部との間で空気を循環させるものである。

0153

また空気循環手段120においては、第1通過用風路122aの下部に設けられた循環ファン120bが駆動することにより、後側吸込口116bを通じて収納室111の内部にある空気(内部空気)が吸い込まれ、吸い込まれた空気が第2下側風路121b、第1通過用風路122a、第2上側風路123b、第2背面側風路124及び第3背面側風路125を通過する態様で各孔部115まで送出され、各孔部115を通じて送出された空気が収納室111の内部に吹き出されることにより、後側吸込口116b及び各孔部115を通じて収納室111の内部と外部との間で空気を循環させるものである。

0154

上記空気風路120aの第2上側風路123bには、蒸発器(温度調整手段)160が設けられている。すなわち、蒸発器160は、ケース本体110において収納室111よりも上方域に配設されている。蒸発器160は、圧縮機161、凝縮器162及び膨張機構163とともに冷媒を循環させる冷却ユニットを構成している。ここで圧縮機161は、制御手段から与えられる指令により駆動するもので、冷媒を圧縮するものである。凝縮器162は、圧縮機161で圧縮された冷媒を凝縮させるものである。膨張機構163は、凝縮器162で凝縮された冷媒を断熱膨張させて低温低圧の状態にさせるものである。

0155

蒸発器160は、循環ファン120bが駆動することにより第2上側風路123bを後方から前方に向けて通過する空気と、膨張機構163で断熱膨張させた冷媒とを熱交換させるもの、より詳細には、冷媒を蒸発させることにより第2上側風路123bを通過する空気を冷却するものである。この蒸発器160で蒸発した冷媒は、再び圧縮機161に戻り圧縮されることになる。

0156

吹出量調整部材140は、複数設けられており、それぞれ上記孔部115の高さレベル毎に設けられている。この吹出量調整部材140は、制御手段から与えられる指令により開閉駆動するものであり、閉駆動する場合には、対応する孔部115を閉塞するものである。このような吹出量調整部材140は、背面パネル114に設けられた孔部115より吹き出される空気量を調整するものである。

0157

尚、本実施の形態では、吹出量調整部材140として制御手段から与えられる指令に応じて開閉駆動する弁体を例示したが、本発明においては、吹出量調整部材140としてダンパを適用してよい。すなわち、吹出量調整部材140は、制御手段から与えられる指令により自身の通過口の開放割合を調整するものであってもよい。これによっても孔部115から吹き出される空気量を調整することができる。

0158

仕切部材150は、左右方向が長手方向となる断熱性の長尺状棚部材である。この仕切部材150は、収納室111の背面パネル114における任意の孔部115を貫通する態様で設けられている。より具体的には、仕切部材150は、最上位から3番目の商品陳列棚112と、最上位から4番目の商品陳列棚112との間に設けられた孔部115を貫通して、基端部151が第3背面側風路125と第2背面側風路124とを区画する壁127に当接している。尚、仕切部材150が取り付けられる孔部115では、吹出量調整部材140が開駆動して開成されている。このような仕切部材150は、収納室111及び第3背面側風路125を仕切ることで上下に区画している。

0159

以上のような構成によるショーケースにおいては、制御手段から与えられる指令により、仕切部材150が貫通する孔部115より下方の吹出量調整部材140を開駆動させ、かつ仕切部材150が貫通する孔部115より上方の吹出量調整部材140を閉駆動させてこれらに対応する孔部115を閉成させた状態で循環ファン120b及び圧縮機161を駆動させると、商品陳列棚112に載置された商品は次のようにして冷却される。

0160

前側吸込口116aを通じて吸い込まれた空気は、第1下側風路121aを通過して各第2通過用風路122bに進入し、各第2通過用風路122bを通過して各第1上側風路123aに進入する。各第1上側風路123aに進入した空気は、合流部分123cで合流し、その後に整流板123dに衝突することにより左右均一に整流される。このようにして整流された空気は、吹出口117に至り、該吹出口117から吹き出される。

0161

このようにして吹出口117から吹き出された空気は、ケース本体110の前面開口110aの近傍を下方に向けて通過してエアカーテンを形成し、その後に前側吸込口116aに吸い込まれて上述した循環を繰り返す。このようにエアカーテンを形成することにより、外部からの熱の侵入を抑制する。

0162

一方、後側吸込口116bを通じて吸い込まれた空気は、第2下側風路121bを通過して第1通過用風路122aに進入し、第1通過用風路122aを通過して第2上側風路123bに進入する。第2上側風路123bに進入した空気は、蒸発器160を通過して冷却される。この蒸発器160にて冷却された空気は、第2背面側風路124に至り、この第2背面側風路124を通過した後に第3背面側風路125に至り、仕切部材150よりも下方の開成する孔部115から吹き出される。

0163

このようにして孔部115から吹き出された空気は、商品陳列棚112及びデッキパン113の上方域を後方から前方に向けて流れ、その後に後側吸込口116bに吸い込まれて上述した循環を繰り返す。

0164

このようにして収納室111の内部空気を循環させることで、収納室111における仕切部材150の上方領域の内部空気と仕切部材150の下方領域の内部空気とを異なる温度帯に調整することができる。つまり、仕切部材150の下方領域の内部空気を仕切部材150の上方領域の内部空気よりも低い温度にすることができる。

0165

この結果、収納室111では、仕切部材150の上方領域における商品と、仕切部材150の下方領域における商品とを異なる温度帯に保持することができる。

0166

以上説明したように、本発明の実施の形態4であるショーケースによれば、蒸発器160が収納室111の上方側に設けられているので、蒸発器160が収納室111の背面側や下方側に設けられている場合に比して収納室111の容積を十分に大きくすることができ、商品の陳列スペースを十分に確保することができる。しかも、仕切部材150の上方領域における商品と、仕切部材150の下方領域における商品とを異なる温度帯に保持することができるので、収納室111の商品を異なる温度状態に保持することができる。つまり、上記ショーケースによれば、商品の陳列スペースを十分に確保しつつ、収納室111の商品を異なる温度状態に保持することができる。

0167

特に、収納室111と第2背面側風路124との間には、第3背面側風路125が設けられており、仕切部材150よりも上方側の第3背面側風路125には蒸発器160で冷却された空気が通過しないから、第3背面側風路125における仕切部材150よりも上方部分は、収納室111における仕切部材150の上方領域と、第2背面側風路124との緩衝領域として作用し、熱伝導による損失や、背面パネル114の結露等を防止することができる。

0168

上記ショーケースによれば、前側吸込口116aを通じて吸い込まれた空気は、第1下側風路121a、第2通過用風路122b及び第1上側風路123aを通過して吹出口117より吹き出されるようにして、前側吸込口116a及び吹出口117を通じて収納室111の内部と外部との間で空気を循環させ、かつ後側吸込口116bを通じて吸い込まれた空気は、第2下側風路121b、第1通過用風路122a、第2上側風路123b、第2背面側風路124及び第3背面側風路125を通過して各孔部115から吹き出されるようにして、後側吸込口116b及び各孔部115を通じて収納室111の内部と外部との間で空気を循環させるようにしたので、異なる経路を循環する空気同士が混じり合うことを最小限に抑制することができる。このように最小限に抑制できることで、蒸発器160での冷却量を低減でき、結果的に省エネルギー化を図ることができる。また省エネルギー化を図ることで、ランニングコストの低減化はもちろんのこと、冷却ユニットの小型簡素化及び軽量化を図ることができる。

0169

特に、前側吸込口116aが後側吸込口116bよりも上方側に位置するよう、前側吸込口116aと後側吸込口116bとの間で高低差が設けられているので、異なる経路を循環する空気同士が混じり合うことを更に抑制することができる。また、第1上側風路123aを通過する空気が整流板123dに衝突して左右均一に整流されることで、吹出口117の開口面積に対して風量が均一となるように空気を吹き出させることができる。

0170

以上、本発明の好適な実施の形態1〜4について説明したが、本発明においては、これらに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。

0171

上述した実施の形態1〜4では、吹出量調整部材40,140は、制御手段から与えられる指令に応じて開閉駆動する弁体を例示したが、本発明においては、上述したようなダンパを適用してよいし、その他に上下方向にスライド可能なものでもよい。また、本発明においては、制御手段によらずとも、吹出量調整部材40,140は、手動により開閉駆動するものであってもよいし、収納室11,111側に開駆動するものであってもよい。また、吹出量調整部材40,140は、仕切部材50,150が孔部15,115に差し込まれることにより開動作するようにしてもよい。

0172

更に、本発明においては、吹出量調整部材40,140には孔が形成されて、開放時には第3背面側風路での下流側、閉塞時には収納室11,111側への風量を調整するようにしてもよいし、背面パネル14,140には、通風用の孔が適宜設けられていてもよい。

0173

上述した実施の形態4では、第2通過用風路122bと、第3背面側風路125とは連通していないが、本発明においては、第2通過用風路(122b)と第3背面側風路(125)とが、図示しない連絡口を介して互いに連通していてもよい。ここで連絡口は、常態においては、図示せぬシャッタ機構により閉塞されており、かかるシャッタ機構が開動作することにより開放されるものである。

0174

このような構成によれば、シャッタ機構が開動作して第2通過用風路と第3背面側風路とが連絡口を通じて互いに連通することにより、第3背面側風路を通過する空気、すなわち蒸発器(160)に冷却された空気が、第2通過用風路及び第1上側風路(123a)を経由して吹出口(117)から収納室(111)に吹き出されることとなる。

0175

そして、収納室の内部温度を均一の温度にすることができ、これにより収納室に収納された商品を略同じ温度帯に保持することができる。

0176

上述した実施の形態4では、特に説明していないが、本発明においては、第1背面側風路(122)において、第1通過用風路(122a)を構成する壁材と、第2通過用風路(122b)を構成する壁材とは互いに異なるものであり、しかも、第2背面側風路(124)及び第3背面側風路(125)を構成する壁材も第1通過用風路を構成する壁材とは互いに異なるものであることが好ましい。これによれば、第1通過用風路を通過する空気と、第2通過用風路、第2背面側風路及び第3背面側風路を通過する空気との温度差が大きい場合にも両者間での熱伝導を抑制することができる。

0177

10ケース本体
10a 前面開口
11収納室
12商品陳列棚
14背面パネル
15 孔部
16吸込口
17吹出口
20空気循環手段
20a空気風路
20b循環ファン
22 第1背面側風路
24 第2背面側風路
25 第3背面側風路
30吹出量調整手段
40 吹出量調整部材
50仕切部材
60 蒸発器

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