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技術 同時通訳方法

出願人 近藤明仁
発明者 近藤明仁
出願日 2017年4月19日 (3年7ヶ月経過) 出願番号 2017-082834
公開日 2017年8月10日 (3年3ヶ月経過) 公開番号 2017-139807
状態 特許登録済
技術分野 可聴帯域変換器の回路等
主要キーワード 信号処理機構 複合出力 音声送信機 複合音声 利用言語 ミキサー装置 会議用テーブル 通訳処理
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年8月10日)のものです。
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図面 (7)

課題

会議場等で発言された音声遅延による発言し難さや、レシーバにおける会場音声によるハウリングの発生も解消でき、発言内容録音等にも利用可能となる同時通訳方法を提供する。

解決手段

同時通訳装置は、第1及び第2接点a,bをそれぞれ切り替え可能な2つのスイッチ12a,12bを有しており、2つのスイッチ12a,12bの第1接点aには通訳者による通訳音声を集音する通訳者マイク31が接続されており、一方のスイッチ12bの第2接点bのみに会場音声を集音する会場マイク21が接続されている。会場音声を通訳する必要がある場合には、2つのスイッチ12a,12bが第1接点aに切り替えられて2つのスイッチ12a,12bを通して通訳音声を出力する。会場音声を通訳する必要がない場合には、2つのスイッチ12a,12bが第2接点bに切り替えられて一方のスイッチ12bを通して会場音声を出力する。

概要

背景

従来の同時通訳装置1Aとしては、例えば図5に概略構成を示すように、2つの接点a,bを切り替え可能な通訳スイッチ5を有しており、a接点には通訳者による通訳音声集音する通訳者マイク4が接続されており、b接点には会場音声を集音する会場マイク2が接続されたものが知られている。通訳者は、会場マイク2に繋がれた通訳者ヘッドホン3を通して会場音声を聴き、通訳が必要な場合には通訳を行って通訳者マイク4を通して通訳音声を出力するようになっている。会場音声を通訳する必要がある場合には、通訳スイッチ5がa接点に切り替えられて、通訳者により通訳者マイク4を通して入力された通訳音声が通訳スイッチ5を通して出力され、会場音声を通訳する必要がない場合には、通訳スイッチ5がb接点に切り替えられて、通訳スイッチ5を通して会場音声が出力されるようになっている。

このように、同時通訳装置1Aでは、通訳スイッチ5を通して会場音声と通訳音声を合わせた複合音声出力として装置1Aの利用者に合わせた特定の言語のみをイヤホーン等のレシーバに出力することができる。そのため、装置1Aの利用者は、レシーバを通して特定の言語の複合音声を聴くことができ、さらにそれを記録用としても使用できる。しかし、同時通訳装置1Aにおいては、デジタル化された会場マイクや、テレビ会議装置などの電子機器を会場音声が通ってくることにより音声出力遅延が発生することになる。そのため、利用者が発言する際に、利用者(発言者)が遅延した自分の音声を聴くことになり、喋りにくくなるという問題がある。また、利用者(発言者)のレシーバに会場マイクの音声も拡声されるため、不快なハウリングが起きやすいという問題もある。

これに対して、他の同時通訳装置1Bとしては、例えば図6に概略構成を示すように、2つの接点a,bを切り替え可能な通訳スイッチ5のa接点には通訳者による通訳声を集音する通訳者マイク4が接続されており、b接点には何も接続されていないものがある。同時通訳装置1Bでは、会場音声を通訳する必要がある場合には、通訳スイッチ5がa接点に切り替えられて、通訳者マイク4からの通訳音声が通訳スイッチ5を通して出力され、会場音声を通訳する必要がない場合には、通訳スイッチ5がb接点に切り替えられて、何も出力されないようになっている。これにより、同時通訳装置1Bの利用者は、通訳された音声のみをレシーバを通して聴くことができる。

同時通訳装置1Bによれば、通訳が必要ない場合は、通訳スイッチ5を通して何も出力されないので、利用者は直接で会場音声を聴くことになる。そのため、利用者が会場マイク2を通して発言する際に喋りにくくなったりすることはなく、またレシーバにおいてハウリングが生じることもない。しかし、同時通訳装置1Bによれば、通訳音声が出力されるのみであるため、会議等で発言された会場音声と通訳音声を合わせた同一言語による音声出力を記録等に利用することができないという問題がある。このような同時通訳装置を使用した例としては、例えば特許文献1等に示されている。

概要

会議場等で発言された音声の遅延による発言し難さや、レシーバにおける会場音声によるハウリングの発生も解消でき、発言内容録音等にも利用可能となる同時通訳方法を提供する。同時通訳装置は、第1及び第2接点a,bをそれぞれ切り替え可能な2つのスイッチ12a,12bを有しており、2つのスイッチ12a,12bの第1接点aには通訳者による通訳音声を集音する通訳者マイク31が接続されており、一方のスイッチ12bの第2接点bのみに会場音声を集音する会場マイク21が接続されている。会場音声を通訳する必要がある場合には、2つのスイッチ12a,12bが第1接点aに切り替えられて2つのスイッチ12a,12bを通して通訳音声を出力する。会場音声を通訳する必要がない場合には、2つのスイッチ12a,12bが第2接点bに切り替えられて一方のスイッチ12bを通して会場音声を出力する。

目的

本発明は、このような問題を解決しようとするもので、会議場等で発言された会場音声の遅延による発言し難さや、イヤホーン等のレシーバにおける会場音声の拡声によるハウリングの発生も解消でき、同一言語による全ての発言内容を録音等にも利用可能な同時通訳方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

複数種類の言語の使用が必要である会議等において用いられ、利用者により発言された会場音声同時通訳者により通訳された通訳音声とを出力させるようにする同時通訳方法であって、互いに切り替え可能な第1接点と第2接点とをそれぞれ有する2つのスイッチを用い、前記2つのスイッチの第1接点の入力側に同時通訳者による通訳音声を集音する通訳者マイクを接続し、いずれか一方のスイッチの第2接点の入力側にのみ会場音声を集音する会場音ミキサー装置を接続し、会場音声を通訳する必要がある場合には、前記2つのスイッチを第1接点に切り替えて前記通訳者マイクを通して入力された通訳音声を2つの該第1接点の出力側から出力させ、会場音声を通訳する必要がない場合には、前記2つのスイッチを第2接点に切り替えて前記会場音ミキサー装置を通して入力された会場音声を前記一方のスイッチの第2接点の出力側のみから出力させるようにすることを特徴とする同時通訳方法。

技術分野

0001

本発明は、複数種類の言語の使用が必要である会議等において用いられ、利用者により発言された会場音声同時通訳者により通訳された通訳音声とを出力する同時通訳方法に関する。

背景技術

0002

従来の同時通訳装置1Aとしては、例えば図5概略構成を示すように、2つの接点a,bを切り替え可能な通訳スイッチ5を有しており、a接点には通訳者による通訳音声を集音する通訳者マイク4が接続されており、b接点には会場音声を集音する会場マイク2が接続されたものが知られている。通訳者は、会場マイク2に繋がれた通訳者ヘッドホン3を通して会場音声を聴き、通訳が必要な場合には通訳を行って通訳者マイク4を通して通訳音声を出力するようになっている。会場音声を通訳する必要がある場合には、通訳スイッチ5がa接点に切り替えられて、通訳者により通訳者マイク4を通して入力された通訳音声が通訳スイッチ5を通して出力され、会場音声を通訳する必要がない場合には、通訳スイッチ5がb接点に切り替えられて、通訳スイッチ5を通して会場音声が出力されるようになっている。

0003

このように、同時通訳装置1Aでは、通訳スイッチ5を通して会場音声と通訳音声を合わせた複合音声出力として装置1Aの利用者に合わせた特定の言語のみをイヤホーン等のレシーバに出力することができる。そのため、装置1Aの利用者は、レシーバを通して特定の言語の複合音声を聴くことができ、さらにそれを記録用としても使用できる。しかし、同時通訳装置1Aにおいては、デジタル化された会場マイクや、テレビ会議装置などの電子機器を会場音声が通ってくることにより音声出力遅延が発生することになる。そのため、利用者が発言する際に、利用者(発言者)が遅延した自分の音声を聴くことになり、喋りにくくなるという問題がある。また、利用者(発言者)のレシーバに会場マイクの音声も拡声されるため、不快なハウリングが起きやすいという問題もある。

0004

これに対して、他の同時通訳装置1Bとしては、例えば図6に概略構成を示すように、2つの接点a,bを切り替え可能な通訳スイッチ5のa接点には通訳者による通訳声を集音する通訳者マイク4が接続されており、b接点には何も接続されていないものがある。同時通訳装置1Bでは、会場音声を通訳する必要がある場合には、通訳スイッチ5がa接点に切り替えられて、通訳者マイク4からの通訳音声が通訳スイッチ5を通して出力され、会場音声を通訳する必要がない場合には、通訳スイッチ5がb接点に切り替えられて、何も出力されないようになっている。これにより、同時通訳装置1Bの利用者は、通訳された音声のみをレシーバを通して聴くことができる。

0005

同時通訳装置1Bによれば、通訳が必要ない場合は、通訳スイッチ5を通して何も出力されないので、利用者は直接で会場音声を聴くことになる。そのため、利用者が会場マイク2を通して発言する際に喋りにくくなったりすることはなく、またレシーバにおいてハウリングが生じることもない。しかし、同時通訳装置1Bによれば、通訳音声が出力されるのみであるため、会議等で発言された会場音声と通訳音声を合わせた同一言語による音声出力を記録等に利用することができないという問題がある。このような同時通訳装置を使用した例としては、例えば特許文献1等に示されている。

先行技術

0006

特表2009−507259号公報

発明が解決しようとする課題

0007

本発明は、このような問題を解決しようとするもので、会議場等で発言された会場音声の遅延による発言し難さや、イヤホーン等のレシーバにおける会場音声の拡声によるハウリングの発生も解消でき、同一言語による全ての発言内容録音等にも利用可能な同時通訳方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

上記目的を達成するために、本発明の構成上の特徴は、複数種類の言語の使用が必要である会議等において用いられ、利用者により発言された会場音声と同時通訳者により通訳された通訳音声とを出力させるようにする同時通訳方法であって、互いに切り替え可能な第1接点と第2接点とをそれぞれ有する2つのスイッチを用い、2つのスイッチの第1接点の入力側に同時通訳者による通訳音声を集音する通訳者マイクを接続し、いずれか一方のスイッチの第2接点の入力側にのみ会場音声を集音する会場音ミキサー装置を接続し、会場音声を通訳する必要がある場合には、2つのスイッチを第1接点に切り替えて通訳者マイクを通して入力された通訳音声を2つの該第1接点の出力側から出力させ、会場音声を通訳する必要がない場合には、2つのスイッチを第2接点に切り替えて会場音ミキサー装置を通して入力された会場音声を一方のスイッチの第2接点の出力側のみから出力させるようにすることにある。なお、会場音ミキサー装置としては、会場マイクやTV会議室システム映像上映等がある。

0009

上記のように構成した本発明においては、図4に示すように、会場音声を通訳する必要がある場合には、通訳スイッチ12を構成する2つのスイッチ12a,12bをa接点(第1接点)に切り替えることにより、通訳者マイク31を通して入力される通訳音声を、両スイッチ12a,12bを通して通訳音声出力と複合音声出力として出力することができる。同時通訳方法の利用者は、スイッチ12aを通して伝達される通訳音声出力を、スイッチ12aの出力側に接続されたイヤホーン等のレシーバを介して聴くことができる。また、会場音声を通訳する必要がない場合には、2つのスイッチ12a,12bをb接点(第2接点)に切り替えることにより、会場マイク21を通して入力される会場音声が一方のスイッチ12bを通して複合音声出力として出力される。この場合、同時通訳方法の利用者は、会場音声を直接耳で聴けばよい。

0010

その結果、本発明においては、利用者は、発言に際し自らの会場音声の遅延による発言し難さはなく、またレシーバからは通訳音声のみが出力されるためにハウリングの問題もなく、利用する言語での通訳音声をスムーズに聴くことができる。また、本発明においては、一方のスイッチ12bからの出力は、会場音声と通訳音声を連続して合わせた複合音声となっているため、これをスイッチ12bの出力側に接続される記録装置に記録させたり、出力側で傍聴させたりする等に使用することができる。なお、図4に示すスイッチ12aについては2つの接点a,bを有しているが、これに関しては単にa接点をオンオフする実質的にb接点を設けない形式のスイッチも含まれているものとする。

発明の効果

0011

本発明においては、同時通訳方法の利用者は、通訳言語用のイヤホーン等のレシーバを通して通訳音声のみを聴くことになり、利用する言語の会場音声を聴くことがないため、会場音声の遅延により発言しにくくなるという問題は解消される。さらに、会場音声をレシーバを通して聴くことはないため、通訳言語用のレシーバにおいてハウリングが生じることが無く、利用者が不快感を持つこともない。さらに、一方のスイッチを通した出力からは、利用する言語による会場音声とその通訳音声を合わせた複合音声出力として取り出せるため、これを記録用に利用したり、他の場所で聴いたりすることができる。

図面の簡単な説明

0012

本発明の一実施例に適用される同時通訳装置を概略的に示すブロック図である。
同時通訳装置の会議場における配置状態を概略的に説明する説明図である。
同時通訳装置の主装置を示すブロック図である。
本発明に係る同時通訳装置の一般的な動作を説明する説明図である。
従来例1である同時通訳装置1Aの動作を説明する説明図である。
従来例2である同時通訳装置1Bの動作を説明する説明図である。

実施例

0013

以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1は一実施例である会議場に加えて別の場所にTV会議装置を設けた場合に適用される同時通訳装置をブロック図により示したものである。図2は、同時通訳装置が会議場に設置された状態を説明図により概略的に示したものである。図3は、同時通訳装置を構成する同時通訳主装置をブロック図により示したものである。以下、本実施例では、日本語英語の二か国語間の通訳が行われる場合について説明が行われるが、言語の種類や数に制限されないことはもちろんである。なお、図1図2図3において、線の交差部分に黒丸を付したものは線が接続されていることを示し、黒丸が付されていない交差部分は線が接続されていないことを示している。

0014

同時通訳装置10は、同時通訳主装置11(以下、主装置11と記す。)を有している。主装置11は、図3に示すように、後述する会場マイクミキサー17に接続されて会場音声を入力する会場音声入力端子(ORG-IN)と、後述する通訳者マイク31A,31Bに接続されて通訳音声を入力する2つの通訳音声入力端子(MIC・SW-IN(1),(2))を設けている。主装置11は、日本語の通訳音声を出力する日本語通訳出力端子(JPN-MIC)と、英語の通訳音声を出力する英語通訳出力端子(ENG-MIC)とを設けている。また、主装置11は、日本語のみの会場音声と通訳音声を連続して出力する日本語複合出力端子(JPN-MIX)と、英語のみの会場音声と通訳音声を連続して出力する英語複合出力端子(ENG-MIX)を設けている。

0015

会場音声入力端子(ORG-IN)と日本語複合出力端子(JPN-MIX)及び英語複合出力端子(ENG-MIX)との間には、線L1と線L2が互いに並列になるように接続されている。通訳音声入力端子(MIC・SW-IN(1))と日本語通訳出力端子(JPN-MIC)及び英語通訳出力端子(ENG-MIC)との間には、線M1と線M2が互いに並列になるように接続されている。通訳音声入力端子(MIC・SW-IN(2))には、線N1と線N2が並列に接続されている。線L1,線L2における日本語複合出力端子(JPN-MIX)及び英語複合出力端子(ENG-MIX)近傍には、ミキサー15a,15bが取り付けられている。線M1,線M2におけるミキサー15a,15bに対する上流側には、ミキサー16a,16bが取り付けられている。

0016

ミキサー15a,15bには、ミキサー16a,16bの下流側にて線M1,M2から分岐した線が接続されている。ミキサー16a,16bには、線N1,N2が他端側にて接続されている。ミキサー15aは、線L1及び線M1を流れる信号をまとめて出力するものであり、ミキサー15bは、線L2及び線M2を流れる信号をまとめて出力するものである。ミキサー16aは、線M1及び線N1を流れる信号をまとめて出力するものであり、ミキサー16bは、線M2及び線N2を流れる信号をまとめて出力するものである。

0017

主装置11は、2つの通訳者ユニット29A,29Bにおいて通訳者A,Bにより操作される同一構成の2つの通訳スイッチ12A,12Bを有している。通訳スイッチ12Aは、2つのスイッチである日本語用スイッチ(SW-JPN)13Aと英語用スイッチ(SW-ENG)14Aとを含み、通訳スイッチ12Bは、2つのスイッチである日本語用スイッチ(SW-JPN)13Bと英語用スイッチ(SW-ENG)14Bとを含んでいる。日本語用スイッチ13Aは、第1接点13a1と第2接点13b1と、両接点13a1,13b1のオン・オフを切り替える押しボタン等の操作片13Abとを設けている。英語用スイッチ14Aは、第1接点14a1と第2接点14b1と、両接点14a1,14b1のオン・オフを切り替える操作片14Abとを設けている。日本語用スイッチ13Bは、第1接点13a2と第2接点13b2と、両接点13a2,13b2のオン・オフを切り替える操作片13Bbとを設けている。英語用スイッチ14Bは、第1接点14a2と第2接点14b2と、両接点14a2,14b2のオン・オフを切り替える操作片14Bbとを設けている。

0018

上記日本語用スイッチ(SW-JPN)13A、英語用スイッチ(SW-ENG)14A、日本語用スイッチ(SW-JPN)13B及び英語用スイッチ(SW-ENG)14Bは、線L1,L2と線M1,M2と線N1,N2の入力端側とミキサー16a,16bとの間に順番に配設されている。日本語用スイッチ(SW-JPN)13Aは、第1接点13a1が線M1に、第2接点13b1が線L1に接続されている。英語用スイッチ(SW-ENG)14Aは、第1接点14a1が線M2に、第2接点14b1が線L2に接続されている。日本語用スイッチ(SW-JPN)13Bは、第1接点13a2が線N1に、第2接点13b2が線L1に接続されている。英語用スイッチ(SW-ENG)14Bは、第1接点14a2が線N2に、第2接点14b2が線L2に接続されている。上記操作片13Ab,14Abは通訳者ユニット29Aに設置されており、線J1,線E1により日本語用スイッチ13A、英語用スイッチ14Aに接続されている。上記操作片13Bb,14Bbは通訳者ユニット29Bに設置されており、線J2,線E2により日本語用スイッチ13B、英語用スイッチ14Bに接続されている。

0019

第1接点13a1,14a1,13a2、14a2は、常時断(オフ)のa接点スイッチであり、操作片13Ab,14Ab,13Bb,14Bbの操作により接続状態(オン)に切り替え可能になっている。第2接点13b1,14b1,13b2,14b2は、常時接(オン)のb接点スイッチであり、操作片13Ab,14Ab,13Bb,14Bbの操作により断状態(オフ)に切り替え可能になっている。第1接点13a1,14a1には、通訳者マイク31Aが接続されており、第1接点13a2,14a2には、通訳者マイク31Bが接続されている。第2接点13b1,14b1,13b2,14b2には会場マイクミキサー17を介して会場音ミキサー装置である会場マイク21が接続されている。

0020

第1接点と第2接点のペア13a1,13b1、14a1,14b1,13a2,13b2及び14a2,14b2は、それぞれ連動して切り替えられるものであり、通訳者A,Bによる操作片13Ab,14Ab,13Bb,14Bbの操作により同時に切り替えられるようになっている。なお、日本語用スイッチ(SW-JPN)13Aと英語用スイッチ(SW-ENG)14A、及び日本語用スイッチ(SW-JPN)13Bと英語用スイッチ(SW-ENG)14Bの切り替え操作については、1つの通訳者マイク31A,31Bから同時に日本語と英語の通訳音声が送られないような排他制御が行われるようになっている。

0021

主装置11の会場音声入力端子(ORG-IN)には、図1に示すように、会場マイクミキサー17が接続されている。会場マイクミキサー17は、第1ミキサー18と第2ミキサー19とを有している。第1ミキサー18は、複数の会場マイク21に接続されており、その音声を複合して第2ミキサー19に出力するようになっている。また、第1ミキサー18は、他拠点のTV会議装置23に接続されており、TV会議装置23へも会場マイク21からの会場音声を出力するようになっている。また、TV会議装置23は、第2ミキサー19に接続されており、入力された音声を第2ミキサー19に出力するようになっている。

0022

第2ミキサー19は、主装置11の会場音声入力端子(ORG-IN)に接続されており、第1ミキサー18からの複合された会場音声とTV会議装置23からの音声を複合した会場音声を会場音声入力端子(ORG-IN)に出力する。また、第2ミキサー19にはパワーアンプ25が接続されており、パワーアンプ25には会議場に設けた会場スピーカ27が接続されている。パワーアンプ25は、第2ミキサー19からの複合された会場音声を増幅して、会場スピーカ27から拡声された会場音声を会議場に流すものである。

0023

主装置11に隣接して2つの通訳者ユニット29A,29Bが配設されている。通訳者ユニット29A,29Bには、通訳音声を伝達するための通訳者マイク31A,31Bと、会場音声を受信するためのイヤホーン等のレシーバ32A,32Bと、上述した操作片13Ab,14Ab,13Bb,14Bbが設けられている。通訳者マイク31A,31Bは主装置11の通訳音声入力端子(MIC・SW-IN(1),(2))に接続されており、レシーバ32A,32Bは会場マイクミキサー17の第2ミキサー19に接続されている。通訳者ユニット29A,29Bにはそれぞれ通訳者A,Bが配置されており、それぞれ分担しながら通訳処理が行われるようになっている。なお、通訳者ユニット29A,29Bの数については、本実施例では2つであるが使用される言語の種類等に応じて適宜決められる。

0024

主装置11の日本語通訳出力端子(JPN-MIC)と英語通訳出力端子(ENG-MIC)には、通訳音声送信機として赤外線送信機34が接続されており、両端子からの日本語通訳音声と英語通訳音声を赤外線信号に変換して出力し、言語の違いによって区別されたイヤホーンEP等の通訳音声レシーバ35に送信されるようになっている。主装置11の日本語複合出力端子(JPN-MIX)と英語複合出力端子(ENG-MIX)には、録音装置37が接続されている。録音装置37は、日本語複合出力端子(JPN-MIX)から連続して出力される日本語のみの会場音声と通訳音声と、英語複合出力端子(ENG-MIX)から連続して出力される英語のみの会場音声と通訳音声との2種類の複合音声を区別して録音できるようになっている。なお、主装置11における信号処理機構については、従来通りであり詳しい説明を省く。

0025

つぎに、同時通訳装置10が会議で使用されるときの配置状態の一例について、図2により、主装置11を明示することなく信号の流れとして概略的に説明する。会議場の会議用テーブルには多数の席が設けられており、各席には会場マイク21と通訳音声レシーバ(EP)35が設置されている。なお、通訳音声レシーバ(EP)35については、図2の左側縦列のみに符号が記載されており、その他の箇所は省略されている。会場マイク21は会場マイクミキサー17に接続され、会場マイクミキサー17がTV会議装置23に接続され、さらに会場スピーカ27に接続されている。会場マイクミキサー17は、通訳ブースに設けた通訳者ユニット29A,29Bのレシーバ32A,32Bに接続されており、さらに主装置11を介して録音装置37に接続されている。通訳者マイク31A,31Bは、主装置11を介して赤外線送信機34(通訳音声送信機)に接続されており、さらに主装置11を介して録音装置37に接続されている。

0026

つぎに、同時通訳装置10の動作について図1図3により説明する。会議場等で話される言語が日本語の場合、通訳者A,Bは日本語用スイッチ13A,13Bの操作片13Ab,13Bbは操作せず、英語用スイッチ14A,14Bの操作片14Ab,14Bbを操作する。これにより、日本語用スイッチ13A,13Bの第1接点13a1,13a2はオフのままであり、第2接点13b1,13b2はオンのままである。英語用スイッチ14A,14Bの第1接点14a1,14a2はオンにされ、第2接点14b1,14b2はオフにされる。通訳者A,Bは、分担して日本語を英語に通訳して通訳者マイク31A,31Bから伝える。日本語用スイッチ13A,13Bの第2接点13b1,13b2を通して会場音声の日本語信号が伝達され、日本語複合出力端子(JPN-MIX)を通して録音装置37に日本語の会場音声が録音される。通訳者マイク31A,31Bに接続された第1接点13a1,13a2を通して日本語通訳出力端子(JPN-MIC)からは何も伝達されない。この場合は、日本語利用者は、会場音声を直接耳で聴くことになる。

0027

一方、英語用スイッチ14A,14Bは、第1接点14a1,14a2がオンにされ、第2接点14b1,14b2がオフにされているため、第1接点14a1,14a2を通して通訳者マイク31A,31Bから入力された通訳された英語信号が伝達される。さらに、英語の通訳音声を出力する英語通訳出力端子(ENG-MIC)に接続された赤外線送信機34を通して英語の通訳音声信号を英語用の通訳音声レシーバ35に送信することにより、英語利用者は英語用の通訳音声レシーバ35を通して通訳された英語を聴くことができる。また、英語の通訳音声は、ミキサー16bとミキサー15bを通して英語複合出力端子(ENG-MIX)から出力され、英語複合出力端子(ENG-MIX)に接続された録音装置37の英語録音系統に録音される。

0028

これに対して、会議場等で話される言語が英語の場合、通訳者A,Bは、日本語用スイッチ13A,13Bの操作片13Ab,13Bbは操作し、英語用スイッチ14A,14Bの操作片14Ab,14Bbを操作しない。これにより、日本語用スイッチ13A,13Bの第1接点13a1,13a2はオンになり、第2接点13b1,13b2はオフになる。英語用スイッチ14A,14Bの第1接点14a1,14a2はオフであり、第2接点14b1,14b2はオンである。通訳者A,Bは、分担して英語を日本語に通訳して通訳者マイク31A,31Bから伝える。

0029

日本語用スイッチ13の第1接点13a1,13a2はオンにされ、第2接点13b1,13b2はオフにされているため、第1接点13a1,13a2を通して通訳者マイク31A,31Bから入力された通訳された日本語信号がミキサー16aを経て日本語の通訳音声を出力する日本語通訳出力端子(JPN-MIC)に伝達される。さらに、日本語通訳出力端子(JPN-MIC)に接続された赤外線送信機34を通して日本語の通訳音声信号を日本語用の通訳音声レシーバ35に送信することにより、日本利用者は日本用の通訳音声レシーバ35を通して通訳された日本語を聴くことができる。また、日本語の通訳音声は、ミキサー16aとミキサー15aを経て日本語複合出力端子(JPN-MIX)に伝達され、日本語複合出力端子(JPN-MIX)に接続された録音装置37の日本語録音系統に録音される。

0030

一方、英語用スイッチ14A,14Bは、第1接点14a1,14a2はオフにされ、第2接点14b1,14b2はオンにされているため、第2接点14b1,14b2を通して会場音声の英語信号が伝達され、英語のみの会場音声と通訳音声を連続して複合出力する英語複合出力端子(ENG-MIX)に接続された録音装置37の英語録音系統に、英語の通訳音声が録音される。第1接点14a1,14a2を通して英語通訳出力端子(ENG-MIC)からは何も伝達されない。この場合は、英語利用者は、英語の会場音声を直接耳で聴くことになる。

0031

以上のように、同時通訳装置10では、日本語利用者は、会場音声が日本語の場合は同時通訳装置10を通さずに直接会場音声を耳で聴き、会場音声が英語の場合は日本語用の通訳音声レシーバ35から通訳された日本語を聴くことにより、会議場において言語面での不自由はない。また、日本語複合出力端子(JPN-MIX)を通して日本語の会場音声と通訳音声を合わせた複合音声信号が出力されるため、これを録音装置37に録音して記録することができる。一方、英語利用者は、会場音声が日本語の場合は、英語用の通訳音声レシーバ35から通訳された英語を聴くことができ、また会場音声が英語の場合は、会場音声を直接耳で聴くことができるため、会議場において言語上の不自由はない。また、英語複合出力端子(ENG-MIX)を通して英語の会場音声と通訳音声を合わせた複合音声信号が出力されるため、これを録音装置37に録音して記録することができる。

0032

このように、本実施例においては、日本語あるいは英語の利用者は、該当する言語の会場音声については同時通訳装置10を通して聴くことはなく、日本語用あるいは英語用の通訳音声レシーバ35を通して通訳された日本語あるいは英語のみを聴くことになる。その結果、本実施例においては、利用者が通訳音声レシーバ35を装着した状態で発言しても、通訳音声レシーバ35からは通訳音声のみが出力されるため、会場音声の遅延により発言しにくくなるという問題は解消される。さらに、通訳音声レシーバ35における会場音声によるハウリングが生じることが無いため、利用者が不快感を持つこともない。また、日本語複合出力端子(JPN-MIX)と英語複合出力端子(ENG-MIX)とからは、利用者の利用言語による会場音声と利用言語に通訳された通訳音声を複合した複合音声が出力されるため、これを録音装置37に接続して記録用に利用することができる。

0033

なお、上記実施例においては、日本語と英語を用いた同時通訳について説明しているが、日本語、英語に限らずどのような種類の言語に対しても本発明に係る同時通訳方法を使用できることはもちろんである。また、上記実施例においては、言語の数は2カ国であるが、これに限らず複数種類の言語に対しても本発明に係る同時通訳装置を複数組み合わせて適用することができる。また、上記実施例においては、多数の出席者による会議に対して同時通訳方法が適用されているが、例えば講演会のように一人以上の講演者が、二種類以上の言語を用いて講演するような場合に対しても、本発明に係る同時通訳方法を用いることができる。さらに、上記実施例においては、日本語複合出力端子(JPN-MIX)と英語複合出力端子(ENG-MIX)から出力される利用者の利用言語による会場音声と利用言語に通訳された通訳音声を複合した音声については記録用として利用されているが、その他に会議場から離れた他の場所で聴取するために利用することもできる。

0034

なお、上記実施例における同時通訳装置の各部分の構成については、同様の機能を実現することができるものであればよく、実施例の構成に限るものではない。その他、上記実施例に示した同時通訳装置については一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々変更して実施することができる。

0035

10…同時通訳装置、11…主装置、12A,12B…通訳スイッチ、13A,13B…日本語用スイッチ、14A,14B…英語用スイッチ、13a1,13a2,14a1,14a2…第1接点、13b1,13b2,14b1,14b2…第2接点、17…会場マイクミキサー、21…会場マイク、23…TV会議装置、27…会場スピーカ、29A,29B…通訳者ユニット、31A,31B…通訳者マイク、34…赤外線送信機、35…通訳音声レシーバ、37…録音装置。

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