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技術 画像形成装置、その制御方法、及びプログラム

出願人 キヤノン株式会社
発明者 飯野希
出願日 2016年2月4日 (4年1ヶ月経過) 出願番号 2016-020243
公開日 2017年8月10日 (2年7ヶ月経過) 公開番号 2017-136769
状態 未査定
技術分野 付属装置、全体制御 電子写真における紙送り 電子写真における制御・管理・保安 シート,ウェブの制御
主要キーワード 滞留位置 ソレノイドユニット 本体右側 定着搬送ユニット 解消処理 推奨手順 メンテナンス画面 作業支援
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年8月10日)のものです。
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図面 (8)

課題

ジャム発生時にジャムを解消する処理手順をユーザへ提示する前に、カバー等がロックされていることをユーザに提示することにより、ユーザに適切なジャム処理を行わせつつ装置の破損を防止する仕組みを提供する。

解決手段

本実施形態に係る画像形成装置は、搬送されている記録材搬送路上の位置を検知するための複数のセンサを備え、当該複数のセンサを用いてジャムの発生を検知する。さらに、本画像形成装置は、ジャムの発生が検知された場合に、複数のセンサの検知結果から、ジャムを解消するための解消処理において滞留している記録材の紙破れが発生する可能性があるか否かを判定する。さらに、本画像形成装置は、紙破れの可能性がれば、当該紙破れの発生に関わる機構開閉をロックし、当該機構の開閉をロックしたことを示す第一画面を操作部に表示し、その後にジャムの解消処理の処理手順を説明する第二画面を操作部に表示する。

概要

背景

複写機プリンタなどの画像形成装置は、用紙の搬送路ジャムが発生することがある。ジャムの解除には画像形成装置のカバーを開けてジャムの原因となった用紙を取り除く操作が必要とされる。

ところで、ジャムが発生した箇所によっては、ジャムの解除に際して所定の手順に従う必要がある。手順に従わない場合、ジャムになった用紙が破れてしまい、そのまま機内に残ってしまうことで繰り返しジャムが起きてしまう可能性がある。ジャム時にはジャムの発生位置及びジャム解除のための手順を示すメンテナンス画面が操作部に表示されているが、ユーザが操作部を見ずにジャム処理を行うことも考えられる。

特許文献1には、ユーザを所定の手順に従わせるべく、手順外のカバーを開けられないように物理的にカバーをロックする装置が提案されている。

概要

ジャム発生時にジャムを解消する処理手順をユーザへ提示する前に、カバー等がロックされていることをユーザに提示することにより、ユーザに適切なジャム処理を行わせつつ装置の破損を防止する仕組みを提供する。本実施形態に係る画像形成装置は、搬送されている記録材の搬送路上の位置を検知するための複数のセンサを備え、当該複数のセンサを用いてジャムの発生を検知する。さらに、本画像形成装置は、ジャムの発生が検知された場合に、複数のセンサの検知結果から、ジャムを解消するための解消処理において滞留している記録材の紙破れが発生する可能性があるか否かを判定する。さらに、本画像形成装置は、紙破れの可能性がれば、当該紙破れの発生に関わる機構開閉をロックし、当該機構の開閉をロックしたことを示す第一画面を操作部に表示し、その後にジャムの解消処理の処理手順を説明する第二画面を操作部に表示する。

目的

本発明は、上述の問題に鑑みて成されたものであり、ジャム発生時にジャムを解消する処理手順をユーザへ提示する前に、カバー等がロックされていることをユーザに提示することにより、ユーザに適切なジャム処理を行わせつつ装置の破損を防止する仕組みを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

画像形成装置であって、搬送されている記録材搬送路上の位置を検知するための複数のセンサと、前記複数のセンサを用いてジャムの発生を検知する検知手段と、前記検知手段によってジャムの発生が検知された場合に、前記複数のセンサの検知結果から、ジャムを解消するための解消処理において滞留している記録材の紙破れが発生する可能性があるか否かを判定する紙破れ判定手段と、前記紙破れ判定手段によって紙破れの可能性があると判定されると、当該紙破れの発生に関わる機構開閉ロックし、該機構の開閉をロックしたことを示す第一画面を操作部に表示し、該第一画面を表示した後に前記ジャムの解消処理の処理手順を説明する第二画面を該操作部に表示する制御手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。

請求項2

前記制御手段は、前記第一画面を前記操作部に表示した後に、所定のユーザ入力受け付けると、前記第二画面を前記操作部に表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

請求項3

前記制御手段は、前記第二画面を前記操作部に表示している間に、前記複数のセンサの検知結果から紙破れが発生する可能性のある記録材が取り除かれたか否かを判断し、取り除かれると前記機構の開閉のロックを解除することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。

請求項4

前記第二画面は、前記機構の開閉がロックされている間はその旨を表示し、該機構の開閉のロックが解除されるとその旨の表示を非表示にすることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。

請求項5

引き出し可能な複数のユニットと、各ユニットを引き出すためのそれぞれのカバーとをさらに備え、前記紙破れ判定手段は、複数のユニットにまたがって滞留している記録材があれば、紙破れの発生する可能性があると判定することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。

請求項6

開閉がロックされる前記機構は、前記紙破れの発生する可能性がある記録材が滞留している前記ユニット、又は、対応する前記カバーであることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。

請求項7

前記紙破れの発生する可能性がある記録材が滞留している前記ユニットとは、記録材に画像を定着させる定着搬送ユニット原稿を読み込むためのリーダ部、又は、記録材を収容するカセットであることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。

請求項8

搬送されている記録材の搬送路上の位置を検知するための複数のセンサを備える画像形成装置の制御方法であって、検知手段が、前記複数のセンサを用いてジャムの発生を検知する検知工程と、紙破れ判定手段が、前記検知工程でジャムの発生が検知された場合に、前記複数のセンサの検知結果から、ジャムを解消するための解消処理において滞留している記録材の紙破れが発生する可能性があるか否かを判定する紙破れ判定工程と、制御手段が、前記紙破れ判定工程で紙破れの可能性があると判定されると、当該紙破れの発生に関わる機構の開閉をロックし、該機構の開閉をロックしたことを示す第一画面を操作部に表示し、該第一画面を表示した後に前記ジャムの解消処理の処理手順を説明する第二画面を該操作部に表示する制御工程とを実行することを特徴とする画像形成装置の制御方法。

請求項9

搬送されている記録材の搬送路上の位置を検知するための複数のセンサを備える画像形成装置の制御方法における各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記方法は、検知手段が、前記複数のセンサを用いてジャムの発生を検知する検知工程と、紙破れ判定手段が、前記検知工程でジャムの発生が検知された場合に、前記複数のセンサの検知結果から、ジャムを解消するための解消処理において滞留している記録材の紙破れが発生する可能性があるか否かを判定する紙破れ判定工程と、制御手段が、前記紙破れ判定工程で紙破れの可能性があると判定されると、当該紙破れの発生に関わる機構の開閉をロックし、該機構の開閉をロックしたことを示す第一画面を操作部に表示し、該第一画面を表示した後に前記ジャムの解消処理の処理手順を説明する第二画面を該操作部に表示する制御工程とを実行することを特徴とするプログラム。

技術分野

0001

本発明は、ジャムなどの搬送エラーが発生したときに、その解除のための作業手順を効率的にガイダンスする機能を有する画像形成装置、その制御方法、及びプログラムに関する。

背景技術

0002

複写機プリンタなどの画像形成装置は、用紙の搬送路でジャムが発生することがある。ジャムの解除には画像形成装置のカバーを開けてジャムの原因となった用紙を取り除く操作が必要とされる。

0003

ところで、ジャムが発生した箇所によっては、ジャムの解除に際して所定の手順に従う必要がある。手順に従わない場合、ジャムになった用紙が破れてしまい、そのまま機内に残ってしまうことで繰り返しジャムが起きてしまう可能性がある。ジャム時にはジャムの発生位置及びジャム解除のための手順を示すメンテナンス画面が操作部に表示されているが、ユーザが操作部を見ずにジャム処理を行うことも考えられる。

0004

特許文献1には、ユーザを所定の手順に従わせるべく、手順外のカバーを開けられないように物理的にカバーをロックする装置が提案されている。

先行技術

0005

特開2000−147850号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、上記従来技術には以下に記載する課題がある。しかしながら、上記従来技術では、物理的にカバーをロックしてしまうものの、ユーザがそれに気づかない可能性もある。このような場合に、ユーザが無理やりカバーを開けようとすると、装置が破損する可能性もある。一方で、ジャムを適切に処理させるためには、手順外のカバーを開けられないように制御することは有用である。

0007

本発明は、上述の問題に鑑みて成されたものであり、ジャム発生時にジャムを解消する処理手順をユーザへ提示する前に、カバー等がロックされていることをユーザに提示することにより、ユーザに適切なジャム処理を行わせつつ装置の破損を防止する仕組みを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、画像形成装置であって、搬送されている記録材の搬送路上の位置を検知するための複数のセンサと、前記複数のセンサを用いてジャムの発生を検知する検知手段と、前記検知手段によってジャムの発生が検知された場合に、前記複数のセンサの検知結果から、ジャムを解消するための解消処理において滞留している記録材の紙破れが発生する可能性があるか否かを判定する紙破れ判定手段と、前記紙破れ判定手段によって紙破れの可能性があると判定されると、当該紙破れの発生に関わる機構開閉をロックし、該機構の開閉をロックしたことを示す第一画面を操作部に表示し、該第一画面を表示した後に前記ジャムの解消処理の処理手順を説明する第二画面を該操作部に表示する制御手段とを備えることを特徴とする。

発明の効果

0009

本発明によれば、ジャム発生時にジャムを解消する処理手順をユーザへ提示する前に、カバー等がロックされていることをユーザに提示することにより、ユーザに適切なジャム処理を行わせつつ装置の破損を防止することができる。

図面の簡単な説明

0010

本実施形態に係る画像形成装置100の構成を示すブロック図。
本実施形態に係る制御装置160の構成を示すブロック図。
本実施形態に係る画像形成装置100の機器構成の一例を示す図。
本実施形態に係る画像形成装置100の記録紙の搬送路とユーザ操作により紙破れが起きる時の記録紙の滞留位置を示す図。
本実施形態に係る画像形成装置100の記録紙の搬送路の搬送経路図4より詳細に示す図。
本実施形態に係る操作部170に表示されるメンテナンス画面の画面遷移の一例を示す模式図。
本実施形態に係るフローチャートを示す図。

実施例

0011

以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。

0012

<第一の実施形態>
<画像形成装置の構成>
以下では、本発明の第一の実施形態について説明する。まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成について説明する。図1に示すように、画像形成装置100は、リーダ部139と、プリンタ部149と、制御装置160と、操作部170とを備える。

0013

リーダ部139は、原稿を搬送するための原稿搬送ユニット136と、原稿搬送ユニット136から搬送された原稿上の画像を読み取るためのスキャナユニット138と、センサ群180とを有している。スキャナユニット138により読み取られた画像データは、制御装置160に入力される。センサ群180は、リーダ部139に設けられた原稿を搬送する搬送経路の要所毎に設けられた複数のセンサであり、原稿の搬送タイミングを制御すると共に、ジャムの発生や原稿の有無を検知することができる。センサ群180でジャムの発生が検知されると、ジャムの発生位置と解除方法を示す画面が操作部170に表示される。

0014

プリンタ部149は、給紙ユニット148と、マーキングユニット143と、排紙ユニット135と、センサ群150とを有する。給紙ユニット148は、異なるサイズの記録紙(記録材)をそれぞれ収容する複数のカセットを搭載し、各カセットから記録紙を給紙する。マーキングユニット143は、電子写真方式による画像形成プロセスを有するユニットである。このマーキングユニット143においては、スキャナユニット138から制御装置160を介して入力された画像データに基づき、給紙ユニット148から給紙された記録紙上に画像形成を行う。

0015

排紙ユニット135は、マーキングユニット143により画像形成された記録紙をソートステイプル等の処理を施して、装置外部へ排紙する。センサ群150は、プリンタ部149に設けられた記録紙を搬送する搬送経路の要所毎に設けられた複数のセンサであり、記録紙の搬送タイミングを制御すると共に、ジャムの発生を検知することができる。センサ群150でジャムの発生が検知されると、後述する図5のジャムの発生位置と解除方法を示す画面505が操作部170に表示される。

0016

制御装置160は、リーダ部139及びプリンタ部149と電気的に接続されている。制御装置160は、リーダ部139により原稿の画像データを読み取り、この画像データをプリンタ部149に出力して、記録紙上に画像を形成するように制御することによってコピー機能を実現する。操作部170は、制御装置160に対する指示入力等を行うための各種キー及びユーザとのインタフェース画面を表示するための液晶表示パネルを有し、各種キーの操作に応じて対応する信号を発生して、制御装置160へ出力する。

0017

<制御装置の構成>
次に、図2を参照して、制御装置160の詳細構成について説明する。制御装置160は、システムバス207上に、CPU201、RAM202、ROM203、HDD204、SRAM205、操作部I/F206、及びイメージバスI/F208を備える。さらに、制御装置160は、画像バス209上に、デバイスI/F210、スキャナ画像処理部211、プリンタ画像処理部212、画像回転部213、及び画像圧縮部214を備える。

0018

CPU201は、システム全体を統括的に制御する。RAM202は、CPU201が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時記憶する画像メモリでもある。ROM203は、ブートROMを有し、システムのブートプログラムを格納している。また、ROM203内のデータ用ROMは、電気的に記憶内容書き込み消去できる不揮発性メモリ、例えばEEPROMであり、後述する各種データ等を格納可能である。ハードディスクドライブ(HDD)204は、システムソフトウェアや画像データを格納する。操作部I/F206は、操作部170とのインタフェース部であり、操作部170に表示すべき画像データを操作部170に出力する。また、操作部170を介して、ユーザが入力した情報をCPU201に伝える。

0019

デバイスI/F210は、リーダ部139とプリンタ部149とに接続され、画像データを同期系又は非同期系に変換する。スキャナ画像処理部211は、画像データに対してCPU201からの指示に応じてノイズ除去、移動、マスキングトリミング、拡大/縮小階調変換等の画像処理を行う。プリンタ画像処理部212は、画像データに対して補正解像度変換等の画像処理を行う。画像回転部213は、画像データに対して回転処理を行う。画像圧縮部214は、多値画像データについてJPEGの圧縮伸張処理を行い、2値画像データについてはJBIG、MMR、MR、MH等の圧縮伸張処理を行う。

0020

なお、CPU201は、ROM203内のプログラム用ROM又はHDD204に記憶されている制御プログラム等に基づいて、システムバス207に接続されている各種デバイスとの間におけるアクセスを統括的に制御する。そして、リーダ部インタフェース215を介して接続されているリーダ部139から入力情報を読み込み、プリンタ部インタフェース216を介して接続されているプリンタ部149に、出力情報としての画像信号を出力する。また、後述する図6で示される表示制御手順は、ROM203内のプログラム用ROM又はHDD204に格納されている制御プログラムをRAM202に読み出し、CPU201が制御プログラムに基づいて処理することにより実現される。

0021

<機器構成の一例>
次に、図3を参照して、本実施形態に係る画像形成装置の機器構成の一例について説明する。図3は、画像形成装置100を正面から見た図である。

0022

301は全てのカバーが正常に閉まっている際の機器の状態を示す。302は画像形成装置のフロントカバーを示す。303はフロントカバーのロック機構を示す。304は給紙部ユニットを示す。

0023

305はフロントカバー302を開けた状態を示す。306は、305から、さらに定着搬送ユニット307を引き出した状態を示す。定着搬送ユニット307を引き出す際に記録紙の滞留位置によっては紙破れが起きる可能性がある。記録紙の滞留位置をプリンタ部149のセンサ群150で検出し、検出結果から紙破れが起きる可能性がある位置に記録紙が滞留しているとCPU201が判断した場合には、303のロック機構でフロントカバー302の開閉をロックする。

0024

CPU201はフロントカバー302をロックする際に後述する図5に示すフロントカバーの開閉がロックされていることを示す画面603を操作部170に表示することによりユーザに提示する。また、プリンタ部149のセンサ群150の検知結果から、紙破れする可能性がないとCPU201が判断した場合は、CPU201は後述する図5のジャムの発生位置と解除方法を示す画面605を操作部170に表示してユーザに提示する。

0025

本実施形態によれば、ロック機構にはソレノイドユニットを使用し、ソレノイドユニットに電力を供給することでカバーの開閉をロックする。しかし、本発明はこれに限定されず、ロックをするという目的が達成されればその他の方法でもよい。フロントカバー302の開閉がロックされた場合は、本体左側、又は本体右側からジャム処理を行う必要がある。

0026

<紙破れの可能性があるジャム>
次に、図4を参照して、本実施形態に係る画像形成装置の機器構成の搬送路と紙破れが起きる可能性のあるジャムについて説明する。図4に示す画像形成装置は、図3に示す画像形成装置100の本体部分をより簡易的に示した図になっており、図3と同様に304は給紙部ユニット、307は定着搬送ユニットを示す。

0027

420に示す401は記録紙の搬送路を示し、402〜411は記録紙の搬送路401上に配置されたセンサ群150内のそれぞれのセンサを示す。記録紙の搬送経路については図5で後述する。421〜427は定着搬送ユニット307をユーザが引き出した際に紙破れが起きるケースを示し、各図のSは給紙部から搬送された記録紙の滞留位置を示す。このように、ジャム発生時における、記録紙の様々な滞留位置において、定着搬送ユニット307を引き出すと紙破れが発生する。したがって、このような位置に記録紙が滞留している場合には、定着搬送ユニット307を引き出すためのドアの開閉をロックし、その旨をユーザに提示する必要がある。

0028

なお、421〜427に示すように、画像形成装置100は、各センサ402〜411のいずれのセンサが記録紙を検知しているかを、ジャム発生時に確認する。これにより、ジャム発生時における記録紙の滞留位置を確認することができる。例えば、421では、センサ402、404、406が記録紙を検出していることが分かる。つまり、画像形成装置100は、記録紙を検知しているセンサのパターンによって紙破れが発生する可能性があるか否かを判断する。したがって、紙破れの発生する可能性があるパターンの情報を予め保持しておき、ジャム発生時のパターンが保持しているパターンに一致すると、紙破れの可能性があると判定するように制御することが望ましい。

0029

<搬送経路>
次に、図5を参照して、本実施形態に係る画像形成装置100の記録紙の搬送経路について説明する。501は本体右側の記録紙の搬送路を示す。502は本体左側の記録紙の搬送路を示す。503〜513は図4中401に示した記録紙の搬送路の搬送パスを詳細に説明するために記載した搬送経路上のポイントを示す。以下では、503〜513の番号を使用し、記録紙の搬送経路について説明する。

0030

503、504、505、513は図3で示したカセット304のそれぞれユニットから搬送される記録紙の搬送位置を示す。本実施形態に係る画像形成装置100では本体右側に他の給紙ユニットをオプション追加し、本体と接続することができる。オプションの給紙ユニットを本体右側に接続し、そのオプションの給紙ユニットから給紙を行った場合、記録紙は搬送経路506を通って機内に給送される。手差しユニットから給紙を行った際には、記録紙は搬送経路508を通って機内に給送される。510は搬送された記録紙が排紙ユニットに搬送される際に通る搬送経路である。

0031

片面のみに印刷を行う場合は503、504、505、506、513の何れかから給紙された記録紙は507、509を通り510の方に排出される。手差しユニットから給紙された記録紙は、508、509を通り510の方に排出される。一方、両面に印刷を行う場合は、503、504、505、506、508、513の何れかから給紙された記録紙は片面のときと同様に509は通るが510の方には搬送せず、511を経由し512で紙を反転させる。その後、再度511を通り、507、509を経由して510の方に排出される経路となる。

0032

定着搬送ユニット307の引き出しによる紙破れは大きくわけて2つに分類できる。本体右側の記録紙の搬送路501と定着搬送ユニット307中の搬送路にまたがった位置で記録紙が滞留してしまう場合(図4中の421、422、423、427が該当する。)がある。さらに、本体左側の記録紙の搬送路502と定着搬送ユニット307中の搬送路にまたがった位置で記録紙が滞留してしまう場合(図4中の424、425、426が該当する。)がある。

0033

<紙破れの可能性の検知方法
紙破れが起きる可能性があるかどうかの検知方法について以降述べる。検知方法としては、図4中402〜411の各センサがONしている時間の長さから記録紙がどの位置に滞留しているかをCPU201が判断し、記録紙の滞留位置から紙破れが起きる可能性があるかどうかを決定する。

0034

本実施形態では、センサ402がONかつ、滞留している記録紙の先端からセンサ402までの距離が40mm以上あった場合に図4中の421のような形で記録紙が滞留していると判断する。つまり、本体右側の記録紙の搬送路501と定着搬送ユニット307中の搬送路にまたがった位置で記録紙が滞留しているとCPU201が判断し、フロントカバー302をロック機構303でロックする。

0035

同様に、センサ403がONかつ、滞留している記録紙の先端からセンサ403の距離までが70mm以上あった場合に図4中422のような形で記録紙が滞留しているとCPU201が判断する。また、センサ405がONかつ、滞留している記録紙の先端からセンサ405の距離までが70mm以上あった場合に、図4中の423の状態であるとCPU201が判断する。また、センサ407がONかつ、滞留している記録紙の先端からセンサ407までの距離が50mm以上あった場合に、図4中の424、425の状態であるとCPU201が判断する。また、センサ410がONかつ、滞留している記録紙の先端からセンサ410の距離が90mm以上あった場合に図4中の426の状態であるとCPU201が判断する。

0036

上記は滞留している記録紙の先端と各センサとの距離をCPU201が判断する例を説明した。しかし、本発明はこれに限らず、記録紙のサイズ・搬送路にかかる長さを考慮した上で記録紙の後端とセンサ402〜411の距離をCPU201で判断し、紙破れが起きる可能性がある位置に記録紙が滞留しているかを判断する方法もある。本実施形態ではセンサ404がONかつ、滞留している記録紙の後端からセンサ404までの距離が80mm以上あった場合に図4中421、422、427の状態とCPU201が判断する。

0037

同様に、センサ406がONかつ、滞留している用紙の後端とセンサ406までの距離が60mm以上あった場合に図4中421、422、423の状態にあるとCPU201が判断する。センサ408がONかつ、滞留している用紙の後端とセンサ408までの距離が110mm以上あった場合に図4中424の状態とCPU201が判断する。センサ409がONかつ、滞留している用紙の後端とセンサ409までの距離が70mm以上あった場合に図4中425の状態とCPU201が判断する。センサ411がONかつ、滞留している用紙の後端とセンサ411までの距離が50mm以上あった場合に図4中426の状態とCPU201が判断する。

0038

ジャム処理手順
次に、図6を参照して、ジャムが発生した際のジャム処理手順について説明する。図6は、CPU201がプリンタ部149のセンサ群150の検知結果から紙破れが起きると判断した場合に、操作部170に表示されるメンテナンス画面の画面遷移の一例を示す。

0039

601は、操作部170に表示されるコピー標準画面である。601に示す画面が表示された状態で、不図示のスタートキーが押下されたことをCPU201が検出すると、602に示すコピー実行中画面を操作部170に表示する。602に示す画面が表示された状態でプリンタ部149のセンサ群150がジャムの発生を検知し、またそのジャムが推奨手順に従わないことで紙破れの可能性があるジャムであることをCPU201が検知すると、CPU201は記録紙の搬送を停止する。

0040

続いて、CPU201は、ロック機構303でフロントカバー302の開閉をロックし、603に示すフロントカバーの開閉がロックされていることを示す画面(第一画面)を操作部170に表示する。603に示す画面が表示された状態で、「詳細手順へ」キー604が押下されたことをCPU201が検出すると、CPU201はジャムの発生位置と解除方法を示す画面(第二画面)605を操作部170に表示する。

0041

605では本体右側面の搬送路に滞留した記録紙を除去するための作業内容と、606に示すジャムの発生位置を知らせるイラストを表示し、本体フロントカバーの開閉がロックされていることを示すメッセージ607を表示している。605の情報がないとユーザはジャムを解消する処理を開始することができない。したがって、通常、ユーザはジャムが発生すると605の情報が表示されるまで操作部170の画面に注目している。よって、605が表示される前に603でカバーの開閉がロックされていることを伝えるため、ユーザは当該提示を容易に確認することができる。これにより、カバーの開閉がロックされていることに気づかないユーザを低減することができ、強引にカバーを開閉することにより、カバーが破損されてしまうことを防ぐことができる。

0042

605に示す画面が表示された状態でプリンタ部149のセンサ群150で紙破れする可能性があるジャム紙の解除が検知されているかどうかをCPU201が判別する。紙破れする可能性があるジャム紙の解除がされているとCPU201が判別すると、CPU201はロック機構303によりロックされていたフロントカバー302の開閉をアンロック(解除)する。さらに、CPU201は、本体フロントカバー内の搬送路に滞留した記録紙を除去する作業内容を示す画面608を操作部170に表示する。なお、画面608ではフロントカバー302の開閉はアンロックされているので、画面605で表示していたフロントカバーの開閉がロックされている旨を伝えているメッセージ607は非表示になっている。

0043

画面608が表示された状態で、プリンタ部149のセンサ群150で全てのジャム紙か解除されたことを検知すると、CPU201は、609に示すコピー実行中画面を操作部170に表示し、ガイダンスを終了する。

0044

<表示制御手順>
次に、図7を参照して、本実施形態におけるCPU201による表示制御手順について説明する。図7は、CPU201が印刷の実行要求受け付けた後、図1に示したリーダ部139のセンサ群180又はプリンタ部149のセンサ群150においてジャムの発生を検知した場合に実行されるフローチャートである。CPU201は、ROM203内のプログラム用ROM又はHDD204に格納された制御プログラムを実行することによって、図7のフローチャートに示す各ステップを実行する。

0045

まず、CPU201は、印刷の実行要求を受け付けると、図7のフローチャートに示す処理を開始する。例えば、リーダ部139によって読み取られた原稿の画像をプリンタ部149によって印刷するコピーの実行要求を受け付けた場合、CPU201は、当該フローチャートの処理を行う。また、外部のPCから受け付けた画像をプリンタ部149によって印刷するプリントの実行要求を受け付けた場合、CPU201は、当該フローチャートの処理を行う。

0046

S701で、CPU201は、リーダ部139のセンサ群180又はプリンタ部149のセンサ群150においてジャムの発生を検知しているか否かを判断する。ジャムの発生を検知したと判断した場合には、CPU201は、S702に処理を進める。ジャムの発生を検知していないと判断した場合は、当該判断を定期的に繰り返す。

0047

S702で、CPU201は、印刷を中断し、S703に処理を進める。S703で、CPU201は、リーダ部139のセンサ群180又はプリンタ部149のセンサ群150の検知情報から推奨手順に従わないことで紙破れの可能性があるジャムかどうかを判断する。紙破れの可能性があるジャムだと判断した場合には、CPU201は、S704に処理を進め、紙破れの可能性がないと判断した場合にはS712に処理を進める。

0048

S704で、CPU201は、ロック機構303のソレノイドユニットに電力を供給し、フロントカバー302をロックする。続いて、S705で、CPU201は、図6に示すカバーの開閉をロックしている旨を示す画面603を操作部170に表示して、S706に処理を進める。S706で、CPU201は、図5に示すジャムの発生位置と解除方法を示す画面605に表示を切り替える指示があったか否かを判断する。

0049

S706で、図6に示すカバーの開閉をロックしている旨を示す画面603の「詳細手順へ」キー604が押下されたと判断した場合には、CPU201は、S707に処理を進める。押下されていないと判断すると、当該判断を定期的に繰り返す。

0050

S707で、CPU201は、図6に示すジャムの発生位置と解除方法を示す画面605を操作部170に表示し、S708に処理を進める。S708で、CPU201は、図1に示すプリンタ部149のセンサ群150において紙破れする可能性があるジャム用紙の解除を検知したかどうかを判断する。解除を検知したと判断した場合には、S709に処理を進める。解除を検知していない場合は、当該判断を定期的に繰り返す。S709で、CPU201は、ロック機構303のソレノイドユニットへの電力供給を停止し、フロントカバー302の開閉のロックを解除し、S710へ処理を進める。

0051

S710で、CPU201は、図1に示すリーダ部139のセンサ群180又はプリンタ部149のセンサ群150においてジャムの解除を検知しているか否かを判断する。ジャムの解除を検知したと判断した場合には、CPU201は、S711に処理を進め、ジャムの解除を検知していないと判断した場合には、S703に処理を戻す。S711で、CPU201は、図6に示すジャムの発生位置と解除方法を示す画面605〜608を閉じて印刷を再開し、本処理を終了する。

0052

一方、S703で紙破れの可能性がないジャムであると判断すると、S712で、CPU201は、図6に示すジャムの発生位置と解除方法を示す画面608を操作部170に表示し、S710に処理を進める。つまり、この場合は、フロントカバー302の開閉をロックする必要がないため、その旨を示す画面603を操作部170に表示することなく、画面608を表示する。

0053

以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置は、搬送されている記録材の搬送路上の位置を検知するための複数のセンサを備え、当該複数のセンサを用いてジャムの発生を検知する。さらに、本画像形成装置は、ジャムの発生が検知された場合に、複数のセンサの検知結果から、ジャムを解消するための解消処理において滞留している記録材の紙破れが発生する可能性があるか否かを判定する。さらに、本画像形成装置は、紙破れの可能性がれば、当該紙破れの発生に関わる機構の開閉をロックし、当該機構の開閉をロックしたことを示す第一画面を操作部に表示し、その後にジャムの解消処理の処理手順を説明する第二画面を操作部に表示する。これにより、ユーザはジャムの発生位置を確認する前にカバーの開閉がロックされていることを示す画面を確認する必要がある。したがって、カバーや定着搬送ユニットなどを破損されることなくユーザへの効率的な作業支援が可能となる。

0054

なお、本発明は上記実施形態に限らず様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態では、定着搬送ユニット307の引き出しによる紙破れを想定し、フロントカバー302の開閉をロックしていたが、定着搬送ユニット307を引き出せなくするように定着搬送ユニット自体の開閉をロックしてもよい。

0055

また、定着搬送ユニット307の引き出し以外でも紙破れが起きるケースはある。例えばカセット304を引き出すことにより紙破れが発生することもあり得る。このような場合には、紙破れの原因となる用紙が除去されたとプリンタ部149のセンサ群150の検知結果からCPU201が判断するまで、カセット304の開閉をロックして開けられなくする制御としてもよい。また、プリンタ部149に限らず、リーダ部139で紙破れが起きると判断した場合は、リーダ部のカバーの開閉をロックするなど同様の制御を行ってもよい。

0056

また、上記実施形態では、フロントカバー302の開閉をロックしていることを示す画面を操作部170に表示する制御について説明したが、代替的に又は追加的に、その旨を音声でユーザに提示してもよい。この場合、所定のユーザ入力を受け付けると、当該音声の出力を停止するように制御してもよい。これにより、フロントカバー302がロックされていることをより確実にユーザに提示することができる。

0057

<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。

0058

100:画像形成装置、139:リーダ部、149:プリンタ部、160:制御装置、170:操作部

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