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技術 遊技台

出願人 株式会社大都技研
発明者 岳本大輔
出願日 2017年4月17日 (3年7ヶ月経過) 出願番号 2017-081085
公開日 2017年8月10日 (3年3ヶ月経過) 公開番号 2017-136438
状態 特許登録済
技術分野 弾玉遊技機の表示装置
主要キーワード 作動停止後 時間グループ 装飾柄 記憶箇所 基準未満 修理用 報知度 予告指令
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年8月10日)のものです。
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図面 (20)

課題

弾球遊技機パチンコ機)や回胴遊技機スロットマシン)に代表される遊技台に関し、予告表示手段に特徴を持った遊技台を提供する。

解決手段

第2特図表示装置114による図柄変動表示(第二の図柄変動表示)は、第1特図表示装置198による図柄変動表示(第一の図柄変動表示)よりも優先して実行される。装飾図柄表示装置110は、連続する複数回の図柄変動表示のそれぞれにおいて予告表示を行う連続予告を実行可能である。連続予告の実行中に第二の図柄変動表示が割り込んで実行される場合には、第二の図柄変動表示の実行中にも連続予告が継続される。連続予告の実行中における複数回の図柄変動表示において、少なくとも図柄停止表示中では、予告表示が装飾図柄にオーバーラップしない。

概要

背景

パチンコ機などの遊技台では、遊技盤遊技領域に遊技球の落下の方向に変化を与える障害物や、遊技球が入賞可能な入賞口、始動口、可変入賞口などを設けているのが一般的である。これらに遊技球が入賞すると賞球を払い出すなど遊技者に利益が与えられるようになっている。

また、こういった遊技台には複数個の図柄を変動表示可能な図柄表示部を備え、始動口に遊技球が入賞すると、図柄表示部の図柄を所定時間変動して、変動後の図柄が予め定めた特定図柄の組み合わせである特定態様になった場合に、可変入賞口を所定時間開放させたり、あるいは始動口の状態を、相対的に入賞しにくい入賞困難状態から相対的に入賞しやすい入賞容易状態に変更する等、遊技者に有利な遊技状態を発生させるようにしている。

遊技台では、この遊技者に有利な遊技状態の発生の有無を制御して、遊技者に付与する利益量増減させることで遊技の興趣性を向上させるようにしている。

このような遊技台において、図柄が変動を終了するよりも前に、変動後の図柄が特定態様となることを遊技者に報知する遊技台が知られている(例えば、特許文献1参照)。

概要

弾球遊技機(パチンコ機)や回胴遊技機スロットマシン)に代表される遊技台に関し、予告表示手段に特徴を持った遊技台を提供する。第2特表示装置114による柄変動表示(第二の柄変動表示)は、第1特表示装置198による柄変動表示(第一の柄変動表示)よりも優先して実行される。装飾柄表示装置110は、連続する複数回の柄変動表示のそれぞれにおいて予告表示を行う連続予告を実行可能である。連続予告の実行中に第二の柄変動表示が割り込んで実行される場合には、第二の柄変動表示の実行中にも連続予告が継続される。連続予告の実行中における複数回の柄変動表示において、少なくとも柄停止表示中では、予告表示が装飾柄にオーバーラップしない。

目的

本発明は上記事情に鑑み、予告表示手段に特徴を持った遊技台を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

図柄変動表示を開始可能な第一の図柄表示手段と、図柄変動表示を開始可能な第二の図柄表示手段と、装飾図柄の変動表示表示可能な装飾図柄表示手段と、予告表示を表示可能な予告表示手段と、を備えた遊技台であって、前記第二の図柄表示手段による図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)は、前記第一の図柄表示手段による図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示」という。)よりも優先して実行可能な図柄変動表示であり、前記装飾図柄表示手段は、前記第一の図柄変動表示の開始に応じて、装飾図柄の変動表示を開始可能な表示手段であり、前記装飾図柄表示手段は、前記第二の図柄変動表示の開始に応じて、装飾図柄の変動表示を開始可能な表示手段であり、前記予告表示手段は、連続予告を実行可能な表示手段であり、前記連続予告とは、連続する複数回の図柄変動表示のそれぞれにおいて前記予告表示が行われる予告のことであり、前記連続予告とは、前記複数回の図柄変動表示における最後の図柄変動表示が行われている間に終了する予告のことであり、前記最後の図柄変動表示は、前記第一の図柄変動表示による図柄変動表示であり、前記連続予告が実行されている期間中に前記第二の図柄変動表示が割り込んで実行される場合に、該第二の図柄変動表示の実行中にも該連続予告が継続され、前記予告表示手段と前記装飾図柄表示手段は、同じ表示手段であり、前記連続予告の実行中における前記複数回の図柄変動表示において、少なくとも図柄停止表示中では、前記予告表示が装飾図柄にオーバーラップしない、ことを特徴とする遊技台。

請求項2

請求項1に記載の遊技台であって、前記予告表示手段は、前記第二の図柄表示手段に関する大当り予告であることを報知可能な態様で前記予告表示を実行可能な表示手段である、ことを特徴とする遊技台。

請求項3

請求項1又は2に記載の遊技台であって、前記第一の図柄表示手段を制御可能な制御手段を備え、前記制御手段は、前記第二の図柄表示手段を制御可能な手段であり、前記制御手段は、電サポ状態の開始制御を実行可能な手段であり、前記予告表示手段は、前記電サポ状態において、前記第二の図柄表示手段に関する大当り予告であることを報知可能な態様で前記予告表示を実行可能な表示手段であり、前記予告表示手段は、前記電サポ状態において、前記第一の図柄変動表示に関する大当り予告であることを報知可能な態様で前記予告表示を開始しない表示手段である、ことを特徴とする遊技台。

請求項4

請求項3に記載の遊技台であって、前記制御手段は、当否判定を実行可能な当否判定手段を含む第一の制御手段であり、前記第一の制御手段からのコマンドに基づいて制御を実行可能な第二の制御手段を備え、前記第二の制御手段は、前記第一の制御手段とは別基板に設けられた制御手段であり、前記第二の制御手段は、前記連続予告を行うかどうかを判定する判定手段を含む制御手段である、ことを特徴とする遊技台。

請求項5

請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、前記予告表示手段は、先読み予告実行条件成立があった場合に、前記連続予告を開始可能な表示手段であり、前記先読み予告実行条件は、前記連続予告の対象になる当否判定の結果が特定の当否判定結果となる場合であり、且つ第一の条件が満たされた場合に、成立する条件である、ことを特徴とする遊技台。

請求項6

請求項5に記載の遊技台であって、前記第一の条件は、第一の確率で当選となる第一の予告抽選が実行され、且つ該第一の予告抽選に当選した場合に、成立する条件である、ことを特徴とする遊技台。

請求項7

請求項5又は6に記載の遊技台であって、前記先読み予告実行条件は、前記連続予告の対象になる当否判定の結果が前記特定の当否判定結果とは別の当否判定結果となる場合であり、且つ第二の条件が満たされた場合に、成立する条件である、ことを特徴とする遊技台。

請求項8

請求項7に記載の遊技台であって、前記第二の条件は、第二の確率で当選となる第二の予告抽選が実行され、且つ該第二の予告抽選に当選した場合に、成立する条件である、ことを特徴とする遊技台。

請求項9

請求項1乃至8のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、前記連続予告は、前記複数回の図柄変動表示の実行中に、同一の態様による予告表示が行われる予告である、ことを特徴とする遊技台。

請求項10

請求項1乃至8のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、前記連続予告は、前記複数回の図柄変動表示の実行中に、態様が変化する予告表示が行われる予告である、ことを特徴とする遊技台。

請求項11

請求項1乃至10のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、前記予告表示は、一回の前記図柄変動表示の実行中に開始されて終了される単発予告として実行される場合がある表示である、ことを特徴とする遊技台。

請求項12

請求項1乃至11のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、前記連続予告とは、前記複数回の図柄変動表示の実行中に、前記予告表示が継続的に行われる予告のことである、ことを特徴とする遊技台。

請求項13

請求項1乃至12のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、前記連続予告とは、前記複数回の図柄変動表示における図柄停止表示中も行われる場合がある予告のことである、ことを特徴とする遊技台。

請求項14

請求項1乃至13のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、前記第二の図柄変動表示が割り込んで実行される場合に、該第二の図柄変動表示の実行中に前記連続予告の実行が開始される場合がある、ことを特徴とする遊技台。

請求項15

請求項1乃至14のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、前記遊技台は、ぱちんこ機である、ことを特徴とする遊技台。

技術分野

0001

本発明は、弾球遊技機パチンコ機)や回胴遊技機スロットマシン)に代表される遊技台に関する。

背景技術

0002

パチンコ機などの遊技台では、遊技盤遊技領域に遊技球の落下の方向に変化を与える障害物や、遊技球が入賞可能な入賞口、始動口、可変入賞口などを設けているのが一般的である。これらに遊技球が入賞すると賞球を払い出すなど遊技者に利益が与えられるようになっている。

0003

また、こういった遊技台には複数個の図柄を変動表示可能な図柄表示部を備え、始動口に遊技球が入賞すると、図柄表示部の図柄を所定時間変動して、変動後の図柄が予め定めた特定図柄の組み合わせである特定態様になった場合に、可変入賞口を所定時間開放させたり、あるいは始動口の状態を、相対的に入賞しにくい入賞困難状態から相対的に入賞しやすい入賞容易状態に変更する等、遊技者に有利な遊技状態を発生させるようにしている。

0004

遊技台では、この遊技者に有利な遊技状態の発生の有無を制御して、遊技者に付与する利益量増減させることで遊技の興趣性を向上させるようにしている。

0005

このような遊技台において、図柄が変動を終了するよりも前に、変動後の図柄が特定態様となることを遊技者に報知する遊技台が知られている(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0006

特開平3−73180号公報

発明が解決しようとする課題

0007

従来の遊技台では、予告表示手段に改良の余地がある。

0008

本発明は上記事情に鑑み、予告表示手段に特徴を持った遊技台を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

上記目的を解決する本発明の遊技台は、
図柄変動表示を開始可能な第一の図柄表示手段と、
図柄変動表示を開始可能な第二の図柄表示手段と、
装飾図柄の変動表示を表示可能な装飾図柄表示手段と、
予告表示を表示可能な予告表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記第二の図柄表示手段による図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)は、前記第一の図柄表示手段による図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示」という。)よりも優先して実行可能な図柄変動表示であり、
前記装飾図柄表示手段は、前記第一の図柄変動表示の開始に応じて、装飾図柄の変動表示を開始可能な表示手段であり、
前記装飾図柄表示手段は、前記第二の図柄変動表示の開始に応じて、装飾図柄の変動表示を開始可能な表示手段であり、
前記予告表示手段は、連続予告を実行可能な表示手段であり、
前記連続予告とは、連続する複数回の図柄変動表示のそれぞれにおいて前記予告表示が行われる予告のことであり、
前記連続予告とは、前記複数回の図柄変動表示における最後の図柄変動表示が行われている間に終了する予告のことであり、
前記最後の図柄変動表示は、前記第一の図柄変動表示による図柄変動表示であり、
前記連続予告が実行されている期間中に前記第二の図柄変動表示が割り込んで実行される場合に、該第二の図柄変動表示の実行中にも該連続予告が継続され、
前記予告表示手段と前記装飾図柄表示手段は、同じ表示手段であり、
前記連続予告の実行中における前記複数回の図柄変動表示において、少なくとも図柄停止表示中では、前記予告表示が装飾図柄にオーバーラップしない、
ことを特徴とする。

発明の効果

0010

本発明の遊技台によれば、予告表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。

図面の簡単な説明

0011

パチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
遊技盤102を正面から見た略示正面図である。
(a)は特図の停止表示態様の一例を示したものであり、(b)は装飾図柄の一例を示したものであり、(c)は普図の停止表示態様の一例を示したものである。
制御部の回路ブロック図を示したものである。
主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
主制御部タイマ割り込み処理の流れを示すフローチャートである。
第1特図始動口126に関する入賞受け付け処理の流れを示すフローチャートである。
第2特図始動口128に関する入賞受け付け処理の流れを示すフローチャートである。
普図始動口124および可変入賞口130に関する入賞受け付け処理の流れを示すフローチャートである。
主制御部300のROM306に記憶された事前予告実行判定テーブルを示す図である。
主制御部300のROM306に記憶された偽事前予告実行判定テーブルを示す図である。
主制御部300のCPU304が実行する普図関連抽選処理の流れを示すフローチャートである。
(a)は、主制御部300のROM306が記憶している普図低確率用の判定テーブルを示す図であり、(b)は、主制御部300のROM306が記憶している普図高確率用の判定テーブルを示す図である。
主制御部300のCPU304が実行する特図2関連抽選処理の流れを示すフローチャートである。
(a)は、主制御部300のROM306が記憶している大当り判定テーブルを示す図であり、(b)は、主制御部300のROM306が記憶している、大当たり終了時の時短移行判定テーブルを示す図であり、(c)は、主制御部300のROM306が記憶している、大当り当選時の特図高確率状態移行判定テーブルを示す図であり、(d)は、普図低確率状態に使用されるタイマ番号決定テーブルを示す図であり、(e)普図高確率状態に使用されるタイマ番号決定テーブルを示す図であり。
主制御部300のCPU304が実行する特図1関連抽選処理の流れを示すフローチャートである。
(a)は副制御部メイン処理の流れを示すフローチャートであり、(b)はコマンド入力処理の流れを示すフローチャートであり、(c)は変動パターン選択処理の流れを示すフローチャートであり、(d)は図柄停止処理の流れを示すフローチャートであり、(e)はストローブ割り込み処理の流れを示すフローチャートであり、(f)はチャンスボタン割り込み処理の流れを示すフローチャートであり、(g)は変数更新割り込み処理の流れを示すフローチャートである。
特図保留増加処理の流れを示すフローチャートである。
送信情報一時記憶領域に記憶されていた事前予告あるいは偽事前予告の情報が副制御部に送信されてきた場合の処理の流れを示すフローチャートである。
(a)は連続予告登場キャラクタテーブルの一例を示した図であり、同図(b)は連続予告シナリオテーブルの一例を示した図である。
本実施例のパチンコ機100が非時短状態(普図低確率状態)である場合の入賞順変動の一例を示した図である。
本実施例のパチンコ機100が途中まで時短状態(普図高確率状態)である場合の入賞順変動の一例を示した図である。
従来のパチンコ機において、時短(普図高確率)中に第1特図始動口への入賞に基づく事前予告を行った場合の例を示す図である。
本実施例のパチンコ機100において、時短(普図高確率)中に第1特図始動口へ入賞があった場合の例を示す図である。
本実施例の第1変形例における入賞順変動の一例を示した図である。
図25に示す例の続きであって、特図1変動遊技の最後の保留に事前予告情報があった場合の例を示す図である。
図25に示す例の続きであって、特図1変動遊技の最後の保留に偽事前予告情報があった場合の例を示す図である。
図25に示す例の続きであって、特図1変動遊技の4つの保留いずれにも事前予告情報も偽事前予告情報もなかった場合の例を示す図である。
時短付きとなる大当たり乱数を取得した後に、もう一つ別の大当たりがあることを予告報知した場合の例を示す図である。
時短付きとなる大当たり乱数を取得した後に、予告報知がなされなかった場合の例を図29と同様にして示す図である。
本実施例の第2変形例における入賞順変動の一例を示した図である。
封入パチンコ演出装置が設けられたスロットマシンを示す図である。

実施例

0012

以下、図面を用いて、本発明の実施例1に係るパチンコ機(遊技台)について詳細に説明する。

0013

まず、図1を用いて、本発明の実施例1に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。

0014

パチンコ機100は、ガラス製または樹脂製の透明板部材152および透明部保持枠154からなるガラス枠156の奥側に、その透明板部材152を通して視認可能に配設した後述する遊技盤(盤面)102を備えている。この遊技盤102は、外枠101に対して開閉自在に設けられた内枠103に取り付けられている。なお、いずれも図示省略したが、パチンコ機100には、ガラス枠156が開放したことを検知するガラス枠開放センサや、内枠103が開放したことを検知する内枠開放センサが設けられている。

0015

ガラス枠156の下方には、後述する発射モータ602によって回動する発射杆138と、この発射杆138の先端部に取り付けて球を後述する遊技領域104に向けて打ち出す発射槌140と、この発射槌140によって打ち出す球を後述する外レール106に導くための発射レール142と、球を一時的に貯留すると共に、貯留している球を順次、発射レール142に供給するための貯留皿144と、遊技者による押下操作が可能であり、所定の時期にその操作を検出した場合に後述する装飾図柄表示装置110等による演出表示を変化させるための演出タン146を配設している。

0016

また、発射杆138および発射槌140の下方には、発射杆138を制御して遊技領域104に向けて球の発射強度の操作を行うための操作ハンドル148を配設していると共に、貯留皿144の下方には、貯留皿144に貯留できない溢れ球を貯留するための下皿150を設けている。貯留皿144と下皿150を結ぶ内部経路の下皿近傍には、不図示の下皿満タンセンサが設けられている。下皿満タンセンサからが下皿150が満杯になると下皿満タンエラーが出力される。

0017

図2は、遊技盤102を正面から見た略示正面図である。

0018

遊技盤102には、外レール106と内レール108とを配設し、遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある。)が転動可能な遊技領域104を区画形成している。

0019

遊技領域104の略中央には、演出装置200を配設している。この演出装置200には、略中央に横長の装飾図柄表示装置110を配設し、その周囲に、普通図柄表示装置112と、2種類の特別図柄表示装置である第1特別図柄表示装置198および第2特別図柄表示装置114と、普通図柄保留ランプ116と、2種類の特別図柄保留ランプである第1特別図柄保留ランプ199および第2特別図柄保留ランプ118と、高確中ランプ120を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」と称する場合がある。

0020

演出装置200は、可動部を動作して演出を行うものであり、詳細については後述する。

0021

装飾図柄表示装置110は、装飾図柄(図3(b)参照)ならびに演出に用いる様々な画像を表示するための表示装置であり、本実施例では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。この装飾図柄表示装置110は、表示画面を、左図柄表示領域110a、中図柄表示領域110b、右図柄表示領域110cおよび演出表示領域110dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域110a、中図柄表示領域110bおよび左図柄表示領域110cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域110dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域110a、110b、110c、110dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置110の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置110は、液晶表示装置に代えて、ドットマトリクス表示装置7セグメント表示装置、EL(ElectroLuminescence)表示装置、ドラム式表示装置リーフ式表示装置等他の表示デバイスを採用してもよい。

0022

普図表示装置112は、普図(図3(c)参照)の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置198および第2特図表示装置114はいずれも、特図(図3(a)参照)の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。以下、第1特図表示装置198によって表示される図柄を特図1と称するとともに、第2特図表示装置114によって表示される図柄を特図2と称することがある。

0023

普図保留ランプ116は、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施例では、普図変動遊技を2つまで保留することを可能としている。特図1保留ランプ199は、保留している特図1変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施例では、特図1変動遊技を4つまで保留することを可能としている。特図2保留ランプ118は、保留している特図2変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施例では、特図2変動遊技を4つまで保留することを可能としている。高確中ランプ120は、遊技状態が特図高確率状態(後述する大当り遊技当選確率を通常の確率よりも高く設定した遊技状態)であること、または特図高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を特図低確率状態(後述する大当り遊技の当選確率を通常の確率に設定した遊技状態)から特図高確率状態にする場合に点灯し、特図高確率状態から特図低確率状態にする場合に消灯する。

0024

また、演出装置200の周囲には、一般入賞口122と、普図始動口124と、第1特図始動口126と、第2特図始動口128と、可変入賞口130を配設している。一般入賞口122は、本実施例では遊技盤102に複数配設しており、この一般入賞口122への入球を所定の球検出センサ(一般入賞口センサ)が検出した場合(一般入賞口122に入賞した場合)、後述する払出装置552を駆動し、所定の個数(本実施例では10個)の球を賞球として図1に示す貯留皿144に排出する。貯留皿144に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口122に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施例では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。

0025

普図始動口124は、ゲートスルーチャッカーと呼ばれる。この普図始動口124に入球した球は、遊技領域のうち、その普図始動口124からつながる所定領域を通過する。この普図始動口124に入球した球は一般入賞口122に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。遊技盤102には、上記所定領域を通過する球を検出する所定の球検出センサ(ゲートセンサ)が設けられており、そのゲートセンサが遊技球を検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置112による普図変動遊技を開始する。

0026

第1特図始動口126は、本実施例では遊技盤102の中央に1つだけ配設している。第1特図始動口126への入球を所定の球検出センサ(第1始動口センサ)が検出した場合、後述する払出装置552を駆動し、所定の個数(本実施例では3個)の球を賞球として図1に示す貯留皿144に排出するとともに、第1特図表示装置198による特図1変動遊技を開始する。この第1特図始動口126が、本発明にいう第1の始動口の一例に相当する。なお、第1特図始動口126に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。

0027

第2特図始動口128は、本実施例では第1特図始動口126の真下に1つだけ配設している。第2特図始動口128の近傍には、ソレノイドによって左右に開閉自在な一対の羽根部材1281が設けられており、一対の羽根部材1281と第2特図始動口128を併せて、電動チューリップ電チュー)と呼ばれることがある。一対の羽根部材1281は、第2特図始動口128への入賞の難易度を変更する部材である。すなわち、一対の羽根部材1281が閉鎖したままでは第2特図始動口128への入球は不可能である。一方、普図変動遊技に当選し、普図表示装置112が当たり図柄を停止表示した場合には、一対の羽根部材1281が所定の時間間隔所定回数開閉し、第2特図始動口128への球の入球が可能になる。この第2特図始動口128が、本発明にいう第2始動口の一例に相当する。第2特図始動口128への入球を所定の球検出センサ(第2始動口センサ)が検出した場合、後述する払出装置552を駆動し、所定の個数(本実施例では5個)の球を賞球として図1に示す貯留皿144に排出するとともに、特図表示装置114による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口128に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。

0028

可変入賞口130は、本実施例では遊技盤102の中央部下方に1つだけ配設している。この可変入賞口130は、ソレノイドによって開閉自在な扉部材によって入球可能状態になったり、入球不能状態になったりする。すなわち、その扉部材の閉鎖中は可変入賞口130への入球は不可能であるが、特図1変動遊技に当選し、第1特図表示装置198が大当り図柄を停止表示した場合、または、特図2変動遊技に当選し、第2特図表示装置114が大当り図柄を停止表示した場合には、扉部材が所定の時間間隔、所定の回数で開閉し、可変入賞口130への入球が可能になる。本実施例のパチンコ機100では、扉部材が、開放時間29秒、閉鎖時間1.5秒の開閉動作(ただし可変入賞口130に10個目の入球があった時点で閉鎖)を、15回連続で行う場合(以下、この場合を15ラウンドと称する)がある。可変入賞口130は大入賞口と呼ばれることがあり、扉部材と可変入賞口130を併せてアタッカと呼ばれることがある。可変入賞口130への入球を所定の球検出センサ(カウントセンサ)が検出した場合、後述する払出装置552を駆動し、所定の個数(本実施例では15球)の球を賞球として図1に示す貯留皿144に排出する。なお、可変入賞口130に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。

0029

さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材132や、遊技釘134を複数個、配設していると共に、内レール108の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口136を設けている。

0030

このパチンコ機100は、遊技者が貯留皿144に貯留している球を発射レール142の発射位置に供給し、遊技者の操作ハンドル148の操作量に応じた強度で発射モータ602を駆動し、発射杆138および発射槌140によって外レール106、内レール108を通過させて遊技領域104に打ち出す。ここで、射幸性を低下させない目的、または、部材の耐久性を維持させるために、たとえば、1分間に100発以上発射できないように構成されている。そして、遊技領域104の上部に到達した球は、打球方向変換部材132や遊技釘134等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口122、可変入賞口130)や始動口(第1特図始動口126、第2特図始動口128)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口124を通過するのみでアウト口136に到達する。発射された遊技球が始動口に到達するまでの時間は、始動口の位置や、遊技釘134、打球方向変換部材132等の障害物の配置によって変わるが、盤面略中央に設けられた始動口にはどんなに早くても数秒(たとえば2秒)程度はかかる。

0031

<演出装置>
次に、パチンコ機100の演出装置200について説明する。

0032

この演出装置200の前面側には、ワープ装置230および前面ステージ234を配設し、演出装置200の背面側には、装飾図柄表示装置110および遮蔽手段250を配設している。すなわち、演出装置200において、装飾図柄表示装置110および遮蔽手段250は、ワープ装置230および前面ステージ234の後方に位置することとなる。

0033

ワープ装置230は、演出装置200の左上方に設けた入球口232に入った遊技球を演出装置200の前面下方の前面ステージ234に排出し、さらに、前面ステージ234に排出した遊技球が前面ステージ234の中央部後方に設けた第2の入球口236に入った場合は、遊技球を、第1特図始動口126の上方である演出装置200の下部中央に設けた排出口238から第1特図始動口126に向けて排出するものである。この排出口238から排出した遊技球は第1特図始動口126に入球しやすくなっている。

0034

遮蔽手段250は、格子状の左扉250aおよび右扉250bからなり、装飾図柄表示装置110および前面ステージ234の間に配設する。左扉250aおよび右扉250bの上部には、図示しない2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉250aおよび右扉250bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽手段250は、左右扉250a、250bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置110を視認し難いように遮蔽する。左右扉250a、250bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置110の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置110の表示の全てを視認可能である。また、左右扉250a、250bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左右扉250a、250bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置110の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明レンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置110による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置110を全く視認不可にしてもよい。

0035

<図柄の種類>
次に、図3(a)〜(c)を用いて、パチンコ機100のの第1特図表示装置198、第2特図表示装置114、装飾図柄表示装置110、普図表示装置112が停止表示する特図および普図の種類について説明する。

0036

図3(a)は特図の停止表示図柄の一例を示したものである。第1特図始動口126に球が入球したことを上述の第1始動口センサが検出したことに基づいて、第1特図表示装置198は、7個のセグメントの全消灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図の変動表示」を開始する。そして、第1特図表示装置198の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第1特図表示装置198は、特図1変動遊技の当選を報知する場合には「特図A」、「特図B」、「特図C」または「特図D」を停止表示し、特図1変動遊技の外れを報知する場合には「特図E」を停止表示する。なお、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している(以下、同じ)。

0037

また、第2特図始動口128に球が入球したことを上述の第2始動口センサが検出したことに基づいて、第2特図表示装置114も、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図の変動表示」を開始する。そして、第2特図表示装置114の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第2特図表示装置114も、特図2変動遊技の当選を報知する場合には特図A」、「特図B」、「特図C」または「特図D」を停止表示し、特図2変動遊技の外れを報知する場合には「特図E」を停止表示する。

0038

図3(a)に示す「特図A」と「特図C」は大当たり図柄の一例であり、「特図B」と「特図D」は特別大当たり図柄の一例である。また、図3(a)に示す「特図E」は外れ図柄の一例である。第1特図表示装置198あるいは第2特図表示装置114が、大当りに対応する図柄を停止表示した場合には、大当り遊技が開始され、特別大当りに対応する図柄の組合せを停止表示した場合には、特別大当り遊技が開始される。大当り遊技と特別大当り遊技の違いは簡単に言えば、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(特別大当り遊技)か低い(大当り遊技)かの違いであって、大当り遊技でも特別大当り遊技でも、図2に示す可変入賞口130の扉部材が、開放時間29秒、閉鎖時間1.5秒の開閉動作(ただし可変入賞口130に10個目の入球があった時点で閉鎖)を15回連続で行う。以下、可変入賞口130における扉部材の開放・閉鎖制御を開始し、可変入賞口130に所定数の入球があるまで、その扉部材の開閉動作を2以上の所定回数(この実施例では15回)繰り返して、開放・閉鎖制御を終了するまでの間を「大当たり遊技(状態)」という。この大当たり遊技状態は、本発明にいう特別遊技状態の一例に該当する。また、「特図A」と「特図B」は時短付きの図柄であり、「特図C」と「特図D」は時短無しの図柄である。時短については後述する。

0039

なお、本実施例のパチンコ機100には、時短付き大当たり図柄として「特図A」以外の図柄も用意されており、時短付き特別大当たり図柄等の他の図柄についても同様である。また、図2に示す可変入賞口130の扉部材が、15回連続で開閉動作を行う態様以外に、その扉部材が、開放時間0.9秒、閉鎖時間0.2秒の開閉動作を、2回連続で行う、大当たり(2R大当たり)の態様や、特別大当たり(2R特別大当たり)の態様を用意しておき、第1特図始動口126あるいは第2特図始動口128への1回の入賞に対する可変入賞口130の扉部材の開放回数ラウンド数)を変えて、遊技者に付与する利益量を異ならせてもよい。このようにラウンド数を変える場合には、特図の停止表示図柄として、2R大当たり(時短付き)、2R大当たり(時短無し)、15R大当たり(時短付き)、15R大当たり(時短無し)、2R特別大当たり(時短付き)、2R特別大当たり(時短無し)、15R特別大当たり(時短付き)、15R特別大当たり(時短無し)およびハズレそれぞれの停止表示図柄を用意しておけばよい。

0040

図3(b)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施例の装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。特図1変動遊技あるいは特図2変動遊技が開始すると、装飾図柄表示装置110の左図柄表示領域110a、中図柄表示領域110b、右図柄表示領域110cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。そして、大当りを報知する場合には、図柄表示領域110a〜110cに大当りに対応する図柄組合せ(本実施例では、同一の数字の装飾図柄の組合せ(例えば、「装飾2−装飾2−装飾2」))を停止表示し、特別大当りを報知する場合には、特別大当りに対応する図柄組合せ(本実施例では、同一の奇数番号数字の装飾図柄の組合せ(例えば、「装飾1−装飾1−装飾1」))を停止表示する。また、外れを報知する場合には、図柄表示領域110a〜110cに大当りに対応する図柄組合せ以外の図柄組合せを停止表示する。すなわち、装飾図柄表示装置110が、特図1変動遊技の抽選結果および特図2変動遊技の抽選結果を報知する。この装飾図柄表示装置110は、本発明にいう抽選結果報知手段の一例に相当する。

0041

本実施例のパチンコ機100では、後述するように、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当り(確変大当り)か否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。

0042

図3(c)は普図の停止表示図柄の一例を示したものである。本実施例の普図の停止表示態様には、当たり図柄である「普図A」と、外れ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口124を球が通過したことを上述のゲートセンサが検出したことに基づいて、普図表示装置112は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」を行う。そして、普図変動遊技の当選を報知する場合には「普図A」を停止表示し、普図変動遊技の外れを報知する場合には「普図B」を停止表示する。

0043

<制御部>
次に、図4を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。

0044

パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて、主に演出の制御を行う副制御部400と、主制御部300が送信するコマンドに応じて、主に遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御部550と、遊技球の発射制御を行う発射制御部600と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源管理部650によって構成されている。

0045

<主制御部>
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。

0046

主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM(RWM)308と、各種デバイス入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT313を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶手段を用いてもよく、この点は後述する副制御部400についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器314bが出力する所定周期クロック信号システムクロックとして入力して動作する。

0047

また、基本回路302には、水晶発振器314aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用しているカウンタ回路316(この回路には2つのカウンタを内臓しているものとする)と、各種センサ318が出力する信号を受信し、増幅結果基準電圧との比較結果をカウンタ回路316および基本回路302に出力するためのセンサ回路320と、第1特図表示装置198および第2特図表示装置114の表示制御を行うための表示回路322と、普図表示装置112の表示制御を行うための表示回路324と、各種状態表示部326(普図保留ランプ116、特図1保留ランプ199、特図2保留ランプ118、高確中ランプ118等)の表示制御を行うための表示回路328と、第2特図始動口128や可変入賞口130等を開閉駆動する各種ソレノイド330を制御するためのソレノイド回路332を接続している。図4に示す各種センサ318には、上述のガラス枠開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサ等、また球検出センサである上述の一般入賞口センサ、ゲートセンサ、第1始動口センサ、第2始動口センサ、カウントセンサ等が含まれる。

0048

なお、第1特図始動口126に球が入賞したことを第1始動口センサである球検出センサ318が検出した場合には、センサ回路320は球を検出したことを示す信号をカウンタ回路316に出力する。この信号を受信したカウンタ回路316は、第1特図始動口126に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第1特図始動口126に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。また、カウンタ回路316は、第2特図始動口128に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口128に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第2特図始動口128に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。

0049

さらに、基本回路302には、情報出力回路334を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路334を介して、外部の遊技店コンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路652にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。

0050

また、主制御部300には、電源管理部650から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路336を設けており、この電圧監視回路336は、電源の電圧値が所定の値(本実施例では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。

0051

また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号リセット信号)を出力する起動信号出力回路リセット信号出力回路)338を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路338から起動信号を入力した場合に、後述する主制御部メイン処理を開始する。

0052

また、主制御部300は、副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部550にコマンドを送信するための出力インタフェースをそれぞれ備えており、この構成により、副制御部400および払出制御部550との通信を可能としている。なお、主制御部300と副制御部400および払出制御部550との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は副制御部400および払出制御部550にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、副制御部400および払出制御部550からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。

0053

以上説明した主制御部300は、本発明にいう第1の制御部の一例に相当する。

0054

<副制御部>
次に、パチンコ機100の副制御部400について説明する。

0055

副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402には、CPU404と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM406と、一時的にデータを記憶するためのRAM(RWM)408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。この基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。

0056

また、基本回路402には、スピーカ416(およびアンプ)の制御を行うための音源IC418と、各種ランプ420の制御を行うための表示回路422と、演出装置200の演出用可動体等を駆動する駆動装置であるソレノイドまたはモータ等が含まれる各種演出用駆動装置424の制御を行うための演出用駆動装置制御回路426と、装飾図柄表示装置(液晶表示装置)110および遮蔽手段250の制御を行うための装飾図柄表示制御部500と、チャンスボタン146の押下を検出して信号を出力するチャンスボタン検出回路380を接続している。

0057

以上説明した副制御部400は、本発明にいう第2の制御部の一例に相当する。

0058

<払出制御部、発射制御部、電源管理部>
次に、パチンコ機100の払出制御部550、発射制御部600、電源管理部650について説明する。

0059

払出制御部550は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置552を制御すると共に、払出センサ554が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払い出しが完了したか否かを検出すると共に、インタフェース部556を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット654との通信を行う。

0060

発射制御部600は、払出制御部550が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、操作ハンドル148内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による発射ハンドル148の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆138および発射槌140を駆動する発射モータ602の制御や、貯留皿144から発射レール142に球を供給する球送り装置604の制御を行う。

0061

電源管理部650は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、副制御部400等の各制御部や払出装置552等の各装置に供給する。さらに、電源管理部650は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えばコンデンサ)を備えている。

0062

<主制御部メイン処理>
次に、図5を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。

0063

上述したように、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)338を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割り込みによりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図5に示す主制御部メイン処理を実行する。

0064

テップS101では、初期設定1を行う。この初期設定1では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割り込みマスクの設定、I/Oポート310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT313への動作許可及び初期値の設定等を行う。なお、本実施例では、WDT313に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。

0065

ステップS102では、WDT313のカウンタの値をクリアし、WDT313による時間計測再始動する。

0066

ステップS103では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路336が、電源管理部650から主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(本実施例では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはステップS102に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)にはステップS104に進む。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS102に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS103は繰り返し実行される。

0067

ステップS104では、初期設定2を行う。この初期設定2では、後述する主制御部タイマ割り込み処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をカウンタタイマ312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。

0068

ステップS105では、電源の遮断前(電断前)の状態に復帰するか否かの判定を行い、電断前の状態に復帰しない場合(主制御部300の基本回路302を初期状態にする場合)には初期化処理(ステップS107)に進む。

0069

具体的には、最初に、電源基板に設けたRAMクリアスイッチ遊技店店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否か、すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には、基本回路302を初期状態にすべくステップS107に進む。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)には、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には、基本回路302を初期状態にすべくステップS107に進み、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には電断前の状態に復帰すべくステップS106に進み、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には、パチンコ機100を初期状態にすべくステップS107に進む。同様に電源ステータスの情報が「サスペンド」以外の情報を示している場合にもステップS107に進む。

0070

ステップS106では、復電時処理を行う。この復電時処理では、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタの値を読み出し、スタックポインタに再設定(本設定)する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割り込み許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。すなわち、電断直前にタイマ割り込み処理(後述)に分岐する直前に行った(ステップS108、ステップS109内の所定の)命令の次の命令から処理を再開する。また、図7に示す主制御部300における基本回路302に搭載されているRAM308には、送信情報記憶領域が設けられている。このステップS106では、その送信情報記憶領域に、EHを復電コマンドとしてセットする。この復電コマンドは、電源断時の状態に復帰したことを表すコマンドであり、後述する、主制御部300のタイマ割り込み処理におけるステップS217において、副制御部400へ送信される。

0071

ステップS107では、初期化処理を行う。この初期化処理では、割り込み禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定(本設定)、RAM308の全ての記憶領域の初期化などを行う。さらにここで、主制御部300のRAM308に設けられた送信情報記憶領域に正常復帰コマンドをセットする。この正常復帰コマンドは、主制御部300の初期化処理(ステップS107)が行われたことを表すコマンドであり、復電コマンドと同じく、主制御部300のタイマ割り込み処理におけるステップS217において、副制御部400へ送信される。

0072

ステップS108では、割り込み禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。この基本乱数初期値更新処理では、普図当選乱数カウンタ、および特図図柄抽選乱数値カウンタの初期値をそれぞれ生成するための2つの初期値生成用乱数カウンタと、普図タイマ乱数値特図タイマ乱数値をそれぞれ生成するための2つの乱数カウンタを更新する。例えば、普図タイマ乱数値として取り得る数値範囲が0〜20とすると、RAM308に設けた普図タイマ乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が21であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。他の初期値生成用乱数カウンタ、乱数カウンタもそれぞれ同様に更新する。また、この基本乱数初期値更新処理の終了後に割り込み許可の設定を行ってステップS109に進む。

0073

ステップS109では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。主制御部300のRAM308には、0から127の範囲の値を取り得る第1予告抽選乱数値を生成する第1予告抽選乱数カウンタ、および同じく0から127の範囲の値を取り得る第2予告抽選乱数値を生成する第2予告抽選乱数カウンタが設けられている。このステップS109では、例えば、これら第1予告抽選乱数カウンタおよび第2予告抽選乱数カウンタそれぞれを更新する。

0074

主制御部300は、所定の周期ごとに開始するタイマ割り込み処理を行っている間を除いて、ステップS108およびS109の処理を繰り返し実行する。

0075

<主制御部タイマ割り込み処理>
次に、図6を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割り込み処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割り込み処理の流れを示すフローチャートである。

0076

主制御部300は、所定の周期(本実施例では約2msに1回)でタイマ割り込み信号を発生するカウンタタイマ312を備えており、このタイマ割り込み信号を契機として主制御部タイマ割り込み処理を所定の周期で開始する。

0077

ステップS201では、タイマ割り込みスタート処理を行う。このタイマ割り込みスタート処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。

0078

ステップS202では、WDT313のカウント値初期設定値(本実施例では32.8ms)を超えてWDT割り込みが発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDTを定期的に(本実施例では、主制御部タイマ割り込みの周期である約2msに1回)リスタートを行う。

0079

ステップS203では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、上述のガラス枠開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサ等、また各種の球検出センサを含む各種センサ318の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ318ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割り込み処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割り込み処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。

0080

また、ステップS203では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割り込み処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割り込み処理が起動する度に、上述のステップS203では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。本実施例では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。図4に示す主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(本実施例では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS203では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(本実施例では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口122、可変入賞口130、第1特図始動口126、および第2特図始動口128への入球、または普図始動口124の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口122,130や、これらの始動口124,126,128への入賞があったと判定する。例えば、一般入賞口122への入球を検出する一般入賞口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、一般入賞口122へ入賞があったと判定し、以降の一般入賞口122への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の一般入賞口122への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(本実施例では、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。

0081

ステップS204およびステップS205では、基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS108で行った初期値生成用乱数カウンタの値の更新を行い、次に主制御部300で使用する、普図当選乱数値、特図1図柄抽選乱数値、および特図2図柄抽選乱数値をそれぞれ生成するための2つの乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合にはそれぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。例えば、0〜100の数値範囲で変動する普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタにセットすると共に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。なお、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上述の初期値記憶領域とは別に、特図乱数生成用の乱数カウンタが1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。なお、本実施例では特図1図柄抽選用乱数値を取得するためのカウンタと特図2の図柄抽選用乱数値を取得するためのカウンタとを別に設けたが、同一のカウンタを用いてもよい。

0082

ステップS206では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。ここでは上記ステップS109で行った演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。第1予告抽選乱数カウンタおよび第2予告抽選乱数カウンタそれぞれの値も、このステップS206で更新される。

0083

ステップS207では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普通図柄表示装置112に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特図表示装置198に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図1表示図柄更新タイマ、第2特図表示装置114に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図2表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。

0084

ステップS208では、入賞口カウンタ更新処理を行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口122,130や始動口124,126,128に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。

0085

また、ステップS209では、入賞受付処理(詳細は後述)を行う。

0086

ステップS210では、払出要求数送信処理を行う。なお、払出制御部550に出力する出力予定情報および払出要求情報は1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。

0087

ステップS211では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普図表示装置112を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普図表示装置112は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。

0088

また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、当りフラグがオンの場合には、上述の普図Aの態様となるように普図表示装置112を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、当りフラグがオフの場合には、上述の普図Bの態様となるように普図表示装置112を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普図表示装置112は、当り図柄(普図A)および外れ図柄(普図B)いずれか一方の図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。

0089

また、普図変動遊技の結果が当りであれば、後述するように、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口128の羽根部材1281の開閉駆動用のソレノイド(330)に、羽根部材1281を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。

0090

また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材1281の開閉駆動用のソレノイド330に、羽根部材1281を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。

0091

また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果が外れであれば、後述するように、普図外れフラグがオンされる。この普図外れフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS212に移行するようにしている。

0092

ステップS212では、普図関連抽選処理(詳細は後述)を行う。

0093

次いで、特図1および特図2それぞれについての特図状態更新処理を行うが、まず最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行う(ステップS213)。この特図2状態更新処理は、特図2の状態に応じて、次の8つの処理のうちの1つの処理を行う。例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、第2特図表示装置114を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、第2特図表示装置114は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。

0094

また、詳しくは後述するが、主制御部300のRAM308には、大当りフラグ、確率変動フラグ、および時短フラグそれぞれのフラグが用意されている。特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、大当りフラグがオン、確率変動フラグがオフ、時短フラグがオンの場合には図3(a)に示す特図A、大当りフラグ、確率変動フラグ、および時短フラグの3つのフラグすべてがオンの場合には図3(a)に示す特図B、それら3つのフラグのうち大当りフラグのみがオンの場合には図3(a)に示す特図C、大当りフラグがオン、確率変動フラグがオン、時短フラグがオフの場合には図3(a)に示す特図D、大当りフラグがオフの場合には図3(a)に示す特図Eの態様となるように、第2特図表示装置114を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、第2特図表示装置114は、時短付き大当たり図柄(特図A)、時短付き特別大当り図柄(特図B)、時短無し大当たり図柄(特図C)、時短無し特別大当り図柄(特図D)および外れ図柄(特図E)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するためにRAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた時短回数記憶部に記憶された時短回数が1以上であれば、その時短回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、確率変動中(詳細は後述)でなければ、時短フラグをオフする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)にも、時短フラグをオフする。

0095

また、コマンド設定送信処理(ステップS217)で一般コマンド回転停止設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に4Hを送信情報(一般情報)として追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。

0096

また、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、後述するように、大当りフラグがオンされる。この大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置110による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するためにRAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS217)で一般コマンド入賞演出設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に5Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。

0097

また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または可変入賞口130に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで。)可変入賞口130の扉部材の開閉駆動用のソレノイド(330)に、扉部材を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS217)で一般コマンド大入賞口開放設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に7Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。

0098

また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)可変入賞口130の扉部材の開閉駆動用のソレノイド(330)に、扉部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS217)で一般コマンド大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に8Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。

0099

また、この扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(本実施例では15ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置110による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するためにRAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。また、後述する時短移行判定フラグがオンに設定されていれば、この大当たり遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた時短回数記憶部に時短回数100回をセットするともに、RAM308に設けられた時短フラグをオンする。なお、その時短移行判定フラグがオフに設定されていれば、時短回数記憶部に時短回数をセットすることもなく、また時短フラグをオンすることもない。さらに、コマンド設定送信処理(ステップS217)で一般コマンド終了演出設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に6Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。

0100

また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。さらに、特図2変動遊技の結果が外れであれば、後述するように、大当りフラグがオフされる。この大当りフラグがオフの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次のステップS214に移行するようにしている。

0101

続いて、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う(ステップS214)。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。

0102

ステップS213およびステップS214における特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図1および特図2それぞれについての特図関連抽選処理を行う。ここでも先に、特図2についての特図関連抽選処理(特図2関連抽選処理)を行い(ステップS215)、その後で、特図1についての特図関連抽選処理(特図1関連抽選処理)を行う(ステップS216)。これらの特図関連抽選処理についても詳細は後述するが、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、装飾図柄表示装置110による、特図変動遊技の大当り判定の結果の報知は、副制御部400によって行われ、第2特図始動口128への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知が、第1特図始動口126への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知よりも優先して行われる。

0103

ステップS217では、コマンド設定送信処理を行い、各種のコマンドが副制御部400に送信される。なお、副制御部400に送信する出力予定情報は16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(0Hの場合は基本コマンド、1Hの場合は図柄変動開始コマンド、4Hの場合は図柄変動停止コマンド、5Hの場合は入賞演出開始コマンド、6Hの場合は終了演出開始コマンド、7Hの場合は大当りラウンド数指定コマンド、EHの場合は復電コマンド、FHの場合はRAMクリアコマンドをそれぞれ示すなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。

0104

具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオン、オフするようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始コマンドの場合であればコマンドデータに、大当りフラグの値、確率変動フラグの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、図柄変動停止コマンドの場合であれば、大当りフラグの値、確率変動フラグの値などを含み、入賞演出コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、確率変動フラグの値などを含み、大当りラウンド数指定コマンドの場合であれば確率変動フラグの値、大当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、第1特図始動口126への入賞の有無、第2特図始動口128への入賞の有無、可変入賞口130への入賞の有無などを含む。

0105

また、上述の一般コマンド回転開始設定送信処理では、コマンド種別に1H、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りフラグの値、確率変動フラグの値、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド回転停止設定送信処理では、コマンド種別に4H、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りフラグの値、確率変動フラグの値などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド入賞演出設定送信処理では、コマンド種別に5H、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置110・各種ランプ423・スピーカ416に出力する演出制御情報、確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド終了演出設定送信処理では、コマンド種別に6H、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置110・各種ランプ423・スピーカ416に出力する演出制御情報、確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド大入賞口開放設定送信処理では、コマンド種別に7H、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンド種別に8H、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。また、このステップS217では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、コマンド種別にAH、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)を設定する。さらに、このステップS217では、時短フラグがオフ状態になると、後述するRAM308に設けられた送信用情報一時記憶領域に記憶している予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)をコマンドデータに設定する。ステップS217を実行する主制御部300が、本発明にいう指示手段の一例に相当する。

0106

副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。

0107

ステップS218では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路334を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路652に出力する。

0108

ステップS219では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップ203において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、ガラス枠開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視し、ガラス枠開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合に、副制御部400に送信すべき送信情報に、ガラス枠開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド330を駆動して第2特図始動口128や、可変入賞口130の開閉を制御したり、表示回路322、324、328を介して普図表示装置112、第1特図表示装置198、第2特図表示装置114、各種状態表示部326などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。また、払出要求数送信処理(ステップS210)で設定した出力予定情報を出力ポート310を介して副制御部400に出力する。

0109

ステップS220では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS221に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS222に進む。

0110

ステップS221では、タイマ割り込みエンド処理を行う。このタイマ割り込みエンド処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割り込み許可の設定などを行い、その後、図5に示す主制御部メイン処理に復帰する。

0111

一方、ステップS222では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、図5に示す主制御部メイン処理に復帰する。

0112

<入賞受付処理>
次に、図7図9を用いて、図6に示す主制御部タイマ割り込み処理におけるステップS209の入賞受付処理について説明する。図7図9は主制御部300のCPU304が実行する入賞受付処理の流れを示すフローチャートである。

0113

まず、第1特図始動口126に関する入賞受付処理を行う。図7は、第1特図始動口126に関する入賞受付処理の流れを示すフローチャートである。この図7に示すステップS1101では、第1特図始動口126への入賞があったか否かを判定する。ここでは、図6に示すステップS203における入賞判定パターン情報と一致するか否かの判定結果を用いて判定する。入賞があった場合にはステップS1102に進み、入賞がなかった場合には図8に示すステップS1201に進む。ステップS1102では、RAM308に設けた特図1保留数記憶領域を参照し、保留している特図1変動遊技の数が所定数(本実施例では4)未満であるか否かを判定し、所定数未満の場合はステップS1103に進む。一方、所定数以上の場合は、図8に示すステップS1201に進み、この時の第1特図始動口126への入賞による大当たりの抽選は行われない。。

0114

ステップS1103では、第1特図始動口126に対応するカウンタ回路316bのカウンタ値記憶用レジスタから値を特図1当選乱数値として取得するとともに、上述の特図1図柄抽選乱数値生成用の乱数カウンタから値を特図1図柄抽選乱数値として取得する。上述のごとく、図4に示すカウンタ回路316bのカウンタ値記憶用レジスタには、第1始動口センサが遊技球を検出したことによって送られてきた信号の受信タイミングでカウンタ回路316においてラッチされた値(ハードウエア乱数値)が記憶されている。ここで取得したこのハードウエア乱数値(特図1当選乱数値)は、詳しくは後述する特図1関連抽選処理(ステップS216)において特図1変動遊技における大当りか否かの判定に用いられる。また、特図1図柄抽選乱数値生成用の乱数カウンタは、図6に示すステップS205において更新された値(ソフトウエア乱数値)になっている。ここで取得したこのソフトウエア乱数値(特図1図柄抽選乱数値)は、特図1関連抽選処理(ステップS216)において特図1の特別大当り(確変大当り)か否かの判定に用いられる。さらに、上述の第1予告抽選乱数カウンタは、図6に示すステップS206において更新された値(ソフトウエア乱数値)になっており、この値(以下、第1予告抽選乱数値と称する)も取得する。加えて、このステップS1103では、RAM308に設けた特図1保留数記憶領域の値を更新する。すなわち、特図1保留数記憶領域の値に1を加算する。ステップS1103の実行が終了すると、ステップS1104に進む。

0115

主制御部300のRAM308には、第1の乱数値記憶領域が設けられている。ステップS1104では、その第1の乱数値記憶領域に、上述のステップS1103で取得した2種類の値(特図1当選乱数値と特図1図柄抽選乱数値)を格納する。第1の乱数値記憶領域はさらに、特図1変動遊技の保留数に応じた4つの領域に区分けされており、このステップS1104では、上記2種類の値をひとまとめにして、これら4つの領域のうちの未格納の領域に格納する。すなわち、第1の乱数値記憶領域のうちの第1特図変動遊技の保留数に基づいて決定される記憶領域に、ステップS1103で取得した特図1当選乱数値と特図1図柄抽選乱数値を格納する。また、RAM308には、第1予告抽選乱数値記憶領域も設けられており、ステップS1103で取得した第1予告抽選乱数値を、この第1予告抽選乱数値記憶領域に格納する。ステップS1104の実行が終わると、ステップS1105に進む。

0116

ステップS1105では、コマンド設定送信処理(ステップS217)で一般コマンド特図保留増加設定処理を実行させるために、RAM308に設けた送信情報記憶領域に、特図保留増加を示す情報であるAHを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。

0117

ステップS1106では、上記送信情報記憶領域に、保留が増加した特図が特図1であることを示す情報を追加記憶し、ステップS1107では、その送信情報記憶領域に、予告無情報を追加記憶する。

0118

主制御部300のROM306には、大当り判定テーブルおよび特図高確率状態移行判定テーブルが記憶されている。大当り判定テーブルには、所定の数値範囲を定義した第1特図始動口抽選データが含まれており、この第1特図始動口抽選データはRAM308に展開されている。ステップS1108では、ステップS1103で取得した特図1当選乱数値が、その第1特図始動口抽選データの数値範囲に属するか否かを判定し、数値範囲に属する場合にはステップS1109に進み、属さない場合にはステップS1115に進む。なお、ここでの判定結果が、特図1変動遊技における大当りか否かの判定に用いられることはなく、特図1変動遊技における大当りか否かの判定は上述の特図1関連抽選処理(ステップS216)において改めて行われ、ここでの判定は特図1変動遊技における大当りか否かのいわゆる先読みに相当する。

0119

また、上記特図高確率状態移行判定テーブルには、所定の数値範囲を定義した移行判定乱数データが含まれており、この移行判定乱数データもRAM308に展開されている。ステップS1109では、ステップS1103で取得した特図1図柄抽選乱数値が、その移行判定乱数データの数値範囲に属するか否かを判定し、数値範囲に属する場合にはステップS1110に進む。反対に、この数値範囲に属さない場合にはステップS1201に進み、この時の第1特図始動口126への入賞に基づく、詳細は後述する事前予告や偽事前予告は行われないことになる。すなわち、主制御部300は、特図1変動遊技における特別大当りか否かの判定結果に基づいて、予告報知や予告報知を行わないことに決定する。なお、ここでの判定結果が、特図1の特別大当り(確変大当り)か否かの判定に用いられることはなく、特図1の特別大当り(確変大当り)か否かの判定は上述の特図1関連抽選処理(ステップS216)において改めて行われ、ここでの判定もいわゆる先読みに相当する。

0120

ステップS1110では、特図1関連抽選処理(ステップS216)を実行する前に行う予告(事前予告)の抽選を行う。この事前予告抽選には、図10に示す事前予告実行判定テーブルが用いられる。図10は、主制御部300のROM306に記憶された事前予告実行判定テーブルを示す図である。このステップS1110では、図10(a)に示すテーブルが用いられる。

0121

普図変動遊技は、その普図変動遊技を、相対的に低い所定の低確率で当選と判定する低確率状態(普図低確率状態)と、相対的に高い所定の高確率で当選と判定する高確率状態(普図低確率状態)のいずれか一方の状態で行われる。詳しくは後述するように、普図高確率状態は、普図低確率状態と比較して、普図変動遊技に当選しやすいばかりか、1回の普図当選による電チューの開放時間が長くなりやすい、1回の普図当選による電チューの開放回数が多くなりやすい、特図の変動時間が短くなりやすい、および普図の変動時間も短くなりやすい、といったことの少なくともいずれか1つを含むように規定されている。ここで、時短状態とは、少なくとも普図変動遊技に当選しやすい、1回の普図当選による電チューの開放時間が長くなりやすい、1回の普図当選による電チューの開放時間が長くなりやすい、1回の普図当選による電チューの開放回数が多くなりやすい、および普図の変動時間も短くなりやすい、といったことの少なくともいずれか1つを含む状態であり、本実施例では時短中であれば必ず普図変動遊技に当選しやすくなるようになっているが、必ずしも時短中に普図変動遊技に当選しやすくならなくてもよい。また時短状態であれば特図の変動時間が短くなるようにしてもよい。主制御部300のRAM308に設けられた時短フラグがオンされている間は、パチンコ機100は時短状態(普図高確率状態)であり、反対に、時短フラグがオフされている間は、パチンコ機100は非時短状態(普図低確率状態)である。

0122

図10(a)に示すテーブルは、第1特図始動口126に関する入賞受付処理用のものである。図10(a)に示すテーブルは、残り図柄確定回数と事前予告実行範囲当選範囲)との関係が規定されたものである。残り図柄確定回数は、事前予告が行われている場合の、その事前予告の情報を追加した保留情報の抽選が行われるまでに実行される抽選回数の値に、追加した保留情報の抽選回数である1を足した数に相当し、特図1変動遊技の保留には、特図2変動遊技の保留を含ませて8回が最大値になる。図10(a)に示すテーブルには、残り図柄確定回数は2から8まで示されている。事前予告は、特図1関連抽選処理(ステップS216)における抽選結果が遊技者にとって有利な大当たりの結果であることを遊技者に期待させる予告情報を含む報知であり、本発明にいう予告報知の一例に相当する。この事前予告は、少なくとも、装飾図柄表示装置110が図3(b)に示す大当たりの図柄の組み合わせを停止表示することになる装飾図柄の変動表示の開始前に行われるものである。残り図柄確定回数が1の状態では、大当たりの図柄の組み合わせを停止表示することになる装飾図柄の変動表示の開始前に事前予告を行うことができず、残り図柄確定回数の1は除かれている。また、残り図柄確定回数の8は、上記最大値に対応したものである。また、副制御部400のRAM408には予告カウンタが設けられている。この予告カウンタは、残り図柄確定回数をカウントするものである。

0123

この事前予告抽選では、主制御部300のCPU304は、RAM408に設けられた予告カウンタを参照し、ステップS1104においてRAM308の第1予告抽選乱数値記憶領域に格納した第1予告抽選乱数値が、事前予告実行判定テーブルに示す事前予告実行範囲(当選範囲)に属すれば事前予告抽選に当選(当り)にし、当選範囲に属さなければ、事前予告抽選に不当選(外れ)にする。第1予告抽選乱数値は、0から127の範囲の値を取り得る値である。図10(a)に示すように、残り図柄確定回数が多くなるほど事前予告実行範囲(当選範囲)は広くなり、残り図柄確定回数が最大の8では第1予告抽選乱数値が当選範囲に必ず属することになり、事前予告抽選に必ず当選する。

0124

ステップS1110に続いて実行されるステップS1111では、事前予告抽選に当選したか否かを判定し、事前予告抽選に当選していればステップS1112に進む。一方、事前予告抽選に外れていればステップS1201に進み、この時の第1特図始動口126への入賞に基づく事前予告や偽事前予告(詳細は後述)は行われないことになる。

0125

ステップS1112では、時短フラグがオフか否かを判定し、時短フラグがオフであれば、RAM308に設けた送信情報記憶領域に、ステップS1107において追加記憶させた事前予告無情報を事前予告情報に上書き記憶させて(ステップS1113)、ステップS1201に進む。こうして事前予告情報を上書き記憶させることで、図6に示すコマンド設定送信処理S217において副制御部400に事前予告情報が送信され、副制御部400によって装飾図柄表示装置110による事前予告の報知が行われる。すなわち、時短フラグがオフ(普図低確率状態)であれば、装飾図柄表示装置110による事前予告の報知が行われる。一方、時短フラグがオンであれば、RAM308に設けた送信情報一時記憶領域に事前予告情報を記憶させて(ステップS1114)、ステップS1201に進む。時短フラグがオン(普図高確率状態)であれば、装飾図柄表示装置110による事前予告の報知はすぐには行われず、図6に示すコマンド設定送信処理S217において、時短フラグがオフ状態になるのを待って、副制御部400に事前予告情報が送信される。すなわち、時短フラグがオン(普図高確率状態)であれば、時短フラグがオフ状態になってから、副制御部400によって装飾図柄表示装置110による事前予告の報知が行われる。RAM308に設けられた送信情報一時記憶領域が、本発明にいう予告報知決定記憶部の一例に相当する。送信情報一時記憶領域に記憶させておくことで、予告報知をするための乱数の読み出しを時短終了後に改めて行う必要がないため、予告報知に関するプログラム構成を単純にすることが可能となり、開発工程を削減することができる場合がある。

0126

また、ステップS1108における判定が、特図1当選乱数値が第1特図始動口抽選データの数値範囲に属さないという判定であることによって実行されるステップS1115では、偽事前予告抽選を行う。この偽事前予告抽選には、図11に示す偽事前予告実行判定テーブルが用いられる。図11は、主制御部300のROM306に記憶された偽事前予告実行判定テーブルを示す図である。遊技者からすると、偽事前予告と上記事前予告とは区別がつかず、この偽事前予告も、特図1関連抽選処理(ステップS216)における抽選結果が遊技者にとって有利な大当たりの結果であることを遊技者に期待させる予告情報を含む報知になり、本発明にいう予告報知の一例に相当する。以下、事前予告と偽事前予告の総称を予告報知と称することがある。このステップS1115では、図11(a)と同図(b)に示す2つのテーブルが用いられる。図11(a)に示すテーブルは、普図変動遊技状態が低確率状態のときに用いられるテーブルであり、同図(b)に示すテーブルは、普図変動遊技状態が高確率状態のときに用いられるテーブルであり、いずれのテーブルも第1特図始動口126に関する入賞受付処理用の偽事前予告実行判定テーブルである。ここでの抽選では、主制御部300のCPU304は、RAM308に用意された時短フラグの設定状況を参照し、図11(a)および同図(b)いずれか一方に示すテーブルを用いて抽選を行う。図11(a)および同図(b)それぞれに示すテーブルも、先に説明した図10(a)に示す事前予告実行判定テーブルと同じように、残り図柄確定回数と偽事前予告実行範囲との関係が規定されたものである。

0127

ここでの偽事前予告抽選でも、主制御部300のCPU304は、RAM408に設けられた予告カウンタを参照し、ステップS1104においてRAM308の第1予告抽選乱数値記憶領域に格納した第1予告抽選乱数値が、偽事前予告実行判定テーブルに示す偽事前予告実行範囲(当選範囲)に属すれば偽事前予告抽選に当選(当り)にし、当選範囲に属さなければ、偽事前予告抽選に不当選(外れ)にする。図11(a)に示すように、普図低確率状態では、残り図柄確定回数が多くなるほど当選範囲は狭くなり、残り図柄確定回数が最大の8では当選範囲は0のみである。また、同図(b)に示すように、普図高確率状態では、残り図柄確定回数が2の場合に限って予告実行範囲は0〜1の範囲になっており、その他の残り図柄確定回数では予告実行範囲は0のみである。したがって、残り図柄確定回数が最大の8の場合には、普図高確率状態のときと普図低確率状態のときに違いはないが、それ以外の残り図柄確定回数の場合には、普図高確率状態のときの方が普図低確率状態のときに比べて偽事前予告抽選に当選しにくい。すなわち、普図高確率状態である場合における第1特図始動口126への入賞に基づく特図1関連抽選処理(ステップS216)における抽選結果の偽事前予告も、普図低確率状態である場合における第1特図始動口126への入賞に基づく特図1関連抽選処理における抽選結果の偽事前予告よりも、低い予告確率で行われる。

0128

なお、図10(a)に示す事前予告事項判定テーブルについても、図11(a),(b)に示すテーブルのように、普図変動遊技が高確率状態で行われる場合に用いられるテーブルと、普図変動遊技が低確率状態で行われる場合に用いられるテーブルに分けても良く、さらには当選確率を両テーブルで異ならせても良い。

0129

ステップS1115に続いて実行されるステップS1116では、偽事前予告抽選に当選したか否かを判定し、偽事前予告抽選に当選していればステップS1117に進む。一方、偽事前予告抽選に外れていればステップS1201に進み、この時の第1特図始動口126への入賞に基づく事前予告や偽事前予告は行われないことになる。

0130

ステップS1117では、時短フラグがオフか否かを判定し、時短フラグがオフであれば、RAM308に設けた送信情報記憶領域に、ステップS1107において追加記憶させた事前予告無情報を偽事前予告情報に上書き記憶させて(ステップS1118)、ステップS1201に進む。こうして時短フラグがオフ(普図低確率状態)であれば、事前予告と同様に、装飾図柄表示装置110による偽事前予告の報知が行われる。一方、時短フラグがオンであれば、RAM308に設けた送信情報一時記憶領域に事前予告情報を記憶させて(ステップS1119)、ステップS1201に進む。時短フラグがオン(普図高確率状態)であれば、事前予告と同様に、時短フラグがオフ状態になってから、副制御部400によって装飾図柄表示装置110による偽事前予告の報知が行われる。

0131

以上の説明より、主制御部300は、図7に示すステップS1108における特図1変動遊技における大当りか否かのいわゆる先読みの判定結果に基づいて、大当りという判定結果であれば、図10(a)に示すテーブルを用いて予告報知を行うか否かについて決定し、はずれという判定結果であれば、図11(a)又は(b)に示すテーブルを用いて予告報知(偽前予告)を行うか否かについて決定する。また、図7に示すステップS1109でも、主制御部300は、特図1変動遊技における特別大当りか否かのいわゆる先読みの判定結果に基づいて、予告報知(事前予告)を行うか否かを決定する。したがって、ステップS1108〜ステップS1110およびステップS1115を実行する主制御部300が、本発明にいう予告報知決定手段の一例に相当する。また、入賞受付処理(ステップS209)を実行する主制御部300と、副制御部400とを併せたものが、本発明にいう予告報知手段の一例に相当する。

0132

次に、第2特図始動口128に関する入賞受付処理を行う。図8は、第2特図始動口128に関する入賞受付処理の流れを示すフローチャートである。この第2特図始動口128に関する入賞受付処理では、図7に示すステップS1112やステップS1117における時短フラグがオフか否かの判定が設けられておらず、時短フラグの状態(普図高確率状態か普図低確率状態か)に関わらず、RAM308の送信情報記憶領域に、事前予告情報あるいは偽事前予告情報を上書き記憶させる(ステップS1212,S1215)。この結果、第2特図始動口128への入賞に基づく特図2関連抽選処理(ステップS215)における抽選結果の予告報知は、時短フラグの状態(普図高確率状態か普図低確率状態か)に関わらず行われる。図8に示す第2特図始動口128に関する入賞受付処理は、この事前予告情報および偽事前予告情報の取り扱いの点を除いて、図7に示す第1特図始動口126に関する入賞受付処理と同様である。すなわち、この図8に示すステップS1201からステップS1209までの各ステップは、図7に示すステップS1101からステップS1109までの各ステップにおける「第1」を「第2」に読み替えるとともに「特図1」を「特図2」に読み替えたステップと同一である。このため、ここでは、ステップS1210の事前予告抽選に用いる事前予告実行判定テーブルと、ステップS1213の偽事前予告抽選に用いる偽事前予告実行判定テーブルについて説明し、その他の説明については省略する。

0133

図10(b)に示すテーブルは、第2特図始動口128に関する入賞受付処理用の予告実行判定テーブルである。この図10(b)に示すテーブルも、先に説明した図10(a)に示す、第1特図始動口126に関する入賞受付処理用のテーブルと同じように、残り図柄確定回数と事前予告実行範囲との関係が規定されたものである。なお、特図2変動遊技の保留には特図1変動遊技の保留を含ませず、図10(b)に示すテーブルでは、残り図柄確定回数の最大値は4である。ステップS1210における事前予告抽選では、RAM308に設けた特図2保留数記憶領域に記憶されている値に基づいて抽選が行われる。

0134

ステップS1210の事前予告抽選で用いられる第2予告抽選乱数値も、第1予告抽選乱数値と同じく0から127の範囲の値を取り得る値である。図10(b)に示すように、残り図柄確定回数に関係なく一律に当選範囲は0〜32の範囲である。

0135

さらに、図10(a)に示すテーブルと図10(b)に示すテーブルそれぞれのテーブルにおける残り図柄確定回数が2〜4の部分を比較してみると、第1特図始動口126に関する入賞受付処理における事前予告抽選の方が、第2特図始動口128に関する入賞受付処理における事前予告抽選よりも当選しやすい。すなわち、第1特図始動口126への入賞に基づく特図1関連抽選処理(ステップS216)における抽選結果の事前予告は、第2特図始動口128への入賞に基づく特図2関連抽選処理(ステップS215)における抽選結果の事前予告よりも、高い予告確率で行われる。

0136

図11(c)および図11(d)それぞれに示すテーブルはいずれも、第2特図始動口128に関する入賞受付処理用の偽事前予告実行判定テーブルであり、図11(c)に示すテーブルは、普図変動遊技状態が低確率状態のときに用いられる偽事前予告実行判定テーブルであり、同図(d)に示すテーブルは、普図変動遊技状態が高確率状態のときに用いられる偽事前予告実行判定テーブルである。図11(c)および同図(d)それぞれに示すテーブルも、先に説明した図11(a)および(b)それぞれに示す、第1特図始動口126に関する入賞受付処理用のテーブルと同じように、残り図柄確定回数と偽事前予告実行範囲との関係が規定されたものである。なお、図11(c)および同図(d)それぞれに示すテーブルも、図10(b)に示すテーブルと同じように、残り図柄確定回数の最大値は4である。

0137

図11(c)に示すように、普図低確率状態では、残り図柄確定回数に関係なく一律に当選範囲は0〜3の範囲である。一方、同図(d)に示すように、普図高確率状態では、残り図柄確定回数が多くなるほど当選範囲は狭くなっている。また、図11(c)に示すテーブルと、図11(a)に示す、第1特図始動口126に関する入賞受付処理用のテーブルそれぞれのテーブルにおける残り図柄確定回数が2〜4の部分を比較してみると、普図変動遊技状態が低確率状態のときは、第2特図始動口128に関する入賞受付処理における偽事前予告抽選の方が、第1特図始動口126に関する入賞受付処理における偽事前予告抽選よりも当選しにくい。また、図11(d)に示すテーブルと、図11(b)に示すテーブルそれぞれのテーブルにおける残り図柄確定回数が2〜4の部分を比較してみると、普図変動遊技状態が高確率状態のときは、第2特図始動口128に関する入賞受付処理における偽事前予告抽選の方が、第1特図始動口126に関する入賞受付処理における偽事前予告抽選よりも当選しやすい。すなわち、普図高確率状態である場合における第2特図始動口128への入賞に基づく特図2関連抽選処理(ステップS215)における抽選結果の偽事前予告も、普図高確率状態である場合における第1特図始動口126への入賞に基づく特図1関連抽選処理(ステップS216)における抽選結果の偽事前予告よりも、高い予告確率で行われる。さらに、図11(c)および同図(d)それぞれに示す偽事前予告実行判定テーブルと、図10(b)に示す事前予告実行判定テーブルとを比較してみると、偽事前予告実行判定テーブルを用いた偽事前予告抽選の方が、事前予告実行判定テーブルを用いた事前予告抽選よりも当選しにくい。主制御部300は、図8に示すステップS1208における特図2変動遊技における大当りか否かのいわゆる先読みの判定結果に基づいて、大当りという判定結果であれば、予告報知(事前予告)を行う決定確率(当選確率)が高い、図10(b)に示すテーブルを用いて予告報知を行うか否かについて決定し、はずれという判定結果であれば、予告報知(偽前予告)を行う決定確率(当選確率)が低い図11(c),(d)に示すテーブルを用いて予告報知を行うか否かについて決定する。また、図8に示すステップS1209でも、主制御部300は、特図2変動遊技における特別大当りか否かのいわゆる先読みの判定結果に基づいて、予告報知(事前予告)を行うか否かを決定する。したがって、ステップS1208〜ステップS1210およびステップS1213を実行する主制御部300も、本発明にいう予告報知決定手段の一例に相当する。

0138

なお、上述のごとく、普図低確率状態における第2特図始動口128への入賞は、一般的に困難であり、複数の保留が溜まることは滅多にないため、他の事前予告実行判定テーブルの抽選データと共用して容量の削減を行ってもよい。たとえば、図11(c)に示す普図低確率状態における偽事前予告実行判定テーブルは、図11(d)に示す普図高確率状態における偽事前予告実行判定テーブルであってもよい。

0139

また、図10(b)に示す事前予告事項判定テーブルについても、図11(c),(d)に示すテーブルのように、普図変動遊技が高確率状態で行われる場合に用いられるテーブルと、普図変動遊技が低確率状態で行われる場合に用いられるテーブルに分けても良く、さらには当選確率を両テーブルで異ならせても良い。

0140

さらに、普図高確率状態である場合における第1特図始動口126への入賞に基づく特図1関連抽選処理における抽選結果の偽事前予告を、普図高確率状態である場合における第2特図始動口128への入賞に基づく特図2関連抽選処理における抽選結果の事前予告よりも実行されやすいようにしてもよい。これにより、止め打ちにより大当たりを2重に獲得しようとしても、特図1は偽事前予告であることが多いため、2重に獲得することが困難であることを雑誌等の情報で認識している遊技者は止め打ち遊技を行わなくなる場合がある。

0141

最後に、普図始動口124および可変入賞口130に関する入賞受付処理を行う。図9は、普図始動口124および可変入賞口130に関する入賞受付処理の流れを示すフローチャートである。この図9に示すステップS1301では、普図始動口124への入賞があったか否かを判定する。ここでは、図6に示すステップS203における入賞判定パターン情報と一致するか否かの判定結果を用いて判定する。入賞があった場合にはステップS1302に進み、入賞がなかった場合にはステップS1305に進む。ステップS1302では、RAM308に設けた普図保留数記憶領域を参照し、保留している普図変動遊技の数が所定数(本実施例では2)未満であるか否かを判定し、所定数未満の場合はステップS1303に進む。一方、所定数以上の場合は、ステップS1305に進み、この時の普図始動口124への入賞に基づく抽選は行われない。

0142

ステップS1303では、上述の普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を普図当選乱数値として取得する。普図当選乱数値生成用の乱数は、図6に示すステップS205において更新された値(ソフトウエア乱数値)になっている。ここで取得したこのソフトウエア乱数値(普図当選乱数値)は、詳しくは後述する普図関連抽選処理(ステップS212)において普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定に用いられる。ステップS1303の実行が終了すると、ステップS1304に進む。

0143

主制御部300のRAM308には、普図用の乱数値記憶領域が設けられている。ステップS1304では、その普図用の乱数値記憶領域に、上述のステップS1303で取得した普図当選乱数値を格納する。普図用の乱数値記憶領域はさらに、普図変動遊技の保留数に応じた2つの領域に区分けされており、このステップS1304では、普図当選乱数値を、これら2つの領域のうちの未格納の領域に格納する。すなわち、普図用の乱数値記憶領域のうちの普図変動遊技の保留数に基づいて決定される記憶領域に、ステップS1303で取得した普図当選乱数値を格納する。ステップS1304の実行が終わると、ステップS1305に進む。

0144

ステップS1305では、コマンド設定送信処理(ステップS217)で一般コマンド普図保留増加設定処理を実行させるために、RAM308に設けた送信情報記憶領域に、普図保留増加を示す情報であるCHを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。

0145

ステップS1306では、可変入賞口130への入賞があったか否かを判定する。ここでも、図6に示すステップS203における入賞判定パターン情報と一致するか否かの判定結果を用いて判定する。入賞があった場合にはステップS1307に進み、入賞がなかった場合には図6に示す主制御部タイマ割り込み処理に復帰する。

0146

主制御部300のRAM308には、可変入賞口用の入賞記憶領域も設けられている。ステップS1307では、RAM308に設けた可変入賞口用の入賞記憶領域に、可変入賞口130に球が入球したことを示す情報を格納する。

0147

ステップS1308では、コマンド設定送信処理(ステップS217)で一般コマンド可変入賞口入賞処理を実行させるために、RAM308に設けた送信情報記憶領域に、可変入賞口入賞を示す情報であるDHを送信情報(コマンド種別)として追加記憶した後、図6に示す主制御部タイマ割り込み処理に復帰する。
<普図関連抽選処理>
次に、図6に示す主制御部タイマ割り込み処理におけるステップS212の普図関連抽選処理について説明する。図12は主制御部300のCPU304が実行する普図関連抽選処理の流れを示すフローチャートである。

0148

まず、ステップS2001では、普図非変動表示中および普図非作動中であるか否かを判定する。すなわち、後述するステップS2024では、RAM308の設定領域に普図変動表示中が設定される。また、上述のごとく、図6の主制御部タイマ割り込み処理における普図状態更新処理(ステップS211)では、RAM308の設定領域に普図作動中か普図非作動中が設定される。このステップS2001では、そのRAM308の設定領域を参照し、普図変動表示中が設定されていれば図6に示す主制御部タイマ割り込み処理に戻り、普図作動中が設定されていても、図6に示す主制御部タイマ割り込み処理に戻る。一方、普図変動表示中が非設定であって、かつ普図非作動中が設定されていれば、今度は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域を参照し、普図変動遊技の保留数が0より大きいか否かを判定する(ステップS2002)。すなわち、保留している普図変動遊技の数が1以上であるかを否かを判定し、0であれば、図6に示す主制御部タイマ割り込み処理に戻り、1以上であればステップS2003に進む。

0149

ステップS2003では、RAM308に設けられた上述の時短フラグがオフに設定されているか否かを判定する。時短フラグがオフに設定されていれば、普図低確率中になり、普図低確率用判定テーブルから普図の当り判定を行い(ステップS2004)、反対に時短フラグがオンに設定されていれば、普図高確率中になり、普図高確率用判定テーブルから普図の当り判定を行う(ステップS2005)。すなわち、時短フラグの設定状況が、普図高確率状態(時短フラグオン)か普図低確率状態(時短フラグオフ)かを表すことになる。

0150

ステップS2004およびステップS2005いずれにおいても、まず、RAM308に設けられた普図用の乱数値記憶領域から普図当選乱数値を取得し、その取得した普図当選乱数値についての当たり判定を行う。RAM308に設けられた普図用の乱数値記憶領域には、図9に示す、普図始動口124に関する入賞受付処理におけるステップS1304において、普図当選乱数値が格納される。ステップS2004およびステップS2005では、その普図当選乱数値を取得し、図13に示す判定テーブルを用いて、当り判定を行い、ステップS2006に進む。

0151

図13(a)は、主制御部300のROM306が記憶している普図低確率用の判定テーブルを示す図であり、図13(b)は、主制御部300のROM306が記憶している普図高確率用の判定テーブルを示す図である。

0152

図13(a)に示す普図低確率用の判定テーブルも、図13(b)に示す普図高確率用の判定テーブルも、普図状態判定乱数値の範囲を示す抽選データと、普図変動時間(単位;秒)と、図3に示す一対の羽根部材1281の開放回数(普図開放回数)と、それら一対の羽根部材1281の1回の開放における開放時間(普図開放時間(単位;秒))との関係を規定したものである。ステップS2004における普図低確率状態の判定では、取得した普図当選乱数値が0〜126であれば外れと判定し、その普図当選乱数値が127であれば当りと判定する。一方、ステップS2005における普図高確率状態の判定では、取得した普図当選乱数値が0〜126であれば当りと判定し、その普図当選乱数値が127であれば外れと判定する。ここにいう当りとは、普図変動遊技の当選を意味し、図3に示す一対の羽根部材1281が開放することであり、外れとは、普図変動遊技の外れを意味し、図3に示す一対の羽根部材1281が開放しないことである。上述の如く、図3に示す一対の羽根部材1281が閉鎖したままでは第2特図始動口128への入賞は不可能であり、これら一対の羽根部材1281が所定の時間間隔で所定回数開閉して初めて、第2特図始動口128への入賞が可能になる。

0153

ここで、普図当選乱数値の取り得る数値範囲は0〜127(数値範囲の大きさは128)であり、図13(a)に示すように、普図低確率状態で当りとなる数値範囲は127のみ(数値範囲の大きさは1)であるから、普図低確率状態における普図始動口124への入賞に基づく普図変動遊技の当選確率は、1/128(=約0.8%)である。これに対して、普図高確率状態で当りとなる数値範囲は0〜126(数値範囲の大きさは127)であるから、普図変動遊技の当選確率は、127/128(=約99.2%)である。したがって、普図高確率状態である場合の第2特図始動口128は、相対的に入賞しやすい入賞容易状態にあり、普図低確率状態である場合の第2特図始動口128は、相対的に入賞しにくい入賞困難状態にあるといえる。すなわち、本実施例では、普図高確率状態が本発明にいう入賞容易状態の一例に相当し、普図低確率状態が本発明にいう入賞困難状態の一例に相当する。

0154

ステップS2006は、普図変動遊技に当選したか否かについて判定する。主制御部300のRAM308には、普図当りフラグと、普図外れフラグが用意されており、普図変動遊技に当選していれば、一方の普図当りフラグを設定して(ステップS2007)、ステップS2009に進み、普図変動遊技に不当選であれば、もう一方の普図外れフラグを設定して(ステップS2008)、ステップS2009に進む。

0155

ステップS2009では、ステップS2003と同様にしてもう一度、時短フラグがオフに設定されているか否かを判定する。時短フラグがオフに設定されていれば、普図低確率用判定テーブルから普図の変動時間の判定を行い(ステップS2010)、反対に時短フラグがオンに設定されていれば、普図高確率用判定テーブルから普図の変動時間の判定を行う(ステップS2011)。ステップS2010およびステップS2011いずれにおいても、まず、RAM308に設けられた普図用の乱数値記憶領域から普図当選乱数値を取得し、その取得した普図当選乱数値について図13に示す判定テーブルを用いて普図の変動時間の判定を行う。ステップS2010における普図低確率状態の判定では、取得した普図当選乱数値が0〜126であっても127であっても普図変動遊技の変動時間は10秒と判定する。一方、ステップS2011における普図高確率状態の判定では、取得した普図当選乱数値が0〜126であっても127であっても普図変動遊技の変動時間は3秒と判定する。したがって、普図高確率状態の方が、普図低確率状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる。

0156

続いて、判定結果に応じた普図変動時間を、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に設定するとともに、上述の普図表示図柄更新タイマにも設定し(ステップS2012)、ステップS2013に進む。

0157

ステップS2013では、上述のステップS2007で説明した普図当りフラグが設定されているか否かを判定し、普図当りフラグが設定されていなければ後述するステップS2022に進み、普図当りフラグが設定されていればステップS2014に進む。

0158

ステップS2014では、ステップS2003と同様にしてもう一度、時短フラグがオフに設定されているか否かを判定し、時短フラグがオフに設定されていれば、普図低確率用判定テーブルから普図開放回数の判定を行い(ステップS2015)、反対に時短フラグがオンに設定されていれば、普図高確率用判定テーブルから普図開放回数の判定を行う(ステップS2016)。ステップS2015およびステップS2016いずれにおいても、まず、RAM308に設けられた普図用の乱数値記憶領域から普図当選乱数値を取得し、その取得した普図当選乱数値について図13に示す判定テーブルを用いて普図開放回数に相当する、図3に示す一対の羽根部材1281の開放回数の判定を行う。ステップS2015における普図低確率状態の判定では、取得した普図当選乱数値が0〜126であれば上述のごとく普図変動遊技に外れたことになり普図開放回数は値無し(0回)と判定し、一対の羽根部材1281は開かないことになる。一方、取得した普図当選乱数値が127であれば上述のごとく普図変動遊技に当選したことになり普図開放回数は1回と判定し、一対の羽根部材1281は1回だけ開くことになる。また、ステップS2016における普図高確率状態の判定では、取得した普図当選乱数値が0〜126であれば上述のごとく普図変動遊技に当選したことになり普図開放回数は3回と判定し、一対の羽根部材1281は3回開くことになる。反対に、取得した普図当選乱数値が127であれば上述のごとく普図変動遊技に外れたことになり普図開放回数は値無し(0回)と判定し、一対の羽根部材1281は開かないことになる。したがって、普図高確率状態で普図変動遊技に当選した場合の方が、普図低確率状態で普図変動遊技に当選した場合に比べて一対の羽根部材1281は2回多く開くことになる。

0159

続いて、判定結果に応じた普図開放回数を、RAM308に設けた設定領域に設定し(ステップS2017)、ステップS2003と同様にしてさらにもう一度、時短フラグがオフに設定されているか否かを判定し(ステップS2018)、時短フラグがオフに設定されていれば、普図低確率用判定テーブルから今度は普図開放時間の判定を行い(ステップS2019)、反対に時短フラグがオンに設定されていれば、普図高確率用判定テーブルから普図開放時間の判定を行う(ステップS2020)。ステップS2019およびステップS2020いずれにおいても、これまでと同様にして普図当選乱数値を取得し、その取得した普図当選乱数値について図13に示す判定テーブルを用いて普図開放時間に相当する、一対の羽根部材1281の1回の開放における開放時間の判定を行う。ステップS2019における普図低確率状態の判定では、取得した普図当選乱数値が0〜126であれば普図開放時間は値無し(0秒)と判定し、その普図当選乱数値が127であれば普図開放時間は0.3秒と判定し、一対の羽根部材1281は0.3秒間だけ開くことになる。また、ステップS2020における普図高確率状態の判定では、取得した普図当選乱数値が0〜126であれば普図開放時間は1.8秒と判定し、一対の羽根部材1281は1回の開放につき1.8秒開くことになる。反対に、その普図当選乱数値が127であれば普図開放時間は値無し(0秒)と判定する。したがって、普図高確率状態で普図変動遊技に当選した場合の方が、普図低確率状態で普図変動遊技に当選した場合に比べて一対の羽根部材1281の1回の開放における開放時間は1.5秒長くなる。

0160

続いて、判定結果に応じた普図開放時間を、RAM308に設けた設定領域に設定し(ステップS2021)、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶されている普図変動遊技の保留数を1つデクリメントする(ステップS2022)。続いて、RAM308に設けた普図用の乱数値記憶領域から普図当選乱数値を削除し(ステップS2023)、最後に、RAM308の設定領域に、普図変動表示中の設定を行い(ステップS2024)、図6に示す主制御部タイマ割り込み処理に戻る。なお、本実施例では、普図に当選した場合の普図変動時間は固定的な値(図13のテーブルに示された値)を採っているが、これに限られず、複数の変動時間からいずれかの変動時間を選択するように抽選してもよい。普図開放回数および普図開放時間についても同様である。

0161

ここで、時短について説明する。時短は、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くするため、パチンコ機が遊技者にとって有利な状態になることをいう。本実施例のパチンコ機100では、上述のごとく、時短フラグが用いられており、時短フラグがオンに設定されていると、普図高確率状態である。後述するように、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、特図変動遊技に大当りすると、変動時間が短くなる可能性が高い(図15(d),(e)参照)。また、図13を用いて説明したように、普図高確率状態の方が、普図低確率状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる。また、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、図2に示す一対の羽根部材1281の1回の開放における開放時間が長くなりやすい。さらに、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、一対の羽根部材1281は多く開きやすい。

0162

また、上述のごとく、時短フラグは、大当り遊技中(特別遊技状態中)にはオフに設定される。したがって、大当たり遊技中には、普図低確率状態が維持される。これは、大当たり遊技中に普図高確率状態であると、大当たり遊技中に可変入賞口130に所定の個数、遊技球が入球するまでの間に第2特図始動口128に多くの遊技球が入球し、大当たり中に獲得することができる遊技球の数が多くなってしまい射幸性が高まってしまうという問題があり、これを解決するためのものである。

0163

さらに、時短フラグは、詳しくは後述する確率変動中にはオンに設定された状態が維持される。したがって、確率変動中には、普図高確率状態が維持される。

0164

<特図関連抽選処理>
次に、図6に示す主制御部タイマ割り込み処理におけるステップS215の特図2関連抽選処理について説明する。図14は主制御部300のCPU304が実行する特図2関連抽選処理の流れを示すフローチャートである。この図14に示す特図2関連抽選処理を実行する主制御部300が、本発明にいう抽選手段の一例に相当する。

0165

まず、ステップS2101では、RAM308の設定領域に設定される特図1変動表示中の設定(詳細は後述)と、図6に示す主制御部タイマ割り込み処理におけるステップS214の特図1状態更新処理においてRAM308の設定領域に設定される停止表示中の設定とに関する判定を行う。すなわち、ステップS2101では、RAM308の設定領域を参照し、第1特図表示装置198が特図1変動表示中であるか、または停止表示中であるか否かを判定し、いずれかの表示中である場合には図6に示す主制御部タイマ割り込み処理に戻り、いずれの表示中でもない場合にはステップS2102に進む。

0166

ステップS2102では、後述するステップS2119においてRAM308の設定領域に設定される特図2変動表示中の設定と、図6に示す主制御部タイマ割り込み処理におけるステップS213の特図2状態更新処理においてRAM308の設定領域に設定される停止表示中の設定とに関する判定を行う。このステップS2102では、RAM308の設定領域を参照し、第2特図表示装置114が特図2変動表示中であるか、または停止表示中であるか否かを判定し、いずれかの表示中である場合には、図6に示す主制御部タイマ割り込み処理に戻り、いずれの表示中でもない場合には、特図2作動中または特図1作動中であるか否かを判定する(ステップS2103)。上述のごとく、図6の主制御部タイマ割り込み処理における特図2状態更新処理(ステップS213)では、RAM308の設定領域に特図2作動中か特図2非作動中を設定する。また図6の主制御部タイマ割り込み処理における特図1状態更新処理(ステップS214)では、RAM308の設定領域に特図1作動中か特図1非作動中を設定する。このステップS2103では、そのRAM308の設定領域を参照し、特図2作動中が設定されているか、または特図1作動中が設定されているかを判定し、いずれかの設定がある場合には図6に示す主制御部タイマ割り込み処理に戻る。以上説明したステップS2101〜ステップS2103において、主制御部300は、先に入賞したことに基づく特図2変動遊技および特図1変動遊技が終了するまで、後に入賞したことに基づく特図2変動遊技を保留する。一方、特図2作動中および特図1作動中のいずれの設定もない場合には、今度は、RAM308に設けた特図2保留数記憶領域を参照し、特図2変動遊技の保留数が0より大きいか否かを判定する(ステップS2104)。すなわち、保留している特図2変動遊技の数が1以上であるか否かを判定し、0であれば、図6に示す主制御部タイマ割り込み処理に戻る。

0167

反対に、保留している特図2変動遊技の数が1以上であればステップS2105に進んで、大当りの判定を行う。ステップS2105では、RAM308の第2の乱数値記憶領域から特図2当選乱数値を取得し、その取得した特図2当選乱数値について大当りの判定を行う。RAM308の第2の乱数値記憶領域には、図8に示す、第2特図始動口128に関する入賞受付処理におけるステップS1204において、ハードウエア乱数値である特図2当選乱数値が格納される。このステップS2105では、その特図2当選乱数値を取得し、図15(a)に示す大当り判定テーブルを用いて、特図2当選乱数値について特図2変動遊技の抽選を行い、ステップS2106に進む。なお、保留についてより正確に記載すると、主制御部300は、先に入賞したことに基づく特図2変動遊技および特図1変動遊技が終了し、特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に設定された停止期間が経過するまで、後に入賞したことに基づく特図2変動遊技を保留する。

0168

図15(a)は、主制御部300のROM306が記憶している大当り判定テーブルを示す図である。

0169

図2変動遊技終了後あるいは特図1変動遊技終了後に、大当りに当選する確率が相対的に低い特図低確率状態と、相対的に高い特図高確率状態のいずれか一方の状態で行われる。特図高確率状態であることは確率変動中と呼ばれる。主制御部300のRAM308には、後述する確率変動フラグが用意されている。この確率変動グラグがオンに設定されていると、特図高確率状態(確率変動中)であり、確率変動グラグがオフに設定されていると、特図低確率状態である。

0170

図15(a)に示す大当り判定テーブルは、特図2変動遊技状態(特図低確率状態,特図高確率状態)と、第2特図始動口128に球が入賞したことに基づいて使用する抽選データ(第2特図始動口用抽選データ)との関係を規定したものである。ステップS2105における大当りの判定では、取得した特図2当選乱数値が、図15(a)の大当り判定テーブルに示す第2特図始動口用抽選データの数値範囲に属すれば特図2変動遊技の当選(大当り)と判定し、その数値範囲に属さなければ特図2変動遊技の不当選(外れ)と判定する。

0171

ここでは、RAM308に用意された確率変動フラグを参照し、特図2変動遊技状態が特図低確率状態の場合、取得した特図2当選乱数値が20001〜20187であるときには、特図2変動遊技の当選と判定する。一方、取得した特図2当選乱数値が20001〜20187以外の数値である場合には、特図2変動遊技の外れと判定する。なお、本実施例では、特図2当選乱数値の取り得る数値範囲は0〜65535(数値範囲の大きさは65536)、特図低確率状態における第2特図始動口用抽選データが示す数値範囲は20001〜20187(数値範囲の大きさは187)であるから、特図低確率状態の第2特図始動口128への球の入賞に基づく特図2変動遊技の当選確率は、約1/350.4(=187/65536)である。これに対して、特図高確率状態における第2特図始動口用抽選データが示す数値範囲は40001〜41310(数値範囲の大きさは1310)であるから、特図高確率状態の第2特図始動口128への球の入賞に基づく特図変動遊技の当選確率は約1/50.0(=1310/65536)であり、第2特図始動口128への球の入賞に基づく特図2変動遊技の当選確率は、特図低確率状態よりも特図高確率状態の方が高くなるように設定している。

0172

また、図15(a)に示す大当り判定テーブルには、特図1変動遊技状態(特図低確率状態,特図高確率状態)と、第1特図始動口126に球が入賞したことに基づいて使用する抽選データ(第1特図始動口用抽選データ)との関係も規定されている。

0173

図15(a)に示す大当り判定テーブルを用いた、特図1当選乱数値についての大当り判定では、RAM308に用意された確率変動フラグを参照し、特図1変動遊技状態が特図低確率状態の場合、特図1当選乱数値が10001〜10187であるときは、特図1変動遊技の当選と判定する。一方、特図1当選乱数値が10001〜10187以外の数値である場合には、特図1変動遊技の外れと判定する。なお、本実施例では、特図1当選乱数値の取り得る数値範囲も0〜65535(数値範囲の大きさは65536)、特図低確率状態における第1特図始動口用抽選データが示す数値範囲は10001〜10187(数値範囲の大きさは187)であるから、特図低確率状態の第1特図始動口126への球の入賞に基づく特図1変動遊技の当選確率は、約1/350.4(=187/65536)である。これに対して、特図高確率状態における第1特図始動口用抽選データが示す数値範囲は30001〜31310(数値範囲の大きさは1310)であるから、特図高確率状態の第1特図始動口126への球の入賞に基づく特図1変動遊技の当選確率は約1/50.0(=1310/65536)であり、第1特図始動口126への球の入賞に基づく特図1変動遊技の当選確率は、特図低確率状態よりも特図高確率状態の方が高くなるように設定している。

0174

ステップS2106は、外れに当選したか否かについて判定し、外れに当選していれば後述するステップS2116に進む。一方、主制御部300のRAM308には、大当りフラグが用意されており、大当りに当選していれば、その大当りフラグを設定する(ステップS2107)。ここで大当りフラグがオンに設定されると、特図2変動遊技終了後に大当り遊技が開始される。

0175

続いて、RAM308の第2の乱数値記憶領域から今度は特図2図柄抽選乱数値を取得し、その取得した特図2図柄抽選乱数値について、大当たり終了時に時短へ移行するか否かの判定を行う(ステップS2108)。RAM308の第2の乱数値記憶領域には、図8に示す、第2特図始動口128に関する入賞受付処理におけるステップS1204において、ソフトウエア乱数値である特図2図柄抽選乱数値も格納される。このステップS2108では、その特図2図柄抽選乱数値を取得し、図15(b)に示す時短移行判定テーブルを用いて判定を行う。

0176

図15(b)は、主制御部300のROM306が記憶している、大当たり終了時の時短移行判定テーブルを示す図である。

0177

この図15(b)に示すラ時短移行判定テーブルは、時短移行の有無と、第2特図始動口128に入賞したことに基づいて使用する抽選データ(第2特図始動口用抽選データ)との関係を規定したものである。ここでは、取得した特図2図柄抽選乱数値が0〜99であるときには、大当たり終了時に時短へ移行すると判定する。一方、取得した特図2図柄抽選乱数値が100〜127であるときには、大当たり終了時に時短へ移行しないと判定する。なお、本実施例では、特図2図柄抽選乱数値の取り得る数値範囲は0〜127(数値範囲の大きさは128)、時短移行ありの第2特図始動口用抽選データが示す数値範囲は0〜99(数値範囲の大きさは100)であるから、第2特図始動口128への入賞に基づく大当たり終了時に時短へ移行する確率は、約1/1.3(=100/128)である。一方、時短移行なしの第2特図始動口用抽選データが示す数値範囲は100〜127(数値範囲の大きさは28)であるから、第2特図始動口128への入賞に基づく大当たり終了時に時短へ移行しない確率は、約1/4.6(=28/128)である。また、図15(b)に示す時短移行判定テーブルには、時短移行の有無と、第1特図始動口126に入賞したことに基づいて使用する抽選データ(第1特図始動口用抽選データ)との関係も規定されている。第1特図始動口126への入賞に基づく大当たり終了時に時短へ移行するか否かの判定でも、この図15(b)に示す時短移行判定テーブルが用いられる。ここでは、取得した特図1図柄抽選乱数値が0〜63であるときには、大当たり終了時に時短へ移行すると判定する。一方、特図1図柄抽選乱数値が64〜127であるときには、大当たり終了時に時短へ移行しないと判定する。なお、本実施例では、特図1図柄抽選乱数値の取り得る数値範囲も0〜127(数値範囲の大きさは128)、時短移行ありの第1特図始動口用抽選データが示す数値範囲は0〜63(数値範囲の大きさは64)であるから、第1特図始動口126への入賞に基づく大当たり終了時に、時短へ移行する確率は1/2(=64/128)であり、時短へ移行しない確率も1/2(=64/128)である。したがって、特図1変動遊技において大当りを獲得するよりも特図2変動遊技において大当りを獲得する方が、大当たり終了時に時短へ移行しやすいことになる。大当たり終了時に時短へ移行すると、出球の塊を創出することができる。そして、特図2変動遊技の抽選を特図1変動遊技の抽選よりも優先して行うようにすると、特図1変動遊技の抽選が行われにくくすることができ、大当たり終了時に時短へより移行しやすいことになる。

0178

ステップS2109は、時短付きに当選したか否かについて判定する。主制御部300のRAM308には、上述の時短フラグとは別に時短移行判定フラグが用意されている。先のステップS2108において大当たり終了時に時短へ移行すると判定されていれば、このステップS2109では時短付きに当選したと判定し、その時短移行判定フラグをオンに設定する(ステップS2110)。一方、先のステップS2108において大当たり終了時に時短へ移行しないと判定されていれば、このステップS2109では時短付きに当選しなかった(時短無しに当選)と判定し、その時短移行判定フラグをオフに設定する(ステップS2111)。

0179

続いて、ステップS2112では、RAM308の第2の乱数値記憶領域から再び特図2図柄抽選乱数値を取得し、その取得した特図2図柄抽選乱数値について確率変動の判定を行う。ここでは、ステップS2108における大当たり終了時の時短移行判定にも用いた特図2図柄抽選乱数値を用いているが、ステップS2105における大当り判定に用いた特図2当選乱数値を用いてもよい。このステップS2112では、特図2図柄抽選乱数値を取得し、図15(c)に示す特図高確率状態移行判定テーブルを用いて、特図2図柄抽選乱数値が特図低確率状態の数値範囲と、特図高確率状態の数値範囲とのいずれに属しているかを判定し、ステップS2113に進む。

0180

図15(c)は、主制御部300のROM306が記憶している、大当り当選時の特図高確率状態移行判定テーブルを示す図である。

0181

図15(c)に示す特図高確率状態移行判定テーブルには、特図2変動遊技の終了後の確率状態(特図低確率状態,特図高確率状態)と、移行判定乱数値の範囲を示す抽選データとの関係が規定されている。主制御部300のCPU304は、この特図高確率状態移行判定テーブルを用いて、特図2変動遊技の終了後に大当り遊技を開始する(特図低確率状態)か、または特別大当り遊技を開始する(特図高確率状態)かの判定、すなわち確変移行判定を行う。例えば、取得した特図2図柄抽選乱数値が64〜127の数値である場合には、特別大当り遊技に当選(確率変動当選)と判定する。一方、取得した特図2図柄抽選乱数値が0〜63の数値である場合には、特別大当り遊技に不当選(確率変動不当選)と判定する。なお、本実施例では、特図2図柄抽選乱数値の取り得る数値範囲は0〜127(数値範囲の大きさは128)、抽選データの移行判定乱数の範囲は64〜127(数値範囲の大きさは64)であるから、大当り判定の結果が当選である場合に確変移行判定の結果を当選にする確率、すなわち特別大当りを開始する確率は1/2(=64/128)である。

0182

ステップS2113では、確率変動に当選したか否かを判定し、確率変動に不当選(特別大当り遊技に不当選)ならば後述するステップS2115に進み、確率変動に当選(特別大当り遊技に当選)していれば、RAM308に用意された上述の確率変動フラグを設定して(ステップS2114)から、ステップS2115に進む。

0183

ステップS2115では、大当たりフラグ、時短移行判定フラグ、および確率変動フラグに基づいて停止図柄を決定する。主制御部300は、第2特図表示装置114に停止表示する図3(a)に示す図柄を決定し、ステップS2116に進む。

0184

ステップS2116では、上述のステップS2105の大当り判定に用いた特図2当選乱数値を用いて、タイマ番号を抽選して記憶する。タイマ番号は、第2特図表示装置114による特図2の変動表示、あるいは第1特図表示装置198による特図1の変動表示を開始してから停止表示をするまでの変動時間を示す番号である。このステップS2116では、RAM308の第2の乱数値記憶領域から特図2当選乱数値を再び取得し、図15(d)および図15(e)に示すタイマ番号決定テーブルを用いて、特図2当選乱数値がタイマ1〜5のいすれのタイマ番号の数値範囲に属しているかを判定し、タイマ番号を決定する。RAM308にはタイマ番号格納領域が用意されており、決定したタイマ番号をそのタイマ番号格納領域に記憶させる。さらに、そのタイマ番号に対応する変動時間を、特図2変動表示時間として、上述の特図2表示図柄更新タイマにも記憶させる。

0185

なお、タイマ番号の抽選は、図7に示す入賞受付処理において行ってもよい。また、先読みとしてタイマ番号の抽選用乱数を先読みし、該先読み結果に基づいて予告報知の態様を決定してもよく、また、予告報知を行うか否かを決定してもよい。たとえば、保留の中に1つでも変動時間の長いタイマが含まれていた場合は予告報知を行わないようにするなどしてもよい。

0186

図15(d)に示すタイマ番号決定テーブルは、普図低確率状態に使用されるものであり、図15(e)に示すタイマ番号決定テーブルは、普図高確率状態に使用されるものである。これらのタイマ番号決定テーブルには、タイマ番号と、そのタイマ番号を決定するための抽選に使用する抽選データと、上述したステップS2105における大当り判定の結果との関係が規定されている。ここでは、主制御部300のCPU304は、まず、RAM308に用意された時短フラグを参照し、現在の普図の状態が、低確率状態なのか高確率状態なのかを判定し、普図低確率状態であれば図15(d)に示すタイマ番号決定テーブルを用いて、上述の大当りフラグの設定を参照してタイマ番号の決定を行い、普図高確率状態であれば図15(e)に示すタイマ番号決定テーブルを用いて、同じく上述の大当りフラグの設定を参照してタイマ番号の決定を行う。本実施例では、上述の如く特図2当選乱数値の取り得る数値範囲は0〜65535(数値範囲の大きさは65536)であり、図15(d)に示す普図低確率状態タイマ番号決定テーブルを用いると、上記の大当り判定結果が不当選の場合は、タイマ1のタイマ乱数の範囲は0〜60235(数値範囲の大きさは60236)であるから、タイマ番号としてタイマ1(変動時間5秒)を選択する確率はおよそ91.9%(60236/65536)である。また、タイマ番号として、タイマ2(変動時間10秒)を選択する確率はおよそ6.5%(4250/65536、タイマ3(変動時間20秒)を選択する確率はおよそ1.2%(800/65536、タイマ4(変動時間40秒)を選択する確率はおよそ0.4%(250/65536である。

0187

一方、大当り判定結果が当選の場合は、タイマ番号として上記タイマ1は用意されておらず、タイマ2のタイマ乱数の範囲は0〜15535(数値範囲の大きさは15536)であるから、タイマ番号としてタイマ2(変動時間10秒)を選択する確率はおよそ23.7%(15535/65536)である。また、タイマ番号として、タイマ3(変動時間20秒)を選択する確率はおよそ13.7%(9000/65536)、タイマ4(変動時間40秒)を選択する確率はおよそ58.0%(38000/65536)、タイマ5(変動時間50秒)を選択する確率はおよそ4.6%(3000/65536)である。このことからして、普図低確率状態では、特図変動遊技に大当りしていると、変動時間は40秒になり、長くなる可能性が高いことがわかる。

0188

また、詳細な説明は省略するが、普図高確率状態であれば、図15(e)に示すタイマ番号決定テーブルが用いられ、特図変動遊技に大当りしていないと、変動時間は5秒と短くなる可能性が、普図低確率状態に比べてさらに高い。また、特図変動遊技に大当りしていると、普図低確率状態では変動時間は40秒となる可能性がおよそ58.0%で一番高かったが、普図高確率状態では変動時間は10秒となる可能性がおよそ30.5%で一番高い。すなわち、先に時短の説明のところで述べたように、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、特図変動遊技に大当りすると、変動時間が短くなる可能性が高い。

0189

続いて、各種の情報をRAM308に設けた送信情報記憶領域に追加記憶する(ステップS2117)。具体的には、コマンド設定送信処理(ステップS217)で一般コマンド回転開始設定送信処理を実行させるために上記送信情報記憶領域に1Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。また、変動表示を開始する図柄が特図2であることを示す特図識別情報も追加記憶する。さらに、時短移行判定フラグが設定されている情報や、確率変動フラグが設定されている情報や、上述のタイマ番号の情報も追加記憶する。このステップS2117の実行が終了すると、ステップS2118において、RAM308に設けた特図2保留数記憶領域に記憶されている特図2変動遊技の保留数を1つデクリメントし、ステップS2119に進む。

0190

ステップS2119では、RAM308の第2の乱数値記憶領域から特図2当選乱数値と特図2図柄抽選乱数値の双方を削除するとともに、第2予告抽選乱数値記憶領域から第2予告抽選乱数値も削除し、ステップS2120に進む。

0191

ステップS2120では、RAM308の設定領域に、特図2変動表示中の設定を行い、図6に示す主制御部タイマ割り込み処理に戻る。

0192

なお、本実施例では、大当たりの抽選、大当たり終了時の時短移行抽選大当たり当選時の特図高確率状態移行抽選およびタイマ番号の抽選を、図8のS1204で取得した特図2当選乱数値と特図2図柄抽選乱数値の2つの乱数値を用いて行っていたが、これに限られない。たとえば、大当たりの抽選は本実施例の通りにハード乱数カウンタにより取得し、大当たり当選時の時短移行抽選、大当たり当選時の特図高確率状態移行抽選およびタイマ番号の抽選は、それぞれ異なる記憶部に記憶したソフト乱数カウンタを用いて取得してもよい。また、その取得タイミングも、本実施例に限られない。たとえば、大当たりの抽選、大当たり当選時の時短移行抽選および大当たり当選時の特図高確率状態移行抽選のための乱数の取得は、入賞受付に基づいて行ってもよいし(図6のS209)、タイマ番号の抽選に基づいて行ってもよい。また、上記記載に限られず、各々の乱数値を他の乱数値と共用したり、各々の乱数の取得タイミングを入賞時または抽選時のいずれかにするかは、いずれの組み合わせでもよい。

0193

次に、特図2関連抽選処理に続いて実行される特図1関連抽選処理(図6のステップS217)について触れておく。図16は主制御部300のCPU304が実行する特図1関連抽選処理の流れを示すフローチャートである。この図16に示す特図1関連抽選処理を実行する主制御部300も、本発明にいう抽選手段の一例に相当する。図16に示すステップS2201からステップS2220までの各ステップは、図14に示すステップS2101からステップS2120までの各ステップにおける「第1」を「第2」に読み替えるとともに「特図1」を「特図2」に読み替えたステップと同一であるため、ここでは説明を省略する。

0194

<副制御部メイン処理>
次に、図17(a)を用いて、副制御部400のCPU404が実行する副制御部メイン処理について説明する。なお、同図は副制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。

0195

副制御部400には、電源が投入されるとリセット信号を出力するリセット信号出力回路を設けている。このリセット信号を入力した基本回路402のCPU404は、リセット割り込みによりリセットスタートしてROM406に予め記憶した制御プログラムに従って図17(a)に示す副制御部メイン処理を実行し、まず、ステップS301で各種の初期化を行う。この初期化では、入出力ポートの初期設定や、各種変数の初期化等を行う。

0196

ステップS302では、コマンド入力処理(詳細は後述)を行う。

0197

ステップS303では、後述するタイマ変数記憶領域の値が10以上であるか否かを判定する。タイマ変数記憶領域の値が10以上である場合はステップS304に進み、タイマ変数記憶領域の値が10未満である場合にはステップS302に進む。

0198

ステップS304では、タイマ変数記憶領域に0を格納する。

0199

ステップS305では、演出データ更新処理を行う。この演出データ更新処理では、後述する変動パターン選択処理で記憶する変動番号の更新を行うと共に、装飾図柄の変動表示を開始してからの経過時間に基づいて装飾図柄表示装置110、遮蔽手段250、スピーカ416、各種ランプ420および演出装置200の演出用可動体等による演出を制御するための動作制御データの更新を行う。

0200

ステップS305では、決定された演出情報が示している態様で装飾図柄変動表示を行うように、装飾図柄表示制御部500に出力するコマンド(例えば左に装飾7を停止することを指示するコマンドや遮蔽手段250を動作させるコマンド等)をRAM408に設けた液晶コマンド格納領域に格納する等、後述するステップS306、307、308、309による装飾図柄表示制御部500、スピーカ416、各種ランプ420、および演出用可動体を制御する準備を行う。また、所定の条件が成立している場合には所定の演出を実行するか否か、例えばチャンスボタンを用いた演出を行うか否か等の抽選を行う。

0201

ステップS306では、装飾図柄表示装置制御処理を行う。この装飾図柄表示装置制御処理では、I/O410の出力ポートを介して装飾図柄表示制御部500にコマンドを出力する。ここでは、上記ステップS305で準備した装飾図柄表示制御用の情報に含まれる装飾図柄表示制御部500に出力する表示データをI/O410の出力ポートに設定し、装飾図柄表示装置110の表示制御を装飾図柄表示制御部500に行わせる。このステップS306を実行する副制御部400が、本発明にいう実行手段の一例に相当する。

0202

ステップS307では、音出力処理を行う。この音出力処理では、上記ステップS305で準備したスピーカ制御用の情報に含まれるスピーカ416に出力する音声データをI/O410の出力ポートに設定し、スピーカ416の出力制御を音源IC418に行わせる。

0203

ステップS308では、ランプ制御処理を行う。このランプ制御処理では、上記ステップS305で準備した各種ランプ制御用の情報に含まれる各種ランプ420に出力するランプの点灯・消灯を示すデータ等をI/O410の出力ポートに設定し、各種ランプ420の点灯や消灯の制御を表示回路422に行わせる。

0204

ステップS309では、演出用駆動装置制御処理を行う。この演出用駆動装置制御処理では、上記ステップS305で準備した演出用可動体の制御用の情報に含まれる動作タイミングを示すデータ等をI/O410の出力ポートに設定し、演出用可動体等を駆動する各種演出用駆動装置424の制御を演出用駆動回路426に行わせる。

0205

副制御部400は、後述するストローブ処理、チャンスボタン処理、または副制御部タイマ割り込み処理による中断を除いて、以降、ステップS302〜S304の処理を繰り返し実行する。

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