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技術 施設利用支援方法、施設利用支援装置および利用者端末装置

出願人 パナソニックIPマネジメント株式会社
発明者 岩井和彦
出願日 2016年1月26日 (4年5ヶ月経過) 出願番号 2016-012533
公開日 2017年8月3日 (2年11ヶ月経過) 公開番号 2017-134513
状態 特許登録済
技術分野 特定用途計算機 交通制御システム 航行(Navigation)
主要キーワード 待ちエリア 保安検査 混雑検出 出発ロビー ファストフード店 搭乗機 混雑判定 滞在人数
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年8月3日)のものです。
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図面 (16)

課題

利用者施設を利用する際に、利用者が直感的な判断で手際よく行き先を決定することができるようにする。

解決手段

サーバ装置2の通信部23において、利用エリア撮像するカメラ1の撮像画像から検出された利用エリアごとの混雑検出情報を取得し、所要時間取得部51および混雑提示情報取得部52において、混雑検出情報に基づいて、利用者が利用エリアを利用するために要する所要時間を利用エリアごとに算出すると共に、利用エリアの混雑の程度を表す混雑提示情報を利用エリアごとに取得し、閲覧画面生成部53において、利用者の利用が想定される複数の利用エリアごとの所要時間および混雑提示情報を含む閲覧画面を生成する。

概要

背景

空港などの施設を利用する利用者に、施設内の状況に関する情報を提供して、利用者による施設の利用を支援するようにすると、利用者の利便性を高めて顧客満足度を向上させることができる。

このような情報提供により利用者による施設の利用を支援する技術として、従来、各店舗に設置されたカメラによる撮像画像から、各店舗の混雑状況に関する情報(空席数待ち人数)を取得すると共に、利用者の現在位置や要望を取得して、複数の店舗の中から利用者に適した店舗を選択して利用者に提示する技術が知られている(特許文献1参照)。

また、利用者が来店した店舗の待ち時間を取得すると共に、近隣の店舗の待ち時間と、その近隣の店舗までの移動時間を取得して、近隣の店舗の待ち時間と移動時間とを加算した時間が、来店した店舗の待ち時間よりも短い場合に、近隣の店舗の利用を案内する技術が知られている(特許文献2参照)。

概要

利用者が施設を利用する際に、利用者が直感的な判断で手際よく行き先を決定することができるようにする。サーバ装置2の通信部23において、利用エリア撮像するカメラ1の撮像画像から検出された利用エリアごとの混雑検出情報を取得し、所要時間取得部51および混雑提示情報取得部52において、混雑検出情報に基づいて、利用者が利用エリアを利用するために要する所要時間を利用エリアごとに算出すると共に、利用エリアの混雑の程度を表す混雑提示情報を利用エリアごとに取得し、閲覧画面生成部53において、利用者の利用が想定される複数の利用エリアごとの所要時間および混雑提示情報を含む閲覧画面を生成する。

目的

本発明は、利用者が施設を利用する際に、利用者が直感的な判断で手際よく行き先を決定することができる施設利用支援方法、施設利用支援装置および利用者端末装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

施設利用エリアを利用する利用者に、前記利用エリアの混雑状況に関する情報を情報処理装置により提供して、利用者による施設の利用を支援する施設利用支援方法であって、前記情報処理装置は、前記利用エリアを撮像するカメラ撮像画像から検出された前記利用エリアごとの混雑検出情報を取得し、この混雑検出情報に基づいて、利用者が前記利用エリアを利用するために要する所要時間を前記利用エリアごとに算出すると共に、前記利用エリアの混雑の程度を表す混雑提示情報を前記利用エリアごとに取得し、前記利用者の利用が想定される複数の前記利用エリアごとの前記所要時間および前記混雑提示情報を含む閲覧画面を生成することを特徴とする施設利用支援方法。

請求項2

前記混雑提示情報は、前記利用エリアの混雑の程度を言葉で表した文字情報であることを特徴とする請求項1に記載の施設利用支援方法。

請求項3

前記混雑提示情報は、前記利用エリアの混雑の程度を、その利用エリアに滞在する人物の人数で表した文字情報であることを特徴とする請求項1に記載の施設利用支援方法。

請求項4

前記混雑提示情報は、前記撮像画像内人物領域マスク画像に変更したプライバシー保護画像であることを特徴とする請求項1に記載の施設利用支援方法。

請求項5

更に、前記情報処理装置は、前記閲覧画面における前記混雑提示情報の内容が異なる複数の表示モードを選択する前記利用者の操作入力に応じて、選択された表示モードによる前記閲覧画面を生成することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の施設利用支援方法。

請求項6

複数の前記表示モードは、前記撮像画像内の人物領域をマスク画像に変更したプライバシー保護画像を前記混雑提示情報として前記閲覧画面に表示させるか否かに関して異なることを特徴とする請求項5に記載の施設利用支援方法。

請求項7

施設の利用エリアを利用する利用者に、前記利用エリアの混雑状況に関する情報を情報処理装置により提供して、利用者による施設の利用を支援する施設利用支援装置であって、前記利用エリアを撮像するカメラおよび利用者端末装置通信を行う通信部と、前記利用者端末装置に表示させる閲覧画面を生成する制御部と、を備え、前記通信部は、前記カメラの撮像画像から検出された前記利用エリアごとの混雑検出情報を前記カメラから受信し、前記制御部は、前記混雑検出情報に基づいて、利用者が前記利用エリアを利用するために要する所要時間を前記利用エリアごとに算出すると共に、前記利用エリアの混雑の程度を表す混雑提示情報を前記利用エリアごとに取得し、前記利用者の利用が想定される複数の前記利用エリアごとの前記所要時間および前記混雑提示情報を含む閲覧画面を生成することを特徴とする施設利用支援装置。

請求項8

施設の利用エリアを利用する利用者に、前記利用エリアの混雑状況に関する情報を提示する利用者端末装置であって、当該利用者端末装置に表示させる閲覧画面を生成する施設利用支援装置と通信を行う通信部と、前記閲覧画面を表示する表示部と、前記表示部を制御する制御部と、を備え、前記閲覧画面には、前記利用者の利用が想定される複数の前記利用エリアごとに、利用者が前記利用エリアを利用するために要する所要時間と、前記利用エリアの混雑の程度を表す混雑提示情報と、が表示されることを特徴とする利用者端末装置。

技術分野

0001

本発明は、施設利用者に、利用エリア混雑状況に関する情報を情報処理装置により提供して、利用者による施設の利用を支援する施設利用支援方法、施設利用支援装置および利用者端末装置に関するものである。

背景技術

0002

空港などの施設を利用する利用者に、施設内の状況に関する情報を提供して、利用者による施設の利用を支援するようにすると、利用者の利便性を高めて顧客満足度を向上させることができる。

0003

このような情報提供により利用者による施設の利用を支援する技術として、従来、各店舗に設置されたカメラによる撮像画像から、各店舗の混雑状況に関する情報(空席数待ち人数)を取得すると共に、利用者の現在位置や要望を取得して、複数の店舗の中から利用者に適した店舗を選択して利用者に提示する技術が知られている(特許文献1参照)。

0004

また、利用者が来店した店舗の待ち時間を取得すると共に、近隣の店舗の待ち時間と、その近隣の店舗までの移動時間を取得して、近隣の店舗の待ち時間と移動時間とを加算した時間が、来店した店舗の待ち時間よりも短い場合に、近隣の店舗の利用を案内する技術が知られている(特許文献2参照)。

先行技術

0005

特開2011−008454号公報
特開2010−044575号公報

発明が解決しようとする課題

0006

さて、利用者が施設を利用するにあたっては、利用者の関心の高さなどの心理的要因で、店舗が混んでいても行き先を変更したくない場合があり、また、複数の店舗の状況を確認した上で行き先を決定したい場合がある。このような場合、複数の店舗の状況を提示した上で、利用者が直感的な判断で手際よく行き先を決定することができるような情報提供を行うことが望まれる。

0007

一方、前記の特許文献1,2に開示された従来の技術は、店舗での混雑状況(待ち時間)や移動時間に関する情報に基づいて、利用者の現状や希望に合った店舗を利用者に提示するため、利用者の利便性を高めることができる。しかしながら、これらの従来の技術はいずれも、装置が利用者にとって望ましいと判定した店舗に絞り込んで情報提供を行うものであり、前記のように、利用者自身が直感的な判断で手際よく行き先を決定することができる情報提供の要望に対して、何の配慮もなされていないものであった。

0008

そこで、本発明は、利用者が施設を利用する際に、利用者が直感的な判断で手際よく行き先を決定することができる施設利用支援方法、施設利用支援装置および利用者端末装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

本発明の施設利用支援方法は、施設の利用エリアを利用する利用者に、前記利用エリアの混雑状況に関する情報を情報処理装置により提供して、利用者による施設の利用を支援する施設利用支援方法であって、前記情報処理装置は、前記利用エリアを撮像するカメラの撮像画像から検出された前記利用エリアごとの混雑検出情報を取得し、この混雑検出情報に基づいて、利用者が前記利用エリアを利用するために要する所要時間を前記利用エリアごとに算出すると共に、前記利用エリアの混雑の程度を表す混雑提示情報を前記利用エリアごとに取得し、前記利用者の利用が想定される複数の前記利用エリアごとの前記所要時間および前記混雑提示情報を含む閲覧画面を生成する構成とする。

0010

また、本発明の施設利用支援装置は、施設の利用エリアを利用する利用者に、前記利用エリアの混雑状況に関する情報を情報処理装置により提供して、利用者による施設の利用を支援する施設利用支援装置であって、前記利用エリアを撮像するカメラおよび利用者端末装置と通信を行う通信部と、前記利用者端末装置に表示させる閲覧画面を生成する制御部と、を備え、前記通信部は、前記カメラの撮像画像から検出された前記利用エリアごとの混雑検出情報を前記カメラから受信し、前記制御部は、前記混雑検出情報に基づいて、利用者が前記利用エリアを利用するために要する所要時間を前記利用エリアごとに算出すると共に、前記利用エリアの混雑の程度を表す混雑提示情報を前記利用エリアごとに取得し、前記利用者の利用が想定される複数の前記利用エリアごとの前記所要時間および前記混雑提示情報を含む閲覧画面を生成する構成とする。

0011

また、本発明の利用者端末装置は、施設の利用エリアを利用する利用者に、前記利用エリアの混雑状況に関する情報を提示する利用者端末装置であって、当該利用者端末装置に表示させる閲覧画面を生成する施設利用支援装置と通信を行う通信部と、前記閲覧画面を表示する表示部と、前記表示部を制御する制御部と、を備え、前記閲覧画面には、前記利用者の利用が想定される複数の前記利用エリアごとに、利用者が前記利用エリアを利用するために要する所要時間と、前記利用エリアの混雑の程度を表す混雑提示情報と、が表示される構成とする。

発明の効果

0012

本発明によれば、閲覧画面に、利用者の利用が想定される複数の利用エリアごとに所要時間と混雑提示情報とが表示されるため、利用者が直感的な判断で手際よく行き先となる利用エリアを決定することができる。

図面の簡単な説明

0013

本実施形態に係る施設利用支援システムの全体構成図
利用者が空港を利用する際の行動過程を説明する説明図
カメラ1、サーバ装置2および利用者端末装置3のハードウェア構成を示すブロック図
カメラ1の機能ブロック
カメラ1で生成されるプライバシー保護画像を示す説明図
サーバ装置2の機能ブロック図
利用者端末装置3に表示される閲覧画面の表示モードを説明する説明図
利用者端末装置3に表示される設定画面を示す説明図
利用者端末装置3に表示される閲覧画面を示す説明図
第2実施形態にかかる施設利用支援システムおいて利用者が店舗を利用する際の行動の過程を説明する説明図
利用者端末装置3に表示される閲覧画面を示す説明図
第3実施形態にかかる施設利用支援システムおいて利用者が店舗を利用する際の行動の過程を説明する説明図
利用者端末装置3に表示される閲覧画面を示す説明図
第4実施形態にかかるインフォメーションボードに表示される閲覧画面を示す説明図
利用者端末装置3に表示される閲覧画面の変形例を示す説明図

実施例

0014

前記課題を解決するためになされた第1の発明は、施設の利用エリアを利用する利用者に、前記利用エリアの混雑状況に関する情報を情報処理装置により提供して、利用者による施設の利用を支援する施設利用支援方法であって、前記情報処理装置は、前記利用エリアを撮像するカメラの撮像画像から検出された前記利用エリアごとの混雑検出情報を取得し、この混雑検出情報に基づいて、利用者が前記利用エリアを利用するために要する所要時間を前記利用エリアごとに算出すると共に、前記利用エリアの混雑の程度を表す混雑提示情報を前記利用エリアごとに取得し、前記利用者の利用が想定される複数の前記利用エリアごとの前記所要時間および前記混雑提示情報を含む閲覧画面を生成する構成とする。

0015

これによると、閲覧画面に、利用者の利用が想定される複数の利用エリアごとに所要時間と混雑提示情報とが表示されるため、利用者が直感的な判断で手際よく行き先となる利用エリアを決定することができる。

0016

また、第2の発明は、前記混雑提示情報は、前記利用エリアの混雑の程度を言葉で表した文字情報である構成とする。

0017

これによると、利用エリアの混雑状況を簡単に把握することができる。

0018

また、第3の発明は、前記混雑提示情報は、前記利用エリアの混雑の程度を、その利用エリアに滞在する人物の人数で表した文字情報である構成とする。

0019

これによると、利用エリアの混雑状況を詳しく把握することができる。

0020

また、第4の発明は、前記混雑提示情報は、前記撮像画像内人物領域マスク画像に変更したプライバシー保護画像である構成とする。

0021

これによると、文字情報のみでは把握しにくい利用エリアの実際の混雑状況を把握することができる。さらに、プライバシー保護画像が提示されるため、不特定多数の利用者が閲覧することが可能となる。

0022

また、第5の発明は、更に、前記情報処理装置は、前記閲覧画面における前記混雑提示情報の内容が異なる複数の表示モードを選択する前記利用者の操作入力に応じて、選択された表示モードによる前記閲覧画面を生成する構成とする。

0023

これによると、混雑提示情報の内容が異なる複数の表示モードの中から好みの表示モードを利用者が選択することができるため、利用者の利便性を高めることができる。

0024

また、第6の発明は、複数の前記表示モードは、前記撮像画像内の人物領域をマスク画像に変更したプライバシー保護画像を前記混雑提示情報として前記閲覧画面に表示させるか否かに関して異なる構成とする。

0025

これによると、プライバシー保護画像を表示させるか否かを利用者が選択することができるため、利用者の利便性を高めることができる。

0026

また、第7の発明は、施設の利用エリアを利用する利用者に、前記利用エリアの混雑状況に関する情報を情報処理装置により提供して、利用者による施設の利用を支援する施設利用支援装置であって、前記利用エリアを撮像するカメラおよび利用者端末装置と通信を行う通信部と、前記利用者端末装置に表示させる閲覧画面を生成する制御部と、を備え、前記通信部は、前記カメラの撮像画像から検出された前記利用エリアごとの混雑検出情報を前記カメラから受信し、前記制御部は、前記混雑検出情報に基づいて、利用者が前記利用エリアを利用するために要する所要時間を前記利用エリアごとに算出すると共に、前記利用エリアの混雑の程度を表す混雑提示情報を前記利用エリアごとに取得し、前記利用者の利用が想定される複数の前記利用エリアごとの前記所要時間および前記混雑提示情報を含む閲覧画面を生成する構成とする。

0027

これによると、第1の発明と同様に、利用者が施設を利用する際に、利用者が直感的な判断で手際よく行き先を決定することができる。

0028

また、第8の発明は、施設の利用エリアを利用する利用者に、前記利用エリアの混雑状況に関する情報を提示する利用者端末装置であって、当該利用者端末装置に表示させる閲覧画面を生成する施設利用支援装置と通信を行う通信部と、前記閲覧画面を表示する表示部と、前記表示部を制御する制御部と、を備え、前記閲覧画面には、前記利用者の利用が想定される複数の前記利用エリアごとに、利用者が前記利用エリアを利用するために要する所要時間と、前記利用エリアの混雑の程度を表す混雑提示情報と、が表示される構成とする。

0029

これによると、第1の発明と同様に、利用者が施設を利用する際に、利用者が直感的な判断で手際よく行き先を決定することができる。

0030

以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。

0031

(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る施設利用支援システムの全体構成図である。

0032

この施設利用支援システムは、空港(施設)を利用する利用者に、空港内の各利用エリアの混雑状況に関する情報を提供して、利用者による空港の利用を支援するものであり、カメラ1と、サーバ装置(施設利用支援装置)2と、利用者端末装置3と、を備えている。

0033

カメラ1は、空港内の保安検査場などの各利用エリアの付近に設置され、各利用エリアに滞在する利用者を撮像する。このカメラ1は、構内ネットワークルータ4およびVLAN(Virtual Local Area Network)などの閉域ネットワークを介してサーバ装置2に接続されている。

0034

サーバ装置2は、空港内に設置されたカメラ1から送信されるカメラ画像などを受信する。また、サーバ装置2は、インターネットを介して利用者端末装置3に接続されており、利用者が閲覧する画面を生成して利用者端末装置3に配信し、また、利用者が利用者端末装置3の画面上で入力した情報を取得する。

0035

利用者端末装置3は、スマートフォンタブレット端末やPCで構成される。この利用者端末装置3では、サーバ装置2から送信される閲覧画面が表示される。この閲覧画面を利用者が閲覧することで、空港内の各利用エリアの混雑状況を把握することができる。

0036

次に、利用者が空港を利用する際の行動の過程について説明する。図2は、利用者が空港を利用する際の行動の過程を説明する説明図である。ここでは、利用者が空港で航空機搭乗する場合について説明する。

0037

空港には、出発ロビーと、保安検査場と、保安区域と、搭乗ゲートと、が設けられている。出発ロビーおよび保安区域内には、ラウンジと、店舗と、が設けられている。

0038

出発ロビーには、ラウンジや店舗に滞在する利用者を撮像するカメラ1が設置されている。また、保安検査場の入口側の待ちエリアに滞在する利用者を撮像するカメラ1が設置されている。また、保安区域には、ラウンジや店舗に滞在する利用者を撮像するカメラ1が設置されている。また、搭乗ゲートの待ちエリアに滞在する利用者を撮像するカメラ1が設置されている。

0039

カメラ1は、魚眼レンズを用いて360度の撮像範囲を有する全方位カメラである。なお、カメラ1に、所定の画角を有するカメラ、いわゆるボックスカメラを採用することも可能である。

0040

利用者は、出発地(例えば自宅職場)から適宜な移動手段(鉄道自動車など)を使用して空港に向かう。利用者が空港に到着すると、利用者は、出入口から出発ロビーに入り、必要に応じて出発ロビー内のラウンジに滞在し、また、店舗に立ち寄る。次に、利用者は保安検査場に入る。このとき、保安検査場への入場を待つ利用者が保安検査場の入口側の待ちエリアで行列を形成している場合には、その行列に並ぶ。次に、利用者が保安検査場で保安検査が終了すると、利用者は保安区域に入り、必要に応じて保安区域内のラウンジに滞在し、また、店舗に立ち寄る。そして、搭乗案内が開始されると、利用者は搭乗ゲートを通って航空機に搭乗する。

0041

ここで、利用者は、出発地から出発する際に、また、空港までの移動途中で、また、空港の出発ロビーに滞在しているときに、これから向かう保安検査場、保安区域内のラウンジや店舗、および搭乗ゲート付近の混雑状況を確認したい要望がある。また、利用者が保安区域内の店舗に滞在している場合に、これから向かう保安区域内のラウンジや搭乗ゲート付近の混雑状況を確認したい要望がある。

0042

そこで、本実施形態では、保安検査場の待ちエリア、保安区域内のラウンジや店舗、搭乗ゲートの待ちエリアに滞在する利用者を撮像したカメラ画像に基づいて、保安検査場、保安区域内のラウンジや店舗、搭乗ゲートの混雑状況に関する情報を生成して、利用者端末装置3を用いて利用者に提示する。

0043

次に、カメラ1、サーバ装置2および利用者端末装置3の概略構成について説明する。図3は、カメラ1、サーバ装置2および利用者端末装置3のハードウェア構成を示すブロック図である。

0044

カメラ1は、撮像部11と、プロセッサ(制御部)12と、記憶デバイス13と、通信部14と、を備えている。

0045

撮像部11は、イメージセンサを備え、時間的に連続する撮像画像(フレーム)、いわゆる動画像を順次出力する。プロセッサ12は、撮像部11から出力される撮像画像に基づいて、各利用エリアの滞在人数(混雑検出情報)を取得する処理を行う。また、プロセッサ12は、撮像画像に対して人物のプライバシーを保護する画像処理を行ってプライバシー保護画像を生成する。記憶デバイス13は、プロセッサ12で実行されるプログラムや、撮像部11から出力される撮像画像などを記憶する。通信部14は、サーバ装置2との間で通信を行うものであり、プロセッサ12から出力される混雑検出情報およびプライバシー保護画像をサーバ装置2に送信する。

0046

サーバ装置2は、プロセッサ(制御部)21と、記憶デバイス22と、通信部23と、を備えている。

0047

通信部23は、カメラ1および利用者端末装置3との間で通信を行うものであり、カメラ1から送信される混雑検出情報およびプライバシー保護画像を受信し、また、利用者端末装置3から送信される位置情報を受信し、また、利用者が閲覧する閲覧画面を利用者端末装置3に配信する。記憶デバイス22では、通信部23で受信したカメラ1ごとの混雑検出情報およびプライバシー保護画像や、プロセッサ21で実行されるプログラムなどを記憶する。プロセッサ21は、利用者端末装置3に配信する閲覧画面を生成する。

0048

利用者端末装置3は、プロセッサ(制御部)31と、記憶デバイス32と、通信部33と、入力部34と、表示部35と、測位部36と、を備えている。

0049

入力部34は、利用者が各種の設定情報を入力する。表示部35は、サーバ装置2から送信される画面情報に基づいて画面を表示する。入力部34および表示部35は、タッチパネルディスプレイで構成することができる。測位部36は、GPS(Global Positioning System)などの衛星測位システムにより自装置の位置情報を取得する。通信部33は、サーバ装置2との間で通信を行うものであり、測位部36で取得した位置情報をサーバ装置2に送信し、また、入力部34で入力された利用者設定情報をサーバ装置2に送信し、また、サーバ装置2から送信される画面情報を受信する。プロセッサ31は、利用者端末装置3の各部を制御する。記憶デバイス32は、プロセッサ31で実行されるプログラムなどを記憶する。

0050

次に、カメラ1の機能的な構成について説明する。図4は、カメラ1の機能ブロック図である。図5は、カメラ1で生成される撮像画像およびプライバシー保護画像を示す説明図である。図5(A)に、撮像部から出力される撮像画像を示し、図5(B)に、撮像画像に対して人物のプライバシーを保護する画像処理を施したプライバシー保護画像を示す。

0051

カメラ1は、人物検出部41と、滞在人数計測部42と、プライバシー保護画像生成部43と、を備えている。この人物検出部41、滞在人数計測部42、およびプライバシー保護画像生成部43は、記憶デバイス13に記憶されたプログラム(インストラクション)をプロセッサ12に実行させることで実現される。

0052

人物検出部41では、撮像部11から出力される撮像画像に対する動体検知および人物検知により、撮像画像内に存在する人物を検出する。また、動体検知および人物検知の検知結果に基づいて、撮像画像内に存在する人物の画像領域の位置情報を取得する。

0053

具体的には、まず、所定の学習期間における複数の撮像画像(フレーム)に基づいて、撮像画像から動体を除去した背景画像を生成する。次に、現在の撮像画像と、それ以前の学習期間で取得した背景画像との差分から、動体の画像領域を特定する(動体検知)。そして、動体の画像領域に、人物の顔、または頭部および肩部で構成されるΩ形状が検出されると、その動体を人物と判断する(人物検知)。なお、この動体検知および人物検知には公知の技術を用いればよい。

0054

滞在人数計測部42では、人物検出部41の検出結果に基づいて、各利用エリアの混雑状況に関する混雑検出情報として、各利用エリアの滞在人数を計測する。本実施形態では、保安検査場の待ちエリア、保安区域内のラウンジおよび店舗、ならびに搭乗ゲートの待ちエリアにそれぞれ滞在する人物の人数を計測する。この滞在人数計測部42で取得した滞在人数(混雑検出情報)は、通信部14からサーバ装置2に送信される。

0055

なお、利用エリアごとの滞在人数を計測するには、利用エリア(保安検査場の待ちエリア、保安区域内のラウンジおよび店舗、ならびに搭乗ゲートの待ちエリア)が写る画像領域に対応する計測エリアを撮像画像上に設定して、その計測エリアに滞在する人物をカウントすればよい。また、カメラ1の撮像エリアが利用エリアに対応するものであれば、撮像画像全体を対象にして人物をカウントすればよい。

0056

プライバシー保護画像生成部43では、人物検出部41の検出結果に基づいて、撮像部11から出力される撮像画像(図5(A)参照)内の人物領域をマスク画像に変更したプライバシー保護画像(図5(B)参照)を生成する。このプライバシー保護画像生成部43で取得したプライバシー保護画像は、通信部14からサーバ装置2に送信される。

0057

プライバシー保護画像を生成するにあたっては、まず、人物検出部41で取得した人物の画像領域の位置情報に基づいて、人物の画像領域に対応する輪郭を有するマスク画像を生成する。そして、撮像画像から動体を除去した背景画像上にマスク画像を重畳してプライバシー保護画像を生成する。マスク画像は、人物の輪郭の内部を所定の色(例えば青色)で塗りつぶしたものであり、透過性を有し、プライバシー保護画像ではマスク画像の部分で背景の画像が透け見える状態となる。

0058

なお、撮像画像に写った人物の識別性を低減する画像処理(例えばモザイク処理ぼかし処理、ブレンド処理など)を、撮像画像の全体、あるいは顔の画像領域に対して実施して、プライバシー保護画像を生成するようにしてもよい。また、このような特別な画像処理を行うことなく、人物の識別性が失われる程度に画像の解像度を低下させることにより、プライバシー保護画像を生成するようしてもよい。

0059

次に、サーバ装置2の機能的な構成について説明する。図6は、サーバ装置2の機能ブロック図である。

0060

サーバ装置2は、所要時間取得部51と、混雑提示情報取得部52と、閲覧画面生成部53と、を備えている。この所要時間取得部51、混雑提示情報取得部52、および閲覧画面生成部53は、記憶デバイス22に記憶されたプログラム(インストラクション)をプロセッサ21に実行させることで実現される。

0061

所要時間取得部51では、利用者が、現在地から目的地となる利用エリアまで移動して、その利用エリアで利用行為を開始するまでに要する所要時間を算出する。この所要時間には、利用者が現在地から目的地となる利用エリアまで移動するのに要する移動時間と、利用者が目的地となる利用エリアに到着してから利用行為を開始するまでに要する待ち時間とを含み、所要時間取得部51は、移動時間取得部54と、待ち時間取得部55と、を備えている。

0062

移動時間取得部54では、利用者端末装置3から送信されて通信部23で受信した利用者の位置情報に基づいて、利用者が現在地から目的地となる利用エリアまで移動するのに要する移動時間を取得する。このとき、現在地から目的地となる利用エリアまでの最適な経路を探索する経路探索が行われ、利用者が空港外に滞在する場合には、鉄道などの交通機関道路を対象にした空港外の経路探索と、空港内の経路探索とが行われ、利用者が空港内に滞在する場合には、空港内の経路探索が行われる。なお、空港外の経路探索は、経路探索サービス専用のサーバ装置に行わせるようにしてもよい。

0063

待ち時間取得部55では、カメラ1から送信されて通信部23で受信した利用エリアごとの混雑検出情報(滞在人数)に基づいて、利用者が目的地となる利用エリアに到着してから利用行為を開始するまでに要する待ち時間を取得する。本実施形態では、保安検査場の待ち時間を取得する。このとき、保安検査場の待ちエリアの滞在人数と、1人の人物の保安検査に要する平均的な時間とから、保安検査場の待ち時間を算出すればよい。

0064

混雑提示情報取得部52では、利用エリアの混雑状況を利用者に提示するための混雑提示情報を取得する。混雑提示情報取得部52は、混雑判定部56と、カメラ画像取得部57と、を備えている。

0065

混雑判定部56では、利用エリアの滞在人数を所定のしきい値と比較して、利用エリアが混雑しているか否かを判定する。本実施形態では、保安区域内のラウンジおよび店舗、ならびに搭乗ゲートの待ちエリアにそれぞれ滞在する人物の人数を所定のしきい値と比較して、保安区域内のラウンジおよび店舗、ならびに搭乗ゲートの待ちエリアの各々が混雑しているか否かを判定する。

0066

カメラ画像取得部57では、カメラ1から送信されて通信部23で受信したプライバシー保護画像を取得する。

0067

閲覧画面生成部53では、所要時間取得部51で取得した所要時間と、混雑提示情報取得部52で取得した混雑判定結果およびプライバシー保護画像と、利用者端末装置3から送信されて通信部23で受信した利用者設定情報とに基づいて、閲覧画面を生成する。本実施形態では、利用者設定情報として、利用者が選択した表示モードに関する情報が利用者端末装置3から送信され、閲覧画面生成部53では、利用者が選択した表示モードにしたがった閲覧画面を生成する。この閲覧画面生成部53で生成した閲覧画面に関する画面情報は通信部23から利用者端末装置3に送信され、利用者端末装置3において閲覧画面が表示される。

0068

次に、利用者端末装置3に表示される閲覧画面の表示モードについて説明する。図7は、利用者端末装置3に表示される閲覧画面の表示モードを説明する説明図である。

0069

本実施形態では、利用者端末装置3に表示される閲覧画面に、時間および混雑に対する関心度高低に応じて第1〜第4の4つの表示モードが用意されており、利用者は、この4つの表示モードの中から好みの表示モードを選択することができる。

0070

第1の表示モードは、時間に対する関心が高く、かつ、混雑に対する関心が高い人物(せっかちさん)を想定したものである。この場合、利用者は、所要時間が短いことを基準にして利用エリアを選択しようとするため、所要時間が最短となる利用エリアを優先して提示する。また、利用者は、利用エリアの実際の状況を知りたがるため、カメラ画像(プライバシー保護画像)を表示させるように設定する。また、利用者は、混雑状況の変化を気にするため、閲覧画面の自動更新間隔を短い期間(例えば1分)に設定する。

0071

第2の表示モードは、時間に対する関心が低く、かつ、混雑に対する関心が高い人物(ミーハーさん)を想定したものである。この場合、利用者は、人が多数集まってにぎやかな利用エリアに興味を示すため、混雑している利用エリアを優先して提示する。また、利用者は、娯楽性の高い利用エリアに興味を示すため、娯楽性の高い利用エリア(例えば店舗)やその利用エリアに近接した利用エリア(例えばラウンジ)を優先して提示する。また、利用者は、利用エリアの実際の状況を知りたがるため、カメラ画像を表示させるように設定する。また、利用者は、混雑状況の変化を気にするため、閲覧画面の自動更新間隔を短い期間(例えば1分)に設定する。

0072

第3の表示モードは、時間に対する関心が高く、かつ、混雑に対する関心が低い人物(一般さん)を想定したものである。この場合、利用者は、所要時間が短いことを基準にして利用エリアを選択しようとするため、所要時間が最短となる利用エリアを優先して提示する。また、利用者は、利用エリアの実際の状況に興味を示さないため、カメラ画像を表示させないように設定する。また、利用者は、混雑状況の変化を気にしないため、閲覧画面の自動更新間隔を長い期間(例えば15分)に設定する。

0073

第4の表示モードは、時間に対する関心が低く、かつ、混雑に対する関心が低い人物(のんびりさん)を想定したものである。この場合、利用者は、娯楽性の高い利用エリアに興味を示すため、娯楽性の高い利用エリア(例えば店舗)やその利用エリアに近接した利用エリア(例えばラウンジ)を優先して提示する。また、利用者は、利用エリアの実際の状況に興味を示さないため、カメラ画像を表示させないように設定する。また、利用者は、混雑状況の変化を気にしないため、閲覧画面の自動更新間隔を長い期間(例えば15分)に設定する。

0074

次に、利用者端末装置3に表示される設定画面について説明する。図8は、利用者端末装置3に表示される設定画面を示す説明図である。

0075

この設定画面には、表示モード選択部61と、設定ボタン62と、が設けられている。表示モード選択部61では、第1〜第4の4つの表示モードの中から好みの表示モードを選択することができ、いずれかの表示モードを選択する操作を行うと、表示モード選択部61に、選択状態を表すチェックマークが表示される。

0076

この表示モード選択部61で表示モードを選択して設定ボタン62を操作すると、利用者が選択した表示モードに関する情報が利用者設定情報としてサーバ装置2に送信される。

0077

次に、利用者端末装置3に表示される閲覧画面について説明する。図9は、利用者端末装置3に表示される閲覧画面を示す説明図である。図9(A)に、第1,第2の表示モードの場合の閲覧画面を示し、図9(B)に、第3,第4の表示モードの場合の閲覧画面を示す。

0078

図8に示した設定画面で第1の表示モードまたは第2の表示モードを選択すると、図9(A)に示す閲覧画面が利用者端末装置3に表示される。また、図8に示した設定画面で第3の表示モードまたは第4の表示モードを選択すると、図9(B)に示す閲覧画面が利用者端末装置3に表示される。

0079

図9(A)に示すように、第1,第2の表示モードにおける閲覧画面には、搭乗機情報表示部71と、第1,第2,第3の混雑状況表示部72,73,74と、更新ボタン75と、が設けられている。

0080

搭乗機情報表示部71には、利用者が搭乗する航空機に関する情報(出発時刻便数)が表示される。

0081

第1の混雑状況表示部72では、保安検査場の混雑状況に関する情報が表示される。この第1の混雑状況表示部72には、文字情報表示部81と、カメラ画像表示部82と、が設けられている。文字情報表示部81には、各保安検査場の所要時間が表示される。この所要時間は、利用者の現在地から各保安検査場に移動するまでの移動時間と、各保安検査場での待ち時間を加算したものである。カメラ画像表示部82には、保安検査場の待ちエリアを写したプライバシー保護画像が表示される。

0082

なお、文字情報表示部81には、移動時間を含まない待ち時間のみを所要時間として表示するようにしてもよい。また、文字情報表示部81には、混雑の程度を言葉で表した文字情報、例えば混雑の有無に応じた「混雑」または「空き」の文字を表示するようにしてもよい。

0083

ここで、本実施形態では、所要時間に基づいて、カメラ画像表示部82に表示させるプライバシー保護画像が決定され、所要時間が最も短い保安検査場のプライバシー保護画像がカメラ画像表示部82に表示される。なお、利用者が文字情報表示部81で保安検査場を選択する操作に応じて、選択された保安検査場のプライバシー保護画像がカメラ画像表示部82に表示されるようにしてもよい。

0084

第2の混雑状況表示部73では、保安区域内の店舗およびラウンジの混雑状況に関する情報が表示される。この第2の混雑状況表示部73には、文字情報表示部83と、カメラ画像表示部84と、が設けられている。文字情報表示部83には、混雑しているか否かに応じて「混雑」または「空き」の言葉が表示される。カメラ画像表示部84には、店舗またはラウンジを写したプライバシー保護画像が表示される。

0085

ここで、本実施形態では、所要時間が最も短い保安検査場の近傍にある店舗およびラウンジに絞り込んだ上で、文字情報表示部83に、店舗およびラウンジの混雑状況に関する情報が表示される。また、カメラ画像表示部84では、店舗のプライバシー保護画像が優先して表示される。なお、利用者が文字情報表示部83で店舗またはラウンジを選択する操作に応じて、選択された店舗またはラウンジのプライバシー保護画像がカメラ画像表示部82に表示されるようにしてもよい。

0086

第3の混雑状況表示部74では、利用者が利用する航空機に搭乗するための搭乗ゲートの待ちエリアの混雑状況に関する情報が表示される。この第3の混雑状況表示部74には、文字情報表示部85が設けられている。文字情報表示部85には、混雑しているか否かに応じて「混雑」または「空き」の言葉が表示される。

0087

更新ボタン75は、閲覧画面を利用者が手動更新するものである。

0088

なお、本実施形態では、所定の自動更新間隔で閲覧画面が自動で更新される。また、閲覧画面を更新する際には、文字情報(所要時間および混雑の有無)とプライバシー保護画像とを同一のタイミングで更新する、すなわち、同一の時刻の文字情報およびプライバシー保護画像を取得して表示するようにするとよい。また、混雑時、または混雑が増す傾向にある時には、利用者の関心が高いため、自動更新間隔を短くするようにするとよい。この場合、通信時間を短縮するために、文字情報とプライバシー保護画像とを異なるタイミングで更新するようにしてもよい。

0089

また、この閲覧画面では、各利用エリアの混雑状況が、利用者の進行方向にしたがった順に並べて表示されている。具体的には、利用者が出発ロビーに入ってから最終的な目的地である搭乗ゲートを通過するまでの間に、保安検査場、保安区域内の店舗およびラウンジ、搭乗ゲートの付近を順次経由し、この利用者の進行方向にしたがって、各利用エリアの混雑状況が順に並べて表示されている。

0090

図9(B)に示すように、第3,第4の表示モードにおける閲覧画面には、図9(A)に示した第1,第2の表示モードにおける閲覧画面と同様に、搭乗機情報表示部71と、第1,第2,第3の混雑状況表示部72,73,74と、更新ボタン75と、が設けられているが、この第3,第4の表示モードにおける閲覧画面では、カメラ画像表示部82,84が省略されており、第1,第2の混雑状況表示部72,73には、文字情報表示部81,83のみが設けられている。これにより、閲覧画面を簡素化して文字情報を見やすくすることができる。

0091

ところで、閲覧画面には、前記のように各利用エリアの混雑状況に関する情報が表示されるが、利用者が必要とする情報は利用者の現在地に応じて異なる。そこで、閲覧画面の表示内容を利用者の現在地に応じて変更するようにするとよい。すなわち、利用者の現在地から利用者の利用が想定されない利用エリアの混雑状況は不要であり、閲覧画面には、利用者の現在地から利用者の利用が想定される利用エリアのみの混雑状況を表示する。

0092

具体的には、利用者が空港外、すなわち出発地(自宅や職場)や移動途中、また、空港内の出発ロビーに滞在している場合には、これから向かう利用エリア、すなわち、保安検査場、保安区域内の店舗およびラウンジ、ならびに搭乗ゲート付近の混雑状況が気になるため、図9に示したように、保安検査場、保安区域内の店舗およびラウンジ、ならびに搭乗ゲート付近の混雑状況を表示するようにするとよい。一方、利用者が保安検査場の待ちエリアに滞在している場合には、保安検査場の混雑状況は不要であるため、保安区域内の店舗およびラウンジ、ならびに搭乗ゲート付近の混雑状況を表示するようにするとよい。また、利用者が保安区域内の店舗に滞在している場合には、保安区域内のラウンジ、および搭乗ゲート付近の混雑状況を表示するようにするとよい。

0093

また、第1の混雑状況表示部72の文字情報表示部81では、保安検査場ごとの所要時間が表示されるが、この保安検査場の並び順を表示モードに応じて変更するようにしてもよい。具体的には、第1の表示モード(せっかちさん)や第3の表示モード(一般さん)では、利用者が所要時間に基づいて保安検査場を選択しようとするため、所要時間が短い順に保安検査場を並べて表示する。また、第2の表示モード(ミーハーさん)や第4の表示モード(のんびりさん)では、利用者が娯楽性の高い利用エリアに興味を示すため、娯楽性の高い利用エリアである店舗に近い順に保安検査場を並べて表示するようにしてもよい。

0094

なお、本実施形態では、利用者に表示モードを選択させて、その表示モードに応じて閲覧画面の表示内容を変更する、具体的には、カメラ画像(プライバシー保護画像)の表示の有無を切り替えるようにしたが、初期設定でカメラ画像が表示される状態として、利用者の操作に応じてカメラ画像の表示を無効とするようにしてもよい。

0095

(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。なお、ここで特に言及しない点は前記の実施形態と同様である。

0096

図10は、第2実施形態にかかる施設利用支援システムおいて利用者が店舗を利用する際の行動の過程を説明する説明図である。

0097

この第2実施形態は、銀行を対象にした施設利用支援システムである。銀行の店舗(施設)には、ATM(automatic teller machine:現金自動預け払い機)と、ATMの待ちエリアと、窓口と、窓口の待ちエリアと、が設けられている。また、店舗には、ATMの待ちエリアおよび窓口の待ちエリアに滞在する利用者などを撮像するカメラ1が設置されている。

0098

利用者は、出発地(例えば自宅や職場)から徒歩で、あるいは適宜な移動手段(鉄道、自動車など)を使用して店舗に向かう。利用者が店舗に到着すると、利用者は、出入口から店舗内に入り、必要に応じてATMを利用し、また、窓口で各種の手続きを行う。このとき、ATMに先客がいる場合には、ATMの待ちエリアに形成される行列に並び、窓口に先客がいる場合には、窓口の待ちエリアで呼び出しを待つ。

0099

ここで、利用者は、まず、出発地から出発する際に、利用する店舗を決めるため、複数の店舗ごとの混雑状況を確認したい要望がある。また、店舗までの移動途中でも、複数の店舗ごとの混雑状況を確認して、利用する店舗を変更する場合があり、さらに、店舗に到着した際に、店舗の実際の混雑状況を見て、別の店舗に移動する場合もある。

0100

そこで、本実施形態では、各店舗におけるATMの待ちエリアおよび窓口の待ちエリアに滞在する利用者を撮像したカメラ画像に基づいて、各店舗におけるATMおよび窓口の混雑状況に関する情報を生成して、利用者端末装置3を用いて利用者に提示する。

0101

次に、利用者端末装置3に表示される閲覧画面について説明する。図11は、利用者端末装置3に表示される閲覧画面を示す説明図である。図11(A)に、第1,第2の表示モードの場合の閲覧画面を示し、図11(B)に、第3,第4の表示モードの場合の閲覧画面を示す。

0102

図11(A)に示すように、第1,第2の表示モードにおける閲覧画面には、第1,第2の混雑状況表示部91,92と、更新ボタン93と、が設けられている。

0103

第1の混雑状況表示部91では、店舗ごとのATMの混雑状況に関する情報が表示される。この第1の混雑状況表示部91には、文字情報表示部94と、カメラ画像表示部95と、が設けられている。文字情報表示部94には、店舗ごとのATMの待ち時間と、移動時間と、両者を加算した所要時間とが表示される。カメラ画像表示部95には、ATMの待ちエリアを写したプライバシー保護画像が表示される。

0104

ここで、図11(A)に示した例では、カメラ画像表示部95に、待ち時間が最も長い店舗Cのプライバシー保護画像が表示されている。なお、利用者が文字情報表示部94で店舗を選択する操作に応じて、選択された店舗のプライバシー保護画像が表示されるようにしてもよい。

0105

第2の混雑状況表示部92では、店舗ごとの窓口の混雑状況に関する情報が表示される。この第2の混雑状況表示部92には、文字情報表示部96と、カメラ画像表示部97と、が設けられている。文字情報表示部96には、店舗ごとの窓口の待ち時間が表示される。カメラ画像表示部97では、窓口の待ちエリアを写したプライバシー保護画像が表示される。

0106

ここで、図11(A)に示した例では、カメラ画像表示部97に、待ち時間が最も長い店舗Bのプライバシー保護画像が表示されている。なお、利用者が文字情報表示部96で店舗を選択する操作に応じて、選択された店舗のプライバシー保護画像が表示されるようにしてもよい。

0107

図11(B)に示すように、第3,第4の表示モードにおける閲覧画面には、図11(A)に示した第1,第2の表示モードにおける閲覧画面と同様に、第1,第2の混雑状況表示部91,92と、更新ボタン93と、が設けられているが、この第3,第4の表示モードにおける閲覧画面では、カメラ画像表示部95,97が省略されており、第1,第2の混雑状況表示部91,92には、文字情報表示部94,96のみが設けられている。これにより、閲覧画面を簡素化して文字情報を見やすくすることができる。

0108

なお、図11(B)に示す例は、店舗Cに来店した状態で閲覧した場合であり、移動時間が0(分)となっており、他の店舗A,Bの所要時間を比較して、他の店舗A,Bに移動するようにしてもよい。

0109

(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。なお、ここで特に言及しない点は前記の実施形態と同様である。

0110

図12は、第3実施形態にかかる施設利用支援システムおいて利用者が店舗を利用する際の行動の過程を説明する説明図である。

0111

この第3実施形態は、ファストフード店などのクイックサービスレストランを対象にした施設利用支援システムである。クイックサービスレストランの店舗(施設)には、注文カウンタと、注文カウンタの待ちエリアと、客席と、客席の待ちエリアと、が設けられている。また、店舗には、注文カウンタの待ちエリアおよび窓口の待ちエリアに滞在する利用者などを撮像するカメラ1が設置されている。

0112

利用者は、出発地(例えば自宅や職場)から徒歩で、あるいは適宜な移動手段(鉄道、自動車など)を使用して店舗に向かう。利用者が店舗に到着すると、利用者は、出入口から店舗内に入り、注文カウンタで注文を行い、料理を受け取ると、客席で食事をとり、また、持ち帰りの場合にはそのまま退店する。このとき、注文カウンタに先客がいる場合には、注文カウンタの待ちエリアに形成される行列に並び、客席が満席である場合には、客席の待ちエリアで客席が空くのを待つ。

0113

ここで、利用者は、まず、出発地から出発する際に、利用する店舗を決めるため、複数の店舗ごとの混雑状況を確認したい要望がある。また、また、店舗までの移動途中でも、複数の店舗ごとの混雑状況を確認して、利用する店舗を変更する場合があり、さらに、店舗に到着した際に、店舗の実際の混雑状況を見て、別の店舗に移動する場合もある。

0114

そこで、本実施形態では、各店舗における注文カウンタの待ちエリアおよび客席の待ちエリアに滞在する利用者を撮像したカメラ画像に基づいて、各店舗における注文カウンタおよび客席の混雑状況に関する情報を生成して、利用者端末装置3を用いて利用者に提示する。

0115

次に、利用者端末装置3に表示される閲覧画面について説明する。図13は、利用者端末装置3に表示される閲覧画面を示す説明図である。図13(A)に、第1,第2の表示モードの場合の閲覧画面を示し、図13(B)に、第3,第4の表示モードの場合の閲覧画面を示す。

0116

図13(A)に示すように、第1,第2の表示モードにおける閲覧画面には、第1,第2の混雑状況表示部101,102と、更新ボタン103と、が設けられている。

0117

第1の混雑状況表示部101では、店舗ごとの注文カウンタの混雑状況に関する情報が表示される。この第1の混雑状況表示部101には、文字情報表示部104と、カメラ画像表示部105と、が設けられている。文字情報表示部104には、店舗ごとの注文カウンタの待ち時間と、移動時間と、両者を加算した所要時間とが表示される。カメラ画像表示部105には、注文カウンタの待ちエリアを写したプライバシー保護画像が表示される。ここで、図13(A)に示した例では、カメラ画像表示部105,107に、待ち時間が最も長い店舗のプライバシー保護画像が表示されている。なお、利用者が文字情報表示部104,106で店舗を選択する操作に応じて、選択された店舗のプライバシー保護画像が表示されるようにしてもよい。

0118

第2の混雑状況表示部102では、店舗ごとの客席の混雑状況に関する情報が表示される。この第2の混雑状況表示部102には、文字情報表示部106と、カメラ画像表示部107と、が設けられている。文字情報表示部106には、店舗ごとの客席の待ち時間が表示される。カメラ画像表示部107には、客席の待ちエリアを写したプライバシー保護画像が表示される。

0119

図13(B)に示すように、第3,第4の表示モードにおける閲覧画面には、図13(A)に示した第1,第2の表示モードにおける閲覧画面と同様に、第1,第2の混雑状況表示部101,102と、更新ボタン103と、が設けられているが、この第3,第4の表示モードにおける閲覧画面では、カメラ画像表示部105,107が省略されており、第1,第2の混雑状況表示部101,102には、文字情報表示部104,106のみが設けられている。これにより、閲覧画面を簡素化して文字情報を見やすくすることができる。

0120

(第4実施形態)
次に、第4実施形態について説明する。なお、ここで特に言及しない点は前記の実施形態と同様である。

0121

図14は、第4実施形態にかかるインフォメーションボードに表示される閲覧画面を示す説明図である。

0122

ショッピングセンタなどの大規模商業施設などでは、インフォメーションカウンタ(案内所)などにインフォメーションボード(案内板装置、利用者端末装置)が設置されている。このインフォメーションボードには、施設内の各利用エリアの混雑状況を利用者に提示するため、図14に示す閲覧画面が表示される。

0123

なお、施設内の各利用エリアにはカメラ1が設置されている。また、サーバ装置2が施設内の管理室などに設置されている。サーバ装置2では、各カメラ1から混雑検出情報およびプライバシー保護画像を収集して閲覧画面を生成し、その閲覧画面がインフォメーションボードに表示される。

0124

閲覧画面には、施設内の各利用エリアの混雑状況に関する情報が表示される。図14に示す例は、複数の店舗を有する施設の場合であり、各店舗の混雑状況に関する情報が表示される。この閲覧画面には、文字情報表示部111と、カメラ画像表示部112と、が利用エリアごとに設けられている。文字情報表示部111では、混雑しているか否かに応じて「混雑」または「空き」の言葉が表示される。カメラ画像表示部112では、店舗を写したプライバシー保護画像が表示される。

0125

次に、利用者端末装置3に表示される閲覧画面の変形例について説明する。図15は、利用者端末装置3に表示される閲覧画面の変形例を示す説明図である。

0126

この閲覧画面は、第2実施形態と同様に、銀行の店舗におけるATMおよび窓口の混雑状況に関する情報を利用者に提示するものであるが、図11に示した例とは異なり、文字情報表示部94,96に、ATMおよび窓口の待ち人数、すなわち、ATMの待ちエリアおよび窓口の待ちエリアに滞在する人物の人数が表示されている。これにより、ATMおよび窓口の混雑状況を詳しく把握することができる。

0127

以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施形態にも適用できる。また、上記の実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施形態とすることも可能である。

0128

例えば、前記の第1〜第3の実施形態では、利用者端末装置に表示される混雑状況の対象となる施設として、空港、銀行およびクイックサービスレストランの例について説明したが、対象となる施設はこれに限定されるものではなく、サービスエリアや、リゾート施設や、テーマパークなどのレジャー施設や、ショッピングセンタなどの商業施設などに広く適用することができる。

0129

また、前記の実施形態では、カメラにおいて、利用エリアを撮像した撮像画像から利用エリアの混雑検出情報(滞在人数)を取得して、その混雑検出情報をサーバ装置に送信するようにしたが、この混雑検出情報を取得する処理をサーバ装置で行うようにしてもよい。

0130

また、前記の実施形態では、カメラにおいて、利用エリアの滞在人数を計測して、その利用エリアの滞在人数を混雑検出情報としてサーバ装置に送信し、サーバ装置において、利用エリアの滞在人数から混雑提示情報を取得するようにしたが、カメラの撮像画像上における人物の分布状況を表すヒートマップ情報を混雑検出情報としてサーバ装置に送信するようにしてもよい。

0131

このヒートマップ情報は、撮像画像を格子状に分割した各セルグリッド)に存在する人物をカウントし、各セルのカウント値(人数)で人物の分布状況を表したものである。このヒートマップ情報をカメラからサーバ装置に送信することにより、サーバ装置において、待ち時間や混雑提示情報(混雑の有無、待ち人数など)を取得することができる。

0132

本発明に係る施設利用支援方法、施設利用支援装置および利用者端末装置は、利用者が施設を利用する際に、利用者が直感的な判断で手際よく行き先を決定することができる効果を有し、施設の利用者に、利用エリアの混雑状況に関する情報を情報処理装置により提供して、利用者による施設の利用を支援する施設利用支援方法、施設利用支援装置および利用者端末装置などとして有用である。

0133

1カメラ
2サーバ装置
3利用者端末装置
12プロセッサ(制御部)
14通信部
21 プロセッサ(制御部)
23 通信部
31 プロセッサ(制御部)
33 通信部
34 入力部
35 表示部
36測位部
41人物検出部
42滞在人数計測部
43プライバシー保護画像生成部
51所要時間取得部
52混雑提示情報取得部
53閲覧画面生成部
54移動時間取得部
55 時間取得部
56混雑判定部
57カメラ画像取得部

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