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技術 覆水路を用いた揚砂揚泥装置

出願人 井上虎男
発明者 井上虎男井上晃一
出願日 2016年1月25日 (4年11ヶ月経過) 出願番号 2016-011674
公開日 2017年8月3日 (3年4ヶ月経過) 公開番号 2017-133170
状態 特許登録済
技術分野 水門
主要キーワード 本願発明人 握り手部分 供給水管 空間水 下方周辺 破砕棒 貫通空隙 吸水筒
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (16)

課題

水中沈殿物回収除去を行なうための取り扱いが容易で、長い距離を実用的濃度で吸引できる装置を提供する。

解決手段

吸水管先端を沈澱物上に維持し、該吸水管下流の沈殿物中に埋没して吸砂する、集砂管部の吸砂口高さ位置を高く低く変えることで、吸砂能力を調整して水破り現象を抑制し、垂直方向吸砂口を備えた水路部分には仕切りを設けて、吸入水路を分割して確実な始動時吸水を行なわせ、垂直水路水平水路の吸砂口間つなぎ目には導水水路を形成し、吸砂口を分断する補強リブ等には掃流隙間を開窄して吸砂の連続性を図る。更に、集砂管部吸砂口には沈澱物の上方水を外部給水して、吸入濃度の向上を図る。

概要

背景

豪雨土石流に依るダムへの流入土砂や、湖沼泥土河川における土砂採取や除去、産業施設水槽での泥土等、実に多くの種類の水中沈殿物回収や除去が必要とされており、これ等沈殿物の除去には実に多くの種類の装置が提供されている。
本願発明人においても、広い範囲の揚砂を可能にする特許第3895505号を取得し、特願第2015−116078号を出願しているが満足できるものではなく、これを改善する。

概要

水中沈殿物の回収除去を行なうための取り扱いが容易で、長い距離を実用的濃度で吸引できる装置を提供する。吸水管先端を沈澱物上に維持し、該吸水管下流の沈殿物中に埋没して吸砂する、集砂管部の吸砂口高さ位置を高く低く変えることで、吸砂能力を調整して水破り現象を抑制し、垂直方向吸砂口を備えた水路部分には仕切りを設けて、吸入水路を分割して確実な始動時吸水を行なわせ、垂直水路水平水路の吸砂口間つなぎ目には導水水路を形成し、吸砂口を分断する補強リブ等には掃流隙間を開窄して吸砂の連続性をる。更に、集砂管部吸砂口には沈澱物の上方水を外部給水して、吸入濃度の向上をる。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

吸入管上流吸水口沈殿物埋没させない高さに維持し、該吸入管の沈殿物に埋没する途中位置には、水路底又は水路側壁に沿った吸砂口を一定区間開口させた集砂管部を備えて、下流端揚水源に接続連通し、水中沈殿物を回収又は除去する装置において、該集砂管部の吸砂口の開口高さ位置を、上流側を高く、下流側を低く、階段状又は傾斜させて開窄し開口させた揚装置。

請求項2

吸入管の上流端吸水口を沈殿物に埋没させない高さに維持し、下流側を一旦沈澱物中に没入降下させた後反転上昇、或いは、必要方向に延伸して揚水源に接続連通させた揚泥装置において、該降下部分の水路側壁に水路方向に沿った吸砂口を一定区間開口させると共に、該水路内に水路方向の仕切りを設けて、吸砂口側と非吸砂口側水路に分割し、該仕切の下流端で合流させるようにした揚泥装置。

請求項3

吸入管の上流端吸水口を沈殿物に埋没させない高さに維持し、該吸入管の沈殿物に埋没する途中位置には、管路底又は管路側壁に沿って吸砂口を一定区間開口させた集砂管部を備えて、下流端を揚水源に接続連通し、水中沈殿物を回収又は除去する装置において、該集砂管部に開窄する吸砂口上流端の該集砂管下半側壁を一段大きく開窄し、先端吸砂口を開口させた揚泥装置。

請求項4

吸入管の上流端吸水口を沈殿物に埋没させない高さに維持する補吸水筒部を備え、該吸入管の沈殿物に埋没する途中位置には、管路底又は管路側壁に沿って吸砂口を一定区間開口させた集砂管部を備えて、下流端を揚水源に接続連通し、水中沈殿物を回収又は除去する装置の、該補吸水筒部の側壁に、管路方向に沿った吸砂口を備えるものにおいて、該集砂管部に開窄した吸砂口上辺から該補吸水筒部に開窄した吸砂口間に、外方に突出させた導水を設けて、該導水庇の下辺流水路を形成しやすくした揚泥装置。ann

請求項5

補吸水筒部、或いは、集砂管部の吸砂口にスリット状に開窄した吸砂口を備えるものにおいて、該スリット状吸砂口により水路方向に分断される形の該補吸水筒部左右、或いは該集砂管部上下を支承するリブや、補強するリブのスリット状吸砂口に当接する部分に、大きく開窄した空隙を設け、該空隙部を通過した吸入水が、該リブを越した位置の集砂管外沈殿物を洗掘して流入できるようにしたリブで、支承や補強を行なうようにした、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4のいずれかの揚泥装置。

請求項6

吸入管の上流端吸水口を沈殿物に埋没させない高さに維持し、該吸入管下流の沈殿物に埋没する途中位置には、管路底又は管路側壁に沿って吸砂口を一定区間開口させた集砂管部分を備えて、下流端を揚水源に接続連通し、水中沈殿物を回収又は除去する装置において、該集砂管の上辺に設する形の給水カバー、或いは下辺を開窄開放した管状体給水管を、該集砂管の上辺に並行させて、或いは、該集砂管の下流側が高くなるように傾斜させて載置し、該給水カバー又は該給水管に沈殿物の上方水を供給できるようにした揚泥装置。

請求項7

吸水カバー、或いは給水管に沈澱物の上方水を供給する管路を、補吸水筒を二重管にする形や、円管を管路方向に分割した円弧状材を補吸水筒外周に付加する形、或いは、該補吸水筒内を管路方向に分割する形で、該補吸水筒と一体化した水路で、上方水を供給するようにした請求項6の揚泥装置。

請求項8

吸入管の上流端吸水口を沈殿物に埋没させない高さに維持し、該吸入管下流側を一旦沈澱物中に没入降下させた後、反転上昇させる管路の最深部に吸砂口を開口し、下流端を揚水源に接続連通して水中沈殿物を回収又は除去する揚泥装置において、該上流端吸水口下方から該吸砂口に近接した上辺までの間の、該降下部管と該上昇部管のあいだの両側を側板で塞ぎ、或は、該下降部管と該上昇部管の双方を一体的に囲う形に防砂囲いを設けて、該装置が沈澱物に埋没した時に、該沈澱物の上方水を該吸砂口に近接させて外部給水を行うようにした揚泥装置。

技術分野

0001

本発明は、ダム湖沼河川産業施設水槽等の水底沈殿物回収又は除去するための装置に関するものである。

背景技術

0002

豪雨土石流に依るダムへの流入土砂や、湖沼の泥土、河川における土砂採取や除去、産業施設水槽での泥土等、実に多くの種類の水中沈殿物の回収や除去が必要とされており、これ等沈殿物の除去には実に多くの種類の装置が提供されている。
本願発明人においても、広い範囲の揚砂を可能にする特許第3895505号を取得し、特願第2015−116078号を出願しているが満足できるものではなく、これを改善する。

先行技術

0003

特開2012-229528
特開2012−197580
特開2003−138598

発明が解決しようとする課題

0004

本願発明人の特許第3895505号及び特願2015−116078号の覆水路の思想を用いた揚泥装置の基本形態は、吸入管上流吸水口を沈殿物に埋没させない高さに維持する補吸水筒部を備え、該吸入管の下流沈殿物に埋没する途中位置には、管路底又は側壁に沿って窄穴配列した孔やスリット状に開窄した吸砂口を開口させた集砂管部分を備えて、下流基端部に送泥管を接続して落差サイフォン動力ポンプジェットポンプエアーリフトポンプ真空装置等の揚水源に接続し、管路内に必要な流速を与えて、集砂管部分が埋没した状態で沈殿物を回収又は除去する装置であり、これを「覆水路揚泥装置」と称呼して以下説明する。

0005

前記する覆水路揚泥装置の構成は基本構成であり、補吸水筒部分を省略し、集砂管部を直接沈澱物上に突出させることや、補吸水筒部に前記集砂管部同様の吸砂口を備えたもの備えないものがある。

0006

覆水路揚泥装置には、揚送濃度を安定した高濃度となしがたいことと、広い範囲の沈澱物を吸入させるために、集砂管の長い範囲に吸砂口を開窄して吸入させると、揚水源で吸引される下流側が最も強く吸引されるために、該下流側吸砂口の周辺沈殿物が優先して吸入排除され、該上方がすり状に開放(以降“吸い破り現象”と称呼する)されて、開放された該吸砂口の流入速度が一定速度以下になると該集砂管の上流側吸砂口からの吸砂はできなくなる大きな課題がある。

0007

吸い破り現象を避けるために、覆水路揚泥装置における集砂管部を極端に短縮した形態や、覆水路揚泥装置の集砂管部分を立設した形、或いは、吸砂口を設けた補吸水筒部分のみで揚砂するようにした形態の“縦形揚泥装置”とした場合にも、揚送濃度が低いことや、縦方向吸砂口となるために、休止中に管路内堆砂を生じやすく、稼働初期閉塞を生じやすい等の課題がある。

課題を解決するための手段

0008

本発明では、吸い破り現象を克服する手段として、吸い破り現象を極力遅らせることと、吸い破り現象発生前に集砂管の上流側(補吸水筒側)沈殿物を吸入排除されやすくして解決する。

0009

吸い破り現象を遅らせる手段として、集砂管部の吸砂口開口高さ位置を下流基端側では、直下部又は低い高さ位置に開窄し、上流側では水路中心近くの高い位置になるように、階段状、或いは、傾斜させて開窄し、該集砂管の上流側で沈殿物が吸入されやすく、且つ、吸入沈殿物が水路内で混合排除されやすくする。

0010

覆水路揚泥装置の補吸水筒部や縦形揚泥装置のように、上下方向水路に吸砂口を開窄した管路にあっては、該管路内に水路方向仕切を設けて、吸砂口水路と非吸砂口水路に分割し、該非吸砂口水路では確実な上方水の流入水路を確保し、吸砂口水路では濃密な沈殿物を流入させ、該水路方向仕切の下方端で合流させ混合することで、稼働初期の通水を円滑にし、混合濃度の安定化を図る。

0011

覆水路揚泥装置の集砂管部吸砂口の上流端には、該集砂管下半を大きく開窄した先端吸砂口を開口させ、外部沈殿物の流入を容易にする。

0012

補吸水筒部に吸砂口を備えた覆水路揚泥装置において、該補吸水筒部吸砂口と集砂管部吸砂口が分断される構成となる場合は、該集砂管の吸砂口上流端上辺から該補吸水筒の吸砂口に至る間に、外方に突出させた導水を設け、沈殿物の安息角の影響もあり該導水庇下にできる空隙を初期流水路にして、該補吸水筒部吸砂口の沈殿物排除で得られるようになる沈澱物の上方水を、該集砂管の先端吸砂口及び吸砂口上辺に導き、沈殿物吸入が該集砂管吸砂口に連続しやすくする。

0013

又、スリット状吸砂口を備えた集砂管においては、該スリット状吸砂口の開窄により、該集砂管が上下に分割される形になるために、上下集砂管の保持補強が必要であり、該集砂管上下をつなぐ形で集砂管外部に設けるつなぎリブ、或は支承物等の該吸砂口に当接する周辺部を、外方及び上方に広く開窄した貫通空隙部を作り、該貫通空隙部を通過した該集砂管外の流入水が、リブ、或は支承物を越した位置の該集砂管外沈殿物を洗掘する状態で該吸砂口に流入するようにして、円滑な吸砂作用の連続化を図る。

0014

更に、集砂管上辺には、該集砂管との間に通水路となる間隙を設けた給水カバー設し、或いは、該集砂管上方に近接し、下辺を開窄開放した円環状外部給水管を該集砂管の全長、或は、上流側の一定区間に載置し、該給水カバー下の通水路隙間、或いは、該給水管に沈殿物の上方水を供給できるようにした供給水管を立設する等して、該集砂管の吸砂口上辺に近接した位置から、沈澱物の浸透水距離を短くして外部給水を行なうことで、吸砂口から吸入される浸透水量を増やし、集砂管の全長、又は、上流側補吸水筒寄りの一定区間の沈殿物吸入量を増加させる。

0015

縦形揚泥装置の場合においては、下方端で集砂管を介して連通し、並立する形の補吸水筒と送泥管との間を、該補吸水筒の吸水口下から、下方端を該集砂管に近接した高さ位置までの間、両側面に側板を設けてふさぎ縦方向の空間水路を形成し、該装置が沈澱物に深く埋没した際に、沈澱物の上方水を該集砂管近くまで導入供給して、介在する沈澱物の浸透水通過距離を短くして、該集砂管吸砂口への沈澱物の吸入量を増加させる。

0016

又、前記の側板に替えて、補吸水筒と送泥管全体を断面長円形の給水囲いカバーで囲い、沈澱物の上方水を集砂管吸砂口の全周囲上辺に近接させて給水し、吸砂口全体からの沈殿物吸入を促進することもできる。

発明の効果

0017

前述するように本発明では、集砂管吸砂口の開口高さ位置による吸砂能力調整、縦方向吸砂口を設けた水路での通水稼働初期の管内閉塞の解消、先端吸砂口や給水カバーによる集砂管上流側の吸砂能力の向上、補吸水筒部吸砂口から集砂管吸砂口への沈澱物吸入の円滑連続化等により、この種揚砂揚泥装置の実用的集砂距離を伸ばし、吸入濃度の向上、安定化ができた。

図面の簡単な説明

0018

第1実施例の三面図であり、(イ)正面図、(ロ)平面図、(ハ)側面図。
図中の(二)図は図1のA部断面、(ホ)図はB部断面視図。
図中の(へ)図は図1のC部断面視図、(ト)図はD部断面視図、(チ)図はE部断面図。
第2実施例の正面図を示す。
図中(リ)図は図4のA−A視側面図、(ヌ)図はB−B断面視図。
図中(ル)図は図4のC部断面視図、(ヲ)図はD部断面視図、(ワ)図はE部断面視図。
第3実施例の正面図を示す。
図中の(カ)図は図7のA−A視側面図、(ヨ)図はB部断面図。
図中の(タ)図は図7のC−C断面視図、(レ)図はD−D断面視図。
第4実施例の正面図を示す。
図中の(ソ)図は図10のA−A視断面図、(ツ)図はB部断面視図。
第5実施例の補吸水筒近辺を示す部分図であり、図中(ネ)図は正面図を示し、(ウ)図は(ネ)図のA−A断面視図、(イ)図は平面図を示す。
第6実施例を示す図であり、図中の(ノ)図は正面図を示し、(オ)図は側面図を示す。
図中(ク)図は図13(ノ)図のA部断面図、(ヤ)図はB−B断面図。
第7実施例を示す図であり、図中(マ)図は正面図を示し、(ケ)図は側面図を示し、(フ)図は(マ)図のA−A断面図を示す。

0019

以下、本発明の実施形態を図1図15に基づいて説明する。

0020

本発明の第1実施例は、図1に三面図を示し、集砂管1A及び補吸水筒2Aの各部断面図を図2図3に示すような覆水路揚泥装置であって、沈殿物が発生する水底に設置し、送泥管3Aのフランジ部を揚水源に接続して使用するものであり、集砂管3Aの一部、或は全部がうまり、補吸水筒2Aの吸水口5が沈殿物上の水中にある状態で通水稼働させ、周辺沈殿物を回収除去する装置である。

0021

集砂管1Aの送泥管3Aに近い部分には、図2(二)図に示すように集砂管1Aの直下部に管路方向に開窄した吸砂口6があり、(ホ)図に示す断面B部では、取扱い沈殿物の安息角を考慮して、装置休止時に外部沈殿物が自然には崩れ込みにくい高さ位置の両側に吸砂口6を開窄しており、図3の(へ)図に示す断面C部では、装置休止時に外部沈殿物が集砂管1A内に自然に崩れ込む高さ位置に、給砂口6が開窄されている。

0022

集砂管1Aが埋没状態の通水稼働時において、沈殿物が該集砂管1Aに流入するためには、吸砂口6が直下部にある(二)図の断面A部では、沈殿物からの浸透水が当該沈殿物粒子を浮上させ、流入させる速度が必要であり、(ホ)図断面位置B部では、沈殿物は自然には崩れ込めないけれども、浸透水又は流入水速度が沈殿物を横移動させ得る速度であれば集砂管内に流入する。

0023

(へ)図の断面C部に於いては、沈殿物は自然に集砂管1A内に滑落流入し、管内に堆積した該沈澱物は、吸入位置が高い分、管内の安息角稜線長さが長く、流動水との混合流域が広く、混合排除されやすい。

0024

補吸水筒2Aには、管路方向に沿った縦方向の吸砂口7を開窄し、該補吸水筒2A内には(チ)図に断面を示すように仕切板4Aを設けて、非吸砂口側流水路dと吸砂口側流水路eに分割して、下方端の図1(イ)図に示すf部で合流し混合させる。

0025

該f部位置の集砂管1A下辺には、一段大きく開口させた先端吸砂口10を開口させて外部沈殿物の流入を容易にする。

0026

又、吸砂口7と吸砂口6の上流端上辺間には、導水庇8を、図3(ト)図に示すように庇外方を低く傾斜させて、集砂管1A寄りに沈澱物のない庇下空隙aを作る形で配設し、吸砂口7から吸砂口6への沈澱物吸入のつながりを図る。

0027

集砂管1Aは断面(ホ)図及び(へ)図に示す部分では、スリット状の吸砂口6に依って上下に分割された状態であり、該上下を保持、或は、吸砂口6の間隔を保持するためのつなぎリブ9の該吸砂口6に当接する部分を、前面方向及び上方に大きく開窄して空隙bを設けた形態にすることにより、該空隙部bを通過した外部流入水が、つなぎリブ9を越えた位置の外部沈殿物を洗掘、或いは、掃流して該吸砂口6に流入し、つなぎリブ9前後の沈殿物の吸入が円滑につながる。

0028

本実施例1における仕切板4A、吸砂口7、導水庇8、つなぎリブ9、吸砂口10は、必要に応じてそれぞれを設けるものであり、設けないものもある。
又、集砂管1Aの(ホ)図B部断面及び(へ)図C部断面に図示する吸砂口6は、図示するように集砂管6の両側に設けずに、片側だけとすることや、A部又はB部断面のいずれかの高さに統一すること、全体を傾斜させた吸砂口とすることができる。

0029

実施例2は、図4図5図6に図示するように、逆U字形断面の半円形集砂管1Bの下流端に、集砂管1Bと同軸線方向に伸びる送泥管3Bを接続連通し、上流端に補吸水筒2Bを立設接続したものであり、該集砂管1Bの側壁にスリット状吸砂口6を設け、該補吸水筒2B内は平板の仕切板4Bで水路方向仕切を設け水路を分割したものである。

0030

補吸水筒2Bの吸砂口7から集砂管1Bの吸砂口6上辺間には、外方に突出させた形に平板の導水庇8を設けて、沈殿物による埋没時に該導水庇8下に水路が形成されやすくする。

0031

スリット状の吸砂口6により分割された形の集砂管1B上下の保持支承、及び吸砂口6の間隙を維持するために、図6の各断面に示すように、脚リブ13,14の吸砂口6位置には、空隙cを設け、脚リブ15の導水庇8下方には空隙hを設ける。

0032

吸砂口6は、吸砂管1B全長さ範囲を図示するように同一高さとすることや、補吸水筒2B側を高く、送泥管3B側を低く階段状に開窄すること、或は、傾斜させた吸砂口とすることが出来る。
又、吸砂口6は、集砂管1Bの片側のみとすることが出来る。

0033

実施例3は、図7に正面図を示し、図8図9に側面図及び要部断面図を示すように、上辺中央にスリット状の吸砂口6を開口させた矩形状の角形集砂管1Cを持つ覆水路揚泥装置である。

0034

本実施例の場合、吸砂口6が集砂管1C上面にあるために、補吸水筒2Cの吸砂口7から集砂管1Cの吸砂口6間の導水庇8は、外形手鏡状平板の握り手部分を吸砂口6の上流端上方位置にして、集砂管1C上面と隙間を設けた上位の補吸水筒2C下辺に装着し、該導水庇8の外周下辺には丸鉄を配して下辺内周に上方に窪ませた埋没時の水路を形成する。

0035

集砂管1Cの上辺部材を補強する支承リブ16の吸砂口6直上部分には、(ヨ)図に示すように上方向に大きく開窄した空隙iを設けて補強する。

0036

本実施例3に外部給水用の給水カバー又は給水管を設ける場合は、吸砂口6の直上部に、取り扱い沈澱物の安息角度を配慮して、集砂管1Cに並走する形に平行して配設することや、補吸水筒2C側を低く、送泥管3C側を高く、必要長さ配設することができる。

0037

実施例4は、図10に装置の正面図を示し、図11(ソ)に側面図、(ツ)図に図10の集砂管1DのB部断面視図を示すように、実施例2の装置に給水カバー19Dを付加した状態の装置であり、集砂管1D上辺の補吸水筒2D寄りに給水カバー19Dを冠設し、供給水筒20Dを補吸水筒2Dと並べて立設した覆水路揚泥装置である。

0038

給水カバー19Dは、供給水筒20Dで供給される上方水を吸砂口6に近接して供給するようにしたものであり、該給水カバー19Dの下縁は補吸水筒2D側で低く、送泥管3D寄りで高く傾斜させて、外部給水の浸透距離を調整して供給するものである。

0039

実施例5は、図12に示すように、実施例1の補吸水筒2A近傍部分を改変した装置の部分図であり、(ネ)図に部分正面図、(ウ)図に(ネ)図のA−A断面視図、(イ)図に部分平面図を示すように、補吸水筒2Eを二重管にする形で供給水筒20Eを設け、上方端を開放すると共に、下方端は集砂管1E上に短く突出させた給水カバー19E内に接続連通させて開放し、該集砂管1E上流端の先端吸砂口10の上辺に近接して上方水を給水し、沈殿物吸入の促進を図る実施例である。

0040

実施例6は、図13(ノ)図に正面図を示し、(オ)図に側面図を示すように、覆水路揚泥装置における集砂管1Fを極端に短縮した形態の縦形揚泥装置であり、通常水底沈殿物面に降下する形で揚砂揚泥作業を行うことや、水底に定置する形で堆積する沈殿物を回収除去する装置である。

0041

図14(ク)図に図13(ノ)図のA部集砂管1Fの断面を示し、(ヤ)図にB−B断面を示すように、送泥管3Fと補吸水筒2F間の両側面を側板18Fで塞ぎ、上方端及び下方端はそれぞれ開放し、該両側板18F間に上下方向の空間水路kを形成することに依って、該装置が補吸水口5を残して沈澱物に埋没した状態においても空間水路k内は保護され、上方水を吸砂口10Fに近接した上辺に供給し、沈殿物の吸入を促進する。

0042

補吸水筒2Fに設けた吸砂口7は、省略することができる、又、補吸水筒2Fからの給水量を調整したい場合は、補吸水筒2Fの径を変更することや、補吸水口5の網目開口面積増減することで調整できる。

0043

実施例7は、図15(マ)図に下半を断面で示した装置の正面図を示し、(ケ)図は側面図、(フ)図には(マ)図のA−A断面を図示する縦形揚泥装置である。
(フ)図に示すように断面形状長円形防砂囲い18Gで送泥管3G及び補吸水筒2Gと隙間を設けて、外周を一体的に囲い、両管路外の内面全体に空間水路kを形成して、上方水を吸砂口10G上辺全体に供給できるようにし、沈殿物の吸入濃度を向上させるものである。

実施例

0044

実施例6及び実施例7の縦形揚泥装置では、装置下辺に、下方周辺に向けた圧力水噴射ノズルや、杭状破砕棒、或は、定置するための脚を備えるができる。
又、側板18Fの下辺、及び防砂囲い18Gの下縁は、部分的にそれぞれの下方吸砂口10F,10G位置まで突出させることができる。

0045

本発明はダム湖における堆砂の定点排砂浚渫排砂から、発電潅漑上水道等の用水取水口堆砂の回収除去、産業プラントや各種施設の雨水や排水路の除砂除泥、下水道水処理装置の沈殿物回収除去等を容易にするものであり、撹拌機構を要せず、周辺水を濁さない環境にやさしい省エネルギー揚泥装置として貢献できる。

0046

1 集砂管(全体を指す時)
1A、1B,1C,1D、1E、1F、1G 装置それぞれの集砂管
2 補吸水筒(全体を指す時)
2A,2B,2C,2D、2E、2F、2G 装置それぞれの補吸水筒
3A、3B、3C、3D,3E,3F、3G 装置それぞれの送泥管
4A、4B、4C、4F 装置それぞれの仕切板
5補吸水口
6 集砂管の吸砂口
7 補吸水筒の吸砂口
8導水庇
9つなぎリブ
10 先端吸砂口
10F、10G 吸砂口
11丸鉄(ストレーナ
12 脚
13 リブ
14 リブ
15 リブ
16 支承リブ
17 丸鉄
18F側板
18G防砂囲い
19D、19E 給水カバー
20D,20E供給水筒
21補強材
22 補強材
a 導水庇8下の導水路
b つなぎリブ9の吸砂口6部の隙間
c脚リブ13,14の吸砂口6部の隙間
d 補吸水筒2の非吸砂口側流水路
e 補吸水筒2の吸砂口側流水路
f 集砂管1と補吸水筒2の合流点
g 給水カバー19Dと集砂管1D間の隙間通水路
h 脚リブ15の導水庇8下隙間
i 支承リブ16の吸砂口6上辺隙間
j 脚12の集砂管直下部隙間
k 送泥管3Fと補吸水筒2F間、或いは,送泥管3Gと補吸水筒2G間の空間水路

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