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技術 Tie2活性化剤

出願人 株式会社ナガセビューティケァ
発明者 位上健太郎伊藤久富野渕翠下条洋輔
出願日 2016年1月25日 (5年7ヶ月経過) 出願番号 2016-011918
公開日 2017年8月3日 (4年1ヶ月経過) 公開番号 2017-132698
状態 特許登録済
技術分野 化合物または医薬の治療活性 植物物質含有医薬
主要キーワード 体温調整 機能向上剤 栽培品 乾燥重 シリンガレシノール ヒダナシタケ目 鹿角霊芝 マンネンタケ属
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年8月3日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (2)

課題

新たなTie2活性化剤を提供することを課題とする。

解決手段

当該剤を、霊芝及び/又は霊芝の発酵物から選択される霊芝成分抽出物(又は抽出エキス)で構成する。このような剤は、例えば、血管新生抑制剤、血管の成熟化剤、血管の正常化剤及び血管の安定化剤からなる群から選択される少なくとも1以上の用途に使用するための剤であってもよい。また、前記剤は、さらに、アンジオテンシン変換酵素(ACE)を阻害するための剤として使用することもできる。

概要

背景

血管は、血管内皮細胞血管壁細胞とから構成されており、血液の循環を通して生体組織中酸素や栄養分を運ぶ役割を果たしている。通常、血液中の水分や低分子物質は血管を介して血液と組織間を透過しているが、タンパク質等の巨大分子は透過しない。このような血管の透過性は血管内皮細胞によって制御されており、血管の安定な構造は、血管内皮細胞の接着に加え、周囲に血管壁細胞が接着することによって維持されている。

生体組織中の酸素や栄養分が不足すると、血管内皮細胞同士の接着や、血管壁細胞及び血管内皮細胞間の接着は抑制され、血管透過性亢進することにより、血液中の液性因子や巨大分子が組織に行きわたる。
一方で、血管透過性が過剰に亢進すると、生体組織浮腫、炎症などが引き起こされ、生体組織が機能不全となる。これらの現象は、糖尿病性網膜症腫瘍、炎症などの病態で観察されており、血管透過性の制御不全がこれらの病態を招いていると考えられている。このような血管透過性の過剰亢進は、さらなる血管構造乱れを引き起こすため、血管の安定な構造を維持させることが上記の病態改善にとって重要である。

近年、血管を安定化することを目的として、受容体型チロシンキナーゼTie(tyrosine kinase withIgand EGF homology domain)2を活性化する因子の探索が行われている(特許文献1)。Tie2は、血管内皮細胞に発現しており、活性化(リン酸化)されることによって、血管内皮細胞と血管壁細胞の接着を誘導し、血管を安定化することが知られている。
また、Tie2の活性化によって、血管新生(例えば、既存の血管からの新たな血管ネットワークの形成)の抑制化や、血管の成熟化(例えば、血管内皮細胞同士が接着斑を形成することで血管透過性を制御し、血管内皮細胞が血管壁細胞の裏打ちを伴うことによる血管構造の安定化)、血管の正常化(例えば、血管透過性の破綻した血管や血管の無秩序増生を招くような異常な血管を、血管内皮細胞同士の接着を高め、血管壁細胞の内血管皮細胞への裏打ちを促進することにより、血管を正常な状態にすること)をできることも知られている(特許文献1及び2)。
例えば、血管再生医療等では、Tie2の活性化によって血管内皮細胞及び血管壁細胞間の接着を誘導し、血管を成熟できることが知られている。
また、糖尿病性網膜症や腫瘍等の、血管壁細胞が血管内皮細胞に接着しないことに起因する疾患等では、Tie2の活性化によって血管壁細胞を血管内皮細胞に接着させ、血管を正常化できることが知られている。

Tie2の活性化については、例えば、ケイCinnamomum cassia Blume)の成分であるシリンガレシノールは、Tie2を活性化することにより、紫外線Bによって低下した血管構造を安定化することが報告されている(特許文献1)。また、ケイカ(Osmanthus fragrans var. aurantiacus)、ボダイジュ(Tilia cordata)、マロニエAesculus hippocastanum)の抽出物のTie2活性化作用が報告されている(特許文献2)。

概要

新たなTie2活性化剤を提供することを課題とする。当該剤を、霊芝及び/又は霊芝の発酵物から選択される霊芝成分の抽出物(又は抽出エキス)で構成する。このような剤は、例えば、血管新生抑制剤、血管の成熟化剤、血管の正常化剤及び血管の安定化剤からなる群から選択される少なくとも1以上の用途に使用するための剤であってもよい。また、前記剤は、さらに、アンジオテンシン変換酵素(ACE)を阻害するための剤として使用することもできる。なし

目的

本発明は、新たなTie2活性化剤を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

霊芝及び/又は霊芝の発酵物から選択される霊芝成分抽出物を含有するTie2活性化剤

請求項2

霊芝及び/又は霊芝の発酵物から選択される霊芝成分の抽出物を含有し、血管新生抑制剤、血管の成熟化剤、血管の正常化剤及び血管の安定化剤からなる群から選択される少なくとも1以上の用途に使用するための剤。

技術分野

0001

本発明は、霊芝及び/又は霊芝の発酵物から選択される霊芝成分抽出物(又はエキス)を含有するTie2活性化剤に関する。また、本発明は、霊芝及び/又は霊芝の発酵物から選択される霊芝成分の抽出物(又はエキス)を含有し、血管新生抑制剤、血管の成熟化剤、血管の正常化剤、血管の安定化剤などの用途に使用するための剤に関する。

背景技術

0002

血管は、血管内皮細胞血管壁細胞とから構成されており、血液の循環を通して生体組織中酸素や栄養分を運ぶ役割を果たしている。通常、血液中の水分や低分子物質は血管を介して血液と組織間を透過しているが、タンパク質等の巨大分子は透過しない。このような血管の透過性は血管内皮細胞によって制御されており、血管の安定な構造は、血管内皮細胞の接着に加え、周囲に血管壁細胞が接着することによって維持されている。

0003

生体組織中の酸素や栄養分が不足すると、血管内皮細胞同士の接着や、血管壁細胞及び血管内皮細胞間の接着は抑制され、血管透過性亢進することにより、血液中の液性因子や巨大分子が組織に行きわたる。
一方で、血管透過性が過剰に亢進すると、生体組織浮腫、炎症などが引き起こされ、生体組織が機能不全となる。これらの現象は、糖尿病性網膜症腫瘍、炎症などの病態で観察されており、血管透過性の制御不全がこれらの病態を招いていると考えられている。このような血管透過性の過剰亢進は、さらなる血管構造乱れを引き起こすため、血管の安定な構造を維持させることが上記の病態改善にとって重要である。

0004

近年、血管を安定化することを目的として、受容体型チロシンキナーゼTie(tyrosine kinase withIgand EGF homology domain)2を活性化する因子の探索が行われている(特許文献1)。Tie2は、血管内皮細胞に発現しており、活性化(リン酸化)されることによって、血管内皮細胞と血管壁細胞の接着を誘導し、血管を安定化することが知られている。
また、Tie2の活性化によって、血管新生(例えば、既存の血管からの新たな血管ネットワークの形成)の抑制化や、血管の成熟化(例えば、血管内皮細胞同士が接着斑を形成することで血管透過性を制御し、血管内皮細胞が血管壁細胞の裏打ちを伴うことによる血管構造の安定化)、血管の正常化(例えば、血管透過性の破綻した血管や血管の無秩序増生を招くような異常な血管を、血管内皮細胞同士の接着を高め、血管壁細胞の内血管皮細胞への裏打ちを促進することにより、血管を正常な状態にすること)をできることも知られている(特許文献1及び2)。
例えば、血管再生医療等では、Tie2の活性化によって血管内皮細胞及び血管壁細胞間の接着を誘導し、血管を成熟できることが知られている。
また、糖尿病性網膜症や腫瘍等の、血管壁細胞が血管内皮細胞に接着しないことに起因する疾患等では、Tie2の活性化によって血管壁細胞を血管内皮細胞に接着させ、血管を正常化できることが知られている。

0005

Tie2の活性化については、例えば、ケイCinnamomum cassia Blume)の成分であるシリンガレシノールは、Tie2を活性化することにより、紫外線Bによって低下した血管構造を安定化することが報告されている(特許文献1)。また、ケイカ(Osmanthus fragrans var. aurantiacus)、ボダイジュ(Tilia cordata)、マロニエAesculus hippocastanum)の抽出物のTie2活性化作用が報告されている(特許文献2)。

先行技術

0006

特開2009−263359号公報
特開2015−168656号公報

発明が解決しようとする課題

0007

本発明は、新たなTie2活性化剤を提供することを目的とする。
また、本発明は、Tie2の活性化とアンジオテンシン変換酵素(ACE)の阻害作用とを両立できる剤を提供することをも目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、霊芝及び/又はその発酵物から選択される霊芝成分の抽出物(又は抽出エキス)が、Tie2活性化作用を有することを見出した。本発明者らは、上記以外にもさらに鋭意検討を重ねて本発明を完成するに至った。

0009

すなわち、本発明のTie2活性化剤(Tie2を活性化するための剤)は、霊芝及び/又は霊芝の発酵物から選択される霊芝成分の抽出物(又はエキス)を含有する。
このような剤は、Tie2活性化効果に起因して、種々の機能(例えば、血管新生抑制機能、血管成熟化機能、血管安定化機能など)を有している。
そのため、本発明には、このような機能に基づく種々の用途に使用するための剤も含まれる。このような剤は、例えば、霊芝及び/又は霊芝の発酵物から選択される霊芝成分の抽出物を含有し、血管新生抑制剤、血管の成熟化剤、血管の正常化剤及び血管の安定化剤からなる群から選択される少なくとも1以上の用途に使用するための剤であってもよい。
本発明の剤において、霊芝成分は、特に、霊芝の発酵物を含んでいてもよい。
また、本発明の剤において、抽出物は、水抽出物であってもよい。
本発明の剤は、前記のように、霊芝成分の抽出物を有効成分としているため、Tie2活性化機能のみならず、従来のTie2活性化機能を有する成分にはない、他の機能も有している。そのため、本発明の剤は、さらに、このような他の機能を付与するための剤[例えば、アンジオテンシン変換酵素(ACE)を阻害するための剤]であってもよい。具体的には、本発明の剤は、さらに、血圧を降下させるための剤及び/又は血流改善をするための剤(血圧降下剤及び血流改善剤から選択された少なくとも1以上の用途に使用するための剤)であってもよい。また、本発明の剤は、さらに、体温調節機能を向上させるための剤(体温調整機能向上剤に使用するための剤)であってもよい。
本発明には、前記剤(Tie2活性化剤等)又は前記霊芝成分を含有する組成物飲食品医薬又は医薬組成物など)を含む。このような組成物は、霊芝成分を含んでおり、上記のように、例えば、Tie2活性化機能(さらにはACE阻害機能)を有している。そのため、本発明の組成物は、例えば、Tie2を活性化(さらにはACEを阻害)するための組成物(Tie2活性化用組成物)であってもよい。本発明の組成物は、より具体的には、血管壁細胞が血管内皮細胞から脱離することに起因する疾患(例えば、腫瘍、慢性関節リウマチ糖尿病網膜症高脂血症高血圧等)の予防、改善及び/又は治療のための組成物(医薬組成物)であってもよい。

0010

さらに、本発明には、前記剤(又は霊芝成分)又は前記組成物を、動物(ヒト、非ヒト動物)に投与し、Tie2を活性化する方法も含まれる。このような方法は、血管新生を抑制する方法、血管を成熟化する方法、及び血管を安定化する方法から選択された少なくとも1つの方法であってもよい。本発明の方法では、さらに、ACEを阻害してもよい。具体的には、本発明の方法では、血圧を降下させてもよく、血流を改善させてもよい。また、本発明の剤は、さらに、体温調節機能を向上させてもよい。

発明の効果

0011

本発明の剤又は組成物によれば、Tie2を効果的に活性化することができる。そのため、本発明では、Tie2の活性化に起因して、種々の症状や疾患の改善や予防のための剤(例えば、血管新生抑制剤、血管の成熟化剤、血管の正常化剤、血管の安定化剤など)を提供できる。より具体的な態様では、本発明の剤又は組成物は、血管内皮細胞及び血管壁細胞間の接着を誘導できるため、血管壁細胞が血管内皮細胞から脱離することに起因する疾患(例えば、腫瘍、慢性関節リウマチ、糖尿病網膜症、高脂血症、高血圧等)の予防、改善又は治療のために使用することができる。
また、本発明では、Tie2活性化機能に加えて、アンジオテンシン変換酵素(ACE)の阻害作用等の、従来のTie2活性化成分に無い機能を実現できる。例えば、本発明の剤は、血圧降下効果血流改善効果、体温調節機能向上効果なども有しているため、極めて有用性が高い。

図面の簡単な説明

0012

霊芝及び霊芝の発酵物のTie2活性化評価結果を示す。
霊芝及び霊芝の発酵物のTie2活性化評価結果を示す。

0013

以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の剤(Tie2活性化剤、血管新生抑制剤、血管の成熟化剤、血管の正常化剤、血管の安定化剤など)は、霊芝及び/又はその発酵物から選択される霊芝成分の抽出物(エキス又は抽出エキス)を含有することを特徴とする。
霊芝(Ganoderuma lingzhi)は、ヒダナシタケ目マンネンタケマンネンタケ属に属するきのこである。
霊芝としては、特に限定されず、例えば、赤霊芝、青霊芝、黄霊芝、黒霊芝白霊、紫霊芝、鹿角霊芝等が挙げられる。これらは、1種又は2種以上を使用することができる。また、霊芝は、天然品であっても、栽培品であってもよく、従来公知の取得方法により得られるものを使用することができる。

0014

霊芝の部位は、特に限定されず、どの部位でも使用することができる。霊芝の部位としては、例えば、ヒダツバ、柄、ツボ等が挙げられる。これらは1種又は2種以上を使用することができる。

0015

霊芝の発酵物としては、特に限定されるものではないが、代表的には、霊芝の自己消化物等である。
霊芝の自己消化物は、例えば、霊芝を所定の温度(例えば、35〜40℃程度)で発酵又は熟成させることにより、得ることができる。発酵時間は、特に限定されず、例えば1〜48時間、好ましくは1〜30時間である。尚、発酵は、霊芝の発酵に寄与する菌等の存在下で行ってもよい。

0016

発酵は、水の存在下で行ってもよい。水を存在させる態様としては、特に限定されず、噴霧、浸漬などが挙げられる。
なお、発酵後、必要に応じて、滅菌処理(例えば、加熱滅菌高圧滅菌濾過滅菌等)を行ってもよい。

0017

霊芝成分の抽出物としては、例えば、霊芝成分の溶媒抽出物等が挙げられる。
抽出溶媒としては、特に限定されないが、例えば、水(例えば、蒸留水イオン交換水生理食塩水等)、有機溶媒[例えば、低級アルコール(例えば、メタノールエタノールn−プロパノールイソプロパノール、t−ブタノール等)、多価アルコール(例えば、グリセリンプロピレングリコール等)、ケトン類(例えば、アセトン等)、エステル類(例えば、酢酸エチルエステル等)、エーテル類(例えば、ジエチルエーテルテトラヒドロフラン等)等]等が挙げられ、好ましくは、水、低級アルコール等であり、より好ましくは、水、エタノール等である。これらは1種単独で又は2種以上を組合せて使用することができる。

0018

霊芝成分の溶媒抽出物の製造方法は、特に限定されず、植物の溶媒抽出物の製造において使用される従来公知の方法に従ってよい。
霊芝成分の溶媒抽出物は、例えば、霊芝成分と抽出溶媒の混合物を、必要に応じて撹拌することにより得ることができる。
尚、溶媒抽出に供する霊芝成分としては、霊芝及び/又はその発酵物をそのまま使用してもよいし、霊芝及び/又はその発酵物を粉砕物粉末ペースト等として使用してもよい。

0019

霊芝成分の溶媒抽出物の製造において、霊芝成分と抽出溶媒の配合割合は、特に限定されないが、例えば、霊芝成分/抽出溶媒の重量比が、好ましくは1/2〜1/100、より好ましくは1/2〜1/50、さらに好ましくは1/5〜1/20である。

0020

溶媒抽出の温度は、霊芝成分と抽出溶媒の混合物の重量等により適宜選択され得るが、例えば15〜150℃である。
溶媒抽出の時間は、前記混合物の重量や処理温度等により適宜選択され得るが、例えば、0.1〜48時間である。

0021

霊芝成分の溶媒抽出物の中でも、霊芝成分の水抽出物が好ましく、熱水抽出物(例えば、霊芝成分と水の混合物を90〜130℃で加熱した物等)が好ましい。

0022

霊芝成分の抽出物は、必要に応じて、さらに、粗精製又は精製(例えば、ろ過、遠心分離等)、滅菌(例えば、加熱滅菌、高圧滅菌、濾過滅菌等)、希釈濃縮、乾燥(凍結乾燥等)、結晶化、再結晶等の処理を行ったものであってもよい。これらの処理方法は、特に限定されず、常法に従ってよい。

0023

また、本発明は、霊芝成分(又は、本発明の剤)を含む組成物も含有する。
このような組成物は、例えば、飲食品(食品組成物)、医薬組成物等であってよい。

0024

尚、飲食品には、健康食品サプリメントなども含まれる。健康食品としては、例えば、保健、健康維持及び増進等を目的とした食品(例えば、認可された特定機能性食品、特定機能性食品の認可のないいわゆる健康食品等)、特定保健用食品等である。また、サプリメントとしては、例えば、栄養素等を補うための栄養補助食品栄養機能食品、健康の保持、回復、増進等のために役立つ機能等を有する健康補助食品、健康機能食品等である。

0025

本発明の組成物は、添加剤を含んでいてもよい。添加剤(他の添加剤)としては、特に限定されず、通常の食品や医薬品に使用される添加剤(例えば、賦形剤滑沢剤崩壊剤結合剤溶解補助剤甘味料着色料保存料増粘剤酸化防止剤香料酸味料調味料乳化剤pH調整剤ビタミン類ミネラル類アミノ酸類色素等)を使用することができる。添加剤は、単独で又は2種以上組み合わせてもよい。

0026

本発明の剤又は組成物の投与形態は、特に限定されず、例えば、経口投与非経口投与外用等であるが、好ましくは、経口投与である。

0027

本発明の剤又は組成物の剤型は、特に限定されないが、経口投与の場合は、例えば、固形剤(例えば、錠剤被覆錠剤顆粒剤散剤丸剤トローチ剤カプセル剤等)、液剤(例えば、エリキシルシロップ、懸濁液等)等が挙げられる。非経口投与の場合の剤型としては、特に限定されないが、例えば、注射剤経皮剤経腸剤、点滴剤外用剤坐剤等が挙げられる。

0028

本発明の剤又は組成物の投与量(又は摂取量)は、特に限定されないが、例えば、成人日当たり、剤又は組成物に含有される霊芝成分の抽出物の乾燥重量に換算して、好ましくは約1〜1000mg/kg(体重)であり、より好ましくは約10〜100mg/kg(体重)程度であってもよい。このような量で投与すると、Tie2活性化効果、血管新生抑制効果、血管の成熟化効果、血管の正常化効果、血管の安定化効果等を効果的に得られる点で好ましい。
また、Tie2活性化剤の投与回数(又は摂取回数)は、剤型、投与対象等に応じて適宜選択され、1回投与であってもよいし、ある間隔をおいて持続投与してもよい。持続投与の場合、投与間隔は1日1回から数ヶ月に1回でも良い。

0029

以下、実施例によって本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されず、本発明の技術的範囲を逸脱しない範囲において様々な変更や修正が可能である。

0030

<実施例1〜3>
[霊芝の溶媒抽出物]
霊芝(赤霊芝、子実体)を粉砕した霊芝粉末25gに水500mLを加え、121℃で2時間加熱し、霊芝を水中に抽出した。抽出後の液を濾過した後、凍結させて粉末とし、霊芝の溶媒抽出物を得た。

0031

細胞培養
正常ヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)は、組織培養用低血清培地Humedia−EG2(紡績株式会社製)で培養し、6ウェルプレートに0.5×106細胞/2mL/ウェル播種し、37℃、5%CO2環境下で1晩培養した。
培養したHUVECに、霊芝の溶媒抽出物を、最終濃度がそれぞれ100、300、1000μg/mLとなるよう培地に添加し、さらに30分培養した。

0032

[Tie2活性化評価方法
RIPAバッファー(Millipore社製)を用いて、上記で得られたHUVECを回収し、SDSサンプルバッファー[0.25M Tris−HCl(pH6.8)、10%SDS、30%グリセロール、0.5MDDT、0.03%BPB]を加えて、SDS−PAGEを以下の条件で行った。
ゲル:10%アクリルアミドゲル
泳動条件:200mA、60分
Tie2抗体:Cell signaling社製
Phospho−Tie2抗体:Cell signaling社製
次いで、iBlot(Invitrogen社製)を用いてWestern blottingを行い、PVDFポリフッ化ビニリデン)膜に転写した。5%スキムミルク/TBSTによりブロッキングを1時間行い、その後、TBSTで3回洗浄した後、Tie2抗体(a—Tie2)、又はPhospho−Tie2抗体(a—pTie2)を加えて1時間抗体反応させ、HRP標識された二次抗体を加えて1時間反応させ、化学発光検出(ECL)により、タンパク質のバンドを検出した。

0033

また、陽性対象として、アンジオポエチン(Ang)1(R&Dsystems社製)を、最終濃度が100ng/mLとなるように、培養したHUVECに添加した後、37℃、5%CO2環境下で30分培養して得られた細胞を用いて、上記と同様にTie2活性化評価を行った。尚、アンジオポエチン1は、Tie2を活性化(リン酸化)することが知られている。

0034

<実施例4〜6>
霊芝の溶媒抽出物の代わりに、霊芝粉末800gに水12Lを添加し、37度で24時間撹拌処理した後、121℃で15分間加熱減菌し、フィルター濾過した後、得られたエキスを凍結乾燥させて粉末とし、霊芝の発酵物を得た。この霊芝の発酵物25gに水500mLを加え、121℃で2時間加熱し、霊芝の発酵物を水中に抽出した。抽出後の液を濾過した後、凍結乾燥させて粉末とし、霊芝の発酵物の溶媒抽出物を得た。
これを、最終濃度が100、300、1000μg/mLとなるよう添加した以外は実施例1〜3と同様にして、Tie2活性化評価を行った。

0035

実施例1〜6のTie2活性化評価結果を、図1及び図2、表1に示す。尚、図2及び表1において、pTie2/Tie2とは、検出された、Phospho−Tie2抗体/Tie2抗体の濃度比を示す。
また、図1及び図2において、Ang1は、陽性対象の結果を示す。また、図1及び2において、霊芝Exは霊芝の溶媒抽出物を、発酵霊芝Exは霊芝の発酵物の溶媒抽出物を示す。

0036

実施例

0037

図1図2及び表1に示すように、霊芝成分の抽出物は、Tie2をリン酸化することが確認され、Tie2活性化効果を有することが確認された。
特に、実施例5に示すように、コントロールと比較して1.9倍ものTie2活性化効果を奏することは、極めて優れた効果である。

0038

本発明の剤は、効果的にTie2を活性化することができる。また、本発明の剤は、血管新生抑制剤、血管の成熟化剤、血管の正常化剤又は血管の安定化剤等として使用することができる。

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