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技術 収容装置および画像形成装置

出願人 コニカミノルタ株式会社
発明者 高田洋朗渡部直樹河手大輔
出願日 2016年1月28日 (5年4ヶ月経過) 出願番号 2016-014777
公開日 2017年8月3日 (3年10ヶ月経過) 公開番号 2017-132602
状態 特許登録済
技術分野 堆積物収容具 シート、マガジン及び分離
主要キーワード ばね台 残量センサー 用紙パック 開封機構 収容装置 タッチセンサー ゴミ箱 巻き癖
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年8月3日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (12)

課題

収容装置内に残った空の用紙パックPeに対して、廃棄のために適切な処理を行う収容装置、および当該収容装置を有する画像形成装置を提供する。

解決手段

収容装置160は、収容部161、処理部162および廃棄部163を有する。収容部161は、積層された印刷用紙の束を包装紙によって包装した用紙パックPを、印刷用紙を取り出し自在に収容する。処理部162は、印刷用紙が全て取り出されて包装紙のみとなった空の用紙パックPeを、扁平形状に潰すとともに搬送する。廃棄部163は、処理部から搬送された扁平形状の空の用紙パックPeを廃棄するために溜め込む。

概要

背景

複写機ファクシミリおよびプリンターなどの画像形成装置は、積層された印刷用紙の束(以下では「用紙束」と呼ぶ)を収容する収容装置給紙トレー)を、自身の内部または外部の給紙装置に備える。ユーザーは、このような収容装置に用紙を補充する際、用紙束を包装紙によって包装した用紙パックを用意し、当該用紙パックから用紙束を取り出して、収容装置に設置しなければならない。このようなユーザーの負担を軽減するために、従来から種々の技術が提案されてきた。

たとえば、特許文献1に記載の発明では、用紙パックの包装紙を内部で自動的に除去する給紙装置が提案されている。この技術では、ユーザーは、用紙を補充する際、用紙パックをそのまま設置すればよい。除去された包装紙は、給紙装置内ゴミ箱廃棄部)に廃棄される。

概要

収容装置内に残った空の用紙パックPeに対して、廃棄のために適切な処理を行う収容装置、および当該収容装置を有する画像形成装置を提供する。収容装置160は、収容部161、処理部162および廃棄部163を有する。収容部161は、積層された印刷用紙の束を包装紙によって包装した用紙パックPを、印刷用紙を取り出し自在に収容する。処理部162は、印刷用紙が全て取り出されて包装紙のみとなった空の用紙パックPeを、扁平形状に潰すとともに搬送する。廃棄部163は、処理部から搬送された扁平形状の空の用紙パックPeを廃棄するために溜め込む。

目的

本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、収容装置内に残った空の用紙パックに対して、廃棄のために適切な処理を行う収容装置、および当該収容装置を有する画像形成装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

積層された印刷用紙の束を包装紙によって包装した用紙パックを、前記印刷用紙を取り出し自在に収容する収容部と、前記印刷用紙が全て取り出されて前記包装紙のみとなった空の前記用紙パックを、扁平形状に潰すとともに搬送する処理部と、前記処理部から搬送された扁平形状の前記空の用紙パックを廃棄するための廃棄部と、を有する収容装置

請求項2

前記処理部は、前記印刷用紙の積層方向に沿う前記用紙パックの壁面のうち、給紙側の壁面を除く壁面から、前記空の用紙パックを潰し始める請求項1に記載の収容装置。

請求項3

前記処理部は、前記印刷用紙の積層方向に沿う前記用紙パックの壁面のうち、前記給紙側の壁面に対向する壁面から、前記空の用紙パックを潰し始める請求項2に記載の収容装置。

請求項4

前記処理部は、前記印刷用紙の積層方向に沿う前記用紙パックの壁面のうち、前記給紙側の壁面に隣接する壁面から、前記空の用紙パックを潰し始める請求項2に記載の収容装置。

請求項5

前記処理部は、前記空の用紙パックを潰す際に、前記空の用紙パックの位置まで移動する請求項1〜4のいずれか一項に記載の収容装置。

請求項6

前記処理部が前記空の用紙パックを潰す際に、前記空の用紙パックを前記処理部の位置まで搬送する搬送部をさらに有する請求項1〜4のいずれか一項に記載の収容装置。

請求項7

前記搬送部は、最小サイズの前記印刷用紙を包装していた最小サイズの前記空の用紙パックでも保持できるように、前記最小サイズの空の用紙パックが前記収容部に載置されていると仮定して平面視したときに当該最小サイズの空の用紙パックと重なる位置で、いかなるサイズの前記空の用紙パックも保持し、前記処理部の方向に移動することによって、前記空の用紙パックを前記処理部の位置まで搬送する請求項6に記載の収容装置。

請求項8

前記処理部は、一対のローラーを有し、当該一対のローラーは、前記空の用紙パックを挟んだ状態で回転することによって、前記空の用紙パックを扁平形状に潰すとともに搬送する請求項1〜7のいずれか一項に記載の収容装置。

請求項9

前記処理部は、扁平形状に潰された前記空の用紙パックの厚さ方向と交差する方向から、当該扁平形状に潰された空の用紙パックをさらに押し潰す押潰部をさらに有する請求項8に記載の収容装置。

請求項10

前記処理部は、前記空の用紙パックを扁平形状に潰しながら、当該空の用紙パックに巻き癖を付ける巻き癖付け部と、前記巻き癖付け部によって前記巻き癖を付けられた前記空の用紙パックを、当該巻き癖に従って筒状に丸める丸め部と、をさらに有する請求項8に記載の収容装置。

請求項11

前記用紙パックにおける前記印刷用紙の有無を検知するセンサーをさらに有し、前記処理部は、前記用紙パックにおける前記印刷用紙がなくなったことを前記センサーが検知した場合に、動作を開始する請求項1〜10のいずれか一項に記載の収容装置。

請求項12

前記処理部は、ユーザーから前記空の用紙パックを潰す処理を開始する指示があった場合に、動作を開始する請求項1〜10のいずれか一項に記載の収容装置。

請求項13

請求項1〜12のいずれか一項に記載の収容装置を有する画像形成装置

技術分野

0001

本発明は、収容装置および画像形成装置に関する。

背景技術

0002

複写機ファクシミリおよびプリンターなどの画像形成装置は、積層された印刷用紙の束(以下では「用紙束」と呼ぶ)を収容する収容装置(給紙トレー)を、自身の内部または外部の給紙装置に備える。ユーザーは、このような収容装置に用紙を補充する際、用紙束を包装紙によって包装した用紙パックを用意し、当該用紙パックから用紙束を取り出して、収容装置に設置しなければならない。このようなユーザーの負担を軽減するために、従来から種々の技術が提案されてきた。

0003

たとえば、特許文献1に記載の発明では、用紙パックの包装紙を内部で自動的に除去する給紙装置が提案されている。この技術では、ユーザーは、用紙を補充する際、用紙パックをそのまま設置すればよい。除去された包装紙は、給紙装置内ゴミ箱廃棄部)に廃棄される。

先行技術

0004

特開2003−95456号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかし、上述したような廃棄部は、給紙装置内の限られたスペースに設置され、十分な容量を有しない場合も多い。さらに、空の用紙パックは、開封された形状のまま給紙装置内に残る。そのため、空の用紙パックが、十分な容量を有しない廃棄部に搬送されると、当該空の用紙パックの形状などによっては、廃棄部がすぐに一杯になってしまう。この場合、ユーザーは、廃棄部に溜まった空の用紙パックを頻繁に廃棄しなければならなかった。

0006

本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、収容装置内に残った空の用紙パックに対して、廃棄のために適切な処理を行う収容装置、および当該収容装置を有する画像形成装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記の目的は、下記の手段によって達成される。

0008

(1)積層された印刷用紙の束を包装紙によって包装した用紙パックを、前記印刷用紙を取り出し自在に収容する収容部と、前記印刷用紙が全て取り出されて前記包装紙のみとなった空の前記用紙パックを、扁平形状に潰すとともに搬送する処理部と、前記処理部から搬送された扁平形状の前記空の用紙パックを廃棄するための廃棄部と、を有する収容装置。

0009

(2)前記処理部は、前記印刷用紙の積層方向に沿う前記用紙パックの壁面のうち、給紙側の壁面を除く壁面から、前記空の用紙パックを潰し始める上記(1)に記載の収容装置。

0010

(3)前記処理部は、前記印刷用紙の積層方向に沿う前記用紙パックの壁面のうち、前記給紙側の壁面に対向する壁面から、前記空の用紙パックを潰し始める上記(2)に記載の収容装置。

0011

(4)前記処理部は、前記印刷用紙の積層方向に沿う前記用紙パックの壁面のうち、前記給紙側の壁面に隣接する壁面から、前記空の用紙パックを潰し始める上記(2)に記載の収容装置。

0012

(5)前記処理部は、前記空の用紙パックを潰す際に、前記空の用紙パックの位置まで移動する上記(1)〜(4)のいずれか一つに記載の収容装置。

0013

(6)前記処理部が前記空の用紙パックを潰す際に、前記空の用紙パックを前記処理部の位置まで搬送する搬送部をさらに有する上記(1)〜(4)のいずれか一つに記載の収容装置。

0014

(7)前記搬送部は、最小サイズの前記印刷用紙を包装していた最小サイズの前記空の用紙パックでも保持できるように、前記最小サイズの空の用紙パックが前記収容部に載置されていると仮定して平面視したときに当該最小サイズの空の用紙パックと重なる位置で、いかなるサイズの前記空の用紙パックも保持し、前記処理部の方向に移動することによって、前記空の用紙パックを前記処理部の位置まで搬送する上記(6)に記載の収容装置。

0015

(8)前記処理部は、一対のローラーを有し、当該一対のローラーは、前記空の用紙パックを挟んだ状態で回転することによって、前記空の用紙パックを扁平形状に潰すとともに搬送する上記(1)〜(7)のいずれか一つに記載の収容装置。

0016

(9)前記処理部は、扁平形状に潰された前記空の用紙パックの厚さ方向と交差する方向から、当該扁平形状に潰された空の用紙パックをさらに押し潰す押潰部をさらに有する上記(8)に記載の収容装置。

0017

(10)前記処理部は、前記空の用紙パックを扁平形状に潰しながら、当該空の用紙パックに巻き癖を付ける巻き癖付け部と、前記巻き癖付け部によって前記巻き癖を付けられた前記空の用紙パックを、当該巻き癖に従って筒状に丸める丸め部と、をさらに有する上記(8)に記載の収容装置。

0018

(11)前記用紙パックにおける前記印刷用紙の有無を検知するセンサーをさらに有し、前記処理部は、前記用紙パックにおける前記印刷用紙がなくなったことを前記センサーが検知した場合に、動作を開始する上記(1)〜(10)のいずれか一つに記載の収容装置。

0019

(12)前記処理部は、ユーザーから前記空の用紙パックを潰す処理を開始する指示があった場合に、動作を開始する上記(1)〜(10)のいずれか一つに記載の収容装置。

0020

(13)上記(1)〜(12)のいずれか一つに記載の収容装置を有する画像形成装置。

発明の効果

0021

本発明の収容装置および画像形成装置によれば、用紙が全て取り出されて包装紙のみとなった空の用紙パックを、扁平形状に潰すとともに廃棄部に搬送する。廃棄部は、扁平形状に潰された空の用紙パックを受け取るため、潰していない空の用紙パックを溜める場合と比べて、より多くの空の用紙パックを溜め込むことができる。結果として、収容装置および画像形成装置は、廃棄部に溜まった空の用紙パックをユーザーが廃棄のためにまとめて取り出す回数を低減し、ユーザーの負担を軽減できる。

図面の簡単な説明

0022

本実施形態の収容装置を有する画像形成装置の概略構成を示す断面図である。
収容装置の概略構成を示す斜視図である。
処理部が空の用紙パックまで移動する様子を示す図である。
処理部が空の用紙パックを潰す様子を示す図である。
処理部が空の用紙パックを潰すとともに、廃棄部に搬送する様子を示す図である。
変形例1の収容装置の概略構成を示す斜視図である。
変形例1の搬送部が空の用紙パックを搬送する様子を示す図である。
変形例1の処理部が空の用紙パックを潰す様子を示す図である。
変形例2の処理部を説明するための断面図である。
変形例3の処理部を説明するための断面図である。
変形例4の収容装置の概略構成を示す斜視図である。

実施例

0023

以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。

0024

まず、本実施形態に係る画像形成装置について説明する。

0025

図1は、本実施形態の収容装置を有する画像形成装置の概略構成を示す断面図である。

0026

図1に示すように、画像形成装置100は、制御部110、記憶部120、通信部130、操作パネル140、画像読取部150、収容装置160、給紙ローラー170、用紙搬送部180、画像形成部190および定着部195を有する。また、図1に示すように、画像形成装置100は、画像形成装置100に印刷用紙(以下では、単に「用紙」と呼ぶ)を給紙する給紙装置200を、外部に備えてもよい。

0027

制御部110は、CPU(Central Processing Unit)であり、プログラムに従って、上記の各構成を制御し、各種の演算処理を実行する。

0028

記憶部120は、各種プログラムや各種データを記憶するROM(Read Only Memory)、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶するRAM(Random Access Memory)、各種プログラムや各種データを記憶するハードディスクなどから構成される。

0029

通信部130は、他の機器と通信するためのインターフェースであり、他の機器のユーザーからの各種指示などを受信する。

0030

操作パネル140は、たとえば、液晶ディスプレイタッチセンサー重畳したタッチパネルテンキースタートタンストップボタンなどを有する。操作パネル140は、各種情報を表示したり、ユーザーからの各種指示を受け付けたりする。

0031

画像読取部150は、画像形成装置100の本体上部に配置され、ミラーレンズなどから構成される光学系と、CCDなどの読取センサーとを有する。画像読取部150は、原稿読み取り画像信号を出力する。

0032

収容装置160は、用紙束を包装紙によって包装した用紙パックPを収容する複数の収容部161(給紙トレー)を有する。さらに、収容装置160は、収容部161に収容された用紙パックPが空になると、廃棄のために適切な処理を行う処理部162および廃棄部163を有する。収容装置160は、一つの収容部161に対して一つの処理部162を有するが、図1に示すように、廃棄部163については、複数の収容部161に対して設置されてもよい。これらの構成は、用紙の給紙側から見て、収容部161、処理部162および廃棄部163の順に配置される。収容装置160の詳細については、後述する。

0033

給紙ローラー170は、収容装置160に収容された用紙パックPから、用紙を一枚ずつ分離して、後述する用紙搬送部180に給紙する。給紙ローラー170は、用紙パックP内の用紙に当接するように配置される。

0034

用紙搬送部180は、複数の搬送ローラー対駆動モーター(図示なし)を有し、給紙ローラー170から給紙された用紙を、後述する画像形成部190および定着部195に搬送する。あるいは、用紙搬送部180は、後述する給紙装置200の給紙ローラー270および用紙搬送部280を介して給紙された用紙を搬送してもよい。

0035

画像形成部190は、たとえば、電子写真方式の画像形成部であり、感光体ドラム帯電部、露光部、現像部、転写部およびクリーニング部などを有する。画像形成部190は、給紙された用紙上に、トナー画像を転写する。

0036

定着部195は、画像形成部190によって用紙上に転写されたトナー画像を、当該用紙上に定着させる。

0037

給紙装置200は、収容部261、処理部262、廃棄部263、給紙ローラー270および用紙搬送部280を有する。これらの構成は、画像形成装置100の収容装置160(収容部161、処理部162、廃棄部163)、給紙ローラー170および用紙搬送部180と略同様であるため、説明を省略する。給紙装置200の収容部261、処理部262、廃棄部263は、まとめて、収容装置とも呼ばれる。

0038

次に、収容装置160の詳細について説明する。図1に示すように、収容装置160は、複数の収容部161を有するが、ここでは一つの収容部161に着目して説明する。

0039

図2は、収容装置の概略構成を示す斜視図である。

0040

図2に示すように、収容装置160は、収容部161、処理部162、廃棄部163を有する。収容装置160は、センサー164をさらに有してもよい。なお、各構成の位置関係を明確にするために、図2には、給紙ローラー170も併せて記載している。

0041

収容部161は、用紙束を包装紙によって包装した用紙パックPを、当該用紙パックPから用紙を取り出し自在に収容する。収容部161は、用紙パックPを載置可能な水平の板状の部材を有し、用紙束の一部または全部が包装紙によって包装されたままの用紙パックPを収容する。収容部161は、たとえば、用紙パックPから用紙を取り出し自在にするために、ユーザーによって包装紙の一部が開封された用紙パックPを収容してもよい。また、収容部161は、ユーザーによって全く開封されていない用紙パックPを収容してもよく、この場合、用紙パックPは、画像形成装置100に実装された任意の開封方法を用いて、画像形成装置100の任意の構成によって開封される。なお、便宜上、包装紙の一部が開封された用紙パックPを図1のように示したが、開封される部分は、図1に示す例に限定されない。収容部161によって収容された、包装紙の一部が開封された用紙パックPは、給紙ローラー170によって用紙を取り出される。また、収容部161は、給紙ローラー170によって用紙が取り出される際に、用紙束の上面が所定の高さになるように、昇降可能であってもよい。また、収容部161は、用紙パックPの位置を規制するために、用紙の積層方向に沿う用紙パックPの壁面のうちのいくつかの壁面の位置を規制する、規制部(図示なし)をさらに有してもよい。

0042

処理部162は、一対のローラー(以下では「ローラー対162a」と呼ぶ)を有する。ローラー対162aは、相互に離間または接近できる。また、ローラー対162aは、用紙パックPに対して移動でき、用紙パックPに用紙が残っている間は、用紙パックPの近辺待機している。図2に示す例では、ローラー対162aは、印刷用紙の積層方向に沿う用紙パックPの壁面のうち、給紙ローラー170側(給紙側)の壁面と対向する壁面に臨む位置に待機している。ローラー対162aは、臨んでいる用紙パックPの幅よりも長い幅に形成されていることが好ましい。

0043

処理部162は、用紙が全て取り出されて包装紙のみとなった用紙パック(以下では「空の用紙パックPe」と呼ぶ)を、扁平形状に潰すとともに廃棄部163に搬送する。処理部162の処理の詳細については、図3A図3Cを参照して後述する。

0044

廃棄部163は、たとえばボックス状に形成されており、処理部162から搬送された扁平形状の空の用紙パックPeを廃棄するための廃棄スペースである。図1および図2に示すように、廃棄部163は、処理部162から搬送される空の用紙パックPeを直接受け取りできるように、処理部162のすぐ後方に設置される。

0045

センサー164は、用紙パックPにおける用紙の有無を光学的または機械的に検知する。センサー164は、収容部161に収容される用紙パックPにおける用紙の有無を検知でき、かつ、給紙ローラー170による用紙の給紙を妨げない任意の場所に設置される。

0046

続いて、図3A図3Cを参照して、収容装置160が行う処理の詳細について説明する。本実施形態では、収容装置160は、収容装置160内に残った空の用紙パックPeに対して、廃棄のために適切な処理を行うように構成される。

0047

図3Aは、処理部が空の用紙パックまで移動する様子を示す図である。図3Bは、処理部が空の用紙パックを潰す様子を示す図である。図3Cは、処理部が空の用紙パックを潰すとともに、廃棄部に搬送する様子を示す図である。なお、図3A〜3Cでは、収容装置160を側方から見た様子を示している。図3Aおよび図3Bでは、廃棄部163を省略する。

0048

センサー164が、収容部161に収容された用紙パックPにおける用紙がなくなったことを検知すると、処理部162は、図3Aに示すように、ローラー対162aを相互に離間しつつ、待機位置から、空の用紙パックPeの位置まで移動する。具体的には、ローラー対162aは、用紙の積層方向に沿う用紙パックPの壁面のうち、給紙側の壁面に対向する、給紙側から見て後方側の壁面(以下では「背面B」と呼ぶ)を挟み込むことが可能な位置まで移動する。本実施形態では、図3Aに示すように、ローラー対162aが、空の用紙パックPeの背面Bを挟み込みできるように、収容部161は、当該背面Bを含む空の用紙パックPeの一部を支持しないように構成されている。

0049

続いて、ローラー対162aは、図3Bに示すように、空の用紙パックPeの背面Bを上下から挟む。そして、ローラー対162aは、図3Cに示すように、空の用紙パックPeを挟んだ状態で回転することによって、背面Bから空の用紙パックPeを潰し始める。ローラー対162aは、空の用紙パックPeを扁平形状に潰すとともに、給紙側から見て後方側に押し出すことによって、廃棄部163に搬送する。

0050

廃棄部163は、図3Cに示すように、ローラー対162aから搬送された扁平形状の空の用紙パックPeを溜め込む。なお、給紙ローラー170は、空の用紙パックPeを潰す際には、空の用紙パックPeから離れた位置に退避してもよい。

0051

以上のように、本実施形態によれば、収容装置160は、用紙が全て取り出されて包装紙のみとなった空の用紙パックPeを、扁平形状に潰すとともに廃棄部163に搬送する。廃棄部163は、扁平形状に潰された空の用紙パックPeを受け取るため、潰していない空の用紙パックPeを溜める場合と比べて、より多くの空の用紙パックPeを溜め込むことができる。結果として、収容装置160は、廃棄部163に溜まった空の用紙パックPeをユーザーが廃棄のためにまとめて取り出す回数を低減し、ユーザーの負担を軽減できる。

0052

また、収容装置160は、用紙の積層方向に沿う用紙パックPの壁面のうち、給紙側の壁面に対向する壁面である背面Bから、空の用紙パックPeを潰し始める。つまり、処理部162は、用紙の給紙側から見て、収容部161の後方に配置される。処理部162は、給紙側に配置される給紙ローラー170や用紙搬送部180などの、他の構成との位置関係を調整することなく、配置されうる。結果として、収容装置160は、処理部162および廃棄部163を設置するスペースを収容部161の後方に確保できれば、画像形成装置100の他の構成を妨げることなく、空の用紙パックPeを処理できる。

0053

また、収容装置160の処理部162は、空の用紙パックPeを潰す際に、当該空の用紙パックPeの位置まで移動する。したがって、処理部162は、空の用紙パックPeを使用後の状態から動かすことなく、そのまま処理できる。

0054

また、収容装置160の処理部162は、ローラー対162aを有する。そして、当該ローラー対162aは、空の用紙パックPeを挟んだ状態で回転することによって、空の用紙パックPeを扁平形状に潰すとともに搬送する。つまり、収容装置160では、ローラー対162aを有する処理部162が、潰す処理と、廃棄部163に搬送する処理との両方を行う。これにより、収容装置160は、潰す処理を行う構成と、廃棄部163に搬送する処理を行う構成とをそれぞれ独立して有する必要がない。結果として、収容装置160は、より簡略化された構成によって実現されうる。なお、処理部162は、空の用紙パックPeを扁平形状に潰すとともに、廃棄部163に搬送できれば、ローラー対162aを有しなくてもよい。

0055

また、収容装置160は、用紙パックPにおける用紙がなくなったことをセンサー164が検知した場合に、処理を開始する。つまり、収容装置160は、用紙パックPにおける用紙がなくなった後、自動的に処理を開始でき、迅速に処理を完了できる。これにより、ユーザーは、処理を開始する指示を収容装置160に対して行う必要がない。結果として、収容装置160は、ユーザーの利便性を向上できる。なお、センサー164としては、画像形成装置に通常設けられている用紙の残量センサーなどが流用されてもよい。

0056

なお、上記実施形態では、収容装置160の一例を説明した。しかし、本発明はこれに限定されない。以下のような、種々の変更、改良などが可能である。

0057

上述したように、収容装置160は、用紙パックPにおける用紙がなくなったことをセンサー164が検知した場合に、処理を開始する。一方で、収容装置160は、用紙パックPにおける用紙がなくなったことをセンサー164が検知した場合に、ユーザーに通知を行い、ユーザーから空の用紙パックPeを潰す処理を開始する指示があった後に、処理を開始してもよい。収容装置160は、たとえば、画像形成装置100の操作パネル140を介して、ユーザーに通知を行い、ユーザーから指示を受け行けてもよい。また、収容装置160は、画像形成装置100の通信部130を介して、ユーザーのPC(Personal Computer)などに通知を行い、当該PCなどに入力された指示を、通信部130を介して受け付けてもよい。ユーザーは、必要な場合にのみ、空の用紙パックPeを潰す処理を収容装置160に行わせることができるため、収容装置160は、ユーザーの使い勝手を向上できる。

0058

また、上述したように、給紙装置200の収容部261、処理部262、廃棄部263は、収容装置160の各構成と略同様である。そのため、給紙装置200においても、本発明の収容装置を実現できる。すなわち、給紙装置200は、給紙装置200内に残った空の用紙パックPeに対して、廃棄のために適切な処理を行うように構成されうる。

0059

また、上記実施形態では、廃棄部163は、処理部162のすぐ後方に設置される。しかし、本発明はこれに限定されない。処理部162によって扁平形状に潰された空の用紙パックPeは、任意の搬送ローラーなどを用いて、任意の場所に設置された廃棄部163まで搬送されてもよい。これにより、収容装置160のスペースの関係上、廃棄部163を処理部162のすぐ後方に設置できない場合でも、本発明は実現されうる。

0060

以下、図面を参照して、更なる変形例を説明する。

0061

(変形例1)
上記実施形態では、処理部162が、空の用紙パックPeを潰す際に、当該空の用紙パックPeの位置まで移動する。変形例1では、処理部162自体は移動せず、別の構成が空の用紙パックPeを移動させる。

0062

図4は、変形例1の収容装置の概略構成を示す斜視図である。

0063

変形例1の収容装置360は、収容部361、処理部362、廃棄部163、センサー164および搬送部365を有する。収容装置360の廃棄部163およびセンサー164は、収容装置160の廃棄部163およびセンサー164と略同様であるため、説明を省略する。なお、各構成の位置関係を明確にするために、図4には、給紙ローラー170も併せて記載している。

0064

収容部361は、図4のように、用紙パックPの全体を支持する点で、背面Bを含む用紙パックPの一部を支持しない収容部161とは異なるが、それ以外の点では収容部161と略同様である。ローラー対362aを有する処理部362は、処理部162が空の用紙パックPeの位置まで移動することに対して、移動しない点で処理部162とは異なるが、それ以外の点では、処理部162と略同様である。

0065

搬送部365は、空の用紙パックPeを潰す際に、空の用紙パックPeを処理部362の位置まで搬送する。搬送部365は、たとえば図4に示すように、一組の棒状部材を有する。搬送部365は、一組の棒状部材により空の用紙パックPeの一部を挟んだ状態で保持し、処理部362の方向に移動することによって、当該空の用紙パックPeを処理部362の位置まで搬送する。搬送部365は、空の用紙パックPeの一部を保持できれば、一組の棒状部材を有しなくてもよい。

0066

ここで、搬送部365は、最小サイズの用紙を包装していた、最小サイズの空の用紙パックPeでも搬送できるように構成される。最小サイズの空の用紙パックPeが収容部361に載置されていると仮定して平面視したときに、搬送部365が、当該最小サイズの空の用紙パックPeと重なる位置に配置されれば、搬送部365は、最小サイズの空の用紙パックPeでも保持できる。搬送部365は、当該重なる位置で、いかなるサイズの空の用紙パックPeも保持する。そして、搬送部365は、空の用紙パックPeの一部を保持し、処理部362の方向に移動することによって、当該空の用紙パックPeを処理部362の位置まで搬送する。

0067

なお、搬送部365は、画像形成装置100が、画像形成装置100の内部で当該用紙パックPを開封するための機構を有している場合は、当該機構の一部を使用して構成される。図4に示す例では、搬送部365は、用紙の積層方向に沿う用紙パックPの壁面のうち、給紙側の壁面を形成する包装紙の一部を挟んだ状態で矢印の方向に回転しながら、用紙の給紙側から見て後方に移動して当該包装紙を巻き取り、用紙パックPを開封している。この場合、搬送部365の一組の棒状部材は、用紙パックPを開封する処理と、空の用紙パックPeを処理部362の位置まで搬送する処理との、両方を行う。一方で、搬送部365は、画像形成装置100が、画像形成装置100の内部で当該用紙パックPを開封するための機構を有している場合であっても、当該機構とは独立して構成されてもよい。

0068

以下では、収容装置360が行う処理の詳細について説明する。

0069

図5Aは、変形例1の搬送部が空の用紙パックを搬送する様子を示す図である。図5Bは、変形例1の処理部が空の用紙パックを潰す様子を示す図である。なお、図5Aおよび図5Bでは、収容装置160を側方から見た様子を示している。図5Aおよび図5Bでは、廃棄部163を省略する。

0070

センサー164が、収容部361に収容された用紙パックPにおける用紙がなくなったことを検知すると、搬送部365は、図5Aに示すように、空の用紙パックPeをローラー対362aの位置まで搬送する。このとき、搬送部365は、ローラー対362aに向かって、回転せずに、収容部361の底面に対して平行に移動する。そして、搬送部365は、空の用紙パックPeの背面Bを、当該空の用紙パックPeを巻き込む方向に回転しているローラー対362aに押し当てる。

0071

続いて、ローラー対362aは、図5Bに示すように、搬送部365によって押し当てられた背面Bを挟み、当該背面Bから空の用紙パックPeを潰し始める。ローラー対362aが、空の用紙パックPeの背面Bを潰し始めると、搬送部365は、開封時とは反対方向(図5Bの矢印の方向)に回転し始める。搬送部365は、図5Bの矢印の方向に回転することによって、保持していた空の用紙パックPeを解放する。ローラー対362aは、空の用紙パックPeを扁平形状に潰すとともに、廃棄部163に搬送する。廃棄部163は、ローラー対362aから搬送された扁平形状の空の用紙パックPeを溜め込む。なお、給紙ローラー170は、空の用紙パックPeを潰す際には、空の用紙パックPeから離れた位置に退避してもよい。

0072

以上のように、変形例1によれば、収容装置360の搬送部365は、処理部362が空の用紙パックPeを潰す際に、当該空の用紙パックPeを処理部362の位置まで搬送する。これにより、収容装置360は、処理部362の位置が固定されており、空の用紙パックPeの位置まで移動できない場合でも、当該空の用紙パックPeを処理できる。

0073

搬送部365は、用紙パックPを開封するための機構の一部を使用して構成される。したがって、収容装置160は、搬送部365を独立した構成として有する必要はなく、画像形成装置100に既存の構成を、搬送部365として使用できる。結果として、収容装置360は、より簡略化された構成によって実現されうる。

0074

また、搬送部365は、最小サイズの用紙を包装していた空の用紙パックPeでも保持できるように構成される。これにより、収容装置360は、いかなるサイズの空の用紙パックPeに対しても、廃棄のために適切な処理を行える。

0075

なお、変形例1では、収容部361に一つの用紙パックPのみが載置されている場合を想定して説明した。しかし、本発明はこれに限定されない。収容部361は、複数の用紙パックPを収容してもよい。この場合、複数の用紙パックPは、上から順に使用される。一番上の用紙パックPが空になると、搬送部365は、空の用紙パックPeのみを処理部362に搬送する。順次、開封機構としての搬送部365は、一番上になった用紙パックPの一部を開封し、当該用紙パックPが空になると処理部362に搬送し、処理部362が廃棄のための処理を行う。この形態であれば、空の用紙パックPeだけが処理部362に搬送されるので、処理部362が、空になっていない他の用紙パックPと干渉することはない。一方、処理部362が空の用紙パックPeに接近する形態だと、処理部362は、空になっていない他の用紙パックPと干渉してしまう。このように、複数の用紙パックPが一つの収容部361に収容されている場合には、変形例1を適用することで、空の用紙パックPeが処理されうる。

0076

(変形例2)
上記実施形態では、収容装置160が、空の用紙パックPeを扁平形状に潰す。変形例2では、収容装置160が、空の用紙パックPeを扁平形状に潰すことに加え、扁平形状に潰された当該空の用紙パックPeに対して、追加の処理を行う。

0077

図6は、変形例2の処理部を説明するための断面図である。

0078

図6に示すように、変形例2の処理部462は、ローラー対462aおよび押潰部462bをさらに有する。ローラー対462aの作用は、上記実施形態のローラー対162a、362aの作用と略同様であるため、説明を省略する。

0079

押潰部462bは、扁平形状に潰された空の用紙パックPeの厚さ方向と交差する方向(厚さ方向以外の方向)から、当該扁平形状に潰された空の用紙パックPeをさらに押し潰す。押潰部462bは、図6に示すように、用紙の給紙側から見て、ローラー対462aの後方に配置される。押潰部462bは、ローラー対462aによって扁平形状に潰された空の用紙パックPeを、たとえば図6の矢印が示すように、上方からさらに押し潰す。押潰部462bは、扁平形状に潰された空の用紙パックPeを圧縮できる方向である、厚さ方向と交差する方向からであれば、いずれの方向から押し潰してもよい。そして、廃棄部163は、押潰部462bによって押し潰された空の用紙パックPeを溜め込む。

0080

ここで、押潰部462bがたとえば上方から押し潰す際に、廃棄部163に深さがある場合には、廃棄部163は、図6に示すように、ばね台463をさらに有してもよい。この場合、押潰部462bは、少なくともばね台463の台座に届く位置まで移動できればよく、扁平形状に潰された空の用紙パックPeを、ばね台463上で押し潰しできる。一方で、押潰部462bが、廃棄部163の底面に届く位置まで移動できる場合には、扁平形状に潰された空の用紙パックPeを、廃棄部163の底面で押し潰してもよい。

0081

以上のように、変形例2によれば、収容装置160は、扁平形状に潰された空の用紙パックPeの厚さ方向と交差する方向から、当該扁平形状に潰された空の用紙パックPeをさらに押し潰す。収容装置160は、扁平形状に潰された空の用紙パックPeを、厚さ方向と交差する方向から押し潰すことによって、さらに圧縮できる。つまり、廃棄部163は、上記実施形態よりさらに圧縮された空の用紙パックPeを受け取る。これにより、廃棄部163は、さらに多くの空の用紙パックPeを溜め込むことができる。結果として、収容装置160は、廃棄部163に溜まった空の用紙パックPeをユーザーがまとめて取り出す回数を、さらに低減できる。

0082

なお、変形例2では、収容装置160は、複数の扁平形状に潰された空の用紙パックPeを、いくつかまとめて押し潰してもよい。収容装置160は、たとえば、廃棄部163が扁平形状に潰された空の用紙パックPeで一杯になった場合に、押し潰す処理を開始するように構成されてもよい。

0083

また、変形例2は、変形例1と組み合わせて用いられてもよい。つまり、空の用紙パックPeを処理部362の位置まで搬送する収容装置360も、変形例2のような押潰部をさらに有してもよい。

0084

(変形例3)
変形例2では、収容装置160が、追加の処理として、扁平形状に潰された空の用紙パックPeをさらに押し潰す。変形例3では、収容装置160が、扁平形状に潰された空の用紙パックPeに対して、別の追加の処理を行う。

0085

図7は、変形例3の処理部を説明するための断面図である。

0086

図7に示すように、変形例3の処理部562は、ローラー対562a、巻き癖付け部562bおよび丸め部562cをさらに有する。ローラー対562aの作用は、上記実施形態の処理部162、362の作用と略同様であるため、説明を省略する。

0087

巻き癖付け部562bは、ローラー対562aとともに空の用紙パックPeを扁平形状に潰しながら、当該空の用紙パックPeに巻き癖を付ける。巻き癖付け部562bは、図7に示すように、用紙の給紙側から見て、ローラー対562aの後方に配置される一つのローラーであってもよい。巻き癖付け部562bは、空の用紙パックPeを挟んだ状態で、ローラー対562aと同期して回転することによって、当該空の用紙パックPeをしごき、当該空の用紙パックPeに巻き癖を付ける。巻き癖付け部562bは、ローラー対562aに対して、直径の大きさや表面硬さなどが異なることにより、空の用紙パックPeに巻き癖を付けることができる。巻き癖付け部562bは、いかなる方法で巻き癖を付けてもよい。

0088

続いて、丸め部562cが、巻き癖付け部562bによって巻き癖を付けられた空の用紙パックPeを、当該巻き癖に従って筒状に丸める。丸め部562cは、図7に示すように、巻き癖付け部562bおよび廃棄部163の間に、廃棄部163への搬送路を閉じるように配置される。丸め部562cは、断面が円弧の形状を有する部品である。丸め部562cは、巻き癖を付けられた空の用紙パックPeが、ローラー対562aおよび巻き癖付け部562bから搬送されてくるに従い、当該円弧の形状に沿って筒状に丸まっていくように構成される。そして、丸め部562cは、空の用紙パックPeを丸めた後、図7の矢印が示すように、廃棄部163への搬送路を開く方向に移動して、筒状に丸められた空の用紙パックPeを廃棄部163に搬送する。そして、廃棄部163は、丸め部562cによって筒状に丸められた空の用紙パックPeを溜め込む。

0089

以上のように、変形例3によれば、収容装置160は、空の用紙パックPeを扁平形状に潰しながら、当該空の用紙パックPeに巻き癖を付け、巻き癖を付けられた空の用紙パックPeを当該巻き癖に従って筒状に丸める。空の用紙パックPeが筒状に丸められることによって、廃棄部163は、上記実施形態よりさらに圧縮された空の用紙パックPeを受け取る。これにより、廃棄部163は、上記実施形態よりさらに多くの空の用紙パックPeを溜め込むことができる。結果として、収容装置160は、廃棄部163に溜まった空の用紙パックPeをユーザーがまとめて取り出す回数を、さらに低減できる。

0090

また、収容装置160は、扁平形状に潰された空の用紙パックPeを丸めることによって、特に、当該空の用紙パックPeの長さ方向または幅方向の寸法を圧縮できる。つまり、変形例3は、ローラー対562aから廃棄部163の底面までに十分な深さがなく、扁平形状に潰された空の用紙パックPeをそのまま廃棄部163に溜められない場合でも、対応できる。廃棄部163に搬送する前に空の用紙パックPeを丸めて、一方向への長さを低減することによって、丸められた当該空の用紙パックPeは、底浅な廃棄部163にも収容できる。

0091

なお、変形例3では、処理部562は、ローラー対562aに追加して、巻き癖付け部562bをさらに有する。しかし、本発明はこれに限定されない。巻き癖付け部562bを追加せずとも、ローラー対562aとして、互いに異なる直径を有する二つのローラーを組み合わせて用いることによって、巻き癖を付けられる。この場合、ローラー対562aは、巻き癖付け部562bとしても作用する。つまり、変形例3の処理部562は、互いに異なる直径を有するローラー対562aおよび丸め部562cを有することによって、同様の作用を実現してもよい。また、ローラー対562aは、互いに異なる表面硬さを有することによって、巻き癖を付けてもよい。

0092

また、変形例3は、変形例1と組み合わせて用いられてもよい。つまり、空の用紙パックPeを処理部362の位置まで搬送する収容装置360も、変形例3のような巻き癖付け部および丸め部をさらに有してもよい。

0093

また、変形例3は、変形例2と組み合わせて用いられてもよい。つまり、収容装置160の処理部は、巻き癖付け部562bおよび丸め部562cによって、空の用紙パックPeを筒状に丸めた後、押潰部462bによって、筒状に丸められた当該空の用紙パックPeを押し潰してもよい。これにより、廃棄部163は、変形例2および3の両方の効果によってさらに圧縮された空の用紙パックPeを受け取るため、さらに多くの空の用紙パックPeを溜め込むことができる。

0094

(変形例4)
上記実施形態では、収容装置160が、用紙の積層方向に沿う用紙パックPの壁面のうち、給紙側の壁面に対向する壁面である背面Bから、空の用紙パックPeを潰し始める。変形例4では、収容装置が、異なる壁面から空の用紙パックPeを潰し始める。

0095

図8は、変形例4の収容装置の概略構成を示す斜視図である。

0096

変形例4の収容装置660は、用紙の給紙側から見て、収容部661の側方に処理部662および廃棄部663を有する。これらの構成は、図8に示すように、平面視したときに用紙の給紙方向と直交する方向に、収容部661、処理部662および廃棄部663の順に配置される。つまり、収容装置660は、上記実施形態の収容装置160や、変形例1の収容装置360とは異なる位置関係で配置される収容部661、処理部662および廃棄部663を有する。各構成の位置関係が異なることを除き、収容部661、処理部662および廃棄部663は、収容装置360の収容部361、処理部362および廃棄部363と略同様である。また、収容装置660は、押出部665をさらに有する。

0097

押出部665は、収容部661に収容された用紙パックPが空になると、当該空の用紙パックPeを押し出すことによって、処理部662に押し当てる。押出部665は、たとえば図8に示すような押し出し面を有する機構であるが、空の用紙パックPeを処理部662に押し当て可能な機構であれば、押出部665の形状は、特に限定されない。

0098

以下では、収容装置660が行う処理の詳細について簡単に説明する。

0099

センサー164が、収容部661に収容された用紙パックPにおける用紙がなくなったことを検知すると、押出部665は、図8に示すように、空の用紙パックPeを処理部662に向かって矢印の方向に押し出す。押出部665は、用紙の積層方向に沿う用紙パックPの壁面のうち、給紙側の壁面に隣接する一壁面(以下では「側面S1」と呼ぶ)を押して、当該給紙側の壁面に隣接する他の壁面(以下では「側面S2」と呼ぶ)を、回転している処理部662に押し当てる。つまり、側面S1は、押出部665が配置されている側に臨む側面、側面S2は、処理部662および廃棄部663が配置されている側に臨む側面である。

0100

続いて、処理部662は、押出部665によって押し当てられた側面S2を挟み、当該側面S2から空の用紙パックPeを潰し始める。そして、処理部662は、空の用紙パックPeを扁平形状に潰すとともに、廃棄部663に搬送する。廃棄部663は、処理部662から搬送された扁平形状の空の用紙パックPeを溜め込む。なお、給紙ローラー170は、空の用紙パックPeを潰す際には、空の用紙パックPeから離れた位置に退避してもよい。

0101

以上のように、変形例4によれば、収容装置660は、用紙の積層方向に沿う用紙パックPの壁面のうち、給紙側の壁面に隣接する側面S2から、空の用紙パックPeを潰し始める。処理部662は、上記実施形態の処理部362とは異なる位置に配置される。これにより、変形例4は、スペースの関係上、変形例1のように、処理部362および廃棄部163を収容部361の後方に設置できない場合でも、実現されうる。結果として、収容装置660は、処理部662および廃棄部663を設置するスペースを収容部661の側方に確保できれば、画像形成装置100の他の構成を妨げることなく、空の用紙パックPeを処理できる。

0102

つまり、本発明の収容装置は、上記実施形態のように、背面Bから空の用紙パックPeを潰し始めることも、変形例4のように、側面S2から空の用紙パックPeを潰し始めることも可能である。したがって、本発明の収容装置は、上記実施形態および変形例4をまとめて、用紙の積層方向に沿う用紙パックPの壁面のうち、給紙側の壁面を除く壁面から、空の用紙パックPeを潰し始めるものであると言える。

0103

なお、収容装置660は、図8では、用紙の給紙側から見て、収容部661の左側に処理部662および廃棄部663を有し、収容部661の右側に押出部665を有したが、これに限定されず、各々が配置される側は、当然ながら入れ替わってもよい。

0104

また、収容装置660は、押出部665を有しなくてもよい。処理部662が、上記実施形態の処理部162のように、空の用紙パックPeの位置まで移動できる場合には、押出部665を省略できる。この場合、処理部662が側面S2を挟み込みできるように、収容部661は、当該側面S2を含む空の用紙パックPeの一部を支持しないように構成される。

0105

また、変形例4は、変形例2および/または変形例3と組み合わせて用いられてもよい。つまり、側面S2から空の用紙パックPeを潰し始める収容装置660も、変形例2の押潰部、および/または、変形例3の巻き癖付け部および丸め部をさらに有してもよい。

0106

100画像形成装置、
110 制御部、
120 記憶部、
130通信部、
140操作パネル、
150画像読取部、
160収容装置、
161 収容部、
162 処理部、
162aローラー対、
163廃棄部、
164センサー、
170給紙ローラー、
180 用紙搬送部、
190画像形成部、
195定着部、
200給紙装置、
261 収容部、
262 処理部、
263 廃棄部、
270 給紙ローラー、
280 用紙搬送部、
360 収容装置、
361 収容部、
362 処理部、
362a ローラー対、
363 廃棄部、
365 搬送部、
462 処理部、
462a ローラー対、
462b 押潰部、
463ばね台、
562 処理部、
562a ローラー対、
562b巻き癖付け部、
562c 丸め部、
660 収容装置、
661 収容部、
662 処理部、
663 廃棄部、
665押出部、
B 背面、
P用紙パック、
Pe 空の用紙パック、
S1 側面、
S2 側面。

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