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技術 シート供給装置

出願人 理想科学工業株式会社
発明者 宮地亮介
出願日 2016年1月26日 (5年3ヶ月経過) 出願番号 2016-012237
公開日 2017年8月3日 (3年9ヶ月経過) 公開番号 2017-132563
状態 特許登録済
技術分野 シート、マガジン及び分離 ベルト,ローラによる搬送
主要キーワード ローラ支持片 サイド板 軸支持片 突き当て力 突き当てガイド 補助駆動ローラ ネジリバネ 符号番号
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (10)

課題

複数枚シート積載量に応じて下位のシートにかかる搬送力可変させて、捌き性能の改善を図ることができるシート供給装置を提供する。

解決手段

複数枚のシート11を積載するシート積載台12と、シート積載台12上に積載された複数枚のシート11のうち下位のシート11をシート搬送方向に向けて搬送するシート搬送手段18と、シート積載台12の上方に設けられて複数枚のシート11の搬送方向の各先端部を突き当てるシート先端部突き当て板14と、シート先端部突き当て板14よりも搬送方向の下流に設置されて下位のシートを1枚ずつ分離するシート捌き手段19〜21と、を備え、シート先端部突き当て板14とシート捌き手段19〜21との間に、複数枚のシートの積載量に応じてニップ圧を可変しながら下位のシート11をシート捌き手段19〜21に向けて搬送するシート搬送補助ローラ対17を具備している。

概要

背景

シート積載台上に積載された複数枚シートを下側からシート搬送方向の下流に向けて供給するシート供給装置が適用されている。

この種の下側給送方式によるシート供給装置を適用したラベル印刷貼付機がある(例えば、特許文献1参照)。

特許文献1に開示されたラベル印刷貼付機では、ここでの図示を省略するが、装置本体内にラベルが貼り付けられる封筒(シートの1種に相当)が封筒スタッカ上に複数枚積載されている。

上記した封筒スタッカは、封筒の幅方向の位置を規制する一対の封筒ガイドと、封筒の搬送方向の先端部位置を規制すると共にこの下端と封筒スタッカとの間に封筒が進入する封筒進入口が形成された封筒先端部突き当てガイドとを備えている。

この際、封筒スタッカは、封筒進入口が封筒排出口よりも低くなる方向に傾斜されており、この傾斜により封筒の先端部が自重で封筒先端部突き当てガイドに突き当てられている。

また、封筒スタッカの下面側には、下位の封筒を搬送する複数のピックアップローラが設置されており、更に、封筒先端部突き当てガイドよりも搬送方向の下流に搬送ローラ捌きローラとが対をなして設置されている。

上記の構成により、封筒スタッカ上に積載された複数枚の封筒のうち下位の封筒を複数のピックアップローラにより封筒先端部突き当てガイドに形成した封筒進入口に送っている。

この後、封筒進入口を通過した下位の封筒を搬送ローラと捌きローラとにより1枚ずつ分離して下流に設けた封筒搬送路を経由してラベル処理ユニットに向けて供給している。

概要

複数枚のシートの積載量に応じて下位のシートにかかる搬送力可変させて、捌き性能の改善をることができるシート供給装置を提供する。複数枚のシート11を積載するシート積載台12と、シート積載台12上に積載された複数枚のシート11のうち下位のシート11をシート搬送方向に向けて搬送するシート搬送手段18と、シート積載台12の上方に設けられて複数枚のシート11の搬送方向の各先端部を突き当てるシート先端部突き当て板14と、シート先端部突き当て板14よりも搬送方向の下流に設置されて下位のシートを1枚ずつ分離するシート捌き手段19〜21と、を備え、シート先端部突き当て板14とシート捌き手段19〜21との間に、複数枚のシートの積載量に応じてニップ圧を可変しながら下位のシート11をシート捌き手段19〜21に向けて搬送するシート搬送補助ローラ対17を具備している。

目的

本発明は、シート積載台上に積載された複数枚のシートを下側からシート搬送方向の下流に向けて供給する際、複数枚のシートの積載量に応じて下位のシートにかかる搬送力を可変させて、下位のシートにかかる搬送力をある程度一定にすることで、下位のシートへの捌き性能の範囲を狭める改善ができ、下位のシートに重送ジャムが発生せずに下位のシートをシート捌き手段により1枚ずつ確実に分離できるシート供給装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

複数枚シート積載するシート積載部を有するシート積載台と、前記シート積載台上に積載された前記複数枚のシートのうち下位のシートをシート搬送方向に向けて搬送するシート搬送手段と、前記シート積載台の上方に設けられており、前記複数枚のシートの搬送方向の各先端部を突き当てると共に、この下端と前記シート積載部との間に前記下位のシートを通過させるシート通過隙間が形成されたシート先端部突き当て板と、を備え、前記シート積載台上に積載された前記複数枚のシートを下側からシート搬送方向の下流に向けて供給するシート供給装置において、前記シート先端部突き当て板よりもシート搬送方向の下流に設置されており、前記複数枚のシートの積載量に応じてニップ圧可変しながら前記下位のシートをシート搬送方向の下流に向けて搬送するシート搬送補助ローラ対具備したことを特徴とするシート供給装置。

請求項2

複数枚のシートを積載するシート積載部を有するシート積載台と、前記シート積載台上に積載された前記複数枚のシートのうち下位のシートをシート搬送方向に向けて搬送するシート搬送手段と、前記シート積載台の上方に設けられており、前記複数枚のシートの搬送方向の各先端部を突き当てると共に、この下端と前記シート積載部との間に前記下位のシートを通過させるシート通過隙間が形成されたシート先端部突き当て板と、前記シート先端部突き当て板よりもシート搬送方向の下流に設置されており、前記シート通過隙間を通過した前記下位のシートを1枚ずつ分離するシート捌き手段と、を備え、前記シート積載台上に積載された前記複数枚のシートを下側からシート搬送方向の下流に向けて供給するシート供給装置において、前記シート先端部突き当て板と前記シート捌き手段との間に、前記複数枚のシートの積載量に応じてニップ圧を可変しながら前記下位のシートを前記シート捌き手段に向けて搬送するシート搬送補助ローラ対を具備したことを特徴とするシート供給装置。

請求項3

前記シート先端部突き当て板は、前記複数枚のシートの積載量に応じて突き当て力が可変されることで、前記突き当て力に応じてシート搬送方向の下流に向かって可動可能になっており、前記シート搬送補助ローラ対は、前記シート先端部突き当て板に軸支された補助従動ローラと前記シート積載台側に設けた補助駆動ローラとを対にしており、前記複数枚のシートの積載量が多くなるほど前記シート先端部突き当て板の可動と連動してニップ圧が弱められるか、もしくはニップが解放される一方、前記複数枚のシートの積載量が少なくなるほどニップ圧が強められることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート供給装置。

請求項4

複数枚のシートを積載するシート積載部を有するシート積載台と、前記シート積載台上に積載された前記複数枚のシートのうち下位のシートをシート搬送方向に向けて搬送するシート搬送手段と、前記シート積載台の上方に設けられており、前記複数枚のシートの搬送方向の各先端部を突き当てると共に、この下端と前記シート積載部との間に前記下位のシートを通過させるシート通過隙間が形成されたシート先端部突き当て板と、前記シート先端部突き当て板よりもシート搬送方向の下流に設置されており、前記シート通過隙間を通過した前記下位のシートを1枚ずつ分離するシート捌き手段と、を備え、前記シート積載台上に積載された前記複数枚のシートを下側からシート搬送方向の下流に向けて供給するシート供給装置において、前記シート搬送手段は、前記下位のシートに搬送力を付与しながら上下動可能に設けられた搬送力付与部材を有しており、前記搬送力付与部材が前記シート積載部よりも上方に突出する突出量を前記複数枚のシートの積載量に応じて可変させることを特徴とするシート供給装置。

請求項5

前記搬送力付与部材は、前記複数枚のシートの積載量が多くなるほど前記突出量を小さくして前記搬送力を減少させる一方、前記複数枚のシートの積載量が少なくなるほど前記突出量を大きくして前記搬送力の低下を抑えることを特徴とする請求項4に記載のシート供給装置。

請求項6

前記シート搬送手段は、前記下位のシートに搬送力を付与しながら上下動可能に設けられた搬送力付与部材を有しており、前記搬送力付与部材が前記シート積載部よりも上方に突出する突出量を前記複数枚のシートの積載量に応じて可変させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート供給装置。

技術分野

0001

本発明は、シート積載台上に積載された複数枚シートを下側からシート搬送方向の下流に向けて供給するシート供給装置に関する。

背景技術

0002

シート積載台上に積載された複数枚のシートを下側からシート搬送方向の下流に向けて供給するシート供給装置が適用されている。

0003

この種の下側給送方式によるシート供給装置を適用したラベル印刷貼付機がある(例えば、特許文献1参照)。

0004

特許文献1に開示されたラベル印刷貼付機では、ここでの図示を省略するが、装置本体内にラベルが貼り付けられる封筒(シートの1種に相当)が封筒スタッカ上に複数枚積載されている。

0005

上記した封筒スタッカは、封筒の幅方向の位置を規制する一対の封筒ガイドと、封筒の搬送方向の先端部位置を規制すると共にこの下端と封筒スタッカとの間に封筒が進入する封筒進入口が形成された封筒先端部突き当てガイドとを備えている。

0006

この際、封筒スタッカは、封筒進入口が封筒排出口よりも低くなる方向に傾斜されており、この傾斜により封筒の先端部が自重で封筒先端部突き当てガイドに突き当てられている。

0007

また、封筒スタッカの下面側には、下位の封筒を搬送する複数のピックアップローラが設置されており、更に、封筒先端部突き当てガイドよりも搬送方向の下流に搬送ローラ捌きローラとが対をなして設置されている。

0008

上記の構成により、封筒スタッカ上に積載された複数枚の封筒のうち下位の封筒を複数のピックアップローラにより封筒先端部突き当てガイドに形成した封筒進入口に送っている。

0009

この後、封筒進入口を通過した下位の封筒を搬送ローラと捌きローラとにより1枚ずつ分離して下流に設けた封筒搬送路を経由してラベル処理ユニットに向けて供給している。

先行技術

0010

特開2012−46236号公報

発明が解決しようとする課題

0011

ところで、特許文献1に記載のラベル印刷貼付機内では、前述したように、封筒スタッカ上に積載された複数枚の封筒を下側から搬送方向の下流に設けた封筒搬送路を経由してラベル処理ユニットに向けて供給するように構成されている。

0012

しかしながら、特許文献1に記載されたような下側給送方式を採用した従来例のシート供給装置では、シート積載台上に積載された複数枚のシートの積載量によって下記に示すような問題点が発生する。

0013

図9は従来例のシート供給装置において、シート積載台上に複数枚のシートを積載したときに、(a)はシート積載量が多量の場合を示し、(b)はシート積載量が少量の場合をそれぞれ模式的に示している。

0014

図9(a),(b)に示す如く、従来例のシート供給装置100では、複数枚のシート101がシート積載台102上に積載されており、且つ、シート積載台102は各シート101の搬送方向の先端部側後端部側よりも低くなるように傾斜している。

0015

また、シート積載台102の上方には複数枚のシート101の搬送方向の先端部を突き当てるシート先端部突き当て板103が垂設されており、且つ、この下端とシート積載台102との間に複数枚のシート101のうち下位のシート101を通過させるためのシート通過隙間Sが形成されている。

0016

また、シート積載台102の下面側には、複数枚のシート101のうち下位のシート101を搬送する複数の駆動ローラ104がシート積載台102に貫通して形成した複数のローラ孔102aを臨んで設けられている。

0017

更に、シート先端部突き当て板103よりもシート搬送方向の下流には、捌きローラ105が設けられており、この捌きローラ105に対して摩擦部材106がバネ107によってサバキ圧印加した状態で圧接されている。この際、バネ107は、摩擦部材106を捌きローラ105に圧接できれば圧縮バネ又は引張バネのどちらを用いても良い。

0018

そして、シート通過隙間Sを通過した下位のシート101を捌きローラ105と摩擦部材106との間で1枚ずつシート搬送方向の下流に向けて分離するようになっている。

0019

この際、複数の駆動ローラ104と捌きローラ105は、モータMの回転をギア列Gにより減速して同一速度で時計方向回転駆動されている。

0020

上記のように従来例のシート供給装置100を構成したときに、図9(a)に示すように、シート積載台102上に多量のシート101が積載されている場合に、多量のシート101による大きな荷重が複数の駆動ローラ104に加わるために下位のシート101にかかる搬送力が強く(大きく)なる。言い換えると、シート積載台102上に積載されるシート積載量が多くなるほど搬送力が強く(大きく)なる。

0021

そして、下位のシート101にかかる搬送力が強くなると、捌きローラ105に圧接している摩擦部材106がバネ107に抗して持ち上げられるために、シート通過隙間Sを通過した下位のシート101のうち想定以上の枚数が捌きローラ105と摩擦部材106との間に送り込まれ、下位のシート101を1枚だけ分離することができない。

0022

これにより、下位のシート101が複数枚まとめて捌きローラ105と摩擦部材106との間に搬送されるので、重送が発生し易い。

0023

一方、図9(b)に示すように、シート積載台102上に少量のシート101が積載されている場合に、少量のシート101による小さな荷重が複数の駆動ローラ104に加わるために下位のシート101にかかる搬送力が弱く(小さく)なる。言い換えると、シート積載台102上に積載されるシート積載量が少なくなるほど搬送力が弱く(小さく)なる。

0024

そして、下位のシート101にかかる搬送力が弱くなると、バネ107によるサバキ圧によって捌きローラ105に圧接している摩擦部材106を持ち上げることができず、下位のシート101が詰まってしまう。

0025

これにより、下位のシート101が捌きローラ105と摩擦部材106との間に搬送できないので、ジャムが発生し易い。

0026

上記から、シート積載台102上に積載された複数枚のシート101の積載量が多量のときにはサバキ圧を強くし、一方、シート積載量が少量のときにはサバキ圧を弱くする必要があるが、両方を満足させる捌き性能が要求されている。

0027

そこで、本発明は、シート積載台上に積載された複数枚のシートを下側からシート搬送方向の下流に向けて供給する際、複数枚のシートの積載量に応じて下位のシートにかかる搬送力を可変させて、下位のシートにかかる搬送力をある程度一定にすることで、下位のシートへの捌き性能の範囲を狭める改善ができ、下位のシートに重送やジャムが発生せずに下位のシートをシート捌き手段により1枚ずつ確実に分離できるシート供給装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0028

本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、第1の発明は、複数枚のシートを積載するシート積載部を有するシート積載台と、
前記シート積載台上に積載された前記複数枚のシートのうち下位のシートをシート搬送方向に向けて搬送するシート搬送手段と、
前記シート積載台の上方に設けられており、前記複数枚のシートの搬送方向の各先端部を突き当てると共に、この下端と前記シート積載部との間に前記下位のシートを通過させるシート通過隙間が形成されたシート先端部突き当て板と、を備え、
前記シート積載台上に積載された前記複数枚のシートを下側からシート搬送方向の下流に向けて供給するシート供給装置において、
前記シート先端部突き当て板よりもシート搬送方向の下流に設置されており、前記複数枚のシートの積載量に応じてニップ圧を可変しながら前記下位のシートをシート搬送方向の下流に向けて搬送するシート搬送補助ローラ対具備したことを特徴とするシート供給装置である。

0029

また、第2の発明は、複数枚のシートを積載するシート積載部を有するシート積載台と、
前記シート積載台上に積載された前記複数枚のシートのうち下位のシートをシート搬送方向に向けて搬送するシート搬送手段と、
前記シート積載台の上方に設けられており、前記複数枚のシートの搬送方向の各先端部を突き当てると共に、この下端と前記シート積載部との間に前記下位のシートを通過させるシート通過隙間が形成されたシート先端部突き当て板と、
前記シート先端部突き当て板よりもシート搬送方向の下流に設置されており、前記シート通過隙間を通過した前記下位のシートを1枚ずつ分離するシート捌き手段と、を備え、
前記シート積載台上に積載された前記複数枚のシートを下側からシート搬送方向の下流に向けて供給するシート供給装置において、
前記シート先端部突き当て板と前記シート捌き手段との間に、前記複数枚のシートの積載量に応じてニップ圧を可変しながら前記下位のシートを前記シート捌き手段に向けて搬送するシート搬送補助ローラ対を具備したことを特徴とするシート供給装置である。

0030

また、第3の発明は、上記した第1又は第2の発明のシート供給装置において、
前記シート先端部突き当て板は、前記複数枚のシートの積載量に応じて突き当て力が可変されることで、前記突き当て力に応じてシート搬送方向の下流に向かって可動可能になっており、
前記シート搬送補助ローラ対は、前記シート先端部突き当て板に軸支された補助従動ローラと前記シート積載台側に設けた補助駆動ローラとを対にしており、前記複数枚のシートの積載量が多くなるほど前記シート先端部突き当て板の可動と連動してニップ圧が弱められるか、もしくはニップが解放される一方、前記複数枚のシートの積載量が少なくなるほどニップ圧が強められることを特徴とするシート供給装置である。

0031

また、第4の発明は、複数枚のシートを積載するシート積載部を有するシート積載台と、
前記シート積載台上に積載された前記複数枚のシートのうち下位のシートをシート搬送方向に向けて搬送するシート搬送手段と、
前記シート積載台の上方に設けられており、前記複数枚のシートの搬送方向の各先端部を突き当てると共に、この下端と前記シート積載部との間に前記下位のシートを通過させるシート通過隙間が形成されたシート先端部突き当て板と、
前記シート先端部突き当て板よりもシート搬送方向の下流に設置されており、前記シート通過隙間を通過した前記下位のシートを1枚ずつ分離するシート捌き手段と、を備え、
前記シート積載台上に積載された前記複数枚のシートを下側からシート搬送方向の下流に向けて供給するシート供給装置において、
前記シート搬送手段は、前記下位のシートに搬送力を付与しながら上下動可能に設けられた搬送力付与部材を有しており、前記搬送力付与部材が前記シート積載部よりも上方に突出する突出量を前記複数枚のシートの積載量に応じて可変させることを特徴とするシート供給装置である。

0032

また、第5の発明は、上記した第4の発明のシート供給装置において、
前記搬送力付与部材は、前記複数枚のシートの積載量が多くなるほど前記突出量を小さくして前記搬送力を減少させる一方、前記複数枚のシートの積載量が少なくなるほど前記突出量を大きくして前記搬送力の低下を抑えることを特徴とするシート供給装置である。

0033

また、第6の発明は、上記した第1又は第2の発明のシート供給装置において、
前記シート搬送手段は、前記下位のシートに搬送力を付与しながら上下動可能に設けられた搬送力付与部材を有しており、前記搬送力付与部材が前記シート積載部よりも上方に突出する突出量を前記複数枚のシートの積載量に応じて可変させることを特徴とするシート供給装置である。

発明の効果

0034

第1の発明のシート供給装置によると、シート積載台と、シート搬送手段と、シート先端部突き当て板と、を備え、シート積載台上に積載された複数枚のシートを下側からシート搬送方向の下流に向けて供給する際、シート先端部突き当て板よりもシート搬送方向の下流に、複数枚のシートの積載量に応じてニップ圧を可変しながら下位のシートをシート搬送方向の下流に向けて搬送するシート搬送補助ローラ対を具備している。この結果、シート搬送手段によって下位のシートにかかる搬送力を複数枚のシートの積載量に応じてシート搬送補助ローラ対により可変することで、とくに、シート積載量が少なくなるほどシート搬送補助ローラ対によって下位のシートにかかる搬送力の増加を図ることができる。

0035

また、第2の発明のシート供給装置によると、シート積載台と、シート搬送手段と、シート先端部突き当て板と、シート捌き手段と、を備え、シート積載台上に積載された複数枚のシートを下側からシート搬送方向の下流に向けて供給する際、シート先端部突き当て板とシート捌き手段との間に、複数枚のシートの積載量に応じてニップ圧を可変しながら下位のシートをシート捌き手段に向けて搬送するシート搬送補助ローラ対を具備している。この結果、シート搬送手段によって下位のシートにかかる搬送力を複数枚のシートの積載量に応じてシート搬送補助ローラ対により可変することで、とくに、シート積載量が少なくなるほどシート搬送補助ローラ対によって下位のシートにかかる搬送力の増加を図ることができるので、シート捌き手段による捌き性能の範囲を従来例よりも狭めることができ、下位のシートをシート捌き手段によって1枚ずつ確実に分離することができる。

0036

また、第3の発明のシート供給装置によると、シート先端部突き当て板を突き当て力に応じてシート搬送方向の下流に向かって可動可能に設け、且つ、シート先端部突き当て板に軸支された補助従動ローラとシート積載台側に設けた補助駆動ローラとを対にしてシート搬送補助ローラ対を設けた際、シート積載量が多くなるほどシート先端部突き当て板の可動と連動してシート搬送補助ローラ対のニップ圧が弱められるか、もしくはニップが解放されるので、下位のシートにかかる搬送力の増加を抑えることができる。一方、シート積載量が少なくなるほどシート搬送補助ローラ対のニップ圧が強められるので、下位のシートにかかる搬送力を増加させることができる。これにより、とくに、シート積載量が少なくなるほど下位のシートにかかる搬送力に対して有効に機能できる。

0037

また、第4の発明のシート供給装置によると、シート積載台と、シート搬送手段と、シート先端部突き当て板と、シート捌き手段と、を備え、シート積載台上に積載された複数枚のシートを下側からシート搬送方向の下流に向けて供給する際、シート搬送手段は、下位のシートに搬送力を付与しながら上下動可能に設けられた搬送力付与部材を有しており、搬送力付与部材がシート積載部よりも上方に突出する突出量を複数枚のシートの積載量に応じて可変させている。この結果、とくに、シート積載量が多くなるほど搬送力付与部材によって下位のシートにかかる搬送力の減少を図ることができるので、シート捌き手段による捌き性能の範囲を従来例よりも狭めることができ、下位のシートをシート捌き手段によって1枚ずつ確実に分離することができる。

0038

また、第5の発明のシート供給装置によると、搬送力付与部材は、複数枚のシートの積載量が多くなるほど突出量を小さくして下位のシートにかかる搬送力を減少させる一方、複数枚のシートの積載量が少なくなるほど突出量を大きくして下位のシートにかかる搬送力の低下を抑えるので、とくに、シート積載量が多くなるほど下位のシートにかかる搬送力に対して有効に機能できる。

0039

また、第6の発明のシート供給装置によると、第1又は第2の発明におけるシート搬送補助ローラ対による技術的思想と、第4の発明における搬送力付与部材による技術的思想とを組み合わせているので、第1又は第2の発明、及び、第4の発明の各効果が得られるために、シート積載量の多少にかかわらず、下位のシートをシート捌き手段により1枚ずつより一層確実に分離することができる。

図面の簡単な説明

0040

本発明の第1実施形態に係るシート供給装置において、シート積載台の上方でシート搬送方向の先端側に回動可能に設けたシート先端部突き当て板を示した斜視図である。
本発明の第1実施形態に係るシート供給装置において、シート積載台上に複数枚のシートを積載したときに、(a)はシート積載量が多量の場合を示し、(b)はシート積載量が少量の場合をそれぞれ模式的に示した図である。
本発明の第1実施形態に係るシート供給装置における諸性能について、比較例と比較して説明するための図である。
本発明の第2実施形態に係るシート供給装置において、シート積載台の上方でシート搬送方向の先端側に垂設したシート先端部突き当て板を示した斜視図である。
本発明の第2実施形態に係るシート供給装置において、シート積載台上に複数枚のシートを積載したときに、(a)はシート積載量が多量の場合を示し、(b)はシート積載量が少量の場合をそれぞれ模式的に示した図である。
本発明の第2実施形態に係るシート供給装置における諸性能について、比較例と比較して説明するための図である。
本発明の第3実施形態に係るシート供給装置において、シート積載台上に複数枚のシートを積載したときに、(a)はシート積載量が多量の場合を示し、(b)はシート積載量が少量の場合をそれぞれ模式的に示した図である。
本発明の第3実施形態に係るシート供給装置における諸性能について、比較例と比較して説明するための図である。
従来例のシート供給装置において、シート積載台上に複数枚のシートを積載したときに、(a)はシート積載量が多量の場合を示し、(b)はシート積載量が少量の場合をそれぞれ模式的に示した図である。

実施例

0041

以下に本発明に係るシート供給装置の一実施形態について、図1図8を参照して第1実施形態,第2実施形態,第3実施形態の順に詳細に説明する。

0042

(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係るシート供給装置において、シート積載台の上方でシート搬送方向の先端側に回動可能に設けたシート先端部突き当て板を斜視的に示している。また、図2は本発明の第1実施形態に係るシート供給装置において、シート積載台上に複数枚のシートを積載したときに、(a)はシート積載量が多量の場合を示し、(b)はシート積載量が少量の場合をそれぞれ模式的に示している。

0043

尚、以下の説明において、「シート積載量が多量」の場合は「シート積載量が多くなるほど」の場合を簡略化して呼称し、一方、「シート積載量が少量」の場合は「シート積載量が少なくなるほど」の場合を簡略化して呼称している。

0044

図1及び図2(a),(b)に示す如く、本発明の第1実施形態に係るシート供給装置10Aは、複数枚のシート11をシート積載台12上に積載したときに、複数枚のシート11のうち下位のシート11を下側からシート搬送方向の下流に向けて供給するように構成されている。

0045

上記したシート積載台12は、板材を用いて上面12a及び下面12bが共に平坦外形長方形状に形成されている。

0046

また、シート積載台12には、ローラ孔12cがシート搬送方向に沿って間隔を隔て複数形成されており、且つ、各ローラ孔12cはシート搬送方向と直交するシート幅方向略中央部位にそれぞれ貫通して形成されている。

0047

この際、シート積載台12の上面12aは、複数枚のシート11を積載するシート積載部となっているが、後述するようにシート積載台12の下面12b側に設けた複数の駆動ローラ18は各ローラ孔12c内から上面12aよりも少し突出しているので、複数の駆動ローラ18の突出部位が実質上のシート積載部となっている。

0048

また、シート積載台12は、シート搬送方向の先端部側が後端部側よりも重力方向に対して低くなるように略10°程度傾斜して設置されているが、これに限ることなく、シート積載台12を傾斜させずに略水平に設置しても良いものである。

0049

この際、シート積載台12を傾斜させる理由は、シート搬送方向の先端部(厚みが厚い底部)と、反対側の後端部(厚みが薄いフラップ部)とでシート厚みが異なる不図示の封筒などを良好に積載するためである。

0050

また、シート積載台12のシート幅方向の両側端には、左右一対サイド板13L,13R(図1のみ図示)が略垂直に取り付けられている。尚、左右一対のサイド板13L,13Rの各内側には、ここでの図示を省略するが、シート11の幅方向の左右位置を規制する左右一対のサイドフェンスがシート11の幅サイズに応じてシート幅方向に移動自在に設置されている。

0051

また、左右一対のサイド板13L,13Rのうちシート搬送方向の各先端側の上部間に前板13Fがシート幅方向に沿って掛け渡されており、これら左右一対のサイド板13L,13R及び前板13Fは板材を用いて一体的に折り曲げ形成されている。

0052

上記した前板13Fは、上端と下端との間の高さ寸法が小さく設定されて、下端よりも下方はシート積載台12に向かって大きく開口されている。

0053

また、前板13Fの下方部位には、シート幅方向の中央部位を挟んだ左右に一対の軸支持片13a,13bが互いに間隔を離して対向してシート搬送方向に向かって突出形成されている。

0054

そして、前板13Fの下方部位に形成した一対の軸支持片13a,13b間にシート先端部突き当て板14がこの上方部位に設けた回動軸15を中心にしてネジリバネ又は引張バネなどのバネ16によって時計方向に付勢されながら吊り下げられた状態で回動可能に取り付けられている。

0055

尚、上記とは異なって、左右一対のサイド板13L,13Rの各上方部位に回動軸(図示せず)をシート幅方向に沿って掛け渡して、この回動軸にシート先端部突き当て板14をバネ16によって時計方向に付勢しながら吊り下げられた状態で回動可能に取り付けても良い。

0056

この際、シート先端部突き当て板14は、シート積載台12の上方でシート搬送方向の先端側にシート積載台12の上面12aに向かって垂下しており、且つ、シート先端部突き当て板14の上方部位が一対の軸支持片13a,13b間に形成したストッパ片13cによって重力方向に向かって垂直に垂れ下がるように規制されている。

0057

尚、回動可能なシート先端部突き当て板14に対して時計方向に付勢するバネ16を用いることなく、シート先端部突き当て板14の自重と、この下方部位に取り付けられ且つ後述する補助従動ローラ17Jの自重とにより、シート先端部突き当て板14をシート積載台12の上面12aに向かって垂直に垂れ下げても良い。

0058

上記したシート先端部突き当て板14は、シート積載台12上に積載された複数のシート11の搬送方向の各先端部を突き当てて位置規制する機能を有している。

0059

また、先端部突き当て板14は、シート積載台12上に積載された複数枚のシート11の積載量に応じて突き当て力が可変されることで、突き当て力に応じて回動軸15を中心にしてシート搬送方向の下流に向かって回動可能になっている。

0060

また、シート先端部突き当て板14は、この下方部位に一対のローラ支持片14a,14bが互いに間隔を離して対向してシート搬送方向に向かって一体的に突出形成されている。

0061

更に、シート先端部突き当て板14の下方部位に形成した一対のローラ支持片14a,14b間には、シート搬送補助ローラ対17の補助従動ローラ17Jがシート積載台12側に設けた補助駆動ローラ17Kと接離自在に対向して回転自在に支持されている。

0062

また、シート先端部突き当て板14の下端14cと、シート積載台12の上面(シート積載部)12aとの間には、シート積載台12上に積載された下位のシート11を数枚程度(2〜5枚程度)通過させることができるシート通過隙間Sが形成されている。

0063

また、図2(a),(b)に示す如く、シート積載台12の下面12b側には、複数枚のシート11のうち下位のシート11を搬送するシート搬送手段として複数の駆動ローラ18がシート積載台12に形成した複数のローラ孔12cを臨みながら回転可能に設けられている。

0064

尚、この第1実施形態では、シート搬送手段としてローラ駆動機構を用いているが、これに限ることなく、複数の駆動ローラ18に代えて不図示の一対のプーリ間にベルトを回転自在に巻回させたベルト駆動機構を用いても良い。

0065

また、複数の駆動ローラ18よりもシート搬送方向の下流には、シート先端部突き当て板14の下方部位に軸支した補助従動ローラ17Jと、この補助従動ローラ17Jと対向した補助駆動ローラ17Kとで対をなすシート搬送補助ローラ対17が設けられている。

0066

上記したシート搬送補助ローラ対17は、複数枚のシート11の積載量に応じてニップ圧を可変しながら下位のシート11を下記するシート捌き手段19〜21に向けて搬送する機能を有している。

0067

更に、シート搬送補助ローラ対17よりもシート搬送方向の下流には、シート捌き手段となる捌きローラ19及びこの捌きローラ19にバネ付勢されながら接離する摩擦部材20が設置されている。

0068

上記した捌きローラ19は、シート積載台12の下面12b側からローラ孔12cを臨みながら回転可能に設けられている。この捌きローラ19には、ゴムなどを用いて円弧状に形成した摩擦部材20がバネ21によってサバキ圧を印加した状態で圧接されている。この際、バネ21は、摩擦部材20を捌きローラ19に圧接できれば圧縮バネ又は引張バネのどちらを用いても良い。

0069

そして、シート通過隙間Sを通過した下位のシート11を捌きローラ19と摩擦部材20との間で1枚ずつ分離するようになっている。

0070

この際、複数の駆動ローラ18と、シート搬送補助ローラ対17の補助駆動ローラ17Kと、捌きローラ19は、モータMの回転をギア列Gにより減速して同一速度で時計方向に回転駆動されている。

0071

上記のように第1実施形態のシート供給装置10Aを構成したときに、図2(a)に示す如く、シート積載台12上に多量のシート11が積載されている場合に、多量のシート11による大きな荷重が複数の駆動ローラ18に加わるため、下位のシート11にかかる搬送力がシート積載量に応じて強く(大きく)なる。

0072

そして、下位のシート11にかかる搬送力がシート積載量に応じて強くなると、多量のシート11の各先端部からの大きな突き当て力がシート先端部突き当て板14に加わるので、シート先端部突き当て板14が回動軸15を中心にして反時計方向に回動する。

0073

この際、シート積載台12が略水平に設置されている場合でも複数の駆動ローラ18からの強い搬送力によって大きな突き当て力が発生するが、シート積載台12がシート搬送方向に向かって低くなるように傾斜していれば、シート積載台12の傾斜に伴う多量のシート11の自重による突き当て力が更に加算される。

0074

これにより、シート先端部突き当て板14の回動と連動して、シート先端部突き当て板14の下方部位に軸支したシート搬送補助ローラ対17の補助従動ローラ17Jが補助駆動ローラ17Kに対してニップ圧が弱められるか、もしくはニップが解放される。

0075

従って、シート積載量が多いときには、シート搬送補助ローラ対17が下位のシート11に殆ど作用しないので、下位のシート11にかかる大きな搬送力の増加を抑えることができる。

0076

この際、下位のシート11にかかる搬送力は大きいが、後述の図3(b)を用いて説明するように第1実施形態において捌き性能の改善を図ることで、改善された捌き性能に合わせてサバキ圧を設定すれば下位のシート11を捌きローラ19と摩擦部材20との間で1枚ずつ確実に分離することができる。

0077

一方、図2(b)に示す如く、シート積載台12上に少量のシート11が積載されている場合に、少量のシート11による小さな荷重が複数の駆動ローラ18に加わるために下位のシート11にかかる搬送力がシート積載量に応じて弱く(小さく)なる。

0078

そして、下位のシート11にかかる搬送力がシート積載量に応じて弱くなると、少量のシート11の各先端部からの小さな突き当て力がシート先端部突き当て板14に加わるが、シート先端部突き当て板14は殆ど回動しない。

0079

これにより、シート先端部突き当て板14の下方部位に軸支したシート搬送補助ローラ対17の補助従動ローラ17Jが補助駆動ローラ17Kに対してニップ圧が強められて殆どニップしたままになる。

0080

上記に伴って、シート搬送補助ローラ対17により下位のシート11にかかる小さな搬送力を増加させることができる。

0081

従って、シート積載量が少ないときに、下位のシート11にかかる小さな搬送力を従来例よりも増加させることで、下位のシート11により捌きローラ19にバネ21を介して圧接している摩擦部材20を持ち上げることができるので、下位のシート11を捌きローラ19と摩擦部材20との間で1枚ずつ確実に分離することができる。

0082

ここで、第1実施形態のシート供給装置10Aの諸性能について、比較例と比較して図3(a),(b)を用いて説明する。

0083

図3は本発明の第1実施形態に係るシート供給装置における諸性能について、比較例と比較して説明するための図であり、(a)は第1実施形態に対する比較例(従来例)の場合を示し、(b)は第1実施形態の場合を示している。

0084

まず、図3(a)に示す如く、第1実施形態に対する比較例(図9に示した従来例に相当)の場合には、ここでの図示を省略するが、シート先端部突き当て板は回動せずに垂設された状態である。

0085

この比較例の場合、シート積載台12に積載された複数枚のシート11のうち下位のシート11にかかる複数の駆動ローラ18による搬送力がゼロから最大量Hmまでシート積載量に比例して直線的に増加する。

0086

これに伴って、捌きローラ19とバネ付勢された摩擦部材20とによる捌き性能の範囲は、搬送力がゼロから最大量Hmまで広い範囲に亘ってカバーする必要がある。

0087

次に、図3(b)に示した第1実施形態の場合には、シート積載量が少量であれば、先に図2(b)を用いて説明したように、シート先端部突き当て板14は殆ど回動せずにシート搬送補助ローラ対17のニップ圧が強められて殆どニップしたままになり、このシート搬送補助ローラ対17により下位のシート11にかかる小さな搬送力が増加する。

0088

この際、シート積載量が予め設定した所定量(例えば150枚)よりも少ない所定の少量範囲α内では、シート積載量が増すにつれてシート先端部突き当て板14が徐々に回動する。そして、シート搬送補助ローラ対17によって発生させる搬送力が、点線で示したように徐々に低下し、少量範囲α以上になるとその搬送力は無くなる。

0089

従って、シート積載量が所定の少量範囲α内では、比較例の搬送力の値に点線で示した増加量を加算することで、実線で示したように略一定の搬送力Haが得られる。

0090

一方、シート積載量が多量であれば、先に図2(a)を用いて説明したように、シート先端部突き当て板14の回動と連動して、シート搬送補助ローラ対17はニップ圧が弱められるか、もしくはニップが解放されるので、シート搬送補助ローラ対17による下位のシート11にかかる大きな搬送力の増加が抑えられるために、シート積載量が所定の少量範囲以上の多量範囲β内では搬送力が上記したHaから最大量Hmまでシート積載量に比例して増加する。

0091

これに伴って、搬送力を所定の少量範囲α内で略一定にすることができると共に、捌きローラ19とバネ付勢された摩擦部材20とによる捌き性能は、搬送力がHaから最大量Hmまでカバーすれば良いので、捌き性能の範囲を比較例よりも狭くすることができる。

0092

上記から第1実施形態のシート供給装置10Aでは、とくに、シート積載量が少量の場合にシート搬送補助ローラ対17によって下位のシート11にかかる小さな搬送力の増加を図ることができるので、少量積載時に下位のシート11にかかる搬送力に対して有効に機能できる。

0093

尚、第1実施形態では、シート先端部突き当て板14をシート積載量に応じてシート搬送方向に向かって回動させて、シート積載量に応じてシート搬送補助ローラ対17の補助従動ローラ17Jを持ち上げる構造形態を説明したが、これに限定されることなく、下記する他の構造形態も可能である。

0094

即ち、他の構造形態として、ここでの図示を省略するが、シート先端部突き当て板をシート積載量に応じてシート搬送方向に向かって平行に移動させて、その押し込み量でシート搬送補助ローラ対17の補助従動ローラ17Jを持ち上げても良い。

0095

上記から、第1実施形態におけるシート先端部突き当て板(14)は、複数枚のシート11の積載量に応じて突き当て力が可変されることで、突き当て力に応じてシート搬送方向の下流に向かって可動可能であれば良い。

0096

これにより、シート先端部突き当て板(14)に軸支された補助従動ローラ17Jとシート積載台12側に設けた補助駆動ローラ17Kとを対にしてシート搬送補助ローラ対17を設けた際、シート積載量が多くなるほどシート先端部突き当て板(14)の可動と連動してシート搬送補助ローラ対17のニップ圧が弱められるか、もしくはニップが解放されるので、下位のシート11にかかる搬送力の増加を抑えることができる。一方、シート積載量が少なくなるほどシート搬送補助ローラ対17のニップ圧が強められるので、下位のシート11にかかる搬送力を増加させることができる。

0097

(第2実施形態)
図4は本発明の第2実施形態に係るシート供給装置において、シート積載台の上方でシート搬送方向の先端側に垂設したシート先端部突き当て板を斜視的に示している。また、図5は本発明の第2実施形態に係るシート供給装置において、シート積載台上に複数枚のシートを積載したときに、(a)はシート積載量が多量の場合を示し、(b)はシート積載量が少量の場合をそれぞれ模式的に示している。

0098

図4及び図5(a),(b)に示した本発明の第2実施形態に係るシート供給装置10Bも、先に図1及び図2(a),(b)を用いて説明した第1実施形態のシート供給装置10Aと同様に、シート積載台12上に積載された複数枚のシート11のうち下位のシート11を下側からシート搬送方向の下流に向けて供給するように構成されている。

0099

上記した第2実施形態のシート供給装置10Bは、第1実施形態のシート供給装置10Aに対して構造が一部異なっており、第1実施形態と同じ構成部材に対して同一の符号番号を付して詳細な説明を省略し、第1実施形態に対して異なる点を中心にして以下説明する。

0100

図4及び図5(a),(b)に示す如く、本発明の第2実施形態に係るシート供給装置10Bでは、シート積載台12のシート幅方向の両側端に取り付けられた左右一対のサイド板13L,13R(図4のみ図示)の各先端側の上部間に前板13Fがシート幅方向に沿って掛け渡されている点は第1実施形態と同じである。

0101

ここで、第1実施形態とは異なる点について説明すると、前板13Fのうちシート幅方向の中央部近傍の下端に連接してシート先端部突き当て板25が下方のシート積載台12の上面12aに向かって垂設されている。

0102

上記したシート先端部突き当て板25は、シート積載台12上に積載された複数のシート11の搬送方向の各先端部を突き当てて位置規制する機能を有している。

0103

また、シート先端部突き当て板25の下端25aと、シート積載台12の上面(シート積載部)12aとの間には、シート積載台12上に積載された下位のシート11を数枚程度(2〜5枚程度)通過させることができるシート通過隙間Sが形成されている。

0104

また、図5(a),(b)に示す如く、シート積載台12の下面12b側に設けたシート搬送手段となる複数の駆動ローラ18のうちシート搬送方向の上流側には、下位のシート11に搬送力を付与しながら上下動可能に設けられた少なくとも一つの搬送力付与部材18A(18)を有している。

0105

上記した搬送力付与部材18Aは、複数の駆動ローラ18のうちシート搬送方向の上流側に設置した少なくとも一つの駆動ローラである。

0106

また、一つの駆動ローラ18Aは、圧縮バネ又は引張バネなどのバネ26により上方に向かって付勢されて上下動可能に設けられていると共に、第1モータM1の回転を第1ギア列G1により減速して時計方向に回転駆動されている。

0107

そして、一つの駆動ローラ18Aは、シート積載台12の上面(シート積載部)12aよりも上方に突出する突出量を複数枚のシート11の積載量に応じて可変させるようになっている。

0108

また、一つの駆動ローラ18Aの後方及び前方には、駆動ローラに置き換え駆動源とは連結されていない従動ローラ27A,27Bが回転自在に設置されている。これらの従動ローラ27A,27Bは、下位のシート11に対して搬送力が付与されないものの、下位のシート11を支持可能になっている。

0109

また、他の駆動ローラ18Bと、シート先端部突き当て板25よりも下流に設けた捌きローラ19及びこの捌きローラ19にバネ21を介して圧接している摩擦部材20との間には第1実施形態で説明したようなシート搬送補助ローラ対は設けられていない。

0110

そして、他の駆動ローラ18B及び捌きローラ19は第2モータM2の回転を第2ギア列G2により減速して時計方向に回転駆動されている。

0111

この際、一つの駆動ローラ18A及び他の駆動ローラ18B並びに捌きローラ19は同一速度で回転駆動されている。

0112

尚、第2実施形態において、一つの駆動ローラ18Aを第1モータM1で駆動させ、一方、他の駆動ローラ18B及び捌きローラ19を第2モータM2で駆動させて説明したが、これに限ることなく、一つの駆動ローラ18A及び他の駆動ローラ18B並びに捌きローラ19を一つのモータで駆動させることも可能である。

0113

この場合には、ここでの図示を省略するが、他の駆動ローラ18Bを支点にしたアーム上に一つの駆動ローラ18Aを取り付けて、この一つの駆動ローラ18Aを他の駆動ローラ18Bと同じモータで駆動させながら一つの駆動ローラ18Aを上方に向けて回動させることで、ローラ間距離を代えずに一つの駆動ローラ18の突出量を可変させることができる。

0114

また、それ以外の方式として、ギアで連結させ、中間ギアを支点にして一つの駆動ローラ18の突出量を可変させても良い。

0115

上記のように第2実施形態のシート供給装置10Bを構成したときに、図5(a)に示す如く、シート積載台12上に多量のシート11が積載されている場合に、多量のシート11による大きな荷重により上下動可能に設けた一つの駆動ローラ18Aがバネ26の付勢力に抗して下動する。

0116

これにより、一つの駆動ローラ18Aはシート積載台12の上面(シート積載部)12aに対して突出量を小さくすることで、下動した一つの駆動ローラ18Aと、他の駆動ローラ18Bと、従動ローラ27A,27Bとが略同じ高さになって、下位のシート11に添接する。

0117

上記に伴って、多量のシート11による大きな荷重は、一つの駆動ローラ18Aと、他の駆動ローラ18Bと、従動ローラ27A,27Bとに分散されるので、下位のシート11にかかる大きな搬送力を減少させることができる。

0118

従って、シート積載量が多いときに、下位のシート11にかかる大きな搬送力が減少すると、捌きローラ19にバネ21を介して圧接している摩擦部材20を下位のシート11で持ち上げる力も減少するので、下位のシート11を捌きローラ19と摩擦部材20との間で1枚ずつ確実に分離することができる。

0119

一方、図5(b)に示す如く、シート積載台12上に少量のシート11が積載されている場合に、少量のシート11による小さな荷重により上下動可能に設けた一つの駆動ローラ18Aがバネ26の付勢力で上動する。

0120

従って、シート積載量が少ないときに、一つの駆動ローラ18Aはシート積載台12の上面(シート積載部)12aに対して突出量を大きくすることで、下動した一つの駆動ローラ18Aは従動ローラ27A,27Bよりも上方に向かって凸状態なる。

0121

これにより、従動ローラ27A,27Bに下位のシート11が添接せずに、一つの駆動ローラ18Aと他の駆動ローラ18Bに下位のシート11が添接する。

0122

上記に伴って、一つの駆動ローラ18Aと他の駆動ローラ18Bだけで少量のシート11の荷重を支えることになるので、少量のシート11の荷重が他に分散されることを防げるために、下位のシート11にかかる小さな搬送力の低下を抑えることができる。

0123

従って、下位のシート11にかかる小さな搬送力の低下を抑えることで、下位のシート11を捌きローラ19と摩擦部材20との間で1枚ずつ確実に分離することができる。

0124

ここで、第2実施形態のシート供給装置10Bの諸性能について、比較例と比較して図6(a),(b)を用いて説明する。

0125

図6は本発明の第2実施形態に係るシート供給装置における諸性能について、比較例と比較して説明するための図であり、(a)は第2実施形態に対する比較例(従来例)の場合を示し、(b)は第2実施形態の場合を示している。

0126

まず、図6(a)に示した第2実施形態に対する比較例(図9に示した従来例に相当)の場合には、先に図3(a)を用いて説明した第1実施形態に対する比較例の場合と同じであるので、ここでの説明を省略し、図示のみとする。

0127

次に、図6(b)に示した第2実施形態の場合には、シート積載量が多量であれば、先に図5(a)を用いて説明したように、一つの駆動ローラ18Aが下動して、多量のシート11の大きな荷重が一つの駆動ローラ18Aと他の駆動ローラ18Bと従動ローラ27A,27Bに分散される。

0128

そして、一つの駆動ローラ18Aの下動により点線で示したようにシート積載量に対して搬送力が直線的に減少する。

0129

従って、シート積載量に応じて、比較例の搬送力の値に点線で示した減少量を減算することで、実線で示したように比較例よりも傾斜がゆるくなり、シート積載量に応じて搬送力がゼロから最大値Hmよりも低いHbまで直線的に増加する。

0130

これに伴って、捌きローラ19とバネ付勢された摩擦部材20とによる捌き性能は、搬送力がゼロからHbまでカバーすれば良いので、捌き性能の範囲を比較例よりも狭くすることができる。

0131

一方、シート積載量が少量であれば、先に図5(b)を用いて説明したように、一つの駆動ローラ18Aが上動しているので、一つの駆動ローラ18Aと他の駆動ローラ18Bだけで少量のシート11の荷重を支えることになるので、少量のシート11の荷重が他に分散されることを防げるために、下位のシート11にかかる小さな搬送力の低下を抑えることができる。

0132

上記から第2実施形態のシート供給装置10Bでは、とくに、シート積載量が多量の場合に搬送力付与部材(一つの駆動ローラ)18Aによって下位のシート11にかかる大きな搬送力の減少を図ることができるので、多量積載時に下位のシート11にかかる搬送力に対して有効に機能できる。

0133

(第3実施形態)
図7は本発明の第3実施形態に係るシート供給装置において、シート積載台上に複数枚のシートを積載したときに、(a)はシート積載量が多量の場合を示し、(b)はシート積載量が少量の場合をそれぞれ模式的に示している。また、図8は本発明の第3実施形態に係るシート供給装置における諸性能を説明するための図であり、(a)は第3実施形態に対する比較例の場合を示し、(b)は第3実施形態の場合を示している。

0134

図7(a),(b)に示した本発明の第3実施形態に係るシート供給装置10Cは、先に説明した第1実施形態におけるシート搬送補助ローラ対17による技術的思想と、第2実施形態における上下動可能な搬送力付与部材(一つの駆動ローラ)18Aによる技術的思想とを組み合わせて、シート積載台12上に積載された複数枚のシートのうち下位のシート11を下側からシート搬送方向の下流に向けて供給するように構成されている。

0135

即ち、図7(a),(b)に示す如く、本発明の第3実施形態に係るシート供給装置10Cでは、先に図1及び図2(a),(b)を用いて説明した第1実施形態の技術的思想を適用している。

0136

即ち、第3実施形態において、シート積載台12の上方でシート搬送方向の先端側にシート先端部突き当て板14が回動可能に設けられており、このシート先端部突き当て板14の下方部位に軸支した補助従動ローラ17Jと、これと対向する補助駆動ローラ17Kとで対をなすシート搬送補助ローラ対17が設置されている。

0137

また、第3実施形態のシート供給装置10Cでは、先に図4及び図5(a),(b)を用いて説明した第2実施形態の技術的思想を適用している。

0138

即ち、第3実施形態において、シート積載台12の下面12b側に設けた複数の駆動ローラ18のうちシート搬送方向の上流側に設置した少なくとも一つの搬送力付与部材(一つの駆動ローラ)18Aが上下動可能に設けられている。

0139

上記のようにように第3実施形態のシート供給装置10Cを構成したときに、図7(a)に示す如く、シート積載台12上に多量のシート11が積載されている場合に、先に図2(a)を用いて説明した第1実施形態の場合と同様に、シート先端部突き当て板14が回動軸15を中心にして反時計方向に回動する。

0140

これにより、シート先端部突き当て板14の回動と連動して、シート先端部突き当て板14の下方部位に軸支したシート搬送補助ローラ対17の補助従動ローラ17Jが補助駆動ローラ17Kに対してニップ圧が弱められるか、もしくはニップが解放される。

0141

従って、シート積載量が多いときに、シート搬送補助ローラ対17が下位のシート11に作用しないので、下位のシート11にかかる大きな搬送力の増加を抑えることができる。

0142

更に、シート積載量が多量の場合に、先に図5(a)を用いて説明した第2実施形態の場合と同様に、多量のシート11による大きな荷重により上下動可能に設けた一つの駆動ローラ18Aがバネ26の付勢力に抗して下動する。

0143

上記に伴って、多量のシート11による大きな荷重は、一つの駆動ローラ18Aと、他の駆動ローラ18Bと、従動ローラ27A,27Bとに分散されるので、下位のシート11にかかる大きな搬送力を減少させることができる。

0144

一方、図7(b)に示す如く、シート積載台12上に少量のシート11が積載されている場合に、先に図2(b)を用いて説明した第1実施形態の場合と同様に、シート先端部突き当て板14が殆ど回動せずにシート搬送補助ローラ対17のニップ圧が強められて殆どニップしたままになる。

0145

上記に伴って、シート搬送補助ローラ対17により下位のシート11にかかる小さな搬送力を増加させることができる。

0146

更に、シート積載量が少量の場合に、先に図5(b)を用いて説明した第2実施形態の場合と同様に、少量のシート11による小さな荷重により上下動可能に設けた一つの駆動ローラ18Aがバネ26の付勢力で上動する。

0147

これにより、一つの駆動ローラ18Aと他の駆動ローラ18Bだけで少量のシート11の荷重を支えることになるので、少量のシート11の荷重が他に分散されることを防げるために、下位のシート11にかかる小さな搬送力の低下を抑えることができる。

0148

上記から第3実施形態のシート供給装置10Cによると、第1,第2実施形態の技術的思想を組み合わせることで、第1,第2実施形態の各効果が得られるために、シート積載量の多少にかかわらず、下位のシート11を捌きローラ19と摩擦部材20との間で1枚ずつより一層確実に分離することができる。

0149

ここで、第3実施形態のシート供給装置10Cの諸性能について、比較例と比較して図8(a),(b)を用いて説明する。

0150

図8は本発明の第3実施形態に係るシート供給装置における諸性能について、比較例と比較して説明するための図であり、(a)は第3実施形態に対する比較例(従来例)の場合を示し、(b)は第3実施形態の場合を示している。

0151

まず、図8(a)に示した第3実施形態に対する比較例(図9に示した従来例に相当)の場合には、先に図3(a),図6(a)を用いて説明した第1,第2実施形態に対する比較例(従来例)の場合と同じであるので、ここでの説明を省略し、図示のみとする。

0152

次に、図8(b)に示した第3実施形態の場合には、シート積載量が少量であれば、先に図2(b)を用いて説明したと同様に、シート先端部突き当て板14は殆ど回動せずにシート搬送補助ローラ対17のニップ圧が強められて殆どニップしたままになり、このシート搬送補助ローラ対17により下位のシート11にかかる小さな搬送力が増加する。

0153

この際、シート積載量が予め設定した所定の少量範囲α内では、シート積載量が増すにつれてシート先端部突き当て板14が徐々に回動する。そして、シート搬送補助ローラ対17によって発生させる搬送力が、点線で示したように徐々に低下し、少量範囲α以上になるとその搬送力は無くなる。

0154

従って、シート積載量が所定の少量範囲α内では、比較例の搬送力の値に点線で示したシート搬送補助ローラ対17による増加量を加算する。

0155

一方、シート積載量が多量であれば、先に図5(a)を用いて説明したと同様に、一つの駆動ローラ18Aが下動して、多量のシート11の大きな荷重が一つの駆動ローラ18Aと他の駆動ローラ18Bと従動ローラ27A,27Bに分散される。

0156

そして、一つの駆動ローラ18Aの下動により点線で示したようにシート積載量に対して搬送力が直線的に減少する。

0157

従って、シート積載量に応じて、比較例の搬送力の値に点線で示した一つの駆動ローラ18Aによる減少量を減算する。

0158

そして、総合的には、比較例の搬送力の値に、点線で示したシート搬送補助ローラ対17によって増加する増加量を先に示した図3(b)と同様に所定の少量範囲α内で加算すると共に、点線で示した上下動可能な一つの駆動ローラ18によって減少する減少量を先に示した図5(b)と同様に減算する。

0159

これにより、実線で示した総合特性のように、シート積載量が所定の少量範囲α内では、搬送力がHaからこのHaよりも僅かに低いHcまで直線的に下降し、且つ、シート積載量が所定の少量範囲以上の多量範囲β内では搬送力が上記したHcから最大量Hmより低いHbまでシート積載量に比例して増加する。

0160

これに伴って、搬送力を所定の少量範囲α内である程度一定にすることができると共に、捌きローラ19とバネ付勢された摩擦部材20とによる捌き性能は、搬送力がHcからHbまでカバーすれば良いので、捌き性能の範囲を比較例よりも狭くすることができる。

0161

上記から第3実施形態のシート供給装置10Cでは、第1実施形態と第2実施形態とを組み合わせることで、とくに、シート積載量が少量の場合に対応して、回動可能なシート先端部突き当て板14と連動するシート搬送補助ローラ対17を設けたことにより捌き性能の改善を図り、且つ、シート積載量が多量の場合に対応して、搬送力付与部材(一つの駆動ローラ)18Aを上下動可能に設けたことにより、捌き性能の改善を図っている。

0162

以上詳述した第1,第2,第3実施形態のシート供給装置10A,10B,10Cでは、複数のシート11の荷重を複数の駆動ローラ18(18A,18Bを含む)に加えて、シート積載量が多くなるほど(多量の場合に)複数の駆動ローラ18による下位のシート11の搬送力が強く(大きく)なり、一方、シート積載量が少なくなるほど(少量の場合に)搬送力が弱く(小さく)なるのを利用することで、捌きローラ19とバネ付勢された摩擦部材20とによる捌き性能の改善を図っているので、新たな制御を投入することなくコストを抑えた構造にすることができる。

0163

10A…本発明の第1実施形態に係るシート供給装置、
10B…本発明の第2実施形態に係るシート供給装置、
10C…本発明の第3実施形態に係るシート供給装置、
11…シート、12…シート積載台、12a…上面(シート積載部)、12b…下面、
12c…ローラ孔、
13L,13R…左右一対のサイド板、13F…前板、
13a,13b…一対の軸支持片、13c…ストッパ片、
14…第1,第3実施形態におけるシート先端部突き当て板、
14a,14b…一対のローラ支持片、14c…下端、
15…回動軸、16…バネ、
17…シート搬送補助ローラ対、17J…補助従動ローラ、17K…補助駆動ローラ、
18…第1実施形態における複数の駆動ローラ(シート搬送手段)、
18A…第2,第3実施形態における搬送力付与部材(一つの駆動ローラ)、
18B…第2,第3実施形態における他の駆動ローラ、
19…捌きローラ、20…摩擦部材、21…バネ、19〜21…シート捌き手段、
25…第2実施形態におけるシート先端部突き当て板、25a…下端、
26…バネ、27A,27B…従動ロ−ラ、
M…モータ、M1…第1モータ、M2…第2モータ、
G…ギア列、G1…第1ギア列、G2…第2ギア列、
S…シート通過隙間。

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