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技術 遊技機

出願人 株式会社三洋物産
発明者 並木貴人渡邊大助田村誠行橋本一樹井戸田能幸
出願日 2016年1月29日 (5年10ヶ月経過) 出願番号 2016-016477
公開日 2017年8月3日 (4年4ヶ月経過) 公開番号 2017-131567
状態 特許登録済
技術分野 弾玉遊技機の表示装置 弾球遊技機(パチンコ等)
主要キーワード 非解除状態 解除用ボタン 基部ユニット 特定流路 判別回数 データ転送フラグ 非遮蔽状態 通過期間
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年8月3日)のものです。
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図面 (20)

課題

遊技者遊技に対する興趣を向上させることができる遊技機を提供すること。

解決手段

球が入球可能な入球手段と、その入球手段へ球が入球し易くなる第1状態と、その第1状態よりも前記入球手段に球が入球し難くなる第2状態とに可変可能な可変手段と、その可変手段の少なくとも一部を外部から視認が困難な困難状態と、その困難状態よりも視認し易い容易状態とに切替可能な切替手段と、所定条件成立した場合に、前記切替手段により前記困難状態から前記容易状態へと切替える切替制御手段とを有する。これにより、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができる。

概要

背景

パチンコ機等の遊技機において、遊技盤打ち出された遊技球が特定領域へ入球することを許容する許容位置と、規制する規制位置とに可変可能な可変手段を設け、可変手段が許容位置となった状態で可変手段を球が通過することで、特定領域を球が通過し、遊技者特典を付与するものがある。

この従来型の遊技機では、可変手段の可変状況によって遊技の結果を異ならせることができる。これにより、興趣向上を図っていた。

概要

遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができる遊技機を提供すること。球が入球可能な入球手段と、その入球手段へ球が入球し易くなる第1状態と、その第1状態よりも前記入球手段に球が入球し難くなる第2状態とに可変可能な可変手段と、その可変手段の少なくとも一部を外部から視認が困難な困難状態と、その困難状態よりも視認し易い容易状態とに切替可能な切替手段と、所定条件成立した場合に、前記切替手段により前記困難状態から前記容易状態へと切替える切替制御手段とを有する。これにより、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができる。

目的

本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであり、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができる遊技機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

球が入球可能な入球手段と、その入球手段へ球が入球し易くなる第1状態と、その第1状態よりも前記入球手段に球が入球し難くなる第2状態とに可変可能な可変手段と、その可変手段の少なくとも一部を外部から視認が困難な困難状態と、その困難状態よりも視認し易い容易状態とに切替可能な切替手段と、所定条件成立した場合に、前記切替手段により前記困難状態から前記容易状態へと切替える切替制御手段とを有することを特徴とする遊技機

請求項2

前記切替手段は、前記可変手段の前面側に配置された遮蔽部材と、その遮蔽部材に対して背面側より特定色の光を照射することが可能な照射手段と、を有し、前記遮蔽部材は、前記照射手段により照射されていない場合には、前記困難状態となり、前記照射手段により照射されることで前記容易状態に可変するように構成されているものであることを特徴とする請求項1記載の遊技機。

請求項3

前記切替手段は、前記可変手段の前面側に配置された遮蔽部材と、その遮蔽部材に対して光を照射することが可能な照射手段と、その照射手段により前記遮蔽部材に対して照射される光の入射角を可変させる可変手段と、を有し、前記遮蔽部材は、前記可変手段により前記光の入射角を第1の角度とすることにより、前記容易状態に可変するように構成されているものであることを特徴とする請求項1記載の遊技機。

請求項4

前記可変手段は、前記遮蔽部材を可動させる可動手段であり、前記可動手段により前記遮蔽部材を可動させることで、前記光の入射角を前記第1の角度とするものであることを特徴とする請求項3記載の遊技機。

請求項5

前記照射手段とは異なる光を照射する第2照射手段と、第1条件の成立に基づいて、前記照射手段または前記第2照射手段の何れかに対して照射制御を実行する照射制御手段と、前記第1条件が成立したことに基づいて、前記第1条件とは異なる第2条件の成立を判別する第2条件成立判別手段と、を有し、前記照射制御手段は、前記第2条件が成立している場合には、前記照射手段に対して前記照射制御を実行し、前記第2条件が成立していない場合には、前記第2照射手段に対して前記照射制御を実行するものであることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の遊技機。

技術分野

0001

本発明は、パチンコ機に代表される遊技機に関するものである。

背景技術

0002

パチンコ機等の遊技機において、遊技盤打ち出された遊技球が特定領域へ入球することを許容する許容位置と、規制する規制位置とに可変可能な可変手段を設け、可変手段が許容位置となった状態で可変手段を球が通過することで、特定領域を球が通過し、遊技者特典を付与するものがある。

0003

この従来型の遊技機では、可変手段の可変状況によって遊技の結果を異ならせることができる。これにより、興趣向上を図っていた。

先行技術

0004

特開2015−083161号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、更なる興趣の向上が求められている。

0006

本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであり、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができる遊技機を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

この目的を達成するために請求項1記載の遊技機は、球が入球可能な入球手段と、その入球手段へ球が入球し易くなる第1状態と、その第1状態よりも前記入球手段に球が入球し難くなる第2状態とに可変可能な可変手段と、その可変手段の少なくとも一部を外部から視認が困難な困難状態と、その困難状態よりも視認し易い容易状態とに切替可能な切替手段と、所定条件成立した場合に、前記切替手段により前記困難状態から前記容易状態へと切替える切替制御手段とを有するものである。

0008

請求項2記載の遊技機は、請求項1記載の遊技機において、前記切替手段は、前記可変手段の前面側に配置された遮蔽部材と、その遮蔽部材に対して背面側より特定色の光を照射することが可能な照射手段と、を有し、前記遮蔽部材は、前記照射手段により照射されていない場合には、前記困難状態となり、前記照射手段により照射されることで前記容易状態に可変するように構成されているものである。

0009

請求項3記載の遊技機は、請求項1記載の遊技機において、前記切替手段は、前記可変手段の前面側に配置された遮蔽部材と、その遮蔽部材に対して光を照射することが可能な照射手段と、その照射手段により前記遮蔽部材に対して照射される光の入射角を可変させる可変手段と、を有し、前記遮蔽部材は、前記可変手段により前記光の入射角を第1の角度とすることにより、前記容易状態に可変するように構成されているものである。

0010

請求項4記載の遊技機は、請求項3記載の遊技機において、前記可変手段は、前記遮蔽部材を可動させる可動手段であり、前記可動手段により前記遮蔽部材を可動させることで、前記光の入射角を前記第1の角度とするものである。

0011

請求項5記載の遊技機は、請求項2から4のいずれかに記載の遊技機において、前記照射手段とは異なる光を照射する第2照射手段と、第1条件の成立に基づいて、前記照射手段または前記第2照射手段の何れかに対して照射制御を実行する照射制御手段と、前記第1条件が成立したことに基づいて、前記第1条件とは異なる第2条件の成立を判別する第2条件成立判別手段と、を有し、前記照射制御手段は、前記第2条件が成立している場合には、前記照射手段に対して前記照射制御を実行し、前記第2条件が成立していない場合には、前記第2照射手段に対して前記照射制御を実行するものである。

発明の効果

0012

請求項1記載の遊技機によれば、球が入球可能な入球手段と、その入球手段へ球が入球し易くなる第1状態と、その第1状態よりも前記入球手段に球が入球し難くなる第2状態とに可変可能な可変手段と、その可変手段の少なくとも一部を外部から視認が困難な困難状態と、その困難状態よりも視認し易い容易状態とに切替可能な切替手段と、所定条件が成立した場合に、前記切替手段により前記困難状態から前記容易状態へと切替える切替制御手段とを有するものである。

0013

これにより、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができるという効果がある。

0014

請求項2記載の遊技機によれば、請求項1記載の遊技機の奏する効果に加え、次の効果を奏するものである。即ち、前記切替手段は、前記可変手段の前面側に配置された遮蔽部材と、その遮蔽部材に対して背面側より特定色の光を照射することが可能な照射手段と、を有し、前記遮蔽部材は、前記照射手段により照射されていない場合には、前記困難状態となり、前記照射手段により照射されることで前記容易状態に可変するように構成されているものである。

0015

これにより、切替手段を容易に設計することができるという効果がある。

0016

請求項3記載の遊技機によれば、請求項1記載の遊技機の奏する効果に加え、次の効果を奏するものである。即ち、前記切替手段は、前記可変手段の前面側に配置された遮蔽部材と、その遮蔽部材に対して光を照射することが可能な照射手段と、その照射手段により前記遮蔽部材に対して照射される光の入射角を可変させる可変手段と、を有し、前記遮蔽部材は、前記可変手段により前記光の入射角を第1の角度とすることにより、前記容易状態に可変するように構成されているものである。

0017

これにより、切替手段を容易に設計することができるという効果がある。

0018

請求項4記載の遊技機によれば、請求項3記載の遊技機の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記可変手段は、前記遮蔽部材を可動させる可動手段であり、前記可動手段により前記遮蔽部材を可動させることで、前記光の入射角を前記第1の角度とするものである。

0019

これにより、可動手段を容易に設計することができるという効果がある。

0020

請求項5記載の遊技機によれば、請求項2から4のいずれかに記載の遊技機の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、前記照射手段とは異なる光を照射する第2照射手段と、第1条件の成立に基づいて、前記照射手段または前記第2照射手段の何れかに対して照射制御を実行する照射制御手段と、前記第1条件が成立したことに基づいて、前記第1条件とは異なる第2条件の成立を判別する第2条件成立判別手段と、を有し、前記照射制御手段は、前記第2条件が成立している場合には、前記照射手段に対して前記照射制御を実行し、前記第2条件が成立していない場合には、前記第2照射手段に対して前記照射制御を実行するものである。

0021

これにより、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができるという効果がある。

図面の簡単な説明

0022

第1実施形態におけるパチンコ機の正面図である。
パチンコ機の遊技盤の正面図である。
第1実施形態における遊技盤13の右下領域(図2におけるIII部)を拡大した正面図である。
(a)は、貯留装置内に上限数の球が貯留されている場合を模式的に示した模式図であり、(b)は、第1貯留装置が解除状態で、可動弁誘導状態突出状態)となった場合を模式的に示した模式図である。
(a)は、第1貯留装置が解除状態で、可動弁が規制状態埋没状態)となった場合を模式的に示した模式図であり、(b)は、第1貯留装置が貯留状態で、第2貯留装置が解除状態となった場合を模式的に示した模式図である。
(a)は、第1貯留装置が解除状態で第2貯留装置が貯留状態となる場合の貯留弁ソレノイドの動作を示した模式図であり、(b)は、第1貯留装置が貯留状態で第2貯留装置が解除状態となる場合の貯留弁ソレノイドの動作を示した模式図である。
パチンコ機の背面図である。
(a)は、表示画面の領域区分設定と有効ライン設定とを模式的に示した図あり、(b)は、実際の表示画面を例示した図である。
第2枠ボタン解除用ボタン)の操作と各種装置の関係を示したタイミングチャートである。
イミン演出操作演出)において第2枠ボタン(解除用ボタン)を操作させるタイミングを設定する地点を示したタイミングチャートである。
(a)は、タイミング演出(操作演出)が実行される前のラウンドにて実行される予告演出中の表示内容の一例を示した模式図であり、(b)は、タイミング演出(操作演出)中の表示内容の一例を示した模式図である。
(a),(b)は、タイミング演出(操作演出)中の表示内容の一例を示した模式図である。
(a),(b)は、特別図柄の変動表示中に実行されるタイミング演出(操作演出)中の表示内容の一例を示した模式図である。
特別図柄の変動表示中に実行されるタイミング演出(操作演出)中の表示内容の一例を示した模式図である。
(a),(b)は、大当たり確定表示画面の一例を示した模式図である。
特定一般入球口に入球可能なタイミングと、タイミング演出(操作演出)にて実行される楽曲情報とに基づいて表示ポインタの表示位置を設定する内容を模式的に示した模式図である。
大当たり遊技の1ラウンド目に実行される難易度を選択する難易度選択画面の表示内容の一例を示した模式図である。
(a)はカバー部材遮蔽状態を示した模式図であり、図18(b)はカバー部材の透過状態を示した模式図である。
パチンコ機の電気的構成を示したブロック図である。
(a)は、主制御装置内のROMの電気的構成を示したブロック図であり、(b)は、第1当たり種別カウンタC2と特別図柄における大当たり種別との対応関係を模式的に示した模式図であり、(c)は、第2当たり乱数カウンタC4と普通図柄における当たりとの対応関係を模式的に示した模式図である。
(a)は、変動パターン選択テーブルの構成を模式的に示した模式図であり、(b)は、通常用テーブルの内容を模式的に示した模式図である。
(a)は、確変時短用テーブルの内容を模式的に示した模式図であり、(b)は、チャンス用テーブルの内容を模式的に示した模式図である。
(a)は、可動弁動作シナリオ記憶領域の内容を模式的に示した模式図であり、(b)は、可動弁動作シナリオテーブルの内容を模式的に示した模式図である。
各種カウンタの概要を示した図である。
主制御装置内のRAMの電気的構成を示したブロック図である。
(a)は、音声ランプ制御装置内のROMの電気的構成を示したブロック図であり、(b)は、音声ランプ制御装置内のRAMの電気的構成を示したブロック図である。
可動弁動作シナリオの内容を模式的に示した模式図である。
楽曲情報格納エリアの内容を模式的に示した模式図である。
表示制御装置の電気的構成を示したブロック図である。
表示データテーブルの一例を模式的に示した模式図である。
転送データテーブルの一例を模式的に示した模式図である。
描画リストの一例を模式的に示した模式図である。
主制御装置内のMPUにより実行されるタイマ割込処理を示したフローチャートである。
主制御装置内のMPUにより実行される特別図柄変動処理を示したフローチャートである。
主制御装置内のMPUにより実行される特別図柄変動開始処理を示したフローチャートである。
主制御装置内のMPUにより実行される始動入賞処理を示したフローチャートである。
主制御装置内のMPUにより実行される先読み処理を示したフローチャートである。
主制御装置内のMPUにより実行される普通図柄変動処理を示したフローチャートである。
主制御装置内のMPUにより実行されるスルーゲート通過処理を示したフローチャートである。
主制御装置内のMPUにより実行されるNMI割込処理を示したフローチャートである。
主制御装置内のMPUにより実行される立ち上げ処理を示したフローチャートである。
主制御装置内のMPUにより実行されるメイン処理を示したフローチャートである。
主制御装置内のMPUにより実行される大当たり制御処理を示したフローチャートである。
主制御装置内のMPUにより実行される貯留制御処理を示したフローチャートである。
主制御装置内のMPUにより実行される貯留弁動作処理を示したフローチャートである。
主制御装置内のMPUにより実行される可動弁制御処理を示したフローチャートである。
主制御装置内のMPUにより実行される入賞処理を示したフローチャートである。
音声ランプ制御装置内のMPUにより実行される立ち上げ処理を示したフローチャートである。
音声ランプ制御装置内のMPUにより実行されるメイン処理を示したフローチャートである。
音声ランプ制御装置内のMPUにより実行されるコマンド判定処理を示したフローチャートである。
音声ランプ制御装置内のMPUにより実行される可動弁状態コマンド処理を示したフローチャートである。
音声ランプ制御装置内のMPUにより実行される貯留装置関連処理を示したフローチャートである。
音声ランプ制御装置内のMPUにより実行される当たり関連処理を示したフローチャートである。
音声ランプ制御装置内のMPUにより実行される大当たり中演出処理を示したフローチャートである。
音声ランプ制御装置内のMPUにより実行される変動表示設定処理を示したフローチャートである。
音声ランプ制御装置内のMPUにより実行される球通過監視処理を示したフローチャートである。
音声ランプ制御装置内のMPUにより実行される貯留状態監視処理を示したフローチャートである。
音声ランプ制御装置内のMPUにより実行されるランプ出力処理を示したフローチャートである。
音声ランプ制御装置内のMPUにより実行される枠ボタン入力監視演出処理を示したフローチャートである。
音声ランプ制御装置内のMPUにより実行されるタイミング演出設定処理を示したフローチャートである。
(a)は、音声ランプ制御装置内のMPUにより実行される大当たり用タイミング演出事前設定処理を示したフローチャートであり、(b)は、音声ランプ制御装置内のMPUにより実行される通常用タイミング演出事前設定処理を示したフローチャートである。
音声ランプ制御装置内のMPUにより実行されるタイミング演出共通設定処理を示したフローチャートである。
音声ランプ制御装置内のMPUにより実行されるタイミング演出補正処理を示したフローチャートである。
音声ランプ制御装置内のMPUにより実行される可動弁動作カウンタ更新処理を示したフローチャートである。
表示制御装置内のMPUにより実行されるメイン処理を示したフローチャートである。
表示制御装置内のMPUにより実行されるブート処理を示したフローチャートである。
(a)は、表示制御装置内のMPUにより実行されるコマンド割込処理を示したフローチャートであり、(b)は、表示制御装置内のMPUにより実行されるV割込処理を示したフローチャートである。
表示制御装置内のMPUにより実行されるコマンド判定処理を示したフローチャートである。
(a)は、表示制御装置内のMPUにより実行される変動パターンコマンド処理を示したフローチャートであり、(b)は、表示制御装置内のMPUにより実行される停止種別コマンド処理を示したフローチャートである。
(a)は、表示制御装置内のMPUにより実行されるオープニングコマンド処理を示したフローチャートであり、(b)は、表示制御装置内のMPUにより実行されるラウンド数コマンド処理を示したフローチャートである。
表示制御装置内のMPUにより実行されるエンディングコマンド処理を示したフローチャートである。
(a)は、表示制御装置内のMPUにより実行される背面画像変更コマンド処理を示したフローチャートであり、(b)は、表示制御装置内のMPUにより実行されるエラーコマンド処理を示したフローチャートである。
表示制御装置内のMPUにより実行される表示設定処理を示したフローチャートである。
表示制御装置内のMPUにより実行される警告画像設定処理を示したフローチャートである。
表示制御装置内のMPUにより実行されるポインタ更新処理を示したフローチャートである。
(a)は、表示制御装置内のMPUにより実行される転送設定処理を示したフローチャートであり、(b)は、表示制御装置内のMPUにより実行される常駐画像転送設定処理を示したフローチャートである。
表示制御装置内のMPUにより実行される通常画像転送設定処理を示したフローチャートである。
表示制御装置内のMPUにより実行される描画処理を示したフローチャートである。
第1実施形態の変形例における遊技盤13の右下領域(図2におけるIII部)を拡大した正面図である。
第2実施形態におけるパチンコ機の正面図である。
(a)は、第1枠ボタンおよび第2枠ボタンを平面視した模式図であり、(b)は、第1枠ボタンおよび第2枠ボタンの連動動作構成を示した模式図である。
(a)は、連動手段が埋没している解除状態において第1枠ボタンを押下した状態を示した模式図であり、(b)は、連動手段が突出している連動状態において第1枠ボタンを押下した状態を示した模式図である。
第2実施形態におけるタイミング演出(操作演出)の表示内容を示した模式図である。
第2実施形態の変形例におけるパチンコ機の正面図である。
(a)は、枠ボタンユニットを遊技者が操作する状態を示した模式図であり、(b)は、枠ボタンユニットの構成を示した模式図である。
(a)は、枠ボタンユニットのうち第2枠ボタンの押下動作を規制した状態において、枠ボタンユニットを操作(押下)した状態を示した模式図であり、(b)は、枠ボタンユニットのうち第2枠ボタンの押下動作を解除した状態において、枠ボタンユニットを操作(押下)した状態を示した模式図である。
各実施形態の別例におけるパチンコ機の正面図である。

実施例

0023

<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、第1実施形態におけるパチンコ機10の正面図であり、図2はパチンコ機10の遊技盤13の正面図であり、図3はパチンコ機10の遊技盤13の右下領域に設けられた盤面ユニット700の内部を示した正面図であり、図4および図5は盤面ユニット700の内部の球流れを示した模式図であり、図6は盤面ユニット700に設けられた貯留弁ソレノイドの動作を示した模式図であり、図7はパチンコ機10の背面図である。

0024

パチンコ機10は、図1に示すように、略矩形状に組み合わせた木枠により外殻が形成される外枠11と、その外枠11と略同一の外形形状に形成され外枠11に対して開閉可能に支持された内枠12とを備えている。外枠11には、内枠12を支持するために正面視(図1参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ18が取り付けられ、そのヒンジ18が設けられた側を開閉の軸として内枠12が正面手前側へ開閉可能に支持されている。

0025

内枠12には、多数のや、第1入球口64、第2入球口640、スルーゲート67、可変入賞装置65等を有する遊技盤13(図2参照)が前面側から着脱可能に装着される。この遊技盤13の前面を球が流下することにより弾球遊技が行われる。なお、内枠12には、球を遊技盤13の前面領域に発射する球発射ユニット112a(図19参照)やその球発射ユニット112aから発射された球を遊技盤13の前面領域まで誘導する発射レール(図示せず)等が取り付けられている。

0026

内枠12の前面側には、その前面上側を覆う前面枠14と、その下側を覆う下皿ユニット15とが設けられている。前面枠14及び下皿ユニット15を支持するために正面視(図1参照)左側に金属製のヒンジ19が取り付けられ、そのヒンジ19が設けられた側を開閉の軸として前面枠14及び下皿ユニット15が正面手前側へ開閉可能に支持されている。なお、内枠12の施錠と前面枠14の施錠とは、シリンダ錠20の鍵穴21に専用の鍵を差し込んで所定の操作を行うことでそれぞれ解除される。

0027

前面枠14は、装飾用樹脂部品電気部品等を組み付けたものであり、その略中央部には略楕円形状に開口形成された窓部14cが設けられている。前面枠14の裏面側には2枚の板ガラスを有するガラスユニット16が配設され、そのガラスユニット16を介して遊技盤13の前面がパチンコ機10の正面側に視認可能となっている。

0028

前面枠14には、球を貯留する上皿17が前方へ張り出して上面を開放した略箱状に形成されており、この上皿17に賞球貸出球などが排出される。上皿17の底面は正面視(図1参照)右側に下降傾斜して形成され、その傾斜により上皿17に投入された球が球発射ユニット112aへと案内される。

0029

前面枠14には、その周囲(例えばコーナー部分)に各種ランプ等の発光手段が設けられている。これら発光手段は、大当たり時や所定のリーチ時等における遊技状態の変化に応じて、点灯または点滅することにより発光態様変更制御され、遊技中の演出効果を高める役割を果たす。窓部14cの周縁には、LED等の発光手段を内蔵した電飾部29〜33が設けられている。パチンコ機10においては、これら電飾部29〜33が大当たりランプ等の演出ランプとして機能し、大当たり時やリーチ演出時等には内蔵するLEDの点灯や点滅によって各電飾部29〜33が点灯または点滅して、大当たり中である旨、或いは大当たり一歩手前のリーチ中である旨が報知される。また、前面枠14の正面視(図1参照)左上部には、LED等の発光手段が内蔵され賞球の払い出し中とエラー発生時とを表示可能な表示ランプ34が設けられている。

0030

また、右側の電飾部32下側には、前面枠14の裏面側を視認できるように裏面側より透明樹脂を取り付けて小窓35が形成され、遊技盤13前面の貼着スペースK1(図2参照)に貼付される証紙等はパチンコ機10の前面から視認可能とされている。また、パチンコ機10においては、より煌びやかさを醸し出すために、電飾部29〜33の周りの領域にクロムメッキを施したABS樹脂製のメッキ部材36が取り付けられている。

0031

窓部14cの下方には、貸球操作部40が配設されている。貸球操作部40には、度数表示部41と、球貸しボタン42と、返却ボタン43とが設けられている。パチンコ機10の側方に配置されるカードユニット(球貸しユニット)(図示せず)に紙幣カード等を投入した状態で貸球操作部40が操作されると、その操作に応じて球の貸出が行われる。具体的には、度数表示部41はカード等の残額情報が表示される領域であり、内蔵されたLEDが点灯して残額情報として残額数字で表示される。球貸しボタン42は、カード等(記録媒体)に記録された情報に基づいて貸出球を得るために操作されるものであり、カード等に残額が存在する限りにおいて貸出球が上皿17に供給される。返却ボタン43は、カードユニットに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。なお、カードユニットを介さずに球貸し装置等から上皿17に球が直接貸し出されるパチンコ機、いわゆる現金機では貸球操作部40が不要となるが、この場合には、貸球操作部40の設置部分に飾りシール等を付加して部品構成は共通のものとしても良い。カードユニットを用いたパチンコ機と現金機との共通化を図ることができる。

0032

上皿17の下側に位置する下皿ユニット15には、その左側に上皿17に貯留しきれなかった球を貯留するための下皿50が上面を開放した略箱状に形成されている。一方、下皿ユニット15の右側には、球を遊技盤13の前面へ打ち込むために遊技者によって操作される操作ハンドル51が配設され、かかる操作ハンドル51の内部には球発射ユニット112aの駆動を許可するためのタッチセンサ51aと、押下操作している期間中には球の発射を停止する押しボタン式の打ち止めスイッチ51bと、操作ハンドル51の回動操作量電気抵抗の変化により検出する可変抵抗器(図示せず)とが内蔵されている。操作ハンドル51が遊技者によって右回り回転操作されると、タッチセンサ51aがオンされると共に可変抵抗器の抵抗値操作量に対応して変化し、操作ハンドル51の回動操作量に応じて変化する可変抵抗器の抵抗値に対応した強さで球が発射され、これにより遊技者の操作に対応した飛び量で遊技盤13の前面へ球が打ち込まれる。また、操作ハンドル51が遊技者により操作されていない状態においては、タッチセンサ51aおよび打ち止めスイッチ51bがオフとなっている。

0033

なお、本実施形態では、上記した構成としたが、それに限らず、主制御装置110や他の制御装置が球発射ユニット112aにより発射された遊技球を検出する構成や、球発射ユニット112aのソレノイドが遊技球を発射したことを検出するように構成してもよい。また、検出した遊技球の数をカウントして、RAMクリア等の処理が実行されるまで記憶するように構成してもよい。

0034

そして、下皿ユニット15の中央部に第1枠ボタン(演出用ボタン)22aが設けられ、下皿の上部に第2枠ボタン(解除用ボタン)22bが設けられている。第1枠ボタン22aは、例えば、後述する第3図柄表示装置81で表示される演出や背景などを可変させる場合などに、遊技者により操作され、第2枠ボタン22bは、例えば、後述する貯留装置(第1貯留装置770、第2貯留装置771)の貯留状態を解除する場合などに、遊技者により操作される。このように、遊技者が操作可能な複数の枠ボタン(第1枠ボタン22a、第2枠ボタン22b)をパチンコ機10の中央部および左側に配設することで、パチンコ機10の右側に配設された操作ハンドル51を操作している状態(遊技者が右手で操作ハンドルを操作している状態)であっても、枠ボタンを容易に操作可能としている。

0035

また、下皿50の正面下方部には、下皿50に貯留された球を下方へ排出する際に操作するための球抜きレバー52が設けられている。この球抜きレバー52は、常時、右方向に付勢されており、その付勢に抗して左方向へスライドさせることにより、下皿50の底面に形成された底面口が開口して、その底面口から球が自然落下して排出される。この球抜きレバー52の操作は、通常、下皿50の下方に下皿50から排出された球を受け取る箱(一般に「ドル箱」と称される)を置いた状態で行われる。

0036

図2に示すように、遊技盤13は、正面視略正方形状に切削加工した木製のベース板60に、球案内用の多数の釘や風車およびレール61,62、一般入球口63、第1入球口64、第2入球口640、可変入賞装置65、可変表示装置ユニット80等を組み付けて構成され、その周縁部が内枠12の裏面側に取り付けられる。一般入球口63、第1入球口64、第2入球口640、可変入賞装置65、可変表示装置ユニット80は、ルータ加工によってベース板60に形成された貫通穴に配設され、遊技盤13の前面側から木ネジ等により固定されている。また、遊技盤13の前面中央部分は、前面枠14の窓部14c(図1参照)を通じて内枠12の前面側から視認することができる。以下に、主に図2を参照して、遊技盤13の構成について説明する。

0037

遊技盤13の前面には、帯状金属板略円弧状に屈曲加工して形成した外レール62が植立され、その外レール62の内側位置には外レール62と同様に帯状の金属板で形成した円弧状の内レール61が植立される。この内レール61と外レール62とにより遊技盤13の前面外周が囲まれ、遊技盤13とガラスユニット16(図1参照)とにより前後が囲まれることにより、遊技盤13の前面には、球の挙動により遊技が行われる遊技領域が形成される。遊技領域は、遊技盤13の前面であって2本のレール61,62と円弧部材70とにより区画して形成される略円形状の領域(始動口等が配設され、発射された球が流下する領域)である。また、遊技領域は、戻り球防止部材68を通過した遊技球がアウト口66や入賞口(入球口)を通過するまでに流下する領域はすべて含まれる。

0038

本パチンコ機10では、可変表示装置ユニット80の左側(遊技盤13正面視で左側)を左遊技領域、右側を右遊技領域として形成し、左遊技領域を狙って球を発射する遊技(以下、左打ち遊技と称す)では、一般入球口63や第1入球口64に球を入球させる遊技が行われ、右遊技領域を狙って球を発射する遊技(以下、右打ち遊技と称す)では、発射された球が可変表示装置ユニット80の上方を通過し、右遊技領域に設けられる盤面ユニット700を狙う遊技が行われる。このように構成された本パチンコ機10では、遊技者に対して遊技状態に応じた遊技(左打ち遊技又は右打ち遊技)を行わせることで、遊技が単調になることを抑制している。尚、各遊技状態や右遊技領域に設けられる盤面ユニット700についての詳細な説明は後述する。

0039

図2戻り遊技盤13の説明を続ける。2本のレール61,62は、球発射ユニット112a(図19参照)から発射された球を遊技盤13上部へ案内するために設けられたものである。内レール61の先端部分(図2の左上部)には戻り球防止部材68が取り付けられ、一旦、遊技盤13の上部へ案内された球が再度球案内通路内に戻ってしまうといった事態が防止される。外レール62の先端部(図2の右上部)には、球の最大飛翔部分に対応する位置に返しゴム69が取り付けられ、所定以上の勢いで発射された球は、返しゴム69に当たって、勢いが減衰されつつ中央部側へ跳ね返される。また、内レール61の右下側の先端部と外レール62の右上側の先端部との間には、レール間繋ぐ円弧を内面側に設けて形成された樹脂製の円弧部材70がベース板60に打ち込んで固定されている。

0040

本パチンコ機10では、球が第1入球口64、または第2入球口640のいずれかへ入球した場合に特別図柄(第1図柄)の抽選が行われ、球がスルーゲート(普通入球口)67を通過した場合に普通図柄(第2図柄)の抽選が行われる。第1入球口64、または第2入球口640への入球に対して行われる特別図柄の抽選では、特別図柄の大当たりか否かの当否判定が行われると共に、特別図柄の大当たりと判定された場合にはその大当たり種別の判定も行われる。特別図柄の大当たりになると、パチンコ機10が特別遊技状態移行すると共に、通常時には閉鎖されている特定入賞口65aが所定時間(例えば、30秒経過するまで、或いは、球が10個入賞するまで)開放され、その開放が大当たり種別に応じた回数(ラウンド数)繰り返される。その結果、その特定入賞口65aに多量の球が入賞するので、通常時より多量の賞球の払い出しが行われる。特別図柄の大当たり種別としては、「大当たりA」〜「大当たりC」の3種類が設けられており、特別遊技状態の終了後には大当たり終了後付加価値として、大当たり遊技の結果に応じた遊技上の価値(遊技価値)が遊技者に付与される。なお、「大当たりA〜C」の3種類は、球が第1入球口64又は第2入球口640へと入球したことを契機として実行される抽選で大当たりとなった場合に決定され得る大当たり種別であり、球が第1入球口64へと入球したことを契機として実行される抽選(以下、第1特別図柄の抽選と称す)と、球が第2入球口640へと入球したことを契機として実行される抽選(以下、第2特別図柄の抽選と称す)とで、大当たりに当選した場合に選択される割合が異なるように構成されている。

0041

特別図柄(第1図柄)の抽選が行われると、第1図柄表示装置37において特別図柄の変動表示が開始されて、所定時間(例えば、3秒〜90秒など)が経過した後に、抽選結果を示す特別図柄が停止表示される。第1図柄表示装置37において変動表示が行われている間に球が第1入球口64、または第2入球口640へ入球すると、その入球回数は、入球口の種別毎にそれぞれ最大4回まで保留され、その保留球数が第1図柄表示装置37により示されると共に、第3図柄表示装置81においても示される。第1図柄表示装置37において変動表示が終了した場合に、第1入球口64、または第2入球口640についての保留球数が残っていれば、次の特別図柄の抽選が行われると共に、その抽選に応じた変動表示が開始される。

0042

一方、スルーゲート(普通入球口)67における球の通過に対して行われる普通図柄の抽選では、普通図柄の当たりか否かの当否判定が行われる。普通図柄の当たりになると、所定時間(例えば、0.2秒または1秒)だけ第2入球口640に付随する電動役物640aが開放位置に可変されることで第2入球口640が開放される。なお、通常時は、電動役物640aが閉鎖位置に配設されているため、第2入球口640が閉鎖されている。よって、普通図柄の当たりとなった場合は、球が第2入球口640へ入球し易くなり、その結果、特別図柄の抽選が行われ易くなる。

0043

また、普通図柄(第2図柄)の抽選が行われると、第2図柄表示装置83において普通図柄の変動表示が開始されて、所定時間(例えば、1秒または30秒)が経過した後に、抽選結果を示す普通図柄が停止表示される。第2図柄表示装置83において変動表示が行われている間に球がスルーゲート(普通入球口)67を通過すると、その通過回数は最大4回まで保留され、その保留球数が第1図柄表示装置37により表示されると共に、第2図柄保留ランプ84においても示される。第2図柄表示装置83において変動表示が終了した場合に、スルーゲート(普通入球口)67についての保留球数が残っていれば、次の普通図柄の抽選が行われると共に、その抽選に応じた変動表示が開始される。

0044

上述したように、特別図柄の大当たり種別としては、「大当たりA」〜「大当たりC」の3種類が設けられている。「大当たりA」、および「大当たりC」になると、いずれもラウンド数が16ラウンドの特別遊技状態(16ラウンド大当たり)となる。一方、「大当たりB」になると、ラウンド数が8ラウンドの特別遊技状態(8ラウンド大当たり)となる。また、「大当たりB」、および「大当たりC」になると、大当たり終了後に特別図柄の大当たり確率が高くなる高確率状態(特別図柄の確変中)へ移行する。特別図柄の高確率状態が付与された遊技状態では、普通図柄(第2図柄)の当たり確率も高くなり、且つ、普通図柄の変動時間が短くなる状態、即ち、第2入球口640に付設される電動役物640aが開放し、第2入球口640に球を入球させ易い状態(時短状態)も付与される。この特別図柄の高確率状態および時短状態は、次の大当たりに当選するまで継続する。一方、「大当たりA」になると、大当たり終了後に上述した時短状態のみ付与される。この場合、時短状態は大当たり終了後から特別図柄の変動が100回終了するまで(101回目の変動が開始されるまで)継続する。

0045

ここで、「特別図柄の高確率状態」とは、特別図柄の大当たり確率がアップした状態、いわゆる「特別図柄の高確率状態」(特別図柄の確変状態)をいい、換言すれば、特別遊技状態(大当たり)へ移行し易い遊技の状態のことである。対して、「特別図柄の高確率状態」でない場合を「特別図柄の低確率状態」といい、これは特別図柄の確変状態よりも大当たり確率が低い状態、即ち、特別図柄の大当たり確率が通常の状態(特別図柄の通常状態)のことを示す。また、「普通図柄の時短状態」(普通図柄の高確率状態)とは、普通図柄の当たり確率がアップすると共に第2特別図柄の変動時間が短くなって、第2特別図柄の抽選が実行され易い遊技状態のことをいう。これ対して、「普通図柄の時短状態」でない時を「普通図柄の通常状態」(普通図柄の低確率状態)といい、これは普通図柄の当たり確率が通常の状態、即ち、時短中よりも当たり確率が低い状態のことを示す。

0046

以後、特別図柄の大当たり終了後からパチンコ機10が特別図柄の高確率状態になっている期間のことを、特別図柄の確変期間と称す。また、特別図柄の大当たり終了後からパチンコ機10が普通図柄の時短状態になっている期間のことを、普通図柄の時短期間と称す。

0047

上述したように、本実施形態における特別図柄の大当たりでは、大当たりの種別に応じて大当たり時のラウンド数を異ならせている。これに対して、全ての大当たり種別でラウンド数を共通(例えば、全て8ラウンド)としても良い。また、例えば、大当たりの種別に応じて「普通図柄の時短状態」となる期間を変えてもよい。また、「普通図柄の時短状態」となる期間を変える代わりに、第2入球口640に付随する電動役物640aを開放する時間や、1回の普通図柄の当たりで電動役物を開放する回数を変更するものとしても良い。また、本実施形態では、大当たりの種別によって、大当たり終了後に付与される特典が決定されるが、例えば、大当たり中に球が特定の領域(V入賞スイッチ)を通過したことを条件に大当たり終了後に特別図柄の確変状態や普通図柄の時短状態を付与するようにしてもよい。また、本実施形態では、特別図柄の確変状態が次の大当たりに当選するまで継続するように構成しているが、普通図柄の時短状態同様に、大当たり終了後の特別図柄変動回数所定回数(例えば100回)となるまでの期間のみ特別図柄の確変状態が継続したり、特別図柄の確変状態から特別図柄の通常状態へと移行(転落)する抽選を特別図柄の変動が開始される度に実行し、その抽選に当選するまでの期間特別図柄の確変状態が継続したりしてもよい。さらに、本実施形態は、特別図柄の確変状態中は普通図柄の時短状態が付与されるが、特別図柄の確変状態中であっても、普通図柄の時短状態を付与しない遊技状態(所謂、潜伏確変状態)を設けてもよい。

0048

遊技領域の正面視右側上部(図2の右側上部)には、発光手段である複数の発光ダイオード(以下、「LED」と略す。)37aと7セグメント表示器37bとが設けられた第1図柄表示装置37が配設されている。第1図柄表示装置37は、後述する主制御装置110で行われる各制御に応じた表示がなされるものであり、主にパチンコ機10の遊技状態の表示が行われる。複数のLED37aは、第1入球口64への入球(始動入賞)に伴って行われる特別図柄の抽選が実行中であるか否かを点灯状態により示すことによって変動表示を行ったり、変動終了後の停止図柄として、その特別図柄の抽選結果に応じた特別図柄(第1図柄)を点灯状態により示したり、第1入球口64、または第2入球口640に入球された球のうち変動が未実行である球(保留球)の数である保留球数を点灯状態により示すものである。

0049

この第1図柄表示装置37において特別図柄(第1図柄)の変動表示が行われている間に球が第1入球口64、または第2入球口640へ入球した場合、その入球回数は入球口毎に最大4回まで保留され、その保留球数は第1図柄表示装置37により示されると共に、第3図柄表示装置81においても示される。なお、本実施形態においては、第1入球口64、および第2入球口640への入球は、それぞれ最大4回まで保留されるように構成したが、最大保留回数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、複数の入球口への入球数を合算した数が上限数(例えば、8回)となるまで保留されるように設定してもよい。

0050

7セグメント表示器37bは、大当たり中のラウンド数やエラー表示等を行うものである。なお、LED37aは、それぞれのLEDの発光色(例えば、赤、緑、青)が異なるよう構成され、その発光色の組み合わせにより、少ないLEDでパチンコ機10の各種遊技状態(特別図柄の高確率状態や、普通図柄の時短中など)を表示することができる。また、LED37aには、変動終了後の停止図柄として特別図柄の抽選結果が大当たりであるか否かが示されるだけでなく、大当たりである場合はその大当たり種別(大当たりA〜Dに応じた特別図柄(第1図柄)が示される。

0051

また、遊技領域には、球が入球することにより所定数(例えば、5個)の球が賞球として払い出される複数の一般入球口63が配設されている。また、遊技領域の中央部分には、可変表示装置ユニット80が配設されている。可変表示装置ユニット80には、液晶ディスプレイ(以下単に「表示装置」と略す。)で構成された第3図柄表示装置81と、LEDで構成された第2図柄表示装置83とが設けられている。この可変表示装置ユニット80には、第3図柄表示装置81の外周を囲むようにして、センターフレーム86が配設されている。

0052

第3図柄表示装置81は、第1図柄表示装置37の表示に応じた装飾的な表示を行うものである。例えば、第1入球口64、または第2入球口640へ球が入球(始動入賞)すると、それをトリガとして、第1図柄表示装置37において特別図柄(第1図柄)の変動表示が実行される。更に、第3図柄表示装置81では、その特別図柄の変動表示に同期して、その特別図柄の変動表示に対応する第3図柄の変動表示が行われる。

0053

第3図柄表示装置81は、8インチサイズの液晶ディスプレイで構成されるものであり、後述する表示制御装置114によって表示内容が制御されることにより、例えば左、中及び右の3つの図柄列が表示される。各図柄列は複数の図柄によって構成され、これらの図柄が図柄列毎に縦スクロールして第3図柄表示装置81の表示画面上にて第3図柄が可変表示されるようになっている。本実施形態では、主制御装置110の制御に伴った遊技状態の表示が第1図柄表示装置37で行われるのに対して、第3図柄表示装置81はその第1図柄表示装置37の表示に応じた装飾的な表示が行われる。なお、表示装置に代えて、例えば、リール等を用いて第3図柄表示装置81を構成するようにしても良い。また、第3図柄表示装置81として複数の液晶ディスプレイを設けても良いし、第3図柄表示装置81が可動するように構成してもよい。ここで、第3図柄表示装置81の表示内容について、図8を参照して説明する。

0054

図8は、第3図柄表示装置81の表示画面を説明するための図面であり、図8(a)は、表示画面の領域区分設定と有効ライン設定とを模式的に示した図であり、図8(b)は、実際の表示画面を例示した図である。

0055

第3図柄は、「0」から「9」の数字を付した10種類の主図柄によって構成されている。各主図柄は、木箱よりなる後方図柄の上に「0」から「9」の数字を付して構成され、そのうち奇数番号(1,3,5,7,9)を付した主図柄は、木箱の前面ほぼ一杯に大きな数字が付加されている。これに対し、偶数番号(0,2,4,6,8)を付した主図柄は、木箱の前面ほぼ一杯にかんな風呂敷ヘルメット等のキャラクタを模した付属図柄が付加されており、付属図柄の右下側に偶数の数字が緑色で小さく、且つ、付属図柄の前側に表示されるように付加されている。

0056

また、本実施形態のパチンコ機10においては、後述する主制御装置110(図11参照)により行われる特別図柄の抽選結果が大当たりであった場合に、同一の主図柄が揃う変動表示が行われ、その変動表示が終わった後に大当たりが発生するよう構成されている。一方、特別図柄の抽選結果が外れであった場合は、同一の主図柄が揃わない変動表示が行われる。

0057

図8(a)に示すように、第3図柄表示装置81の表示画面は、大きくは上下に2分割され、下側の2/3が第3図柄を変動表示する主表示領域Dm、それ以外の上側の1/3が予告演出、キャラクタおよび保留球数などを表示する副表示領域Dsとなっている。

0058

主表示領域Dmは、左・中・右の3つの表示領域Dm1〜Dm3に区分けされており、その3つの表示領域Dm1〜Dm3に、それぞれ3つの図柄列Z1,Z2,Z3が表示される。各図柄列Z1〜Z3には、上述した第3図柄が規定の順序で表示される。即ち、各図柄列Z1〜Z3には、数字の昇順または降順に主図柄が配列され、図柄列Z1〜Z3毎に周期性をもって上から下へとスクロールして変動表示が行われる。特に、左図柄列Z1においては主図柄の数字が降順に現れるように配列され、中図柄列Z2及び右図柄列Z3においては主図柄の数字が昇順に現れるように配列されている。

0059

また、主表示領域Dmには、図柄列Z1〜Z3毎に上・中・下の3段に第3図柄が表示される。この主表示領域Dmの中段部が有効ラインL1として設定されており、毎回の遊技に際して、左図柄列Z1→右図柄列Z3→中図柄列Z2の順に、有効ラインL1上に第3図柄が停止表示される。この停止表示状態は最低1秒間保持される。このように、停止した第3図柄を一定期間(1秒以上)表示させておくことで、遊技者が大当たりに対応する第3図柄の組み合わせであるか否か(特別図柄の抽選結果が大当たりであるか否か)を見落としてしまうことを抑制することができる。また、第3図柄の停止時に有効ラインL1上に大当たり図柄の組合せ(本実施形態では、同一の主図柄の組合せ)が揃えば、大当たりとして大当たり動画オープニング演出)が表示される。

0060

また、停止表示された第3図柄の組み合わせが外れに対応する組み合わせであって、保留球が存在する場合は、1秒間の停止表示後に、保留球に基づく抽選に対応する変動表示が開始される。なお、複数の保留球が存在する場合は、時間的に最も古い入球に対応する保留球に基づいて抽選が実行される。

0061

一方、保留球が存在しない状態で、特別図柄の外れに対応する組み合わせの第3図柄が1秒間停止表示された場合は、その後も第3図柄が停止表示された状態が継続する。この状態は、所定時間(例えば、15秒)が経過するか、または、第1入球口64、および第2入球口640のどちらかに対して新たに球が入球するまで継続する。そして、第3図柄が停止表示されてから所定時間(例えば、15秒)が経過した場合は、遊技が実行されていないことを示すデモ演出が表示される。遊技者が球を所定時間(例えば、15秒)連続して発射させているにも関わらず、第1入球口64、および第2入球口640への入球が無いという状況は稀であり、第3図柄が停止表示された状態が所定時間(例えば、15秒)継続する場合の多くは、遊技者が遊技を辞めたことで、パチンコ機10による遊技が全く行われていないことに起因する。よって、本実施形態のパチンコ機10では、第3図柄が停止表示されてから所定時間(例えば、15秒)が経過した時点で、遊技者が遊技を行っていないと判断し、デモ演出を開始する。これにより、遊技を開始するためにパチンコ機10を選択しようとしている遊技者が、デモ演出の表示の有無に基づいて遊技が行われているか否かを容易に判断することができる。一方、所定時間(例えば、15秒)が経過する前に第1入球口64、および第2入球口640に対して新たに球が入球した場合は、その新たな入球に対応する第3図柄の変動表示が実行される。

0062

副表示領域Dsは、主表示領域Dmよりも上方に横長に設けられており、さらに左右方向に3つの小領域Ds1〜Ds3に等区分されている。このうち、小領域Ds1は、第1入球口64、および第2入球口640に入球された球のうち変動が未実行である球(保留球)の数である保留球数を表示する領域であり、小領域Ds2およびDs3は、予告演出画像を表示する領域である。また、小領域Ds3には、第3図柄が表示される。詳細については後述するが、本パチンコ機10では、遊技状態に応じて抽選が実行され易い特別図柄の種別(第1特別図柄、および第2特別図柄のいずれか)が異なって構成されている。主表示領域Dmでは、現在の遊技状態において抽選が実行され易い特別図柄の抽選が実行された場合における変動表示が表示される。一方、小領域Ds3には、現在の遊技状態において抽選が実行され難い特別図柄の抽選が実行された場合における変動表示が表示される。

0063

実際の表示画面では、図8(b)に示すように、主表示領域Dmに第3図柄の主図柄が合計9個表示される。副表示領域Dsにおいては、右の小領域Ds3に対して、主表示領域Dmに表示されている主図柄とは異なる第3図柄の主図柄が合計3個表示される。中央の小領域Ds2では、通常は、所定のキャラクタ710(本実施形態ではハチマキを付けた少年)が所定動作をし、時として所定動作とは別の特別な動作をしたり、別のキャラクタが現出する等して予告演出が行われる。

0064

一方、第3図柄表示装置81(第1図柄表示装置37)にて第1特別図柄の抽選に基づく変動表示が行われている間に球が第1入球口64へ入球した場合、および、第2特別図柄の抽選に基づく変動表示が行われている間に球が第2入球口640へ入球した場合、その入球回数はそれぞれ最大4回まで保留され、その保留球数は第1図柄表示装置37により示されると共に、副表示領域Dsの小領域Ds1においても示される。具体的には、小領域Ds1の上半分に表示された図柄(第1保留球数図柄)が第1入球口64に対する保留球数を示しており、下半分に表示された図柄(第2保留球数図柄)が第2入球口640に対する保留球数を示している。図8は、第1保留図柄が4つ表示されている一方で、第2保留図柄が0個表示されている(第2保留図柄が全てブランクになっている)場合を例示している。

0065

なお、本実施形態においては、第1入球口64、および第2入球口640への入球は、それぞれ最大4回まで保留されるように構成したが、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、小領域Ds1における保留球数図柄の表示に代えて、保留球数を第3図柄表示装置81の一部に数字で、或いは、4つに区画された領域を保留球数分だけ異なる態様(例えば、色や点灯パターン)にして表示するようにしても良い。また、第1図柄表示装置37により保留球数が示されるので、第3図柄表示装置81に保留球数を表示させないものとしてもよい。更に、可変表示装置ユニット80に、保留球数を示す保留ランプを最大保留数分の4つ設け、点灯状態の保留ランプの数に応じて、保留球数を表示するものとしてもよい。

0066

図2に戻り説明を続ける。第2図柄表示装置83は、球がスルーゲート(普通入球口)67を通過することに伴って行われる普通図柄の抽選が実行中であるか否かを点灯状態により示すことによって変動表示を行ったり、変動終了後の停止図柄として、その普通図柄の抽選結果に応じた普通図柄(第2図柄)を点灯状態により示したりするものである。

0067

より具体的には、第2図柄表示装置83では、球が左右いずれかのスルーゲート(普通入球口)67を通過する毎に、普通図柄(第2図柄)としての「○」の図柄と「×」の図柄とを交互に点灯させる変動表示が行われる。パチンコ機10は、第2図柄表示装置83における変動表示が所定図柄(本実施形態においては「○」の図柄)で停止すると、第2入球口640に付随する電動役物640aが所定時間だけ作動状態となり(開放される)、その結果、第2入球口640に球が入り易い状態となるように構成されている。球がスルーゲート(普通入球口)67を通過した通過回数は最大4回まで保留され、その保留球数が上述した第1図柄表示装置37により表示されると共に第2図柄保留ランプ84においても点灯表示される。第2図柄保留ランプ84は、最大保留数分の4つ設けられ、第3図柄表示装置81の下方に左右対称に配設されている。

0068

なお、普通図柄(第2図柄)の変動表示は、本実施形態のように、第2図柄表示装置83において複数のランプの点灯と非点灯を切り換えることにより行うものの他、第1図柄表示装置37及び第3図柄表示装置81の一部を使用して行うようにしても良い。同様に、第2図柄保留ランプ84の点灯を第3図柄表示装置81の一部で行うようにしても良い。また、普通入球口67における球の通過は、第1入球口64や第2入球口640と同様に、最大保留球数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、第1図柄表示装置37により保留球数が示されるので、第2図柄保留ランプ84により点灯表示を行わないものとしても良い。

0069

可変表示装置ユニット80の下方には、球が入球し得る第1入球口64が配設されている。この第1入球口64へ球が入球すると遊技盤13の裏面側に設けられる第1入球口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その第1入球口スイッチのオンに起因して主制御装置110で特別図柄の抽選がなされ、その抽選結果に応じた表示が第1図柄表示装置37のLED37aで示される。また、第1入球口64は、球が入球すると3個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。この第1入球口64は、可変表示装置ユニット80に対して正面視左側経路へと球を打ち出した場合(所謂、左打ち遊技を行った場合)のほうが、右打ち遊技を行った場合よりも入球し易くなるように構成されている。

0070

一方、遊技盤領域の右側領域の下方には盤面ユニット700が配設されている。この盤面ユニットには、スルーゲート(普通入球口)67、第2入球口640、可変入賞装置65、特定一般入球口630、及び、貯留装置(第1貯留装置770、第2貯留装置771)が配設されている(図3参照)。この盤面ユニット700の一部にはカバー部材710が設けられており、盤面ユニット700内の特定流路(貯留装置に貯留されていた球が流下する流路)が外部から視認困難となるように構成されている。

0071

ここで、図3を参照して、遊技盤13の右下領域に配設される盤面ユニット700について説明をする。図3は、遊技盤13の右下領域を拡大した正面図である。図3に示すように、盤面ユニット700は、遊技盤13の右遊技領域を流下した球が流入可能となるように上方に向けて開口された流入口700aと、流入口700aから流入した球のうち、盤面ユニット内に設けられた各入球口(特定一般入球口630、第2入球口640、特定入賞口65a)に入球しなかった球を盤面ユニット700外へと排出する流出口700bとを有するボックス状ユニット体である。

0072

盤面ユニット700内には、流入口700aの下側にスルーゲート(普通入球口)67が設けられており、流入口700aから盤面ユニット700内に流入した球の殆どがスルーゲート(普通入球口)67を通過するように構成されている。このスルーゲート67の下方には第2入球口640に付随する電動役物640aが配設されており、その電動役物640aの左側に形成された振分流路700dを流下した球が入球可能な位置に、可変入賞装置65および基部ユニット760が配設されている。そして、基部ユニット760の上面に形成された貯留用流路700eを流下した球が入球可能な位置に特定一般入球口630が配設されている。この特定一般入球口630に球が入球すると、一般入球口よりも多い15球の賞球が払い出されるように設計されている。

0073

次に、盤面ユニット700に設けられる各種装置について図3を参照して説明する。本パチンコ機10では、球を第2入球口640へ誘導するための流路として第1流路641bと第2流路642bが設けられている、第1流路641bへ球を流入させるための第1開口部641aと第2流路642bへ球を流入させるための第2開口部642aとが球を受け入れ可能な開状態と、その開状態よりも球の受け入れを困難にする閉状態とに可変されるよう電動役物640aが設けられている。

0074

また、電動役物640aは、閉状態となった場合に、その上面を球が流下可能な流路となるように形成されており、その流路の上流側にて第1開口部641aを、下流側にて第2開口部642aをそれぞれ覆うように構成されている。この電動役物640aは図示しない駆動手段(ソレノイド等)によって駆動される一枚の板状部材で構成されており、駆動手段によって開状態へと可変させる場合は、第1開口部641aおよび第2開口部642aの何れも開状態となり、閉状態へと可変させる場合は、第1開口部641aおよび第2開口部642aの何れも閉状態となる。また、電動役物640aの上面流路は、遊技盤13の正面視左下方向が下流側となるように下り傾斜を有しており、これにより、電動役物640aの右側(図3視点で右側)に設けられた第1開口部641aよりも第2開口部642aの方が下流側となるように構成している。

0075

次に、電動役物640aの開閉動作及び第2入球口640への入球の流れについて、第2入球口640に球が入球しやすい普通図柄の時短状態を例に説明をする。本パチンコ機10では普通図柄の時短状態において、普通図柄の変動時間が1秒に設定され(図38参照)、普通図柄(第2図柄)の当たり確率が75%に設定される。そして、普通図柄の時短状態における電動役物640aの開放動作として、1秒開放→0.5秒閉鎖→1秒開放の動作が実行される。

0076

また、図3に示す通り、電動役物640aは第1開口部641aを覆う上流側よりも第2開口部642aを覆う下流側の方が低くなるように、略中央部に段差を設けたクランク形状で構成されており、第1開口部641aを覆う上流部から第2開口部642aを覆う下流部まで球が到達する時間が約0.6秒となるように構成されている。このように構成することで、盤面ユニット700に流入し、電動役物640aの上流側に球が到達したタイミングが、電動役物640aが開状態の場合は、そのまま第1開口部641aに流入し、第1流路641bおよび合流路641cを通過して第2入球口640へ入球する。一方、電動役物640aの上流側に球が到達したタイミングが、電動役物640aが閉状態の場合は、電動役物640aの上面を下流側(第2開口部642a)に向けて流下する。そして、電動役物640aの上面を流下した球が電動役物640aの下流側(第2開口部642aを覆う位置)に到達する時点(即ち、電動役物640aの上面を流下してから0.6秒後)では、電動役物640aが次の開放動作を実行しており、第2開口部642aに球が流入し、第2流路642bおよび合流路641cを通過して第2入球口640へ入球する。

0077

このように、第2入球口640へ球を誘導する複数の流路(第1流路641b、第2流路642b)を有し、その複数の流路に球を流入させるための各開口部(第1開口部641a、第2開口部642a)を、球が流入可能な開状態と、その開状態よりも球の流入を困難にする閉状態とに可変する可変手段(電動役物640a)を設け、さらに、複数の流路に球を流入させるための各開口部(第1開口部641a、第2開口部642a)を球が流下可能な流路の上流側と下流側となるように配設することで、可変手段(電動役物640a)が閉状態であるため、上流側の開口部(第1開口部641a)に流入できなかった球を下流側の開口部(第2開口部642a)から流入させることが可能となる。

0078

また、電動役物640aが第1開口部641aを覆う上流位置から第2開口部642aを覆う下流位置まで球が流下するのに要する期間(0.6秒)が、電動役物640aの開放動作中に実行される閉鎖インターバル期間(0.5秒)よりも長くなるように設計しているため、電動役物640aが開放動作中であるにも係わらず、閉鎖インターバル期間のタイミングで第1開口部641aに到達してしまい、第1開口部641aに流入できなかった球を、第2開口部642aから確実に流入させることができる。

0079

加えて、第1開口部641aを覆う上流位置から第2開口部642aを覆う下流位置まで球が流下するのに要する期間(0.6秒)が、電動役物640aを開放動作させるか否かの抽選を行う普通図柄の変動時間(時短中は0.5秒)よりも長くなるように設計しているため、普通図柄の変動中に第1開口部641aに到達してしまい、第1開口部641aに流入できなかった球を、その普通図柄の抽選結果が当たりの場合には、第2開口部642aから流入させることができる。よって、電動役物640aが開放動作し易い遊技状態(普通図柄の時短状態)において、遊技者は常時右打ち遊技を行うだけで、効率良く第2入球口640へ球を入球させることができ、安心して遊技者に遊技を行わせることができる。

0080

さらに、本パチンコ機10では、盤面ユニット700の流入口700aから流入した球が電動役物640aに向けて流下するように構成しているため、球の流れを整列させた後に、電動役物640aの上流側に向けて球を誘導することが可能となる。よって、遊技盤13を流下する球が、電動役物640aの下流側に直接落下することにより第2入球口640へ入球しない球が発生する事態を抑制することができる。

0081

また、本実施形態では、第1開口部641aを覆う位置から第2開口部642aを覆う位置まで転動するために要する時間が、電動役物640aの開放動作中におけるインターバル期間(0.5秒)や、普通図柄(第2図柄)の変動時間(0.5秒)よりも長い約0.6秒となるように構成しているため、電動役物640aの開放動作中のみならず、普通図柄(第2図柄)の変動中に右打ち遊技で発射された球も第2入球口640へ入球しやすくすることができる。

0082

加えて、図3に示す通り、本パチンコ機10では、第1開口部641aから流入した球が第2開口部642aから流入した球よりも優先して第2入球口640に入球されるように構成されている。詳細に説明をすると、第1開口部641aまたは第2開口部642aから流入した球が合流して第2入球口640に向けて流下させる合流路641cに対して、第1開口部641aから流入した球が流下する第1流路641bを直上方向に連通し、第2開口部642aから流入した球が流下する第2流路642bを側面方向に連通させるように構成している。このように構成することで、第1流路641bを流下する球と、第2流路642bを流下する球とが同時に発生した場合に、運動エネルギー落下エネルギー)が大きい第1流路641bを流下した球が優先的に第2入球口640へ誘導されることになる。よって、第1流路641bを流下する球と、第2流路642bを流下する球とによって合流路641cで球詰りが発生してしまうことを抑制することができる。さらに、第2開口部642aよりも球が多く流入することになる第1開口部641aから流入した球を円滑に第2入球口640へ入球させることができる。

0083

第1流路641bよりも球流下の優先度が低く設定されている第2流路642bは、球複数個分(本実施形態では3個)を滞留可能な長さ(本実施形態では35mm)で形成されており、第1流路641bを流下する球によって球の流下が滞ったとしても、第2開口部642aへの球の流入を阻害することが無いように構成されている。

0084

なお、詳細は後述するが、本パチンコ機10では、大当たり中は普通図柄の時短状態がリセットされ、通常状態が設定されるため、大当たり中に電動役物640aが頻繁に開放動作してしまい、電動役物640aの下方に設けられた可変入賞装置65に球が到達しないという事態が発生することを防止することができる。上述した事態を防止するために、遊技盤13の構成を変更し、電動役物640aの上方に可変入賞装置65を設けても良い。

0085

可変入賞装置65には、その略中央部分に横長矩形状の特定入賞口(大開放口)65aが設けられている。パチンコ機10においては、主制御装置110で行われる特別図柄の抽選が大当たりとなると、所定時間(変動時間)が経過した後に、大当たりの停止図柄となるよう第1図柄表示装置37のLED37aを点灯させると共に、その大当たりに対応した第3図柄の停止図柄を第3図柄表示装置81に表示させて、大当たりの発生が示される。その後、通常時より多量の賞球の払い出しが行われる特別遊技状態に遊技状態が遷移する。この特別遊技状態として、通常時には閉鎖されている特定入賞口65aが、所定時間(例えば、30秒経過するまで、或いは、球が10個入賞するまで)開放される。

0086

次に盤面ユニット700内に配設される基部ユニット760について説明をする。図3に示す通り、基部ユニット760は盤面ユニット700の下流側(流出口700b側)に配設されており、上方に貯留用流路700e、下方側にアウト流路700fが形成されるように設けられている。

0087

この基部ユニット760には、貯留用流路700eを流下する球を貯留させるための貯留装置として第1貯留装置770および第2貯留装置771が設けられ、この貯留装置は最大で5個の球が貯留可能に構成されている。詳細は図9を参照して後述するが、第1貯留装置770および第2貯留装置771はパチンコ機10に設けられた第2枠ボタン(解除用ボタン)22bが操作されたことに基づいて、所定の時間差でそれぞれが球を貯留する貯留状態から球の貯留状態を解除する解除状態へと可変するように制御され、遊技者が第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作する毎に1球ずつ球を流下させるように構成されている。

0088

また、貯留用流路700e上には、球の貯留量が上限に達していることを検知するための貯留上限センサS1と、貯留状態の球の有無を検知するための貯留検知センサS2とが設けられている。これら各センサは、電磁誘導により検出対象となる球の存在情報電気的信号に置き換え非接触検出方式の近接センサで形成されているため、球の通過によりセンサが破損することが無い。

0089

なお、本実施形態の構成に限られることなく、貯留用流路700e上の球の貯留状況を把握可能な構成であれば良く、例えば、球を検知するセンサとして静電容量形、超音波形光電形、磁気形等の近接スイッチを用いてもよいし、リミットスイッチ等の接触式検出方式のスイッチを設けても良い。さらに、貯留用流路700eに貯留されている球の数を把握するために、各球貯留位置図3で示す球が貯留されている位置)のそれぞれに対応させて球を検知するセンサを設けても良いし、貯留用流路700eに流入した球数と、貯留用流路700eから流出した球数とが計数可能となるようにセンサを設け、その差数によって貯留用流路700eに貯留されている球の数を把握するようにしても良い。

0090

さらに、基部ユニット760には、貯留用流路700eから流出した球を特定一般入球口630へと誘導する誘導位置突出位置)と、特定一般入球口630への誘導を規制する規制位置(埋没位置)とに可変可能な可動弁750が設けられており、予め定められた動作パターン(動作シナリオ)に基づいて可変制御されている。この可動弁750の可動制御の詳細な説明については、図9を参照して後述する。

0091

遊技盤ユニット700のうち、カバー部材710に覆われている箇所(図2参照)には、カバー部材710を裏面側(カバー部材710に対して遊技盤13側)からカバー部材710に対して光を照射するための発光手段である透過用ランプ227ba〜227beが設けられている。この透過用ランプ227ba〜227beがカバー部材710に光を照射することにより、遊技者がカバー部材710に覆われた内部を視認可能となる透過状態とすることができる。なお、詳細は後述するが、この透過用ランプ227ba〜227beは所定条件が成立した場合(例えば、貯留装置が解除状態となり球が流下した場合)に、発光するように制御されている。よって、所定条件が成立していない通常遊技中に、遊技者が可動弁750の動作状況を把握しながら貯留装置の解除操作を行うことを抑制することができる。また、貯留装置の解除操作を行い、可動弁750付近を球が流下する際には、カバー部材710が透過状態となるため、球が可動弁750付近を流下する状況を遊技者に視認させることができる。

0092

このように構成された盤面ユニット700を有する本パチンコ機10では、可動弁750が特定一般入球口630に球を誘導可能な誘導状態(閉状態)となるタイミングで球が可動弁750に到達するように、貯留装置(第1貯留装置770および第2貯留装置771)の貯留状態を解除状態へと可変させる第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作することで、貯留装置(第1貯留装置770および第2貯留装置771)に貯留された球を特定一般入球口630に入球させることができる。よって、遊技者に対して第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作するタイミングを計らせながら遊技を行わせることができ、遊技者を意欲的に遊技に参加させることができる。

0093

また、詳細は後述するが、本実施形態では、可動弁750が予め定められた様々なパターンで動作するように設定されており、その動作内容のうち可動弁750が誘導状態(閉状態)となる期間は、その殆どが、球を1個のみ誘導可能な期間(0.1秒)として設定されている。よって、貯留装置(第1貯留装置770および第2貯留装置771)に貯留されている球を特定一般入球口630に誘導可能なタイミングに精度が求められるため、より遊技者に対して意欲的に遊技を行わせることができる。

0094

本実施形態では、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作することで、貯留装置(第1貯留装置770および第2貯留装置771)に貯留されている球を1個ずつ特定一般入球口630に向けて流下させることができるよう構成しているため、可動弁750が誘導状態(閉鎖状態)となる期間として、球を1個のみ誘導可能な期間(0.1秒)が連続して設定される場合であっても、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを適切なタイミングで操作することで、貯留装置(第1貯留装置770および第2貯留装置771)に貯留されている球を全て特定一般入球口630へ入球させることが可能となる。よって、遊技者を、より多くの賞球を得るために意欲的に遊技に参加させることができる。なお、可動弁750の動作内容(動作パターン)の詳細な内容については、図9、及び図23を参照して後述する。

0095

さらに、本実施形態では、可動弁750の動作状況を遊技者が把握し難くするための遮蔽手段としてカバー部材710を設けているため、可動弁750の動作状況を把握した状態で第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作する行為を防止することができる。また、遮蔽手段であるカバー部材710は所定条件(例えば、貯留装置が解除状態となり球が流下した場合)が成立することに基づいて、内部が視認可能となる透過状態へと切り替わるようハーフミラーで構成されているため、遊技球が可動弁750付近を流下する場合にはカバー部材710が透過状態へと切り替わる。よって、可動弁750付近を流下する球の流下状況を遊技者に把握させることができる。

0096

なお、本実施形態では、遮蔽手段であるカバー部材710に対して、光(透過用ランプ)を照射することで、透過状態へと切替える構成を用いているが、それ以外の構成を用いてもよく、例えば、常時点灯している発光手段(LED)からカバー部材710に照射される光の入射角が切り替わるようにカバー部材710を可動可能に構成し、カバー部材710が所定位置に位置した場合にのみ内部が視認可能な透過状態となるように構成してもよい。

0097

また、可動部材750を透明樹脂素材(例えば、ポリカーボネート、ABS等)で構成し、カバー部材710を内部が視認可能な透明色で構成し、その表面に、照射された光を乱反射させる加工(例えば、シボ加工)を施すように構成してもよい。これにより、パチンコ機10において遊技が実行されている間は装飾用ランプ227aから照射される光によってカバー部材710の内部を視認困難とし、パチンコ機10の電源をオフにした状態(即ち、装飾用ランプ227aが点灯していない状態)ではカバー部材710の内部を視認可能とするようにしてもよい。これにより、パチンコ機10の電源をオフにした状態であっても店員が容易にカバー部材710の内部を点検することができる。

0098

このような構成を用いる場合は、装飾用ランプ227aから照射される光がカバー部材710に照射されることを遮蔽する遮蔽壁を設け、その遮蔽壁を遮蔽状態と非遮蔽状態とに可変させる構成を設けるとよい。これにより、遊技が行われている間であってもカバー部材710の内部を遊技者に視認させることができる。また、本第1実施形態同様に、カバー部材710に対して光を照射するための専用の発光手段(ランプ)を設け、その発光手段に対して発光制御を行うことで、カバー部材710の内部を視認困難な状態(光を照射している状態)と、視認可能な状態(光を照射していない状態)とを切替えるようにしてもよい。

0099

さらに、内部が視認可能なカバー部材710に装飾用の可動部材を設け、その可動部材の動作を制御することで、カバー部材710の内部を視認可能な状態(装飾用の可動部材の動作が少ない状態)と、カバー部材710の内部を視認困難な状態(装飾用の可動部材の動作が多い状態)とを切替えるようにしてもよい。

0100

また、詳細は図9および図10を参照して後述するが、本実施形態では、可動弁750の動作内容に基づいて第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを解除させるタイミングを設定し、第3図柄表示装置81(図2参照)にて演出表示するように構成されている。これにより、第3図柄表示装置81にて実行される演出表示に従って第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作することにより遊技者に特典(特定一般入球口630への入球に基づく賞球)を付与することが可能となり、遊技者に対して意欲的に遊技に参加させることができる。

0101

次に、本パチンコ機10において右打ち遊技によって、右遊技領域に打ち出された球の流れについて、図2および図3を参照して説明する。

0102

図2に示す通り、本パチンコ機10の右側領域には盤面ユニット700が配設されており、盤面ユニット700の流入口700aの上方に設けられた釘の配置によって、右打ち遊技によって右遊技領域に打ち出された球の約95%(100球中約95球)が盤面ユニット700の流入口700aに流入するように配設されている。なお、右打ち遊技によって打ち出された球のうち、盤面ユニット700の流入口700aに流入しなかった球(100発中約5発)は、可変表示装置ユニット80と盤面ユニット700との間に形成された球流路図2参照)をアウト口66に向けて流下する。

0103

盤面ユニット700の流入口700aに流入した球の流れについて図3を参照して説明する。流入口700aの直下には流入口に流入した球が約1:14の割合で左右に振り分けられるように釘Qa,Qbが設けられている。釘Qa,Qbの右側に振分けられた球(右打ち遊技によって打ち出された100球のうち約90球)はスルーゲート67を通過した後に、電動役物640aの上流部(第1開口部641aを覆う位置)へと流下し、釘Qa,Qbの左側に振分けられた球(右打ち遊技によって打ち出された100球のうち約5球)は、第1誘導路700cを通過して電動役物640aの下流部(第2開口部642a)へと流下する。なお、釘Qa,Qbは調整可能な調整手段の役割も兼ねており、球の衝突等により、球を左右に振り分ける割合が変化しても所望の割合へと調整することができる。なお、上述したように、電動役物640aの上流部(第1開口部641aを覆う位置)へと流下した球は、第1開口部641a又は第2開口部642aへと流入可能に電動役物640a上を流下するため、電動役物640aの下流部(第2開口部642a)へと流下した球よりも第2入球口640に入球し易くなる。よって、調整手段である釘Qa,Qbを調整することで、右打ち遊技によって打ち出された球が第2入球口640へ入球する割合を調整することができる。

0104

電動役物640aに到達した球は、電動役物640aが開状態となるタイミングで、第1開口部641aまたは第2開口部642aへと流入し、第2入球口640へ入球する。一方、第1開口部641aおよび第2開口部642aへと流入しなかった球は、電動役物640aの下流端から振分流路700dへと流下する。振分流路700dには、球を可変入賞装置65に向けて流下させる方向(図3の視点で右下方向)と基部ユニット760に向けて流下させる方向(図3の視点で左下方向)とに振り分けるための釘Q1〜Q3および第1調整部材701aが設けられており、振分流路700dに流入した球(右打ち遊技によって打ち出された100球のうち約95球)が9:1の割合で右下方向と左下方向とに振り分けるように構成されている。

0105

そして、振分流路700dを流下し、基部ユニット760に向けて流下させる方向(図3の視点で左下方向)へと振分けられた球(右打ち遊技によって打ち出された100球のうち約10球)のうち、約1/3の球が貯留用流路700eに流入し、残りの約2/3の球がアウト流路700fに流入するように構成されている。

0106

上述したように、本実施形態におけるパチンコ機10は、右打ち遊技により打ち出された球は、約30球に1球の割合で貯留用流路700eに流入するように構成されている。つまり、特定一般入球口630に球が入球した場合に遊技者に払い出される賞球数が15球であることから、電動役物640aが開状態になり易い普通図柄の時短状態や、可変入賞装置65の開放動作が実行される大当たり遊技状態では無い通常遊技状態において、特定一般入球口630に球を入球させる遊技が行われたとしても、特定一般入球口630へ球を入球させるために要する球数(約30球)が特定一般入球口630へ球が入球した場合に払い出される賞球数(15球)よりも多くなるため、持ち球が増加することが無い。よって、通常遊技状態において可動弁750の動作内容を不正に把握したり、可動弁750を故障させたりした状態で、特定一般入球口630へ球を入球させる不正遊技を抑制することができる。

0107

なお、本実施形態では、上述した盤面構成を用いることで、貯留用流路700eに球が流入する頻度を抑えているため、可変入賞装置65の開放動作が行われる大当たり状態や、第2入球口640に球が入球しやすい時短状態(普通図柄の時短状態)以外の通常遊技状態において、右打ち遊技を行ったとしても持ち球が増えないようにしているが、貯留用流路700eに球が流入する頻度を高くし、特定一般入球口630に球を入球させる遊技(第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作する遊技)が行われ易くしてもよい。

0108

このような場合であっても、本実施形態のようにカバー部材710により可動弁750が覆うことにより、可動弁750の動作状況を把握困難とさせることで、通常遊技状態において持ち球が増えることを抑制することができる。

0109

加えて、本実施形態のパチンコ機10は、閉状態である電動役物640aを流下した球が貯留用流路700eへと流入可能に構成しているため、電動役物640aが開状態になり易い普通図柄の時短状態では、貯留用流路700eに球が流入し難くなり、電動役物640aが開状態になり難い大当たり遊技状態では、貯留用流路700eに球が流入し易くなる。よって、遊技状態に応じて、特定一般入球口630への球の入球期待度を異ならせることができるため、遊技の興趣を向上させることができる。

0110

また、振分流路700dを流下した球は、可変入賞装置65が配設される右下方向または特定一般入球口630が配設される左下方向の何れかへと振り分けられるように構成されているため、パチンコ機10の個体差設置状況によって振分流路700dを流下する球の振分割合が異なったとしても、遊技者に極度に不利な遊技を行わせることを防止することができる。さらに、振分流路700dに設けられている釘Q1〜Q3や第1調整部材701aの仕様(配置)を異ならせることで、パチンコ機10を大当たり遊技中に可変入賞装置65に効率よく球が入球する遊技仕様と、大当たり遊技中に特定一般入球口630に球が入球し易い(即ち、貯留装置(第1貯留装置770、第2貯留装置771)に球が貯留され易い)遊技仕様とを遊技者に提供することができ、遊技者が自身の技量に基づいて遊技を行うパチンコ機10を選択することができる。

0111

次に基部ユニット760に設けられた貯留装置(第1貯留装置770および第2貯留装置771)、可動弁750の動作および球流れについて、図4図6を参照して説明をする。図4(a)は、貯留用流路700e上に上限数である5個の球が貯留されている状態を模式的に示した図であって、図4(b)は、第1貯留装置770が解除状態で、可動弁750が誘導状態(突出状態)となった場合を模式的に示した図である。図5(a)は、第1貯留装置770が解除状態で、可動弁750が規制状態(埋没状態)となった場合を模式的に示した図である。図5(b)は、第1貯留装置770が貯留状態で、第2貯留装置771が解除状態となった場合を模式的に示した模式図である。図6は、第1貯留装置770の第1貯留弁770aおよび第2貯留装置771の第2貯留弁771aの動作機構を模式的に示した模式図であって、図6(a)は、第1貯留装置770が解除状態で第2貯留装置771が貯留状態となる場合の貯留弁ソレノイド770bの動作を示す図であり、図6(b)は、第1貯留装置770が貯留状態で第2貯留装置771が解除状態となる場合の貯留弁ソレノイド770bの動作を示す図である。

0112

図4(a)に示すように、第1貯留弁770aと第2貯留弁771aとは、その間に球が1個貯留可能な間隔を有するように設けられ、貯留装置(第1貯留装置770および第2貯留装置771)に上限数(5個)の球が貯留されている図4(a)の状態では、第1貯留装置770(第1貯留弁770a)が1個の球を貯留し、第2貯留装置771(第2貯留弁771a)が4個の球を貯留している状態となる。このような状態において、貯留用流路700eに向けて流下してきた新たな球は、貯留用流路700eに貯留されている球によって流下方向が変更され、基部ユニット760の下方に設けられたアウト流路700fに向けて流下し、アウト流路700fから遊技盤ユニット700外へと流出する。

0113

この貯留用流路700eの流下先、即ち、第1貯留弁770aが解除状態となった場合に、球が流下する領域には球の通過を検知する第1球通過センサS3が設けられ、その第1球通過センサS3が設けられる領域よりも下流側の領域には球の通過を検知する第2球通過センサS4が設けられている。本実施形態では、この第1球通過センサS3および第2球通過センサS4の検知結果、及び、特定一般入球口630への入球を示すコマンドに基づいて、第1貯留装置770が解除状態となってから特定領域(特定一般入球口630または第2球通過センサS4)を通過するまでの期間が計測可能に構成されており、この計測結果に基づいて、第1貯留装置770が解除状態となってから(第1球通過センサS3が球通過を検知してから)実行される演出の内容(演出の開始タイミング演出期間演出内容)を補正可能に構成されている。

0114

ここで、パチンコ機10の遊技領域を流下する球は、そのパチンコ機10の設置状態(傾き)、外気環境(温度、湿度)、球の汚れに応じて、特定の区間を流下する流下期間が異なる。よって、球の流下に対する演出を実行する場合において、予め定められた流下期間に基づいて特定の演出を実行してしまうと、その演出の結果と、実際の球の流下結果とに誤差が生じてしまうという不具合があった。これに対して、本実施形態では上述したように球の流下に対する演出の内容を補正可能としている。

0115

これにより、可動弁750が球を特定一般入球口630へと誘導可能な誘導状態(突出状態)に可変されるタイミングで球が可動弁750に到達するように、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作するタイミングを報知する演出の報知タイミングを実際の球の流下期間に基づいて補正することができ、遊技者に違和感を与えてしまう演出が実行されることを抑制することができる。

0116

また、本実施形態で用いられる演出以外にも、例えば、球が所定位置(例えば、第1球通過センサS3)を通過したことを起因に、その球が特定位置(例えば、特定一般入球口630)に到達するか否かを煽る煽り演出を所定期間実行し、その煽り演出の後に、球の通過結果を示す結果演出を実行する場合において、煽り演出の期間を実際に要する球通過期間に基づいて補正することが可能となり、遊技者に違和感を与えてしまう演出が実行されてしまうことを抑制することができる。

0117

具体的には、煽り演出として、最終段階に向けて複数段階設定された指標を満たしていく演出を実行し、結果演出として、最終段階に到達したか否かの演出を実行する場合において、複数段階設定された指標の夫々を満たしてタイミングを異ならせたり、煽り演出の開始タイミングを異ならせたりすることで、煽り演出が途中の段階にも係わらず結果演出が実行されてしまったり、煽り演出の最終段階まで到達した状態で結果演出の実行を待機したりする事態が発生することを抑制することができる。

0118

なお、上述した第1球通過センサS3または第2球通過センサS4に加え、貯留上限センサS1や貯留検知センサS2の検知結果を用いて、盤面ユニット700内(特に、貯留用流路700e)にて球詰りや不正行為が実行されているかを判別するように構成してもよい。

0119

貯留用流路700e上で球を貯留している第1貯留弁770aおよび第2貯留弁771aは、パチンコ機10に設けられている第2枠ボタン(解除用ボタン)22b(図1参照)を操作(押下)し、貯留弁ソレノイド770b(図19参照)を駆動させることで、貯留用流路700eに貯留されている球を1球ずつ流下させるように駆動制御されている。なお、貯留弁ソレノイド770b(図19参照)を駆動させることで、第1貯留弁770aおよび第2貯留弁771aを動作させる機構の詳細については、図6を参照して後述し、第1貯留弁770aおよび第2貯留弁771aの駆動制御内容の詳細については、図9を参照して後述する。

0120

ここで、図4(a)に示す状態において、第2枠ボタン(解除用ボタン)22b(図1参照)を操作すると、まず、第1貯留弁770aが解除状態となり、第1貯留弁770aと第2貯留弁771aとの間に貯留されていた球が解除状態となった第1貯留弁770a上を通過して下流方向へと流下する(図4(b)参照)。貯留用流路700e上に貯留されている球は、貯留状態である第2貯留弁771aによって、下流方向への流下が規制されているため、貯留用流路700eからは1個の球のみが下流方向へと流下することになる。

0121

そして、可動弁750が突出している状態(誘導状態)で、貯留用流路700eから球が流下して来た場合は、図4(b)に示す通り、可動弁750および、第2調整部材701b上を流下し、特定一般入球口630へと入球する(図4(b)参照)。一方、可動弁750が埋没している状態(規制状態)で、貯留用流路700eから球が流下して来た場合は、図5(a)に示す通り、特定一般入球口630に入球することなく、流出口700bから盤面ユニット700外へと流出する。

0122

このように、本実施形態は、遊技者が操作手段(第2枠ボタン(解除用ボタン)22b)を操作(押下)することで、貯留装置による球の貯留を解除可能に構成しているため、遊技者が貯留装置による球の貯留を解除するタイミングを決定することができる。加えて、可動弁750は、予め定められた動作パターンで突出状態(許容状態)と埋没状態(規制状態)とに可変動作するように構成されている。よって、遊技者が操作手段(第2枠ボタン(解除用ボタン)22b)を操作するタイミングに基づいて、球が特定一般入球口630に入球するか否かが決定されるため、遊技者に対して意欲的に操作手段を操作されることが可能となり、遊技に早期に飽きてしまうことを抑制することができる。

0123

遊技者が第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作(押下)し、第1貯留弁770aが解除状態となる期間が所定時間(本実施形態では1秒)を経過すると、次に、第1貯留弁770aが閉鎖状態になると共に、第2貯留弁771aが解除状態となる(図5(b)参照)。この状態では、第2貯留弁771aによって貯留用流路700eに貯留されていた球が第1貯留弁770aに当接する位置まで流下する。その後、所定期間経過後(本実施形態では、第2貯留弁771aが解除状態となってから0.5秒後)に、第2貯留弁771aが閉鎖状態となり、図4(a)に示す状態へと移行する。

0124

つまり、図5(b)に示す状態では、第2貯留弁771aによって貯留用流路700eに貯留されていた球(4個)が第1貯留弁770aによって貯留される状態まで流下した状態で、第2貯留弁771aが解除状態(埋没状態)から閉鎖状態(突出状態)へと可変される。ここで、本実施形態では、第1貯留弁770aと第2貯留弁771aとが球1個分の間隔(約11mm)を隔てて設けられているため、第2貯留弁771aは、第1貯留弁770aによって貯留されている(き止められている)4個の球のうち、最下流の球と最下流から2個目の球との間の位置に突出する。よって、第2貯留弁771aの突出動作をスムーズに実行することができる。

0125

なお、貯留用流路700eのうち第2貯留弁771aが突出している状態で球が貯留される領域(即ち、第2貯留弁771aが突出する位置から貯留用流路700eの上流端までの位置)の距離は、球4個分(約44mm)に、第2貯留弁771aの厚み(図5(b)の視点で左右方向)(約3mm)を加えた距離(約47mm)より長く、球5個分(約55mm)より短い距離となるように構成されている(本実施形態では、50mm)。

0126

このように構成することで、第2貯留弁771aが突出する際に、第2貯留弁771aの厚み分、貯留用流路700e上を球が後退しても貯留用流路700eに貯留されていた球が第2貯留弁771aの突出動作に伴って貯留用流路700eの上流端から溢れ落ちてしまうことを防止することができる。また、第2貯留弁771aが解除されている状態(埋没状態)において6個目の球が貯留用流路700eに貯留されることを防止することができる。なお、貯留用流路700eに貯留された球が各貯留弁の動作によって、貯留用流路700eの上流端から溢れ落ちてしまうことを抑制するために、貯留用流路700eの上流端に下流側が低くなる段差を設けても良い。これにより、貯留用流路700eに貯留された球が各貯留弁の動作によって、貯留用流路700eの上流端から溢れ落ちてしまうことを抑制することができる。

0127

次に、図6を参照して、第1貯留弁770aと第2貯留弁771aとを電気的に駆動させるための貯留弁ソレノイド770bについて説明する。図6(a)は、貯留弁ソレノイド770bを正方向にオンした状態を模式的に示した模式図であって、図6(b)は、貯留弁ソレノイド770bを負方向にオンした状態を模式的に示した模式図である。本実施形態では、1つの電気的駆動源(貯留弁ソレノイド770b)を用いて複数の可変部材(第1貯留弁770aと第2貯留弁771a)を可変動作させるように構成されている。具体的には、貯留弁ソレノイド770bは、2方向保持型自己保持型ソレノイドである。

0128

この2方向保持型の自己保持型ソレノイドは、オープンフレームソレノイドに永久磁石を組み合わせ、コイルに対して瞬時の通電を行うことでプランジャ吸引し、吸引後の位置を永久磁石で保持することで、吸引後の状態を保持する際に通電を不要とした自己保持型ソレノイドであって、永久磁石を中心に正負方向に夫々コイルを設け、各々のコイルを通電することで正方向または負方向にプランジャを吸引し、吸引後の状態を、永久磁石を用いて保持可能に構成したソレノイドである。これにより、1つのソレノイドを用いて、正方向にプランジャを吸引した状態、負方向にプランジャを吸引した状態、正負方向の何れにもプランジャを吸引させていない初期状態の3つの状態を保持することができる。

0129

そして、貯留弁ソレノイド770bによって、正方向にプランジャを吸引させた状態(貯留弁ソレノイド770bを正方向にオンした状態)では、図6(a)に示すように、第1貯留弁770aが開放(解除)状態へと可変され、負方向にプランジャを吸引させた状態(貯留弁ソレノイド770bを負方向にオンした状態)では、図6(b)に示すように、第2貯留弁771aが開放(解除)状態へと可変される。また、貯留弁ソレノイド770bを正負方向のいずれにもオンしていない状態(オフ状態)では、第1貯留弁770aおよび第2貯留弁771aのいずれもが、閉鎖(非解除)状態へと可変されるように構成している。

0130

つまり、図6(a)に示す通り、第1貯留弁770aと、貯留弁ソレノイド770bとは貯留弁ソレノイド770bの動作を第1貯留弁770aへと伝達するための第1伝達手段によって組み合わされている。この第1伝達手段は、3枚のギアを有しており、貯留弁ソレノイド770bが有するプランジャの正方向側先端部に組み付けられている。また、第2貯留弁771aは、その末端部がプランジャの負方向側先端部に組み付けられている。

0131

ここで、貯留弁ソレノイド770bが正方向にオンされた場合には、正方向側に吸引されるプランジャの動作に従って、第1伝達手段に設けられるギアが回動し、そのギアの回動結果に基づいて、第1伝達手段の末端側(第1貯留弁770aと接続される側)に設けられる第1貯留弁770aが解除(開放)状態に可変動作され、第2貯留弁771aは、正方向側に吸引されるプランジャの動作に従って、その先端部が貯留用流路700e上に突出し、閉鎖(非解除)状態に可変動作される(図6(a)参照)。

0132

一方、貯留弁ソレノイド770bが負方向にオンされた場合には、図6(b)に示す通り、負方向側に突出するプランジャの動作に基づいて、第1貯留弁770aが閉鎖(非解除)状態に可変動作され、第2貯留弁771aが解除(開放)状態に可変動作される。なお、図示は省略するが、貯留弁ソレノイド770bのプランジャが正方向、負方向の何れにも吸引されていない状態(通常状態)では、第1貯留弁770aおよび第2貯留弁771aがともに閉鎖(非解除)状態となるように可変動作される。

0133

以上、説明をしたように、本実施形態では、複数の可変部材(第1貯留弁770aおよび第2貯留弁771a)を1つの電気的駆動源(貯留弁ソレノイド770b)のみで可変動作させているため、電気的駆動源を設置するスペースを少なくすることができ、装置の省スペース化を図ることができる。また、装置を省スペース化することにより空いたスペースを用いて装飾用の部材や遊技に関わる装置を設置することが可能となり、演出効果を高めることができる。

0134

さらに、本実施形態では、貯留弁ソレノイド770bがどの状態になったとしても、第1貯留弁770aおよび第2貯留弁771aが共に開放(解除)状態となることが無いため、貯留弁ソレノイド770bが故障し誤作動を起こしたとしても、確実に貯留用流路700eを球が通過し続ける事態を防止することができる。また、1つの電気的駆動源(貯留弁ソレノイド770b)のみで可変動作させる構成であるため、貯留用流路700eに貯留された球を1個ずつ特定一般入球口630に向けて流下させる際の可変動作制御を貯留弁ソレノイド770bに対して実行するだけであるため、複数の電気的駆動源(ソレノイド等)に対して、可変動作制御を実行する場合と比較して、可変動作制御の処理負荷を軽減させることができる。

0135

なお、本実施形態では、複数の可変部材(第1貯留弁770aおよび第2貯留弁771a)を1つの電気的駆動源(貯留弁ソレノイド770b)により駆動される移動体(プランジャ)の移動方向によって可変動作させる構成を用いているが、1つの電気的駆動源を用いて複数の可変部材を可変動作させるものであれば、それ以外の構成を用いてもよく、例えば、電気的駆動源としてステッピングモータを用いて、そのモータ回転数ステップ数)に対応させて複数の可変部材を所定タイミングで可変動作させるように構成してもよい。

0136

さらに、本実施形態では、複数の可変部材(第1貯留弁770aおよび第2貯留弁771a)を1つの電気的駆動源(貯留弁ソレノイド770b)のみで可変動作される構成を用いているが、各可変部材に対して夫々電気的駆動源を設けてもよい。また、本実施形態では、第1貯留弁770aと第2貯留弁771aとで可変動作するための構成を異ならせているが、同一の可変動作構成を用いても当然良い。加えて、本実施形態では、貯留用流路700eに貯留された球を1個ずつ特定一般入球口630に向けて流下させる可変動作制御を実行するように構成しているが、それ以外の構成を用いても良い。例えば、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを所定期間(例えば1秒)の間継続して押下することで、第1貯留弁770aおよび第2貯留弁771aを同時に解除(開放)させるよう可変動作制御を実行してもよい。これにより、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bに対して通常操作を行う場合は貯留用流路700eから球が1個ずつ流出するように各貯留弁に対して可変動作制御が実行され、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bに対して長押し操作を行った場合は、貯留用流路700e上に貯留された球が少なくとも2個以上流出するように可変動作制御が実行される。よって、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bに対する遊技者の操作内容によって、貯留用流路700eから流出する球の数またはタイミングを異ならせることが可能となり、遊技者に意欲的に遊技を行わせることができる。

0137

次に、図9を参照して、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作した場合における第1貯留装置770および第2貯留装置771の動作制御と、可動弁750の開閉動作の流れについて説明する。図6は第2枠ボタン(解除用ボタン)22bの操作と各種装置の関係を示すタイミングチャートである。

0138

図9に示した通り、本実施形態では第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作すると、まず、第1貯留装置770の第1貯留弁770aが解除(開放)状態へと1秒間可変制御され、上述した図4(b)の状態となる。この状態において第1貯留弁770aと第2貯留弁771aとの間に貯留されていた球が貯留用流路700eから流下する。ここで、第1貯留弁770aが解除(開放)状態となることで流下される球が可動弁750に到達するまでには約0.5秒の流下期間を要するため、第1貯留弁770aが解除(開放)状態となってから約0.5秒後の可動弁の動作状況によって、球が特定一般入球口630へと誘導されるか否かが決定される。図9で示した動作例では、最初に第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作し、第1貯留装置770(第1貯留弁770a)を解除(開放)状態へと可変させた0.5秒後の可動弁750の動作状況が、図9(d)に示す通り、開放状態(規制状態)状態であるため、球は特定一般入球口630へと入球することなく、盤面ユニット700の流出口700bより盤面ユニット700外へと流下する。

0139

図9(a)に示した通り、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを一度操作すると、図9(b)および(c)に示した通り、合計で2秒間の可変制御が実行され、その可変制御が実行されている間は、次の第2枠ボタン(解除用ボタン)22bの操作を受け付けないように構成しているため、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作して各貯留装置の可変制御が実行された場合には、そこから約2秒間は、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bの操作を受け付けない操作無効期間が設定される。これにより、各貯留装置の可変制御が実行されている間に、次の可変制御が開始されてしまうことを抑制することができる。

0140

第1貯留装置770(第1貯留弁770a)が解除(開放)状態となってから1秒が経過すると、第1貯留装置770(第1貯留弁770a)が非解除(閉鎖)状態となるように可変制御され(図9(b))、その地点から0.5秒後に第2貯留装置771(第2貯留弁771a)を解除(開放)状態へと可変させる可変制御が実行される(図9(c))。そして、その地点から0.5秒間、第2貯留装置771(第2貯留弁771a)の解除(開放)状態を継続させ、上述した図5(b)で示した通り、第2貯留装置771(第2貯留弁771a)により貯留されていた球を第1貯留装置770の第1貯留弁770aに当接する位置まで流下させる期間を設ける(図9(c))。

0141

つまり、本実施形態では、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作することで、球を1個、可動弁750に向けて流下させるよう構成しており、さらに、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bは最短でも2秒に1回しか貯留装置の解除操作を実行しないよう構成されている。よって、本パチンコ機10では、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bをタイミングよく操作(押下)しなければ特定一般入球口630に球を入球させることができず、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bの操作精度が求められる。なお、本実施形態のパチンコ機10では、この第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作するタイミングを示唆するタイミング演出(操作演出)が第3図柄表示装置81にて実行されるように構成しており、そのタイミング演出(操作演出)に従って第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作することで、球を特定一般入球口630に入球させやすくすることができるように構成されている。これにより、遊技者に対して意欲的に第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作させることができる。

0142

図9において、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作し、第1貯留装置770(第1貯留弁770a)を再度解除(開放)状態へと可変させたタイミングでは、その操作タイミングの0.5秒後に可動弁750eが閉(誘導)状態となるため、この操作によって可動弁750に向けて流下した球は、閉(誘導)状態の可動弁750によって特定一般入球口630へと誘導される。

0143

可動弁750は、パチンコ機10に電源が投入されたことに基づいて予め定められた規則に従って常時可変制御されるものである。そして、この可変制御内容は、後述するように、動作(可変)パターンが異なる複数の動作シナリオ(図23(a)参照)が組み合わされて規定されている。このように動作シナリオに基づいて可変制御される可動弁750が閉鎖(誘導)状態となるタイミングで球が可動弁750に到達するように第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作することで、球が特定一般入球口630へと誘導される。

0144

次に、図10図17を参照して、本実施形態のパチンコ機10が実行するタイミング演出(操作演出)について説明をする。本実施形態では、貯留装置(第1貯留装置770、第2貯留装置771)に貯留されていた球を、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bに対する操作に基づいて、可動弁750に向けて流下させるように構成されている。そして、可動弁750に球が到達したタイミングが、可動弁750が開放(規制)状態の場合は、特定一般入球口630への球の入球を規制し、閉鎖(誘導)状態の場合は、特定一般入球口630への球の入球を誘導するように構成している。

0145

この可動弁750が閉鎖(誘導)状態となる期間は、短期間(例えば、0.1秒)が設定されており、遊技者が無作為に第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作したとしても貯留装置(第1貯留装置770、第2貯留装置771)に貯留されていた球を特定一般入球口630へ入球させることが困難となるよう構成している。ここで、本実施形態では、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作させるタイミングを報知するための演出として、タイミング演出(操作演出)が実行されるように構成している。遊技者はこのタイミング演出(操作演出)の演出内容に従って第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作することで、効率よく球を特定一般入球口630へと入球させることができるようになる。

0146

ここで、図10を参照して、上述したタイミング演出(操作演出)において、遊技者に第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作させるタイミングを設定する方法について説明をする。図10はタイミング演出(操作演出)において第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作させるタイミングを設定する地点を示すタイミングチャートである。上述したように、可動弁750は、予め定められた規則に従って常時可変制御されるように構成されており、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bが操作されたことに基づいて貯留用流路700e(図3参照)から可動弁750に向けて流下する球は、約0.5秒の流下期間を経て可動弁750に到達するように構成されている。

0147

本実施形態では、可動弁750の可変制御内容を予め読み出し、可動弁750が閉鎖(誘導)状態となる地点を特定し(図10(a))、その地点から球流下期間(0.5秒)を減算した地点を特定一般入球口630へ球を入球させることが可能な入球可能タイミングとして設定可能に構成している(図10(b))。このように入球可能タイミングを設定し、そのタイミングに合わせて第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作させる演出を実行することで、遊技者は実行されている演出に従って第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作するだけで特定一般入球口630へ球を入球させることができる。よって、遊技者に対して有利な特典(賞球)を付与することが可能な演出を実行することができ、遊技者を意欲的に遊技に参加させることができる。

0148

また、特定一般入球口に入球可能なタイミングとして設定される入球可能タイミングは上述したように、可動弁750が誘導状態に位置するタイミングの0.5秒前である。ここで、可動弁750が誘導状態となる期間はその殆どが0.1秒であることから、入球可能タイミングが設定されている期間は、対応する可動弁750の動作が開始されるよりも前の期間となる。これにより、入球可能タイミングに基づいて実行されるタイミング演出が可動弁750の動作内容に基づいて設定されていることを気付かれ難くすることができる。

0149

また、本実施形態では、複数の動作シナリオに基づいて可動弁750を動作させているため、可動弁750が誘導状態となる間隔は様々である。よって、万が一、入球可能タイミングを設定する際に参照された可動弁750の動作よりも前に実行される可動弁750の動作と、入球可能タイミングとが一致することが合ったとしても、それを基に可動弁750の動作状況を把握することはできない。よって、入球可能タイミングに基づいて実行されるタイミング演出が可動弁750の動作内容に基づいて設定されていることを気付かれ難くすることができる。

0150

加えて、詳細は後述するが、本実施形態では第2枠ボタン(解除用ボタン)22bが操作され、第1貯留装置770が解除(開放)状態となった場合、具体的には、第1貯留装置770が解除(開放)状態となり、貯留用流路700eから流出した球を第1球通過センサS3が検知した場合に、透過用ランプ227bが点灯するように構成されている。つまり、特定一般入球口630に球が入球可能な入球可能タイミングで第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作した場合には、貯留用流路700eから流出した球が第1球通過センサS3を通過するタイミング(第2枠ボタン22bを操作してから0.1秒後のタイミング)でカバー部材710の内部が視認可能な状態となる。ここで、可動弁750が誘導状態となる期間はその殆どが0.1秒であることから、カバー部材710の内部が視認可能な状態となるタイミングは、入球可能タイミングの設定対象となる可動弁750の動作が開始されるよりも前の期間となる。これにより、カバー部材710の内部が視認可能な状態となるタイミングに基づいて可動弁750の動作状況が把握されることが無い。

0151

なお、本実施形態では、後述する図11図17に示すように、タイミング演出(操作演出)として、第3図柄表示装置81に第2枠ボタン(解除用ボタン)22bの操作を促す表示ポインタを移動表示させ、その表示ポインタが特定位置に到達したタイミングで第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作することで、上述した入球可能タイミングと、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bの操作タイミングとを合致させる演出が実行される。次に、本実施形態で用いられるタイミング演出(操作演出)の内容について説明をする。

0152

まず、図11および図12を参照して、大当たり中に実行されるタイミング演出(操作演出)の内容について説明をする。図11(a)は、タイミング演出(操作演出)が実行される前のラウンドにて実行される予告演出中の表示内容の一例を示す模式図であって、図11(b)〜図12(b)は、タイミング演出(操作演出)中の表示内容の一例を示す模式図である。なお、各図面では、第3図柄表示装置81の表示内容を示す模式図と、操作手段(第1枠ボタン(演出用ボタン)22aおよび第2枠ボタン(解除用ボタン)22b)に対する操作状況を示す模式図とを用いて、操作手段の操作に基づいて変化する第3図柄表示装置81の表示内容について説明する。

0153

図11に示す通り、第3図柄表示装置81には、現在のラウンド数を表示するラウンド数表示部714が画面左上に表示され、副表示領域Ds2では、大当たり中に獲得した球数を示唆する獲得表示が実行され、副表示領域Ds3では、遊技方法を案内する案内表示部に「右を狙え」の表示がされる。そして、特定入賞口65aに玉が入賞したことに基づいて獲得した球数を示唆するための獲得数表示態様718が特定入賞口65aの賞球数を示す「15」として表示される。この獲得数表示態様718は、特定入賞口65aへの球の入賞に基づいて第3図柄表示装置81に表示された後、副表示領域Ds2に向けて移動表示し、最終的に、副表示領域Ds2の獲得表示として加算される。

0154

画面中央には、次のラウンドからタイミング演出(操作演出)が開始されることを遊技者に報知するための予告表示と、タイミング演出(操作演出)のゲーム性を知らせる案内表示とが実行される。そして、画面下側には、タイミング演出(操作演出)にて用いられる演出領域が表示される。この演出領域には、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bに対応して「左」が付された左ボタン表示態様715と、第1枠ボタン(演出用ボタン)22aに対応して「中」が付された中ボタン表示態様716とが表示され、それぞれのボタン表示態様に対応して、表示ポインタ719(図11(b)参照)が表示される副表示領域Ds4とDs5とが設けられる。

0155

この副表示領域Ds4およびDs5は、図11(b)にて後述するが複数の表示ポインタ719が右から左へスクロール移動表示される領域であって、表示ポインタ719が操作タイミングを示す表示態様であるバー表示部717と合致したタイミングで操作手段(第1枠ボタン(演出用ボタン)22aまたは第2枠ボタン(解除用ボタン)22b)を操作することで成功演出(後述する図11(b)参照)が実行される。また、表示ポインタ719がバー表示部717と合致していないタイミングで操作手段を操作した場合には失敗演出(後述する図12(b)参照)が実行される。

0156

なお、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bに対応する副表示領域Ds4にて表示ポインタ719がバー表示部717と合致するタイミングが、図10を参照して上述した入球可能タイミングとなる。図11(a)に示すように、予告演出が実行されている間は、副表示領域Ds4およびDs5には「待機中」の文字が、右から左へとスクロール移動表示される。

0157

上述したように、本実施形態におけるタイミング演出(操作演出)では、第1枠ボタン(演出用ボタン)22aと、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bとを遊技者に操作させる演出が実行される。このように構成することで、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bのみを操作させる演出を実行する場合に比べて、遊技者にボタン操作を行わせる回数を増やすことができ演出効果を高めることができる。

0158

次に、図11(b)を参照して、大当たり中におけるタイミング演出(操作演出)の表示内容を説明する。タイミング演出(操作演出)が実行されると、副表示領域Ds4およびDs5に表示ポインタ719がスクロール移動表示され、そのうち表示ポインタ719aがバー表示部717と合致するタイミングで、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作すると、画面中央に結果表示態様720として「good」の文字が表示されるとともに、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作したことが左ボタン表示態様715の表示態様を可変させることで表示される。この場合、タイミング演出(操作演出)として、貯留装置を解除させる第2枠ボタン22bを入球可能タイミングで操作しているため、その操作に基づいて貯留装置から流下した球が特定一般入球口630へ入球することになる。

0159

図12(a)に示す状態は、第1枠ボタン(演出用ボタン)22aに対応する副表示領域Ds5に表示される表示ポインタ719cがバー表示部717に合致するタイミングで第1枠ボタン(演出用ボタン)22aを操作した状態であって、このタイミングで第1枠ボタン(演出用ボタン)22aを操作することで、特定一般入球口630に球が入球したことにより得られた賞球数を示す特定獲得数表示態様721が表示されるとともに、第1枠ボタン(演出用ボタン)22aを操作したことが右ボタン表示態様716の表示態様を可変させることで表示される。

0160

図12(b)に示す状態は、タイミング演出(操作演出)において、表示ポインタ719hがバー表示部717と合致していないタイミングで第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作した状態であって、画面中央に結果表示態様720として「bad」の文字が表示されるとともに、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作したことが左ボタン表示態様715の表示態様を可変させることで表示される。この場合、タイミング演出(操作演出)として、貯留装置を解除させる第2枠ボタン22bを入球可能タイミングとは異なるタイミングで操作しているため、その操作に基づいて貯留装置から流下した球が特定一般入球口630へ入球することがない。

0161

次に図13および図14を参照して、特別図柄の変動表示中に実行されるタイミング演出(操作演出)の内容について説明する。なお、上述した図8(b)と同一の要素については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。図13(a)に示す通り、特別図柄の変動表示中にタイミング演出(操作演出)が実行されると、大当たり中と同様の演出表示が実行される。なお、タイミング演出(操作演出)の表示について、大当たり中と同様の要素については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。

0162

図13(a)では、タイミング演出(操作演出)が開始されるタイミングを遊技者に報知するために、「スタート」の表示態様がスクロール移動表示される。そして、特別図柄の変動表示中にタイミング演出(操作演出)が実行されると、図13(b)に示す通り、副表示領域Ds2に、特定一般入球口630へ球が入球したことで遊技者に付与される特典(賞球)を示す獲得表示(「15」)が実行され、副表示領域Ds4またはDs5には表示ポインタ719(719k〜719p)がスクロール移動表示される。

0163

本実施形態では、特別図柄の抽選結果が当たり変動中である場合に実行されるタイミング演出(操作演出)において、副表示領域Ds4にてスクロール移動する表示ポインタ(図14の場合は、表示ポインタ719q〜719t)がバー表示部717に合致するタイミングで第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作することで、図14に示すように、特別図柄の抽選結果が副表示領域Ds2に表示されるように構成されている。このように構成することで、貯留装置の貯留状態を解除させるための第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを特別図柄の抽選結果を報知するために用いることができる。

0164

次に、図15を参照して、特別図柄の抽選結果が大当たりに当選したことを第3図柄表示装置81で報知する大当たり確定表示画面の表示内容について説明をする。図15(a)は、大当たり種別が「大当たりA」の大当たりに当選した場合に表示される大当たり確定表示画面の一例を示した模式図であり、図15(b)は、大当たり種別が「大当たりC」の大当たりに当選した場合に表示される大当たり確定表示画面の一例を示した模式図である。

0165

ここで、本実施形態では、可動弁750の動作パターンとして、遊技者に有利となる動作パターン(動作シナリオ)が実行される有利期間と、有利期間よりも遊技者に不利となる動作パターン(動作シナリオ)が実行される不利期間とが設定されており(後述する図23(a)参照)、可動弁750は予め定められた順序で複数の動作パターン(動作シナリオ)が実行されるように構成されている(後述する図23(b)参照)。さらに、可動弁750の動作状況に基づいて、今後実行される可動弁750の動作パターン(動作シナリオ)を判別可能に構成されている。

0166

このように構成されている本実施形態では、特別図柄の抽選結果が大当たりに当選したことを第3図柄表示装置81で報知する大当たり確定表示画面において、その大当たりに基づく大当たり遊技が実行される期間中に、可動弁750が遊技者に有利となる動作パターン(動作シナリオ)で可変動作されるのかを判別し、その判別結果を第3図柄表示装置81にて報知することができる。これにより、遊技者は、大当たり遊技中に可動弁750が遊技者に有利な動作パターン(動作シナリオ)で実行されることを大当たり遊技が実行される前に把握することができ、大当たり遊技中の遊技を意欲的に行わせることができる。

0167

図15(a)に示す大当たり確定表示画面の一例では、大当たり種別が「大当たりA」の大当たりに当選し、即ち、大当たり遊技終了後に確変状態が付与されない16ラウンド大当たりに当選したことを示す「大当たり」の表示と、その大当たり遊技中に可動弁750が遊技者に有利な動作パターン(動作シナリオ)で実行されることを報知する可動弁有利期間報知態様721として「チャンス」の文字が表示される。

0168

また、図15(b)に示し大当たり確定表示画面の一例では、大当たり種別が「大当たりC」の大当たりに当選し、即ち、大当たり遊技終了後に確変状態が付与される16ラウンド大当たりに当選し、且つ、その大当たり遊技中に可動弁750が遊技者に有利な動作パターン(動作シナリオ)で実行されることを示す「超」の文字が表示される。

0169

このように、特別図柄の抽選結果が大当たりであることを報知する態様に加え、その大当たり中の可動弁750の動作状況を報知する態様を大当たり確定表示画面にて報知することで、様々なパターンの大当たり確定表示態様を表示することができる。

0170

次に、図16及び図17を参照して、本実施形態で実行されるタイミング演出(操作演出)における演出態様設定方法について説明をする。図16は、特定一般入球口630に入球可能なタイミングと、タイミング演出(操作演出)にて実行される楽曲情報とに基づいて表示ポインタの表示位置を設定する内容を模式的に示した模式図である。

0171

図16に示す通り、本実施形態では、図10を参照して上述した特定一般入球口630に入球可能タイミングを示す情報と、タイミング演出(操作演出)に用いられる楽曲情報と、タイミング演出(操作演出)の難易度を設定する難易度設定情報とに基づいて、タイミング演出(操作演出)にて表示される表示ポインタ719(図11(b)参照)の表示位置が決定される。

0172

本実施形態では、タイミング演出(操作演出)において複数の楽曲使用可能に構成されており、各楽曲に対して、表示ポインタ719が表示可能(設定可能)な箇所が予め定められている。これはタイミング演出(操作演出)において各楽曲のリズムに合わせたタイミングで操作手段を操作させるためであり、このように構成することで、特定一般入球口630に入球可能なタイミングで表示ポインタ719を設定したとしても、タイミング演出(操作演出)において実行されている楽曲のリズムに合わせて操作手段を操作することができ、遊技者に対して違和感を与えること無くタイミング演出(操作演出)を実行させることができる。

0173

図16(a)に示す楽曲Aと図16(b)に示す楽曲Bとでは、表示ポインタ719を表示可能(設定可能)な箇所の数も間隔も異なっており、それにより、表示ポインタ719を設定する箇所も異なることになる。また、本実施形態では、タイミング演出の難易度を設定可能に構成されており、高い難易度を選択した場合には、タイミング演出(操作演出)において第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作させる表示ポインタ719の表示位置が特定一般入球口630に入球可能なタイミングと合致する回数が多くなるように設定される代わりに、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作させる表示ポインタ719がバー表示部717(図11(b)参照)と合致した状態で第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作し難いように演出態様が設定されるように構成されている。一方、低い難易度を選択した場合には、高い難易度を選択した場合に比べて、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作させる表示ポインタ719の表示位置が特定一般入球口630に入球可能なタイミングと合致する回数が少なく設定される代わりに、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作させる表示ポインタ719がバー表示部717(図11(b)参照)と合致した状態で第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作し易いように演出態様が設定されるように構成されている。

0174

具体的には、低い難易度を楽曲Aで選択した場合には、図16(a)に示す通り、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bに対応する表示ポインタ719のうち、特定一般入球口630に入球可能なタイミングと合致する回数が2回に設定され、さらに、第1枠ボタン(演出用ボタン)22aに対応する表示ポインタ719が5個表示されるように設定される。

0175

一方、高い難易度を楽曲Bで選択した場合には、図16(b)に示す通り、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bに対応する表示ポインタ719のうち、特定一般入球口630に入球可能なタイミングと合致する回数が5回に設定され、さらに、第1枠ボタン(演出用ボタン)22aに対応する表示ポインタ719が8個表示されるように設定される。

0176

さらに、図17を参照して後述するが、高い難易度を選択した場合には、タイミング演出(操作演出)として表示される表示ポインタ719の表示態様として、低い難易度を選択した場合に比べて、タイミングを取りにくい表示態様が設定される。

0177

このように、遊技者が自身の技量に応じてタイミング演出(操作演出)の難易度を選択可能にし、その難易度に応じて、付与される特典を異ならせることで、様々な遊技者に対して、意欲的にタイミング演出(操作演出)を実行させることができる。

0178

また、上述した内容は、本実施形態で実行されるタイミング演出(操作演出)において楽曲の選択と難易度の選択との両方を示した内容であったが、難易度を変えることなく、楽曲のみを選択する場合は、楽曲Aと楽曲Bとで表示ポインタ719を表示(設定)可能な箇所の間隔が異なっていることから、間隔を空けてタイミング演出(操作演出)を楽しみたい遊技者は楽曲Aを選択し、短い間隔でタイミング演出(操作演出)を楽しみたい遊技者は楽曲Bを選択することができる。これにより、難易度を変えること無く、遊技者の所望するタイミング演出(操作演出)を実行することが可能となり、様々な遊技者に対して、意欲的にタイミング演出(操作演出)を実行させることができる。

0179

さらに、短い間隔でタイミング演出(操作演出)が実行される場合には、短期間で貯留用流路700eに貯留されている球を消化(流出)させることができるため、長い間隔でタイミング演出(操作演出)が実行される場合よりも、新たな球を貯留用流路700eに貯留させ易くすることができる(即ち、貯留用流路700eに貯留されている球に衝突し、新たな球が貯留用流路700eに流入されない事態を抑制することができる)。これにより、タイミング演出(操作演出)によって、特定一般入球口630に球を入球させる機会を多くすることができる。

0180

なお、本実施形態では、タイミング演出(操作演出)中に設定される、第2枠ボタン(解除用ボタン)22bに対応する表示ポインタ719のうち、特定一般入球口630に入球可能なタイミングと合致する回数の上限が5回としているが、それ以上の回数(例えば、8回)を設定してもよい。このように構成することで、タイミング演出(操作演出)が実行される際に貯留用流路700eに貯留されている球(最大5球)に加え、タイミング演出(操作演出)中に新たに貯留用流路700eに流入した球に対しても、特定一般入球口630へ入球可能なタイミングで第2枠ボタン(解除用ボタン)22bを操作させることが可能となる。よって、遊技者に対して、より多くの球が貯留用流路700eに流入するように積極的に遊技を行わせることができる。

0181

なお、本実施形態では、表示ポインタ719を表示(設定)可能な箇所の間隔を楽曲によって異ならせ、遊技者が楽曲を選択することで、タイミング演出(操作演出)にて実行される表示ポインタの表示間隔を狭くしたり、広くしたりする構成を用いているが、それ以外の構成として、遊技者にタイミング演出(操作演出)にて実行される表示ポインタ719の表示間隔を選択する選択手段と、その選択手段によって選択された表示ポインタ719の表示間隔に基づいて、表示ポインタ719の表示箇所を設定する設定手段を設けても良いし、楽曲の再生速度を可変させることで、同一の楽曲を用いて、表示ポインタ719の表示間隔を設定する設定手段を設けても良い。このような構成を用いた場合であっても、難易度を変えること無く、遊技者の所望するタイミング演出(操作演出)を実行することが可能となり、様々な遊技者に対して、意欲的にタイミング演出(操作演出)を実行させることができる。

0182

また、本実施形態では表示ポインタ719を表示(設定)可能な箇所(間隔)が異なる複数の楽曲(楽曲情報)が記憶されているが、それぞれの楽曲(楽曲情報)に設定されている表示ポインタ719の表示可能箇所を、可動弁750の各シナリオ種別の可動弁閉鎖タイミング対応付けるように構成するとよい。これにより、タイミング演出(操作演出)が実行される期間における可動弁750の動作状況(即ち、実行されるシナリオ種別)を判別し、その判別結果に基づいてシナリオ種別を特定し、特定されたシナリオ種別に対応する楽曲をタイミング演出(操作演出)として実行することで、特定一般入球口630へ球が入球可能なタイミングと、楽曲の表示ポインタ719を表示可能な箇所とを合致させやすくすることができる。この場合、タイミング演出(操作演出)の開始タイミングとして、可動弁750のシナリオ種別が切り替わるタイミングを設定することで、さらに容易にタイミング演出(操作演出)において表示される表示ポインタ719の表示箇所を設定することができる。

0183

次に、図17を参照して、タイミング演出(操作演出)における難易度を選択する難易度選択画面の内容について説明をする。図17は、大当たり遊技の1ラウンド目に実行される難易度を選択する難易度選択画面の表示内容の一例を示した模式図である。なお、第3図柄表示装置81に表示される要素のうち、上述した図11(a)と同一の要素については、同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。図17に示した通り、大当たり遊技の1ラウンド目が開始されると、ラウンド表示部714に「ROUND1」が表示され、画面中央に、難易度選択演出が実行されていることを報知する報知表示と、難易度を選択する方法を案内する案内表示が実行される。この案内表示では、第1枠ボタン(演出用ボタン)22aを用いて選択することを示すボタン表示721が表示される。

0184

そして、画面下方には、現在選択されている難易度を示す矢印722が2秒毎に難易度低と難易度高を示す位置に移動表示され、副表示領域Ds4およびDs5には、対応する難易度を選択した場合に表示される表示ポインタ719の表示態様を示すデモポインタ723がスクロール移動表示されている。

0185

ここで、副表示領域Ds4に表示される難易度低を選択した場合におけるデモポインタ723に対して、副表示領域Ds5に表示される難易度高を選択した場合におけるデモポインタ723a〜723dは、遊技者が特定のタイミングで操作し難い表示態様が設定されている。具体的には、デモポインタ723aは、表示ポインタ719の周辺星印で示す阻害表示が表示されており、デモポインタ723bは、表示ポインタ719が縮小表示されており、デモポインタ723cは、表示ポインタ719の中心位置を把握し難い非対象の表示態様が表示されており、デモポインタ723dは、表示ポインタ719を視認し難くするための阻害表示が表示ポインタ719と重複する位置に表示されている。

0186

このように、遊技者が自身の技量に応じてタイミング演出(操作演出)の難易度を選択可能にし、その難易度に応じて、付与される特典を異ならせることで、様々な遊技者に対して、意欲的にタイミング演出(操作演出)を実行させることができる。なお、遊技者がタイミング演出(操作演出)において操作手段(第1枠ボタン22a、第2枠ボタン22b)を適正なタイミングで操作した回数(成功回数)を累積し、成功回数が増加することに基づいて、難易度高の場合に実行される表示ポインタ719の表示態様が難易度低の場合に実行される表示ポインタ719へと可変するように構成するとよい。加えて、難易度低のタイミング演出(操作演出)を実行している場合においては、成功回数に応じて、特定一般入球口630に球が入球可能な入球タイミングと合致した表示ポインタ719が表示される頻度を高めるように構成してもよい。これにより、遊技者をより意欲的に遊技に参加させることができる。

0187

また、タイミング演出(操作演出)において操作手段(第1枠ボタン22a、第2枠ボタン22b)を適正なタイミングで操作した成功回数の累積が所定回数を超えた場合には、遊技者に対してより難易度が高く、得られる特典が大きい超難易度のタイミング演出(操作演出)を選択可能としてもよい。これにより、遊技者に対して、所定の演出条件(成功回数が所定回数となる)を満たした場合にのみ、選択可能な演出(超難易度演出)を設けることが可能となり、遊技者に対してより意欲的に遊技を行わせることができる。

0188

なお、本実施形態ではタイミング演出(操作演出)に実行される遊技者に操作内容(成功回数)に基づいて、タイミング演出(操作演出)の演出態様を異ならせているが、それ以外にも、例えば、タイミング演出(操作演出)以外で実行される操作演出(例えば、大当たり遊技中のミニゲーム演出や、特別図柄変動中のリーチ演出)において、遊技者が第1枠ボタン22aを操作した操作履歴操作回数、操作内容、操作結果)に基づいて、タイミング演出(操作演出)の演出態様を異ならせるように構成してもよい。これにより、パチンコ機10で実行される様々な操作演出に対して意欲的に遊技を行わせることができ、遊技者が早期に遊技に飽きてしまうことを抑制することができる。また、遊技者による操作手段(第1枠ボタン22a、第2枠ボタン22b)に対する操作結果に限ること無く、例えば、計時手段(RTC)により計時されている計時期間や、遊技者が遊技を行った遊技期間に基づいてタイミング演出(操作演出)の演出態様を切替えるように構成してもよい。

0189

次に図18を参照して、盤面ユニット700(図2参照)に設けられたカバー部材710を内部が視認困難な遮蔽状態から、内部を視認可能な透過状態へと可変させる透過演出の内容について説明する。図18(a)は遮蔽状態を示す模式図であり、図18(b)は透過状態を示す模式図である。なお、上述した図4と同一の要素については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。図18(a)に示す通り、カバー部材710は、盤面ユニット700の下流側(第1貯留弁770aより下流側)領域を全て覆うように取り付けられており、貯留用流路700e側以外はカバー部材710の内部を覗きこむことができないように取り付けられている。そして、貯留用流路700e側からカバー部材710の内部を覗き込もうとしても、貯留用流路700eの延長方向よりも下方に可動弁750を設けているため可動弁750の可動状況を視認することが出来ないように構成されている。さらに、第1貯留弁770aが突出位置に位置しているため、よりカバー部材710の内部を貯留用流路700e側から視認することが困難となる。このように構成することで、カバー部材710が内部を視認困難な遮蔽状態において、可動弁750の可動状況を把握させることを抑制することができる。

0190

このように構成されたカバー部材710は、所定条件(例えば、貯留装置が解除状態となり球が流下した場合)が成立することに基づいて、透過用ランプ227ba〜227beが点灯し、図18(b)に示す通り、内部が視認可能となる透過状態へと切り替わるようハーフミラーで構成されている。よって、可動弁750付近を流下する球の流下状況を遊技者に把握させることができる。

0191

なお、本実施形態では、遮蔽手段であるカバー部材710に対して、光(透過用ランプ)を照射することで、透過状態へと切替える構成を用いているが、それ以外の構成を用いてもよく、例えば、常時点灯している発光手段(LED)からカバー部材710に照射される光の入射角が切り替わるようにカバー部材710を可動可能に構成し、カバー部材710が所定位置に位置した場合にのみ内部が視認可能な透過状態となるように構成してもよい。

0192

また、可動部材750を透明樹脂素材(例えば、ポリカーボネート、ABS等)で構成し、カバー部材710を内部が視認可能な透明色で構成し、その表面に、照射された光を乱反射させる加工(例えば、シボ加工)を施すように構成してもよい。これにより、パチンコ機10において遊技が実行されている間は装飾用ランプ227aから照射される光によってカバー部材710の内部を視認困難とし、パチンコ機10の電源をオフにした状態(即ち、装飾用ランプ227aが点灯していない状態)ではカバー部材710の内部を視認可能とするようにしてもよい。これにより、パチンコ機10の電源をオフにした状態であっても店員が容易にカバー部材710の内部を点検することができる。

0193

このような構成を用いる場合は、装飾用ランプ227aから照射される光がカバー部材710に照射されることを遮蔽する遮蔽壁を設け、その遮蔽壁を遮蔽状態と非遮蔽状態とに可変させる構成を設けるとよい。これにより、遊技が行われている間であってもカバー部材710の内部を遊技者に視認させることができる。また、本第1実施形態同様に、カバー部材710に対して光を照射するための専用の発光手段(ランプ)を設け、その発光手段に対して発光制御を行うことで、カバー部材710の内部を視認困難な状態(光を照射している状態)と、視認可能な状態(光を照射していない状態)とを切替えるようにしてもよい。

0194

さらに、内部が視認可能なカバー部材710に装飾用の可動部材を設け、その可動部材の動作を制御することで、カバー部材710の内部を視認可能な状態(装飾用の可動部材が可動弁750と重複しない位置で可動する状態)と、カバー部材710の内部を視認困難な状態(装飾用の可動部材が可動弁750を覆うように重複位置で可動する状態)とを切替えるようにしてもよい。

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