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技術 ニードルレスコネクタ用の消毒キャップ

出願人 三菱鉛筆株式会社
発明者 丸山精一玉野壽美
出願日 2016年1月29日 (4年11ヶ月経過) 出願番号 2016-015075
公開日 2017年8月3日 (3年5ヶ月経過) 公開番号 2017-131480
状態 特許登録済
技術分野 固体収着剤及びろ過助剤 注入、注射、留置装置 消毒殺菌装置
主要キーワード 中空コネクタ 清拭具 合成繊維束 有底容器 消毒対象 特公表 シーラント材 形状維持
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年8月3日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

消毒液含浸した部材が消毒キャップ容器本体から脱落するのを防止できるニードルレスコネクタ用の消毒キャップを提供する。

解決手段

このニードルレスコネクタ用の消毒キャップ1は、有底筒状の容器本体2と、前記容器本体2の開口部2aを封止することによって前記容器本体の内部を気密にする封止部3と、前記容器本体2と一体に設けられた、前記容器本体2の底部中央から立設した柱状部2bと、前記柱状部2bの外周面から径方向外側に突出した突出部2cと、前記容器本体の内部に収容され、前記突出部2cによって係止されると共に、消毒液を含浸した消毒液吸蔵体4,6,7,8と、を備えている。

概要

背景

医療現場において、輸液ボトルと、血管内に留置されているカテーテルとを接続する輸液ライン微生物汚染を防止することは、感染症の予防という観点から極めて重要である。
輸液接続システムの一つであるニードルレスコネクタは、中空針を使用しないことから針刺しを防止でき、汚染リスクを軽減できるシステムとして注目されている。
そして、従来から、このようなニードルレスコネクタの接続端部を消毒する消毒キャップが提案されている。

例えば、特許文献1には、摩擦嵌合およびエネルギーディレクタを備えた医療機器清浄装置が開示されている。この清浄装置は、内部空洞への開口を有するキャップを含み、この開口は、医療機器のサイト受容するように構成されている。また、清浄装置は、医療機器のサイトを受容する前に、清浄剤を含有する圧縮可能な清浄化材料をさらに含んでいる。清浄化材料は、キャップの内部空洞に少なくとも部分的に固定されており、サイトを清浄剤で拭き取って清浄するように構成されている。

また、特許文献2には、留置用輸液ラインが備える中空コネクタのための消毒用清拭具が開示されている。この清拭具は、導入口を備えた可撓性のある有底筒部と、この有底筒部内に収容配置され、消毒液含浸保持させた吸収部材と、導入口を封止する封止部材とで構成されている。吸収部材は、内面圧接部と、外面圧接部とを有する。内面圧接部は、導入口から差し込まれた中空コネクタの接続端部の中空内周面入り込んで圧接される。外面圧接部は、中空コネクタの接続端部の外周面と、有底容器の内周面との間の空間に入り込んで圧接される。これにより、中空コネクタの接続端部における中空内周面及び外周面を同時に清拭され両者を消毒することができる。

さらに、特許文献3には、雌ルアーを殺菌するための微生物洗いブラシが開示されている。このブラシは、凹所を形成して開放端を有するカップ状のハウジングと、凹所に配置されハウジングの開放端に露出した発泡材料消毒部分と、消毒部分中の殺菌性抗菌薬とで構成されている。

概要

消毒液を含浸した部材が消毒キャップの容器本体から脱落するのを防止できるニードルレスコネクタ用の消毒キャップを提供する。このニードルレスコネクタ用の消毒キャップ1は、有底筒状の容器本体2と、前記容器本体2の開口部2aを封止することによって前記容器本体の内部を気密にする封止部3と、前記容器本体2と一体に設けられた、前記容器本体2の底部中央から立設した柱状部2bと、前記柱状部2bの外周面から径方向外側に突出した突出部2cと、前記容器本体の内部に収容され、前記突出部2cによって係止されると共に、消毒液を含浸した消毒液吸蔵体4,6,7,8と、を備えている。

目的

本発明は、消毒液を含浸した部材が消毒キャップの容器本体から脱落するのを有効に防止できるニードルレスコネクタ用の消毒キャップを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ニードルレスコネクタ用の消毒キャップにおいて、有底筒状容器本体と、前記容器本体の開口部を封止することによって前記容器本体の内部を気密にする封止部と、前記容器本体と一体に設けられた、前記容器本体の底部中央から立設した柱状部と、前記柱状部の外周面から径方向外側に突出した突出部と、前記容器本体の内部に収容され、前記突出部によって係止されると共に、消毒液含浸した消毒液吸蔵体と、を備えることを特徴とするニードルレスコネクタ用の消毒キャップ。

請求項2

前記柱状部の先端部に設けられた、部分的に陥没した陥没部と、前記陥没部を挟んで相対向し、前記柱状部の外周面から径方向外側に突出した突出部と、を備え、前記陥没部の深さが前記柱状部に設けられた前記突出部の位置よりも深く、前記陥没部によって、前記突出部の径方向内側への弾性変形許容されることを特徴とする請求項1記載のニードルレスコネクタ用の消毒キャップ。

請求項3

ニードルレスコネクタ用の消毒キャップにおいて、有底筒状の容器本体と、前記容器本体の開口部を封止することによって前記容器本体の内部を気密にする封止部と、前記容器本体の内周面から径方向内側に向かって突出した突出部と、前記容器本体の内部に収容され、前記突出部によって係止されると共に、消毒液を含浸した消毒液吸蔵体と、を備えることを特徴とするニードルレスコネクタ用の消毒キャップ。

請求項4

前記消毒液吸蔵体は、自己の外周面から径方向外側に向かって突出したツバ部を有すると共に、前記ツバ部と前記突出部とが係合することによって、前記容器本体の内部に係止されていることを特徴とする請求項3記載のニードルレスコネクタ用の消毒キャップ。

請求項5

前記消毒液吸蔵体は、自己の外周面から径方向外側に向かって突出したツバ部を有すると共に、前記容器本体の内周面と前記消毒液吸蔵体の外周面との間の空間に装着されるリング状のカラーを有し、前記消毒液吸蔵体は、前記カラーを介して前記ツバ部と前記突出部とが係合することによって、前記容器本体の内部に係止されることを特徴とする請求項3に記載されたニードルレスコネクタ用の消毒キャップ。

請求項6

前記消毒液吸蔵体は、合成繊維束ね合成繊維束中綿、又は、多孔質焼結体のいずれからなることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載されたニードルレスコネクタ用の消毒キャップ。

技術分野

0001

本発明は、ニードルレスコネクタ用の消毒キャップに関する。

背景技術

0002

医療現場において、輸液ボトルと、血管内に留置されているカテーテルとを接続する輸液ライン微生物汚染を防止することは、感染症の予防という観点から極めて重要である。
輸液接続システムの一つであるニードルレスコネクタは、中空針を使用しないことから針刺しを防止でき、汚染リスクを軽減できるシステムとして注目されている。
そして、従来から、このようなニードルレスコネクタの接続端部を消毒する消毒キャップが提案されている。

0003

例えば、特許文献1には、摩擦嵌合およびエネルギーディレクタを備えた医療機器清浄装置が開示されている。この清浄装置は、内部空洞への開口を有するキャップを含み、この開口は、医療機器のサイト受容するように構成されている。また、清浄装置は、医療機器のサイトを受容する前に、清浄剤を含有する圧縮可能な清浄化材料をさらに含んでいる。清浄化材料は、キャップの内部空洞に少なくとも部分的に固定されており、サイトを清浄剤で拭き取って清浄するように構成されている。

0004

また、特許文献2には、留置用輸液ラインが備える中空コネクタのための消毒用清拭具が開示されている。この清拭具は、導入口を備えた可撓性のある有底筒部と、この有底筒部内に収容配置され、消毒液含浸保持させた吸収部材と、導入口を封止する封止部材とで構成されている。吸収部材は、内面圧接部と、外面圧接部とを有する。内面圧接部は、導入口から差し込まれた中空コネクタの接続端部の中空内周面入り込んで圧接される。外面圧接部は、中空コネクタの接続端部の外周面と、有底容器の内周面との間の空間に入り込んで圧接される。これにより、中空コネクタの接続端部における中空内周面及び外周面を同時に清拭され両者を消毒することができる。

0005

さらに、特許文献3には、雌ルアーを殺菌するための微生物洗いブラシが開示されている。このブラシは、凹所を形成して開放端を有するカップ状のハウジングと、凹所に配置されハウジングの開放端に露出した発泡材料消毒部分と、消毒部分中の殺菌性抗菌薬とで構成されている。

先行技術

0006

特公表2013−523222号公報
特開2012−176042号公報
特開2008−253775号公報

発明が解決しようとする課題

0007

上記特許文献1〜3に記載された消毒キャップを用いることにより、ニードルレスコネクタの接続端部を消毒することができ、輸液ラインの微生物汚染を防止することができる。
しかしながら、上記特許文献1〜3に記載された消毒キャップをニードルレスコネクタ(被消毒部)から取り外す際、あるいは、前記消毒キャップを落下させてしまった際に、前記消毒キャップから清浄化材料等の消毒液を含浸保持する部材が脱落する虞があるという技術的課題があった。

0008

本発明は、消毒液を含浸した部材が消毒キャップの容器本体から脱落するのを有効に防止できるニードルレスコネクタ用の消毒キャップを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

上記技術的課題を解決するためになされた本発明にかかるニードルレスコネクタ用の消毒キャップは、ニードルレスコネクタ用の消毒キャップにおいて、有底筒状の容器本体と、前記容器本体の開口部を封止することによって前記容器本体の内部を気密にする封止部と、前記容器本体と一体に設けられた、前記容器本体の底部中央から立設した柱状部と、前記柱状部の外周面から径方向外側に突出した突出部と、前記容器本体の内部に収容され、前記突出部によって係止されると共に、消毒液を含浸した消毒液吸蔵体と、を備えることを特徴としている。
このように、消毒液吸蔵体は、柱状部の外周面から径方向外側に突出した突出部に係止されるため、消毒キャップをニードルレスコネクタ(被消毒部)から取り外す際、あるいは、前記消毒キャップを落下させてしまった際にも、消毒キャップから消毒液吸蔵体が脱落するのを抑制することができる。

0010

ここで、前記柱状部の先端部に設けられた、部分的に陥没した陥没部と、前記陥没部を挟んで相対向し、前記柱状部の外周面から径方向外側に突出した突出部と、を備え、前記陥没部の深さが前記柱状部に設けられた前記突出部の位置よりも深く、前記陥没部によって、前記突出部の径方向内側への弾性変形許容されることが望ましい。
このように、突出部が径方向内側への弾性変形するため、消毒液吸蔵体を係止し易く、また確実に係止することができる。

0011

また、上記技術的課題を解決するためになされた本発明にかかるニードルレスコネクタ用の消毒キャップは、ニードルレスコネクタ用の消毒キャップにおいて、有底筒状の容器本体と、前記容器本体の開口部を封止することによって前記容器本体の内部を気密にする封止部と、前記容器本体の内周面から径方向内側に向かって突出した突出部と、前記容器本体の内部に収容され、前記突出部によって係止されると共に、消毒液を含浸した消毒液吸蔵体と、を備えることを特徴としている。
このように、消毒液吸蔵体は、容器本体の内周面から径方向内側に向かって突出した突出部に係止されるため、消毒キャップをニードルレスコネクタ(被消毒部)から取り外す際、あるいは、前記消毒キャップを落下させてしまった際にも、消毒キャップから消毒液吸蔵体が脱落するのを抑制することができる。

0012

ここで、前記消毒液吸蔵体は、自己の外周面から径方向外側に向かって突出したツバ部を有すると共に、前記ツバ部と前記突出部とが係合することによって、前記容器本体の内部に係止されていることが望ましい。

0013

また、前記消毒液吸蔵体は、自己の外周面から径方向外側に向かって突出したツバ部を有すると共に、前記容器本体の内周面と前記消毒液吸蔵体の外周面との間の空間に装着されるリング状のカラーを有し、前記消毒液吸蔵体は、前記カラーを介して前記ツバ部と前記突出部とが係合することによって、前記容器本体の内部に係止されることが望ましい。

0014

更に、前記消毒液吸蔵体は、合成繊維束ね合成繊維束中綿、又は、多孔質焼結体のいずれからなることが望ましい。

発明の効果

0015

本発明によれば、容器本体の柱状部、あるいは容器本体の内周面に設けられた突出部によって、容器本体の内部に収容された消毒液吸蔵体が係止されるので、容器本体から消毒液吸蔵体が脱落するのを抑制することができる。

図面の簡単な説明

0016

図1は、第1の実施形態に係る消毒キャップの外観を示す斜視図である。
図2は、第1の実施形態に係る消毒キャップの蓋部を取り外した状態を示す斜視図である。
図3は、第1の実施形態に係る消毒キャップの断面図である。
図4は、第2の実施形態に係る消毒キャップの外観を示す斜視図である。
図5は、第3の実施形態に係る消毒キャップの断面図である。
図6は、第4の実施形態に係る消毒キャップの断面図である。
図7は、第5の実施形態に係る消毒キャップの断面図である。
図8は、第6の実施形態に係る消毒キャップの断面図である。

実施例

0017

(第1の実施形態)
図1から図3を参照しつつ、第1の実施形態に係る消毒キャップの構成について説明する。このニードルレスコネクタ用の消毒キャップ1は、容器本体2と、蓋部3と、消毒液吸蔵体4とによって構成されている。
図2に示すように、前記容器本体2は、開口部2aが設けられた有底筒状の部材であって、容器本体2の内部には、底部の中央から上方に向かって立設された柱状部2bが一体に設けられている。尚、容器本体2は、ポリプロピレンポリエチレンナイロンポリカーボネートなどの合成樹脂を用いて、射出成形によって一体的に形成されている。

0018

また、前記柱状部2bの先端近傍の外周面には、径方向外側に突出した突出部2cが一体で設けられている。この柱状部2b先端部は部分的に陥没しており、これにより、陥没部2dが設けられている。即ち、前記陥没部2dを挟んで相対向する一対の突出部2cが、柱状部2bの先端部に設けられている。
前記陥没部2dを設ける理由は、突出部2cの径方向内側への弾性変形を許容するためである。このような観点から、陥没部2dの深さは、柱状部2bの外周面に設けられた突出部2cの位置よりも深くすることが好ましい。

0019

また、前記容器本体2の内周面上部には、ねじ部2fが形成されている。このねじ部2fは、図示しないニードルレスコネクタの接続端部と螺合するように構成されている。即ち、前記ねじ部2fがニードルレスコネクタの接続端部と螺合することにより、容器本体2が前記ニードルレスコネクタの接続端部に装着される。
この前記ねじ部2fが設けられている理由は、ニードルレスコネクタの接続端部を消毒するのみならず、不使用状態にあるニードルレスコネクタの接続端部を密封状態になし、微生物汚染を防止するためである。

0020

前記容器本体2の開口部2aには、この開口部2aを封止することによって、容器本体2の内部を気密にする封止部の一例として、着脱自在な蓋部3が取り付けられている。
この蓋部3も、容器本体2と同様、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン、ポリカーボネートなどの合成樹脂を用いて、射出成形によって一体的に形成されている。
図3に示すように、容器本体2に蓋部3が取り付けられた状態では、蓋部3の内周面に設けられた環状凸部3aと、容器本体2の開口部近傍の外周面に設けられた環状凸部2eとが係合し、これによって、容器本体2の内部の気密が高いレベルで確保される。

0021

前記消毒液吸蔵体4は、所定の長さを有する合成繊維を束ねることによって形成されており(合成繊維束であり)、容器本体2の内部に収容されている。
この消毒液吸蔵体4の上面形状は、消毒対象となるニードルレスコネクタの接続端部の形状に対応している。この消毒液吸蔵体4の素材としては、6,6−ナイロン,6−ナイロン、12−ナイロン、6,10−ナイロン、6,12−ナイロン等のポリアミド系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂ポリエチレンテレフタレートポリブチレンテレフタレートポリトリメチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂ポリウレタン樹脂ポリアクリルニトリル樹脂アクリロニトリル−スチレン共重合体樹脂アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体樹脂等が用いられる。

0022

前記消毒液吸蔵体4の合成繊維束は、長繊維短繊維を混合したものを束ねたものが好ましい。このように、繊維と短繊維を混合した消毒液吸蔵体4にあっては、長繊維部分がニードルレスコネクタの接続端部の内外周面に、また短繊維部分がニードルレスコネクタの接続端部の端面に圧接し、より十分な消毒を行うことができる。
前記長繊維は、例えば、直径が0.07mm〜0.15mm、長さが6mm〜8mm、前記短繊維は、例えば、直径が0.10mm〜0.15mm、長さが4mm〜6mmが好ましい。また、長繊維と短繊維は、全体で150本〜500本が好ましい。

0023

前記消毒液吸蔵体4には、例えばIPA(イソプロピルアルコール)等を主成分とした消毒液が含浸されており、消毒液の吸蔵体として機能する。
また、消毒液吸蔵体4は、容器本体2の内部空間に対応した円柱形状を有すると共に、上下を貫通する貫通孔4aが設けられている。図3に示すように、消毒液吸蔵体4の貫通孔4aには、容器本体2側の柱状部2bが挿通され、この柱状部2bに設けられた突出部2cによって、容器本体2の内部において消毒液吸蔵体4が係止される。

0024

以上のような構造を有する消毒キャップ1を使用する場合、まず、消毒キャップ1から蓋部3を外して、容器本体2内の消毒液吸蔵体4を露出させる。
つぎに、ニードルレスコネクタの接続端部を容器本体2の開口部2aから差し込み、容器本体2を回転させ、ニードルレスコネクタの接続端部に螺合させる。
この容器本体2が回転することにより、容器本体2内の消毒液吸蔵体4に含浸された消毒液によって、接続端部を拭払し、消毒が行われる。そして、消毒完了後に、ニードルレスコネクタの接続端部を容器本体2から取り外す。
尚、前記ニードルレスコネクタの接続端部が使用しない接続端部である場合には、消毒キャップ1をニードルレスコネクタの接続端部に装着した状態とし、使用する際に、前記消毒キャップ1をニードルレスコネクタの接続端部から取り外しても良い。

0025

本実施形態によれば、容器本体2の内部に収容された消毒液吸蔵体4は、容器本体2に設けられた突出部2cによって係止されているので、ニードルレスコネクタの接続端部から消毒キャップ1を取り外す際、あるいは、誤って落下してしまった際に、消毒液吸蔵体4が容器本体2から脱落するのを有効に防止することができる。

0026

また、本実施形態において、突出部2cを単なる突起ではなく爪形状にしてもよい。これにより、爪形状の突出部2cが消毒液吸蔵体4に食い込み、容器本体2の内部に収容された消毒液吸蔵体4が脱落することをより有効に規制することができる。この点は、特に断わりのない限り、後述する各実施形態についても同様である。

0027

また、本実施形態によれば、柱状部2bの先端部を部分的に陥没させて陥没部2dを設けることで、突出部2cの径方向内側への弾性変形を許容している。これにより、衝撃等の影響を受け難くなるので、容器本体2の内部に収容された消毒液吸蔵体4をより効果的に係止することが可能となる。

0028

(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る消毒キャップを図4に基づいて説明する。この消毒キャップ10では、容器本体2の開口部2aを封止して容器本体2の内部を気密にする封止部として、第1の実施形態における蓋部3の代わりにヒートシール5を用いている。
封止方法としては、まず、ヒートシール5の接着層(シーラント材)を熱で溶かし、次に、圧力をかけて容器本体2に密着させ、最後に、冷却して密閉するといったプロセスを経る。それ以外の点については、上述した第1の実施形態と同様なので、同一の符号を付してここでの説明を省略する(以下の各実施形態についても同様)。

0029

本実施形態によれば、第1の実施形態と同様、容器本体2から消毒液吸蔵体4が脱落するのを有効に防止することができる。また、ヒートシール5を用いることで、消毒キャップ10の気密に関する信頼性を高めることができる。

0030

尚、後述する各実施形態では、容器本体2の開口部2aを封止して容器本体2の内部を気密にする封止部として蓋部3を用いる例について説明するが、蓋部3に代えてヒートシール5を用いても構わない。

0031

(第3の実施形態)
第3の実施形態に係る消毒キャップを図5に基づいて説明する。この消毒キャップ20では、消毒液を含浸した消毒液吸蔵体として、第1の実施形態における合成繊維束の代わりに中綿6を用いている。
中綿6は、短繊維又は長繊維の糸を外皮の中へ軟らかく固定した物や、長繊維の糸を外皮なしで接着剤熱溶着により形状維持した所謂繊維束や、スポンジなどの多孔質体をいう。素材としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン(PP)等が用いられる。また、中綿6の外皮は、樹脂等のフィルムからなる巻きフィルム等で形成される。
この場合、中綿6に上述した柱状部2aを直接突き刺すことが可能であるため、中綿6に上記した貫通孔4aを必ずしも設ける必要はない。また、中綿2内に突出部2c(特に爪形状が好ましい。)が刺さって綿の繊維と絡まることで、中綿6の係止を効果的に行うことができる。
これにより、本実施形態では、容器本体2から消毒液吸蔵体6が外れることを有効に防止できること以外に、消毒液吸蔵体6の加工工数の削減を図れるといった効果も奏する。

0032

尚、この実施形態にあっては(以下の各実施形態についても同様)、前記容器本体2の内周面上部にねじ部2fが形成されていない。このように、前記ねじ部2fが形成されていない場合には、ニードルレスコネクタを使用する際、前記消毒キャップ1をニードルレスコネクタの接続端部に対して押し付けながら回転させて前記接続端部を拭払し、消毒する。また、ねじ部2fが形成されていないため、前記コネクタを使用しない場合に、消毒キャップ1を前記接続端部に装着した状態になすことはできない。

0033

(第4の実施形態)
第4の実施形態に係る消毒キャップを図6に基づいて説明する。この消毒キャップ30では、消毒液を含浸した消毒液吸蔵体として、多孔質の焼結体7(例えばポリエチレン、ポリウレタンセラミック焼結体)を用いている。この場合、焼結体7の孔部に突出部2c(特に爪形状が好ましい。)が刺さることで、焼結体7の係止を効果的に行うことができる。これにより、容器本体2から消毒液吸蔵体7が外れることを有効に防止できる。

0034

(第5の実施形態)
第5の実施形態に係る消毒キャップを図7に基づいて説明する。この消毒キャップ40は、突出部2bが設けられた柱状部2bを廃し、その代わりに、容器本体2の内周面から径方向内側に向かって突出した突出部2gを設けている。また、消毒液吸蔵体8には、自己の外周面から径方向外側に向かって突出したツバ部8aが底部側に設けられている。
この場合、本体成形時に突出部2gをインサート成形して、ツバ部8aと突出部2eとを係合させることによって、容器本体2の内部に消毒液吸蔵体8が係止される。これにより、容器本体2から消毒液吸蔵体8が脱落することを有効に防止できる。

0035

尚、この実施形態で用いられる消毒液吸蔵体8は、前記合成繊維束、中綿、焼結体のいずれであって良い。
また、本体成形時に突出部2gをインサート成形することにより、消毒液吸蔵体8を係止する場合について説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、前記ツバ部8aを消毒液吸蔵体8の全周に設けることなく、一部に設ける。一方、突出部2gに切り欠き部を設ける。そして、突出部2gに切り欠き部から前記ツバ部8aを、容器本体2の底面と突出部2g下面の間に挿入し、消毒液吸蔵体8を容器本体2に対して回転させ、消毒液吸蔵体8を係止させても良い。

0036

(第6の実施形態)
第6の実施形態に係る消毒キャップを図8に基づいて説明する。この消毒キャップ50では、ツバ部8aと突出部2gとを直接係合させるのではなく、リング状のカラー9を介して間接的に係合させる。
前記カラー9は、容器本体2の内周面と、消毒液吸蔵体8の外周面との間の空間に装着され、ツバ部8aと突出部2gとに圧接し、容器本体2の内部に消毒液吸蔵体8が係止される。これにより、容器本体2から消毒液吸蔵体8が外れることを有効に防止できる。

0037

1,10,20,30、40,50消毒キャップ
2容器本体
2b 柱状部
2c 突出部
2d陥没部
2e 環状凸部
2fねじ部
2g 突出部
3 蓋部
3a 環状凸部
4消毒液吸蔵体(合成繊維束)
4a貫通孔
5ヒートシール
6 消毒液吸蔵体(中綿)
7 消毒液吸蔵体(焼結体)
8 消毒液吸蔵体
8aツバ部
9 カラー

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