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技術 現金引き出しシステム及び現金引き出し方法

出願人 富士通フロンテック株式会社
発明者 根岸学秋田重一
出願日 2016年1月20日 (4年2ヶ月経過) 出願番号 2016-009077
公開日 2017年7月27日 (2年7ヶ月経過) 公開番号 2017-130055
状態 特許登録済
技術分野 金融・保険関連業務,支払い・決済 紙幣の取り扱い
主要キーワード 引き出しシステム 落とし装置 過疎地 DCシステム 提供者用端末 予定走行ルート CD機 分配金
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年7月27日)のものです。
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図面 (9)

課題

金融機関の窓口や金融機関が設置するATMによらずに、預金口座から現金を引き出すことができる現金引き出しシステムを提供する。

解決手段

利用者の現金引き出し要求に応じて現金を出金する出金装置と、出金額とその額に応じた出金手数料の情報を出金装置から受信し、受信した出金額と出金手数料の情報を引き落とし装置へ送信する仲介装置と、仲介装置から受信した出金額と出金手数料の情報に基づき、出金額と出金手数料を合わせた額を、出金した利用者の口座から引き落とす処理を行い、出金額を現金提供者の口座へ送金する送金処理をし、更に出金手数料の一部である仲介手数料の情報を仲介装置へ送信する引き落とし装置とを備え、仲介装置は、引き落とし装置から送信された仲介手数料の情報に基づき、仲介手数料の一部を分配金として決定し、分配金を現金提供者へ分配する。

概要

背景

従来、預金口座から出金する場合には、金融機関の窓口や、金融機関やコンビニエンスストアなどに設置されたATM出向く必要があった。金融機関などに設置されるATMの一例が、例えば下記の特許文献1に開示されている。

しかし、過疎地などにより近所に金融機関の窓口やATMがない場合や、近所に金融機関の窓口やATMがあっても体が不自由であるなどの理由で自ら出向くことができない場合には、預金口座から出金することが困難であった。

この問題を解決する方法として、金融機関がATMを車輌に搭載し、過疎地などに出張することで預金口座から出金できるようにする方法がある。また、近所に金融機関の窓口やATMがない場合には、近所にある小規模個人商店などにATMを設置して出金できるようにする方法がある。

概要

金融機関の窓口や金融機関が設置するATMによらずに、預金口座から現金を引き出すことができる現金引き出しシステムを提供する。利用者の現金引き出し要求に応じて現金を出金する出金装置と、出金額とその額に応じた出金手数料の情報を出金装置から受信し、受信した出金額と出金手数料の情報を引き落とし装置へ送信する仲介装置と、仲介装置から受信した出金額と出金手数料の情報に基づき、出金額と出金手数料を合わせた額を、出金した利用者の口座から引き落とす処理を行い、出金額を現金提供者の口座へ送金する送金処理をし、更に出金手数料の一部である仲介手数料の情報を仲介装置へ送信する引き落とし装置とを備え、仲介装置は、引き落とし装置から送信された仲介手数料の情報に基づき、仲介手数料の一部を分配金として決定し、分配金を現金提供者へ分配する。

目的

本発明は、上記課題に鑑み、金融機関の窓口や金融機関が設置するATMによらずに、預金口座から現金を引き出すことができる現金引き出しシステムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

現金の引き出しを可能とさせる現金引き出しシステムであって、引き出し用の現金を提供する現金提供者によって現金が装填され、利用者の現金引き出し要求に応じて現金を出金する出金装置と、出金額とその額に応じた出金手数料の情報を前記出金装置から受信し、受信した前記出金額と前記出金手数料の情報を、前記出金額と前記出金手数料を利用者口座から引き落とす処理を行う引き落とし装置へ送信する仲介装置と、前記仲介装置から受信した前記出金額と前記出金手数料の情報に基づいて、前記出金額と前記出金手数料を合わせた額を、出金した前記利用者の口座から引き落とす処理を行うとともに、前記出金額を前記現金提供者の口座へ送金する送金処理をし、更に前記出金手数料の一部である仲介手数料の情報を前記仲介装置へ送信する前記引き落とし装置とを、備え、前記仲介装置は、前記引き落とし装置から送信された前記仲介手数料の情報に基づいて、前記仲介手数料の一部を分配金として決定し、決定された前記分配金を前記現金提供者へ分配することを特徴とする現金引き出しシステム。

請求項2

前記仲介装置は、受信する前記出金額と前記出金手数料の情報に基づいて、出金取引の内容を示す出金取引レポートを作成し、作成された前記出金取引レポートに基づいて前記分配金を決定することを特徴とする請求項1に記載の現金引き出しシステム。

請求項3

前記出金装置は、移動体に搭載される移動式の出金装置であることを特徴とする請求項1又は2に記載の現金引き出しシステム。

請求項4

前記分配金を前記現金提供者の口座へ送金することを特徴とする請求項1乃至3に記載の現金引き出しシステム。

請求項5

前記分配金を利用者が前記出金装置によって現金を引き出す際、直接、前記現金提供者に支払うことを特徴とする請求項1乃至3に記載の現金引き出しシステム。

請求項6

引き出し用の現金を提供する現金提供者によって装填された現金を出金する出金装置と、利用者口座から現金の引き落とし処理を行う引き落とし装置と、前記出金装置と前記引き落とし装置との間の通信仲介する仲介装置とから構成される現金の引き出しを可能とさせる現金引き出しシステムによる現金引き出し方法であって、利用者の現金引き出し要求に応じて現金を出金する前記出金装置によるステップと、出金額とその額に応じた出金手数料の情報を前記出金装置から受信し、受信した前記出金額と前記出金手数料の情報を、前記引き落とし装置へ送信する前記仲介装置によるステップと、前記仲介装置から受信した前記出金額と前記出金手数料の情報に基づいて、前記出金額と前記出金手数料を合わせた額を、出金した前記利用者の口座から引き落とす処理を行うとともに、前記出金額を前記現金提供者の口座へ送金する送金処理をし、更に前記出金手数料の一部である仲介手数料の情報を前記仲介装置へ送信する前記引き落とし装置によるステップとを、有し、前記引き落とし装置から送信された前記仲介手数料の情報に基づいて、前記仲介手数料の一部を分配金として決定し、決定された前記分配金を前記現金提供者へ分配することを特徴とする現金引き出し方法。

請求項7

前記仲介装置は、受信する前記出金額と前記出金手数料の情報に基づいて、出金取引の内容を示す出金取引レポートを作成し、作成された前記出金取引レポートに基づいて前記分配金を決定するステップを更に有することを特徴とする請求項6に記載の現金引き出し方法。

請求項8

前記出金装置は、移動に搭載される移動式の出金装置であることを特徴とする請求項6又は7に記載の現金引き出し方法。

請求項9

前記仲介装置は、前記分配金を前記現金提供者の口座へ送金するステップを更に有することを特徴とする請求項6乃至8に記載の現金引き出し方法。

請求項10

前記出金装置は、利用者によって現金を引き出す際、直接、前記分配金を前記現金提供者に支払うステップを更に有することを特徴とする請求項6乃至8に記載の現金引き出し方法。

技術分野

0001

本発明は、預金口座から現金を引き出す現金引き出しシステムに関する。

背景技術

0002

従来、預金口座から出金する場合には、金融機関の窓口や、金融機関やコンビニエンスストアなどに設置されたATM出向く必要があった。金融機関などに設置されるATMの一例が、例えば下記の特許文献1に開示されている。

0003

しかし、過疎地などにより近所に金融機関の窓口やATMがない場合や、近所に金融機関の窓口やATMがあっても体が不自由であるなどの理由で自ら出向くことができない場合には、預金口座から出金することが困難であった。

0004

この問題を解決する方法として、金融機関がATMを車輌に搭載し、過疎地などに出張することで預金口座から出金できるようにする方法がある。また、近所に金融機関の窓口やATMがない場合には、近所にある小規模個人商店などにATMを設置して出金できるようにする方法がある。

先行技術

0005

特開2008−102775号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかし、金融機関にとってATMを車輌に搭載して出張することは負担が大きいため、日常的に出張することは困難である。また、ATMの現金の補充や回収は、通常、金融機関が業者委託するため、業者への委託に見合ったATMによる取引が行われない場所にATMを設置することは金融機関にとってメリットがない。このことから、ATMによる取引が頻繁に行われない小規模な個人商店にATMを設置することは、金融機関にとってメリットがないため、運用に多大なコストがかかるATMを設置することは困難である。したがって、日常的に出金することが困難であった。

0007

本発明は、上記課題に鑑み、金融機関の窓口や金融機関が設置するATMによらずに、預金口座から現金を引き出すことができる現金引き出しシステムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

上記目的を達成するために、本発明は、現金の引き出しを可能とさせる現金引き出しシステムであって、引き出し用の現金を提供する現金提供者によって現金が装填され、利用者の現金引き出し要求に応じて現金を出金する出金装置と、出金額とその額に応じた出金手数料の情報を前記出金装置から受信し、受信した前記出金額と前記出金手数料の情報を、前記出金額と前記出金手数料を利用者口座から引き落とす処理を行う引き落とし装置へ送信する仲介装置と、前記仲介装置から受信した前記出金額と前記出金手数料の情報に基づいて、前記出金額と前記出金手数料を合わせた額を、出金した前記利用者の口座から引き落とす処理を行うとともに、前記出金額を前記現金提供者の口座へ送金する送金処理をし、更に前記出金手数料の一部である仲介手数料の情報を前記仲介装置へ送信する前記引き落とし装置とを備え、前記仲介装置は、前記引き落とし装置から送信された前記仲介手数料の情報に基づいて、前記仲介手数料の一部を分配金として決定し、決定された前記分配金を前記現金提供者へ分配することを特徴とする。

0009

また、本発明の現金引き出しシステムにおいて、前記仲介装置が、受信する前記出金額と前記出金手数料の情報に基づいて、出金取引の内容を示す出金取引レポートを作成し、作成された前記出金取引レポートに基づいて前記分配金を決定することは、好ましい態様である。

0010

また、本発明の現金引き出しシステムにおいて、前記出金装置が、移動体に搭載される移動式の出金装置であることは、好ましい態様である。

0011

また、本発明の現金引き出しシステムにおいて、前記分配金を前記現金提供者の口座へ送金することは、好ましい態様である。

0012

また、本発明の現金引き出しシステムにおいて、前記分配金を利用者が前記出金装置によって現金を引き出す際、直接、前記現金提供者に支払うことは、好ましい態様である。

0013

また、本発明は、引き出し用の現金を提供する現金提供者によって装填された現金を出金する出金装置と、利用者口座から現金の引き落とし処理を行う引き落とし装置と、前記出金装置と前記引き落とし装置との間の通信仲介する仲介装置とから構成される現金の引き出しを可能とさせる現金引き出しシステムによる現金引き出し方法であって、利用者の現金引き出し要求に応じて現金を出金する前記出金装置によるステップと、出金額とその額に応じた出金手数料の情報を前記出金装置から受信し、受信した前記出金額と前記出金手数料の情報を、前記引き落とし装置へ送信する前記仲介装置によるステップと、前記仲介装置から受信した前記出金額と前記出金手数料の情報に基づいて、前記出金額と前記出金手数料を合わせた額を、出金した前記利用者の口座から引き落とす処理を行うとともに、前記出金額を前記現金提供者の口座へ送金する送金処理をし、更に前記出金手数料の一部である仲介手数料の情報を前記仲介装置へ送信する前記引き落とし装置によるステップとを有し、前記引き落とし装置から送信された前記仲介手数料の情報に基づいて、前記仲介手数料の一部を分配金として決定し、決定された前記分配金を前記現金提供者へ分配することを特徴とする。

0014

また、本発明の現金引き出し方法において、前記仲介装置が、受信する前記出金額と前記出金手数料の情報に基づいて、出金取引の内容を示す出金取引レポートを作成し、作成された前記出金取引レポートに基づいて前記分配金を決定するステップを更に有することは、好ましい態様である。

0015

また、本発明の現金引き出し方法において、前記出金装置が、移動に搭載される移動式の出金装置であることは、好ましい態様である。

0016

また、本発明の現金引き出し方法において、前記仲介装置が、前記分配金を前記現金提供者の口座へ送金するステップを更に有することは、好ましい態様である。

0017

また、本発明の現金引き出し方法において、前記出金装置が、利用者によって現金を引き出す際、直接、前記分配金を前記現金提供者に支払うステップを更に有することは、好ましい態様である。

発明の効果

0018

本発明によれば、金融機関の窓口や金融機関が設置するATMによらずに、預金口座から現金を引き出すことができる。

図面の簡単な説明

0019

実施の形態に係る現金引き出しシステムの構成の一例を示す図である。
実施の形態に係る現金引き出しシステムの具体的な構成の一例を示す図である。
実施の形態における出金取引レポートの一例を示す図である。
実施の形態におけるIDCサーバ機能構成の一例を示す図である。
実施の形態におけるIDCサーバを実現するためのハードウェア構成の一例を示す図である。
実施の形態における出金手数料などの流れを説明するための図である。
実施の形態におけるIDCサーバを含む現金引き出しシステムの処理フローの一例を示すフローチャートである。
実施の形態におけるCD機外観の一例を示す外観図である。

実施例

0020

以下、実施の形態について図面を参照して説明する。まず、実施の形態に係る現金引き出しシステムの一例について図1を用いて説明する。現金引き出しシステム1は、CD(Cash Dispenser)機2、IDC(Internet Data Center)サーバ3、決済システム4、金融機関ホスト5から構成されている。これらは、所定の通信回線で繋がっている。図1では、CD機2は1台のみであるが、1台に限られず、複数のCD機2がIDCサーバ3に接続されていてもよい。なお、CD機2は出金装置とも呼ぶ。IDCサーバ3は仲介装置とも呼ぶ。金融機関ホスト5は引き落とし装置とも呼ぶ。

0021

CD機2は、装填された現金(引き出し用の現金)を、利用者の現金引き出し要求に応じて出金する装置であって、出金額と後述する出金手数料の情報をIDCサーバ3へ送信する。このとき、CD機2は、利用者のキャッシュカードによって認識される口座番号の情報や暗証番号の情報などもIDCサーバ3へ送信する。送信された情報は、IDCサーバ3から決済システム4や金融機関ホスト5へ送信されることで、決済システム4は、後述する所定のチェックを行い、金融機関ホスト5は、該当する口座から現金引き落としの処理を行うことができる。

0022

以下では、口座番号の情報や暗証番号の情報の送信について特に明言しないが、IDCサーバ3、決済システム4、金融機関ホスト5は、口座番号の情報や暗証番号の情報などを出金額などの情報とともに受信し、受信された口座番号の情報などを用いて、後述する引き落とし処理、送金処理、所定のチェックなどを行っている。

0023

上記CD機2の外観の一例を図8に示す。利用者は、出金する際、キャッシュカードをカード挿入口80に挿入し、所望する出金額をタッチパネルPC81を介して入力する。入力が完了すると、CD機2は、決済システム4と通信を行い、後述の所定のチェックなどに問題がないことを確認して出金許可通知し、入力された出金額を紙幣取出し口82から出金するとともに、出金額や後述する出金手数料を印字したレシートレシート排出口83から排出する。カバーキー84は、CD機2本体を覆うカバーの本体へのロック解除するため、又はカバーの本体へのロックをするためのキーである。

0024

CD機2に装填される現金は、現金提供者と呼ばれる者によって提供されるものである。CD機2への現金の装填や回収は現金提供者によって行われる。現金提供者は、金融機関や金融機関によって委託された業者ではなく、例えばCD機2が設置される個人商店の経営者などである。現金提供者が金融機関でないことにより、現金の管理が容易になる。

0025

例えば、CD機2の現金を提供する者が金融機関や金融機関に委託された業者の場合、法的規制を受け、装填した現金がどこにどれだけあり、現金が移動中であればどこを移動しているかなど様々な管理をする必要がある。すなわち、金融機関が扱う現金については法的規制が厳しい。一方、CD機2の現金を提供する者が金融機関や金融機関に委託された業者以外の者、すなわち法的規制の適用を受けない者の場合、上記のような管理をする必要はない。また、CD機2は、様々なサービスを提供する金融機関のATMとは異なり、基本的には現金の引き出しに特化したものである。そのため、複雑な機能を搭載することで大型化するATMとは異なり、小型化を実現でき、小規模な個人商店などに容易に設置することが可能となる。

0026

なお、CD機2は、個人商店などに固定的に設置されるものだけでなく、移動体(例えば、車輌)に搭載された移動式のものであってもよい。この場合、IDCサーバ3とは、無線通信を介して通信を行うことになる。移動式のCD機2の場合の現金提供者は、例えばCD機2を移動体に搭載する搭載者となる。

0027

IDCサーバ3は、CD機2と金融機関ホスト5との間に位置し、所定の通信回線(例えば、図2に示すモバイルネットワーク20など)を通じて、出金された額(出金額)とその額に応じた出金手数料の情報をCD機2から受信し、受信した出金額と出金手数料の情報を、決済システム4や、利用者口座からの現金引き落とし処理を行う金融機関ホスト5へ送信する。

0028

IDCサーバ3は、より具体的には、図2に示すように、モバイルネットワーク20や所定のネットワークサービス21などを介して、VPN(Virtual Private Network)ルータ22を備えるCD機2と接続され、また決済システム4を介して金融機関ホスト5と接続されている。IDCサーバ3は、例えば、ゲートウェイ22を含むIDCシステムの一部であり、後述する分配金の決定や出金取引レポートの作成などを主として行う。

0029

出金手数料とは、CD機2を利用して利用者の預金口座(以下、単に口座とも言う)から出金する際に掛かる手数料を言う。出金手数料は、出金額に応じて決められてもよく、また出金額に関係なく一定額であってもよい。出金手数料から後述する仲介手数料を差し引いた分が金融機関ホスト5を運営する金融機関の収入となる。

0030

また、IDCサーバ3は、後述するように、金融機関ホスト5による仲介手数料の送金処理に応じて、仲介手数料の一部を分配金として決定し、決定された分配金を現金提供者へ送金する送金処理を行う。分配金はCD機2ごとに異なる額であってもよい。

0031

また、利用者が出金装置を利用する際に、分配金相当を、直接、現金提供者に支払う方法でも同等の運営が可能となる。

0032

なお、IDCサーバ3は、分配金を決定する際、CD機2から受信する出金額と出金手数料の情報に基づいて、出金取引の内容を示す出金取引レポートを作成し、作成された出金取引レポートに基づいて分配金を決定するようにしてもよい。仲介手数料とは、CD機2と金融機関ホスト5の間の通信を仲介する際に掛かる手数料である。また、分配金とは、提供する引き出し用の現金を装填する見返りとして現金提供者に支払われるものである。

0033

IDCサーバ3を管理する不図示の管理者にとっては、仲介手数料から分配金を差し引いた分が収入となり、現金提供者にとっては分配金が収入となる。

0034

ここで、出金取引レポートの一例について図3を用いて説明する。図3に示すように、出金取引レポートは、例えば、出金場所ID、出金日時、利用者の出金額、出金額に応じた出金手数料から構成され、IDCサーバ3に接続するCD機2ごとにIDCサーバ3によって作成される。なお、出金取引レポートは、これに限られるものではなく、他の情報を含むものであってもよい。

0035

出金場所IDは、CD機2の設置場所それぞれに割り振られた識別情報であって、この例ではIDが1となっている。なお、CD機2が移動式の場合の出金場所IDは、例えば、CD機2それぞれに割り振られた識別情報である。

0036

出金日時は、出金された日時を示し、出金額は出金された額を示し、出金手数料は出金額に応じた手数料を示している。この例では、出金手数料は出金額に応じた額となっており、出金額の5%が出金手数料となっている。しかし、出金手数料は、出金額に関係なく一定額であってもよい。

0037

出金取引レポートは、所定の通信回線を通じてIDCサーバ3に接続するCD機2から、出金場所ID、出金日時、利用者の出金額、出金手数料の情報を受信したIDCサーバ3によって、CD機2ごとに作成される。

0038

IDCサーバ3による分配金の決定方法の一例について説明する。出金取引レポートによらずに分配金を決定する場合、IDCサーバ3は、金融機関ホスト5から受信する仲介手数料の一部(例えば、仲介手数料の5割など)を分配金として決定する。一方、出金取引レポートに基づいて分配金を決定する場合、IDCサーバ3は、出金額の合計値に応じて分配金を決定したり、出金取引の件数に応じて分配金を決定したりする。出金額の合計値に応じて分配金を決定する場合、例えば、合計値が10万円以上の場合には合計値の7%を分配金とし、10万円未満の場合には合計値の5%を分配金として決定する。出金取引の件数に応じて分配金を決定する場合には、例えば、出金取引の件数が10件以上の場合には出金額の合計値の7%を分配金とし、出金取引の件数が10件未満の場合には出金額の合計値の5%を分配金として決定する。

0039

決済システム4は、CD機2と金融機関ホスト5を結び、キャッシュカードによる取引を処理するものであって、キャッシュカードの有効性利用限度額などの所定のチェックを行うものである。チェックした結果に問題がなければ、問題のない旨がCD機2や金融機関ホスト5に通知される。この通知により、CD機2は出金を行い、金融機関ホスト5は該当する口座から現金引き落とし処理を行う。

0040

金融機関ホスト5は、上記所定のチェックに問題がなければ、IDCサーバ3から決済システム4を介して受信した出金額と出金手数料の情報に基づいて、出金額と出金手数料を合わせた額を、出金した利用者の口座から引き落とす処理を行うとともに、出金額を現金提供者の口座へ送金する送金処理をし、更に出金手数料の一部である仲介手数料の情報をIDCサーバ3へ送信する。なお、仲介手数料の算出は、例えば出金手数料の50%などとあらかじめ決められていてもよい。これにより、現金提供者には、出金額(提供した現金)が返金される。

0041

上述したような構成により、すべての者(現金提供者、IDCサーバ3の管理者、金融機関ホスト5を運営する金融機関)が収入を得られ、いわゆるWIN−WIN(ウィン−ウィン)の関係が構築できる。

0042

次に、実施の形態におけるIDCサーバ3の機能構成の一例について図4を用いて説明する。図4に示すように、IDCサーバ3は、受信部40、決定部41、出金取引レポート作成部42、送信部43、格納部44から構成されている。なお、IDCサーバ3の構成は、これに限られるものではなく、他の構成要素を含むものであってもよい。

0043

受信部40は、モバイルネットワーク20などを通じて、CD機2から出金額と出金手数料の情報(図2に示す取引データ)をCD機2から受信する。

0044

決定部41は、金融機関ホスト5から送信された仲介手数料の情報に基づいて、仲介手数料の一部を分配金として決定し、決定された分配金を現金提供者へ送金する送金処理を行う。なお、決定部41は、出金取引レポート作成部42によって作成された出金取引レポートに基づいて分配金を決定するようにしてもよい。

0045

出金取引レポート作成部42は、受信する出金額と出金手数料の情報に基づいて、出金取引の内容を示す出金取引レポートを作成する。

0046

送信部43は、受信した出金額と出金手数料の情報を決済システム4や金融機関ホスト5へ送信する。

0047

格納部44は、IDCサーバ3を動作させるために必要なプログラムなどを格納するものである。

0048

ここで、実施の形態におけるIDCサーバ3を実現するためのハードウェア構成の一例について図5を用いて説明する。ハードウェア構成は、例えば、CPU(Central Processing Unit)51、HDD(Hard Disk Drive)52、ROM(Read Only Memory)53、RAM(Random Access Memory)54、通信インタフェース(I/F)55、バス56を備えている。CPU51、HDD52、ROM53、RAM54、通信インタフェース(I/F)55は、例えば、バス56を介して互いに接続されている。

0049

CPU51は、バス56を介して、HDD52などに格納されるIDCサーバ3の各種処理を行うためのプログラムを読み込み、読み込んだプログラムをRAM54に一時的に格納し、そのプログラムにしたがって各種処理を行うものであり、主として上述した決定部41、出金取引レポート作成部42として機能する。

0050

HDD52には、IDCサーバ3の各種処理を行うためのアプリケーションプログラムや、IDCサーバ3の処理に必要なデータなどが格納され、主として上述した格納部44として機能する。

0051

ROM53は、不揮発性メモリであって、ブートプログラムやBIOS(BasicInput/Output System)などのプログラムを記憶する。

0052

RAM54には、揮発性メモリであって、CPU51に実行させるためのOS(Operating System)プログラムやアプリケーションプログラムの一部が一時的に格納される。また、RAM54には、CPU51による処理に必要な各種データが格納される。

0053

通信インタフェース(I/F)55は、外部(CD機2、金融機関ホスト5など)とデータの送受信を行うものであり、主として上述した送信部43として機能する。

0054

バス56は、各装置間の制御信号データ信号などの授受を媒介する経路である。
ここで、実施の形態における出金手数料、仲介手数料、分配金の流れの一例について図6を用いて説明する。まず、利用者が、CD機2から所望の額を出金する(61)と、金融機関ホスト5が、利用者口座から出金額と出金手数料を引き落とす処理を行う(62)。金融機関ホスト5は、出金額に相当する額を現金提供者の口座へ送金する送金処理を行う(63)とともに、仲介手数料の情報をIDCサーバ3へ送信する(64)。IDCサーバ3は、仲介手数料の一部を分配金として、現金提供者の口座へ送金する送金処理を行う(65)。

0055

例えば、利用者が1万円を出金した場合であって、出金手数料が出金額の5%である場合、出金手数料は500円である。金融機関ホスト5は、出金額の1万円を現金提供者の口座へ送金する送金処理を行う。このとき、仲介手数料が出金手数料の50%である場合、仲介手数料は250円となり、その情報がIDCサーバ3へ送信される。分配金が仲介手数料の50%である場合、IDCサーバ3は、分配金125円を現金提供者の口座へ送金する送金処理を行う。

0056

以下では、IDCサーバ3を含む現金引き出しシステムの処理フローの一例について図7を用いて説明する。まず、CD機2は、利用者からキャッシュカードを受け付け、利用者が所望する出金額を受け付ける(ステップS701)。CD機2は、受け付けた出金額と出金額に応じた出金手数料の情報を、モバイルネットワーク20などを介して、IDCサーバ3へ送信する(ステップS702)。

0057

IDCサーバ3は、出金額と出金手数料の情報を受信すると、受信した出金額と出金手数料の情報を、ゲートウェイ22を介して決済システム4へ送信する(ステップS703)。決済システム4は、キャッシュカードの有効性など所定のチェックを行い、出金に問題がないか否かを判断する(ステップS704)。出金に問題がない場合(ステップS704でYes)、決済システム4は、出金に問題がない旨の通知をCD機2へ送信するとともに、出金額と出金手数料の情報を金融機関ホスト5へ送信する(ステップS705)。

0058

CD機2は、通知に基づいて出金を行う(ステップS706)。金融機関ホスト5は、受信した出金額と出金手数料の情報に基づいて、出金額と出金手数料を合わせた額を、出金した利用者の口座から引き落とす処理を行う(ステップS707)とともに、出金額を現金提供者の口座へ送金する送金処理をし(ステップ708)、更に出金手数料の一部である仲介手数料の情報をIDCサーバ3へ送信する(ステップS709)。

0059

IDCサーバ3は、金融機関ホスト5から送信された仲介手数料の情報に基づいて、仲介手数料の一部を分配金として決定し(ステップS710)、決定された分配金を現金提供者へ送金する送金処理を行う(ステップS711)。

0060

なお、ステップS704において、出金に問題があると判断された場合(ステップS704でNo)、決済システム4は、出金に問題がある旨の通知をCD機2へ送信し(ステップS712)、CD機2は、その通知に基づいてキャッシュカードを利用者へ返却する(ステップS713)。

0061

上述した現金引き出しシステム1では、利用者が所望する出金額を出金するサービス以外に、他の様々なサービスを提供することも可能である。以下では、提供可能なサービスの一例について説明する。

0062

まず、CD機2を利用した定期預金の開設相談金融商品に関する相談などの予約を行うものである。例えば、CD機2のタッチパネルPC81に不図示の各種相談メニューを表示させ、該当するメニューを選択させることで、所望する相談の予約を行うことが可能となる。この場合、IDCサーバ3は、受け付けた予約を金融機関ホスト5や不図示の金融機関の端末などへ通知する。

0063

また、高額出金の予約を行うことも可能である。例えば、高額出金(20万円の出金)を行いたい場合、CD機2のタッチパネルPC81を用いて事前に出金日時や出金額(20万円)の予約を行うものである。この場合、IDCサーバ3は、受け付けた予約を不図示の現金提供者用端末などへ通知する。これにより、通常ではCD機2で出金できない高額な現金であっても、事前に予約することでCD機2において出金可能となる。

0064

また、CD機2が移動式である場合、CD機2は、CD機2の現在の位置の情報や、CD機2を搭載した車輌の予定走行ルートの情報を、例えばメーリングリストなどに基づいて発信することも可能である。これにより、CD機2の利用者は、CD機2がどのあたりにいて、どのくらいしたら利用場所到着するかを把握することができる。

0065

また、CD機2が移動式である場合であって、CD機2を搭載する車輌が移動スーパーを兼ねている場合、移動スーパーの商品不足した場合、CD機2のタッチパネルPC81を用いて、不足が生じた商品の補充予約をスーパー本部などに行うことによって、スーパー本部に戻った際にすぐに商品を補充して販売に行くことができる。この場合、IDCサーバ3は、受け付けた予約を不図示のスーパー本部の端末などへ通知する。

0066

上述したような現金引き出しシステムによれば、金融機関の窓口や金融機関が設置するATMによらずに、預金口座から現金を引き出すことができる。

0067

なお、上述した実施の形態では、IDCサーバ3などの主な処理をCPUによるソフトウェア処理によって実行するものとして説明したが、この処理の全部又は一部をハードウェアによって実現するようにしてもよい。

0068

また、上述した実施の形態は、上述したものに限定されるものではなく、実施の形態の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。

0069

1現金引き出しシステム
2CD機
3IDCサーバ
4決済システム
5金融機関ホスト
20モバイルネットワーク
21 所定のネットワークサービス
22ゲートウェイ
40 受信部
41 決定部
42出金取引レポート作成部
43 送信部
44 格納部
51 CPU
52 HDD
53 ROM
54 RAM
55通信インタフェース(I/F)
56バス
80カード挿入口
81タッチパネルPC
82紙幣取出し口
83レシート排出口
84カバー・キー

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