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技術 体温調整装置

出願人 三菱電機株式会社
発明者 小前草太井坂久夫茨田直樹石井博幸石川淳史伊藤正紘伊東大輔
出願日 2017年3月2日 (3年0ヶ月経過) 出願番号 2017-038966
公開日 2017年7月27日 (2年7ヶ月経過) 公開番号 2017-127651
状態 特許登録済
技術分野 職業用、工業用またはスポーツ用保護衣 温熱、冷却治療装置
主要キーワード チューブ固定具 チューブ接続口 内部体 体温調整 ショルダーバッグ 冷却位置 減圧機 搬送チューブ
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (5)

課題

高い利便性を有する体温調整装置を提供する。

解決手段

体温調節装置1は、冷媒循環する冷媒回路を有し、熱搬送媒体の温度を調整する温度調整手段10と、熱搬送媒体を人体特定部位に搬送する熱搬送手段20と、温度を設定する機能を有する操作部と、操作部にて設定された温度に基いて温度調整手段10及び熱搬送手段20の動作を制御する制御部と、を備える。温度調整手段10は、熱交換器11,12、圧縮機13、四方弁14、減圧機15等を備える。

概要

背景

従来技術として、例えば特許文献1に記載されているような身体冷却装置が知られている。この身体冷却装置は、冷媒循環するホース人体に撒きつけて装着し、人体の局部を冷却するものである。冷却対象となる局部としては、人体のうち冷え易い部位が選択されており、冷却効率が高くなるように構成されている。

概要

高い利便性を有する体温調整装置を提供する。体温調節装置1は、冷媒が循環する冷媒回路を有し、熱搬送媒体の温度を調整する温度調整手段10と、熱搬送媒体を人体の特定部位に搬送する熱搬送手段20と、温度を設定する機能を有する操作部と、操作部にて設定された温度に基いて温度調整手段10及び熱搬送手段20の動作を制御する制御部と、を備える。温度調整手段10は、熱交換器11,12、圧縮機13、四方弁14、減圧機15等を備える。

目的

本発明は、高い利便性を有する体温調整装置を提供することを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

冷媒循環する冷媒回路を有し、熱搬送媒体の温度を調整する温度調整手段と、前記熱搬送媒体を人体特定部位に搬送する熱搬送手段と、温度を設定する機能を有する操作部と、前記操作部にて設定された温度に基いて前記温度調整手段及び前記熱搬送手段の動作を制御する制御部と、を備える体温調整装置

請求項2

前記温度調整手段の冷媒回路は、前記冷媒と空気との熱交換を行う第1の熱交換器と、1次側流路及び2次側流路を有し、前記1次側流路を流れる前記冷媒と、前記2次側流路を流れる前記熱搬送媒体との熱交換を行う第2の熱交換器と、前記冷媒を吸込んで吐出する機能を有し、前記第1の熱交換器の一端側と前記第2の熱交換器の一端側との間に接続された圧縮機と、前記第1の熱交換器の他端側と前記第2の熱交換器の他端側との間に接続され、冷媒を減圧する減圧機と、前記熱搬送媒体を加熱する加熱位置と前記熱搬送媒体を冷却する冷却位置の何れかに切換えられる手段であって、前記加熱位置では前記圧縮機から吐出された冷媒を前記第2の熱交換器から前記減圧機を経由して前記第1の熱交換器に向けて流通させ、前記冷却位置では前記圧縮機から吐出された冷媒を前記第1の熱交換器から前記減圧機を経由して前記第2の熱交換器に向けて流通させる切換手段と、を備え、前記制御部は、前記熱搬送媒体の加熱を行うときに前記切換手段を前記加熱位置に切換え、前記熱搬送媒体の冷却を行うときに前記切換手段を前記冷却位置に切換える請求項1に記載の体温調整装置。

請求項3

前記加熱位置で前記冷媒が前記第2の熱交換器の前記1次側流路を流れる方向は、前記冷却位置で前記冷媒が前記第2の熱交換器の前記1次側流路を流れる方向に対して、反対方向である請求項2に記載の体温調整装置。

請求項4

前記加熱位置で前記冷媒が前記第2の熱交換器の前記1次側流路を流れる方向は、前記熱搬送媒体が前記第2の熱交換器の前記2次側流路を流れる方向と同方向であり、前記冷却位置で前記冷媒が前記第2の熱交換器の前記1次側流路を流れる方向は、前記熱搬送媒体が前記第2の熱交換器の前記2次側流路を流れる方向に対して、反対方向である請求項2または3に記載の体温調整装置。

請求項5

人体の表面温度内部体温のうち少なくとも一方の温度を検出する温度センサを備え、前記制御部は、前記温度センサの検出結果に基いて前記圧縮機及び前記減圧機を制御することにより、前記第2の熱交換器の作動状態を制御する請求項2から4のうち何れか1項に記載の体温調整装置。

請求項6

人により持ち運び可能に構成され、前記温度調整手段と、前記熱搬送手段の少なくとも一部と、前記制御部とが収納される可搬手段を備えた請求項1から5のうち何れか1項に記載の体温調整装置。

技術分野

0001

本発明は、人体体温を調整する体温調整装置に関する。

背景技術

0002

従来技術として、例えば特許文献1に記載されているような身体冷却装置が知られている。この身体冷却装置は、冷媒循環するホースを人体に撒きつけて装着し、人体の局部を冷却するものである。冷却対象となる局部としては、人体のうち冷え易い部位が選択されており、冷却効率が高くなるように構成されている。

先行技術

0003

登録実用新案第3171066号公報
特開2014−73200号公報
特許第4329118号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、特許文献1に記載の従来技術では、装置の機能が人体の冷房に限定されており、冬季寒冷地等の低温環境における人体の暖房までは考慮されていない。しかも、人体においては、冷房に適した部位と、暖房に適した部位とが異なる。このため、従来技術の構成をそのまま暖房に適用しても、人体を効率よく温めるのは困難であり、同一の装置で人体の冷房と暖房を両立させるのが難しいという問題がある。

0005

本発明は、高い利便性を有する体温調整装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明に係る体温調整装置は、冷媒が循環する冷媒回路を有し、熱搬送媒体の温度を調整する温度調整手段と、熱搬送媒体を人体の特定部位に搬送する熱搬送手段と、温度を設定する機能を有する操作部と、操作部にて設定された温度に基いて温度調整手段及び熱搬送手段の動作を制御する制御部と、を備えるものである。

発明の効果

0007

本発明によれば、高い利便性を有する体温調整装置を実現することができる。

図面の簡単な説明

0008

本発明の実施の形態1による体温調節装置を概略的に示す構成図である。
熱搬送手段のチューブ固定具を示す正面図である。
図2に示すチューブ固定具の背面図である。
本発明の実施の形態1による体温調節装置の制御系統を示す構成図である。

実施例

0009

以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、本明細書で使用する各図においては、共通する要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略するものとする。また、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。

0010

実施の形態1.
まず、図1から図4を参照して、本発明の実施の形態1について説明する。図1は、本発明の実施の形態1による体温調節装置を概略的に示す構成図である。この図に示すように、本実施の形態による体温調節装置1は、温度調整手段10と、後述の熱搬送手段20とを備えている。温度調整手段10は、熱搬送手段20を流れる熱搬送媒体の温度を調整するものである。

0011

(温度調整手段の構成)
温度調整手段10は、第1の熱交換器11、第2の熱交換器12、圧縮機13、四方弁14及び減圧機15からなる複数の機器と、該各機器を環状に接続する複数の配管16a,16b,16c,16d,16e,16fとを備えている。これらの機器及び配管16a〜16fは、冷媒が循環する冷媒回路を構成している。また、温度調整手段10は、第1の熱交換器11に送風して吸熱及び放熱を促すファン17を備えている。

0012

第1の熱交換器11は、温度調整手段10を流れる冷媒と空気との熱交換を行うものである。熱交換器11によれば、冷媒から空気中に放熱したり、空気から冷媒に吸熱することができる。第2の熱交換器12は、図示しない1次側流路及び2次側流路を有し、1次側流路を流れる前記冷媒と、2次側流路を流れる熱搬送媒体との熱交換を行うものである。熱交換器12によれば、第1の熱交換器11を流れる冷媒を用いて、熱搬送媒体の加熱及び冷却を行うことができる。

0013

圧縮機13は、冷媒を吸込んで吐出することにより、冷媒回路に冷媒を循環させるものである。圧縮機13の吸込側は、配管16eを介して四方弁14の1つのポートに接続されている。圧縮機13の吐出側は、配管16fを介して四方弁14の他の1つのポートに接続されている。圧縮機13は、配管16a,16d,16e,16fを介して熱交換器11の一端側と熱交換器12の1次側流路の一端側との間に接続されている。また、熱交換器11の他端側と、熱交換器12の1次側流路の他端側との間には、冷媒を減圧する減圧機15が配管16b,16cを介して接続されている。

0014

ここで、圧縮機13の吸込側の接続先は、四方弁14の切換位置に応じて熱交換器11,12のうちの一方に切換えられる。また、圧縮機13の吐出側の接続先は、四方弁14の切換位置に応じて、熱交換器11,12のうちの他方に切換えられる。そして、これらの接続先は、四方弁14の切換位置に応じて相互に入れ替わる。これにより、四方弁14は、冷媒回路を循環する冷媒の循環方向を切換える(反転させる)ように構成されている。

0015

四方弁14は、本実施の形態の切換手段に相当するもので、第1から第4のポートを有する電磁弁等により構成されている。これらのポートのうち、第1のポートは、配管16aを介して熱交換器11の一端側に接続されている。第2のポートは、配管16dを介して熱交換器12の1次側流路の一端側に接続されている。第3のポートは、配管16eを介して圧縮機13の吸込側に接続され、第4のポートは、配管16fを介して圧縮機13の吐出側に接続されている。

0016

四方弁14は、図1中に実線で示す暖房位置と、点線で示す冷房位置とからなる2つの切換位置の何れかに切換えられる。暖房位置では、圧縮機13の吸込側が四方弁14及び配管16a,16eを介して熱交換器11の一端側に接続される。このとき、圧縮機13の吐出側は、四方弁14及び配管16d,16fを介して熱交換器12の1次側流路の一端側に接続される。この結果、圧縮機13が作動すると、冷媒は、図1中の矢印A方向に循環し、圧縮機13から吐出された冷媒が熱交換器12から減圧機15を経由して熱交換器11に向けて流通する。このとき、熱交換器12では、冷媒から熱搬送媒体への放熱、即ち、熱搬送媒体の加熱が行われる。

0017

これに対し、冷房位置では、圧縮機13の吸込側が四方弁14及び配管16d,16eを介して熱交換器12の1次側流路の一端側に接続される。このとき、圧縮機13の吐出側は、四方弁14及び配管16a,16fを介して熱交換器11の一端側に接続される。この結果、圧縮機13が作動すると、冷媒は、図1中の矢印B方向に循環し、圧縮機13から吐出された冷媒が熱交換器11から減圧機15を経由して熱交換器12に向けて流通する。このとき、熱交換器12では、冷媒による熱搬送媒体からの吸熱、即ち、熱搬送媒体の冷却が行われる。このように、温度調整手段10は、冷媒の循環方向を切換えることにより、当該循環方向に応じて熱搬送媒体を加熱及び冷却することできる。

0018

(熱搬送手段の構成)
次に、図1から図3を参照して、熱搬送手段20について説明する。図2は、熱搬送手段のチューブ固定具を示す正面図であり、図3はチューブ固定具の背面図である。熱搬送手段20は、人体と温度調整手段10との間で熱を搬送するもので、図1から図3に示すように、熱搬送チューブ21,22、熱搬送ポンプ23、チューブ固定具24、暖房用搬送路25、冷房用搬送路26、搬送路切換弁27a,27b、チューブ接続口28,29等を備えている。

0019

熱搬送チューブ21,22は、熱交換器12とチューブ固定具24との間に熱搬送媒体を循環させるもので、可撓性のチューブ等により形成されている。熱搬送チューブ21,22の材料としては、例えばビニールフッ素樹脂等を用いるのが好ましい。また、熱搬送チューブ21,22を金属材料により形成する場合には、撓み変形可能な蛇腹形状金属チューブ等を用いるのが好ましい。また、熱搬送媒体としては、水等が用いられる。

0020

熱搬送チューブ21の一端側は、図1に示すように、熱交換器12の2次側流路の一端側に接続されている。熱搬送チューブ21の他端側は、図3に示すチューブ接続口29に着脱可能に接続される。また、熱搬送チューブ22の一端側は、熱交換器12の2次側流路の他端側に接続されている。熱搬送チューブ22の他端側は、図3に示すチューブ接続口28に着脱可能に接続される。熱搬送ポンプ23は、熱交換器12から暖房用搬送路25及び冷房用搬送路26に向けて熱搬送媒体を搬送するもので、例えば熱搬送チューブ21または熱搬送チューブ22の途中に接続されている。

0021

チューブ固定具24は、人体の少なくとも一部に装着される装着部であり、熱搬送媒体を用いて人体の暖房及び冷房を行う部位である。チューブ固定具24は、例えばジャケットジャンパーズボンスカート等のように、衣類と類似した形状を有している。なお、図1から図3では、ジャケット形のチューブ固定具24を例示している。チューブ固定具24には、暖房用搬送路25、冷房用搬送路26、搬送路切換弁27a,27b及びチューブ接続口28,29が取付けられている。

0022

暖房用搬送路25及び冷房用搬送路26は、図2及び図3に示すように、人体の特定部位に対して熱搬送媒体を搬送するもので、例えば可撓性を有する小径なチューブにより構成され、チューブ固定具24の内部に配置されている。なお、これらの搬送路25,26と人体との間には、当該搬送路25,26が肌に直接触れないように布等を介在させるのが望ましい。

0023

暖房用搬送路25は、人体の暖房を行うときに、温度調整手段10により加熱された熱搬送媒体を暖房好適部位に搬送するものである。暖房好適部位とは、人体のうち暖房に適した部位を意味するもので、具体例を挙げると、人体の腰部腹部手首部、足首部、首後部のうち少なくとも1箇所に相当している。暖房時には、暖房好適部位を温めることにより、体全体を効率よく温めたり、加温される感覚を効率よく感じさせることができる。

0024

冷房用搬送路26は、人体の冷房を行うときに、温度調整手段10により冷却された熱搬送媒体を冷房好適部位に搬送するものである。冷房好適部位とは、人体のうち冷房に適した部位を意味するもので、具体例を挙げると、人体の股付根部、脇下部、首前部、額部のうち少なくとも1箇所に相当している。冷房時には、冷房好適部位を温めることにより、体全体を効率よく冷却したり、冷やされる感覚を効率よく感じさせることができる。

0025

より具体的な例を挙げると、暖房用搬送路25は、人体のからお腹に伸張し、更に、左を通って首に到達している。また、暖房用搬送路25は、首から首の後ろを回って右胸を通過し、更に、お腹を通って腰に戻るように形成されている。一方、冷房用搬送路26は、暖房用搬送路25と異なる経路を有している。即ち、冷房用搬送路26は、腰から背中に伸張し、更に、背中にて左脇下を通ってから首の前側の左に到達している。また、冷房用搬送路26は、左襟から戻って左脇を再び通り、背中に戻った後に、右脇を通って首の前側の右襟に到達し、更に、背中を通ってから腰に戻るように形成されている。

0026

搬送路切換弁27a,27bは、熱搬送媒体の流路を暖房用搬送路25と冷房用搬送路26の何れかに切換えるもので、本実施の形態の搬送路切換手段に相当している。搬送路切換弁27a,27bは、図3に示すように、三方弁等により構成され、例えばチューブ固定具24の背面下部に取付けられている。搬送路切換弁27aは、1つの流入ポートと2つの流出ポートとを有している。搬送路切換弁27aの流入ポートには、熱搬送チューブ22の着脱を容易に行うためのチューブ接続口28が取付けられている。チューブ接続口28は、熱搬送チューブ22と着脱可能に接続される。搬送路切換弁27aの2つの流出ポートには、それぞれ暖房用搬送路25、冷房用搬送路26が接続されている。

0027

搬送路切換弁27bは、2つの流入ポートと1つの流出ポートとを有している。搬送路切換弁27bの2つの流入ポートには、それぞれ暖房用搬送路25、冷房用搬送路26が接続されている。即ち、暖房用搬送路25及び冷房用搬送路26は、搬送路切換弁27aと搬送路切換弁27bとの間に互いに並列に接続されている。一方、搬送路切換弁27bの流出ポートには、チューブ接続口28と同様に、チューブ接続口29が取付けられている。チューブ接続口29は、熱搬送チューブ21と着脱可能に接続される。チューブ接続口28,29は、例えば腰の背面部の中央に配置されている。

0028

(制御系統)
次に、図4を参照して、体温調節装置1の制御系統について説明する。図4は、本発明の実施の形態1による体温調節装置の制御系統を示す構成図である。体温調節装置1は、制御部30を備えている。制御部30は、主演算部31、情報処理部32及び電源部33を包括する回路部34と、操作部35と、温度センサ36とを備えている。温度センサ36は、人体の表面温度内部体温のうち少なくとも一方の温度を検出するもので、情報処理部32に接続されている。電源部33には、例えばバッテリ燃料電池等により構成された蓄電部37と、前述した圧縮機13、四方弁14、減圧機15及び熱搬送ポンプ23とが接続されている。

0029

操作部35は、ユーザにより操作されるもので、体温調節装置1により暖房と冷房のどちらを行うかを選択するための冷暖房切換スイッチ(図示せず)等を備えている。操作部35は、温度調整手段10の動作として熱搬送媒体の加熱と冷却のうち何れか一方の動作を選択する動作選択手段に相当している。制御部30は、操作部35により選択された動作に基いて四方弁14を切換えることで、温度調整手段10における冷媒の循環方向を切換える。また、回路部34、操作部35及び蓄電部37は、後述のケーシング40(図1参照)内に収納されている。温度センサ36は、チューブ固定具24の内部に配置され、チューブ固定具24内の温度を人体の表面温度または内部体温度として検出する。

0030

(体温調節装置の動作)
次に、体温調節装置1の動作について説明する。ユーザは、まず、チューブ固定具24を体に装着し、温度調整手段10側の熱搬送チューブ21,22と、熱搬送手段20側のチューブ接続口28,29とを接続する。そして、操作部35にて電源を入れ、制御部30を起動する。続いて、ユーザは、操作部35の冷暖房切換スイッチを操作することにより、暖房と冷房の何れを行うかを選択する。これにより、制御部30は、冷暖房切換スイッチにより選択された動作に応じて四方弁14を暖房位置と冷房位置の何れかに切換える。また、ユーザは、冷暖房切換スイッチの選択内容に合わせて搬送路切換弁27a,27bの動作を暖房または冷房に切換える。

0031

なお、本実施の形態では、搬送路切換弁27a,27bの動作を手動で切換える場合を例示した。しかし、本発明では、制御部30が冷暖房切換スイッチの操作に応じて四方弁14の切換位置及び搬送路切換弁27a,27bの動作を自動的に切換えるように構成してもよい。この構成によれば、ユーザは、操作部35により暖房と冷房の何れかを選択するだけで、四方弁14と搬送路切換弁27a,27bの両方を自動的に切換えることができる。従って、ユーザの利便性を更に向上させることができる。

0032

次に、ユーザは、熱搬送ポンプ23を動作させ、水等の熱搬送媒体を熱搬送チューブ21,22に循環させる。熱搬送ポンプ23は、熱搬送媒体を吸込む流入口と、水の吸込時に熱搬送チューブ21,22に残存する空気を排出する排出口とを備えている。制御部30は、所定量の熱搬送媒体を熱搬送チューブ21,22に流し込んだ後に、目標温度を設定し、温度調整手段10の動作を開始させる。この結果、操作部35から情報処理部32に情報が送信され、圧縮機13、四方弁14、減圧機15及び熱搬送ポンプ23が始動する。

0033

このとき、操作部35は、暖房と冷房のうちユーザが選択した動作に関する信号を出力する。この信号は、情報処理部32、主演算部31にて処理され、四方弁14に通電される。四方弁14は、暖房運転時には減圧機15から圧縮機13に冷媒が流れ、冷房運転時には圧縮機13から減圧機15に冷媒が流れるように、冷媒の流れを制御する。

0034

詳しく述べると、暖房運転時には、圧縮機13から吐出された高温及び高圧の冷媒が四方弁14を経由して第2の熱交換器12の1次側に流入する。この冷媒は、熱交換器12の1次側を流通しながら2次側の熱搬送媒体に放熱し、当該熱搬送媒体を加熱する。そして、熱交換器12の1次側から流出した冷媒は、減圧機15にて減圧された後に、第1の熱交換器11に流入し、当該熱交換器11にて空気中の熱を吸収する。続いて、第1の熱交換器11から流出した冷媒は、四方弁14を経由して圧縮機13の吸込側に還流する。

0035

また、冷房運転時には、圧縮機13から吐出された高温及び高圧の冷媒が四方弁14を経由して第1の熱交換器11に流入する。この冷媒は、熱交換器11にて空気中に熱を放出した後に、減圧機15を経由して第2の熱交換器12の1次側に流入する。そして、この冷媒は、2次側の熱搬送媒体から熱を吸収し、当該熱搬送媒体を冷却した後に、熱交換器12から流出し、四方弁14を経由して圧縮機13の吸込側に還流する。

0036

次に、情報処理部32には、操作部35にて設定された温度設定値に関する信号と、温度センサ36の信号とが伝達される。情報処理部32及び主演算部31は、これらの信号を読込み、電源部33を介して圧縮機13、減圧機15、熱搬送ポンプ23の動作を制御し、最適温度が維持されるように自動制御を行う。これにより、ユーザは、外気の温度に影響されることなく、自分の体温を快適な温度に保持することができる。

0037

一方、熱搬送手段20においては、熱搬送ポンプ23の動作により、熱搬送媒体が第2の熱交換器12の2次側流路、熱搬送チューブ21,22及びチューブ固定具24を循環する。そして、暖房運転時には、熱交換器12により加熱された熱搬送媒体が熱搬送チューブ22からチューブ接続口28に流入し、この熱搬送媒体は、搬送路切換弁27a,27bの切換位置に応じて暖房用搬送路25を流通する。そして、この熱搬送媒体は、チューブ接続口29から熱搬送チューブ21に流出し、熱交換器12に還流する。

0038

また、冷房運転時には、熱交換器12により冷却された熱搬送媒体が熱搬送チューブ22からチューブ接続口28に流入し、この熱搬送媒体は、搬送路切換弁27a,27bの切換位置に応じて冷房用搬送路26を流通する。そして、この熱搬送媒体は、チューブ接続口29から熱搬送チューブ21に流出し、熱交換器12に還流する。

0039

このように、熱搬送媒体は、暖房及び冷房の何れにおいても、チューブ固定具24の背面下部中央に配置されたチューブ接続口28から流入し、チューブ接続口29から流出する。但し、熱搬送媒体は、チューブ固定具24の内部において、暖房時に暖房用搬送路25を流通し、冷房時に冷房用搬送路26を流通する。このように、実施の形態では、ユーザがチューブ固定具24を装着した状態において、暖房時には、暖房用搬送路25を流れる温かい熱搬送媒体により人体の暖房好適部位を温めることができる。また、冷房時には、冷房用搬送路26を流れる冷たい熱搬送媒体により人体の冷房好適部位を冷やすことができる。

0040

以上詳述した通り、本実施の形態によれば、温度調整手段10は、四方弁14を制御して冷媒の循環方向を切換えることにより、単一の冷媒回路にて冷媒の加熱及び冷却を行うことができる。そして、暖房時には、暖房用搬送路25を用いて人体の暖房好適部位を効率よく温めることができる。また、冷房時には、冷房用搬送路26を用いて冷房好適部位を効率よく冷やすことができる。これにより、暖房用の機構と冷房用の機構の共通部分を増やし、体温調節装置1を小型化することができる。そして、冷房と暖房の両方を効率よく行うことができる。従って、ユーザは、どのような温度環境でも、快適性を維持することができ、高い利便性を実現することができる。

0041

また、本実施の形態では、チューブ固定具24を人体に装着し、暖房用搬送路25と冷房用搬送路26を個別に配置している。これにより、暖房と冷房の両方において、それぞれ動作に適した部位の温度を的確に調整することができ、当該温度の調整を速やかに行うことができる。また、本実施の形態では、温度センサ36によりチューブ固定具24の内部で人体の表面温度及び内部体温を検出し、検出結果に基いて熱交換器12の作動状態、即ち、熱交換器12の加熱及び冷房の能力を制御するようにしている。これにより、チューブ固定具24内が人体の発熱により不快になるのを抑制し、例えばチューブ固定具24を装着した状態で激しい運動を行う場合でも、ユーザに対して快適な環境を安定的に提供することができる。

0042

また、人体においては、暖房時と冷却時とで体温調整に適した部位が異なる傾向がある。一例を挙げると、腹部については、温めるのは体に良いとされるが、冷やすと体に悪影響を与える可能性がある。この現象は、例えば内蔵の部位、血管の位置等に起因するものである。これに対し、本実施の形態では、暖房時に暖房用搬送路25を用いて人体の暖房好適部位を温め、冷房時に冷房用搬送路26を用いて冷房好適部位を冷やすようにしたので、暖房及び冷房の何れにおいても、人体の適切な部位で温度調整を行うことができる。

0043

なお、前記実施の形態1において、温度調整手段10と、熱搬送ポンプ23と、熱搬送チューブ21,22の一部とは、図1中に仮想線で示すケーシング40に収納する構成としてもよい。ケーシング40は、例えばショルダーバッグリュックサック等の形態を有するもので、人により容易に持ち運びが可能な可搬手段に相当している。これにより、ユーザは、体温調節装置1を持ち運びながら容易に移動することができ、体温調節装置1の適用範囲を広げることができる。

0044

なお、ケーシング40は、必ずしも可搬性である必要はなく、用途に応じて可搬性が重要視されない場合には、ケーシング40に収納される部分と他の部分とを一体化する構成としてもよい。但し、この場合でも、少なくともチューブ固定具24は、温度調整手段10に対して着脱可能な構成とするのが望ましい。温度調整手段10は、その形態から、人体に装着し続けるには重い場合が多く、一時的に人体から取外す等の措置を可能とした方が汎用性を高めることができる。特に、装着時の可動範囲が狭い工場調理場等で使用したり、バイク等の乗り物内で使用する場合には、必ずしも人が温度調整手段10を持ち続ける必要はない。

0045

また、前記実施の形態1では、蓄電部37としてバッテリ、燃料電池等を例示したが、本発明はこれに限らず、蓄電部は、太陽電池等のように発電機能を有する構成としてもよい。特に、実施の形態1による体温調節装置1は、充電設備が近くに存在しないような様々な環境で使用されることが想定されるので、発電機能を備えているのが好ましい。また、本発明において、蓄電部37は、必ずしも必須の構成ではなく、例えば自動車、バイク等のバッテリによって代用、兼用することが可能な構成としてもよい。

0046

1体温調節装置
10温度調整手段
11 第1の熱交換器(冷媒回路)
12 第2の熱交換器(冷媒回路)
13圧縮機(冷媒回路)
14四方弁(冷媒回路)
15減圧機(冷媒回路)
16a,16b,16c,16d,16e,16f配管(冷媒回路)
17ファン
20 熱搬送手段
21,22 熱搬送チューブ
23 熱搬送ポンプ
24チューブ固定具(装着部)
25暖房用搬送路
26冷房用搬送路
27a,27b 搬送路切換弁(搬送路切換手段)
28,29チューブ接続口
30 制御部
31 主演算部
32情報処理部
33電源部
34回路部
35 操作部(動作選択手段)
36温度センサ
37蓄電部
40ケーシング(可搬手段)

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