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技術 チップコンベア

出願人 DMG森精機株式会社
発明者 北出雄平松山知義森本忠治山崎太
出願日 2016年1月6日 (4年11ヶ月経過) 出願番号 2016-000920
公開日 2017年7月13日 (3年5ヶ月経過) 公開番号 2017-121676
状態 特許登録済
技術分野 工作機械の補助装置
主要キーワード 切屑受 スリット形 ローラブラシ 掻き板 筐体形状 切屑排出口 受け入れ位置 水平区間
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年7月13日)のものです。
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図面 (20)

課題

掻き板による切屑持ち帰りを防止するチップコンベア、を提供する。

解決手段

チップコンベアは、切屑を案内する案内板と、案内板と摺接しながら移動し、案内板上の切屑を搬送する掻き板21とを備える。掻き板21は、その移動方向の側に面する第1表面21aと、第1表面21aの裏側に配置される第2表面21bとを有する。チップコンベアは、掻き板21の移動経路上に設けられ、移動する掻き板21から力を受けながら第1表面21aを擦るように動作し、掻き板21を清掃する第1清掃部71と、掻き板21の移動経路上に設けられ、移動する掻き板21から力を受けながら第2表面21bを擦るように動作し、掻き板21を清掃する第2清掃部76とを備える。

概要

背景

従来のチップコンベアに関して、たとえば、実公平4−84222号公報には、ヒンジピンの基部を十分に清掃するとともに、ブラシの先がヒンジピンにより変形されるのを少なくすることを目的とした、チップコンベアのヒンジ部の清掃装置が開示されている(特許文献1)。特許文献1に開示されたチップコンベアのヒンジ部の清掃装置は、ベルト移動方向とθの角度を有して配置され、チップコンベアの移動速度と等しい移動速度でチップコンベアの幅方向相対移動するローラブラシを備える。

概要

掻き板による切屑持ち帰りを防止するチップコンベア、を提供する。チップコンベアは、切屑を案内する案内板と、案内板と摺接しながら移動し、案内板上の切屑を搬送する掻き板21とを備える。掻き板21は、その移動方向の側に面する第1表面21aと、第1表面21aの裏側に配置される第2表面21bとを有する。チップコンベアは、掻き板21の移動経路上に設けられ、移動する掻き板21から力を受けながら第1表面21aを擦るように動作し、掻き板21を清掃する第1清掃部71と、掻き板21の移動経路上に設けられ、移動する掻き板21から力を受けながら第2表面21bを擦るように動作し、掻き板21を清掃する第2清掃部76とを備える。

目的

従来のチップコンベアに関して、たとえば、実公平4−84222号公報には、ヒンジピンの基部を十分に清掃するとともに、ブラシの先がヒンジピンにより変形されるのを少なくすることを目的とした

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

切屑を案内する案内板と、前記案内板と摺接しながら移動し、前記案内板上の切屑を搬送する掻き板とを備え、前記掻き板は、その移動方向の側に面する第1表面と、前記第1表面の裏側に配置される第2表面とを有し、さらに、前記掻き板の移動経路上に設けられ、移動する前記掻き板から力を受けながら前記第1表面を擦るように動作し、前記掻き板を清掃する第1清掃部と、前記掻き板の移動経路上に設けられ、移動する前記掻き板から力を受けながら前記第2表面を擦るように動作し、前記掻き板を清掃する第2清掃部とを備える、チップコンベア

請求項2

前記掻き板には、前記第1表面から前記第2表面まで貫通する貫通孔が形成される、請求項1に記載のチップコンベア。

請求項3

前記第1清掃部および前記第2清掃部は、前記掻き板の移動方向に並んで設けられ、前記第1清掃部は、前記第2清掃部よりも、前記掻き板の移動方向における上流側に配置される、請求項1または2に記載のチップコンベア。

請求項4

前記第1清掃部および前記第2清掃部は、部を有し、前記第1清掃部および前記第2清掃部は、移動する前記掻き板から受ける力と、前記錘部の重量とによって、各清掃部において前記掻き板を待ち受ける第1状態と、前記掻き板の清掃を完了させる第2状態との間で揺動する、請求項1から3のいずれか1項に記載のチップコンベア。

請求項5

切屑排出口を有し、前記切屑排出口を通じて、前記掻き板により搬送された切屑を排出可能に構成されるカバー体をさらに備え、前記第1清掃部および前記第2清掃部は、前記切屑排出口の上方に設けられる、請求項1から4のいずれか1項に記載のチップコンベア。

請求項6

切屑排出口を有し、前記切屑排出口を通じて、前記掻き板により搬送された切屑を排出可能に構成されるカバー体と、前記掻き板が連結され、回動することにより前記掻き板を周回移動させる無端チェーンと、前記切屑排出口の上方に設けられ、前記無端チェーンが掛け回されることにより前記掻き板の移動方向を変化させるスプロケットとをさらに備え、前記案内板は、切屑を前記切屑排出口に向けて放出する端部を有し、前記端部は、前記掻き板の移動方向において、前記スプロケットにより前記掻き板の移動方向が変化する位置よりも上流側に設けられる、請求項1から5のいずれか1項に記載のチップコンベア。

請求項7

前記第1清掃部および前記第2清掃部は、鉛直方向において、前記端部および前記切屑排出口の間に位置して設けられ、前記端部は、水平方向において、前記第1清掃部および前記第2清掃部の間に位置して設けられる、請求項6に記載のチップコンベア。

技術分野

0001

この発明は、一般的には、チップコンベアに関し、より特定的には、工作機械で発生したワークの切屑を搬送するチップコンベアに関する。

背景技術

0002

従来のチップコンベアに関して、たとえば、実公平4−84222号公報には、ヒンジピンの基部を十分に清掃するとともに、ブラシの先がヒンジピンにより変形されるのを少なくすることを目的とした、チップコンベアのヒンジ部の清掃装置が開示されている(特許文献1)。特許文献1に開示されたチップコンベアのヒンジ部の清掃装置は、ベルト移動方向とθの角度を有して配置され、チップコンベアの移動速度と等しい移動速度でチップコンベアの幅方向相対移動するローラブラシを備える。

先行技術

0003

実公平4−84222号公報

発明が解決しようとする課題

0004

工作機械で発生したワークの切屑を搬送する装置として、各種のチップコンベアが知れている。このチップコンベアの1つのタイプに、切屑の受け入れ位置から切屑の排出位置に向けて、掻き板を用いて切屑を掻き寄せるように搬送するものがある。しかしながら、このようなタイプのチップコンベアでは、掻き板の表面に付着した切屑が排出位置で適切に排出されず、掻き板が切屑の一部を持ち帰るという問題がある。

0005

そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、掻き板による切屑の持ち帰りを防止するチップコンベアを提供することである。

課題を解決するための手段

0006

この発明に従ったチップコンベアは、切屑を案内する案内板と、案内板と摺接しながら移動し、案内板上の切屑を搬送する掻き板とを備える。掻き板は、その移動方向の側に面する第1表面と、第1表面の裏側に配置される第2表面とを有する。チップコンベアは、掻き板の移動経路上に設けられ、移動する掻き板から力を受けながら第1表面を擦るように動作し、掻き板を清掃する第1清掃部と、掻き板の移動経路上に設けられ、移動する掻き板から力を受けながら第2表面を擦るように動作し、掻き板を清掃する第2清掃部とを備える。

0007

このように構成されたチップコンベアによれば、掻き板の移動に伴って、第1清掃部および第2清掃部がそれぞれ掻き板の第1表面および第2表面を擦るように動作することによって、掻き板から切屑を除去することができる。これにより、掻き板による切屑の持ち帰りを防止することができる。

0008

また好ましくは、掻き板には、第1表面から第2表面まで貫通する貫通孔が形成される。

0009

このように構成されたチップコンベアによれば、切屑が貫通孔に引っ掛かった状態にあっても、掻き板から切屑を除去することができる。

0010

また好ましくは、第1清掃部および第2清掃部は、掻き板の移動方向に並んで設けられる。第1清掃部は、第2清掃部よりも、掻き板の移動方向における上流側に配置される。

0011

このように構成されたチップコンベアによれば、掻き板の移動に伴って、第1清掃部および第2清掃部がそれぞれ掻き板の第1表面および第2表面を順に擦るように動作することによって、掻き板から切屑を除去することができる。

0012

また好ましくは、第1清掃部および第2清掃部は、部を有する。第1清掃部および第2清掃部は、移動する掻き板から受ける力と、錘部の重量とによって、各清掃部において掻き板を待ち受ける第1状態と、掻き板の清掃を完了させる第2状態との間で揺動する。

0013

このように構成されたチップコンベアによれば、簡易な構成で、第1清掃部および第2清掃部を第1状態および第2状態の間で揺動させることができる。

0014

また好ましくは、チップコンベアは、切屑排出口を有し、切屑排出口を通じて、掻き板により搬送された切屑を排出可能に構成されるカバー体をさらに備える。第1清掃部および第2清掃部は、切屑排出口の上方に設けられる。

0015

このように構成されたチップコンベアによれば、第1清掃部および第2清掃部により掻き板から除去された切屑を、切屑排出口を通じてカバー体の外部に排出することができる。

0016

また好ましくは、チップコンベアは、切屑排出口を有し、切屑排出口を通じて、掻き板により搬送された切屑を排出可能に構成されるカバー体と、掻き板が連結され、回動することにより掻き板を周回移動させる無端チェーンと、切屑排出口の上方に設けられ、無端チェーンが掛け回されることにより掻き板の移動方向を変化させるスプロケットとをさらに備える。案内板は、切屑を切屑排出口に向けて放出する端部を有する。端部は、掻き板の移動方向において、スプロケットにより掻き板の移動方向が変化する位置よりも上流側に設けられる。

0017

このように構成されたチップコンベアによれば、案内板上で搬送される切屑を、案内板の端部においてより効率的に放出することができる。

0018

また好ましくは、第1清掃部および第2清掃部は、鉛直方向において、端部および切屑排出口の間に位置して設けられる。端部は、水平方向において、第1清掃部および第2清掃部の間に位置して設けられる。

0019

このように構成されたチップコンベアによれば、案内板の端部から放出される切屑の落下方向を、第1清掃部および第2清掃部により規制することができる。これにより、切屑をより確実に切屑排出口に向かわせることができる。

発明の効果

0020

以上に説明したように、この発明に従えば、掻き板による切屑の持ち帰りを防止するチップコンベアを提供することができる。

図面の簡単な説明

0021

この発明の実施の形態におけるチップコンベアを示す断面図である。
図1中の掻き板を示す斜視図である。
図1中の掻き板を示す別の斜視図である。
図2中のIV−IV線上に沿った掻き板を示す断面図である。
図1中の掻き板の清掃機構を示す斜視図である。
図1中の2点鎖線VIで囲まれた範囲の拡大して示す図である。
図5中の第1清掃部による掻き板の清掃動作を示す図である。
図5中の第1清掃部による掻き板の清掃動作を示す図である。
図5中の第1清掃部による掻き板の清掃動作を示す図である。
図5中の第1清掃部による掻き板の清掃動作を示す図である。
図5中の第1清掃部による掻き板の清掃動作を示す図である。
図5中の第1清掃部による掻き板の清掃動作を示す図である。
図5中の第1清掃部による掻き板の清掃動作を示す図である。
図5中の第1清掃部による掻き板の清掃動作を示す図である。
図5中の第2清掃部による掻き板の清掃動作を示す図である。
図5中の第2清掃部による掻き板の清掃動作を示す図である。
図5中の第2清掃部による掻き板の清掃動作を示す図である。
図5中の第2清掃部による掻き板の清掃動作を示す図である。
図5中の第2清掃部による掻き板の清掃動作を示す図である。
図5中の第2清掃部による掻き板の清掃動作を示す図である。
図5中の第2清掃部による掻き板の清掃動作を示す図である。
図5中の第2清掃部による掻き板の清掃動作を示す図である。
図5中の第2清掃部による掻き板の清掃動作を示す図である。
図5中の第1清掃部および第2清掃部により清掃される掻き板の様子を示す断面図である。
図1中のチップコンベアにおいて、案内板の端部と、第1清掃部および第2清掃部との間の位置関係を示す断面図である。

実施例

0022

この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。

0023

図1は、この発明の実施の形態におけるチップコンベアを示す断面図である。図1を参照して、この発明の実施の形態におけるチップコンベア10は、工作機械で発生したワークの切屑を搬送するための装置である。

0024

まず、チップコンベア10の全体構造について説明する。チップコンベア10は、カバー体51を有する。カバー体51は、チップコンベア10の外観をなす。カバー体51は、内部に空間を形成する筐体形状を有する。

0025

カバー体51は、水平部56および立ち上がり部57を有する。カバー体51は、全体として、水平部56および立ち上がり部57の間で屈曲した形状を有する。水平部56は、チップコンベア10の設置面に載置され、水平方向に延伸する。立ち上がり部57は、水平方向に延伸する水平部56の一方端から立ち上がり、斜め上方向に延伸する。

0026

カバー体51は、切屑受け入れ口52および切屑排出口53をさらに有する。切屑受け入れ口52は、水平部56の、立ち上がり部57に連なる一方端とは反対側の他方端に設けられている。切屑受け入れ口52は、鉛直上方向に向けて開口するカバー体51の開口部からなる。切屑排出口53は、斜め上方向に延伸する先の立ち上がり部57の端部に設けられている。切屑排出口53は、鉛直下方向に向けて開口するカバー体51の開口部からなる。

0027

チップコンベア10が工作機械に対して設置された状態において、切屑受け入れ口52は、工作機械の加工領域の下方に位置決めされる。切屑排出口53の下方には、切屑を回収するためのチップバケットが配置される。工作機械の加工領域から排出されたワークの切屑は、切屑受け入れ口52を通じてカバー体51内に受け入れられる。切屑は、続いて説明する搬送機構によりカバー体51の内部で搬送され、切屑排出口53を通じてチップバケットに回収される。

0028

チップコンベア10は、一対の無端チェーン31と、駆動スプロケット61と、従動スプロケット62とをさらに有する。一対の無端チェーン31、駆動スプロケット61および従動スプロケット62は、カバー体51に収容されている。

0029

駆動スプロケット61は、斜め上方向に延伸する先の立ち上がり部57の端部に設けられている。駆動スプロケット61は、切屑排出口53の上方に配置されている。駆動スプロケット61は、図1を示す紙面に直交する方向(以下、この方向を「チップコンベア10の幅方向」ともいう)に延びる軸を中心に回転可能に支持されている。駆動スプロケット61は、モータ(不図示)から動力が伝達されることにより、回転駆動する。

0030

従動スプロケット62は、水平部56および立ち上がり部57の間の屈曲部に設けられている。従動スプロケット62は、チップコンベア10の幅方向に延びる軸を中心に回転可能に支持されている。従動スプロケット62は、中空形状を有し、その内側にはクーラント用のフィルタ63が設置されている。フィルタ63は、筒形状を有し、その内側に内部空間64を形成する。

0031

一対の無端チェーン31は、チップコンベア10の幅方向に距離を隔てて平行に配置されている。無端チェーン31は、カバー体51の内部において、水平部56および立ち上がり部57の間に渡って環状に配索されている。無端チェーン31は、カバー体51の内部において、切屑受け入れ口52に対向する位置と、切屑排出口53に対向する位置との間で往復するように配索されている。

0032

無端チェーン31は、カバー体51内で配索される経路上において、駆動スプロケット61および従動スプロケット62に掛け回されるとともに、複数のガイド部材によって案内されている。切屑の搬送時、無端チェーン31は、駆動スプロケット61が回転駆動することにより、矢印101(ハッチングが付された矢印)に示す方向に回動する。

0033

無端チェーン31の進行方向は、水平部56の他方端側図1中に示す反転位置91)において、ガイド部材により反転される。無端チェーン31の進行方向は、斜め上方向に延伸する先の立ち上がり部57の端部(図1中に示す反転位置92)において、駆動スプロケット61により反転される。反転位置91および反転位置92は、無端チェーン31が配索される経路の両端に位置する。

0034

反転位置91および反転位置92をそれぞれ始点および終点として、無端チェーン31(後述する案内板41)が切屑受け入れ口52に対向する位置から切屑排出口53に対向する位置に向かう経路を往路と呼び、反転位置92および反転位置91をそれぞれ始点および終点として、無端チェーン31(後述する案内板41)が切屑排出口53に対向する位置から切屑受け入れ口52に対向する位置に戻る経路を復路と呼ぶ。無端チェーン31は、復路よりも往路が鉛直上側に位置するように配索されている。

0035

従動スプロケット62には、復路を進行する無端チェーン31が掛け回されている。水平部56において、往路を進行する無端チェーン31と、復路を進行する無端チェーン31とは、互いに平行である。

0036

チップコンベア10は、案内板(インナーパン)41と、複数の掻き板21とをさらに有する。案内板41および複数の掻き板21は、カバー体51に収容されている。チップコンベア10は、案内板(インナーパン)41を備えるスクレーパータイプである。

0037

案内板41は、カバー体51の内部において、切屑受け入れ口52に対向する位置から切屑排出口53に対向する位置に向けて切屑を案内する板部材である。掻き板21は、案内板41と摺接しながら移動することにより、案内板41上の切屑を搬送する板部材である。

0038

案内板41は、環状に配索される無端チェーン31の内側に配置されている。案内板41は、水平部56の他方端側に配置される端部42と、斜め上方向に延伸する先の立ち上がり部57の端部側に配置される端部43とを有する。案内板41は、端部42および端部43の間で板状に延在する。案内板41は、その板状に延在する方向に直交する方向(チップコンベア10の幅方向)における両端において、カバー体51の内側面に固定されている。

0039

案内板41は、水平部56において、往路および復路を進行する無端チェーン31に沿って設けられている。案内板41は、立ち上がり部57において、往路を進行する無端チェーン31に沿って設けられている。水平部56および立ち上がり部57の間の屈曲部において、往路を進行する無端チェーン31と従動スプロケット62との間に、案内板41が配置され、案内板41と復路を進行する無端チェーン31との間に、従動スプロケット62が配置されている。

0040

なお、案内板の形状は、上記のものに限られるものではなく、切屑受け入れ口および切屑排出口の位置関係や、掻き板の移動経路等によって適宜変更される。

0041

掻き板21は、無端チェーン31に固定されている。掻き板21は、一対の無端チェーン31の間において、案内板41と接触しつつ、チップコンベア10の幅方向に板状に延在する。複数の掻き板21は、無端チェーン31が環状に延びる方向において互いに間隔を隔てて配置されている。

0042

無端チェーン31の回動に伴って、掻き板21は、案内板41と摺接しながら、矢印101に示す方向に周回移動する。掻き板21は、往路を移動する間、端部42から端部43までの案内板41と摺接する。掻き板21は、復路を移動する間、水平部56において案内板41と摺接する。

0043

図2は、図1中の掻き板を示す斜視図である。図3は、図1中の掻き板を示す別の斜視図である。図4は、図2中のIV−IV線上に沿った掻き板を示す断面図である。

0044

図1から図4を参照して、掻き板21は、第1表面21aおよび第2表面21bを有する。第1表面21aおよび第2表面21bは、板形状を有する掻き板21の表裏に配置されている。

0045

第1表面21aは、掻き板21の進行方向の側に配置されている。第2表面21bは、第1表面21aの裏側であって、掻き板21の進行方向とは反対側に配置されている。掻き板21が往路を移動する場合において、第1表面21aは、反転位置92の側に面し、第2表面21bは、反転位置91の側に面する。掻き板21が復路を移動する場合において、第1表面21aは、反転位置91の側に面し、第2表面21bは、反転位置92の側に面する。

0046

掻き板21は、全体として、略L字の折れ曲がり形状を有する。より具体的には、掻き板21は、その構成部位として、第1端辺部22および第2端辺部23を有し、第1端辺部22および第2端辺部23の間で折れ曲がった形状を有する。掻き板21は、第1端辺部22の端部が案内板41に摺接し、第2端辺部23が案内板41から立ち上がるような姿勢で移動する。

0047

掻き板21には、複数の貫通孔26が形成されている。貫通孔26は、第1表面21aから第2表面21bまで貫通するように設けられている。各貫通孔26は、スリット形状を有する。複数の貫通孔26は、チップコンベア10の幅方向に並んで設けられている。複数の貫通孔26は、第2端辺部23および第1端辺部22の各々に同様の形態で形成されている。

0048

なお、掻き板の形状は、案内板上の切屑を搬送可能なものであれば、特に限定されない。また、掻き板に形成される貫通孔の形状や数は、クーラントの流通が可能であれば、特に限定されない。

0049

切屑受け入れ口52を通じてカバー体51内に受け入れられた切屑は、切屑受け入れ口52の直下の案内板41上に乗る。掻き板21が案内板41と摺接しながら往路を進行することにより、案内板41上の切屑が搬送される。掻き板21が案内板41の端部43に達すると、切屑は、案内板41上から放出され、切屑排出口53を通じてカバー体51外に排出される。

0050

また、工作機械からは、切屑の他にワーク加工に用いられたクーラント(切削油)が排出される。本実施の形態では、クーラントが切屑と一緒に切屑排出口53を通じて排出されることを防ぐため、掻き板21に貫通孔26が形成されている。このような構成により、切屑受け入れ口52を通じてカバー体51内に受け入れられたクーラントは、掻き板21により搬送されることなく、図1中の矢印102(白抜きの矢印)に示すように、案内板41とカバー体51の底板との間の空間47に向かう。クーラントは、従動スプロケット62内のフィルタ63によりろ過されたあと、内部空間64からクーラントタンク(不図示)に排出される。

0051

続いて、掻き板21の清掃機構について詳細に説明する。図5は、図1中の掻き板の清掃機構を示す斜視図である。図6は、図1中の2点鎖線VIで囲まれた範囲の拡大して示す図である。図6中では、移動する掻き板21の様子が連続的に示されている。

0052

図1図5および図6を参照して、チップコンベア10は、第1清掃部71と、第2清掃部76とをさらに有する。第1清掃部71および第2清掃部76は、掻き板21に付着した切屑を除去するための清掃手段として設けられている。

0053

第1清掃部71および第2清掃部76は、掻き板21の移動経路上に設けられている。第1清掃部71および第2清掃部76は、掻き板21の移動方向に並んで設けられている。第1清掃部71は、第2清掃部76よりも、掻き板21の移動方向における上流側に配置されている。

0054

第1清掃部71および第2清掃部76は、斜め上方向に延伸する先の立ち上がり部57の端部に設けられている。第1清掃部71および第2清掃部76は、掻き板21の復路の移動経路上に設けられている。第1清掃部71および第2清掃部76は、切屑排出口53の上方に設けられている。

0055

まず、第1清掃部71について説明すると、第1清掃部71は、その構成部位として、軸部72と、板状部73と、錘部74とを有する。軸部72は、チップコンベア10の幅方向に沿って軸状に延びる。軸部72は、移動する掻き板21よりも鉛直下側に設けられている。第1清掃部71は、軸部72を中心に回転可能に設けられている。

0056

板状部73は、軸部72から板状に延出する形状を有する。板状部73は、軸部72から鉛直上側および鉛直下側に延出する。板状部73は、その鉛直上側に延出する先端に先端部73jを有する。錘部74は、板状部73が軸部72から鉛直下側に延出する先端に設けられている。

0057

第1清掃部71は、移動する掻き板21から力を受けながら掻き板21の第1表面21aを擦るように動作する。より具体的には、第1清掃部71は、移動する掻き板21から受ける力と、錘部74の重量とによって、掻き板21を待ち受ける第1状態(図6中に示す第1清掃部71X)と、掻き板21の清掃を完了させる第2状態(図6中に示す第1清掃部71Y)との間で揺動する。

0058

図7から図14は、図5中の第1清掃部による掻き板の清掃動作を示す図である。図7から図9を参照して、掻き板21が第1清掃部71が設けられた位置に達するまで、第1清掃部71は、掻き板21を待ち受ける第1状態にある。このとき、第1清掃部71は、先端部73jが、掻き板21の移動経路上に位置決めされ、錘部74が、最下部に配置され、板状部73が、先端部73jおよび錘部74の間で略鉛直方向に延在する姿勢とされる。

0059

図10から図13を参照して、掻き板21が第1清掃部71が設けられた位置に達すると、まず、第1清掃部71の先端部73jが、掻き板21のうちの第1端辺部22の第1表面21aに接触する。第1清掃部71は、移動する掻き板21に押されることによって、軸部72を中心に揺動し始める。第1清掃部71の揺動に伴って、第1表面21aに対する先端部73jの接触位置が円弧状に変位する。先端部73jは、第1端辺部22の第1表面21aおよび第2端辺部23の第1表面21aを順に擦るように変位する。

0060

先端部73jが第2端辺部23の第1表面21aの端まで達すると、第1清掃部71は、掻き板21の清掃が完了する第2状態とされる。このとき、第1清掃部71は、錘部74が、最下部から持ち上がり、先端部73jが、最上部から押し下げられ、板状部73が、先端部73jおよび錘部74の間で斜め方向に延在する姿勢とされる。

0061

図14を参照して、掻き板21が第1清掃部71から離れると、掻き板21による第1清掃部71の支持が解除される。第1清掃部71は、錘部74の重量によって振り子のように揺動し、やがて最初の第1状態の姿勢に戻る。

0062

次に、第2清掃部76について説明する。図1図5および図6を参照して、第2清掃部76は、その構成部位として、軸部77と、板状部78と、錘部79とを有する。軸部77は、チップコンベア10の幅方向に沿って軸状に延びる。軸部77は、移動する掻き板21よりも鉛直上側に設けられている。第2清掃部76は、軸部77を中心に回転可能に設けられている。

0063

板状部78は、軸部77から板状に延出する形状を有する。板状部78は、軸部77から鉛直下側に延出する。板状部78は、その鉛直下側に延出する先端に先端部78jを有する。錘部79は、板状部78が軸部77から鉛直下側に延出する先端に設けられている。

0064

第2清掃部76は、移動する掻き板21から力を受けながら掻き板21の第2表面21bを擦るように動作する。より具体的には、第2清掃部76は、移動する掻き板21から受ける力と、錘部79の重量とによって、掻き板21を待ち受ける第1状態(図6中に示す第2清掃部76X)と、掻き板21の清掃を完了させる第2状態(図6中に示す第2清掃部76Y)との間で揺動する。

0065

図15から図23は、図5中の第2清掃部による掻き板の清掃動作を示す図である。図14を参照して、掻き板21が第2清掃部76が設けられた位置に達するまで、第2清掃部76は、掻き板21を待ち受ける第1状態にある。このとき、第2清掃部76は、先端部78jおよび錘部79が、掻き板21の移動経路よりも鉛直下側であって、最下部に位置決めされ、板状部78が、軸部77と、先端部78jおよび錘部79との間で、掻き板21の移動経路を跨ぐように略鉛直方向に延在する姿勢とされる。

0066

図15から図17を参照して、掻き板21が第2清掃部76が設けられた位置に達すると、まず、第2清掃部76の板状部78が、掻き板21の第1端辺部22に接触する。第2清掃部76は、移動する掻き板21に押されることによって、軸部77を中心に揺動し始める。第2清掃部76の揺動に伴って、錘部79が、最下部から持ち上げられ、先端部78jが、第1端辺部22の第2表面21bに接触する位置まで変位する。

0067

図18から図22を参照して、さらに掻き板21が移動すると、先端部78jが第2表面21bに接触した状態を維持しながら、錘部79の自重によって、第2清掃部76が逆方向に揺動し始める。第2清掃部76の揺動に伴って、第2表面21bに対する先端部78jの接触位置が円弧状に変位する。先端部78jは、第1端辺部22の第2表面21bおよび第2端辺部23の第2表面21bを順に擦るように変位する。

0068

先端部78jが第2端辺部23の第2表面21bの端まで達すると、第2清掃部76は、掻き板21の清掃が完了する第2状態とされる。このとき、第2清掃部76は、錘部79および先端部78jが、最下部から持ち上がり、板状部78が、軸部77と、先端部78jおよび錘部79との間で、斜め方向に延在する姿勢とされる。

0069

図23を参照して、掻き板21が第2清掃部76から離れると、掻き板21による第2清掃部76の支持が解除される。第2清掃部76は、錘部79の重量によって振り子のように揺動し、やがて最初の第1状態の姿勢に戻る。

0070

図24は、図5中の第1清掃部および第2清掃部により清掃される掻き板の様子を示す断面図である。

0071

図24を参照して、掻き板21が案内板41の端部43を通過した後、掻き板21の第1表面21aおよび第2表面21bには、切屑111が付着している。特に本実施の形態では、掻き板21に貫通孔26が形成されるため、貫通孔26に引っ掛かった数多くの切屑111が存在する。

0072

まず、第1清掃部71が掻き板21の第1表面21aを擦るように動作することによって、第1表面21aに付着した切屑111を払い落とすとともに、貫通孔26から切屑111を引っ張り出す。このとき、比較的太い幅を有した切屑111が貫通孔26から引っ張り出されず、残存する。

0073

次に、第2清掃部76が掻き板21の第2表面21bを擦るように動作することによって、第2表面21bに付着した切屑111を払い落とすとともに、貫通孔26に引っ掛かった切屑111を押し出す。このよう掻き板21の第1表面21a側および第2表面21b側からの2段階の清掃工程を経ることによって、掻き板21から切屑111をより確実に除去することができる。

0074

図25は、図1中のチップコンベアにおいて、案内板の端部と、第1清掃部および第2清掃部との間の位置関係を示す断面図である。

0075

図25を参照して、案内板41は、端部43から所定長さに渡る水平区間45を有する。端部43は、掻き板21の移動方向において、駆動スプロケット61により掻き板21の移動方向が変化する位置36よりも上流側に設けられている。このような構成によれば、案内板41上を搬送される切屑が掻き板21から解放されるタイミングをより早くに設定することによって、切屑を案内板41の端部43からより効率的に放出することができる。

0076

第1清掃部71および第2清掃部76は、鉛直方向において、案内板41の端部43および切屑排出口53の間に位置して設けられている。案内板41の端部43は、水平方向において、第1清掃部71および第2清掃部76の間に位置して設けられている。このような構成によれば、案内板41の端部43から放出された切屑の落下方向を第1清掃部71および第2清掃部76によって規制することができる。これにより、たとえば、切屑が切屑排出口53に向かわず、カバー体51内に侵入することを防止できる。

0077

以上に説明した、この発明の実施の形態におけるチップコンベア10の構造についてまとめて説明すると、本実施の形態におけるチップコンベア10は、切屑を案内する案内板41と、案内板41と摺接しながら移動し、案内板41上の切屑を搬送する掻き板21とを備える。掻き板21は、その移動方向の側に面する第1表面21aと、第1表面21aの裏側に配置される第2表面21bとを有する。チップコンベア10は、掻き板21の移動経路上に設けられ、移動する掻き板21から力を受けながら第1表面21aを擦るように動作し、掻き板21を清掃する第1清掃部71と、掻き板21の移動経路上に設けられ、移動する掻き板21から力を受けながら第2表面21bを擦るように動作し、掻き板21を清掃する第2清掃部76とを備える。

0078

このように構成された、この発明の実施の形態におけるチップコンベア10によれば、掻き板の移動に伴って、第1清掃部71および第2清掃部76がそれぞれ掻き板の第1表面21aおよび第2表面21bを擦るように動作することによって、掻き板21から切屑を除去することができる。これにより、掻き板21による切屑の持ち帰りを防止することができる。

0079

今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

0080

この発明は、主に、工作機械で発生したワークの切屑を搬送するチップコンベアに利用される。

0081

10チップコンベア、21掻き板、21a 第1表面、21b 第2表面、22 第1端辺部、23 第2端辺部、26貫通孔、31無端チェーン、36 位置、41案内板、42,43 端部、45水平区間、47 空間、51カバー体、52切屑受け入れ口、53切屑排出口、56水平部、57立ち上がり部、61駆動スプロケット、62従動スプロケット、63フィルタ、64 内部空間、71,71X,71Y 第1清掃部、72,77 軸部、73,78 板状部、73j,78j 先端部、74,79錘部、76,76X,76Y 第2清掃部、91,92反転位置、111切屑。

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