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技術 遊技機

出願人 株式会社ユニバーサルエンターテインメントサミー株式会社
発明者 上原昭彦
出願日 2016年1月7日 (4年10ヶ月経過) 出願番号 2016-001612
公開日 2017年7月13日 (3年4ヶ月経過) 公開番号 2017-121345
状態 特許登録済
技術分野 スロットマシン、カードゲーム、盤上ゲーム
主要キーワード 位置調整用孔 固定板部材 円周経路 角度調整穴 凹状板 制止板 略角錐形状 ゲル状素材
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年7月13日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

駆動機構を適切な位置に配置すること。

解決手段

スライド部材は、第1のギア上の回動中心からずれた偏心位置に固定されており、第1のギアの回動に伴って、第1のギアの回動中心を中心とし、第1のギアの回動中心と偏心位置との距離を半径とする円の円周上を回動する。スライド部材が当該円周上の第1の所定位置から第2の所定位置まで回動した場合、スライド部材の回動に伴って、スクリーンが第1の位置から第2の位置まで回動する。一方で、スライド部材が当該円周上の第1の所定位置にある場合、第1のギアに形成された第1貫通孔とスクリーン用筐体を構成する板に形成された第2貫通孔とが重なっている。

概要

背景

従来、可動体を動作させることにより演出を行うことが可能な演出装置を搭載した遊技機が知られている(特許文献1参照)。このような遊技機によれば、可動体の動きを通じて、液晶表示装置に表示された映像等だけでは得られ難い迫力のある演出を行うことができる。

概要

駆動機構を適切な位置に配置すること。スライド部材は、第1のギア上の回動中心からずれた偏心位置に固定されており、第1のギアの回動に伴って、第1のギアの回動中心を中心とし、第1のギアの回動中心と偏心位置との距離を半径とする円の円周上を回動する。スライド部材が当該円周上の第1の所定位置から第2の所定位置まで回動した場合、スライド部材の回動に伴って、スクリーンが第1の位置から第2の位置まで回動する。一方で、スライド部材が当該円周上の第1の所定位置にある場合、第1のギアに形成された第1貫通孔とスクリーン用筐体を構成する板に形成された第2貫通孔とが重なっている。

目的

本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、駆動機構を適切な位置に配置することが可能な遊技機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

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請求項1

映像投影することが可能なプロジェクタと、前記プロジェクタにより投影された映像を表示可能なスクリーンと、前記スクリーンを駆動するための駆動機構と、前記スクリーン及び前記駆動機構を収容するスクリーン用筐体と、前面に開口を有する本体部と、前記本体部に対して開閉可能に取り付けられ、前記スクリーンを視認可能な表示領域が設けられた開閉扉と、を備え、前記駆動機構は、前記スクリーンに駆動力を伝達するための第1のギアを備え、前記第1のギア上の回動中心からずれた所定位置と前記第1のギアの回動中心とを結ぶ直線と、前記第1のギアの回動とは無関係な所定方向の直線とのなす角度をθと表記し、前記第1のギアの回動に伴って、θの値がαからβまで変化した場合、前記スクリーンは、第1の位置から第2の位置まで回動し、前記第1のギアには、前記第1のギアを貫通する第1貫通孔が形成されており、前記スクリーン用筐体を構成する板には、該板を貫通する第2貫通孔が形成されており、前記第1のギアがθ=αの状態にある場合において、前記第1のギア及び前記板を前記板の面に対して垂直な方向から見たとき、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とが重なっている、ことを特徴とする遊技機

請求項2

映像を投影することが可能なプロジェクタと、前記プロジェクタにより投影された映像を表示可能なスクリーンと、前記スクリーンを駆動するための駆動機構と、前記スクリーン及び前記駆動機構を収容するスクリーン用筐体と、前面に開口を有する本体部と、前記本体部に対して開閉可能に取り付けられ、前記スクリーンを視認可能な表示領域が設けられた開閉扉と、を備え、前記駆動機構は、前記スクリーンに連結されたアームと、前記アームに形成されたスライド溝に対して、前記スライド溝の内部を摺動可能なスライド部材を介して、モータから発生した駆動力を伝達する第1のギアと、を備え、前記スライド部材は、前記第1のギア上の回動中心からずれた偏心位置に固定されており、前記第1のギアの回動に伴って、前記第1のギアの回動中心を中心とし、前記第1のギアの回動中心と前記偏心位置との距離を半径とする円の円周上を回動し、前記スライド部材が前記円周上の第1の所定位置から第2の所定位置まで回動した場合、前記アームは、前記スライド部材の回動に伴って、前記スライド部材が前記スライド溝の内部を摺動することにより前記スライド部材を介して前記スライド溝に駆動力が伝達されることと連動して回動する一方、前記スクリーンは、前記アームの回動に連動して第1の位置から第2の位置まで回動し、前記第1のギアには、前記第1のギアを貫通する第1貫通孔が形成されており、前記スクリーン用筐体を構成する板には、該板を貫通する第2貫通孔が形成されており、前記スライド部材が前記円周上の前記第1の所定位置にある場合において、前記第1のギア及び前記板を前記板の面に対して垂直な方向から見たとき、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とが重なっている、ことを特徴とする遊技機。

請求項3

前記第1のギアに噛合され、モータから発生した駆動力を前記第1のギアに伝達する第2のギアを、さらに備え、前記スクリーン用筐体には、前記第1のギア及び前記第2のギアの少なくとも一部を外部から視認可能な位置に開口が設けられており、前記スライド部材が前記円周上の前記第1の所定位置にある場合、前記第1のギアの回動中心と前記第2のギアの回動中心と前記第1のギアに形成された第1目印部と前記第2のギアに形成された第2目印部とが、略一直線上に並ぶように、前記開口を介して前記第1目印部及び前記第2目印部が視認可能となっている、ことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。

技術分野

0001

本発明は、遊技機に関する。

背景技術

0002

従来、可動体を動作させることにより演出を行うことが可能な演出装置を搭載した遊技機が知られている(特許文献1参照)。このような遊技機によれば、可動体の動きを通じて、液晶表示装置に表示された映像等だけでは得られ難い迫力のある演出を行うことができる。

先行技術

0003

特開2013−013685号公報

発明が解決しようとする課題

0004

このような演出装置を搭載した遊技機は、可動体を駆動するための駆動機構を備えているが、駆動機構が適切な位置に配置されていなければ、可動体に対して駆動力を正確に伝達することができず、本来意図されている可動体の動きを実現することができなくなってしまう。

0005

本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、駆動機構を適切な位置に配置することが可能な遊技機を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

上記目的を達成するため、本発明は、以下の遊技機を提供する。

0007

(1)映像を投影することが可能なプロジェクタ(例えば、プロジェクタ機構B2)と、
前記プロジェクタにより投影された映像を表示可能なスクリーン(例えば、フロントスクリーン機構E1)と、
前記スクリーンを駆動するための駆動機構(例えば、フロントスクリーン駆動機構E2)と、
前記スクリーン及び前記駆動機構を収容するスクリーン用筐体(例えば、スクリーン筐体C10)と、
前面に開口を有する本体部(例えば、キャビネットG)と、
前記本体部に対して開閉可能に取り付けられ、前記スクリーンを視認可能な表示領域(例えば、上側表示窓UD1)が設けられた開閉扉(例えば、上ドア機構UD)と、を備え、
前記駆動機構(例えば、フロントスクリーン駆動機構E2)は、前記スクリーンに駆動力を伝達するための第1のギア(例えば、クランクギアE21)を備え、
前記第1のギア上の回動中心からずれた所定位置(例えば、偏心位置E21b)と前記第1のギアの回動中心とを結ぶ直線と、前記第1のギアの回動とは無関係な所定方向の直線とのなす角度(例えば、図189に示す角度∠EOX)をθと表記し、前記第1のギアの回動に伴って、θの値がαからβまで変化した場合、前記スクリーンは、第1の位置(例えば、フロント露出位置)から第2の位置(例えば、フロント待機位置)まで回動し、
前記第1のギア(例えば、クランクギアE21)には、前記第1のギアを貫通する第1貫通孔(例えば、貫通孔E21d)が形成されており、
前記スクリーン用筐体を構成する板(例えば、右側板C2及び左側板C3)には、該板を貫通する第2貫通孔(例えば、貫通孔C101)が形成されており、
前記第1のギアがθ=αの状態にある場合において、前記第1のギア及び前記板を前記板の面に対して垂直な方向から見たとき、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とが重なっている、
ことを特徴とする遊技機。

0008

(1)の発明によれば、第1のギアの回動に伴って、角度θ(第1のギア上の回動中心からずれた所定位置と第1のギアの回動中心とを結ぶ直線と、第1のギアの回動とは無関係な所定方向の直線とのなす角度)がαからβまで変化することにより、スクリーンが第1の位置から第2の位置まで回動する。従って、スクリーンを第1の位置から第2の位置まで回動させるためには、当該回動の開始時点において、第1のギアがθ=αの状態に配置される必要がある。

0009

一方で、(1)の発明によれば、第1のギアがθ=αの状態にある場合、第1のギアに形成された第1貫通孔とスクリーン用筐体を構成する板に形成された第2貫通孔とが重なっている。従って、第1のギアをθ=αの状態に配置するためには、逆に、第1貫通孔と第2貫通孔とが重なるように、第1のギアの位置を調整すればよい。その状態で、例えば、第2貫通孔に棒状の物体挿通させると、当該棒状の物体は、第1貫通孔も挿通することとなる。これにより、第1のギアが固定され、第1のギアをθ=αの状態に固定配置することができる。その結果、スクリーンに所望の動作を行わせることができる。

0010

(2)映像を投影することが可能なプロジェクタ(例えば、プロジェクタ機構B2)と、
前記プロジェクタにより投影された映像を表示可能なスクリーン(例えば、フロントスクリーン機構E1)と、
前記スクリーンを駆動するための駆動機構(例えば、フロントスクリーン駆動機構E2)と、
前記スクリーン及び前記駆動機構を収容するスクリーン用筐体(例えば、スクリーン筐体C10)と、
前面に開口を有する本体部(例えば、キャビネットG)と、
前記本体部に対して開閉可能に取り付けられ、前記スクリーンを視認可能な表示領域(例えば、上側表示窓UD1)が設けられた開閉扉(例えば、上ドア機構UD)と、を備え、
前記駆動機構(例えば、フロントスクリーン駆動機構E2)は、
前記スクリーンに連結されたアーム(例えば、クランク部材E22)と、
前記アームに形成されたスライド溝(例えば、スライド溝E22b)に対して、前記スライド溝の内部を摺動可能なスライド部材(例えば、スライド部材E26)を介して、モータから発生した駆動力を伝達する第1のギア(例えば、クランクギアE21)と、を備え、
前記スライド部材は、前記第1のギア上の回動中心からずれた偏心位置(例えば、偏心位置E21b)に固定されており、前記第1のギアの回動に伴って、前記第1のギアの回動中心(例えば、図189に示す中心O21)を中心とし、前記第1のギアの回動中心と前記偏心位置との距離(例えば、図189に示す距離r)を半径とする円の円周上を回動し、
前記スライド部材が前記円周上の第1の所定位置(例えば、図189に示す角度∠EOXがαとなる位置)から第2の所定位置(例えば、図189に示す角度∠EOXがβとなる位置)まで回動した場合、前記アームは、前記スライド部材の回動に伴って、前記スライド部材が前記スライド溝の内部を摺動することにより前記スライド部材を介して前記スライド溝に駆動力が伝達されることと連動して回動する一方、前記スクリーンは、前記アームの回動に連動して第1の位置(例えば、フロント露出位置)から第2の位置(例えば、フロント待機位置)まで回動し、
前記第1のギア(例えば、クランクギアE21)には、前記第1のギアを貫通する第1貫通孔(例えば、貫通孔E21d)が形成されており、
前記スクリーン用筐体を構成する板(例えば、右側板C2及び左側板C3)には、該板を貫通する第2貫通孔(例えば、貫通孔C101)が形成されており、
前記スライド部材が前記円周上の前記第1の所定位置(例えば、図189に示す角度∠EOXがαとなる位置)にある場合において、前記第1のギア及び前記板を前記板の面に対して垂直な方向から見たとき、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とが重なっている、
ことを特徴とする遊技機。

0011

(2)の発明によれば、スクリーンにアームが連結されており、アームにはスライド溝が形成されている。そして、第1のギアに固定されたスライド部材が、スライド溝の内部を摺動することができるようになっている。具体的に、スライド部材は、第1のギア上の回動中心からずれた偏心位置に固定されており、第1のギアの回動に伴って、第1のギアの回動中心を中心とし、第1のギアの回動中心と偏心位置との距離を半径とする円の円周上を回動する。スライド部材が当該円周上の第1の所定位置から第2の所定位置まで回動した場合、スライド部材の回動に伴って、スライド部材がスライド溝の内部を摺動することによりスライド部材を介してスライド溝に駆動力が伝達されることと連動して、アームが回動する。そして、アームの回動に連動して、スクリーンが第1の位置から第2の位置まで回動する。従って、スクリーンを第1の位置から第2の位置まで回動させるためには、当該回動の開始時点において、スライド部材が当該円周上の第1の所定位置に配置される必要がある。

0012

一方で、(2)の発明によれば、スライド部材が当該円周上の第1の所定位置にある場合、第1のギアに形成された第1貫通孔とスクリーン用筐体を構成する板に形成された第2貫通孔とが重なっている。従って、スライド部材を当該円周上の第1の所定位置に配置するためには、逆に、第1貫通孔と第2貫通孔とが重なるように、第1のギアの位置を調整すればよい。その状態で、例えば、第2貫通孔に棒状の物体を挿通させると、当該棒状の物体は、第1貫通孔も挿通することとなる。これにより、第1のギアが固定され、スライド部材を当該円周上の第1の所定位置に固定配置することができる。その結果、スライド部材をスライド溝の内部を設計通りに摺動させることによってスクリーンに対して駆動力を正確に伝達することが可能となり、スクリーンに所望の動作を行わせることができる。

0013

(3) 前記(2)の遊技機であって、
前記第1のギアに噛合され、モータから発生した駆動力を前記第1のギアに伝達する第2のギア(例えば、中間ギアE23)を、さらに備え、
前記スクリーン用筐体(例えば、スクリーン筐体C10の右側板C2及び左側板C3)には、前記第1のギア及び前記第2のギアの少なくとも一部を外部から視認可能な位置に開口(例えば、目印用窓C100)が設けられており、
前記スライド部材が前記円周上の前記第1の所定位置(例えば、図189に示す角度∠EOXがαとなる位置)にある場合、前記第1のギアの回動中心(例えば、クランクギアE21の中心O21)と前記第2のギアの回動中心(例えば、中間ギアE23の中心O23)と前記第1のギアに形成された第1目印部(例えば、目印部E21c)と前記第2のギアに形成された第2目印部(例えば、目印部E23a)とが、略一直線上に並ぶように、前記開口を介して前記第1目印部及び前記第2目印部が視認可能となっている、
ことを特徴とする。

0014

上述したように、(2)の発明によれば、第1貫通孔と第2貫通孔とが重なるように第1のギアの位置を調整することにより、スライド部材を上記円周上の第1の所定位置に配置することができる。もっとも、第1のギアを闇に回転させても、第1貫通孔と第2貫通孔とがなかなか重ならない可能性がある。また、第1貫通孔と第2貫通孔とが重なっているか否かを目視で確認するのは困難である可能性もある。

0015

この点、(3)の発明によれば、スライド部材が当該円周上の第1の所定位置にある場合、第1のギアの回動中心と第2のギアの回動中心と第1のギアに形成された第1目印部と第2のギアに形成された第2目印部とが、略一直線上に並ぶように、スクリーン用筐体に設けられた開口を介して第1目印部及び第2目印部が視認可能となる。従って、第1のギアの回動中心と第2のギアの回動中心と第1目印部と第2目印部とが、略一直線上に並んだとき、第1貫通孔と第2貫通孔とが重なることとなる。そのため、第1貫通孔と第2貫通孔とを重ならせるためには、当該開口を介して第1目印部及び第2目印部を視認しながら、第1のギアの回動中心と第2のギアの回動中心と第1目印部と第2目印部とが、略一直線上に並ぶように、第1のギア及び第2のギアの位置を調整すればよい。このようにすることで、比較的容易に、第1貫通孔と第2貫通孔とが重なった状態にすることが可能であり、スライド部材を上記円周上の第1の所定位置に配置することができる。

発明の効果

0016

本発明によれば、駆動機構を適切な位置に配置することができる。

図面の簡単な説明

0017

遊技機の斜視図である。
遊技機の斜視図である。
遊技機の正面図である。
遊技機の筐体内部の概略配置図である。
遊技機の分解斜視図である。
遊技機の分解斜視図である。
ミラー機構の分解斜視図である。
プロジェクタ機構とミラー機構との位置関係を示す説明図である。
ミラー機構の取付け状態を示す説明図である。
表示ユニットの縦断面図である。
フロントスクリーン機構の斜視図である。
フロントスクリーン機構の斜視図である。
表示ユニットの正面図である。
表示ユニットの斜視図である。
表示ユニットの分解斜視図である。
表示ユニットの分解斜視図である。
操作用開口部の状態を示す説明図である。
表示ユニットの斜視図である。
固定スクリーン機構への照射状態を示す説明図である。
フロントスクリーン機構への照射状態を示す説明図である。
リアスクリーン機構への照射状態を示す説明図である。
フロントスクリーン機構の分解斜視図である。
スクリーン筐体の右側板を取り外した状態を示す説明図である。
右フロントスクリーン駆動機構の斜視図である。
右フロントスクリーン駆動機構の作動状態を示す説明図である。
右フロントスクリーン駆動機構の作動過程を示す説明図である。
右フロントスクリーン駆動機構の作動過程を示す説明図である。
右フロントスクリーン駆動機構の作動過程を示す説明図である。
遊技機の斜視図である。
遊技機の斜視図である。
遊技機の正面図である。
上ドア機構及び下ドア機構を開いた状態のときの、遊技機の正面図である。
遊技機の分解斜視図である。
遊技機の分解斜視図である。
ミラー機構の分解斜視図である。
プロジェクタ機構とミラー機構との位置関係を示す説明図である。
ミラー機構の取付け状態を示す説明図である。
表示ユニットの縦断面図である。
プロジェクタ機構の斜視図である。
表示ユニットをキャビネットに装着したときの斜視図である。
表示ユニットの筐体内に収容される機能部品を省略した、図40におけるZ−Z線矢視概略部分断面図であって、遊技機が島設備に設置される際に遊技機の上方に配される、島設備の固定板部材についても表した図である。
プロジェクタ機構の斜視図である。
表示ユニットの正面図である。
表示ユニットの斜視図である。
表示ユニットの分解斜視図である。
表示ユニットの分解斜視図である。
操作用開口部の状態を示す説明図である。
表示ユニットの斜視図である。
表示ユニット及びキャビネットの斜視断面図である。
固定スクリーン機構への照射状態を示す説明図である。
フロントスクリーン機構への照射状態を示す説明図である。
リールスクリーン機構への照射状態を示す説明図である。
フロントスクリーン機構の動作範囲とリールスクリーン機構の動作範囲を示す説明図である。
フロントスクリーン機構の分解斜視図である。
スクリーン筐体の右側板を取り外した状態を示す説明図である。
右フロントスクリーン駆動機構の斜視図である。
右フロントスクリーン駆動機構の作動状態を示す説明図である。
右フロントスクリーン駆動機構の作動過程を示す説明図である。
右フロントスクリーン駆動機構の作動過程を示す説明図である。
右フロントスクリーン駆動機構の作動過程を示す説明図である。
フロントスクリーン機構及びフロントスクリーン駆動機構の斜視図である。
リールスクリーン機構、リールスクリーン駆動機構、及び可動体ベースの斜視図である。
リールスクリーン機構、及びリールスクリーン駆動機構の斜視図である。
センサ機構を説明するための斜視図である。
センサ機構の検出状態を示す説明図である。
センサ機構の検出状態を示す説明図である。
センサ機構の検出状態を示す説明図である。
フロントスクリーン機構の動作に係るシーケンス図である。
フロントスクリーン機構をフロント待機位置からフロント露出位置に駆動させる際の、フロントスクリーン駆動機構の駆動モータ制御シーケンスについて説明する図である。
リールスクリーン機構の動作に係るシーケンス図である。
リールスクリーン機構をリール待機位置からリール露出位置に駆動させる際の、リールスクリーン駆動機構の駆動モータの制御シーケンスについて説明する図である。
原点復帰動作に係る、フロントスクリーン機構及びリールスクリーン機構の駆動手順ついて説明する図である。
キャビネット及びメダル補給口の斜視図である。
キャビネット、メダル補給口及びメダル補給機構の斜視図である。
メダル補給機構の斜視図である。
メダル補給機構の分解斜視図である。
背面壁、メダル補給口、メダル補給機構、及び、スケーラ装置の配置を示す説明図である。
下ドア機構を開いた状態の遊技機の正面図である。
キャビネットの下部空間の斜視図である。
キャビネットの下部空間の斜視図である。
キャビネットの下部空間の断面図である。
コインガードの正面図・上面図・右側面図である。
下ドア機構を開いた状態の遊技機の正面図である。
ホッパガイド機構が底面板取付けられた状態の説明図である。
ホッパガイド機構の上面図及び正面図である。
ホッパ機構HPの斜視図である。
ホッパ機構HPを正常に取り付ける際の説明図である。
ホッパ機構HPを正常に取り付ける際の説明図である。
ホッパ機構HPを誤進入させた場合の説明図である。
キャビネットの内部の詳細図である。
キャビネットの下部空間の斜視図である。
板金の説明図である。
板金の説明図である。
上ドア機構及び下ドラ機構を開けた状態のキャビネットの正面図である。
上ドア機構及び下ドラ機構を開けた状態のキャビネットの側面図である。
下ドラ機構を開けた状態のキャビネットの斜視図である。
上部扉ロック機構の説明図である。
ロック状態にある上部扉ロック機構の説明図である。
下ドア機構をキャビネットから取り外した状態の遊技機の斜視図である。
下ドア機構を開いた状態の遊技機の斜視図である。
キャビネットの下部空間の詳細図である。
スピーカDD25と電源装置と対向させた状態の側面図である。
上ドア機構の斜視図である。
最大BETボタンの操作部と係止部の分解図である。
第2台座部に固定された最大BETボタンをキャビネット内部から見た図である。
第2台座部の断面図である。
操作部の分解図である。
遊技機の正面図である。
下ドア機構を開いた状態の遊技機の正面図である。
下ドア機構の背面斜視図である。
下部扉DD1、リールユニットRU、主制御基板MSの分解図である。
リールユニットへの主制御基板の取り付け説明図である。
下ドア機構へのリールユニットの取り付け説明図である。
リール装置の分解斜視図である。
リールユニットの分解斜視図である。
モータ取付板、リールインデックス、及び、センサ部の斜視図である。
検知片と、検知状態との関係を示す説明図である。
モータ取付板、及び、センサ部の斜視図である。
モータ取付板、及び、センサ部の分解斜視図である。
モータ取付板、及び、センサ部の分解斜視図である。
モータ取付板に対する台座部材の取り付け位置を示す説明図である。
台座部材に対するセンサの取り付け位置を示す説明図である。
上ドア機構が開いた状態の遊技機の上面図である。
上ドア機構をキャビネットから取り外した状態の遊技機の斜視図である。
上側ヒンジ機構の説明図である。
上ドア機構の斜視図である。
上ドア機構の分解斜視図である。
装飾ユニットの分解斜視図である。
照射光装置と装飾ユニットとの位置関係を示す説明図である。
装飾ユニットの断面図である。
上ドア機構の内部構成を示す正面図である。
上ドア機構の斜視図である。
上ドア機構の要部拡大斜視図である。
上ドア機構の要部拡大断面図である。
左パネル機構の斜視図である。
左パネル機構の斜視図である。
左パネル機構の分解斜視図である。
左パネル機構の分解斜視図である。
左パネル機構の一部分解斜視図である。
左パネル機構の断面図である。
導光板導光構造を示す説明図である。
パネルベースと、トップレンズカバと、左上パネル機構の斜視図である。
左上パネル機構の斜視図である。
左上パネル機構の斜視図である。
トップレンズカバと、左上パネル機構の斜視図である。
パチスロ機能フローを示す図である。
主制御回路の構成例を示すブロック図である。
副制御回路の構成例を示すブロック図である。
サブ制御装置の分解斜視図である。
ベース部材の斜視図である。
カバー部材を底面側から見た斜視図である。
サブ制御装置の正面図である。
サブ制御装置の上面図である。
サブ制御装置の底面図である。
ベース接着部の斜視図である。
ベース側接着部の正面図である。
ベース側接着部を後方から見た斜視図である。
ベース側接着部の右側面図である。
ベース側接着部の上面図である。
カバー側接着部の斜視図である。
カバー側接着部の右側面図である。
カバー側接着部を下方から見た斜視図である。
カバー側接着部を下方から見た斜視図である。
カバー側接着部の底面図である。
ベース部材とカバー部材との位置合わせをしている際の様子を示す図である。
ベース部材とカバー部材とを螺合した状態におけるベース側接着部及びカバー側接着部の底面図である。
図152Aに示すサブ制御装置の矢視A−Aに沿う断面図である。
表示ユニットの斜視図である。
スクリーン装置の分解斜視図である。
スクリーン装置の分解斜視図である。
スクリーン装置の分解斜視図である。
フロントスクリーン機構の分解斜視図である。
フロントスクリーン支持台の正面図である。
図171に示すフロントスクリーン支持台の矢視B−Bに沿う断面図である。
図172に示すフロントスクリーン支持台にフロントスクリーン部材を粘着させた状態を示す図である。
図171に示すフロントスクリーン支持台の矢視C−Cに沿う断面図である。
図174に示すフロントスクリーン支持台にフロントスクリーン部材を粘着させた状態を示す図である。
フロントスクリーン支持台の背面図である。
図176に示すフロントスクリーン支持台の矢視D−Dに沿う断面図である。
図176に示すフロントスクリーン支持台の矢視E−Eに沿う断面図である。
スクリーン筐体の右側板及び左側板を取り外した状態を示す説明図である。
右フロントスクリーン駆動機構の斜視図である。
右フロントスクリーン駆動機構のクランクギアを取り外した状態を示す説明図である。
右フロントスクリーン駆動機構のクランクギアの平面図である。
右フロントスクリーン機構及び左フロントスクリーン駆動機構の斜視図である。
右フロントスクリーン駆動機構のクランクギアの右側面図である。
右フロントスクリーン駆動機構の中間ギアの右側面図である。
フロントスクリーン機構がフロント露出位置に配置されている場合における右フロントスクリーン駆動機構のクランクギア及び中間ギアの右側面図である。
右側板の右側面図である。
フロントスクリーン機構がフロント露出位置に配置されている場合におけるスクリーン装置の右側面図である。
フロントスクリーン機構がフロント露出位置に配置されている場合における右フロントスクリーン駆動機構のクランクギアの左側面図である。
クランクギアとクランク部材とを組み付ける前の状態におけるクランクギアを示す図である。
クランクギアとクランク部材とを組み付ける前の状態におけるクランク部材を示す図である。
右側板にクランクギアを取り付けた状態を示す右側面図である。
図192に示す右側板及びクランクギアに中間ギアを取り付けた状態を示す図である。
リール待機位置に配置されている場合におけるリールスクリーン機構の斜視図である。
リール露出位置に配置されている場合におけるリールスクリーン機構の斜視図である。
リールスクリーン機構、リールスクリーン駆動機構、及び、可動体ベースの斜視図である。
リールスクリーン機構及びリールスクリーン駆動機構の斜視図である。
リールスクリーン機構がリール待機位置に配置されている場合におけるアーム部材及び可動体ベースを示す斜視図である。
リールスクリーン機構及びアーム部材の右側面図である。
リールスクリーン機構及びアーム部材の底面図である。
リールスクリーン機構及びアーム部材を下方から見た斜視図である。
右可動体ベースの斜視図である。
図198に示すアーム部材及び可動体ベースの位置を上下方向に僅かにずらした状態を示す図である。
可動体ベースにおける基準面近傍の上面図である。
図204に示す可動体ベースの矢視F−Fに沿う断面図である。
緩衝部材設置部を右側から見た図である。
図206に示す緩衝部材設置部に緩衝部材を設置した状態を示す図である。
図204に示す可動体ベースの矢視G−Gに沿う断面においてアーム部材と緩衝部材とが当接している状態を示す図である。
フロントスクリーン機構がフロント露出位置に配置されている場合におけるフロントスクリーン機構及び底板を示す斜視図である。
フロントスクリーン支持台の斜視図である。
図210に示すフロントスクリーン支持台に形成された突起部分拡大図である。
底板の斜視図である。
図209に示すフロントスクリーン機構及び底板の位置を上下方向に僅かにずらした状態を示す図である。
底板を斜め下方から見た図である。
底板の上面図である。
図215に示す底板の矢視H−Hに沿う断面における緩衝部材設置部の部分拡大図である。
図214に示す底板に形成された緩衝部材設置部に緩衝部材用カバーを取り付けた状態を示す図である。
緩衝部材用カバーの斜視図である。
図218に示す緩衝部材用カバーに緩衝部材を載置した状態を示す図である。
図215に示す底板の矢視H−Hに沿う断面においてフロントスクリーン支持台と緩衝部材とが当接している状態を示す図である。
図215に示す底板の矢視I−Iに沿う断面において緩衝部材及び緩衝部材用カバーが設置されている状態を示す図である。
図197に示す円弧状ギアの右側面図である。
図222に示す円弧状ギアの斜視図である。
右フロントスクリーン駆動機構のクランク部材の左側面図である。
図224に示すクランク部材の斜視図である。
フロントスクリーン機構がフロント露出位置に配置され、リールスクリーン機構がリール待機位置に配置されている場合におけるスクリーン装置の断面の斜視図である。
フロントスクリーン機構がフロント露出位置に配置され、リールスクリーン機構がリール待機位置に配置されている場合における円弧状ギア及びクランク部材の断面の右側面図である。
リールスクリーン機構がリール露出位置に配置され、フロントスクリーン機構がフロント待機位置に配置されている場合におけるスクリーン装置の断面の斜視図である。
リールスクリーン機構がリール露出位置に配置され、フロントスクリーン機構がフロント待機位置に配置されている場合における円弧状ギア及びクランク部材の断面の右側面図である。
照射光装置の分解斜視図である。
プロジェクタ機構の回路構成を示すブロック図である。
プロジェクタ機構の分解斜視図である。
プロジェクタ機構を固定するための上側台座及び下側台座の分解斜視図である。
上側台座と下側台座とを連結した状態の平面図である。
上側台座の位置決め方法を説明するための図である。
図234に示す上側台座及び下側台座の矢視J−Jに沿う断面図である。
下側台座の姿勢調整方法を説明するための図である。
プロジェクタ機構と調整用PCとの接続形態を示す図である。
プロジェクタカバーの上壁部を取り外した状態を示す斜視図である。
プロジェクタカバーと中継板と上側台座とを連結した状態の平面図である。
図240に示すプロジェクタカバー、中継板、及び上側台座の矢視K−Kに沿う断面図である。
図240に示す状態からプロジェクタカバーを取り外した状態を示す斜視図である。
中継板及び緩衝部材を示す分解斜視図である。
上側台座及び下側台座の斜視図である。
上側台座及び下側台座の平面図である。
上側台座及び下側台座を斜め前方から見た図である。
上側台座及び下側台座を斜め後方から見た図である。
プロジェクタ機構の内部構成要素を収容するケースの斜視図である。
下側台座にケースを取り付けた状態を示す斜視図である。
プロジェクタカバーの上壁部を取り外した状態を示す斜視図である。
上壁部を取り外した状態のプロジェクタカバーの平面図である。
図251に示すプロジェクタカバーの矢視L−Lに沿う断面図と、プロジェクタカバーに取り付けられる中継板の斜視図とを分解して示す図である。
上壁部を取り外した状態のプロジェクタカバーを斜め上方から見た図である。
上壁部を取り外した状態のプロジェクタカバーの正面図である。
図254に示すプロジェクタカバーの矢視M−Mに沿う断面図である。
ブラインドの斜視図である。
プロジェクタカバーの上壁部を取り外した状態の照射光装置の平面図である。
図257に示す照射光装置の矢視N−Nに沿う断面図である。
図257に示す照射光装置の矢視N−Nに沿う断面の右側面図である。

実施例

0018

(第1実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
遊技機は、いわゆるパチスロ機である。遊技機は、コイン、メダル遊技球又はトークンなどの他、遊技者に付与された又は付与される、遊技価値の情報を記憶したカードなどの遊技媒体を用いて遊技する遊技機であるが、以下ではメダルを用いるものとして説明する。

0019

尚、以後の説明において、遊技機1から遊技者に向かう側(方向)を遊技機1の前側(前方向)と称し、前側とは逆側を後側(後方向、奥行方向)と称し、遊技者から見て右側及び左側を遊技機1の右側(右方向)及び左側(左方向)とそれぞれ称する。また、前側及び後側を含む方向は、前後方向又は厚み方向と称し、右側及び左側を含む方向は、左右方向又は幅方向と称する。前後方向(厚み方向)及び左右方向(幅方向)に直交する方向を上下方向又は高さ方向と称する。

0020

図1及び図2に示すように、遊技機1の外観は、矩形箱状の筐体2により構成されている。筐体2は、前面側に矩形状の開口を有するキャビネット21と、キャビネット21の前面上部に配置された上ドア機構UDと、キャビネット21の前面下部に配置された下ドア機構DDとを有している。キャビネット21は、遊技に用いられる機器(例えばリール(又は、ドラムともいう)など)を収容する。図3にも示すように、上ドア機構UD及び下ドア機構DDは、キャビネット21の開口の形状及び大きさに対応するように形成されている。上ドア機構UD及び下ドア機構DDは、キャビネット21における開口の上部及び下部を閉塞可能に設けられている。上ドア機構UDは、上側表示窓UD1を中央部に有している。上側表示窓UD1には、光を透過する透明パネルUD11が設けられている。

0021

(表示ユニットA)
図4に示すように、上ドア機構UDの後側におけるキャビネット21の内部には、表示ユニットAが設けられている。図5に示すように、表示ユニットAは、キャビネット21内の中間支持板211上に着脱可能に設けられている。尚、中間支持板211は、キャビネット21内の上部空間と下部空間との仕切り壁として機能している。表示ユニットAは、映像を含む照射光を出射する照射光装置Bと、照射光装置Bからの照射光が照射されることにより映像を出現させるスクリーン装置Cとを有した所謂プロジェクションマッピング装置である。

0022

ここで、プロジェクションマッピング装置は、建造物や自然物などの立体物の表面に映像を投影するためのものであって、例えば、後述のスクリーンである役物に対して、その位置(投影距離や角度など)や形状に基づいて生成される、演出情報に応じた映像を投影することにより、高度で、かつ迫力のある演出を可能とする。

0023

(表示ユニットA:照射光装置B)
図6に示すように、照射光装置Bは、照射光を前方に出射するプロジェクタ機構B2と、プロジェクタ機構B2の前方に配置され、プロジェクタ機構B2からの照射光を斜め下後方に配置されたスクリーン装置C方向に反射するミラー機構B3と、プロジェクタ機構B2及びミラー機構B3を収容したプロジェクタカバーB1とを有している。

0024

(表示ユニットA:照射光装置B:プロジェクタ機構B2)
プロジェクタ機構B2は、キャビネット21内の後部に配置されている。プロジェクタ機構B2は、水平配置された平板状のベース部材B22を有している。ベース部材B22の下面には、レンズ機構B21及び図示しない光源が設けられている。レンズ機構B21は、光源から出射された照射光を前方のミラー機構B3に向けて出射するように配置されている。

0025

また、ベース部材B22の下面には、排熱機構B23・B24が設けられている。排熱機構B23・B24は、レンズ機構B21及び光源の右側及び左側にそれぞれ配置されている。排熱機構B23・B24は、空気を流通させるダクトと空気を送出するファンとを有しており、空気を後方に吹き出すことによって、照射光を生成する際に発生する熱を強制的に後方に流動させるようになっている。図2に示すように、排熱機構B23・B24における空気の流動方向には、キャビネット21の通気穴21aが配置されている。これにより、排熱機構B23・B24は、プロジェクタ機構B2の熱を空気と共に通気穴21aを介して機外に強制的に排出することが可能になっている。

0026

(表示ユニットA:照射光装置B:ミラー機構B3)
図6に示すように、プロジェクタ機構B2の前方(照射光の出射方向)には、ミラー機構B3が配置されている。図7に示すように、ミラー機構B3は、ミラーホルダB31と、ミラーホルダB31に収容された光学ミラーB32と、光学ミラーB32の両端部をミラーホルダB31に固定するミラーストッパB33・B34とを有している。図8にも示すように、ミラーホルダB31は、前面が長方形状の板状に形成されている。ミラーホルダB31の各コーナー部には、角度調整穴B311が形成されていると共に、角度調整穴B311を中心にして凹部B312が前面に形成されている。また、上下方向の角度調整穴B311・B311間には、取付け穴B314・B314が上下対称に形成されている。

0027

一方、また、ミラーホルダB31の後面には、ミラー保持部B313が形成されている。ミラー保持部B313は、中央部に形成されており、角度調整穴B311及び取付け穴B314に重複しないサイズで形成されている。ミラー保持部B313の左側及び右側には、ミラーストッパB33・B34がそれぞれ設けられている。ミラーストッパB33・B34は、角度調整穴B331・B341と、取付け穴B334・B344とをそれぞれ有している。ミラーストッパB33・B34における角度調整穴B331・B341及び取付け穴B334・B344は、ミラーホルダB31における角度調整穴B311・B311及び取付け穴B314・B314に対応するように配置されている。

0028

ミラーストッパB33・B34は、一部がミラー保持部B313と重複するように形成されている。これにより、ミラーストッパB33・B34は、ミラー保持部B313に嵌合された光学ミラーB32の左右方向の両辺部に当接し、取付け穴B314・B334・B344によりミラーホルダB31にネジ締結されることによって、光学ミラーB32をミラーホルダB31に保持させている。

0029

図9に示すように、上記のように構成されたミラー機構B3は、プロジェクタカバーB1におけるリフレクタ保持部B11の内側面に設けられている。リフレクタ保持部B11は、プロジェクタカバーB1の前面中央部に形成されており、上ドア機構UDを開いたときに前側に露出するように配置されている。リフレクタ保持部B11は、角度調整穴B111を有している。角度調整穴B111は、ミラー機構B3の角度調整穴B311に対応した位置に形成されている。

0030

リフレクタ保持部B11の角度調整穴B111には、図示しないネジが前面側から挿通されており、このネジは、ミラーホルダB31の角度調整穴B311を貫通する。そして、ミラーストッパB33・B34の角度調整穴B331・B341は、ネジが螺合可能なネジ穴として形成されており、ミラーホルダB31の角度調整穴B311を貫通したネジは、ミラーストッパB33・B34の角度調整穴B331・B341に螺合される。

0031

そして、上記ネジが角度調整穴B331・B341との螺合が緩む方向に回転されると、リフレクタ保持部B11とミラーストッパB33・B34との距離が広がることとなる。一方、上記ネジが角度調整穴B331・B341との螺合が締まる方向に回転されると、リフレクタ保持部B11とミラーストッパB33・B34との距離が縮まることとなる。

0032

上記のように、取付け穴B314・B334・B344を介してミラーホルダB31とミラーストッパB33・B34とがネジ締結されており、これにより、ミラーホルダB31とミラーストッパB33・B34との間に光学ミラーB32が挟持されている。このように、ミラーホルダB31と光学ミラーB32とミラーストッパB33・B34とは、ミラー機構B3として一体化されており、ネジの回転によりリフレクタ保持部B11とミラーストッパB33・B34との距離を変化させることにより、リフレクタ保持部B11とミラー機構B3との距離を増減することができる。そして、角度調整穴B311・331・B341がミラー機構B3のコーナー部に対応して4方向に配置されているため、各角度調整穴B311・331・B341の配置位置におけるリフレクタ保持部B11とミラー機構B3との距離を増減させることによって、プロジェクタ機構B2から出射された照射光の進行方向に対する光学ミラーB32の反射角度微調整することを可能にしている。

0033

また、リフレクタ保持部B11とミラーホルダB31との間には、図示しないバネが設けられている。バネは、後端面がミラーホルダB31の凹部B312に当接されており、前端面がリフレクタ保持部B11の内壁面後壁面)に当接されることによって、リフレクタ保持部B11とミラーホルダB31とで挟持されている。そして、リフレクタ保持部B11の角度調整穴B111から挿通されたネジが当該バネを貫通している。これにより、ネジの回転に伴ってリフレクタ保持部B11とミラー機構B3との距離が広がっても、バネの付勢力により、ネジ頭部がリフレクタ保持部B11の角度調整穴B111に当接することとなり、ネジ頭部が角度調整穴B111から飛び出してリフレクタ保持部B11とネジとの位置関係が崩れてしまうことを防止することができる。

0034

(表示ユニットA:照射光装置B:プロジェクタカバーB1)
図10に示すように、上記のように構成されたプロジェクタ機構B2及びミラー機構B3は、プロジェクタカバーB1に収容されている。プロジェクタカバーB1は、水平配置された上壁部B12と、上壁部B12の前側に配置されたリフレクタ保持部B11と、上壁部B12の左右方向において左右対称に配置された側壁部B13・B13とを有している。上壁部B12は、前部が図5のキャビネット21よりも前方に突出されている。上壁部B12の前辺中央部には、リフレクタ保持部B11が前方に突出した形態に形成されており、突出により形成された空間部に上述のミラー機構B3を角度調整可能に保持している。

0035

また、側壁部B13・B13は、下端部から水平方向に突出された突出部B131を有している。突出部B131は、前部側の第1突出部B131aと、後部側の第2突出部B131bとを有している。第1突出部B131aは、プロジェクタカバーB1がキャビネット21に装着されたときに、キャビネット21の開口部に対応する位置に形成されており、キャビネット21の開口部の幅よりも僅かに小さな幅に設定されている。一方、第2突出部B131bは、プロジェクタカバーB1がキャビネット21に装着されたときに、キャビネット21の開口部から後方の空間部に対応する位置に形成されており、後方の空間部の幅よりも僅かに小さな幅に設定されている。即ち、各側壁部B13・B13は、第1突出部B131aの幅よりも第2突出部B131bの幅が広く形成されている。これにより、プロジェクタカバーB1は、キャビネット21における内部空間の大部分を覆うことが可能になっている。

0036

プロジェクタカバーB1の下面側には、複数の孔B151を有した多孔板B15が設けられている。多孔板B15は、金属(例えば、ステンレス、鉄、鋼、アルミ等)製の板に打ち抜き加工を施すことにより複数の孔を開けたパンチングメタルである。複数の孔B151は、多孔板B15の全面において略均等に分散して形成されている。多孔板B15は、多孔板B15の全面において空気を流通可能にしており、プロジェクタ機構B2の排熱機構B23・B24による吸引により下側から上側への空気の流動を可能にしている。孔B151のサイズ及び個数は、外部からプロジェクタカバーB1内を目視できない程度に設定されている。孔B151は、丸、四角六角形等の形状に形成されており、孔径は、3〜5mm程度となっている。

0037

多孔板B15は、プロジェクタカバーB1の第1突出部B131a及び第2突出部B131bを下側位置から覆うように形成されている。図12に示すように、多孔板B15は、前部側の上側部B15aと、中部側の傾斜部B15bと、後部側の下側部B15cとを有している。上側部B15aは、水平配置されている。傾斜部B15bは、上側部B15aの後辺から斜め下後方に曲折されることにより形成されている。下側部B15cは、傾斜部B15bの後辺から水平方向に曲折されることにより形成されている。

0038

多孔板B15の上側部B15aは、プロジェクタカバーB1の側壁部B13・B13に取付けられている。これにより、多孔板B15は、プロジェクタカバーB1の前部を上側部B15aで下側から覆い、プロジェクタカバーB1の中部から後部にかけて傾斜部B15b及び下側部B15cで下側から覆うように配置されている。図10に示すように、多孔板B15の下方には、スクリーン装置Cにおけるフロントスクリーン機構E1が配置されている。

0039

詳細は後述するが、フロントスクリーン機構E1は、照射光による映像の出現を禁止する待機姿勢となる上側に配置されたフロント待機位置と、照射光による映像の出現を許可する露出姿勢となる下側に配置されたフロント露出位置との間を回動可能にされており、待機姿勢におけるフロントスクリーン機構E1は、多孔板B15の傾斜部B15bに略平行に近接した傾斜姿勢にされている。一方、フロントスクリーン機構E1が露出姿勢となったときには、多孔板B15の下方に大きな空間部が出現し、この空間部に存在する空気が流動抵抗のない状態で多孔板B15に到達し、複数の孔B151を通過することによって、スクリーン装置C内への空気の流入を容易にして冷却効率を高めることを可能にしている。

0040

また、多孔板B15は、プロジェクタカバーB1の下面を覆うように設けられることによって、例えば図13に示すように、前側に位置した遊技者の目線位置がスクリーン装置Cの上下方向及び左右方向の中心部の水平線上に存在し、この目線位置から照射光装置Bを見上げる状態になったとしても、多孔板B15により照射光装置Bの内部を目視されないようにしている。

0041

(表示ユニットA:スクリーン装置C)
図14に示すように、上記のように構成された照射光装置Bは、スクリーン装置Cの上面にネジ締結により連結されている。これにより、表示ユニットAは、照射光装置Bとスクリーン装置Cとをユニット化して一体的に取り扱うことが可能になっている。

0042

(表示ユニットA:スクリーン装置C:スクリーン筐体C10)
スクリーン装置Cは、箱形形状のスクリーン筐体C10を有している。図15にも示すように、スクリーン筐体C10は、水平配置された底板C1と、底板C1の右端部に立設された右側板C2と、底板C1の左端部に立設された左側板C3と、底板C1の後端部に立設された背板C4とを有している。これにより、底板C1に対して右側板C2と左側板C3と背板C4とがネジ締結により連結されることによって、遊技者が位置する前面側と、照射光装置Bが位置する上面側とが開放された箱形形状のスクリーン筐体C10が形成されている。

0043

スクリーン筐体C10を構成する底板C1と右側板C2と左側板C3と背板C4とは、それぞれが独立して所定形状に形成されており、固定スクリーン機構D等の所定の機能部品が取付け可能にされている。これにより、スクリーン装置Cのユニット全体として共通化を図れない場合でも、底板C1と右側板C2と左側板C3と背板C4との板部材単位で共通化することが可能になっている。また、板部材毎の部分的な変更が可能であるため、遊技機1の機種毎に容易に仕様変更することが可能になっている。

0044

(表示ユニットA:スクリーン装置C:スクリーン筐体C10:底板C1)
具体的に説明すると、スクリーン筐体C10の底板C1は、上面視が長方形の平板形状に形成されている。底板C1の上面には、中央部に配置された中央載置部C11と、中央載置部C11を中心として左右方向に配置された右載置部C12及び左載置部C13とを有している。これらの載置部C11・C12・C13は、凹状に形成されている。中央載置部C11は、固定スクリーン機構Dの下端部が嵌合されることによって、固定スクリーン機構Dを位置決め可能に載置している。右載置部C12及び左載置部C13は、右可動体ベースC5及び左可動体ベースC6の下端部がそれぞれ嵌合されることによって、右可動体ベースC5及び左可動体ベースC6をそれぞれ位置決め可能に載置している。

0045

また、底板C1の前辺部C14は、下方に曲折されることによって、先端部が底板C1の下面よりも下方に位置されている。前辺部C14には、複数の貫通穴C141が形成されている。図5に示すように、前辺部C14は、表示ユニットAがキャビネット21の中間支持板211に載置されながら組み込まれる際に、中間支持板211の前面に当接することによって、キャビネット21内の後方への位置決めを行うことを可能にしている。そして、表示ユニットAは、前辺部C14の貫通穴C141を介してキャビネット21の前面にネジ締結されることによって、キャビネット21の前面側からの表示ユニットAの組み込み作業及び据え付け作業を行うことが可能になっている。

0046

(表示ユニットA:スクリーン装置C:スクリーン筐体C10:右側板C2、左側板C3)
図15及び図16に示すように、スクリーン筐体C10の右側板C2及び左側板C3は、操作用開口部C21・C31を有している。操作用開口部C21・C31は、取っ手として形成されており、操作用開口部C21・C31に手を引っかけることによって表示ユニットAを持ち運ぶことができるようになっている。操作用開口部C21・C31は、フロントスクリーン駆動機構E2のクランクギアE21・E21の側方に配置されている。操作用開口部C21・C31は、水平方向に長手方向を一致させた長方形状に形成されている。操作用開口部C21・C31の開口面積は、クランクギアE21・E21を外部から人手により操作することができる程度に設定されている。

0047

これにより、表示ユニットAをキャビネット21に組み込んだ後に、待機位置のフロントスクリーン機構E1を手動で移動させる場合は、先ず、上ドア機構UDが開放されたキャビネット21の前面側から表示ユニットAを取り出す。具体的には、キャビネット21の前面側に位置した作業者がキャビネット21に対する表示ユニットAのネジ締結を解除してネジを取り外す。そして、キャビネット21内に手を伸ばして表示ユニットAの操作用開口部C21・C31を両手把持し、表示ユニットAをキャビネット21外に取り出す。この後、例えば図17に示すように、取り外した表示ユニットAの一方の操作用開口部C21からスクリーン装置C内に手を伸ばし、操作用開口部C21から水平方向に見えるクランクギアE21を回転させることによって、ロック状態のフロントスクリーン機構E1を待機位置から容易に移動させることができる。フロントスクリーン機構E1のロック状態については後述する。待機位置からの移動によりロック状態が解除されると、フロントスクリーン機構E1を所望の位置に素早く回動させることができる。

0048

なお、上ドア機構UDを開けた状態で、キャビネット21の開口の前方から、キャビネット21の側面壁212とスクリーン装置Cの右側板C2との間のスペース内に手を伸ばし、操作用開口部C21からクランクギアE21を操作することによって、クランクギアE21を回転させることができる。この場合には、表示ユニットAをキャビネット21外に取り外さなくても、フロントスクリーン機構E1のロック状態を解除することができる。

0049

また、右側板C2には、モータ収容部C22が形成されている。モータ収容部C22は、リールスクリーン駆動機構F2の駆動モータF21を収容している。

0050

(表示ユニットA:スクリーン装置C:スクリーン筐体C10:背板C4)
図18に示すように、スクリーン筐体C10の背板C4は、平板状に形成されており、背面に中継基板CKが設けられている。中継基板CKは、表示ユニットAにおける複数の信号線集合して表示ユニットA外との配線を一箇所で行うことを可能にしている。中継基板CKは、背板C4の背面に設けられることによって、キャビネット21の背面壁213の前方に配置された状態にされている。即ち、中継基板CKは、キャビネット21の背面壁213とスクリーン筐体C10の背板C4との隙間に配置されている。中継基板CKの下方には、図5に示すように、表示ユニットAを支持する中間支持板211の貫通穴2111が配置されており、中継基板CKの信号線が挿通されている。

0051

これにより、中継基板は、スクリーン装置Cの外部に配置されることによって、配線作業が容易化されていると共に、スクリーン装置C内に中継基板CK用の設置スペースを確保することを不要にし、スクリーン装置C内の設計の自由度を拡大させている。

0052

また、図18に示すように、背板C4には、操作用開口部C41が形成されている。操作用開口部C41は、右側下部に配置されており、フロントスクリーン駆動機構E2の中間ギアE23に対向されている。操作用開口部C41は、中間ギアE23を手動で操作可能なサイズに形成されている。これにより、表示ユニットAをキャビネット21に組み込んだ後に、待機位置のフロントスクリーン機構E1を手動で移動させる場合は、先ず、表示ユニットAをキャビネット21から取り外す。この後、操作用開口部C41からスクリーン装置C内に手を伸ばし、操作用開口部C41から水平方向に見える中間ギアE23を回転させることによって、ロック状態のフロントスクリーン機構E1を待機位置から容易に移動させることができる。

0053

(表示ユニットA:スクリーン装置C:スクリーン機構)
スクリーン筐体C10の内部には、照射光装置Bからの照射光の照射により映像を出現させる複数のスクリーン機構が照射対象切替え可能に設けられている。具体的には、複数のスクリーン機構として固定スクリーン機構Dとフロントスクリーン機構E1とリールスクリーン機構F1とが設けられている。各スクリーン機構D・E1・F1の詳細な構造は後述する。

0054

(表示ユニットA:スクリーン装置C:スクリーン位置関係)
図19に示すように、固定スクリーン機構Dは、照射光の照射方向に存在する固定露出位置に固定状態で設けられている。図20に示すように、フロントスクリーン機構E1は、フロント露出位置とフロント待機位置との間を回動可能に設けられている。固定露出位置とフロント露出位置との位置関係は、フロント露出位置が照射光の照射方向であって且つ固定露出位置よりも前方に存在するように設定されている。これにより、フロントスクリーン機構E1がフロント露出位置に移動した場合は、フロントスクリーン機構E1が固定スクリーン機構Dを前方から覆い隠した状態にすることによって、照射光による映像をフロントスクリーン機構E1だけに出現可能にしている。フロントスクリーン機構E1がフロント待機位置に移動した場合は、固定スクリーン機構Dを露出させることによって、照射光による映像を固定スクリーン機構Dに出現可能にしている。

0055

また、図21に示すように、リールスクリーン機構F1は、リール露出位置とリール待機位置との間を回動可能に設けられている。リール露出位置と固定露出位置との位置関係は、リール露出位置が照射光の照射方向であって且つ固定露出位置よりも前方に存在するように設定されている。これにより、リールスクリーン機構F1がリール露出位置に移動した場合は、リールスクリーン機構F1が固定スクリーン機構Dを前方から覆い隠した状態にすることによって、照射光による映像をリールスクリーン機構F1だけに出現可能にしている。リールスクリーン機構F1がリール待機位置に移動した場合は、固定スクリーン機構Dを露出させることによって、照射光による映像を固定スクリーン機構Dに出現可能にしている。

0056

フロント待機位置とリール待機位置との位置関係は、フロント待機位置に存在するフロントスクリーン機構E1とリール待機位置に存在するリールスクリーン機構F1とが干渉しないように設定されている。即ち、フロント待機位置は、固定スクリーン機構Dの上方に配置されている一方、リール待機位置は、固定スクリーン機構Dの後方に配置されている。これにより、フロントスクリーン機構E1の回動距離がリールスクリーン機構F1の回動距離よりも短くされている。

0057

フロントスクリーン機構E1とリールスクリーン機構F1とは、回動による作動領域の重複が最小限になるように、フロントスクリーン機構E1の回動中心軸とリールスクリーン機構F1の回動中心軸とが相違されている。具体的には、フロントスクリーン機構E1の回動中心軸は、リールスクリーン機構F1の回動中心軸よりもフロント待機位置方向となる上方に設定されている。これにより、フロントスクリーン機構E1の移動が最小限に設定されている。

0058

また、フロントスクリーン機構E1とリールスクリーン機構F1とは、少なくとも一方のスクリーン機構E1・F1が待機位置に存在することを条件として回動可能にされている。これにより、スクリーン機構E1・F1同士の回動時における干渉が防止されている。

0059

(表示ユニットA:スクリーン装置C:固定スクリーン機構D)
図15及び図16に示すように、固定スクリーン機構Dは、スクリーン筐体C10の底板C1上にネジ締結により固定されている。固定スクリーン機構Dは、正面反射部D1と右面反射部D2と左面反射部D3と下面反射部D4とを有している。これらの反射部D1〜D4の反射面は、照射光装置Bからの照射光の光軸に対してそれぞれ異なる角度に設定されている。

0060

尚、固定スクリーン機構Dは、照射光の光軸に対して複数の異なる角度の反射面を有する構成であれば、例えば2面や3面、5面の反射部を有してもよいし、或いは、光軸に対して連続的に異なる角度となる、曲率中心点が前面側に位置する湾曲状や円弧状の反射面の反射部を備えていてもよい。

0061

上記の正面反射部D1は、反射面が前側の遊技者に対して対向配置されており、固定スクリーン機構Dの前方上部に配置された照射光装置Bからの反射光の大部分を前方に反射するように設定されている。右面反射部D2及び左面反射部D3は、正面反射部D1の右辺部及び左辺部に接合されており、正面反射部D1を中心として左右対称に配置されている。右面反射部D2及び左面反射部D3は、正面反射部D1における左右方向の幅よりも前端部間の幅が拡大するように配置されている。これにより、右面反射部D2及び左面反射部D3は、反射面に対する照射光の反射方向が正面反射部D1方向に向い易くなることによって、照射光による映像を出現させながら照射光の一部を正面反射部D1方向に反射するようになっている。また、下面反射部D4についても、反射面に対する照射光の反射方向が正面反射部D1方向に向い易くなることによって、照射光による映像を出現させながら照射光の一部を正面反射部D1方向に反射するようになっている。

0062

上記の固定スクリーン機構Dは、反射面の明度が後述のフロントスクリーン機構E1及びリールスクリーン機構F1の各反射面の明度よりも低く設定されている。即ち、固定スクリーン機構Dは、照射光が反射面を反射する光量が、フロントスクリーン機構E1及びリールスクリーン機構F1の反射面を反射する光量よりも少なくされている。これにより、固定スクリーン機構Dは、反射部D1〜D4の乱反射による光の混合による白ぼけが防止されている。尚、固定スクリーン機構Dは、正面反射部D1の明度よりも他の反射部D2・D3・D4の明度が低くされていてもよい。この場合には、他の反射部D2・D3・D4における照射光の正面反射部D1への反射を低減できるため、正面反射部D1において映像を強く出現させながら白ぼけを低減することができる。

0063

なお、明度としては、L*a*b*表色系(L*a*b*色空間)やL*u*v*表色系(L*u*v*色空間)におけるBrightnessを採用することができるが、白を基準として、その他の色を相対値で表すことができるのであれば、どのように定義することも可能である。

0064

固定スクリーン機構Dの反射面の明度と、フロントスクリーン機構E1及びリールスクリーン機構F1の反射面の明度とは、固定スクリーン機構Dの反射面の明度が、フロントスクリーン機構E1及びリールスクリーン機構F1の反射面の明度よりも低ければ特に限定されない。例えば、固定スクリーン機構Dの反射面の明度を、フロントスクリーン機構E1及びリールスクリーン機構F1の反射面の明度よりも、5〜25%(又は10〜20%)程度低い値とすればよい。

0065

固定スクリーン機構Dの反射面の明度を、フロントスクリーン機構E1及びリールスクリーン機構F1の反射面の明度よりも低くするためには、固定スクリーン機構Dの基材に塗布する塗料の色を、フロントスクリーン機構E1及びリールスクリーン機構F1の基材に塗布する塗料の色よりも、黒くすればよい。例えば、フロントスクリーン機構E1及びリールスクリーン機構F1の基材に塗布する塗料として白色のものを使用し、固定スクリーン機構Dの基材に塗布する塗料としては、フロントスクリーン機構E1及びリールスクリーン機構F1の基材に塗布する塗料に対して黒色顔料が添加されたものを使用すればよい。

0066

このような塗料において、白色顔料(例えば、酸化チタン)と黒色顔料(例えば、カーボンブラック)との割合を異ならせることによって、スクリーン機構の反射面の明度を変化させることができる。例えば、フロントスクリーン機構E1及びリールスクリーン機構F1の基材に塗布する塗料には、白色顔料と黒色顔料とのうち白色顔料のみが含まれ、固定スクリーン機構Dの基材に塗布する塗料には、白色顔料と黒色顔料の双方が含まれるようにしてもよい。また、フロントスクリーン機構E1及びリールスクリーン機構F1の基材に塗布する塗料よりも、固定スクリーン機構Dに塗布する塗料の方が、白色顔料に対する黒色顔料の割合が(例えば、5〜25%(又は10〜20%)程度)高くなるようにしてもよい。なお、これらのスクリーン機構の基材に塗布する塗料としては、従来公知のスクリーン用塗料を適宜採用することができ、スクリーンの型(例えば、拡散型や反射型)に応じて調整することができる。

0067

なお、固定スクリーン機構Dの基材に塗布する塗料に黒色顔料を含ませるのではなく、固定スクリーン機構Dの基材を成形する前に、当該基材の材料となる樹脂中に黒色顔料を分散させることにより、基材自体に色を付け、基材自体の明度を低くしてもよい。

0068

また、光の乱反射を防止するという観点からは、周囲壁(底板C1、右側板C2、左側板C3、及び、背板C4)等、スクリーン筐体C10を構成する部材やスクリーン筐体C10の内部に配置された他の部材(スクリーン以外の部材)の明度も低くすることが望ましい。それらの部材の明度は、固定スクリーン機構Dの反射面の明度よりも低いことが望ましく、例えば、周囲壁については、スクリーンとして映像が投影されることを考慮する必要がないため、明度は低ければ低いほど望ましい。すなわち、周囲壁の色は、黒に近いほど望ましい。

0069

(表示ユニットA:スクリーン装置C:フロントスクリーン機構E1)
図22に示すように、フロントスクリーン機構E1は、投影面E11aを全面に有した長方形状のフロントスクリーン部材E11と、第1模様面E12a等の模様を両面に有したフロントスクリーン支持台E12とを有している。フロントスクリーン部材E11は、薄板状の平面パネルにスクリーン塗料を塗布することにより形成されている。これにより、フロントスクリーン部材E11は、投影面E11aが平坦状に形成されることによって、照射光の照射時に歪みの無い映像を出現させるようになっている。

0070

一方、フロントスクリーン支持台E12は、フロントスクリーン部材E11を保持する保持凹部E121を有している。保持凹部E121は、フロントスクリーン部材E11の投影面E11aに対して僅かに拡大した状態で相似する開口形状を有しており、フロントスクリーン部材E11全体を収容している。また、保持凹部E121は、深さが深部浅部との2段階に設定されている。浅部は、フロントスクリーン支持台E12の周縁部に形成された段部E121aと、中心部を通過する短手方向の両端にかけて直線状に形成された段部E121bとで実現されている。

0071

これにより、保持凹部E121に収容されたフロントスクリーン部材E11は、周縁部の段部E121aと中心部を通過する直線状の段部E121bとに当接及び支持され、残りの深部部分から離隔された状態にされている。この結果、深部部分におけるフロントスクリーン支持台E12の変形が、フロントスクリーン部材E11を変形させて投影面E11aに歪みを引き起こすことが防止されている。

0072

また、フロントスクリーン支持台E12は、投影面E11aの周囲の一部領域に第1模様面E12aを有している。第1模様面E12aは、フロントスクリーン機構E1がフロント露出位置に位置されたときに、前方の遊技者から目視可能にされている。さらに、フロントスクリーン支持台E12は、第1模様面E12aとは反対側の面全体に第2模様面E12bを有している。第2模様面E12bは、フロントスクリーン機構E1がフロント待機位置に位置されたときに、前方の遊技者から目視可能にされている。これらの第1模様面E12a及び第2模様面E12bは、例えば遊技の演出に関連した模様が凹凸により立体的に形成されている。

0073

上記のように構成されたフロントスクリーン部材E11とフロントスクリーン支持台E12とは、別個に形成された後に、接着剤接着されることにより一体化されている。これにより、フロントスクリーン機構E1は、フロントスクリーン支持台E12に模様等を形成する際の成形収縮等によりひけが発生することがあっても、このひけがフロントスクリーン部材E11から機械的に分離した状態で発生するため、フロントスクリーン部材E11における投影面E11aのひけによる歪みの発生を防止することが可能になっている。

0074

なお、フロントスクリーン部材E11とフロントスクリーン支持台E12との固着方法としては、接着剤での接着に限らず、ネジ締結等の任意の方法を採用することができる。

0075

フロントスクリーン部材E11を構成する平面パネル、及び、フロントスクリーン支持台E12は、それぞれ射出成形により作製される。フロントスクリーン部材E11を構成する平面パネル、及び、フロントスクリーン支持台E12の材料としては、射出成形を行った場合にひけが発生し得る熱可塑性樹脂(例えば、ABS樹脂等)を適宜採用することができる。

0076

(表示ユニットA:スクリーン装置C:フロントスクリーン駆動機構E2)
上記のフロントスクリーン機構E1は、フロントスクリーン駆動機構E2の駆動力により回動可能にされている。図15及び図16に示すように、フロントスクリーン駆動機構E2は、フロントスクリーン機構E1の左端部下面に連結された左フロントスクリーン駆動機構E2Aと、フロントスクリーン機構E1の右端部下面に連結された右フロントスクリーン駆動機構E2Bとを有している。

0077

図23及び図24に示すように、右フロントスクリーン駆動機構E2Bは、クランク部材E22とクランクギアE21と中間ギアE23とモータ軸ギアE24と駆動モータE25とを有している。右フロントスクリーン駆動機構E2Bにおけるクランク部材E22は、上端部(一端部)がフロントスクリーン機構E1の右端部下面に連結されている。図25に示すように、クランク部材E22は、中間位置E22aにおいて図15の右可動体ベースC5に回転自在に軸支されている。これにより、クランク部材E22は、中間位置E22aを回転中心として上端部及び下端部(他端部)を回動可能にしている。

0078

クランク部材E22は、中間位置E22aから上端部側の上側領域と、中間位置E22aから下端部側の下側領域とを有している。図25のようにクランク部材E22を側面視したとき、上側領域における中心線(中間位置E22aと、クランク部材E22の上端辺における中点とを通過する直線)は、待機姿勢において上下方向となるように設定されている。一方、下側領域における中心線(中間位置E22aと、クランク部材E22の下端辺における中点とを通過する直線)は、待機姿勢において下側が上側よりも前側に傾斜するように設定されている。

0079

クランク部材E22の下側領域には、スライド溝E22bが形成されている。スライド溝E22bは、溝壁面E22b1が側面視U字形状となるように形成されている。該U字は、2つの直線部と、該2つの直線部の端部同士を結んだ曲線部とから構成されている。2つの直線部は、平行に形成されており、スライド溝E22bは、溝壁面E22b1の上記直線部に相当する面が下側領域の中心線に平行に設定されている。スライド溝E22bには、スライド部材E26が移動自在に係合されている。スライド溝E22bの溝幅(上記2つの直線部間の距離)は、スライド部材E26の部材幅にほぼ一致されており、移動時において摺動するように設定されている。即ち、スライド部材E26は、常時、スライド溝E22bの溝壁面E22b1に当接状態にされている。また、スライド溝E22bの上端部は、フロントスクリーン機構E1が待機姿勢である場合において、スライド部材E26が上端面(上記曲線部に相当する面)に当接するように設定されている。一方、スライド溝E22bの下端部は、スライド部材E26の一部を露出可能に開放状態にされている。

0080

上記のスライド部材E26は、クランクギアE21の偏心位置E21bに回転自在に軸支されている。クランクギアE21の回転中心位置E21aは、図24の右可動体ベースC5に回転自在に軸支されている。クランクギアE21の回転中心位置E21aは、フロントスクリーン機構E1が待機姿勢又は露出姿勢である場合において、回転中心位置E21aと偏心位置E21bとを結ぶ線分が、クランク部材E22における中間位置E22aとスライド部材E26の中心点とを結ぶ線分に対して直交する関係を有するように設定されている。

0081

これにより、フロントスクリーン機構E1が待機姿勢又は露出姿勢である場合においては、クランク部材E22の下側領域を回動させる方向に力が働いても、この力の全成分の付与方向に回転中心位置E21aが存在し、固定端として作用するため、スライド部材E26が移動することはない。この結果、クランク部材E22の中間位置E22aとクランクギアE21の回転中心位置E21aとを固定端とし、スライド部材E26を自由端とする0自由度の三節リンクによるトラス構造が形成されるため、フロントスクリーン機構E1を手で押した場合でも、クランク部材E22及びクランクギアE21が強固なブレーキとして作用することによって、フロントスクリーン機構E1が動くことはない。

0082

上記のクランクギアE21には、中間ギアE23が噛合されている。中間ギアE23には、モータ軸ギアE24が噛合されている。モータ軸ギアE24は、駆動モータE25の駆動軸が接続されている。これにより、右フロントスクリーン駆動機構E2Bは、駆動モータE25の回転駆動力をモータ軸ギアE24及び中間ギアE23を介してクランクギアE21に伝達可能にされている。

0083

ここで、クランクギアE21に付与された回転駆動力の全成分は、スライド部材E26の旋回軌跡の接線方向に一致する。また、図26及び図28に示すように、フロントスクリーン機構E1が待機姿勢又は露出姿勢である場合において、回転中心位置E21aと偏心位置E21bとを結ぶ線分が、クランク部材E22における中間位置E22aとスライド部材E26の中心点とを結ぶ線分に対して直交する関係を有するように設定されているため、旋回軌跡の接線方向がクランク部材E22のスライド溝E22bの溝壁面に平行となっている。これにより、フロントスクリーン機構E1が待機姿勢又は露出姿勢である場合において、クランクギアE21に回転駆動力が付与されると、スライド部材E26の移動方向(接線方向)に反力となる溝壁面が存在しないため、クランクギアE21が容易に回転を開始する。

0084

クランクギアE21に回転駆動力が付与された場合は、偏心位置E21bに設けられたスライド部材E26がスライド溝E22bとの摺動によりスライド溝E22bに沿って移動自在にされているため、クランク部材E22の中間位置E22aとクランクギアE21の回転中心位置E21aとを固定端とし、スライド部材E26を溝壁面に沿って移動自在の自由端にした1自由度の二節リンクが形成される。そして、スライド部材E26が回動すると、スライド部材E26が係合されたスライド溝E22bを備えたクランク部材E22が中間位置E22aを支点として回動し、クランク部材E22の上側領域を回動させることになる。この結果、フロントスクリーン機構E1がフロント待機位置及びフロント露出位置間を移動することになる。

0085

また、フロントスクリーン機構E1の移動速度は、フロントスクリーン機構E1が待機姿勢又は露出姿勢である場合において停止状態0であり、徐々に増速し、待機姿勢及び露出姿勢間の中間姿勢図27)において最大速度となった後、徐々に減速し、露出姿勢及び待機姿勢になったときに停止状態0になる。これにより、クランクギアE21の角加速度が小さな状態(慣性モーメント)で回動を開始及び停止させることができるため、クランクギアE21に必要なトルクを小さくすることが可能になり、結果として駆動機構(中間ギアE23、モータ軸ギアE24、駆動モータE25)の過負荷による故障や消耗を低減することが可能になっている。

0086

図15に示すように、上記のように構成された右フロントスクリーン駆動機構E2Bは、モータ軸ギアE24と駆動モータE25とを除いて、左フロントスクリーン駆動機構E2Aと同一構成とされている。そして、左フロントスクリーン駆動機構E2Aと右フロントスクリーン駆動機構E2Bとは、左右対称に配置されている。左フロントスクリーン駆動機構E2AのクランクギアE21と右フロントスクリーン駆動機構E2BのクランクギアE21とは、シャフト部材E3を介して連結され、駆動モータE25の回転駆動力が均等に付与されるようになっている。

0087

(表示ユニットA:スクリーン装置C:リールスクリーン機構F1)
図15及び図16に示すように、リールスクリーン機構F1は、湾曲形状の平板からなるリールスクリーン部F11と、リールスクリーン部F11の左端に接続された左リールスクリーン支持部F12と、リールスクリーン部F11の右端に接続された右リールスクリーン支持部F13とを有している。

0088

リールスクリーン部F11は、回動方向近似した形状に湾曲されており、回動中心側である裏面に模様が形成されている。この裏面の模様は、リールスクリーン機構F1がリール待機位置に位置されたときに、前方の遊技者から目視可能にされている。また、リールスクリーン部F11の表面は、周縁部に模様が形成されていると共に、周縁部の内周領域が投影面とされている。投影面は、リールスクリーン機構F1がリール露出位置に位置されたときに、照射光の照射により映像を出現可能になっている。

0089

左右のリールスクリーン支持部F12・F13の一端部は、リールスクリーン部F11に接続されている。一方、リールスクリーン支持部F12・F13の他端部は、図示しない突出部をそれぞれ有している。突出部は、各リールスクリーン支持部F12・F13の外側に水平方向に突出されており、リールスクリーン駆動機構F2に連結されることによって、リールスクリーン機構F1の回動中心軸とされている。

0090

(第2実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。
遊技機は、いわゆるパチスロ機である。遊技機は、コイン、メダル、遊技球又はトークンなどの他、遊技者に付与された又は付与される、遊技価値の情報を記憶したカードなどの遊技媒体を用いて遊技する遊技機であるが、以下ではメダルを用いるものとして説明する。

0091

尚、以後の説明において、遊技機1から遊技者に向かう側(方向)を遊技機1の前側(前方向)と称し、前側とは逆側を後側(後方向、奥行方向)と称し、遊技者から見て右側及び左側を遊技機1の右側(右方向)及び左側(左方向)とそれぞれ称する。また、前側及び後側を含む方向は、前後方向又は厚み方向と称し、右側及び左側を含む方向は、左右方向又は幅方向と称する。前後方向(厚み方向)及び左右方向(幅方向)に直交する方向を上下方向又は高さ方向と称する。

0092

図29及び図30に示すように、遊技機1の外観は、矩形箱状の筐体2により構成されている。筐体2は、前面側に矩形状の開口を有する金属製のキャビネットGと、キャビネットGの前面上部に配置された上ドア機構UDと、キャビネットGの前面下部に配置された下ドア機構DDとを有している。

0093

また、キャビネットGの上面壁G4には、左右方向に関して所定間隔隔てて、上下方向に貫通する2つの開口G41が形成されている。そして、この2つの開口G41それぞれを塞ぐように木製の板部材G42が上面壁G4に取り付けられている。

0094

図31にも示すように、上ドア機構UD及び下ドア機構DDは、キャビネットGの開口の形状及び大きさに対応するように形成されている。上ドア機構UD及び下ドア機構DDは、キャビネットGにおける開口の上部及び下部を閉塞可能に設けられている。上ドア機構UDは、上側表示窓UD1を中央部に有している。上側表示窓UD1には、光を透過する透明パネルUD11が設けられている。

0095

図32に示すように、キャビネットG内は、中間支持板G1により上部空間と下部空間とに仕切られている。即ち、中間支持板G1は、キャビネットG内を上部空間と下部空間とに仕切る仕切板として機能している。上部空間は、キャビネットG内の上ドア機構UDの後側となる空間であり、表示ユニットA等が収容される。また、下部空間は、キャビネットG内の下ドア機構DDの後側となる空間であり、リールユニットRUや、遊技機1全体の動作を司る主制御基板MS等が収容される。

0096

(表示ユニットA)
図33に示すように、表示ユニットAは、キャビネットG内の中間支持板G1上に交換可能に載置される。表示ユニットAは、映像を含む照射光を出射する照射光装置Bと、照射光装置Bからの照射光が照射されることにより映像を出現させるスクリーン装置Cとを有した所謂プロジェクションマッピング装置である。

0097

ここで、プロジェクションマッピング装置は、建造物や自然物などの立体物の表面に映像を投影するためのものであって、例えば、後述のスクリーンである役物に対して、その位置(投影距離や角度など)や形状に基づいて生成される、演出情報に応じた映像を投影することにより、高度で、かつ迫力のある演出を可能とする。

0098

この表示ユニットAは、前方に開口が形成された筐体A1を有する。この筐体A1は、照射光装置BのプロジェクタカバーB1、及び、スクリーン装置Cのスクリーン筐体C10とで構成されている。詳細は後述するが、スクリーン筐体C10は、底板C1、右側板C2、左側板C3、及び背板C4を有した箱方形状をなしている。そして、プロジェクタカバーB1は、スクリーン筐体C10の上面に交換可能に取り付けられる。

0099

(表示ユニットA:照射光装置B)
図34に示すように、照射光装置Bは、照射光を前方に出射するプロジェクタ機構B2と、プロジェクタ機構B2の前方に配置され、プロジェクタ機構B2からの照射光を斜め下後方に配置されたスクリーン装置C方向に反射するミラー機構B3と、プロジェクタ機構B2及びミラー機構B3を収容したプロジェクタカバーB1とを有している。

0100

(表示ユニットA:照射光装置B:プロジェクタ機構B2)
プロジェクタ機構B2は、キャビネットG内の後部に配置されている。プロジェクタ機構B2は、水平配置された平板状のベース部材B22を有している。ベース部材B22の下面には、レンズ機構B21及び図示しない光源が設けられている。レンズ機構B21は、光源から出射された照射光を前方のミラー機構B3に向けて出射するように配置されている。

0101

また、ベース部材B22の下面には、排熱機構B23・B24が設けられている。排熱機構B23・B24は、レンズ機構B21及び光源の右側及び左側にそれぞれ配置されている。排熱機構B23・B24は、空気を流通させるダクトと空気を送出するファンとを有しており、空気を後方に吹き出すことによって、照射光を生成する際に発生する熱を強制的に後方に流動させるようになっている。図30に示すように、排熱機構B23・B24における空気の流動方向には、キャビネットGの通気穴G3aが配置されている。これにより、排熱機構B23・B24は、プロジェクタ機構B2の熱を空気と共に通気穴G3aを介して機外に強制的に排出することが可能になっている。

0102

(表示ユニットA:照射光装置B:ミラー機構B3)
図34に示すように、プロジェクタ機構B2の前方(照射光の出射方向)には、ミラー機構B3が配置されている。図35に示すように、ミラー機構B3は、ミラーホルダB31と、ミラーホルダB31に収容された光学ミラーB32と、光学ミラーB32の両端部をミラーホルダB31に固定するミラーストッパB33・B34とを有している。図36にも示すように、ミラーホルダB31は、前面が長方形状の板状に形成されている。ミラーホルダB31の各コーナー部には、角度調整穴B311が形成されていると共に、角度調整穴B311を中心にして凹部B312が前面に形成されている。また、上下方向の角度調整穴B311・B311間には、取付け穴B314・B314が上下対称に形成されている。

0103

一方、また、ミラーホルダB31の後面には、ミラー保持部B313が形成されている。ミラー保持部B313は、中央部に形成されており、角度調整穴B311及び取付け穴B314に重複しないサイズで形成されている。ミラー保持部B313の左側及び右側には、ミラーストッパB33・B34がそれぞれ設けられている。ミラーストッパB33・B34は、角度調整穴B331・B341と、取付け穴B334・B344とをそれぞれ有している。ミラーストッパB33・B34における角度調整穴B331・B341及び取付け穴B334・B344は、ミラーホルダB31における角度調整穴B311・B311及び取付け穴B314・B314に対応するように配置されている。

0104

ミラーストッパB33・B34は、一部がミラー保持部B313と重複するように形成されている。これにより、ミラーストッパB33・B34は、ミラー保持部B313に嵌合された光学ミラーB32の左右方向の両辺部に当接し、取付け穴B314・B334・B344によりミラーホルダB31にネジ締結されることによって、光学ミラーB32をミラーホルダB31に保持させている。

0105

図37に示すように、上記のように構成されたミラー機構B3は、プロジェクタカバーB1におけるリフレクタ保持部B11の内側面に設けられている。リフレクタ保持部B11は、プロジェクタカバーB1の前面中央部に形成されており、上ドア機構UDを開いたときに前側に露出するように配置されている。リフレクタ保持部B11は、角度調整穴B111を有している。角度調整穴B111は、ミラー機構B3の角度調整穴B311に対応した位置に形成されている。

0106

リフレクタ保持部B11の角度調整穴B111には、図示しないネジが前面側から挿通されており、このネジは、ミラーホルダB31の角度調整穴B311を貫通する。そして、ミラーストッパB33・B34の角度調整穴B331・B341は、ネジが螺合可能なネジ穴として形成されており、ミラーホルダB31の角度調整穴B311を貫通したネジは、ミラーストッパB33・B34の角度調整穴B331・B341に螺合される。

0107

そして、上記ネジが角度調整穴B331・B341との螺合が緩む方向に回転されると、リフレクタ保持部B11とミラーストッパB33・B34との距離が広がることとなる。一方、上記ネジが角度調整穴B331・B341との螺合が締まる方向に回転されると、リフレクタ保持部B11とミラーストッパB33・B34との距離が縮まることとなる。

0108

上記のように、取付け穴B314・B334・B344を介してミラーホルダB31とミラーストッパB33・B34とがネジ締結されており、これにより、ミラーホルダB31とミラーストッパB33・B34との間に光学ミラーB32が挟持されている。このように、ミラーホルダB31と光学ミラーB32とミラーストッパB33・B34とは、ミラー機構B3として一体化されており、ネジの回転によりリフレクタ保持部B11とミラーストッパB33・B34との距離を変化させることにより、リフレクタ保持部B11とミラー機構B3との距離を増減することができる。そして、角度調整穴B311・331・B341がミラー機構B3のコーナー部に対応して4方向に配置されているため、各角度調整穴B311・331・B341の配置位置におけるリフレクタ保持部B11とミラー機構B3との距離を増減させることによって、プロジェクタ機構B2から出射された照射光の進行方向に対する光学ミラーB32の反射角度を微調整することを可能にしている。

0109

また、リフレクタ保持部B11とミラーホルダB31との間には、図示しないバネが設けられている。バネは、後端面がミラーホルダB31の凹部B312に当接されており、前端面がリフレクタ保持部B11の内壁面(後壁面)に当接されることによって、リフレクタ保持部B11とミラーホルダB31とで挟持されている。そして、リフレクタ保持部B11の角度調整穴B111から挿通されたネジが当該バネを貫通している。これにより、ネジの回転に伴ってリフレクタ保持部B11とミラー機構B3との距離が広がっても、バネの付勢力により、ネジ頭部がリフレクタ保持部B11の角度調整穴B111に当接することとなり、ネジ頭部が角度調整穴B111から飛び出してリフレクタ保持部B11とネジとの位置関係が崩れてしまうことを防止することができる。

0110

(表示ユニットA:照射光装置B:プロジェクタカバーB1)
図38に示すように、上記のように構成されたプロジェクタ機構B2及びミラー機構B3は、プロジェクタカバーB1に収容されている。なお、プロジェクタ機構B2の下面B2aは、その前部に、後方から前方に向けて上方に傾斜する傾斜面B2a1を有している。図39に示すように、プロジェクタカバーB1は、水平配置された上壁部B12と、上壁部B12の前側に配置されたリフレクタ保持部B11と、上壁部B12の左右方向において左右対称に配置された側壁部B13・B13とを有している。上壁部B12は、前部がキャビネットGよりも前方に突出されている(図33参照)。上壁部B12の前部の中央部には、リフレクタ保持部B11が前方に突出した形態に形成されており、突出により形成された空間部に上述のミラー機構B3を角度調整可能に保持している。

0111

また、側壁部B13・B13は、下端部から左右水平方向に突出された突出部B131を有している。突出部B131は、前部側の第1突出部B131aと、後部側の第2突出部B131bとを有している。第1突出部B131aは、プロジェクタカバーB1がキャビネットGに装着されたときに、キャビネットGの開口部に対応する位置に形成されている。各側壁部B13・B13から突出された第1突出部B131aの先端同士の左右方向に関する距離は、キャビネットGの開口部の左右方向に関する幅よりも僅かに短い距離に設定されている。一方、第2突出部B131bは、プロジェクタカバーB1がキャビネットGに装着されたときに、キャビネットGの開口部から後方の空間部に対応する位置に形成されている。各側壁部B13・B13から突出された第2突出部B131bの先端同士の左右方向に関する距離は、キャビネットGの後方の空間部の左右方向に関する幅よりも僅かに短い距離に設定されている。即ち、各側壁部B13・B13は、第1突出部B131aの先端同士の左右方向に関する距離よりも、第2突出部B131bの先端同士の左右方向に関する距離が広くなるように形成されている。これにより、プロジェクタカバーB1は、キャビネットGにおける内部空間の大部分を覆うことが可能になっている。

0112

また、第2突出部B131bの先端部には、上下方向に貫通するネジ穴B131Cが形成されている。プロジェクタカバーB1を右側板C2,左側板C3(図33参照)に対して固定する際には、ネジがこのネジ穴B131Cを介して右側板C2,左側板C3にねじ込まれる。また、各側壁部B13・B13の下端部から水平方向に突出部B131が突出されることで、プロジェクタカバーB1の両側端部には、この突出部B131と側壁部B13とで、その前端から凹部B132が後方に向けて連続して形成される。

0113

図40に示すように、表示ユニットAをキャビネットGに装着したときに、この凹部B132とキャビネットGとで空間BS画定される。また、プロジェクタカバーB1の上壁部B12及び側壁部B13の形状は、各側壁部B13の下端部と、この下端部から突出された第2突出部B131bの先端部との間の距離が、第2突出部B131bの後方部よりも前方部の方が大きくなるように構成されている(図39参照)。これにより、空間BSの前方空間後方空間に比べて大きな空間となる。また、表示ユニットAをキャビネットGに装着したときにおいて、キャビネットGの上面壁G4に形成された開口G41と、空間BSの前方空間とは、上面視において少なくとも一部が重なる。この空間BSは、島設備に遊技機1を設置固定するための作業空間として利用される。

0114

図41に示すように、島設備に遊技機を設置固定する際において、キャビネットGの上面壁G4の上方には、島設備の固定板部材OCが配される。そして、空間BSは、上面壁G4に取り付けられた板部材G42から島設備の固定板部材OCに至るをキャビネットG内から打ち込むことが可能な空間である。

0115

以上のように、プロジェクタカバーB1の上壁部B12と、キャビネットGの上面壁G4との間に殆ど隙間がない状態で、表示ユニットAがキャビネットG内に収容される場合においても、表示ユニットAとキャビネットGとの間には、島設備に設置固定の作業をするための空間BSが確保されることになる。これにより、上ドア機構UDが開放されたキャビネットGの前面側から、作業者がこの空間BSを利用して釘打ち作業を行うことが可能となり、その結果として、表示ユニットAが損傷することを防止しつつ、表示ユニットAをキャビネットGに収容した状態で遊技機1を島設備の固定板部材OCに釘止めすることが可能となる。

0116

また、遊技機1と固定板部材OCとを釘止めする釘は、金属製のキャビネットGではなく、キャビネットよりも軟らかい木製の板部材G42に対して打ち込まれることになるため、容易に遊技機1を島設備に設置することが可能となる。

0117

変形例として、板部材G42の材料は、木に限定されるものではなく、キャビネットGよりも軟らかい軟質部材であれば、種々の材料を採用することができる。また、遊技機1の島設備への固定方法は釘止めに限らず、ネジ止めなどの種々の固定方法を採用することができる。

0118

(表示ユニットA:照射光装置B:多孔板B15)
図42に示すように、プロジェクタカバーB1の下面側には、複数の孔B151を有した多孔板B15が設けられている。多孔板B15は、金属(例えば、ステンレス、鉄、鋼、アルミ等)製の板に打ち抜き加工を施すことにより複数の孔を開けたパンチングメタルである。複数の孔B151は、多孔板B15の全面において略均等に分散して形成されている。多孔板B15は、多孔板B15の全面において空気を流通可能にしており、プロジェクタ機構B2の排熱機構B23・B24による吸引により下側から上側への空気の流動を可能にしている。孔B151のサイズ及び個数は、外部からプロジェクタカバーB1内を目視できない程度に設定されている。孔B151は、丸、四角、六角形等の形状に形成されており、孔径は、3〜5mm程度となっている。

0119

多孔板B15は、プロジェクタカバーB1の第1突出部B131a及び第2突出部B131bを下側位置から覆うように形成されている。多孔板B15は、前部側の上側部B15aと、中部側の傾斜部B15bと、後部側の下側部B15cとを有している。上側部B15aは、水平配置されている。傾斜部B15bは、上側部B15aの後辺から斜め下後方に曲折されることにより形成されている。下側部B15cは、傾斜部B15bの後辺から水平方向に曲折されることにより形成されている。

0120

多孔板B15の上側部B15aは、プロジェクタカバーB1の側壁部B13・B13に取付けられている。これにより、多孔板B15は、プロジェクタカバーB1の前部を上側部B15aで下側から覆い、プロジェクタカバーB1の中部から後部にかけて傾斜部B15b及び下側部B15cで下側から覆うように配置されている。また、傾斜部B15bは、上面視において、プロジェクタ機構B2の下面B2aにおける傾斜面B2a1を囲むように配置されている。そして、図38に示すように、傾斜部B15bの傾斜角度(水平面に対する傾斜角度)は、傾斜面B2a1の傾斜角度と略同じにされている。多孔板B15の下方には、スクリーン装置Cにおけるフロントスクリーン機構E1が配置されている。

0121

詳細は後述するが、フロントスクリーン機構E1は、照射光による映像の出現を禁止する待機姿勢となる上側に配置されたフロント待機位置と、照射光による映像の出現を許可する露出姿勢となる下側に配置されたフロント露出位置との間を回動可能にされており、待機姿勢におけるフロントスクリーン機構E1は、多孔板B15の傾斜部B15bに略平行に近接した傾斜姿勢にされている。一方、フロントスクリーン機構E1が露出姿勢となったときには、多孔板B15の下方に大きな空間部が出現し、この空間部に存在する空気が流動抵抗のない状態で多孔板B15に到達し、複数の孔B151を通過することによって、スクリーン装置C内への空気の流入を容易にして冷却効率を高めることを可能にしている。

0122

また、多孔板B15は、プロジェクタカバーB1の下面を覆うように設けられることによって、例えば図43に示すように、前側に位置した遊技者の目線位置がスクリーン装置Cの上下方向及び左右方向の中心部の水平線上に存在し、この目線位置から照射光装置Bを見上げる状態になったとしても、多孔板B15により照射光装置Bの内部を目視されないようにしている。

0123

(表示ユニットA:スクリーン装置C)
図44に示すように、上記のように構成された照射光装置Bは、スクリーン装置Cの上面にネジ締結により連結されている。例えば、上述したように、プロジェクタカバーB1の突出部B131に形成されたネジ穴B131Cを介して、スクリーン装置Cの右側板C2及び左側板C3の上面にネジがねじ込まれている。これにより、表示ユニットAは、照射光装置Bとスクリーン装置Cとをユニット化して一体的に取り扱うことが可能になっている。

0124

(表示ユニットA:スクリーン装置C:スクリーン機構)
スクリーン筐体C10の内部には、照射光装置Bからの照射光の照射により映像を出現させる複数のスクリーン機構が照射対象を切替え可能に設けられている。具体的には、図45に示すように、複数のスクリーン機構として固定スクリーン機構Dとフロントスクリーン機構E1とリールスクリーン機構F1とが設けられている。固定スクリーン機構D、フロントスクリーン機構E1、及びリールスクリーン機構F1それぞれの投影面は、映像表現多様化するために、互いに異なる形状をなしている。また、フロントスクリーン機構E1及びリールスクリーン機構F1は可動式のスクリーンであり、それぞれ、フロントスクリーン駆動機構E2及びリールスクリーン駆動機構F2により駆動される。なお、フロントスクリーン機構E1とリールスクリーン機構F1とでは、フロントスクリーン機構E1の方が大型で重い。このため、フロントスクリーン機構E1を駆動させる際には、リールスクリーン機構F1を駆動させる際よりも大きな駆動力を要する。各スクリーン機構D・E1・F1、及び各スクリーン駆動機構E2・F2の詳細な構造は後述する。

0125

(表示ユニットA:スクリーン装置C:スクリーン筐体C10)
スクリーン装置Cは、上述したように、箱形形状のスクリーン筐体C10を有している。図45にも示すように、スクリーン筐体C10は、水平配置された底板C1と、底板C1の右端部に立設された右側板C2と、底板C1の左端部に立設された左側板C3と、底板C1の後端部に立設された背板C4とを有している。これにより、底板C1に対して右側板C2と左側板C3と背板C4とがネジ締結により連結されることによって、遊技者が位置する前面側と、照射光装置Bが位置する上面側とが開放された箱形形状のスクリーン筐体C10が形成されている。

0126

スクリーン筐体C10を構成する底板C1と右側板C2と左側板C3と背板C4とは、それぞれが別個に所定形状に成型されており、固定スクリーン機構D等の所定の機能部品が位置決め配置可能にされている。これにより、スクリーン装置Cのユニット全体として共通化を図れない場合でも、底板C1と右側板C2と左側板C3と背板C4との板部材単位で共通化することが可能になっている。また、板部材毎の部分的な交換が可能であるため、遊技機1の機種毎に容易に仕様変更することが可能になっている。各板部材に対して位置決め配置される機能部品については、後で詳細に説明する。

0127

(表示ユニットA:スクリーン装置C:スクリーン筐体C10:底板C1)
スクリーン筐体C10の底板C1は、上面視が長方形の平板形状に形成されている。底板C1の上面には、中央部に配置された中央載置部C11と、中央載置部C11を中心として左右方向に配置された右載置部C12及び左載置部C13とを有している。これらの載置部C11・C12・C13は、凹状に形成されている。中央載置部C11は、固定スクリーン機構Dの下端部が嵌合されることによって、固定スクリーン機構Dを位置決め可能に載置している。右載置部C12は、右可動体ベースC5の下端部が嵌合されことによって、右可動体ベースC5を位置決め可能に載置している。左載置部C13は、左可動体ベースC6の下端部が嵌合されことによって、左可動体ベースC6を位置決め可能に載置している。なお、右可動体ベースC5及び左可動体ベースC6それぞれの、左右方向内側の側面には、模様が凹凸により立体的に形成されている。即ち、右可動体ベースC5及び左可動体ベースC6は装飾部材としても機能する。以上のように、底板C1には、固定スクリーン機構D、右可動体ベースC5及び左可動体ベースC6が位置決め配置可能にされている。

0128

また、底板C1の前辺部C14は、下方に曲折されることによって、先端部が底板C1の下面よりも下方に位置されている。前辺部C14には、複数の貫通穴C141が形成されている。前辺部C14は、表示ユニットAがキャビネットGの中間支持板G1(図33参照)に載置されながら組み込まれる際に、中間支持板G1の前面に当接することによって、キャビネットG内の後方への位置決めを行うことを可能にしている。そして、表示ユニットAは、前辺部C14の貫通穴C141を介してキャビネットGの前面にネジ締結されることによって、キャビネットGの前面側からの表示ユニットAの組み込み作業及び据え付け作業を行うことが可能になっている。

0129

(表示ユニットA:スクリーン装置C:スクリーン筐体C10:右側板C2、左側板C3)
図45及び図46に示すように、スクリーン筐体C10の右側板C2及び左側板C3は、操作用開口部C21・C31を有している。操作用開口部C21・C31は、取っ手として形成されており、操作用開口部C21・C31に手を引っかけることによって表示ユニットAを持ち運ぶことができるようになっている。操作用開口部C21・C31は、フロントスクリーン駆動機構E2のクランクギアE21・E21の側方に配置されている。操作用開口部C21・C31は、水平方向に長手方向を一致させた長方形状に形成されている。操作用開口部C21・C31の開口面積は、クランクギアE21・E21を外部から人手により操作することができる程度に設定されている。

0130

これにより、表示ユニットAをキャビネットGに組み込んだ後に、待機位置のフロントスクリーン機構E1を手動で移動させる場合は、先ず、上ドア機構UDが開放されたキャビネットGの前面側から表示ユニットAを取り出す。具体的には、キャビネットGの前面側に位置した作業者がキャビネットGに対する表示ユニットAのネジ締結を解除してネジを取り外す。そして、キャビネットG内に手を伸ばして表示ユニットAの操作用開口部C21・C31を両手で把持し、表示ユニットAをキャビネットG外に取り出す。この後、例えば図47に示すように、取り外した表示ユニットAの一方の操作用開口部C21からスクリーン装置C内に手を伸ばし、操作用開口部C21から水平方向に見えるクランクギアE21を回転させることによって、ロック状態のフロントスクリーン機構E1を待機位置から容易に移動させることができる。フロントスクリーン機構E1のロック状態については後述する。待機位置からの移動によりロック状態が解除されると、フロントスクリーン機構E1を所望の位置に素早く回動させることができる。

0131

なお、上ドア機構UDを開けた状態で、キャビネットGの開口の前方から、キャビネットGの側面壁G2とスクリーン装置Cの右側板C2との間のスペース内に手を伸ばし、操作用開口部C21からクランクギアE21を操作することによって、クランクギアE21を回転させることができる。この場合には、表示ユニットAをキャビネットG外に取り外さなくても、フロントスクリーン機構E1のロック状態を解除することができる。

0132

また、右側板C2には、モータ収容部C22が形成されている。このモータ収容部C22により、リールスクリーン駆動機構F2の駆動モータF24が位置決め配置される。また、右側板C2及び左側板C3それぞれには、フロントスクリーン駆動機構E2におけるクランクギアE21のギア軸E21aを回動自在に支持する第1支持部C23、及び、フロントスクリーン駆動機構E2における中間ギアE23のギア軸となるシャフト部材E3を回転自在に支持する第2支持部C24が形成されている。以上のように、フロントスクリーン駆動機構E2及びリールスクリーン駆動機構F2は、右側板C2及び左側板C3により位置決め配置される。なお、フロントスクリーン駆動機構E2の右フロントスクリーン駆動機構E2Bと、リールスクリーン駆動機構F2とは、左右方向に関して、右可動体ベースC5と右側板C2との間に配置される。また、左フロントスクリーン駆動機構E2Aは、左右方向に関して、左可動体ベースC6と左側板C3との間に配置される。

0133

(表示ユニットA:スクリーン装置C:スクリーン筐体C10:背板C4)
図48に示すように、スクリーン筐体C10の背板C4は、平板状に形成されており、その背面の下部には、中継基板CKを位置決め配置するための凹部COが形成されている。中継基板CKは、表示ユニットAにおける各種機能部品(例えば、プロジェクタ機構B2など)と、表示ユニットA以外の各種機能部品(主制御基板MSなど)との配線(不図示)を中継するための中継基板である。

0134

背板C4には、操作用開口部C41が形成されている。操作用開口部C41は、右側下部に配置されており、フロントスクリーン駆動機構E2の中間ギアE23に対向されている。操作用開口部C41は、中間ギアE23を手動で操作可能なサイズに形成されている。これにより、表示ユニットAをキャビネットGに組み込んだ後に、待機位置のフロントスクリーン機構E1を手動で移動させる場合は、先ず、表示ユニットAをキャビネットGから取り外す。この後、操作用開口部C41からスクリーン装置C内に手を伸ばし、操作用開口部C41から水平方向に見える中間ギアE23を回転させることによって、ロック状態のフロントスクリーン機構E1を待機位置から容易に移動させることができる。

0135

また、背板C4は、右側板C2及び左側板C3それぞれの後方端よりも前方に配置されている。これにより、図49に示すように、表示ユニットAをキャビネットGの中間支持板G1に載置した際には、キャビネットGの背面壁G3、並びに、スクリーン装置Cの右側板C2、左側板C3及び背板C4により空間GSが画定されることになる。即ち、背面壁G3と背板C4との間には隙間が確保される。これにより、中継基板CKを背板C4の背面に設けたとしても、この空間GSにより中継基板CKがキャビネットGの背面壁G3に干渉することを防止することができる。

0136

また、中間支持板G1における、空間GSに面する位置には貫通穴G11が形成されている。この貫通穴G11は、その開口が、上面視において中継基板CKを囲むように形成されている。そして、中継基板CKは、キャビネットGの下部空間に収容される機器(主制御基板MS等)からの配線が接続されるコネクタCK1を、貫通穴G11に臨ませるように配設している。これにより、表示ユニットAの中継基板CKと、キャビネットGの下部空間に収容される機器との電気的な接続は、下部空間に収容される機器からの配線を、貫通穴G11に挿通させてコネクタCK1に接続することで行うことが可能となる。

0137

このように中継基板CKは、スクリーン装置Cの外側に配置されることによって、配線作業が容易化されていると共に、スクリーン装置C内に中継基板CK用の設置スペースを確保することを不要にし、スクリーン装置C内の設計の自由度を拡大させている。また、中継基板CKから発生する熱を、キャビネットGの背面壁G3に形成された通気穴G3aを介して機外に排出することが容易となる。

0138

また、キャビネットGの上部空間に配置される中継基板CKと、キャビネットGの下部空間に収容された機器とを接続する配線は、中間支持板G1の後方部に形成された貫通穴G11を通ることになるため、キャビネットG内の各種機器の後方に配線を配することが容易となる。その結果として、配線の取り回しの自由度を高めることができる。

0139

なお、中継基板CKは、キャビネットG内の後方部に配置されることになるため、中継基板CKに対して光が届きにくく、その結果、中継基板CKのコネクタCK1への配線の接続作業が困難となる場合もあり得る。そこで、キャビネットGの下部空間に収容された機器からの配線の中継基板CKへの接続を容易にするために、中継基板CKのコネクタCK1が、貫通穴G11を通って中間支持板G1よりも下方に突出するように構成されていてもよい。また、コネクタCK1の色を、光の反射率が高い色(例えば、白色)にしていてもよい。

0140

以上説明したように、固定スクリーン機構D、右可動体ベースC5及び左可動体ベースC6は底板C1に位置決め配置されている。リールスクリーン駆動機構F2の駆動モータF24は右側板C2に位置決め配置され、フロントスクリーン駆動機構E2のギア軸E21a、及びシャフト部材E3は右側板C2及び左側板C3に位置決め配置されている。そして、中継基板CKは背板C4に対して位置決め配置されている。以上のように、固定スクリーン機構D、駆動機構F2・E2、及び中継基板CKはそれぞれ、底板C1、側板C2・C3、背板C4のうちの一つの板に位置決め配置されており、且つ互いに異なる板に位置決め配置されている。従って、表示ユニットA全体では、機種間で共通化が図れない場合でも、板単位では、機種間で共通化を図ることができる。その結果として、機種毎にそれぞれ表示ユニットを製造する場合と比べて、安価に表示ユニットを製造することが可能となる。

0141

また、スクリーン筐体C10の各板C1〜C4は、ネジ締結により連結されているため、ネジを緩めることで、各板C1〜C4同士の連結を解除することができる。つまり、スクリーン筐体C10は、各板C1〜C4を交換可能に組み立てられている。これにより、表示ユニットの機能部品を板単位で交換することが可能となるため、表示ユニットAの交換対象外の機能部品を再利用しつつ、表示ユニットAの仕様を変更することが可能となる。

0142

また、図45及び図46に示すように、右可動体ベースC5は、右フロントスクリーン駆動機構E2B及びリールスクリーン駆動機構F2より左内側に配置される。また、左可動体ベースC6は、左フロントスクリーン駆動機構E2Aよりも右内側に配置される。その結果として、装飾部材である、右可動体ベースC5及び左可動体ベースC6により、これら駆動機構E2・F2を遊技者から目視し難くすることができる。その結果、遊技機1の美観を向上させることができる。また、底板C1には右可動体ベースC5及び左可動体ベースC6を配置するための凹部が形成されているため、これらを容易に底板C1に位置決め配置することが可能となる。

0143

(表示ユニットA:スクリーン装置C:スクリーン位置関係)
図50に示すように、固定スクリーン機構Dは、照射光の照射方向に存在する固定露出位置に固定状態で設けられている。図51に示すように、フロントスクリーン機構E1は、フロント露出位置とフロント待機位置との間を回動可能に設けられている。固定露出位置とフロント露出位置との位置関係は、フロント露出位置が照射光の照射方向であって且つ固定露出位置よりも前方に存在するように設定されている。これにより、フロントスクリーン機構E1がフロント露出位置に移動した場合は、フロントスクリーン機構E1が固定スクリーン機構Dを前方から覆い隠した状態にすることによって、照射光による映像をフロントスクリーン機構E1だけに出現可能にしている。フロントスクリーン機構E1がフロント待機位置に移動した場合は、固定スクリーン機構Dを露出させることによって、照射光による映像を固定スクリーン機構Dに出現可能にしている。つまり、フロントスクリーン機構E1がフロント露出位置に配置されると、フロントスクリーン機構E1がプロジェクタ機構B2の投影対象となる。これに対して、フロントスクリーン機構E1がフロント待機位置に配置されると、固定スクリーン機構Dがプロジェクタ機構B2の投影対象となる。

0144

図52に示すように、リールスクリーン機構F1は、リール露出位置とリール待機位置との間を回動可能に設けられている。リール露出位置と固定露出位置との位置関係は、リール露出位置が照射光の照射方向であって且つ固定露出位置よりも前方に存在するように設定されている。これにより、リールスクリーン機構F1がリール露出位置に移動した場合は、リールスクリーン機構F1が固定スクリーン機構Dを前方から覆い隠した状態にすることによって、照射光による映像をリールスクリーン機構F1だけに出現可能にしている。リールスクリーン機構F1がリール待機位置に移動した場合は、固定スクリーン機構Dを露出させることによって、照射光による映像を固定スクリーン機構Dに出現可能にしている。つまり、リールスクリーン機構F1がリール露出位置に配置されると、リールスクリーン機構F1がプロジェクタ機構B2の投影対象となる。これに対して、リールスクリーン機構F1がフロント待機位置に配置されると、固定スクリーン機構Dがプロジェクタ機構B2の投影対象となる。

0145

図53に示すように、フロントスクリーン機構E1の回動中心軸FGの軸方向、及び、リールスクリーン機構F1の回動中心軸RGの軸方向は、左右方向と一致する。そして、フロントスクリーン機構E1及びリールスクリーン機構F1それぞれの、回動による動作範囲は、一部が互いに重複している。従って、この動作範囲が重複する重複範囲に、フロントスクリーン機構E1及びリールスクリーン機構F1のうちの一方のスクリーンが配置されているときに、他方のスクリーンを回動させると接触することになる。

0146

フロント待機位置とリール待機位置との位置関係は、フロント待機位置に存在するフロントスクリーン機構E1とリール待機位置に存在するリールスクリーン機構F1とが干渉しないように設定されている。即ち、フロント待機位置は、固定スクリーン機構Dの上方に配置されている一方、リール待機位置は、固定スクリーン機構Dの後方に配置されている。これにより、フロントスクリーン機構E1の回動距離がリールスクリーン機構F1の回動距離よりも短くされている。

0147

また、フロント待機位置は、リールスクリーン機構F1の動作範囲外に配置されており、リール待機位置は、フロントスクリーン機構E1の動作範囲外に配置されている。つまり、フロント待機位置及びリール待機位置それぞれは、動作範囲における重複範囲を除いた範囲に配置されている。

0148

これに対して、フロント露出位置は、リールスクリーン機構F1の動作範囲内に配置されており、リール露出位置は、フロントスクリーン機構E1の動作範囲内に配置されている。つまり、フロント露出位置及びリール露出位置それぞれは、動作範囲における重複範囲に配置されている。これにより、フロントスクリーン機構E1がフロント露出位置に配置されているときには、リールスクリーン機構F1をリール露出位置に配置することはできない。また、リールスクリーン機構F1がリール露出位置に配置されているときには、フロントスクリーン機構E1をフロント露出位置に配置することはできない。

0149

フロントスクリーン機構E1及びリールスクリーン機構F1それぞれの、回動による動作範囲の重複が最小限になるように、フロントスクリーン機構E1の回動中心軸FGとリールスクリーン機構F1の回動中心軸RGとが相違されている。具体的には、フロントスクリーン機構E1の回動中心軸FGは、リールスクリーン機構F1の回動中心軸RGよりもフロント待機位置方向となる上方に設定されている。詳細には、回動中心軸FGはフロント露出位置に配置されたフロントスクリーン機構E1の中心位置よりも上方に配置されている。これにより、フロントスクリーン機構E1と回動中心軸FGとの距離を短くすることができるため、フロントスクリーン機構E1における、フロント待機位置とフロント露出位置との間の動作範囲を小さくすることができる。このように動作範囲を小さくすることで、表示ユニットA内の限られたスペースにおいてもフロントスクリーン機構E1を大型化することが可能となる。なお、回動中心軸FG及び回動中心軸RGは共に、固定スクリーン機構Dの後端位置よりも前方に配置されている。

0150

また、フロントスクリーン機構E1とリールスクリーン機構F1とは、一方のスクリーン機構E1・F1が待機位置に存在することを条件として回動可能にされている。これにより、スクリーン機構E1・F1同士の回動時における干渉が防止されている。フロントスクリーン機構E1とリールスクリーン機構F1との動作の詳細については後述する。

0151

(表示ユニットA:スクリーン装置C:固定スクリーン機構D)
図45及び図46に示すように、固定スクリーン機構Dは、スクリーン筐体C10の底板C1上にネジ締結により固定されている。固定スクリーン機構Dは、正面反射部D1と右面反射部D2と左面反射部D3と下面反射部D4とを有している。これらの反射部D1〜D4の反射面は、照射光装置Bからの照射光が投影される投影面であり、照射光装置Bからの照射光の光軸に対してそれぞれ異なる角度に設定されている。

0152

尚、固定スクリーン機構Dは、照射光の光軸に対して複数の異なる角度の反射面を有する構成であれば、例えば2面や3面、5面の反射部を有してもよいし、或いは、光軸に対して連続的に異なる角度となる、曲率中心点が前面側に位置する湾曲状や円弧状の反射面の反射部を備えていてもよい。

0153

上記の正面反射部D1は、反射面が前側の遊技者に対して対向配置されており、固定スクリーン機構Dの前方上部に配置された照射光装置Bからの反射光の大部分を前方に反射するように設定されている。右面反射部D2及び左面反射部D3は、正面反射部D1の右辺部及び左辺部に接合されており、正面反射部D1を中心として左右対称に配置されている。右面反射部D2及び左面反射部D3は、正面反射部D1における左右方向の幅よりも前端部間の幅が拡大するように配置されている。これにより、右面反射部D2及び左面反射部D3は、反射面に対する照射光の反射方向が正面反射部D1方向に向い易くなることによって、照射光による映像を出現させながら照射光の一部を正面反射部D1方向に反射するようになっている。また、下面反射部D4についても、反射面に対する照射光の反射方向が正面反射部D1方向に向い易くなることによって、照射光による映像を出現させながら照射光の一部を正面反射部D1方向に反射するようになっている。

0154

上記の固定スクリーン機構Dは、反射面の明度が後述のフロントスクリーン機構E1及びリールスクリーン機構F1の各反射面の明度よりも低く設定されている。即ち、固定スクリーン機構Dは、照射光が反射面を反射する光量が、フロントスクリーン機構E1及びリールスクリーン機構F1の反射面を反射する光量よりも少なくされている。これにより、固定スクリーン機構Dは、反射部D1〜D4の乱反射による光の混合による白ぼけが防止されている。尚、固定スクリーン機構Dは、正面反射部D1の明度よりも他の反射部D2・D3・D4の明度が低くされていてもよい。この場合には、他の反射部D2・D3・D4における照射光の正面反射部D1への反射を低減できるため、正面反射部D1において映像を強く出現させながら白ぼけを低減することができる。

0155

なお、明度としては、L*a*b*表色系(L*a*b*色空間)やL*u*v*表色系(L*u*v*色空間)におけるBrightnessを採用することができるが、白を基準として、その他の色を相対値で表すことができるのであれば、どのように定義することも可能である。

0156

固定スクリーン機構Dの反射面の明度と、フロントスクリーン機構E1及びリールスクリーン機構F1の反射面の明度とは、固定スクリーン機構Dの反射面の明度が、フロントスクリーン機構E1及びリールスクリーン機構F1の反射面の明度よりも低ければ特に限定されない。例えば、固定スクリーン機構Dの反射面の明度を、フロントスクリーン機構E1及びリールスクリーン機構F1の反射面の明度よりも、5〜25%(又は10〜20%)程度低い値とすればよい。

0157

固定スクリーン機構Dの反射面の明度を、フロントスクリーン機構E1及びリールスクリーン機構F1の反射面の明度よりも低くするためには、固定スクリーン機構Dの基材に塗布する塗料の色を、フロントスクリーン機構E1及びリールスクリーン機構F1の基材に塗布する塗料の色よりも、黒くすればよい。例えば、フロントスクリーン機構E1及びリールスクリーン機構F1の基材に塗布する塗料として白色のものを使用し、固定スクリーン機構Dの基材に塗布する塗料としては、フロントスクリーン機構E1及びリールスクリーン機構F1の基材に塗布する塗料に対して黒色顔料が添加されたものを使用すればよい。

0158

このような塗料において、白色顔料(例えば、酸化チタン)と黒色顔料(例えば、カーボンブラック)との割合を異ならせることによって、スクリーン機構の反射面の明度を変化させることができる。例えば、フロントスクリーン機構E1及びリールスクリーン機構F1の基材に塗布する塗料には、白色顔料と黒色顔料とのうち白色顔料のみが含まれ、固定スクリーン機構Dの基材に塗布する塗料には、白色顔料と黒色顔料の双方が含まれるようにしてもよい。また、フロントスクリーン機構E1及びリールスクリーン機構F1の基材に塗布する塗料よりも、固定スクリーン機構Dに塗布する塗料の方が、白色顔料に対する黒色顔料の割合が(例えば、5〜25%(又は10〜20%)程度)高くなるようにしてもよい。なお、これらのスクリーン機構の基材に塗布する塗料としては、従来公知のスクリーン用塗料を適宜採用することができ、スクリーンの型(例えば、拡散型や反射型)に応じて調整することができる。

0159

なお、固定スクリーン機構Dの基材に塗布する塗料に黒色顔料を含ませるのではなく、固定スクリーン機構Dの基材を成形する前に、当該基材の材料となる樹脂中に黒色顔料を分散させることにより、基材自体に色を付け、基材自体の明度を低くしてもよい。

0160

また、光の乱反射を防止するという観点からは、周囲壁(底板C1、右側板C2、左側板C3、及び、背板C4)等、スクリーン筐体C10を構成する部材やスクリーン筐体C10の内部に配置された他の部材(スクリーン以外の部材)の明度も低くすることが望ましい。それらの部材の明度は、固定スクリーン機構Dの反射面の明度よりも低いことが望ましく、例えば、周囲壁については、スクリーンとして映像が投影されることを考慮する必要がないため、明度は低ければ低いほど望ましい。すなわち、周囲壁の色は、黒に近いほど望ましい。

0161

(表示ユニットA:スクリーン装置C:フロントスクリーン機構E1)
図54に示すように、フロントスクリーン機構E1は、投影面E11aを全面に有した長方形状のフロントスクリーン部材E11と、第1模様面E12a等の模様を両面に有したフロントスクリーン支持台E12とを有している。フロントスクリーン部材E11は、薄板状の平面パネルにスクリーン塗料を塗布することにより形成されている。これにより、フロントスクリーン部材E11は、投影面E11aが平坦状に形成されている。

0162

一方、フロントスクリーン支持台E12は、フロントスクリーン部材E11を保持する保持凹部E121を有している。保持凹部E121は、フロントスクリーン部材E11の投影面E11aに対して僅かに拡大した状態で相似する開口形状を有しており、フロントスクリーン部材E11全体を収容している。また、保持凹部E121は、深さが深部と浅部との2段階に設定されている。浅部は、フロントスクリーン支持台E12の周縁部に形成された段部E121aと、中心部を通過する短手方向の両端にかけて直線状に形成された段部E121bとで実現されている。

0163

これにより、保持凹部E121に収容されたフロントスクリーン部材E11は、周縁部の段部E121aと中心部を通過する直線状の段部E121bとに当接及び支持され、残りの深部部分から離隔された状態にされている。この結果、深部部分におけるフロントスクリーン支持台E12の変形が、フロントスクリーン部材E11を変形させて投影面E11aに歪みを引き起こすことが防止されている。

0164

また、フロントスクリーン支持台E12は、投影面E11aの周囲の一部領域に第1模様面E12aを有している。第1模様面E12aは、フロントスクリーン機構E1がフロント露出位置に位置されたときに、前方の遊技者から目視可能にされている。さらに、フロントスクリーン支持台E12は、第1模様面E12aとは反対側の面全体に第2模様面E12bを有している。第2模様面E12bは、フロントスクリーン機構E1がフロント待機位置に位置されたときに、前方の遊技者から目視可能にされている。これらの第1模様面E12a及び第2模様面E12bは、例えば遊技の演出に関連した模様が凹凸により立体的に形成されている。

0165

上記のように構成されたフロントスクリーン部材E11とフロントスクリーン支持台E12とは、別個に形成された後に、接着剤で接着されることにより一体化されている。これにより、フロントスクリーン機構E1は、フロントスクリーン支持台E12に模様等を形成する際の成形収縮等によりひけが発生することがあっても、このひけがフロントスクリーン部材E11から機械的に分離した状態で発生するため、フロントスクリーン部材E11における投影面E11aのひけによる歪みの発生を防止することが可能になっている。

0166

なお、フロントスクリーン部材E11とフロントスクリーン支持台E12との固着方法としては、接着剤での接着に限らず、ネジ締結等の任意の方法を採用することができる。

0167

フロントスクリーン部材E11を構成する平面パネル、及び、フロントスクリーン支持台E12は、それぞれ射出成形により作製される。フロントスクリーン部材E11を構成する平面パネル、及び、フロントスクリーン支持台E12の材料としては、射出成形を行った場合にひけが発生し得る熱可塑性樹脂(例えば、ABS樹脂等)を適宜採用することができる。

0168

(表示ユニットA:スクリーン装置C:フロントスクリーン駆動機構E2)
上記のフロントスクリーン機構E1は、フロントスクリーン駆動機構E2の駆動力により回動可能にされている。図45及び図46に示すように、フロントスクリーン駆動機構E2は、フロントスクリーン機構E1の左端部下面に連結された左フロントスクリーン駆動機構E2Aと、フロントスクリーン機構E1の右端部下面に連結された右フロントスクリーン駆動機構E2Bとを有している。

0169

図53に示すように、フロントスクリーン機構E1がフロント待機位置に配置されたとき(待機姿勢のとき)において、フロントスクリーン機構E1が、後方の端部から前方の端部に向けて上り傾斜となるように、構成されている。このフロントスクリーン機構E1の傾斜は、多孔板B15の傾斜部B15b、及び、プロジェクタ機構B2の下面B2aにおける傾斜面B2a1と略平行である。

0170

以上のように、フロント待機位置に配置されたときにフロントスクリーン機構E1の姿勢を、その後方の端部から前方の端部に向けて上り傾斜となる傾斜姿勢にすることで、水平面と平行な姿勢とした場合と比べて、照射光装置Bにより照射された照射光がフロントスクリーン機構E1により妨げられることを抑制することができる。これにより、フロント待機位置に配置されたときのフロントスクリーン機構E1の上下方向位置を、固定スクリーン機構Dに対して近づけることができる。その結果として、表示ユニットAの限られたスペース内においても、フロントスクリーン機構E1を大型化することができる。加えて、上述したように、プロジェクタ機構B2の下面B2aは傾斜面B2a1を有しているため、フロント待機位置に配置されたときのフロントスクリーン機構E1の上下方向位置を、プロジェクタ機構B2に対して近づけることができる。その結果として、フロントスクリーン機構E1を更に大型化することができる。

0171

図55及び図56に示すように、右フロントスクリーン駆動機構E2Bは、クランク部材E22とクランクギアE21と中間ギアE23とモータ軸ギアE24と駆動モータE25とを有している。右フロントスクリーン駆動機構E2Bにおけるクランク部材E22は、その上端部(一端部)が、フロントスクリーン機構E1の右端部背面において、フロント露出位置に配置されたとき(露出姿勢のとき)に上部となる位置に連結されている。

0172

図57に示すように、クランク部材E22は、中間位置E22aにおいて、右可動体ベースC5(図45参照)に回動自在に軸支されている。これにより、クランク部材E22は、中間位置E22aを回動中心として上端部及び下端部(他端部)を回動可能にしている。なお、この中間位置E22aは、フロントスクリーン機構E1の回動中心軸FGと一致する。

0173

なお、上述したように、フロントスクリーン機構E1の回動中心軸FGは、フロント露出位置に配置されたフロントスクリーン機構E1の中心位置よりも上方に配置されている。また、クランク部材E22は、その上端部(一端部)が、フロントスクリーン機構E1の右端部背面において、フロント露出位置に配置されたとき(露出姿勢のとき)に上部となる位置に連結されている。以上の構成により、フロントスクリーン機構E1における、フロント待機位置とフロント露出位置との間の動作範囲を小さくすることができるため、フロントスクリーン機構E1を大型化することが可能となる。

0174

クランク部材E22は、中間位置E22aから上端部側の上側領域と、中間位置E22aから下端部側の下側領域とを有している。図57のようにクランク部材E22を側面視したとき、上側領域における中心線(中間位置E22aと、クランク部材E22の上端辺における中点とを通過する直線)は、待機姿勢において上下方向となるように設定されている。一方、下側領域における中心線(中間位置E22aと、クランク部材E22の下端辺における中点とを通過する直線)は、待機姿勢において下側が上側よりも前側に傾斜するように設定されている。

0175

クランク部材E22の下側領域には、スライド溝E22bが形成されている。スライド溝E22bは、溝壁面E22b1が側面視U字形状となるように形成されている。該U字は、2つの直線部と、該2つの直線部の端部同士を結んだ曲線部とから構成されている。2つの直線部は、平行に形成されており、スライド溝E22bは、溝壁面E22b1の上記直線部に相当する面が下側領域の中心線に平行に設定されている。スライド溝E22bには、スライド部材E26が移動自在に係合されている。スライド溝E22bの溝幅(上記2つの直線部間の距離)は、スライド部材E26の部材幅にほぼ一致されており、移動時において摺動するように設定されている。即ち、スライド部材E26は、常時、スライド溝E22bの溝壁面E22b1に当接状態にされている。また、スライド溝E22bの上端部は、フロントスクリーン機構E1が待機姿勢である場合において、スライド部材E26が上端面(上記曲線部に相当する面)に当接するように設定されている。一方、スライド溝E22bの下端部は、スライド部材E26の一部を露出可能に開放状態にされている。

0176

上記のスライド部材E26は、クランクギアE21の偏心位置E21bに回転自在に軸支されている。クランクギアE21のギア軸E21aは、図55に示すように、右可動体ベースC5、及び右側板C2の第1支持部C23に回転自在に軸支されている。クランクギアE21のギア軸E21aは、フロントスクリーン機構E1が待機姿勢又は露出姿勢である場合において、ギア軸E21aと偏心位置E21bとを結ぶ線分が、クランク部材E22における中間位置E22aとスライド部材E26の中心点とを結ぶ線分に対して直交する関係を有するように設定されている。

0177

これにより、フロントスクリーン機構E1が待機姿勢又は露出姿勢である場合においては、クランク部材E22の下側領域を回動させる方向に力が働いても、この力の全成分の付与方向にギア軸E21aが存在し、固定端として作用するため、スライド部材E26が移動することはない。この結果、クランク部材E22の中間位置E22aとクランクギアE21のギア軸E21aとを固定端とし、スライド部材E26を自由端とする0自由度の三節リンクによるトラス構造が形成されるため、フロントスクリーン機構E1を手で押した場合でも、クランク部材E22及びクランクギアE21が強固なブレーキとして作用することによって、フロントスクリーン機構E1が動くことはない。

0178

上記のクランクギアE21には、中間ギアE23が噛合されている。この中間ギアE23は、右可動体ベースC5、及び右側板C2の第2支持部C24に回動自在に軸支されている。この中間ギアE23には、モータ軸ギアE24が噛合されている。モータ軸ギアE24は、駆動モータE25の駆動軸が接続されている。これにより、右フロントスクリーン駆動機構E2Bは、駆動モータE25の回転駆動力をモータ軸ギアE24及び中間ギアE23を介してクランクギアE21に伝達可能にされている。

0179

ここで、クランクギアE21に付与された回転駆動力の全成分は、スライド部材E26の旋回軌跡の接線方向に一致する。また、図58及び図60に示すように、フロントスクリーン機構E1が待機姿勢又は露出姿勢である場合において、ギア軸E21aと偏心位置E21bとを結ぶ線分が、クランク部材E22における中間位置E22aとスライド部材E26の中心点とを結ぶ線分に対して直交する関係を有するように設定されているため、旋回軌跡の接線方向がクランク部材E22のスライド溝E22bの溝壁面に平行となっている。これにより、フロントスクリーン機構E1が待機姿勢又は露出姿勢である場合において、クランクギアE21に回転駆動力が付与されると、スライド部材E26の移動方向(接線方向)に反力となる溝壁面が存在しないため、クランクギアE21が容易に回転を開始する。

0180

クランクギアE21に回転駆動力が付与された場合は、偏心位置E21bに設けられたスライド部材E26がスライド溝E22bとの摺動によりスライド溝E22bに沿って移動自在にされているため、クランク部材E22の中間位置E22aとクランクギアE21のギア軸E21aとを固定端とし、スライド部材E26を溝壁面に沿って移動自在の自由端にした1自由度の二節リンクが形成される。そして、スライド部材E26が回動すると、スライド部材E26が係合されたスライド溝E22bを備えたクランク部材E22が中間位置E22aを支点として回動し、クランク部材E22の上側領域を回動させることになる。この結果、フロントスクリーン機構E1がフロント待機位置及びフロント露出位置間を移動することになる。

0181

なお、駆動モータF24は、ステッピングモータであり、中継基板CKを介して主制御基板MS(図32参照)に電気的に接続されており、この主制御基板MSの制御により駆動される。

0182

また、フロントスクリーン機構E1の移動速度は、フロントスクリーン機構E1が待機姿勢又は露出姿勢である場合において停止状態0であり、徐々に増速し、待機姿勢及び露出姿勢間の中間姿勢(図59参照)において最大速度となった後、徐々に減速し、露出姿勢及び待機姿勢になったときに停止状態0になる。これにより、クランクギアE21の角加速度が小さな状態(慣性モーメント)で回動を開始及び停止させることができるため、クランクギアE21に必要なトルクを小さくすることが可能になり、結果として駆動機構(中間ギアE23、モータ軸ギアE24、駆動モータE25)の過負荷による故障や消耗を低減することが可能になっている。

0183

図61に示すように、上記のように構成された右フロントスクリーン駆動機構E2Bは、モータ軸ギアE24と駆動モータE25とを除いて、左フロントスクリーン駆動機構E2Aと同一構成とされている。そして、左フロントスクリーン駆動機構E2Aと右フロントスクリーン駆動機構E2Bとは、左右対称に配置されている。

0184

そして、左フロントスクリーン駆動機構E2Aの中間ギアE23と右フロントスクリーン駆動機構E2Bの中間ギアE23とは、シャフト部材E3を介して連結されている。

0185

詳細には、シャフト部材E3は、左右方向に延在しており、その両端部に、左フロントスクリーン駆動機構E2A及び右フロントスクリーン駆動機構E2Bそれぞれの中間ギアE23が連結されている。また、シャフト部材E3は、固定スクリーン機構Dの後方における、背板C4と固定スクリーン機構Dとで挟まれた空間に配置されている(図53参照)。

0186

以上の構成において、駆動モータE25が駆動されると、モータ軸ギアE24が回動される。このモータ軸ギアE24の回動に伴い、左フロントスクリーン駆動機構E2A及び右フロントスクリーン駆動機構E2Bそれぞれの中間ギアE23・E23、及びシャフト部材E3が一体となって回動する。そして、この中間ギアE23・E23の回動に連動して、クランクギアE21・E21が回動されることで、フロントスクリーン機構E1が回動中心軸FG中心に回動して、フロント待機位置とフロント露出位置との間を移動することになる。

0187

以上のように、左フロントスクリーン駆動機構E2A及び右フロントスクリーン駆動機構E2Bそれぞれの中間ギアE23・E23をシャフト部材E3により連結することで、駆動モータE25の回転駆動力を、2つのクランク部材E22に均等に伝達することが可能となる。従って、これら中間ギアE23・E23がシャフト部材E3により連結されていない場合と比べて、2つのクランク部材E22の一方に、駆動負荷が集中することを防止することができる。また、駆動モータE25は、固定スクリーン機構Dの右方に配置された右フロントスクリーン駆動機構E2Bに設けられているため、固定スクリーン機構Dの配置を阻害することがない。

0188

加えて、シャフト部材E3を、フロントスクリーン機構E1の回動軸として用いていない。このため、シャフト部材E3の配置の自由度が高まり、シャフト部材E3を固定スクリーン機構D等の別役物の配置を阻害しないように配置させることが可能となる。その結果として、フロントスクリーン機構E1の回動範囲や大きさを所望の程度に維持しつつ、別役物の配置の自由度を高めることができる。

0189

また、シャフト部材E3が固定スクリーン機構Dよりも後方に配置されるため、固定スクリーン機構Dに投影される光がシャフト部材E3により阻害されることはない。また、フロントスクリーン機構E1の回動中心軸FGは固定スクリーン機構Dの後端位置よりも前方に配置されているため、固定スクリーン機構Dの後端位置よりも後方に配置されている場合と比べて、フロントスクリーン機構E1と回動中心軸FGとの間の長さ(クランク部材E22の長さ)を短くすることができる。このため、キャビネットG内のスペースが限られており表示ユニットAを大型化することができないときでも、フロントスクリーン機構E1の大きさを所望の程度に維持することができる。

0190

(表示ユニットA:スクリーン装置C:リールスクリーン機構F1)
図52に示すように、リールスクリーン機構F1は、湾曲形状の平板からなる。リールスクリーン機構F1は、回動方向に近似した形状に湾曲された、側面視円弧状の形状をなしている。リールスクリーン機構F1の表面は、周縁部に模様が形成されていると共に、周縁部の内周領域が投影面F1aとされている。この投影面F1aは、リールスクリーン機構F1がリール露出位置に配置されたときに、プロジェクタ機構B2からの光の照射方向上流側に凸となる円弧面である。また、リールスクリーン機構F1における、回動中心側である裏面には模様が形成されている。この裏面の模様は、リールスクリーン機構F1がリール待機位置に位置されたときに、前方の遊技者から目視可能にされている。

0191

リールスクリーン機構F1は、リールスクリーン駆動機構F2の駆動力により、リール待機位置とリール露出位置との間で回動可能にされている。そして、リールスクリーン機構F1がリール露出位置に位置されたときに、その投影面F1aは、照射光の照射により映像を出現可能になっている。

0192

(表示ユニットA:スクリーン装置C:リールスクリーン駆動機構F2)
図62及び図63に示すように、リールスクリーン駆動機構F2は、2つのアーム部材F21・F21、円弧状ギアF22、モータ軸ギアF23、及び駆動モータF24を有している。2つのアーム部材F21・F21は、その一端部がリールスクリーン機構F1の右端部背面及び左端部背面それぞれに連結されている。また、2つのアーム部材F21・F21の他端部の外側面には、左右方向外側に向けて突出する支持軸F21a・F21aが形成されている。これら支持軸F21a・F21aは、右可動体ベースC5及び左可動体ベースC6にそれぞれ回動自在に支持されている。これにより、2つのアーム部材F21は、支持軸F21a・F21aを回動中心として回動可能となる。なお、これら支持軸F21a・F21aは、リールスクリーン機構F1の回動中心軸RGと一致する。

0193

円弧状ギアF22は、2つの支持軸F21a・F21aのうちの右側に配置される支持軸F21aの先端部に固定されている。この円弧状ギアF22には、モータ軸ギアF23が噛合されている。モータ軸ギアF23は、駆動モータF24の駆動軸が接続されている。なお、駆動モータF24は、ステッピングモータであり、中継基板CKを介して主制御基板MS(図32参照)に電気的に接続されており、この主制御基板MSの制御により駆動される。

0194

以上の構成において、主制御基板MSによる制御の下、駆動モータE25が駆動するとと、モータ軸ギアE24が回動する。このモータ軸ギアE24の回動に伴い、円弧状ギアF22が回動する。そして、この円弧状ギアF22の回動に連動して、アーム部材F21が回動されることで、リールスクリーン機構F1が回動中心軸RG中心に回動して、リール待機位置とリール露出位置との間を動作することになる。

0195

(表示ユニットA:スクリーン装置C:センサ機構CS)
上述したように、フロントスクリーン機構E1及びリールスクリーン機構F1それぞれの動作範囲は、互いに一部が重複している(図53参照)。また、フロントスクリーン機構E1は及びリールスクリーン機構F1は、それぞれ異なる駆動機構により駆動される。つまり、フロントスクリーン機構E1及びリールスクリーン機構F1それぞれの駆動は連動(同期)していない。このためスクリーン機構E1・F1同士の干渉(接触)を防ぐには、スクリーン機構E1・F1それぞれの位置を把握しておく必要がある。そこで、本実施形態では、主制御基板MS(図32参照)は、フロント待機位置を原点位置として、この原点位置からの駆動モータE25のステップ数に基づいて、フロントスクリーン機構E1の位置を把握している。同様にして、リール待機位置を原点位置として、この原点位置からの駆動モータF24のステップ数に基づいて、リールスクリーン機構F1の位置を把握している。

0196

しかしながら、フロントスクリーン機構E1やリールスクリーン機構F1の動作が正常に行われていない場合や、電源遮断中に手動でフロントスクリーン機構E1やリールスクリーン機構F1が動かされてしまった場合には、主制御基板MSは、フロントスクリーン機構E1及びリールスクリーン機構F1の正確な位置を把握することができない。このような状況でフロントスクリーン機構E1及びリールスクリーン機構F1を動作させると、これらが干渉し合う可能性がある。

0197

そこで、図64図67に示すように、スクリーン装置Cは、フロントスクリーン機構E1及びリールスクリーン機構F1それぞれの位置を検出するためのセンサ機構CSを備えている。そして、主制御基板MSは、センサ機構CSからの検出結果に基づき、これらスクリーン機構E1・F1を原点位置(待機位置)に復帰させる復帰動作を実行する。

0198

なお、右フロントスクリーン駆動機構E2Bにおけるクランク部材E22には、上側領域に遮光部E22d、下側領域に遮光部E22eがそれぞれ形成されている。また、リールスクリーン機構F1の右端部裏面には、遮光部F1bが形成されている。

0199

センサ機構CSは、3つのセンサCS1〜CS3を有している。これらのセンサCS1〜CS3は、透過型光学センサであり、図64に示すように、略U字状に形成されている。U字状の開放側の一方の端部は光を発光する発光部であり、他方の端部は光を受光する受光部である。そして、これらのセンサCS1〜CS3は、発光部から発光された光を受光部が受光した場合に、主制御基板MSにLow信号を出力し、発光部から発光された光が遮断され受光部が受光できない場合に、主制御基板MSにHi信号を出力するよう構成されている。

0200

センサCS1は、フロントスクリーン機構E1がフロント待機位置に存在するか否かを検出するためのセンサである。このセンサCS1は、クランク部材E22における遮光部E22dの回動軌跡上に固定配置されている。詳細には、センサCS1は、フロントスクリーン機構E1がフロント待機位置に存在するとき(図65参照)には、発光部と受光部とで遮光部E22dを挟み、且つ、フロントスクリーン機構E1がフロント待機位置に存在しないとき(図66参照)には、発光部と受光部とで遮光部E22dを挟まない位置に固定配置されている。従って、センサCS1は、フロントスクリーン機構E1がフロント待機位置に存在するときはHi信号を、フロント待機位置に存在しないときはLow信号をそれぞれ主制御基板MSに出力することになる。

0201

センサCS2は、フロントスクリーン機構E1がフロント露出位置に存在するか否かを検出するためのセンサである。このセンサCS2は、クランク部材E22における遮光部E22eの回動軌跡上に固定配置されている。詳細には、センサCS2は、フロントスクリーン機構E1がフロント露出位置に存在するとき(図66参照)には発光部と受光部とで遮光部E22eを挟み、且つ、フロントスクリーン機構E1がフロント露出位置に存在しないとき(図65参照)には発光部と受光部とで遮光部E22eを挟まない位置に固定配置されている。従って、センサCS2は、フロントスクリーン機構E1がフロント露出位置に存在するときはHi信号を、フロント露出位置に存在しないときはLow信号をそれぞれ主制御基板MSに出力することになる。

0202

センサCS3は、リールスクリーン機構F1がリール待機位置に存在するか否かを検出するためのセンサである。このセンサCS3は、リールスクリーン機構F1における遮光部F1bの回動軌跡上に固定配置されている。詳細には、センサCS2は、リールスクリーン機構F1がリール待機位置に存在するとき(図65参照)には発光部と受光部とで遮光部F1bを挟み、且つ、リールスクリーン機構F1がリール待機位置に存在しないとき(図67参照)には発光部と受光部とで遮光部F1bを挟まない位置に固定配置されている。従って、センサCS3は、リールスクリーン機構F1がリール待機位置に存在するときはHi信号を、リール待機位置に存在しないときはLow信号をそれぞれ主制御基板MSに出力することになる。

0203

以上の構成において、センサCS1及びセンサCS2からの検出信号は、フロントスクリーン機構E1が、フロント待機位置、フロント露出位置、及びこれらの間の位置である中間位置の何れに配置されているかを示している。また、センサCS3からの検出信号は、リールスクリーン機構F1が、リール待機位置、及びリール待機位置以外の位置の何れに配置されているかを示している。

0204

また、上述したように、フロント待機位置及びリール待機位置それぞれは、スクリーン機構E1・F1の動作範囲における重複範囲に配置されているため、フロントスクリーン機構E1がフロント露出位置に配置されているときには、リールスクリーン機構F1をリール露出位置に配置することはできない。このため、センサCS2が、フロントスクリーンがフロント露出位置に存在することを検出している場合には、リールスクリーン機構F1がリール露出位置に存在しないことを示している。

0205

(フロントスクリーン機構E1の動作制御
次に、原点復帰動作について説明するに先立って、フロントスクリーン機構E1及びリールスクリーン機構F1それぞれの正常時における動作制御について説明する。主制御基板MSは、駆動モータE25を制御することで、フロントスクリーン機構E1をフロント待機位置とフロント露出位置との間で回動動作させる。このフロントスクリーン機構E1の回動動作は、リールスクリーン機構F1がリール待機位置に存在していることを条件にして実行される。

0206

先に少し触れたように、主制御基板MSは、フロント待機位置を原点位置とし、この原点位置からの駆動モータE25のステップ数で、フロントスクリーン機構E1の位置を把握する。例えば、図68に示すように、ステップ数が210のとき、フロントスクリーン機構E1はフロント露出位置にあると把握することができる。なお、本実施形態では、ステップ数が20−21のときに、センサCS1の検出信号がHi信号とLow信号との間で切り換り、ステップ数が190−191のときに、センサCS2の検出信号がHi信号とLow信号との間で切り換る。

0207

また、主制御基板MSは、駆動モータE25のモータ回転方向パルス幅を制御することで、フロントスクリーン機構E1の回動方向や回動速度を制御している。以下、駆動モータE25において、フロントスクリーン機構E1をフロント待機位置からフロント露出位置へ移動させるモータ回転方向を+方向、フロントスクリーン機構E1をフロント露出位置からフロント待機位置へ移動させるモータ回転方向を−方向とする。

0208

図69には、フロントスクリーン機構E1をフロント待機位置からフロント露出位置へ回動動作させる際の、駆動モータE25の制御シーケンスの一例を示している。この制御シーケンスでは、まず、駆動モータE25を、直前励磁相から相を更新せずに100msのパルス幅分励磁(手順1)した後に、駆動モータE25を+方向に2.2msのパルス幅で210ステップ数駆動させる(手順2)。これにより、フロントスクリーン機構E1はフロント待機位置からフロント露出位置へ回動する。この後、駆動モータE25を、直前の励磁相から相を更新せずに100msのパルス幅分で励磁する(手順3)。以上が、フロント待機位置からフロント露出位置へ回動動作させる際の制御シーケンスとなる。なお、フロントスクリーン機構E1をフロント待機位置からフロント露出位置へ回動動作させる際の制御シーケンスは、図69の制御シーケンスにおける、手順2に係る駆動モータE25のモータ回転方向を−方向にしたシーケンスにすればよい。

0209

(リールスクリーン機構F1の動作制御)
次に、リールスクリーン機構F1についての正常時の動作制御について説明する。主制御基板MSは、駆動モータF24を制御することで、リールスクリーン機構F1をリール待機位置とリール露出位置との間で回動動作させる。このリールスクリーン機構F1の回動動作は、フロントスクリーン機構E1がフロント待機位置に存在していることを条件にして実行される。

0210

図70に示すように、主制御基板MSは、リール待機位置を原点位置とし、この原点位置からの駆動モータF24のステップ数で、リールスクリーン機構F1の位置を把握する。例えば、ステップ数が140のとき、リールスクリーン機構F1はリール露出位置にあると把握することができる。なお、本実施形態では、ステップ数が1−2のときに、センサCS3の検出信号がHi信号とLow信号との間で切り換る。

0211

また、主制御基板MSは、駆動モータF24のモータ回転方向やパルス幅を制御することで、リールスクリーン機構F1の回動方向や回動速度を制御している。以下、駆動モータF24において、リールスクリーン機構F1をリール待機位置からリール露出位置へ移動させるモータ回転方向を+方向、リールスクリーン機構F1をリール露出位置からリール待機位置へ移動させるモータ回転方向を−方向とする。

0212

図71には、リールスクリーン機構F1をリール待機位置からリール露出位置へ回動動作させる際の、駆動モータF24の制御シーケンスの一例を示している。この制御シーケンスでは、まず、駆動モータF24を、直前の励磁相から相を更新せずに100msのパルス幅分で励磁(手順1)した後に、駆動モータF24を+方向に4msのパルス幅で8ステップ数駆動させる(手順2)。これにより、リールスクリーン機構F1のリール待機位置からリール露出位置への回動が開始され、且つ、リールスクリーン機構F1の回動速度が加速される。この後、駆動モータF24を+方向に3msのパルス幅で122ステップ数駆動する(手順3)。その後、駆動モータF24を+方向に5msのパルス幅で122ステップ数駆動する(手順4)。これにより、リールスクリーン機構F1の回動速度が減速される。そして、駆動モータF24を、直前の励磁相から相を更新せずに100msのパルス幅分で励磁する(手順5)。以上が、リール待機位置からリール露出位置へ回動動作させる際の制御シーケンスとなる。なお、リールスクリーン機構F1をリール待機位置からリール露出位置へ回動動作させる際の制御シーケンスは、図71の制御シーケンスにおける、手順2〜4に係る駆動モータE25のモータ回転方向を−方向にしたシーケンスにすればよい。

0213

以上のように、主制御基板MSは、リールスクリーン機構F1がリール待機位置に配置されていることを条件にしてフロントスクリーン機構E1を駆動し、フロントスクリーン機構E1がフロント待機位置に配置されていることを条件にしてリールスクリーン機構F1を駆動するため、スクリーン機構同士の回動時における干渉を防止することができる。

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