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技術 預貯金の現金化用携帯端末と現金化処理システム

出願人 日本エイ・ティー・エム株式会社
発明者 宮本利仁
出願日 2015年12月29日 (4年2ヶ月経過) 出願番号 2015-257712
公開日 2017年7月6日 (2年8ヶ月経過) 公開番号 2017-120602
状態 特許登録済
技術分野 金融・保険関連業務,支払い・決済
主要キーワード オーケー データ識別コード 現金入出金装置 履歴表示ボタン 計数管理 元帳データ 現金入出金機 アプリケーションプログラムモジュール
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (11)

課題

インターネットバンキングシステムを利用し、携帯端末12と、現金入出金機能を持つ自販機等の現金化装置16を利用して預貯金を現金化する。

解決手段

スマートフォン等の携帯端末12が、インターネットバンキングを利用して預金を引き出す処理をし、自販機等の現金化装置16を利用して預貯金を現金化できる。特定の金融機関のみと通信を行うことができる銀行アプリ20を携帯端末12に組み込み、現金化装置の現金化アプリ44と通信をして現金化処理をする。現金化装置16が、ネットワークに接続されていなくても構わない。携帯端末12で管理される現金化データは、現金化処理専用のデータで、他の現金化データと区別できるデータ識別コードを付しておく。現金化専用のデータを設定するので、金融機関側も取扱が簡素化できる。

概要

背景

インターネットバンキングスマートフォンの普及により、銀行を利用する利用者の利便性が著しく向上した。例えば、携帯端末を用いて予め出金操作をして、その操作結果ATMに送信して出金処理をする技術が開発されている(特許文献1)。スマートフォンを用いてATMの入出金操作をし、ATMを現金排出処理のみに使用することもできる。これにより、利用者によるATMの占有時間を短縮できる。また、ネットバンキングで出金処理をして、引き出し券と電子マネーを取得し、ATMにより任意の金額の現金化ができるようなシステムが開発されている(特許文献2)。さらに、金融サーバネットワークを介して接続された自販機等を用いて、携帯端末に記憶させたデータを簡単に現金化するシステムも開発されている(特許文献3)。また、携帯端末等に記憶させた電子マネーを自由に現金化できるシステムも知られている(特許文献4)。

概要

インターネットバンキングシステムを利用し、携帯端末12と、現金入出金機能を持つ自販機等の現金化装置16を利用して預貯金を現金化する。スマートフォン等の携帯端末12が、インターネットバンキングを利用して預金を引き出す処理をし、自販機等の現金化装置16を利用して預貯金を現金化できる。特定の金融機関のみと通信を行うことができる銀行アプリ20を携帯端末12に組み込み、現金化装置の現金化アプリ44と通信をして現金化処理をする。現金化装置16が、ネットワークに接続されていなくても構わない。携帯端末12で管理される現金化データは、現金化処理専用のデータで、他の現金化データと区別できるデータ識別コードを付しておく。現金化専用のデータを設定するので、金融機関側も取扱が簡素化できる。

目的

本発明は以上の点に着目してなされたもので、現金の入出金が可能な多くの装置を利用して預貯金の現金化ができる、携帯端末と、現金化装置と、現金化処理システムと、携帯端末に現金化処理機能を付与するコンピュータプログラム記録媒体とを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

特定の金融機関のみと通信を行うことができるアプリケーションプログラムモジュール銀行アプリ)が、バンキングインタフェースとの通信により上記金融機関の預金口座から出金処理をしてから、預貯金取引のためのATM以外の現金化装置を使用して現金化処理を行う機能を有し、この銀行アプリは、上記バンキングインタフェースとの上記通信の許可を求める認証処理をして通信を実行する認証処理手段及び通信手段と、上記バンキングインタフェースに対して上記出金処理を要求する入出金制御手段と、上記出金処理が成功した後に、上記出金金額を示すデータを含む現金化データを生成し、その現金化データに他の現金化データと区別するデータ識別コードを付して記憶装置に記憶させる現金化データ管理手段とを備え、上記通信手段と認証処理手段は、上記現金化装置と近接通信により通信を開始し、上記現金化データの現金化が可能な装置であると判断するための認証処理を実行し、上記入出金制御手段は、上記現金化装置に対して出金金額を示すデータと上記データ識別コードを送信して、上記出金金額に相当する現金化処理を要求するとともに、この現金化処理完了後に、上記バンキングインタフェースとの通信により、上記データ識別コードと、上記現金化装置を他の装置と区別する現金化装置番号とを送信することを特徴とする、上記銀行アプリを搭載した携帯端末

請求項2

上記通信手段と認証処理手段は、上記認証処理において、上記現金化装置に対して、上記現金化処理を要求した携帯端末を他の携帯端末と区別する携帯識別コードを示すデータを送信することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。

請求項3

上記銀行アプリは、上記現金化データを電子マネーに変換するデータ変換手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の携帯端末。

請求項4

請求項1または2に記載の携帯端末の銀行アプリと通信を行うことができる現金化アプリを有し、この現金化アプリは、上記携帯端末と近接通信により通信を開始してから、この携帯端末から通知された、出金金額を示すデータとデータ識別コードを含む決済用のデータを記憶装置に記憶させる現金化データ処理手段と、上記出金金額を示すデータを読み取って該当する現金を排出する現金入出金装置とを備えたことを特徴とする現金化装置。

請求項5

請求項1または2に記載の銀行アプリの上記通信手段と認証処理手段は、上記現金化装置と近接通信により通信を開始し、上記金融機関の預金口座への入金処理が可能な装置であると判断するための認証処理を実行し、上記現金化データ管理手段は、上記現金化装置に対して投入される現金の入金金額と、上記データ識別コードと、上記現金化装置番号を示すデータを含む現金化データを生成して記憶装置に記憶させ、上記入出金制御手段は、上記現金化装置に対して上記入金金額を示すデータと上記データ識別コードを送信して、上記入金金額に相当する現金の入金処理を要求するとともに、この入金処理完了後に、上記バンキングインタフェースとの通信により、上記データ識別コードと、上記現金化装置を他の装置と区別する現金化装置番号とを送信することを特徴とする、請求項1に記載の携帯端末。

請求項6

上記銀行アプリの上記現金化データ管理手段は、上記記憶装置に記憶されたいずれか選択された現金化データを無効にする処理を実行し、上記入出金制御手段は、上記バンキングインタフェースとの通信により、上記の無効にする現金化データのデータ識別コードを送信して、該当する金額の入金処理を要求することを特徴とする、請求項1に記載の携帯端末。

請求項7

請求項5に記載の携帯端末と通信を行うことができる現金化アプリを有し、この現金化アプリは、上記携帯端末から通知された入金金額を示すデータとデータ識別コードを示すデータを含む決済用のデータを記憶装置に記憶する現金化データ処理手段を備えたことを特徴とする現金化装置。

請求項8

請求項1に記載の携帯端末と請求項4に記載の現金化装置とを組み合わせた現金化処理システム

請求項9

請求項5に記載の携帯端末と請求項6に記載の現金化装置とを組み合わせた現金化処理システム。

請求項10

上記現金化データの出金金額または入金金額を示すデータは、外国通貨を表示するデータを含むことを特徴とする請求項8または9に記載の現金化処理システム。

請求項11

請求項1または5に記載の携帯端末のコンピュータを、それぞれ請求項1または5に記載の銀行アプリとして機能させる現金化処理制御プログラム

請求項12

請求項11に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータで読みとり可能な記録媒体

技術分野

0001

本発明は、預貯金現金化用携帯端末と現金化処理システム等に関する。

背景技術

0002

インターネットバンキングスマートフォンの普及により、銀行を利用する利用者の利便性が著しく向上した。例えば、携帯端末を用いて予め出金操作をして、その操作結果ATMに送信して出金処理をする技術が開発されている(特許文献1)。スマートフォンを用いてATMの入出金操作をし、ATMを現金排出処理のみに使用することもできる。これにより、利用者によるATMの占有時間を短縮できる。また、ネットバンキングで出金処理をして、引き出し券と電子マネーを取得し、ATMにより任意の金額の現金化ができるようなシステムが開発されている(特許文献2)。さらに、金融サーバネットワークを介して接続された自販機等を用いて、携帯端末に記憶させたデータを簡単に現金化するシステムも開発されている(特許文献3)。また、携帯端末等に記憶させた電子マネーを自由に現金化できるシステムも知られている(特許文献4)。

先行技術

0003

特許4607932公報
特許5203666公報
特許4634091公報
特許3568426公報

発明が解決しようとする課題

0004

既知の従来の技術には、次のような解決すべき課題があった。
特許文献2に記載された技術と特許文献3や特許文献4に記載された技術を組み合わせれば、インターネットバンキングにより預貯金を引き出して、携帯端末に電子マネーとして記憶させて、ATMや自販機等の装置を用いて電子マネーを現金化することが可能になる。しかしながら、これらの文献に記載された技術では、銀行の勘定系の金融システムに接続されたATMの存在が必要であったり、自販機等を利用する場合には自販機と金融システムとの通信が必要であったりする。
ネットワークを介したなりすましや不正フィッシング等を回避する必要もあり、ATM以外の装置で、銀行の勘定系の金融システムと接続できるものは限定される。そのため、預貯金を自由に現金化できる場所が限定されてしまう。本発明は以上の点に着目してなされたもので、現金の入出金が可能な多くの装置を利用して預貯金の現金化ができる、携帯端末と、現金化装置と、現金化処理システムと、携帯端末に現金化処理機能を付与するコンピュータプログラム記録媒体とを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

以下の構成はそれぞれ上記の課題を解決するための手段である。

0006

<構成1>
特定の金融機関のみと通信を行うことができるアプリケーションプログラムモジュール(銀行アプリ)が、バンキングインタフェースとの通信により上記金融機関の預金口座から出金処理をしてから、預貯金取引のためのATM以外の現金化装置を使用して現金化処理を行う機能を有し、
この銀行アプリは、
上記バンキングインタフェースとの上記通信の許可を求める認証処理をして通信を実行する認証処理手段及び通信手段と、
上記バンキングインタフェースに対して上記出金処理を要求する入出金制御手段と、
上記出金処理が成功した後に、上記出金金額を示すデータを含む現金化データを生成し、その現金化データに他の現金化データと区別するデータ識別コードを付して記憶装置に記憶させる現金化データ管理手段とを備え、
上記通信手段と認証処理手段は、上記現金化装置と近接通信により通信を開始し、上記現金化データの現金化が可能な装置であると判断するための認証処理を実行し、
記入出金制御手段は、上記現金化装置に対して出金金額を示すデータと上記データ識別コードを送信して、上記出金金額に相当する現金化処理を要求するとともに、この現金化処理完了後に、上記バンキングインタフェースとの通信により、上記データ識別コードと、上記現金化装置を他の装置と区別する現金化装置番号とを送信することを特徴とする、上記銀行アプリを搭載した携帯端末。

0007

<構成2>
上記通信手段と認証処理手段は、上記認証処理において、上記現金化装置に対して、上記現金化処理を要求した携帯端末を他の携帯端末と区別する携帯識別コードを示すデータを送信することを特徴とする構成1に記載の携帯端末。

0008

<構成3>
上記銀行アプリは、上記現金化データを電子マネーに変換するデータ変換手段を備えたことを特徴とする構成1または2に記載の携帯端末。

0009

<構成4>
構成1または2に記載の携帯端末の銀行アプリと通信を行うことができる現金化アプリを有し、
この現金化アプリは、
上記携帯端末と近接通信により通信を開始してから、この携帯端末から通知された、出金金額を示すデータとデータ識別コードを含む決済用のデータを記憶装置に記憶させる現金化データ処理手段と、
上記出金金額を示すデータを読み取って該当する現金を排出する現金入出金装置とを備えたことを特徴とする現金化装置。

0010

<構成5>
構成1または2に記載の銀行アプリの上記通信手段と認証処理手段は、上記現金化装置と近接通信により通信を開始し、上記金融機関の預金口座への入金処理が可能な装置であると判断するための認証処理を実行し、
上記現金化データ管理手段は、上記現金化装置に対して投入される現金の入金金額と、上記データ識別コードと、上記現金化装置番号を示すデータを含む現金化データを生成して記憶装置に記憶させ、
上記入出金制御手段は、上記現金化装置に対して上記入金金額を示すデータと上記データ識別コードを送信して、上記入金金額に相当する現金の入金処理を要求するとともに、この入金処理完了後に、上記バンキングインタフェースとの通信により、上記データ識別コードと、上記現金化装置を他の装置と区別する現金化装置番号とを送信することを特徴とする、構成1に記載の携帯端末。

0011

<構成6>
上記銀行アプリの上記現金化データ管理手段は、上記記憶装置に記憶されたいずれか選択された現金化データを無効にする処理を実行し、
上記入出金制御手段は、上記バンキングインタフェースとの通信により、上記の無効にする現金化データのデータ識別コードを送信して、該当する金額の入金処理を要求することを特徴とする、構成1に記載の携帯端末。

0012

<構成7>
構成5に記載の携帯端末と通信を行うことができる現金化アプリを有し、
この現金化アプリは、
上記携帯端末から通知された入金金額を示すデータとデータ識別コードを示すデータを含む決済用のデータを記憶装置に記憶する現金化データ処理手段を備えたことを特徴とする現金化装置。

0013

<構成8>
構成1に記載の携帯端末と構成4に記載の現金化装置とを組み合わせた現金化処理システム。

0014

<構成9>
構成5に記載の携帯端末と構成6に記載の現金化装置とを組み合わせた現金化処理システム。

0015

<構成10>
上記現金化データの出金金額または入金金額を示すデータは、外国通貨を表示するデータを含むことを特徴とする構成8または9に記載の現金化処理システム。

0016

<構成11>
構成1または5に記載の携帯端末のコンピュータを、
それぞれ構成1または5に記載の銀行アプリとして機能させる現金化処理制御プログラム

0017

<構成12>
構成11に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータで読みとり可能な記録媒体。

発明の効果

0018

<構成1の効果>
ネットワークを利用したバンキング等により、ATM以外の任意の装置で現金化処理を可能にする。特定の金融機関が作成した銀行アプリを携帯端末に組み込むので、携帯端末中の銀行アプリが、金融機関の代わりに該当する金額の現金化処理を制御できる。この現金化処理に使用する現金化データに、他の現金化データと区別できるデータ識別コードを付して管理するので、現金化データ単位処理状況を管理できる。データ識別コードと現金化装置番号を使用すれば、現金化装置の管理者と金融機関との間の決済を確実にできる。
<構成2の効果>
携帯識別コードを示すデータを現金化データに含めておくと、その現金化データを取りだして他の携帯端末が利用することができないので、セキュリティを高めることができる。
<構成3の効果>
現金化データを任意の電子マネーに変換できれば、電子マネー取得のために現金化処理をする手間を無くせる。
<構成4の効果>
現金化装置に、携帯端末の銀行アプリと通信できる現金化アプリを組み込んで認証処理をすれば、セキュリティの高い現金化処理を実現できる。この現金化処理に近接通信を利用すれば、誤動作を防止できる。また、広く自販機等を現金化装置に利用できる。
<構成5の効果>
現金化装置を使用して銀行預金への入金処理をすることができる。携帯端末の銀行アプリが入金金額とデータ識別コードを指定して金融システムに送信すれば、該当する口座への入金が可能になる。
<構成6の効果>
現金化が不要になった出金処理を元に戻すことができる。
<構成7の効果>
現金化装置への入金がされ、携帯端末が金融システムに対して所定の入金処理を実行すると、その後、金融機関から現金化装置の管理者に該当する金額の送金を要求できる。

図面の簡単な説明

0019

実施例1のシステムを示すブロック図である。
携帯端末に表示される操作画面例である。
携帯端末に記憶される現金化データの構造説明図である。
現金化管理データの具体例説明図である。
入金処理の説明図である。
金融機関に対する出金処理の動作例シーケンスチャートである。
現金化装置を使用した現金化処理例のシーケンスチャートである。
現金化装置を使用した入金処理例のシーケンスチャートである。
現金化装置に入金をした後の金融機関への入金処理例シーケンスチャートである。
出金処理をした金額をそのまま金融機関に戻す入金処理例シーケンスチャートである。

0020

以下、本発明の実施の形態を実施例毎に詳細に説明する。

0021

図1を用いて、実施例1のシステムの構成を説明する。図1(a)に示すように、携帯端末12が、インターネット18を介して金融サーバ14と接続されている。図1(b)は、携帯端末12と通信をする現金化装置16のブロック図である。実施例1のシステムによれば、スマートフォン等の携帯端末12が、例えば、インターネット18を利用してインターネットバンキングをし、自販機等の現金化装置16を利用して預貯金を現金化できる。現金化装置16は、ネットワークに接続されていなくても構わない。携帯端末12には、図2(a)〜(c)に示すような操作画面が表示される。また、携帯端末12の記憶装置30には、図3に示すような構造の現金化データが記憶される。金融システム15では、例えば、図4に示すような構造の現金化管理データ40が設けられている。

0022

携帯端末12には、特定の金融機関のみと通信を行うことができるアプリケーションプログラムモジュール(銀行アプリ20)が組み込まれている。また、現金化装置には、携帯端末12と通信をして現金化処理をするアプリケーションプログラムモジュール(現金化アプリ44)が組み込まれている。本発明は、携帯端末12に銀行アプリ20を組み込み、現金化装置16に現金化アプリ44を組み込んで、現金化処理サービスを実現する。

0023

(銀行アプリと現金化アプリ)
銀行アプリ20は、金融機関が自行の預貯金の現金化処理を可能にするために作成したもので、金融サーバ14等から該当するコンピュータプログラムをダウンロードして携帯端末12に組み込まれる。銀行アプリ20は、例えば、特定の金融機関専用のものである。利用者が複数の銀行の預貯金を現金化したいときは、それぞれの金融機関専用の銀行アプリ20を組み込むとよい。もちろん銀行アプリを複数の金融機関で共通化しても構わない。図1に示すように、銀行アプリ20は、通信手段22と認証処理手段24と入出金制御手段26と現金化データ管理手段28と記憶装置30とデータ変換手段31とで構成されている。

0024

現金化装置16に組み込まれる現金化アプリ44も、銀行アプリ20と通信をするために、金融機関が作成したものである。金融サーバ14等から該当するコンピュータプログラムをダウンロードして現金化装置16に組み込まれる。これも金融機関毎に別々に設けられるとよいし、複数の金融機関で共通化しても構わない。現金化アプリ44は、通信装置45と現金入出金装置46と現金化データ処理手段48と記憶装置50とを備える。

0025

携帯端末12には、携帯電話、スマートフォン、タブレットコンピュータ等の持ち運びできる通信可能なコンピュータが適する。現金化装置16には、例えば、鉄道切符の自販機が適する。その他POS端末やたばこの自販機等でもよい。現金化装置16は金融サーバ14とネットワークで接続されていなくてもよい。プリペイドカードを読み取るような近接通信により携帯端末12と通信できればよい。

0026

携帯端末12の銀行アプリ20の各手段の機能は、後の処理動作の説明で述べる。現金化装置16の現金化アプリ44において、通信装置45は既存の電子マネー等と通信をする近接通信制御装置である。現金入出金装置46も、既存の自販機等で現金の入出金制御を行う装置である。現金入出金装置46は、現金を計数して金庫から排出したり、受け入れた現金の鑑定計数機能を有する。現金化データ処理手段48の機能は、後の処理動作の説明で述べる。

0027

(金融サーバ)
金融サーバ14側には、バンキングインタフェース32と金融システム15とが設けられている。既知のインターネットバンキングでは、振込振替預金明細の表示だけが可能である。この実施例のバンキングインタフェース32の取引制御手段34は、新たに、現金化処理のための出金処理と入金処理を可能にする。そのため、図2(a)に示すように、携帯端末12に表示される取引メニュー画面51には、振込振替要求タン52と明細表示要求ボタン54のほかに、出金要求ボタン56と入金要求ボタン58とが表示されている。このほかに、過去に出金処理や入金処理を行った履歴を表示するための履歴表示ボタン57が設けられている。

0028

また、金融システム15(図1)には、預金口座元帳36と現金化管理データ38と記憶装置42とが設けられている。預金口座元帳36は既存の預金口座の入出金状態を記録する元帳データファイルである。現金化管理データ38は、現金化処理や入金処理を行った後の決済処理のために、携帯端末12から現金化データの状態を取得して管理するためのデータファイルである。

0029

金融システム15の預金口座元帳36は、入出金処理がされたときに更新される。現金化管理データ38は、携帯端末12から現金化データの状態が通知されたときに更新される。現金化管理データ38は、図4に示すように、現金化データ74(図3)に含まれた出金(入金)金額82とデータ識別コード76と発行日時78や口座番号80等を含むデータで管理される。また、入出金処理が実行された後には、携帯端末12から取引日時86と現金化装置番号88や金種89が通知されるので、これらのデータが付け加えられる。

0030

以下の実施例では、図1に示したインターネットバンキングによる広域ネットワークを利用した入出金処理例を説明する。しかし、例えば、デビットカードシステムでは、VPN(バーチャルプライベート・ネットワーク)等の閉域ネットワークを利用して、預貯金を直接引き落としできる。このシステムを利用しても本発明を同様に実施することができる。

0031

(現金化データの構造)
入出金処理動作の説明の前に、現金化データの構造と機能を説明する。図3(a)は現金化データの構造例を示し、(b)は入出金時に携帯端末12と現金化装置16との間で送受信されるデータの構造例、(c)は携帯端末12から金融システム15に送信されるデータの構造例を示す。
図3に示す現金化データ74は、携帯端末12の銀行アプリ20が入出金処理を携帯端末12の内部で管理するために設けられたものである。現金化データ74は携帯端末12の内部でのみ使用される。現金化データ74中には、出金処理のときに金融システム15や現金化装置16に送信するべきデータが含まれている。

0032

図3(a)に示すように、現金化データ74には、例えば、データ識別コード76と発行日時78と口座番号80と出金(入金)金額82と携帯識別コード84とが含められる。データ識別コード76は、現金化データ74を他の現金化データ74と区別するためのものである。1回の入出金処理毎に現金化データ74に付加される。

0033

発行日時78は現金化データを生成した日である。口座番号80は図に示すように、銀行名や支店名及び個人口座番号を含むものとする。携帯識別コード84は現金化データ74を生成した携帯端末12を他の携帯端末12と区別するためのものである。この現金化データ74により、出金(入金)金額82を読めば入金あるいは出金金額が明らかになる。データ識別コード76と携帯識別コード84とで現金化データ74を生成した携帯端末12が特定できる。

0034

出金処理時や入金処理時には、携帯端末12と現金化装置16との間で、図3(b)に示すように、データ識別コード76や出金(入金)金額82や金種89が送受信される。また、携帯端末12から金融システム15に対して、図3(c)に示すように、データ識別コード76や取引日時86や現金化装置番号88や金種89が送信される。既に説明したように、これらのデータがその後の決済処理に利用される。なお、決済処理時のデータの確実な照合を可能にするために、上記のデータに加えてその他のデータを送受信しても構わない。

0035

現金化データ74には、必ずデータ識別コード76が付されている。現金化データ74は、データ識別コード76で区別された単位でまとめて現金化できるようにする。現金化データが3万円のもののとき、その一部の1万円だけ現金化するという処理はしない。金融システム15の現金化管理データ38には、データ識別コード76とその金額とが対応付けて記録されている。従って、データ識別コード76の通知だけで、金融システム15ではどの金額のどの現金化データ74が現金化されたかを判断できる。これにより、携帯端末12の銀行アプリ20の処理も、金融システム15側の現金化管理データ38の処理も簡単になる。

0036

また、現金化処理のとき、携帯端末12から現金化装置16に、データ識別コード76とともに現金化データ74中の携帯識別コード84を示すデータを送信するとよい。これにより、第3者が現金化データ74をコピーして盗み取っても、他人の携帯端末を使用して現金化をすることができない。即ち、現金化装置16が金融サーバ14と通信をしなくても、セキュリティの高い通信ができる。このため、広く、様々な装置を現金化装置として利用できるようになる。

0037

なお、現金化データ74は、それぞれの金融機関専用のものとするのが好ましい。さらに、円、ドル、ユーロ、元といった外国通貨での現金化も可能にするとよい。同様に、外国通貨の入金も可能にするとさらに便利に機能する。携帯端末12が、指定された通貨為替レートを調べて、自動的に外国通貨の現金化データを生成するとよい。現金化装置16と金融システム15との間がネットワークで接続されていなくてもよいから、外国での現金化が可能になる。

0038

(金融システムに対する出金処理動作)
預貯金の現金化を希望するときは、まず、金融システムに出金処理を要求する。携帯端末12の銀行アプリ20を起動すると、バンキングインタフェース32との通信が開始される。銀行アプリ20の通信手段22と認証処理手段24は、バンキングインタフェース32との通信の許可を求める認証処理をして通信を開始する。認証処理では、口座番号やパスワードの入力処理を実行する。認証終了後に、携帯端末12に、図2(a)に示した取引メニュー画面51が表示される。

0039

取引メニュー画面51中の出金要求ボタン56を選択すると、出金処理が開始される。続いて、携帯端末12に、図2(b)に示した出金処理画面59が表示される。出金可能金額表示60には、金融システム15の預金口座元帳36を参照した出金限度額が表示される。出金金額62の枠内には、携帯端末12の利用者が、出金を希望する金額を入力する。

0040

出金ボタン64が操作されると、携帯端末12側の銀行アプリ20の入出金制御手段26は、バンキングインタフェース32の取引制御手段34に対して、指定した金額の出金処理を要求する。キャンセルボタン66は処理の取り消しのためのものである。金融システム15側では、通常の出金処理と同様にして、預金口座元帳36を更新する。

0041

取引制御手段34から出金処理が成功した旨の通知を受けると、銀行アプリ20の現金化データ管理手段28は、図3に示した出金金額を示すデータを含む現金化データ74を生成し、その現金化データ74に他の現金化データと区別するデータ識別コード76を付して、記憶装置30に記憶させる。

0042

(現金化装置を使用した現金化処理動作)
金融システムによる出金処理が完了すると、現金化処理を開始するために再び銀行アプリ20を起動する。ここで、図2(c)に示すような現金化処理画面69が携帯端末12に表示される。現金化処理画面69には、現金化データに含まれた出金金額を示すデータがリスト表示される。例えば、複数の現金化データが携帯端末12の記憶装置30に記憶されているものとする。1回目の出金処理で金額が1万円の現金化データを取得し、2回目の出金処理で金額が3万円の現金化データを取得したとする。その両方をまだ現金化していないときには、現金化データリスト70に、1万円と3万円という表示がされる。

0043

現金化データリスト70中のいずれかのデータを選択して、現金化ボタン72を操作すると、現金化要求のための準備処理が完了する。ここまで操作をしてから、携帯端末12を現金化装置16(図1)にタッチして、近接通信を開始させる。現金化アプリ44を組み込んだ現金化装置には、例えば、ロゴマーク(現金化マーク)が表示されている。こうした装置を見つけて現金化を開始する。

0044

図1に示した携帯端末12の通信手段22と認証処理手段24は、現金化装置16の通信装置45と近接通信を開始する。このとき、銀行アプリ20は、この現金化装置16が、現金化データ74の現金化が可能な装置であるかどうかを判断する。携帯端末12の銀行アプリ20と現金化装置16の現金化アプリ44とが正常に通信を確立できれば、認証処理が正常終了する。このとき、携帯識別コード84(図3)と発信者番号を照合すれば、より確実に本人確認をすることができる。

0045

その後、携帯端末12の入出金制御手段26は、現金化装置16に対して、図3(b)に示したデータ識別コード76と出金金額を示すデータと金種89を示すデータを送信して、出金金額に相当する現金化処理を要求する。現金化装置16の現金化データ処理手段48は、現金入出金装置46を制御して、該当する現金を排出させる。該当する現金を正常に排出したら、現金化データ処理手段48は、データ識別コード76と出金金額を示すデータと金種89を記憶装置50に記憶させる。

0046

現金化処理が終了した後は、携帯端末12の銀行アプリ20は、図3(c)に示した現金化データ74のデータ識別コード76と、取引日時86と、現金化装置番号88と、金種89を示すデータを金融機関に送信して、現金化終了の報告する。金融機関では、受信したデータを現金化管理データ38に追加して更新する。

0047

現金化装置16の管理者は、記憶装置50に記憶させたデータを、その後適当なタイミングで金融機関に送り、決済に利用する。金融機関では、この決済要求と現金化管理データ38の該当するデータ(図4)とを照合して決済内容を確認することができる。

0048

この実施例のように、現金化装置16は、現金化処理時に金融システム15と通信をしなくても、確実に処理を実行できる。即ち、銀行アプリ20と現金化アプリ44の間の認証処理のみで、要求された現金を排出する。銀行アプリ20と現金化アプリ44が各金融機関専用のものであって、十分に信頼性の高いものであれば、これで十分である。従って、ネットワークに接続されていない外国の自動機を利用して、外国通貨による現金化要求も可能になる。

0049

(電子マネー)
現金化データ74(図3)は、既に説明したように、預貯金を自販機等を用いて現金化する処理を管理するために設けられたデータである。一方、現金化データを利用して現金化をした後に、その現金で電子マネーを購入したいという要求もある。これに応えるために、銀行アプリ20のデータ変換手段31(図1)は、現金化データ74を直接電子マネーに変換できる機能を備える。

0050

電子マネーはプリペイドカードの一種であって、電子マネーを現金化することは一般に認められていない。しかし、上記の現金化データ74を利用すると、預貯金を現金化することもできるし、現金化をせずに電子マネーにすることもできる。図2(c)の現金化処理画面69で、「電子マネーにする」というボタン73を押すと、図示しない何種類かの電子マネーの名称がリスト表示される。そのいずれかを選択すると、現金化データを該当する電子マネーに変換することができる。

0051

現金化データを電子マネーに変換する場合にも、データ識別コード76を付した現金化データ単位で処理をする。こうすると、現金化装置16で現金化をした場合と同様の扱いができる。電子マネーに変換するということは、電子マネーを購入することである。従って、その電子マネー発行会社に対して、購入金額を示すデータ(現金化データの出金金額)とデータ識別コード76を送信する。もちろんデータの照合処理を容易にするために、口座情報や処理日時等を送信してもよい。データを受信した会社は、これらのデータを使用して金融機関に対して決済を要求することができる。

0052

(現金化無効処理)
なんらかの事情で現金化されずに現金化データが放置されることがある。そのために、例えば、3ケ月間といった有効期限が設けられるとよい。携帯端末12の銀行アプリ20は、有効期限の迫った現金化されない現金化データが記憶装置30に記憶されているときは、携帯端末12に警告表示をすることが好ましい。

0053

(入金処理)
図5は、入金処理の説明図である。
実施例2の処理により、携帯端末12と現金化装置16とを使用して、預金口座への入金ができる。また、いったん出金処理により現金化データを携帯端末12に記憶させたものの、現金化が不要になったとき、バンキングインタフェース32を通じてこれを元の預金口座に戻すといった処理もできる。

0054

現金化装置16を使用して入金処理をする場合には、携帯端末12に図5(a)に示す入金画面100を表示する。この画面には、希望する入金金額102を入力する覧が設けられている。金額入力後に、入金ボタン104を操作して入金準備を完了させる。その後、携帯端末12を現金化装置16にタッチして、通信手段22と認証処理手段24により、現金化装置16の通信装置45と近接通信による通信を開始する。現金化装置16は、入金金額102を読み取って、該当する現金の入金を要求する。

0055

現金化装置16に現金を投入して、その確認が終了すると、携帯端末12の現金化データ管理手段28は、該当する投入金額と、データ識別コード76と、取引日時86と、現金化装置番号88を表示するデータを含む現金化データ74を生成する。入金の証拠として、現金化データを携帯端末12側で生成して、記憶装置30に記憶する。このとき生成したデータ識別コード76は、現金化装置16側に、決済用として通知しておく。

0056

その後、携帯端末12の入出金制御手段26は、バンキングインタフェース32に対して入金処理を要求する。この処理は、現金化装置16に対する入金処理と連動するべきものだから、ほぼ自動的に進行するとよい。ここでは、全自動処理の例を説明する。携帯端末12の通信手段22や認証処理手段24とバンキングインタフェース32との認証処理が完了すると、入出金制御手段26は、記憶装置30に記憶された該当する現金化データ74を読み取る。そして、金融システム15に対してデータ識別コード76と、取引日時86と、現金化装置番号88と入金金額や金種等のデータを送信する。金融システム15側では、預金口座元帳36を入金処理により更新する。さらに、現金化管理データ38を更新して入金処理が完了する。その後、金融機関では、携帯端末12から受信したデータを使用して、現金化装置16を管理する会社に対し、入金金額に相当する現金の送金を要求する。

0057

(出金の取り消し)
なお、過去に出金処理をして現金化していない現金化データ74を、預金口座に戻したい場合がある。この場合の処理を説明する。この場合には、携帯端末12に、図5(b)の銀行入金画面106を表示する。ここに、現金化データに含まれた出金(入金)金額82(図3)を示すデータがリスト表示される。この現金化データリスト70には、携帯端末12の記憶装置30に記憶されたものであって、現金化処理が終了していないもの全てが表示される。

0058

この画面上でいずれかの現金化データを選択して、入金ボタン108を操作する。銀行アプリ20の現金化データ管理手段28は、記憶装置30に記憶された該当する現金化データ74を無効にする処理を実行する。併せて、入出金制御手段26は、バンキングインタフェースの取引制御手段34と通信をして、無効にした現金化データ74のデータ識別コード76を送信する。これで、該当する金額の入金処理要求が完了する。

0059

以上のように、現金化データ74をデータ識別コード76で区別される単位で取り扱うと、現金化データ74に含まれた金額を減算したり合計したりする処理が不要になる。銀行システム15側は、データ識別コード76のみを基準に管理するので、金額に相当するデータを計数管理する必要がない。現金化装置16側の処理も簡単にできる。

0060

決済時にも、データ識別コード76だけで照合処理ができる。データ識別コード76と現金化装置番号88と金額を照合すればその現金化処理の正当性を確認できる。データ識別コード76だけで管理できるので、現金化装置16と金融システム15とを現金化処理時にオンラインで接続して認証処理をするといった制御が不要になる。

0061

(シーケンスチャート)
図6は金融機関に対する出金処理の動作例シーケンスチャートである。
以下、シーケンスチャートを使用して、上記の処理のコンピュータプログラムの動作を含めた具体的な手順を説明する。まず、図6のステップS1で携帯端末12の銀行アプリを起動する。ステップS2では、バンキングインタフェース32にアクセスする。同時に認証処理をする。ステップS3で、携帯端末12に取引メニュー画面51(図2(a))の表示をする。ここで出金処理を選択し、図2(b)の出金処理画面59を表示する。ステップS4では、出金金額の指定をする。このとき、出金後に生成する現金化データのデータ識別コードをバンキングインタフェース32側に伝えておく。

0062

ステップS5では、バンキングインタフェース32が金融システム15に対して出金処理要求をする。金融システム15は、ステップS6で預金口座元帳36を更新する。そして、ステップS7で現金化管理データ38に対して、図4に示した出金(入金)金額82とデータ識別コード76と発行日時78とを含むデータを追加する。金融システム15は、ステップS8で、バンキングインタフェース32に対して出金処理完了通知をする。ステップS9では、バンキングインタフェース32が銀行アプリ20に対して現金化許可通知を送信する。

0063

ステップS10では、携帯端末12の銀行アプリ20が現金化データ74の生成をする。そして、ステップS11で、現金化データ74が携帯端末12の記憶装置30に記憶される。

0064

図7は現金化装置を使用した現金化処理例のシーケンスチャートである。
ステップS21では、携帯端末12の銀行アプリ20を起動する。ステップS22では、現金化処理画面69(図2(c))により現金化データリスト70の表示をする。ステップS23では、そのリスト中のいずれかの現金化データ74の選択をする。ステップS24で、銀行アプリ20が現金化アプリ44に対して現金化要求の送信をする。このとき、携帯端末12を現金化装置の操作盤にタッチする。ステップS25では、現金化装置16の通信装置45が起動して、現金化要求を受信し、認証処理をする。ステップS26では、現金化アプリ44から銀行アプリ20が現金化装置番号88を取得する。

0065

ステップS27では、携帯端末12の記憶装置30に記憶された、現金化情報を現金化装置16側に送信する。図3(b)に示すような、データ識別コードと出金金額と金種等のデータである。ステップS28では、現金化装置16が現金化データ処理手段48を起動して現金の排出をする。

0066

ステップS29では、現金化装置16の現金化アプリ44が携帯端末12の銀行アプリ20に対して現金化完了報告を送信する。この報告には、図3(b)に示すように、データ識別コード76や取引日時86や支払い金種89等を示す出金管理用のデータが含まれる。ステップS30で、排出された現金の確認処理をする。携帯端末12の銀行アプリ20は確認画面を表示して、携帯端末12の所持者がその画面でオーケーボタンをタッチするといった操作がされる。ステップS31では、現金化アプリ44が、現金化装置16の記憶装置50に、携帯端末12から送信された出金管理用のデータを記憶する。これで、現金化装置16の操作を完了する。

0067

その後、銀行アプリ20はバンキングインタフェース32と通信をして、ステップS32で現金化完了報告をする。この報告には、データ識別コードと取引日時86と現金化装置番号88と支払い金種等を示すデータを含める。ステップS33でバンキングインタフェース32が金融システム15に対して現金化完了報告をする。該当するデータ識別コードに無効化処理日時を付加するといった処理をする。ステップS34で、金融システム15は現金化管理データ38の更新処理を実行する。金融システム15はこの処理を完了すると、ステップS35で、バンキングインタフェース32に対して現金化完了応答を送信する。ステップS36で、バンキングインタフェース32は銀行アプリ20に対してこの現金化完了応答を転送する。ステップS37では、銀行アプリ20が、携帯端末12の記憶装置30に記憶された現金化データ74を無効化して、記憶の更新をする。その後現金化装置側では、出金データ集計して、決済要求処理を行う。この処理は任意の方法で実行されるとよい。

0068

図8は、現金化装置を使用した入金処理例のシーケンスチャートである。
まず、ステップS41で、携帯端末12の銀行アプリ20を起動する。そして、携帯端末12に、図5(a)の装置入金画面100を表示させる。ステップS42では、入金金額の指定をする。ステップS43では、携帯端末12を現金化装置16の操作盤にタッチさせてアクセスし、認証処理をする。ステップS44では、銀行アプリ20が現金化アプリ44から、現金化装置番号88を取得する。ステップS45では、現金化装置16の現金入出金装置46に現金を投入して、計数依頼をする。このとき、銀行アプリ20から現金化アプリ44に対して、データ識別コード76と入金受付を希望する金額を示すデータが送信される。

0069

ステップS46では、現金化装置16の現金入出金装置46が投入金額の計数をする。ステップS47では、現金化アプリ44が銀行アプリ20と通信をして確認処理をする。このとき、現金化アプリ44から銀行アプリ20に対して、データ識別コード76と取引日時86と受付金種等を示すデータが送信される。銀行アプリ20は、ステップS48で、このデータを含む現金化データ74を生成する。ステップS49では、現金化アプリ44は、金融機関との決済確認のために、携帯端末12から取得した入金データを記憶装置50に記憶させる。また、ステップS50で、携帯端末12では銀行アプリ20が、記憶装置30に記憶された現金化データの記憶更新をする。

0070

図9は、現金化装置に入金をした後の金融機関の預金口座への入金処理例シーケンスチャートである。
この処理は、既に説明したように、現金化装置16への現金の入金処理と連動するので、ほぼ全自動で進行するとよい。ここでは一部利用者の手動操作が混じる手順を説明する。ステップS51では、携帯端末12の銀行アプリ20を起動する。この起動も全自動が望ましい。この処理を忘れると入金処理が完了しないので、携帯端末12に起動を促す警告画面を表示してもよい。ステップS52で、図5(b)の銀行入金画面106を表示させる。ここには、現金化データリストが表示されている。図8で説明した現金化装置16への入金処理済みの現金化データ74がここに表示される。この内容確認を経て、ステップS53で、利用者に、入金ボタン108を操作させる。

0071

ステップS54では、バンキングインタフェース32と通信を開始して、認証処理を実行する。ステップS55では、バンキングインタフェース32が銀行アプリ20に対して認証確認応答をする。その後、ステップS56で、携帯端末12からバンキングインタフェース32に対して、必要なデータの送信をする。このデータには、データ識別コード76、取引日時86、現金化装置番号88、金種等を示すデータを含める。ステップS57で、バンキングインタフェース32は、金融システム15に対して入金処理の要求をする。

0072

ステップS58では、金融システム15の預金口座元帳36が更新される。その後、ステップS59で、金融システム15はバンキングインタフェース32に対して入金処理完了報告をする。バンキングインタフェース32はステップS60で、銀行アプリ20に対して入金処理完了報告をする。この報告を受信した携帯端末12の銀行アプリ20は、ステップS61で記憶装置30に記憶された現金化データを無効化処理して記憶更新する。これで、上記のシステムを利用した金融機関への入金処理が完了する。

0073

図10は、出金処理をした金額をそのまま金融機関に戻す入金処理例シーケンスチャートである。
この例は、出金処理をして現金化データを取得したものの、現金化が不要になったので、再び金融機関の預金口座にそのまま戻す場合の動作である。このときは、金融システム15の現金化管理データ38に現金化管理のためのデータが記録されているので、その処理をする手順が加わる。

0074

まず、ステップS71で、携帯端末12の銀行アプリ20を起動する。そして、ステップS72で、図5(b)の銀行入金画面106を表示させる。ここには、携帯端末12の記憶装置に記憶された全ての現金化データリストが表示される。ステップS73では、入金を希望する現金化データの選択をする。

0075

ステップS74では、バンキングインタフェース32と通信を開始して、認証処理を実行する。ステップS75では、バンキングインタフェース32が銀行アプリ20に対して認証確認応答をする。その後、ステップS76で、携帯端末12からバンキングインタフェース32に対して、該当する現金化データのデータ識別コード76を送信する。その他の情報は現金化管理データに含まれているから、これだけでよい。ステップS77で、バンキングインタフェース32は、金融システム15に対して入金処理の要求をする。ステップS78では、金融システム15の預金口座元帳36を更新する。さらにステップS79で、現金化管理データ38を更新する。

0076

その後、ステップS80で、金融システム15はバンキングインタフェース32に対して入金処理完了報告をする。バンキングインタフェース32はステップS81で、銀行アプリ20に対して入金処理完了報告をする。この報告を受信した銀行アプリ20は、ステップS82で記憶装置30に記憶された現金化データの無効化処理を行って記憶の更新をする。これで、実質的に出金処理の取り消しが可能になる。

0077

以上説明したシステムによれば、インターネットや閉域網等のネットワークを利用したバンキングにより、金融機関の預貯金入出金専用のATMだけでなく、これ以外の様々な装置で現金化が可能になる。現金入出金機能があれば十分だから、例えば、鉄道の切符の自販機や、商店のPOS端末や、飲料の自販機、パーキング精算機等も利用できる。インターネットや閉域網等のいずれのネットワークを利用しても、ネットワークインタフェースを通じて金融機関に対し、通信により入出金処理をすることが可能になる。

実施例

0078

また、特定の金融機関のみと通信を行うことができる銀行アプリ20や専用の現金化アプリ44で制御するので、十分なセキュリティを確保できるシステムが構築できる。また、携帯端末12中の銀行アプリ20が該当する金額の現金化データ74を生成し、他の現金化データ74と区別できるデータ識別コード76を付して管理するので、取扱を簡素化できる。

0079

12携帯端末
14金融サーバ
15金融システム
16現金化装置
18インターネット
20銀行アプリ
22通信手段
24認証処理手段
26 入出金制御手段
28 現金化データ管理手段
30記憶装置
31データ変換手段
32バンキングインタフェース
34取引制御手段
36預金口座元帳
38 現金化管理データ
42 記憶装置
44 現金化アプリ
45通信装置
46現金入出金装置
48 現金化データ処理手段
50 記憶装置
51取引メニュー画面
52振込振替要求ボタン
54 明細表示要求ボタン
56出金要求ボタン
58入金要求ボタン
57 現金化履歴表示ボタン
59出金処理画面
60 出金可能金額表示
62出金金額
64 出金ボタン
66キャンセルボタン
69 現金化処理画面
70 現金化データリスト
72 現金化ボタン
73電子マネー化ボタン
74 現金化データ
76データ識別コード
78発行日時
80口座番号
82 出金(入金)金額
84携帯識別コード
86取引日時
88 現金化装置番号
89金種
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102入金金額
104 入金ボタン
106 銀行入金画面
108 入金ボタン

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