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技術 ホッパーおよび錠剤印刷装置

出願人 株式会社京都製作所
発明者 梶川将由
出願日 2015年12月28日 (5年8ヶ月経過) 出願番号 2015-257193
公開日 2017年7月6日 (4年1ヶ月経過) 公開番号 2017-118992
状態 特許登録済
技術分野 医療品保存・内服装置
主要キーワード 調整ゲート 反転ドラム 連設部分 調剤ミス 緩衝シート のぞき窓 錠剤排出口 錠剤投入口
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年7月6日)のものです。
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図面 (7)

課題

落下の衝撃や積み重なった錠剤等の積圧によって錠剤等に割れ欠け等の欠損が生じることを軽減することができるホッパーを提供する。

解決手段

錠剤等を供給する際に用いられるホッパーであって、所定の傾斜方向で下方に延びる態様で設けられた筒状の第2のホッパー部(上側ホッパー部)12と、第2のホッパー部12の下部に連設され、第2のホッパー部12の傾斜方向と異なる傾斜方向で下方に延びる態様で設けられた筒状の第3のホッパー部(下側ホッパー部)13とを備える。第2のホッパー部12に投入された錠剤は、第2のホッパー部12の内部を傾斜方向に沿って落下したあと、第2のホッパー部12と第3のホッパー部13の連設部分屈曲しながら通過し、第3のホッパー部13の内部を異なる傾斜方向に沿って落下して排出される。

概要

背景

近年、医療分野において、薬剤師による調剤ミス患者による誤服用などの医療事故を防止するために、インクジェットプリンタにより錠剤の表面にインク噴射して印刷を行う錠剤印刷装置が知られている。

一般に、この錠剤印刷装置は、錠剤が供給される錠剤供給部と、錠剤を搬送する錠剤搬送部と、錠剤の表面に印刷を行う錠剤印刷部と、錠剤の印刷、割れあるいは欠け等の状態を検査する錠剤検査部と、錠剤が排出される錠剤排出部とから構成される。これによると、錠剤に対して非接触で印刷処理を行うことができ、FC錠や糖衣錠のみならず、素錠の場合でも、鮮明な印刷処理が可能である。

このうち錠剤供給部について具体的に説明すると、図6に示すように、主に漏斗状のホッパー100により構成されており、ホッパー100に錠剤が投入されると、ホッパー100の内部を落下しながら通過して、錠剤搬送部2に排出されるものが多い。

ところが、従来のホッパーにおいて錠剤が投入されると、錠剤が錠剤搬送部まで一気に落下して、錠剤に衝撃が加わって割れや欠けが生じる場合があった。また、大量の錠剤が投入されると、錠剤がホッパーの内部において塊状に積み重なった状態となり、積み重なった錠剤の重み(積圧)によって、錠剤に割れや欠けが生じる場合があった。

そこで、錠剤の落下による衝撃を軽減させ、衝撃により錠剤に割れや欠け等の欠損が生じることを軽減するホッパーが提案されている(例えば、特許文献1参照)。

概要

落下の衝撃や積み重なった錠剤等の積圧によって錠剤等に割れや欠け等の欠損が生じることを軽減することができるホッパーを提供する。錠剤等を供給する際に用いられるホッパーであって、所定の傾斜方向で下方に延びる態様で設けられた筒状の第2のホッパー部(上側ホッパー部)12と、第2のホッパー部12の下部に連設され、第2のホッパー部12の傾斜方向と異なる傾斜方向で下方に延びる態様で設けられた筒状の第3のホッパー部(下側ホッパー部)13とを備える。第2のホッパー部12に投入された錠剤は、第2のホッパー部12の内部を傾斜方向に沿って落下したあと、第2のホッパー部12と第3のホッパー部13の連設部分屈曲しながら通過し、第3のホッパー部13の内部を異なる傾斜方向に沿って落下して排出される。

目的

本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、落下の衝撃や積み重なった可食体の積圧によって可食体に割れや欠け等の欠損が生じることを軽減することができるホッパーを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

錠剤カプセル等の経口投与剤および食品等の可食体を供給する際に用いられるホッパーであって、所定の傾斜方向で下方に延びる態様で設けられた筒状の上側ホッパー部と、該上側ホッパー部の下部に連設され、上側ホッパー部の傾斜方向と異なる傾斜方向で下方に延びる態様で設けられた筒状の下側ホッパー部とを備え、前記上側ホッパー部に投入された可食体は、前記上側ホッパー部の内部を傾斜方向に沿って落下したあと、前記上側ホッパー部と前記下側ホッパー部の連設部分屈曲しながら通過し、前記下側ホッパー部の内部を異なる傾斜方向に沿って落下して排出されることを特徴とするホッパー。

請求項2

前記上側ホッパー部は、搬送方向に対して30度〜60度の範囲内の傾斜方向となされ、かつ前記下側ホッパー部は、搬送方向に対して30度〜60度の範囲内の傾斜方向となされるとともに、前記上側ホッパー部と前記下側ホッパー部が60度〜120度の範囲内で屈曲する態様で連設されている請求項1に記載のホッパー。

請求項3

前記下側ホッパー部は、上側ホッパー部よりも傾斜方向が緩やかに構成されている請求項2に記載のホッパー。

請求項4

前記上側ホッパー部は、傾斜方向上部の内下面において、上方から落下してきた可食体の衝突緩衝する上側緩衝シート部材が設けられている請求項1から請求項3のいずれかに記載のホッパー。

請求項5

前記上側ホッパー部は、上方に積み重なった可食体をき止めながら当該可食体の一部を順次通過させることにより、可食体の積圧を軽減する積圧軽減ゲート部材が内部に設けられている請求項1から請求項4のいずれかに記載のホッパー。

請求項6

前記上側ホッパー部は、前記下側ホッパー部との連設部分の内部において、上方から落下してきた可食体を受け止めながら下方に通過させることにより、可食体を減速させる減速シート部材が設けられている請求項1から請求項5のいずれかに記載のホッパー。

請求項7

前記減速シート部材は、可食体の通過方向に撓むことが可能な弾性部材からなる請求項6に記載のホッパー。

請求項8

前記下側ホッパー部は、傾斜方向上部の内下面において、上方から落下してきた可食体の衝突を緩衝する下側緩衝シート部材が設けられている請求項1から請求項7のいずれかに記載のホッパー。

請求項9

前記下側ホッパー部は、可食体が排出される排出口において、可食体の供給量を調整するための短冊状の供給量調整ゲート部材が設けられている請求項1から請求項8のいずれかに記載のホッパー。

請求項10

請求項1から請求項9のいずれかに記載のホッパーが設けられていることを特徴とする錠剤印刷装置

技術分野

0001

本発明は、錠剤カプセル等の経口投与剤および食品等の可食体を供給する際に用いられるホッパー、および該ホッパーが用いられる錠剤印刷装置に関するものである。

背景技術

0002

近年、医療分野において、薬剤師による調剤ミス患者による誤服用などの医療事故を防止するために、インクジェットプリンタにより錠剤の表面にインク噴射して印刷を行う錠剤印刷装置が知られている。

0003

一般に、この錠剤印刷装置は、錠剤が供給される錠剤供給部と、錠剤を搬送する錠剤搬送部と、錠剤の表面に印刷を行う錠剤印刷部と、錠剤の印刷、割れあるいは欠け等の状態を検査する錠剤検査部と、錠剤が排出される錠剤排出部とから構成される。これによると、錠剤に対して非接触で印刷処理を行うことができ、FC錠や糖衣錠のみならず、素錠の場合でも、鮮明な印刷処理が可能である。

0004

このうち錠剤供給部について具体的に説明すると、図6に示すように、主に漏斗状のホッパー100により構成されており、ホッパー100に錠剤が投入されると、ホッパー100の内部を落下しながら通過して、錠剤搬送部2に排出されるものが多い。

0005

ところが、従来のホッパーにおいて錠剤が投入されると、錠剤が錠剤搬送部まで一気に落下して、錠剤に衝撃が加わって割れや欠けが生じる場合があった。また、大量の錠剤が投入されると、錠剤がホッパーの内部において塊状に積み重なった状態となり、積み重なった錠剤の重み(積圧)によって、錠剤に割れや欠けが生じる場合があった。

0006

そこで、錠剤の落下による衝撃を軽減させ、衝撃により錠剤に割れや欠け等の欠損が生じることを軽減するホッパーが提案されている(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0007

特開2013−158461号公報

発明が解決しようとする課題

0008

しかしながら、この従来の錠剤供給装置によっても、落下の衝撃による錠剤の割れや欠け等の欠損を十分に軽減することができず、特に大量に積み重なった錠剤の重み(積圧)による割れや欠け等の欠損はほとんど軽減することができなかった。このような問題は、錠剤のみに限られるものではなく、カプセル等の経口投与剤および食品等の可食体にも同様に生じるものであった。

0009

本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、落下の衝撃や積み重なった可食体の積圧によって可食体に割れや欠け等の欠損が生じることを軽減することができるホッパーを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0010

本発明に係るホッパーは、上記目的を達成するために、錠剤やカプセル等の経口投与剤および食品等の可食体を供給する際に用いられるホッパーであって、所定の傾斜方向で下方に延びる態様で設けられた筒状の上側ホッパー部と、該上側ホッパー部の下部に連設され、上側ホッパー部の傾斜方向と異なる傾斜方向で下方に延びる態様で設けられた筒状の下側ホッパー部とを備え、前記上側ホッパー部に投入された可食体は、前記上側ホッパー部の内部を傾斜方向に沿って落下したあと、前記上側ホッパー部と前記下側ホッパー部の連設部分屈曲しながら通過し、前記下側ホッパー部の内部を異なる傾斜方向に沿って落下して排出されることを特徴とする。

0011

特に、本ホッパーは、前記上側ホッパー部は、搬送方向に対して30度〜60度の範囲内の傾斜方向となされ、かつ前記下側ホッパー部は、搬送方向に対して30度〜60度の範囲内の傾斜方向となされるとともに、前記上側ホッパー部と前記下側ホッパー部が60度〜90度の範囲内で屈曲する態様で連設されているのが好ましい。また、前記下側ホッパー部は、上側ホッパー部よりも傾斜方向が緩やかに構成されているのがより好ましい。

0012

これによれば、上側ホッパー部と下側ホッパー部の連設部分において、上側ホッパー部の内部を上方から落下してきた錠剤が減速するため、錠剤の落下の衝撃を軽減することができる。また、上側ホッパー部と下側ホッパー部の連設部分において、上側ホッパー部の内部において積み重なった錠剤が支承された状態となるため、積み重なった錠剤の積圧を軽減することができる。さらに、本ホッパーの全体の長さを長くすることなく、上側ホッパー部と下側ホッパー部の傾斜方向を緩やかに構成し得るため、錠剤を緩やかに落下させることができる。よって、落下の衝撃や積み重なった錠剤の積圧によって錠剤に割れや欠け等の欠損が生じることを軽減することができる。

0013

また、前記上側ホッパー部は、傾斜方向上部の内下面において、上方から落下してきた可食体の衝突緩衝する上側緩衝シート部材が設けられてもよい。これによれば、上方から落下してきた可食体の衝突を緩衝することができる。

0014

また、前記上側ホッパー部は、上方に積み重なった可食体をき止めながら当該可食体の一部を順次通過させることにより、可食体の積圧を軽減する積圧軽減ゲート部材が内部に設けられてもよい。これによれば、上方に積み重なった可食体の積圧を軽減することができる。

0015

また、前記上側ホッパー部は、前記下側ホッパー部との連設部分の内部において、上方から落下してきた可食体を受け止めながら下方に通過させることにより、可食体を減速させる減速シート部材が設けられてもよい。これによれば、上方から落下してきた可食体を減速させることができる。

0016

また、前記減速シート部材は、可食体の通過方向に撓むことが可能な弾性部材からなるのが好ましい。これによれば、減速シート部材が弾性部材からなるため、上方から落下してきた可食体の衝撃を吸収しながら受け止めることができる。また、減速シート部材が通過方向に撓むため、大量の可食体であってもスムーズに通過させることができる。

0017

また、前記下側ホッパー部は、傾斜方向上部の内下面において、上方から落下してきた可食体の衝突を緩衝する下側緩衝シート部材が設けられてもよい。これによれば、上方から落下してきた可食体の衝突を緩衝することができる。

0018

また、前記下側ホッパー部は、可食体が排出される排出口において、可食体の供給量を調整するための短冊状の供給量調整ゲート部材が設けられてもよい。これによれば、下側ホッパー部の内部に積み重なる可食体に積圧がかからない程度に可食体の供給量を調整することができる。また、下側ホッパー部の内部を落下してきた可食体は、短冊状の供給量調整ゲート部材を前方に撓ませながら通過するため、可食体を減速させながら排出することができる。

0019

また、本発明に係る錠剤印刷装置は、前記ホッパーが設けられていることを特徴とする。

発明の効果

0020

本発明によれば、上側ホッパー部と下側ホッパー部の連設部分において、上側ホッパー部の内部を上方から落下してきた錠剤が減速するため、錠剤の落下の衝撃を軽減することができる。また、特に錠剤が大量の場合、上側ホッパー部と下側ホッパー部の連設部分において、上側ホッパー部の内部を上方から落下してきた錠剤が支承された状態となるため、錠剤の積圧を軽減することができる。さらに、本ホッパーの全体の長さを長くすることなく、上側ホッパー部と下側ホッパー部の傾斜方向を緩やかに構成し得るため、錠剤を緩やかに落下させることができる。よって、落下の衝撃や積み重なった錠剤の積圧によって錠剤に割れや欠け等の欠損が生じることを軽減することができる。このため、例えば本ホッパーを錠剤印刷装置に適用した場合、割れや欠け等の欠損のない品質の高い錠剤を効率的に製造することが可能となる。

図面の簡単な説明

0021

本ホッパーを含む錠剤印刷装置の構成概略図である。
本ホッパーの側面図である。
本ホッパーの側方断面図である。
本ホッパーの各部の横断面図である。
本ホッパーにおける錠剤の流れを示す側方断面図である。
従来のホッパーの側方断面図である。

実施例

0022

次に、本発明に係るホッパー(以下、本ホッパー10という)の実施形態について図1図5を参照しつつ説明する。なお、本実施形態では、本ホッパー10を錠剤印刷装置に適用した場合について説明する。

0023

この錠剤印刷装置は、図1に示すように、錠剤Tが供給される錠剤供給部1と、錠剤Tを搬送する錠剤搬送部2と、錠剤Tの表面及び裏面に印刷を行う錠剤印刷部3と、錠剤Tの印刷、割れあるいは欠け等の状態を検査する錠剤検査部4と、錠剤Tが排出される錠剤排出部5とから構成される。

0024

前記錠剤供給部1は、図2に示すように、基台6の上部において本ホッパー10を備える。このため、本ホッパー10に大量の錠剤Tが投入されると、錠剤Tが本ホッパー10の内部を通過したあと、錠剤搬送部2に排出される。本ホッパー10の具体的な構成については後に詳述する。

0025

前記錠剤搬送部2は、装置の上側に設けられた上側コンベア21と、該上側コンベア21の搬送方向の末端部に設けられた反転ドラム22と、装置の下側に設けられた下側コンベア23とを備える。このため、錠剤供給部1から錠剤Tが排出されると、錠剤Tが上側コンベア21により所定の方向に搬送され、反転ドラム22において表裏面が反転したあと、下側コンベア23により逆方向に搬送される。

0026

前記錠剤印刷部3は、上側コンベア21に設けられた表面印刷部31と、下側コンベア23に設けられた裏面印刷部32とを備え、いずれもインクジェット方式等の非接触方式で錠剤Tを印刷するものである。このため、錠剤Tは、上側コンベア21により搬送される過程において、表面印刷部31により所定の情報が表面に印刷されるとともに、下側コンベア23により搬送される過程において、裏面印刷部32により所定の情報が裏面に印刷される。なお、表面印刷部31および裏面印刷部32の直前の位置には、錠剤Tの形状や位置を検出するための形状位置検出部33、34がそれぞれ設けられている。

0027

前記錠剤検査部4は、下側コンベア23の上方に設けられた裏面検査部41と、錠剤排出部5に設けられた表面検査部42とを備え、錠剤Tの状態(錠剤Tの割れ、欠け、印刷の位置ずれ・にじみ、無印刷など)を検査する。このため、錠剤Tは、錠剤印刷部3の裏面印刷部32により裏面を印刷されたあと、裏面検査部41により錠剤Tの裏面の状態が検査され、後の錠剤排出部5における表面検査部42により錠剤Tの表面の状態が検査される。

0028

前記錠剤排出部5は、錠剤Tを吸着して吊りながら搬送する吊り搬送部51と、良品の錠剤Tを搬送する良品錠剤排出部52と、不良品の錠剤Tを排出する不良品錠剤排出部53とを備える。このため、錠剤Tは、吊り搬送部51により吊られながら搬送される過程において、前記錠剤検査部4による検査結果に基づいて、不良品の錠剤Tについては不良品錠剤排出部53に排出される一方、良品の錠剤Tについては良品錠剤排出部52に排出されて搬送される。

0029

次に、錠剤供給部1に用いられる本ホッパー10について、図2および図3を参照つつ具体的に説明することとする。

0030

本ホッパー10は、図2に示すように、錠剤供給部1において基台6外に設けられた漏斗状の第1のホッパー部11と、基台6内の上側に設けられた矩形筒状の第2のホッパー部12(上側ホッパー部)と、同じく基台6内の下側に設けられた矩形筒状の第3のホッパー部13(下側ホッパー部)とから構成される。

0031

前記第1のホッパー部11は、図2に示すように、上端部に径大の錠剤投入口111が形成されるとともに、下端部が基台6に形成された開口部61に接続されている。このため、第1のホッパー部11の錠剤投入口111に大量の錠剤Tが投入されると、錠剤Tが第1のホッパー部11の内部において開口部61まで落下していく。

0032

前記第2のホッパー部12は、図3に示すように、上端部が錠剤供給部1の基台6に形成された開口部61に接続されるとともに、搬送方向Hに沿って装置後方の傾斜方向Lで下方に延びる態様で設けられている。

0033

特に本実施形態では、第2のホッパー部12の傾斜方向Lは、搬送方向Hに対して30度〜60度の範囲内の角度αとなされている。よって、第1のホッパー部11から落下してきた錠剤Tは、第2のホッパー部12の内部において、基台6の開口部61から所定の傾斜方向Lに沿って緩やかに落下していく。なお、第2のホッパー部13の傾斜方向Lの角度αを搬送方向Hに対して30度以上としたのは、錠剤Tをスムーズに落下させるためである。一方、第2のホッパー部12の傾斜方向Lの角度αを搬送方向Hに対して60度以下としたのは、錠剤Tが一気に落下することを防止するためである。

0034

また、第2のホッパー部12は、側面にのぞき窓121が設けられており、該のぞき窓121から第2のホッパー部12の内部の錠剤Tの状態を観察できるようになっている。

0035

また、前記第2のホッパー部12は、内部において上側緩衝シート部材122、積圧軽減ゲート部材123および錠剤減速シート部材124がそれぞれ設けられている。

0036

前記上側緩衝シート部材122は、図4(a)に示すように、平面視矩形状に形成されたシート状の弾性部材であり、第2のホッパー部12の傾斜方向上部の内下面に展設されている。これにより、第1のホッパー部11から落下してきた錠剤Tの衝突を緩衝することができる。

0037

前記積圧軽減ゲート部材123は、図4(b)に示すように、平面視矩形状に形成された板状部材であり、第2のホッパー部12の傾斜方向上部において傾斜方向Lと直交する方向に移動可能に設けられている。これにより、積圧軽減ゲート部材123を上方に移動させることにより第2のホッパー部12の内下面との間に所定の隙間を空けると、上方に積み重なった錠剤Tを堰き止めながら、当該錠剤Tの一部を所定の隙間から順次通過させるため、上方に積み重なった錠剤Tの積圧を軽減することができる。

0038

前記錠剤減速シート部材124は、図4(c)に示すように、平面視矩形状に形成されたシート状の弾性部材であり、第3のホッパー部13との連設部分の内部に設けられている。具体的には、錠剤減速シート部材124は、第2のホッパー部12の傾斜方向下部の内上面から下方に延び、かつ第3のホッパー部13の内下面と所定の隙間を空ける態様で設けられている。これにより、第2のホッパー部12の内部を上方から落下してきた錠剤Tを受け止めながら、所定の隙間から下方に通過させるため、上方から落下してきた錠剤Tを減速させることができる。

0039

特に本実施形態では、錠剤減速シート部材124は、弾性部材からなるため、上方から落下してきた錠剤Tの衝撃を吸収しながら受け止めることができる。また、錠剤減速シート部材124は、通過方向に撓むため、大量の錠剤Tであってもスムーズに通過させることができる。

0040

前記第3のホッパー部13は、図3に示すように、第2のホッパー部12の下端部に連設され、搬送方向Hに沿って装置前方の傾斜方向Mで下方に延びる態様で設けられるともに、下端部において排出口133が形成されている。

0041

特に本実施形態では、第3のホッパー部13の傾斜方向Mが、搬送方向Hに対して30度〜60度の範囲内の角度βとなされている。よって、第2のホッパー部12から落下してきた錠剤Tは、第2のホッパー部12と第3のホッパー部13の連設部分において屈曲しながら通過したあと、第3のホッパー部13の内部において、逆の傾斜方向に沿って排出口133まで緩やかに落下していく。なお、第3のホッパー部13の傾斜方向Mの角度βを搬送方向Hに対して30度以上としたのは、錠剤Tをスムーズに落下させるためである。一方、第3のホッパー部13の傾斜方向Mの角度βを搬送方向Hに対して60度以下としたのは、錠剤Tが一気に落下することを防止するためである。

0042

また、本実施形態では、第3のホッパー部13の傾斜方向Mが第2のホッパー部12の傾斜方向Lよりも緩やかに構成されているため(傾斜方向Lの角度α>傾斜方向Mの角度β)、錠剤Tを第3のホッパー部13の排出口133から錠剤移送部2に向けて適度な落下速度でスムーズに排出することができる。

0043

このように、第2のホッパー部12と第3のホッパー部13が屈曲した状態で連設されることによって、第2のホッパー部12と第3のホッパー部13の連設部分において、第2のホッパー部12の内部を上方から落下してきた錠剤Tが減速するため、錠剤Tの落下の衝撃を軽減することができる。また、特に錠剤Tが大量の場合、第2のホッパー部12と第3のホッパー部13の連設部分において、第2のホッパー部12の内部で積み重なった錠剤Tが支承された状態となるため、積み重なった錠剤Tの積圧を軽減することができる。さらに、本ホッパーの全体の長さを長くすることなく、第2のホッパー部12と第3のホッパー部13の傾斜方向を緩やかに構成し得るため、錠剤Tを緩やかに落下させることができる。よって、落下の衝撃や積み重なった錠剤Tの積圧によって錠剤Tに割れや欠け等の欠損が生じることを軽減することができる。

0044

特に本実施形態では、第2のホッパー部12と第3のホッパー部13が60度〜90度の角度(α+β)で屈曲する態様で連設されているため、上方から落下してきた錠剤Tをより緩やかに落下させることができるとともに、錠剤Tの積圧をより軽減することができる。なお、このように第2のホッパー部12と第3のホッパー部13が屈曲する角度(α+β)を60度以上としたのは、第2のホッパー部12と第3のホッパー部13の各傾斜方向L、Mが30度以上の角度が必要であるためである。一方、第2のホッパー部12と第3のホッパー部13が屈曲する角度(α+β)を90度以下としたのは、第2のホッパー部12と第3のホッパー部13の連設部分において、錠剤Tを減速させる効果を高めるとともに、錠剤Tを確実に支承して積圧を軽減する効果を高めるためである。

0045

また、前記第3のホッパー部13は、内部において下側緩衝シート部材131および供給量調整ゲート部材132がそれぞれ設けられている。

0046

前記下側緩衝シート部材131は、図4(d)に示すように、平面視矩形状に形成されたシート状の弾性部材であり、第3のホッパー部13の傾斜方向上部の内下面に展設されている。これにより、第2のホッパー部12から落下してきた錠剤Tの衝突を緩衝することができる。なお、下側緩衝シート部材131は、第3のホッパー部13の長さ方向に移動させることにより位置を調整することができるようになっている。

0047

前記供給量調整ゲート部材132は、図4(e)に示すように、全体形状が平面視矩形状に形成されたシート状の弾性部材であり、本実施形態では上下方向に切り欠かれた複数の短冊状に形成されている。これにより、供給量調整ゲート部材132を上方に移動させることにより、第3のホッパー部13の内下面との間に所定の隙間を空けると、錠剤Tが当該所定の隙間から通過するため、第3のホッパー部13の内部に積み重なる錠剤Tに積圧がかからない程度に錠剤Tの供給量を調整することができる。また、第3のホッパー部13の内部を落下してきた錠剤Tは、短冊状の供給量調整ゲート部材132を前方に撓ませながら通過するため、錠剤Tを減速させながら排出することができる。

0048

次に本ホッパー10における錠剤Tの流れについて図5を参照しつつ説明する。

0049

図5(a)は、錠剤T投入時に錠剤Tが少量の場合の流れを示す。

0050

少量の錠剤Tが第1のホッパー部11に投入されると、錠剤Tは開口部61を介して第2のホッパー部12の傾斜方向Lの上部に落下する。このとき、上側緩衝シート部材122により第1のホッパー部11から落下してきた錠剤Tの衝突を緩衝することができる。

0051

そして、錠剤Tは、第2のホッパー部12の内部を傾斜方向Lに沿って緩やかに落下していく。このとき、錠剤Tは、積圧軽減ゲート部材123の下方の所定の隙間をそのまま通過していく。

0052

そして、錠剤Tは、第2のホッパー部12と第3のホッパー部13の連設部分において、屈曲しながら通過していく。このとき、第2のホッパー部12の内部を上方から落下してきた錠剤Tが減速するため、錠剤Tの落下の衝撃を軽減することができる。また、錠剤減速シート部材124が第2のホッパー部12の内部を上方から落下してきた錠剤Tを受け止めながら、所定の隙間から下方に通過させるため、上方から落下してきた錠剤Tをより確実に減速させることができる。

0053

そして、錠剤Tは、第3のホッパー部13の傾斜方向Mの上部に落下する。このとき、下側緩衝シート部材131により第2のホッパー部12から落下してきた錠剤Tの衝突を緩衝することができる。

0054

そして、錠剤Tは、第3のホッパー部13の内部を傾斜方向Mに沿って緩やかに落下していき、錠剤排出口133から排出される。このとき第3のホッパー部13の内部を落下してきた錠剤Tは、短冊状の供給量調整ゲート部材132を前方に撓ませながら通過するため、錠剤Tを減速させながら排出することができる。

0055

図5(b)は、錠剤Tが大量の場合の流れを示す。

0056

大量の錠剤Tが第1のホッパー部11に投入されると、錠剤Tは開口部61を介して第2のホッパー部12の傾斜方向Lの上部に落下する。このとき、上側緩衝シート部材122により第1のホッパー部11から落下してきた錠剤Tの衝突を緩衝することができる。

0057

そして、錠剤Tは、第2のホッパー部12の内部を傾斜方向Lに沿って緩やかに落下していく。このとき、積圧軽減ゲート部材123は、上方に積み重なった錠剤Tを堰き止めながら、当該錠剤Tの一部を所定の隙間から順次通過させるため、上方に積み重なった塊状の錠剤Tの積圧を軽減することができる。

0058

そして、錠剤Tは、第2のホッパー部12と第3のホッパー部13の連設部分において、屈曲しながら通過していく。このとき、第2のホッパー部12の内部で積み重なった錠剤Tが支承された状態となるため、積み重なった錠剤Tの積圧を軽減することができる。また、錠剤減速シート部材124は、通過方向に撓むため、大量の錠剤Tであってもスムーズに通過させることができる。

0059

そして、錠剤Tは、第3のホッパー部13の傾斜方向Mの上部に落下する。このとき、下側緩衝シート部材131により第2のホッパー部12から落下してきた錠剤Tの衝突を緩衝することができる。

0060

そして、錠剤Tは、第3のホッパー部13の内部を傾斜方向Mに沿って緩やかに落下していき、錠剤排出口133から排出される。このとき供給量調整ゲート部材132により第3のホッパー部13の内部に積み重なる錠剤Tに積圧がかからない程度に錠剤Tの供給量を調整することができる。

0061

なお、本実施形態では、第2のホッパー部12と第3のホッパー部13をいずれも搬送方向Hに沿って設けるものとしたが、いずれもあるいはいずれかを搬送方向と異なる方向に設けるものとしてもよい。ただ、この場合でも、第2のホッパー部12と第3のホッパー部を60度〜90度の範囲内で屈曲する態様で連設するのが好ましい。

0062

以上、図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示された実施形態に対して、本発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。

0063

1・・・錠剤供給部
10・・・本ホッパー
11・・・第1のホッパー部
111・・・錠剤投入口
12・・・第2のホッパー部(上側ホッパー部)
121・・・のぞき窓
122・・・上側緩衝シート部材
123・・・積圧軽減ゲート部材
124・・・錠剤減速シート部材
13・・・第3のホッパー部(下側ホッパー部)
131・・・下側緩衝シート部材
132・・・供給量調整ゲート部材
2・・・錠剤搬送部
21・・・上側コンベア
22・・・反転ドラム
23・・・下側コンベア
3・・・錠剤印刷部
31・・・表面印刷部
32・・・裏面印刷部
4・・・錠剤検査部
41・・・裏面検査部
42・・・表面検査部
5・・・錠剤排出部
51・・・吊り搬送部
52・・・良品錠剤排出部
53・・・不良品錠剤排出部
6・・・基台
61・・・開口部61

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