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技術 レモン果汁及びレモン果汁含有飲食品

出願人 ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社
発明者 土本紀彦山口研志
出願日 2015年12月28日 (5年9ヶ月経過) 出願番号 2015-256143
公開日 2017年7月6日 (4年3ヶ月経過) 公開番号 2017-118830
状態 特許登録済
技術分野 調味料 果実または野菜の調製 非アルコール性飲料
主要キーワード 加温殺菌 代表粒子径 相対粒子量 食感付与 流通条件 常温充填 ブリキ缶 パルプ成分
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (3)

課題

レモン果汁中において経時的に水不溶性固形分沈殿が形成し難く、褐変が目立たなくなり、外観が良好なレモン果汁を提供すること。

解決手段

水不溶性固形分を含むレモン果汁であって、水不溶性固形分のメジアン径が25μm以上180μm以下である、レモン果汁。

概要

背景

近年、飲用時における食感付与などの嗜好的な観点から、果実又は野菜由来パルプ成分を含有する飲料が提供されている。例えば、特許文献1には、微細なオレンジパルプを含有する飲料が開示されている。

概要

レモン果汁中において経時的に水不溶性固形分沈殿が形成し難く、褐変が目立たなくなり、外観が良好なレモン果汁を提供すること。水不溶性固形分を含むレモン果汁であって、水不溶性固形分のメジアン径が25μm以上180μm以下である、レモン果汁。

目的

本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、レモン果汁中において経時的にレモンパルプ等の水不溶性固形分の沈殿が形成し難く、褐変が目立たなくなり、外観が良好なレモン果汁を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

水不溶性固形分を含むレモン果汁であって、水不溶性固形分のメジアン径が25μm以上180μm以下である、レモン果汁。

請求項2

水不溶性固形分を含むレモン果汁であって、水不溶性固形分の平均粒径が21μm以上140μm以下である、レモン果汁。

請求項3

水不溶性固形分の10%径が3.6μm以上300μm以下である、請求項1又は2に記載のレモン果汁。

請求項4

請求項1〜3のいずれか一項に記載のレモン果汁を含む、レモン果汁含有飲食品

請求項5

水不溶性固形分のメジアン径を25μm以上180μm以下とすることを含む、レモン果汁中の水不溶性固形分の分散性を向上させる方法。

技術分野

0001

本発明は、レモン果汁及びレモン果汁含有飲食品に関する。

背景技術

0002

近年、飲用時における食感付与などの嗜好的な観点から、果実又は野菜由来パルプ成分を含有する飲料が提供されている。例えば、特許文献1には、微細なオレンジパルプを含有する飲料が開示されている。

先行技術

0003

国際公開第2005/067740号

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、従来レモンパルプを配合したレモン果汁においては、容器の底部に硬い沈殿を形成してしまう上に、一旦形成した沈殿が再分散し難いという問題点があった。

0005

また、一般的に、果汁又は果汁含有飲食品は製造時(特に加熱処理時)、流通時、保管時などにおいて褐変が進行してしまうことが知られている。レモン果汁又はレモン果汁含有飲食品は長期に渡って保管されることが多いところ、レモン果汁は他の果汁と比較して、褐変の進行が速いことに加えて、元来、無色系、淡黄色系又は乳白色系であるために褐変が特に目立ちやすい。従って、レモン果汁又はレモン果汁含有飲食品においては、外観が不良となり、商品価値が著しく損なわれるという問題点もあった。

0006

本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、レモン果汁中において経時的にレモンパルプ等の水不溶性固形分の沈殿が形成し難く、褐変が目立たなくなり、外観が良好なレモン果汁を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明は、水不溶性固形分を含むレモン果汁であって、水不溶性固形分のメジアン径が25μm以上180μm以下である、レモン果汁を提供する。本発明のレモン果汁は、水不溶性固形分のメジアン径が上記範囲内であることにより、レモン果汁中において経時的に水不溶性固形分の沈殿が形成し難く、褐変が目立たなくなり、かつレモン果汁の外観が良好となる。これにより、大量の水不溶性固形分をレモン果汁に配合することが可能となり、レモン果汁に良好なコクジューシーさを付与することもできる。

0008

本発明による上述の効果をより一層顕著に発揮させる観点から、上記レモン果汁は、水不溶性固形分の平均粒径が21μm以上140μm以下であることが好ましい。同様に、上記レモン果汁は、水不溶性固形分の10%径が3.6μm以上300μm以下であることが好ましい。

0009

本発明はまた、水不溶性固形分を含むレモン果汁であって、水不溶性固形分の平均粒径が21μm以上140μm以下である、レモン果汁を提供する。本発明のレモン果汁は、水不溶性固形分の平均粒径が上記範囲内であることにより、レモン果汁中において経時的に水不溶性固形分の沈殿が形成し難く、褐変が目立たなくなり、かつレモン果汁の外観が良好となる。これにより、大量の水不溶性固形分をレモン果汁に配合することが可能となり、レモン果汁に良好なコクとジューシーさを付与することもできる。

0010

本発明による上述の効果をより一層顕著に発揮させる観点から、上記レモン果汁は、水不溶性固形分のメジアン径が25μm以上180μm以下であることが好ましい。同様に、上記レモン果汁は、水不溶性固形分の10%径が3.6μm以上300μm以下であることが好ましい。

0011

本発明はまた、水不溶性固形分のメジアン径が25μm以上180μm以下であるレモン果汁、水不溶性固形分の平均粒径が21μm以上140μm以下であるレモン果汁、又は水不溶性固形分の10%径が3.6μm以上300μm以下であるレモン果汁を含む、レモン果汁含有飲食品を提供する。

0012

本発明はまた、水不溶性固形分のメジアン径を25μm以上180μm以下とすることを含む、レモン果汁中の水不溶性固形分の分散性を向上させる方法を提供する。

発明の効果

0013

本発明によれば、経時的に水不溶性固形分の沈殿が形成し難く、褐変が目立たなくなり、かつ外観が良好なレモン果汁、及びそれを含むレモン果汁含有飲食品を提供することができる。また、本発明によれば、レモン果汁中の水不溶性固形分の分散性を向上させる方法を提供することができる。

図面の簡単な説明

0014

(A)試験例1における試験番号1−1〜1−5の各レモン果汁について、45℃で2週間静置後の外観を撮影した写真、並びに(B)上記(A)における写真を模式的に示した図である。
水不溶性固形分の嵩の高さの算出方法を示した図である。

0015

以下、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。

0016

〔1.レモン果汁〕

0017

本実施形態に係るレモン果汁は、水不溶性固形分を含むレモン果汁であって、水不溶性固形分のメジアン径が25μm以上180μm以下である。

0018

通常、レモン果汁は、含まれるパルプ量により混濁果汁セミクリア果汁、透明果汁に分けられ、また、それぞれについて、濃縮果汁濃縮還元果汁ストレート果汁が存在する。本明細書においてレモン果汁とは、上記から選ばれる少なくとも1種以上を意味し、これらのいずれかを単独で用いてもよいし、これらを任意に組み合わせて使用してもよい。

0019

なお、レモン果汁としては、ストレート又は濃縮還元した100%レモン果汁を使用するのが本発明の効果を十分に発揮させる上で好ましいが、他を完全に除外するものではない。ここで、「100%レモン果汁」とは、レモン果実破砕して搾若しくは裏ごしをし、皮、種子等を除去したもの、あるいは、これを濃縮したものを希釈して搾汁の状態に戻したものであって、レモン果汁中の酸度が4.5%以上9%未満のものを意味する。

0020

本明細書において水不溶性固形分とは、「最新果汁・果実飲料事典((社)日本果汁協会、1997年10月1日初版第1刷)p.574」記載の通り、レモン果汁又はレモン果汁含有飲食品を回転半径14.5cmの遠心分離機で、20℃において、毎分3,000回転で10分間遠心分離した際に沈殿する成分を意味し、例えば、レモンの果実を搾汁した後に得られる、さのう、じょうのう、じょうのう膜等、又はこれらを破砕したもの等のレモンパルプが挙げられる。

0021

本明細書においてメジアン径とは、レーザ回折式粒度分布測定装置(例えば、SALD−2200(株式会社島津製作所製))によって測定したレモン果汁の粒度分布における積算粒子量(差分%)が50%となるときの粒子径を意味し、50%径と同義である。

0022

本実施形態に係るレモン果汁において、水不溶性固形分のメジアン径は25μm以上180μm以下となる限りにおいて特に制限されない。レモン果汁中において経時的に水不溶性固形分の沈殿が形成し難く、外観を良好にする効果を一層高める観点から、水不溶性固形分のメジアン径の下限値が、例えば、30μm以上であるのが好ましく、36μm以上であるのがより好ましく、40μm以上であるのがさらに好ましく、46μm以上であるのが特に好ましい。また、上記効果を一層高める観点から、水不溶性固形分のメジアン径の上限値が、例えば、150μm以下であるのが好ましく、133μm以下であるのがより好ましく、70μm以下であるのがさらに好ましく、62μm以下であるのが特に好ましい。

0023

本実施形態に係るレモン果汁において、水不溶性固形分の平均粒径が21μm以上140μm以下であってもよい。

0024

本明細書において平均粒径とは、レーザ回折式粒度分布測定装置(例えば、SALD−2200(株式会社島津製作所製))によって測定したレモン果汁の粒度分布における各粒子径の値に相対粒子量(差分%)を乗じた後、相対粒子量の合計(100%)で除することで算出された粒子径を意味し、具体的には、以下の方法によって算出された粒子径である。

0025

測定対象となる粒子径範囲最大粒子径:x1、最小粒子径:xn+1)をn分割し、それぞれの粒子径区間を、[xj、xj+1](j=1,2,…n)とする。この場合の分割は対数スケール上での等分割となる。また、対数スケールに基づいてそれぞれの粒子径区間での代表粒子径は、下記式:

0026

0027

で計算できる。さらにqj(j=1,2,…n)を、粒子径区間[xj、xj+1]に対応する相対粒子量(差分%)とし、全区間の合計を100%とすると、対数スケール上での平均値μは、下記式:

0028

0029

で計算できる。ここで算出されたμは対数スケール上の数値であるので、平均粒径は10μ(10のμ乗)によって算出される。

0030

本実施形態に係るレモン果汁において、水不溶性固形分の平均粒径は21μm以上140μm以下となる限りにおいて特に制限されない。レモン果汁中において経時的に水不溶性固形分の沈殿が形成し難く、外観を良好にする効果を一層高める観点から、水不溶性固形分の平均粒径の下限値が、例えば、25μm以上であるのが好ましく、28μm以上であるのがより好ましく、33μm以上であるのがさらに好ましく、38μm以上であるのが特に好ましい。また、上記効果を一層高める観点から、水不溶性固形分の平均粒径の上限値が、例えば、130μm以下であるのが好ましく、121μm以下であるのがより好ましく、70μm以下であるのがさらに好ましく、54μm以下であるのが特に好ましい。

0031

本実施形態に係るレモン果汁において、水不溶性固形分の10%径が3.6μm以上300μm以下であってもよい。

0032

本明細書において10%径とは、レーザ回折式粒度分布測定装置(例えば、SALD−2200(株式会社島津製作所製))によって測定したレモン果汁の粒度分布における積算粒子量(差分%)が10%となるときの粒子径を意味する。

0033

本実施形態に係るレモン果汁において、水不溶性固形分の10%径は3.6μm以上300μm以下となる限りにおいて特に制限されない。レモン果汁中において経時的に水不溶性固形分の沈殿が形成し難く、外観を良好にする効果を一層高める観点から、水不溶性固形分の10%径の下限値が、例えば、3.7μm以上であるのが好ましく、3.9μm以上であるのがより好ましく、5.0μm以上であるのがさらに好ましく、8.0μm以上であるのが特に好ましい。また、上記効果を一層高める観点から、水不溶性固形分の10%径の上限値が、例えば、50μm以下であるのが好ましく、39μm以下であるのがより好ましく、20μm以下であるのがさらに好ましく、17μm以下であるのが特に好ましい。

0034

本実施形態に係るレモン果汁において、水不溶性固形分の含有量は特に制限されない。レモン果汁中において経時的に水不溶性固形分の沈殿が形成し難く、褐変が目立たなくする効果、外観を良好にする効果、及びレモン果汁に良好なコクとジューシーさを付与する効果を一層高める観点から、水不溶性固形分の含有量の下限値が、レモン果汁の総量を基準として、例えば、0.1%(体積/体積)以上であるのが好ましく、1.0%(体積/体積)以上であるのがより好ましい。また、上記効果を一層高める観点から、水不溶性固形分の含有量の上限値が、レモン果汁の総量を基準として、例えば、50%(体積/体積)以下であるのが好ましく、30%(体積/体積)以下であるのがより好ましい。なお、水不溶性固形分の含有量は、上記[0020]記載の方法により算出することができる。

0035

(レモン果汁の製造方法)
本実施形態に係るレモン果汁の製造方法は、メジアン径を25μm以上180μm以下の範囲に調整した水不溶性固形分をレモン果汁に添加する工程を含む。本実施形態に係るレモン果汁の製造方法は、上記工程を含むことにより、レモン果汁において経時的に水不溶性固形分の沈殿が形成し難く、かつ褐変が抑制され、外観が良好なレモン果汁とすることができる。

0036

水不溶性固形分のメジアン径を25μm以上180μm以下の範囲に調整する方法としては、例えば、高圧ホモジナイズ処理酵素処理等の物理的処理、化学的処理いずれかの方法を用いることができる。

0037

高圧ホモジナイズ処理で水不溶性固形分のメジアン径を調整する場合、高圧ホモジナイザー等の装置を用いて水不溶性固形分を均質化することにより行うことができる。高圧ホモジナイズ処理時の圧力は特に制限されない。高圧ホモジナイズ処理は、一回のみ行ってもよいし、複数回行ってもよい。

0038

酵素処理で水不溶性固形分のメジアン径を調整する場合、植物組織崩壊酵素を用いて、35〜55℃で30〜200分間の処理により行うことができる。酵素処理による水不溶性固形分のメジアン径の調整において用いられる植物組織崩壊酵素としては、例えば、セルラーゼペクチナーゼヘミセルラーゼ等が挙げられる。

0039

本実施形態に係るレモン果汁の製造方法は、平均粒径を21μm以上140μm以下の範囲に調整した水不溶性固形分をレモン果汁に添加する工程を含む。また、本実施形態に係るレモン果汁の製造方法は、10%径を3.6μm以上300μm以下の範囲に調整した水不溶性固形分をレモン果汁に添加する工程を含む。本実施形態に係るレモン果汁の製造方法は、上記工程を含むことにより、レモン果汁において経時的に水不溶性固形分の沈殿が形成し難く、かつ外観が良好なレモン果汁とすることができる。なお、平均粒径又は10%径を所定の範囲に調整する方法については、上述したメジアン径を所定の範囲に調整する方法と同様である。

0040

本実施形態に係るレモン果汁は、具体的には例えば、レモンの果実を搾汁してレモン果汁とレモンパルプ等の水不溶性固形分に分離し、分離した水不溶性固形分を高圧ホモジナイズ処理又は酵素処理により、水不溶性固形分のメジアン径等を所定の範囲となるように調整した後、当該水不溶性固形分をレモン果汁に添加することにより製造することができる。レモン果汁に添加する水不溶性固形分は、レモン果汁を得る際に使用されたレモン果実由来のものでもよく、別のレモン果実から得られたものでもよい。得られたレモン果汁は、必要に応じて、殺菌、濃縮、濃縮還元、希釈等を行ってもよい。

0041

なお、分離した水不溶性固形分を高圧ホモジナイズ処理又は酵素処理により、水不溶性固形分のメジアン径等を所定の範囲となるように調整した後、当該水不溶性固形分をレモン果汁に添加することに替えて、分離した水不溶性固形分をレモン果汁に添加した後、当該レモン果汁中の水不溶性固形分に高圧ホモジナイズ処理又は酵素処理を行い、水不溶性固形分のメジアン径等を所定の範囲となるように調整してもよい。

0042

〔2.レモン果汁含有飲食品〕
本実施形態に係るレモン果汁含有飲食品は、水不溶性固形分のメジアン径が25μm以上180μm以下であるレモン果汁、水不溶性固形分の平均粒径が21μm以上140μm以下であるレモン果汁、又は水不溶性固形分の10%径が3.6μm以上300μm以下であるレモン果汁を含む。

0043

レモン果汁含有飲食品としては、例えば、果汁飲料清涼飲料炭酸飲料アルコール飲料炭酸入りアルコール飲料も含む。)、調味料(塩レモン等も含む。)、レモン酢割材シロップ等が挙げられる。

0044

本実施形態に係るレモン果汁含有飲食品におけるレモン果汁の含有量は、特に制限されるものではない。

0045

本実施形態に係るレモン果汁含有飲食品は、レモン果汁以外の果汁を含んでいてもよい。レモン果汁以外の果汁としては、特に限定されないが、オレンジ果汁グレープフルーツ果汁等の柑橘果汁が挙げられる。レモン果汁以外の果汁を含む場合、レモン果汁以外の果汁の含有量は、果汁全量に対して、50重量%以下であることが好ましく、30重量%以下であることがより好ましく、10重量%以下であることがさらに好ましく、5重量%以下であることが特に好ましい。ここで果汁とは、果実を搾汁して得られた果汁を意味し、濃縮されたものであってもよく、飲料水等で希釈されたものであってもよい。

0046

本実施形態に係るレモン果汁含有飲食品のpHは、飲食品として適する範囲であれば特に制限されるものではない。レモン果汁に良好なコクとジューシーさを付与することができるとの効果をより高度に発揮させる観点から、製品時にpHが4.0以下であることが好ましく、3.6以下であることがより好ましく、2.0〜3.4であることが特に好ましい。

0047

本実施形態に係るレモン果汁含有飲食品は、本発明の効果を損なわない範囲において、その他の成分(添加剤)を含有してもよい。その他の成分としては、例えば、甘味料香料酸味料着色料酸化防止剤、調味料、ビタミン類及びミネラル類等の強化剤pH調整剤、安定剤、ゲル化剤食物繊維、並びに難消化性デキストリンを使用することができる。これらの成分は1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。

0048

甘味料としては、砂糖、三温糖、黒糖はちみつ還元澱粉糖化物オリゴ糖糖アルコール希少糖等の糖質スクラロースアスパルテームアセスルファムカリウムサッカリンアリテーム、ネオテーム等の高甘味度甘味料等を使用することができる。これらの甘味料は1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。

0049

香料としては、天然物合成物のいずれの香料であっても使用することができる。香料としては、特に限定されるものではないが、例えば、リモネンテルピネンシトラールリナロールテルピノレンテルピネオール、等を使用することができる。これらの香料は1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。

0050

酸味料は、飲食品に使用するものであれば特に限定されずに使用することができる。酸味料としては、例えば、クエン酸アスコルビン酸乳酸リンゴ酸リン酸コハク酸酒石酸酢酸等を使用することができる。レモン果汁との味覚相性の観点から、クエン酸を用いるのが好ましい。これらの酸味料は1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。

0051

着色料としては、飲食品の色付けに用いるものであれば、天然着色料、及び合成着色料のいずれも使用できる。着色料としては、例えば、カラメル色素クチナシ色素マリーゴールド色素カロテン色素アントシアニン色素、果汁色素、野菜色素合成色素等を使用することができる。これらの色素は1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。

0052

本実施形態に係るレモン果汁含有飲食品は、容器詰め飲食品とすることもできる。

0053

容器詰め飲食品とする場合の容器としては、一般の飲食品と同様に、例えば、ガラス瓶樹脂製成形容器金属缶金属箔又はプラスチィックフィルム複合された紙容器等を用いることができる。容器の種類、形状及び色彩は特に制限されるものではない。

0054

樹脂製成形容器を構成する樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレートポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂ポリエチレンポリプロピレンポリブチレン等のポリオレフィン等が挙げられる。これらの樹脂の重量平均分子量結晶化度等は、特に制限されるものではなく、飲食品の流通条件保管条件等に合わせて、適宜選択することが可能である。なお、ポリエチレンテレフタレートを使用した樹脂製成形容器は、一般にペットボトルと称される。ペットボトルとしては、飲食品の常温充填(アセプチック充填)を想定したアセプチック用ペットボトル、加温殺菌を行いながら飲食品を充填すること、又は加温販売を想定した耐熱ペットボトルなどに分類されるが、本実施形態においては、いずれも使用可能である。

0055

金属缶としては、例えば、スチール缶アルミ缶ブリキ缶等が挙げられる。

0056

本実施形態に係るレモン果汁含有飲食品を容器詰め飲食品とする場合、必要に応じて殺菌処理を行ってもよい。容器詰め飲食品とする場合の殺菌及び容器充填は、例えば、金属缶に充填後、食品衛生法に定められた条件での加熱殺菌が例示される。PETボトル、紙容器のようにレトルト殺菌できないものについては、あらかじめ上記と同等の殺菌条件、例えばプレート式熱交換器等で高温短時間殺菌後、一定の温度まで冷却して容器に充填する等の方法が例示される。

0057

〔3.レモン果汁中の水不溶性固形分の分散性を向上させる方法〕
本実施形態に係るレモン果汁は、レモン果汁中において経時的に水不溶性固形分の沈殿が形成し難く、水不溶性固形分の分散性が向上しているという効果を奏する。したがって、本発明の一実施形態として、水不溶性固形分のメジアン径を25μm以上180μm以下とすることを含む、レモン果汁中の水不溶性固形分の分散性を向上させる方法が提供される。

0058

また、本発明の一実施形態として、水不溶性固形分の平均粒径を21μm以上140μm以下とすることを含む、レモン果汁中の水不溶性固形分の分散性を向上させる方法、及び水不溶性固形分の10%径を3.6μm以上300μm以下とすることを含む、レモン果汁中の水不溶性固形分の分散性を向上させる方法が提供される。

0059

以下、実施例に基づいて本発明をより具体的に説明する。ただし、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。

0060

〔試験例1:レモン果汁中における水不溶性固形分の嵩の測定(1)〕
(試験番号1−1)
水不溶性固形分の含有量が5%(体積/体積)になるように、レモンパルプセル(市販品)を透明レモン果汁(市販品)に添加した。
(試験番号1−2〜1−8)
レモンパルプセル(市販品)をイオン交換水で30倍(重量/体積)に希釈した後、高圧ホモジナイザー(HVOA1−1.5S(株式会社イズミフードマシナリ製))で5MPa〜23MPaの範囲で1回〜30回処理を行い、水不溶性固形分の粒子径の異なるサンプルを調製した。不溶性固形分の含有量が5%(体積/体積)になるように、前記で得られたサンプルを透明レモン果汁(市販品)に添加した。

0061

上記得られたレモン果汁(10mL)を、0.1mL単位で目盛りが付された試験管に注ぎ、蓋をして、90℃で30分間加熱殺菌した。ボルテックスミキサーで試験管中のレモン果汁を均一に分散させた後、45℃で2週間静置し、水不溶性固形分の嵩の高さを測定した。
嵩の高さは、図2に示すように、試験管底部から液面までの高さ(A)、及び試験管底部から上澄み部分と不溶性固形成分の存在が目視で確認できる部分との境界線までの高さ(B)を測定し、Aに対するBの割合(0%〜100%で表記)として算出した。すなわち、嵩が高いほど、沈殿が形成し難く、分散性が優れているといえる。
また、レーザ回折式粒度分布測定装置(SALD−2200(株式会社島津製作所製))を用いて、水不溶性固形分のメジアン径、平均粒径及び10%径を測定した。
結果を表1に示す。また、45℃で2週間静置後の試験番号2−1〜2−5のレモン果汁の外観を撮影した写真、及びそれらの模式図を図1に示す。

0062

0063

高圧ホモジナイズ処理を行っていない水不溶性固形分を含む試験番号1−1のレモン果汁では、果肉のような粗いパルプの沈殿が確認された。一方、特定の範囲内にある粒子径の水不溶性固形分を含む試験番号1−2〜1−7のレモン果汁では、ふわふわのパルプが果汁中に分散し、外観が良好であることが確認された。なお、水不溶性固形分の粒子径をより小さくした試験番号1−8のレモン果汁では、分散性が低下することが確認された。

0064

〔試験例2:レモン果汁中における水不溶性固形分の嵩の測定(2)〕
(試験番号2−1)
水不溶性固形分を含むレモン果汁含有飲食品(商品名:プルコレモンプロフェッショナル(マリー・ブリザール社製)、濃縮還元した100%レモン果汁を使用)(10mL)を、0.1mL単位で目盛りが付された試験管に注ぎ、蓋をして、90℃で30分間加熱殺菌した。ボルテックスミキサーで試験管中のレモン果汁を均一に分散させた後、45℃で2週間静置し、試験例1と同様の方法で水不溶性固形分の嵩の高さを測定した。
また、試験例1と同様の方法で、水不溶性固形分のメジアン径、平均粒径及び10%径を測定した。
結果を表2に示す。

0065

実施例

0066

試験番号2−1のレモン果汁では、果汁が全体的に濁っており、かつ細かいパルプの沈殿(嵩の高さ:20%)が確認された。

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