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技術 布団乾燥機

出願人 三菱電機株式会社
発明者 服巻茉莉花高野浩志郎志賀彰
出願日 2015年12月24日 (5年0ヶ月経過) 出願番号 2015-251939
公開日 2017年6月29日 (3年5ヶ月経過) 公開番号 2017-113290
状態 特許登録済
技術分野 衣類乾燥機
主要キーワード 上流ダクト 下流ダクト 吸引運転 吸引モード 吹出位置 布団乾燥機 乾燥マット 集塵ボックス
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年6月29日)のものです。
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図面 (6)

課題

ダニ繁殖を短時間で効率よく抑えることができ、取扱いが容易で布団の傷み及び消費電力を抑制可能な布団乾燥機を提供する。

解決手段

布団乾燥機は、ケーシング1、吹出口2、吹出ダクト3、吸気口4、吸気ダクト5、ごみ吸引口6、ごみ吸引ダクト7、排気口8、排気ダクト9、上流ダクト切替弁10、下流ダクト切替弁11、ヒーター12、送風ファン13、制御部14、布団湿度センサー19等を備える。布団乾燥運転時には、吹出口2を掛け布団敷き布団との間に配置した状態で、ヒーター12及び送風ファン13を作動させ、吹出口2から布団の中に温風を吹き出す。制御部14は、布団乾燥運転時において、布団湿度センサー19により検出された布団の湿度目標湿度R以下となるように、ヒーター12及び送風ファン13を制御する。

概要

背景

一般に、布団乾燥機は、掛け布団敷き布団との間に袋状の乾燥マットを敷き、この乾燥マットの中に温風を供給して布団を温めることにより、布団のダニ退治するように構成されている。これに対し、従来技術として、例えば特許文献1に記載されているような布団乾燥機が知られている。従来技術の布団乾燥機は、乾燥マットを使用せず、温風の吹出口を掛け布団と敷き布団の間に設置し、温風を布団に直接送風する構成としている。これにより、乾燥マットを敷く手間をなくし、簡易に使用することが可能となる。

概要

ダニの繁殖を短時間で効率よく抑えることができ、取扱いが容易で布団の傷み及び消費電力を抑制可能な布団乾燥機を提供する。布団乾燥機は、ケーシング1、吹出口2、吹出ダクト3、吸気口4、吸気ダクト5、ごみ吸引口6、ごみ吸引ダクト7、排気口8、排気ダクト9、上流ダクト切替弁10、下流ダクト切替弁11、ヒーター12、送風ファン13、制御部14、布団湿度センサー19等を備える。布団乾燥運転時には、吹出口2を掛け布団と敷き布団との間に配置した状態で、ヒーター12及び送風ファン13を作動させ、吹出口2から布団の中に温風を吹き出す。制御部14は、布団乾燥運転時において、布団湿度センサー19により検出された布団の湿度目標湿度R以下となるように、ヒーター12及び送風ファン13を制御する。

目的

本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、ダニの繁殖を短時間で効率よく抑えることができ、取扱いが容易で布団の傷み及び消費電力を抑制可能な布団乾燥機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

相互に重ねられた布団の間に配置される吹出口と、前記布団を乾燥させるために前記吹出口から空気を吹き出す乾燥手段と、前記布団の湿度を検出する布団湿度検出手段と、前記布団湿度検出手段により検出された前記布団の湿度が設定された目標湿度以下となるように、前記乾燥手段を制御する制御手段と、を備えた布団乾燥機

請求項2

前記制御手段は、前記布団の湿度が前記目標湿度以下となった状態が設定された目標維持時間だけ維持されるように、前記乾燥手段を制御する請求項1に記載の布団乾燥機。

請求項3

前記布団に付着したごみを除去する除塵手段を備えた請求項1または2に記載の布団乾燥機。

請求項4

前記布団の温度を検出する布団温度検出手段を備え、前記制御手段は、前記布団温度検出手段により検出された前記布団の温度に基いて、前記目標湿度と前記目標維持時間のうち少なくとも一方を変更する請求項2に記載の布団乾燥機。

請求項5

前記制御手段は、前記布団温度検出手段により検出された前記布団の温度が高いほど、前記目標湿度を低く設定する請求項4に記載の布団乾燥機。

請求項6

前記制御手段は、前記布団温度検出手段により検出された前記布団の温度が予め設定された基準温度よりも低い温度領域において、前記布団の温度が高いほど、前記目標湿度が低くなるように設定し、前記布団の温度が前記基準温度よりも高い温度領域において、前記布団の温度が高いほど、前記目標湿度が高くなるように設定する請求項4に記載の布団乾燥機。

請求項7

前記制御手段は、前記布団温度検出手段により検出された前記布団の温度が予め設定された基準温度よりも低い温度領域において、前記布団の温度が高いほど、前記目標維持時間が長くなるように設定し、前記布団の温度が予め設定された基準温度よりも高い温度領域において、前記布団の温度が高いほど、前記目標維持時間が短くなるように設定する請求項4から6のうち何れか1項に記載の布団乾燥機。

請求項8

ユーザー起床したときに布団乾燥機を使用するように促す報知手段を備えた請求項1から7のうち何れか1項に記載の布団乾燥機。

請求項9

前記乾燥手段は、空気を送風する送風機と、前記送風機から送風された空気を加熱する加熱手段と、前記布団上における前記吹出口の位置を取得する吹出位置得手段と、を備え、前記制御手段は、前記吹出位置取得手段により検出された前記吹出口の位置に基いて、前記吹出口から吹き出す空気の風量と風向のうち少なくとも一方を変更する請求項1から8のうち何れか1項に記載の布団乾燥機。

技術分野

0001

本発明は、布団の乾燥、ダニ駆除等を行う機能を備えた布団乾燥機に関する。

背景技術

0002

一般に、布団乾燥機は、掛け布団敷き布団との間に袋状の乾燥マットを敷き、この乾燥マットの中に温風を供給して布団を温めることにより、布団のダニを退治するように構成されている。これに対し、従来技術として、例えば特許文献1に記載されているような布団乾燥機が知られている。従来技術の布団乾燥機は、乾燥マットを使用せず、温風の吹出口を掛け布団と敷き布団の間に設置し、温風を布団に直接送風する構成としている。これにより、乾燥マットを敷く手間をなくし、簡易に使用することが可能となる。

先行技術

0003

特開2013−59401号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、特許文献1に記載の従来技術では、乾燥マットを使用する場合と比較して、例えば吹出口の配置、布団の種類、布団の周囲の温度及び湿度等の影響により、布団の暖まり易さが変化し易い。このため、従来技術では、例えば布団乾燥機を一定時間だけ運転するような制御において、布団が十分に暖まらずに乾燥が不十分となったり、布団が過剰に乾燥して傷んだりする虞れがあり、また、布団乾燥機の消費電力が高くなる等の問題がある。

0005

本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、ダニの繁殖を短時間で効率よく抑えることができ、取扱いが容易で布団の傷み及び消費電力を抑制可能な布団乾燥機を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明に係る布団乾燥機は、相互に重ねられた布団の間に配置される吹出口と、布団を乾燥させるために吹出口から空気を吹き出す乾燥手段と、布団の湿度を検出する布団湿度検出手段と、布団湿度検出手段により検出された布団の湿度が設定された目標湿度以下となるように、乾燥手段を制御する制御手段と、を備えている。

発明の効果

0007

本発明によれば、布団を最低限の加熱で過不足なく乾燥させることができ、ダニの繁殖を短時間で効率よく抑制することができる。これにより、過剰な乾燥により布団が傷むのを抑制できると共に、乾燥時の消費電力を削減することができ、ユーザーにとって取扱いが容易で高性能な布団乾燥機を実現することができる。

図面の簡単な説明

0008

本発明の実施の形態1による布団乾燥機を示す外観図である。
布団乾燥機の構成及び制御系統を模式的に示すブロック図である。
布団乾燥機の動作例を示すフローチャートである。
布団乾燥運転中のヒーター送風ファン、布団湿度及び布団温度の挙動を示すタイミングチャートである。
布団の温度に対する目標湿度Rの温度特性と、布団の温度に対する目標維持時間Aの温度特性とを図5(a),図5(b)として示す特性線図である。

実施例

0009

実施の形態1.
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態1について説明する。なお、各図においては、共通する要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。

0010

まず、図1は、本発明の実施の形態1による布団乾燥機を示す外観図であり、図2は、布団乾燥機の構成及び制御系統を模式的に示すブロック図である。これらの図に示すように、本実施の形態の布団乾燥機は、ケーシング1、吹出口2、吹出ダクト3、吸気口4、吸気ダクト5、ごみ吸引口6、ごみ吸引ダクト7、排気口8、排気ダクト9、上流ダクト切替弁10、下流ダクト切替弁11、ヒーター12、送風ファン13、制御部14等を備えている。ケーシング1は、布団乾燥機の本体部分を構成するもので、その内部には、図2に示すように、上記の各機器収納されている。

0011

吹出口2は、布団を乾燥する空気を吹き出すための部位であり、例えば相互に重ねられた掛け布団と敷き布団との間に配置された状態で使用される。なお、以下の説明では、掛け布団と敷き布団を総称して「布団」と表記する。吹出口2は、ケーシング1から外部に突出した吹出ダクト3に取付けられている。吹出ダクト3は、送風ファン13から吹出口2に空気を送風する風路の一部を構成するもので、ケーシング1から引き出して伸ばすことが可能となっている。吹出ダクト3は、吹出口2と下流ダクト切替弁11とを接続している。吹出ダクト3の途中には、空気を加熱するヒーター12が設けられている。なお、図2では、吹出ダクト3とヒーター12とを別個ボックスにより模式的に表記している。ヒーター12は、送風ファン13から送風された空気を加熱する加熱手段の一例を構成している。

0012

吸気口4は、吹出口2から空気を吹き出すときに、ケーシング1の外部から送風ファン13に空気を吸い込むための開口部である。吸気口4は、吸気ダクト5を介して上流ダクト切替弁10に接続されている。吸気ダクト5は、吸気口4から送風ファン13に空気を吸い込む風路の一部を構成している。

0013

ごみ吸引口6は、布団に付着したごみ等を吸引するための部位であり、ケーシング1から外部に突出したごみ吸引ダクト7に取付けられている。ごみ吸引ダクト7は、ごみ吸引口6から送風ファン13に空気を吸い込む風路の一部を構成するもので、ケーシング1から引き出して伸ばすことが可能となっている。ごみ吸引ダクト7は、ごみ吸引口6と上流ダクト切替弁10とを接続している。ごみ吸引ダクト7の途中には、空気中のごみを捕集して溜める集塵ボックス17が設けられている。なお、図2では、ごみ吸引ダクト7と集塵ボックス17とを別個のボックスにより模式的に表記している。ごみ吸引口6、ごみ吸引ダクト7、送風ファン13及び集塵ボックス17は、布団に付着したごみを除去する除塵手段の一例を構成している。

0014

排気口8は、ごみ吸引口6から送風ファン13に向けて空気を吸い込むときに、送風ファン13から吹き出した空気をケーシング1の外部に排出するための開口部である。排気口8は、排気ダクト9を介して下流ダクト切替弁11に接続されている。排気ダクト9は、送風ファン13からごみ吸引口6に空気を送風する風路の一部を構成している。

0015

上流ダクト切替弁10は、送風ファン13の吸込口と連通するダクトを吸気ダクト5とごみ吸引ダクト7の何れか一方に切り替えるもので、例えば2個の流入ポートと1個の流出ポートとを有する電磁式三方弁により構成されている。上流ダクト切替弁10の一方の流入ポートは吸気ダクト5に接続され、他方の流入ポートはごみ吸引ダクト7に接続されている。上流ダクト切替弁10の流出ポートは、送風ファン13の吸込口に接続されている。

0016

下流ダクト切替弁11は、送風ファン13の送風口と連通するダクトを吹出ダクト3と排気ダクト9の何れか一方に切り替えるもので、例えば1個の流入ポートと2個の流出ポートとを有する電磁式の三方弁により構成されている。下流ダクト切替弁11の流入ポートは、送風ファン13の送風口に接続されている。下流ダクト切替弁11の一方の流出ポートは吹出ダクト3に接続され、他方の流出ポートは排気ダクト9に接続されている。

0017

送風ファン13は、電動ファン等により構成された送風機であり、空気の吸込口と、吸込口から吸い込んだ空気を送風する送風口とを備えている。ヒーター12及び送風ファン13は、布団を乾燥させるために吹出口2から空気を吹き出す乾燥手段の一例を構成している。

0018

また、布団乾燥機は、ケーシング1の表面部に配置された操作部15及び表示部16を備えている。布団乾燥機のユーザーは、操作部15の操作スイッチ等を押すことで、布団乾燥機の運転の開始及び停止、運転モードの選択等を行うことができる。表示部16には、布団乾燥機の運転状況を含む各種の情報が表示される。この情報には、ユーザーが起床したときに布団乾燥機を使用するように促すための表示等が含まれる。従って、表示部16は、報知手段の一例を構成している。

0019

次に、図2を参照して、布団乾燥機が備える制御部14及びセンサー系統について説明する。このセンサー系統には、布団の温度を検出する布団温度検出手段としての布団温度センサー18と、布団の湿度を検出する布団湿度検出手段としての布団湿度センサー19と、吸気口4から吸気した外気の温度を検出する外気温度センサー20と、前記外気の湿度を検出する外気湿度センサー21とが含まれている。布団温度センサー18及び布団湿度センサー19は、例えば吹出口2に設けられている。また、外気温度センサー20及び外気湿度センサー21は、例えば吸気ダクト5に設けられている。

0020

制御部14は、マイクロコンピュータ等により構成され、ROM、RAM、不揮発性メモリ等からなるメモリと、メモリに記憶されたプログラムを実行するプロセッサと、プロセッサに対して信号の入出力を行う入出力ポートとを備えている。制御部14の入力側には、前記各センサー18〜21を含むセンサー系統と、操作部15とが接続されている。制御部14の出力側には、上流ダクト切替弁10、下流ダクト切替弁11、ヒーター12、送風ファン13、表示部16及び集塵ボックス17を含む各種のアクチュエータが接続されている。

0021

制御部14は、操作部15及びセンサー系統から入力される信号に基いて各アクチュエータを制御し、布団乾燥機の運転の開始及び停止、運転モードの選択等を実行する。また、制御部14は、後述の布団乾燥運転を行うときに、センサー系統の検出結果に基いてヒーター12及び送風ファン13を制御し、布団の湿度及び当該湿度の継続時間を適切に調整する。なお、制御部14は、制御手段の一例を構成している。

0022

次に、布団乾燥機の動作について説明する。図3は、本発明の実施の形態1による布団乾燥機の動作例を示すフローチャートである。この図に示すルーチンは、制御部14により実行される。また、図3では、制御部14により実行される運転として、布団乾燥運転及びごみ吸引運転を例示したが、本発明における布団乾燥機の動作は、これらの運転のみに限定されるものではない。

0023

まず、ユーザーは、布団乾燥機の電源コードコンセントに接続し、操作部15を操作することにより、布団乾燥モードまたはごみ吸引モードを選択する。ここで、例えばごみ吸引モードが選択された場合には、図3中におけるステップS100の判定が不成立となるので、制御部14は、ユーザーが電源スイッチを入れたときに、ごみ吸引運転を開始する。ごみ吸引運転では、まず、ステップS101において、上流ダクト切替弁10及び下流ダクト切替弁11を切り替えることにより、上流ダクト切替弁10を介してごみ吸引ダクト7と送風ファン13の吸込口とを連通させると共に、下流ダクト切替弁11を介して排気ダクト9と送風ファン13の送風口とを連通させる。次に、ステップS102では、送風ファン13を起動する。

0024

この結果、送風ファン13の吸込動作により、ごみ吸引口6からごみ吸引ダクト7、集塵ボックス17及び上流ダクト切替弁10を経由して送風ファン13に空気が吸い込まれ、この空気中に含まれるごみは、集塵ボックス17により捕集されて空気中から除去され、集塵ボックス17の内部に溜まるようになる。そして、ごみが除去された後の空気は、送風ファン13から下流ダクト切替弁11、排気ダクト9及び排気口8を経由してケーシング1の外部に排気される。

0025

従って、ごみ吸引運転では、ユーザーがケーシング1からごみ吸引ダクト7を引き出してごみ吸引口6を布団の所望の部位に押し当てることにより、布団に付着した皮脂フケ毛髪等のごみをごみ吸引口6から吸引して集塵ボックス17に捕集することができる。これにより、ユーザーは、専用の掃除機等を用意しなくても、例えば布団を乾燥させる作業のついでに布団の清掃を容易に行うことができる。また、ごみ吸引運転中には、ステップS103によりユーザーが電源スイッチを押下したか否かを判定し、この判定が成立した場合には、ごみ吸引運転を停止する。

0026

一方、ユーザーは、布団乾燥運転を行う場合に、操作部15により布団乾燥モードを選択し、吹出口2を掛け布団と敷き布団との間に配置すると共に、この状態で電源スイッチを入れる。これにより、ステップS100の判定が成立するので、制御部14は、布団乾燥運転を開始する。布団乾燥運転では、まず、ステップS104において、上流ダクト切替弁10及び下流ダクト切替弁11を切り替えることにより、上流ダクト切替弁10を介して吸気ダクト5と送風ファン13の吸込口とを連通させると共に、下流ダクト切替弁11を介して吹出ダクト3と送風ファン13の送風口とを連通させる。次に、ステップS105では、ヒーター12及び送風ファン13を起動する。

0027

この結果、送風ファン13の吸込動作により、吸気口4から吸気ダクト5及び上流ダクト切替弁10を経由して送風ファン13に空気が吸い込まれる。吸い込まれた空気は、下流ダクト切替弁11及び吹出ダクト3を流通し、このときヒーター12により加熱されて温風となる。そして、この温風は、吹出口2から掛け布団と敷き布団との間に吹き出し、各布団を内側から温めて乾燥させる。これにより、布団の乾燥及びダニの駆除を行うことができる。

0028

次に、ステップS106では、布団温度センサー18及び布団湿度センサー19の出力に基いて、布団の温度及び湿度を検出する。そして、ステップS107では、検出された布団の温度に基いて、布団乾燥運転により実現されるべき布団の目標湿度Rと、目標湿度Rを維持すべき時間長である目標維持時間Aとを設定する。目標湿度R及び目標維持時間Aは、後述の図5に示すように、布団の温度に応じて適切な値に変更される。

0029

次に、ステップS108では、布団の湿度が目標湿度R以下であるか否かを判定し、この判定が成立した場合には、ステップS109に移行する。一方、ステップS108の判定が不成立の場合には、ステップS106に戻り、ステップS108が成立するまでステップS106〜S108の処理を繰返す。

0030

ステップS109では、制御部14が備えるタイマー機能を用いることにより、ステップS108が成立した状態で目標維持時間Aが経過したか否かを判定する。ステップS109の判定が成立した場合には、布団の湿度が目標湿度R以下となった状態が目標維持時間Aだけ維持されたので、布団の乾燥が十分に行われたと判断し、布団乾燥運転を終了する。一方、ステップS109の判定が不成立の場合には、布団の乾燥がまだ十分ではないと判断し、ステップS106に戻って布団乾燥運転を継続する。

0031

図4は、布団乾燥運転中のヒーター、送風ファン、布団湿度及び布団温度の挙動を示すタイミングチャートである。この図に示すように、布団乾燥運転では、布団湿度センサー19により検出される布団の湿度が目標湿度R以下となり、かつ、当該湿度の状態が目標維持時間Aだけ維持されるように、ヒーター12及び送風ファン13の作動状態を制御する。これにより、掛け布団及び敷き布団を最低限の加熱で過不足なく乾燥させることができ、ダニの繁殖等を短時間で効率よく抑制しつつ、過剰な乾燥により布団が傷むのを回避することができる。また、布団乾燥運転の実行時間を最適化し、消費電力を削減することとができる。従って、ユーザーにとって取扱いが容易で高性能な布団乾燥機を実現することができる。

0032

また、布団乾燥運転では、布団温度センサー18により検出された布団の温度が図4中の上限温度T−Hiより高い場合に、ヒーター12の作動を停止させる制御を行ってもよい。ここで、上限温度T−Hiは、例えば布団が傷まないような温度の上限値として設定される。この制御によれば、布団が過剰な高温となって傷むのをより確実に抑制し、布団乾燥機の動作信頼性を向上させることができる。

0033

次に、布団乾燥運転中において、布団の温度に応じて可変に設定される目標湿度R及び目標維持時間Aの設定例について説明する。図5は、布団の温度に対する目標湿度Rの温度特性と、布団の温度に対する目標維持時間Aの温度特性とを図5(a),図5(b)として示す特性線図である。なお、図5(a),図5(b)に示す温度特性のデータは、制御部14のメモリに予め記憶されている。

0034

まず、制御部14は、図5(a)中に仮想線で示すように、布団温度センサー18により検出された布団の温度が高いほど、目標湿度Rを低く設定する制御を行ってもよい。更に好ましい例を挙げると、図5(a)中に実線で示すように、布団の温度が予め設定された基準温度Tよりも低い温度領域では、布団の温度が高いほど、目標湿度Rが低くなるように設定し、布団の温度が基準温度Tよりも高い温度領域では、布団の温度が高いほど、目標湿度Rが高くなるように設定してもよい。ここで、基準温度Tは、例えば高温によるダニの抑制効果が出始める温度であり、具体的には、50〜60℃程度に設定するのが好ましい。

0035

これにより、布団乾燥運転中には、布団の温度が高い場合でも、絶対湿度が低下しないので、温度に関係なく、布団の湿度をダニの抑制に効果がある最大の湿度に保持することができる。従って、布団を過剰な乾燥から保護することができる。特に、図5(a)中に実線で示す温度特性によれば、布団の温度が基準温度Tよりも高い温度領域において、高温によるダニの抑制効果がある場合に、目標湿度Rを高く保持することができる。この結果、布団を過剰に乾燥させずに済むので、ダニの繁殖を抑制する効果を維持しつつ、布団の傷み及び消費電力を効率よく抑制することができる。

0036

一方、目標維持時間Aについては、図5(b)に示すように、布団の温度が基準温度Tよりも低い温度領域において、布団の温度が高いほど、目標維持時間Aが長くなるように設定し、布団の温度が基準温度Tよりも高い温度領域において、布団の温度が高いほど、目標維持時間Aが短くなるように設定してもよい。

0037

これにより、基準温度Tよりも低い温度領域では、布団の温度が高くなって絶対湿度が低下する場合でも、乾燥時間を長くしてダニの抑制効果を維持することができる。また、基準温度Tよりも高い温度領域において、高温によるダニの抑制効果がある場合には、乾燥時間を過剰に長くしなくても済むので、ダニの繁殖を抑制しつつ、消費電力を削減することができる。

0038

このように、本実施の形態では、布団の温度に基いて目標湿度R及び目標維持時間Aを適切な値に変更することができる。従って、布団の温度に影響されることなく、ダニの抑制、布団の保護及び消費電力の削減を安定的に実行することができ、高性能な布団乾燥機を実現することができる。

0039

なお、本実施の形態では、ユーザーの起床を検出したときに、布団乾燥機を使用するように促す内容を表示部16に表示する構成としてもよい。これにより、布団の中の湿気が最も高くなる起床時に布団乾燥運転を実行できるので、ダニの繁殖をより効果的に抑制することができる。この場合、布団乾燥機には、ユーザーの睡眠状態を検出する睡眠センサーを備え、制御部14は、睡眠センサーによりユーザーの起床を検出すればよい。

0040

ここで、睡眠センサーとしては、例えばユーザーの体の動きを画像、体重の移動、布団の移動等により検出し、この検出結果に基いて睡眠中であるか起床したかを検出可能なセンサーを用いてもよい。また、睡眠センサーは、布団乾燥機の本体に配置してもよいが、本発明の布団乾燥機は、例えば他の家電製品に搭載された睡眠センサー、携帯電話睡眠測定アプリケーション単体で設置及び使用される睡眠検出器等により検出した睡眠状態の検出結果を受信して利用する構成としてもよい。また、布団乾燥機は、ユーザーが起床時間が予め入力しておくタイマー等を備え、このタイマーが起動したときに布団乾燥機の使用を促す構成としてもよい。

0041

また、本実施の形態では、布団乾燥機の使用を促す内容を表示する構成としたが、本発明はこれに限らず、例えば音声を利用して上記内容を報知する構成としてもよい。

0042

一方、本実施の形態では、布団上における吹出口2の位置に基いて、吹出口2から吹き出す空気の風量と風向のうち少なくとも一方を変更する構成としてもよい。具体例を挙げると、吹出口2には、互いに異なる少なくとも2つの方向に開口する複数の開口部22(図1参照)を設ける。そして、制御部14は、布団上における吹出口2の位置に応じて、各開口部22のうち温風を吹き出す開口部22の位置(つまり、温風の風向)と、開口部22から吹き出す温風の量とを調整する。

0043

この場合、布団乾燥機は、布団上における吹出口2の位置を取得する吹出位置得手段を備える。吹出位置取得手段としては、例えばユーザーが吹出口2を設置する位置を操作部15で入力する構成を採用してよい。また、吹出位置取得手段としては、各開口部22から順番に一定量の温風を吹き出したときの布団の温度を検出し、検出した温度の変化量から吹出口2の位置を推測する構成を採用してもよい。

0044

上記構成によれば、例えば吹出口2が布団の周縁部に設置された場合には、布団の中央部に温風が到達するように、温風の風向及び風量を適切に調整することができる。また、吹出口2が布団の中央部に設置された場合には、各方向の周縁部に温風が均等に到達するように、温風の風向を複数の方向に分散させたり、温風の風向を順次変更することができる。従って、吹出口2の位置に影響されることなく、布団全体を均等に乾燥させることができ、また、乾燥に無駄な電力を使用せずに消費電力を抑制することができる。

0045

なお、本実施の形態では、ごみを吸引する除塵手段をケーシング1に一体化するものとしたが、本発明はこれに限らず、必要に応じて除塵手段をケーシング1から取外せる構成としてもよい。一例を挙げると、ごみ吸引口6、ごみ吸引ダクト7、集塵ボックス17、送風ファン13、送風ファン13を駆動する充電池等をごみ吸引部としてユニット化し、ごみ吸引部をケーシング1に対して着脱可能な構成とする。そして、ごみを吸引するときには、ごみ吸引部をケーシング1から取外して所望の場所で使用する。これにより、布団乾燥機のうちごみの吸引時に用いる部位を別体のユニットとして小型化することができる。従って、ごみの吸引作業を効率よく行うことができ、ユーザーの使い勝手を向上させることができる。

0046

また、本実施の形態では、ヒーター12をごみ吸引ダクト7の近傍に配置し、ごみを吸引した後に、集塵ボックス17に堆積したごみをヒーター12により加熱する構成としてもよい。これにより、吸引したごみに生きたダニが含まれている場合でも、加熱によりダニを死滅させることができ、ダニの駆除を効果的に行うことができる。

0047

また、本実施の形態では、布団の湿度が目標湿度R以下となった状態を目標維持時間Aだけ維持する構成としたが、本発明は、少なくとも布団の湿度を目標湿度R以下に保持すればよいものであり、この状態を必ずしも目標維持時間Aだけ維持しなくてもよい。また、本実施の形態では、布団の温度に応じて目標湿度と目標維持時間の両方を変更する場合を例示したが、本発明はこれに限らず、目標湿度と目標維持時間のうち一方のみを変更する制御を採用してもよい。

0048

さらに、本実施の形態では、吹出口2を掛け布団と敷布団との間に配置する場合を例示したが、本発明の布団乾燥機は、相互に重ねられた2枚の掛け布団の間または2枚の敷布団の間に吹出口2を配置して布団乾燥運転を行ってもよい。

0049

1ケーシング、2吹出口、3吹出ダクト、4吸気口、5吸気ダクト、6ごみ吸引口(除塵手段)、7 ごみ吸引ダクト(除塵手段)、8排気口、9排気ダクト、10上流ダクト切替弁、11下流ダクト切替弁、12ヒーター(加熱手段、乾燥手段)、13送風ファン(送風機、乾燥手段、除塵手段)、14 制御部(制御手段)、15 操作部、16 表示部(報知手段)、17集塵ボックス(除塵手段)、18布団温度センサー(布団温度検出手段)、19 布団湿度センサー(布団湿度検出手段)、20外気温度センサー、21外気湿度センサー、22 開口部

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