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技術 間接活線工事用圧縮スリーブ

出願人 中国電力株式会社
発明者 森山裕之
出願日 2015年12月16日 (4年7ヶ月経過) 出願番号 2015-245352
公開日 2017年6月22日 (3年1ヶ月経過) 公開番号 2017-111971
状態 特許登録済
技術分野 電線ケーブルの据付 接触部材の形状・材質及び接続の絶縁 はんだ付け、接着又は永久変形による接続
主要キーワード 開閉腕 把持腕 円錐体状 固定腕 圧縮箇所 絶縁手袋 可動腕 無停電状態
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (12)

課題

電線圧縮スリーブに保持できる間接活線工事用圧縮スリーブを提供する。

解決手段

スリーブ10は、複数のC字状のリング状部材11・12・13と複数の連結ロッド21・22・23を備える。リング状部材11・12・13は、圧縮スリーブ本体1から外部に向かって拡径した状態で配置されている。連結ロッド21・22・23は、リング状部材11・12・13を拡径自在に、相互に結合している。リング状部材11は、一対の延設部11a・11bと一対の把持部11c・11dを備える。一対の把持部11c・11dを一対の把持腕6a・6bで把持した状態では、リング状部材11の内部に電線Wの端末を導入できる。一対の把持部11c・11dを解放した状態では、電線Wの端末を被覆Wiの上から緊締して電線Wの端末を圧縮スリーブ本体1に保持できる。

概要

背景

例えば、電柱には、変圧器カットアウトを設置している。変圧器は、架空配電線印加された高圧電圧家庭事務所などで使用する低圧の電圧に降圧している。カットアウトは、ヒューズを内部に備えており、架空配電線から変圧器に至る電路遮断して、変圧器などに異常電流が流れることを防止している。

図7は、電柱の装柱例を示す正面図である。図7を参照すると、電柱Pには、変圧器Tを設置している。又、電柱Pは、腕金Aを水平状態で固定している。腕金Aには、カットアウトCを設置している。

図7を参照すると、電柱Pの上部に架設された架空配電線(図示せず)からは、引下線Weが引き下げられている。引下線Weは、腕金Aに支持された碍子Gを経由して、カットアウトCの一方の電極に接続している。以下、碍子GからカットアウトCの一方の電極に至る電線電源側縁線W1と呼ぶことにする。

図7を参照すると、カットアウトCの他方の電極は、変圧器Tの入力端子に電線で接続している。以下、カットアウトCの他方の電極から変圧器Tの入力端子に至る電線を負荷側縁線W2と呼ぶことにする。カットアウトCに内蔵したヒューズが作動すると、電源側縁線W1と負荷側縁線W2を電気的に遮断して、変圧器Tを保護できる。

図7を参照して、カットアウトCを交換する場合には、電源側縁線W1と負荷側縁線W2を導電性圧縮スリーブ(図示せず)で電気的に接続して、カットアウトCを迂回するバイパス回路を構成することがある。

図8は、圧縮スリーブの一構成例を示す正面図である。間接活線工法により、電源側縁線W1と負荷側縁線W2を圧縮スリーブで接続する場合には、以下の作業手順で、圧縮スリーブを圧縮する。

図7又は図8を参照して、最初に、負荷側縁線W2は、停電状態であるので、負荷側縁線W2の端末を手で把持し、負荷側縁線W2の芯線Wcを圧縮スリーブSvの一端部側から挿入する。次に、圧縮ペンチを直接手で持って、圧縮スリーブSvの一端部側の所定の2か所を圧縮ペンチで圧縮する。このように、負荷側縁線W2と圧縮スリーブSvの仮接続工事は、絶縁手袋などを着用した、いわゆる直接活線工事で実施できる。

次に、図7又は図8を参照して、電源側縁線W1と圧縮スリーブSvを接続する。この場合、電源側縁線W1は通電中であるので、最初に、絶縁操作棒の先端部に取り付けた間接活線工事用の剥離工具(図示せず)を用いて、電源側縁線W1の端末の被覆剥離し、芯線Wcを露出しておく。

次に、図8を参照して、一対の開閉腕を先端部に有する絶縁操作棒(いわゆる、絶縁ヤットコ)を用いて、負荷側縁線W2と電源側縁線W1をそれぞれ把持し、負荷側縁線W2を接続した圧縮スリーブSvに電源側縁線W1の芯線Wcを挿入する。

次に、一組の絶縁ヤットコを用いて、一方の作業者が負荷側縁線W2と電源側縁線W1を保持した状態で、他方の作業者が間接活線工事用の手動式圧縮ペンチ(図示せず)を用いて、圧縮スリーブSvを圧縮し、負荷側縁線W2と電源側縁線W1を圧縮スリーブSvに本接続していた。

しかし、図8を参照して、負荷側縁線W2と電源側縁線W1をそれぞれ絶縁ヤットコで把持し、負荷側縁線W2を接続した圧縮スリーブSvに電源側縁線W1の芯線Wcを挿入することは容易でないという不具合があった。特に、風が強く吹いた状況では、圧縮スリーブSvに電源側縁線W1の芯線Wcを挿入することは容易でないという不具合があった。

上述した不具合を解消するため、電線の芯線を圧縮スリーブに容易に導入でき、かつ、圧縮スリーブを効率よく圧縮できる、電線挿入補助具が開示されている(例えば、特許文献1参照)。

概要

電線を圧縮スリーブに保持できる間接活線工事用圧縮スリーブを提供する。スリーブ10は、複数のC字状のリング状部材11・12・13と複数の連結ロッド21・22・23を備える。リング状部材11・12・13は、圧縮スリーブ本体1から外部に向かって拡径した状態で配置されている。連結ロッド21・22・23は、リング状部材11・12・13を拡径自在に、相互に結合している。リング状部材11は、一対の延設部11a・11bと一対の把持部11c・11dを備える。一対の把持部11c・11dを一対の把持腕6a・6bで把持した状態では、リング状部材11の内部に電線Wの端末を導入できる。一対の把持部11c・11dを解放した状態では、電線Wの端末を被覆Wiの上から緊締して電線Wの端末を圧縮スリーブ本体1に保持できる。

目的

本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、被覆を剥離した電線の芯線を圧縮スリーブの内部に導入が容易であり、電線の端末の芯線を圧縮スリーブの一方の端部に挿入した状態で、電線の端末を圧縮スリーブに保持できる間接活線工事用圧縮スリーブを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

開閉自在な一対の把持腕を先端部に有する絶縁操作棒を用いて、被覆剥離した電線端末芯線円筒状の圧縮スリーブ本体の一方の端部から内部に挿入自在な間接活線工事用圧縮スリーブであって、前記圧縮スリーブ本体の一方の端部から外部に向かって同軸上に配置され、前記電線の端末を芯線側から導入自在に外部に向かって拡径していると共に、周方向の一部を断絶した複数のC字状のリング状部材と、前記圧縮スリーブ本体の一方の端部から外部に向かって延出し、複数の前記リング状部材を拡径自在に、これらの前記リング状部材の外周を相互に結合した複数の連結ロッドと、を備え、前記リング状部材は、前記リング状部材の末端部から交差した状態で延びる一対の延設部と、これらの延設部の末端部に配置され、一対の前記把持腕で把持自在に対向配置した一対の把持部と、を有し、一対の前記把持部を互いに近づけた状態では、前記電線の端末を一方の端部側に位置する最小の内径を有する前記リング状部材の内部に導入自在に当該リング状部材の内径を拡径し、一対の前記把持部を解放した状態では、前記電線の端末を前記被覆の上から緊締自在に一方の端部側に位置する最小の内径を有する前記リング状部材の内径を縮径している、間接活線工事用圧縮スリーブ。

請求項2

一対の前記延設部及び一対の前記把持部は、一方の端部側に位置する最小の内径を有するリング状部材に配置している、請求項1記載の間接活線工事用圧縮スリーブ。

請求項3

複数の前記連結ロッドは、前記被覆の端面が当接自在な段差基端部に有している、請求項1又は2記載の間接活線工事用圧縮スリーブ。

請求項4

複数の前記連結ロッドは、複数の前記リング状部材を拡径又は縮径自在に連動自在に配置している、請求項1から3のいずれかに記載の間接活線工事用圧縮スリーブ。

請求項5

前記リング状部材は、断面が略円形線体で構成している、請求項1から4のいずれかに記載の間接活線工事用圧縮スリーブ。

技術分野

0001

本発明は、間接活線工事圧縮スリーブに関する。特に、無停電状態電気工事を実施する場合に好適な間接活線工事用の絶縁操作棒を用いて、被覆剥離した電線芯線を圧縮スリーブの内部に導入が容易な間接活線工事用圧縮スリーブの構造に関する。

背景技術

0002

例えば、電柱には、変圧器カットアウトを設置している。変圧器は、架空配電線印加された高圧電圧家庭事務所などで使用する低圧の電圧に降圧している。カットアウトは、ヒューズを内部に備えており、架空配電線から変圧器に至る電路遮断して、変圧器などに異常電流が流れることを防止している。

0003

図7は、電柱の装柱例を示す正面図である。図7を参照すると、電柱Pには、変圧器Tを設置している。又、電柱Pは、腕金Aを水平状態で固定している。腕金Aには、カットアウトCを設置している。

0004

図7を参照すると、電柱Pの上部に架設された架空配電線(図示せず)からは、引下線Weが引き下げられている。引下線Weは、腕金Aに支持された碍子Gを経由して、カットアウトCの一方の電極に接続している。以下、碍子GからカットアウトCの一方の電極に至る電線を電源側縁線W1と呼ぶことにする。

0005

図7を参照すると、カットアウトCの他方の電極は、変圧器Tの入力端子に電線で接続している。以下、カットアウトCの他方の電極から変圧器Tの入力端子に至る電線を負荷側縁線W2と呼ぶことにする。カットアウトCに内蔵したヒューズが作動すると、電源側縁線W1と負荷側縁線W2を電気的に遮断して、変圧器Tを保護できる。

0006

図7を参照して、カットアウトCを交換する場合には、電源側縁線W1と負荷側縁線W2を導電性の圧縮スリーブ(図示せず)で電気的に接続して、カットアウトCを迂回するバイパス回路を構成することがある。

0007

図8は、圧縮スリーブの一構成例を示す正面図である。間接活線工法により、電源側縁線W1と負荷側縁線W2を圧縮スリーブで接続する場合には、以下の作業手順で、圧縮スリーブを圧縮する。

0008

図7又は図8を参照して、最初に、負荷側縁線W2は、停電状態であるので、負荷側縁線W2の端末を手で把持し、負荷側縁線W2の芯線Wcを圧縮スリーブSvの一端部側から挿入する。次に、圧縮ペンチを直接手で持って、圧縮スリーブSvの一端部側の所定の2か所を圧縮ペンチで圧縮する。このように、負荷側縁線W2と圧縮スリーブSvの仮接続工事は、絶縁手袋などを着用した、いわゆる直接活線工事で実施できる。

0009

次に、図7又は図8を参照して、電源側縁線W1と圧縮スリーブSvを接続する。この場合、電源側縁線W1は通電中であるので、最初に、絶縁操作棒の先端部に取り付けた間接活線工事用の剥離工具(図示せず)を用いて、電源側縁線W1の端末の被覆を剥離し、芯線Wcを露出しておく。

0010

次に、図8を参照して、一対の開閉腕を先端部に有する絶縁操作棒(いわゆる、絶縁ヤットコ)を用いて、負荷側縁線W2と電源側縁線W1をそれぞれ把持し、負荷側縁線W2を接続した圧縮スリーブSvに電源側縁線W1の芯線Wcを挿入する。

0011

次に、一組の絶縁ヤットコを用いて、一方の作業者が負荷側縁線W2と電源側縁線W1を保持した状態で、他方の作業者が間接活線工事用の手動式圧縮ペンチ(図示せず)を用いて、圧縮スリーブSvを圧縮し、負荷側縁線W2と電源側縁線W1を圧縮スリーブSvに本接続していた。

0012

しかし、図8を参照して、負荷側縁線W2と電源側縁線W1をそれぞれ絶縁ヤットコで把持し、負荷側縁線W2を接続した圧縮スリーブSvに電源側縁線W1の芯線Wcを挿入することは容易でないという不具合があった。特に、風が強く吹いた状況では、圧縮スリーブSvに電源側縁線W1の芯線Wcを挿入することは容易でないという不具合があった。

0013

上述した不具合を解消するため、電線の芯線を圧縮スリーブに容易に導入でき、かつ、圧縮スリーブを効率よく圧縮できる、電線挿入補助具が開示されている(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0014

特開2014−207815号公報

発明が解決しようとする課題

0015

図9は、従来技術による電線挿入補助具の構成を示す斜視図である。図10は、従来技術による電線挿入補助具の要部を拡大した縦断面図である。図11は、従来技術による電線挿入補助具を用いて、電線の端末の芯線を圧縮スリーブに圧縮する工程を示す工程図である。なお、本願の図9から図11は、特許文献1の図1から図3に相当している。

0016

図9から図11を参照すると、従来技術による電線挿入補助具(以下、補助具略称する)9は、円筒部91と円錐部92で構成している。円筒部91は、その一端部側から圧縮スリーブ8を導入できる。又、円筒部91は、複数のリング状の指標9mを等間隔に外周に表示している。

0017

図9又は図10を参照すると、円錐部92は、円筒部91の他端部から拡径している。円錐部92には、電源側縁線W1を導入できる。円筒部91と円錐部92の境界部には、円筒部91の内径より小さい段差91dを形成している。段差91dに圧縮スリーブ8の端縁が当接することで、補助具9に対する圧縮スリーブ8の押し込み量を規定できる。

0018

図9又は図11を参照すると、圧縮スリーブ8は、複数のリング状の指標8mを等間隔に外周に表示している。これらの指標8mは、圧縮スリーブ8の圧縮箇所を示している。図11(B)から図11(E)を参照して、円筒部91の一端部側から圧縮スリーブ8を挿入した状態では、円筒部91の指標9mと圧縮スリーブ8の指標8mを重ね合わせることができる。

0019

次に、補助具9を用いて、電源側縁線W1と負荷側縁線W2を圧縮スリーブ8に接続する工程を説明する。図9を参照して、予め、負荷側縁線W2の端末の被覆Wiを剥離し、芯線Wcを所定の長さで露出しておく。

0020

最初に、図11(A)を参照して、負荷側縁線W2の芯線Wcを圧縮スリーブ8の他端部の開口k2に挿入する。次に、図11(A)を参照して、圧縮スリーブ8の他端部側を圧縮して、負荷側縁線W2の芯線Wcを圧縮スリーブ8に仮接続する。

0021

次に、図11(B)を参照して、圧縮スリーブ8の一方の開口k1側から、圧縮スリーブ8に補助具9を取り付ける。次に、図11(C)を参照して、被覆Wiを剥離した電源側縁線W1の端末の芯線Wcを円錐部92の内部に挿入する。この工程において、電源側縁線W1の芯線Wcは、円錐部92の内壁に案内されて、圧縮スリーブ8の一端部の開口k1を介して、圧縮スリーブ8の一端部側に導入される(図11(D)参照)。

0022

次に、図11(E)を参照して、間接活線工事用の手動式圧縮ペンチ(図示せず)などを用いて、円筒部91の指標9m及び圧縮スリーブ8の他端部側の指標8mを圧縮する。これにより、負荷側縁線W2と電源側縁線W1を圧縮スリーブ8に本接続できる。そして、一連接続作業を終了する。

0023

特許文献1による電線挿入補助具は、圧縮スリーブへ電線を効率よく挿入でき、圧縮スリーブを効率よく圧縮できる、としている。

0024

しかし、図11(D)を参照すると、電源側縁線W1の芯線Wcを円錐部92に挿入した状態では、一組の絶縁ヤットコを用いて、一人の作業者が負荷側縁線W2と電源側縁線W1を保持している。このため、風が強く吹いた状況では、電源側縁線W1の芯線Wcが圧縮スリーブ8から抜け出すことを阻止することが困難であるという問題がある。

0025

被覆を剥離した電線の芯線を圧縮スリーブの内部に導入が容易であり、電線の端末の芯線を圧縮スリーブの一方の端部に挿入した状態で、電線の端末を圧縮スリーブに保持できる間接活線工事用圧縮スリーブが求められていた。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。

0026

本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、被覆を剥離した電線の芯線を圧縮スリーブの内部に導入が容易であり、電線の端末の芯線を圧縮スリーブの一方の端部に挿入した状態で、電線の端末を圧縮スリーブに保持できる間接活線工事用圧縮スリーブを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0027

本発明者は、電線の端末を導入自在に外部に向かって拡径した複数のC字状のリング状部材を圧縮スリーブ本体の一方の端部側に配置し、これらのリング状部材を拡径自在に、リング状部材の外周を複数の連結ロッドで相互に結合し、リング状部材の末端部に配置した一対の把持部を一対の把持腕で把持したときには、最小の内径を有するリング状部材の内部に電線の端末を導入でき、一対の把持部を解放した状態では、電線の端末を前記被覆の上から緊締して電線の端末を圧縮スリーブ本体に保持できることを見出し、これに基づいて、以下のような新たな間接活線工事用圧縮スリーブを発明するに至った。

0028

(1)本発明による間接活線工事用圧縮スリーブは、開閉自在な一対の把持腕を先端部に有する絶縁操作棒を用いて、被覆を剥離した電線の端末の芯線を円筒状の圧縮スリーブ本体の一方の端部から内部に挿入自在な間接活線工事用圧縮スリーブであって、前記圧縮スリーブ本体の一方の端部から外部に向かって同軸上に配置され、前記電線の端末を芯線側から導入自在に外部に向かって拡径していると共に、周方向の一部を断絶した複数のC字状のリング状部材と、前記圧縮スリーブ本体の一方の端部から外部に向かって延出し、複数の前記リング状部材を拡径自在に、これらの前記リング状部材の外周を相互に結合した複数の連結ロッドと、を備え、前記リング状部材は、前記リング状部材の末端部から交差した状態で延びる一対の延設部と、これらの延設部の末端部に配置され、一対の前記把持腕で把持自在に対向配置した一対の把持部と、を有し、一対の前記把持部を互いに近づけた状態では、前記電線の端末を一方の端部側に位置する最小の内径を有する前記リング状部材の内部に導入自在に当該リング状部材の内径を拡径し、一対の前記把持部を解放した状態では、前記電線の端末を前記被覆の上から緊締自在に一方の端部側に位置する最小の内径を有する前記リング状部材の内径を縮径している。

0029

(2)一対の前記延設部及び一対の前記把持部は、一方の端部側に位置する最小の内径を有するリング状部材に配置していることが好ましい。

0030

(3)複数の前記連結ロッドは、前記被覆の端面が当接自在な段差を基端部に有していることが好ましい。

0031

(4)複数の前記連結ロッドは、複数の前記リング状部材を拡径又は縮径自在に連動自在に配置していることが好ましい。

0032

(5)前記リング状部材は、断面が略円形線体で構成してもよい。

発明の効果

0033

本発明による間接活線工事用圧縮スリーブは、リング状部材の末端部に配置した一対の把持部を一対の把持腕で把持した状態では、最小の内径を有するリング状部材の内部に電線の端末を導入でき、一対の把持部を解放した状態では、電線の端末を被覆の上から緊締して電線の端末を圧縮スリーブ本体に保持できる。

図面の簡単な説明

0034

本発明の一実施形態による間接活線工事用圧縮スリーブの構成を示す斜視図であり、絶縁操作棒の先端部に配置した一対の把持腕で一対の把持部を把持する前の状態図である。
前記実施形態による間接活線工事用圧縮スリーブの構成を示す斜視図であり、絶縁操作棒の先端部に配置した一対の把持腕で一対の把持部を把持した状態図である。
前記実施形態による間接活線工事用圧縮スリーブの構成を示す斜視図であり、電線の端末を支持した状態図である。
前記実施形態による間接活線工事用圧縮スリーブの構成を示す図であり、図4(A)は、間接活線工事用圧縮スリーブの正面図、図4(B)は、間接活線工事用圧縮スリーブの右側面図である。
前記実施形態による間接活線工事用圧縮スリーブを操作するための絶縁操作棒の正面図である。
図5に示した絶縁操作棒の先端部を拡大した正面図である。
電柱の装柱例を示す正面図である。
圧縮スリーブの一構成例を示す正面図である。
従来技術による電線挿入補助具の構成を示す斜視図である。
従来技術による電線挿入補助具の要部を拡大した縦断面図である。
従来技術による電線挿入補助具を用いて、電線の端末の芯線を圧縮スリーブに圧縮する工程を示す工程図である。

実施例

0035

以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
[間接活線工事用圧縮スリーブの構成]
最初に、本発明の一実施形態による間接活線工事用圧縮スリーブの構成を説明する。

0036

図1は、本発明の一実施形態による間接活線工事用圧縮スリーブの構成を示す斜視図であり、絶縁操作棒の先端部に配置した一対の把持腕で一対の把持部を把持する前の状態図である。

0037

図2は、前記実施形態による間接活線工事用圧縮スリーブの構成を示す斜視図であり、絶縁操作棒の先端部に配置した一対の把持腕で一対の把持部を把持した状態図である。

0038

図3は、前記実施形態による間接活線工事用圧縮スリーブの構成を示す斜視図であり、電線の端末を支持した状態図である。

0039

図4は、前記実施形態による間接活線工事用圧縮スリーブの構成を示す図であり、図4(A)は、間接活線工事用圧縮スリーブの正面図、図4(B)は、間接活線工事用圧縮スリーブの右側面図である。

0040

なお、従来技術で使用した符号と同じ符号を有する構成品は、その作用を同じとするので、以下説明を省略することがある。

0041

(全体構成)
次に、本発明の一実施形態による間接活線工事用圧縮スリーブの全体構成を説明する。図1から図4を参照すると、本発明の一実施形態による間接活線工事用圧縮スリーブ(以下、スリーブと略称する)10は、被覆Wiを剥離した電線Wの端末の芯線Wcを円筒状の圧縮スリーブ本体1の一方の端部から内部に挿入できる。

0042

図1から図4を参照すると、スリーブ10は、周方向の一部を断絶した複数のC字状のリング状部材11・12・13と複数の連結ロッド21・22・23を備えている。リング状部材11は、一対の延設部11a・11bと一対の把持部11c・11dを備えている。

0043

図1から図4を参照すると、複数のリング状部材11・12・13は、圧縮スリーブ本体1の一方の端部から外部に向かって同軸上に配置されている。又、複数のリング状部材11・12・13は、外部に向かって拡径している。そして、複数のリング状部材11・12・13には、電線Wの端末を芯線Wc側から導入できる。

0044

図1から図4を参照すると、複数の連結ロッド21・22・23は、圧縮スリーブ本体1の一方の端部から外部に向かって延出している。又、複数の連結ロッド21・22・23は、リング状部材11・12・13を拡径自在に、リング状部材11・12・13の外周を相互に結合している。

0045

図1から図4を参照すると、リング状部材11は、一方の端部側に位置している。そして、リング状部材11は、リング状部材11・12・13の内、最小の内径を有している。

0046

図1から図4を参照すると、一対の延設部11a・11bは、リング状部材11の末端部から交差した状態で延びている。一対の把持部11c・11dは、一対の延設部11a・11bの末端部に配置されている。又、一対の把持部11c・11dは、対向配置されている。そして、一対の把持部11c・11dは、後述する一対の把持腕6a・6bで把持できる。

0047

図2を参照して、一対の把持部11c・11dを互いに近づけた状態では、リング状部材11の内径を拡径できる。そして、電線Wの端末をリング状部材11の内部に導入できる。一方、図3を参照して、一対の把持部11c・11dを解放した状態では、リング状部材11の内径を縮径できる。そして、電線Wの端末を被覆Wiの上から緊締できる。

0048

図1から図4を参照すると、実施形態によるスリーブ10は、リング状部材11の末端部に配置した一対の把持部11c・11dを一対の把持腕6a・6bで把持した状態では、最小の内径を有するリング状部材11の内部に電線Wの端末を導入できる。一方、一対の把持部11c・11dを解放した状態では、電線Wの端末を被覆Wiの上から緊締して電線Wの端末を圧縮スリーブ本体1に保持できる。

0049

(リング状部材の構成)
次に、実施形態によるリング状部材11・12・13の構成を説明する。図1から図4を参照すると、一対の延設部11a・11b及び一対の把持部11c・11dは、一方の端部側に位置する最小の内径を有するリング状部材11に配置している。

0050

図1から図4を参照して、一対の延設部11a・11b及び一対の把持部11c・11dは、他方の端部側に位置する最大の内径を有するリング状部材13に配置することもできる。又、一対の延設部11a・11b及び一対の把持部11c・11dは、中間に位置する所定の内径を有するリング状部材12に配置することもできる。

0051

図1から図4を参照して、実施形態によるリング状部材11・12・13は、断面が略円形の線体で構成している。リング状部材11・12・13は、断面が矩形の線体で構成することもできる。

0052

(連結ロッドの構成)
次に、実施形態による連結ロッド21・22・23の構成を説明する。図1から図4を参照すると、複数の連結ロッド21・22・23は、被覆Wiの端面が当接自在な段差2dを基端部に有している。被覆Wiの端面が段差2dに当接することで、圧縮スリーブ本体1の内部への芯線Wcの挿入深さを規定できる。

0053

図1から図4を参照すると、複数の連結ロッド21・22・23は、複数のリング状部材11・12・13を拡径又は縮径自在に連動自在に配置している。一対の連結ロッド22・23は、複数のリング状部材11・12・13の末端部を結合するように、配置することが好ましい。複数の連結ロッド21・22・23は、複数のリング状部材11・12・13に溶接などの接合手段で結合することが好ましい。

0054

(絶縁操作棒の構成)
次に、スリーブ10を操作するための絶縁操作棒6の構成を説明する。

0055

図5は、前記実施形態による間接活線工事用圧縮スリーブを操作するための絶縁操作棒の正面図である。図6は、図5に示した絶縁操作棒の先端部を拡大した正面図である。

0056

図5又は図6を参照すると、絶縁操作棒6は、長尺操作棒61と把持工具62で構成している。又、絶縁操作棒6は、作動棒63を備えている。把持工具62は、操作棒61の先端部に取り付けられている。

0057

図5又は図6を参照すると、把持工具62は、開閉する一対の湾曲した把持腕6a・6bで構成している。そして、一方の把持腕6aは、基端部が固定された固定腕であり、他方の把持腕6bは、一方の把持腕6aの基端部に設けた回動軸6cを中心に回動する可動腕となっている。

0058

図5を参照すると、作動棒63は、操作棒61に沿って保持されている。作動棒63の先端部は、他方の把持腕6bに回動自在に連結している。そして、作動棒63の基端部に設けた操作レバー64を操作すると、一方の把持腕6aに対して、他方の把持腕6bを開閉できる。絶縁操作棒6は、操作棒61及び作動棒63の中間部が絶縁性を有するプラスチックパイプなどで構成され、間接活線工法に好適なように、絶縁性を確保している。

0059

図5を参照して、操作レバー64を握って、操作レバー64を操作棒61に近づけると、一方の把持腕6aに対して、他方の把持腕6bを閉じることができる。操作レバー64を解放すると、操作レバー64に連結したばね(図示せず)の力で、一方の把持腕6aに対して、他方の把持腕6bを開くことができる。図5又は図6は、一方の把持腕6aに対して、他方の把持腕6bが最大に開いた状態を示している。

0060

図5又は図6を参照すると、一方の把持腕6aは、先細り状の把持爪61aを突出している。把持爪61aは、把持面60aを形成している。把持面60aは、回動軸6cの回転中心から遠心方向に沿って略平行に形成されている。同様に、他方の把持腕6bは、先細り状の把持爪61bを突出している。把持爪61bは、把持面60bを形成している。把持面60bは、把持面60aと所定の開角を設けて配置されている。

0061

図5又は図6を参照して、操作レバー64を握ると、把持面60bを把持面60aに近づけることができる。図6又は図7に示した絶縁操作棒6は、高所に配置された高圧配電線などを一対の把持爪61a・61bで把持できる。

0062

[間接活線工事用圧縮スリーブの作用]
次に、実施形態によるスリーブ10の操作方法を説明しながら、スリーブ10の作用及び効果を説明する。

0063

図1を参照して、予め、電線Wの端末の被覆Wiを剥離して芯線Wcを露出しておく。最初に、図2を参照して、リング状部材11の末端部に配置した一対の把持部11c・11dを一対の把持腕6a・6bで把持する。これにより、リング状部材11の内径を拡径し、電線Wの端末を導入できる。言い換えれば、リング状部材11の内径は、電線Wの端末の外径より僅かに大きく設定している。一対の把持部11c・11dを一対の把持腕6a・6bで把持することで、リング状部材11の内径を拡径して、電線Wの端末を容易に導入できる。

0064

次に、図2を参照して、電線Wの端末の芯線Wc側から圧縮スリーブ本体1の一方の開口に向かって、電線Wを進入する。この場合、複数のリング状部材11・12・13は、外部に向かって拡径しているので、電線Wの端末を複数のリング状部材11・12・13の内部に容易に導入できる。

0065

次に、図3を参照して、電線Wの端末の被覆Wiが段差2dに当接した状態では、芯線Wcは圧縮スリーブ本体1の一方の端部に挿入されている。そして、電線Wの端末の被覆Wiが段差2dに当接した状態で、一対の把持部11c・11dを一対の把持腕6a・6bから解放すると、リング状部材11が弾性復帰して、リング状部材11の内径を縮径して、電線Wの端末を被覆Wiの上から緊締できる。これにより、電線Wの端末を圧縮スリーブ本体1に保持できる。

0066

このように、実施形態によるスリーブ10は、被覆Wiを剥離した電線Wの芯線Wcを圧縮スリーブ本体1の内部に導入が容易であり、電線Wの端末の芯線Wcを圧縮スリーブ本体1の一方の端部に挿入した状態で、電線Wの端末を圧縮スリーブ本体1に保持できる。

0067

本発明による間接活線工事用圧縮スリーブは、次のような効果が期待できる。
(1)複数のリング状部材と複数の連結ロッドで骨組みした円錐体状挿入ガイドを圧縮スリーブ本体の端部に備えているので、電線を容易に導入できる。
(2)絶縁操作棒を用いて、電線の端末を容易に保持できる。
(3)風が強く吹いた状況でも、電線の芯線が圧縮スリーブから抜け出すことを阻止できる。
(4)圧縮スリーブを本圧縮するまで電線を保持できる。

0068

本発明は、被覆を剥離した電線の芯線を圧縮スリーブの内部に導入が容易な間接活線工事用圧縮スリーブを開示したが、本発明の間接活線工事用圧縮スリーブは、一般的な圧縮スリーブとして応用することが期待される。

0069

1圧縮スリーブ本体
6絶縁操作棒
6a・6b 一対の把持腕
10スリーブ(間接活線工事用圧縮スリーブ)
11・12・13 複数のリング状部材
11a・11b 一対の延設部
11c・11d 一対の把持部
21・22・23 複数の連結ロッド
W電線
Wc芯線
Wi 被覆

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