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技術 データ集約装置、方法、およびプログラム

出願人 日本電信電話株式会社
発明者 永徳真一郎秋葉達也松川尚司
出願日 2015年12月15日 (3年7ヶ月経過) 出願番号 2015-244418
公開日 2017年6月22日 (2年1ヶ月経過) 公開番号 2017-111568
状態 特許登録済
技術分野 計算機・データ通信 広域データ交換 通信制御
主要キーワード データ集約装置 データ送信情報 データ受信時刻 送信所要 受信実績 集約条件 データ集約 平均値μ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年6月22日)のものです。
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図面 (9)

課題

データを集約する場合であっても、適切なタイミングでリクエストを送信する。

解決手段

本発明のデータ集約装置10は、送信データ受領部12がデータを受信し、データ送信部14が、受信されたデータをバッファ16に蓄積する。そして、データ送信部14が、前回のリクエストの送信後に送信データ受領部12によって受信されたすべてのデータを累積しても、第1の集約条件を満たさず、前回のリクエストの送信後に送信データ受領部12によってデータの受信が開始されてからの時間長さが、第2の集約条件に達していないと判定すると、送信データ受領部12が、後続するデータを受信することと、データ送信部14が、受信されたデータをバッファ16に蓄積することとを継続する。一方、第1の集約条件が満たされるか、または第2の集約条件に達していると判定されると、バッファ16に蓄積されたデータが集約され、1つのリクエストとして送信される。

概要

背景

従来、例えばゲートウェイ(以下、「GW」と称する)のように、デバイスからデータを受信し、受信したデータを集約して、1つのリクエストとして、他のデバイスへ送信するデータ集約装置が知られている。

この種のデータ集約装置の一例であるGW 100を、図7の機能ブロック図および図8の動作シーケンス図を用いて説明する。

すなわち、GW 100は、デバイス110から送られたデータを受信すると、これら受信したデータを、一定のデータサイズ長毎に集約して、1つのリクエストとして、他のデバイスのデータ受信部120へ送信するための装置である。

このようなGW 100には、送信データ受領部102と、データ送信部104と、バッファ106と、集約閾値蓄積部108とが備えられている。

集約閾値蓄積部108には、予め定められた集約閾値が格納されており、この集約閾値は、集約閾値蓄積部108からデータ送信部104へ通知される(S200)。集約閾値とは、デバイス110から送信されたデータを、集約してデータ受信部120へ送信するための集約量のことであって、例えばバイト数のようなデータサイズ長で設定される。

デバイス110から送信されたデータは、送信データ受領部102によって受信され(S202)、データ送信部104へ送られる(S204)。

データ送信部104では、ステップS204で送られたデータのサイズが累積カウントされるとともに、ステップS204で送られたデータが、バッファ106へ送られ、バッファ106に蓄積される(S206)。

データ送信部104では、累積カウントされたデータのサイズが、ステップS200で通知された集約閾値を超えていなければ、まだ集約はなされず、デバイス110からの次のデータの受信が継続され、ステップS202〜S206の処理が繰り返される(S208)。

そして、例えば、デバイス110からのn回目のデータ受信時(ただし、nは、1以上の整数)に、データ送信部104によって、累積カウントされたデータのサイズが、集約閾値を超えたと判定されると、それまでにバッファ106に蓄積されていたデータが、データ送信部104によって取得され(S210)、1つのリクエストとして集約されて、データ送信部104から、データ受信部120へと送信される(S212)。

概要

データを集約する場合であっても、適切なタイミングでリクエストを送信する。本発明のデータ集約装置10は、送信データ受領部12がデータを受信し、データ送信部14が、受信されたデータをバッファ16に蓄積する。そして、データ送信部14が、前回のリクエストの送信後に送信データ受領部12によって受信されたすべてのデータを累積しても、第1の集約条件を満たさず、前回のリクエストの送信後に送信データ受領部12によってデータの受信が開始されてからの時間長さが、第2の集約条件に達していないと判定すると、送信データ受領部12が、後続するデータを受信することと、データ送信部14が、受信されたデータをバッファ16に蓄積することとを継続する。一方、第1の集約条件が満たされるか、または第2の集約条件に達していると判定されると、バッファ16に蓄積されたデータが集約され、1つのリクエストとして送信される。

目的

本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、データを集約してリクエストを送信する場合であっても、適切なタイミングでリクエストを送信することが可能なデータ集約装置、方法、およびプログラムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

受信したデータを集約して、1つのリクエストとして送信する装置であって、データ受領部と、データ送信部と、バッファとを備え、前記データ受領部が、データを受信し、前記データ送信部が、前記データ受領部によって受信されたデータを前記バッファに蓄積し、前記データ送信部が、データサイズに基づいて設定された第1の集約条件と、時間長さとして設定された第2の集約条件とのうちの少なくとも1つを集約条件に用い、前回のリクエストの送信後に前記データ受領部によって受信されたすべてのデータを累積しても、前記第1の集約条件を満たさず、前記前回のリクエストの送信後に前記データ受領部によってデータの受信が開始されてからの時間長さが、前記第2の集約条件に達していないと判定すると、前記データ受領部が、後続するデータを受信することと、前記データ送信部が、前記データ受領部によって受信されたデータを前記バッファに蓄積することとを継続し、前記データ送信部が、前記第1の集約条件が満たされるか、または前記第2の集約条件に達していると判定すると、前記データ送信部が、前記バッファに蓄積されたデータを集約して、1つのリクエストとして送信する、装置。

請求項2

前記第1の集約条件および前記第2の集約条件を、前記送信されたリクエストの各データに基づいて、動的に更新する集約条件決定部、をさらに備えた請求項1に記載の装置。

請求項3

前記第1の集約条件は、前記データの受信に適用された通信プロトコルで決定される一度に送信可能なデータサイズと、前記送信されたリクエストの各データのデータサイズの平均値および標準偏差に基づいて設定され、前記第2の集約条件は、過去一定期間、データを集約せずに送信した際の各データの送信所要時間の平均値に基づいて設定される、請求項2に記載の装置。

請求項4

受信したデータを集約して、1つのリクエストとして送信する方法であって、データを受信してバッファに蓄積し、データサイズに基づいて設定された第1の集約条件と、時間長さとして設定された第2の集約条件とのうちの少なくとも1つを集約条件に用い、前回のリクエストの送信後に受信されたすべてのデータを累積しても、前記第1の集約条件を満たさず、前記前回のリクエストの送信後にデータの受信が開始されてからの時間長さが、前記第2の集約条件に達しない間は、後続するデータの受信および蓄積を継続し、前記第1の集約条件が満たされるか、または前記第2の集約条件に達した場合、前記バッファに蓄積されたデータを集約して、1つのリクエストとして送信する、方法。

請求項5

前記第1の集約条件および前記第2の集約条件を、前記送信されたリクエストの各データに基づいて、動的に更新する、請求項4に記載の方法。

請求項6

前記第1の集約条件は、前記データの受信に適用された通信プロトコルで決定される一度に送信可能なデータサイズと、前記送信されたリクエストの各データのデータサイズの平均値および標準偏差に基づいて設定され、前記第2の集約条件は、過去一定期間、データを集約せずに送信した際の各データの送信所要時間の平均値に基づいて設定される、請求項5に記載の方法。

請求項7

受信したデータを集約して、1つのリクエストとして送信するためのプログラムであって、コンピュータに、データを受信してバッファに蓄積させる機能と、データサイズに基づいて設定された第1の集約条件と、時間長さとして設定された第2の集約条件とのうちの少なくとも1つを集約条件に用い、前回のリクエストの送信後に受信されたすべてのデータを累積しても、前記第1の集約条件を満たさず、前記前回のリクエストの送信後にデータの受信が開始されてからの時間長さが、前記第2の集約条件に達しない間は、後続するデータの受信および蓄積を継続する機能と、前記第1の集約条件が満たされるか、または前記第2の集約条件に達した場合、前記バッファに蓄積されたデータを集約して、1つのリクエストとして送信する機能と、を実現させるプログラム。

技術分野

0001

本発明は、受信したデータを集約し、1つのリクエストとして送信するためのデータ集約装置、方法、およびプログラムに関するものである。

背景技術

0002

従来、例えばゲートウェイ(以下、「GW」と称する)のように、デバイスからデータを受信し、受信したデータを集約して、1つのリクエストとして、他のデバイスへ送信するデータ集約装置が知られている。

0003

この種のデータ集約装置の一例であるGW 100を、図7機能ブロック図および図8動作シーケンス図を用いて説明する。

0004

すなわち、GW 100は、デバイス110から送られたデータを受信すると、これら受信したデータを、一定のデータサイズ長毎に集約して、1つのリクエストとして、他のデバイスのデータ受信部120へ送信するための装置である。

0005

このようなGW 100には、送信データ受領部102と、データ送信部104と、バッファ106と、集約閾値蓄積部108とが備えられている。

0006

集約閾値蓄積部108には、予め定められた集約閾値が格納されており、この集約閾値は、集約閾値蓄積部108からデータ送信部104へ通知される(S200)。集約閾値とは、デバイス110から送信されたデータを、集約してデータ受信部120へ送信するための集約量のことであって、例えばバイト数のようなデータサイズ長で設定される。

0007

デバイス110から送信されたデータは、送信データ受領部102によって受信され(S202)、データ送信部104へ送られる(S204)。

0008

データ送信部104では、ステップS204で送られたデータのサイズが累積カウントされるとともに、ステップS204で送られたデータが、バッファ106へ送られ、バッファ106に蓄積される(S206)。

0009

データ送信部104では、累積カウントされたデータのサイズが、ステップS200で通知された集約閾値を超えていなければ、まだ集約はなされず、デバイス110からの次のデータの受信が継続され、ステップS202〜S206の処理が繰り返される(S208)。

0010

そして、例えば、デバイス110からのn回目のデータ受信時(ただし、nは、1以上の整数)に、データ送信部104によって、累積カウントされたデータのサイズが、集約閾値を超えたと判定されると、それまでにバッファ106に蓄積されていたデータが、データ送信部104によって取得され(S210)、1つのリクエストとして集約されて、データ送信部104から、データ受信部120へと送信される(S212)。

先行技術

0011

oneM2MTS-0001-V1.6.1 Annex D.12 pp.289-308

発明が解決しようとする課題

0012

しかしながら、このような従来のデータ集約装置では、以下のような問題がある。

0013

すなわち、前述したように、デバイス110から送信されたデータを、1つのリクエストとして集約して送信する場合、集約量を定義する集約閾値は、データの内容や傾向に関わらず、常に固定された一定のデータサイズ長(たとえば、Mバイト)で設定されている。

0014

そのため、データが、早急に送信を要する内容のものであっても、集約閾値で定義されたデータサイズまでデータが累積されなければ、データ送信部104からデータ受信部120へのリクエストの送信は開始されない。

0015

これによって、従来のデータ集約装置100では、データ送信部104からデータ受信部120へリクエストの送信が開始されるまでに、時間がかかりすぎ、それによって不都合が生じる場合があるという問題がある。

0016

本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、データを集約してリクエストを送信する場合であっても、適切なタイミングでリクエストを送信することが可能なデータ集約装置、方法、およびプログラムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0017

上記目的を達成するためにこの発明の第1の観点は、以下のような構成要素を備えている。

0018

すなわち、本発明の第1の観点は、データを受信してバッファに蓄積する。そして、データサイズに基づいて設定された第1の集約条件と、時間長さとして設定された第2の集約条件とのうちの少なくとも1つを集約条件に用い、前回のリクエストの送信後に受信されたすべてのデータを累積しても、第1の集約条件を満たさず、前回のリクエストの送信後にデータの受信が開始されてからの時間長さが、第2の集約条件に達しない間は、後続するデータの受信および蓄積を継続する。一方、第1の集約条件が満たされるか、または第2の集約条件に達している場合、バッファに蓄積されたデータを集約して、1つのリクエストとして送信する。

0019

また、この発明の第1の観点はさらに、第1の集約条件および第2の集約条件を、送信されたリクエストの各データに基づいて、動的に更新する。

0020

具体的には、第1の集約条件は、データの受信に適用された通信プロトコルで決定される一度に送信可能なデータサイズと、送信されたリクエストの各データのデータサイズの平均値および標準偏差に基づいて設定され、第2の集約条件は、過去一定期間、データを集約せずに送信した際の各データの送信所要時間の平均値に基づいて設定される。

発明の効果

0021

すなわちこの発明によれば、データを集約してリクエストを送信する場合であっても、適切なタイミングでリクエストを送信することが可能となるので、リクエストの送信が開始されるまでに、時間がかかりすぎ、それによって不都合が生じることを回避することが可能となる。

図面の簡単な説明

0022

本発明の実施形態に係るデータ集約方法が適用されたデータ集約装置の構成例を示す機能ブロック図である。
同データ集約装置の動作例を示す動作シーケンス図である。
データ受信履歴・データサイズ履歴記録部のデータ構造の一例を示す図である。
第1の集約条件に従うデータ集約を説明するための図である。
第2の集約条件の算出方法を説明するための図である。
第2の集約条件に従って決定された「時間長」閾値を説明するための図である。
従来のデータ集約装置の一例であるゲートウェイの構成例を示す機能ブロック図である。
同ゲートウェイの動作例を示す動作シーケンス図である。

実施例

0023

以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。

0024

図1は、本発明の実施形態に係るデータ集約方法が適用されたデータ集約装置10の構成例を示す機能ブロック図である。

0025

すなわち、本実施形態に係るデータ集約方法が適用されたデータ集約装置10は、デバイス30から送られたデータを受信すると、これら受信したデータを集約して、1つのリクエストとして、他のデバイスのデータ受信部40へ送信するための装置である。従来技術では、固定された一定のデータサイズ長が、データの集約閾値として用いられていたが、本実施形態では、データサイズ長に基づいて設定された第1の集約条件と、データの受信時間長によって設定された第2の集約条件とに基づいてデータの集約を行う。しかも、従来技術では、集約閾値は固定値であったが、本実施形態では、第1の集約条件、および第2の集約条件ともに、送信されたリクエストの各データの受信実績に応じて動的に設定される。本実施形態に係るデータ集約方法が適用されたデータ集約装置10は、このような構成によって、データを集約して、1つのリクエストとして送信する場合であっても、適切なタイミングで送信することを可能としている。

0026

このような機能を実現するために、データ集約装置10は、送信データ受領部12と、データ送信部14と、バッファ16と、集約条件蓄積部18と、データ受信履歴・データサイズ履歴記録部20と、集約条件決定部22とを備えている。

0027

これら各部位の構成を、図2の動作シーケンス図を用いて説明する。

0028

集約条件蓄積部18は、リクエストに集約された各データのデータサイズ長に基づいて設定された第1の集約条件と、リクエストに集約された各データの受信時間長によって設定された第2の集約条件とを格納している。データ送信部14は、このような第1の集約条件および第2の集約条件を、次のリクエストのためのデータ集約のために、集約条件蓄積部18から取得する(S50)。

0029

集約条件とは、デバイス30から送信されたデータを、1つのリクエストとして集約するための条件のことである。本実施形態では、後述するステップS66〜S70で説明されるように、データ受信履歴・データサイズ履歴記録部20と集約条件決定部22が、リクエストに集約された各データの受信実績に応じて、第1の集約条件および第2の集約条件を動的に更新し、次のリクエストのためのデータ集約のために、集約条件蓄積部18に蓄積する。したがって、本実施形態に係るデータ集約装置10を最初に利用する際には、デフォルト値として設定された、第1の集約条件および第2の集約条件を用いる。

0030

送信データ受領部12は、デバイス30から送信されたデータを、デバイス30の識別番号(デバイスID)a、このデータ送信に使用された通信プロトコルbとともに受信する(S52)。さらに、このデータを受信した受信時刻c、このデータのデータサイズd、およびこのデータ送信の所要時間eを、デバイスIDaおよび通信プロトコルbに加えて、データとともに、データ送信部14へ送る(S54)。

0031

データ送信部14は、送信データ受領部12から送られたデータを、バッファ16へ送る(S56)。データ送信部14はまた、送信データ受領部12から送られたデバイスID a、通信プロトコルb、データの受信時刻c、データサイズd、およびデータ送信所要時間eを、データ受信履歴・データサイズ履歴記録部20へ送る(S58)。データ送信部14はさらに、データサイズdを累積する。

0032

バッファ16は、ステップS56においてデータ送信部14から送られたデータを蓄積する。

0033

データ受信履歴・データサイズ履歴記録部20は、ステップS58においてデータ送信部14から送られたデバイスID a、通信プロトコルb、データの受信時刻c、データサイズd、およびデータ送信所要時間eを紐付けて記録する。図3は、これらデータが紐付けられて記録されたデータ受信履歴・データサイズ履歴記録部20のデータ構造の一例を示す図である。

0034

一定期間、データの集約を行わずに送信されたデータより得られ、データ受信履歴・データサイズ履歴記録部20に蓄積されたデータ送信情報より、集約条件決定部22は、データ受信履歴・データサイズ履歴記録部20から、データの受信時刻および送信所要時間(例えば、年月日時分秒)からなるデータ受信履歴を取得する(Sa01)。

0035

さらに、集約条件決定部22は、ステップSa01で取得されたデータ受信履歴に基づいて、第2の集約条件を決定する(Sa02)。

0036

そして、集約条件決定部22は、このようにして決定した第2の集約条件を、集約条件蓄積部18に送る(Sa03)。

0037

データ送信部14は、累積されたデータサイズと、第1の集約条件とを比較する。また、累積されたデータ送信所要時間と、第2の集約条件とを比較する。そして、データ送信部14は、第1の集約条件も満たされず、第2の集約条件にも達していないと判定すると、まだデータの集約を行わず、送信データ受領部12が、デバイス30からの次のデータを受信し、ステップS52〜S58の処理を繰り返す(S60)。

0038

一方、例えば、デバイス30からのN回目のデータ受信時(ただし、Nは、1以上の整数)において、データ送信部14が、第1の集約条件を満たすか、または第2の集約条件に達したと判定すると、データ送信部14は、それまでにバッファ16に蓄積されていたデータを取得し(S62)、これら取得したデータを1つのリクエストとして集約して、データ受信部40へと送信する(S64)。

0039

ステップS64の後、集約条件決定部22が、データ受信履歴・データサイズ履歴記録部20から、ステップS60の間に記録されたデータの受信時刻および送信所要時間(例えば、年月日時分秒)ならびにデータサイズ(例えば、バイト数)からなるデータ受信履歴を取得する(S66)。

0040

さらに、集約条件決定部22は、ステップS66で取得されたデータ受信履歴に基づいて、新たな第1の集約条件を決定する(S68)。

0041

そして、集約条件決定部22は、このようにして決定した第1の集約条件を、集約条件蓄積部18に送る(S70)。

0042

集約条件蓄積部18は、蓄積している第1の集約条件を、集約条件決定部22から送られた第1の集約条件で上書きすることによって、第1の集約条件を更新する。これら更新された第1の集約条件は、次のリクエストのためのデータ集約のために使用される。

0043

その後、次のリクエストのためのデータ集約のために、ステップS50〜S64までの処理が実施され、データ送信部14が、更新された第1の集約条件および第2の集約条件に基づいて、データを1つのリクエストとして集約し、データ受信部40へ送る。さらにその後、ステップS66〜S70までの処理を実施し、第1の集約条件の更新を行う。このような処理を繰り返すことによって、集約条件決定部22が、リクエストに集約された各データの受信実績に応じて、第1の集約条件を動的に更新し、次のリクエストのためのデータ集約のために、集約条件蓄積部18に蓄積する。その後、リクエストに集約され送信されたデータが、バッファ16から削除され、次のリクエストのためのデータを受信する準備がなされる。

0044

以下に、ステップS68でなされる新たな第1の集約条件およびステップSa02でなされる第2の集約条件の算出方法、およびデータ送信部14においてなされる、第1の集約条件を満たしているか否か、および第2の集約条件に達しているか否かの判定方法について説明する。

0045

第1の集約条件は、通信プロトコルbで決定される「一度に送信可能なデータサイズ」を超えるデータの受信を待つことにより発生する、「データ集約のために次のデータの受信を待つことで時間を要し、データ送信に遅延が発生すること」を極力避けるために設定された条件である。このような第1の集約条件を決定するために、集約条件決定部22は、データ受信履歴・データサイズ履歴記録部20に記録されたデータサイズdの平均値μ標準偏差σを算出する。

0046

データ送信部14は、前述したように、送信されたデータサイズdを累積するが、例えば図4に示す蓄積データ1、2、3、4のように、通信プロトコルbで決定される「一度に送信可能なデータサイズf」に達するまでは、第1の集約条件を満たしていないと判定し、受信したデータをバッファ16に蓄積する。しかしながら、蓄積データ4を受信した時点で、その後、μ+3σのデータサイズを有するデータ5を受信することによって、「一度に送信可能なデータサイズの上限f」を超えることが見込まれる場合には、第1の集約条件を満たすと判定し、それまでに蓄積されているデータ1〜4を1つのリクエストとして集約し、送信する。

0047

このように、第1の集約条件は、通信プロトコルbで決定される「一度に送信可能なデータサイズf」と、データ受信履歴・データサイズ履歴記録部20に記録されたデータサイズdの平均値μおよび標準偏差σから決定される。

0048

第2の集約条件は、デバイス30から送信されるデータの受信間隔が長くなった場合に、データ集約のために次のデータの受信を待つことで時間を要し、データ送信に遅延が発生してしまうことを極力避けるために設定された条件である。このために、データ送信所要時間eの平均値よりも短い時間間隔で受信したデータを、1つに集約して送信した方が効率的であるとの考えの下、「時間長」閾値として第2の集約条件を決定している。

0049

このために、集約条件決定部22が、先ず、データ受信履歴・データサイズ履歴記録部20に記録されたデータ送信所要時間eをもとに、送信データ受領部12によって受信された各データのデータ送信所要時間eの平均値を算出する。集約条件決定部22はさらに、データ受信履歴・データサイズ履歴記録部20に記録されたデータ受信時刻cをもとに、送信データ受領部12によってデータが受信された時点から、次のデータが受信された時点までの間隔が、データ送信所要時間eの平均値よりも短い場合、これら2つのデータを「集約したほうがよいデータ群」と判定する。

0050

例えば、指定された期間のデータ送信所要時間eの平均値が、120ミリ秒(ms)であったとする。一方、図5(a)に示すように、前回のリクエストに集約されたデータのうち、データXが受信された時点t1から、次のデータYが受信された時点t2までの間隔が、100(ms)であり、前述したデータ送信所要時間eの平均値である120(ms)よりも短い場合、データXとデータYとを、「集約したほうがよいデータ群」と判定する。

0051

集約条件決定部22はさらに、このようにして得られた「集約したほうがよいデータ群」の一番古いデータであるデータXの受信時刻t1と、一番新しいデータであるデータYの次のデータであるデータZの受信時刻t3との差分が最も長い時間長を、第2の集約条件とする。すなわち、第2の集約条件は、このような「時間長」閾値である。図5(b)は、この「時間長」閾値が、215(ms)である例を示す図である。

0052

データ送信部14は、図6に示すように、直前データ送信後、次にデータを受信した時刻から、この「時間長」だけ待ち、その間に得られた全てのデータを集約し、1つのリクエストとして送信する。

0053

図1に図示されるように、デバイス30とデータ受信部40との間にデータ集約装置10を配置するネットワーク構成は、イーサネット登録商標)等のLAN、あるいは公衆回線専用回線を介して複数のLANが接続されるWAN等からなる。LANの場合には、必要に応じてルータを介した多数のサブネットから構成される。また、WANの場合には、公衆回線に接続するためのファイアウォール等を適宜備えているが、ここではその図示及び詳細説明を省略する。

0054

また、データ集約装置10は、例えば磁気ディスク等の記録媒体に記録されたプログラムや、インターネット等の通信ネットワークを介してダウンロードしたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって実現される。

0055

次に、以上のように構成した本実施形態に係るデータ集約方法が適用されたデータ集約装置10の動作について説明する。

0056

このデータ集約装置10は、デバイス30から送信されるデータを受信し、複数のデータを集約して、データ受信部40へ送信するための装置であり、図1に図示されるように、デバイス30から送信されたデータを受信する送信データ受領部12に加えて、データ送信部14、バッファ16、集約条件蓄積部18、データ受信履歴・データサイズ履歴記録部20、および集約条件決定部22が備えられている。

0057

集約条件蓄積部18には、データサイズ長に基づいて設定された第1の集約条件と、データの受信時間長によって設定された第2の集約条件とが格納されている。これら第1の集約条件および第2の集約条件は、過去の各データの受信実績に基づいて動的に設定される。したがって、本実施形態に係るデータ集約装置10を最初に利用する際には、集約条件蓄積部18に格納された第1の集約条件および第2の集約条件のデフォルト値が用いられる。それ以降は、第1の集約条件および第2の集約条件が、リクエストのデータの受信実績に基づいて動的に設定され、集約条件蓄積部18に格納される。

0058

このようなデータ集約装置10によってデータの集約を開始する際には、一定期間、データの集約を行わずに送信されたデータより得られ、データ受信履歴・データサイズ履歴記録部20に蓄積されたデータ送信情報より、集約条件決定部22は、データ受信履歴・データサイズ履歴記録部20から、データの受信時刻および送信所要時間(例えば、年月日時分秒)からなるデータ受信履歴を取得する。

0059

さらに、集約条件決定部22は、ステップSa01で取得されたデータ受信履歴に基づいて、第2の集約条件を決定する。

0060

そして、集約条件決定部22は、このようにして決定した第2の集約条件を、集約条件蓄積部18に送る。

0061

集約条件蓄積部18に格納された第1の集約条件および第2の集約条件は、データ送信部14によって取得される(S50)。

0062

そして、デバイス30から送信されたデータが、送信データ受領部12によって、デバイス30の識別番号(デバイスID)a、および、このデータ送信に使用された通信プロトコルbとともに受信される(S52)。さらに、送信データ受領部12からは、このデータを受信した受信時刻c、このデータのデータサイズd、およびこのデータ送信の所要時間eが、デバイスIDaおよび通信プロトコルbに加えて、データとともに、データ送信部14へ送られる(S54)。

0063

送信データ受領部12から送られたデータは、データ送信部14によって、バッファ16へ送られ、バッファ16に蓄積される(S56)。また、送信データ受領部12から送られたデバイスID a、通信プロトコルb、データの受信時刻c、データサイズd、およびデータ送信所要時間eも、データ送信部14によって、データ受信履歴・データサイズ履歴記録部20へと送られる(S58)。さらに、データ送信部14では、データサイズdが累積される。

0064

データ受信履歴・データサイズ履歴記録部20では、ステップS58においてデータ送信部14から送られたデバイスID a、通信プロトコルb、データの受信時刻c、データサイズd、およびデータ送信所要時間eが、図3に示されるように、紐付けられて記録される。

0065

また、データ送信部14では、累積されたデータサイズと、第1の集約条件とが比較される。さらに、累積されたデータ送信所要時間と、第2の集約条件とが比較される。そして、第1の集約条件を満たしておらず、第2の集約条件にも達していないと、データ送信部14によって判定されると、データの集約はまだ行われない。そして、送信データ受領部12による、デバイス30からの次のデータの受信が継続され、ステップS52〜S58の処理が繰り返される(S60)。

0066

一方、例えば、デバイス30からのN回目のデータ受信時(ただし、Nは、1以上の整数)において、データ送信部14によって、第1の集約条件を満たすか、または第2の集約条件に達したとの判定がなされると、それまでにバッファ16に蓄積されていたデータが、データ送信部14によってバッファ16から取得され(S62)、これら取得されたデータが、1つのリクエストとして集約され、データ送信部14からデータ受信部40へと送信される(S64)。

0067

ステップS64の後、集約条件決定部22によって、データ受信履歴・データサイズ履歴記録部20から、ステップS60の間に記録されたデータの受信時刻および送信所要時間(例えば、年月日時分秒)ならびにデータサイズ(例えば、バイト数)からなるデータ受信履歴が取得される(S66)。

0068

さらに、集約条件決定部22では、ステップS66で取得されたデータ受信履歴に基づいて、新たな第1の集約条件が決定される(S68)。

0069

そして、このようにして決定された第1の集約条件が、集約条件決定部22から集約条件蓄積部18へ送られる(S70)。

0070

集約条件蓄積部18では、蓄積している第1の集約条件が、集約条件決定部22から送られた第1の集約条件に上書きされることによって、第1の集約条件が更新される。これら更新された第1の集約条件および第2の集約条件は、次のリクエストのためのデータ集約のために使用される。

0071

その後、次のリクエストのためのデータ集約のために、ステップS50〜S64までの処理が実施され、更新された第1の集約条件および第2の集約条件に基づいて、データ送信部14によって、次のリクエストに各データが集約され、データ受信部40へ送られる。さらにその後、ステップS66〜S70までの処理が実施され、第1の集約条件が更新される。このような処理が繰り返されることによって、リクエストに集約された各データの受信実績に応じて、集約条件決定部22によって、第1の集約条件が動的に更新され、次のリクエストのためのデータ集約のために、集約条件蓄積部18に蓄積される。その後、リクエストに集約されたデータが、バッファ16から削除され、次のリクエストのためのデータを受信する準備がなされる。

0072

上述したように、本実施形態に係るデータ集約方法が適用されたデータ集約装置10においては、上記のような作用により、データサイズ長に基づいて設定された第1の集約条件と、データの受信時間長によって設定された第2の集約条件とに基づいてデータの集約がなされる。そして、第1の集約条件、および第2の集約条件ともに、送信されたリクエストの各データの受信実績に応じて動的に設定される。したがって、本実施形態に係るデータ集約方法が適用されたデータ集約装置10は、データを集約してリクエストを送信する場合であっても、不必要にデータを集約することを避け、適切なタイミングでリクエストを送信することが可能となるので、リクエストの送信が開始されるまでに、時間がかかりすぎ、それによって不都合が生じることを回避することが可能となる。

0073

以上、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかかる構成に限定されない。特許請求の範囲の発明された技術的思想範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと了解される。

0074

1〜5 データ、10データ集約装置、12送信データ受領部、14データ送信部、16バッファ、18集約条件蓄積部、20データ受信履歴・データサイズ履歴記録部、22 集約条件決定部、30デバイス、40 データ受信部、100 従来のデータ集約装置、102 送信データ受領部、104 データ送信部、106 バッファ、108集約閾値蓄積部、110 デバイス、120 データ受信部

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