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技術 表示装置、その制御方法及び表示制御プログラム

出願人 株式会社リコー
発明者 石津妙子中村円亮
出願日 2016年10月13日 (5年2ヶ月経過) 出願番号 2016-201438
公開日 2017年6月15日 (4年6ヶ月経過) 公開番号 2017-107178
状態 特許登録済
技術分野 デジタル計算機のユーザインターフェイス 表示装置の制御、回路
主要キーワード 分割画面毎 合成画像生成ステップ 投影サイズ 投影出力 分割表示画面 サンプリング変換 分割投影 面切り
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (14)

課題

分割画面から全画面への表示画面切り替わりに付随する不都合を改善する。

解決手段

複数の入力画像データを1の表示画面で表示する表示装置であって、表示画面を分割して、1以上の画像を同時に表示させる分割表示手段と、前記分割表示手段で表示させる前記1以上の画像を合成して合成画像を生成する合成画像生成手段と、分割画面表示全画面表示との表示の切り替えを制御する表示切替制御手段と、を有し、前記表示切替手段は、前記分割画面表示から前記全画面表示への表示切り替えを要求する切り替え要求受け付けると、前記合成画像を前記表示画面に表示させた状態で、各分割画面のコンテンツを終了させる制御を行う。

概要

背景

パーソナルコンピュータ(以下、「PC」と表記する)などの端末画面を、ネットワークを通じてプロジェクタから投影する機能は、よく知られている。これまでは、端末1つの画面をプロジェクタに全面(全画面)に投影するものが一般的であった。これに対して、近年、複数の端末の画面を、プロジェクタの表示画面を分割した画面(分割画面)にする機能を搭載するプロジェクタが考案されている。また、プロジェクタの表示画面は、分割画面と全画面とを切り替えて表示できるようになっている。

分割画面を表示する時は、分割画面毎にプロジェクタが端末からの投影要求を受けてジョブを生成し、それぞれの開始、終了を取り扱うことが一般的である。この場合、4画面分割では、4つのジョブが生成される。プロジェクタにて分割画面から全画面に切り替える際に、計算機資源の節約のため、分割画面のジョブを全て終了してから全画面のジョブを実行するように制御する。

しかし、そのような制御を行うと、図7に示されるように画面の切り替えの際に、分割画面が1つずつ減っていき、0個になったら全画面が表示されるという動作になり、ユーザに対する画面の遷移の表示がよくないという問題がある。

また、分割画面の表示の終了時に、画面をリセットしてから、分割のジョブを終了し全画面の表示を開始するという処理方法も考えられる。しかし、図8に示されるように画面のリセットは真っ黒な画面の表示となってしまい、黒画面が長く投影されることになり、やはりユーザへの見た目がよくない。なお、この画面のリセットは、分割画面と全画面の画像フォーマット又は投影サイズが異なる場合にハードウェア制約上、必要となるものである。

概要

分割画面から全画面への表示画面切り替わりに付随する不都合を改善する。複数の入力画像データを1の表示画面で表示する表示装置であって、表示画面を分割して、1以上の画像を同時に表示させる分割表示手段と、前記分割表示手段で表示させる前記1以上の画像を合成して合成画像を生成する合成画像生成手段と、分割画面表示全画面表示との表示の切り替えを制御する表示切替制御手段と、を有し、前記表示切替手段は、前記分割画面表示から前記全画面表示への表示切り替えを要求する切り替え要求受け付けると、前記合成画像を前記表示画面に表示させた状態で、各分割画面のコンテンツを終了させる制御を行う。

目的

本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、分割画面から全画面への表示画面の切り替わりに付随する不都合を改善することを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

複数の入力画像データを1の表示画面で表示する表示装置であって、表示画面を分割して、1以上の画像を同時に表示させる分割表示手段と、前記分割表示手段で表示させる前記1以上の画像を合成して合成画像を生成する合成画像生成手段と、分割画面表示全画面表示との表示の切り替えを制御する表示切替制御手段と、を有し、前記表示切替手段は、前記分割画面表示から前記全画面表示への表示切り替えを要求する切り替え要求受け付けると、前記合成画像を前記表示画面に表示させた状態で、各分割画面コンテンツを終了させる制御を行うことを特徴とする、表示装置。

請求項2

前記表示切替制御手段は、個々の分割画面のコンテンツの終了処理が終わって、全画面コンテンツ再生処理が開始された直後に、前記分割画面表示から前記全画面表示への画面の切り替えを行うことを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。

請求項3

前記表示切替制御手段は、個々の分割画面のコンテンツの終了処理が終わって、全画面のコンテンツ再生処理が開始された直後に、前記分割画面表示から前記全画面への画面の切り替えを行い、前記合成画像生成手段が全画面の最初の画像を生成するまでは、処理中である旨を表示することを特徴とする、請求項2に記載の表示装置。

請求項4

前記表示切替制御手段は、個々の分割画面のコンテンツの終了処理が終わって、全画面のコンテンツ再生処理の最初の画像の作成が完了した時に、分割画面表示から全画面表示への画面の切り替えを行うことを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の表示装置。

請求項5

前記表示切替制御手段は、全画面の最初の画像の作成が終わってから分割画面表示の終了を開始し、分割画面が全て終了し終えてから全画面表示へ切り替えることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の表示装置。

請求項6

前記表示切替制御手段は、前記分割画面表示から前記全画面表示への切り替えの際に、分割画面の中の1つを拡大表示する場合は、切り替えを行う前に表示していた前記合成画像を表示させた状態で、拡大表示する分割画面を除く分割画面のコンテンツを終了させ、分割画面の中に含まれない別のコンテンツを表示する際は、前記合成画像を表示させないで書く分割画面のコンテンツを終了させることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の表示装置。

請求項7

複数の入力画像データを1の表示画面で表示する表示装置の制御方法であって、前記表示装置の画像処理部が、表示画面を分割して、1以上の画像を同時に表示させる分割表示ステップと、前記画像処理部が、前記分割表示ステップで表示させる前記1以上の画像を合成して合成画像を生成する合成画像生成ステップと、前記画像処理部が、分割画面表示と全画面表示との表示の切り替えを制御する表示切替制御ステップと、を有し、前記画像処理部は前記表示切替ステップで、前記分割画面表示から前記全画面表示への表示切り替えを要求する切り替え要求を受け付けると、前記合成画像を表示画面に表示させた状態で、各分割画面のコンテンツを終了させる制御を行うことを特徴とする、表示装置の制御方法。

請求項8

複数の入力画像データを1の表示画面で表示する表示装置を、表示画面を分割して、1以上の画像を同時に表示させる分割表示手段と、前記分割表示手段で表示させる前記1以上の画像を合成して合成画像を生成する合成画像生成手段と、分割画面表示と全画面表示との表示の切り替えを制御する表示切替制御手段として機能させ、前記表示切替手段は、前記分割画面表示から前記全画面表示への表示切り替えを要求する切り替え要求を受け付けると、前記合成画像を表示画面に表示させた状態で、各分割画面のコンテンツを終了させる制御を行うように機能させることを特徴とする、表示制御プログラム

技術分野

0001

本発明は、表示装置、その制御方法及び表示制御プログラムに関し、特に、分割画面表示機能を有するものに関する。

背景技術

0002

パーソナルコンピュータ(以下、「PC」と表記する)などの端末画面を、ネットワークを通じてプロジェクタから投影する機能は、よく知られている。これまでは、端末1つの画面をプロジェクタに全面(全画面)に投影するものが一般的であった。これに対して、近年、複数の端末の画面を、プロジェクタの表示画面を分割した画面(分割画面)にする機能を搭載するプロジェクタが考案されている。また、プロジェクタの表示画面は、分割画面と全画面とを切り替えて表示できるようになっている。

0003

分割画面を表示する時は、分割画面毎にプロジェクタが端末からの投影要求を受けてジョブを生成し、それぞれの開始、終了を取り扱うことが一般的である。この場合、4画面分割では、4つのジョブが生成される。プロジェクタにて分割画面から全画面に切り替える際に、計算機資源の節約のため、分割画面のジョブを全て終了してから全画面のジョブを実行するように制御する。

0004

しかし、そのような制御を行うと、図7に示されるように画面の切り替えの際に、分割画面が1つずつ減っていき、0個になったら全画面が表示されるという動作になり、ユーザに対する画面の遷移の表示がよくないという問題がある。

0005

また、分割画面の表示の終了時に、画面をリセットしてから、分割のジョブを終了し全画面の表示を開始するという処理方法も考えられる。しかし、図8に示されるように画面のリセットは真っ黒な画面の表示となってしまい、黒画面が長く投影されることになり、やはりユーザへの見た目がよくない。なお、この画面のリセットは、分割画面と全画面の画像フォーマット又は投影サイズが異なる場合にハードウェア制約上、必要となるものである。

発明が解決しようとする課題

0006

特許文献1には、表示画面の切り替わりの画面遷移と表示画面に時間がかかる課題を改善する目的で、データ放送番組の受信を停止せず、全ての動作をマスクした状態で保持する内容が開示されている。特許文献1によれば、これにより、テレビ番組全画面表示からデータ放送番組表示へすばやく切替えることができるという。

0007

特許文献1は、表示画面の切り替わりの画面遷移を改善するという点では大まかな課題が共通する。しかしながら、前述したような表示画面の分割投影を終了させる際に、分割された画面が順に黒く塗りつぶされることにより、ユーザからの見栄えが悪くなるという課題は解決されない。

0008

本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、分割画面から全画面への表示画面の切り替わりに付随する不都合を改善することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

上記目的を達成する本発明の一態様は、複数の入力画像データを1の表示画面で表示する表示装置であって、表示画面を分割して、1以上の画像を同時に表示させる分割表示手段と、前記分割表示手段で表示させる前記1以上の画像を合成して合成画像を生成する合成画像生成手段と、分割画面表示と全画面表示との表示の切り替えを制御する表示切替制御手段と、を有し、前記表示切替手段は、前記分割画面表示から前記全画面表示への表示切り替えを要求する切り替え要求受け付けると、前記合成画像を前記表示画面に表示させた状態で、各分割画面のコンテンツを終了させる制御を行うことを特徴とする。

発明の効果

0010

本発明によれば、分割画面から全画面への表示画面切り替わりに付随する不都合を改善することが可能となり、ユーザに対する画面の表示の遷移でも悪くなるといったことが起きなくなる。

図面の簡単な説明

0011

本発明による実施形態のネットワーク構成例を示す図である。
上記実施形態の表示装置10のハードウェア構成例を示す図である。
上記実施形態の表示装置10の機能構成を示すブロック図である。
図3投影ジョブ管理手段111が実行する処理の流れを示す図である。
上記実施形態における全画面投影時の投影画面例を示す図である。
上記実施形態における分割投影時の投影画面例及び投影用バッファ使用態様を示す図である。
従来技術の問題点を説明するための図(その1)である。
従来技術の問題点を説明するための図(その2)である。
上記実施形態における表示切替処理の流れを示す図である。
上記表示切替処理における投影面を示す図である。
上記実施形態において、表示切替処理を行う場合/行わない場合の表示態様を示す図である。
上記実施形態において、全画面表示時の表示態様について説明するための図である。
実施形態2の表示態様について説明するための図である。

実施例

0012

<実施形態1>
本発明の実施の形態を説明する。以下に開示する実施形態においては、プロジェクタにおける分割画面の投影から全画面の投影に切り替える処理に際し、以下の特徴を有する。

0013

要するに、分割画面を終了させる際に、各ネットワーク端末の最後の画面を残すように処理した上でプロジェクタを終了させることで、ユーザからは、分割画面が同時に消え、全画面の投影が始まったように見えることが特徴になっている。このような特徴について、以下に図面を用いて詳細に解説する。

0014

<ハードウェア構成例>
図1は、本実施形態のネットワーク構成例を示す図である。
また、図2に、図1中の表示装置10のハードウェア構成例を示す。

0015

図1に示すように、本実施形態においては、無線ローカルエリアネットワークなどのネットワーク12を介して、複数のPC(Personal Computer)11と表示装置10とが所定のプロトコル通信可能に接続されている。表示装置10は、PC11(PC11a〜11dの総称)から表示することを指示されている画像を、投射面投射する。表示装置10は、プロジェクタの一実施形態である。

0016

図2に示されるように、表示装置10は、CPU(中央演算装置)100、メモリ101、操作部102、投影部103、音声出力部104、画像処理部105、ネットワークI/F(インターフェイス)106、外部機器I/F107を有する。

0017

画像処理部105は、入力された映像データ又は静止画像データ(以下、単に「入力画像データ」と呼ぶ)を、所定のフォーマットに基づき画像処理し、投影の条件に応じて変倍、及び/又は回転などの処理を行う、画像処理専用のハードウェアである。画像処理部105で画像処理された画像データは、投影部103に出力される。

0018

投影部103は、画像処理部105から出力されたRGBの映像信号(画像データ)をスクリーンに投影する。投影部103は、投影光学系などからなる。

0019

なお、表示装置10は、ネットワークI/F106又は外部機器I/F107から表示装置10に入力されるマルチメディアストリーム等を映像と音声とに分離する分離手段を備えていてもよい。

0020

メモリ101等には、表示装置10のファームウェアが記憶されている。ファームウェアは、図2に示したようなハードウェアを利用して所定の機能の提供を実現するものである。このようなソフトウェアプログラムがCPU100により呼び出され、実行されることにより、図3に示すような機能構成が提供される。また、これらソフトウェアプログラムは、CPU100及び画像処理部105などのハードウェアを利用して所定の処理を遂行する。

0021

操作部102は、表示装置10に設けられた物理的なボタンであり、このボタンが押下されることで生成される操作信号、あるいは、表示装置10と通信するリモートコントローラからの操作信号を受信することでユーザからの指示が入力される。

0022

音声出力部104は、スピーカー又は音声処理回路等により実現される。入力画像データが映像データの場合、映像データから音声信号を抽出し、デコード又はサンプリング変換等を行い、音声出力の条件に応じて音声を出力する。

0023

外部機器I/F107は、USBメモリ又はSDカード等の外部ストレージから、入力画像データを取得する。ネットワークI/F106は、有線ネットワーク又は無線ネットワークを介して、外部の機器から入力画像データを取得する。

0024

<機能構成>
図3は、表示装置10の機能ブロック図である。図3に示す各手段は、画像処理部105又はCPU100がソフトウェアプログラムを実行することにより提供される機能である。以下、個々の機能ブロック図について説明する。

0025

画像データ取得手段110は、外部機器I/F107を通じて、USBメモリ又はSDカード(登録商標)などの外部ストレージに蓄積されているコンテンツのデータを取得する。あるいは、ネットワークI/F106を通じて、ネットワーク12を介した接続を行い、PC11、タブレット端末、又はスマートフォン端末などからコンテンツのデータを取得する。

0026

投影ジョブ管理手段110は、投影に関するジョブを管理する。ユーザからのコンテンツの再生停止要求に対して、ジョブの生成/削除の管理や、ジョブに応じて投影方法を決定する。

0027

分割表示手段112は、表示画面を分割して、1以上の画像を同時に表示させる機能を備える。合成画像生成手段113は、分割表示手段112で表示させる1以上の画像を合成し合成画像を生成する機能を備える。表示切替制御手段114は、分割画面表示と全画面表示との表示の切り替えを制御する機能を備える。

0028

画像データ出力手段115は、表示切替制御手段114などから入力された画像データをRGB画像信号に変換し、後段の投影部103にRGB画像信号を出力する機能を備える。

0029

<分割画面表示>
次に、投影ジョブ管理手段111を中心に分割画面の表示について詳細に述べる。図4を参照して、ジョブの生成について説明する。図4は、コンテンツの再生要求を入力された投影ジョブ管理手段111が実行する処理の流れを示す図である。

0030

全画面に投影したいコンテンツを表示する場合は、1つのジョブで実現できるが、分割画面で画面のそれぞれに別のコンテンツを表示する場合は、それぞれについて画像データ取得部で以下の機能が必要となるため、複数のジョブを作成して実行する必要がある。

0031

そこで、図4に示すように、投影ジョブ管理手段111が、ユーザからコンテンツの再生要求を受けて(S101)、ジョブを生成する。ジョブの生成に際しては、まず、現在、表示装置10にて分割表示中であるか否かを判断し(S102)、分割表示中であれば、投影ジョブ数が分割数を超えない限りは、投影ジョブを作成する(S107→S105)。たとえば、4分割の場合、4つまで投影ジョブを作成する。

0032

ジョブ数については、投影ジョブ管理手段は、管理しているジョブを保持しており、その数を数えることでジョブ数を取得することができる。分割数については、表示装置の投影ジョブ管理手段が保持している設定値を用いる。設定値は表示装置があらかじめ保持していてもよいし、表示装置にユーザが設定してもよい。また、端末から設定させるのでもよい。

0033

表示装置10にて分割表示中でない場合(S102/No)、他に実行中のジョブがあるか否かを確認して(S103)、他に実行中のジョブがある場合は当該ジョブを強制的に終了させて(S104)、投影ジョブを作成する(S105)。

0034

他に実行中のジョブがあるか否かは、投影ジョブ管理手段が保持しているジョブがあるか否かで判断する。

0035

投影ジョブ管理手段111により投影ジョブが作成された場合(S105)、表示切替制御手段114により表示画面の切り替えを行った後、画像データ出力手段115などを利用して投影処理を実行する(S106)。

0036

投影出力
続いて、画像データ出力手段115及び投影部103での分割投影時と全画面投影時の処理について説明する。全画面投影時は、画像処理部105で作成した全画面用画像を、画像データ出力手段115でRGB画像信号に変換して投影部103で投影する。図5に、全画面投影時の投影画面例を示す。

0037

次に、分割投影時は、分割表示手段112で作成した個々の画像を、合成画像生成手段113が1枚の画像に合成する。合成した一枚の画像を画像データ出力手段115RGBに変換して投影画面として出力する。投影ジョブ管理手段は、分割画面のどの位置にどのジョブの画像を配置するかも管理し、表示切替制御手段に指定する。

0038

図6に、分割投影時の投影画面例及び投影用バッファの使用態様を示す。図10に示されるように、合成画像生成手段113は、分割画像群を投影用バッファに張り付けるような要領で投影画面を合成する。

0039

表示切替時の問題点>
上述のようなフローで実現する分割表示は、分割表示を切り替えて全画面表示に遷移するときに、見栄えが悪くなるという問題点がある。この切り替え、画面遷移は、一瞬でおこなうことができない。なぜならば、分割画面から全画面に切り替えるには、次のことを行う必要があるである。
1.全画面投影のジョブの実行を開始して、全画面の先頭の画像を作成する
2.分割画面から全画面の画像を表示する際に、画面のリセットを行う

0040

1について説明すると、例えば、分割画面のジョブが最大4つ実行されている状態では、全画面のジョブを作成することになる。この場合、処理の方法としては2通り考えられる。一つには、分割画面のジョブを実行したままで、全画面のジョブを作成する方法である。しかしながら、この場合、ジョブが合計5つになってしまい、メモリ101及びCPU100の資源枯渇する可能性がある。なお、この場合の画面遷移は、図7に示すようなものになる。

0041

二つ目の方法としては、分割画面のジョブを終了してから全画面のジョブを作成する方法である。資源に限りがあるため、全画面のジョブの開始は、分割画面のジョブを終了してから行う必要がある。この場合は、計算機資源枯渇の心配はないが、分割画面を1つずつ終了させることになる。図8にこの場合の画面遷移を示す。

0042

図7に示すように、第1の方法では、分割画面の終了中の画面全体や、分割画面の終了時の画面全体に示すように、ブラックアウトした画面が提示されてしまい、見栄えが悪い。一方で、第2の方法でも図8に示すように、分割画面の終了中や完了時にやはりブラックアウト画面が提示されてしまい、なおさら見栄えが悪い。

0043

次に、分割画面から全画面表示に切り替える際に画面のリセットが必要になることについて説明する。これは、図2に示したようなハードウェアの仕様として、画像のフォーマット又は出力のサイズが変わる場合は、投影を中止して投影用バッファを生成し直さなければならないことが理由である。分割画面から全画面への切り替えは、出力のサイズが変わるため、バッファの生成のし直しが必要となる。分割画面と全画面の画像フォーマット又は投影サイズが異なる場合は、ハードウェアの制約上、画面のリセットが必要ということである。

0044

<表示切替処理>
本実施形態においては、上述の問題点に鑑み、分割画面から全画面への画面の切り替わりの際に、以下に述べる特徴を備えるため、同問題点を解決している。解決方法は、要するに、ジョブの生成により、分割画面を表示した後、全画面表示に切り替える場合は、分割画面のジョブを終了させて全画面を表示させることである。図9に、この処理のフローを示す。図9のフローは、特に言及がない限り、表示切替制御手段114が実行する。

0045

投影ジョブ管理手段111がユーザから画面切り替え要求を受け付けたら(S201)、表示切替制御手段114は、複数画面を表示中であるかを投影数で判断する(S202)。投影数が2以上であれば(S202/Yes)、最後のフレームを表示させたまま(S203)、投影のジョブを終了させていく(S204)。ここでは、個々のジョブでの最後の画面は表示されたままなので、一見するとジョブが続いているように見える(図10)。

0046

表示切替制御手段は、投影ジョブ管理手段から投影開始要求や投影終了要求を受ける。
投影開始要求や投影終了要求を受けた数により、投影数を更新し、その値を保持しておく。(投影開始要求を受けたら+1し、投影終了要求を受けたら−1する。画面切り替えでジョブを終了させたら、−1していく)投影開始要求の中に画面切り替えの設定を持たせることで、表示切替手段は画面切り替えのフローに入るかを判断する。

0047

投影数が最後の1つになったら(S202/No)、最後の1つの投影ジョブを終了させ(S205)、投影画面をリセットする(S206)。S206の結果、画面のリセットで黒画面となる。その後、切り替え後の投影処理を開始し(S207)、全画面が表示される。

0048

上述のように処理を行うと、図10に示すように、分割表示から全画面へ切り替わる際に、投影を終了する分割表示中の画面の最後のフレームが投影面に残ることにより、分割画面から全画面への表示画面の切り替わりに付随する不都合が改善する。

0049

さらに、上述の処理では、分割画面の終了後は、分割画面の終了時に投影されていた画像が表示されており、全画面の処理が始まったときに全画面への画面を切り替えている。このとき、切り替えた画面は、初期画面(黒塗りつぶし)となるので、全画面の表示の処理が始まったことがユーザに伝わるという効果がある。

0050

<表示切替処理の変形例>
なお、分割表示の終了時においては、絵を残して終了するモードと、絵を残さず終了するモードの2つを用意することが好ましい。すなわち、図9のフローを行い、図10のような表示態様を得るモードと、図11に示すような絵を残さず終了する表示態様を得るモードを有することが好ましい。

0051

表示切替制御手段114は、このモードを選択して終了するといった処理を実行する。そのことで、分割表示から、全画面表示への切り替え時や分割表示の終了時には、絵を残したまま終了し、1つずつ終了させていくのが視認できるような見栄えの悪さをなくすことができ、分割表示中の個々の分割画面の終了時には、終了したジョブの画面のみ消すことができる。

0052

さらに、表示切替制御手段114は、とりわけ、全画面表示時に、画面を残して終了しない。図12に全画面表示時の表示態様を示す。図12の一番左の図は、コンテンツ投影中コンテンツ画像投影画像の関係を示したものである。これが、絵を残したままであると、図12の一番右の図のように、コンテンツの画面と待ちうけ画面が一緒に投影されてしまう。

0053

分割表示時にこうならないのは、個々の分割表示が終了して分割表示画面全体を終了する時に、図12の中央の図と同じになるように、画面全体を終了しているためである。このように、画面の切り替え時には、一度画面全体を終了させる必要があるため、全画面表示時は、画面を残したまま終了するようなことはしないことが好ましい。

0054

<実施形態2>
以下、上記実施形態1と同等の構成であるが、分割画面から全画面への見かけ上の切り替わりタイミングに関して、以下の特徴を備える実施形態を開示し、これらの各構成のもたらす技術的意義について述べる。

0055

まず本実施形態においては、表示切替制御手段114は、個々の分割画面のコンテンツの終了処理が終わって、全画面のコンテンツ再生処理が開始された直後に、分割画面から全画面への画面の切り替えを行う。そして、全画面の最初の画像の生成が終了するまでは、処理中である旨を表示することが好ましい。

0056

図13に、本例の表示態様を示し、以下に説明する。図13の「全画面処理開始時」に黒画面を表示する態様は、上述の「表示切替処理」で述べた処理の表示態様である。これに対して、「お待ちください」などの処理中である旨の表示をする態様(二段目)が、本変形例の表示態様である。このように構成する場合、分割画面の終了後は、終了時に投影されていた画像が、全画面の表示の処理が始まったことがユーザに伝わるという効果がある。

0057

これとは異なり、表示切替制御手段114は、個々の分割画面のコンテンツの終了処理が終わって、全画面のコンテンツ再生処理の最初の画像を画像処理部が作成完了した時に、分割画面から全画面への画面の切り替えを行うことも好ましい。この場合の表示態様は、図13の三段目となる。この表示態様の場合、ユーザに、分割画面から全画面への切り替え時に、処理中の画面をほとんど見せることなく切り替えられるという効果がある。

0058

さらに、全画面の最初の画像の作成が終わってから分割画面の終了を開始し、分割画面が全て終了し終えてから全画面へ切り替えることも好ましい。この場合、分割画面から全画面への切り替え時間が短いという効果がある。

0059

<実施形態3>
さらに、上述した実施形態1,2の表示切替制御を、分割画面のコンテンツのうち一つを全画面化する場合には適用し、この場合に該当しない全画面化の際は適用しないという制御を行うことも好ましい。後者の場合は見栄えがあまり問題とならないため、このように構成することによって実施形態1,2の表示切替制御に必要な計算機資源を節約できる。

0060

10表示装置
103投影部
105画像処理部
110画像データ取得手段
111投影ジョブ管理手段
112分割表示手段
113合成画像生成手段
114表示切替制御手段
115画像データ出力手段

先行技術

0061

特開2008−236314号公報

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