図面 (/)

技術 加熱調理器、及び加熱調理器用のレシピデータのデータ構造

出願人 リンナイ株式会社
発明者 森口誠冶稲熊富世小川尚久鈴木幸弘
出願日 2015年12月11日 (4年7ヶ月経過) 出願番号 2015-242300
公開日 2017年6月15日 (3年1ヶ月経過) 公開番号 2017-106692
状態 特許登録済
技術分野 ストーブまたはレンジの細部1 気体燃料用ストーブまたはレンジ 電気ストーブ又はレンジ 誘導加熱調理器
主要キーワード 一定モード 変数パラメータ 温度キー 温度設定モード プッシュオープン式 消火制御 一定火力 実行順位
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年6月15日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

ガスコンロ等の加熱調理器の加熱部の作動に関する複数の機能を的確に利用して、種々様々なレシピに基づく調理を行うことを可能とする加熱調理器を提供する。

解決手段

加熱調理器1の制御装置は、複数のレシピのそれぞれに対応するレシピデータ外部機器50から取得する。レシヒ゜データは、加熱部10a,10bの複数の基本作動モードのうち、使用すべき基本作動モードの種別と、各基作動モードでの加熱部10a,10bの作動の実行順番とを規定するように構成されていると共に、各基本作動モードに係る作動制御用の変数パラメータ指定値を示すデータを含む。

概要

背景

ガスコンロ等の加熱調理器に関し、例えば特許文献1に見らるように、携帯情報端末スマートフォン)に記憶保持したレシピに基づく調理を行う場合に、該レシピに基づく調理で使用する加熱調理器の調理機能(例えば温度キープ機能)に関する設定情報(例えば設定温度)を携帯情報端末から加熱調理器に送信するシステムが知られている。

概要

ガスコンロ等の加熱調理器の加熱部の作動に関する複数の機能を的確に利用して、種々様々なレシピに基づく調理を行うことを可能とする加熱調理器を提供する。加熱調理器1の制御装置は、複数のレシピのそれぞれに対応するレシピデータ外部機器50から取得する。レシヒ゜データは、加熱部10a,10bの複数の基本作動モードのうち、使用すべき基本作動モードの種別と、各基作動モードでの加熱部10a,10bの作動の実行順番とを規定するように構成されていると共に、各基本作動モードに係る作動制御用の変数パラメータ指定値を示すデータを含む。

目的

本発明は、ガスコンロ等の加熱調理器の加熱部の作動に関する複数の機能を的確に利用して、種々様々なレシピに基づく調理を行うことを可能とする加熱調理器を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

調理対象被加熱物を加熱する複数の加熱部と、各加熱部の作動制御を行う制御装置とを備えた加熱調理器であって、前記制御装置は、前記複数の加熱部のうちの1つ以上の特定加熱部のそれぞれを、該特定加熱部の作動パターンがあらかじめ定められた複数の基本作動モードで作動させる機能と、複数のレシピのそれぞれに対応してあらかじめ作成されたレシピデータであって、各レシピに基づく調理のための前記特定加熱部の作動が、前記複数の基本作動モードのうちの1つ以上の基本作動モードでの作動により構成される作動となるように該特定加熱部の作動を規定する調理条件データを少なくとも含むレシピデータを、外部機器との通信を行うことにより該外部機器から取得する機能と、前記レシピデータを取得した各レシピに基づく調理を行うとき、該レシピに対応する調理条件データに応じて前記特定加熱部の作動を制御する機能とを備えており、前記各レシピに対応する調理条件データは、前記複数の基本作動モードのうちの使用すべき基本作動モードの種別と、当該使用すべき各基本作動モードでの前記特定加熱部の作動の実行順番とを規定するように構成されていると共に、当該使用すべき各基本作動モードでの前記特定加熱部の作動制御用の変数パラメータのあらかじめ設定された指定値であって、前記特定加熱部の加熱出力、被加熱物の温度、及び経過時間のうちの少なくともいずれかを含む変数パラメータの指定値を示すデータを含むように構成されていることを特徴とする加熱調理器。

請求項2

請求項1記載の加熱調理器において、前記複数の基本作動モードは、前記被加熱物としての水を沸騰させた後、一定の加熱出力に保つように前記特定加熱部を作動させる湯沸しモードと、前記被加熱物としてのゆでもの調理物を浸漬させた水を沸騰させた後、加熱出力を所定のパターンで調整するように前記特定加熱部を作動させるゆでものモードと、前記被加熱物の温度を目標温度に維持するように前記特定加熱部を作動させる温度設定モードと、前記特定加熱部を一定の加熱出力で作動させる加熱出力一定モードと、前記特定加熱部の加熱出力を一定時間、停止する余熱モードとを含むことを特徴とする加熱調理器。

請求項3

請求項1又は2記載の加熱調理器において、加熱能力が互いに異なる複数の加熱部を前記特定加熱部として備えており、前記複数のレシピのうち、前記加熱能力が互いに異なる複数の特定加熱部のそれぞれで調理可能な各レシピに対応する前記レシピデータは、当該複数の特定加熱部のそれぞれ毎の前記調理条件データを含んでおり、前記制御装置は、当該複数の特定加熱部のそれぞれで調理可能な各レシピに基づく調理を行うとき、使用者による当該加熱調理器の所定の操作により当該複数の特定加熱部のうちから選択された特定加熱部に対応する調理条件データを用いて該特定加熱部の作動制御を行うように構成されていることを特徴とする加熱調理器。

請求項4

請求項1〜3のいずれか1項に記載の加熱調理器において、前記各レシピに対応するレシピデータは、該レシピに基づく調理に要する予想時間を示すデータを含むことを特徴とする加熱調理器。

請求項5

請求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱調理器において、前記各レシピに対応するレシピデータは、該レシピに基づく調理の実行時に、該調理に関して前記制御装置の制御により出力される報知出力の内容と、該報知出力の発生タイミングとを示すデータを含むことを特徴とする加熱調理器。

請求項6

複数の加熱部のうちの1つ以上の特定加熱部のそれぞれを、該特定加熱部の作動パターンがあらかじめ定められた複数の基本作動モードで作動させ得るように構成された加熱調理器で、あらかじめ作成されたレシピに基づく調理を行うために該加熱調理器に与えるレシピデータのデータ構造であって、前記レシピに基づく調理のための前記特定加熱部の作動を規定する調理条件データを少なくとも含んでおり、前記調理条件データは、前記複数の基本作動モードのうちの使用すべき基本作動モードの種別と、当該使用すべき各基本作動モードでの前記特定加熱部の作動の実行順番とを規定するように構成されていると共に、当該使用すべき各基本作動モードでの前記特定加熱部の作動制御用の変数パラメータのあらかじめ設定された指定値であって、前記特定加熱部の加熱出力、被加熱物の温度、及び経過時間のうちの少なくともいずれかを含む変数パラメータの指定値を示すデータを含むように構成されていることを特徴とする加熱調理器用のレシピデータのデータ構造。

技術分野

0001

本発明は、ガスコンロ等の加熱調理器に関する。

背景技術

0002

ガスコンロ等の加熱調理器に関し、例えば特許文献1に見らるように、携帯情報端末スマートフォン)に記憶保持したレシピに基づく調理を行う場合に、該レシピに基づく調理で使用する加熱調理器の調理機能(例えば温度キープ機能)に関する設定情報(例えば設定温度)を携帯情報端末から加熱調理器に送信するシステムが知られている。

先行技術

0003

特開2015−158345号公報

発明が解決しようとする課題

0004

特許文献1に見られる如きシステムでは、加熱調理器と携帯情報端末との通信によって、適宜、携帯情報端末から種々様々なレシピに基づく調理用のデータを加熱調理器に与えることができる。このため、多数のレシピについての調理用のデータを、加熱調理器のメモリに記憶保持させておかなくとも、該加熱調理器で種々様々なレシピに基づく調理を行うことが可能となる。

0005

一方、種々様々なレシピのうちには、加熱調理器の加熱部の作動に関する単一の調理機能だけでは、最適な調理を行うことが難しく、加熱調理器の加熱部の作動に関する複数の調理機能を適切な順番で実行することが必要となるレシピも多々ある。

0006

しかしながら、特許文献1に見られる技術では、加熱調理器の複数の調理機能を必要とするレシピに基づく調理を行う場合のデータ処理もしくは制御処理については十分に検討されていない。

0007

そこで、本発明は、ガスコンロ等の加熱調理器の加熱部の作動に関する複数の機能を的確に利用して、種々様々なレシピに基づく調理を行うことを可能とする加熱調理器を提供することを目的とする。

0008

また、かかる加熱調理器を実現するために好適なレシピデータデータ構造を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

本発明の加熱調理器は、上記目的を達成するために、調理対象被加熱物を加熱する複数の加熱部と、各加熱部の作動制御を行う制御装置とを備えた加熱調理器であって、
前記制御装置は、前記複数の加熱部のうちの1つ以上の特定加熱部のそれぞれを、該特定加熱部の作動パターンがあらかじめ定められた複数の基本作動モードで作動させる機能と、複数のレシピのそれぞれに対応してあらかじめ作成されたレシピデータであって、各レシピに基づく調理のための前記特定加熱部の作動が、前記複数の基本作動モードのうちの1つ以上の基本作動モードでの作動により構成される作動となるように該特定加熱部の作動を規定する調理条件データを少なくとも含むレシピデータを、外部機器との通信を行うことにより該外部機器から取得する機能と、前記レシピデータを取得した各レシピに基づく調理を行うとき、該レシピに対応する調理条件データに応じて前記特定加熱部の作動を制御する機能とを備えており、
前記各レシピに対応する調理条件データは、前記複数の基本作動モードのうちの使用すべき基本作動モードの種別と、当該使用すべき各基本作動モードでの前記特定加熱部の作動の実行順番とを規定するように構成されていると共に、当該使用すべき各基本作動モードでの前記特定加熱部の作動制御用の変数パラメータのあらかじめ設定された指定値であって、前記特定加熱部の加熱出力、被加熱物の温度、及び経過時間のうちの少なくともいずれかを含む変数パラメータの指定値を示すデータを含むように構成されていることを特徴とする(第1発明)。

0010

かかる第1発明によれば、前記制御装置が、前記外部機器との通信によって取得する各レシピに対応するレシピデータは、上記の如く構成された調理条件データを含む。そして、制御装置は、前記レシピデータを取得した各レシピに基づく調理(以降、レシピ調理ということがある)を行うとき、該レシピに対応する調理条件データに応じて前記特定加熱部の作動を制御する。

0011

このため、本発明の加熱調理器では、前記複数の基本作動モードのうちの任意の単一の基本作動モードでの特定加熱部の作動だけを用いるレシピ調理だけでなく、2つ以上の基本作動モードでの特定加熱部の作動を所定の順番に行うレシピ調理をも実現できることとなる。

0012

また、この場合、各レシピに対応するレシピデータは、前記特定加熱部の加熱出力、被加熱物の温度、及び経過時間のうちの少なくともいずれかを含む変数パラメータの指定値を示すデータを含む。

0013

従って、レシピ調理で使用する各基本作動モードでの特定加熱部の作動の実行期間における該特定加熱部の加熱出力の値、該特定加熱部の作動制御用の被加熱物の温度の値(例えば目標値、作動制御の切替えタイミングを規定する温度の値等)、あるいは、該特定加熱部の作動制御用の経過時間の値(各基本作動モードでの特定加熱部の作動の実行期間の開始時から終了時までの経過時間の目標値、該実行期間中に所定のタイミングから他の所定のタイミングまでの経過時間の目標値等)を、調理条件データによって指定し得る。

0014

従って、前記複数の基本作動モードのうちの1つ基本作動モードでの特定加熱部の作動だけを使用するレシピ調理だけでなく、複数の基本作動モードでの特定加熱部の作動を使用するレシピ調理をも実現できる。

0015

また、この場合、各レシピ調理に使用する各基本作動モードでの特定加熱部の作動制御用の変数パラメータ(加熱出力、温度、経過時間等)の値が、前記レシピデータの作成段階であらかじめ、該レシピ調理に最適な値に指定され得る。

0016

よって、第1発明によれば、ガスコンロ等の加熱調理器の加熱部の作動に関する複数の機能(複数の基本作動モードでの特定加熱部の作動)を的確に利用して、種々様々なレシピに基づく調理(レシピ調理)を行うことが可能となる。

0017

上記第1発明では、前記複数の基本作動モードは、前記被加熱物としての水を沸騰させた後、一定の加熱出力に保つように前記特定加熱部を作動させる湯沸しモードと、前記被加熱物としてのゆでもの調理物を浸漬させた水を沸騰させた後、加熱出力を所定のパターンで調整するように前記特定加熱部を作動させるゆでものモードと、前記被加熱物の温度を目標温度に維持するように前記特定加熱部を作動させる温度設定モードと、前記特定加熱部を一定の加熱出力で作動させる加熱出力一定モードと、前記特定加熱部の加熱出力を一定時間、停止する余熱モードとを含むことが好ましい(第2発明)。

0018

これによれば、上記の5種類の基本作動モードのうちの2つ以上の基本作動モードでの特定加熱部の作動を、適当な順番で組み合わせることで、種々様々な多数のレシピ調理を加熱調理器で的確に実行することが可能となる。

0019

補足すると、上記第2発明では、各基本作動モードに係る前記変数パラメータとして、例えば次のような変数パラメータを採用し得る。

0020

すなわち、前記湯沸しモードでは、例えば、前記水の沸騰前における前記特定加熱部の加熱出力の値と、前記水の沸騰後における前記特定加熱部の加熱出力の値(湯沸しモードにおける前記一定の加熱出力の値)と、前記水の沸騰後、湯沸しモードでの作動を終了するタイミングまでの経過時間と、前記水の沸騰を検知するための該水の温度に関する閾値(単位時間当たりの温度変化量の閾値)とのうちの少なくともいずれか1つを前記変数パラメータとして採用し得る。

0021

また、前記ゆでものモードでは、例えば、前記水の沸騰前における前記特定加熱部の加熱出力の値と、前記水の沸騰後における前記特定加熱部の加熱出力の変化のパターンを規定する値と、前記水の沸騰後、ゆでものモードでの作動を終了するタイミングまでの経過時間の値と、前記水の沸騰を検知するための該水の温度に関する閾値(単位時間当たりの温度変化量の閾値)とのうちの少なくともいずれか1つを前記変数パラメータとして採用し得る。

0022

また、前記温度設定モードでは、例えば、被加熱物の温度が目標温度に到達するまでの特定加熱部の加熱出力の値と、目標温度の値と、温度設定モードでの作動を開始してから、もしくは被加熱物の温度が目標温度に到達してから、該温度設定モードでの作動を終了するタイミングまでの経過時間の値とのうちの少なくともいずれか1つを前記変数パラメータとして採用し得る。

0023

また、前記加熱出力一定モードでは、例えば、該加熱出力一定モードでの前記一定の加熱出力の値と、該加熱出力一定モードでの作動を開始してから、該加熱出力一定モードでの作動を終了するタイミングまでの経過時間の値とのうちの少なくともいずれか1つを前記変数パラメータとして採用し得る。

0024

また、前記余熱モードでは、例えば、該余熱モードの実行期間の開始タイミングから終了タイミングまでの経過時間の値を前記変数パラメータとして採用し得る。

0025

上記第1発明又は第2発明では、加熱調理器は、加熱能力が互いに異なる複数の加熱部を前記特定加熱部として備えていてもよい。

0026

この場合、前記複数のレシピのうち、前記加熱能力が互いに異なる複数の特定加熱部のそれぞれで調理可能な各レシピに対応する前記レシピデータは、当該複数の特定加熱部のそれぞれ毎の前記調理条件データを含んでおり、前記制御装置は、当該複数の特定加熱部のそれぞれで調理可能な各レシピに基づく調理を行うとき、使用者による当該加熱調理器の所定の操作により当該複数の特定加熱部のうちから選択された特定加熱部に対応する調理条件データを用いて該特定加熱部の作動制御を行うように構成されていることが好ましい(第3発明)。

0027

これによれば、前記加熱能力が互いに異なる複数の特定加熱部のそれぞれで調理可能な各レシピ(以降、複数加熱部対応レシピということがある)に対応する前記レシピデータを前記制御装置が前記外部機器から取得する際には、使用する特定加熱部を指定することを必要とせずに、当該複数の特定加熱部のそれぞれ毎の調理条件データを含むレシピデータを制御装置が取得することができる。

0028

そして、複数加熱部対応レシピに基づく調理の実行時には、制御装置は、該調理のために使用者が選択した特定加熱部に適合する調理条件データを自動的に用いて、該特定加熱部の作動制御を行うことができる。

0029

従って、前記複数の特定加熱部のいずれを用いても、複数加熱部対応レシピに基づく調理を、特定加熱部の加熱能力に適合する作動により、的確に行うことができる。

0030

上記第1〜第3発明では、前記各レシピに対応するレシピデータは、該レシピに基づく調理に要する予想時間を示すデータを含むことが好ましい(第4発明)。

0031

これによれば、前記制御装置は、上記予想時間を、加熱調理器に搭載された表示器もしくはスピーカ等を介して使用者に知らせることが可能となる。

0032

また、上記第1〜第4発明では、前記各レシピに対応するレシピデータは、該レシピに基づく調理の実行時に、該調理に関して前記制御装置の制御により出力される報知出力の内容と、該報知出力の発生タイミングとを示すデータを含むことが好ましい(第5発明)。

0033

これによれば、前記制御装置は、レシピ調理の実行時に、該調理に関する任意の報知出力を適切なタイミングで出力させることができる。この場合、当該報知出力としては、例えば、使用者に、必要な調理作業調理容器への具材もしくは調味料投入、調理容器の蓋の装着もしくは脱離、調理容器内の調理物の撹拌等)を促す報知出力、あるいは、調理の完了を示す報知出力等を採用し得る。

0034

また、本発明の加熱調理器用のレシピデータのデータ構造は、複数の加熱部のうちの1つ以上の特定加熱部のそれぞれを、該特定加熱部の作動パターンがあらかじめ定められた複数の基本作動モードで作動させ得るように構成された加熱調理器で、あらかじめ作成されたレシピに基づく調理を行うために該加熱調理器に与えるレシピデータのデータ構造であって、
前記レシピに基づく調理のための前記特定加熱部の作動を規定する調理条件データを少なくとも含んでおり、
前記調理条件データは、前記複数の基本作動モードのうちの使用すべき基本作動モードの種別と、当該使用すべき各基本作動モードでの前記特定加熱部の作動の実行順番とを規定するように構成されていると共に、当該使用すべき各基本作動モードでの前記特定加熱部の作動制御用の変数パラメータのあらかじめ設定された指定値であって、前記特定加熱部の加熱出力、被加熱物の温度、及び経過時間のうちの少なくともいずれかを含む変数パラメータの指定値を示すデータを含むように構成されていることを特徴とする(第6発明)。

0035

かかる第6発明によれば、前記レシピデータが上記の如く構成されているので、前記レシピデータを与えられた加熱調理器は、前記複数の基本作動モードのうちの1つ基本作動モードでの特定加熱部の作動だけを使用するレシピ調理だけでなく、複数の基本作動モードでの特定加熱部の作動を使用するレシピ調理を実行することが可能となる。

0036

また、各レシピ調理に使用する各基本作動モードでの特定加熱部の作動制御用の変数パラメータ(加熱出力、温度、経過時間等)の値が、前記レシピデータの作成段階であらかじめ、該レシピ調理に最適な値に指定され得る。

0037

このため、本発明(第6発明)のデータ構造のレシピデータを使用して、前記第1発明で説明した効果を奏し得る加熱調理器を好適に実現できる。

0038

なお、第6発明は、さらに、前記第3〜第5発明に示したレシピデータと同様のデータ構造を採用することもできる。

図面の簡単な説明

0039

本発明の一実施形態における加熱調理器と外部機器との一例を示す図。
実施形態の加熱調理器の制御に係る構成を示すブロック図。
実施形態の加熱調理器の基本作動モードを示す図。
実施形態の加熱調理器で使用するレシピデータのデータ構造を示す図。
蒸し物調理における特定加熱部の作動例を示す図。
煮物調理における特定加熱部の作動例を示す図。
焼き物調理における特定加熱部の作動例を示す図。
焼き物調理における特定加熱部の他の作動例を示す図。

実施例

0040

本発明の一実施形態を、図1図8を参照して説明する。

0041

図1を参照して、本実施形態の加熱調理器1は、インターネット接続可能な外部機器50と無線通信を行うことが可能である。外部機器50は、例えば、スマートフォン、タブレット端末パソコン等により構成され得る。あるいは、外部機器50は、加熱調理器1に専用の機器により構成され得る。

0042

この外部機器50は、あらかじめインストールされたアプリケーションを実行することで、加熱調理器1で調理を行い得る種々様々な調理メニューのレシピのそれぞれに関するレシピデータを、随時、図示しないサーバからインターネットを介して取得可能である。

0043

詳細は後述するが、各レシピ毎の上記レシピデータは、該レシピに基づく自動調理を行う際の加熱調理器1の作動制御用の調理条件データ等を含むデータである。そして、外部機器50は、使用者Pの指示に応じて、個々のレシピに関するレシピデータを加熱調理器1に送信することが可能である。また、外部機器50は、加熱調理器1の動作状態等の情報を加熱調理器1から受信し、その情報に関する表示もしくは報知等を行うことが可能である。

0044

加熱調理器1は、本実施形態の一例では、例えばガスコンロである。この加熱調理器1は、加熱部として、左コンロ10a、右コンロ10b、後コンロ10c、及びグリル20を備えている。各コンロ10a,10b,10cは、互いに加熱能力(最大火力)が互いに相違するコンロである。各コンロ10a,10b,10cの加熱能力は、例えば、左コンロ10a、右コンロ10b、後コンロ10cの順番で、大、中、小となっている。

0045

また、各コンロ10a,10b,10cには、載置される被加熱物(調理物を収容した調理容器等)の温度を検出する温度センサ15a,15b,15cが設けられている。

0046

加熱調理器1の前面には、左コンロ10aの点火消火及び火力変更とを行うための左コンロ用操作ボタン11aと、右コンロ10bの点火/消火及び火力変更を行うための右コンロ用操作ボタン11bと、後コンロ10cの点火/消火及び火力変更を行うための後コンロ用操作ボタン11cと、グリル20の点火/消火及び火力変更とを行うためのグリル用操作ボタン21とが設けられている。

0047

さらに、加熱調理器1の前面には、プッシュオープン式のコンロ操作部12とグリル操作部22とが設けられている。使用者Pがコンロ操作部12を押し操作するとコンロ操作部12が開いてコンロ操作パネル13が現れる。コンロ操作パネル13は、左コンロ10a用の左コンロ操作部13aと、右コンロ10b用の右コンロ操作部13bと、後コンロ10c用の後コンロ操作部13cとを備えている。同様に、使用者Pがグリル操作部22を押し操作するとグリル操作部22が開いてグリル操作パネル23が現れる。

0048

コンロ操作パネル13は、各コンロ10a,10b,10cの作動に関する操作(例えば自動調理のメニュー設定タイマ時間の設定等)を使用者Pが行い得るように構成されていると共に、各コンロ10a,10b,10cの作動に関する各種情報表示を行い得るように構成されている。このことはグリル操作パネル23についても同様である。

0049

加熱調理器1は、上記の構成のほか、さらに図2に示すように、加熱調理器1の全体の作動制御を行う制御装置30と、音声等を出力するスピーカ26と、外部機器50との通信を行う通信装置27とを備える。

0050

制御装置30は、CPU、メモリ、インターフェース回路等を含む電子回路ユニットにより構成される。なお、制御装置30は、相互に通信可能な複数の電子回路ユニットにより構成されていてもよい。

0051

該制御装置30には、温度センサ15a,15b,15cの検出信号と、操作ボタン(左コンロ用操作ボタン11a、右コンロ用操作ボタン11b、後コンロ用操作ボタン11c、グリル用操作ボタン21)の操作信号と、操作パネル(コンロ操作パネル13、グリル操作パネル23)の操作信号と、通信装置27により受信された信号(外部機器50から送信された信号)とが入力される。

0052

制御装置30は、実装されるプログラムを実行することで実現される機能又はハードウェア構成により実現される機能によって、左コンロ10a、右コンロ10b、後コンロ10c及びグリル20のそれぞれの作動制御(点火/消火制御等)と、操作パネル(コンロ操作パネル13、グリル操作パネル23)の表示制御と、スピーカ26の出力制御と、通信装置27を介した外部機器50との通信制御とを行い得るように構成されている。

0053

ここで、本実施形態では、加熱調理器1が外部機器50を介してレシピデータを取得可能なレシピは、左コンロ10a又は右コンロ10b用のレシピと、後コンロ10c用のレシピと、グリル20用のレシピとに大別される。さらに、左コンロ10a又は右コンロ10b用のレシピには、左コンロ10a及び右コンロ10bのいずれでも調理可能なレシピと、左コンロ10a及び右コンロ10bのいずれか一方に専用のレシピ(換言すれば、調理に必要もしくは最適な加熱能力がいずれか一方のコンロ10a又は10bの加熱能力に限定されるレシピ)とがある。

0054

そして、本実施形態では、左コンロ10a及び右コンロ10bが本発明における特定加熱部に相当する。そこで、以降、左コンロ10a又は右コンロ10b用のレシピのレシピデータと、左コンロ10a又は右コンロ10bの作動制御とを中心に説明する。なお、以降の説明では、左コンロ10a又は右コンロ10b用のレシピを特定レシピという。また、左コンロ10a及び右コンロ10bを、総称的に特定コンロ10abと称することがある。さらに、左コンロ10a及び右コンロ10bのうち、加熱能力が相対的に高いコンロ(本実施形態の例では左コンロ10a)をHコンロ10a、加熱能力が相対的に低いコンロ(本実施形態の例では右コンロ10b)をMコンロ10bということがある。

0055

制御装置30は、各特定コンロ10abを、その作動パターン(作動の経時変化のパターン)があらかじめ定められた複数の基本作動モードで作動させる基本作動モード制御処理部31としての機能と、各特定レシピに対応するレシピデータを、外部機器50との通信を行うことにより該外部機器50から取得するレシピデータ取得部32としての機能と、各特定レシピに基づく調理の実行時に、該特定レシピに対応するレシピデータに含まれる調理条件データに応じて各特定コンロ10abの作動制御を行うレシピ調理実行処理部33としての機能とを有する。

0056

制御装置30には、上記複数の基本作動モードのそれぞれの作動パターンで各特定コンロ10abを作動させる制御プログラムがあらかじめ実装されている。そして、基本作動モード制御処理部31は、各特定コンロ10ab毎に、各基本作動モードに対応する制御プログラムを実行することで、各基本作動モードの作動パターンで各特定コンロ10abを作動させる機能部である。

0057

本実施形態では、上記複数の基本作動モードは、一例として、図3に示すように、第1〜第5基本作動モードの5種類の基本作動モードから成る。

0058

第1基本作動モードは、主に湯沸し調理に適した作動モードである。具体的には、該第1基本作動モードは、被加熱物としての水を沸騰させ、その沸騰の検知後、一定火力で水(湯)の沸騰状態を保つように各特定コンロ10abを作動させる作動モードである。以降、この第1基本作動モードを湯沸しモードということがある。

0059

なお、湯沸しモードにおける水の沸騰の検知は、例えば各特定コンロ10abに対応する温度センサ15a又は15bによる被加熱物の温度検出値の単位時間当たりの温度上昇量に基づいて行うことができる。

0060

第2基本作動モードは、主に等のゆでもの調理に適した作動モードである。具体的には、該第2基本作動モードは、ゆでもの調理の具材を浸漬させた水を沸騰させ、その沸騰の検知後、火力強弱の切替えを行いつつ、水の沸騰状態を保つように各特定コンロ10abを作動させる作動モードである。以降、この第2基本作動モードをゆでものモードということがある。

0061

なお、ゆでものモードにおける水の沸騰の検知は、湯沸しモードと同様に行うことができる。

0062

第3基本作動モードは、任意の被加熱物の温度を、あらかじめ設定された目標温度に維持するように各特定コンロ10abを作動させる作動モードである。以降、この第3基本作動モードを温度設定モードということがある。

0063

第4基本作動モードは、被加熱物を一定の火力で加熱するように各特定コンロ10abを作動させる作動モードである。以降、第4基本作動モードを火力一定モードということがある。

0064

第5基本作動モードは、各特定コンロ10abの消火後に、一定時間、被加熱物(調理容器内の調理物)に余熱を加えた状態に維持する(換言すれば、被加熱物を加熱する火力を一定時間、ゼロに維持する)作動モードである。以降、該第5基本作動モードを余熱モードということがある。

0065

補足すると、各特定コンロ10abの火力は、本発明における加熱出力に相当する。そして、前記火力一定モードは、本発明における加熱出力一定モードに相当する。

0066

上記第1〜第5基本作動モードは、それぞれの基本作動モードでの各特定コンロ10abの作動制御に使用する所定の変数パラメータの値を各特定コンロ10ab毎に(Hコンロ10a及びLコンロ10bのそれぞれ毎に)可変的に指定可能である。本実施形態では、各基本作動モード毎に、各特定コンロ10abの火力と、各特定コンロ10abでの被加熱物の温度と、各特定コンロ10abの作動に関する経過時間とのうちのいずれか1つ以上のパラメータが、その値を可変的に指定可能な変数パラメータとして用いられる。

0067

具体的には、図3に示すように、第1基本作動モードである湯沸しモードに関する変数パラメータは、例えば、水の沸騰検知前の火力F11と、沸騰検知後の火力F12と、沸騰検知後に、各特定コンロ10abを燃焼運転を停止する(湯沸しモードでの各特定コンロ10abの作動を終了する)までの経過時間t12との3つのパラメータである。

0068

また、第2基本作動モードであるゆでものモードードに関する変数パラメータは、水の沸騰検知前の火力F21と、沸騰検知後に、各特定コンロ10abを燃焼運転を停止する(ゆでものモードでの各特定コンロ10abの作動を終了する)までの経過時間t22との2つのパラメータである。

0069

また、第3基本作動モードである温度設定モードに関する変数パラメータは、被加熱物の温度(検出値)が目標温度に到達する前の火力F31と、目標温度Tsと、温度設定モードでの各特定コンロ10abの作動の開始後、該特定コンロ10abの燃焼運転を停止する(温度設定モードでの該特定コンロ10abの作動を終了する)までの経過時間t31と、被加熱物の温度(検出値)が目標温度に到達した後、該特定コンロ10abの燃焼運転を停止する(温度設定モードでの該特定コンロ10abの作動を終了する)までの経過時間t32との4つのパラメータである。なお、上記経過時間t31,t32は、そのいずれか一方の値だけを指定し得る変数パラメータである。

0070

また、第4基本作動モードである火力一定モードに関する変数パラメータは、火力F41と、火力一定モードでの各特定コンロ10abの作動の開始後、該特定コンロ10abの燃焼運転を停止する(火力一定モードでの該特定コンロ10abの作動を終了する)までの経過時間t41との2つのパラメータである。

0071

また、第5基本作動モードである余熱モードに関する変数パラメータは、例えば、余熱モードでの各特定コンロ10abの作動の開始後、余熱モードの継続期間の終了時までの経過時間t51である。

0072

なお、上記第1〜第4基本作動モードのそれぞれにおける変数パラメータは、上記した複数の変数パラメータのうちの一部の変数パラータだけであってもよい。また、第1〜第5基本作動モードのそれぞれにおける変数パラメータは、上記以外の1つ以上の変数パラメータにより構成され、あるいは、上記以外の1つ以上の変数パラメータを含んでいてもよい。

0073

例えば、前記湯沸しモード又はゆでものモードに関する変数パラメータは、沸騰検知のタイミングを規定する閾値(被加熱物の単位時間当たりの温度上昇量に対する閾値)を含んでいてもよい。

0074

また、ゆでものモードに関する変数パラメータは、例えば、沸騰検知後の火力の強弱の切替えパターンを規定するパラメータ(火力の強弱の切替えタイミング、火力の強弱の度合等を規定するパラメータ)を含んでいてもよい。

0075

基本作動モード制御処理部31は、各特定コンロ10abを各基本作動モードの作動パターンで作動させるとき、該基本作動モードに対応する変数パラメータの指定値を用いて作動制御を行う。

0076

例えば、湯沸しモードで各特定コンロ10abを作動させる場合、基本作動モード制御処理部31は、該特定コンロ10abに対応する温度センサ15a又は15bによる温度検出値に基づいて沸騰が検知されるまでは、指定された火力F11で該特定コンロ10abの燃焼運転を行わせる。そして、沸騰が検知されると、基本作動モード制御処理部31は、該特定コンロ10abの火力を指定された火力F12に切替える。そして、沸騰検知後の経過時間が指定された経過時間t12に達すると、基本作動モード制御処理部31は、該特定コンロ10abの燃焼運転を停止させる(該特定コンロ10abを消火する)。

0077

制御装置30のレシピデータ取得部32は、外部機器50との通信によって取得した各特定レシピのレシピデータを図示しないメモリに記憶保持する。この場合、本実施形態では、制御装置30は、外部機器50の操作による使用者Pの指示に応じて、複数(所定数)の特定レシピのそれぞれ毎のレシピデータをメモリに記憶保持することが可能である。

0078

なお、メモリに記憶保持するレシピデータは、加熱調理器1又は外部機器50の操作によって、適宜、更新あるいは消去することが可能である。

0079

本実施形態では、各特定レシピのレシピデータは、一例として、例えば図4に示す如きデータを含んでいる。この例では、各特定レシピのレシピデータは、該特定レシピの名称又は該特定レシピにより作成する調理物の名称(ハンバーグ餃子等)を示すデータD1と、該特定レシピの識別コードを示すデータD2と、該特定レシピの調理に使用する基本作動モードの種別(第1〜第5基本作動モードのいずれか)及びその実行順番等を示す調理条件データD3と、該特定レシピに基づく調理が完了するまでに要する概略的な予想時間を示すデータD4と、該特定レシピに基づく調理中に、加熱調理器1の表示部(操作パネル13の表示部等)又はスピーカ26から出力させる1つ以上の報知出力Ai(i=1,2,…,n)の内容及びその出力タイミングを示すデータD5i(i=1,2,…,n)とを含む。

0080

上記調理条件データD3をさらに説明すると、本実施形態の一例では、各特定レシピは、第1〜第5基本作動モードのうちから選定される3つ以下(1つ又は2つ又は3つ)の基本作動モードでの作動を順番にいずれか一方の特定コンロ10a又は10bに実行させることで作成し得る調理物のレシピとされている。

0081

そして、図4に示す調理条件データD3は、「第1ステップ」、「第2ステップ」、「第3ステップ」の欄のデータにより構成される。該「第1ステップ」、「第2ステップ」、「第3ステップ」の欄のデータは、それぞれ、第1番目、第2番目、第3番目の実行順位の基本作動モードの種別等を示すデータを表している。

0082

具体的には、調理条件データD3のうちの第1〜第3ステップの各ステップにおけるデータは、該ステップでの基本作動モードの種別を示すデータD31と、該基本作動モードに対応する変数パラメータの指定値を示すデータD32とから構成される。

0083

この場合、変数パラメータの指定値を示すデータD32は、特定レシピが、Hコンロ10a及びMコンロ10bのいずれでも利用し得るレシピである場合には、Hコンロ10a及びMコンロ10bのうちの加熱能力が相対的に高いHコンロ10aで調理を行う場合の変数パラメータの指定値を示すデータと、加熱能力が相対的に低いMコンロ10bで調理を行う場合の変数パラメータの指定値を示すデータとの両方のデータにより構成される。

0084

また、特定レシピが、Hコンロ10a及びMコンロ10bのいずれが一方に専用のレシピである場合には、データD32は、当該専用の特定コンロ10a又は10bに対応する変数パラメータの指定値を示すデータだけにより構成される。

0085

また、特定レシピで使用する基本作動モードが1つである場合には、該基本作動モードに関するデータD31,D32は、第1ステップのデータとされ、第2ステップ及び第3ステップのそれぞれのデータは、該当する基本作動モードが無いことを示すデータとされる。

0086

同様に、特定レシピで使用する基本作動モードが2つである場合には、当該2つの基本作動モードのそれぞれに関するデータD31,D32は、第1ステップ及び第2ステップのデータとされ、第3ステップのデータは、該当する基本作動モードが無いことを示すデータとされる。

0087

本実施形態では、調理条件データD3は以上の如く構成されている。

0088

また、前記予想時間を示すデータD4に関し、特定レシピが、Hコンロ10a及びMコンロ10bのいずれでも利用し得るレシピである場合には、上記データD4は、Hコンロ10aを使用した場合の調理完了までの予想時間を示すデータと、Mコンロ10bを使用した場合の調理完了までの予想時間を示すデータとから構成される。

0089

また、前記報知出力Aiとしては、例えば、調理を行う使用者Pに、必要な調理作業(特定コンロ10a又は10bの点火操作、調理容器への具材もしくは調味料の投入、調理容器の蓋の装着もしくは脱離、調理容器内の調理物の撹拌等)を促す報知出力、あるいは、調理の完了を示す報知出力等が挙げられる。

0090

本実施形態では、各特定レシピのレシピデータは、以上の如くD1、D2、D3、D4、D5i(i=1,2,…)を含むデータとして構成されている。

0091

補足すると、前記調理条件データに関して、特定レシピの種類によっては、第1ステップ〜第3ステップのいずれかのステップにおける基本作動モードの種類が、他のステップの基本作動モードの種類と同じであってもよい。例えば、第1ステップ〜第3ステップのうちの1つのステップ(以降、第Xステップという)と他のステップ(以降、第Yステップという)とにおける基本作動モードとが、両方とも、温度設定モード、あるいは、火力一定モードであってもよい。この場合、第Xステップにおける基本作動モードと、第Yステップにける基本作動モードとで、変数パラメータの一部もしくは全部の指定値が互いに異なっていてもよい。

0092

また、調理条件データが、複数のステップにより構成される場合に、基本作動モードの組わせ、あるいは、順序が制限されていてもよい。例えば、余熱モードは、最後のステップにのみ使用し得るように制限されていてもよい。また、例えば、湯沸しモードと、ゆでものモードとは、連続する2つのステップ(第1ステップ及び第2ステップ、あるいは、第2ステップ及び第3ステップ)では、採用することが禁止されていてよい。

0093

制御装置30のレシピ調理実行処理部33は、各特定レシピに基づく調理の実行時に、該特定レシピのレシピデータに基づいて、特定コンロ10a又は10bの作動制御と、報知出力の制御とを実行する。この場合、特定コンロ10a又は10bの作動制御は、前記基本作動モード制御処理部31を介して行われる。

0094

以降、特定レシピに基づく調理時における加熱調理器1の作動を具体的に説明する。
使用者Pが、操作パネル13の操作により所望の特定レシピと、該特定レシピに基づく調理で使用する特定コンロ10ab(Hコンロ10a又はMコンロ10b)とを選択すると、制御装置30にレシピ調理実行処理部33は、選択された特定レシピのレシピデータをメモリから読み出す。

0095

そして、レシピ調理実行処理部33は、レシピデータのうちのデータD4により示される予想時間(選択された特定コンロ10a又は10bによる調理完了の予想時間)を、操作パネル13の表示あるいは、スピーカ26からの音声出力等により使用者Pに報知する。

0096

これにより使用者Pは、当該予想時間を認識することができる。

0097

さらに、レシピ調理実行処理部33は、レシピデータのうちの報知出力Aiに関するデータD5iに基づいて、指定された出力タイミングにて加熱調理器1の表示部又はスピーカ26により指定された報知出力を発生させる制御処理と、選択された特定コンロ10ab(以降、調理使用特定コンロ10abという)の作動を、レシピデータのうちの調理条件データD3に基づいて制御する制御処理とを実行する。

0098

この場合、レシピ調理実行処理部33は、調理条件データD3により示される各基本作動モードでの選択特定コンロ10abの作動制御を、該調理条件データD3により示される順番で基本作動モード制御処理部31に実行させる。これより、選択された特定レシピに基づく自動調理が行われる。

0099

また、この場合、上記報知出力によって、使用者Pは、調理容器への具材もしは調味料の投入等の必要な調理作業を行うべきタイミング、あるいは、調理の終了タイミングを的確に認識することができる。

0100

かかる自動調理による選択特定コンロ10abの作動例を図5図8を参照して説明する。

0101

図5は、湯沸しモードと余熱モードとをそれぞれ第1ステップ、第2ステップで使用して蒸し物(例えば茶碗蒸し)を作成する特定レシピを選択して、該特定レシピに基づく自動調理を行った場合における被加熱物の温度の経時変化の一例を示すグラフである。この特定レシピでは、湯沸しモードでの調理使用特定コンロ10abの燃焼運転、及び余熱モードでの被加熱物への余熱の付与が、それぞれ第1ステップ、第2ステップの調理処理として順番に行われる。これにより、蒸し物が作成される。

0102

この場合、湯沸しモードでの変数パラメータとしての前記火力F11,F12及び経過時間t12と、余熱モードでの変数パラメータとしての経過時間t51とが、レシピデータのうちの調理使用特定コンロ10abに対応する調理条件データによって、好適な値に指定されている。このため、特定レシピに基づく蒸し物調理を好適に行うことができる。

0103

図6は、、ゆでものモードと火力一定モードとをそれぞれ第1ステップ、第2ステップで使用して煮物(例えば煮)を作成する特定レシピを選択して、該特定レシピに基づく自動調理を行った場合における被加熱物の温度の経時変化の一例を示すグラフである。この特定レシピでは、ゆでものモードでの調理使用特定コンロ10abの燃焼運転、及び火力一定モードの調理使用特定コンロ10abの燃焼運転が、それぞれ第1ステップ、第2ステップの調理処理として順番に行われる。これにより、煮物が作成される。

0104

この場合、ゆでものモードでの変数パラメータとしての前記火力F21及び経過時間t22と、火力一定モードでの変数パラメータとしての火力F41及び経過時間t41とが、レシピデータのうちの調理使用特定コンロ10abに対応する調理条件データによって、好適な値に指定されている。このため、特定レシピに基づく煮物調理を好適に行うことができる。

0105

図7は、温度設定モードと火力一定モードとをそれぞれ第1ステップ、第2ステップで使用して焼き物(例えば餃子)を作成する特定レシピを選択して、該特定レシピに基づく自動調理を行った場合における被加熱物の温度の経時変化の一例を示すグラフである。この特定レシピでは、温度設定モードでの調理使用特定コンロ10abの燃焼運転、及び火力一定モードの調理使用特定コンロ10abの燃焼運転が、それぞれ第1ステップ、第2ステップの調理処理として順番に行われる。これにより、焼き物が作成される。

0106

この場合、温度設定モードでの変数パラメータとしての前記火力F31、目標温度Ts、及び経過時間t31と、火力一定モードでの変数パラメータとしての火力F41及び経過時間t41とが、レシピデータのうちの調理使用特定コンロ10abに対応する調理条件データによって、好適な値に指定されている。このため、特定レシピに基づく焼き物調理を好適に行うことができる。

0107

図8は、火力一定モードと温度設定モードと火力一定モードとをそれぞれ第1ステップ、第2ステップ、第3ステップで使用して焼き物(例えばハンバーグ)を作成する特定レシピを選択して、該特定レシピに基づく自動調理を行った場合における被加熱物の温度の経時変化の一例を示すグラフである。この特定レシピでは、火力一定モードでの調理使用特定コンロ10abの燃焼運転、温度設定モードでの調理使用特定コンロ10abの燃焼運転、及び火力一定モードの調理使用特定コンロ10abの燃焼運転が、それぞれ第1ステップ、第2ステップ、第3ステップの調理処理として順番に行われる。これにより、焼き物が作成される。

0108

この場合、第1ステップ及び第3ステップのそれぞれにおける火力一定モードでの変数パラメータとしての前記火力F41及び経過時間t41と、第2ステップにおける温度設定モードでの変数パラメータとしての火力F31、目標温度Ts、及び経過時間t31とが、レシピデータのうちの調理使用特定コンロ10abに対応する調理条件データによって、好適な値に指定されている。このため、特定レシピに基づく焼き物調理を好適に行うことができる。

0109

以上説明した如く、本実施形態の加熱調理器1によれば、前記第1〜第5基本作動モードのうちの1つの基本作動モードを用いる特定レシピに基づく調理だけでなく、複数の基本作動モードを適切な順番で組み合わせて用いる特定レシピに基づく調理を行うことができる。

0110

そして、特定レシピで使用する各基本作動モードにおける変数パラメータの値が、該特定レシピに対して好適な値に指定されている。

0111

このため、種々様々の多数の特定レシピに基づく調理を加熱調理器1で実現できる。

0112

また、特定レシピが、Hコンロ10a及びMコンロ10bのいずれでも利用し得るレシピである場合には、該特定レシピに対応する調理条件データD3が、Hコンロ10a用のデータとMコンロ10b用のデータとの両方を含む。このため、使用者Pは、当該特定レシピに関して、Hコンロ10a用の調理条件データを含むレシピデータとMコンロ10b用の調理条件データとを区別して、外部機器50から制御装置30に入力させることを必要とせずに、Hコンロ10a及びMコンロ10bのいずれでも、当該特定レシピに基づく調理を行うことができる。

0113

なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。以下にいくつかの変形態様を説明する。

0114

前記実施形態では、特定加熱部として、加熱能力(最大火力)が互いに異なるHコンロ(左コンロ)10a及びMコンロ(右コンロ)10bを備える加熱調理器1について説明した。ただし、左コンロ10a及び右コンロ10bのうちの右コンロ10bが相対的に加熱能力が高いコンロ(Hコンロ)、左コンロ10aが相対的に加熱能力が低いコンロ(Mコンロ)であってもよい。さらに左コンロ10a及び右コンロ10bが、加熱能力が互いに同一のものであってもよい。この場合には、各レシピに対応する調理条件データは、左コンロ10a及び右コンロ10bで共用のデータでよい。また、特定加熱部としてのコンロは、1つであってもよく、あるいは、3つ以上であってもよい。

0115

また、前記実施形態では、基本作動モードとして、第1〜第5基本作動モードの5種類の基本作動モードを有する加熱調理器1について説明した。ただし、加熱調理器1の複数の基本作動モードは、第1〜第5基本作動モードのうちのいずれかを含まないもの、あるいは、第1〜第5基本作動モードとは異なる基本作動モードを含むものであってもよい。

0116

また、前記実施形態では、特定レシピで使用する基本作動モードの順番を表すステップ数が最大で3つである場合を一例として説明した。ただし、当該最大のステップ数を4つ以上にすることも可能である。

0117

また、本発明における加熱調理器は、燃焼式の加熱部(コンロ)を含むガスコンロに限らず、IHクッキングヒータ等の誘導加熱方式の加熱部を有する加熱調理器、あるいは、電熱式の加熱部を有する加熱調理器であってもよい。

0118

1…加熱調理器、30…制御装置、50…外部機器、10a…左コンロ(特定加熱部)、10b…右コンロ(特定加熱部)、10c…後コンロ(加熱部)、20…グリル(加熱部)。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • リンナイ株式会社の「 ガスコンロ」が 公開されました。( 2020/06/04)

    【課題】五徳に載置された調理容器の底面に当接体を押し付けて温度を計測可能としながら、五徳の載置面に対する当接体の突出量を抑制する。【解決手段】天板2の挿通孔から環状のコンロバーナ10の上部を突出させ、... 詳細

  • 三菱電機株式会社の「 加熱調理器」が 公開されました。( 2020/06/04)

    【課題】加熱プレートの変形が発生せず、面状の加熱ヒーターとの密着性が維持でき、温度ムラの発生を抑制することができる加熱調理器を提供する。【解決手段】下加熱プレート104の脚部のU字溝104Dbと下加熱... 詳細

  • パナソニックIPマネジメント株式会社の「 加熱調理器」が 公開されました。( 2020/06/04)

    【課題】加熱調理器本体の前板の切欠きを極力小さくすることで、外観の向上させた加熱調理器を提供すること。【解決手段】加熱調理器本体1に設けられた被加熱物を収納する加熱室2と、加熱室2の開口部を縦開き可能... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ