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技術 目標芯センサ装置

出願人 日鉄住金テックスエンジ株式会社
発明者 衛藤和博高田和憲川口進次石崎一成
出願日 2015年12月7日 (5年0ヶ月経過) 出願番号 2015-238516
公開日 2017年6月15日 (3年6ヶ月経過) 公開番号 2017-105876
状態 特許登録済
技術分野 コークス工業 光学的手段による測長装置
主要キーワード 方向制御板 吹付け流 ガス吹付けノズル 温度仕様 ベース架台 長手方向片側 ボルテックスチューブ 設置温度
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この項目の情報は公開日時点(2017年6月15日)のものです。
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図面 (4)

課題

簡単な構成で、コークス炉における粉塵等の影響を低減して、移動機を高い精度で定位置に停止可能にする目標センサ装置を提供する。

解決手段

複数の炭化室を備えたコークス炉に沿って移動する移動機に搭載され、移動機の走行方向とは交差する方向に間隔を有して対向配置された光源25と撮像手段12を有し、各炭化室に対応する位置に設置されたターゲット11を、移動機の走行の際に光源25と撮像手段12の間に位置させて撮像手段12で撮影し、移動機の停止位置を識別する目標芯センサ装置10であり、光源25は、撮像手段12側にガラス窓28が設置された光源用ボックス26に収納され、ガラス窓28の上方位置には、下方へ向けてガス吐出可能なスリット状の吐出口38を備えたガス吹付けノズル31が設けられている。

概要

背景

コークス炉でのコークス処理工程では、例えば、装入車、押出機ガイド車消火車等の移動機が使用されている。これらの移動機は、自動化により無人化されているため、重量物である移動機を、高い精度で定位置に停止させることが要求される。
そこで、例えば、特許文献1に開示の目標センサ装置が提案されている。
この目標芯センサ装置は、移動機に搭載されたCCDカメラ撮像手段)を備え、コークス炉が有する複数の炭化室に設置された目標芯ターゲット(以下、単にターゲットという)を、ターゲットの背後に水平配置された蛍光灯光源)で照らしてCCDカメラで撮影し、得られた画像データを処理することで、移動機を定位置に停止させるためのものである。

なお、コークス炉は、粉塵等が飛散する環境下にあるため、この粉塵等が、CCDカメラによるターゲットの撮影の障害となる。
このため、上記した目標芯センサ装置は、CCDカメラの視野空間エアカーテンによって簡易密閉するエア吐出手段と、簡易密閉された視野空間を陽圧に保つように空気を吹込空気吹込み手段とを備えている。
これにより、CCDカメラの視野空間への粉塵等の侵入を防止できると共に、ターゲットが視野空間へ出入りするに際し、ターゲットに付着した粉塵等を圧力空気によって吹払うことができ、ターゲットを清浄に保つことができる。

概要

簡単な構成で、コークス炉における粉塵等の影響を低減して、移動機を高い精度で定位置に停止可能にする目標芯センサ装置を提供する。複数の炭化室を備えたコークス炉に沿って移動する移動機に搭載され、移動機の走行方向とは交差する方向に間隔を有して対向配置された光源25と撮像手段12を有し、各炭化室に対応する位置に設置されたターゲット11を、移動機の走行の際に光源25と撮像手段12の間に位置させて撮像手段12で撮影し、移動機の停止位置を識別する目標芯センサ装置10であり、光源25は、撮像手段12側にガラス窓28が設置された光源用ボックス26に収納され、ガラス窓28の上方位置には、下方へ向けてガス吐出可能なスリット状の吐出口38を備えたガス吹付けノズル31が設けられている。

目的

本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、簡単な構成で、コークス炉における粉塵等の影響を低減して、移動機を高い精度で定位置に停止可能にする目標芯センサ装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

複数の炭化室を備えたコークス炉に沿って移動する移動機に搭載され、該移動機の走行方向とは交差する方向に間隔を有して対向配置された光源撮像手段を有し、前記各炭化室に対応する位置に設置されたターゲットを、前記移動機の走行の際に前記光源と前記撮像手段の間に位置させて該撮像手段で撮影し、前記移動機の停止位置を識別する目標センサ装置において、前記光源は、前記撮像手段側にガラス窓が設置された光源用ボックス収納され、前記ガラス窓の上方位置には、下方へ向けてガス吐出可能なスリット状の吐出口を備えたガス吹付けノズルが設けられていることを特徴とする目標芯センサ装置。

請求項2

請求項1記載の目標芯センサ装置において、前記ガス吹付けノズルの先端には、下方へ向けて延びる吹付け方向制御板が設けられていることを特徴とする目標芯センサ装置。

請求項3

請求項1又は2記載の目標芯センサ装置において、前記スリット状の吐出口の隙間の内幅は3mm以上10mm以下であることを特徴とする目標芯センサ装置。

請求項4

請求項1〜3のいずれか1項に記載の目標芯センサ装置において、前記撮像手段は撮像用ボックスに収納され、該撮像用ボックスには冷却手段が設けられていることを特徴とする目標芯センサ装置。

請求項5

請求項4記載の目標芯センサ装置において、前記冷却手段は、前記撮像用ボックスの内部側と外部側の熱移動を行うペルチェ素子と、前記撮像用ボックス内に分離された冷気送風する撮像用ボルテックスチューブを有していることを特徴とする目標芯センサ装置。

請求項6

請求項5記載の目標芯センサ装置において、前記撮像用ボックスには配管の一端部が接続され、該配管の他端部が、前記撮像用ボックス外に位置する前記ペルチェ素子に向けられていることを特徴とする目標芯センサ装置。

請求項7

請求項1〜6のいずれか1項に記載の目標芯センサ装置において、前記光源は水平配置された直管LEDランプで構成され、前記光源用ボックスには、断熱材が設けられていると共に、前記光源用ボックス内に分離された冷気を送風する光源用ボルテックスチューブが設けられていることを特徴とする目標芯センサ装置。

技術分野

0001

本発明は、コークス炉で使用する移動機定位置に停止させるための目標センサ装置に関する。

背景技術

0002

コークス炉でのコークス処理工程では、例えば、装入車、押出機ガイド車消火車等の移動機が使用されている。これらの移動機は、自動化により無人化されているため、重量物である移動機を、高い精度で定位置に停止させることが要求される。
そこで、例えば、特許文献1に開示の目標芯センサ装置が提案されている。
この目標芯センサ装置は、移動機に搭載されたCCDカメラ撮像手段)を備え、コークス炉が有する複数の炭化室に設置された目標芯ターゲット(以下、単にターゲットという)を、ターゲットの背後に水平配置された蛍光灯光源)で照らしてCCDカメラで撮影し、得られた画像データを処理することで、移動機を定位置に停止させるためのものである。

0003

なお、コークス炉は、粉塵等が飛散する環境下にあるため、この粉塵等が、CCDカメラによるターゲットの撮影の障害となる。
このため、上記した目標芯センサ装置は、CCDカメラの視野空間エアカーテンによって簡易密閉するエア吐出手段と、簡易密閉された視野空間を陽圧に保つように空気を吹込空気吹込み手段とを備えている。
これにより、CCDカメラの視野空間への粉塵等の侵入を防止できると共に、ターゲットが視野空間へ出入りするに際し、ターゲットに付着した粉塵等を圧力空気によって吹払うことができ、ターゲットを清浄に保つことができる。

先行技術

0004

特開平6−248271号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、前記従来の目標芯センサ装置には、以下のような問題があった。
上記した蛍光灯は、CCDカメラ側にガラス窓が設置されたボックス収納されており、このガラス窓へも粉塵等が付着するため、この粉塵等をガラス窓から除去する必要がある。この場合、ガラス窓への空気の吹付け流速が重要であるが、上記した構造で必要な吹付け流速を得るには大量の空気が必要であり、設備コストの上昇を招いて不経済である。
また、ターゲットに付着した粉塵等は、上記したように、ターゲットが視野空間へ出入りする際に吹払われるが、この吹払われた粉塵等が再度飛散するため、CCDカメラの検出能力が低下するという問題もある。なお、コークス炉は高温環境下にあるため、CCDカメラは例えば、ペルチェ素子取付けたボックスに収納されて冷却される場合があるが、ボックス内の冷却能力不足し、CCDカメラの検出能力が低下するおそれもある。

0006

本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、簡単な構成で、コークス炉における粉塵等の影響を低減して、移動機を高い精度で定位置に停止可能にする目標芯センサ装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

前記目的に沿う本発明に係る目標芯センサ装置は、複数の炭化室を備えたコークス炉に沿って移動する移動機に搭載され、該移動機の走行方向とは交差する方向に間隔を有して対向配置された光源と撮像手段を有し、前記各炭化室に対応する位置に設置されたターゲットを、前記移動機の走行の際に前記光源と前記撮像手段の間に位置させて該撮像手段で撮影し、前記移動機の停止位置を識別する目標芯センサ装置において、
前記光源は、前記撮像手段側にガラス窓が設置された光源用ボックスに収納され、前記ガラス窓の上方位置には、下方へ向けてガス吐出可能なスリット状の吐出口を備えたガス吹付けノズルが設けられている。

0008

本発明に係る目標芯センサ装置において、前記ガス吹付けノズルの先端には、下方へ向けて延びる吹付け方向制御板が設けられていることが好ましい。

0009

本発明に係る目標芯センサ装置において、前記スリット状の吐出口の隙間の内幅は3mm以上10mm以下であることが好ましい。

0010

本発明に係る目標芯センサ装置において、前記撮像手段は撮像用ボックスに収納され、該撮像用ボックスに冷却手段を設けることができる。
ここで、前記冷却手段は、前記撮像用ボックスの内部側と外部側の熱移動を行うペルチェ素子と、前記撮像用ボックス内に分離された冷気送風する撮像用ボルテックスチューブを有していることが好ましい。
また、前記撮像用ボックスには配管の一端部が接続され、該配管の他端部が、前記撮像用ボックス外に位置する前記ペルチェ素子に向けられているのがよい。

0011

本発明に係る目標芯センサ装置において、前記光源は水平配置された直管LEDランプで構成され、前記光源用ボックスには、断熱材が設けられていると共に、前記光源用ボックス内に分離された冷気を送風する光源用ボルテックスチューブが設けられていることが好ましい。

発明の効果

0012

本発明に係る目標芯センサ装置は、光源を収納する光源用ボックスに設置されたガラス窓の上方位置に、下方へ向けてガスを吐出可能なガス吹付けノズル(吐出口)が設けられているので、ガラス窓に対してガスを吹付けることができる。また、これにより、吐出口から吐出するガスのターゲットへの影響を極力低減できるため、ターゲットに付着した粉塵等の飛散を抑制、更には防止できる。
更に、このガス吹付けノズルの吐出口は、スリット状になっているので、スリット状でない場合と比較して、吐出口から吐出するガスの流速を速くできるため、簡単な構成で、ガラス窓に付着した粉塵等を除去できる。
従って、簡単な構成で、コークス炉における粉塵等の影響を低減できるので、移動機を高い精度で定位置に停止させることが可能になる。

0013

また、ガス吹付けノズルの先端に、下方へ向けて延びる吹付け方向制御板が設けられている場合、吐出口から吐出するガスを、吹付け方向制御板に沿って下方へ流すことができるため、より効率的にガラス窓に対して吹付けることができる。

0014

そして、スリット状の吐出口の隙間の内幅を3〜10mmにする場合、吐出口から吐出するガスの流速や流体厚さを、例えば、粉塵等のガラス窓への付着状況に応じて、より適正な流速や流体厚さに調整できる。

0015

また、撮像手段を収納する撮像用ボックスに冷却手段を設け、この冷却手段を、ペルチェ素子と撮像用ボルテックスチューブで構成する場合、撮像用ボックス内の冷却能力を簡単な構成で向上できる。これは、例えば、撮像手段を収納する撮像用ボックスに、冷却手段としてペルチェ素子のみを用いる場合があり、この場合、コークス炉が高温環境下にあることから、撮像用ボックス内の冷却能力が不足するため、冷却手段に更に撮像用ボルテックスチューブを用いることで、撮像用ボックス内の冷却能力が高められることによる。
ここで、撮像用ボックスに、冷気を吸気する配管の一端部を配置し、撮像用ボックスから排気する配管の他端部を、撮像用ボックス外に位置するペルチェ素子に向ける場合、撮像用ボックスの内部の空気(外部よりも低温の空気)を、配管を介してペルチェ素子に吹付けることができる。これにより、ペルチェ素子の特性に起因して、撮像用ボックス内の冷却能力が高められる。

0016

更に、光源が水平配置された直管形LEDランプで構成される場合、光源用ボックスに断熱材を設け、かつ、光源用ボルテックスチューブにより光源用ボックス内に冷気を送風することで、光源用ボックス内の温度を、直管形LEDランプの温度仕様以下に維持できるため、光源の長寿命化が図れる。

図面の簡単な説明

0017

(A)、(B)はそれぞれ本発明の一実施の形態に係る目標芯センサ装置の平面図、側面図である。
同目標芯センサ装置のガス吹付けノズルの説明図である。
実施例に係る目標芯センサ装置のガス吹付けノズルから吐出される空気の風速測定結果を示すグラフである。

0018

続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1(A)、(B)、図2に示すように、本発明の一実施の形態に係る目標芯センサ装置10は、コークス炉(図示しない)に沿って移動する移動機(図示しない)に搭載され、移動機の停止位置を識別する装置であり、簡単な構成で、コークス炉における粉塵等の影響を低減して、移動機を高い精度で定位置に停止可能にするものである。以下、詳しく説明する。

0019

コークス炉は、その炉団方向(長手方向)に、炭化室()と燃焼室が交互に配置されたものであり、各炭化室に石炭を装入して乾留することで、コークスを製造するものである。
このコークス炉には、移動機の走行を可能にするレールが、炉団方向に沿って複数敷設されている。なお、移動機としては、例えば、装入車、押出機、ガイド車、消火車(バケット台車)等がある。

0020

各炭化室には、例えば、炭化室の正面に位置するレール付近(各炭化室に対応する位置)に、ターゲット(目標芯ターゲット)11が設置されている。
このターゲット11は、例えば、正面視して直角四角形(ここでは、長方形)の金属製の板材で構成され、この板材に形成されたバーコード情報によって、各炭化室に予め設定された番号を特定できる。なお、バーコード情報は、例えば、板材に形成されたスリット(貫通孔)の形状や個数の組み合わせを変えることで表現できるが、光を通過させる貫通孔で構成されていれば、これに限定されるものではない。

0021

目標芯センサ装置10は、ターゲット11を撮影するための撮像手段の一例であるカメラ(例えば、ラインセンサカメラエリアセンサカメラ等)12を有している。なお、カメラ12の撮像方向は、移動機の走行方向(炉団方向)とは交差する方向(ここでは、直交する方向)に合わせている。
カメラ12は、ベース架台13上に設置された撮像用ボックス14に収納されている。この撮像用ボックス14の正面側(カメラ12の撮像側(ターゲット11側))には、開口部15が形成され、この開口部15の周縁に、水平幅(水平方向の内幅)をターゲット11へ向けて徐々に拡幅させたカメラフード16が取付け固定されている。

0022

撮像用ボックス14には冷却手段17が設けられている。この冷却手段17は、ペルチェ素子18(電子冷却器)と撮像用ボルテックスチューブ19を有している。
ペルチェ素子18は、2種類の金属の接合部に電流を流すことで、撮像用ボックス14の内部側と外部側の熱移動を行う公知のものであり、撮像用ボックス14内が低温側、かつ、撮像用ボックス14外が高温側、となるように、撮像用ボックス14の背面側(ターゲット11側とは反対側)に取付け固定されている。このペルチェ素子18の厚み方向両側(撮像用ボックス14の内部と外部)にはそれぞれ、フィン(図示しない)とファン20、フィン(図示しない)とファン21が順次配置されている。これにより、撮像用ボックス14内に冷気が、撮像用ボックス14外に暖気が、それぞれ拡散する。

0023

撮像用ボルテックスチューブ(以下、単にチューブともいう)19は、撮像用ボックス14内に、分離された冷気を送風する公知のものである。簡単に説明すると、チューブ19に圧縮空気を供給し、この空気をチューブ19内で高速回転させ、この高速回転で発生するチューブ19内での渦流圧縮膨張圧力差を利用して、冷気(熱を奪われた側)と暖気(熱を奪った側)に分離するものである。なお、チューブ19への圧縮空気の供給は、移動機に既設エアーコンプレッサ(圧縮機)を使用できるが、新たに設けたエアーコンプレッサでもよい。
このチューブ19は、冷気排出口22が撮像用ボックス14内に、暖気排出口23が撮像用ボックス14外に、それぞれ位置するように、撮像用ボックス14の背面側に取付け固定されている。これにより、撮像用ボックス14内に、分離された冷気を送風できる。

0024

また、撮像用ボックス14の側部のターゲット11側には、配管24の一端部が接続されている。
この配管24の他端部は、撮像用ボックス14外に位置するペルチェ素子18、具体的には、ペルチェ素子18に設けられたフィンに向けられている。
これにより、撮像用ボックス14外の空気よりも低温となった、撮像用ボックス14内の空気を、配管24を介してフィンに吹付けることができる。従って、ペルチェ素子18の特性、即ちペルチェ素子18の厚み方向両側に温度差を生じさせる特性により、撮像用ボックス14内の温度を更に低下させることができるため、撮像用ボックス14内の冷却能力が高められる。

0025

ターゲット11を間に挟んでカメラ12の反対側には、カメラ12とは間隔を有して、直管形LEDランプ(光源の一例)25が設けられている。即ち、カメラ12と直管形LEDランプ25は、移動機の走行方向とは交差する方向に、間隔を有して対向配置されている。
直管形LEDランプ(以下、単にランプともいう)25は、水平配置された状態で光源用ボックス26に収納されている。なお、光源用ボックス26は、ベース架台13の正面側に突出した状態で取付け固定された吊持フレーム27の先部に、吊下げ状態で取付け固定されている。

0026

光源用ボックス26は、カメラ12側にガラス窓28が設置され、光源用ボックス26の内部には、ランプ25とガラス窓28の間に、ランプ25から光源用ボックス26外への光の照射範囲を調整する枠29が設けられている。これにより、ランプ25の光が、枠29を介してガラス窓28から光源用ボックス26の外部へ照射される。
また、光源用ボックス26の内面には断熱材(図示しない)が取付け固定され、しかも、光源用ボックス26に光源用ボルテックスチューブ30が設けられている。この光源用ボルテックスチューブ30は、前記した撮像用ボルテックスチューブ19と同様の構成であり、光源用ボックス30内に、分離された冷気を送風できるものである。
これにより、光源用ボックス26内の温度を低くできるため、光源用ボックス26内の温度を直管形LEDランプ25の温度仕様以下に維持でき、直管形LEDランプ25の長寿命化が図れる。

0027

光源用ボックス26に設置されたガラス窓28の上方位置には、ガス吹付けノズル31が設けられている。なお、ガス吹付けノズル31は、吊持フレーム27に取付けた支持板31a上に水平配置された送風フード32の先端部に設けられ、この送風フード32の基側には、ファン(図示しない)から供給された空気(ガスの一例)を送風フード32へ送る空気供給手段33が設けられている。
この空気供給手段33は、ファンが設けられた主配管34と、送風フード32の基部に取付け固定されたヘッダー部35を有し、主配管34とヘッダー部35が複数(ここでは、主配管34とヘッダー部35の長手方向片側に3個ずつ、合計6個)の分配用配管36で接続されている。これにより、ファンから供給された空気が、主配管34から各分配用配管36へ略均等に送られ、更にヘッダー部35を介して送風フード32へ送られる。

0028

送風フード32は、その水平幅(水平方向の内幅)が、流体である空気の流れに沿って徐々に拡がる逆テーパ状となっている。
また、送風フード32は、その垂直幅(垂直方向(鉛直方向)の内幅)が、空気の流れに沿って徐々に狭まるテーパ状となっている。
この送風フード32の断面積は、空気の流れに沿って同一としているため、送風フード32内を流れる空気の圧損を低減できる。なお、空気の抵抗により送風フード32が変形することを防止するため、送風フード32内には2つのリブ37が設けられている。このリブは、送風フードの大きさ等に応じて、1つでもよく、また、3つ以上の複数でもよい。

0029

ガス吹付けノズル31には、下方へ向けてガスを吐出可能なスリット状(平面視して幅広長方形状)の吐出口38が設けられている。
このスリット状の吐出口38の隙間の内幅Sは、3mm以上10mm以下(更には、上限を7mm)にすることが好ましい。
また、ガス吹付けノズル31の先端には、下方へ向けて延びる吹付け方向制御板39が設けられている。この吹付け方向制御板39の下方への突出長さLは、10mm以上150mm以下程度である。
なお、吹付け方向制御板39は、鉛直方向に設けているが、ガス吹付けノズルに角度調整可能に取付けることもでき、また、例えば、突出長さLが異なる複数種類の吹付け方向制御板を予め用意し、必要に応じてガス吹付けノズルに取換え可能にすることもできる。

0030

上記した内幅Sと突出長さLは、例えば、以下の点等を考慮して設定するのがよい。
・移動機に設置された既設のファン(コンプレッサではない)を用いて、ガラス窓28に付着した粉塵等を除去可能な風速(例えば、7〜15m/秒程度)が、ガラス窓28の長手方向に渡って略均等に得られること。
・カメラフード16と光源用ボックス26のガラス窓28との間に位置するターゲット11に付着した粉塵等への影響を低減すること。
なお、ここでは、カメラフード16と光源用ボックス26のガラス窓28との距離は、250〜350mm(更には、下限が300mm)程度であり、移動機の走行の際に、その中間部辺りにターゲット11が位置するようになっている。

0031

以上の構成により、目標芯センサ装置10は、以下のように動作する。
直管形LEDランプ25が点灯した状態で、各炭化室に設置されたターゲット11が、直管形LEDランプ25とカメラ12の間に位置することで、ランプ25からターゲット11のスリット等を通過して出てくる光を、カメラ12で撮影できる。なお、撮影された画像は、カメラ12を接続した画像データ処理手段(図示しない)により処理される。
このとき、ガス吹付けノズル31(吐出口38)からは、ガラス窓28の表面に対し空気の吹付けが常時行われているため、ガラス窓28に付着した粉塵等を除去できる(ガラス窓28への粉塵等の付着も抑制できる)。また、ターゲット11への影響を極力低減できるため、ターゲット11に付着した粉塵等の飛散を抑制、更には防止できる。
従って、カメラ12の検出能力を、従来よりも向上できる。

0032

続いて、本発明の一実施の形態に係る目標芯センサ装置10を用いた移動機の操業方法について説明する。
まず、制御手段(図示しない)により、予め設定したプログラムに基づいて、移動機を自動走行させる。
これにより、移動機の走行の際に、各炭化室に設置されたターゲット11が、直管形LEDランプ25とカメラ12の間を通過する。また、直管形LEDランプ25は点灯した状態であるため、ランプ25からターゲット11のスリット等を通過して出てくる光は、ターゲット11がランプ25とカメラ12の間に位置した際に、カメラ12で撮影される。

0033

このとき、ガス吹付けノズル31(吐出口38)からは、ガラス窓28の表面に対して空気の吹付けが常時行われているため、ガラス窓28に付着した粉塵等を除去できる。また、これにより、ガス吹付けノズル31から吐出する空気のターゲット11への影響も極力低減できるため、ターゲット11に付着した粉塵等の飛散を抑制できる。
従って、カメラ12の検出能力が高められる。
なお、停止させる炭化室は、ターゲット11に形成されたバーコード情報に基づいて識別する。また、停止させる炭化室に対する移動機の位置決めは、ターゲット11の幅方向両端エッジ)の位置で決定する。

0034

上記した移動機の走行と停止を、予め設定したプログラムに基づいて、繰返し実施することで、ターゲット11に形成されたバーコード情報(移動機の停止位置)を高精度に識別でき、移動機を予め設定した位置に高精度に停止できる。

0035

次に、本発明の作用効果を確認するために行った実施例について説明する。
ここでは、実施例として、前記した目標芯センサ装置10を用いた(図1(A)、(B)、図2参照)。なお、ガス吹付けノズル31のスリット状の吐出口38の隙間の内幅Sを5mmとし、吐出口38の幅方向(移動機の走行方向)の内幅を1200mmとした。
一方、比較例として、従来の目標芯センサ装置を用いた。この目標芯センサ装置は、上記したガス吹付けノズル31とは異なる複数のガス供給ダクトを用い、カメラフードと光源用ボックスのガラス窓との間に形成される空間内に空気を吹込んで、陽圧状態とするものである。なお、空気の吹込み幅(移動機の走行方向の幅)は1000mm程度である。

0036

上記した実施例と比較例の各装置を使用し、同一構成のファンを用いて空気の吹込み量を同一にし、ガス吹付けノズル31とガス供給ダクトからそれぞれ吐出する空気の風速を測定した。この結果を、図3に示す。
図3に示すように、実施例の装置では、風速10(m/秒)程度の空気を、吐出口38の幅方向に渡って略均等に吐出できた。一方、比較例の装置では、空気の風速が5(m/秒)程度であった(既設エアパージ)。
従って、本発明の目標芯センサ装置を用いることで、簡単な構成で、ガラス窓に付着する粉塵を除去できるため、コークス炉における粉塵等の影響を低減して、移動機を高い精度で定位置に停止させることができる。

実施例

0037

以上、本発明を、実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。例えば、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組合せて本発明の目標芯センサ装置を構成する場合も本発明の権利範囲に含まれる。
前記実施の形態においては、光源として直管形LEDランプを使用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、蛍光灯を使用することもできる。なお、使用する照明器具設置温度環境に応じて、前記した断熱材や光源用ボルテックスチューブを用いなくてもよい。

0038

10:目標芯センサ装置、11:ターゲット、12:カメラ(撮像手段)、13:ベース架台、14:撮像用ボックス、15:開口部、16:カメラフード、17:冷却手段、18:ペルチェ素子、19:撮像用ボルテックスチューブ、20、21:ファン、22:冷気排出口、23:暖気排出口、24:配管、25:直管形LEDランプ(光源)、26:光源用ボックス、27:吊持フレーム、28:ガラス窓、29:枠、30:光源用ボルテックスチューブ、31:ガス吹付けノズル、31a:支持板、32:送風フード、33:空気供給手段、34:主配管、35:ヘッダー部、36:分配用配管、37:リブ、38:吐出口、39:吹付け方向制御板

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