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技術 洗車装置

出願人 エムケー精工株式会社
発明者 湯本康松村義郎市川大紀
出願日 2015年12月10日 (5年0ヶ月経過) 出願番号 2015-240820
公開日 2017年6月15日 (3年6ヶ月経過) 公開番号 2017-105326
状態 特許登録済
技術分野 洗車、保守、修理、アウトリガー
主要キーワード 充円錐ノズル 散布パイプ 両ボード 中心向き 扇形ノズル 空円錐ノズル シリアル伝送用 噴水口
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年6月15日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

本発明は、自動車の長さによる下部洗浄装置洗浄時間のバラツキをなくすことを課題とする。

解決手段

所定の停車位置停車させた自動車の下面以外の車体面を洗浄する門型洗車機1と、該自動車の下面を洗浄する下部洗浄装置3とを備えた洗車装置であって、門型洗車機は、自動車の長さ方向に移動自在に設けられ、移動に伴い自動車の車体面を洗浄する洗車処理装置と、少なくとも自動車の後端を検出する車形センサ20を備え、下部洗浄装置3は、停車位置の床面に設けられ、自動車の長さ方向に渡って複数に分割された洗浄範囲を有する洗浄ブロック3A〜3Dを備え、車形センサ20で検出する自動車の後端に応じて、下部洗浄装置3の作動する洗浄ブロック3A〜3Dを切り替えるとともに、門型洗車機1が自動車の後端から前端にかけて移動しながら車体面を洗浄する際の移動速度を切り替える制御手段を備えた。

概要

背景

自動車を所定の停車位置停車させ、上部洗浄装置と下部洗浄装置とで車体面洗浄を図る洗車装置として、本出願人は特許文献1を提案している。この特許文献1は、上部洗浄装置となる門型洗車機を自動車の長さ方向に往復走行させ、走行移動に伴い自動車の車体面を洗浄するとともに自動車の長さを検出し、検出した自動車の長さに合わせて下部洗浄装置の散水範囲を制限することで、下部洗浄装置からの洗浄水を無駄なく車体下面噴射させ、周囲への飛散を最小限に抑えるように構成されている。

この洗車装置では、上部洗浄装置が走行移動している間に、下部洗浄装置を作動させているので、上部洗浄装置の移動時間が下部洗浄装置の洗浄時間となる。上部洗浄装置の移動時間は、自動車の長さによって変化するので、結果的に車長の短い自動車は車長の長い自動車よりも下部洗浄装置の洗浄時間が短くなるという問題があった。

概要

本発明は、自動車の長さによる下部洗浄装置の洗浄時間のバラツキをなくすことを課題とする。 所定の停車位置に停車させた自動車の下面以外の車体面を洗浄する門型洗車機1と、該自動車の下面を洗浄する下部洗浄装置3とを備えた洗車装置であって、門型洗車機は、自動車の長さ方向に移動自在に設けられ、移動に伴い自動車の車体面を洗浄する洗車処理装置と、少なくとも自動車の後端を検出する車形センサ20を備え、下部洗浄装置3は、停車位置の床面に設けられ、自動車の長さ方向に渡って複数に分割された洗浄範囲を有する洗浄ブロック3A〜3Dを備え、車形センサ20で検出する自動車の後端に応じて、下部洗浄装置3の作動する洗浄ブロック3A〜3Dを切り替えるとともに、門型洗車機1が自動車の後端から前端にかけて移動しながら車体面を洗浄する際の移動速度を切り替える制御手段を備えた。

目的

本発明は、自動車の長さによる下部洗浄装置の洗浄時間のバラツキをなくすことを課題とする

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

所定の停車位置停車させた自動車の下面以外の車体面洗浄する上部洗浄装置と、該自動車の下面を洗浄する下部洗浄装置とを備えた洗車装置であって、前記上部洗浄装置は、自動車の長さ方向に移動自在に設けられ、移動に伴い自動車の車体面を洗浄する洗車処理装置と、少なくとも自動車の後端を検出する車端検出手段を備え、前記下部洗浄装置は、前記停車位置の床面に設けられ、自動車の長さ方向に渡って複数に分割された洗浄範囲を有する洗浄ブロックを備え、前記車端検出手段で検出する自動車の後端に応じて、下部洗浄装置の作動する洗浄ブロックを切り替えるとともに、上部洗浄装置が自動車の後端から前端にかけて移動しながら車体面を洗浄する際の移動速度を切り替える制御手段を備えたことを特徴とする洗車装置。

技術分野

0001

本発明は、所定の停車位置停車させた自動車洗浄する洗車装置に関し、特に車体下面を洗浄する下部洗浄装置を備えた洗車装置に関する。

背景技術

0002

自動車を所定の停車位置に停車させ、上部洗浄装置と下部洗浄装置とで車体面の洗浄を図る洗車装置として、本出願人は特許文献1を提案している。この特許文献1は、上部洗浄装置となる門型洗車機を自動車の長さ方向に往復走行させ、走行移動に伴い自動車の車体面を洗浄するとともに自動車の長さを検出し、検出した自動車の長さに合わせて下部洗浄装置の散水範囲を制限することで、下部洗浄装置からの洗浄水を無駄なく車体下面に噴射させ、周囲への飛散を最小限に抑えるように構成されている。

0003

この洗車装置では、上部洗浄装置が走行移動している間に、下部洗浄装置を作動させているので、上部洗浄装置の移動時間が下部洗浄装置の洗浄時間となる。上部洗浄装置の移動時間は、自動車の長さによって変化するので、結果的に車長の短い自動車は車長の長い自動車よりも下部洗浄装置の洗浄時間が短くなるという問題があった。

先行技術

0004

特願2014−192394号

発明が解決しようとする課題

0005

そこで本発明は、自動車の長さによる下部洗浄装置の洗浄時間のバラツキをなくすことを課題とするものである。

課題を解決するための手段

0006

本発明は上記課題を解決するため、所定の停車位置に停車させた自動車の下面以外の車体面を洗浄する上部洗浄装置と、該自動車の下面を洗浄する下部洗浄装置とを備えた洗車装置であって、上部洗浄装置は、自動車の長さ方向に移動自在に設けられ、移動に伴い自動車の車体面を洗浄する洗車処理装置と、少なくとも自動車の後端を検出する車端検出手段を備え、下部洗浄装置は、停車位置の床面に設けられ、自動車の長さ方向に渡って複数に分割された洗浄範囲を有する洗浄ブロックを備え、車端検出手段で検出する自動車の後端に応じて、下部洗浄装置の作動する洗浄ブロックを切り替えるとともに、上部洗浄装置が自動車の後端から前端にかけて移動しながら車体面を洗浄する際の移動速度を切り替える制御手段を備えた。

発明の効果

0007

本発明によれば、自動車の長さに応じて移動速度を変え、基準となる車長よりも長い自動車の場合、上部洗浄装置の移動速度を高速にし、基準となる車長よりも短い自動車の場合、上部洗浄装置の移動速度を低速にして下部洗浄装置の洗浄時間のバラツキをなくことができる。

図面の簡単な説明

0008

本発明の洗車装置を示す平面図である。
本発明の洗車装置を示す側面図である。
本発明の下部洗浄装置を示す説明図である。
本発明の制御系を示すブロック図である。
本発明の下部洗浄装置における洗浄動作を示す説明図である。
本発明の門型洗車機の復行における洗浄動作を示す説明図である。

発明を実施するための最良の形態

0009

以下、本発明の実施態様について図面を基に説明する。
図1は洗車装置の平面図、図2は側面図である。尚、以下の説明を簡便化するため、図中のレイアウトにより各所の位置関係を定義する。
この洗車装置は、洗車スペースAの床面に敷設された2本の走行レール2R・2Lに沿って往復走行する門型洗車機1と、走行レール2R・2Lの内側に当たる洗車スペースAの床面に走行レール2R・2Lと平行に敷設された下部洗浄装置3とから構成されている。

0010

洗車スペースAにおける走行レール2R・2Lと下部洗浄装置3の間の床面には、自動車を停車位置に案内するための案内レール4R・4Lが敷設され、案内レール4R・4Lの入車側端部にはハ字状拡開したガイドパイプ5R・5Lが設けられ、他端には自動車の停車目安となるタイヤ置板6R・6Lが設けられている。

0011

門型洗車機1は、停車位置に停車した自動車を跨ぐようにアーチ状に形成されたフレーム8を正逆転可能な走行モータ9で駆動し、走行レール2Rの前端及び後端の近傍に設けられたドッグ10a・10bに走行スイッチ11が接触することで与えられる前進限と後進限との範囲で往復走行する。フレーム8は、洗車処理装置を備え、フレーム8の走行に伴って車体面に水・洗剤ワックス等を散布しながらブラッシングする洗浄処理と、車体面に高圧空気を吹き付けて水滴を除去する乾燥処理を行う。また、フレーム8内には、フレーム8の走行位置を検出する走行位置検出装置と、自動車の上面位置を検出する車体検出装置とが備えられ、洗車する自動車を認識し、洗車処理装置を作用させる。

0012

洗車処理装置は、洗浄ブラシ乾燥ノズル・散液パイプとから構成されている。洗浄ブラシは、車体上面に沿って昇降し同上面をブラッシングするトップブラシ12と、車体に幅方向に対して接離(開閉)動作し車体の前後面および側面をブラッシングする左右一対サイドブラシ13R・13Lとからなる。乾燥ノズルは、車体上面に沿って昇降し同上面に高圧空気を吹き付けるトップノズル14と、車体側面に高圧空気を吹き付ける左右一対のサイドノズル15R・15Lとからなる。散液パイプは、フレーム6と同じアーチ状に形成され、水とシャンプーを選択的に散布するシャンプー散布パイプ16と、水とワックスと撥水剤を選択的に散布するワックス散布パイプ17と、水を散布する水散布パイプ18からなる。

0013

走行位置検出装置は、走行モータ9の出力軸連係されてフレーム8が単位距離走行する毎にパルス出力する走行エンコーダ19を備え、そのパルス信号カウントすることでフレーム8の走行位置を検知する。車体検出装置は、フレーム8の前側に設けられて複数の発光素子を上下に配列させた発光部と、これに対向して複数の受光素子を上下に配列した受光部とからなる車形ユニット20を備え、両者間で光信号赤外光)の授受を行い車体の上面位置を検知する。

0014

これら各装備は、フレーム8の前方から、車形ユニット20・シャンプー散布パイプ16・トップブラシ12・ワックス散布パイプ17・サイドブラシ13・水散布パイプ18・トップノズル14・サイドノズル15の順に配置されている。その他、フレーム8には、前面に自動車が停止位置に停車したことを検出する光電スイッチ21を備え、サイドノズル15より後部に自動車が退車したことを検出する光電スイッチ22を備え、後面にフレーム8後方物体を検出するエリアセンサ23を備えている。光電スイッチ21・22は、発光部と受光部を車幅方向に対向させて光軸を形成し、その光軸の透光遮光によって車体の有無を検出するもので、入車側の光電スイッチ21は、フレーム8の前面から取付アームにより前方に突出させた状態で取り付けられ、車形ユニット20が透光し、光電スイッチ21が遮光する状態を自動車の停車位置として出力する。エリアセンサ23は、照射した赤外光の反射波を検知して物体の有無を検出するもので、フレーム8が後退する際にその進行方向に退出中の自動車や人等の存在を出力する。

0015

下部洗浄装置3は、図3に示すように、軽自動車クラス(車長4.0m未満)までの車体下部に散水する洗浄ブロック3Aと、小型車クラス(車長4.5m未満)の後方下部に散水する洗浄プロック3Bと、中型車クラス(車長5.0m未満)の後方下部に散水する洗浄プロック3Cと、大型車クラス(車長5.5m未満)の後方下部に散水する洗浄ブロック3Dとから構成され、車形ユニット20と光電スイッチ21で与えられる停車位置に停車した自動車の下面に対して洗浄水を噴射するとともに、自動車の端部位置に応じて噴射する洗浄ブロックを切り替える。

0016

洗浄ブロック3Aは、左右一対の散水パイプ24La・24Raを備え、両散水パイプ24La・24Raが高圧ホース25aによって直線的に連結されている。その他の洗浄ブロック3B〜3Dも同様に、それぞれ左右一対の散水パイプ24Lb・24Rb〜24Ld〜24Rdを備えており、両散水パイプ24Lb・24Rb〜24Ld〜24Rdが高圧ホース25b〜25dによって直線的に連結されている。

0017

各散水パイプ24La・24Ra〜24Ld〜24Rdは、管路上に複数の噴射ノズル26を設けており、図中の実施態様では洗浄ブロック3Aの散水パイプ24La・24Raに各7個、洗浄ブロック3Bの散水パイプ24Lb・24Rb、洗浄ブロック3Cの散水パイプ24Lc・24Rc、洗浄ブロック3Dの散水パイプ24Ld・24Rdに各2個、左右計26個取り付けられている。各噴射ノズル26は、いずれも噴射口から扇状拡散洗浄面に直線状の噴射パターンを与える扇形ノズルを採用している。

0018

左右の散水パイプ24La・24Ra〜24Ld〜24Rd及び高圧ホース25a〜25dの上面は、保護カバー27によって覆われている。保護カバー27は、床面への取付フランジを有する断面凸状をなし、各散水パイプの噴射ノズル26と対面する位置に噴水口28を開口し、内面補強板29が取り付けられ、自動車で踏みつけても変形・破損しないように補強されている。

0019

各高圧ホース25a〜25dは、洗浄ブロック3A右側の保護カバー27から取り出され、それぞれ電磁弁30a〜30dを介して分岐管31に接続されている。分岐管31は、給水ホース32を通じて貯水タンク33に備えた高圧ポンプ34に接続されている。これにより、洗浄ブロック3Aの散水パイプ24La・24Raには、高圧ポンプ34を駆動して電磁弁30aを開放することで、高圧ホース25aを通じて給水されることになる。同様に、電磁弁30b〜30dを開閉し、高圧ホース25b〜25dを通じて洗浄ブロック3B〜3Dの散水パイプ24Lb・24Rb〜24Ld〜24Rdに給水される。

0020

複数の噴射ノズル26のうち、洗浄ブロック3Aの散水パイプ24La・24Ra前部に位置する噴射ノズル26-1は、その噴射口を垂直上向きに対して自動車内側に所定角度傾斜させ、且つ自動車後側に所定角度傾斜させ、自動車下面に噴射したときの直線状の噴射パターンが、自動車中心向きで且つ自動車の後向きになるように調整されている。

0021

また、洗浄ブロック3Bの散水パイプ24Lb・24Rb後部に位置する噴射ノズル26-8と、洗浄ブロック3Cの散水パイプ24Lc・24Rc後部に位置する噴射ノズル26-11と、洗浄ブロック3Dの散水パイプ24Ld・24Rd後部に位置する噴射ノズル26-13は、その噴射口を垂直上向きに対して自動車内側に所定角度傾斜させ、且つ自動車前側に所定角度傾斜させ、自動車下面に噴射したときの直線状の噴射パターンが、自動車中心向きで且つ自動車の前向きになるように調整されている。

0022

それ以外の噴射ノズル26は、その噴射口を垂直上向きに対して自動車外側に所定角度傾斜させ、且つ自動車前側に傾斜させ、自動車下面に噴射されたときの直線状の噴射パターンが、自動車外向きで且つ自動車前向きになるように調整されている。

0023

洗車装置のその他の装備について説明する。
35は洗車受付装置で、洗車スペースの入場口手前に設置され、前面に備えられる受付操作パネルにより洗車料金洗車内容選択入力等を行う。36はゲート装置で、洗車スペースの入場口に設置され、洗車スペースに対する自動車の進入禁止許可する。37は案内表示器で、洗車スペースの退場口後方に設置され、洗車受付時には自動車の入場誘導し、洗車中には洗車動作進行状況等を表示し、洗車終了時には自動車の退場を案内する。

0024

このような構成により、フレーム8がドッグ10aによって与えられる走行レール2後端の待機位置から洗車を開始し、フレーム8の1往復に伴い洗浄ブラシによる洗浄処理を行い、フレーム8の1往行に伴い乾燥ノズルによる乾燥処理を行う1.5往復洗車が可能になる。洗浄処理中は、フレーム8の往行で自動車の形状を検出していき、検出される車形に基づいて洗浄ブラシの動作が制御され、フレーム8の復行では検出された車形に基づいて下部洗浄装置3による下部洗浄も実行される。洗車終了後は、ドッグ10bによって与えられるレール2前端部の終了位置で洗車が終了し、自動車の退出待ちとなる。洗車を受ける自動車は、ガイドパイプ5R・5Lから案内レール4R・4Lに沿って進入し、タイヤ載置板6R・6Lを目安にしながら車形ユニット20と光電スイッチ21で与える停車位置に停車して洗車を受け、洗車が終了すると洗車スペースの退場口から前進で退場する。すなわち、洗車機利用客が自動車に乗ったまま洗車を受けて通り抜ける、いわゆるドライブスルー形式による洗車を可能にしている。尚、洗車コースとしてはフレーム8の2.5往復や3.5往復に伴い、コーティング処理水垢処理などの処理を行う付加価値の高い洗車動作をさせることもできる。

0025

図4は洗車装置の制御系を示すブロック図である。
38は門型洗車機1に内蔵される洗車制御ボード、39は洗車受付装置35に内蔵される受付制御ボードで、いずれもマイクロコンピュータを備えており、両ボードシリアル伝送用ケーブル40で接続されている。

0026

洗車制御ボード38は、走行スイッチ11・走行エンコーダ19・車形ユニット20・光電スイッチ21・22・エリアセンサ23が接続されるとともに、洗車駆動部41を介して走行モータ9・トップブラシ12・サイドブラシ13R・13L・トップノズル14・サイドノズル15R・15L・電磁弁30a〜30d・高圧ポンプ34が接続されており、伝送ケーブル40を介して受付制御ボード39より伝送される洗車要求信号に基づき、接続される各要素の動作を制御する。この洗車制御ボード38では、走行エンコーダ19からのパルス出力に同期して車形ユニット20から車体の上面位置を検出して自動車の上面輪郭データを作成するとともに、作成した上面輪郭データから車体前後端・ルーフ位置装備品といった自動車の特徴点を抽出し、門型洗車機1の各ブラシとブロワノズルの制御と、下部洗浄装置3のポンプの制御を行う。

0027

受付制御ボード39は、ゲート装置36・案内表示器37・受付操作パネル42が接続され、受付操作パネル42からの洗車料金やメニュー選択を受付可能とし、受け付けた内容に基づいて洗車制御ボード38へ洗車要求信号を出力する。受付操作パネル42は、現金プリペイドカードにより洗車料金を受け付ける料金受付部43と、車種・洗車コース等の洗車メニューを選択するメニューキー44と、洗車のトッピングを指定するトッピングキー45と、自動車の突起物を指定する突起物キー46と、指定した洗車メニューを決定する決定キー47と、指定した洗車メニューを取り消す取消キー48と、受付操作パネル42における操作案内や洗車スペースへの入場案内等を音声で行う音声ガイド部49とを備えている。

0028

案内表示器37は、洗車スペースの入場口から入場する自動車が視認でき、しかも洗車後の退出時に邪魔にならないよう洗車スペースの退場口よりも後方に設置されるものであるが、自動車入場時及び洗車中には表示器を自動車退出路に位置させて洗車中の自動車の運転席から視認しやすいようにし、自動車退出時には表示器を自動車退出路から退避させるよう揺動式にしてもよい。これにより、洗車場がどのようなレイアウトであっても、効果的に実施できるものである。

0029

以下、このように構成する本発明の洗車装置の動作について説明する。
まず、受付制御ボード39において、任意の手段により自動車の入車を検出すると、音声ガイド部49から所定のアナウンスを出力して洗車受付状態となる。利用者により、受付操作パネル42での洗車メニュー・トッピング・突起物の指定、料金精算が正しく行われると洗車受付完了となり、洗車制御ボード38へ洗車要求信号を出力する。

0030

洗車制御ボード38では、受付制御ボード39から洗車要求信号が入力されると、ゲート装置36を開放して洗車スペースAへの入場を許可するとともに、案内表示器37に前進を促す案内表示を行う。ドライバーは、この案内表示器37の案内に従って、自動車を案内レール4R・4Lに沿って入場させていき、タイヤ載置板6R・6Lを目安に停車させる。ドッグ10aで与えるレール後端の洗車開始位置に待機中のフレーム8で光電スイッチ21が透光から遮光に転じたことを確認すると、ゲート装置36を閉じて後続車両が洗車スペースAに進入することを禁止するとともに、案内表示器37に停止を促す案内表示を行う。

0031

光電スイッチ21が遮光した状態が所定時間継続すると、自動車が停止位置に停車したと判断し、案内表示器37に洗車開始の案内を表示し、選択した洗車メニューに沿って洗車を実行する。尚、所定時間経過する前に、光電スイッチ21が透光になると、案内表示器37に前進を促す案内表示を行い、車形ユニット20が遮光となると、案内表示器37に後進を促す表示を行う。すなわち、洗車機の手前にある光電スイッチ21が遮光、洗車機内にある車形ユニット20が透光の状態が所定時間継続することで自動車の停車が確定する。

0032

洗車が開始すると、フレーム8の前進に伴う第1往工程で走行位置検出装置と車形検出装置によりフレーム8の走行位置と自動車の上面輪郭データの作成を行い、各ブラシを制御して車体のブラッシング洗浄を行う。この後、フレーム8の後進に伴う第1復工程で再度ブラッシング洗浄を行い、フレーム8の再前進に伴う第2往工程で各ノズルを制御して車体のブロワ乾燥を行う。こうして、フレーム8がドッグ10bで与えるレール前端の洗車終了位置まで走行して洗車は終了となる。

0033

洗車が終了すると、案内表示器37に退場を促す表示を行い、光電スイッチ22が遮光から透光に転ずると、所定時間経過後にフレーム8を後退して開始位置へ復帰させる。フレーム8の後退中にエリアセンサ23が検出状態となれば、退車中の自動車等の障害物がある判断してフレーム8の走行を停止する。エリアセンサ23が非検出となれば、フレーム8の後退を再開し、フレーム8がレール後端の洗車開始位置まで復帰すれば、フレーム8の走行を停止して次の洗車待ちとなる。

0034

続いて、トッピングに車体下部洗浄が設定されている場合について説明する。
車体下部洗浄は、第1往工程で検出される自動車の前端位置及び後端位置に基づいて、フレーム8の後進に伴う第1復工程で実行される。第1復工程が開始すると、門型洗車機1ではトップブラシ12・サイドブラシ13を作動してブラッシング洗浄を行い、下部洗浄装置3では高圧ポンプ34を作動して洗浄水を車体下面に噴射するジェット洗浄を行う。このとき、第1往工程で検出された車体後端位置に基づいて電磁弁30a〜30dを選択的に作動する。

0035

すなわち、図5に示すように、検出した車体後端位置が洗浄ブロック3Bにあれば電磁弁30a・30bを交互に開放して洗浄ブロック3A・3Bから車体下面に洗浄水を噴射する(a)。検出した車体後端位置が洗浄ブロック3Cにあれば電磁弁30a・30b・30cを順番に開閉して洗浄ブロック3A・3B・3Cから順番に車体下面に洗浄水を噴射する(b)。検出した車体後端位置が洗浄ブロック3Dにあれば電磁弁30a〜30dを順番に開閉して洗浄ブロック3A〜3Dから順番に車体下面に洗浄水を噴射する(c)。

0036

さて、この洗車装置では、前述したように、第1往工程で車形検出とブラッシング洗浄、第1復工程でブラッシング洗浄と下部洗浄、第2往工程でブロワ乾燥を行っている。このとき、第1往工程でのブラッシング洗浄は、サイドブラシ13が車体後端を洗浄した位置で終了するため、第1復工程が開始されるときのフレーム8の位置は、洗浄する自動車の長さによって変化することになる。第1復工程での下部洗浄は、フレーム8が復行開始位置からレール後端位置まで復行する間に実行されるので、自動車の長さによって洗浄時間が変わってしまい、洗浄効果にバラツキが生じる。

0037

本発明は、フレーム8の復行開始位置、つまり車体後端位置に応じて第1復行時のフレーム8の走行速度を変え、車長に関係なく第1復行の動作時間を均一化を図っている。すなわち、図6に示すように、車体後端位置が洗浄ブロック3Bにあれば、フレーム8を低速で走行して復工程を実行し(a)、車体後端位置が洗浄ブロック3Cにあれば、フレーム8を中速で走行して復工程を実行し(b)、車体後端位置が洗浄ブロック3Dにあれば、フレーム8を高速で走行して復工程を実行する(c)。これにより、下部洗浄時間は、車長に関係なく均一となる。

0038

実際の洗車では、ブラシの回転方向を変えたり、ドアミラーを回避する等の動作が入るため、復工程の間、フレーム8が一定速度で走行することはないが、フレーム8が復行開始位置からレール後端位置まで走行する時間を同じにすることで、車長に関係なく復工程の実行時間が決定され、それに付随して実行される下部洗浄が均一化される。

0039

尚、本発明は上記した実施態様では、往工程で検出した車体後端に基づいて復工程で下部洗浄を行っているが、往工程から下部洗浄を実行することも可能である。例えば、洗浄ブロック3Aを最小の車長に合わせて設け、往行開始と同時に、洗浄ブロック3Aから散水を行う。フレーム8の往行に伴い、洗浄ブロック3Bの位置まで車体後端を検出しなければ、洗浄ブロック3Bを作動し、以後、車体後端位置に応じて、洗浄ブロック3C及び洗浄ブロック3Dを作動させていくこともできる。この場合、車体下面の洗浄ムラを極力小さくするため、各洗浄ブロックを独立して作動させるようにし、例えば洗浄ブロック3Bを作動させるとき、洗浄ブロック3Aからの散水は停止するように電磁弁を制御する。

0040

門型洗車機に関して言えば、ブラシ装置を備えず車体を高圧スプレー等で洗浄するタイプの洗車機でも良いし、ドライブスルー方式ではなく、サービスマンが洗車を行うタイプの洗車機でも良い。また、停車位置に停止した車体の後端を別置の検出装置で検出し、下部洗浄装置のみで使用することもできる。

0041

下部洗浄装置に関して言えば、噴射ノズルの数や噴射方向も上記実施態様に限定されるものではなく、適宜設定できるし、噴射ノズルをエアシリンダリンクロッドを用いた首振り機構により首振り自在に形成することも可能である。また、散水パイプの区分け数も特に限定はなく、車長方向ではなく車幅方向に延在させて配置しても良い。更に、各散水パイプへの給水切替を電磁弁で行っているが、それぞれに給水ポンプを設け、ポンプのON/OFFによって給水切替を行っても良い。

0042

噴射ノズルは、扇形ノズルの他に、噴射口から円錐状に拡散し洗浄面に円状の噴射パターンを与える空円錐ノズルや、噴射口から円錐状に拡散し洗浄面に充円状の噴射パターンを与える充円錐ノズルを採用することができる。また、噴射ノズルを設けずに、散水パイプに噴射口を開口したものでも良い。更に、散水パイプは、床面上に敷設しているが、床面の溝部に埋設させても良い。

0043

1門型洗車機(上部洗浄装置)
3 下部洗浄装置
3A〜3D洗浄ブロック
20車形ユニット(車端検出手段)
21光電スイッチ
24散水パイプ
25高圧ホース
26噴射ノズル
30電磁弁
34 高圧ポンプ

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